JP2004213421A - Image data transmitting/receiving system, computer, image data transmitting/receiving method, and program - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データ送受信システム、コンピュータ、画像データ送受信方法、及びプログラムに関し、特に、複数の画像データ生成装置が存在する環境における画像データ送受信システム、コンピュータ、画像データ送受信方法、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スキャナ等の画像データ生成装置が知られている。このような画像データ生成装置として、直接接続された、または、TCP/IP等を利用したLAN(Local Area Network)等のネットワーク上に接続されたコンピュータにて起動されているオペレーティングシステム(以下、「OS」と称する。)がサポートする画像データ生成機能(スキャナ機能)用の画像データ処理ドライバ(ドライバソフト)をインストールし、当該画像データ処理ドライバを介して、画像データ生成装置から送信された画像データを受信して、受信した画像データをコンピュータ上で動作するアプリケーションへ受け渡す技術(例えば、特許文献1参照)が開発されている。また、近年、画像データ生成装置に設けたボタンの押下をきっかけに、コンピュータから画像データ生成装置に指令が出力され、画像データ生成装置からコンピュータへ画像データの転送を行う技術も開発されている。
尚、コンピュータと直接接続された画像データ生成装置、及び、ネットワーク上に接続された画像データ生成装置が複数存在する場合には、コンピュータに各画像データ生成装置用の画像データ処理ドライバをインストールする必要がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、画像データ生成装置用の画像データ処理ドライバをコンピュータにインストールする処理は、コンピュータにて起動されているOSを利用して行われる。OSを利用して行われる当該インストール処理は、インストール手順を半自動化するソフトウェアによって行われる。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−110331号公報(図2、段落0002、0004、0018)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のOSがサポートしている画像データ生成装置用の画像データ処理ドライバのインストール処理では、複数の画像データ生成装置が存在する環境において、既に画像データ処理ドライバがインストールされている画像データ生成装置と同一モデルの画像データ生成装置についての画像データ処理ドライバを新たにインストールする場合等、少なくとも一部が一致する識別情報(画像データ処理ドライバの名称等)を有する画像データ処理ドライバを新たにインストールする場合、画像データ処理ドライバが上書きインストールされたり、少なくとも一部が一致する識別情報(画像データ処理ドライバの名称等)を有する画像データ処理ドライバが複数存在したりすることとなり、ユーザが意図した画像データ生成装置とコンピュータとの間で画像データの送受信を行うことができないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、複数の画像データ生成装置が存在する環境において、ユーザが意図した画像データ生成装置とコンピュータとの間で画像データの送受信を行うことができる、画像データ送受信システム、コンピュータ、画像データ送受信方法、及びプログラムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の画像データ送受信システムは、画像データ生成装置から送信された画像データを受信して、当該受信した画像データをコンピュータ上で動作するアプリケーションへ受け渡す処理を行う画像データ処理ドライバを、当該コンピュータにインストールして、前記画像データ生成装置とコンピュータとを通信可能に接続する画像データ送受信システムであって、前記コンピュータは、新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更手段と、前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更手段によって変更された識別情報に設定する設定手段と、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストール手段と、前記インストール手段によりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付け手段と、前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付け手段により当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項12のコンピュータは、画像データ生成装置から送信された画像データを受信して、当該受信した画像データをコンピュータ上で動作するアプリケーションへ受け渡す処理を行う画像データ処理ドライバを、当該コンピュータにインストールして、前記画像データ生成装置とコンピュータとを通信可能に接続する画像データ送受信システムを構成するコンピュータであって、新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更手段と、前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更手段によって変更された識別情報に設定する設定手段と、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストール手段と、前記インストール手段によりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付け手段と、前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付け手段により当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項13の画像データ送受信方法は、画像データ生成装置から送信された画像データを受信して、当該受信した画像データをコンピュータ上で動作するアプリケーションへ受け渡す処理を行う画像データ処理ドライバを、当該コンピュータにインストールして、前記画像データ生成装置とコンピュータとを通信可能に接続する画像データ送受信方法であって、新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップによって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更ステップと、前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更ステップによって変更された識別情報に設定する設定ステップと、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストールステップと、前記インストールステップによりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付けステップと、前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付けステップにより当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択ステップと、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項14のプログラムは、画像データ生成装置から送信された画像データを受信して、当該受信した画像データをコンピュータ上で動作するアプリケーションへ受け渡す処理を行う画像データ処理ドライバを、当該コンピュータにインストールして、前記画像データ生成装置とコンピュータとを通信可能に接続する画像データ送受信システムを構成するコンピュータに、新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得ステップ、前記取得ステップによって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断ステップ、前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更ステップ、前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更ステップによって変更された識別情報に設定する設定ステップ、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストールステップ、前記インストールステップによりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付けステップ、前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付けステップにより当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択ステップ、を実行させることを特徴とする。
【0011】
請求項1、12、13、14によると、少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが既にコンピュータにインストールされている場合、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を変更した上で、画像データ処理ドライバ同士を異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールし、インストールした画像データ処理ドライバの識別情報と1つの画像データ生成装置とを関連付けている。従って、同一モデルの画像データ生成装置に関する画像データ処理ドライバをインストールする場合等、少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバをインストールする場合であっても、それぞれの識別情報に関連付けられた個別の画像データ生成装置として認識することができるため、少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバを用いる画像データ生成装置が複数存在する環境においても、ユーザが使用しているコンピュータと画像データを送受信しようとする画像データ生成装置との間で確実に画像データを送受信することができる。
【0012】
請求項2の画像データ送受信システムは、請求項1に記載の画像データ送受信システムであって、前記インストール手段は、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用フォルダにインストールすることによって、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールすることを特徴とする。
【0013】
請求項2によると、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用フォルダにインストールしている。従って、インストールする画像データ処理ドライバに関するデータに対して名称を変更する等インストールする画像データ処理ドライバを上書きしないための操作を行う必要がなくなる。
【0014】
請求項3の画像データ送受信システムは、請求項2に記載の画像データ送受信システムであって、前記画像データ処理ドライバの識別情報は、当該画像データ処理ドライバの前記画像データ処理ドライバ用フォルダに記憶されることを特徴とする。
【0015】
請求項3によると、画像データ処理ドライバ用フォルダに画像データ処理ドライバの識別情報を記憶している。従って、TWAINデータソースマネージャのように画像データ処理ドライバの画像データ処理ドライバ用フォルダに記憶されている識別情報を取得する技術に対応することができる。
【0016】
請求項4の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記インストール手段は、更に、インストールに関する情報を記載したINF(Information)ファイルに基づいてインストールを行い、前記設定手段は、前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記インストール手段によりインストールが行われる前に、前記INFファイルに記載されている前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記変更手段によって変更された識別情報に書き換えることによって、前記画像データ処理ドライバの識別情報を設定することを特徴とする。
【0017】
請求項4によると、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが既にコンピュータにインストールされている場合、画像データ処理ドライバをコンピュータにインストールする前に、予めINFファイルに記載されている画像データ処理ドライバの識別情報を変更された識別情報に書き換えている。従って、画像データ処理ドライバのインストールの処理が簡便になる。
【0018】
請求項5の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記インストール手段は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバをインストールする際に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバと、前記既にインストールされている画像データ処理ドライバと、で共有できる内容の少なくとも一部については、互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域に記憶しないことを特徴とする。
【0019】
請求項5によると、新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバと共有できる内容の少なくとも一部については、互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域に記憶していない。従って、画像データ処理ドライバを記憶するためにかかる負荷を軽減させることが可能となる。
【0020】
請求項6の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記関連付け手段は、更に、1つの画像データ生成装置に対して、唯一の画像データ処理ドライバの識別情報を関連付けていることを特徴とする。
【0021】
請求項6によると、画像データ生成装置と画像データ処理ドライバの識別情報とを1対1に関連付けている。従って、ユーザが画像データ生成装置からコンピュータに接続する場合(例えば、画像データ生成装置に設けたボタンの押下をきっかけに、コンピュータから画像データ生成装置に対する指令が出力され、画像データ生成装置からコンピュータへ画像データの転送を実現する機能を利用する場合)に、接続を行ってきた画像データ生成装置をコンピュータで特定することができ、正確に画像データ生成装置とコンピュータとの間で画像データの送受信を行うことができる。
【0022】
請求項7の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記関連付け手段は、1つの画像データ生成装置に対して、複数の画像データ処理ドライバの識別情報を関連付けており、更に、ユーザが、前記インストール手段によりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に関連付ける画像データ生成装置の設定情報を各画像データ処理ドライバ毎に決定することを特徴とする。
【0023】
請求項7によると、1つの画像データ生成装置に対して複数の画像データ処理ドライバの識別情報を関連付け、それぞれの画像データ処理ドライバの識別情報に関連付ける画像データ生成装置のそれぞれの設定情報はユーザにより決定されている。従って、1つの画像データ生成装置であっても、それぞれの識別情報ごとに、ユーザが設定する画像データ生成装置についての設定情報が保存することができる。
【0024】
請求項8の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記関連付け手段は、前記画像データ処理ドライバと、前記画像データ生成装置が接続された通信ポートとの間の通信を行う通信ドライバであり、当該通信ドライバの通信ドライバ用記憶領域に、前記画像データ処理ドライバの識別情報と、前記通信ポートの識別情報とを記憶させることにより、関連付けを行うことを特徴とする。
【0025】
請求項8によると、通信ドライバの通信ドライバ用記憶領域に、画像データ処理ドライバの識別情報と通信ポートの識別情報とを記憶することにより関連付けが行われている。従って、通信ドライバの技術を用いることにより、容易に本発明を実現することができる。
【0026】
請求項9の画像データ送受信システムは、請求項8に記載の画像データ送受信システムであって、前記通信ドライバは、STI(Still Image Architecture) ドライバであることを特徴とする。
【0027】
請求項9によると、通信ドライバとしてSTIドライバを利用した環境に対して本発明を適用することができる。
【0028】
請求項10の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記画像データ処理ドライバは、TWAINデータソースであることを特徴とする。
【0029】
請求項10によると、画像データ処理ドライバとしてTWAINデータソースを利用した環境に対して本発明を適用することができる。
【0030】
請求項11の画像データ送受信システムは、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像データ送受信システムであって、前記画像データ処理ドライバは、WIA(Windows Image Acquisition)ドライバであり、かつ、前記画像データ処理ドライバの識別情報は、当該WIAドライバをTWAINデータソースとして認識させるための識別情報であることを特徴とする。
【0031】
請求項11によると、画像データ処理ドライバとしてWIAドライバを利用し、画像データ処理ドライバの識別情報としてWIAドライバをTWAINデータソースとして認識させるための識別情報として利用した環境に対して本発明を適用することができる。
【0032】
尚、請求項14に記載されているプログラムは、CD−ROM(Compact DiscRead Only Memory)、FD(Floppy(登録商標) Disk)、MO(Magneto−Optic)などのリムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0034】
[第一の実施形態]
<画像データ送受信システムの全体構成>
まず、第一の実施形態に係る画像データ送受信システムについて図1〜図7に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係る画像データ送受信システムの概略構成図である。図2及び図3は、レジストリの第2TWAINデータソース用記憶領域及び第2STI(Still Image Architecture) ドライバ用記憶領域を示す図である。図4は、第2TWAINデータソース用設定ファイルの一例を示す図である。図5は、第2TWAINデータソース用フォルダの一例を示す図である。図6は、第2TWAINデータソースのインストールに関する情報を記載したINF(Information)ファイルの一例(後述のインストールプログラム155の処理が行われた後の一例)を示す図である。図7は、第2TWAINデータソース用ユーザ設定ファイルの一例を示す図である。
尚、第一の実施形態では、画像データ処理ドライバとしてTWAINデータソースを利用し、通信ドライバとしてSTIドライバを利用している。
【0035】
図1に示す画像データ送受信システム100は、画像データ生成装置として第1スキャナ101及び第2スキャナ102と、コンピュータとしてコンピュータ103とを有している。第1スキャナ101、第2スキャナ102、コンピュータ103はLAN104により接続されている。尚、第1スキャナ101と第2スキャナ102とは、同一機種であるものとする。
ここで、第1スキャナ101については、既に、後述する第1スキャナ101の画像データ処理ドライバである第1TWAINデータソース151がコンピュータ103にインストールされているものとし、第2スキャナ102については、これから、後述する第2スキャナ102の画像データ処理ドライバである第2TWAINデータソース152をコンピュータ103にインストールするものとする。そして、ユーザは、コンピュータ103と、既にインストールされている第1TWAINデータソース151を介して第1スキャナ101と、新たにインストールする第2TWAINデータソース152を介して第2スキャナ102との間で画像データの送受信を意図するものとする。
【0036】
図1に示すように、第1スキャナ101は、CPU(Central Processing Unit)110と、ROM(Read Only Memory)111と、RAM(Random Access Memory)112と、NVRAM(Non Volatile RAM)113と、表示部114と、操作部115と、スキャナ部116と、LANインターフェース(LAN I/F)118とを有しており、これらは、システムバス119によって互いに結合されている。
【0037】
CPU110は、第1スキャナ101を制御するための中央演算処理装置である。CPU110は、コンピュータ103からの受信した指示を解析して、後述するスキャナ部116に対してスキャナの機能を提供させたりする。
【0038】
ROM111は、読み出し専用記憶装置であり、CPU110が使用する主記憶空間の一部を構成するものである。RAM112は、ROM111と同様にCPU110が使用する主記憶空間の一部を構成するもので、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置である。NVRAM113は、書き換えの必要なデータを保存するための不揮発性RAMである。
【0039】
表示部114は、ディスプレイ等により情報を出力して表示する表示装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。この表示部114は、第1スキャナ101の各種機能に関する情報の表示に用いられる。表示部114は、例えば、液晶表示器等により構成される。
【0040】
操作部115は、外部からの入力操作を行うための、第1スキャナ101に設けられている入力装置であり、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。この操作部115は、第1スキャナ101の各種機能に関する情報入力に用いられる。操作部115は、例えば、押圧式のスイッチを所定数並べた入力キーの構成をとるものである。
また、操作部115はスキャンボタン115aを有しており、スキャンボタン115aを押下する操作により、後述するLANインターフェース118を介して接続されたコンピュータ103に通知が行われ、この通知を受けたコンピュータ103から第1スキャナ101に対してスキャン指令が出力され、後述するスキャナ部116で生成した画像データを第1スキャナ101からコンピュータ103に対して転送する。
【0041】
スキャナ部116は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス119に接続される。このスキャナ部116は、後述するコンピュータ103から送信された指令により、CPU110を介して、第1スキャナ101の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行する。そして、そのスキャンに基づいて生成された画像データ(ラスタデータ)は、後述する第1TWAINデータソース151を介してコンピュータ103のImaging Application156に転送される。
【0042】
LANインターフェース118は、LAN104を介して、後述するコンピュータ103のLANインターフェース138に接続するもので、第1スキャナ101とコンピュータ103とのデータ通信を可能にするものであり、ラスタデータ等の通信に用いられる。尚、第一の実施形態においては、第1スキャナ101とコンピュータ103とのデータ通信のプロトコルとして、TCP/IPが適用される。
【0043】
第2スキャナ102は、CPU120と、ROM121と、RAM122と、NVRAM123と、表示部124と、操作部125と、スキャナ部126と、LANインターフェース(LAN I/F)128とを有しており、これらは、システムバス129によって互いに結合されている。
尚、第2スキャナ102のCPU120、ROM121、RAM122、NVRAM123、表示部124、LANインターフェース128は、それぞれ、第1スキャナ101のCPU110、ROM111、RAM112、NVRAM113、表示部114、LANインターフェース118と同様の機能であり、その説明を省略する。
【0044】
操作部125は、外部からの入力操作を行うための、第2スキャナ102に設けられている入力装置であり、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス129に接続される。この操作部125は、第2スキャナ102の各種機能に関する情報入力に用いられる。操作部125は、例えば、押圧式のスイッチを所定数並べた入力キーの構成をとるものである。
また、操作部125はスキャンボタン125aを有しており、スキャンボタン125aを押下する操作により、LANインターフェース128を介して接続されたコンピュータ103に通知が行われ、この通知を受けたコンピュータ103から第2スキャナ102に対してスキャン指令が出力され、後述するスキャナ部126で生成した画像データを第2スキャナ102からコンピュータ103に対して転送する。
【0045】
