JP2004210415A - Roll for conveying paper - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a roll for conveying paper having excellent resistance to wear even when high load is applied while maintaining non-pollution property and stability of conveyance property and coefficient of friction. <P>SOLUTION: This roll for conveying paper is used to feed or convey paper for an ink jet printer. This roll is provided with a rubberlike elastic layer including epichlorohydrine rubber and chlorinated polyethylene rubber as basic materials. When the whole basic material is 100 wt. parts, the epichlorohydrine rubber is 20 to 80 wt. parts. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンターの各種給紙または搬送ロールに用いられる給紙搬送用ロールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種OA機器の給紙・搬送用のロールは、搬送力が大きく、耐摩耗性に優れることが求められている。このような理由から、従来よりEPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)が、機械的強度に優れ、高い摩擦係数を有するロールの素材として用いられている。
【0003】
このような給紙搬送用ロールでは、長期使用による紙粉等の影響で摩擦係数の変化の割合が大きく耐久性に欠けるという問題がある。
【0004】
一方、インクジェットプリンターのカラー印刷の高画質化に伴い、印刷面に特殊なコーティングを施した高画質印刷用の特殊コート紙が用いられるようになってきたが、給紙ロールが接触した領域に印刷ヌケが生じるという問題がある。
【0005】
印刷ヌケに関しては、給紙ロールのゴム材料中の成分、特に可塑剤などが原因であることはわかっているが、搬送性、摩擦係数の安定性を維持する必要性、及び実際の成形性を維持する必要から、可塑剤を完全に除去することはできない。
【0006】
そこで、複数種の非極性の可塑剤をブレンドしてバランスを図りつつ、油展量と充填量の最適化を図ったEPDM製給紙ロールが提案されている(非特許文献1参照。)。しかしながら、非特許文献1に記載のロールは非極性の可塑剤を使用しているため、極性を有するインクとは基本的に親和性に劣る。そのため、全ての特殊コート紙への印刷へは対応し難いという問題がある。
【0007】
これらの問題を解決するために、エピクロルヒドリン系ゴムを基材とすると共に可塑剤及び軟化剤を含有させないことにより、搬送性及び摩擦係数の安定を維持しながら特殊コート紙に対する汚染がないようにした給紙搬送ロールがある。
【0008】
【非特許文献1】
秋本ら著、新メディア対応EPDM給紙搬送ローラ、日立電線、2002年1月、No.21、p.97〜102
【特許文献1】
特開平10−45952号公報(段落番号[0002]〜[0009]等)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この給紙搬送ロールは、紙の搬送距離とローラー周動距離が一致する通常の使用状態においては耐摩耗性にも問題はないが、紙詰まり時にユーザーが紙を無理やり引っ張る場合や、無給紙発生時のように、紙の搬送距離と給紙搬送ロールの周動距離が異なり、給紙搬送ロールに高負荷がかかると、給紙搬送ロールが著しく摩耗することがある。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑み、非汚染性で搬送性及び摩擦係数の安定性を維持しながら、高負荷がかかる場合においても耐摩耗性に優れる給紙搬送用ロールを提供することを課題とする。
【0011】
なお、摩擦係数の問題を解決しようとしたものとして、水の接触角を特定範囲とし摩耗により生じた紙粉の静電気による付着を防止して経時的な摩擦係数の低下の小さい加硫ゴムとした給紙・搬送ゴムローラがある(特許文献1参照)。この特許文献1にはゴム成分としてエピクロルヒドリンゴムやウレタンゴムが例示されているが、耐摩耗性及び可塑剤による汚染性については言及されていない。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、極性ゴムであるエピクロルヒドリン系ゴムと共に、同じく極性ゴムであり且つ機械的強度に優れるポリウレタン及び塩素化ポリエチレンから選択される少なくとも一種を基材として用いることにより、非汚染性で、搬送性、摩擦係数安定性及び耐摩耗性に優れたインクジェットプリンターに適した給紙搬送用ロールとすることができることを知見し本発明を完成させた。
【0013】
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、インクジェットプリンターの紙葉類の給紙または搬送に用いられる給紙搬送用ロールであって、エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層を具備し、前記基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0014】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記エピクロルヒドリン系ゴムが、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体、及びエピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体から選択される一種又は二種以上のブレンドであることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0015】
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、25k相当通紙時、外径保持率が98%以上で摩擦係数μが1.5以上であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0016】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層が補強剤としてホワイトカーボンを含有することを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0017】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層が架橋剤として、ポリチオール類、エチレンチオウレア及び硫黄からなる群から選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0018】
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層のゴム硬度は、JIS Aで45〜80°であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0019】
本発明の第7の態様は、第1〜6の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層の表面粗さは、Rzで20〜120μmの範囲にあることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0020】
本発明の第8の態様は、第1〜7の何れかの態様において、前記基材全体100重量部に対してカーボンブラック含有量が1重量部以下であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0021】
本発明の第9の態様は、第1〜8の何れかの態様において、前記基材全体100重量部に対して10重量部以下の極性オイルを含有することを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0022】
本発明の第10の態様は、第9の態様において、前記極性オイルと前記基材とのSP値の差異が4.0Pa1/2以内であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0023】
本発明の第11の態様は、インクジェットプリンターの紙葉類の給紙または搬送に用いられる給紙搬送用ロールであって、エピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層を具備し、前記基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0024】
本発明の第12の態様は、第11の態様において、前記エピクロルヒドリン系ゴムが、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体、及びエピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体から選択される一種又は二種以上のブレンドであることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0025】
