JP2004216460A

JP2004216460A - Tool for removing adhering matter

Info

Publication number: JP2004216460A
Application number: JP2003000085A
Authority: JP
Inventors: Isamu Yanase; 勇柳瀬; Junichi Taguchi; 順一田口
Original assignee: VESSEL CO Ltd; Yanase KK
Current assignee: VESSEL CO Ltd; Yanase KK
Priority date: 2002-11-20
Filing date: 2003-01-06
Publication date: 2004-08-05

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a tool for removing adhering matter, which tool can steadily and efficiently remove the adhered matter located on the surface of an object without damaging the object itself, and can reduce the load on a worker, and has a long life, and in addition, can be easily and safely handled. <P>SOLUTION: The tool 1 for removing the adhering matter is provided with a base element 2 to be attached to a rotary tool, and arm portions 3 radially extending from the base element 2 and having an impact portion 31 at the tip end of the arm portion 3. The arm portion 3 is supported so as to relatively swing with respect to the base element 2 within a required range. A shock absorbing means 4 is arranged between the arm portion 3 and the base element 2. As a result, because the impact portions 31 rotating at a high rotational speed violently collide with the adhering matter, the adhered matter can be steadily and efficiently removed. Further, because the reaction produced at this time is absorbed by the shock absorbing means 4, the object itself is not spoiled. In addition, the vibration to be transmitted to the worker is reduced, and the load for the worker is greatly reduced, and further, the noise is reduced. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、金属を溶接するときに生じるバリやスパッターをはじめ、コンクリート成型時に発生するバリや、塗装皮膜等の固着物の除去を容易に行える固着物除去用工具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】
登録実用新案第３０８６５９６号公報
【０００３】
対象物１０１に付着したバリ等の固着物１０２を除去するために用いる、従来の固着物除去用工具の例としては、図９（Ａ）に示すように、グラインダー等の回転工具１０３に取り付けて使用する、図９（Ｂ）に示すような、研削砥石や研磨布等の研磨材を使用した研磨工具１０４や、鋼線を束ねる等して形成した各種の回転ブラシ（図示しない）や、又、図１０に示すような硬鋼線の束を往復動させて用いる、剥離工具（いわゆる「針タガネ」）１０５が存在している。
【０００４】
しかし、上記のような、研磨材を使用した研磨工具１０４では目詰まりが起こり研削できなくなるために、寿命が短いという問題があった。又、この研磨工具１０４は、研削力は強いが、対象物１０１自体まで削ってしまうことがあり、作業に熟練を要するものであった。
又、上記の回転ブラシは、対象物１０１を傷めにくいのが利点であるが、研削力が著しく低下するため、作業性が低下してしまうという問題を有していた。
又、剥離工具１０５については、往復運動による直接打撃を行なうものであるため、作業者へ伝わる振動が大きく、大きな負担になっていた。加えて、この剥離工具１０５は打撃音が大きく、例えば都市部の鉄工所等では騒音問題の要因となり得るため、使用しにくいものであった。
【０００５】
又、本願発明の発明者は、以前、バリ取り研削金具の改良についての考案をしている（特許文献１）。
これは、軸部の周囲に、鉄製や鋼製の硬球をワイヤーを介して取り付けたものであり、軸部を回転工具に取り付けて回転させることにより、硬球を高速で対象物に衝突させ、固着物を除去するものである。ここで、硬球はワイヤーにより支持されているため、上記のように硬球が衝突した際の衝撃をワイヤーが吸収し、作業者が楽に作業できる。
【０００６】
しかし、上記のようにワイヤーを用いた場合、ワイヤーは、軸部が停止している際には、重力に伴い垂れ下がり、軸部が回転している際には、遠心力と重力が均衡する位置に移動することとなる。そのため、ワイヤーがからんでしまったり、固着物に衝突した反動で硬球が不規則な運動をして、回転工具自体や、対象物の目的とした部分以外に当たってしまうことがあり、使い勝手の良い物とは言えず、場合によっては危険を伴うこともあった。
このため、この工具を安全に使用するためには、ワイヤーが予期せぬ位置に移動しないように、ワイヤーを受けるための受け板等を別途設ける必要があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記の問題に鑑み、本願発明は、固着物を確実に、かつ効率よく除去することができ、対象物を傷めることのないものであって、作業者の負担を軽減し、長寿命であり、加えて、使い勝手が良く安全な固着物除去用工具を提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願第１の発明は、回転工具Ｔに取り付けるものであり、回転工具Ｔの駆動軸と共に回転する打撃部３１が対象物５を打撃することによって、対象物５の表面に存在するバリ等の固着物５１を除去することができる、固着物除去用工具１において、回転工具Ｔの駆動軸に対する取付部２１を備えた基体２と、基体２の径外方向に配位され、基体２と共に回転する打撃部３１と、基体２と打撃部３１とを連結する腕部３と、打撃部３１が対象物５に当たる際の衝撃を吸収するための衝撃吸収手段４とを備えることを特徴とする、固着物除去用工具を提供する。
