JP2004210030A

JP2004210030A - Vehicular seat

Info

Publication number: JP2004210030A
Application number: JP2002379810A
Authority: JP
Inventors: Eiji Masutani; 英二増谷
Original assignee: TS Tech Co Ltd
Current assignee: TS Tech Co Ltd
Priority date: 2002-12-27
Filing date: 2002-12-27
Publication date: 2004-07-29
Anticipated expiration: 2022-12-27
Also published as: JP4094422B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicular seat having a seatbelt and a height device and capable of achieving the improvement of operation certainty, the simplification of a structure, and the reduction of a cost. <P>SOLUTION: The vehicular seat 1 is provided so that a height is freely adjustable with respect to a vehicle body side by the height device 10 comprising a link mechanism. The vehicular seat is equipped with a height lock device 40 comprising a belt tension sensing arm 41 for sensing the displacement of the seatbelt 30 by tension when an impact is applied and pulling from a retractor 31 is locked in emergency, an engagement hook 42 moving from an unlock condition to a lock position by the belt tension sensing arm 41, and an engagement groove 43 engaging and disengaging with the engagement hook 42. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、リンク機構からなるハイト装置と、シートベルトを備えた車両用シートに係るものである。
【０００２】
【従来技術】
従来、シートベルトを備えた車両用シートにおいて、緊急時のシートベルトが支持する衝撃荷重を考慮して背凭フレームおよびリクライニング装置を構成したものは公知である（特許文献１）。
従来、シートベルトを備えた車両用シートにおいて、緊急時にシートベルトが引き出されるのをロックすると共に、既に引き出されているシートベルトの長さを、リンク機構を利用して短くし、これにより着座者を拘束しようとした構成は公知である（特許文献２）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−５９７７０号公報、（２−５頁、図１）
【０００４】
【特許文献２】
特開２０００−２０３３２２号公報、（４頁、図１、図４）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例のうち前者のものは、背凭フレームの構成については、シートベルトが受ける衝撃荷重を考慮されているが、車両用シートを上下させるものではない。
前記公知例のうち後者のものは、緊急時にシートベルトが引き出されるのをロックしても、シートベルトにより着座者を十分にでない拘束状態を、一層確実に拘束保持することを目的としたものであり、公知例に記載されたリンク機構は、シートベルトの長さを短くするに過ぎない。
そのため、リンク機構のハイト装置を設けられない。
本願は、リンク機構からなるハイト装置により高さ調節自在に設けた車両用シートについて、シートベルトの緊張を感知してハイト装置による上下をロックする構成を提供するものである。
【０００６】
【発明の目的】
シートベルトおよびハイト装置を有する車両用シートの提供、作動の確実性の向上、構成の簡素化、コストダウン。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体側に対してリンク機構からなるハイト装置１０により車両用シート１を高さ調節自在に設け、該車両用シート１には、一端はリトラクター３１に、該リトラクター３１から伸びるシートベルト３０の中間部は前記車両用シート１の背凭シート３の上部に設けたショルダー部３２を通し、他端は車両用シート１の座席フレーム５に設けたアンカー部３３に係止し、該アンカー部３３とショルダー部３２の間のシートベルト３０の中間部に座席フレーム５に設けたバックル３５に着脱自在に係合させるタングプレート３４を設けたシートベルト３０を備えたものにおいて、衝撃を受けて緊急時にリトラクター３１からの引き出しがロックされたシートベルト３０の緊張による変位を感知するベルト緊張感知アーム４１と、ベルト緊張感知アーム４１によりアンロック状態からロック位置に移動する係合フック４２と、係合フック４２が継脱する係合溝４３とにより構成したハイトロック装置４０