JP2004211665A

JP2004211665A - Method and device for pre-heating oil pan of transmission mechanism of working machine

Info

Publication number: JP2004211665A
Application number: JP2003002467A
Authority: JP
Inventors: Kazuyuki Nakada; 和志中田; Shuji Miyasaka; 修司宮坂; Masahiko Tanigawa; 雅彦谷川
Original assignee: Komatsu Ltd
Current assignee: Komatsu Ltd
Priority date: 2003-01-08
Filing date: 2003-01-08
Publication date: 2004-07-29
Anticipated expiration: 2023-01-08
Also published as: JP4544822B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method and a device for pre-heating an oil pan of a transmission mechanism of a working machine capable of heating the oil pan of the transmission mechanism of the working machine used in a extremely low temperature area efficiently and directly from an external part by easily connecting to a portable hot air generator with a duct at start. <P>SOLUTION: A rear part of the transmission mechanism (steering case 5A) mounted and arranged on a main frame 3 of the working machine is received in a recess part 12 formed on the main frame 3. Hot air is sent in from the external part through a hot air passage 13 provided at a lower part of the recess part 12 by the portable hot air generator 20 to directly heat the oil pan 5B provided at the transmission mechanism rear part by hot air. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として極低温地域において使用されるブルドーザ，油圧ショベルなどの作業機械の始動前に動力伝達機構のオイルパンを予熱する方法とその装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
寒冷地、特に極低温になる地域で使用されるブルドーザ，油圧ショベルなどの建設機械にあっては、温暖な気候の地域とは異なり、−３０℃以下の気温状態にあるので、始業時にエンジンの起動並びに動力伝達機構が円滑に作動できるようにすることができない。そのために、エンジンや動力伝達機構周りを加熱して、エンジンの冷却水循環や動力伝達機構部のオイルの潤滑が始動時に可能な状態にする必要がある。
【０００３】
従来、低温始動を可能にする手段としては、可搬式の温風発生装置から車体のエンジン搭載部の下側に、噴出口付きダクトの先端部を移動台に支持させて送り込んで、外部から温風を吹き付けてエンジン搭載部周りの温度を高めるような方式が知られている（例えば、特許文献１参照）。または、予め作業機械のエンジン部を予熱するためのプレヒータを搭載しておき、始動時にそのプレヒータによる加熱ガスを二重構造にされたオイルパンの排ガス導入室に送り込んで加熱する構造とされたものが知られている（特許文献２参照）。
【０００４】
【特許文献１】
米国特許第３８０９５２７号明細書
【特許文献２】
特開平１０−２０５３１９号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献１による温風吹き付け方式では、エンジン周りの下部から温風発生装置による温風をダクトで送って外側からエンジン周りを加温するものであるから、低温でも比較的温度の高い地域では可能であっても極低温（−３０℃以下）ともなると、その加熱効率がよくないので加温時間が非常に長くなり、このような方式を動力伝達機構のステアリングケースに備えられるオイルパンの予熱にそのまま適用することは実用的でないという問題点がある。
【０００６】
