JP2004215787A - 閉塞防止カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】カテーテルの孔が閉塞する危険性を最小限にするか、あるいはその危険性を排除し、度重なる修理および/または置換の必要性を低減する。
【解決手段】埋め込み可能な流体管理装置10はカテーテル12を有しており、カテーテルは、長尺の基部14と、柔軟な先端部16と、内部を流体が流動する流路を有する。先端部は、少なくとも一巻きの螺旋を形成するコイル状の部分を有する。カテーテルの先端部は、カテーテルの流路に流体が流動可能なように通じた少なくとも一つの孔を有しており、螺旋の内側部分にこの孔は配置されている。孔を螺旋の内側部分に配置したことにより、孔はカテーテルの内部および周囲に成長する組織によって閉塞されることから保護される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カテーテルの孔の閉塞のおそれを最小限にする流体管理装置に係り、さらに具体的にはコイルの内側の面に複数の孔を有するコイル部を備えたカテーテルを持つ流体管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
脳水腫は脳脊髄液(CSF)が脳室または脳の空洞内に異常に堆積することよって生じる神経系の病気である。CSFは主に脈絡叢によって作られ、脳および脊髄を囲む無色透明の液である。CSFは脳室系を絶えず循環し、最終的には血流に吸収される。CSFは脳および脊髄を保護することに役立つ。CSFは脳および脊髄を浮いた状態に保つので、中枢神経系の損傷を防ぐ保護用クッション、すなわち「ショック・アブソーバ」として働く。
【0003】
脳水腫は、子供も大人もかかる病気であり、脳内のCSFを正常に排出することが何らかの事情で妨げられるときに発生する。このような妨げは、例えば遺伝素質、脳室内または頭蓋内出血、髄膜炎のような感染、頭部外傷などを含む多くの要因によって引き起こされる。CSFの流れが妨げられると、脈絡叢により形成されるCSFの量と血流に吸収されるCSFの割合の間の不均衡がその結果として生じ、脳内の圧力が上昇して、脳室の膨張が引き起こされる。
【0004】
脳水腫は分流装置を外科的に挿入することによって治療することが最も多く、その分流装置はCSFの流れを脳室から、CSFが循環系の一部として吸収される身体の他の領域に向ける。分流装置は様々な形で売られており、典型的には類似した機能構成要素を共有する。これらの構成要素には、頭蓋骨内のバーホール(burr hole)を通じて挿入され患者の脳室に埋め込まれる脳室カテーテル、CSFを最終排出位置に運ぶ排出カテーテル、および脳室から排出位置へのCSFの一方向流れを制御して脳室内の正常な圧力を維持する任意の流れ制御機構、例えば分流弁が含まれる。脳室カテーテルは、一般にその長さ方向に沿って設けられてCSFを分流装置に流入させる多数の穴または孔を有する。カテーテルの挿入を容易にするため、除去可能な剛的なスタイレット(探り針)が脳室カテーテルの内腔に設けられ、そのカテーテルを所望の目標位置に案内するために使用される。その代わりまたはそれに加えて、先の丸い脳カニューレおよび剥き取り(peel−away)シースが、カテーテルの配置を助けるために使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
分流は基本的な神経外科処置の一つと見なされるが、合併症を起こす確率が最も高い。分流で最も頻繁に起こる合併症は分流装置の閉塞である。閉塞は分流装置のどこにでも起こる可能性があるが、分流装置の脳室端に起こることが最も多い。脳室カテーテルが閉塞するに至る過程にはいくつかありうるが、典型的には例えば脈絡叢のような組織がカテーテルの周囲やその孔の内部に成長することによって閉塞が生じる。脳室カテーテルの孔は、カテーテルの孔の内部に詰まった破片、細菌、または血液によっても閉塞することがある。その上に、脳室カテーテルのもつ問題点はCSFの過剰排出によって発生することがあり、過剰排出によって脳室の壁がカテーテル上に潰れてカテーテルの壁内の孔を閉塞し、CSFの排出を妨害する。
【0006】
これらの問題点の幾つかはバックフラッシュによって処理することができる。このバックフラッシュとは、分流装置内に存在するCSFを用いて閉塞物質を除去する方法である。しかし、この方法は脳室カテーテルの孔の大きさが小さいことや、分流装置内で使用し得る洗い液の量が少ないことが原因で役に立たないことがある。それ以外の分流装置は、分流装置を洗うための機構を含むように設計されている。例えば、分流装置によっては装置内にポンプ装置を含み、装置内の液を少なからぬ圧力と速度で流して装置を洗うものもある。バックフラッシュ方法でも、内蔵した機構を用いて分流装置を洗うと、孔の大きさ、孔の閉塞程度や範囲などの要因によっては閉塞を解除することができないこともある。