本発明の第13の態様は、第11又は12の態様において、25k相当通紙時、外径保持率が98%以上で摩擦係数μが1.5以上であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0026】
本発明の第14の態様は、第11〜13の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層が架橋剤として過酸化物を用いて共架橋したものであることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0027】
本発明の第15の態様は、第11〜14の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層のゴム硬度は、JIS Aで45〜80°であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0028】
本発明の第16の態様は、第11〜15の何れかの態様において、前記ゴム状弾性層の表面粗さは、Rzで20〜120μmの範囲にあることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0029】
本発明の第17の態様は、第11〜16の何れかの態様において、前記基材全体100重量部に対してカーボンブラック含有量が1重量部以下であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0030】
本発明の第18の態様は、第11〜17の何れかの態様において、前記基材全体を100重量部としたときに10重量部以下の極性オイルを含有することを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0031】
本発明の第19の態様は、第18の態様において、前記極性オイルと前記基材とのSP値の差異が4.0Pa1/2以内であることを特徴とする給紙搬送用ロールにある。
【0032】
かかる本発明では、非汚染性で搬送性及び摩擦係数の安定性を維持しながら、高負荷がかかる場合においても耐摩耗性に優れる給紙搬送用ロールを提供することができる。
【0033】
本発明の給紙搬送用ロールは、エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層を具備し、且つ基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部、好ましくは40〜70重量部である。ここで、基材とはエピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムのゴム成分をいい、例えば、油展ゴムを用いる場合のゴム成分以外の成分は含まない。このようなゴム状弾性層とすることにより、25k相当通紙時、外径保持率(=通紙後の外径/通紙前の外径)が98%以上で摩擦係数μが1.5以上の給紙搬送用ロールとすることができる。なお、25k相当通紙時とは、普通紙A4ヨコで25000枚相当の通紙を行った後の状態をいう。また、本発明の給紙搬送用ロールは、例えば後述する実施例のように、紙と給紙搬送用ロールに周速差をつけて高負荷状態としても、25k相当通紙時、外径保持率が98%以上で摩擦係数μが1.5以上に維持することができる。
【0034】
ここで、エピクロルヒドリン系ゴムは、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン(ECH)−エチレンオキシド(EO)共重合体、エピクロルヒドリン(ECH)−アリルグリシジルエーテル(AGE)共重合体、及びエピクロルヒドリン(ECH)−エチレンオキシド(EO)−アリルグリシジルエーテル(AGE)三元共重合体から選択される一種又は二種以上をブレンドしたものである。
【0035】
このようなエピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層は、塩素含有量が、10〜40重量%であるのが好ましい。10重量%より少ないと低極性になるため、インクとの親和性が低下して、ポリマーの低分子量分が紙葉類表面に移行した際にインクが紙葉類表面に吸収定着されない。
【0036】
また、エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層には、必要に応じて補強剤を含有させることができるが、補強剤としてカーボンブラックを添加する場合には、基材全体100重量部に対して、1重量部以下であるのが好ましい。これより多くカーボンブラックを充填すると、給紙搬送する紙葉類を汚染し易いからである。補強剤が必要な場合には、この代わりにホワイトカーボンを添加するのが好ましい。ホワイトカーボンは、乾式ホワイトカーボンであることが好ましい。また、ホワイトカーボンは好ましくは基材全体100重量部に対して40重量部以下、さらに好ましくは、10〜20重量部の範囲で配合する。エピクロルヒドリン系ゴム単独であるとホワイトカーボンを添加しても耐摩耗性はあまり向上しないが、エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とした場合はホワイトカーボンの添加により耐摩耗性を向上させることができる。
【0037】
エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層は、架橋剤として、ポリチオール類、エチレンチオウレア及び硫黄とからなる群から選択される少なくとも一種を含有することが好ましい。なお、ポリチオール類としては、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン、2,3−ジメチルカプトキノキサリン誘導体及び2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール誘導体が挙げられる。
【0038】
本発明の給紙搬送用ロールは、ゴム硬度がJIS Aで45〜80°、好ましくは50〜75°である。給紙搬送用ロールの基本的な搬送性能を満足するために必要な条件である。なお、本発明のエピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とする給紙搬送用ロールは、給紙搬送用ロールとして比較的高い硬度を有するが、摩擦係数が高く、また、摩擦係数の経時安定性も良好で1.5以上の摩擦係数を維持できるため、安定した搬送性能を維持することができる。
【0039】
また、エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層の表面粗さは、Rzで20〜120μm、好ましくは25〜90μmの範囲にある。これにより50°以下と低硬度の場合であっても所定の初期摩擦係数が得られ、これにより所定の給紙搬送特性を維持することができるからである。
【0040】
さらに、本発明のエピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層は、基材全体100重量部に対して10重量部以下の極性オイルを含有させることができる。この極性オイルは、基材とのSP値の差異が4.0Pa1/2以内である極性オイルであることが好ましく、例えば、ジブチルカルビトールアジペート(商品名:アデカサイザーRS−107 旭電化製)、ジブチルグリコールアジペート(商品名:BXA 大八化学製)等のアジペート系可塑剤を挙げることができる。ここでSP値(溶解性パラメーター)とは物質が溶剤などにどれだけ溶けやすいかを数値化した値であり、凝集エネルギー密度CEDの平方根で表され、極性の指標となる。このように可塑剤である極性オイルを含有しても、本発明のように10重量部以下であれば、汚染性等の問題が生じることはない。
【0041】
また、本発明の給紙搬送用ロールは、エピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層を具備し、且つ基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部、好ましくは40〜70重量部である。ここで、基材とはエピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムのゴム成分をいい、例えば、油展ゴムを用いる場合のゴム成分以外の成分は含まない。このようなゴム状弾性層とすることにより、25k相当通紙時、外径保持率(=通紙後の外径/通紙前の外径)が98%以上で摩擦係数μが1.5以上の給紙搬送用ロールとすることができる。なお、25k相当通紙時とは、普通紙A4ヨコで25000枚相当の通紙を行った後の状態をいう。また、本発明の給紙搬送用ロールは、例えば後述する実施例のように、紙と給紙搬送用ロールに周速差をつけて高負荷状態としても、25k相当通紙時、外径保持率が98%以上で摩擦係数μが1.5以上に維持することができる。
【0042】
このようなエピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層は、塩素含有量が、10〜40重量%であるのが好ましい。10重量%より少ないと低極性になるため、インクとの親和性が低下して、ポリマーの低分子量分が紙葉類表面に移行した際にインクが紙葉類表面に吸収定着されない。なお、エピクロルヒドリンの分子構造上、塩素含有量が40重量%を越えることはない。
【0043】
また、エピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層は、ウレタンゴムも基材としているため高強度であるが、必要に応じて補強剤を含有させることができる。補強剤としてカーボンブラックを添加する場合には、基材全体100重量部に対して、1重量部以下であるのが好ましい。これより多くカーボンブラックを充填すると、給紙搬送する紙葉類を汚染し易いからである。補強剤が必要な場合には、この代わりにホワイトカーボンを添加するのが好ましい。また、ホワイトカーボンは好ましくは基材100重量部に対して40重量部以下、さらに好ましくは、10〜20重量部の範囲で配合する。
【0044】
エピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層は、架橋剤として過酸化物を用いて共架橋したものであることが好ましい。
【0045】
本発明の給紙搬送用ロールは、ゴム硬度がJIS Aで45〜80°、好ましくは50〜75°である。給紙搬送用ロールの基本的な搬送性能を満足するために必要な条件である。なお、本発明のエピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とする給紙搬送用ロールは、給紙搬送用ロールとして比較的高い硬度を有するが、摩擦係数が高く、また、摩擦係数の経時安定性も良好で1.5以上の摩擦係数を維持できるため、安定した搬送性能を維持することができる。
【0046】
また、エピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層の表面粗さは、Rzで20〜120μm、好ましくは25〜90μmの範囲にある。これにより50°以下と低硬度の場合であっても所定の初期摩擦係数が得られ、これにより所定の給紙搬送特性を維持することができるからである。
【0047】
さらに、本発明のエピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層は、基材全体100重量部に対して10重量部以下の極性オイルを含有させることができる。この極性オイルは、基材とのSP値の差異が4.0Pa1/2以内である極性オイルであることが好ましく、例えば、ジブチルカルビトールアジペート(商品名:アデカサイザーRS−107 旭電化製)、ジブチルグリコールアジペート(商品名:BXA 大八化学製)等のアジペート系可塑剤を挙げることができる。このように可塑剤である極性オイルを含有しても、本発明のように10重量部以下であれば、汚染性等の問題が生じることはない。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を何ら限定するものではない。
【0049】
(実施例1)
AGE−EO−ECH三元共重合体のエピクロルヒドリンゴムであるGecron3106(日本ゼオン製)と塩素化ポリエチレンゴムであるRA140(ダイソー製)とを7:3にブレンドしたものを基材とし(合計100重量部)、これに補強剤としてアエロジルR972(日本アエロジル製)を20重量部、可塑剤としてアデカサイザーRS107(旭電化製)を5重量部、加硫剤としてZISNET−F(日本ゼオン製)を添加しオープンロールで混練した。その混合物を150℃×60minで蒸気加硫を行った後、研磨、突っ切り等の加工を行い、ロール状製品を得た。
【0050】
(実施例2)
AGE−EO−ECH三元共重合体のエピクロルヒドリンゴムであるGecron3106(日本ゼオン製)とエステル系ミラブルウレタンゴムとを7:3にブレンドしたものを基材とし(合計100重量部)、これに補強剤としてNipsil VN3(日本シリカ製)を20重量部、可塑剤としてアデカサイザーRS107(旭電化製)を5重量部、加硫剤としてパークミルD−40(日本油脂製)を添加しオープンロールで混練した。その混合物を150℃×60minで蒸気加硫を行った後、研磨、突っ切り等の加工を行い、ロール状製品を得た。
【0051】
(実施例3)
補強剤を配合しない以外は実施例2と同様にしてロール状製品を得た。
【0052】
(実施例4)
基材のブレンド比をGecron3106(日本ゼオン製):RA140(ダイソー製)=3:7とした以外は実施例1と同様にしてロール状製品を得た。
【0053】
(実施例5)
基材のブレンド比をGecron3106:エステル系ミラブルウレタンゴム=3:7とした以外は実施例3と同様にしてロール状製品を得た。
【0054】
(比較例1)
基材をAGE−EO−ECH三元共重合体であるGecron3106単体とした以外は実施例2と同様にしてロール状製品を得た。
【0055】
(比較例2)
基材を塩素化ポリエチレンゴムであるRA140(ダイソー製)単体とした以外は実施例1と同様にしてロール状製品を得た。
【0056】
(比較例3)
基材をエステル系ミラブルウレタンゴム単体とした以外は実施例2と同様にしてロール状製品を得た。
【0057】
(比較例4)
基材のブレンド比をGecron3106:RA140=9:1とした以外は実施例1と同様にしてロール状製品を得た。
【0058】
(比較例5)
基材のブレンド比をGecron3106:エステル系ミラブルウレタンゴム=9:1とした以外は実施例3と同様にしてロール状製品を得た。
【0059】
(比較例6)
EPDMを基材とし(100重量部)、これに補強剤としてシリカを15重量部、可塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)を3重量部、加硫剤として硫黄を1.5重量部、加硫促進剤としてテトラメチルチウラム・ジスルフィド(TMTD)(住友化学製:ソクシノールTT)を1.8重量部添加しオープンロールで混練した。その混合物を150℃×60minで蒸気加硫を行った後、研磨、突っ切り等の加工を行い、ロール状製品を得た。
【0060】
(試験例1)
上述した各実施例及び比較例のそれぞれのロールについて、ゴム硬度Hs(JIS A)及び表面粗さRzを測定した。結果を表2に示す。
【0061】
(試験例2):耐久試験
上述した各実施例及び比較例のそれぞれの給紙搬送用ロールを、給紙搬送用ロールに高負荷を与えるために紙と給紙搬送用ロールに周速差をつけた装置に取り付け、A4ヨコで25k(25000枚)相当のローラー回転量を与えて耐久試験を行い、試験前後の摩擦係数及び外径の変化量を測定した。基材の配合を表1に、測定結果を表2、図3及び図4に示す。
【0062】
この耐久試験は、図1に示すように、回転自在に設けられたフリーロール12を、各給紙搬送用ロール11に対して、ロール紙13から送り出される紙を挟んで荷重300gfで圧接して行った。なお、給紙搬送用ロール回転速度:524rpm、給紙搬送用ロール回転回数:69665回転(A4ヨコで25,000枚相当)、紙種:カシオロール紙、紙送り速度:20mm/min、給紙搬送用ロール寸法:外径24mm、内径16mm、幅24mmにて行った。
【0063】
また、摩擦係数μは、図2に示すように、回転自在に設けられたフリーロール12を各給紙搬送用ロール11に対して、紙14を挟んで荷重300gfで圧接し、給紙搬送用ロール11を回転駆動した際に紙14の一端に取り付けたロードセル15で測定された荷重Q(N)を求め、下記式より計算した。なお、測定環境:23℃×50%RH、給紙搬送用ロール回転速度:245rpm、紙種:Canon PB SK紙とした。
【0064】
【数1】
μ=Q(N)/(300gf×0.0098)
【0065】
【表1】

Figure 2004210415
【0066】
【表2】
Figure 2004210415
【0067】
(試験例3):汚染性評価
各実施例及び比較例のそれぞれのロールを実機PM950C(EPSON製)に取り付け、専用OHPシート(EPSON製)に印画し、汚染性を観察した。なお汚染性は、汚染が観察されないを○、観察されたを×として評価した。結果は表2に示す。
【0068】
実施例1〜5では耐久試験後においても、摩擦係数μは1.5以上であった。また、外径保持率は98%以上であり、実施例1〜5の給紙搬送用ロールは耐摩耗性に優れていることが分かった。一方、比較例1,4及び5ではエピクロルヒドリンゴム量が過剰であるため外径保持率は低く耐摩耗性が悪かった。また、比較例2及び3では優れた耐摩耗性を示したが、ゴム材質の特性として摩擦係数の維持性に劣っていた。なお、実施例1〜5及び比較例1〜5の給紙搬送用ロールの汚染性は何れも良好であったが、EPDMに可塑剤を添加した比較例6は汚染性が悪かった。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の給紙搬送用ロールは、エピクロルヒドリン系ゴムと共に、ウレタンゴム及び塩素化ポリエチレンから選択される少なくとも一種を基材とするゴム状弾性層を具備し、前記基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部であるので、非汚染性で搬送性及び摩擦係数の安定性を維持しながら、高負荷がかかる場合においても耐摩耗性に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例2の耐久試験機を示す概略図である。
【図2】試験例2の摩擦係数測定装置を示す概略図である。
【図3】耐久試験後の摩擦係数を示す図である。
【図4】耐久試験前後でのロールの外径保持率を示す図である。
【符号の説明】
11 給紙搬送用ロール
12 フリーロール
13 ロール紙
14 紙
15 ロードセル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper feeding / conveying roll used for various paper feeding or conveying rolls of an ink jet printer.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, rolls for feeding and transporting various OA devices have been required to have a large transporting force and to have excellent wear resistance. For these reasons, EPDM (ethylene propylene diene rubber) has been conventionally used as a roll material having excellent mechanical strength and a high friction coefficient.