また、前記特許文献２によって知られる方式では、車両に搭載するプレヒータを用いるので、別途熱風発生装置を準備することなく始動時の予熱操作ができる利便性はあるが、オイルパンに設けられた二重構造の排ガス導入室に加熱されたガス（燃焼ガス）を送ってオイルパン内のオイルを加温するので、一見効果的であるが狭い空間を供給される加熱ガスが一通過するだけであるので、供給されるガスの容量に制約を受けることになり、多くの加熱ガスを供給する必要が生じる。言換えると、運転可能になるまでの予熱時間が長くなるという問題がある。
【０００７】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、極低温地域で使用される作業機械の動力伝達機構のオイルパンを始動時に可搬式の熱風発生機と簡単にダクトで接続して、外部から直接効率よく加熱できるようにする作業機械の動力伝達機構のオイルパン予熱方法およびその装置を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
前述された目的を達成するために、第１発明による作業機械の動力伝達機構のオイルパン予熱方法は、
作業機械のメインフレームに搭載設置される動力伝達機構の後部を、そのメインフレームに形成される凹部内に受け入れて、前記凹部の下部に対して外部から貫通する熱風通路を通じて可搬式の熱風発生機により熱風を送入し、前記動力伝達機構後部に備えられるオイルパンを熱風で直接加熱することを特徴とするものである。
【０００９】
本発明によれば、作業機械の車体メインフレーム後部に形成されている凹部内に配置された動力伝達機構後部のステアリングケース下部のオイルパンに対して、そのメインフレームの凹部内の下部に向けて、メインフレーム後部に形成されている壁部に貫通させた熱風通路から、車体外部に始動前準備した熱風発生機によって発生させた熱風を、前記凹部内に吹き込んで直接加熱するようにされる。こうすることによって、外部から送り込まれる熱風が凹部内に位置するステアリングケース下部のオイルパンに直接吹き付けられ、その熱風が底面から上側方に沿って流動することになり、オイルパンの外周部を包むように熱風が流動して有効に熱交換される。この際、凹部内に流入した熱風は、オイルパンの底面部から凹部の内壁とステアリングケースとの間の空隙を上方に流動し、上方が開放されて流動を拘束しないので、熱風が自由に流動してケーシング外面と効果的に熱交換することができる。言換えるとオイルパンの外周面が全体的に加熱される。その結果、オイルパンの予熱を効率よく行えて、短時間で予熱をすることができるという効果を奏する。
【００１０】
次に、第２発明にかかる作業機械の動力伝達機構のオイルパン予熱装置は、
作業機械の車体メインフレームの後部には、搭載される動力伝達機構後部のステアリングケースを収容する凹部が設けられ、その凹部後部壁の下部に外部と通じる熱風通路が形成され、前記熱風通路に外部から熱風発生機にて発生された熱風を送り込むダクト先端が着脱可能に接続される構成であることを特徴とするものである。
【００１１】
本発明によれば、簡単な構成で前記第１発明における作用効果を合理的に得ることができるのである。
【００１２】
前記第２発明において、前記熱風通路は、メインフレームの後部壁の下部で車体の軸線方向に外部から前記凹部の内下部に貫通形成され、その外端には熱風発生機と繋がるダクトの挿入保持部が設けられ、内端が前記凹部の底部に近く位置するように形成されているのがよい（第３発明）。こうすることで、メインフレームの凹部内に収まる動力伝達機構のステアリングケース底部に対して熱風が直接吹き付けられるようになり、効率よく熱交換（予熱）することができるのである。
【００１３】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による作業機械の動力伝達機構のオイルパン予熱方法をその予熱装置の具体的な実施の形態によって、図面を参照しつつ説明する。
【００１４】
この実施形態は、ブルドーザに適用された場合について説明する。
【００１５】
図１には本実施形態のブルドーザにおける動力伝達機構の配置概要模式図が示されている。図２にはオイルパンの予熱が施される要部の断面図が、図３には図２の平面図が、図４には熱風通路に対するダクトの連結部を表す図が、それぞれ示されている。
【００１６】
このオイルパン予熱方法が適用されるブルドーザ１は、車体の両側に履帯２がそれぞれ配置されて、その車体のメインフレーム３の前部に搭載されるエンジン４から動力伝達機構５（トルクコンバータ５ａ，トランスミッション５ｂ，ステアリング機構５ｃ）を経由して駆動される履帯式走行装置を備え、車体の後方上部に運転室６が設けられている。車体の前方位置には左右両側に配される一対のフレームによってブレード７が配置され、チルトシリンダと起伏シリンダによってそのブレード７を操作できるようにされている。なお、後部にはリッパ装置８が付設されており、リッパ作業を行なえるようにされている。
【００１７】