【0007】
閉塞した脳室カテーテルは、閉塞組織を除去するためにそのカテーテルを焼灼して、閉塞していた現状の孔を再び開けることにとって回復させることができる。あるいは、新規な孔をカテーテルに形成してもよい。しかし、このように回復させても、閉塞した孔の位置しだいでは閉塞物を脳室カテーテルから除去することができない恐れがある。その上に、カテーテルの内部や周囲への組織の成長の程度によっては、例えば組織の成長が脳室カテーテルのかなりの部分を覆うような状況では、追加の穴を形成することが不可能になることもある。新しい孔を形成して閉塞した脳室カテーテルを回復させることのもう一つの欠点は、この方法によって度重なる閉塞の危険性を回避または低減させることができないということである。
【0008】
閉塞した脳室カテーテルを洗う、または回復させる試みが無駄になったり無効になったりすることが多いので、カテーテルを置換することによって閉塞を処置することが頻繁に行われる。このことは閉塞したカテーテルを脳室から除去することだけで達成することができるが、カテーテルの周囲やその孔の内部への脈絡叢および他の組織の成長がカテーテルの除去や置換を邪魔することがある。例えば出血など、患者に重傷をもたらすことのある脈絡叢の損傷を回避するためには、注意を払う必要がある。これらの方法は、患者を損傷するという際立った危険性を呈するばかりでなく、特に分流の閉塞が再発する問題であるときに極めて費用が高くつく可能性もある。
【0009】
従って、カテーテルの孔が閉塞する危険性を最小限にするか、あるいはその危険性を排除し、度重なる修理および/または置換の必要性を低減する分流装置が必要となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コイルの内側の対向する面に配置された孔を有するコイル状の端部を持つ埋め込み可能なカテーテルを提供することによって、従来技術の流体管理装置で避けられなかった欠点を克服する。本発明の流体管理装置は、長尺でほぼ円筒状の基部と、少なくとも一巻きのコイル形状をとることができる先端部と、先端および基端の間を延びる流路を持つ導管を備える。本発明によれば、先端部のコイル形状は一つ以上の巻き数を有していてもよい。カテーテルに張力が与えられると、コイル状の先端部の巻回は解除され、導管の基部および先端部の両方はほぼ直線状になる。張力を解除すると、先端部は再度そのコイル形状になる。カテーテルのコイルは、好ましくは、埋め込み箇所にある脈絡叢または他の組織がカテーテルの内部および周囲に成長することを最小限にするために一団となって閉じる。
【0011】
流体は、導管の先端部のコイル状の部分にある孔としても知られる一つ以上の開口を通じて導管の流路に進入する。本発明のカテーテルのコイルの内側の面には少なくとも一つの孔が配置されている。従って、少なくとも一つの孔は、埋め込み箇所にある組織の近傍には存在せず、コイルの巻回によって組織から保護されている。本発明では、導管はほとんどあらゆる数の孔を有していてもよく、孔はほとんどあらゆる寸法および形状を持っていてもよい。
【0012】
本発明のさらなる特徴、性質および様々な利点は、添付の図面および図面と好ましい実施の形態の説明からさらに明らかにする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る埋め込み可能な流体管理装置は、流体の除去または治療箇所への流体の流入を容易にする。一例として、装置の先端部は、脳室内に埋め込まれて、過剰な流体を脳室内から排出して、患者の身体内の他の箇所に案内する。本発明に係る流体管理装置は、その構成上、排出カテーテルが閉塞するおそれを最小にしつつ、流体を排出することができる点で有利である。
【0014】
図1に示されるように、埋め込み可能な流体管理装置10は、基部14と先端部16と、その間を延びる流路を持つカテーテル12を有する。カテーテル12の基部14は、第1の端部(開放端部)18と、移行端部20と、これらの二つの端部をつなぐ内腔30(図2(A)、図3(A)および図3(B)参照)を有する。カテーテル12の先端部16は、外壁44(図4および図5参照)により画定されており、第1の端部(接続端部)22と、第2の端部(最先端部)24と、両者の間を延びる内腔40(図3(B)および図4参照)を有する。カテーテル12の先端部16は、少なくとも一つの流体入口42(図4参照)を有する。流体入口42は、カテーテル12の外壁44に配置されており、先端部16の内腔40に流体が流動可能に通じている。図1乃至図3(A)および図4に示されるように、カテーテル12の先端部16の通常時の形状は、少なくとも一巻きの螺旋構造を有するコイル状である。好ましくは、流体入口(孔)42は、この螺旋すなわちコイルの内側部分48(図4および図5参照)に配置されている。
