JP2004213446A - ノートパソコン傾斜用支持具 - Google Patents

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廣明 北川
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Abstract

【課題】組み込みの排熱特性および操作性向上のための傾斜用スタンドを具備しないノートパソコンに対し、安全且つ実用的にノートパソコンを傾斜させることができ、また可搬性を阻害することのない道具を提供する。
【解決手段】ノートパソコンの裏面後方に貼り付けることができる接着または粘着方式の突起型傾斜用支持具を用いる。その支持具の形状として、ノートパソコン裏面との接着面を剥がすように作用する回転モーメントができるだけ小さく、且つノートパソコンを移動させる際の机上面との摩擦抵抗が少なくなるようなもの、即ち部分球体や部分円柱体を用いたものを選ぶ。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ノートパソコン底面からの排熱を促進し、且つ操作面を使い易い角度に傾斜させるための実用的な道具に関する。
【0002】
【従来の技術】
操作性、排熱特性向上の目的から、本体後方裏面を持ち上げて傾斜させるための折り込自在の組み込み起立スタンドを備えたノートパソコンが見られるが、そのような機能が組み込まれていないノートパソコンに対して同じ目的を達成する道具として、単純にノートパソコンを載せる台が考えられている(特開2002−215271や特開2001−125712や特開平11−003140など)。しかし、このような台の場合、ノートパソコンを移動させた時に、台から外れてノートパソコン本体が机上に衝突し内部の衝撃に弱いハードディスクやCDまたはDVDプレーヤーを破損する可能性があり危険である。また、ノートパソコンの後方側面を左右から挟持する道具も考案されているが、ノートパソコンの両側面は、通常フレキシブルディスクやCDまたはDVDディスク、LANカードなどの挿入口、マウスや音響機器用の差込端子などが備えられていることが多く、側面の一部を塞ぐこういう方式も実用的とは言えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
組み込みの排熱特性および操作性向上のための傾斜用スタンドを具備しないノートパソコンに対し、安全且つ実用的にノートパソコンを傾斜させることができ、また可搬性を阻害することのない道具を提供する。近年のノートパソコンは薄肉軽量化のために傾斜用スタンドを備えないものが多く、また回路の高速化により発熱によるトラブルが問題になる場合もあり、本発明はこのような問題に対しひとつの解決法を提示するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
ノートパソコンの後方裏面に貼り付けることができる接着方式の突起型傾斜用支持具を用いる。そしてその傾斜用支持具の形状として、ノートパソコン裏面との接着面を剥がすように作用する回転モーメントができるだけ小さく、且つノートパソコンを移動させる際の机上面との摩擦抵抗が少なくなるようなもの、即ち部分球体や部分円柱体を用いたものを選ぶ。またノートパソコンの可搬性を損なわないために、接着剤として貼ったり剥がしたりできるタイプのものや粘着素材を用いる。また傾斜用支持具とノートパソコン裏面とを弾性緩衝材を介して接着または粘着できれば、衝撃に対する安全性が得られるし、机上面やノートパソコン裏面の多少の凹凸に対するこのような突起型傾斜用支持具のバランス受容性も増す。
【0005】
また、本発明品がノートパソコンの裏面に貼り付ける方式としているのは、概して筐体の側面周囲に配置されているマウスや周辺装置の端子類、フレキシブルデ
ィスクやCD−ROMディスクやDVDディスクなどの外部記憶媒体、LAN用PCカードなど通信インターフェース機器などの挿入口の邪魔にならないようにするためでもある。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の傾斜用支持具2を机上にあるノートパソコン1に適用した状態を横から眺めた場合の図である。傾斜用支持具2の位置を前後(図では左右)に動かすことで、ノートパソコンの傾斜角度を調節することができる。
【0007】
図2は、2個1組で用いる本発明の傾斜用支持具2を机上のノートパソコン1に適用した状態を立体的に眺めた図である。左右の傾斜用支持具2はノートパソコン裏面後方の略対称の位置に貼り付けてある。
【0008】
図3は、単体で用いる本発明の傾斜用支持具2を机上のノートパソコン1に適用した状態を立体的に眺めた図である。部分円柱体と柱体から構成される傾斜用支持具が用いられている。
【0009】
図4は、図2で用いられている傾斜用支持具2の一方を拡大した図である。3が土台の部分で、この場合下部が部分球体になっている。土台部分直上6の部分は弾性緩衝材であり、その上表面に接着剤4が塗られている。
【0010】
図5は、図4の場合の傾斜用支持具を、高さが調整可能なようにした一例である。土台3Aの中に螺子溝を切った穴があり、土台3Bの方には雄螺子を切った突起部があり、3Bを3Aに捩じ込むことで合体し、捩じ込む量によってその高さを調整できる。
【0011】
図6は、土台下部が部分円柱体からなる本発明の傾斜用支持具である。土台本体5の表面に接着剤4が塗布されている。部分円柱体の長さを短くして2個1組で用いることもできるし、長くして単体で用いることもできる。
【0012】
図7は、土台が半球または半円柱の場合の本発明による傾斜用支持具の使用状態での力の加わり方を、断面図を使って示したもの。上側のノートパソコンからの力Fが中央のC点に加わっている。釣り合って静止するためには、Fの下向きの分力Tcは傾斜具が机上から受ける反力Tsに等しく、またFの左水平分力Pcは机上との接点Sで受ける摩擦力Psに等しい。ノートパソコンの傾斜角をθ、半球または半円柱の半径をRとすれば、C点の回りに反時計回転方向に働く回転モーメントMcの大きさは、Psによるモーメントだけで、Mc=R・F・Sinθで表わされる。この回転モーメントMcは接着面をC点から左側で剥がすように、右側では押し付けるように働く。この値が大きくなれば、接着面が剥がれ支持具が外れてしまう。
【0013】
図8は、本発明の傾斜用支持具で、土台が部分球体または部分円柱体であるものに柱体が接続して構成されている場合の使用状態での力の加わり方を、断面図を使って示したもの。上の例と同様に傾斜角をθ、部分球体または部分円柱体の半径をRとすれば、C点の回りに反時計回転方向に働く回転モーメントの大きさ
Mcは、机上からの反力Ts、および摩擦力Psのモーメントへの寄与の式を整理してゆくと、結局、Mc=R・F・Sinθとなる。詰まり、球面または円柱面を机上と接するようにすれば、傾斜用支持具の高さに依らず一定の値となることが分かる。Rを10(mm)、Fを2(Kg)、θを10度とすれば、Mc≒3.47(Kg・mm)となる。接着面積が極端に少なくない限り一般の接着剤で十分に耐えられる値である。
【0014】
【発明の効果】
本発明による傾斜用支持具をノートパソコンの裏面後方に貼り付けて使用することにより(1)操作時にキーボード操作面が前傾するのでキー操作がし易くなる、(2)ファンを使って裏面から排熱されるパソコン内部回路から発生する熱の排熱効率が高まり、パソコンや机の過度の加熱が抑えられる、(3)貼り付ける位置にも支持具の高さにも依らず剥離の回転モーメントが小さく一定であるため、また机上面との接触が点や線接触のため使用中に勝手に剥がれ落ち難い、(4)繰り返し貼り付けたり剥がしたりできる糊残りしない粘着性の接着剤や特殊粘着エラストマーを用いることもできるので、ノートパソコンを持ち運びする際、取り外し取り付けが簡単にできて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜用支持具を適用して傾斜させているノートパソコンを真横から見た図。
【図2】2個1組で用いられる部分球体と柱体で構成される本発明の傾斜
用支持具を取り付けたノートパソコンを立体透視的に描いた図。
【図3】単体で用いられる部分円柱体と柱体で構成される本発明の傾斜用支持具を取り付けたノートパソコンを立体透視的に描いた図。
【図4】2個1組で用いられるべき本発明の傾斜用支持具で、部分球体と
柱体で構成されるものの一例、緩衝材を有するタイプ。
【図5】図4のタイプを高さ調整が可能なようにした一例。
【図6】部分円柱体と柱体とで構成される本発明の傾斜用支持具。
【図7】本発明の傾斜用支持具の一例に加わる力を示す模式断面図。
【図8】本発明の傾斜用支持具のもう一つの例に加わる力を示す模式断面図。
【符号の説明】
1・・・ノートパソコン
2・・・本発明の傾斜用支持具
3・・・傾斜用支持具土台(部分球体型)
3A・・・高さ調節可能な傾斜用支持具土台の一方
3B・・・高さ調節可能な傾斜用支持具土台の他の一方
4・・・接着剤または粘着剤
5・・・傾斜用支持具土台(部分円柱体型)
6・・・弾性緩衝材
7・・・机
θ・・・ノートパソコンの傾斜角度
C・・・接着(粘着)面中心
S・・・傾斜用支持具と机上との接点
O・・・球体または円柱体の半径中心の位置
R・・・(部分)球体または(部分)円柱体の半径
F・・・ノートパソコンから傾斜用支持具に加わる力
Tc・・・Fの垂直方向分力
Pc・・・Fの水平方向分力
Ts・・・机から傾斜用支持具に加わる反力
Ps・・・S点で傾斜用支持具に加わる摩擦力