【０００９】
又、本願第２の発明は、上記第１の発明において、腕部３が棒状体であり、その一端を基体２に対して、腕部取付部３２を中心として、所定範囲において回動可能に取り付けたものであり、衝撃吸収手段４が、上記の腕部取付部３２に配位した弾性体であることを特徴とする固着物除去用工具を提供する。
【００１０】
又、本願第３の発明は、上記第１又は第２の発明において、複数設けられた打撃部３１が、回転工具Ｔの駆動軸に沿う方向について、複数の異なる位置に設けられたことを特徴とする固着物除去用工具を提供する。
【００１１】
本願第１の発明にあっては、従来の研削・研磨による方法とは異なり、打撃部３１の運動エネルギーによって、対象物５の表面の固着物５１を叩いて取り去る方法である。よって、高速回転した打撃部３１が、固着物５１へ強く衝突することにより、固着物５１を確実に、かつ効率よく除去することができる。
しかも、その際に生じる反動は、衝撃吸収手段４によって吸収されるので、打撃部３１が対象物５の表面に当たっても、対象物５自体を傷めることはない。そして、従来の研削・研磨による方法とは異なり、目詰まりが起こることもなく、長寿命である。
又、従来の剥離工具のような往復運動による打刻ではなく、回転運動による打刻であるため、作業者へ伝わる振動が小さくなり、負担も大幅に軽減され、加えて騒音も軽減される。
【００１２】
又、本願第２の発明にあっては、上記の点に加え、腕部３が棒状体であることにより、従来の硬球とワイヤーとを用いたもののように、ワイヤーがからまったり、硬球の不規則な運動によって、危険が発生することもなく、使い勝手が良く安全なものとできる。
【００１３】
又、本願第３の発明にあっては、上記の点に加え、打撃部３１が、回転工具Ｔの駆動軸に沿う方向について、複数の異なる位置に設けられたことにより、一度に対象物５の広い面積を処理できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本願発明の実施の一例を取り上げて説明する。図１は、本例の固着物除去用工具を示す斜視図であり、図３は、本例の固着物除去用工具の使用方法を示す説明図である。
尚、本例に示した実施の形態は、本願発明についての説明を目的とするものであって、これにより、本願発明が制限されて理解されるべきものではない。
【００１５】
本例の固着物除去用工具１は基体２と腕体３とを有するものである。
基体２は、回転工具Ｔの駆動軸に接続する部分である。本例においては、２枚の円板２２ａ，２２ｂを、所定の間隔を保って対向させ、両円板２２ａ，２２ｂ間にスペーサー２３を配位したものである。
【００１６】
このスペーサー２３は、図１に示すように、側面に窓部２３ａを有するものであって、この窓部２３ａに腕体３と衝撃吸収手段４とが配位され、この窓部２３ａにおける所定範囲内において、腕体３が回動可能となっている。
図２（Ａ）は、説明のために、図１における上側の円板２２ａを取り去った状態を示す平面図であるが、スペーサー２３には、腕体３の基端部の回動範囲に対応するようにして、内部において平面視が略円形の空間部２３ｂが形成されている。又、本例において、窓部２３ａと空間部２３ｂは連通しており、衝撃吸収手段４は、既に述べたように、窓部２３ａに配位されている。
【００１７】
衝撃吸収手段４は、図２に示すように、各腕体３に隣り合うように配位されている。この衝撃吸収手段４としては、本例ではネオプレン等の合成樹脂製スポンジを用いている。腕部３が、打撃部３１に衝撃を受け、図２（Ａ）上の実線で示した位置イから、二点鎖線で示した位置ロまで移動した場合において、衝撃吸収手段４は腕部３に圧迫されることにより圧縮する。これに伴い、衝撃吸収手段４には元の形状に戻るような復元力が発生し、この復元力を受けて、腕部３が元の位置イに復帰しようとする。
尚、衝撃吸収手段４としては、金属製のバネを用いても良いが、この固着物除去用工具１は、通常、毎分約１２０００回転という過酷な条件下で使用されるものであり、耐久性の観点からは、合成樹脂製スポンジを用いることがより望ましい。
【００１８】
又、本例においては、一方の円板２２ａから他方の円板２２ｂにかけて貫通するように、腕体支持軸２４が６箇所、平面視において、円板２２ａ，２２ｂの中心を取り巻くように放射状に配位されている。そして、図２（Ａ）に示すように、腕体３の基端側に腕部取付部として形成された貫通穴３２にこの腕体支持軸２４を貫通させることにより、腕体３が基体２に対して回動可能に支持されている。
尚、本例においては、円板２２ａ，２２ｂに対して腕体支持軸２４をかしめにより取り付けているが、これに限られるものではなく、腕体支持軸２４をボルト・ナット等から構成される、取り外し可能なものとしても良い。
この一例を図４に示す。これは、腕体支持軸２４を、先端の内部に雌ねじが設けられた軸部２４ａと、雄ねじが設けられたビス部２４ｂとから構成したものであり、軸部２４ａを腕体３の貫通穴３２に通し、軸部２４ａにビス部２４ｂをねじ込むことによって、基体２に腕体３を取り付けたものである。
上記のような構成により、固着物除去用工具１の使用に伴い、腕部３の打撃部３１が磨耗した際においても、腕体支持軸２４を取り外して、腕体３を簡単に交換することができ、経済的に使用することができる。
【００１９】
又、基体２の中央には、グラインダー等の回転工具Ｔの駆動軸に取り付けるために、雌ねじを備えた取付穴２１を設けている。又、必要に応じて、取付穴２１の周囲に、取り外し用の工具を受容するための穴（図示しない）を設けても良い。
【００２０】
腕体３は、図１，図２（Ｂ）に示すように、中間部分が湾曲した棒状体である。基端部は既に説明したように、基部２に回動可能に取り付けられている。そして、先端部は丸みを帯びた形状に形成されている。この部分が、対象物５に対して衝突する打撃部３１となる。本例においては、６本の腕体が、基体２から放射状に突出するように配位される。
尚、腕体３の湾曲した形状は、図３に示すように回転工具に取り付けた際において、回転工具Ｔとの干渉を避けるためのものであって、基体２の形状や、取り付ける回転工具Ｔの形状によっては、湾曲のないまっすぐな棒体としても良い。
【００２１】
打撃部３１の形態は、対象物５に表面に付着した固着物５１の除去と共に、対象物５自体を叩いて加工することを目的とする場合、対象物５の所望の仕上げ状態にあわせて、本例のような丸みを帯びた形状以外に、四角形や六角形等、各種の多角形形状の断面を有するものとできる。
更に、打撃部３１を、対象物５の表面硬度より低い硬度の材質を用いたり、熱処理によって対象物５の表面硬度より低い硬度とすることにより、対象物５の表面に打痕をつけずに固着物を取り除くことが可能である。逆に、ダイヤモンド、ＣＢＮ（ボラゾン）を電着したり、微細な研磨砥粒を付着させることにより、打撃部３１の硬度や表面状態を調整し、対象物５を積極的に加工可能なものとしても良い。
【００２２】
ここで、腕体３に関するその他の形態を、図示して説明する。