【0015】
使用にあたっては、カテーテル12の先端部16、および基部14の少なくとも一部が、患者の身体内の流体が排出されるべき箇所、例えば脳室26に埋め込まれる。そして、脳室26から流体が排出され、カテーテル12を通じて第1の端部(開放端部)18へ案内され、第1の端部(開放端部)18から流体が血流に吸収される患者の身体の他の部分、例えば腹膜または心臓の心房に向けて放出される。第1の端部(開放端部)18は、埋め込み可能な流体管理装置10を通じる流体の流量を規制するのに有効な分流弁28にも接続することができる。他の実施の形態では、流体管理装置10は、流体および/または薬品を処理箇所に配送するために使用してもよく、このために第1の端部(開放端部)18が流体および/または薬品の配送源に接続されていてもよい。
【0016】
カテーテル12の基部14は、図2(A)乃至図3(B)により詳細に示されており、ほとんどあらゆる形状を持っていてもよいが、好ましくは長尺でほぼ円筒状の部材である。図2(A)乃至図3(B)に示されるように、基部14は外壁32により画定されており、第1の端部(開放端部)18と移行端部20の間を延びる内腔30を有する。基部14の第1の端部(開放端部)18は開放されており、基部14を通じて流体が流動できるように内腔30に通じている。基部14の移行端部20は、図2(A)、図3(A)および図3(B)に示されるように、カテーテル12の先端部16に取り付けられている。
【0017】
図2(B)乃至図3(B)に示されるように、カテーテル12の基部14は、外径Dを有する。ここで使用される限り、用語「基部14の外径D」は、基部14の中心を通過する直線により接続された外壁32の外面34(図2(B)参照)に位置する任意の二つの点の間の距離として定義される。基部14の内腔30は、図2(B)に示されるように、内腔径Dを有する。ここで使用される限り、用語「基部14の内腔径D」は、基部14の中心を通過する直線により接続された外壁32の内面36に位置する任意の二つの点の間の距離として定義される。
【0018】
カテーテル12の基部14は、ほとんどあらゆる長さを持っていてもよいが、好ましくは基部14の長さは約30mm乃至100mmの範囲にある。図2(A)乃至図3(B)に示されるように、カテーテル12の基部14の外径Dは、様々でもよいが、外径Dは目標となる埋め込み箇所に調和した寸法にされていると好ましい。さらに好ましくは、カテーテル12の基部14の外径Dは、約2mm乃至4mmの範囲にある。カテーテル12の基部14の内腔径Dも様々でよいが、内腔径Dは基部14の内腔30を通る流体の流動を可能にするのに十分であると好ましい。さらに好ましくは、内腔径Dは、約0.5mm乃至2mmの範囲にある。
【0019】
図2(A)乃至図3(B)に示されるように、カテーテル12の先端部16は、第1の端部(接続端部)22を有しており、第1の端部(接続端部)22は開放されており、基部14の内腔30に流体が流動可能に通じていることにより、先端部16への流体の流入および先端部16からの流体の流出が可能になっている。先端部16の第2の端部(最先端部)24は開放されて、先端部16の内腔40に流体が流動可能なように通じていてもよい。あるいは、第2の端部(最先端部)24は、その内部を流体が流動しないように閉鎖または封止されていてもよい。第1の端部(接続端部)22と第2の端部(最先端部)24の間を延びる内腔40は、ほとんどあらゆる形状を持っていてもよいが、好ましくは図4に示されるようにほぼ円柱形である。先端部16の内腔40は内腔径Dを有する。ここで使用される限り、用語「先端部16の内腔径D」は、先端部16の内腔40の中心を通過する直線により接続された外壁44の内面46に位置する任意の二つの点の間の距離として定義される。
【0020】
