JP2004216973A - スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が複雑でなく、製造コストを抑制でき、車載用電子機器の配置方向が変化し難いスタンドを提供する。
【解決手段】第2ベース12は、孔縁4dを外向きに折り曲げ加工して形成される外側尖形部13aと、孔縁4dを内向きに折り曲げ加工して形成される内側尖形部13bとを備えて構成される。第2スタンド11では、外側尖形部13aが硬質ゴムからなる可動板5の凹部5bに食い込む状態となり、また、内側尖形部13bが軟質樹脂材料からなる固定板6の凸部6aに食い込む状態となるため、第2ベース12と可動板5との間、および第2ベース12と固定板6との間に発生する摩擦力がそれぞれ増大する。よって、第2スタンド11によれば、第2ベース12と可動板5との相対位置が変化し難くなり、外力が印加された場合でも、可動板5に取り付けられる車載用電子機器の配置方向を一定に維持できる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動料金収受システム等の車載用電子機器の配置方向を固定するためのスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車載用電子機器のスタンドは、さまざまな形状を持った車のダッシュボードに取り付けるにあたり、当該スタンドの支持具が電子機器を水平に保つように、任意の方向への傾倒並びに回転が自在な支持体が必要であった。例えば、従来のスタンドでは周知の自由雲台と称されるものが用いられる場合が多かった(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図13に、従来例としての従来型スタンド101の側面図(図13(a))、および正面図(図13(b))を示す。
図13において、従来型スタンド101の支持具50は、基体51と、支持体52とから構成されており、基体51の内部は、上方部を半球状に形成した中空部51aが形成されると共に、基体51の一部に切り欠き部51bを備えている。支持体52の一端には球状体52aが設けられており、球状体52aは、基体51の中空部51aに収められるとともに、支持体52の支持腕52bは基体51の切り欠き部51bに挿通されている。固定用ネジ53は、基体51に対する支持体52の固定用のネジを示す。
【0004】
また、前記支持体52の自由端には電子機器取付部材52cを備えており、ディスプレイ等の電子機器を取り付け可能に構成されている。このように、支持具50は基体51に対して任意の方向への傾倒並びに回転が自在な支持体52を備えているため、電子機器をダッシュボードに取り付ける際に、ダッシュボードの場所に応じて電子機器の取付位置を自在に調整できた。
【0005】
尚、スタンドに取り付けられる電子機器の例としては、例えば、自動料金収受システム(ETCシステム:Electronic Toll Collection システムの略。以下、ETCと呼ぶ)用車載器等がある。
【0006】
【特許文献1】
特許第3185119号公報(図2、段落番号[0011])
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の車載用電子機器の従来型スタンド101によると、長尺状の支持体52が必要であったり、支持体52の先端部の球状体52aを包み込むように前記基体51の内部を形成する必要があったりと、支持具50を構成する部材が多く、構造が複雑に成るという問題がある。また、従来の車載用電子機器の従来型スタンド101は、支持具50の高さ寸法が高くなり、搭載する電子機器による力のモーメントが大きくなるため、この力のモーメントに耐えられるように、長尺状の支持体52を強固に構成する必要が生じ、コストアップの要因となっていた。
【0008】
さらに、車両の振動などにより車載用電子機器に外力が加わった際に、基体51と支持体52との相対位置がずれてしまい、車載用電子機器の配置方向(方位角や仰角など)が変化してしまうという問題がある。特に、ETC車載器は、配置方向が変化することで路側機器との電波の送受信が不良となる虞がある。
【0009】
本発明は、こうした問題点に鑑みなされたものであり、構造が複雑でなく、製造コストを抑制でき、車載用電子機器の配置方向が変化し難いスタンドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、連結手段により可動部材と固定部材とが連結されており、可動部材の凹部と固定部材の凸部との間でベース部材の透孔の孔縁を挟持することで、可動部材の機器取付部に取り付けられる車両用電子機器の配置方向を固定するスタンドであって、べース部材の孔縁の外表面、ベース部材の孔縁の内表面、可動部材の凹部の表面、固定部材の凸部の表面のうち、少なくとも1つに突起部または粗面部が形成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明のスタンドは、各部材が互いに当接する部分のうち少なくとも1つに突起部または粗面部が設けられることで、当接部分において各部材間に生じる摩擦力が増大することから、外力が印加された場合であっても各部材の相対位置が変化し難くなる。これにより、ベース部材と可動部材との相対位置が変化し難くなり、可動部材に取り付けられた車載用電子機器の配置方向が変化し難くなる。
【0012】
また、本スタンドは、支持体の端部に形成される球状体を基体が包み込むという従来のスタンドのような複雑な構造ではなく、車両に接合されるベース部材を可動部材と固定部材との間で挟持することで車載用電子機器の配置方向を固定するという簡単な構造である。本スタンドは、このように簡単な構造であることから、各部材の製造工程および各部材の組みつけ工程における作業の煩雑さを解消でき、製造コストを抑制することができる。
【0013】
なお、スタンドのうち、ベース部材は、下端が開口した中空の略半球状の本体部を有し、車両の取付位置に接合される接合部が本体部の開口した下端部から周方向外向きに延設され、本体部の上端側に透孔が穿設されている。可動部材は、車載用電子機器を取り付けるための機器取付部を有し、ベース部材の透孔の径より大きくかつ透孔の孔縁の外表面形状に対応する形状の凹部を有している。固定部材は、ベース部材の透孔の径より大きくかつ透孔の孔縁の内表面形状に対応する形状の凸部を有している。連結手段は、ベース部材の透孔の径よりも軸径寸法が小さい長軸状に形成され、一端が透孔の孔縁の外表面に当接する可動部材に接続され、他端が透孔の孔縁の内表面に当接する固定部材に接続されて、ベース部材の透孔に挿通された状態で可動部材と固定部材とを連結する。
