JP2004212231A - Prism unit - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測量作業に使用されるプリズムユニットに関し、更に詳しくは、自動視準機構を搭載した測量装置と組み合わせて使用するのに特に適したプリズムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
測量作業では、トータルステーションと呼ばれる測量装置にプリズムユニットが組み合わせて使用される。このプリズムユニットとして、我が国では、図4に示すようなポール装着・スライド操作型のプリズムユニットが、最も一般的に使用されている。このプリズムユニットは、内側をポール10が貫通するホルダー1と、ホルダー1の前部に取付けられたプリズム本体2と、ホルダー1の後部に組み込まれた水準器3とを備えている。ホルダー1はポール10に沿ってスライド自在であり、両側又は片側の固定ネジによりポール長手方向の任意位置に固定される。
【0003】
自動視準機能をもたない旧タイプの測量装置を使用して作業を行う場合、図5(a)(b)に示すように、まず測量装置20を、測点に立てたポール10の方向に向けることにより、測点であるポール中心の水平角を測定する。次に、測量装置20によりポール中心までの距離を測定する。この測距作業では、プリズム本体2の正面までの距離が測定される。プリズムユニットにおいてはプリズム本体2の正面からポール中心位置までの距離が定数として設定されているので、測定された距離にこの定数を加算することにより、ポール中心までの距離が算出される。
【0004】
図4に示したポール装着・スライド操作型のプリズムユニットとは別に、図6に示すプリズムユニットも諸外国では多用されている。このプリズムユニットでは、ポール10はホルダー1を貫通しない。ホルダー1の上下面にポール10がねじ込まれ、継ぎ足しによりポール10の長さが調節される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのプリズムユニットには以下の問題がある。まず、前者のプリズムユニットの問題について説明する。
【0006】
自動視準機能をもたない旧来の測量装置を使用する場合、測量装置20によりポール10を測角する作業が必ず行われる。このため、図5(b)に示すように、ポール10に取付けられたプリズムユニットが測量装置20から外れた方向を向いていても、測定された水平角に誤差は生じない。
【0007】
ところが、自動視準機能をもつ新型の測量装置を使用する場合は、図5(c)に示すように、測量装置20をポール10に向ける作業が不要となり、代わりに測量装置20が自動的にプリズムユニットの方向を向く。これが自動視準機能であるが、この機能では測量装置20が向く方向はプリズム本体2における後部カット面の交点Oとなる。即ち、この交点Oが測量装置20の自動視準位置である。
【0008】
図4に示した前者のプリズムユニットにおいては、ユニットをスライド操作する必要からポール10がホルダー1を貫通する。プリズム本体2はポール10との干渉を回避するためにポール10の前側に配置され、プリズム本体2における後部カット面の交点Oはポール中心に対して不一致となる。このため、プリズムユニットが測量装置20の方向を正確に向いていない場合、その向きのズレに起因する誤差dが水平角に生じる。
【0009】
更に言えば、プリズムマンがポール10と共にプリズムユニット持って多点測量(移動測量)を行う場合は、そのプリズムユニットをある程度の精度で測量装置20の方向に向けることができるので、実用上は誤差dは殆ど問題にならない。ところが、プリズムユニットを構造物に取付け、その挙動を定期的に観測するような定点測量、特に測量ごとに測量装置20を据え替えるような定点測量では、プリズムユニットに対する方向が毎回異なるため、誤差dが大きな問題になる。
【0010】
これに対し、図6に示した後者のプリズムユニットにおいては、ポール10がホルダー1を貫通せず、ポール10とプリズム本体2の干渉がないため、プリズム本体2における後部カット面の交点Oがポール中心に一致している。このため、プリズムユニットの向きのズレに起因する水平角の誤差dは生じない。しかし、プリズム本体のスライド操作は不可能である。このため、プリズムマンがポール10と共にプリズムユニットを持って多点測量を行うときの操作性は良くない。言うならば、多点測量における操作性を犠牲にしても精度を優先したのが、このタイプのプリズムユニットである。
【0011】
本発明はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、多点測量においては操作性と精度を選択的に優先でき、定点測量においては高精度な測量を可能にするプリズムユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するめに、本発明に係るプリズムユニットは、内側をポールが貫通し、そのポールにスライド自在に取付けられるスライド式フレームと、該フレームに回転自在に取付けられ、2つの異なる回転位置で正面を向く2部分が、プリズム本体を取付けるプリズム取付け部とされ、一方のプリズム取付け部が正面を向いたときと他方のプリズム取付け部が正面を向いたときとで、各取付け部に取付けられたプリズム本体が回転中心に対して異なる位置関係となるように構成された回転式ホルダーとを具備している。
【0013】
好ましくは、回転式ホルダーは、一方のプリズム取付け部が正面を向く状態では、当該取付け部に取付けられたプリズム本体が当該ホルダーの回転中心から離れて、前記フレームを貫通するポールと干渉せず、他方のプリズム取付け部が正面を向く状態では、当該取付け部に取付けられたプリズム本体の後部カット面の交点Oが当該ホルダーの回転中心に一致するように構成される。
【0014】
本発明に係るプリズムユニットの使用方法は次のとおりである。
【0015】
プリズムマンがポールと共にプリズムユニットを持って多点測量(移動測量)を行う場合は、一方のプリズム取付け部を正面に向け、当該取付け部に取付けたプリズム本体により、その移動測量を行う。
【0016】
プリズムユニットを構造物に取付け、その挙動を定期的に観測するような定点測量、特に測量ごとに測量装置を据え替えるような定点測量を行う場合は、他方のプリズム取付け部を正面に向け、当該取付け部に取付けたプリズム本体により、その定点測量を行う。