図2(A)乃至図4に示されるように、カテーテル12の先端部16は、ほとんどあらゆる形状を持っていてもよいが、好ましくは長尺でほぼ円筒状の部材であって、螺旋を形成するコイル状に歪まされている(あらかじめ形成されている)。先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状は、螺旋すなわちコイルに関して内側になる領域45(図5参照)を画定する。さらに、先端部16は図4および図5に示されるように、コイル内側面(内側部分)48とコイル外側面50を有する。ここで使用される限り、コイル内側面48とは、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状に包囲された内側にある領域45に面するコイルの面を指している。ここで使用される限り、コイル外側面50は、領域45とは反対にある外側領域47(図5参照)に面するコイルの面を指している。
【0021】
カテーテル12の先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状は、ほとんどあらゆる巻き数を有していてもよい。ここで使用される限り、「巻き」は、コイルの周囲の一回転、すなわちコイルの任意の部分から開始しコイルの中心長手軸線(L)の周囲に360°巻きついた一回転を示す。好ましくは、カテーテル12の先端部16は、一巻き以上を有しており、さらに好ましくは巻き数は約1乃至10の範囲にある。限定する意図ではない一例として、図2(A)は5巻きの螺旋を持つ実施の形態を図示する。螺旋形状すなわちコイル形状の隣り合う各巻きの間の間隔S(図4参照)は様々でよいが、この間隔Sは螺旋形状すなわちコイル形状の隣り合う巻きの間に組織が成長してゆくのを防止するのに十分であると好ましい。さらに好ましくは、隣り合う巻きの間の間隔Sは約0mm乃至2mmの範囲にある。
【0022】
図3(A)、図4および図5に示されるように、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状は外径Dを有する。ここで使用される限り、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の外径Dとは、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の中心長手軸線を通過する直線により接続されたコイル外側面50に位置する任意の二つの点の間の距離として定義される。当業者であれば、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の外径Dの寸法は、その対象とする用途に応じて変更しうることを理解するであろう。一例として、幼児または子供に使用するために設計されたカテーテル12は、大人に使用するために設計されたカテーテル12よりも、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の外径Dが小さい。好ましくは、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の外径Dは、基部14の外径D(図2(B)乃至図3(B)参照)とほぼ等しいか、外径Dの4倍以下である。さらに好ましくは、コイル形状の外径Dは約4mm乃至9mmの範囲にある。当業者であれば、先端部16のコイル形状の外径Dが基部14の外径Dとほぼ同じかまたはそれ以下であるカテーテル12は、流体管理装置10を埋め込む間に生じうる損傷を最小限にするために有利であることを理解するであろう。
【0023】
図4に示されるように、カテーテル12の先端部16はさらに少なくとも一つの流体入口(孔)42を有する。流体入口42は、先端部16の外壁44を通過して延びており、先端部16の内腔40に流体が流動可能なように通じている。好ましくは、孔は、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の巻回によって隠蔽つまり保護された形式でコイル内側面48に位置している。コイル内側面48はいかなる数の流体入口42を有していてもよいが、コイル内側面48に位置する流体入口42の数は約4乃至40の範囲にあると好ましい。
【0024】
各流体入口42はコイル内側面48でほとんどあらゆる寸法、形状または位置を持っていてもよいことを当業者であれば理解するであろう。各流体入口42の寸法は様々であってよいが、各流体入口42の面積は約0.05mm乃至1mmの範囲にあると好ましい。各流体入口42は、例えば円形、卵形、矩形、正方形、またはこれらの組み合わせのような、ほとんどあらゆる形状を持っていてもよい。各流体入口42は、コイル内側面48のほどんとどこに配置されていてもよく、隣り合う流体入口42の間隔も様々でよい。例えば、各流体入口42の間隔は、一定でもよいし、不定でもよいし、両者の組み合わせであってもよい。限定する意図ではない一例として、図4は、先端部16の螺旋形状すなわちコイル形状の長手軸線Lに沿って整列した等間隔の流体入口42を図示する。