【0014】
なお、可動部材の凹部を、略半球状に形成されたベース部材の表面(透孔の孔縁の外表面)に沿って移動させることで、可動部材の配置方向(換言すれば、車載用電子機器の配置方向)を任意に変更・設定することができる。そして、可動部材の配置方向を目標とする配置方向に設定した後、連結手段により連結された可動部材と固定部材とによる挟持力を増大させ、ベース部材と可動部材との相対位置を固定することで、車載用電子機器の配置方向を目標方向に固定することができる。
【0015】
よって、本発明のスタンドによれば、構造が簡単であり複雑な構造でないことから製造コストを抑制することができ、また、各部材間の摩擦力を増大できるため、車載用電子機器の配置方向が変化し難くなる。
【0016】
次に、上述(請求項1)のスタンドは、請求項2に記載のように、突起部または粗面部が、各部材を製造するための加工作業時に同時に形成される加工時形成部であるとよい。
このようにして突起部または粗面部を形成することで、各部材(ベース部材、可動部材、固定部材)を製造するための加工作業とは別に突起部または粗面部の形成作業を実施する場合に比べて、作業工数を減少させることができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0017】
なお、各部材の加工作業と同時に形成される突起部としては、例えば、請求項3に記載のように、ベース部材の本体部に貫通穴を穿設する際に貫通穴の端部に形成されるバリ部、または、ベース部材をプレス加工する際に透孔の孔縁に形成される尖形部(ツメ状部)などが挙げられる。また、バリ部としては、例えば、ベース部材の本体部における透孔の穿設作業時に孔縁に形成されるバリ部が挙げられる。
このようなバリ部または尖形部のいずれかが突起部として備えられるスタンドは、作業工数を減少させることができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0018】
次に、突起部または粗面部は、請求項4に記載のように、網目状に形成されているとよい。
突起部または粗面部が網目状に形成されることで、突起部または粗面部は複数箇所に形成されることになり、形成箇所が1箇所である場合に比べて、各部材の間に生じる摩擦力をさらに増大させることができる。
【0019】
また、粗面部は、例えば、請求項5に記載のように、紙ヤスリの最小表面粗度以下の表面粗度であるとよい。
紙ヤスリには様々な種類があり、番号によって表面粗度が異なるが、粗面部の表面粗度が紙ヤスリの中で最小である表面粗度と同等の粗度であれば、ベース部材と可動部材との相対位置が変化しない大きさの摩擦力を各部材間に発生させることができる。
【0020】
なお、粗面部は、例えば、粒状物を各部材の表面に付着させることで形成することができ、粒状物の大きさや付着個数を調整することで、粗面部の表面粗度を任意に設定することができる。
よって、本発明(請求項5)のスタンドによれば、ベース部材と可動部材との相対位置が変化するのを防止でき、車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0021】
次に、スタンドは、請求項6または請求項7のように、可動部材または固定部材の少なくとも一方が、硬質ゴムまたは軟質樹脂で形成されているとよい。
つまり、硬質ゴムや軟質樹脂は表面摩擦係数が大きいことから、突起部または粗面部を備えないスタンドにおいても、ベース部材と硬質ゴムまたは軟質樹脂で形成された部材(可動部材または固定部材)との間に生じる摩擦力が大きくなり、各部材の相対位置が変化し難くなる。
【0022】
また、硬質ゴムや軟質樹脂は、外力の印加により表面形状が変形する性質を有しており、これらの材質で形成された可動部材または固定部材は、突起部または粗面部が形成されたベース部材と当接する場合には、ベース部材に形成された突起部または粗面部の形状に応じて表面形状が変形する。これにより、可動部材または固定部材の表面に対して、突起部または粗面部が食い込む状態(僅かに入り込む状態)となり、各部材の相対位置が変化するのを抑制する力がさらに増大することになる。
【0023】
よって、本発明のスタンドによれば、ベース部材と可動部材との相対位置が変化するのを更に抑制することができ、より大きな外力が印加された場合であっても、車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0024】
なお、可動部材または固定部材を軟質ゴムで形成した場合には、突起部または粗面部が各部材の表面に食い込むものの、各部材の変形度合いが大きいため、各部材の弾性変形に伴って、車載用電子機器の配置方向が変化する虞がある。
【0025】
そのため、請求項6または請求項7に記載のスタンドにおいては、請求項8に記載のように、硬質ゴムが、硬度が90度以上であるとよい。
これにより、硬質ゴムからなる部材自体が変形することで、可動部材の配置方向が変化するのを抑制でき、車載用電子機器の配置方向が変化するのを防止することができる。
【0026】
また、スタンドは、請求項9または請求項10に記載のように、べース部材と可動部材との間、またはべース部材と固定部材との間の少なくとも一方に配置される滑り防止部材を備え、滑り防止部材は、自身と各部材との間に生じる摩擦力が、各部材が滑り防止部材を介さず直接当接する際に各部材間に生じる摩擦力よりも大きい部材で構成されているとよい。
【0027】
このように滑り防止部材を備えることで、各部材間に生じる摩擦力を増大することができ、ベース部材と可動部材との相対位置が変化し難くなり、より大きな外力が印加された場合であっても、車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0028】
また、滑り防止部材が突起部または粗面部と当接する場合には、各部材の相対位置が変化するのを抑制する力が増大することから、滑り防止部材と突起部または粗面部を備えるスタンドは、ベース部材と可動部材との相対位置が更に変化し難くなる。
【0029】
なお、滑り防止部材は、例えば、請求項11に記載のように、歯形ワッシャで構成することができる。
