JP2004210662A - Emulsified cosmetic - Google Patents

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JP2004210662A
JP2004210662A JP2002379621A JP2002379621A JP2004210662A JP 2004210662 A JP2004210662 A JP 2004210662A JP 2002379621 A JP2002379621 A JP 2002379621A JP 2002379621 A JP2002379621 A JP 2002379621A JP 2004210662 A JP2004210662 A JP 2004210662A
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oil
silicone elastomer
water
group
cosmetic
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Takashi Kawada
貴史 川田
Yuzo Kawada
裕三 川田
Tomohiko Sano
友彦 佐野
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an emulsified cosmetic which gives a non-sticky, non-oily, smooth, and slippy touch, when coated on skin, and is not whitened after coated. <P>SOLUTION: This emulsified cosmetic comprises an aqueous phase containing the aqueous dispersion (A) of a silicone elastomer and an oily phase containing the oil gel composition (B) of a silicone elastomer. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌へ塗布した時に、べたつきや油っぽさがなく、なめらかでつるつるした感触を与え、且つ塗布後も白くならない乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
油相と水相を乳化させてなる乳化化粧料は、油性成分及び水性成分由来の効果の両方を併せ持つことができるため、主として水中油型及び油中水型のいずれかで幅広く利用されている剤型である。油性成分由来の効果としては、特に化粧料を塗布した後に得られる油性成分自体のエモリエント効果や、油性成分が皮膚を被覆することにより得られる水分蒸散防止効果等の効果が挙げられる。また、水性成分由来の効果としては、水溶性保湿成分による保湿効果や、特に化粧料を塗布する際に得られる水分の蒸散による清涼感等の効果が挙げられる。そこで、必要とする効果を得るために、油性及び水性の各成分の配合量を調整することが行なわれている。
【0003】
しかしながら、その一方で、エモリエント効果等の油性成分由来の効果を向上させるために油性成分の増量を行なうと、効果の向上の反面、油っぽくなる、べたつく、又はのびが重くなる等、使用感が悪化する場合があり、効果の向上と良好な使用感を両立させることが広く検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1〜3には、上記乳化化粧料の油っぽくべたつく使用感を改善する一手段として、油剤であるシリコーン油の中でオルガノポリシロキサンの一部あるいは全体を網目状に重合させた化合物(シリコーンエラストマー)およびそのオイルゲル組成物を含む化粧料が開示されている。上記シリコーンエラストマーは、他の油剤に比べてべたつきも少ないことから乳化化粧料の使用感の向上に有効であると考えられる。しかしながら、上記シリコーンエラストマーは、油相から配合しているか又は予め油剤で膨潤されたものとして提供されているため、シリコーンエラストマー自体が油剤で膨潤されていて油剤を含む状態であり、シリコーンエラストマー由来の油っぽくない、またべたつきのない非常になめらかな使用感は損なわれてしまっており、化粧料に配合した際には油っぽい使用感が依然として残されていた。
【0005】
一方、特許文献4にはシリコーンエラストマーを水に分散させ、水系サスペンションとして化粧料に使用することが開示されている。このシリコーンエラストマーは水相に分散されて存在しているので、エラストマーの凝集が少ない。さらに、油相にシリコーンエラストマーを使用する場合と異なり油剤による膨潤がないためエラストマー本来の使用感、つまり油っぽい使用感がなくなり、べたつきが少なく、なめらかな使用感を与えることができ、化粧料として望ましい効果が得られる。その反面、水分散型のシリコーンエラストマーを含む化粧料は、一般に化粧料に配合して塗布時に白くなる、いわゆる白化現象が発現することがある。特に、メイクアップ化粧料等でなく、着色剤を配合することにより白化の回避ができないケア化粧料においては、塗布した化粧料の水分揮散後の白化現象が顕著であり、好ましくないものである。白化現象を起こさせないため、このようなシリコーンエラストマー水分散体の配合量を減らすと、期待する滑らかな使用感に至らないことになる。
【0006】
このように、油性成分由来の効果の向上と油っぽさのない良好な使用感を両立させながら、肌に塗布しても白くならないケア用乳化化粧料は存在しなかった。
【0007】
【特許文献1】
特開昭63−152308号公報
【特許文献2】
特開平3−79669号公報
【特許文献3】
特開平5−105614号公報
【特許文献4】
特開平10−175816号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、肌へ塗布した時に、べたつきや油っぽさがないと共になめらかでつるつるした感触を与え、且つ、塗布後も白くならない乳化化粧料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、シリコーンエラストマーの水分散体を含む水相と、シリコーンエラストマーのオイルゲル組成物を含む油相を乳化させてなる乳化化粧料により、上記課題を解決できることを見出した。
【0010】
すなわち、本発明は、シリコーンエラストマーの水分散体(A)を含む水相と、シリコーンエラストマーのオイルゲル組成物(B)を含む油相を含有する乳化化粧料を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る乳化化粧料は、シリコーンエラストマーの水分散体(A)(以下、水分散体とする)を含む水相と、シリコーンエラストマーのオイルゲル組成物(B)(以下、オイルゲル組成物とする)を含む油相を含有するものである。
【0012】
本発明に係る乳化化粧料の水分散体に含まれる固型分であるシリコーンエラストマーは、部分的もしくは全体的に架橋した3次元の構造を有するシリコーン重合体である。この重合物が、水に分散され、液状、クリーム状、ペースト状等の状態で存在する。
【0013】
本発明の水分散体は、例えば特開平10−175816号に記載されたものから選択することができる。例えば、
(i)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、と