スキャナ部126は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス129に接続される。このスキャナ部126は、後述するコンピュータ103から送信された指令により、CPU120を介して、第2スキャナ102の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行する。そして、そのスキャンに基づいて生成された画像データ(ラスタデータ)は、後述する第2TWAINデータソース152を介してコンピュータ103のImaging Application156に転送される。
【0046】
コンピュータ103は、CPU130と、ROM131と、RAM132と、HDD(Hard Disk Drive)133と、表示部134と、操作部135と、CD−ROMドライブ136と、LANインターフェース138とを有しており、これらはシステムバス139によって互いに結合されている。コンピュータ103は、OSとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)が起動するようになっている。
【0047】
CPU130は、コンピュータ103を制御するための中央演算処理装置である。CPU130は、第1スキャナ101または第2スキャナ102に対してスキャン開始等の指令を送信したり、後述するインストールプログラム155を適宜HDD133から選択/読み出して実行したり(図9〜図13参照)する。
【0048】
ROM131は、読み出し専用記憶装置であり、CPU130が使用する主記憶空間の一部を構成するものであり、コンピュータ103のOSを立ち上げるためのプログラム等が記憶されている。RAM132は、ROM131と同様にCPU130が使用する主記憶空間の一部を構成するもので、読み出し・書き込み可能な揮発性記憶装置である。
【0049】
HDD133は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置であり、第1TWAINデータソース(第1スキャナ101の画像データ処理ドライバ)151、第1STIドライバ(第1スキャナ101の通信ドライバ)153、第2TWAINデータソース(第2スキャナ102の画像データ処理ドライバ)152、第2STIドライバ(第2スキャナ102の通信ドライバ)154、インストールプログラム155、TWAINデータソースマネージャ160、Imaging Application(アプリケーション)156、レジストリ157の他、第1スキャナ101または第2スキャナ102から転送されたラスタデータ等が格納される。
【0050】
第1TWAINデータソース151は、第1スキャナ101から送信されたラスタデータを受信して、受信したラスタデータを後述するImaging Application156へ受け渡す処理を行うためのものであり、後述する第1STIドライバ153と対となって第1スキャナ101のドライバソフトを構成する。また、第1TWAINデータソース151は識別情報を有しており、第1TWAINデータソース151用フォルダ(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ)内の第1TWAINデータソース151用設定ファイル(TWAIN DataSource Information File)で指定されたTWAINデータソース名の値及びSTIデバイス名の値として記憶されている。この第1TWAINデータソース151の識別情報は、第1TWAINデータソース151をインストールする際に利用するインストーラ用設定ファイル(INIファイル)において、モデル名として指定されている。尚、第一の実施形態においては、既に、第1TWAINデータソース151はコンピュータ103のHDD133内にインストールされている。
【0051】
第1STIドライバ153は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)に対応して作成された、第1TWAINデータソース151と第1スキャナ101が接続された通信ポートとの間の通信を行うための通信ドライバであり、前述の第1TWAINデータソース151と対となって第1スキャナ101のドライバソフトを構成する。また、第1STIドライバ153は、後述するレジストリ157のSTIドライバ用記憶領域に、第1TWAINデータソース151の識別情報と、第1スキャナ101が接続された通信ポートの識別情報とを記憶させることにより、第1TWAINデータソース151と第1スキャナ101との関連付けを行う。尚、第一の実施形態においては、既に、第1STIドライバ153はコンピュータ103のHDD133内にインストールされ、OSにより決定されている後述するレジストリ157中のSTIドライバ用記憶領域の中の第1STIドライバ153用記憶領域に、第1TWAINデータソース151の識別情報がSTIデバイス名として記憶され、また、第1スキャナ101が接続された通信ポートの識別情報(例えば、IPアドレス)が記憶されて関連付けが行われており、第1TWAINデータソース151と第1スキャナ101が接続された通信ポートとが通信可能に接続されている。
【0052】
第2TWAINデータソース152は、第2スキャナ102から送信されたラスタデータを受信して、受信したラスタデータを後述するImaging Application156へ受け渡す処理を行うためのものであり、後述する第2STIドライバ154と対となって第2スキャナ102のドライバソフトを構成する。また、第2TWAINデータソース152は識別情報を有しており、第2TWAINデータソース152用フォルダ(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ)内の第2TWAINデータソース152用設定ファイル(TWAIN DataSource Information File)で指定されたTWAINデータソース名の値(図4の「TwdsName」の値)及びSTIデバイス名の値(図4の「StiName」の値)として記憶される。この第2TWAINデータソース152の識別情報は、第2TWAINデータソース152をインストールする際に利用するインストーラ用設定ファイル(INIファイル)において、モデル名として指定されている。また、第2TWAINデータソース152は、後述するインストール部155eにより、コンピュータ103のHDD133にインストールされる。
【0053】
第2STIドライバ154は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)に対応して作成された、第2TWAINデータソース152と第2スキャナ102が接続された通信ポートとの間の通信を行うための通信ドライバであり、前述の第2TWAINデータソース152と対となって第2スキャナ102のドライバソフトを構成するものであり、インストール部155eによりインストールされる。また、インストール部155eによりインストールされた第2TWAINデータソース152の識別情報に対して、第2TWAINデータソース152を用いる第2スキャナ102を関連付ける。具体的には、第2STIドライバ154は、OSにより決定されているレジストリ157の第2STIドライバ154用記憶領域のSTIデバイス名(図3の「My Computer¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Class¥[68DD1FC6−810F−11D0−BEC7−08002BE2092F]¥0001」の「DriverDesc」Key)の値として「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)を記憶し、また、第2スキャナ102が接続された通信ポートの識別情報についての記憶領域である第2スキャナ102のIPアドレスの記憶領域(図2の「My Computer¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Class¥[68DD1FC6−810F−11D0−BEC7−08002BE2092F]¥0001¥DeviceData」の「IPAddress」Key)の値として、「11.22.33.44」を記憶することにより関連付けを行い、第2TWAINデータソース152と第2スキャナ102が接続された通信ポートとを通信可能に接続する。
また、ユーザが入力した第2スキャナ102の設定情報は、図7に示す第2TWAINデータソース152のユーザ設定用ファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting Fileに相当)や、レジストリ157内の第2STIドライバ154の記憶領域に記憶され、第2STIドライバ154により当該第2スキャナ102の設定情報と第2TWAINデータソース152の識別情報とが関連付けられている。
【0054】
レジストリ157は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)(例えば、Windows 2000(登録商標),Windows XP(登録商標),Windows Me(登録商標),Windows 98(登録商標)等)において、コンピュータ103に関するデバイスドライバ設定からアプリケーション設定まで、あらゆる設定情報を集中管理するデータベースである。また、レジストリ157は、STIドライバ用記憶領域等を有している。
【0055】
インストールプログラム155は、新たに接続しようとする第2スキャナ102の第2TWAINデータソース152をコンピュータ103にインストールして、新たに接続する第2スキャナ102とコンピュータ103とを通信可能に接続するプログラムである(図9〜図13参照)。また、インストールプログラム155は、取得部(取得手段)155a、判断部(判断手段)155b、変更部(変更手段)155c、設定部(設定手段)155d、インストール部(インストール手段)155eを備えている。
【0056】
取得部155aは、第2TWAINデータソース152をインストールする際に、既にインストールされている第1TWAINデータソース151の識別情報を取得する。具体的には、取得部155aは、例えば、レジストリ157中のSTIドライバ用記憶領域を検索し、TWAINデータソース名として記憶されている第1TWAINデータソース151の識別情報(例えば、「BtMFP98LAN」)を得る。
【0057】
判断部155bは、取得部155aによって取得した第1TWAINデータソース151の識別情報が、新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報と少なくとも一部が一致するかが判断される。具体的には、判断部155bは、取得部155aで得た第1TWAINデータソース151の識別情報と、第2TWAINデータソース152をインストールする際に利用するINIファイルにおいてモデル名として指定されている第2TWAINデータソース152の識別情報と、を比較し、少なくとも一部が一致するかが判断される。ここで、第一の実施形態では、第1スキャナ101と第2スキャナ102は同一機種であるため、第2TWAINデータソース152をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第2TWAINデータソース152の識別情報は、第1TWAINデータソース151をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第1TWAINデータソース151の識別情報と同一であり、取得部155aで得た第1TWAINデータソース151の識別情報と一致する。
【0058】
変更部155cは、判断部155bによって第1TWAINデータソース151の識別情報が新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報と少なくとも一部が一致すると判断された場合に、新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報を取得部155aによって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する。具体的には、変更部155cは、判断部155bによって第1TWAINデータソース151の識別情報が新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報と少なくとも一部が一致すると判断され、第2TWAINデータソース152の識別情報を「基本識別情報+#2」(例えば、「BtMFP98LAN#2」)と変更する。ここで、基本識別情報とは、第2TWAINデータソース152をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第2TWAINデータソース152の識別情報のことを意味する。尚、第一の実施形態では、識別情報の変更規則を「基本識別情報+#番号」としているが、それに限られるものではない。
【0059】
設定部155dは、判断部155bによって第1TWAINデータソース151の識別情報が新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報と少なくとも一部が一致すると判断された場合は、新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報を、変更部155cによって変更された識別情報に設定する。具体的には、設定部155dは、判断部155bによって第1TWAINデータソース151の識別情報が新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報と少なくとも一部が一致すると判断され、以下の処理1(第2TWAINデータソース152がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更しない場合の処理)又は処理2(第2TWAINデータソース152がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更する場合の処理)のいずれかの処理を行う。
処理1:▲1▼図2及び図3に示すレジストリ157の第2TWAINデータソース152用記憶領域のTWAINデータソース名(図2の「My Computer¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Class¥[68DD1FC6−810F−11D0−BEC7−08002BE2092F]¥0001¥DeviceData」の「TwainDS」Key)の値を変更部155cによって変更された第2TWAINデータソース152の識別情報である「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)に設定する。▲2▼図4に示す第2TWAINデータソース152用設定ファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource Information Fileに相当)で指定されたTWAINデータソース名(図4の「TwdsName」)の値及びSTIデバイス名(図4の「StiName」)の値を変更部155cによって変更された第2TWAINデータソース152の識別情報である「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)に設定する。▲3▼図5に示す第2TWAINデータソース152がインストールされるフォルダ名を「元のフォルダ名+#2」(windows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN#2」)に変更する。
処理2:▲1▼図6に示す第2TWAINデータソース152がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルで指定されたTWAINデータソース名(図6のIの部分)、STIデバイス名(図6のIIの部分)を変更部155cによって変更された第2TWAINデータソース152の識別情報である「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)に設定し、第2TWAINデータソース152のインストール先のフォルダ名(図6のIIIの部分)を「元のフォルダ名+#2」(windows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN#2」)に変更する。
【0060】
インストール部155eは、第2TWAINデータソース152を、第1TWAINデータソース151とは異なるTWAINデータソース用記憶領域にインストールする。具体的には、インストール部155eは、第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルをOSが参照しつつ、第2TWAINデータソース152を第2TWAINデータソース152用記憶領域にインストールする。ここで、インストール先である第2TWAINデータソース152用記憶領域とは、第1TWAINデータソース151がインストールされている第1TWAINデータソース用のフォルダ(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」フォルダ)とは異なる第2TWAINデータソース152用のフォルダ(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN#2」フォルダ)であることが望ましい。
尚、インストール部155eは、新たに第2TWAINデータソース152をインストールする際に、第2TWAINデータソース152と、既にインストールされている第1TWAINデータソース151と、で共有できる内容の少なくとも一部については、互いに異なるTWAINデータソース用記憶領域に記憶しないのが好ましい。具体的には、後述する第1TWAINデータソース151のTWAIN DataSource Main Components151cと第2TWAINデータソース152のTWAIN DataSource Main Components152c(図8参照)とは共有できるため、互いに異なるTWAINデータソース用記憶領域に記憶せず、共通のTWAINデータソース用記憶領域(例えば、図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「Common」フォルダ)に記憶して使用するのが好ましい。
【0061】
TWAINデータソースマネージャ160に設けられた選択部160aは、第2スキャナ102と通信する際に、第2スキャナ102と通信可能に接続された第2STIドライバ154に関連付けられた識別情報を有する第2TWAINデータソース152を選択する。具体的には、選択部160aは、ユーザがImaging Application156を使用して第2スキャナ102と通信しようとした際に、まず、後述する第1TWAINデータソース151及び第2TWAINデータソース152を管理するTWAINデータソースマネージャ160にアクセスして(図8参照)、第1TWAINデータソース151の識別名称であるデータソース名及び第2TWAINデータソース152の識別名称であるデータソース名を後述する表示部134に列挙して表示し、ユーザによって通信を行う第2スキャナ102と関連付けられた第2TWAINデータソース152の識別名称であるデータソース名(例えば、「BtMFP98LAN#2」)が選択される。
【0062】
Imaging Application156は、第1TWAINデータソース151及び第2TWAINデータソース152に対応したコンピュータ103上で動作するアプリケーションであり、ユーザによりコンピュータ103にインストールされる。また、Imaging Application156は、第1TWAINデータソース151または第2TWAINデータソース152からラスタデータを受け取る。
【0063】
表示部134は、ディスプレイ等により情報を出力して表示する表示装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス139に接続される。この表示部134は、コンピュータ103の各種機能に関する情報の表示に用いられる。表示部134は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等により構成される。
【0064】
操作部135は、外部からの入力操作を行うための、コンピュータ103に設けられている入力装置であり、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス139に接続される。この操作部135は、コンピュータ103の各種機能に関する情報入力に用いられる。操作部135は、例えば、マウスやキーボード等により構成される。
【0065】
CD−ROMドライブ136は、CD(Compact Disc)に記録されたデータを読み出す装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス139に接続される。尚、CD−ROMドライブ136は、コンピュータ103の必須の構成要素ではなく、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブや、MOドライブであっても良い。
【0066】
LANインターフェース138は、LAN104を介して、第1スキャナ101のLANインターフェース118または第2スキャナ102のLANインターフェース128に接続するもので、コンピュータ103と第1スキャナ101または第2スキャナ102とのデータ通信を可能にするものであり、ラスタデータ等の通信に用いられる。
【0067】
<TWAINデータソース及びSTIドライバの構成>
ここで、上述のTWAINデータソース(第1TWAINデータソース151及び第2TWAINデータソース152)及びSTIドライバ(第1STIドライバ153及び第2STIドライバ154)の構成について、図8に基づいて、以下で詳細に説明する。図8は、第一の実施形態に係るTWAINデータソースとSTIドライバの構成図である。
【0068】
第1TWAINデータソース151は、TWAIN DataSource FrontEnd151bと、TWAIN DataSource Main Components151cと、を備えている。また、第2TWAINデータソース152も同様に、TWAIN DataSource FrontEnd152bと、TWAIN DataSource Main Components152cと、を備えている。
【0069】
尚、TWAINデータソースはTWAINデータソースマネージャ160によって管理されている。このTWAINデータソースマネージャ160は、第1TWAINデータソース151及び第2TWAINデータソース152を管理するプログラム(twain_32.dll)であり、図5に示すwindowsフォルダにインストールされている。TWAINデータソースマネージャ160は、Imaging Application156と指令やデータのやり取りを行い、Imaging Application156のアクセスにより、TWAINデータソースの識別情報であるデータソース名を返し、TWAINデータソースを選択することができるように構成されている。
【0070】
TWAIN DataSource FrontEnd151bは、第1TWAINデータソース151の識別情報を有する第1TWAINデータソース151の入口にあたるプログラム(例えば、BrTwdFe.ds)であり、第1TWAINデータソース151用フォルダ(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」フォルダ)にインストールされている。TWAIN DataSource FrontEnd151bは、TWAINデータソースマネージャ160及び後述するTWAIN DataSource Main Components151cとの間で指令やデータのやり取りを行う。
また、TWAIN DataSource FrontEnd151bは、TWAIN DataSource Name Information151dとして第1TWAINデータソース151の識別名称であるTWAINデータソース名を、STI Device Name Information151eとして第1STIドライバ153のSTIデバイス名を、第1TWAINデータソース151用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource Information Fileに相当)から読み出す。更に、TWAIN DataSource FrontEnd151bは、User Setting Data151fとして、ユーザが第1TWAINデータソース151のTWAINデータソース名に関連付けて決定した第1スキャナ101の設定情報をユーザ設定用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting Fileに相当)に書き込んだり、読み出したりする。
【0071】
TWAIN DataSource FrontEnd152bも同様に、第2TWAINデータソース152の識別情報を有する第2TWAINデータソース152の入口にあたるプログラム(例えば、BrTwdFe.ds)であり、第2TWAINデータソース152用フォルダ(windows¥twain_32¥brMfcScn下の「BtMFP98LAN#2」フォルダ)にインストールされている。TWAIN DataSource FrontEnd152bは、TWAINデータソースマネージャ160及び後述するTWAIN DataSource Main Components152cとの間で指令やデータのやり取りを行う。
また、TWAIN DataSource FrontEnd152bは、TWAIN DataSource Name Information152dとして第2TWAINデータソース152の識別名称であるTWAINデータソース名を、STI Device Name Information152eとして第2STIドライバ154のSTIデバイス名を、第2TWAINデータソース152用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource Information Fileに相当)から読み出す。
更に、TWAIN DataSource FrontEnd152bは、User Setting Data152fとしてユーザが第2TWAINデータソース152のTWAINデータソース名に関連付けて決定した第2スキャナ102の設定情報をユーザ設定用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting Fileに相当)に書き込んだり、読み出したりする。