[0003]
In such a paper feeding and conveying roll, there is a problem that the rate of change in the friction coefficient is large due to the influence of paper dust and the like due to long-term use and the durability is poor.
[0004]
On the other hand, as the image quality of color printing by inkjet printers has increased, special coated paper for high quality printing with a special coating on the printing surface has come to be used, but printing is performed in the area where the paper feed roll contacts. There is a problem that dropping occurs.
[0005]
Although it is known that the printing drop is caused by components in the rubber material of the paper feed roll, especially plasticizers, it is necessary to maintain the transportability, the stability of the friction coefficient, and the actual moldability. Due to the need to maintain, the plasticizer cannot be completely removed.
[0006]
In view of this, an EPDM paper feed roll has been proposed in which a plurality of types of non-polar plasticizers are blended to achieve a balance while optimizing an oil extension amount and a filling amount (see Non-Patent Document 1). However, since the roll described in Non-Patent Document 1 uses a non-polar plasticizer, the roll basically has poor affinity with a polar ink. Therefore, there is a problem that it is difficult to print on all special coated papers.
[0007]
In order to solve these problems, by using epichlorohydrin-based rubber as a base material and not including a plasticizer and a softening agent, it is possible to maintain the transportability and the coefficient of friction and to prevent contamination on special coated paper. There is a paper feed roll.
[0008]
[Non-patent document 1]
Akimoto et al., New Media EPDM Paper Feeding and Conveying Roller, Hitachi Cable, January 2002, 21, p. 97-102
[Patent Document 1]
JP-A-10-45552 (paragraph numbers [0002] to [0009] etc.)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, this paper feed roll has no problem in abrasion resistance in a normal use state in which the paper transport distance and the roller rotation distance are the same, but the user may pull the paper forcibly when a paper jam occurs, As in the case where paper is generated, when the paper transport distance and the circumferential distance of the paper feed transport roll are different and a high load is applied to the paper feed transport roll, the paper feed transport roll may be significantly worn.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a paper feeding / conveying roll which is non-staining and has excellent abrasion resistance even when a high load is applied, while maintaining conveyance and stability of a friction coefficient. Make it an issue.
[0011]
In order to solve the problem of the coefficient of friction, a vulcanized rubber having a small range of friction coefficient with time by preventing the adhesion of paper powder generated by abrasion with static electricity by setting a contact angle of water to a specific range. There is a paper feed / conveyance rubber roller (see Patent Document 1). This patent document exemplifies epichlorohydrin rubber and urethane rubber as rubber components, but does not mention abrasion resistance and contamination by a plasticizer.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors, together with epichlorohydrin-based rubber which is a polar rubber, non-staining, by using at least one selected from polyurethane and chlorinated polyethylene, which are also polar rubber and excellent in mechanical strength, as a base material, The present inventor has found that it is possible to obtain a roll for feeding and conveying suitable for an ink jet printer having excellent conveying properties, friction coefficient stability and abrasion resistance, and completed the present invention.
[0013]
A first aspect of the present invention that solves the above-mentioned problem is a paper feeding / conveying roll used for paper feeding or conveying of a paper sheet of an ink jet printer, which is based on epichlorohydrin rubber and chlorinated polyethylene rubber. A paper feed / conveying roll comprising a rubber-like elastic layer, wherein the epichlorohydrin-based rubber is 20 to 80 parts by weight when the whole substrate is 100 parts by weight.
[0014]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the epichlorohydrin rubber is an epichlorohydrin homopolymer, an epichlorohydrin-ethylene oxide copolymer, an epichlorohydrin-allyl glycidyl ether copolymer, and an epichlorohydrin-ethylene oxide-allyl glycidyl ether. One or more blends selected from terpolymers are provided in the paper feeding and conveying roll.
[0015]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, when 25 k of paper is passed, the outer diameter holding ratio is 98% or more and the friction coefficient μ is 1.5 or more. On the roll.
[0016]
A fourth aspect of the present invention is the paper feed / conveying roll according to any one of the first to third aspects, wherein the rubbery elastic layer contains white carbon as a reinforcing agent.
[0017]
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects, the rubber-like elastic layer contains, as a crosslinking agent, at least one selected from the group consisting of polythiols, ethylenethiourea, and sulfur. And a paper feed / conveying roll characterized in that:
[0018]
According to a sixth aspect of the present invention, in the paper feed / conveying roll according to any one of the first to fifth aspects, the rubber hardness of the rubbery elastic layer is 45 to 80 ° in JIS A. is there.
[0019]
According to a seventh aspect of the present invention, in any one of the first to sixth aspects, the surface roughness of the rubber-like elastic layer is in a range of 20 to 120 μm in Rz. It is in.
[0020]
According to an eighth aspect of the present invention, in any one of the first to seventh aspects, the carbon black content is 1 part by weight or less based on 100 parts by weight of the entire substrate. On the roll.
[0021]
According to a ninth aspect of the present invention, in any one of the first to eighth aspects, the paper feed / conveying roll is characterized by containing 10 parts by weight or less of a polar oil with respect to 100 parts by weight of the entire substrate. It is in.