を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は電動部材を介さずにシートベルト３０の緊張による変位を機械的に感知作動するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は、ベルト緊張感知アーム４１を車両用シート１の座席シート２の下方に設けたリトラクター３１とショルダー部３２の間のシートベルト３０の緊張によって回動するように配置して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は、ハイト装置１０の一部を構成する後側回動アーム１１に、係合溝４３を有する挿通孔４４と、係合溝４３に係合する係合フック４２を設けて構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は、前記係合溝４３を前記ハイト装置１０の一部を構成する後側回動アーム１１に形成した挿通孔４４の内周に形成し、ベルト緊張感知アーム４１を係合フック４２の回動中心と同心であって座席フレーム５側に設けた回転軸４６に取付けると共に、車両用シート１の座席シート２の下方に設けたリトラクター３１とショルダー部３２の間のシートベルト３０の緊張によって回動するように配置して構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記座席シート２の前側下方一側にリトラクター３１を設け、背凭シート３の上部一側にショルダー部３２設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ハイトロック装置４０のベルト緊張感知アーム４１および感知体４７は前記係合フック４２を固定した回転軸４６の一部を屈曲形成して構成した車両用シートとしたものである。
【０００８】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明すると、１は車両用シート、２は車両用シート１の座席シート、３は座席シート２にリクライニング装置（図示省略）を介して傾斜角度調節自在に設けた背凭シート３である。
前記座席シート２の座席フレーム５は、スライドレール６のアッパーレール７に取付け、前後位置調節自在に構成する。８はスライドレール６のロアーレールである。
【０００９】
しかして、アッパーレール７と座席フレーム５側との間には、座席シート２の高さを調節するハイト装置１０を設ける。ハイト装置１０の構成は任意であり、一例を示すと、座席フレーム５の後側左右側両面に後側回動アーム１１の上部を回動自在に後側取付軸１２により軸着し、後側回動アーム１１の下部をアッパーレール７に取付軸１３により回動自在に夫々軸着する。
【００１０】
左右の座席フレーム５の外側に取付けた後側回動アーム１１にはロッド１４の後端を軸１５により取付ける。左右のロッド１４のうち、一方のロッド１４の前端はセクターギヤ１６により形成した作動用回動部材１７に軸１８により軸着し、作動用回動部材１７には歯車１９を噛み合わせ、歯車１９は操作ダイヤル２０の出力軸２１に固定する。
【００１１】
座席フレーム５の前側左右側両面に前側回動アーム２５の上部を回動自在に前側取付軸２６により軸着し、前側回動アーム２５の下部をアッパーレール７に取付軸２７により回動自在に夫々軸着する。
【００１２】
したがって、ハイト装置１０は、座席フレーム５と、アッパーレール７と、後側回動アーム１１および前側回動アーム２５によりリンクを構成し、後側作動用回動部材１７がロッド１４を押し引きすることで、後側回動アーム１１を回動させ、後側回動アーム１１は座席フレーム５の後部を上下させ、これに連動して前側回動アーム２５も回動して、座席シート２をアッパーレール７に対して上下させる。
【００１３】
なお、ハイト装置１０の構成は任意であり、後側回動アーム１１と前側回動アーム２５とを平行リンクのように連動させずに、後側回動アーム１１と前側回動アーム２５とを個別に回動させて座席シート２を上下させるように構成してもよい。
【００１４】
しかして、車両用シート１にはシートベルト３０を装備する（図１）。シートベルト３０を車両用シート１に備える構成は公知であり、シートベルト３０の一端はリトラクター３１に出入り自在に取付ける。リトラクター３１は、シートベルト３０が引出されたときには弛まないように巻き取るとともに、緊急時にはシートベルト３０が引出されるのをロックするように構成されている。
【００１５】
リトラクター３１から伸びるシートベルト３０の中間部は前記背凭シート３の背凭フレームの上部に設けたショルダー部３２を通し、シートベルト３０の他端は座席フレーム５の左右何れか一側に設けたアンカー部３３に係止する。アンカー部３３とショルダー部３２の間のシートベルト３０の中間部にはタングプレート３４を設け、タングプレート３４は座席フレーム５の左右何れか他側に設けたバックル３５に着脱自在に係合させる。
【００１６】
緊急時にシートベルト３０に掛かる荷重は、スライドレール６と座席フレーム５の間のハイト装置１０に集中し、主に車両用シート１の後部を持ち上げるように作用する。
【００１７】
そこで、緊急時であることを感知すると、ハイト装置１０による上下動をロックするハイトロック装置４０を設ける。
【００１８】
ハイトロック装置４０は、衝撃を受けて緊急時のシートベルト３０の緊張を感知するベルト緊張感知アーム４１と、ベルト緊張感知アーム４１によりアンロック状態からロック位置に移動する係合フック４２と、係合フック４２が継脱する係合溝４３とにより構成し、ハイトロック装置４０は電動部材を介さずに機械的に感知作動する。
【００１９】