【0072】
TWAIN DataSource Main Components151cは、第1TWAINデータソース151の実作業を行うプログラムであり、TWAINデータソース用フォルダ(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「Common」フォルダ)にインストールされている。また、TWAIN DataSource Main Components151cは、TWAIN DataSource FrontEnd151b及び後述する第1STIドライバ153のSTI Interface153aとの間で指令やデータのやり取りを行う。
TWAIN DataSource Main Components152cも同様に、第2TWAINデータソース152の実作業を行うプログラムであり、TWAINデータソース用フォルダ(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「Common」フォルダ)にインストールされている。また、TWAIN DataSource Main Components152cは、TWAIN DataSource FrontEnd152b及び後述する第2STIドライバ154のSTI Interface154aとの間で指令やデータのやり取りを行う。
【0073】
第1STIドライバ153は、STI Interface153aと、STIドライバ153bと、を備えている。また、第2STIドライバ154も同様に、STI Interface154aと、STIドライバ154bと、を備えている。一方、OS側には、STI Event Monitor158が備えられている。
【0074】
STI Interface153aは、第1スキャナ101に対して問い合わせを行ったり、データの読み取りを行う指令を与えたり基本的な部分の窓口を行うAPI(Application Program Interface)である。STI Interface153aは、TWAIN DataSource Main Components151cと後述するSTIドライバ153bとの間で指令やデータのやり取りを行う。また、STI Interface153aは、Imaging Application156やSTI Event Monitor158の指令によっても起動する。STI Interface154aも同様に、第2スキャナ102に対して問い合わせを行ったり、データの読み取りを行う指令を与えたり基本的な部分の窓口を行うAPIである。STI Interface154aは、TWAIN DataSource Main Components152cと後述するSTIドライバ154bとの間で指令やデータのやり取りを行う。また、STI Interface154aは、Imaging Application156やSTI Event Monitor158の指令によっても起動する。
【0075】
STIドライバ153bは、後述するDevice Driver159aを介して第1スキャナ101とSTI Interface153aとの間の通信を行うドライバである。
STIドライバ154bも同様に、後述するDevice Driver159bを介して第2スキャナ102とSTI Interface154aとの間の通信を行うドライバである。
【0076】
Device Driver159aは、USB、パラレル、ネットワーク等により第1スキャナ101との実際の通信を行うドライバである。
Device Driver159bも同様に、USB、パラレル、ネットワーク等により第2スキャナ102との実際の通信を行うドライバである。
【0077】
<画像データ送受信システムの動作>
次に、第一の実施形態に係る画像データ送受信システム100の動作について、図9〜図13を参照して説明する。図9は、TWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理の手順について説明したフローチャートである。図10は、TWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの別の処理の手順について説明したフローチャートである。図11は、TWAINデータソースの選択の処理の手順について説明したフローチャートである。図12は、TWAINデータソースのオープンの処理の手順について説明したフローチャートである。図13は、スキャナのスキャンボタン動作の処理の手順について説明したフローチャートである。
【0078】
まず、第2TWAINデータソース152がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更しない場合の第一の実施形態に係る第2TWAINデータソース152及び第2STIドライバ154のインストールの処理の手順について、図9に基づいて説明する。尚、図9のTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理と後述する図10のTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理とはどちらか一方のみを行うものである。
【0079】
ユーザが第2スキャナ102について第2TWAINデータソース152のインストール操作を行うと、インストールプログラム155が起動され、まず、第2TWAINデータソース152及び第2STIドライバ154をインストールするためのインストーラのインストーラ用設定ファイルからインストールする第2TWAINデータソース152のモデル名「BtMFP98LAN」と第2TWAINデータソース152のインストール先フォルダwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」を取得する(ステップS101)。そして、取得したモデル名から、第2TWAINデータソース152の基本識別情報「BtMFP98LAN」を生成する(ステップS102)。
【0080】
次に、取得部155aが取得した既にインストールされているTWAINデータソースの識別情報に基づいて、判断部155bが第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースの数を数えて、この値に1を加算してScnCntに格納する(ステップS103)。ここでは、第1TWAINデータソース151の識別情報が第2TWAINデータソース152の基本識別情報と一致するため、ScnCntの値として2が格納される。そして、判断部155bで、ScnCntが1より大きいかどうかにより、第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在するか否かが判断される(ステップS104)。
【0081】
ここでは、ScnCntが2であり1よりも大きいため、判断部155bにより第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在すると判断され(ステップS104:YES)、変更部155cが第2TWAINデータソース152の基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#2」を識別情報として決定する(ステップS105)。
尚、判断部155bにより第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在しないと判断された場合は(ステップS104:NO)、第2TWAINデータソース152の基本識別情報が第2TWAINデータソース152の識別情報として決定される(ステップS106)。ここで、判断部155bにより第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在しないと判断された場合(ステップS104:NO)であっても、ステップS106を行わず、ステップS105において、変更部155cが第2TWAINデータソース152の基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#1」を識別情報として決定しても良い。
【0082】
次に、インストールプログラム155からOS側の処理に移行する。まず、インストール部155eがOS側のAddScannerインストーラを起動することにより、自動的に第2スキャナ102のインストールを開始する(ステップS107)。OSのAddScannerインストーラによるインストール処理の一部であるスキャナ名入力画面で、スキャナ名として、第2TWAINデータソース152の識別情報「BtMFP98LAN#2」を自動入力する(ステップS108)。続いてOS側のAddScannerインストーラによるその他の処理が行われ、OS側のAddScannerインストーラによる第2スキャナ102のインストールが完了し、第2TWAINデータソース152と第2STIドライバ154がHDD133内に記憶される(ステップS109)。
【0083】
そして、第2スキャナ102のインストール処理の終了により、OS側の処理からインストールプログラム155の処理に移行する。第2スキャナ102のインストール処理が終了すると、設定部155dが、第2STIドライバ154のSTIドライバ用レジストリ情報のSTIドライバ名(「DriverDesc」Keyの値)とTWAINデータソース名(「DeviceData¥TwainDS」Keyの値)を決定された識別情報「BtMFP98LAN#2」に変更する(図2及び図3参照)(ステップS110)。また、設定部155dが、TWAIN DataSource用設定ファイル(図4参照)のTWAINデータソース名(TwdsName)とSTIデバイス名(StiName)を決定された識別名称「BtMFP98LAN#2」に変更する(ステップS111)。更に、設定部155dが、TWAIN DataSourceをインストールしたフォルダ名Windows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付して、フォルダ名を「BtMFP98LAN#2」(図5参照)に変更する(ステップS112)。
【0084】
以上により、第2TWAINデータソース152及び第2STIドライバ154のインストールの処理が終了し、図11のTWAINデータソースの選択の処理、又は、図13のスキャナのスキャンボタンの動作の処理に進む。
【0085】
次に、第2TWAINデータソース152がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更する場合の第一の実施形態に係る第2TWAINデータソース152及び第2STIドライバ154のインストールの処理の手順について、図10に基づいて説明する。尚、図9のTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理と図10のTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理とはどちらか一方のみを行うものである。
【0086】
ユーザが第2スキャナ102について第2TWAINデータソース152のインストール操作を行うと、インストールプログラム155が起動され、まず、第2TWAINデータソース152及び第2STIドライバ154をインストールするためのインストーラのインストーラ用設定ファイルからインストールする第2TWAINデータソース152のモデル名「BtMFP98LAN」と第2TWAINデータソース152のインストール先フォルダwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」を取得する(ステップS201)。そして、取得したモデル名から、第2TWAINデータソース152の基本識別情報「BtMFP98LAN」を生成する(ステップS202)。
【0087】
次に、取得部155aが取得した既にインストールされているTWAINデータソースの識別情報に基づいて、判断部155bが第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースの数を数えて、この値に1を加算してScnCntに格納する(ステップS203)。ここでは、第1TWAINデータソース151が第2TWAINデータソース152の基本識別情報と一致するため、ScnCntの値として2が格納される。そして、判断部155bで、ScnCntが1より大きいかどうかにより、第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在するか否かが判断される(ステップS204)。
【0088】
ここでは、ScnCntが2であり1よりも大きいため、判断部155bにより第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在すると判断され(ステップS204:YES)、変更部155cが第2TWAINデータソース152の基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#2」を識別情報として決定する(ステップS205)。
尚、判断部155bにより第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在しないと判断された場合は(ステップS204:NO)、第2TWAINデータソース152の基本識別情報が第2TWAINデータソース152の識別情報として決定される(ステップS206)。ここで、判断部155bにより第2TWAINデータソース152の基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースが存在しないと判断された場合(ステップS204:NO)であっても、ステップS206を行わず、ステップS205において、変更部155cが第2TWAINデータソース152の基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#1」を識別情報として決定しても良い。
【0089】
次に、第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154のインストールに関する情報を記載したINFファイルの必要箇所(図6のI及びIIの部分)を決定された第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154の識別情報「BtMFP98LAN#2」に変更する(ステップS207)。また、第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154のインストールに関する情報を記載したINFファイルに記述されている(図6のIIIの部分)第2TWAINデータソース152のインストール先フォルダ名Windows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」に”#ScnCnt”を付加してフォルダ名を「BtMFP98LAN#2」に変更する(ステップS208)。
【0090】
そして、インストールプログラム155からOS側の処理に移行する。即ち、OS側のPnPインストーラをOSが起動することにより、PnPインストーラがステップS207及びステップS208において変更された第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152及びSTIドライバ154のインストールに関する情報を記載したINFファイルを用いて自動的に第2スキャナ102のインストールを実行する(ステップS209)。
【0091】
以上により、第2TWAINデータソース152及び第2STIドライバ154のインストールの処理が終了し、図11のTWAINデータソースの選択の処理、又は、図13のスキャナのスキャンボタンの動作の処理に進む。
【0092】
尚、上述の通り図9のTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理と図10のTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理とはどちらか一方のみを行うものであるが、図10によるTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理は、TWAINデータソースのインストールに関する情報を記載したINFファイルを参照して自動的に設定が行われるため、インストール処理が簡便になり、図10によるTWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理の方で行われるのが望ましい。
【0093】
次に、第2TWAINデータソース152の選択の処理について、図11に基づいて説明する。
【0094】
まず、第1TWAINデータソース151及び第2TWAINデータソース152を管理する共通のTWAINデータソースマネージャ160がwindows¥twain_32フォルダ下に存在する拡張子がDSのファイルを探す(ステップS301)。そして、発見したDSファイル(図5に示すBrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されている図8のTWAIN DataSource FrontEnd151b又はBrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されている図8のTWAIN DataSource FrontEnd152bのいずれか)をロードする(ステップS302)。
【0095】
ロードされたDSファイルは、TWAINデータソース用INIファイル(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource information file又はwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource information fileに相当)及びユーザ設定用INIファイル(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting file又はBtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting fileに相当)を参照し、初期化処理を開始する(ステップS303)。
次に、TWAINデータソース用INIファイルからTWAINデータソース名(図8に示すTWAIN DatSource Name Information151dである「BtMFP98LAN」又はTWAIN DatSource Name Information152dである「BtMFP98LAN#2」)とSTIデバイス名(図8に示すSTI Device Name Information151eである「BtMFP98LAN」又はSTI Device Name Information152eである「BtMFP98LAN」)を取得する(ステップS304)。
そして、取得したTWAINデータソース名をメモリ(例えば、RAM132)に格納し、DSファイルは初期化処理を終了する(ステップS305)。
【0096】
次に、TWAINデータソースマネージャ160は、ステップS302でロードしたDSファイル(図5に示すBrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されている図8のTWAIN DataSource FrontEnd151b又はBrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されている図8のTWAIN DataSource FrontEnd152bのいずれか)から、メモリに格納されたTWAINデータソース名を取得し、リストに加える(ステップS306)。
続いて、TWAINデータソースマネージャ160が、windows¥twain_32フォルダ下の別のフォルダに存在するDSファイルを探す(ステップS307)。そして、新たなDSファイルが存在したか否かが判断される(ステップS308)。
【0097】
この場合は、windows¥twain_32フォルダ下に存在するDSファイルは図5に示すBrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource FrontEnd151bのファイル及びBrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource FrontEnd152bのファイルの2つが存在するため、新たなDSファイル(図5に示すBrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAINDataSource FrontEnd151b又はBrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource FrontEnd152bのロードされていないDSファイル)が存在すると判断され(ステップS308:YES)、ステップS2に戻る。
【0098】
そして、新たなDSファイルについてステップS2〜ステップS7の処理が終了し、新たなDSファイルが存在しないと判断されると(ステップS308:NO)、まず、TWAINデータソースマネージャ160は、ステップS306で作成したTWAINデータソース名のリスト(「BtMFP98LAN」及び「BtMFP98LAN#2」)を表示部134に表示する(ステップS309)。そして、ユーザは、表示されたTWAINデータソース名のリストから、ユーザが接続しようとする第2TWAINデータソース152のTWAINデータソース名「BtMFP98LAN#2」を選択する(ステップS310)。
選択が行われると、選択されたTWAINデータソース名「BtMFP98LAN#2」が、TWAINデータソースマネージャ160からImaging Application156に渡される(ステップS311)。
【0099】
以上により、第2TWAINデータソース152の選択の処理が終了し、図12のTWAINデータソースのオープンの処理に進む。
【0100】
次に、第2TWAINデータソース152のオープンの処理について、図12に基づいて説明する。
【0101】
まず、TWAINデータソースマネージャ160が、図11の第2TWAINデータソース152の選択の処理で指定したwindows¥twain_32フォルダ下に存在するTWAINデータソース名「BtMFP98LAN#2」に対応する第2TWAINデータソース152のDSファイルを探す(ステップS401)。そして、発見した指定DSファイル、即ち、第2TWAINデータソース152のDSファイル(図5に示すBtMFP98LAN#2フォルダに格納されている図8のTWAIN DataSource FrontEnd152b)をロードする(ステップS402)。
【0102】
ロードされた第2TWAINデータソース152のDSファイルは、TWAINデータソース用INIファイル(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource information fileに相当)及びユーザ設定用INIファイル(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting fileに相当)を参照し、初期化処理を開始する(ステップS403)。
次に、TWAINデータソース用INIファイルからTWAINデータソース名(図8のTWAIN DatSource Name Information152dである「BtMFP98LAN#2」)とSTIデバイス名(図8のSTI Device Name Information152eである「BtMFP98LAN」)を取得する(ステップS404)。
そして、取得したTWAINデータソース名をメモリ(例えば、RAM132)に格納し、DSファイルは初期化処理を終了する(ステップS405)。
【0103】
次に、TWAINデータソースマネージャ160が、第2TWAINデータソース152に対してオープン命令を出す(ステップS406)。
オープン命令を受け取った第2TWAINデータソース152は、各Main Component(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥Commonフォルダに格納されている図8のTWAIN DataSource Main Components152cを構成する1つ又は複数のファイルに相当)を初期化する(ステップS407)。
そして、ステップS404で取得したSTIデバイス名を使用して第2スキャナ102と通信することができる経路を開くようにOSに対して指令することにより、ステップS404で取得したSTIデバイス名でSTIデバイスである第2STIドライバ154をCreateし、物理Deviceである第2スキャナ102との通信経路を確保する(ステップS408)。
最後に、第2TWAINデータソース152は、オープン処理を完了する(ステップS409)。
【0104】
以上により、第2TWAINデータソース152のオープンの処理が終了し、第2TWAINデータソースはImaging Application156からの命令を待つ。
【0105】
次に、第2スキャナ102のスキャンボタンの動作の処理について、図13に基づいて説明する。
【0106】
まず、ユーザが物理Deviceである第2スキャン102のスキャンボタン125aを押下する(ステップS501)と、コンピュータ103のOSの機能であるSTI Event Monitor158(図8参照)がイベント(スキャンボタン125aの押下)を検出する(ステップS502)。
【0107】
ステップS502でのイベントの検出により、STI Event Monitor158が発生したイベントに関連付けられているアプリケーションであるImaging Application156を起動する。この時、発生したイベントの種類(スキャンボタン125aの押下)とスキャナ102のSTIデバイス名(「BtMFP98LAN#2」)がImaging Application156の起動時の引数として渡される(ステップS503)。尚、イベントと関連付けるアプリケーションは、OSにより決定されている。
【0108】
そして、起動されたImaging Application156は、ユーザによる手動起動なのか、イベントによる自動起動なのかを、起動時の引数若しくはSTIデバイス名(「BtMFP98LAN#2」)に対応するSTIドライバ154のSTI Interface154aを使って調べ(ステップS504)、イベントによる起動かどうかが判断される(ステップS505)。