歯形ワッシャは、略環状のワッシャ本体部の周方向端部から放射状に延設される複数の歯状部を備えると共に、各歯状部がワッシャ本体部の厚さ方向に変位する状態で構成されている。そして、各部材の間に歯形ワッシャが配置されると、歯状部が各部材の表面に押し付けられて各部材の表面が歯状部の形状に応じて変形することで、歯状部が各部材の表面から内部に食い込む状態となる。このため、歯形ワッシャを部材間に配置することで、各部材の相対位置が変化するのを抑制する力がさらに増大することになる。
【0030】
また、滑り防止部材は、例えば、請求項12に記載のように、両面ヤスリで構成することができる。
両面ヤスリと各部材との間に生じる摩擦力は、各部材が直接当接する際に生じる摩擦力よりも大きくなることから、滑り防止部材として用いることができる。なお、両面ヤスリと各部材との間に生じる摩擦力は、使用する両面ヤスリの種類(表面粗度)を適宜選択することで、任意に設定することができる。
【0031】
さらに、滑り防止部材は、例えば、請求項13に記載のように、硬質ゴムで形成することができる。
上述したように、硬質ゴムは表面摩擦係数が大きいことから、硬質ゴムで形成された滑り防止部材と各部材との間に生じる摩擦力は、各部材が直接当接する際に生じる摩擦力よりも大きくなる。このため、硬質ゴムで形成される滑り防止部材を部材間に配置することで、各部材の相対位置が変化するのを抑制する力をさらに増大させることができる。
【0032】
次に、スタンドは、請求項14または請求項15に記載のように、接合部が、複数の舌片を備えて構成されているとよい。
このように、接合部が複数の舌片から構成される場合には、ベース部材を接合する接合位置の形状(車両等のダッシュボードの形状)に応じて、複数の舌片をそれぞれ変形させることで、各舌片を接合位置に密着させることができる。これにより、多様な形状の接合位置に応じて接合部を適切な形状に設定することができ、ベース部材を接合位置に確実に接合できることから、車両等のダッシュボードの形状に合わせて取り付けが容易な車載用電子機器のスタンドを提供できる。
【0033】
また、スタンドは、請求項16または請求項17に記載のように、車載用電子機器に形成された機器側係合部と係合可能な形状に形成された可動部側係合部が、可動部材に備えられるとよい。
このような可動部側係合部を備える可動部材を用いることで、他の取付用部材を用いることなく、機器側係合部と可動部側係合部とを係合することにより、車載用電子機器を可動部材に取り付けることができる。これにより、余分な取付用部材を必要としない簡単構造のスタンドを提供できる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0035】
図1は、車載用電子機器2が取り付けられた状態の本実施形態によるスタンド1の斜視図である。
【0036】
車載用電子機器2は、自動料金収受システム(ETCシステム:Electronic Toll Collection システムの略。以下、ETCシステムと呼ぶ)の一部を構成する電子機器であり、車両に搭載されて、道路などに設置された路側器との間で電波の送受信を行うETC車載器である。
スタンド1と車載用電子機器2とは、後述する周知の粘着剤3(例えば、両面粘着テープ)で固着されている。
【0037】
なお、本実施形態によるスタンド1に取り付けられる車載用電子機器2は、例示したETC車載器に限ることはなく、例えば、衛星測位システムにおける表示体(モニタとも呼ばれる)でも良いし、他には車載用のテレビ受像機或いは種々のメモを車両の運転席から見える状態に保持するための保持板等でもよい。
【0038】
次に、車載用電子機器2が取り付けられるスタンド1の分解斜視図を図2に示し、図1におけるスタンド1のA−A線断面図を図3に示す。
図2に示すように、スタンド1は、ベース4、可動板5、固定板6および連結用ボルト8を備えて構成されている。
【0039】
先ず、ベース4について説明する。ベース4は、本実施形態においては金属性材料(例えば、アルミニウム)から成り、下端に開口部4b(図3参照)を有する中空の略半球状の本体部4fを有し、車両の取付位置に接合される接合部7が本体部4fの開口した下端部4cから周方向外向きに延設され、本体部4fの上端側に透孔4aが穿設されて構成されている。
【0040】
接合部7は、車両のダッシュボードとスタンド1(詳細には、ベース4)とを接合するためのものであり、本実施形態においては、複数の舌片からなるように構成されている。接合部7(以下、舌片7ともいう)の下面側7a(ダッシュボードと当接する面側)には、粘着剤3が備えられている。この粘着剤3は、スタンド1の出荷時においては、離型紙で覆うことで他物への無用の接着を防止してある。粘着剤3としては、例えば上述の両面粘着テープを利用することができる。
【0041】
次に、可動板5について説明する。可動板5は、図2及び図3に示すように、上面5dから底面5aに向かう軸線方向に垂直な面における断面形状が略長方形状をしており、本実施形態の可動板5は、硬度が90度の硬質ゴムで形成されている。
【0042】
この可動板5は、底面5aの略中央部分に形成される凹部5bを備えて構成されている。凹部5bは、半球状に形成されたベース4の本体部4fのうち透孔4aの孔縁4dの外表面形状に対応する形状に形成されると共に、透孔4aの径寸法よりも大きく形成されている。また、凹部5bの略中央には、雌ネジ溝が形成されたネジ穴5cが、底面5aから上面5dに向かう軸線方向に貫通するように備えられている。さらに、上面5dは、車載用電子機器2を取り付け可能となるように、平面形状の機器取付部として備えられている。
【0043】
可動板5の上面5dには、車載用電子機器2を可動板5に取り付けるための結合手段として粘着剤3が備えられており、粘着剤3は、スタンド1の出荷時においては離型紙で覆って、他物への無用の接着を防止してある。粘着剤3としては、例えば両面粘着テープを利用することができる。
【0044】
次に、固定板6について、図2及び図3に基づき説明する。固定板6は、略半球状に形成された凸部6aと、平面状の底面部6cとを備えて形成されており、凸部6aは、ベース4に形成された透孔4aの径より大きく、かつベース4の内面側であって透孔4aの孔縁4eの内表面形状に対応する形状に形成されている。固定板6の略中央には、底面部6cに対して垂直な軸線方向に向けて貫通するネジ挿通孔6bが備えられている。固定板6は、軟質樹脂材料(例えば、ポリエチレンやポリブロピレンなど)で形成されている。
【0045】
次に、本実施形態のスタンド1の組み付け状態について、図2、図3及び図4を基に説明する。なお、図4は、スタンド1を分解した時の、ベース4、可動板5および固定板6の各断面と、連結用ボルト8の外観を表した説明図である。
