JP2004210756A - 植物由来の蚊の忌避剤 - Google Patents
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- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
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Abstract
【課題】魅力的で新しい蚊の忌避剤を提供する。
【解決手段】レモングラス由来の2種の活性物質ジェラニィアルとネラルは蚊の忌避物質として0.2mg/cm2以上の濃度で皮膚、合成皮革、プラスチック等に使用する。
【効果】DEETに比較して忌避効果は低いが濃度を0.2mg/cm2以上にすることによってDEETと代わらない効果が期待できる。レモングラス由来の2種の活性物質は非病原性で毒性上問題なく、環境に安全な蚊の忌避剤である。加えて、レモングラスから抽出された活性物質のエッセンシャル・オイルは、安らぎ、リフレッシュ、リラックス等のアロマテラピーの効果やオイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水はリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果も併せ持つ忌避剤が期待できる。
【選択図】 なし
【解決手段】レモングラス由来の2種の活性物質ジェラニィアルとネラルは蚊の忌避物質として0.2mg/cm2以上の濃度で皮膚、合成皮革、プラスチック等に使用する。
【効果】DEETに比較して忌避効果は低いが濃度を0.2mg/cm2以上にすることによってDEETと代わらない効果が期待できる。レモングラス由来の2種の活性物質は非病原性で毒性上問題なく、環境に安全な蚊の忌避剤である。加えて、レモングラスから抽出された活性物質のエッセンシャル・オイルは、安らぎ、リフレッシュ、リラックス等のアロマテラピーの効果やオイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水はリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果も併せ持つ忌避剤が期待できる。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
レモングラス(Cymbopogon citratus)由来の2種の活性物質ジェラニィアル(geranial)とネラル(neral)は蚊の忌避物質として可能性があり、また、アロマテラピーの効果やリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果もあり、魅力的で新しい蚊の忌避剤につながると考えます。
【0002】
【従来の技術】
DEET(N,N−diethy1−3−methy1−benzamide)が、今日最も商業上有効な蚊の忌避剤の成分であり、市場を殆んど独占している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
合成忌避剤であるDEETは優れた蚊の忌避効果があるが、好ましくない香りがしたり、毒性上問題があるにも関わらず皮膚に浸透したり、合成皮革やプラスチックを損傷する欠陥があるため、これら問題を払拭できる非病原性で毒性上の問題点がない天然由来の蚊の忌避剤の検索が課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
レモングラス由来の2種の活性物質ジェラニィアルとネラルは蚊の忌避物質として可能性があるが、DEETに比較して忌避効果は低いが濃度を0.2mg/cm2以上にすることによってDEETとかわらない効果が期待でき、また、植物由来の忌避物質であるため、非病原性で毒性上問題なく、環境に安全な蚊の忌避剤となり、加えて、レモングラスから抽出されたエッセンシャル・オイルは、安らぎ、リフレッシュ、リラックス等のアロマテラピーの効果やオイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水はリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果も併せ持つ忌避剤が期待できる。
【0005】
【作用と実施例】
次に、本発明の実施方法とその実験結果を例にあげて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0006】
第1例
本発明では、輸血用血液にジェラニィアル単独、ジェラニィアルとネラルの混合物、DEET単独の3種類の忌避物質を含有させた餌を作り、2種類の蚊(Culex pipiens pallens,Culex pipiens quinque fasciatus)の摂餌率を調べる生物検定を行った。
忌避効果の量
忌避効果の持続時間
この結果、DEETの蚊の忌避効果は非常に高いことが明らかになったが、ジェラニィアル単独、ジェラニィアルとネラルの混合物であっても濃度を高めれば高い蚊の忌避効果があることが明らかになった。
【0007】
【発明の効果】
レモングラス由来の2種の活性物質ジェラニィアルとネラルは植物由来の忌避物質であるため、非病原性で毒性上問題なく環境に安全な蚊の忌避剤となり、加えて、レモングラスから抽出されたエッセンシャル・オイルは、安らぎ、リフレッシュ、リラックス等のアロマテラピーの効果やオイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水はリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果も併せ持ち蚊の忌避剤として非常に期待できる。
【産業上の利用分野】
