JP2004215697A - 装具用パッド及び装具 - Google Patents
装具用パッド及び装具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004215697A JP2004215697A JP2003003148A JP2003003148A JP2004215697A JP 2004215697 A JP2004215697 A JP 2004215697A JP 2003003148 A JP2003003148 A JP 2003003148A JP 2003003148 A JP2003003148 A JP 2003003148A JP 2004215697 A JP2004215697 A JP 2004215697A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- outfit
- orthosis
- brace
- fastener element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
【課題】装具の装用時に緩衝用パッドが破損しても、直ちに装具の使用が不能とはならない経済的な装具用パッドと、この装具用パッドを用いて、簡単かつ迅速に修理ができて経済的な装具を提供する。
【解決手段】本発明の装具用パッドは、気体不透過性の可撓性袋体内に通気性の軟質スポンジ体と膨張状態維持用の気体とを密封してなり、可撓性且つ非伸長性の面状ファスナーを構成する片方のファスナー要素部材の裏面に、該袋体の一方側外面が結合しているもので、本発明の装具は、装具を装着する身体部位を保護するために前記の装具用パッドを取り付けてなる装具であって、該装具用パッドに設けた面状ファスナーの一方のファスナー要素部材と結合できる、該面状ファスナーの他方のファスナー要素部材を、所定の装具用パッド取付位置に設けたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の装具用パッドは、気体不透過性の可撓性袋体内に通気性の軟質スポンジ体と膨張状態維持用の気体とを密封してなり、可撓性且つ非伸長性の面状ファスナーを構成する片方のファスナー要素部材の裏面に、該袋体の一方側外面が結合しているもので、本発明の装具は、装具を装着する身体部位を保護するために前記の装具用パッドを取り付けてなる装具であって、該装具用パッドに設けた面状ファスナーの一方のファスナー要素部材と結合できる、該面状ファスナーの他方のファスナー要素部材を、所定の装具用パッド取付位置に設けたものである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、四肢などに発生した骨折や捻挫などを治療する際に使用する、副木や関節装具などの保存療法用の装具において、装具と接触する身体部位を強い圧迫や摩擦などから保護するために用いる装具用パッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、四肢の外傷や疾病などの保存的療法に、或いは外傷などの治癒後のリハビリテーション用や、種々の障害の予防をするためなどに、各種の装具が用いられている。そして、これらの装具を身体の特定部分に装着する際には、装具1身体面との間に、クッション材料やパッド材料などの支持材を設けることが普通である。
【0003】
こうした装具における支持材は、例えば関節部などの骨の隆起部分などでは強く圧縮されて、クッション効果が乏しくなり、装用者に不快感を与えることがあるので、装用者に適したクッション性を与えることができる、流体により膨張させるように構成されたパッドが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−67901号公報(特許請求の範囲並びに図1〜6)
【特許文献2】
特開平8−38532号公報(特許請求の範囲並びに図1〜16)
【特許文献3】
特開平11−253475号公報(特許請求の範囲並びに図1〜4)
【0005】
しかし、上記のようなパッドは、空気などを注入して膨張させるもので、装具の緩衝作用が求められる部位に設けられて、装用者にとって望ましい密着度となるよう、内圧を調整できるようになっている。従って、封入した空気が漏洩してクッション性が低下したときは、空気ポンプを用いて内圧を高め、機能を回復させることができるが、ポンプ又はパッド自体が破損したときは緩衝機能が失われて、修理が終わるまで装具の使用ができなくなる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、装具の装用時に緩衝用パッドが破損しても、クッション性がある程度低下するだけで、直ちに装具の使用が不能とはならず、しかも簡単かつ迅速に修理ができる、経済的なパッドを設けた装具を提供することを目的としたものであり、またこの目的を達成することができる、クッション性の優れた緩衝用パッドを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成できる本発明の装具用パッドは、気体不透過性の可撓性袋体内に通気性の軟質スポンジ体と膨張状態維持用の気体とを密封してなり、可撓性且つ非伸長性の面状ファスナーを構成する片方のファスナー要素部材の裏面に、該袋体の一方側外面が結合していることを要旨とする。
【0008】