ハイト装置１０の後側回動アーム１１に円弧形状の挿通孔４４を設け、挿通孔４４の後側取付軸１２側の内周に孔の長さ方向に複数の係合溝４３を形成し、挿通孔４４内にはベルト緊張感知アーム４１の回動により係合溝４３に係合する係合フック４２を設ける。
【００２０】
ベルト緊張感知アーム４１は、緊急時にショルダー部３２による引き出しがロックされたシートベルト３０に荷重が掛かって張り具合が緊張するので、この緊張前と緊張後のシートベルト３０の変位を感知し、係合フック４２を係合溝４３に係合させて後側回動アーム１１の回動をロックし、ハイト装置１０による上下動をロックする。
【００２１】
したがって、座席シート２の前側下方の左右一側にリトラクター３１を設け、背凭シート３の上部の左右一側にショルダー部３２設け、リトラクター３１とショルダー部３２の間のシートベルト３０の緊張による変位をベルト緊張感知アーム４１が感知するように配置する。
【００２２】
即ち、リトラクター３１からの横方向のシートベルト３０と、ショルダー部３２から縦に垂れ下がる縦方向のシートベルト３０が交差する付近がシートベルト３０の最も変位量が大きくなる部分となり、この部分近傍にベルト緊張感知アーム４１を位置させると、作動が確実になって好適である。
【００２３】
前記係合フック４２は、挿通孔４４内を移動自在に位置する左右方向の回転軸４６に固定し、回転軸４６は座席フレーム５側に回転自在に軸装する。回転軸４６には前記ベルト緊張感知アーム４１の基部を固定し、回転軸４６の先端には感知体４７を設け、感知体４７はショルダー部３２とリトラクター３１のシートベルト３０の出入口４８の間のシートベルト３０の上面側に位置させ、ベルト緊張感知アーム４１の感知したときの回動方向と係合フック４２が係合溝４３に係合する方向とを一致させる。
【００２４】
この場合、ハイトロック装置４０は、係合フック４２とベルト緊張感知アーム４１を一体に構成してもよい。また、リトラクター３１はアッパーレール７に固定しているが、取付場所は任意である。
【００２５】
また、係合フック４２とベルト緊張感知アーム４１の何れかには、アンロック方向に付勢するバネを設けてもよい。この場合、バネの弾力は、着座者がシートベルト３０を締めるために、タングプレート３４を持って引き出してバックル３５に係合させる通常の操作に支障がない弾力に設定してあれば、緊急時のシートベルト３０の緊張を感知できる。
【００２６】
また、ハイトロック装置４０は左右の後側回動アーム１１の夫々に挿通孔４４と係合溝４３を形成してもよく、また、前側回動アーム２５に挿通孔４４と係合溝４３を形成して構成しても実施可能である。
【００２７】
また、挿通孔４４は後側取付軸１２を中心とした円弧形状に形成すると、後側回動アーム１１の回動に係合フック４２が干渉（接触等の不具合）せず、好適である。
【００２８】
また、リトラクター３１はアッパーレール７に固定しているが、取付場所は任意である。
【００２９】
しかして、図７は他の実施例を示し、ハイトロック装置４０のベルト緊張感知アーム４１は係合フック４２を固定した回転軸４６の一部を屈曲させて一対形成し、一対のベルト緊張感知アーム４１の間に回転軸４６の軸心と平行に感知体４７を設けて構成し、感知体４７をシートベルト３０の上面側に位置させる。
なお、図７のショルダー部３２は車両用シート１の背凭シート３の右側に設けている。
図中、３５は背凭フレーム（図６）、３６は背凭フレーム３５を座席シート５に回動自在に取付ける取付軸である。
【００３０】
【作用】
次に作用を述べる。
車両用シート１に着座し、シートベルト３０のタングプレート３４を持って引き出し、タングプレート３４をバックル３５に係合させる。
次に、操作ダイヤル軸１８を回して後側作動用回動部材１７がロッド１４を押し引きすると、後側回動アーム１１を回動させ、後側回動アーム１１は座席フレーム５の後部を上下させ、これに連動して前側回動アーム２５も回動して、座席シート２をアッパーレール７に対して上下させる。
【００３１】
しかして、背凭シート３にショルダー部３２を設けてシートベルトシートベルト３０を装着した車両用シート１では、緊急時にシートベルト３０が緊張して着座者を車両用シート１に保持させると、この着座者を保持させる荷重は、シートベルト３０を通すショルダー部３２とアンカー部３３とバックル３５を介して車両用シート１に掛かる。
【００３２】
そして、ハイト装置１０を介して車体に対して上下自在に設けた車両用シート１では、車両用シート１に掛かる着座者を保持させる荷重は、ハイト装置１０に集中することになる。
【００３３】
このハイト装置１０は通常左右一対の後側回動アーム１１および前側回動アーム２５を有して構成されるから、後側回動アーム１１または前側回動アーム２５に荷重が集中する。
【００３４】
本願では、緊急時では着座者を車両用シート１に保持させるようにシートベルト３０が緊張するが、既に引き出されたシートベルト３０に荷重が掛かって緊張するので、この緊急時のシートベルト３０の緊張による変位を感知するベルト緊張感知アーム４１と、ベルト緊張感知アーム４１によりアンロック状態からロック位置に移動する係合フック４２と、係合フック４２が継脱する係合溝４３とによりハイトロック装置４０を構成し、係合フック４２とハイトロック装置４０は後側回動アーム１１に設けた挿通孔４４に形成しているから、通常状態では、係合フック４２は係合溝４３に係合せず、後側回動アーム１１を回動させて車両用シート１を車体側に対して上下させ、係合フック４２および回転軸４６は後側回動アーム１１の回動により挿通孔４４内を移動するが、緊急時の衝撃荷重が着座者に掛かり、この荷重によりシートベルト３０がリトラクター３１より引き出されるように作用すると、瞬時にリトラクター３１はシートベルト３０の引き出しをロックさせ、引き出しがロックされたシートベルト３０になおも荷重が掛かって緊張し、この緊張による変位をベルト緊張感知アーム４１が感知すると係合フック４２が回動して係合溝４３に係合し、ハイトロック装置４０をロックさせ、ハイトロック装置４０のロックにより後側回動アーム１１の上下何れの方向の回動も固定される。