図５（Ａ）に示すものは、２本の腕体３を根元部３ａでまとめ、平面視略Ｖ形に形成したものである。この場合において、腕体支持軸２４は、２本の腕体３の交点付近に取り付けられる。
又、図５（Ｂ）に示すものは、基体２の内部に集合部材である円環部３ｂを形成して、この円環部３ｂに全ての腕体３を一体となるように接続したものである。この場合、例えば、図６（Ａ）に示すように、基体２の内側の面に、円環部３ｂの一部を嵌めることのできる凹溝２ｂを形成し、基体２で円環部３ｂを挟み、円環部３ｂをこの凹溝２ｂに配位した状態とすることにより、基体２に対して円環部３ｂが回動可能に支持されている。これにより基体２に対して打撃部３１が所定範囲において移動可能となっている。
そして、図５（Ｃ）に示すものは、基体２の内部中央に集合部材である回動軸３ｃを形成して、この回動軸３ｃに全ての腕体３を一体となるように接続したものである。この場合においても、図６（Ｂ）に示すように、例えば、基体２の内側の面に凹部２ｃを形成し、回動軸３ｃをこの凹部２ｃに配位することにより、基体２に対して回動軸３ｃが回動可能に支持されている。
尚、これらの形態にあっても、衝撃吸収手段４は、図５（Ａ）〜（Ｃ）に示すように、各腕体３に隣接するようにして設けられている。又、この衝撃吸収手段４は、例えば、図５（Ａ）の場合にあっては根元部３ａに、図５（Ｂ）の場合にあっては円環部３ｂに、図５（Ｃ）の場合にあっては回動軸３ｃに取り付けること等により、まとめて設けても良い。
図５（Ａ）に示したように、複数の腕体３を連結して形成したり、図５（Ｂ）（Ｃ）に示したように、基体２に対して回動可能な集合部材３ｂ，３ｃに複数の腕体３を連結し、複数の腕体３が集合部材３ｂ，３ｃを共有するようにして一体に形成することにより、基体２に対する腕体３の取り付けを容易にすることができる。
【００２３】
又、図７（Ａ）に示すものは、側面視における、腕体３の基体２に対する角度を違えて取り付けたものである。言い換えれば、複数設けられた打撃部３１が、軸方向、つまり基体２を回転工具Ｔに取り付けた際の、回転工具Ｔの駆動軸に沿う方向について、複数の異なる位置に設けられたものである。
ここで、図示したものは２種類の異なる角度を有するものとしているが、腕体３毎に全て角度を変えて基体２に取り付ける等、３種類以上の異なる角度を有するものとしても良い。
次に、図７（Ｂ）に示すものは、図７（Ａ）に示すものと同様の構造ではあるが、腕体３を図示上下方向に重ねるようにして配位したものであり、ちょうど、図７（Ａ）に示すものを大小二段重ねにしたような形態である。
そして、図７（Ｃ）に示すものは、腕体３が、基体２から突出した部分において分岐部３ｄを有し、この分岐部３ｄから先端方向に腕体３が枝分かれし、打撃部３１が複数設けられたものである。本例では、１本の腕体３当たり打撃部３１が２つ設けられているが、これに限られるものではなく、１本の腕体３当たりの打撃部３１を３つ以上設けても良い。
又、図８（Ａ）（Ｂ）に示すものは、側面視における、腕体３の基体２に対する角度は同一であるが、腕体３の長さを変化させたものである。言い換えれば、複数設けられた打撃部３１が、径方向、つまり基体２の回動中心から打撃部３１へ向かう方向について、複数の異なる位置に設けられたものである。
【００２４】
図７，図８の各図に示したように、腕部３を回転させた際において、打撃部３１に複数の軌跡を描かせることができるため、一度に対象物５の広い面積を処理することができる。
尚、基体２に対する腕体３の角度や分岐の数については、図示したものに限られず、種々に変更して実施できる。
又、打撃部３１の位置は、軸方向のみを異なる位置としても良いし、径方向のみを異なる位置としても良い。そして、軸方向及び径方向共に異なる位置としても良く、種々の形態で実施できる。
【００２５】
本例の固着物除去用工具１の使用方法は、図９に示した、従来の研磨材１０４と同様であり、まず、図３に示すように、基体２をグラインダー等の回転工具Ｔの駆動軸に取り付ける。
そして、回転工具Ｔの駆動軸が回転することに伴って、固着物除去用工具１における、腕体３の打撃部３１が高速回転し、対象物５に存在するバリ等の固着物５１を打撃することにより固着物５１を除去することができる。つまり、この打撃部３１が持つ運動エネルギーによって、対象物５の表面の固着物５１を叩いて取り去り、所望の仕上げ表面を得ることができる。そしてこの際、固着物５１には瞬間的に大きな衝撃が加わるため、効果的に固着物５１を除去することができる。
又、上記のように、固着物５１に大きな衝撃を加えることができるにもかかわらず、その際の反動は、本例においては腕体３の基端部に配位された衝撃吸収手段４によって吸収されるため、作業者に伝わる振動も大幅に軽減できる。
【００２６】
尚、上記の効果に加えて、この固着物除去用工具１を用いることにより、金属製の小球を加速して工作物に吹き付ける加工であるショットピーニング等の噴射加工と同じように、打撃部３１の槌打ち（ハンマリング）作用により対象物５に硬化表面層を形成することもできる。
対象物５において、特に、溶接した部分は急熱・急冷されているので、高温における変形や冷却に際しての収縮などに伴う残留応力が生じている。このように、残留応力の存在する劣化部分に対して、槌打ち（ハンマリング）を行なう事により、この残留応力を緩和したり、分散させることができ、対象物５を補強することができる。
尚、上記の槌うち作用の強弱は、打撃部３１の部分の重量や、腕部３の長さによって変化させることができ、これらの要素と回転工具Ｔの回転数との組み合わせにより、対象物５を所望の仕上げ状態とするため、最適な固着物除去用工具１を提供することができる。
【００２７】
本願発明は、上記に例示した形態に限られるものではなく、種々に変更して実施が可能である。
例えば、線型ワイヤーブラシを束ねたものを、例えば、本例の腕体３と交互に配位して基部２に取り付けることにより、打撃部３１による固着物５１の除去と、線型ワイヤーブラシによる、微細な錆や切断バリ取りなどの溶接箇所の仕上げ加工を並行して行なうことができる。
【００２８】
又、本例においては、腕部３が基部２に対して回動可能に支持されており、この支持された部分付近（スペーサー２３の窓部２３ａ）に衝撃吸収手段４を設けているが、その他に、基部２と腕部３とを固定したものとし、腕部３の中間部分や先端付近に所定範囲において回動可能な関節部を設けて、この関節部に衝撃吸収手段４を設けたものとしても良い。
更に、腕体３の、打撃部３１以外の部分については、例えば硬質ゴム等の可撓性材料を用いたり、金属製の板状体を用いて、腕体３自体に可撓性を持たせることによって、衝撃吸収手段４を腕体３と別個に設けず、腕体３が衝撃吸収手段４の機能を兼ねるものとしても良い。但し、この可撓性材料を用いる場合は、従来用いていたワイヤーのように、重力や、打撃部３１にかかった不規則な力に対して影響を受けやすいものは不適当であり、ある程度の剛性を有するものを用いることが望ましい。
【００２９】
【発明の効果】
本願第１の発明にあっては、従来の研削・研磨による方法とは異なり、打撃部の運動エネルギーによって、対象物表面の固着物を叩いて取り去る方法である。よって、高速回転した打撃部が、固着物へ強く衝突することにより、固着物を確実に、かつ効率よく除去することができる。しかも、その際に生じる反動は、衝撃吸収手段によって吸収されるので、仮に打撃部が対象物の表面に当たっても、対象物自体を傷めることはない。そして、従来の研削・研磨による方法とは異なり、目詰まりが起こることもなく、長寿命である。