【0046】
先ず、連結用ボルト8を固定板6に形成されたネジ挿通孔6bに挿通する。次に、連結用ボルト8をベース4の透孔4aに挿通させ、透孔4aの孔縁4eに固定板6の凸部6aが当接するように、ベース4を固定板6に載置する。更に、連結用ボルト8を可動板5に設けられたネジ穴5cに螺着し、可動板5と固定板6との間でベース4を挟持することで、スタンド1が構成される。
【0047】
なお、本実施形態においては、可動板5と固定板6とを、ベース4を介して固定板6の側から挿通した連結用ボルト8でもって挟持する方法を示したが、可動板5のネジ穴5cの代わりに雄ネジ溝を有したネジ棒を設け、ネジ棒にベース4の透孔4a、固定板6のネジ挿通孔6bを挿通させ、周知のナットや蝶ナットで固定する方法を採ることもできる。
【0048】
次に、上記のように構成された車載用電子機器のスタンド1の使用方法を、図5および図6を基に説明する。なお、図5は、車載用電子機器の仰角を調整したときのスタンド1の要部断面図であり、図6は、ダッシュボードに取り付けられたときのスタンド1の要部断面図である。
【0049】
先ず、可動板5の上面5dに備えられる粘着剤3(例えば、両面粘着テープ)を利用して、車載用電子機器2を可動板5の上面5dに取り付ける。
次に、ベース4に備えられた接合部7(舌片7)を、スタンド1を取り付ける目的位置の形状に応じて調整する。ベース4は、上述の如くアルミニウムで形成されており、指先を用いて形状を変形自在にさせることができる。そこでゆっくりと舌片7を変形させながら、ダッシュボード9の形状に合わせるように舌片7を調整する。
【0050】
次に、連結用ボルト8を緩めて、車載用電子機器2の方位角や仰角を調整し、調整が完了したならば、連結用ボルト8を締め付けて、ベース4と可動板5との相対位置を固定する。
【0051】
ベース4の接合部7の調整と、車載用電子機器2の方向調整が済んだならば、接合部7の下面側7aに備えられた粘着剤3を覆う離型紙を剥がし、車載用電子機器2が位置決めした場所に配置される状態で、ベース4を粘着剤3を利用してダッシュボード9に定置状態とすることができる。
【0052】
なお、本実施形態のスタンド1においては、ベース4が特許請求の範囲に記載のベース部材に相当し、可動板5が可動部材に相当し、可動板5の上面5dが機器取付部に相当し、固定板6が固定部材に相当し、連結用ボルト8が連結手段に相当している。
【0053】
以上に説明したように、本実施形態のスタンド1は、可動板5が硬質ゴムで形成されており、硬質ゴムは表面摩擦係数が大きいことから、ベース4との間に生じる摩擦力が大きくなる。このことから、車載用電子機器2あるいは可動板5に対して振動などによる外力が印加された場合であっても、ベース4と可動板5との相対位置が変化し難くなり、車載用電子機器2の配置方向(方位角や仰角など)を一定に維持することができる。
【0054】
また、本実施形態のスタンド1は、複数の舌片からなる接合部7を備えて構成されており、ベース4を接合する接合位置の形状(車両等のダッシュボードの形状)に応じて、複数の舌片をそれぞれ変形させることで、接合部7を接合位置に密着させることができる。このように、接合部7を変形させることで、多様な形状の接合位置に応じた適切な形状に設定することができ、ベース4を接合位置に対して確実に接合できる。
【0055】
よって、本実施形態のスタンド1は、車両等のダッシュボードの形状に合わせて取り付けが容易な車載用電子機器のスタンドとなる。
また、本実施形態のスタンドは、従来型スタンドのような長尺状の支持体を備えないことから、車載用電子機器の配置位置の高さは従来よりも低くなり、ダッシュボードに取り付けた際に運転者の視界の妨げになり難いことから、車載用電子機器に働く力のモーメントを小さくすることができるという利点がある。
【0056】
次に、上述した実施形態(以下、第1実施形態という)のスタンド1に対して、ベース4に代えて第2ベース12を備えて構成される第2スタンド11について説明する。第2ベース12は、尖形部13(ツメ状部)が形成されている。
【0057】
図7に、第2スタンド11を分解したときの、第2ベース12、可動板5および固定板6の各断面と、連結用ボルト8の外観を表した説明図を示す。なお、第2スタンド11は、可動板5、固定板6および連結用ボルト8が、上述のスタンド1と同様の構成であり、以下の説明は、第2ベース12を中心に記載する。
【0058】
第2ベース12は、金属製材料(例えば、アルミニウム)からなる略円形の板材をプレス加工することで形成されており、下端に開口部4bを有する中空の略半球状の本体部4fを有し、車両の取付位置に接合される接合部7が本体部4fの開口した下端部4cから周方向外向きに延設され、本体部4fの上端側に透孔4aが穿設されて構成されている。
【0059】
また、第2ベース12は、透孔4aの孔縁4dの一部を変形して形成される尖形部13を備えており、尖形部13は、第2ベース12を製造するためのプレス加工時に同時に形成される。つまり、プレス用の金型には、尖形部13を形成するための部分が形成されている。
【0060】
第2ベース12は、尖形部13として、孔縁4dを外向きに折り曲げ加工して形成される外側尖形部13aと、孔縁4dを内向きに折り曲げ加工して形成される内側尖形部13bとを備えて構成される。
【0061】
第2スタンド11では、外側尖形部13aが硬質ゴムからなる可動板5の凹部5bに食い込む状態となるため、第2ベース12と可動板5との間に発生する摩擦力が増大することになる。また、内側尖形部13bが軟質樹脂材料からなる固定板6の凸部6aに食い込む状態となるため、第2ベース12と固定板6との間に発生する摩擦力が増大することになる。
【0062】
よって、第2スタンド11によれば、第2ベース12と可動板5との相対位置が変化し難くなり、振動などの外力が印加された場合であっても、可動板5に取り付けられる車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0063】
また、第2スタンド11では、第2ベース12を製造するためのプレス加工と同時に尖形部13を形成しており、尖形部13を形成するための作業を別途実施する必要がないため、作業工数を減少させることができ、製造コストの低減を図ることができるという利点がある。
【0064】
なお、ベースは、尖形部として、外側尖形部または内側尖形部のいずれか一方のみを備えるように構成しても良く、そのような構成のベースにおいても、ベースと可動板との相対位置が変化し難くなることから、車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0065】