本発明の装具用パッドにおいて、前記可撓性袋体は、前記ファスナー要素部材上に1個又は複数個が配設されていてもよく、それぞれが独立状態で設けられていてもよい。
【0009】
また、一体の前記ファスナー要素部材に複数の前記可撓性袋体が結合されていて、前記可撓性袋体相互の間の位置に、前記ファスナー要素部材の折れ曲がりを防止できる弾性の補強部材が設けられていると、装具用パッドの取り扱い性が向上するばかりでなく、装具への装具用パッドの取り付け取り外しが極めて容易となる利点がある。
【0010】
更に本発明の装具は、装具を装着する身体部位を保護するために、請求項1乃至3のいずれかに記載の装具用パッドを取り付けてなる装具であって、該装具用パッドに設けた面状ファスナーの一方のファスナー要素部材と結合できる、該面状ファスナーの他方のファスナー要素部材を、所定の装具用パッド取付位置に設けたものであり、装用者の装具使用状況の変化に応じて、装具用パッドを選択交換し、或いは装具用パッドの取付位置や取付姿勢などを適宜変更して、装用者にとって最も快適な装具となるよう、簡単に調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の装具用パッド及び装具を、図1〜6に基づいて詳細に説明するが、これらの図は単なる本発明の一例を示すものであって、本発明の範囲はこれらの例に限定されるものではない。
【0012】
図1は、本発明の装具用パッドの例Aの、前面側外観を示す正面図であり、図2は、同じく例Aの構造を示す、図1のX−X線に沿った断面図である。これらの図において、1は、例えば軟質プラスチックフィルムなどで形成された、気体不透過性の可撓性袋体であり、2は可撓性袋体1の内部空間1aに封入された軟質スポンジ体であって、内部空間1aには可撓性袋体1を膨張させるための空気などの気体が充填されている。
【0013】
また3は、例えばベルクロなどの商品名で市販されている、可撓性ではあるが伸長性がなくて、外形が維持できる面状ファスナーがあるが、その一方側のファスナー要素部材、例えばループ形或いはフック形繊維シートからなる部材であって、可撓性袋体1の裏面に背中合わせの状態に結合して用いられる。このような構造を備えた本発明の装具用パッドAは、可撓性袋体1が、軟質スポンジ体2が封入されていない長円形の膨張部分11と、軟質スポンジ体2が封入されていて、前記の膨張部分11を囲む環状の膨張部分12と、膨張部分11と膨張部分12との間、及び膨張部分11と膨張部分12のそれぞれの周囲に設けた表裏融着部分13とからなるように形成されているものである。
【0014】
上記の装具用パッドAを取り付けた本発明の装具の例Bを図3に示すが、この装具は膝関節用装具である。図3において、上部支柱5、5の下端部と下部支柱6、6の上端部とを、膝関節継手7、7によって回動可能に結合してあるが、これらの膝関節継手7、7の向かい合う内側面には、それぞれ装用者の膝部の外側面と内側面とに接触するように、装具用パッドAが取り付けられている。この装具の膝関節継手7部分の側面を図4に示すが、膝関節継手7の内側面には、装具用パッドAの裏側に設けてあるファスナーの要素部材3、例えばループ形繊維シートと結合できる、例えばフック形繊維シートなどのファスナー要素部材8が接着などにより設けてあり、装具用パッドAは、これらのファスナー要素部材からなる面状ファスナーを介して、着脱可能に取り付けられる。
【0015】
このように構成された本発明の装具Bは、装具用パッドAが膝関節継手7の内側面に着脱可能に取り付けられているので、装具用パッドAが破損したときには、何時でも取り外して予備の装具用パッドAと交換することができ、また取付位置に不具合があれば、装用者にとって最も快適な位置及び姿勢となるよう装具用パッドAを取り付け直すことができるものである。
【0016】
また図5及び6には、本発明の装具用パッドの別な例Cを示すが、この装具用パッドCは、可撓性袋体1と、軟質スポンジ体2と、ファスナーの要素部材3との他に、弾性の補強部材4とを含んで構成されている。そして、この補強部材4は、可撓性の要素部材3がその上に結合して設けた可撓性袋体1と共に、異常に変形を起こして折れ曲がることを防止するために、必要に応じて用いられる部材である。
【0017】
装具用パッドCにおける可撓性袋体1は、軟質スポンジ体2が封入されているU字形の膨張部分14と、軟質スポンジ体2が封入されている略長円形の膨張部分15と、該膨張部分15の横腹位置から連通して、該膨張部分14のU字形の中に入り込むように突出し、内部に補強部材4が封入されている細長い膨張部分16と、膨張部分14と膨張部分15及び16との間、及び膨張部分14の周囲と膨張部分15及び16の周囲のそれぞれに設けた、表裏融着部分17とからなるように形成されている。そのため、膨張部分14と膨張部分15との間の、ファスナー要素部材3部分の撓みや折れ曲がりは、補強部材4によって効果的に防止できる。
【0018】
上記の装具用パッドCを取り付けた本発明の装具の例Dを図7に示すが、この装具も、前記の装具Bと同様に膝関節用装具である。従って装具Dの構成も、膝関節継手7、7の向かい合う内側面に、装具用パッドCが取り付けられているほかは、装具Bと同様であり、また装具Dの作用や効果なども、装具Bの場合と殆どと同様である。
【0019】
【発明の効果】