【００３５】
即ち、係合フック４２は座席フレーム５に取付けた回転軸４６に固定しているので、係合溝４３に係合フック４２が係合すると、後側回動アーム１１は後側取付軸１２と回転軸４６の２か所が座席フレーム５側に固定されることになり、後側回動アーム１１の回動はロックされる。
【００３６】
したがって、後側回動アーム１１は後側取付軸１２と回転軸４６の２か所が座席フレーム５側に固定されて荷重を支持するので、ハイト装置１０の変位量を少なくし、ハイトロック装置４０により車両用シート１が衝撃で上下するのを抑制または防止する。
【００３７】
しかして、ハイトロック装置４０は、衝撃を受けると、ショルダー部３２とリトラクター３１の間のシートベルト３０が引かれ、これにより感知体４７が上方に押され、ベルト緊張感知アーム４１は回転軸４６中心に上方回動し、シートベルト３０の緊張を感知する構成とし、座席シート２の前側下方一側にリトラクター３１を設け、背凭シート３の上部一側にショルダー部３２設けることで、リトラクター３１とショルダー部３２の間にハイトロック装置４０の感知装置であるベルト緊張感知アーム４１と感知体４７を設けられ、合理的な構成となって、安価にできる。
【００３８】
また、ハイトロック装置４０の感知装置はベルト緊張感知アーム４１と感知体４７により機械的に構成するので、構成が簡素であり、配線も不要であり、しかも、作動確実である。
【００３９】
また、ハイトロック装置４０は、後側回動アーム１１に、係合溝４３を有する挿通孔４４と、係合溝４３に係合する係合フック４２を設けて構成しているから、構成を簡素にして安価にできる。
【００４０】
しかして、図７の実施例では、ハイトロック装置４０のベルト緊張感知アーム４１は係合フック４２を固定した回転軸４６の一部を屈曲させて一対形成し、一対のベルト緊張感知アーム４１の間に回転軸４６の軸心と平行に感知体４７を設けて構成しているから、ショルダー部３２とリトラクター３１の間のシートベルト３０が引かれ、これにより感知体４７が上方に押され、ベルト緊張感知アーム４１は回転軸４６を回転させ、回転軸４６は係合フック４２を回動させて係合溝４３に係合させ、ハイトロック装置４０をロックさせ、ハイトロック装置４０のロックにより後側回動アーム１１の上下何れの方向の回動も固定される。
【００４１】
この場合、ベルト緊張感知アーム４１および感知体４７は回転軸４６の一部を屈曲させて構成しているから、部品点数を減少させて、コストを低くさせると共に、ベルト緊張感知アーム４１および感知体４７は回転軸４６を確実に回転させ、ハイトロック装置４０のロック作動を確実にする。
【００４２】
【効果】
本発明は、車体側に対してリンク機構からなるハイト装置１０により車両用シート１を高さ調節自在に設け、該車両用シート１には、一端はリトラクター３１に、該リトラクター３１から伸びるシートベルト３０の中間部は前記車両用シート１の背凭シート３の上部に設けたショルダー部３２を通し、他端は車両用シート１の座席フレーム５に設けたアンカー部３３に係止し、該アンカー部３３とショルダー部３２の間のシートベルト３０の中間部に座席フレーム５に設けたバックル３５に着脱自在に係合させるタングプレート３４を設けたシートベルト３０を備えたものにおいて、衝撃を受けて緊急時にリトラクター３１からの引き出しがロックされたシートベルト３０の緊張による変位を感知するベルト緊張感知アーム４１と、ベルト緊張感知アーム４１によりアンロック状態からロック位置に移動する係合フック４２と、係合フック４２が継脱する係合溝４３とにより構成したハイトロック装置４０を設けた車両用シートとしたものであるから、リンク機構からなるハイト装置１０を有する車両用シートであっても、シートベルト３０を装備可能であり、しかも、簡易な構成で実現でき、コストダウンできる。
また、ハイト装置１０が荷重を支持して車両用シート１のフレーム剛性を向上させるので、補強のためのコストと重量を増加させずに、ハイト装置１０とシートベルト３０との装備を併存させて設けられる。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は電動部材を介さずにシートベルト３０の緊張による変位を機械的に感知作動するように構成した車両用シートとしたものであるから、作動が確実であり、また、簡易な構成で実現でき、製造組立てが容易でコストダウンできる。
本発明は、ハイトロック装置４０は、ベルト緊張感知アーム４１を車両用シート１の座席シート２の下方に設けたリトラクター３１とショルダー部３２の間のシートベルト３０の緊張によって回動するように配置して構成した車両用シートとしたものであるから、合理的な構成になる。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は、ハイト装置１０の一部を構成する後側回動アーム１１に、係合溝４３を有する挿通孔４４と、係合溝４３に係合する係合フック４２を設けて構成した車両用シートとしたものであるから、合理的な構成で、作動が確実であり、部品点数が少なく、コストダウンできる。
本発明は、前記ハイトロック装置４０は、前記係合溝４３を前記ハイト装置１０の一部を構成する後側回動アーム１１に形成した挿通孔４４の内周に形成し、ベルト緊張感知アーム４１を係合フック４２の回動中心と同心であって座席フレーム５側に設けた回転軸４６に取付けると共に、車両用シート１の座席シート２の下方に設けたリトラクター３１とショルダー部３２の間のシートベルト３０の緊張によって回動するように配置して構成した車両用シートとしたものであるから、リンク機構からなるハイト装置１０を有する車両用シートであっても、シートベルト３０を装備可能であり、しかも、簡易な構成で実現でき、コストダウンできる。