次に、第1実施形態のスタンド1に対して、ベース4に代えて第3ベース22を備えて構成される第3スタンド21について説明する。第3ベース22は、バリ部24が形成されている。
【0066】
図8に、第3スタンド21を分解したときの、第3ベース22、可動板5および固定板6の各断面と、連結用ボルト8の外観を表した説明図を示す。なお、第3スタンド21は、可動板5、固定板6および連結用ボルト8が、上述のスタンド1と同様の構成であり、以下の説明は、第3ベース22を中心に記載する。
【0067】
第3ベース22は、金属製材料(例えば、アルミニウム)からなる略円形の板材をプレス加工することで形成されており、下端に開口部4bを有する中空の略半球状の本体部4fを有し、車両の取付位置に接合される接合部7が本体部4fの開口した下端部4cから周方向外向きに延設され、本体部4fの上端側に透孔4aが穿設されて構成されている。
【0068】
また、第3ベース22は、本体部4fに外側から内側に向けて穿設された第1貫通孔23と、本体部4fに内側から外側に向けて穿設された第2貫通孔25とを備えている。第1貫通孔23における本体部4fの内面側の端部には、内向きに尖った内側バリ部24aが第1貫通孔23の穿設時に形成され、第2貫通孔25における本体部4fの外面側の端部には、外向きに尖った外側バリ部24bが第2貫通孔25の穿設時に形成される。
なお、バリ部24(内側バリ部24a、外側バリ部24b)は、第3ベース22を製造するためのプレス加工と同時に形成される。
【0069】
第3スタンド21では、外側バリ部24bが硬質ゴムからなる可動板5の凹部5bに食い込む状態となるため、第3ベース22と可動板5との間に発生する摩擦力が増大することになる。また、内側バリ部24aが軟質樹脂材料からなる固定板6の凸部6aに食い込む状態となるため、第3ベース22と固定板6との間に発生する摩擦力が増大することになる。
【0070】
よって、第3スタンド21によれば、第3ベース22と可動板5との相対位置が変化し難くなり、振動などの外力が印加された場合であっても、可動板5に取り付けられる車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0071】
また、第3スタンド21では、第3ベース22を製造するためのプレス加工と同時にバリ部24を形成しており、バリ部24を形成するための作業を別途実施する必要がないため、作業工数を減少させることができ、製造コストの低減を図ることができるという利点がある。
【0072】
なお、ベースは、バリ部として、外側バリ部または内側バリ部のいずれかのみを備えるように構成しても良く、そのような構成のベースにおいても、ベースと可動板との相対位置が変化し難くなることから、車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0073】
次に、第1実施形態のスタンド1に対して、歯形ワッシャ32が追加されて構成される第4スタンド31について説明する。
【0074】
図9に、第4スタンド31を分解したときの、ベース4、可動板5、固定板6および歯形ワッシャ32の各断面と、連結用ボルト8の外観を表した説明図を示す。なお、第4スタンド31における、ベース4、可動板5、固定板6および連結用ボルト8は、上述のスタンド1と同様の構成であり、以下の説明は、歯形ワッシャ32を中心に記載する。
【0075】
歯形ワッシャ32は、金属製材料からなる略環状のワッシャ本体部32aの外周端部から外向きに放射状に延設される複数の歯状部32bを備えると共に、ワッシャ本体部32aの中心を貫通する貫通穴32cを備えて構成されている。なお、複数の歯状部32bは、それぞれの外周方向端部がワッシャ本体部32aの厚さ方向にねじれながら変位する状態で形成されており、貫通穴32cは、連結用ボルト8を遊嵌状に挿通可能な大きさに形成されている。
【0076】
そして、ベース4と可動板5との間、およびベース4と固定板6との間にそれぞれ歯形ワッシャ32が配置された状態で、第4スタンド31が構成されると、歯形ワッシャ32の歯状部32bが、各部材(ベース4、可動板5、固定板6)の表面に押し付けられる。そして、各部材の表面が歯状部32bの形状に応じて変形することで、歯状部32bが各部材の表面から内部に向けて食い込む状態(僅かに入り込む状態)となるため、歯形ワッシャ32と各部材との間に生じる摩擦力が増大することになる。
【0077】
このように歯形ワッシャ32が各部材間に配置される第4スタンド31は、第1実施形態のスタンド1に比べて、各部材の相対位置が変化するのを抑制する力がさらに増大することになり、振動などの外力が印加された場合であっても、車載用電子機器の配置方向が変化するのを防止することができる。
【0078】
また、歯形ワッシャに代えて、両面ヤスリを備えることで、各部材との間に生じる摩擦力を増大させて、車載用電子機器の配置方向が変化するのを防止することができる。あるいは、歯形ワッシャに代えて、表面摩擦係数が各部材(ベース4、可動板5、固定板6)よりも大きい硬質ゴムからなる硬質ゴム部材を備えることで、各部材との間に生じる摩擦力を増大させてもよい。
【0079】
このとき、両面ヤスリおよび硬質ゴム部材は、歯形ワッシャのように、連結用ボルト8を挿通可能な略環状形状に形成されるものに限ることはなく、可動板5の安定性を損なうことなく各部材の間に配置可能な形状で有ればよい。例えば、連結用ボルトの軸線部分を中心として放射状に配置される複数の長尺状部材からなるように、両面ヤスリおよび硬質ゴム部材を構成しても良い。
なお、歯形ワッシャ、両面ヤスリおよび硬質ゴム部材は、特許請求の範囲に記載の滑り防止部材に相当するものである。
【0080】
次に、第4ベース44、第2可動板46、第2固定板48を備えて構成される第5スタンド41について説明する。第4ベース44、第2可動板46、第2固定板48は、それぞれベース粗面部45、可動板粗面部47、固定板粗面部49を備えている。
【0081】
図10に、第5スタンド41を分解したときの、第4ベース44および第2可動板46の各断面と、第2固定板48および連結用ボルト8の外観を表した説明図を示す。
第4ベース44は、第1実施形態のベース4に対して、表面が粗化されたベース粗面部45が形成されることで構成される。ベース粗面部45は、本体部4fの外面全体に形成されるベース外側粗面部45aと、本体部4fの内面全体に形成されるベース内側粗面部45bとで形成される。