このような構成のブルドーザ１で寒冷地仕様の機種においては、エンジン４の始動時前にエンジン４の予熱を行えるようにされるとともに、前記動力伝達機構５における、特にステアリング機構５ｃを収めるステアリングケース５Ａの内下部に設けられたオイルパン５Ｂを予熱して、エンジン４の起動後に走行装置が作動できるようにする必要がある。そのために、この実施形態のメインフレーム３には、前記動力伝達機構５の最後部に位置するステアリングケース５Ａの設置部を、所要間隔で配されるメインフレーム３の左右縦通部材３ａ，３ａに対して、その後部で直交して後部横部材３ｂにより相互に接続されるとともに、その後部横部材３ｂから前方にちょうど設置されるトランスミッションの両脇部分までの間を上方に開放されたボックス構造に形成されて、このボックス構造部１０にステアリングケース５Ａが収まるようにされている。なお、前記ステアリングケース５Ａは動力伝達機構５の軸線に直交して左右に出力軸がそれぞれ突き出して、図示されない履帯駆動輪に接続されるようになされている。
【００１８】
前記ボックス構造部１０の底部は底板部材１１で覆われており、後部横部材３ｂは、図２で表されるように、二重構造の壁体に構成されている。したがって、このボックス構造部１０の内部に収まるステアリングケース５Ａは、その下部に設けられるオイルパン５Ｂが左右の縦通部材３ａ，３ａと後部横部材３ｂと前側に位置する横部材３ｄとによって囲まれたボックス構造部１０の下部に形成される凹部１２内に受け入れられた状態とされる。
【００１９】
前記凹部１２に対して前記後部横部材３ｂの幅方向の中間部分には、外部から貫通する熱風通路１３がその凹部１２の内底に近い位置で設けられている。その熱風通路１３の外端部は、別途予熱時に使用される可搬式の熱風発生機２０からのダクト２２が接続できる連結部１４を形成されている。なお、前記ダクト２２の連結部１４は、予熱作業時以外のとき蓋１５で熱風通路１３を閉じるようにされている。
【００２０】
前記予熱用の熱風発生機２０は、筒状の本体にバーナーと送風機が組み合わされたもので、熱風を発生させて本体の先端の熱風出口２１に繋いだダクト２２によって目的箇所へ送り出すように構成された周知構造の装置である。この熱風発生機２０は、台車２４に載せて移動自在にされており、図示省略する別途オイルタンクから燃料油の供給を受けて燃焼させるようにされている。
【００２１】
このようになされた実施形態では、準備作業として始業前に別途用意してある可搬式の熱風発生機２０をブルドーザ１の車体後部まで運び、その熱風発生機２０の熱風出口２１に繋いだダクト２２の先端を車体後部のダクト連結部１４から熱風通路１３内に挿入して接続する。
【００２２】
準備を整えた後は、熱風発生機２０を起動して、その内部でバーナーにより燃料を燃焼させて送風機によりダクト２２を通じて車体メインフレーム３の凹部１２内に熱風を送入させる。
【００２３】
凹部１２内に送入された熱風は、まず熱風通路１３から凹部１２の内底部に位置するステアリングケース５Ａの底部に直接吹き付けられ、当該位置にあるオイルパン５Ｂが加熱される。この凹部１２に位置するステアリングケース５Ａの底部（オイルパン５Ｂ）は、周囲をフレーム構成部材によって取り囲まれているので、吹き込まれる熱風がそのまま上昇することなく前記ステアリングケース５Ａの底部（オイルパン５Ｂ）周面を舐めるように流動し、次第にそのケースと周囲を取り囲むフレーム構成部材（３ａ，３ｂ，３ｃ）の内側面との間の間隙を流動して上昇し、放散される。この間隙を上昇する間にも熱風によってケース側面と熱交換され底部のみならず中間部が加熱されることになる。
【００２４】
また、凹部１２内に送入された熱風は、送入される凹部１２が上方を開放されて流動を拘束することのない構造であるので、前述のように最初にステアリングケース５Ａの底部５Ｂを直接加熱して、その後は凹部１２内周囲壁面とそのケースとの間隙を通って上方に放散されることによって有効に加熱することができるのである。また、メインフレームの凹部１２を形成する部分は、底板１１部分を除いてボックス構造の部材で囲まれる構造になっているので、それら周壁部での断熱効果も期待でき、送入される熱風のもつ熱量がフレームを通じて外部に放散するのをセーブされて目的であるステアリングケース５Ａ内のオイルパン５Ｂの加熱速度を高めることができるのである。その結果、加熱効率が向上して予熱時間の短縮が可能になるという効果が得られるのである。
【００２５】
オイルパン５Ｂ内のオイルが始動に適する状態まで予熱されると、熱風発生機２０と凹部１２を接続しているダクト２２を取り外し、そのダクト２２と熱風発生機２０をブルドーザ１から離れた位置に移動させることにより、ブルドーザの運転が可能な状態となる。
【００２６】
このように、本実施形態によれば、予熱のための作業を車体の後部において行うことができるので、作業性が向上するという利点もある。
【００２７】
以上の説明では、ブルドーザの動力伝達機構の後部に備えるオイルパンを予熱することについて記載したが、同様に寒冷地仕様の他の作業機械においても適用することが可能である。なお、この場合、上述の趣旨に則した動力伝達機構の形状・配置に対応するフレーム構造であるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本実施形態のブルドーザにおける動力伝達機構の配置概要模式図である。
【図２】図２は、オイルパンの予熱が施される要部の断面図である。
【図３】図３は、図２の平面図である。
【図４】図４は、熱風通路に対するダクトの連結部を表す図である。
【符号の説明】
１ブルドーザ
３メインフレーム
３ａ縦通部材
３ｂ後部横部材
４エンジン
５動力伝達機構
５ｃステアリング機構
５Ａステアリングケース
５Ｂオイルパン
１０ボックス構造部
１１底板
１２凹部
１３熱風通路