(ii)1分子中に少なくとも2個の脂肪族不飽和基を含有するオルガノポリシロキサン、
の混合物に、界面活性剤を含有する水相を加えて乳化し、白金触媒の存在化において(i)成分と(ii)成分を乳化状態のまま重合することによって得られるものが好ましい。
【0014】
水分散体中のシリコーンエラストマーの重合物の形状は、球状、扁平状、不定形状があげられるが、好ましくは球状である。また平均粒子径は、0.1〜100μm、特に0.5〜50μmの範囲内であることが良好な使用感の点から好ましい。ここで平均粒子径は、レーザー回析/散乱法で測定できる。また、シリコーンエラストマーの硬さとしては、JISタイプAデュロメータによる硬さが80以下、特に65以下であることが好ましい。
【0015】
水分散体中のシリコーンエラストマーの固型分重量は、10〜80%の範囲であることが好ましい。
【0016】
水分散体を製造する際に使用される界面活性剤は、化粧品原料として利用できるもの、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、およびアニオン界面活性剤が含まれ、これら界面活性剤の一種又は二種以上を用いることができる。界面活性剤の使用量は固型分のシリコーンエラストマー100重量部に対して、0.1〜20重量部の範囲内であることが好ましく、特に、0.5〜10重量部の範囲内であることが好ましい。
【0017】
さらに上記以外に、少なくとも一分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合する水酸基またはアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を有するオルガノポリシロキサン、一分子中に少なくとも3個のケイ素原子に結合するアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を有するシラン系架橋剤、及び有機錫化合物、有機チタン化合物等の縮合反応触媒からなるものであっても良いし、さらに、非架橋のオイルを含有している水分散体や、表面が無機質微粉末により被覆されたシリコーンエラストマーの水分散体を用いても良い。
【0018】
また、本発明の水分散体としては、例えば、BY29−119、BY29−122(以上、東レ・ダウコーニングシリコーン社)等として市販されているものも使用することができる。
【0019】
乳化化粧料中における水分散体の含有量は、化粧料の剤型等によって異なるが、化粧料全量中に0.1〜50重量%とすることが好ましく、油中水型乳化化粧料の剤型とする場合には、1〜45重量%とすることがさらに好ましく、水中油型乳化化粧料の剤型とする場合には、5〜50重量%とすることがさらに好ましい。水分散体の含有量が上記範囲内であれば、つるつるした滑らかな感触を呈するので好ましい。
【0020】
本発明において、上記水分散体を含む水相には、その他に、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、マルチトール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸塩類等の保湿剤;エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、第2リン酸ナトリウム等のpH調整剤;増粘剤;天然エキス等を適宜配合することができる。
【0021】
乳化化粧料中における水相の含有量は、化粧料の剤型等によって異なるが、化粧料全量中に5〜90重量%であることが好ましく、油中水型乳化化粧料の剤型とする場合には、15〜75重量%とすることがさらに好ましく、水中油型乳化化粧料の剤型とする場合には、40〜90重量%とすることがさらに好ましい。
【0022】
本発明に係る乳化化粧料のオイルゲル組成物に含まれるシリコーンエラストマーは、部分的もしくは全体的に架橋した3次元の構造を有するシリコーン重合体であり、液状油に膨潤した状態で存在する組成物のことであり、特開昭63−152308号公報記載のシリコーンゲル組成物、特開平3−79669号公報記載のシリコーンゲル組成物、特開平5−140320号公報記載のペースト状シリコーン組成物、特開平9−136813号公報記載のペースト状オイル組成物が含まれる。
【0023】
オイルゲル組成物として、好ましくは、
(iii)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、を必須成分とし、
(iv)1分子中に少なくとも2個の脂肪族不飽和基を含有するオルガノポリシロキサン、及び/又は
(V)ポリオキシアルキレンジアルケニルエーテル
を用い、白金触媒の存在化において、付加重合させたエラストマーB100重量部に対し、液状油10〜1,000重量部をせん断力下で混練処理してなるペースト状オイル組成物である。また、付加重合を行う際には、有機溶媒や飽和炭化水素油、シリコーン油が溶媒として使用される。
【0024】
(iii)、(iv)の反応性基の分子中における位置は、分子鎖内部であっても分子鎖末端であっても良く、その分子構造が直鎖状又は分岐状である場合は1〜20モル%、また環状である場合は1〜50モル%含まれることが好ましい。
【0025】
(iii)のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、R2HSiO単位、R2HSiO0.5単位、R3SiO0.5単位等からなるものである。ここで、Rとしては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;シクロヘキシル基;又はこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部又は全部をハロゲン原子、シアノ基等で置換した基等から選択される、ビニル基等の脂肪族不飽和基を除く非置換又は置換一価炭化水素基が例示される。
【0026】
代表例としては、(CH33SiO−、−((CH32SiO)p−、−(CH3HSiO)q−、Si(CH33(但し、p=10〜500、q=2〜50)の単位を含んでなるメチルハイドロジェンポリシロキサン等が挙げられる。
【0027】
(iv)の脂肪族不飽和基含有オルガノポリシロキサンの脂肪族不飽和基としては、ビニル基、アリル基等が挙げられるが、ビニル基が一般的である。また、オルガノビニルポリシロキサンとしては、(CH2=CH)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、R(CH2=CH)SiO単位、R2HSiO単位、R2(CH2=CH)SiO0.5単位、R3SiO0.5単位等からなるものが挙げられる。ここでRは前記(iii)と同じ意味を示す。
【0028】
代表例としては、(CH2=CH)(CH32SiO−、−((CH32SiO)r−、及びSi(CH32(CH2=CH)(但し、r=10〜100)の単位、又は、(CH33SiO−、−((CH32SiO)m−、−((CH2=CH)CH3SiO)n−、及び−Si(CH33(但し、m=10〜500、n=2〜50)の単位を含んでなるメチルビニルポリシロキサン等が挙げられ、これらは混合物であっても良い。
【0029】
(v)のポリオキシアルキレンジアルケニルエーテルとしては、次の一般式(1)で表されるものであることが好ましい。
ss-1O(C24O)t(C36O)uss-1 (1)