【0082】
第2可動板46は、第1実施形態の可動板5に対して、表面が粗化された可動板粗面部47が形成されることで構成される。可動板粗面部47は、凹部5bにおいて、凹部5bの表面全体に形成される。
【0083】
第2固定板48は、第1実施形態の固定板6に対して、表面が粗化された固定板粗面部49が形成されることで構成される。固定板粗面部49は、凸部6aの表面において、網目状となるよう複数形成されている。
【0084】
ベース粗面部45、可動板粗面部47、固定板粗面部49は、それぞれ表面粗度が紙ヤスリの最小表面粗度以下となるように形成されており、形成前に比べて表面摩擦係数が増大している。
【0085】
このため、第4ベース44と第2可動板46との間に発生する摩擦力、および第4ベース44と第2固定板48との間に発生する摩擦力は、それぞれ第1実施形態のスタンド1におけるベース4と可動板5との間に発生する摩擦力、およびベース4と固定板6との間に発生する摩擦力よりも大きくなる。この結果、第2可動板46に対して外力が印加された場合においても、第4ベース44と第2可動板46との相対位置、および第4ベース44と第2固定板48との相対位置が、更に変化し難くなる。
【0086】
よって、第5スタンド41によれば、第4ベース44と第2可動板46との相対位置が変化し難くなることから、振動などの外力が印加された場合であっても、第2可動板46に取り付けられる車載用電子機器の配置方向を一定に維持することができる。
【0087】
第5スタンド41のうち、ベース粗面部45、可動板粗面部47、固定板粗面部49は、特許請求の範囲に記載の粗面部に相当する。
なお、ベースと可動板との間に生じる摩擦力を確実に増大させるためには、120番の紙ヤスリの表面粗度以下の粗度となるように、粗面部を形成すると良い。
【0088】
また、各部材の表面を削り取ることで粗面部を形成する場合には、削り取る部分の形状および面積などを適宜選択することで、粗面部の粗度を適切な値に設定でき、あるいは、粒状物を各部材の表面に付着させて粗面部を形成する場合には、粒状物の大きさを適宜選択することで、粗面部の粗度を適切な値に設定することができる。
【0089】
さらに、粗面部は、部材どうしが互いに接触する表面のうち、表面全体に形成する場合や網目状に配置する場合に限ることはなく、ベースと可動板との相対位置が変化しないように、部材間に生じる摩擦力を増大できればよく、粗面部の形状、面積および個数などは適宜設定すると良い。
【0090】
また、粗面部は、必ずしもベース、可動板、固定板の全てに形成する必要はなく、外力の印加により車載用電子機器の配置方向が変化するのを防止することが出来れば、いずれか1つの部材に形成しても良く、あるいは2つの部材に形成してもよい。
【0091】
次に、第1実施形態のスタンド1に対して、可動板5に代えて第3可動板62を備えて構成される第6スタンド61について説明する。第3可動板62には、ネジ挿通孔5eが形成されている。
図11に、第6スタンド61の分解斜視図を示す。なお、第6スタンド61は、ベース4、固定板6および連結用ボルト8が、上述のスタンド1と同様の構成であり、以下の説明は、第3可動板62を中心に記載する。
【0092】
第3可動板62は、図11に示すように、第1実施形態の可動板5と略同様に、ネジ穴5cを備える略長方形状をしており、硬度が90度の硬質ゴムで形成されている。更に、第3可動板62にはネジ挿通孔63が4箇所に形成されており、止着ネジ10をネジ挿通孔63に挿通させ、車載用電子機器2の底面側に設けられた機器側ネジ穴(図示省略)に螺着させることで、車載用電子機器2を第3可動板62に固定することができる。
【0093】
第6スタンド61は、ネジ挿通孔63と車載用電子機器2の機器側ネジ穴とを止着ネジ10を用いて止着するよう構成したので、確実に車載用電子機器を固着できる車載用電子機器のスタンドとなる。
【0094】
なお、本実施形態では、車載用電子機器と可動板とを結合するための結合手段として、4本の止着ネジ10を用いる例を示したが、止着ネジ10の本数は、この例に限定されるものではない。
【0095】
次に、第1実施形態のスタンド1に対して、可動板5に代えて第4可動板72を備えて構成される第7スタンド71について説明する。第4可動板72は、係合片73が形成されている。
【0096】
図12に、第7スタンド71の分解斜視図を示す。なお、第7スタンド71は、ベース4、固定板6および連結用ボルト8は、上述のスタンド1と同様の構成であり、以下の説明は、第4可動板72を中心に記載する。
【0097】
第4可動板72は、図12に示すように、第1実施形態の可動板5と略同様に、ネジ穴5cを備える略長方形状をしており、硬度が90度の硬質ゴムで形成されている。更に、第4可動板72の上面5dには、図12に示すように、断面略逆L字型の係合片73が、略長方形形状の上面5dにおける2つの長辺部分にそれぞれ形成されている。
【0098】
また、車載用電子機器2の底面側には、図12に示すように、第4可動板72の係合片73に係合可能な断面略T字型の挿通部2aが形成されている。そして、係合片73に挿通部2aを挿入することで、車載用電子機器2を第4可動板72に固定することができる。
このような係合片73を備える第4可動板72を用いることで、他の取付用部材(ボルトなど)を用いることなく、車載用電子機器を可動部材に取り付けることができ、余分な取付用部材を必要としない簡単構造のスタンドを提供できる。
【0099】
なお、係合片73は、特許請求の範囲に記載の可動部側係合部に相当し、挿通部2aは機器側係合部に相当する。
また、本実施形態では、車載用電子機器と可動板とを結合するための結合手段として、係合片73と挿通部2aからなる係止構造を用いる例を示したが、係止構造はこの例に限定されることはなく、車載用電子機器と可動板とを結合可能に構成されていればよい。
【0100】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、こうした実施形態に限定されることなく、種々の態様をとることができる。
例えば、各部材間に発生する摩擦力を増大させるために、硬質ゴムや軟質樹脂などの表面摩擦係数の大きい材料(高摩擦係数材料)を用いて各部材を構成する場合には、部材の全体を高摩擦係数材料で形成する場合に限らず、部材の表面を高摩擦係数材料で被覆コーティングしてもよい。このように部材の表面を高摩擦係数材料で被覆コーティングすることで、部材間の摩擦力を増大させることができ、車載用電子機器の配置方向が変化し難いスタンドを実現することが出来る。