本発明は、前記座席シート２の前側下方一側にリトラクター３１を設け、背凭シート３の上部一側にショルダー部３２設けた車両用シートとしたものであるから、合理的な構成になる。
本発明は、前記ハイトロック装置４０のベルト緊張感知アーム４１および感知体４７は前記係合フック４２を固定した回転軸４６の一部を屈曲形成して構成した車両用シートとしたものであるから、部品点数を減少させて、コストを低くさせると共に、ベルト緊張感知アーム４１および感知体４７は回転軸４６を確実に回転させ、ハイトロック装置４０のロック作動を確実にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両シートの斜視図。
【図２】座席フレームの側面図。
【図３】ハイト装置の一部とハイトロック装置の一部を示した背面図。
【図４】通常状態のハイト装置の側面図。
【図５】作動状態の側面図。
【図６】車両用シートを上動させた状態の側面図。
【図７】ハイトロック装置の他の実施例の斜視図。
【符号の説明】
１…車両用シート、２…座席シート、３…背凭シート、５…座席フレーム、６…スライドレール、７…アッパーレール、８…ロアーレール、１０…ハイト装置、１１…後側回動アーム、１２…後側取付軸、１３…取付軸、１４…ロッド、１５…軸、１６…セクターギヤ、１７…作動用回動部材、１８…軸、１９…歯車、２１…出力軸、２５…前側回動アーム、２６…前側取付軸、２７…取付軸、３０…シートベルト、３１…リトラクター、３２…ショルダー部、３３…アンカー部、３４…タングプレート、３５…バックル、４０…ハイトロック装置、４１…ベルト緊張感知アーム、４２…係合フック、４３…係合溝、４４…挿通孔、４６…回転軸、４７…感知体、４８…出入口。[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a height device including a link mechanism and a vehicle seat provided with a seat belt.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a vehicle seat having a seatbelt, a backrest frame and a reclining device configured in consideration of an impact load supported by an emergency seatbelt are known (Patent Document 1).
2. Description of the Related Art Conventionally, in a vehicle seat provided with a seat belt, the seat belt is locked from being pulled out in an emergency, and the length of the seat belt that has already been pulled out is shortened using a link mechanism. Is known (Patent Document 2).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-59770, (pages 2 to 5, FIG. 1)
[0004]
[Patent Document 2]
JP-A-2000-203322, (4 pages, FIGS. 1 and 4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The former one of the above-mentioned known examples does not move the vehicle seat up and down in consideration of the impact load applied to the seat belt in the configuration of the backrest frame.
The latter of the known examples is intended to more securely restrain and restrain the seated person from being sufficiently restrained by the seat belt even when the seat belt is locked from being pulled out in an emergency. Yes, the link mechanism described in the known example only shortens the length of the seat belt.
Therefore, the height device of the link mechanism cannot be provided.
The present application provides a configuration in which a height of a vehicle seat provided to be freely adjustable by a height device including a link mechanism is sensed by tension of a seatbelt, and the height is locked by the height device.