一般式(1)で表されるポリオキシアルキレンジアルケニルエーテルとしては、例えば、CH2=CHO(C24O)5CH=CH2、CH2=CHCH2O(C24O)50CH2CH=CH2、CH2=CHCH2CH2O(C24O)50(C36O)50CH2CH2CH=CH2、CH2=C(CH3)CH2O(C24O)15CH2C(CH3)=CH2などのポリオキシエチレン、或いはポリオキシエチレン及びポリオキシプロピレンを有し、両末端が、ビニル基、アリル基などの脂肪族不飽和基である化合物が挙げられる。
【0030】
シリコーンエラストマーと混錬する液状油は、ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーン油;流動パラフィン油、スクワラン、プリスタン等の炭化水素油;イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸オクチルドデシル等のエステル油;トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル等のトリグリセライド油;イソステアリン酸、オレイン酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸等の高級脂肪酸油;イソステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール油等である。これらは単独で用いても2種以上を混合して用いてもよい。
【0031】
液状油は、オイルゲル中の固型分シリコーンエラストマー100重量部に対し、好ましくは10〜1,000重量部用いられるが、さらに好ましくは100〜1,000重量部、特に好ましくは150〜900重量部用いられる。
【0032】
また、本発明のオイルゲル組成物としては、例えば、KSG−15、16、18、21、31、41(以上、信越化学工業(株))およびDC9040(ダウ・コーニング)等として市販されているものを用いることができる。
【0033】
乳化化粧料中におけるオイルゲル組成物の含有量は、化粧料の剤型等によって異なるが、化粧料全量中に0.1〜25重量%とすることが好ましく、油中水型乳化化粧料の剤型とする場合には、1〜20重量%とすることがさらに好ましく、水中油型乳化化粧料の剤型とする場合には、0.5〜15重量%とすることがさらに好ましい。オイルゲル組成物の含有量が上記範囲内であれば、油っぽい使用感を発現することなく、合わせて水分散体由来の白さをも抑制できるので好ましい。
【0034】
本発明において、油相は、オイルゲル組成物のみで構成されてもよいが、通常化粧料に使用する油性成分を配合しても良い。油相には、例えば、以下の揮発性油剤および不揮発性油剤を配合できる。
【0035】
揮発性油剤としては、例えば、ジメチルシクロポリシロキサン(4〜6量体)、低分子量の直鎖状ジメチルポリシロキサン、フルオロカーボン、パーフルオロポリエーテルなどが挙げられる。
【0036】
不揮発性油剤としては、例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コレステロールエステル、高級脂肪酸、高級アルコール等の固型・半固型油分;ホホバ油、ヒマシ油、イソプロピルミリステート、オクチルドデシルミリステート、トリメチロールプロパントリイソステアレート、リンゴ酸ジイソステアリル、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、オレイン酸、イソステアリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、スクワラン、流動パラフィン、エーテル油、エステル油、トリグリセライド、ジグリセライド等の液状油;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油などが挙げられる。
【0037】
ここで、油相中の不揮発性油剤の含有量が水分散体(A)の固型分に対し多すぎると、化粧料全体としての油性感が強くなり、使用感が油っぽくなってしまう場合があることから、不揮発性油剤の含有量は水分散体(A)の固型分に対し重量比で、10:15〜10:0の範囲内であることが好ましく、10:10〜10:0の範囲内であることが更に好ましい。
【0038】
乳化化粧料中における油相の含有量は、化粧料の剤型等によって異なるが、化粧料全量中に10〜95重量%であることが好ましく、油中水型乳化化粧料の剤型とする場合には、25〜85重量%とすることがさらに好ましく、水中油型乳化化粧料の剤型とする場合には、10〜60重量%とすることがさらに好ましい。
【0039】
肌へ塗布した時に、油っぽさのない良好な使用感やなめらかでつるつるした感触を与えると共に、塗布後も白くならない仕上がりを与えるためには、水分散体(A)の固型分とオイルゲル組成物(B)の固型分を、重量比(A:B)で1:1〜1:0.05とすることが好ましく、更に1:0.7〜1:0.1とすることが好ましい。
【0040】
本発明には、上記成分の他に必要に応じて通常の化粧料に使用可能な成分を含むことができる。例えば、ポリエーテル系シリコーン活性剤、ソルビタン脂肪酸エステル類、グリセロール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の界面活性剤、無機粉体や有機粉体、ビタミンE、ビタミンEアセテート等の薬剤、収れん剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤、天然エキス等を本発明の目的及び効果を損なわない質的及び量的範囲内で配合することができる。
【0041】
本発明に係る乳化化粧料は、乳化型としては油中水型又は水中油型の双方が可能であり、製品の形態については特に制限はないが、クリーム状、ペースト状、固型状、ムース状、スプレー状等に適用が可能である。また、着色剤を含まないケア化粧料、着色剤を含むメイクアップ化粧料等にすることができるが、特に、肌に塗布しても白くならない乳化化粧料という効果を活かせる点から、特にケア化粧料に適している。
【0042】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。配合量はすべて重量%である。
【0043】
<実施例1及び2、比較例1及び2> 油中水型乳化クリーム
表1に組成に従い実施例1及び2、比較例1及び2の油中水型乳化クリームを製造し、得られたクリームについて、専門パネル10名による実使用評価(化粧料のなめらかさ、油っぽさのなさ、べたつきのなさ、塗布後に白くならない、かさつき、の各項目)を行った。製造法、評価基準は以下のとおりである。評価結果を表1に示す。
【0044】
[製造法]
(1)〜(4)を混合し、高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌し、均一の油相を得た。次いで、(5)及び(6)を80℃に加温し、均一に溶解した後、40℃以下まで冷却した。別途、(7)および(8)を加え、高速攪拌機(ディスパー)で攪拌し、水相を得た。上記油相を高速攪拌機(ディスパー)で攪拌しながら、水相を徐々に添加し、目的の油中水型乳化クリームを得た。
【0045】
[評価基準]
専門パネル10名により以下の評価基準により評価した。
○:9名以上がよいと評価した
△:5〜8名がよいと評価した
×:4名以下がよいと評価した
【0046】
【表1】

Figure 2004210662
【0047】
本発明品である実施例1は、べたつきや油っぽさがなく、なめらかでつるつるした感触を与える上、肌がかさつかず、且つ塗布後も白くならない乳化化粧料であった。実施例1よりオイルゲル組成物の多い実施例2は、実施例1と比較するとわずかに油っぽくなり、なめらかな感触の項目での評価が劣るものの、依然として全項目にわたり良好な評価が得られるものであった。一方、オイルゲル組成物を含まない比較例1は、塗布後白くなり、肌にかさつきを与えるものであった。反対に水分散体を含まない比較例2は、油っぽくなり、滑らかな感触に劣るものであった。