【0109】
イベントによる起動と判断された場合は(ステップS505:YES)、ステップS504で調べたイベントを発生させた物理Deviceである第2スキャナ102のSTIデバイス名(「BtMFP98LAN#2」)とイベントの種類(スキャンボタン125aの押下)を取得する(ステップS506)。
次に、STI Interface154aを用いて、レジストリ157から取得したSTIデバイス名(「BtMFP98LAN#2」)に関連付けられたTWAINデータソース名(「BtMFP98LAN#2」)を取得する(ステップS507)。
そして、取得したTWAINデータソース名(「BtMFP98LAN#2」)のTWAINデータソースである第2TWAINデータソース152をオープンし(ステップS508)、通常処理を行う(ステップS509)。
【0110】
一方、イベントによる起動でないと判断された場合は(ステップS505:NO)、通常処理を行う(ステップS509)。
【0111】
以上により、第2スキャナ102のスキャンボタンの動作の処理が終了する。
【0112】
このように、第一の実施形態の画像データ送受信システム100、コンピュータ103、画像データ送受信方法、及びインストールプログラム155によれば、取得部155a及び判断部155bにより少なくとも一部が一致する識別情報を有する第1TWAINデータソース151が既にコンピュータ103にインストールされていると判断された場合に、変更部155c及び設定部155dで新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報を変更した上で、インストール部155eで第2TWAINデータソース152を第1TWAINデータソース151とは異なる第2TWAINデータソース用記憶領域にインストールし、第2STIドライバ154でインストールした第2TWAINデータソースの識別情報152と第2スキャナ102とを関連付けている(図9又は図10参照)。
その結果、第1スキャナ101と同一モデルの第2スキャナ102に関する第2TWAINデータソース152をインストールする場合、即ち、第1TWAINデータソース151と少なくとも一部が一致する識別情報を有する第2TWAINデータソース152をインストールする場合であっても、それぞれの識別情報に関連付けられた個別のスキャナとして認識することができるため、少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースを用いるスキャナが複数存在する環境においても、選択部160aでユーザが使用しているコンピュータ103と画像データを送受信しようとする第2スキャナ102との間で確実に画像データを送受信することができる(図11及び図12、又は、図13参照)。
【0113】
また、インストール部155eが、第2TWAINデータソース152を、第1TWAINデータソース151とは異なる第2TWAINデータソース用フォルダにインストールしている(図5参照)。
その結果、インストールする第2TWAINデータソース152に関するデータに対して名称を変更する等、インストールする第2TWAINデータソース152を上書きしないための操作を行う必要がなくなる。
【0114】
また、設定部155dが、第2TWAINデータソース152用フォルダ(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ)内の第2TWAINデータソース152用設定ファイル(TWAIN DataSource Information File)で指定されたTWAINデータソース名「TwdsName」の値及びSTIデバイス名「StiName」の値として第2TWAINデータソース152の識別情報を記憶している(図4参照)。
その結果、TWAINデータソースマネージャ160のように第2TWAINデータソース152の第2TWAINデータソース152用フォルダに記憶されている識別情報を取得する技術(図11参照)に対応することができる。
【0115】
また、新たにインストールする第2TWAINデータソース152の識別情報との少なくとも一部が一致する識別情報を有する第1TWAINデータソース151が既にコンピュータ103にインストールされている場合に、設定部155dが、第2TWAINデータソース152をコンピュータ103にインストールする前に、予め第2TWAINデータソース152がインストールされる際に参照される第2TWAINデータソース152のインストールに関する情報を記載したINFファイルに記載されている第2TWAINデータソース152の識別情報を変更された識別情報に書き換えている(図10参照)。
その結果、インストール部155eによる第2TWAINデータソース152のインストールの処理が簡便になる。
【0116】
また、インストール部155eは、新たに第2TWAINデータソース152をインストールする際に、既にインストールされている第1TWAINデータソース151と共有できる内容の少なくとも一部(例えば、TWAIN DataSource Main Components151c及び152c)については、互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域に記憶していない(図5及び図8参照)。
その結果、TWAINデータソースを記憶するためにかかる負荷を軽減することができる。
【0117】
また、第2STIドライバ154が、第2スキャナ102と第2TWAINデータソース152の識別情報とを1対1に関連付けている(図2及び図3参照)。
その結果、ユーザが第2スキャナ102からコンピュータ103に接続する場合(例えば、第2スキャナ102に設けたスキャンボタン125aの押下に従って、コンピュータ103から第2スキャナ102に対する指令が出力され、第2スキャナ102からコンピュータ103へ画像データの転送を実現する機能を利用する場合)に、接続を行ってきた第2スキャナ102をコンピュータ103で特定することができ、正確に第2スキャナ102とコンピュータ103との間で画像データの送受信を行うことができる(図13参照)。
【0118】
更に、第2STIドライバ154では、レジストリ157内の第2STIドライバ154用記憶領域に、第2TWAINデータソース152の識別情報と第2スキャナ102が接続された通信ポートの識別情報(IPアドレス等)とを記憶することにより関連付けが行われている(図2及び図3参照)。
従って、通信ドライバである第2STIドライバ154の技術を用いることにより、容易に本発明を実現することができる。
【0119】
[第二の実施形態]
<画像データ送受信システムの全体構成>
まず、第二の実施形態に係る画像データ送受信システムについて図14及び図2〜図7に基づいて説明する。図14は、第二の実施形態に係る画像データ送受信システムの概略構成図である。
尚、第二の実施形態では、画像データ処理ドライバとしてTWAINデータソースを利用し、通信ドライバとしてSTIドライバを利用している。
【0120】
図14に示す画像データ送受信システム200は、画像データ生成装置として第1スキャナ201と、コンピュータとしてコンピュータ203とを有している。第1スキャナ201、コンピュータ203はLAN204により接続されている。
ここで、第1スキャナ201については、既に、後述する第1スキャナ201の画像データ処理ドライバである第1TWAINデータソース251がコンピュータ203にインストールされているものとし、更に、第1TWAINデータソース251と同じ第2TWAINデータソース252をコンピュータ203にインストールするものとする。そして、ユーザは、コンピュータ203と、既にインストールされている第1TWAINデータソース251及び新たにインストールする第2TWAINデータソース252を介して第1スキャナ201との間で画像データの送受信を意図するものとする。
【0121】
図14に示すように、第1スキャナ201は、CPU210と、ROM211と、RAM212と、NVRAM213と、表示部214と、操作部215と、スキャナ部216と、LANインターフェース(LAN I/F)218とを有しており、これらは、システムバス219によって互いに結合されている。
【0122】
第1スキャナ201のCPU210、ROM211、RAM212、NVRAM213、表示部214、操作部215、LANインターフェース218は、第一の実施形態の第1スキャナ101のCPU110、ROM111、RAM112、NVRAM113、表示部114、操作部115、LANインターフェース118と同一の部材であり、その説明を省略する。
【0123】
スキャナ部216は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス219に接続される。このスキャナ部216は、後述するコンピュータ203から送信された指令により、CPU210を介して、第1スキャナ201の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行する。そして、そのスキャンに基づいて生成された画像データ(ラスタデータ)は、後述する第1TWAINデータソース251又は第2TWAINデータソース252を介してコンピュータ203のImaging Application256に転送される。
【0124】
コンピュータ203は、CPU230と、ROM231と、RAM232と、HDD233と、表示部234と、操作部235と、CD−ROMドライブ236と、LANインターフェース238とを有しており、これらはシステムバス239によって互いに結合されている。コンピュータ203は、OSとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)が起動するようになっている。
【0125】
CPU230は、コンピュータ203を制御するための中央演算処理装置である。CPU230は、第1スキャナ201に対してスキャン開始等の指令を送信したり、後述するインストールプログラム255を適宜HDD233から選択/読み出して実行したり(図9〜図13参照)する。
【0126】
ROM231及びRAM232は、第一の実施形態のROM131及びRAM132と同一の部材でありその説明を省略する。
【0127】
HDD233は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置であり、第1TWAINデータソース(第1スキャナ201の画像データ処理ドライバ)251、第1STIドライバ(第1スキャナ201の通信ドライバ)253、第2TWAINデータソース(第2スキャナ202の画像データ処理ドライバ)252、第2STIドライバ(第2スキャナ202の通信ドライバ)254、インストールプログラム255、TWAINデータソースマネージャ260、Imaging Application(アプリケーション)256、レジストリ257の他、第1スキャナ201から転送されたラスタデータ等が格納される。
【0128】
第1TWAINデータソース251、第1STIドライバ253、Imaging Application256、レジストリ257は、第1実施形態の第1TWAINデータソース151、第1STIドライバ153、Imaging Application156、レジストリ157と同一の部材でありその説明を省略する。
【0129】
第2TWAINデータソース252は、第1スキャナ201から送信されたラスタデータを受信して、受信したラスタデータを後述するImaging Application256へ受け渡す処理を行うためのものであり、後述する第2STIドライバ254と対となって第1スキャナ201のドライバソフトを構成する。また、第2TWAINデータソース252は識別情報を有しており、第2TWAINデータソース252用フォルダ(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ)内の第2TWAINデータソース252用設定ファイル(TWAIN DataSource Information File)で指定されたTWAINデータソース名の値(図4の「TwdsName」の値)及びSTIデバイス名の値(図4の「StiName」の値)として記憶される。この第2TWAINデータソース252の識別情報は、第2TWAINデータソース252をインストールする際に利用するインストーラ用設定ファイル(INIファイル)において、モデル名として指定されている。また、第2TWAINデータソース252は、後述するインストール部255eにより、コンピュータ203のHDD233にインストールされる。
【0130】
第2STIドライバ254は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)に対応して作成された、第2TWAINデータソース252と第1スキャナ201が接続された通信ポートとの間の通信を行うための通信ドライバであり、前述の第2TWAINドライバ252と対となって第1スキャナ201のドライバソフトを構成するものであり、インストール部255eによりインストールされる。また、インストール部255eによりインストールされた第2TWAINデータソース252の識別情報に対して、第2TWAINデータソース252を用いる第1スキャナ201を関連付ける。具体的には、第2STIドライバ254は、OSにより決定されているレジストリ257の第2STIドライバ254用記憶領域のSTIデバイス名(図3の「My Computer¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Class¥[68DD1FC6−810F−11D0−BEC7−08002BE2092F]¥0001」の「DriverDesc」Key)の値として「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)を記憶し、また、第1スキャナ201が接続された通信ポートの識別情報についての記憶領域である第1スキャナ201のIPアドレスの記憶領域(図2の「My Computer¥HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Class¥[68DD1FC6−810F−11D0−BEC7−08002BE2092F]¥0001¥DeviceData」の「IPAddress」Key)の値として、「11.22.33.44」を記憶することにより関連付けを行い、第2TWAINデータソース252と第1スキャナ201が接続された通信ポートとを通信可能に接続する。
また、ユーザが入力した第1スキャナ201の設定情報は、レジストリ257内の第2STIドライバ254の記憶領域や、図7に示す第2TWAINデータソース252のユーザ設定用ファイル(図5のwindows¥twain_32¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting Fileに相当)に記憶され、第2STIドライバ254により当該第1スキャナ201の設定情報と第2TWAINデータソース252の識別情報とが関連付けられている。
【0131】
インストールプログラム255は、新たに第2TWAINデータソース252をコンピュータ203にインストールして、第1スキャナ201とコンピュータ203とを通信可能に接続するプログラムである(図9〜図13参照)。また、インストールプログラム255は、取得部(取得手段)255a、判断部(判断手段)255b、変更部(変更手段)255c、設定部(設定手段)255d、インストール部(インストール手段)255eを備えている。
【0132】
取得部255aは、第一の実施形態の取得部155aと同一の部材でありその説明を省略する。
【0133】
判断部255bは、取得部255aによって取得した第1TWAINデータソース251の識別情報が、新たにインストールする第2TWAINデータソース252の識別情報と少なくとも一部が一致するかが判断される。具体的には、判断部255bは、取得部255aで得た第1TWAINデータソース251の識別情報と、第2TWAINデータソース252をインストールする際に利用するINIファイルにおいてモデル名として指定されている第2TWAINデータソース252の識別情報と、を比較し、少なくとも一部が一致するかが判断される。ここで、第二の実施形態では、第1TWAINデータソース251及び第2TWAINデータソース252は、共に第1スキャナ201の画像データ処理ドライバであるため、第2TWAINデータソース252をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第2TWAINデータソース252の識別情報は、第1TWAINデータソース251をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第1TWAINデータソース251の識別情報と同一であり、取得部255aで得た第1TWAINデータソース251の識別情報と一致する。
【0134】
変更部255c、設定部255d、インストール部255eは、第一の実施形態の変更部155c、設定部155d、インストール部155eと同一の部材でありその説明を省略する。
【0135】
TWAINデータソースマネージャ260に設けられた選択部260aは、第1スキャナ201と通信する際に、第1スキャナ201と通信可能に接続された第2STIドライバ254に関連付けられた識別情報を有する第2TWAINデータソース252を選択する。具体的には、選択部260aは、ユーザがImaging Application256を使用して第1スキャナ201と通信しようとした際に、まず、後述する第1TWAINデータソース251及び第2TWAINデータソース252を管理するTWAINデータソースマネージャ260(図15参照)にアクセスして、第1TWAINデータソース251の識別名称であるデータソース名及び第2TWAINデータソース252の識別名称であるデータソース名を後述する表示部234に列挙して表示し、ユーザによって通信を行う第1スキャナ201と関連付けられた第2TWAINデータソース252の識別名称であるデータソース名(例えば、「BtMFP98LAN#2」)が選択される。
【0136】
表示部234、操作部235、CD−ROMドライブ236は、第一の実施形態の表示部134、操作部135、CD−ROMドライブ136と同一の部材でありその説明を省略する。
【0137】
LANインターフェース238は、LAN204を介して、第1スキャナ201のLANインターフェース218に接続するもので、コンピュータ203と第1スキャナ201とのデータ通信を可能にするものであり、ラスタデータ等の通信に用いられる。
【0138】
<TWAINデータソース及びSTIドライバの構成>
ここで、上述のTWAINデータソース(第1TWAINデータソース251及び第2TWAINデータソース252)及びSTIドライバ(第1STIドライバ253及び第2STIドライバ254)の構成について、図15に基づいて、以下で詳細に説明する。図15は、第二の実施形態に係るTWAINデータソースとSTIドライバの構成図である。
【0139】
第1TWAINデータソース251は、TWAIN DataSource FrontEnd251bと、TWAIN DataSource Main Components251cと、を備えている。また、第2TWAINデータソース252も同様に、TWAIN DataSource FrontEnd252bと、TWAIN DataSource Main Components252cと、を備えている。
【0140】
尚、TWAINデータソースマネージャ260は、第一の実施形態のTWAINデータソースマネージャ160と同一の部材でありその説明を省略する。
【0141】
TWAIN DataSource FrontEnd251bは、第1TWAINデータソース251の識別情報を有する第1TWAINデータソース251の入口にあたるプログラム(例えば、BrTwdFe.ds)であり、第1TWAINデータソース251用フォルダ(図5に示すwindows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN」フォルダ)にインストールされている。TWAIN DataSource FrontEnd251bは、TWAINデータソースマネージャ260及び後述するTWAIN DataSource Main Components251cとの間で指令やデータのやり取りを行う。
また、TWAIN DataSource FrontEnd251bは、TWAIN DataSource Name Information251dとして第1TWAINデータソース251の識別名称であるTWAINデータソース名を、STI Device Name Information251eとして第1STIドライバ253のSTIデバイス名を、第1TWAINデータソース251用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource Information Fileに相当)から読み出す。更に、TWAIN DataSource FrontEnd251bは、User Setting Data251fとして、ユーザが第1TWAINデータソース251のTWAINデータソース名に関連付けて決定した第1スキャナ201の設定情報をユーザ設定用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LANフォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting Fileに相当)に書き込んだり、読み出したりする。
【0142】
TWAIN DataSource FrontEnd252bは、第2TWAINデータソース252の識別情報を有する第2TWAINデータソース252の入口にあたるプログラム(例えば、BrTwdFe.ds)であり、第2TWAINデータソース252用フォルダ(windows¥twain_32¥BrMfcScn下の「BtMFP98LAN#2」フォルダ)にインストールされている。TWAIN DataSource FrontEnd252bは、TWAINデータソースマネージャ260及び後述するTWAIN DataSource Main Components252cとの間で指令やデータのやり取りを行う。
また、TWAIN DataSource FrontEnd252bは、TWAIN DataSource Name Information252dとして第2TWAINデータソース252の識別名称であるTWAINデータソース名を、STI Device Name Information252eとして第2STIドライバ254のSTIデバイス名を、第2TWAINデータソース252用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource Information Fileに相当)から読み出す。
更に、TWAIN DataSource FrontEnd252bは、User Setting Data252fとしてユーザが第2TWAINデータソース252のTWAINデータソース名に関連付けて決定した第1スキャナ201の設定情報をユーザ設定用INIファイル(図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn¥BtMFP98LAN#2フォルダ内に格納されているTWAIN DataSource User Setting Fileに相当)に書き込んだり、読み出したりする。
【0143】
TWAIN DataSource Main Components251c、TWAIN DataSource Main Components252cは、第一の実施形態のTWAIN DataSource Main Components151c、TWAIN DataSource Main Components152cと同一の部材でありその説明を省略する。
【0144】
第1STIドライバ253は、STI Interface253aと、STIドライバ253bと、を備えている。また、第2STIドライバ254も同様に、STI Interface254aと、STIドライバ254bと、を備えている。一方、OS側には、STI Event Monitor258が備えられている。
【0145】
STI Interface253aは、第1スキャナ201に対して問い合わせを行ったり、データの読み取りを行う指令を与えたり基本的な部分の窓口を行うAPIである。STI Interface253aは、TWAIN DataSource Main Components251cと後述するSTIドライバ253bとの間で指令やデータのやり取りを行う。また、STI Interface253aは、Imaging Application256やSTI Event Monitor258の指令によっても起動する。
STI Interface254aも同様に、第1スキャナ201に対して問い合わせを行ったり、データの読み取りを行う指令を与えたり基本的な部分の窓口を行うAPIである。STI Interface254aは、TWAIN DataSource Main Components252cと後述するSTIドライバ254bとの間で指令やデータのやり取りを行う。また、STI Interface254aは、Imaging Application256やSTI Event Monitor258の指令によっても起動する。
【0146】
STIドライバ253bは、後述するDevice Driver259を介して第1スキャナ201とSTI Interface253aとの間の通信を行うドライバである。
STIドライバ254bも同様に、後述するDevice Driver259を介して第1スキャナ201とSTI Interface254aとの間の通信を行うドライバである。
【0147】
Device Driver259は、USB、パラレル、ネットワーク等により第1スキャナ201との実際の通信を行うドライバである。
【0148】
<画像データ送受信システムの動作>
第二の実施形態に係る画像データ送受信システム200の動作は、第一の実施形態に係る画像データ送受信システム100の動作と同様でありその説明を省略する(図9〜図13参照)。
【0149】
このように、第二の実施形態の画像データ送受信システム200、コンピュータ203、画像データ送受信方法、及びインストールプログラム255によれば、第1STIドライバ253及び第2STIドライバ254により、1つの第1スキャナ201に対して複数の画像データ処理ドライバ(第1TWAINデータソース251及び第2TWAINデータソース252)の識別情報を関連付け、それぞれの画像データ処理ドライバ(第1TWAINデータソース251及び第2TWAINデータソース252)の識別情報に関連付ける第1スキャナ201のそれぞれの設定情報はユーザにより決定されている。