[0022]
According to a tenth aspect of the present invention, in the ninth aspect, the difference in SP value between the polar oil and the base material is within 4.0 Pa 1/2 , and the roll for feeding and feeding is provided. .
[0023]
An eleventh aspect of the present invention is a paper-feeding / transporting roll used for feeding or transporting paper sheets of an ink jet printer, comprising a rubber-like elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and urethane rubber. The paper feed / conveying roll is characterized in that the epichlorohydrin rubber is 20 to 80 parts by weight when the whole substrate is 100 parts by weight.
[0024]
According to a twelfth aspect of the present invention, in the eleventh aspect, the epichlorohydrin rubber is an epichlorohydrin homopolymer, an epichlorohydrin-ethylene oxide copolymer, an epichlorohydrin-allyl glycidyl ether copolymer, and an epichlorohydrin-ethylene oxide-allyl glycidyl ether. One or more blends selected from terpolymers are provided in the paper feeding and conveying roll.
[0025]
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the eleventh or twelfth aspect, when 25 k of paper is passed, the outer diameter holding ratio is 98% or more and the friction coefficient μ is 1.5 or more. On the roll.
[0026]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in any one of the first to thirteenth aspects, the rubbery elastic layer is co-crosslinked using a peroxide as a crosslinking agent. On the roll.
[0027]
A fifteenth aspect of the present invention is the paper feed / conveying roll according to any one of the eleventh to fourteenth aspects, wherein the rubber hardness of the rubbery elastic layer is 45 to 80 ° in JIS A. is there.
[0028]
According to a sixteenth aspect of the present invention, in any one of the eleventh to fifteenth aspects, the surface roughness of the rubber-like elastic layer is in a range of 20 to 120 μm in Rz. It is in.
[0029]
According to a seventeenth aspect of the present invention, in any one of the eleventh to sixteenth aspects, the carbon black content is 1 part by weight or less based on 100 parts by weight of the entire substrate. On the roll.
[0030]
An eighteenth aspect of the present invention is the paper feeder according to any one of the eleventh to seventeenth aspects, wherein the base material contains 10 parts by weight or less of polar oil when the whole base material is 100 parts by weight. On the roll.
[0031]
According to a nineteenth aspect of the present invention, in the roll of the eighteenth aspect, the difference in SP value between the polar oil and the base material is within 4.0 Pa 1/2. .
[0032]
According to the present invention, it is possible to provide a paper feeding / conveying roll which is non-staining and has excellent abrasion resistance even when a high load is applied, while maintaining stability of the conveying property and the friction coefficient.
[0033]
The paper feeding and conveying roll of the present invention includes a rubber-like elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and chlorinated polyethylene rubber, and when the entire substrate is 100 parts by weight, the epichlorohydrin-based rubber has 20 to 80 parts by weight. Parts by weight, preferably 40 to 70 parts by weight. Here, the base material refers to a rubber component of epichlorohydrin-based rubber and chlorinated polyethylene rubber, and does not include, for example, components other than the rubber component when using oil-extended rubber. By using such a rubber-like elastic layer, when a paper equivalent to 25k is passed, the outer diameter holding ratio (= outer diameter after passing / outer diameter before passing) is 98% or more and the friction coefficient μ is 1.5. The above-described roll for feeding and conveying paper can be provided. Note that the passage of 25k worth of paper means a state after passing 25,000 sheets of plain A4 paper. Further, the paper feed / conveyance roll of the present invention can maintain the outer diameter when a paper equivalent to 25k is passed even if the paper and the paper feed / conveyance roll are set to a high load state by providing a peripheral speed difference between the paper and the paper supply / conveyance roll as in an embodiment described later. When the ratio is 98% or more, the friction coefficient μ can be maintained at 1.5 or more.
[0034]
Here, epichlorohydrin-based rubber includes epichlorohydrin homopolymer, epichlorohydrin (ECH) -ethylene oxide (EO) copolymer, epichlorohydrin (ECH) -allyl glycidyl ether (AGE) copolymer, and epichlorohydrin (ECH) -ethylene oxide (EO) ) -Allyl glycidyl ether (AGE) terpolymer, or a blend of two or more.
[0035]
The rubbery elastic layer based on such epichlorohydrin rubber and chlorinated polyethylene rubber preferably has a chlorine content of 10 to 40% by weight. When the amount is less than 10% by weight, the polarity becomes low, so that the affinity with the ink is reduced, and the ink is not absorbed and fixed on the paper sheet surface when the low molecular weight component of the polymer is transferred to the paper sheet surface.
[0036]
The rubbery elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and chlorinated polyethylene rubber can contain a reinforcing agent as necessary.However, when carbon black is added as a reinforcing agent, It is preferably 1 part by weight or less based on 100 parts by weight of the whole. If the carbon black is filled more than this, paper sheets to be fed and conveyed are likely to be contaminated. If a reinforcing agent is required, it is preferable to add white carbon instead. The white carbon is preferably dry white carbon. The white carbon is preferably added in an amount of 40 parts by weight or less, more preferably 10 to 20 parts by weight, based on 100 parts by weight of the whole base material. Addition of white carbon does not improve the abrasion resistance much if epichlorohydrin rubber alone is used.However, when epichlorohydrin rubber and chlorinated polyethylene rubber are used as base materials, it is necessary to improve wear resistance by adding white carbon. Can be.
[0037]
The rubbery elastic layer based on epichlorohydrin rubber and chlorinated polyethylene rubber preferably contains at least one selected from the group consisting of polythiols, ethylenethiourea and sulfur as a crosslinking agent. The polythiols include 2,4,6-trimercapto-s-triazine, 2,3-dimethylcaptoquinoxaline derivative, and 2,5-dimercapto-1,3,4-thiadiazole derivative.
[0038]
The paper feeding and conveying roll of the present invention has a rubber hardness of 45 to 80 °, preferably 50 to 75 ° according to JIS A. This is a condition necessary for satisfying the basic transport performance of the paper transport roll. In addition, the paper feeding and conveying roll based on the epichlorohydrin rubber and the chlorinated polyethylene rubber of the present invention has a relatively high hardness as the paper feeding and conveying roll, but has a high friction coefficient, Since the stability is good and a friction coefficient of 1.5 or more can be maintained, stable transport performance can be maintained.