又、従来の剥離工具のような往復運動による打刻ではなく、回転運動による打刻であるため、作業者へ伝わる振動が小さくなり、負担も大幅に軽減され、加えて騒音も軽減される。
【００３０】
又、本願第２の発明にあっては、上記第１の発明の効果に加え、腕部が棒状体であることにより、従来の硬球とワイヤーとを用いたもののように、ワイヤーがからまったり、硬球の不規則な運動によって、危険が発生することもなく、使い勝手が良く安全なものとできる。
【００３１】
又、本願第３の発明にあっては、上記の点に加え、打撃部が、回転工具の駆動軸に沿う方向について、複数の異なる位置に設けられたことにより、一度に対象物の広い面積を処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本願発明の実施の一例に係る固着物除去用工具を示す斜視図である。
【図２】（Ａ）は、本例の固着物除去用工具において、上側の円板を取り去った状態を示す平面図であり、（Ｂ）は、（Ａ）のＩ−Ｉ断面図である。
【図３】本例の固着物除去用工具の使用方法を示す説明図である。
【図４】本願発明に係る固着物除去用工具の他の例を示す要部説明図である。
【図５】（Ａ）〜（Ｃ）共、同固着物除去用工具の他の例を示す、図２（Ａ）と同様の平面視における概略説明図である。
【図６】同固着物除去用工具の他の例を示す、断面視における概略説明図であり、（Ａ）は図５（Ｂ）に対応するもの、（Ｂ）は図５（Ｃ）に対応するものである。
【図７】（Ａ）〜（Ｃ）共、同固着物除去用工具の他の例を示す、側面視における概略説明図である。
【図８】同固着物除去用工具の他の例を示す、側面視における概略説明図であり、（Ａ）は平面視、（Ｂ）は側面視によるものである。
【図９】（Ａ）は従来の固着物除去用工具の使用方法を示す説明図であり、（Ｂ）は従来の固着物除去用工具を示す斜視図である。
【図１０】他の形態である、従来の固着物除去用工具の使用方法を示す説明図である。
【符号の説明】
１固着物除去用工具
２基体
２１取付部
３腕部
３１打撃部
３２腕部取付部、貫通穴
４衝撃吸収手段
５対象物
５１固着物
Ｔ回転工具[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a tool for removing fixed objects such as burrs and spatters generated when welding metal, burrs generated during concrete molding, and fixed objects such as paint films.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1]
Registered Utility Model No. 3086596 [0003]
As an example of a conventional fixed object removing tool used for removing fixed objects 102 such as burrs attached to an object 101, as shown in FIG. 9A, the tool is attached to a rotary tool 103 such as a grinder. As shown in FIG. 9B, a polishing tool 104 using an abrasive such as a grinding wheel or a polishing cloth, various rotating brushes (not shown) formed by bundling steel wires, or the like, There is a peeling tool (so-called “needle tapping”) 105 that reciprocates a bundle of hard steel wires as shown in FIG.
[0004]
However, in the polishing tool 104 using an abrasive as described above, clogging occurs and grinding becomes impossible, so that there is a problem that the life is short. In addition, this polishing tool 104 has a strong grinding force, but may cut the object 101 itself, and requires skill in the work.
In addition, the above-mentioned rotary brush has an advantage that the object 101 is not easily damaged, but has a problem that workability is deteriorated because the grinding force is significantly reduced.
In addition, since the peeling tool 105 is directly hit by reciprocating motion, the vibration transmitted to the worker is large, and a heavy load is imposed. In addition, the peeling tool 105 has a loud impact sound and can be a factor in noise problems in, for example, an ironworks in an urban area.
[0005]
The inventor of the present invention has previously devised an improvement of a deburring grinding metal fitting (Patent Document 1).
In this method, a hard ball made of iron or steel is attached around a shaft portion via a wire.By attaching the shaft portion to a rotating tool and rotating it, the hard ball collides with an object at high speed, and the solid ball is fixed. This is to remove the kimono. Here, since the hard sphere is supported by the wire, the impact when the hard sphere collides as described above is absorbed by the wire, and the worker can work easily.