[0006]
[Object of the invention]
Provision of a vehicle seat having a seat belt and a height device, improvement of operation reliability, simplification of configuration, and cost reduction.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, the vehicle seat 1 is provided so as to be adjustable in height by a height device 10 including a link mechanism with respect to the vehicle body, and one end of the vehicle seat 1 extends to the retractor 31 and extends from the retractor 31. An intermediate portion of the seat belt 30 passes through a shoulder portion 32 provided above the backrest seat 3 of the vehicle seat 1, and the other end is engaged with an anchor portion 33 provided on the seat frame 5 of the vehicle seat 1, A seat belt 30 provided with a tongue plate 34 which is detachably engaged with a buckle 35 provided on the seat frame 5 at an intermediate portion of the seat belt 30 between the anchor portion 33 and the shoulder portion 32 is provided. A belt tension sensing arm 41 for detecting displacement due to tension of the seat belt 30 in which the drawer from the retractor 31 is locked in an emergency, and a belt tension detecting arm 41; This is a vehicle seat provided with a height lock device 40 including an engagement hook 42 that is moved from an unlocked state to a locked position by a sensing arm 41 and an engagement groove 43 that the engagement hook 42 is connected to and disconnected from. .
In the present invention, the height lock device 40 is a vehicle seat configured to mechanically detect and operate a displacement caused by the tension of the seat belt 30 without using an electric member.
In the present invention, the height lock device 40 rotates the belt tension sensing arm 41 by the tension of the seat belt 30 between the retractor 31 and the shoulder portion 32 provided below the seat 2 of the vehicle seat 1. The vehicle seat is configured by arranging the vehicle seat.
According to the present invention, the height lock device 40 includes an insertion hole 44 having an engagement groove 43, an engagement hook engaged with the engagement groove 43, and a rear rotation arm 11 which constitutes a part of the height device 10. 42 is provided as a vehicle seat.
According to the present invention, in the height lock device 40, the engagement groove 43 is formed on an inner periphery of an insertion hole 44 formed in the rear rotation arm 11 which constitutes a part of the height device 10, and the belt tension sensing arm 41 is attached to a rotating shaft 46 provided concentrically with the rotation center of the engaging hook 42 and provided on the seat frame 5 side, and a retractor 31 and a shoulder portion 32 provided below the seat 2 of the vehicle seat 1 are provided. This is a vehicle seat that is arranged so as to be rotated by the tension of the seat belt 30 in between.
The present invention is a vehicle seat in which a retractor 31 is provided on one front lower side of the seat 2 and a shoulder portion 32 is provided on one upper side of the backrest seat 3.
In the present invention, the belt tension sensing arm 41 and the sensing body 47 of the height lock device 40 are a vehicle seat formed by bending a part of a rotating shaft 46 to which the engaging hook 42 is fixed.
[0008]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a vehicle seat, 2 is a seat of the vehicle seat 1, and 3 is a back provided on the seat 2 via a reclining device (not shown) so as to be capable of adjusting the inclination angle. The backrest sheet 3.
The seat frame 5 of the seat 2 is attached to an upper rail 7 of a slide rail 6 so that the front and rear positions can be adjusted. Reference numeral 8 denotes a lower rail of the slide rail 6.
[0009]
Thus, a height device 10 for adjusting the height of the seat 2 is provided between the upper rail 7 and the seat frame 5 side. The configuration of the height device 10 is arbitrary. For example, the upper portion of the rear turning arm 11 is rotatably mounted on the rear left and right sides of the seat frame 5 by the rear mounting shaft 12 on both sides of the seat frame 5. The lower part of the rotating arm 11 is rotatably mounted on the upper rail 7 by a mounting shaft 13.
[0010]
A rear end of a rod 14 is attached to a rear pivot arm 11 attached to the outside of the left and right seat frames 5 by a shaft 15. The front end of one of the right and left rods 14 is pivotally mounted on an operating rotary member 17 formed by a sector gear 16 by a shaft 18, and a gear 19 is engaged with the operating rotary member 17. Is fixed to the output shaft 21 of the operation dial 20.
[0011]
The upper part of the front rotation arm 25 is rotatably mounted on the front left and right sides of the seat frame 5 by the front mounting shaft 26, and the lower part of the front rotation arm 25 is rotatably mounted on the upper rail 7 by the mounting shaft 27. Each wears a shaft.
[0012]
Therefore, the height device 10 forms a link with the seat frame 5, the upper rail 7, the rear rotation arm 11 and the front rotation arm 25, and the rear operation rotation member 17 pushes and pulls the rod 14. Thus, the rear turning arm 11 is turned, and the rear turning arm 11 raises and lowers the rear portion of the seat frame 5, and in conjunction with this, the front turning arm 25 also turns, and the seat 2 is moved. It is moved up and down with respect to the upper rail 7.
[0013]
Note that the configuration of the height device 10 is arbitrary, and the rear rotation arm 11 and the front rotation arm 25 are not linked with the rear rotation arm 11 and the front rotation arm 25 like a parallel link. You may comprise so that it may be individually rotated and the seat 2 may be moved up and down.