本発明の装具用パッドは、構造が簡素で安価に提供できるほか、封入気体が漏出する恐れがなく、また破損により密封した気体が逸出しても、クッション性が低下するだけで直ちに装具の使用が不能とはならないうえ、簡単に予備の装具用パッドと交換することができる。従ってまた、本発明の装具用パッドを取り付けた装具を、装用者にとって最も快適な状態となるよう、極めて容易に調整することができ、しかも経済的である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装具用パッドの例Aの正面図である。
【図2】本発明の装具用パッドの例Aの断面図である。
【図3】本発明の装具の例Bの要部の斜視図である。
【図4】本発明の装具の例Bの膝関節部の構造の説明図である。
【図5】本発明の装具用パッドの別な例Cの正面図である。
【図6】本発明の装具用パッドの別な例Cの断面図である。
【図7】本発明の装具の別な例Dの要部の斜視図である。
【符号の説明】
A,C 装具用パッド
B,D 装具
1 可撓性袋体
1a 内部空間
11 膨張部分
12 膨張部分
13 表裏融着部分
14 膨張部分
15 膨張部分
16 膨張部分
17 表裏融着部分
2 軟質スポンジ体
3 ファスナー要素部材
4 補強部材
5 上部支柱
6 下部支柱
7 膝関節継手
8 ファスナー要素部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、四肢などに発生した骨折や捻挫などを治療する際に使用する、副木や関節装具などの保存療法用の装具において、装具と接触する身体部位を強い圧迫や摩擦などから保護するために用いる装具用パッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、四肢の外傷や疾病などの保存的療法に、或いは外傷などの治癒後のリハビリテーション用や、種々の障害の予防をするためなどに、各種の装具が用いられている。そして、これらの装具を身体の特定部分に装着する際には、装具1身体面との間に、クッション材料やパッド材料などの支持材を設けることが普通である。
【0003】
こうした装具における支持材は、例えば関節部などの骨の隆起部分などでは強く圧縮されて、クッション効果が乏しくなり、装用者に不快感を与えることがあるので、装用者に適したクッション性を与えることができる、流体により膨張させるように構成されたパッドが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−67901号公報(特許請求の範囲並びに図1〜6)
【特許文献2】
特開平8−38532号公報(特許請求の範囲並びに図1〜16)
【特許文献3】
特開平11−253475号公報(特許請求の範囲並びに図1〜4)
【0005】
しかし、上記のようなパッドは、空気などを注入して膨張させるもので、装具の緩衝作用が求められる部位に設けられて、装用者にとって望ましい密着度となるよう、内圧を調整できるようになっている。従って、封入した空気が漏洩してクッション性が低下したときは、空気ポンプを用いて内圧を高め、機能を回復させることができるが、ポンプ又はパッド自体が破損したときは緩衝機能が失われて、修理が終わるまで装具の使用ができなくなる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、装具の装用時に緩衝用パッドが破損しても、クッション性がある程度低下するだけで、直ちに装具の使用が不能とはならず、しかも簡単かつ迅速に修理ができる、経済的なパッドを設けた装具を提供することを目的としたものであり、またこの目的を達成することができる、クッション性の優れた緩衝用パッドを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成できる本発明の装具用パッドは、気体不透過性の可撓性袋体内に通気性の軟質スポンジ体と膨張状態維持用の気体とを密封してなり、可撓性且つ非伸長性の面状ファスナーを構成する片方のファスナー要素部材の裏面に、該袋体の一方側外面が結合していることを要旨とする。
【0008】
本発明の装具用パッドにおいて、前記可撓性袋体は、前記ファスナー要素部材上に1個又は複数個が配設されていてもよく、それぞれが独立状態で設けられていてもよい。
【0009】
また、一体の前記ファスナー要素部材に複数の前記可撓性袋体が結合されていて、前記可撓性袋体相互の間の位置に、前記ファスナー要素部材の折れ曲がりを防止できる弾性の補強部材が設けられていると、装具用パッドの取り扱い性が向上するばかりでなく、装具への装具用パッドの取り付け取り外しが極めて容易となる利点がある。
【0010】
更に本発明の装具は、装具を装着する身体部位を保護するために、請求項1乃至3のいずれかに記載の装具用パッドを取り付けてなる装具であって、該装具用パッドに設けた面状ファスナーの一方のファスナー要素部材と結合できる、該面状ファスナーの他方のファスナー要素部材を、所定の装具用パッド取付位置に設けたものであり、装用者の装具使用状況の変化に応じて、装具用パッドを選択交換し、或いは装具用パッドの取付位置や取付姿勢などを適宜変更して、装用者にとって最も快適な装具となるよう、簡単に調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の装具用パッド及び装具を、図1〜6に基づいて詳細に説明するが、これらの図は単なる本発明の一例を示すものであって、本発明の範囲はこれらの例に限定されるものではない。
【0012】