１４ダクトの連結部
２０熱風発生機
２２ダクト[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and apparatus for preheating an oil pan of a power transmission mechanism before starting a work machine such as a bulldozer or a hydraulic shovel used mainly in a cryogenic region.
[0002]
[Prior art]
Construction machines such as bulldozers and hydraulic excavators used in cold regions, especially in regions with extremely low temperatures, have temperatures of -30 ° C or less, unlike regions with warm climates. The starting and power transmission mechanism cannot be operated smoothly. For this purpose, it is necessary to heat the engine and the periphery of the power transmission mechanism so that the cooling water circulation of the engine and the lubrication of the oil of the power transmission mechanism can be performed at the start.
[0003]
Conventionally, as means for enabling low-temperature starting, a portable hot-air generator has a tip end of a duct with an ejection port supported by a movable base and is sent to a lower side of an engine mounting portion of a vehicle body, so that warm air is supplied from outside. There is known a method in which the temperature around an engine mounting portion is increased by blowing wind (for example, see Patent Document 1). Alternatively, a preheater for preheating the engine part of the working machine is mounted in advance, and the heating gas from the preheater is sent to the exhaust gas introduction chamber of the oil pan having a double structure at the time of starting and heated. Is known (see Patent Document 2).
[0004]
[Patent Document 1]
US Pat. No. 3,809,527 [Patent Document 2]
JP-A-10-205319
[Problems to be solved by the invention]
However, in the hot air blowing method according to Patent Document 1, since the hot air generated by the hot air generator is sent from the lower portion around the engine by a duct to heat the engine from the outside, the temperature is relatively high even at a low temperature. If the temperature is extremely low (below -30 ° C.) even if it is possible in a local area, the heating efficiency will be poor and the heating time will be very long. This type of oil pan is provided in the steering case of the power transmission mechanism. However, there is a problem that it is not practical to apply it as it is to preheating.