【0101】
また、ベースは、金属製材料で形成されるものに限ることはなく、硬質ゴムや軟質樹脂などで形成しても良く、可動板は、硬質ゴムに代えて軟質樹脂で構成しても良く、固定板は、軟質樹脂に代えて硬質ゴムで形成しても良い。
【0102】
さらに、突起部(尖形部、バリ部)は、ベースに限らず、可動板や固定板に形成しても良い。また、突起部は、網目状に形成しても良く、これにより突起部が複数箇所に形成されることになり、形成箇所が1箇所である場合に比べて、各部材の間に生じる摩擦力をさらに増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車載用電子機器が取り付けられた状態の本実施形態によるスタンドの斜視図。
【図2】車載用電子機器およびスタンドの分解斜視図。
【図3】図1におけるスタンドのA−A線断面図。
【図4】スタンドを分解した時の、ベース、可動板および固定板の各断面と、連結用ボルトの外観を表した説明図。
【図5】車載用電子機器の仰角を調整したときのスタンドの要部断面図。
【図6】ダッシュボードに取り付けられたときのスタンドの要部断面図。
【図7】第2スタンドを分解したときの、第2ベース、可動板および固定板の各断面と、連結用ボルトの外観を表した説明図。
【図8】第3スタンドを分解したときの、第3ベース、可動板および固定板の各断面と、連結用ボルトの外観を表した説明図。
【図9】第4スタンドを分解したときの、ベース、可動板、固定板および歯形ワッシャの各断面と、連結用ボルトの外観を表した説明図。
【図10】第5スタンドを分解したときの、第4ベースおよび第2可動板の各断面と、第2固定板および連結用ボルトの外観を表した説明図。
【図11】第3可動板を備える第6スタンドの分解斜視図。
【図12】第4可動板を備える第7スタンドの分解斜視図。
【図13】(a)は、従来型スタンドの側面図、(b)は、従来型スタンドの正面図。
【符号の説明】
1 スタンド
2 車載用電子機器
3 粘着剤
4 ベース
4a 透孔
4d 孔縁
4e 孔縁
4f 本体部
5 可動板
5a 底面
5b 凹部
5c ネジ穴
5d 上面
6 固定板
6a 凸部
6b ネジ挿通孔
6c 底面部
7 接合部(舌片)
8 連結用ボルト
9 ダッシュボード
10 止着ネジ
11 第2スタンド
12 第2ベース
13 尖形部
13a 外側尖形部
13b 内側尖形部
21 第3スタンド
22 第3ベース
23 第1貫通孔
24 バリ部
24a 内側バリ部
24b 外側バリ部
25 第2貫通孔
31 第4スタンド
32 歯形ワッシャ
32a ワッシャ本体部
32b 歯状部
32c 貫通穴
41 第5スタンド
44 第4ベース
45 ベース粗面部
45a ベース外側粗面部
45b ベース内側粗面部
46 第2可動板
47 可動板粗面部
48 第2固定板
49 固定板粗面部
61 第6スタンド
62 第3可動板
63 ネジ挿通孔
71 第7スタンド
72 第4可動板
73 係合片

Claims (17)

  1. 下端が開口した中空の略半球状の本体部を有し、車両の取付位置に接合される接合部が該本体部の開口した下端部から周方向外向きに延設され、前記本体部の上端側に透孔が穿設されたベース部材と、
    車載用電子機器を取り付けるための機器取付部を有し、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の外表面形状に対応する形状の凹部を有する可動部材と、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の内表面形状に対応する形状の凸部を有する固定部材と、
    前記透孔の径よりも軸径寸法が小さい長軸状に形成され、一端が前記透孔の孔縁の外表面に当接する前記可動部材に接続され、他端が前記透孔の孔縁の内表面に当接する前記固定部材に接続されて、前記ベース部材の前記透孔に挿通された状態で前記可動部材と前記固定部材とを連結する連結手段と、
    を備え、前記連結手段により連結された前記可動部材の前記凹部と前記固定部材の前記凸部との間で前記ベース部材の前記透孔の孔縁を挟持することで、前記可動部材の前記機器取付部に取り付けられる車両用電子機器の配置方向を固定するスタンドであって、
    前記べース部材の前記孔縁の外表面、前記ベース部材の前記孔縁の内表面、前記可動部材の前記凹部の表面、前記固定部材の前記凸部の表面のうち、少なくとも1つに突起部または粗面部が形成されていること、
    を特徴とするスタンド。
  2. 前記突起部または前記粗面部は、前記各部材を製造するための加工作業時に同時に形成される加工時形成部であること、
    を特徴とする請求項1に記載のスタンド。
  3. 前記突起部は、前記ベース部材の前記本体部に貫通穴を穿設する際に前記貫通穴の端部に形成されるバリ部、または、前記ベース部材をプレス加工する際に前記透孔の孔縁に形成される尖形部のいずれかであること、
    を特徴とする請求項2に記載のスタンド。
  4. 前記突起部または前記粗面部は、網目状に形成されていること、を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のスタンド。
  5. 前記粗面部は、紙ヤスリの最小表面粗度以下の表面粗度であること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のスタンド。
  6. 前記可動部材または前記固定部材の少なくとも一方が、硬質ゴムまたは軟質樹脂で形成されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のスタンド。
  7. 下端が開口した中空の略半球状の本体部を有し、車両の取付位置に接合される接合部が該本体部の開口した下端部から周方向外向きに延設され、前記本体部の上端側に透孔が穿設されたベース部材と、
    車載用電子機器を取り付けるための機器取付部を有し、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の外表面形状に対応する形状の凹部を有する可動部材と、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の内表面形状に対応する形状の凸部を有する固定部材と、