【0048】
<実施例3> 水中油型乳液
表2に示す処方の水中油型乳液を調製した。
【0049】
[製造法]
(1)〜(7)を混合し、80℃に加温し、攪拌し、均一の油相を得た。(8)〜(10)を80℃に加温し、均一に溶解した後、(11)、(12)を順に、高速攪拌機(ディスパー)で攪拌しながら加え、水相を得た。油相に水相を攪拌しながら加え、(13)で中和した後、目的の水中油型乳液を得た。
【0050】
【表2】
Figure 2004210662
【0051】
得られた水中油型乳液は、べたつきや油っぽさがなく、なめらかでつるつるした感触を与え、かさつかず、且つ塗布後も白くならないものであった。
【0052】
<実施例4> 油中水型乳化クリーム
表3に示す処方の油中水型乳化クリームを調製した。
【0053】
[製造法]
(1)〜(4)を混合し、高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌し、均一の油相を得た。別途(6)〜(9)を80℃に加温して均一に溶解した後、室温まで冷却した。更に(5)を加えて高速攪拌機(ディスパー)で均一に攪拌して水相を得た。上記油相を高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌しながら、水相を徐々に添加し、油中水型乳化クリームを得た。
【0054】
【表3】
Figure 2004210662
【0055】
得られた油中水型乳化クリームは、べたつきや油っぽさがなく、なめらかでつるつるした感触を与え、且つ塗布後も白くならないものであった。
【0056】
<実施例5> 油中水型乳化クリーム
表4に示す処方の油中水型乳化クリームを調製した。
[製造法]
(1)〜(4)を混合し、高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌し、均一の油相を得た。別途(6)〜(8)、(10)を80℃に加温して均一に溶解した後、室温まで冷却した。更に(5)、(9)を加えて高速攪拌機(ディスパー)で均一に攪拌して水相を得た。上記油相を高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌しながら、水相を徐々に添加し、油中水型乳化クリームを得た。
【0057】
【表4】
Figure 2004210662
【0058】
得られた油中水型乳化クリームは、油っぽさの点で若干劣るが、べたつきがなく、なめらかでつるつるした感触を与え、且つ塗布後も白くならないものであった。
【0059】
<実施例6> 油中水型乳化クリーム
表5に示す処方の油中水型乳化クリームを調製した。
[製造法]
(1)〜(3)を混合し、高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌し、均一の油相を得た。別途(5)〜(7)、(9)を80℃に加温して均一に溶解した後、室温まで冷却した。更に(4)、(8)を加えて高速攪拌機(ディスパー)で均一に攪拌して水相を得た。上記油相を高速攪拌機(ディスパー)を用いて攪拌しながら、水相を徐々に添加し、油中水型乳化クリームを得た。
【0060】
【表5】
Figure 2004210662
【0061】
得られた油中水型乳化クリームは、油っぽさの点で若干劣るが、べたつきがなく、なめらかでつるつるした感触を与え、且つ塗布後も白くならないものであった。
【0062】
【発明の効果】
本発明に係る乳化化粧料は、シリコーンエラストマーの水分散体(A)を含む水相と、シリコーンエラストマーのオイルゲル組成物(B)を含む油相を組み合わせて乳化させて得られることにより、油性成分由来の効果の向上と油っぽさのない良好な使用感を両立させながら、肌に塗布しても白くならない乳化化粧料、すなわち、肌へ塗布した時に、べたつきや油っぽさがなく、なめらかでつるつるした感触を与え、且つ塗布後も白くならない乳化化粧料を得ることができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to an emulsified cosmetic which is free from stickiness or oiliness when applied to the skin, gives a smooth and smooth feel, and does not turn white even after application.
[0002]
[Prior art]
Emulsified cosmetics obtained by emulsifying an oil phase and an aqueous phase are widely used mainly in either an oil-in-water type or a water-in-oil type because they can have both effects derived from an oily component and an aqueous component. It is a dosage form. Examples of the effects derived from the oily component include an emollient effect of the oily component itself obtained after applying the cosmetic and an effect of preventing moisture evaporation obtained by coating the skin with the oily component. Examples of the effect derived from the aqueous component include a moisturizing effect by a water-soluble moisturizing component, and an effect such as a refreshing feeling due to evaporation of water obtained when applying a cosmetic. Therefore, in order to obtain the required effect, the amounts of the oily and aqueous components are adjusted.
[0003]
However, on the other hand, when the amount of the oily component is increased in order to improve the effect derived from the oily component such as the emollient effect, on the other hand, the effect is improved, but the feeling of use such as greasy, sticky or heavier is increased. May be worsened, and it has been widely studied to achieve both improved effects and good feeling of use.