その結果、1つの第1スキャナ201であっても、第1TWAINデータソース251及び第2TWAINデータソース252のそれぞれの識別情報ごとに、ユーザが設定する第1スキャナ201についての設定情報が保存することができる(図15参照)。
【0150】
[第三の実施形態]
<画像データ送受信システムの全体構成>
まず、第三の実施形態に係る画像データ送受信システムについて図16に基づいて説明する。図16は、第三の実施形態に係る画像データ送受信システムの概略構成図である。
尚、第三の実施形態では、画像データ処理ドライバとしてWIA(Windows Image Acquisition)ドライバを利用している。
【0151】
図16に示す画像データ送受信システム300は、画像データ生成装置として第1スキャナ301及び第2スキャナ302と、コンピュータ303とを有している。第1スキャナ301、第2スキャナ302、コンピュータ303はLAN304により接続されている。尚、第1スキャナ301と第2スキャナ302とは、同一機種であるものとする。
ここで、第1スキャナ301については、既に、後述する第1スキャナ301の画像データ処理ドライバである第1WIAドライバ351がコンピュータ303にインストールされているものとし、第2スキャナ302については、これから、後述する第2スキャナ302の画像データ処理ドライバである第2WIAドライバ352をコンピュータ303にインストールするものとする。そして、ユーザは、コンピュータ303と、既にインストールされている第1WIAドライバ351を介して第1スキャナ301と、新たにインストールする第2WIAドライバ352を介して第2スキャナ302との間で画像データの送受信を意図するものとする。
【0152】
図16に示すように、第1スキャナ301は、CPU310と、ROM311と、RAM312と、NVRAM313と、表示部314と、操作部315と、スキャナ部316と、LANインターフェース(LAN I/F)318とを有しており、これらは、システムバス319によって互いに結合されている。
【0153】
第1スキャナ301のCPU310、ROM311、RAM312、NVRAM313、表示部314、操作部315、LANインターフェース318は、第一の実施形態の第1スキャナ101のCPU110、ROM111、RAM112、NVRAM113、表示部114、操作部115、LANインターフェース118と同一の部材であり、その説明を省略する。
【0154】
スキャナ部316は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス319に接続される。このスキャナ部316は、後述するコンピュータ303から送信された指令により、CPU310を介して、第1スキャナ301の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行する。そして、そのスキャンに基づいて生成された画像データ(ラスタデータ)は、後述する第1WIAドライバ351を介してコンピュータ303のImaging Application356に転送される。
【0155】
第2スキャナ302は、CPU320と、ROM321と、RAM322と、NVRAM323と、表示部324と、操作部325と、スキャナ部326と、LANインターフェース(LAN I/F)328とを有しており、これらは、システムバス329によって互いに結合されている。
【0156】
第2スキャナ302のCPU320、ROM321、RAM322、NVRAM323、表示部324、操作部325、LANインターフェース328は、それぞれ、第1スキャナ301のCPU110、ROM111、RAM112、NVRAM113、表示部114、操作部125、LANインターフェース118と同様の機能であり、その説明を省略する。
【0157】
スキャナ部316は、紙やフィルムに描画(印刷)された画像(イメージ)をコンピュータに取込むためのスキャナ機能を提供する装置で、図示省略の入出力インターフェースを介してシステムバス319に接続される。このスキャナ部316は、後述するコンピュータ303から送信された指令により、CPU310を介して、第1スキャナ301の所定箇所にセットされた原稿についてスキャンを実行する。そして、そのスキャンに基づいて生成された画像データ(ラスタデータ)は、後述する第1WIAドライバ351を介してコンピュータ303のImaging Application356に転送される。
【0158】
コンピュータ303は、CPU330と、ROM331と、RAM332と、HDD333と、表示部334と、操作部335と、CD−ROMドライブ336と、LANインターフェース338とを有しており、これらはシステムバス339によって互いに結合されている。コンピュータ303は、OSとしてマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)が起動するようになっている。
【0159】
CPU330は、コンピュータ303を制御するための中央演算処理装置である。CPU330は、第1スキャナ301又は第2スキャナ302に対してスキャン開始等の指令を送信したり、後述するインストールプログラム355を適宜HDD333から選択/読み出して実行したり(図18及び図19参照)する。
【0160】
ROM331及びRAM332は、第一の実施形態のROM131及びRAM132と同一の部材でありその説明を省略する。
【0161】
HDD333は、読み出し・書き込み可能な記憶装置(ハードディスク)及びその読取装置であり、第1WIAドライバ(第1スキャナ301の画像データ処理ドライバ)351、第2WIAドライバ(第2スキャナ302の画像データ処理ドライバ)352、インストールプログラム355、TWAINデータソースマネージャ358、Imaging Application(アプリケーション)356、レジストリ357の他、第1スキャナ301又は第2スキャナ302から転送されたラスタデータ等が格納される。
【0162】
第1WIAドライバ351は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)に対応して作成された、第1スキャナ301から送信されたラスタデータを受信して、受信したラスタデータを後述するImaging Application356へ受け渡す処理を行う画像データ処理ドライバであると共に、第1WIAドライバ351と第1スキャナ301が接続された通信ポートとの間の通信を行うための通信ドライバでもあり、第1スキャナ301のドライバソフトを構成する。また、第1WIAドライバ351はTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有しており、後述するレジストリ357中の第1WIAドライバ351の記憶領域にデバイス名及びTWAINデータソース名として記憶されている。この第1WIAドライバ351のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報は、第1WIAドライバ351をインストールする際に利用するインストーラ用設定ファイル(INIファイル)において、モデル名として指定されている。尚、第三の実施形態においては、既に、第1WIAドライバ351はコンピュータ303のHDD333内にインストールされている。また、既に、後述するレジストリ357中のWIAドライバ用記憶領域の中の第1WIAドライバ351用記憶領域に、第1WIAドライバ351のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報がデバイス名として記憶され、また、第1スキャナ301が接続された通信ポートの識別情報(例えば、IPアドレス)が記憶されて関連付けが行われており、第1WIAドライバ351と第1スキャナ301が接続された通信ポートとが通信可能に接続されている。
【0163】
又、第1WIAドライバ351は関連付け部351aを備えている。関連付け部351aは、第1WIAドライバ351と第1スキャナ301が接続された通信ポートとの間の通信を行うための第1WIAドライバ351の一部の機能である。また、インストール部355eによりインストールされた第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして関連付けるための識別情報に対して、第1WIAドライバ351を用いる第1スキャナ301を関連付ける。具体的には、関連付け部351aは、OSにより決定されているレジストリ357の第1WIAドライバ351用記憶領域のデバイス名(「DriverDesc」Key)の値として「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)を記憶し、また、第1スキャナ301が接続された通信ポートの識別情報についての記憶領域である第1スキャナ301のIPアドレスの記憶領域(「IPAddress」Key)の値として、IPアドレスを記憶することにより関連付けを行い、第1WIAドライバ351と第1スキャナ301が接続された通信ポートとを通信可能に接続する。
また、ユーザが入力した第1スキャナ301の設定情報は、レジストリ357内の第1WIAドライバ351の記憶領域に記憶され、第1WIAドライバ351により当該第1スキャナ301の設定情報と、第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と、が関連付けられている。
【0164】
第2WIAドライバ352は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)に対応して作成された、第2スキャナ302から送信されたラスタデータを受信して、受信したラスタデータを後述するImaging Application356へ受け渡す処理を行う画像データ処理ドライバであると共に、第2WIAドライバ352と第2スキャナ302が接続された通信ポートとの間の通信を行うための通信ドライバでもあり、第2スキャナ302のドライバソフトを構成する。また、第2WIAドライバ352はTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有しており、レジストリ357中の第2WIAドライバ352の記憶領域にデバイス名及びTWAINデータソース名として記憶されている。この第2WIAドライバ352のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報は、第2WIAドライバ352をインストールする際に利用するインストーラ用設定ファイル(INIファイル)において、モデル名として指定されている。また、第2WIAドライバ352は、後述するインストール部355eにより、コンピュータ303のHDD333にインストールされる。
【0165】
又、第2WIAドライバ352は関連付け部352aを備えている。関連付け部352aは、第2WIAドライバ352と第2スキャナ302が接続された通信ポートとの間の通信を行うための第2WIAドライバ352の一部の機能である。また、インストール部355eによりインストールされた第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして関連付けるための識別情報に対して、第2WIAドライバ352を用いる第2スキャナ302を関連付ける。具体的には、関連付け部352aは、OSにより決定されているレジストリ357の第2WIAドライバ352用記憶領域のデバイス名(「DriverDesc」Key)の値として「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)を記憶し、また、第2スキャナ302が接続された通信ポートの識別情報についての記憶領域である第2スキャナ302のIPアドレスの記憶領域(「IPAddress」Key)の値として、IPアドレスを記憶することにより関連付けを行い、第2WIAドライバ352と第2スキャナ302が接続された通信ポートとを通信可能に接続する。
また、ユーザが入力した第2スキャナ302の設定情報は、レジストリ357内の第2WIAドライバ352の記憶領域に記憶され、第2WIAドライバ352により当該第2スキャナ302の設定情報と、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と、が関連付けられている。
【0166】
インストールプログラム355は、新たに接続しようとする第2スキャナ302の第2WIAドライバ352をコンピュータ303にインストールして、新たに接続する第2スキャナ302とコンピュータ303とを通信可能に接続するプログラムである(図18〜図19参照)。また、インストールプログラム355は、取得部(取得手段)355a、判断部(判断手段)355b、変更部(変更手段)355c、設定部(設定手段)355d、インストール部(インストール手段)355eを備えている。
【0167】
取得部355aは、第2WIAドライバ352をインストールする際に、既にインストールされている第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を取得する。具体的には、取得部355aは、例えば、レジストリ357中のWIAドライバ用記憶領域を検索し、デバイス名及びTWAINデータソース名として記憶されている第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報(例えば、「BtMFP98LAN」)を得る。
【0168】
判断部355bは、取得部355aによって取得した第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が、新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致するかが判断される。具体的には、判断部355bは、取得部355aで得た第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と、第2WIAドライバ352をインストールする際に利用するINIファイルにおいてモデル名として指定されている第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と、を比較し、少なくとも一部が一致するかが判断される。ここで、第三の実施形態では、第1スキャナ301と第2スキャナ302は同一機種であるため、第2WIAドライバ352をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報は、第1WIAドライバ351をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と同一であり、取得部355aで得た第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と一致する。
【0169】
変更部355cは、判断部355bによって第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致すると判断された場合に、新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を取得部355aによって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する。具体的には、変更部355cは、判断部355bによって第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致すると判断され、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を「基本識別情報+#2」(例えば、「BtMFP98LAN#2」)と変更する。ここで、基本識別情報とは、第2WIAドライバ352をインストールする際に利用するINIファイルでモデル名として指定されている第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報のことを意味する。尚、第三の実施形態では、識別情報の変更規則を「基本識別情報+#番号」としているが、それに限られるものではない。
【0170】
設定部355dは、判断部355bによって第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報の識別情報と少なくとも一部が一致すると判断された場合は、新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を、変更部333cによって変更された識別情報に設定する。具体的には、設定部355dは、判断部355bによって第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が新たにインストールする第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致すると判断され、以下の処理1(第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更しない場合の処理)又は処理2(第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更する場合の処理)のいずれかの処理を行う。
処理1:レジストリ157の第2WIAドライバ352用記憶領域のドライバ名(「DeviceDesc」Key)の値及びTWAINデータソース名(「TwainDS」Key)の値を変更部155cによって変更された第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報である「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)に設定する。
処理2:第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルで指定されたデバイス名及びTWAINデータソース名を変更部355cによって変更された第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報である「基本識別情報+#2」(「BtMFP98LAN#2」)に変更する。
【0171】
インストール部355eは、第2WIAドライバ352を、第1WIAドライバ351とは異なるWIAドライバ用記憶領域にインストールする。具体的には、インストール部355eは、第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルをOSが参照しつつ、第2WIAドライバ352を第2WIAドライバ352用記憶領域にインストールする。
【0172】
TWAINデータソースマネージャ370に設けられた選択部370aは、第2スキャナ302と通信する際に、第2スキャナ302と通信可能に接続された第2WIAドライバの関連付け部352aにより第2スキャナ302に関連付けられたTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有する第2WIAドライバ352を選択する。具体的には、選択部370aは、ユーザがImaging Application356を使用して第2スキャナ302と通信しようとした際に、まず、後述するTWAINデータソースマネージャ370(図17参照)にアクセスして、レジストリ357内から得た第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別名称であるTWAINデータソース名及び第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別名称であるTAINデータソース名を後述する表示部334に列挙して表示し、ユーザによって通信を行う第2スキャナ302と関連付けられた第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別名称であるTWAINデータソース名(例えば、「WIA−BtMFP98LAN#2」)が選択される。
【0173】
Imaging Application356は、TWAINデータソースに対応したコンピュータ303上で動作するアプリケーションであり、ユーザによりコンピュータ303にインストールされる。また、Imaging Application356は、第1WIAドライバ351または第2WIAドライバ352からラスタデータを受け取る。
【0174】
レジストリ357は、OSであるマイクロソフトウィンドウズ(登録商標)(例えば、Windows 2000(登録商標),Windows XP(登録商標),Windows Me(登録商標),Windows 98(登録商標)等)において、コンピュータ303に関するデバイスドライバ設定からアプリケーション設定まで、あらゆる設定情報を集中管理するデータベースである。また、レジストリ357は、WIAドライバ用記憶領域等を有している。
【0175】
表示部334、操作部335、CD−ROMドライブ336、LANインターフェース338は、第一の実施形態の表示部134、操作部135、CD−ROMドライブ136、LANインターフェース118と同一の部材でありその説明を省略する。
【0176】
<WIAドライバの構成>
ここで、上述のWIAドライバ(第1WIAドライバ351及び第2WIAドライバ352)の構成について、図17に基づいて、以下で詳細に説明する。図17は、第三の実施形態に係るWIAドライバの構成図である。
【0177】
TWAINデータソースマネージャ370は、後述するWIA Service360と通信可能であり、Image Application356からWIAドライバ351,352を介してスキャナ301,302にアクセスすることを実現するプログラムであり、第1WIAドライバ351及び第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識するプログラム(twain_32.dll)である。Imaging Application356は、このTWAINデータソースマネージャ370のみと指令やデータのやり取りを行う。また、TWAINデータソースマネージャ370は、Imaging Application356のアクセスにより、WIAドライバをTWAINデータソースとして認識させるための識別情報であるTWAINデータソース名を返し、TWAINデータソースを選択することができるように構成されている(選択部370a)。
【0178】
WIA Service360は、第1スキャナ301及び第2スキャナ302に対する全ての操作を、WIAドライバ351,352を介して行うプログラムであり、TWAINデータソースマネージャ370で管理することができる。また、WIA Service360は、後述するWIAドライバ351及び352との間で指令やデータのやり取りを行うと共に、第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報及び第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報をレジストリ357のそれぞれのWIAドライバ用記憶領域のドライバ名(「DeviceDesc」Key)の値及びTWAINデータソース名(「TwainDS」Key)の値として入力する。
【0179】
WIAドライバ351は、後述するDevice Driver359aを介して第1スキャナ301とWIA Serivce351a(352a)との間の通信を行うドライバである。
WIAドライバ352も同様に、後述するDevice Driver359bを介して第2スキャナ302とWIA Serive351a(352a)との間の通信を行うドライバである。
【0180】
Device Driver359aは、USB、パラレル、ネットワーク等により第1スキャナ301との実際の通信を行うドライバである。
Device Driver359bも同様に、USB、パラレル、ネットワーク等により第2スキャナ302との実際の通信を行うドライバである。
【0181】
<画像データ送受信システムの動作>
次に、第三の実施形態に係る画像データ送受信システム300の動作について、図18〜図19を参照して説明する。図18は、WIAドライバのインストールの処理の手順について説明したフローチャートである。図19は、WIAドライバのインストールの別の処理の手順について説明したフローチャートである。
【0182】
まず、第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更しない場合の第三の実施形態に係る第2WIAドライバ352のインストールの処理の手順について、図18に基づいて説明する。尚、図18のWIAドライバのインストールの処理と後述する図19のWIAドライバのインストールの処理とはどちらか一方のみを行うものである。
【0183】
ユーザが第2スキャナ302について第2WIAドライバ352のインストール操作を行うと、インストールプログラム355が起動され、まず、第2WIAドライバ352をインストールするためのインストーラのインストーラ用設定ファイルからインストールする第2WIAドライバ352のモデル名「BtMFP98LAN」を取得する(ステップS601)。そして、取得したモデル名から、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報「BtMFP98LAN」を生成する(ステップ602)。
【0184】
次に、取得部355aが取得した既にインストールされているWIAドライバをTWAINデータソースとして認識させるための識別情報に基づいて、判断部355bが第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有するWIAドライバの数を数えて、この値に1を加算してScnCntに格納する(ステップS603)。ここでは、第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と一致するため、ScnCntの値として2が格納される。そして、判断部355bで、ScnCntが1より大きいかどうかにより、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在するか否かが判断される(ステップS604)。
【0185】