[0039]
The surface roughness of the rubbery elastic layer based on epichlorohydrin rubber and chlorinated polyethylene rubber is in the range of 20 to 120 μm, preferably 25 to 90 μm in Rz. This is because a predetermined initial friction coefficient can be obtained even when the hardness is as low as 50 ° or less, and thereby a predetermined paper feeding / conveying characteristic can be maintained.
[0040]
Further, the rubbery elastic layer based on the epichlorohydrin rubber and the chlorinated polyethylene rubber of the present invention may contain 10 parts by weight or less of a polar oil based on 100 parts by weight of the whole substrate. The polar oil is preferably a polar oil having a difference in SP value from the base material within 4.0 Pa 1/2 , for example, dibutyl carbitol adipate (trade name: Adecaizer RS-107, manufactured by Asahi Denka). And adipate plasticizers such as dibutyl glycol adipate (trade name: BXA manufactured by Daihachi Chemical). Here, the SP value (solubility parameter) is a numerical value indicating how easily the substance is soluble in a solvent or the like, and is represented by the square root of the cohesive energy density CED and is an index of polarity. Even if the polar oil as a plasticizer is contained as described above, if the content is 10 parts by weight or less as in the present invention, there is no problem such as contamination.
[0041]
Further, the paper feeding and transporting roll of the present invention includes a rubber-like elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and urethane rubber, and when the entire substrate is 100 parts by weight, the epichlorohydrin-based rubber has 20 to 80 parts by weight. Parts by weight, preferably 40 to 70 parts by weight. Here, the base material refers to a rubber component of epichlorohydrin-based rubber and urethane rubber, and does not include, for example, components other than the rubber component when oil-extended rubber is used. By using such a rubber-like elastic layer, when a paper equivalent to 25k is passed, the outer diameter holding ratio (= outer diameter after passing / outer diameter before passing) is 98% or more and the friction coefficient μ is 1.5. The above-described roll for feeding and conveying paper can be provided. Note that the passage of 25k worth of paper means a state after passing 25,000 sheets of plain A4 paper. Further, the paper feed / conveyance roll of the present invention can maintain the outer diameter when a paper equivalent to 25k is passed even if the paper and the paper feed / conveyance roll are set to a high load state by providing a peripheral speed difference between the paper and the paper supply / conveyance roll as in an embodiment described later. When the ratio is 98% or more, the friction coefficient μ can be maintained at 1.5 or more.
[0042]
The rubbery elastic layer based on such epichlorohydrin-based rubber and urethane rubber preferably has a chlorine content of 10 to 40% by weight. When the amount is less than 10% by weight, the polarity becomes low, so that the affinity with the ink is reduced, and the ink is not absorbed and fixed on the paper sheet surface when the low molecular weight component of the polymer is transferred to the paper sheet surface. In addition, due to the molecular structure of epichlorohydrin, the chlorine content does not exceed 40% by weight.
[0043]
The rubbery elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and urethane rubber has a high strength because urethane rubber is also used as a base, but can contain a reinforcing agent if necessary. When carbon black is added as a reinforcing agent, the amount is preferably 1 part by weight or less based on 100 parts by weight of the whole substrate. If the carbon black is filled more than this, paper sheets to be fed and conveyed are likely to be contaminated. If a reinforcing agent is required, it is preferable to add white carbon instead. The white carbon is preferably added in an amount of 40 parts by weight or less, more preferably 10 to 20 parts by weight, based on 100 parts by weight of the base material.
[0044]
The rubbery elastic layer based on epichlorohydrin rubber and urethane rubber is preferably co-crosslinked using a peroxide as a crosslinking agent.
[0045]
The paper feeding and conveying roll of the present invention has a rubber hardness of 45 to 80 °, preferably 50 to 75 ° according to JIS A. This is a condition necessary for satisfying the basic transport performance of the paper transport roll. Incidentally, the paper feeding and transporting roll based on the epichlorohydrin rubber and urethane rubber of the present invention has a relatively high hardness as the paper feeding and transporting roll, but has a high friction coefficient and a stability with time of the friction coefficient. And a friction coefficient of 1.5 or more can be maintained, so that stable transport performance can be maintained.
[0046]
The surface roughness of the rubbery elastic layer based on epichlorohydrin rubber and urethane rubber is in the range of 20 to 120 μm, preferably 25 to 90 μm in Rz. This is because a predetermined initial friction coefficient can be obtained even when the hardness is as low as 50 ° or less, and thereby a predetermined paper feeding / conveying characteristic can be maintained.
[0047]
Further, the rubbery elastic layer based on the epichlorohydrin rubber and the urethane rubber of the present invention may contain 10 parts by weight or less of a polar oil based on 100 parts by weight of the whole base material. The polar oil is preferably a polar oil having a difference in SP value from the base material within 4.0 Pa 1/2 , for example, dibutyl carbitol adipate (trade name: Adecaizer RS-107, manufactured by Asahi Denka). And adipate plasticizers such as dibutyl glycol adipate (trade name: BXA manufactured by Daihachi Chemical). Even if the polar oil as a plasticizer is contained as described above, if the content is 10 parts by weight or less as in the present invention, there is no problem such as contamination.
[0048]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of examples, but these examples do not limit the scope of the present invention in any way.
[0049]
(Example 1)
A base material is a 7: 3 blend of Gecron 3106 (manufactured by Zeon Corporation), which is an epichlorohydrin rubber of AGE-EO-ECH terpolymer, and RA140 (manufactured by Daiso), which is a chlorinated polyethylene rubber (100 weight in total). 20 parts by weight of Aerosil R972 (manufactured by Nippon Aerosil) as a reinforcing agent, 5 parts by weight of Adekasizer RS107 (manufactured by Asahi Denka) as a plasticizer, and ZISNET-F (manufactured by Zeon Corporation) as a vulcanizing agent. And kneaded with an open roll. The mixture was subjected to steam vulcanization at 150 ° C. for 60 minutes, and then processed such as polishing and parting off to obtain a roll-shaped product.
[0050]
(Example 2)
A base material (100 parts by weight in total) is obtained by blending Gecron 3106 (manufactured by Zeon Corporation), an epichlorohydrin rubber of an AGE-EO-ECH terpolymer, and an ester-based millable urethane rubber in a ratio of 7: 3 (total 100 parts by weight). 20 parts by weight of Nipsil VN3 (manufactured by Nippon Silica) as an agent, 5 parts by weight of Adekasizer RS107 (manufactured by Asahi Denka) as a plasticizer, Parkmill D-40 (manufactured by NOF Corporation) as a vulcanizing agent, and kneading with an open roll. did. The mixture was subjected to steam vulcanization at 150 ° C. for 60 minutes, and then processed such as polishing and parting off to obtain a roll-shaped product.