[0004]
For example, Patent Literatures 1 to 3 disclose, as one means for improving the oily and sticky feel of the above-mentioned emulsified cosmetics, a part or whole of organopolysiloxane is polymerized in a network in silicone oil which is an oil agent. Containing a compound (silicone elastomer) and an oil gel composition thereof. The silicone elastomer is considered to be effective in improving the feeling of use of the emulsified cosmetic because the silicone elastomer is less sticky than other oils. However, since the silicone elastomer is provided as being blended from the oil phase or swelled in advance with an oil agent, the silicone elastomer itself is swelled with the oil agent and contains the oil agent, and is derived from the silicone elastomer. The oily, non-greasy and very smooth feeling of use has been impaired, and the oily feeling of use has been left when formulated into cosmetics.
[0005]
On the other hand, Patent Document 4 discloses that a silicone elastomer is dispersed in water and used as a water-based suspension in cosmetics. Since this silicone elastomer is present dispersed in the aqueous phase, aggregation of the elastomer is small. Furthermore, unlike the case where a silicone elastomer is used for the oil phase, there is no swelling due to the oil agent, so the original feeling of use of the elastomer, that is, the oily feeling disappears, the stickiness is reduced, and a smooth feeling of use can be given, and cosmetics The desired effect can be obtained. On the other hand, cosmetics containing a water-dispersible silicone elastomer generally become white when mixed and applied to cosmetics, so-called whitening phenomenon may occur. In particular, not in the case of makeup cosmetics and the like, but also in the case of care cosmetics in which whitening cannot be avoided by adding a coloring agent, the whitening phenomenon after water vaporization of the applied cosmetic is remarkable, which is not preferable. If the amount of such an aqueous dispersion of silicone elastomer is reduced so as not to cause the whitening phenomenon, the expected smooth feeling of use will not be achieved.
[0006]
As described above, there has been no emulsified cosmetic for care which does not become white even when applied to the skin while improving the effect derived from the oily component and achieving a good feeling of use without oiliness.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-63-152308 [Patent Document 2]
JP-A-3-79669 [Patent Document 3]
JP-A-5-105614 [Patent Document 4]
JP 10-175816 A
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an emulsified cosmetic that has no stickiness or oiliness when applied to the skin, gives a smooth and smooth feel, and does not turn white even after application.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The inventors have found that the above problem can be solved by an emulsified cosmetic obtained by emulsifying an aqueous phase containing an aqueous dispersion of a silicone elastomer and an oil phase containing an oil gel composition of a silicone elastomer.
[0010]
That is, the present invention provides an emulsified cosmetic containing an aqueous phase containing an aqueous dispersion (A) of a silicone elastomer and an oil phase containing an oil gel composition (B) of a silicone elastomer.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The emulsified cosmetic according to the present invention comprises an aqueous phase containing an aqueous dispersion (A) of a silicone elastomer (hereinafter referred to as an aqueous dispersion), and an oil gel composition (B) of a silicone elastomer (hereinafter referred to as an oil gel composition). ).
[0012]
The silicone elastomer which is a solid component contained in the aqueous dispersion of the emulsified cosmetic according to the present invention is a silicone polymer having a three-dimensional structure partially or wholly crosslinked. This polymer is dispersed in water and exists in the form of a liquid, cream, paste or the like.
[0013]
The aqueous dispersion of the present invention can be selected, for example, from those described in JP-A-10-175816. For example,
(I) an organohydrogenpolysiloxane having at least two hydrogen atoms bonded to a silicon atom in one molecule, and (ii) an organopolysiloxane containing at least two aliphatic unsaturated groups in a molecule.
A mixture obtained by adding a water phase containing a surfactant to the mixture of the above and emulsifying the mixture, and polymerizing the components (i) and (ii) in an emulsified state in the presence of a platinum catalyst is preferable.
[0014]
The shape of the polymer of the silicone elastomer in the aqueous dispersion may be spherical, flat or irregular, but is preferably spherical. Further, the average particle diameter is preferably in the range of 0.1 to 100 μm, particularly preferably 0.5 to 50 μm, from the viewpoint of good usability. Here, the average particle diameter can be measured by a laser diffraction / scattering method. Further, the hardness of the silicone elastomer is preferably 80 or less, particularly preferably 65 or less, as measured by a JIS type A durometer.
[0015]
The solid component weight of the silicone elastomer in the aqueous dispersion is preferably in the range of 10 to 80%.
[0016]
Surfactants used in producing the aqueous dispersion include those usable as cosmetic raw materials, nonionic surfactants, cationic surfactants, and anionic surfactants. One or more of these surfactants are used. More than one species can be used. The amount of the surfactant to be used is preferably in the range of 0.1 to 20 parts by weight, and particularly in the range of 0.5 to 10 parts by weight, based on 100 parts by weight of the solid-state silicone elastomer. Is preferred.
[0017]
In addition to the above, an organopolysiloxane having a hydrolyzable group such as a hydroxyl group or an alkoxy group, an oxime group, an acetoxy group, or an aminoxy group bonded to at least two silicon atoms in one molecule, A silane-based crosslinking agent having a hydrolyzable group such as an alkoxy group, an oxime group, an acetoxy group, or an aminoxy group bonded to a silicon atom, and a condensation reaction catalyst such as an organotin compound or an organotitanium compound, Further, an aqueous dispersion containing a non-crosslinked oil or an aqueous dispersion of a silicone elastomer whose surface is coated with an inorganic fine powder may be used.
[0018]
Further, as the aqueous dispersion of the present invention, for example, those commercially available as BY29-119, BY29-122 (both from Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd.) and the like can be used.