ここでは、ScnCntが2であり1よりも大きいため、判断部355bにより第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在すると判断され(ステップS604:YES)、変更部355cが第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#2」を識別情報として決定する(ステップS605)。
尚、判断部355bにより第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在しないと判断された場合は(ステップS604:NO)、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報が第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報として決定される(ステップS606)。ここで、判断部355bにより第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在しないと判断された場合(ステップS604:NO)であっても、ステップS606を行わず、ステップS605において、変更部155cが第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#1」を識別情報として決定しても良い。
【0186】
次に、インストールプログラム355からOS側の処理に移行する。まず、OS側のAddScannerインストーラをOSが起動することにより、自動的に第2スキャナ302のインストールを開始する(ステップS607)。続いてOS側のAddScannerインストーラによるその他の処理が行われ、OS側のAddScannerインストーラによる第2スキャナ302のインストールが完了し、第2WIAドライバ352がHDD333内に記憶される(ステップS608)。
【0187】
そして、第2スキャナ302のインストール処理の終了により、OS側の処理からインストールプログラム355の処理に移行する。第2スキャナ302のインストール処理の終了通知を受け取ると、設定部355dが、第2STIドライバ354のWIAドライバ用レジストリ情報のDriver名(「DriverDesc」Keyの値)とTwainDS(「DeviceData¥TwainDS」Keyの値)を決定された識別情報「BtMFP98LAN#2」に変更する(ステップS609)。
【0188】
以上により、第2WIAドライバ352のインストールの処理が終了し、ユーザによるWIAドライバに関連付けられたスキャナの選択の処理、又は、スキャナのスキャンボタンの動作の処理に進む。
【0189】
次に、第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルを変更する場合の第三の実施形態に係る第2WIAドライバ352のインストールの処理の手順について、図19に基づいて説明する。尚、図18のWIAドライバのインストールの処理と図19のWIAドライバのインストールの処理とはどちらか一方のみを行うものである。
【0190】
ユーザ第2スキャナ302について第2WIAドライバ352のインストール操作を行うと、インストールプログラム355が起動され、まず、第2WIAドライバ352をインストールするためのインストーラのインストーラ用設定ファイルからインストールする第2WIAドライバ352のモデル名「BtMFP98LAN」を取得する(ステップS701)。そして、取得したモデル名から、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報「BtMFP98LAN」を生成する(ステップS702)。
【0191】
次に、取得部355aが取得した既にインストールされているWIAドライバをTWAINデータソースとして認識させるための識別情報に基づいて、判断部355bが第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバの数を数えて、この値に1を加算してScnCntに格納する(ステップS703)。ここでは、第1WIAドライバ151をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報が第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と一致するため、ScnCntの値として2が格納される。そして、判断部355bで、ScnCntが1より大きいかどうかにより、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在するか否かが判断される(ステップS704)。
【0192】
ここでは、ScnCntが2であり1よりも大きいため、判断部355bにより第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在すると判断され(ステップS704:YES)、変更部355cが第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#2」を識別情報として決定する(ステップS705)。
尚、判断部355bにより第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在しないと判断された場合は(ステップS704:NO)、第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報が第2TWAINデータソース152の識別情報として決定される(ステップS706)。ここで、判断部355bにより第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有するWIAドライバが存在しないと判断された場合(ステップS704:NO)であっても、ステップS706を行わず、ステップS705において、変更部155cが第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための基本識別情報「BtMFP98LAN」に「#ScnCnt」を付加した「BtMFP98LAN#1」を識別情報として決定しても良い。
【0193】
次に、第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルの必要箇所を決定された第2WIAドライバ352の識別情報「BtMFP98LAN#2」に変更する(ステップS707)。
【0194】
そして、インストールプログラム355からOS側の処理に移行する。即ち、OS側のPnPインストーラをOSが起動することにより、PnPインストーラがステップS707において変更された第2WIAドライバ352がインストールされる際に参照される第2WIAドライバ352のインストールに関する情報を記載したINFファイルを用いて自動的に第2スキャナ302のインストールを実行する(ステップS708)。
【0195】
以上により、第2WIAドライバ352のインストールの処理が終了し、ユーザによるWIAドライバに関連付けられたスキャナの選択の処理、又は、スキャナのスキャンボタンの動作の処理に進む。
【0196】
尚、上述の通り図18のWIAドライバのインストールの処理と図19のWIAドライバのインストールの処理とはどちらか一方のみを行うものであるが、図19によるWIAドライバのインストールの処理は、WIAドライバのインストールに関する情報を記載したINFファイルを参照して自動的に設定が行われるため、インストール処理が簡便になり、図19によるWIAドライバのインストールの処理の方で行われるのが望ましい。
【0197】
このように、第三の実施形態の画像データ送受信システム300、コンピュータ303、画像データ送受信方法、及びインストールプログラム355によれば、取得部355a及び判断部355bにより少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有する第1WIAドライバ351が既にコンピュータ303にインストールされていると判断された場合に、変更部355c及び設定部355dで新たにインストールする第2WIAドライバ352のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を変更した上で、インストール部355eで第2WIAドライバ352を第1WIAドライバ351とは異なる第2WIAドライバ用記憶領域にインストールし、関連付け部354でインストールした第2WIAドライバ352をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と第2スキャナ302とを関連付けている(図18又は図19参照)。
その結果、第1スキャナ301と同一モデルの第2スキャナ302に関する第2WIAドライバ352をインストールする場合、即ち、第1WIAドライバ351をTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有する第2WIAドライバ352をインストールする場合であっても、それぞれの識別情報に関連付けられた個別のスキャナとして認識することができるため、少なくとも一部が一致する識別情報を有するTWAINデータソースを用いるスキャナが複数存在する環境においても、選択部370aでユーザが使用しているコンピュータ303と画像データを送受信しようとする第2スキャナ302との間で確実に画像データを送受信することができる。
【0198】
また、新たにインストールする第2WIAドライバ352のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と少なくとも一部が一致するTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を有する第1WIAドライバ351が既にコンピュータ303にインストールされている場合に、設定部355dが、第2WIAドライバ352をコンピュータ303にインストールする前に、予めINFファイルに記載されている第2WIAドライバ352のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報を変更された識別情報に書き換えている。
その結果、インストール部355eによる第2WIAドライバ352のインストールの処理が簡便になる。
【0199】
また、関連付け部354が、第2スキャナ302と第2WIAドライバ352のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報とを1対1に関連付けている。
その結果、ユーザが第2スキャナ302からコンピュータ303に接続する場合(例えば、第2スキャナ302に設けたスキャンボタン325aの押下に従って、コンピュータ303から第2スキャナ302に対する指令が出力され、第2スキャナ302からコンピュータ303へ画像データの転送を実現する機能を利用する場合)に、接続を行ってきた第2スキャナ302をコンピュータ303で特定することができ、正確に第2スキャナ302とコンピュータ303との間で画像データの送受信を行うことができる。
【0200】
更に、関連付け部354では、レジストリ357内の第2WIAドライバ352用記憶領域に、第2WIAドライバ352のTWAINデータソースとして認識させるための識別情報と第2スキャナ302が接続された通信ポートの識別情報(IPアドレス等)とを記憶することにより関連付けが行われている。
従って、通信ドライバでもある第2WIAドライバ352の技術を用いることにより、容易に本発明を実現することができる。
【0201】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
【0202】
上述の実施形態の画像データ送受信システム100、200、300では、予め接続されている画像データ生成装置が第1スキャナ101、201、301の1台であるが、それに限られない。例えば、本発明は、予め接続されている画像データ生成装置が複数台存在する場合にも適用される。尚、画像データ生成装置が複数台存在する場合は、インストールプログラム155、255、355の取得部155a、255a、355aでは、予め接続されている複数台の画像データ生成装置についての識別情報を取得する。
【0203】
また、上述の実施形態の画像データ送受信システム100、200では、画像データ処理ドライバとしてTWAINデータソースを利用し、通信ドライバとしてSTIドライバを利用しているが、それに限られない。例えば、本発明は、画像データ処理ドライバ及び通信ドライバとしてTWAINデータソースを利用する場合にも適用することができる。
【0204】
また、上述の実施形態の画像データ送受信システム100、200、300では、ユーザが行うスキャナの選択の対象が第2TWAINデータソース152に関連付けられた第2スキャナ102、第2TWAINデータソース252に関連付けられた第1スキャナ201、第2WIAドライバ352に関連付けられた第2スキャナ302であるが、それに限られない。例えば、本発明は、ユーザが、予めインストールされている第1TWAINデータソース151に関連付けられた第1スキャナ101、第1TWAINデータソース251に関連付けられた第1スキャナ201、第1WIAドライバ351に関連付けられた第1スキャナ301を選択する場合にも適用することができる。
【0205】
また、上述の実施形態の画像データ送受信システム100、200、300では、コンピュータ103、203、303のOSとして、マイクロソフトウィンドウズをインストールしているが、それに限らない。例えば、MAC(登録商標)OSをインストールしても良い。尚、MAC(登録商標)OSの場合は、レジストリの代わりにリソースが適用される。
【0206】
また、上述の実施形態の画像データ送受信システム100、200における取得部155a、255aは、レジストリ中のSTIドライバ用記憶領域を検索することによってTWAINデータソースの識別情報を取得したが、これに限らず、例えば、図5のwindows¥twain_32¥BrMfcScn以下のフォルダに格納されているINIファイル(図4参照)からTWAINデータソースの識別情報を取得するようにしても良い。
【0207】
更に、上述の実施形態の画像データ送受信システム100、200、300では、画像生成装置としてスキャナを適用しているが、それに限らない。例えば、デジタルカメラであってもよい。
【0208】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1、12、13、14によると、少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが既にコンピュータにインストールされている場合、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を変更した上で、画像データ処理ドライバ同士を異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールし、インストールした画像データ処理ドライバの識別情報と1つの画像データ生成装置とを関連付けている。従って、同一モデルの画像データ生成装置に関する画像データ処理ドライバをインストールする場合等、少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバをインストールする場合であっても、それぞれの識別情報に関連付けられた個別の画像データ生成装置として認識することができるため、少なくとも一部が一致する識別情報を有するインターフェースドライバを用いる画像データ生成装置が複数存在する環境においても、ユーザが使用しているコンピュータと画像データを送受信しようとする画像データ生成装置との間で確実に画像データを送受信することができる。
【0209】
請求項2によると、各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用フォルダにインストールしている。従って、インストールする画像データ処理ドライバに関するデータに対して名称を変更する等インストールする画像データ処理ドライバを上書きしないための操作を行う必要がなくなる。
【0210】
請求項3によると、画像データ処理ドライバ用フォルダに画像データ処理ドライバの識別情報を記憶している。従って、TWAINデータソースマネージャのように画像データ処理ドライバの画像データ処理ドライバ用フォルダに記憶されている識別情報を取得する技術に対応することができる。
【0211】
請求項4によると、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが既にコンピュータにインストールされている場合、画像データ処理ドライバをコンピュータにインストールする前に、予めINFファイルに記載されている画像データ処理ドライバの識別情報を変更された識別情報に書き換えている。従って、画像データ処理ドライバのインストールの処理が簡便になる。
【0212】
請求項5によると、新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバと共有できる内容の少なくとも一部については、互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域に記憶していない。従って、画像データ処理ドライバを記憶するためにかかる負荷を軽減させることができる。
【0213】
請求項6によると、画像データ生成装置と画像データ処理ドライバの識別情報とを1対1に関連付けている。従って、ユーザが画像データ生成装置からコンピュータに接続する場合(例えば、画像データ生成装置に設けたボタンの押下をきっかけに、コンピュータから画像データ生成装置に対する指令が出力され、画像データ生成装置からコンピュータへ画像データの転送を実現する機能を利用する場合)に、接続を行ってきた画像データ生成装置をコンピュータで特定することができ、正確に画像データ生成装置とコンピュータとの間で画像データの送受信を行うことができる。
【0214】
請求項7によると、1つの画像データ生成装置に対して複数の画像データ処理ドライバの識別情報を関連付け、それぞれの画像データ処理ドライバの識別情報に関連付ける画像データ生成装置のそれぞれの設定情報はユーザにより決定されている。従って、1つの画像データ生成装置であっても、それぞれの識別情報ごとに、ユーザが設定する画像データ生成装置についての設定情報が保存することができる。
【0215】
請求項8によると、通信ドライバの通信ドライバ用記憶領域に、画像データ処理ドライバの識別情報と通信ポートの識別情報とを記憶することにより関連付けが行われている。従って、通信ドライバの技術を用いることにより、容易に本発明を実現することができる。
【0216】
請求項9によると、通信ドライバとしてSTIドライバを利用した環境に対して本発明を適用することができる。
【0217】
請求項10によると、画像データ処理ドライバとしてTWAINデータソースを利用した環境に対して本発明を適用することができる。
【0218】
請求項11によると、画像データ処理ドライバとしてWIAドライバを利用し、画像データ処理ドライバの識別情報としてWIAドライバをTWAINデータソースとして認識させるための識別情報として利用した環境に対して本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態に係る画像データ送受信システムの概略構成図である。
【図2】レジストリの第2TWAINデータソース用記憶領域及び第2STIドライバ用記憶領域を示す図である。
【図3】レジストリの第2TWAINデータソース用記憶領域及び第2STIドライバ用記憶領域を示す図である。
【図4】第2TWAINデータソース用設定ファイルの一例を示す図である。
【図5】第2TWAINデータソース用フォルダの一例を示す図である。
【図6】第2TWAINデータソースのインストールに関する情報を記載したINFファイルの一例を示す図である。
【図7】第2TWAINデータソース用ユーザ設定ファイルの一例を示す図である。
【図8】第一の実施形態に係るTWAINデータソースとSTIドライバの構成図である。
【図9】TWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの処理の手順について説明したフローチャートである。
【図10】TWAINデータソース及びSTIドライバのインストールの別の処理の手順について説明したフローチャートである。
【図11】TWAINデータソースの選択の処理の手順について説明したフローチャートである。
【図12】TWAINデータソースのオープンの処理の手順について説明したフローチャートである。
【図13】スキャナのスキャンボタン動作の処理の手順について説明したフローチャートである。
【図14】第二の実施形態に係る画像データ送受信システムの概略構成図である。
【図15】第二の実施形態に係るTWAINデータソースとSTIドライバの構成図である。
【図16】第三の実施形態に係る画像データ送受信システムの概略構成図である。
【図17】第三の実施形態に係るWIAドライバの構成図である。
【図18】WIAドライバのインストールの処理の手順について説明したフローチャートである。
【図19】WIAドライバのインストールの別の処理の手順について説明したフローチャートである。
【符号の説明】
100 画像データ送受信システム
101 第1スキャナ(画像データ生成装置)
102 第2スキャナ(画像データ生成装置)
103 コンピュータ
151 第1TWAINデータソース(画像データ処理ドライバ)
152 第2TWAINデータソース(画像データ処理ドライバ)
153 第1STIドライバ(通信ドライバ)
154 第2STIドライバ(関連付け手段、通信ドライバ)
155 インストールプログラム
155a 取得部(取得手段)
155b 判断部(判断手段)
155c 変更部(変更手段)
155d 設定部(設定手段)
155e インストール部(インストール手段)
156 Imaging Application(アプリケーション)
157 レジストリ
160 TWAINデータソースマネージャ
160a 選択部(選択手段)
200 画像データ送受信システム
201 第1スキャナ(画像データ生成装置)
203 コンピュータ
251 第1TWAINデータソース(画像データ処理ドライバ)
252 第2TWAINデータソース(画像データ処理ドライバ)
253 第1STIドライバ(通信ドライバ)
254 第2STIドライバ(関連付け手段、通信ドライバ)
255 インストールプログラム
255a 取得部(取得手段)
255b 判断部(判断手段)
255c 変更部(変更手段)
255d 設定部(設定手段)
255e インストール部(インストール手段)
256 Imaging Application(アプリケーション)
257 レジストリ
260 TWAINデータソースマネージャ
260a 選択部(選択手段)
300 画像データ送受信システム
301 第1スキャナ(画像データ生成装置)
302 第2スキャナ(画像データ生成装置)
303 コンピュータ
351 第1WIAドライバ(画像データ処理ドライバ、通信ドライバ)
351a 関連付け部(関連付け手段)
352 第2WIAドライバ(画像データ処理ドライバ、通信ドライバ)
352a 関連付け部(関連付け手段)
355 インストールプログラム
355a 取得部(取得手段)
355b 判断部(判断手段)
355c 変更部(変更手段)
355d 設定部(設定手段)
355e インストール部(インストール手段)
356 Imaging Application(アプリケーション)
357 レジストリ
370 TWAINデータソースマネージャ
370a 選択部(選択手段)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image data transmission / reception system, a computer, an image data transmission / reception method, and a program, and more particularly to an image data transmission / reception system, a computer, an image data transmission / reception method, and a program in an environment where a plurality of image data generation devices exist.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an image data generating device such as a scanner has been known. As such an image data generating apparatus, an operating system (hereinafter, referred to as “hereinafter, referred to as“ local area network ”) which is directly connected to or connected to a network such as a LAN (Local Area Network) using TCP / IP or the like. An image data processing driver (driver software) for an image data generating function (scanner function) supported by the OS is installed, and the image data transmitted from the image data generating apparatus via the image data processing driver is installed. (See, for example, Patent Document 1). In recent years, a technique has been developed in which a command is output from the computer to the image data generation device in response to pressing of a button provided on the image data generation device, and the image data generation device transfers the image data to the computer.