[0051]
(Example 3)
A roll product was obtained in the same manner as in Example 2 except that no reinforcing agent was added.
[0052]
(Example 4)
A roll product was obtained in the same manner as in Example 1 except that the blend ratio of the base material was Gecron 3106 (manufactured by Zeon Corporation): RA140 (manufactured by Daiso) = 3: 7.
[0053]
(Example 5)
A roll product was obtained in the same manner as in Example 3, except that the blend ratio of the base material was Gecron 3106: ester-based millable urethane rubber = 3: 7.
[0054]
(Comparative Example 1)
A roll-shaped product was obtained in the same manner as in Example 2 except that the base material was Gecron 3106 alone, which is an AGE-EO-ECH terpolymer.
[0055]
(Comparative Example 2)
A roll-shaped product was obtained in the same manner as in Example 1, except that the base material was a single chlorinated polyethylene rubber, RA140 (made by Daiso).
[0056]
(Comparative Example 3)
A roll-shaped product was obtained in the same manner as in Example 2 except that the base material was a simple ester-based millable urethane rubber.
[0057]
(Comparative Example 4)
A roll-shaped product was obtained in the same manner as in Example 1, except that the blend ratio of the base material was Gecron 3106: RA140 = 9: 1.
[0058]
(Comparative Example 5)
A roll-shaped product was obtained in the same manner as in Example 3 except that the blend ratio of the base material was Gecron 3106: ester-based millable urethane rubber = 9: 1.
[0059]
(Comparative Example 6)
EPDM as a base material (100 parts by weight), 15 parts by weight of silica as a reinforcing agent, 3 parts by weight of dioctyl phthalate (DOP) as a plasticizer, 1.5 parts by weight of sulfur as a vulcanizing agent, vulcanization acceleration As an agent, 1.8 parts by weight of tetramethylthiuram disulfide (TMTD) (manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd .: Succinol TT) was added and kneaded with an open roll. The mixture was subjected to steam vulcanization at 150 ° C. for 60 minutes, and then processed such as polishing and parting off to obtain a roll-shaped product.
[0060]
(Test Example 1)
The rubber hardness Hs (JIS A) and the surface roughness Rz were measured for each of the rolls of the above Examples and Comparative Examples. Table 2 shows the results.
[0061]
(Test Example 2): Endurance Test Each of the rolls for feeding and conveying in each of the above-described Examples and Comparative Examples was subjected to a difference in peripheral speed between paper and the roll for feeding and conveying in order to apply a high load to the roll for feeding and conveying. An endurance test was performed by applying a roller rotation amount equivalent to 25k (25,000 sheets) with an A4 landscape, and changes in the friction coefficient and the outer diameter before and after the test were measured. The composition of the base material is shown in Table 1, and the measurement results are shown in Table 2, FIG. 3 and FIG.
[0062]
In this durability test, as shown in FIG. 1, a free roll 12 provided rotatably was pressed against each paper feed / conveyance roll 11 with a load of 300 gf across the paper fed from the roll paper 13. went. In addition, the roll rotation speed for feeding and conveying: 524 rpm, the number of roll rotations for feeding and conveying: 69665 rotations (equivalent to 25,000 sheets of A4 landscape paper), paper type: Casio roll paper, paper feeding speed: 20 mm / min, paper feeding Roll size for conveyance: outer diameter 24 mm, inner diameter 16 mm, width 24 mm.
[0063]
As shown in FIG. 2, the friction coefficient μ is such that a free roll 12 rotatably provided is pressed against each paper feed and transport roll 11 with a load of 300 gf across the paper 14, The load Q (N) measured by the load cell 15 attached to one end of the paper 14 when the roll 11 was rotationally driven was calculated, and calculated by the following equation. The measurement environment was 23 ° C. × 50% RH, the roll rotation speed for feeding and conveying the paper was 245 rpm, and the paper type was Canon PBSK paper.
[0064]
(Equation 1)
μ = Q (N) / (300 gf × 0.0098)
[0065]
[Table 1]
Figure 2004210415
[0066]
[Table 2]
Figure 2004210415
[0067]
(Test Example 3): Evaluation of Contamination Each roll of each of Examples and Comparative Examples was attached to an actual machine PM950C (manufactured by EPSON), printed on a dedicated OHP sheet (manufactured by EPSON), and the contamination was observed. The contamination was evaluated as ○ when no contamination was observed, and as X when observed. The results are shown in Table 2.
[0068]
In Examples 1 to 5, the friction coefficient μ was 1.5 or more even after the durability test. Further, the outer diameter retention rate was 98% or more, and it was found that the paper feeding and conveying rolls of Examples 1 to 5 were excellent in wear resistance. On the other hand, in Comparative Examples 1, 4 and 5, since the amount of epichlorohydrin rubber was excessive, the outer diameter retention was low and the wear resistance was poor. Further, Comparative Examples 2 and 3 exhibited excellent wear resistance, but were inferior in maintaining the friction coefficient as a characteristic of the rubber material. In addition, the contamination of the paper feeding / conveying rolls of Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 to 5 was all good, but Comparative Example 6 in which a plasticizer was added to EPDM had poor contamination.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, the paper feeding / conveying roll of the present invention includes, together with epichlorohydrin rubber, a rubber-like elastic layer based on at least one selected from urethane rubber and chlorinated polyethylene, Is 100 to 100 parts by weight, the epichlorohydrin rubber is 20 to 80 parts by weight, so that it is non-staining and has excellent wear resistance even when a high load is applied while maintaining transportability and stability of friction coefficient. This has the effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a durability test machine of Test Example 2.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a friction coefficient measuring device of Test Example 2.
FIG. 3 is a diagram showing a coefficient of friction after a durability test.
FIG. 4 is a diagram showing the outer diameter retention ratio of a roll before and after a durability test.