[0019]
The content of the aqueous dispersion in the emulsified cosmetic varies depending on the formulation of the cosmetic, but is preferably 0.1 to 50% by weight based on the total amount of the cosmetic. When it is used as a form, it is more preferably 1 to 45% by weight, and when it is used as an oil-in-water type emulsified cosmetic, it is more preferably 5 to 50% by weight. When the content of the water dispersion is within the above range, a smooth and smooth feel is exhibited, which is preferable.
[0020]
In the present invention, the aqueous phase containing the aqueous dispersion further includes propylene glycol, dipropylene glycol, 1,3-butylene glycol, glycerin, maltitol, sorbitol, polyethylene glycol, sodium hyaluronate, and pyrrolidone carboxylate. Moisturizers such as ethyl alcohol, propyl alcohol, and isopropyl alcohol; lower alcohols such as citric acid, sodium citrate, lactic acid, sodium lactate, and dibasic sodium phosphate; thickeners; Can be blended.
[0021]
The content of the aqueous phase in the emulsified cosmetic varies depending on the dosage form of the cosmetic and the like, but is preferably 5 to 90% by weight based on the total amount of the cosmetic, and is used as the dosage form of the water-in-oil emulsion cosmetic. In such a case, the content is more preferably 15 to 75% by weight, and in the case of an oil-in-water emulsion cosmetic preparation, the content is more preferably 40 to 90% by weight.
[0022]
The silicone elastomer contained in the oil gel composition of the emulsified cosmetic according to the present invention is a silicone polymer having a three-dimensional structure that is partially or wholly crosslinked, and is a composition that exists in a state swelled in a liquid oil. The silicone gel composition described in JP-A-63-152308, the silicone gel composition described in JP-A-3-79669, the paste-like silicone composition described in JP-A-5-140320, No. 9-136813 discloses a paste-like oil composition.
[0023]
As an oil gel composition, preferably,
(iii) an organohydrogenpolysiloxane having a hydrogen atom bonded to at least two silicon atoms in one molecule, as an essential component,
(iv) An elastomer obtained by addition polymerization using an organopolysiloxane containing at least two aliphatic unsaturated groups in one molecule and / or (V) a polyoxyalkylenedialkenyl ether in the presence of a platinum catalyst. It is a paste-like oil composition obtained by kneading 10 to 1,000 parts by weight of a liquid oil with respect to 100 parts by weight of B under a shearing force. In addition, when performing addition polymerization, an organic solvent, a saturated hydrocarbon oil, or a silicone oil is used as a solvent.
[0024]
The position of the reactive group (iii) or (iv) in the molecule may be either inside the molecular chain or at the terminal of the molecular chain. When the molecular structure is linear or branched, it is 1 to 4. It is preferably contained in an amount of 20 mol%, and 1 to 50 mol% when it is cyclic.
[0025]
The organohydrogenpolysiloxane (iii) comprises HSiO 1.5 units, RSiO 1.5 units, RHSiO units, R 2 HSiO units, R 2 HSiO 0.5 units, R 3 SiO 0.5 units, and the like. Here, R represents an alkyl group such as a methyl group, an ethyl group, a propyl group, or a butyl group; an aryl group such as a phenyl group or a tolyl group; a cyclohexyl group; or one of hydrogen atoms bonded to carbon atoms of these groups. Examples thereof include an unsubstituted or substituted monovalent hydrocarbon group selected from a group in which part or all of the group is substituted with a halogen atom, a cyano group, and the like, excluding an aliphatic unsaturated group such as a vinyl group.
[0026]
Representative examples include (CH 3 ) 3 SiO—, — ((CH 3 ) 2 SiO) p—, — (CH 3 HSiO) q—, and Si (CH 3 ) 3 (where p = 10 to 500, q = 2 to 50).
[0027]
Examples of the aliphatic unsaturated group of the aliphatic unsaturated group-containing organopolysiloxane (iv) include a vinyl group and an allyl group, and a vinyl group is generally used. As the organovinylpolysiloxane, (CH 2 CH) SiO 1.5 unit, RSiO 1.5 unit, R (CH 2 CHCH) SiO unit, R 2 HSiO unit, R 2 (CH 2 CHCH) SiO 0.5 unit, R 3 SiO may be composed of 0.5 units. Here, R has the same meaning as in (iii) above.
[0028]
As representative examples, (CH 2 CHCH) (CH 3 ) 2 SiO—, — ((CH 3 ) 2 SiO) r—, and Si (CH 3 ) 2 (CH 2 rCH) (where r = 10 units 100), or, (CH 3) 3 SiO - , - ((CH 3) 2 SiO) m -, - ((CH 2 = CH) CH 3 SiO) n-, and -Si (CH 3) 3 (where m = 10 to 500, n = 2 to 50), such as methylvinylpolysiloxane, which may be a mixture.
[0029]
The polyoxyalkylene dialkenyl ether of (v) is preferably represented by the following general formula (1).
C s H s-1 O ( C 2 H 4 O) t (C 3 H 6 O) u C s H s-1 (1)
Examples of the polyoxyalkylene dialkenyl ether represented by the general formula (1) include, for example, CH 2 CHCHO (C 2 H 4 O) 5 CH = CH 2 , CH 2 (CHCH 2 O (C 2 H 4 O) 50 CH 2 CH = CH 2 , CH 2 CHCHCH 2 CH 2 O (C 2 H 4 O) 50 (C 3 H 6 O) 50 CH 2 CH 2 CH = CH 2 , CH 2 CC (CH 3 ) CH It has polyoxyethylene such as 2 O (C 2 H 4 O) 15 CH 2 C (CH 3 ) = CH 2 , or polyoxyethylene and polyoxypropylene, and both ends are fats such as vinyl group and allyl group. Compounds which are group unsaturated groups are exemplified.