    前記透孔の径よりも軸径寸法が小さい長軸状に形成され、一端が前記透孔の孔縁の外表面に当接する前記可動部材に接続され、他端が前記透孔の孔縁の内表面に当接する前記固定部材に接続されて、前記ベース部材の前記透孔に挿通された状態で前記可動部材と前記固定部材とを連結する連結手段と、
    を備え、前記連結手段により連結された前記可動部材の前記凹部と前記固定部材の前記凸部との間で前記ベース部材の前記透孔の孔縁を挟持することで、前記可動部材の前記機器取付部に取り付けられる車両用電子機器の配置方向を固定するスタンドであって、
    前記可動部材または前記固定部材の少なくとも一方が、硬質ゴムまたは軟質樹脂で形成されていること、
    を特徴とするスタンド。
  8. 前記硬質ゴムは、硬度が90度以上であること、
    を特徴とする請求項6または請求項7に記載のスタンド。
  9. 前記べース部材と前記可動部材との間、または前記べース部材と前記固定部材との間の少なくとも一方に配置される滑り防止部材を備え、
    前記滑り防止部材は、自身と前記各部材との間に生じる摩擦力が、前記各部材が前記滑り防止部材を介さず直接当接する際に各部材間に生じる摩擦力よりも大きい部材で構成されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のスタンド。
  10. 下端が開口した中空の略半球状の本体部を有し、車両の取付位置に接合される接合部が該本体部の開口した下端部から周方向外向きに延設され、前記本体部の上端側に透孔が穿設されたベース部材と、
    車載用電子機器を取り付けるための機器取付部を有し、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の外表面形状に対応する形状の凹部を有する可動部材と、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の内表面形状に対応する形状の凸部を有する固定部材と、
    前記透孔の径よりも軸径寸法が小さい長軸状に形成され、一端が前記透孔の孔縁の外表面に当接する前記可動部材に接続され、他端が前記透孔の孔縁の内表面に当接する前記固定部材に接続されて、前記ベース部材の前記透孔に挿通された状態で前記可動部材と前記固定部材とを連結する連結手段と、
    を備え、前記連結手段により連結された前記可動部材の前記凹部と前記固定部材の前記凸部との間で前記ベース部材の前記透孔の孔縁を挟持することで、前記可動部材の前記機器取付部に取り付けられる車両用電子機器の配置方向を固定するスタンドであって、
    前記べース部材と前記可動部材との間、または前記べース部材と前記固定部材との間の少なくとも一方に配置される滑り防止部材を備え、
    前記滑り防止部材は、自身と前記各部材との間に生じる摩擦力が、前記各部材が前記滑り防止部材を介さず直接当接する際に各部材間に生じる摩擦力よりも大きい部材で構成されていること、
    を特徴とするスタンド。
  11. 前記滑り防止部材は、歯形ワッシャであること、
    を特徴とする請求項9または請求項10に記載のスタンド。
  12. 前記滑り防止部材は、両面ヤスリであること、
    を特徴とする請求項9または請求項10に記載のスタンド。
  13. 前記滑り防止部材は、硬質ゴムで形成されていること、
    を特徴とする請求項9または請求項10に記載のスタンド。
  14. 前記接合部は、複数の舌片を備えて構成されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載のスタンド。
  15. 下端が開口した中空の略半球状の本体部を有し、車両の取付位置に接合される接合部が該本体部の開口した下端部から周方向外向きに延設され、前記本体部の上端側に透孔が穿設されたベース部材と、
    車載用電子機器を取り付けるための機器取付部を有し、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の外表面形状に対応する形状の凹部を有する可動部材と、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の内表面形状に対応する形状の凸部を有する固定部材と、
    前記透孔の径よりも軸径寸法が小さい長軸状に形成され、一端が前記透孔の孔縁の外表面に当接する前記可動部材に接続され、他端が前記透孔の孔縁の内表面に当接する前記固定部材に接続されて、前記ベース部材の前記透孔に挿通された状態で前記可動部材と前記固定部材とを連結する連結手段と、
    を備え、前記連結手段により連結された前記可動部材の前記凹部と前記固定部材の前記凸部との間で前記ベース部材の前記透孔の孔縁を挟持することで、前記可動部材の前記機器取付部に取り付けられる車両用電子機器の配置方向を固定するスタンドであって、
    前記接合部は、複数の舌片を備えて構成されていること、
    を特徴とするスタンド。
  16. 前記可動部材は、前記車載用電子機器に形成された機器側係合部と係合可能な形状に形成された可動部側係合部を備えること、
    を特徴とする請求項1から請求項15のいずれかに記載のスタンド。
  17. 下端が開口した中空の略半球状の本体部を有し、車両の取付位置に接合される接合部が該本体部の開口した下端部から周方向外向きに延設され、前記本体部の上端側に透孔が穿設されたベース部材と、
    車載用電子機器を取り付けるための機器取付部を有し、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の外表面形状に対応する形状の凹部を有する可動部材と、前記透孔の径より大きくかつ前記透孔の孔縁の内表面形状に対応する形状の凸部を有する固定部材と、
    前記透孔の径よりも軸径寸法が小さい長軸状に形成され、一端が前記透孔の孔縁の外表面に当接する前記可動部材に接続され、他端が前記透孔の孔縁の内表面に当接する前記固定部材に接続されて、前記ベース部材の前記透孔に挿通された状態で前記可動部材と前記固定部材とを連結する連結手段と、
    を備え、前記連結手段により連結された前記可動部材の前記凹部と前記固定部材の前記凸部との間で前記ベース部材の前記透孔の孔縁を挟持することで、前記可動部材の前記機器取付部に取り付けられる車両用電子機器の配置方向を固定するスタンドであって、
    前記可動部材は、前記車載用電子機器に形成された機器側係合部と係合可能な形状に形成された可動部側係合部を備えること、
    を特徴とするスタンド。
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