[Explanation of symbols]
11 Roll for feeding and transporting 12 Free roll 13 Roll paper 14 Paper 15 Load cell

Claims (19)

インクジェットプリンターの紙葉類の給紙または搬送に用いられる給紙搬送用ロールであって、エピクロルヒドリン系ゴム及び塩素化ポリエチレンゴムを基材とするゴム状弾性層を具備し、前記基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部であることを特徴とする給紙搬送用ロール。A roll for feeding or transporting paper sheets of an inkjet printer, comprising a rubber-like elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and chlorinated polyethylene rubber, wherein the entire substrate is 100 A paper feed / conveying roll characterized in that the epichlorohydrin-based rubber is 20 to 80 parts by weight in terms of parts by weight. 請求項1において、前記エピクロルヒドリン系ゴムが、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体、及びエピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体から選択される一種又は二種以上のブレンドであることを特徴とする給紙搬送用ロール。2. The method of claim 1, wherein the epichlorohydrin rubber is selected from epichlorohydrin homopolymer, epichlorohydrin-ethylene oxide copolymer, epichlorohydrin-allyl glycidyl ether copolymer, and epichlorohydrin-ethylene oxide-allyl glycidyl ether terpolymer. Or a roll for feeding and transporting, which is a blend of two or more kinds. 請求項1又は2において、25k相当通紙時、外径保持率が98%以上で摩擦係数μが1.5以上であることを特徴とする給紙搬送用ロール。3. The paper feeding / conveying roll according to claim 1, wherein the outer diameter holding ratio is 98% or more and the friction coefficient μ is 1.5 or more when 25 k of paper is passed. 請求項1〜3の何れかおいて、前記ゴム状弾性層が補強剤としてホワイトカーボンを含有することを特徴とする給紙搬送用ロール。The paper feeding and conveying roll according to any one of claims 1 to 3, wherein the rubbery elastic layer contains white carbon as a reinforcing agent. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記ゴム状弾性層が架橋剤として、ポリチオール類、エチレンチオウレア及び硫黄からなる群から選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする給紙搬送用ロール。5. The paper feeding / conveying roll according to claim 1, wherein the rubbery elastic layer contains at least one selected from the group consisting of polythiols, ethylenethiourea and sulfur as a crosslinking agent. 請求項1〜5の何れかにおいて、前記ゴム状弾性層のゴム硬度は、JIS Aで45〜80°であることを特徴とする給紙搬送用ロール。The paper feed / conveying roll according to any one of claims 1 to 5, wherein the rubber-like elastic layer has a rubber hardness of 45 to 80 ° in JIS A. 請求項1〜6の何れかにおいて、前記ゴム状弾性層の表面粗さは、Rzで20〜120μmの範囲にあることを特徴とする給紙搬送用ロール。7. The paper feeding / conveying roll according to claim 1, wherein the surface roughness of the rubbery elastic layer is in a range of 20 to 120 [mu] m in Rz. 請求項1〜7の何れかにおいて、前記基材全体100重量部に対してカーボンブラック含有量が1重量部以下であることを特徴とする給紙搬送用ロール。The paper feed / conveying roll according to any one of claims 1 to 7, wherein the carbon black content is 1 part by weight or less based on 100 parts by weight of the entire substrate. 請求項1〜8の何れかにおいて、前記基材全体100重量部に対して10重量部以下の極性オイルを含有することを特徴とする給紙搬送用ロール。9. The paper feeding / conveying roll according to claim 1, further comprising 10 parts by weight or less of a polar oil based on 100 parts by weight of the entire substrate. 請求項9において、前記極性オイルと前記基材とのSP値の差異が4.0Pa1/2以内であることを特徴とする給紙搬送用ロール。10. The paper feeding / conveying roll according to claim 9, wherein a difference in SP value between the polar oil and the base material is within 4.0 Pa 1/2 . インクジェットプリンターの紙葉類の給紙または搬送に用いられる給紙搬送用ロールであって、エピクロルヒドリン系ゴム及びウレタンゴムを基材とするゴム状弾性層を具備し、前記基材全体を100重量部としたとき、エピクロルヒドリン系ゴムが20〜80重量部であることを特徴とする給紙搬送用ロール。A paper-feeding / transporting roll used for feeding or transporting paper sheets of an ink jet printer, comprising a rubber-like elastic layer based on epichlorohydrin-based rubber and urethane rubber, wherein the entire substrate is 100 parts by weight. Wherein the epichlorohydrin rubber is contained in an amount of 20 to 80 parts by weight. 請求項11において、前記エピクロルヒドリン系ゴムが、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合体、エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテル共重合体、及びエピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体から選択される一種又は二種以上のブレンドであることを特徴とする給紙搬送用ロール。12. The type according to claim 11, wherein the epichlorohydrin rubber is selected from epichlorohydrin homopolymer, epichlorohydrin-ethylene oxide copolymer, epichlorohydrin-allyl glycidyl ether copolymer, and epichlorohydrin-ethylene oxide-allyl glycidyl ether terpolymer. Or a roll for feeding and transporting, which is a blend of two or more kinds. 請求項11又は12において、25k相当通紙時、外径保持率が98%以上で摩擦係数μが1.5以上であることを特徴とする給紙搬送用ロール。13. The paper feeding / conveying roll according to claim 11, wherein the outer diameter holding ratio is 98% or more and the friction coefficient μ is 1.5 or more when 25 k of paper is passed. 請求項11〜13の何れかにおいて、前記ゴム状弾性層が架橋剤として過酸化物を用いて共架橋したものであることを特徴とする給紙搬送用ロール。14. The paper feeding and conveying roll according to claim 11, wherein the rubbery elastic layer is co-crosslinked using a peroxide as a crosslinking agent. 請求項11〜14の何れかにおいて、前記ゴム状弾性層のゴム硬度は、JIS Aで45〜80°であることを特徴とする給紙搬送用ロール。15. The paper feed / conveying roll according to claim 11, wherein a rubber hardness of the rubber-like elastic layer is 45 to 80 ° in JIS A. 16. 請求項11〜15の何れかにおいて、前記ゴム状弾性層の表面粗さは、Rzで20〜120μmの範囲にあることを特徴とする給紙搬送用ロール。16. The paper feeding / conveying roll according to claim 11, wherein a surface roughness of the rubbery elastic layer is in a range of 20 to 120 [mu] m in Rz. 請求項11〜16の何れかにおいて、前記基材全体100重量部に対してカーボンブラック含有量が1重量部以下であることを特徴とする給紙搬送用ロール。17. The paper feeding / conveying roll according to claim 11, wherein the carbon black content is 1 part by weight or less based on 100 parts by weight of the whole substrate. 請求項11〜17の何れかにおいて、前記基材全体を100重量部としたときに10重量部以下の極性オイルを含有することを特徴とする給紙搬送用ロール。The paper feed / conveying roll according to any one of claims 11 to 17, comprising 10 parts by weight or less of a polar oil when the entire base material is 100 parts by weight. 請求項18において、前記極性オイルと前記基材とのSP値の差異が4.0Pa1/2以内であることを特徴とする給紙搬送用ロール。19. The paper feed / conveying roll according to claim 18, wherein a difference in SP value between the polar oil and the base material is within 4.0 Pa 1/2 .
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