【0017】
それぞれの測量では、回転式ホルダーのプリズム取付け部に正面を向けて取付けられたプリズム本体は、回転式ホルダーの回転中心に対して異なるところに位置する。これにより、多点測量では、プリズム本体をポールと干渉しないところに位置させることができ、定点測量では、プリズム本体における後部カット面の交点Oを回転式ホルダーの回転中心に一致させることができる。
【0018】
その結果、多点測量では、プリズム本体が回転式ホルダーの回転中心から離れて、フレームを貫通するポールと干渉しないことにより、ポールをフレームに貫通させ、ポールに沿ってプリズムユニットをスライド操作することができる。定点測量では、プリズム本体における後部カット面の交点Oが回転式ホルダーの回転中心に一致することにより、その回転位置の影響を受けることなく正確な測量を行うことができる。また、この高精度な測量は、継ぎ足し式のポールとの組み合わせにより、多点測量においても可能となる。
【0019】
回転式ホルダーのより合理的な構成は、一方のプリズム取付け部が正面を向く状態では、当該ホルダーをポールがスライド自在に貫通すると共に、ポール中心が当該ホルダーの回転中心に交差し、他方のプリズム取付け部が正面を向く状態では、当該取付け部に取付けられたプリズム本体の後部カット面の交点Oが、当該ホルダーの回転中心と共に前記ポール中心に一致する構成である。
【0020】
定点測量では、回転式フレームをその回転中心に交差する線を回転中心として回転自在に支持する取付けベースを併用するのが望ましい。取付けベースの上下面に、回転式フレームの回転中心と同心状にポールが装着されるポールねじ込み穴を設ければ、その取付けベースを使用して、定点測量と同様に高い精度で多点測量を行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)(b)は本発明の実施形態に係るプリズムユニットの多点測量における構造及び使用方法を示しており、(a)は正面図、(b)は縦断側面図である。図2(a)(b)は同プリズムユニットの定点測量における構造及び使用方法を示しており、(a)は正面図、(b)は縦断側面図である。図3は同プリズムユニットの多点測量における他の使用方法を示す縦断側面図である。
【0022】
本実施形態に係るプリズムユニットは、図1に示すように、ポール10に取付けられるスライド式のフレーム30と、フレーム30内に回転自在に支持された回転式のホルダー40と、ホルダー40に取付けられたプリズム本体50とを備えている。
【0023】
フレーム30は、中心を水平方向に向けた角形の枠体であり、その上辺部及び下辺部に、ポール10が直角に貫通する貫通孔31,31を有している。このフレーム30は、貫通孔31,31を貫通する垂直なポール10に沿って垂直方向にスライド自在であり、固定ネジ32により任意のスライド位置に固定される。フレーム30の上辺部上面には、水準器33が貫通孔31の後方に位置して取付けられている。
【0024】
ホルダー40は、外形が断面角形、内形が断面円形の筒体であり、その中心線に直角な両側の水平な支持軸41,41により、フレーム30の両側の側辺部に回転自在に取付けられている。ホルダー40の上面及び下面には、ポール10が貫通する貫通孔42,42が直角に設けられている。ホルダー40の回転を妨害しないように、貫通孔42,42はホルダー40の中心線方向に長い長孔とされている。ホルダー40の両端部はプリズム取付け部43a,43bであり、それぞれにプリズム本体50がねじ込み装着される。
【0025】
ここで、ホルダー40の水平な回転中心A−Aは、垂直なポール中心B−B、即ち貫通孔31,31の中心線と直交しており、その交点O′はホルダー40の中心線上に位置している。より詳しくは、ホルダー40を回転中心A−Aの回りに回転させて、プリズム取付け部43aをフレーム30の正面側に向けたとき、ここに取付けられたプリズム本体50がポール10と干渉せず、また反対にプリズム取付け部43bをフレーム30の正面側に向けたとき、ここに取付けられたプリズム本体50の後部カット面の交点Oが前記交点O′と一致するように(図2参照)、回転中心A−Aはホルダー40の中心線方向中央よりプリズム取付け部43bの側に変位している。
【0026】
次に、本実施形態に係るプリズムユニットの使用方法を説明する。
【0027】
図1に示すように、ホルダー40のプリズム取付け部43aをフレーム30の正面側に向け、このプリズム取付け部43aにプリズム本体50を装着する。フレーム30の貫通孔31,31及びホルダー40の貫通孔42,42にポール10を通す。測点にポール10を立て、ポール10に沿ってプリズムユニットを垂直方向にスライドさせる。このスライドによりプリズムユニットを高さ調節し、調整位置に固定ネジ32により固定する。
【0028】
こうして多点測量(移動測量)を行う。プリズム本体50はポール10の正面側に位置し、ポール10と干渉しない。従って、図4に示した従来のプリズムユニットと同様に能率よく多点測量を行うことができる。プリズムマンがプリズムユニットを測定装置の方向に向けることにより、その向きのズレに起因する水平角の誤差dが問題にならない程度に抑制されることは前述したとおりである。この状態で、プリズム本体50は水平な回転中心A−Aの回り及び垂直なポール中心B−Bの回りに2軸回転が可能である。
【0029】
一方、定点測量を行う場合は、図2に示すように、取付けベース60を使用する。取付けベース60は、フレーム30を背面側から抱持するC形部材であり、より具体的には、ポール10が貫通する貫通孔31,31に上下から嵌合される上下の垂直な支持軸61,61により、フレーム30を垂直な貫通孔31,31の中心(ポール中心B−Bに一致)の回りに回転可能に支持する。
【0030】
ここで、取付けベース60は、フレーム30及びホルダー40と同様に樹脂からなる。取付けベース60の支持軸61,61は、取付けベース60の上下の水平腕の先端部に対向して設けられており、取付けベース60の弾性変形により貫通孔31,31に上下から嵌合し、また貫通孔31,31から抜け出る。取付けベース60の垂直部には、取付け用の水平なネジ部62が、その中心が前記交点O′と交差するように設けられている。一方、取付けベース60の上側の水平腕の上面及び下側の水平腕の下面には、継ぎ足し式のポール10がねじ込まれるねじ込み穴63,63がそれぞれ設けられている。ねじ込み穴63,63はポール中心B−Bと取付けベース60の回転中心が一致するように支持軸61,61と同心である。