[0006]
However, when the wire is used as described above, the wire hangs down due to gravity when the shaft is stopped, and when the shaft is rotating, the position where centrifugal force and gravity are balanced. Will be moved to. Therefore, the wire may become entangled, or the hard ball may move irregularly due to the recoil that has collided with the fixed object, hitting the rotating tool itself or a part other than the intended part of the target object, and it is easy to use. Notwithstanding, in some cases it was dangerous.
Therefore, in order to use this tool safely, it is necessary to separately provide a receiving plate or the like for receiving the wire so that the wire does not move to an unexpected position.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above problems, the present invention is capable of reliably and efficiently removing the adhered matter, does not damage the object, reduces the burden on the worker, has a long life, In addition, it is another object of the present invention to provide an easy-to-use and safe fixed object removing tool.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the first invention of the present application is to be attached to a rotary tool T, and the hitting portion 31 that rotates together with the drive shaft of the rotary tool T hits the target object 5 so that the target object 5 In the fixed object removing tool 1 capable of removing fixed objects 51 such as burrs existing on the surface, a base 2 provided with a mounting portion 21 for a drive shaft of a rotary tool T and a radially outward direction of the base 2 are arranged. And a striking portion 31 that rotates together with the base 2, an arm 3 that connects the strut 2 and the striking portion 31, and a shock absorbing unit 4 that absorbs a shock when the striking portion 31 hits the object 5. Provided is a tool for removing adhered matter, comprising:
[0009]
Further, according to the second invention of the present application, in the first invention, the arm 3 is a rod-shaped body, and one end of the arm 3 is rotatable within a predetermined range around the arm attachment portion 32 with respect to the base 2. A tool for removing fixed matter, wherein the tool is attached and the shock absorbing means 4 is an elastic body arranged on the arm attachment part 32.
[0010]
Further, the third invention of the present application is characterized in that, in the first or second invention, a plurality of hitting portions 31 are provided at a plurality of different positions in a direction along a drive shaft of the rotary tool T. To provide a tool for removing adhered matter.
[0011]
In the first invention of the present application, unlike the conventional method of grinding / polishing, the kinetic energy of the striking portion 31 hits and removes the fixed matter 51 on the surface of the object 5. Therefore, the striking portion 31 that rotates at a high speed strongly collides with the fixed object 51, so that the fixed object 51 can be reliably and efficiently removed.