[0006]
Further, in the method known from Patent Document 2, since a preheater mounted on a vehicle is used, there is a convenience that a preheating operation at the time of starting can be performed without preparing a separate hot air generating device. The heated gas (combustion gas) is sent to the exhaust gas introduction chamber of the double structure to heat the oil in the oil pan, so it is effective at first glance, but the heated gas supplied to the narrow space only passes once. Therefore, the capacity of the supplied gas is restricted, and a large amount of heating gas needs to be supplied. In other words, there is a problem in that the preheating time until operation becomes possible is prolonged.
[0007]
The present invention has been made to solve such a problem, and an oil pan of a power transmission mechanism of a working machine used in a cryogenic region is easily connected to a portable hot-air generator by a duct at the time of starting. It is another object of the present invention to provide a method and an apparatus for preheating an oil pan of a power transmission mechanism of a work machine, which enables direct and efficient heating from the outside.
[0008]
[Means for Solving the Problems and Functions / Effects]
In order to achieve the above-mentioned object, an oil pan preheating method for a power transmission mechanism of a working machine according to a first aspect of the present invention includes:
A portable hot air generator that receives a rear portion of a power transmission mechanism mounted on a main frame of a work machine in a recess formed in the main frame, and through a hot air passage that penetrates a lower portion of the recess from outside. And hot oil is supplied to the oil pan provided directly on the rear part of the power transmission mechanism.
[0009]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, with respect to the oil pan of the lower part of the steering case at the rear of the power transmission mechanism arrange | positioned in the recessed part formed in the rear part of the vehicle body mainframe of the working machine, toward the lower part in the recessed part of the mainframe. Hot air generated by a hot air generator prepared before starting outside the vehicle body is blown into the concave portion from the hot air passage penetrating through a wall formed at the rear portion of the main frame, and is directly heated. By doing so, the hot air sent from the outside is blown directly to the oil pan at the lower part of the steering case located in the concave portion, and the hot air flows upward from the bottom surface and wraps the outer peripheral portion of the oil pan. The hot air flows and heat is exchanged effectively. At this time, the hot air flowing into the concave portion flows upward from the bottom portion of the oil pan through the gap between the inner wall of the concave portion and the steering case, and the upper portion is opened and does not restrict the flow, so that the hot air flows freely. As a result, heat can be effectively exchanged with the outer surface of the casing. In other words, the outer peripheral surface of the oil pan is entirely heated. As a result, there is an effect that the preheating of the oil pan can be efficiently performed and the preheating can be performed in a short time.
[0010]
Next, an oil pan preheating device for a power transmission mechanism of a work machine according to a second invention is provided.
A recess for accommodating a steering case at the rear of the power transmission mechanism to be mounted is provided at a rear portion of a body frame of the work machine, and a hot air passage communicating with the outside is formed at a lower portion of a rear wall of the recess. And a duct for feeding the hot air generated by the hot air generator from above is detachably connected.
[0011]
According to the present invention, the operation and effect of the first invention can be rationally obtained with a simple configuration.
[0012]
In the second aspect of the present invention, the hot air passage is formed in a lower portion of a rear wall of a main frame from an outside in an axial direction of the vehicle body to an inner lower portion of the concave portion, and an outer end of the hot air passage is provided with a duct connected to a hot air generator. It is preferable that a portion is provided, and the inner end is located near the bottom of the concave portion (third invention). By doing so, hot air can be blown directly to the bottom of the steering case of the power transmission mechanism that fits in the recess of the main frame, and heat exchange (preheating) can be performed efficiently.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, a method for preheating an oil pan of a power transmission mechanism of a working machine according to the present invention will be described with reference to the drawings, using a specific embodiment of the preheating device.
[0014]
This embodiment describes a case where the present invention is applied to a bulldozer.