図1は、本発明の装具用パッドの例Aの、前面側外観を示す正面図であり、図2は、同じく例Aの構造を示す、図1のX−X線に沿った断面図である。これらの図において、1は、例えば軟質プラスチックフィルムなどで形成された、気体不透過性の可撓性袋体であり、2は可撓性袋体1の内部空間1aに封入された軟質スポンジ体であって、内部空間1aには可撓性袋体1を膨張させるための空気などの気体が充填されている。
【0013】
また3は、例えばベルクロなどの商品名で市販されている、可撓性ではあるが伸長性がなくて、外形が維持できる面状ファスナーがあるが、その一方側のファスナー要素部材、例えばループ形或いはフック形繊維シートからなる部材であって、可撓性袋体1の裏面に背中合わせの状態に結合して用いられる。このような構造を備えた本発明の装具用パッドAは、可撓性袋体1が、軟質スポンジ体2が封入されていない長円形の膨張部分11と、軟質スポンジ体2が封入されていて、前記の膨張部分11を囲む環状の膨張部分12と、膨張部分11と膨張部分12との間、及び膨張部分11と膨張部分12のそれぞれの周囲に設けた表裏融着部分13とからなるように形成されているものである。
【0014】
上記の装具用パッドAを取り付けた本発明の装具の例Bを図3に示すが、この装具は膝関節用装具である。図3において、上部支柱5、5の下端部と下部支柱6、6の上端部とを、膝関節継手7、7によって回動可能に結合してあるが、これらの膝関節継手7、7の向かい合う内側面には、それぞれ装用者の膝部の外側面と内側面とに接触するように、装具用パッドAが取り付けられている。この装具の膝関節継手7部分の側面を図4に示すが、膝関節継手7の内側面には、装具用パッドAの裏側に設けてあるファスナーの要素部材3、例えばループ形繊維シートと結合できる、例えばフック形繊維シートなどのファスナー要素部材8が接着などにより設けてあり、装具用パッドAは、これらのファスナー要素部材からなる面状ファスナーを介して、着脱可能に取り付けられる。
【0015】
このように構成された本発明の装具Bは、装具用パッドAが膝関節継手7の内側面に着脱可能に取り付けられているので、装具用パッドAが破損したときには、何時でも取り外して予備の装具用パッドAと交換することができ、また取付位置に不具合があれば、装用者にとって最も快適な位置及び姿勢となるよう装具用パッドAを取り付け直すことができるものである。
【0016】
また図5及び6には、本発明の装具用パッドの別な例Cを示すが、この装具用パッドCは、可撓性袋体1と、軟質スポンジ体2と、ファスナーの要素部材3との他に、弾性の補強部材4とを含んで構成されている。そして、この補強部材4は、可撓性の要素部材3がその上に結合して設けた可撓性袋体1と共に、異常に変形を起こして折れ曲がることを防止するために、必要に応じて用いられる部材である。
【0017】
装具用パッドCにおける可撓性袋体1は、軟質スポンジ体2が封入されているU字形の膨張部分14と、軟質スポンジ体2が封入されている略長円形の膨張部分15と、該膨張部分15の横腹位置から連通して、該膨張部分14のU字形の中に入り込むように突出し、内部に補強部材4が封入されている細長い膨張部分16と、膨張部分14と膨張部分15及び16との間、及び膨張部分14の周囲と膨張部分15及び16の周囲のそれぞれに設けた、表裏融着部分17とからなるように形成されている。そのため、膨張部分14と膨張部分15との間の、ファスナー要素部材3部分の撓みや折れ曲がりは、補強部材4によって効果的に防止できる。
【0018】
上記の装具用パッドCを取り付けた本発明の装具の例Dを図7に示すが、この装具も、前記の装具Bと同様に膝関節用装具である。従って装具Dの構成も、膝関節継手7、7の向かい合う内側面に、装具用パッドCが取り付けられているほかは、装具Bと同様であり、また装具Dの作用や効果なども、装具Bの場合と殆どと同様である。
【0019】
【発明の効果】
本発明の装具用パッドは、構造が簡素で安価に提供できるほか、封入気体が漏出する恐れがなく、また破損により密封した気体が逸出しても、クッション性が低下するだけで直ちに装具の使用が不能とはならないうえ、簡単に予備の装具用パッドと交換することができる。従ってまた、本発明の装具用パッドを取り付けた装具を、装用者にとって最も快適な状態となるよう、極めて容易に調整することができ、しかも経済的である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装具用パッドの例Aの正面図である。
【図2】本発明の装具用パッドの例Aの断面図である。
【図3】本発明の装具の例Bの要部の斜視図である。
【図4】本発明の装具の例Bの膝関節部の構造の説明図である。
【図5】本発明の装具用パッドの別な例Cの正面図である。
【図6】本発明の装具用パッドの別な例Cの断面図である。
【図7】本発明の装具の別な例Dの要部の斜視図である。
【符号の説明】
A,C 装具用パッド
B,D 装具
1 可撓性袋体
1a 内部空間
11 膨張部分
12 膨張部分
13 表裏融着部分
14 膨張部分
15 膨張部分
16 膨張部分
17 表裏融着部分
2 軟質スポンジ体
3 ファスナー要素部材
4 補強部材
5 上部支柱
6 下部支柱
7 膝関節継手
8 ファスナー要素部材
Claims (4)
- 気体不透過性の可撓性袋体内に通気性の軟質スポンジ体と膨張状態維持用の気体とを密封してなり、可撓性且つ非伸長性の面状ファスナーを構成する片方のファスナー要素部材の裏面に、該袋体の一方側外面が結合していることを特徴とする装具用パッド。