【0031】
定点測量を行うには、フレーム30を取付けベース60に取付ける。また、ホルダー40のプリズム取付け部43bをフレーム30の正面側に向け、このプリズム取付け部43bにプリズム本体50を装着する。この状態で、壁面などに打ち込んだアンカーの頭部に取付けベース60をねじ込む。このようにしてプリズムユニットが定点に固定される。
【0032】
この状態で定点測量を行う。プリズム本体50は後部カット面の交点Oが前記交点O′と一致している。このため、測量ごとに測量装置を据え替えるような定点測量を行っても、測定装置に対してプリズム本体50の向きが変わることによる水平角の誤差dは生じない。この状態でプリズム本体50は、回転中心A−Aの回り、貫通孔31,31の中心(ポール中心B−Bに一致)の回り、及びネジ部62の中心回りに3軸回転が可能である。
【0033】
また、図3に示すように、取付けベース60のねじ込み穴63,63に継ぎ足し式のポール10をねじ込む。ホルダー40は、定点測量のときと同様、プリズム取付け部43bをフレーム30の正面側に向け、このプリズム取付け部43bにプリズム本体50を装着する。これにより、プリズム本体50は後部カット面の交点Oが前記交点O′と一致する。
【0034】
この状態で多点測量を行えば、測定装置に対してプリズム本体50の向きが変わることによる水平角の誤差dは生じない。これにより、図6のプリズムユニットと同様に、高精度な多点測量も可能になる。この状態で、プリズム本体50は回転中心A−Aの回り及び貫通孔31,31の中心(ポール中心B−Bに一致)の回りに2軸回転が可能であるので、操作性も比較的良好である。
【0035】
このように、本実施形態に係るプリズムユニットは、ホルダー40の向きを選択し、且つ取付けベース60を選択的に使用することにより、多点測量に関しては、図4に示した操作性が良好なプリズムユニットと、図6に示した高精度なプリズムユニットの両方の使い方が可能である。また、定点測量に関しては、ホルダー40の向きの選択と取付けベース60の使用により、高精度な測量が可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明に係るプリズムユニットは、ポールにスライド自在に取付けられるスライド式のフレームに回転式のホルダーを取付け、ホルダーの回転操作により、ホルダーにおけるプリズム本体の取付け位置が変化するように構成したことにより、多点測量においてはポールに沿ったスライド操作が可能になるので、優れた操作性を確保できる。一方、定点測量においては、測量装置に対してプリズム本体の向きが変わることによる角度誤差の除去が可能になるので、測量ごとに測量装置を据え替えるような場合も高い測量精度を確保できる。また、定点測量だけでなく、多点測量においても、この高精度な測量が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は本発明の実施形態に係るプリズムユニットの多点測量における構造及び使用方法を示しており、(a)は正面図、(b)は縦断側面図である。
【図2】(a)及び(b)は同プリズムユニットの定点測量における構造及び使用方法を示しており、(a)は正面図、(b)は縦断側面図である。
【図3】同プリズムユニットの多点測量における他の使用方法を示す縦断側面図である。
【図4】(a)(b)及び(c)は従来のプリズムユニットの構成を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図5】(a)(b)及び(c)は同プリズムユニットを用いた測角の原理図であり、平面図である。
【図6】(a)(b)及び(c)は従来の別のプリズムユニットの構成を示しており、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
10 ポール
20 測量装置
30 フレーム
31 貫通孔
32 固定ネジ
40 ホルダー
41 支持軸
42 貫通孔
43a,43b プリズム取付け部
50 プリズム本体
60 取付けベース
61 支持軸
62 ネジ部
63 ポールねじ込み穴
A−A ホルダー40の回転中心
B−B ポール中心
O プリズム本体50における後部カット面の交点
O′ 回転中心A−Aとポール中心B−Bの交点[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a prism unit used for surveying work, and more particularly, to a prism unit particularly suitable for use in combination with a surveying device equipped with an automatic collimation mechanism.
[0002]
[Prior art]
In the surveying work, a prism unit is used in combination with a surveying device called a total station. In Japan, a pole-mounted / sliding operation type prism unit as shown in FIG. 4 is most commonly used as this prism unit. This prism unit includes a holder 1 through which a
[0003]
When the work is performed using an old type surveying device having no automatic collimating function, first, as shown in FIGS. 5A and 5B, the
[0004]