If there are a plurality of image data generating devices directly connected to the computer and a plurality of image data generating devices connected to the network, it is necessary to install an image data processing driver for each image data generating device in the computer. (For example, see Patent Document 1).
[0003]
Here, the process of installing the image data processing driver for the image data generating device in the computer is performed using the OS activated by the computer. The installation process performed using the OS is performed by software that semi-automates the installation procedure.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-11-110331 (FIG. 2, paragraphs 0002, 0004, 0018)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the installation process of the image data processing driver for the image data generation device supported by the conventional OS, in an environment where a plurality of image data generation devices exist, the image data generation driver in which the image data processing driver is already installed is used. When newly installing an image data processing driver for an image data generating apparatus of the same model as the apparatus, newly install an image data processing driver having identification information (name of the image data processing driver, etc.) at least partially matching. In this case, the image data processing driver is overwritten and installed, or a plurality of image data processing drivers having identification information (name of the image data processing driver or the like) at least partially matching exist, and the image intended by the user is Data generator and co There is a problem that it is impossible to transmit and receive image data to and from the computer.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and can transmit and receive image data between an image data generation device intended by a user and a computer in an environment where a plurality of image data generation devices exist. An image data transmitting / receiving system, a computer, an image data transmitting / receiving method, and a program are provided.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, an image data transmission / reception system according to
[0008]
A computer according to claim 12, further comprising: an image data processing driver for receiving the image data transmitted from the image data generating apparatus and transferring the received image data to an application operating on the computer. A computer that constitutes an image data transmission / reception system that communicably connects the image data generation device and the computer, wherein when an image data processing driver is newly installed, the already installed image data processing driver Acquisition means for acquiring the identification information of the image data, and an image having identification information at least partially identical to the identification information of the newly installed image data processing driver in the identification information of the image data processing driver acquired by the acquisition means. Data processing driver exists Determining means for determining whether or not there is an image data processing driver having identification information at least partially matching the identification information of the newly installed image data processing driver A changing unit that changes the identification information obtained by the obtaining unit to identification information different from the identification information obtained by the obtaining unit; and if the determination unit determines that there is an image data processing driver having the identification information that at least partially matches, Setting means for setting the identification information of the image data processing driver to be newly installed to the identification information changed by the changing means; and installation means for installing each image data processing driver in a different image data processing driver storage area. Installed by the installation means Associating means for associating one image data generating device using the image data processing driver with the identification information of the image data processing driver, and generating the image data by the associating means when communicating with the image data generating device. Selecting means for selecting an image data processing driver having identification information associated with the device.
[0009]
An image data transmission / reception method according to claim 13, further comprising: an image data processing driver for receiving image data transmitted from the image data generation device and transferring the received image data to an application operating on a computer. An image data transmission / reception method that is installed in a computer and communicably connects the image data generation device and a computer. When a new image data processing driver is installed, the image data processing driver of the already installed image data processing driver is installed. An acquisition step of acquiring identification information, and image data having identification information that at least partially matches identification information of a newly installed image data processing driver in the identification information of the image data processing driver acquired by the acquisition step Whether a processing driver exists A determining step of determining, and when it is determined by the determining step that there is an image data processing driver having identification information that at least partially coincides, the identification information of the newly installed image data processing driver is obtained by the obtaining unit. A change step of changing to identification information different from the acquired identification information, and if the determination step determines that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the newly installed image A setting step of setting the identification information of the data processing driver to the identification information changed by the changing step, an installation step of installing each image data processing driver in a different image data processing driver storage area, and the installation step An associating step of associating one image data generating apparatus using the image data processing driver with the identification information of the installed image data processing driver, and the associating step when communicating with the image data generating apparatus. And selecting an image data processing driver having identification information associated with the image data generating device.
[0010]
An image data processing driver for receiving image data transmitted from an image data generating device and transferring the received image data to an application running on the computer is installed in the computer. When a new image data processing driver is installed in a computer constituting an image data transmission / reception system that communicably connects the image data generating apparatus and the computer, identification of the already installed image data processing driver is performed. An acquiring step of acquiring information; an image data processing driver having, in the identification information of the image data processing driver acquired by the acquiring step, identification information at least partially matching the identification information of the newly installed image data processing driver; Exists A determining step of determining whether or not there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches the identification data of the newly installed image data processing driver. A change step of changing to identification information different from the identification information obtained by the obtaining means; if the determination step determines that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the newly installed A setting step of setting the identification information of the image data processing driver to be changed to the identification information changed by the changing step, an installation step of installing each image data processing driver in a different storage area for the image data processing driver, and the installation step An associating step of associating one image data generating apparatus using the image data processing driver with the identification information of the installed image data processing driver, and performing the associating step when communicating with the image data generating apparatus. A selecting step of selecting an image data processing driver having identification information associated with the image data generating apparatus.
[0011]
According to
[0012]
The image data transmission / reception system according to
[0013]
According to
[0014]
The image data transmitting / receiving system according to
[0015]
According to the third aspect, the identification information of the image data processing driver is stored in the image data processing driver folder. Therefore, it is possible to cope with a technique for acquiring the identification information stored in the image data processing driver folder of the image data processing driver like the TWAIN data source manager.
[0016]
An image data transmission / reception system according to a fourth aspect is the image data transmission / reception system according to any one of the first to third aspects, wherein the installation unit further includes an INF (Information) in which information on installation is described. The installation is performed based on the file, and when the setting unit determines that the image data processing driver having the identification information that at least partially coincides exists by the determination unit, the setting unit performs the installation before the installation unit performs the installation. Rewriting the identification information of the newly installed image data processing driver described in the INF file with the identification information changed by the changing unit, thereby setting the identification information of the image data processing driver. And
[0017]
According to the fourth aspect, when the image data processing driver having the identification information at least partially matching the identification information of the image data processing driver to be newly installed is already installed in the computer, the image data processing driver is installed in the computer. Before this, the identification information of the image data processing driver described in advance in the INF file is rewritten with the changed identification information. Therefore, the process of installing the image data processing driver is simplified.
[0018]
An image data transmission / reception system according to a fifth aspect is the image data transmission / reception system according to any one of the first to fourth aspects, wherein the installation unit installs the newly installed image data processing driver. At this time, at least part of the contents that can be shared by the newly installed image data processing driver and the already installed image data processing driver is not stored in different image data processing driver storage areas. It is characterized by.
[0019]
According to the fifth aspect, when a new image data processing driver is installed, at least a part of the contents that can be shared with the already installed image data processing driver is stored in different image data processing driver storage areas. Not. Therefore, it is possible to reduce the load for storing the image data processing driver.
[0020]
The image data transmission / reception system according to
[0021]
According to the sixth aspect, the image data generating apparatus and the identification information of the image data processing driver are associated one-to-one. Therefore, when the user connects to the computer from the image data generation device (for example, when a button provided on the image data generation device is pressed, a command to the image data generation device is output from the computer, and the image data generation device sends the command to the computer. In the case of using the function of realizing the transfer of image data), the computer can identify the connected image data generating device, and can accurately transmit and receive the image data between the image data generating device and the computer. It can be carried out.
[0022]
An image data transmission / reception system according to claim 7 is the image data transmission / reception system according to any one of
[0023]
According to claim 7, identification information of a plurality of image data processing drivers is associated with one image data generation device, and each setting information of the image data generation device associated with identification information of each image data processing driver is set by a user. Has been determined. Therefore, even with one image data generation device, setting information on the image data generation device set by the user can be stored for each piece of identification information.
[0024]
The image data transmission / reception system according to claim 8, wherein the image data transmission / reception system according to any one of
[0025]
According to the eighth aspect, the association is performed by storing the identification information of the image data processing driver and the identification information of the communication port in the communication driver storage area of the communication driver. Therefore, the present invention can be easily realized by using the technology of the communication driver.
[0026]
An image data transmission / reception system according to a ninth aspect is the image data transmission / reception system according to the eighth aspect, wherein the communication driver is a STI (Still Image Architecture) driver.
[0027]
According to the ninth aspect, the present invention can be applied to an environment using an STI driver as a communication driver.
[0028]
An image data transmitting / receiving system according to a tenth aspect is the image data transmitting / receiving system according to any one of the first to ninth aspects, wherein the image data processing driver is a TWAIN data source. .
[0029]
According to the tenth aspect, the present invention can be applied to an environment using a TWAIN data source as an image data processing driver.
[0030]
An image data transmission / reception system according to
[0031]
According to
[0032]
The program described in claim 14 is a removable type recording medium such as a CD-ROM (Compact Disc Only Memory), an FD (Floppy (registered trademark) Disk), an MO (Magneto-Optic), or a fixed medium such as a hard disk. In addition to being able to be recorded on a type recording medium and distributed, it can be distributed via a communication network such as the Internet by wired or wireless electric communication means.
[0033]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0034]
[First embodiment]
<Overall configuration of image data transmission / reception system>
First, an image data transmission / reception system according to a first embodiment will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an image data transmission / reception system according to the first embodiment. 2 and 3 are diagrams showing a storage area for a second TWAIN data source and a storage area for a second STI (Still Image Architecture) driver of the registry. FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a setting file for the second TWAIN data source. FIG. 5 is a diagram illustrating an example of the second TWAIN data source folder. FIG. 6 is a diagram illustrating an example of an INF (Information) file in which information on installation of the second TWAIN data source is described (an example after processing of an
In the first embodiment, a TWAIN data source is used as an image data processing driver, and an STI driver is used as a communication driver.
[0035]
The image data transmission /
Here, it is assumed that the
[0036]
As shown in FIG. 1, the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
The
The
[0041]
The
[0042]
The
[0043]
The
The
[0044]
The operation unit 125 is an input device provided in the
The operation unit 125 has a
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The
[0048]
The
[0049]
The
[0050]
The first
[0051]
The
[0052]
The second
[0053]
The
The setting information of the
[0054]
The
[0055]
The
[0056]
When installing the second
[0057]
The
[0058]
When the determining
[0059]
When the determining
Process 1: (1) TWAIN data source name of the storage area for the second
Process 2: {circle around (1)} TWAIN data source name specified in the INF file that describes information on installation of second
[0060]
The installation unit 155e installs the second
When newly installing the second
[0061]
When communicating with the
[0062]
The
[0063]
The
[0064]
The
[0065]
The CD-
[0066]
The
[0067]
<Configuration of TWAIN data source and STI driver>
Here, the configurations of the above-described TWAIN data source (first
[0068]
The first
[0069]
The TWAIN data source is managed by the TWAIN
[0070]
The TWAIN DataSource FrontEnd 151b is a program (for example, BrTwdFe.ds) at the entrance of the first
The TWAIN DataSource FrontEnd 151b includes a TWAIN data source name, which is an identification name of the first
[0071]
Similarly, the TWAIN DataSource FrontEnd 152b is a program (for example, BrTwdFe.ds) at the entrance of the second
The TWAIN DataSource FrontEnd 152b includes a TWAIN data source name, which is an identification name of the second
Further, the TWAIN DataSource FrontEnd 152b stores the setting information of the
[0072]
The TWAIN DataSource Main Components 151c is a program for performing the actual work of the first
Similarly, the TWAIN DataSource Main Components 152c is a program for performing the actual work of the second
[0073]
The
[0074]
The STI Interface 153a is an API (Application Program Interface) for making an inquiry to the
[0075]
The STI driver 153b is a driver that performs communication between the
Similarly, the STI driver 154b is a driver that performs communication between the
[0076]
The device driver 159a is a driver that performs actual communication with the
Similarly, the Device Driver 159b is a driver that performs actual communication with the
[0077]
<Operation of image data transmission / reception system>
Next, the operation of the image data transmission /
[0078]
First, the second
[0079]
When the user performs an installation operation of the second
[0080]
Next, based on the identification information of the already installed TWAIN data source acquired by the
[0081]
Here, since ScnCnt is 2 and is larger than 1, the
If the
[0082]
Next, the process shifts from the
[0083]
When the installation process of the
[0084]
As described above, the process of installing the second
[0085]
Next, the second
[0086]
When the user performs an installation operation of the second
[0087]
Next, based on the identification information of the already installed TWAIN data source acquired by the
[0088]
Here, since ScnCnt is 2 and is greater than 1, the
If the determining
[0089]
Next, a necessary portion of the INF file that describes information on the installation of the second
[0090]
Then, the processing shifts from the
[0091]
As described above, the process of installing the second
[0092]
As described above, only one of the process of installing the TWAIN data source and the STI driver in FIG. 9 and the process of installing the TWAIN data source and the STI driver in FIG. 10 are performed. The source and STI driver installation processing is automatically set with reference to an INF file that describes information on the installation of the TWAIN data source, so that the installation processing is simplified, and the TWAIN data source and STI driver shown in FIG. It is desirable that this is performed during the driver installation process.
[0093]
Next, a process of selecting the second
[0094]
First, the common TWAIN
[0095]
The loaded DS file is stored in the TWAIN data source INI file (windows \ twain_32 \ BrMfcScn \ BtMFP98LAN folder shown in FIG. 5 in the TWAIN DataSource information file or in the window \ twin_32 \ BmFn in the folder BtwMn. The TWAIN DataSourceUserSetting # in the TWAIN DataSourceUserSettingMFP or in the TWAIN DataSourceUserFileSetting2 in the TWAIN DataSourceUser folder stored in the TWAIN DataSource information file and the user setting INI file (windows \ twain_32 \ BrMfcScn \ BtMFP98LAN folder shown in FIG. 5). The initialization process is started with reference to the existing TWAIN DataSource User Setting file (step S303).
Next, from the INI file for the TWAIN data source, the TWAIN data source name ("BtMFP98LAN" which is a TWAIN DatSource Name Information 151d shown in FIG. 8 or "
Then, the acquired TWAIN data source name is stored in a memory (for example, RAM 132), and the DS file ends the initialization processing (step S305).
[0096]
Next, the TWAIN
Subsequently, the TWAIN
[0097]
In this case, the DS file under the windows \ twain_32 folder is the TWAIN DataSource FrontEnd 151b file stored in the BrMfcScn \ BtMFP98LAN folder shown in FIG. 5 and the DS file is stored in the BrMfcScn \ BtMFP98LAN # 2EntFronTb. Are present, a new DS file (TWINDDataSource FrontEnd 151b stored in the BrMfcScn @ BtMFP98LAN folder shown in FIG. 5 or TWAINDataFront of the TWAINDataFront stored in the BrMfcScn @
[0098]
When the processing of steps S2 to S7 is completed for the new DS file and it is determined that there is no new DS file (step S308: NO), first, the TWAIN
When the selection is made, the selected TWAIN data source name “
[0099]
Thus, the process of selecting the second
[0100]
Next, an open process of the second
[0101]
First, the TWAIN
[0102]
The loaded DS file of the second
Next, from the TWAIN data source INI file, the TWAIN data source name (“
Then, the acquired TWAIN data source name is stored in the memory (for example, the RAM 132), and the initialization processing of the DS file ends (step S405).
[0103]
Next, the TWAIN
The second
Then, by instructing the OS to open a path capable of communicating with the
Finally, the second
[0104]
As described above, the process of opening the second
[0105]
Next, processing of the operation of the scan button of the
[0106]
First, when the user presses the
[0107]
Upon detection of the event in step S502, the
[0108]
The activated
[0109]
If it is determined that the event is activated (step S505: YES), the STI device name (“
Next, the TWAIN data source name (“
Then, the second
[0110]
On the other hand, when it is determined that the activation is not due to the event (step S505: NO), the normal processing is performed (step S509).
[0111]
Thus, the processing of the operation of the scan button of the
[0112]
As described above, according to the image data transmission /
As a result, when the second
[0113]
Also, the installation unit 155e installs the second
As a result, it is not necessary to perform an operation for not overwriting the second
[0114]
Also, the
As a result, it is possible to support a technique (see FIG. 11) for acquiring the identification information stored in the second
[0115]
If the first
As a result, the process of installing the second
[0116]
In addition, when newly installing the second
As a result, the load for storing the TWAIN data source can be reduced.