- 前記可撓性袋体は、前記ファスナー要素部材上に1個又は複数個が配設されている、請求項1に記載の装具用パッド。
- 一体の前記ファスナー要素部材に複数の前記可撓性袋体が結合されていて、前記可撓性袋体相互の間の位置に、前記ファスナー要素部材の折れ曲がりを防止できる弾性の補強部材が設けられている、請求項2に記載の装具用パッド。
- 装具を装着する身体部位を保護するために、請求項1乃至3のいずれかに記載の装具用パッドを取り付けてなる装具であって、該装具用パッドに設けた面状ファスナーの一方のファスナー要素部材と結合できる、該面状ファスナーの他方のファスナー要素部材を、所定の装具用パッド取付位置に設けたことを特徴とする装具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003148A JP2004215697A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 装具用パッド及び装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003003148A JP2004215697A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 装具用パッド及び装具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004215697A true JP2004215697A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32894498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003003148A Pending JP2004215697A (ja) | 2003-01-09 | 2003-01-09 | 装具用パッド及び装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004215697A (ja) |
-
2003
- 2003-01-09 JP JP2003003148A patent/JP2004215697A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3693368B2 (ja) | 整形外科用装具 | |
USRE34661E (en) | Gel and air cushion ankle brace | |
JP5415074B2 (ja) | 骨折ブレイス | |
US5385538A (en) | Knee brace having an inflatable bladder support | |
US5577998A (en) | Walking brace | |
US6793639B2 (en) | Pelvic splint and associated method | |
US5088478A (en) | Gel and air cushion ankle brace | |
US4628945A (en) | Inflatable ankle brace with porous compressible filler | |
US8012113B2 (en) | Spinal brace | |
US6689079B2 (en) | Support device with pressure adjustment section and method of use | |
US20050145256A1 (en) | Orthopedic walker having a soft boot with a deformable insert | |
JP2009532186A5 (ja) | ||
JP2009532186A (ja) | 仙腸ベルト並びに複合構造体 | |
US10660782B2 (en) | Inflatable splint for medical treatment | |
EP2079408B1 (en) | Inflatable splint | |
CN108210151A (zh) | 一种便于使用的医疗骨科矫正装置 | |
JP2005532892A (ja) | 統合圧力調整装置を有した支持装置及び使用方法 | |
CN213030953U (zh) | 一种带气囊的膝踝足矫形器 | |
US10092438B2 (en) | Adjustable leg brace systems and methods | |
JP2004215697A (ja) | 装具用パッド及び装具 | |
US20050020952A1 (en) | Pad with aircell for an orthopedic brace | |
US20110230807A1 (en) | Device for stabilizing body segments | |
US20230099955A1 (en) | Inflatable stent for medical treatment | |
US20230338182A1 (en) | Orthopedic support cushion system | |
CN217310915U (zh) | 经腹股沟穿刺术后康复组件 |