Apart from the pole-mounting / sliding-operation type prism unit shown in FIG. 4, the prism unit shown in FIG. 6 is also frequently used in other countries. In this prism unit, the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, these prism units have the following problems. First, the problem of the former prism unit will be described.
[0006]
When using a conventional surveying device having no automatic collimation function, the
[0007]
However, when a new type of surveying device having an automatic collimation function is used, as shown in FIG. 5C, the operation of turning the
[0008]
In the former prism unit shown in FIG. 4, the
[0009]
In addition, when the prism man carries out multi-point surveying (moving surveying) with the prism unit together with the
[0010]
On the other hand, in the latter prism unit shown in FIG. 6, since the
[0011]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a prism unit that can selectively prioritize operability and accuracy in multipoint surveying and enables highly accurate surveying in fixed point surveying. To provide.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a prism unit according to the present invention includes a sliding frame which is slidably mounted on a pole through which a pole penetrates the inside thereof, and which is rotatably mounted on the frame. The two portions facing the front are prism mounting portions for mounting the prism body, and are mounted on each mounting portion when one of the prism mounting portions faces the front and the other prism mounting portion faces the front. A rotating holder configured so that the prism body has a different positional relationship with respect to the center of rotation.
[0013]
Preferably, in a state in which the one prism mounting portion faces the front, the rotary holder is configured such that the prism body mounted on the mounting portion is separated from the rotation center of the holder and does not interfere with the pole penetrating the frame, When the other prism mounting portion faces the front, the intersection O of the rear cut surface of the prism main body mounted on the mounting portion is configured to coincide with the rotation center of the holder.
[0014]
The method of using the prism unit according to the present invention is as follows.
[0015]
When a prism man carries out multi-point surveying (moving surveying) by holding a prism unit together with a pole, one prism attaching portion is directed to the front, and the prism main body attached to the attaching portion performs the moving surveying.
[0016]
When performing fixed-point surveys such as attaching the prism unit to a structure and observing its behavior regularly, especially when performing fixed-point surveying such as replacing the surveying equipment for each survey, turn the other prism mounting part toward the front and The fixed point survey is performed by the prism body attached to the attachment portion.