レモングラス(Cymbopogon citratus)由来の2種の活性物質ジェラニィアル(geranial)とネラル(neral)は蚊の忌避物質として可能性があり、また、アロマテラピーの効果やリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果もあり、魅力的で新しい蚊の忌避剤につながると考えます。
【0002】
【従来の技術】
DEET(N,N−diethy1−3−methy1−benzamide)が、今日最も商業上有効な蚊の忌避剤の成分であり、市場を殆んど独占している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
合成忌避剤であるDEETは優れた蚊の忌避効果があるが、好ましくない香りがしたり、毒性上問題があるにも関わらず皮膚に浸透したり、合成皮革やプラスチックを損傷する欠陥があるため、これら問題を払拭できる非病原性で毒性上の問題点がない天然由来の蚊の忌避剤の検索が課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
レモングラス由来の2種の活性物質ジェラニィアルとネラルは蚊の忌避物質として可能性があるが、DEETに比較して忌避効果は低いが濃度を0.2mg/cm2以上にすることによってDEETとかわらない効果が期待でき、また、植物由来の忌避物質であるため、非病原性で毒性上問題なく、環境に安全な蚊の忌避剤となり、加えて、レモングラスから抽出されたエッセンシャル・オイルは、安らぎ、リフレッシュ、リラックス等のアロマテラピーの効果やオイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水はリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果も併せ持つ忌避剤が期待できる。
【0005】
【作用と実施例】
次に、本発明の実施方法とその実験結果を例にあげて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0006】
第1例
本発明では、輸血用血液にジェラニィアル単独、ジェラニィアルとネラルの混合物、DEET単独の3種類の忌避物質を含有させた餌を作り、2種類の蚊(Culex pipiens pallens,Culex pipiens quinque fasciatus)の摂餌率を調べる生物検定を行った。
忌避効果の量
忌避効果の持続時間
この結果、DEETの蚊の忌避効果は非常に高いことが明らかになったが、ジェラニィアル単独、ジェラニィアルとネラルの混合物であっても濃度を高めれば高い蚊の忌避効果があることが明らかになった。
【0007】
【発明の効果】
レモングラス由来の2種の活性物質ジェラニィアルとネラルは植物由来の忌避物質であるため、非病原性で毒性上問題なく環境に安全な蚊の忌避剤となり、加えて、レモングラスから抽出されたエッセンシャル・オイルは、安らぎ、リフレッシュ、リラックス等のアロマテラピーの効果やオイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水はリネンウォーターとしていやな匂いを抑える効果も併せ持ち蚊の忌避剤として非常に期待できる。
Claims (2)
- レモングラス(Cymbopogon citratus)由来の2種の活性物質ジェラニィアル(geranial)とネラル(neral)の単独か混合からなる蚊の忌避剤。
- レモングラスから抽出されたエッセンシャル・オイル、または、オイル製造過程でできるレモングラス活性物質を含んだ蒸留水を蚊の忌避剤とする製造物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003031750A JP2004210756A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 植物由来の蚊の忌避剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003031750A JP2004210756A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 植物由来の蚊の忌避剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004210756A true JP2004210756A (ja) | 2004-07-29 |
Family
ID=32820895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003031750A Pending JP2004210756A (ja) | 2003-01-06 | 2003-01-06 | 植物由来の蚊の忌避剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004210756A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107484782A (zh) * | 2017-08-08 | 2017-12-19 | 海南娜古芳沉香科技有限公司 | 一种天然驱蚊香薰组合物及其应用和制备方法 |
-
2003
- 2003-01-06 JP JP2003031750A patent/JP2004210756A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107484782A (zh) * | 2017-08-08 | 2017-12-19 | 海南娜古芳沉香科技有限公司 | 一种天然驱蚊香薰组合物及其应用和制备方法 |
CN107484782B (zh) * | 2017-08-08 | 2020-07-28 | 海南娜古芳沉香科技有限公司 | 一种天然驱蚊香薰组合物及其应用和制备方法 |
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