[0015]
FIG. 1 is a schematic diagram showing the arrangement of a power transmission mechanism in a bulldozer according to the present embodiment. FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part where the oil pan is preheated, FIG. 3 is a plan view of FIG. 2, and FIG. 4 is a view showing a connecting portion of a duct to a hot air passage. I have.
[0016]
A bulldozer 1 to which this oil pan preheating method is applied has crawler belts 2 arranged on both sides of a vehicle body, respectively, and receives a power transmission mechanism 5 (torque converters 5a, 5a, 5b) from an engine 4 mounted on a front portion of a main frame 3 of the vehicle body. A crawler-type traveling device driven via a transmission 5b and a steering mechanism 5c) is provided, and a cab 6 is provided at an upper rear portion of a vehicle body. A blade 7 is arranged at a front position of the vehicle body by a pair of frames arranged on both left and right sides, and the blade 7 can be operated by a tilt cylinder and an up / down cylinder. Note that a ripper device 8 is attached to the rear part so that ripper work can be performed.
[0017]
In a model of the bulldozer 1 having the above-mentioned configuration and designed for cold regions, the engine 4 can be preheated before the engine 4 is started, and the steering case for accommodating the steering mechanism 5c in the power transmission mechanism 5 in particular. It is necessary to preheat an oil pan 5B provided in the lower portion of 5A so that the traveling device can operate after the engine 4 is started. For this purpose, in the main frame 3 of this embodiment, the installation part of the steering case 5A located at the rearmost part of the power transmission mechanism 5 is attached to the left and right vertical members 3a, 3a of the main frame 3 arranged at required intervals. On the other hand, a box structure is provided, which is orthogonal to the rear part and interconnected by the rear cross member 3b, and is opened upward from the rear cross member 3b to both sides of the transmission just installed forward. The box case 10 is formed so that the steering case 5A can be accommodated therein. The steering case 5A has output shafts protruding left and right at right angles to the axis of the power transmission mechanism 5 so as to be connected to crawler belt driving wheels (not shown).
[0018]
The bottom of the box structure 10 is covered with a bottom plate member 11, and the rear transverse member 3b is formed as a double-walled body as shown in FIG. Therefore, the steering case 5A that fits inside the box structure 10 is surrounded by the left and right vertical members 3a, 3a, the rear horizontal member 3b, and the horizontal member 3d located on the front side, with the oil pan 5B provided at the lower part thereof. The box structure 10 is received in the recess 12 formed below the box structure 10.
[0019]
A hot air passage 13 penetrating from the outside is provided at a position near the inner bottom of the concave portion 12 at an intermediate portion of the rear transverse member 3b in the width direction with respect to the concave portion 12. The outer end of the hot air passage 13 is formed with a connecting portion 14 to which a duct 22 from a portable hot air generator 20 used separately during preheating can be connected. The connecting portion 14 of the duct 22 closes the hot air passage 13 with the lid 15 except during the preheating operation.
[0020]
The hot air generator 20 for preheating is a combination of a cylindrical main body and a burner and a blower, and is configured to generate hot air and send it to a target location by a duct 22 connected to a hot air outlet 21 at the tip of the main body. This is a device having a known structure. The hot air generator 20 is movably mounted on a carriage 24, and is supplied with fuel oil from an oil tank (not shown) to be burned.
[0021]
In this embodiment, a portable hot air generator 20 separately prepared before the start of work is carried to the rear of the vehicle body of the bulldozer 1 as a preparatory work, and a duct 22 connected to a hot air outlet 21 of the hot air generator 20 is provided. Is inserted into the hot air passage 13 from the duct connection portion 14 at the rear of the vehicle body and connected.
[0022]
After the preparation is completed, the hot air generator 20 is started up, the fuel is burned by a burner inside the generator, and the hot air is blown into the recess 12 of the vehicle body main frame 3 through the duct 22 by the blower.