[0017]
In each of the surveys, the prism body attached to the prism holder of the rotary holder with its front face is located at a different position with respect to the rotation center of the rotary holder. Thereby, in the multipoint survey, the prism body can be positioned so as not to interfere with the pole, and in the fixed point survey, the intersection point O of the rear cut surface in the prism body can be matched with the rotation center of the rotary holder.
[0018]
As a result, in multi-point surveying, the prism body moves away from the center of rotation of the rotary holder and does not interfere with the pole that penetrates the frame, so that the pole penetrates the frame and the prism unit slides along the pole. Can be. In the fixed point survey, since the intersection point O of the rear cut surface in the prism main body coincides with the rotation center of the rotary holder, accurate surveying can be performed without being affected by the rotational position. This high-precision survey is also possible in a multi-point survey by combining with an extension pole.
[0019]
A more rational configuration of the rotary holder is that, when one of the prism mounting portions faces forward, the pole slidably penetrates the holder, the pole center intersects the rotation center of the holder, and the other prism In a state where the mounting portion faces the front, the intersection O of the rear cut surface of the prism main body mounted on the mounting portion coincides with the center of the pole together with the rotation center of the holder.
[0020]
In fixed point surveying, it is desirable to use a mounting base that rotatably supports the rotary frame around a line that intersects the rotation center with the rotation center as the rotation center. If a pole screw hole is provided on the upper and lower surfaces of the mounting base, where the pole is mounted concentrically with the rotation center of the rotary frame, multipoint surveying can be performed with high accuracy using the mounting base as well as fixed point surveying. It can be carried out.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1A and 1B show a structure and a method of using a prism unit according to an embodiment of the present invention in multipoint surveying, where FIG. 1A is a front view, and FIG. 1B is a longitudinal side view. 2 (a) and 2 (b) show a structure and a method of using the same prism unit in fixed point surveying, where (a) is a front view and (b) is a longitudinal side view. FIG. 3 is a vertical sectional side view showing another method of using the prism unit in multipoint surveying.
[0022]
As shown in FIG. 1, the prism unit according to the present embodiment includes a sliding
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
Here, the horizontal rotation center AA of the
[0026]
Next, a method of using the prism unit according to the present embodiment will be described.
[0027]
As shown in FIG. 1, the
[0028]
Thus, multipoint surveying (moving surveying) is performed. The
[0029]
On the other hand, when performing fixed point surveying, the mounting
[0030]
Here, the mounting
[0031]
To perform fixed point surveying, the
[0032]
In this state, fixed point surveying is performed. The intersection point O of the rear cut surface of the
[0033]
Further, as shown in FIG. 3, the
[0034]
If the multipoint survey is performed in this state, the horizontal angle error d due to the change in the direction of the
[0035]
As described above, the prism unit according to the present embodiment selects the direction of the
[0036]
【The invention's effect】
As described above, in the prism unit according to the present invention, the rotary holder is mounted on the slide type frame slidably mounted on the pole, and the mounting position of the prism main body in the holder is changed by rotating the holder. With this configuration, the slide operation along the pole can be performed in the multi-point survey, so that excellent operability can be secured. On the other hand, in fixed-point surveying, it is possible to remove an angle error due to a change in the direction of the prism main body with respect to the surveying device, so that high surveying accuracy can be ensured even when the surveying device is replaced for each survey. This highly accurate survey is possible not only in fixed point survey but also in multipoint survey.
[Brief description of the drawings]
1 (a) and 1 (b) show a structure and a method of using a prism unit according to an embodiment of the present invention in multi-point surveying, where (a) is a front view, and (b) is a longitudinal side view. is there.
2 (a) and 2 (b) show a structure and a method of using the same prism unit in fixed point surveying, where (a) is a front view and (b) is a longitudinal side view.
FIG. 3 is a vertical sectional side view showing another method of using the same prism unit in multipoint surveying.
FIGS. 4A, 4B and 4C show the configuration of a conventional prism unit, wherein FIG. 4A is a front view, FIG. 4B is a plan view, and FIG. 4C is a side view.
FIGS. 5A, 5B and 5C are principle diagrams of angle measurement using the same prism unit, and are plan views.
6 (a), 6 (b) and 6 (c) show a configuration of another conventional prism unit, where (a) is a front view, (b) is a plan view, and (c) is a side view. .
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013007609A (en) * | 2011-06-23 | 2013-01-10 | Misao Katai | Target support for survey |
JP2017156131A (en) * | 2016-02-29 | 2017-09-07 | 清水建設株式会社 | Reflection target, adjusting tool, and construction method |
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Legal Events
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