In addition, since the reaction generated at that time is absorbed by the shock absorbing means 4, even if the hitting portion 31 hits the surface of the object 5, the object 5 itself is not damaged. Unlike the conventional method using grinding and polishing, clogging does not occur and the life is long.
Further, since the stamping is performed not by the reciprocating motion as in the conventional peeling tool but by the rotary motion, the vibration transmitted to the worker is reduced, the burden is greatly reduced, and the noise is also reduced.
[0012]
In addition, in the second invention of the present application, in addition to the above points, since the arm portion 3 is a rod-like body, the wire is entangled or hard ball is not formed as in the case of using the conventional hard ball and wire. Regular exercise can be safe and convenient without danger.
[0013]
In addition, in the third invention of the present application, in addition to the above points, the impact portion 31 is provided at a plurality of different positions in the direction along the drive shaft of the rotary tool T, so that the Can handle a wide area.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing a fixed object removing tool of the present embodiment, and FIG. 3 is an explanatory diagram showing a method of using the fixed object removing tool of the present embodiment.
It should be noted that the embodiment shown in this example is for the purpose of explaining the present invention, and the present invention is not to be understood as being limited thereby.
[0015]
The fixed object removing tool 1 of the present embodiment has a base 2 and an arm 3.
The base 2 is a part connected to the drive shaft of the rotary tool T. In the present embodiment, two disks 22a and 22b are opposed to each other with a predetermined interval, and a spacer 23 is arranged between the two disks 22a and 22b.
[0016]
As shown in FIG. 1, the spacer 23 has a window 23a on a side surface. The arm 3 and the shock absorbing means 4 are arranged on the window 23a. Inside, the arm 3 is rotatable.
FIG. 2A is a plan view showing a state in which the upper disk 22a in FIG. 1 has been removed for the sake of explanation. The spacer 23 corresponds to the rotation range of the base end of the arm 3. As a result, a space 23b having a substantially circular shape in plan view is formed inside. In this example, the window 23a and the space 23b communicate with each other, and the shock absorbing means 4 is arranged on the window 23a as described above.
[0017]
The shock absorbing means 4 is arranged adjacent to each arm 3 as shown in FIG. In this embodiment, a sponge made of a synthetic resin such as neoprene is used as the shock absorbing means 4. When the arm 3 receives an impact from the striking part 31 and moves from a position A shown by a solid line in FIG. 2A to a position B shown by a two-dot chain line, the shock absorbing means 4 Compressed by being compressed. Accordingly, a restoring force is generated in the shock absorbing means 4 so as to return to the original shape, and the arm 3 tries to return to the original position A by receiving the restoring force.
Note that a metal spring may be used as the shock absorbing means 4. However, the fixed object removing tool 1 is generally used under severe conditions of about 12,000 revolutions per minute. From the viewpoint of properties, it is more preferable to use a synthetic resin sponge.
[0018]
In this example, six arm support shafts 24 are provided so as to penetrate from one disk 22a to the other disk 22b, and radially surround the centers of the disks 22a and 22b in plan view. Is coordinated. Then, as shown in FIG. 2A, the arm 3 is passed through a through hole 32 formed as an arm attachment portion on the base end side of the arm 3 so that the arm 3 is attached to the base 2. Is supported so as to be rotatable.
In this embodiment, the arm support shaft 24 is attached to the disks 22a and 22b by caulking. However, the present invention is not limited to this, and the arm support shaft 24 is composed of bolts and nuts. , May be removable.
An example of this is shown in FIG. In this case, the arm support shaft 24 is constituted by a shaft portion 24 a having a female screw provided inside the distal end, and a screw portion 24 b having a male screw provided therein. The arm 3 is attached to the base 2 by threading a screw portion 24b into the shaft portion 24a through the shaft 32.
With the above configuration, the arm support shaft 24 can be removed and the arm 3 can be easily replaced even when the hitting portion 31 of the arm 3 is worn due to the use of the tool 1 for removing fixed matter. Can be used economically.
[0019]
In addition, a mounting hole 21 having a female screw is provided at the center of the base 2 for mounting on a drive shaft of a rotary tool T such as a grinder. If necessary, a hole (not shown) for receiving a tool for removal may be provided around the mounting hole 21.
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2B, the arm body 3 is a rod-shaped body whose intermediate portion is curved. The proximal end is pivotally mounted to the base 2 as described above. The tip is formed in a rounded shape. This portion becomes the striking portion 31 that collides with the object 5. In this example, six arms are arranged so as to project radially from the base 2.
The curved shape of the arm 3 is to avoid interference with the rotating tool T when attached to the rotating tool as shown in FIG. 3, and the shape of the base 2 and the rotating tool T Depending on the shape of the rod, it may be a straight rod without any curvature.
[0021]
The form of the hitting portion 31 is such that when the object 5 is intended to be worked by hitting the object 5 itself together with the removal of the adhered matter 51 attached to the surface of the object 5, In addition to the rounded shape as in the present example, it may have a cross section of various polygonal shapes such as a quadrangle and a hexagon.
Further, by using a material having a hardness lower than the surface hardness of the target object 5 by using a material having a hardness lower than the surface hardness of the target object 5 by heat treatment, the striking part 31 can be formed without making a dent on the surface of the target object 5. It is possible to remove the sticking matter. Conversely, the hardness and surface condition of the hitting portion 31 are adjusted by electrodepositing diamond or CBN (borazon) or by attaching fine polishing abrasive grains, so that the object 5 can be positively processed. Is also good.