[0117]
The
As a result, when the user connects to the
[0118]
Further, the
Therefore, the present invention can be easily realized by using the technology of the
[0119]
[Second embodiment]
<Overall configuration of image data transmission / reception system>
First, an image data transmission / reception system according to the second embodiment will be described with reference to FIG. 14 and FIGS. FIG. 14 is a schematic configuration diagram of an image data transmission / reception system according to the second embodiment.
In the second embodiment, a TWAIN data source is used as an image data processing driver, and an STI driver is used as a communication driver.
[0120]
The image data transmission /
Here, as for the
[0121]
As shown in FIG. 14, the
[0122]
The
[0123]
The
[0124]
The
[0125]
The
[0126]
The
[0127]
The
[0128]
The first
[0129]
The second
[0130]
The
The setting information of the
[0131]
The
[0132]
The
[0133]
The
[0134]
The changing
[0135]
When communicating with the
[0136]
The
[0137]
The
[0138]
<Configuration of TWAIN data source and STI driver>
Here, the configurations of the above-described TWAIN data source (first
[0139]
The first
[0140]
Note that the TWAIN
[0141]
The TWAIN DataSource FrontEnd 251b is a program (for example, BrTwdFe.ds) at the entrance of the first
Also, the TWAIN DataSource FrontEnd 251b uses the TWAIN data source name, which is the identification name of the first
[0142]
The TWAIN DataSource FrontEnd 252b is a program (for example, BrTwdFe.ds) at the entrance of the second
Also, the TWAIN DataSource FrontEnd 252b uses the TWAIN data source name, which is the identification name of the second
Further, the TWAIN DataSource FrontEnd 252b stores the setting information of the
[0143]
The TWAIN
[0144]
The
[0145]
The STI Interface 253a is an API for making an inquiry to the
Similarly, the STI Interface 254a is an API for making an inquiry to the
[0146]
The STI driver 253b is a driver that performs communication between the
Similarly, the STI driver 254b is a driver that performs communication between the
[0147]
The
[0148]
<Operation of image data transmission / reception system>
The operation of the image data transmission /
[0149]
As described above, according to the image data transmission /
As a result, even for one
[0150]
[Third embodiment]
<Overall configuration of image data transmission / reception system>
First, an image data transmission / reception system according to the third embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 16 is a schematic configuration diagram of an image data transmission / reception system according to the third embodiment.
In the third embodiment, a WIA (Windows Image Acquisition) driver is used as an image data processing driver.
[0151]
The image data transmission /
Here, as for the
[0152]
As shown in FIG. 16, the
[0153]
The
[0154]
The
[0155]
The
[0156]
The
[0157]
The
[0158]
The
[0159]
The
[0160]
The
[0161]
The
[0162]
The
[0163]
The
The setting information of the
[0164]
The
[0165]
Further, the
The setting information of the
[0166]
The
[0167]
When installing the
[0168]
The determining
[0169]
The changing
[0170]
The
Process 1: The value of the driver name (“DeviceDesc” Key) and the value of the TWAIN data source name (“TwainDS” Key) in the storage area for the
Process 2: the second WIA in which the device name and the TWAIN data source name specified in the INF file describing the information on the installation of the
[0171]
The
[0172]
When communicating with the
[0173]
The
[0174]
The
[0175]
The
[0176]
<Configuration of WIA driver>
Here, the configuration of the WIA driver (the
[0177]
The TWAIN
[0178]
The
[0179]
The
Similarly, the
[0180]
The
Similarly, the
[0181]
<Operation of image data transmission / reception system>
Next, an operation of the image data transmission /
[0182]
First, the procedure of the process of installing the
[0183]
When the user performs the installation operation of the
[0184]
Next, based on the identification information for recognizing the installed WIA driver as the TWAIN data source acquired by the
[0185]
Here, since ScnCnt is 2 and is larger than 1, identification information for causing the
The determining
[0186]
Next, the processing shifts from the
[0187]
When the installation process of the
[0188]
As described above, the process of installing the
[0189]
Next, the process of installing the
[0190]
When the user installs the
[0191]
Next, based on the identification information for recognizing the installed WIA driver as the TWAIN data source acquired by the
[0192]
Here, since ScnCnt is 2 and is larger than 1, the
The determining
[0193]
Next, the necessary portion of the INF file describing the information on the installation of the
[0194]
Then, the processing shifts from the
[0195]
As described above, the process of installing the
[0196]
As described above, only one of the process of installing the WIA driver in FIG. 18 and the process of installing the WIA driver in FIG. 19 is performed. However, the process of installing the WIA driver in FIG. Since the setting is performed automatically with reference to the INF file in which the information on the installation of the WIA driver is described, the installation process is simplified, and it is desirable that the installation process is performed in the WIA driver installation process shown in FIG.
[0197]
As described above, according to the image data transmission /
As a result, when the
[0198]
Also, the
As a result, the process of installing the
[0199]
In addition, the associating unit 354 associates the
As a result, when the user connects to the
[0200]
Further, the associating unit 354 stores, in the storage area for the
Therefore, the present invention can be easily realized by using the technology of the
[0201]
The preferred embodiment of the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various changes can be made within the scope of the claims.
[0202]
In the image data transmission /
[0203]
In the image data transmission /
[0204]
Further, in the image data transmission /
[0205]
Further, in the image data transmission /
[0206]
In addition, the
[0207]
Furthermore, in the image data transmission /
[0208]
【The invention's effect】
As described above, according to
[0209]
According to
[0210]
According to the third aspect, the identification information of the image data processing driver is stored in the image data processing driver folder. Therefore, it is possible to cope with a technique for acquiring the identification information stored in the image data processing driver folder of the image data processing driver like the TWAIN data source manager.
[0211]
According to the fourth aspect, when the image data processing driver having the identification information at least partially matching the identification information of the image data processing driver to be newly installed is already installed in the computer, the image data processing driver is installed in the computer. Before this, the identification information of the image data processing driver described in advance in the INF file is rewritten with the changed identification information. Therefore, the process of installing the image data processing driver is simplified.
[0212]
According to the fifth aspect, when a new image data processing driver is installed, at least a part of the contents that can be shared with the already installed image data processing driver is stored in different image data processing driver storage areas. Not. Therefore, the load for storing the image data processing driver can be reduced.
[0213]
According to the sixth aspect, the image data generating apparatus and the identification information of the image data processing driver are associated one-to-one. Therefore, when the user connects to the computer from the image data generation device (for example, when a button provided on the image data generation device is pressed, a command to the image data generation device is output from the computer, and the image data generation device sends the command to the computer. In the case of using the function of realizing the transfer of image data), the computer can identify the connected image data generating device, and can accurately transmit and receive the image data between the image data generating device and the computer. It can be carried out.
[0214]
According to claim 7, identification information of a plurality of image data processing drivers is associated with one image data generation device, and each setting information of the image data generation device associated with identification information of each image data processing driver is set by a user. Has been determined. Therefore, even with one image data generation device, setting information on the image data generation device set by the user can be stored for each piece of identification information.
[0215]
According to the eighth aspect, the association is performed by storing the identification information of the image data processing driver and the identification information of the communication port in the communication driver storage area of the communication driver. Therefore, the present invention can be easily realized by using the technology of the communication driver.
[0216]
According to the ninth aspect, the present invention can be applied to an environment using an STI driver as a communication driver.
[0219]
According to the tenth aspect, the present invention can be applied to an environment using a TWAIN data source as an image data processing driver.
[0218]
According to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an image data transmission / reception system according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing a storage area for a second TWAIN data source and a storage area for a second STI driver in a registry.
FIG. 3 is a diagram showing a storage area for a second TWAIN data source and a storage area for a second STI driver in the registry.
FIG. 4 is a diagram showing an example of a setting file for a second TWAIN data source.
FIG. 5 is a diagram showing an example of a second TWAIN data source folder.
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of an INF file in which information on installation of a second TWAIN data source is described.
FIG. 7 is a diagram showing an example of a user setting file for a second TWAIN data source.
FIG. 8 is a configuration diagram of a TWAIN data source and an STI driver according to the first embodiment.
FIG. 9 is a flowchart illustrating a procedure of a process of installing a TWAIN data source and an STI driver.
FIG. 10 is a flowchart illustrating another procedure for installing a TWAIN data source and an STI driver.
FIG. 11 is a flowchart illustrating a procedure of a process of selecting a TWAIN data source.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a procedure of processing for opening a TWAIN data source.
FIG. 13 is a flowchart illustrating a procedure of a scan button operation of the scanner.
FIG. 14 is a schematic configuration diagram of an image data transmission / reception system according to a second embodiment.
FIG. 15 is a configuration diagram of a TWAIN data source and an STI driver according to the second embodiment.
FIG. 16 is a schematic configuration diagram of an image data transmission / reception system according to a third embodiment.
FIG. 17 is a configuration diagram of a WIA driver according to a third embodiment.
FIG. 18 is a flowchart illustrating a procedure of a process of installing a WIA driver.
FIG. 19 is a flowchart illustrating a procedure of another process of installing a WIA driver.
[Explanation of symbols]
100 Image data transmission / reception system
101 first scanner (image data generation device)
102 second scanner (image data generation device)
103 Computer
151 First TWAIN Data Source (Image Data Processing Driver)
152 Second TWAIN Data Source (Image Data Processing Driver)
153 1st STI driver (communication driver)
154 second STI driver (association means, communication driver)
155 installation program
155a acquisition unit (acquisition means)
155b Judgment unit (judgment means)
155c Change unit (change means)
155d setting section (setting means)
155e Installation unit (installation means)
156 Imaging Application
157 Registry
160 TWAIN Data Source Manager
160a Selection unit (selection means)
200 Image data transmission / reception system
201 first scanner (image data generation device)
203 Computer
251 First TWAIN Data Source (Image Data Processing Driver)
252 Second TWAIN Data Source (Image Data Processing Driver)
253 First STI Driver (Communication Driver)
254 second STI driver (association means, communication driver)
255 installation program
255a acquisition unit (acquisition means)
255b Judgment unit (judgment means)
255c change unit (change means)
255d setting section (setting means)
255e Installation part (installation means)
256 Imaging Application (Application)
257 Registry
260 TWAIN Data Source Manager
260a selection section (selection means)
300 Image data transmission / reception system
301 first scanner (image data generation device)
302 Second scanner (image data generation device)
303 Computer
351 First WIA Driver (Image Data Processing Driver, Communication Driver)
351a Associating unit (associating means)
352 2nd WIA driver (image data processing driver, communication driver)
352a associating unit (associating means)
355 installation program
355a acquisition unit (acquisition means)
355b Judgment unit (judgment means)
355c change unit (change means)
355d setting section (setting means)
355e Installation part (installation means)
356 Imaging Application (Application)
357 Registry
370 TWAIN Data Source Manager
370a Selector (selector)
Claims (14)
前記コンピュータは、
新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更手段と、
前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更手段によって変更された識別情報に設定する設定手段と、
各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストール手段と、
前記インストール手段によりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付け手段と、
前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付け手段により当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする画像データ送受信システム。An image data processing driver for receiving image data transmitted from the image data generation device and transferring the received image data to an application running on the computer is installed on the computer, and the image data generation driver is installed. An image data transmitting and receiving system for communicably connecting the device and a computer,
The computer is
Acquiring means for acquiring identification information of an already installed image data processing driver when newly installing an image data processing driver;
In the identification information of the image data processing driver acquired by the acquiring means, it is determined whether or not there is an image data processing driver having identification information at least partially matching the identification information of the newly installed image data processing driver. Determining means for determining;
When it is determined by the determination unit that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver and the identification information acquired by the acquisition unit Means for changing to different identification information,
If the determining means determines that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver is changed to the identification information changed by the changing means. Setting means for setting the
Installation means for installing each image data processing driver in a different image data processing driver storage area,
Association means for associating one image data generation device using the image data processing driver with the identification information of the image data processing driver installed by the installation means;
Selecting means for selecting an image data processing driver having identification information associated with the image data generating device by the associating means when communicating with the image data generating device;
An image data transmission / reception system comprising:
新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更手段と、
前記判断手段によって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更手段によって変更された識別情報に設定する設定手段と、
各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストール手段と、
前記インストール手段によりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付け手段と、
前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付け手段により当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータ。An image data processing driver for receiving image data transmitted from the image data generation device and transferring the received image data to an application running on the computer is installed on the computer, and the image data generation driver is installed. A computer constituting an image data transmission / reception system that communicably connects the device and the computer,
Acquiring means for acquiring identification information of an already installed image data processing driver when newly installing an image data processing driver;
In the identification information of the image data processing driver acquired by the acquiring means, it is determined whether or not there is an image data processing driver having identification information at least partially matching the identification information of the newly installed image data processing driver. Determining means for determining;
If it is determined by the determination unit that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver and the identification information acquired by the acquisition unit Means for changing to different identification information,
If the determining unit determines that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver is changed to the identification information changed by the changing unit. Setting means for setting the
Installation means for installing each image data processing driver in a different image data processing driver storage area,
Association means for associating one image data generation device using the image data processing driver with the identification information of the image data processing driver installed by the installation means;
Selecting means for selecting an image data processing driver having identification information associated with the image data generating device by the associating means when communicating with the image data generating device;
A computer comprising:
新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更ステップと、
前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更ステップによって変更された識別情報に設定する設定ステップと、
各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストールステップと、
前記インストールステップによりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付けステップと、
前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付けステップにより当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択ステップと、
を備えることを特徴とする画像データ送受信方法。An image data processing driver for receiving image data transmitted from the image data generation device and transferring the received image data to an application running on the computer is installed on the computer, and the image data generation driver is installed. An image data transmission / reception method for communicably connecting an apparatus and a computer,
When newly installing an image data processing driver, an acquisition step of acquiring identification information of an already installed image data processing driver;
In the identification information of the image data processing driver acquired by the acquiring step, it is determined whether or not there is an image data processing driver having identification information at least partially matching the identification information of the newly installed image data processing driver. A determining step of determining;
If it is determined by the determining step that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver and the identification information obtained by the obtaining unit A changing step for changing to different identification information;
If the determining step determines that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver is changed to the identification information changed by the changing step. A setting step to set
An installation step of installing each image data processing driver in a different image data processing driver storage area,
Associating one image data generating device using the image data processing driver with the identification information of the image data processing driver installed by the installation step;
A selecting step of selecting an image data processing driver having identification information associated with the image data generating device by the associating step when communicating with the image data generating device;
A method for transmitting and receiving image data, comprising:
新たに画像データ処理ドライバをインストールする際に、既にインストールされている画像データ処理ドライバの識別情報を取得する取得ステップ、
前記取得ステップによって取得した画像データ処理ドライバの識別情報の中に、新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報と少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在するか否かを判断する判断ステップ、
前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合に、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を前記取得手段によって取得された識別情報とは異なる識別情報に変更する変更ステップ、
前記判断ステップによって少なくとも一部が一致する識別情報を有する画像データ処理ドライバが存在すると判断された場合は、前記新たにインストールする画像データ処理ドライバの識別情報を、前記変更ステップによって変更された識別情報に設定する設定ステップ、
各画像データ処理ドライバを互いに異なる画像データ処理ドライバ用記憶領域にインストールするインストールステップ、
前記インストールステップによりインストールされた前記画像データ処理ドライバの識別情報に対して、当該画像データ処理ドライバを用いる1つの画像データ生成装置を関連付ける関連付けステップ、
前記画像データ生成装置と通信する際に、前記関連付けステップにより当該画像データ生成装置に関連付けられた識別情報を有する画像データ処理ドライバを選択する選択ステップ、
を実行させることを特徴とするプログラム。An image data processing driver for receiving image data transmitted from the image data generation device and transferring the received image data to an application running on the computer is installed on the computer, and the image data generation driver is installed. A computer that constitutes an image data transmission / reception system that communicably connects the device and the computer,
An acquisition step of acquiring identification information of an already installed image data processing driver when newly installing an image data processing driver;
In the identification information of the image data processing driver acquired by the acquiring step, it is determined whether or not there is an image data processing driver having identification information at least partially matching the identification information of the newly installed image data processing driver. Judgment step to judge,
If it is determined by the determining step that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver and the identification information obtained by the obtaining unit Is a change step of changing to different identification information,
If the determining step determines that there is an image data processing driver having identification information that at least partially matches, the identification information of the newly installed image data processing driver is changed to the identification information changed by the changing step. Setting step to set,
An installation step of installing each image data processing driver in a different image data processing driver storage area,
An associating step of associating one image data generating device using the image data processing driver with the identification information of the image data processing driver installed by the installing step;
A selecting step of selecting an image data processing driver having identification information associated with the image data generating device by the associating step when communicating with the image data generating device;
A program characterized by executing
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007257124A (en) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Seiko Epson Corp | Composite machine unit and its control method |
JP2010176597A (en) * | 2009-01-31 | 2010-08-12 | Ricoh Co Ltd | Information processing apparatus, program and recording medium |
US8358428B2 (en) | 2007-03-28 | 2013-01-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image processing method |
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2003
- 2003-01-06 JP JP2003000499A patent/JP3928557B2/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007257124A (en) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Seiko Epson Corp | Composite machine unit and its control method |
US8358428B2 (en) | 2007-03-28 | 2013-01-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image processing method |
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