[0014]
Thus, the vehicle seat 1 is equipped with a seat belt 30 (FIG. 1). A configuration in which the seat belt 30 is provided in the vehicle seat 1 is known, and one end of the seat belt 30 is attached to a retractor 31 so as to be able to enter and exit. The retractor 31 is configured to take up the seat belt 30 so as not to be slackened when the seat belt 30 is pulled out, and to lock the seat belt 30 from being pulled out in an emergency.
[0015]
An intermediate portion of the seat belt 30 extending from the retractor 31 passes through a shoulder portion 32 provided on an upper portion of the backrest frame of the backrest seat 3, and the other end of the seatbelt 30 is provided on one of the left and right sides of the seat frame 5. The anchor 33 is locked. A tongue plate 34 is provided at an intermediate portion of the seat belt 30 between the anchor portion 33 and the shoulder portion 32, and the tongue plate 34 is detachably engaged with a buckle 35 provided on the left or right side of the seat frame 5 on the other side.
[0016]
In an emergency, the load applied to the seat belt 30 is concentrated on the height device 10 between the slide rail 6 and the seat frame 5, and mainly acts to lift the rear portion of the vehicle seat 1.
[0017]
Therefore, a height lock device 40 that locks up and down movement by the height device 10 when an emergency is detected is provided.
[0018]
The height lock device 40 includes a belt tension sensing arm 41 that senses the tension of the seat belt 30 in an emergency in response to an impact, an engagement hook 42 that moves from the unlocked state to the locked position by the belt tension sensing arm 41, The height lock device 40 is constituted by the engagement groove 43 to which the mating hook 42 is connected and disconnected, and the height lock device 40 operates mechanically without the intervention of the electric member.
[0019]
An arc-shaped insertion hole 44 is provided in the rear rotation arm 11 of the height device 10, and a plurality of engagement grooves 43 are formed in the length direction of the hole on the inner periphery of the insertion hole 44 on the rear mounting shaft 12 side, In the insertion hole 44, an engagement hook 42 is provided which engages with the engagement groove 43 by the rotation of the belt tension sensing arm 41.
[0020]
The belt tension detecting arm 41 applies a load to the seat belt 30 in which the drawer by the shoulder portion 32 is locked in an emergency and tensions the seat belt 30. The engagement hook 42 is engaged with the engagement groove 43 to lock the rotation of the rear rotation arm 11 and lock the vertical movement of the height device 10.
[0021]
Therefore, the retractor 31 is provided on the left and right sides of the front lower side of the seat 2, the shoulder portions 32 are provided on the left and right upper portions of the backrest seat 3, and the tension of the seat belt 30 between the retractor 31 and the shoulder portions 32. Is disposed so that the belt tension sensing arm 41 senses the displacement caused by.
[0022]
That is, the vicinity where the horizontal seat belt 30 from the retractor 31 and the vertical seat belt 30 vertically hanging down from the shoulder portion 32 intersects is a portion where the amount of displacement of the seat belt 30 is the largest. Positioning the belt tension sensing arm 41 is preferable because the operation is ensured.
[0023]
The engagement hook 42 is fixed to a left-right rotation shaft 46 movably positioned in the insertion hole 44, and the rotation shaft 46 is rotatably mounted on the seat frame 5 side. The base of the belt tension sensing arm 41 is fixed to the rotation shaft 46, and a sensor 47 is provided at the tip of the rotation shaft 46. The sensor 47 is located between the shoulder 32 and the entrance 48 of the seat belt 30 of the retractor 31. And the rotation direction when the belt tension sensing arm 41 senses the direction in which the engagement hook 42 engages with the engagement groove 43.
[0024]
In this case, the height lock device 40 may integrally form the engagement hook 42 and the belt tension sensing arm 41. Further, the retractor 31 is fixed to the upper rail 7, but the mounting place is arbitrary.
[0025]
In addition, a spring that urges in the unlock direction may be provided on either the engagement hook 42 or the belt tension sensing arm 41. In this case, if the elasticity of the spring is set to an elasticity that does not hinder the normal operation of holding the tongue plate 34 and pulling it out to engage with the buckle 35 in order for the occupant to fasten the seat belt 30, the emergency Of the seat belt 30 can be sensed.
[0026]
Further, the height lock device 40 may form the insertion hole 44 and the engagement groove 43 in each of the left and right rear rotation arms 11, and the insertion hole 44 and the engagement groove 43 in the front rotation arm 25. The present invention can be implemented by forming and configuring.
[0027]
Further, it is preferable that the insertion hole 44 be formed in an arc shape centering on the rear mounting shaft 12 so that the engagement hook 42 does not interfere with the rotation of the rear rotation arm 11 (a defect such as contact).