[0022]
Here, other forms relating to the arm body 3 will be illustrated and described.
In FIG. 5A, two arms 3 are combined at a base 3a and formed in a substantially V shape in plan view. In this case, the arm support shaft 24 is attached near the intersection of the two arms 3.
The one shown in FIG. 5 (B) is one in which an annular portion 3b which is a collective member is formed inside the base 2 and all the arms 3 are connected to the annular portion 3b so as to be integrated. It is. In this case, for example, as shown in FIG. 6A, a concave groove 2b into which a part of the annular portion 3b can be fitted is formed on the inner surface of the base 2, and the annular portion 3b is formed by the base 2. By sandwiching the annular portion 3b in the state of being arranged in the concave groove 2b, the annular portion 3b is rotatably supported with respect to the base 2. Thereby, the hitting portion 31 can be moved within a predetermined range with respect to the base 2.
The one shown in FIG. 5 (C) has a rotating shaft 3c, which is a collective member, formed in the center of the inside of the base 2, and all the arms 3 are connected to the rotating shaft 3c so as to be integrated. Things. Also in this case, as shown in FIG. 6B, for example, a concave portion 2c is formed on the inner surface of the base 2 and the rotation shaft 3c is arranged in the concave portion 2c, so that the base 2 is The rotation shaft 3c is rotatably supported.
Note that even in these embodiments, the shock absorbing means 4 is provided so as to be adjacent to each arm 3 as shown in FIGS. 5 (A) to 5 (C). The shock absorbing means 4 is provided, for example, on the base 3a in the case of FIG. 5A, on the annular portion 3b in the case of FIG. In such a case, they may be provided collectively by attaching to the rotating shaft 3c or the like.
As shown in FIG. 5A, a plurality of arms 3 are connected to each other, or as shown in FIGS. , 3c are connected to each other, and the plurality of arms 3 are formed integrally so as to share the collective members 3b, 3c, thereby facilitating attachment of the arms 3 to the base 2. it can.
[0023]
FIG. 7 (A) shows a case where the arm 3 is attached at a different angle with respect to the base 2 in a side view. In other words, the plurality of hitting portions 31 are provided at a plurality of different positions in the axial direction, that is, the direction along the drive shaft of the rotating tool T when the base 2 is attached to the rotating tool T. .
Here, the illustrated one has two different angles, but it is also possible to have three or more different angles, such as attaching the arm 3 to the base 2 with all angles changed.
Next, the one shown in FIG. 7 (B) has the same structure as that shown in FIG. 7 (A), but is arranged so that the arms 3 are overlapped in the vertical direction in the figure. This is a form in which the one shown in FIG.
7C, the arm 3 has a branch 3d at a portion protruding from the base 2, and the arm 3 branches from the branch 3d in the distal direction, and the striking portion 31 A plurality is provided. In this example, two hitting portions 31 are provided per one arm 3, but the present invention is not limited to this, and three or more hitting portions 31 per one arm 3 may be provided. .
8 (A) and 8 (B) show the case where the angle of the arm 3 with respect to the base 2 in the side view is the same, but the length of the arm 3 is changed. In other words, the plurality of hitting portions 31 are provided at a plurality of different positions in the radial direction, that is, in the direction from the rotation center of the base 2 toward the hitting portion 31.
[0024]
As shown in FIGS. 7 and 8, when the arm 3 is rotated, the striking portion 31 can draw a plurality of trajectories, so that a large area of the object 5 is processed at one time. be able to.
In addition, the angle of the arm 3 with respect to the base 2 and the number of branches are not limited to those shown in the drawings, and can be variously changed.
Further, the position of the hitting portion 31 may be different only in the axial direction, or may be different only in the radial direction. The position may be different in both the axial direction and the radial direction, and may be implemented in various forms.
[0025]
The method of using the fixed matter removing tool 1 of this embodiment is the same as that of the conventional abrasive 104 shown in FIG. 9. First, as shown in FIG. 3, the base 2 is driven by a rotating tool T such as a grinder. Attach to the shaft.
Then, with the rotation of the drive shaft of the rotary tool T, the striking portion 31 of the arm 3 of the tool 1 for removing fixed objects rotates at high speed, and strikes the fixed objects 51 such as burrs existing on the object 5. By doing so, the adhered matter 51 can be removed. That is, the fixed object 51 on the surface of the target object 5 is hit and removed by the kinetic energy of the hitting portion 31, and a desired finished surface can be obtained. At this time, since a large impact is instantaneously applied to the fixed object 51, the fixed object 51 can be effectively removed.
Further, as described above, although a large impact can be applied to the fixed object 51, the reaction at that time is caused by the shock absorbing means 4 arranged at the base end of the arm 3 in this example. Because it is absorbed, the vibration transmitted to the worker can be greatly reduced.
[0026]
In addition to the above-mentioned effects, the use of the tool 1 for removing the adhered substance makes it possible to accelerate the small metal ball and spray it onto the workpiece in the same manner as the shot processing such as shot peening. A hardened surface layer can also be formed on the object 5 by the hammering action of 31.