【0025】
本発明の一つの実施の形態では、カテーテル12の基部14および先端部16は、一体的に形成してもよい。あるいは、基部14および先端部16は、互いに接続される二つの別個の部材からなっていてもよい。基部14および先端部16を接続するのに、当業者に知られた様々な接続技術を使用してもよい。限定する意図ではない例として、先端部16は、カテーテル12の基部14に対して、溶接、超音波接合、接着剤での付着、または機械的接続されてもよい。
【0026】
カテーテル12の基部14および先端部16は、生体適合性のあるいかなる材料から形成されてもよい。好ましくは、カテーテル12の少なくとも先端部16は、コイル状に歪まされている(あらかじめ形成されている)柔軟な材料、例えばシリコーン(silicone)、シリコーン(silicone)に類似の材料、形状記憶材料、ポリウレタン、またはX線探知が可能なように硫酸バリウムが添加されたポリマーによって形成される。ある実施の形態では、カテーテル12の少なくとも先端部16は、形状記憶材料で形成してもよいし、あるいはカテーテル12の少なくとも先端部16は、外壁44に埋設された形状記憶材料を含有していてもよい。
【0027】
使用にあたっては、カテーテル12の先端部16は、図3(A)に示された螺旋形状すなわちコイル形状をとったその第1の状態(通常状態)と、図3(B)に示された第2の状態(ほぼ引き延ばされた状態)の間を変形可能である。これらの二つの状態の間を変形することができるという先端部16の能力は、治療箇所へのカテーテル12の挿入および効果的な動作を容易にする。ある実施の形態では、例えば形状記憶品質を持ったポリウレタンのような形状記憶材料を含有するか形状記憶材料から形成されたカテーテル12が、ほぼ直線状つまり引き延ばされた状態で準備され、カテーテル12はこの状態で埋め込まれる。このカテーテル12は、例えば体温または体液のような外的刺激の存在の下におかれると、カテーテル12の先端部16は図2(A)および図3(A)に示されるように、その通常の螺旋形状すなわちコイル形状になる。
あるいは、カテーテル12は、カテーテル12に剛性を与えるのに適したスタイレット(探り針)60がカテーテル12の基部14の第1の端部(開放端部)18を通じて流体管理装置10に挿入された後に、患者の身体内に挿入されてもよい。スタイレット60は、カテーテル12の基部14と先端部16を通過するように伸ばすことができ、これによりカテーテル12の先端部16は図3(B)に示されるほぼ引き延ばされた状態になる。治療箇所にカテーテル12が埋め込まれると、スタイレット60は除去される。スタイレット60が除去されると、カテーテル12の先端部16は再度その通常の螺旋形状すなわちコイル形状(図2(A)、図3(A)および図4参照)になる。
【0028】
他の実施の形態では、カテーテル12は患者の身体内への挿入の前にシース(図示せず)の内部に収納してもよい。このシースは、例えばプラスチック管でよく、カテーテル12の先端部16が図3(B)に示されるほぼ引き延ばされた状態になるのに適している。このシースは、カテーテル12の製造の間にカテーテル12の本体の周囲に配置してもよいし、あるいはこのシースは挿入の前にある箇所でカテーテル12の本体に手で与えてもよい。カテーテル12が治療箇所に埋め込まれた後、シースは除去してよい。シースが除去されると、カテーテル12の先端部16は再度その通常の螺旋形状すなわちコイル形状(図2(A)、図3(A)および図4参照)になる。
【0029】
当業者であれば、上述の実施の形態に基づくこの発明の更なる特徴や長所を理解するであろう。従って、この発明は特許請求の範囲に記載したことを除き、詳細に図示かつ説明したことに限定するものではない。ここに引用した全ての刊行物や参考資料は、参照されることにより、その全体がこの明細書に明白に取り入れられたことになる。
【0030】
この発明の具体的な実施態様は次の通りである。
(1)前記カテーテルの前記先端部の前記内腔は、前記カテーテルの前記基部の前記内腔の外径よりも小さい外径を有する、請求項1に記載の装置。
(2)前記コイル状の領域の螺旋を横切る方向に計った外径は、前記カテーテルの前記基部の外径に等しい、請求項1に記載の装置。
(3)前記コイル状の領域の螺旋を横切る方向に計った外径は、前記カテーテルの前記基部の外径の4倍以下である、請求項1に記載の装置。
(4)前記コイル状の領域の螺旋を横切る方向に計った外径は、約10mm未満である、請求項1に記載の装置。
(5)前記カテーテルの前記コイル状の領域に形成された螺旋の長さは、その第1の端部から第2の端部まで計って、約30mm乃至100mmの範囲にある、請求項1に記載の装置。