Claims (11)

  1. 土台として机上面とは点接触または線接触し、被傾斜材に貼り付ける側の平面上に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し同一形状の2個1組で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  2. 土台として机上面とは点接触または線接触し、被傾斜材に貼り付ける側の平面上に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し単体で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  3. 土台としての半球と、それの円平面側に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し同一形状の2個1組で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  4. 土台としての半円柱体と、それの長方形平面側に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し同一形状の2個1組で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  5. 土台としての半円柱体と、それの長方形平面上に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し単体で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  6. 球を1枚の平面で切った小さい方の部分球体と、それの円平面側に垂直に接合する柱体部分とからなり、その柱体の軸に垂直な開放端面上に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し同一形状の2個1組で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  7. 円柱を母線に平行な1枚の平面で切った小さい方の部分円柱体と、それの長方形平面上に垂直に接合する柱体部分とからなり、その柱体の軸に垂直な開放端面側に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し2個1組で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  8. 円柱を母線に平行な1枚の平面で切った小さい方の部分円柱体と、それの長方形平面上に垂直に接合する柱体部分とからなり、その柱体の軸に垂直な開放端面側に緩衝材と接着剤、又は接着剤だけを具備し単体で使用されることを特徴とする傾斜用支持具。
  9. 接着剤または緩衝材として、緩衝性と接着性の両方の特性を備える特殊粘着エラストマーを用いたことを特徴とする請求項1から8に記載の傾斜用支持具。
  10. 接着剤として、繰り返して貼ったり剥がしたりできる糊残りしない粘着素材を用いた請求項1から8に記載の傾斜用支持具。
  11. それ自体に高さ調節機構を備えた請求項1から10に記載の傾斜用支持具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010762A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Kyowa Gosei Kk 小型電子機器用の衝撃緩衝具
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