[0023]
The hot air sent into the recess 12 is first blown directly from the hot air passage 13 to the bottom of the steering case 5A located at the inner bottom of the recess 12, and the oil pan 5B at that position is heated. Since the bottom (oil pan 5B) of the steering case 5A located in the recess 12 is surrounded by the frame component, the hot air to be blown does not rise as it is (the oil pan 5B). The fluid flows so as to lick the peripheral surface, and gradually flows through the gap between the case and the inner surface of the frame component members (3a, 3b, 3c) surrounding the case, and rises and is dissipated. During the rise of the gap, heat is exchanged with the side of the case by the hot air, so that not only the bottom but also the middle is heated.
[0024]
Further, the hot air sent into the concave portion 12 has a structure in which the fed concave portion 12 is opened upward and does not restrict the flow, so that the bottom portion 5B of the steering case 5A is first removed as described above. Direct heating is performed, and thereafter, the heat is efficiently radiated upward through the gap between the inner peripheral wall surface of the concave portion 12 and the case. In addition, since the portion forming the concave portion 12 of the main frame is structured to be surrounded by a box-shaped member except for the bottom plate 11, a heat insulating effect can be expected at the peripheral wall portion, and the incoming hot air can be prevented. It is possible to increase the heating speed of the oil pan 5B in the steering case 5A, which is the objective, by saving the amount of heat dissipated to the outside through the frame. As a result, the effect of improving the heating efficiency and shortening the preheating time can be obtained.
[0025]
When the oil in the oil pan 5B is preheated to a state suitable for starting, the duct 22 connecting the hot air generator 20 and the concave portion 12 is removed, and the duct 22 and the hot air generator 20 are moved away from the bulldozer 1. By moving the bulldozer, the bulldozer can be operated.
[0026]
As described above, according to the present embodiment, since the work for preheating can be performed at the rear part of the vehicle body, there is also an advantage that workability is improved.
[0027]
In the above description, the preheating of the oil pan provided at the rear of the power transmission mechanism of the bulldozer has been described. However, the present invention can be similarly applied to other working machines in cold districts. In this case, it is preferable that the frame structure has a frame structure corresponding to the shape and arrangement of the power transmission mechanism in accordance with the above-described purpose.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an arrangement of a power transmission mechanism in a bulldozer according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part where an oil pan is preheated.
FIG. 3 is a plan view of FIG. 2;
FIG. 4 is a diagram illustrating a connection portion of a duct to a hot air passage.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Bulldozer 3 Main frame 3a Vertical passing member 3b Rear horizontal member 4 Engine 5 Power transmission mechanism 5c Steering mechanism 5A Steering case 5B Oil pan 10 Box structure section 11 Bottom plate 12 Depression 13 Hot air passage 14 Duct connection section 20 Hot air generator 22 Duct

Claims

A portable hot air generator that receives a rear portion of a power transmission mechanism mounted on a main frame of a work machine into a recess formed in the main frame, and through a hot air passage that penetrates a lower portion of the recess from outside. The method according to claim 1, further comprising the step of: supplying hot air to the power transmission mechanism, and directly heating the oil pan provided at the rear of the power transmission mechanism with the hot air.

At the rear of the body main frame of the work machine, there is provided a recess for accommodating the steering case at the rear of the power transmission mechanism to be mounted, and at the lower part of the rear wall of the recess, a hot air passage communicating with the outside is formed. An oil pan preheating device for a power transmission mechanism of a working machine, wherein a tip end of a duct through which hot air generated by a hot air generator is sent is detachably connected.

The hot air passage is formed in the lower part of the rear wall of the main frame from the outside in the axial direction of the vehicle body to an inner lower part of the concave part, and an outer end thereof is provided with an insertion holding part for a duct connected to a hot air generator. The oil pan preheating device for a power transmission mechanism of a working machine according to claim 2, wherein an end is formed so as to be located near a bottom of the concave portion.