[0030]
Liquid oils kneaded with silicone elastomers include silicone oils such as dimethylpolysiloxane, dimethylcyclopolysiloxane and methylphenylpolysiloxane; hydrocarbon oils such as liquid paraffin oil, squalane and pristane; cetyl isooctanoate, octyl dodecyl myristate; Ester oils such as isopropyl palmitate, isocetyl stearate, and octyldodecyl oleate; triglyceride oils such as glyceryl trioctanoate and glyceryl triisostearate; higher fatty acid oils such as isostearic acid, oleic acid, hexanoic acid, and heptanoic acid; isostearyl alcohol And higher alcohol oils such as oleyl alcohol. These may be used alone or as a mixture of two or more.
[0031]
The liquid oil is preferably used in an amount of 10 to 1,000 parts by weight, more preferably 100 to 1,000 parts by weight, and particularly preferably 150 to 900 parts by weight, based on 100 parts by weight of the solid silicone elastomer in the oil gel. Used.
[0032]
Further, as the oil gel composition of the present invention, for example, those commercially available as KSG-15, 16, 18, 21, 31, 41 (all above, Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), DC9040 (Dow Corning) and the like Can be used.
[0033]
The content of the oil gel composition in the emulsified cosmetic varies depending on the formulation of the cosmetic, but is preferably 0.1 to 25% by weight based on the total amount of the cosmetic. When it is used as a form, it is more preferably 1 to 20% by weight, and when it is used as an oil-in-water type emulsified cosmetic, it is more preferably 0.5 to 15% by weight. It is preferable that the content of the oil gel composition is within the above range, since the oily use feeling can be suppressed and the whiteness derived from the aqueous dispersion can be suppressed.
[0034]
In the present invention, the oil phase may be composed of only the oil gel composition, but may also contain an oil component commonly used in cosmetics. The oil phase may contain, for example, the following volatile oils and nonvolatile oils.
[0035]
Examples of the volatile oil agent include dimethylcyclopolysiloxane (4- to hexamer), low-molecular-weight linear dimethylpolysiloxane, fluorocarbon, perfluoropolyether, and the like.
[0036]
Non-volatile oils include, for example, solid and semi-solid oils such as petrolatum, lanolin, ceresin, microcrystalline wax, carnauba wax, candelilla wax, cholesterol esters, higher fatty acids, higher alcohols; jojoba oil, castor oil, isopropylmilli State, octyldodecyl myristate, trimethylolpropane triisostearate, diisostearyl malate, isostearyl alcohol, oleyl alcohol, oleic acid, isostearic acid, myristic acid, stearic acid, squalane, liquid paraffin, ether oil, ester oil , Triglycerides, diglycerides, and other liquid oils; dimethyl polysiloxane, methyl phenyl polysiloxane, methyl hydrogen polysiloxane, higher fatty acid-modified organopolysiloxane , And a higher alcohol-modified organopolysiloxane such as silicone oils.
[0037]
Here, if the content of the non-volatile oil agent in the oil phase is too large relative to the solid content of the aqueous dispersion (A), the oily feeling of the cosmetic as a whole becomes strong and the feeling of use becomes oily. In some cases, the content of the non-volatile oil agent is preferably in the range of 10:15 to 10: 0 by weight relative to the solid content of the aqueous dispersion (A), and is preferably in the range of 10:10 to 10: 0. : 0 is more preferable.
[0038]
The content of the oil phase in the emulsified cosmetic varies depending on the dosage form of the cosmetic and the like, but is preferably from 10 to 95% by weight based on the total amount of the cosmetic, and is used as the dosage form of the water-in-oil emulsified cosmetic. In such a case, the content is more preferably 25 to 85% by weight, and in the case of an oil-in-water emulsified cosmetic preparation, the content is more preferably 10 to 60% by weight.
[0039]
In order to give a good feeling of use without oiliness and a smooth and smooth feel when applied to the skin, and to give a finish that does not turn white after application, the solid component of the aqueous dispersion (A) and an oil gel The solid content of the composition (B) is preferably 1: 1 to 1: 0.05 by weight ratio (A: B), and more preferably 1: 0.7 to 1: 0.1. preferable.
[0040]
In the present invention, components that can be used in ordinary cosmetics can be included, if necessary, in addition to the above components. For example, polyether-based silicone activators, sorbitan fatty acid esters, glycerol fatty acid esters, surfactants such as polyoxyethylene hydrogenated castor oil, inorganic powders and organic powders, drugs such as vitamin E and vitamin E acetate, astringent Agents, antioxidants, preservatives, fragrances, ultraviolet absorbers, natural extracts and the like can be blended within a qualitative and quantitative range that does not impair the objects and effects of the present invention.
[0041]
The emulsified cosmetic according to the present invention can be either a water-in-oil type or an oil-in-water type as an emulsifying type, and the form of the product is not particularly limited, but is creamy, pasty, solid, mousse. It can be applied in the form of, for example, a spray. In addition, it can be used as a care cosmetic that does not contain a coloring agent, a makeup cosmetic that contains a coloring agent, and the like. Suitable for cosmetics.
[0042]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited thereto. All amounts are by weight.
[0043]
<Examples 1 and 2, Comparative Examples 1 and 2> Water-in-oil type emulsified cream According to the composition shown in Table 1, the water-in-oil type emulsified creams of Examples 1 and 2, and Comparative Examples 1 and 2 were produced, and the resulting cream was obtained. Was evaluated by 10 expert panels (each item of smoothness, non-greasiness, non-stickiness, not whitening after application, and non-whiteness of the cosmetic). The manufacturing method and evaluation criteria are as follows. Table 1 shows the evaluation results.
[0044]
[Manufacturing method]
(1) to (4) were mixed and stirred using a high-speed stirrer (disper) to obtain a uniform oil phase. Next, (5) and (6) were heated to 80 ° C., dissolved uniformly, and then cooled to 40 ° C. or lower. Separately, (7) and (8) were added, and the mixture was stirred with a high-speed stirrer (disper) to obtain an aqueous phase. While stirring the oil phase with a high-speed stirrer (disper), the aqueous phase was gradually added to obtain a desired water-in-oil emulsion cream.