【0031】
(6)前記カテーテルの前記コイル状の領域に形成された螺旋の巻き数は約1乃至10である、実施態様(5)に記載の装置。
(7)前記カテーテルの前記先端部の最先端に形成され、前記カテーテルの前記内腔に流体が流動可能なように通じている流体入口をさらに備える請求項1に記載の装置。
(8)前記少なくとも一つの流体入口の数は、約1乃至40の範囲にある、請求項1に記載の装置。
(9)前記少なくとも一つの流体入口の形状は、円形、楕円形および多角形からなる群から選択される、請求項1に記載の装置。
(10)前記カテーテルは複数の流体入口を有しており、前記流体入口は様々な形状の組み合わせを有する、請求項1に記載の装置。
【0032】
(11)前記少なくとも一つの流体入口の面積は約0.05mm乃至1mmの範囲にある、請求項1に記載の装置。
(12)前記カテーテルは複数の流体入口を有しており、前記流体入口は様々な形状の組み合わせを有する、請求項1に記載の装置。
(13)前記カテーテルの前記先端部の前記コイル状の領域は柔軟な材料から形成されており、張力の付与により螺旋が消滅するが、張力を解除するとコイルが少なくとも一巻き復帰する、請求項1に記載の装置。
(14)前記カテーテルの前記コイル状の領域は、シリコーン(silicone)、シリコーン(silicone)に類似の材料、形状記憶材料、ポリウレタン、および硫酸バリウムが添加されたポリマーからなる群から選択される、柔軟な材料から形成されている、実施態様(13)に記載の装置。
(15)前記カテーテルの前記先端部の少なくとも一部は形状記憶材料から形成され、外的刺激にさらされると前記先端部は少なくとも一巻きを持つ螺旋を形成する、実施態様(14)に記載の装置。
【0033】
(16)前記カテーテルの前記先端部の前記外壁の少なくとも一部は、形状記憶材料を内部に含有しており、外的刺激にさらされると前記先端部は少なくとも一巻きを持つ螺旋を形成する、実施態様(14)に記載の装置。
(17)前記カテーテルの前記先端部と前記基部は、前記カテーテルの別個の部材からなり、前記先端部は前記基部に対して、溶接、超音波接合、接着剤での付着、または機械的接続からなる群から選択された技術によって接続されている、請求項1に記載の装置。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カテーテルの孔が閉塞する危険性を最小限にするか、あるいはその危険性を排除し、度重なる修理および/または置換の必要性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】対象に埋め込まれた本発明に係る流体管理装置を示す半透明斜視図である。
【図2】(A)は本発明の一つの実施の形態に係る図1の流体管理装置のカテーテルの斜視図である。(B)は(A)の線2B−2Bに沿って見たカテーテルの先端部の拡大断面図である。
【図3】(A)は本発明の他の実施の形態に係る図1の流体管理装置のカテーテルの斜視図である。(B)は剛的なスタイレットが挿入された本発明に係る(A)のカテーテルの斜視図である。
【図4】図3(A)の線4−4に沿って見たカテーテルの先端部の拡大断面図である。
【図5】図3(A)の線5−5に沿って見たカテーテルの先端部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 埋め込み可能な流体管理装置
12 カテーテル
14 基部
16 先端部
18 第1の端部(開放端部)
20 移行端部
22 第1の端部(接続端部)
24 第2の端部(最先端部)
26 脳室
28 分流弁
30 内腔
32 外壁
34 外面
36 内面
40 内腔
42 流体入口
44 外壁
45 領域
46 内面
47 外側領域
48 コイル内側面(内側部分)
50 コイル外側面
60 スタイレット

Claims (1)

  1. カテーテルと、コイル状の領域と、少なくとも一つの流体入口とを備え、
    前記カテーテルは、基部と、先端部と、前記基部と前記先端部の間を延びる内腔を画定する外壁とを有しており、
    前記コイル状の領域は、前記先端部に形成されており、前記コイル状の領域は少なくとも一巻きの螺旋を形成しており、
    前記少なくとも一つの流体入口は、前記コイル状の領域の内側部分に形成されており、前記少なくとも一つの流体入口は前記カテーテルの前記内腔に流体が流動可能なように通じている、埋め込み可能な流体管理装置。
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