In the object 5, particularly, the welded portion is rapidly heated and rapidly cooled, so that a residual stress is generated due to deformation at a high temperature and shrinkage upon cooling. As described above, by hammering the deteriorated portion where the residual stress exists, the residual stress can be reduced or dispersed, and the object 5 can be reinforced.
The strength of the hammering action can be changed depending on the weight of the striking portion 31 and the length of the arm 3. In order to make 5 a desired finish state, it is possible to provide an optimal tool 1 for removing a fixed substance.
[0027]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be implemented with various modifications.
For example, a bundle of linear wire brushes is alternately arranged with the arm body 3 of the present example and attached to the base 2, thereby removing the fixed matter 51 by the hitting portion 31 and removing fine particles by the linear wire brush. Finishing of welded parts such as rust and cutting deburring can be performed in parallel.
[0028]
In this example, the arm 3 is rotatably supported with respect to the base 2, and the shock absorbing means 4 is provided near the supported portion (the window 23a of the spacer 23). In addition, the base part 2 and the arm part 3 are fixed, and a joint part rotatable in a predetermined range is provided in the middle part or near the tip of the arm part 3, and the shock absorbing means 4 is provided in this joint part. It is good.
Further, for the portion of the arm 3 other than the hitting portion 31, a flexible material such as a hard rubber is used, or a metal plate is used to make the arm 3 itself flexible. Thus, the shock absorbing means 4 may not be provided separately from the arm 3, and the arm 3 may also function as the shock absorbing means 4. However, when this flexible material is used, a material that is easily affected by gravity or an irregular force applied to the hitting portion 31 such as a conventionally used wire is inappropriate. It is desirable to use one having rigidity.
[0029]
【The invention's effect】
In the first invention of the present application, unlike the conventional method using grinding and polishing, a method of hitting and removing the adhered matter on the surface of the object by the kinetic energy of the hitting portion. Therefore, the striking portion that rotates at a high speed strongly collides with the fixed object, so that the fixed object can be reliably and efficiently removed. Moreover, since the reaction generated at that time is absorbed by the shock absorbing means, even if the hitting portion hits the surface of the object, the object itself is not damaged. Unlike the conventional method using grinding and polishing, clogging does not occur and the life is long.
Further, since the stamping is performed not by the reciprocating motion as in the conventional peeling tool but by the rotary motion, the vibration transmitted to the worker is reduced, the burden is greatly reduced, and the noise is also reduced.
[0030]
Further, in the second invention of the present application, in addition to the effects of the first invention, the arm is a rod-like body, so that the wire is entangled like a conventional one using a hard ball and a wire, Irregular movement of the hard ball does not cause danger, and can be made easy to use and safe.
[0031]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the above points, the striking portion is provided at a plurality of different positions in the direction along the drive shaft of the rotary tool, so that a large area of the object can be obtained at one time. Can be processed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a tool for removing adhered matter according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2A is a plan view showing a state in which an upper disk is removed from the fixed object removing tool of the present example, and FIG. 2B is a sectional view taken along line II of FIG. .
FIG. 3 is an explanatory view showing a method of using the tool for removing adhered matter of the present embodiment.
FIG. 4 is an explanatory view of a main part showing another example of the fixed object removing tool according to the present invention.
5A to 5C are schematic explanatory views showing another example of the fixed object removing tool in a plan view similar to FIG. 2A.
FIG. 6 is a schematic explanatory view in cross section showing another example of the tool for removing a fixed substance, in which (A) corresponds to FIG. 5 (B) and (B) corresponds to FIG. 5 (C). Corresponding.
FIGS. 7A to 7C are schematic explanatory views in a side view, showing another example of the fixed object removing tool.
FIG. 8 is a schematic explanatory view in a side view showing another example of the tool for removing a fixed substance, in which (A) is a plan view and (B) is a side view.
FIG. 9A is an explanatory view showing a method for using a conventional fixed object removing tool, and FIG. 9B is a perspective view showing a conventional fixed object removing tool.
FIG. 10 is an explanatory view showing a method of using a conventional fixed object removing tool in another embodiment.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 Fixed object removing tool 2 Base 21 Mounting part 3 Arm part 31 Striking part 32 Arm part mounting part, through hole 4 Shock absorbing means 5 Object 51 Fixed object T Rotating tool

Claims

To be attached to the rotating tool (T),
The striking part (31) rotating together with the drive shaft of the rotary tool (T) strikes the object (5),
A fixed object removing tool (1) capable of removing fixed objects (51) such as burrs present on the surface of the object (5),
A base (2) provided with a mounting portion (21) for a drive shaft of the rotary tool (T);
A striking portion (31) that is arranged radially outward of the base (2) and rotates together with the base (2);
An arm (3) connecting the base (2) and the hitting portion (31),
Shock absorbing means (4) for absorbing a shock when the hitting portion (31) hits the object (5);
A tool for removing adhered matter, comprising:

The arm (3) is a rod-shaped body, one end of which is rotatably attached to the base (2) within a predetermined range around the arm attachment (32),
2. The tool for removing adhered matter according to claim 1, wherein the shock absorbing means is an elastic body arranged on the arm mounting portion. 3.

3. The fixed object removing device according to claim 1, wherein the plurality of hitting portions are provided at a plurality of different positions in a direction along a drive shaft of the rotary tool. 4. tool.