[0045]
[Evaluation criteria]
The evaluation was performed according to the following evaluation criteria by 10 specialized panels.
:: 9 or more evaluated good Δ: 5 to 8 evaluated good X: 4 or less evaluated good
[Table 1]
Figure 2004210662
[0047]
Example 1 which is a product of the present invention was an emulsified cosmetic which had no stickiness or oiliness, gave a smooth and slippery feel, did not become bulky, and did not turn white even after application. Example 2 having more oil gel composition than Example 1 was slightly greasy as compared with Example 1, and had poor evaluation in the item of smooth feel, but still good evaluation was obtained in all items. Met. On the other hand, Comparative Example 1, which did not contain the oil gel composition, turned white after application and gave bulkiness to the skin. Conversely, Comparative Example 2, which did not contain the water dispersion, was oily and had a poor smooth feel.
[0048]
<Example 3> Oil-in-water emulsion An oil-in-water emulsion having the formulation shown in Table 2 was prepared.
[0049]
[Manufacturing method]
(1) to (7) were mixed, heated to 80 ° C., and stirred to obtain a uniform oil phase. After heating (8) to (10) to 80 ° C. and dissolving them uniformly, (11) and (12) were sequentially added with stirring with a high-speed stirrer (disper) to obtain an aqueous phase. The aqueous phase was added to the oil phase while stirring, and after neutralization in (13), the desired oil-in-water emulsion was obtained.
[0050]
[Table 2]
Figure 2004210662
[0051]
The resulting oil-in-water emulsion had no stickiness or oiliness, gave a smooth and smooth feel, was not bulky, and did not turn white even after application.
[0052]
<Example 4> Water-in-oil emulsion cream having the formulation shown in Table 3 was prepared.
[0053]
[Manufacturing method]
(1) to (4) were mixed and stirred using a high-speed stirrer (disper) to obtain a uniform oil phase. Separately, (6) to (9) were heated to 80 ° C. and uniformly dissolved, and then cooled to room temperature. Further, (5) was added, and the mixture was uniformly stirred with a high-speed stirrer (disper) to obtain an aqueous phase. While stirring the oil phase using a high-speed stirrer (disper), the aqueous phase was gradually added to obtain a water-in-oil emulsion cream.
[0054]
[Table 3]
Figure 2004210662
[0055]
The obtained water-in-oil emulsified cream had no stickiness or oiliness, gave a smooth and smooth feel, and did not turn white even after application.
[0056]
<Example 5> Water-in-oil emulsion cream having the formulation shown in Table 4 was prepared.
[Production method]
(1) to (4) were mixed and stirred using a high-speed stirrer (disper) to obtain a uniform oil phase. Separately, (6) to (8) and (10) were heated to 80 ° C. and uniformly dissolved, and then cooled to room temperature. Further, (5) and (9) were added, and the mixture was uniformly stirred with a high-speed stirrer (disper) to obtain an aqueous phase. While stirring the oil phase using a high-speed stirrer (disper), the aqueous phase was gradually added to obtain a water-in-oil emulsion cream.
[0057]
[Table 4]
Figure 2004210662
[0058]
The resulting water-in-oil emulsion cream was slightly inferior in oiliness, but had no stickiness, gave a smooth and slippery feel, and did not turn white even after application.
[0059]
<Example 6> Water-in-oil emulsion cream having the formulation shown in Table 5 was prepared.
[Production method]
(1) to (3) were mixed and stirred using a high-speed stirrer (disper) to obtain a uniform oil phase. Separately, (5) to (7) and (9) were heated to 80 ° C. and uniformly dissolved, and then cooled to room temperature. Further, (4) and (8) were added, and the mixture was uniformly stirred with a high-speed stirrer (disper) to obtain an aqueous phase. While stirring the oil phase using a high-speed stirrer (disper), the aqueous phase was gradually added to obtain a water-in-oil emulsion cream.
[0060]
[Table 5]
Figure 2004210662
[0061]
The resulting water-in-oil emulsion cream was slightly inferior in oiliness, but had no stickiness, gave a smooth and slippery feel, and did not turn white even after application.
[0062]
【The invention's effect】
The emulsified cosmetic according to the present invention is obtained by emulsifying a combination of an aqueous phase containing an aqueous dispersion (A) of a silicone elastomer and an oil phase containing an oil gel composition (B) of a silicone elastomer. Emulsified cosmetics that do not become white even when applied to the skin, i.e., when applied to the skin, have no stickiness or greasyness, while improving the effect of origin and good feeling without oiliness at the same time, An emulsified cosmetic that gives a smooth and smooth feel and does not turn white even after application can be obtained.

Claims (3)

シリコーンエラストマーの水分散体(A)を含む水相と、シリコーンエラストマーのオイルゲル組成物(B)を含む油相を含有する乳化化粧料。An emulsified cosmetic comprising an aqueous phase containing an aqueous dispersion (A) of a silicone elastomer and an oil phase containing an oil gel composition (B) of a silicone elastomer. 前記水分散体(A)及び前記オイルゲル組成物(B)の固型分重量比A:Bが1:1〜1:0.05である請求項1に記載の乳化化粧料。The emulsified cosmetic according to claim 1, wherein the solid component weight ratio A: B of the aqueous dispersion (A) and the oil gel composition (B) is 1: 1 to 1: 0.05. 前記水相と前記油相の比が、重量比で5:95〜90:10である請求項1又は2に記載の乳化化粧料。The emulsified cosmetic according to claim 1 or 2, wherein a ratio of the water phase and the oil phase is 5:95 to 90:10 by weight.
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