[0028]
Further, the retractor 31 is fixed to the upper rail 7, but the mounting place is arbitrary.
[0029]
FIG. 7 shows another embodiment, in which a belt tension sensing arm 41 of a height lock device 40 is formed by bending a part of a rotating shaft 46 to which an engagement hook 42 is fixed to form a pair of belt tension sensing arms. A sensor 47 is provided between the arms 41 in parallel with the axis of the rotation shaft 46, and the sensor 47 is positioned on the upper surface side of the seat belt 30.
Note that the shoulder portion 32 in FIG. 7 is provided on the right side of the backrest seat 3 of the vehicle seat 1.
In the figure, reference numeral 35 denotes a backrest frame (FIG. 6), and reference numeral 36 denotes a mounting shaft for rotatably mounting the backrest frame 35 to the seat 5.
[0030]
[Action]
Next, the operation will be described.
The user sits on the vehicle seat 1, pulls out the tongue plate 34 of the seat belt 30, and engages the tongue plate 34 with the buckle 35.
Next, when the operation dial shaft 18 is turned and the rear operation turning member 17 pushes and pulls the rod 14, the rear turning arm 11 is turned, and the rear turning arm 11 moves the rear portion of the seat frame 5. The front turning arm 25 also turns in conjunction with this, and the seat 2 moves up and down with respect to the upper rail 7.
[0031]
Thus, in the vehicle seat 1 in which the shoulder portion 32 is provided on the backrest seat 3 and the seatbelt seatbelt 30 is attached, when the seatbelt 30 is tensioned in an emergency and the occupant is held by the vehicle seat 1, The load for holding the occupant is applied to the vehicle seat 1 via the shoulder portion 32 through which the seat belt 30 passes, the anchor portion 33, and the buckle 35.
[0032]
Then, in the vehicle seat 1 provided vertically with respect to the vehicle body via the height device 10, the load for holding the occupant on the vehicle seat 1 is concentrated on the height device 10.
[0033]
Since the height device 10 normally includes a pair of left and right rear rotation arms 11 and a front rotation arm 25, the load concentrates on the rear rotation arm 11 or the front rotation arm 25.
[0034]
In the present application, in an emergency, the seat belt 30 is tensioned so as to hold the occupant in the vehicle seat 1. However, since a load is applied to the already pulled out seat belt 30, the seat belt 30 is tensioned. A belt tension sensing arm 41 that senses displacement due to tension, an engaging hook 42 that moves from an unlocked state to a locked position by the belt tension sensing arm 41, and an engaging groove 43 through which the engaging hook 42 is connected and disconnected. The engaging hook 42 and the height lock device 40 are formed in the insertion hole 44 provided in the rear rotation arm 11, so that the engaging hook 42 is engaged with the engaging groove 43 in the normal state. Instead, the rear turning arm 11 is turned to move the vehicle seat 1 up and down with respect to the vehicle body side, and the engagement hook 42 and the rotating shaft 46 are rotated by the rear turning arm 11. When the seat belt 30 is pulled out from the retractor 31 by the impact load in an emergency and the seat belt 30 is pulled out from the retractor 31 by this load, the retractor 31 instantaneously pulls out the seat belt 30. When the belt tension sensing arm 41 detects a displacement due to the tension, the engagement hook 42 rotates and engages with the engagement groove 43. In this case, the height lock device 40 is locked, and the rotation of the rear rotation arm 11 in either the up or down direction is fixed by the lock of the height lock device 40.
[0035]
That is, since the engaging hook 42 is fixed to the rotating shaft 46 attached to the seat frame 5, when the engaging hook 42 is engaged with the engaging groove 43, the rear rotating arm 11 is connected to the rear attaching shaft 12. Two portions of the rotation shaft 46 are fixed to the seat frame 5 side, and the rotation of the rear rotation arm 11 is locked.
[0036]
Therefore, the rear pivot arm 11 has two portions, the rear mounting shaft 12 and the rotary shaft 46, fixed to the seat frame 5 side to support the load. Therefore, the displacement of the height device 10 is reduced, and the height lock device is reduced. 40 suppresses or prevents the vehicle seat 1 from moving up and down due to impact.
[0037]
When the height lock device 40 receives an impact, the seat belt 30 between the shoulder portion 32 and the retractor 31 is pulled, whereby the sensing body 47 is pushed upward, and the belt tension sensing arm 41 is rotated by the rotating shaft. By rotating upward about the center of 46 and sensing the tension of the seat belt 30, a retractor 31 is provided on one front lower side of the seat 2 and a shoulder portion 32 is provided on one upper side of the backrest seat 3. A belt tension sensing arm 41 and a sensing element 47, which are sensing devices of the height lock device 40, are provided between the retractor 31 and the shoulder portion 32, so that the configuration is rational and the cost can be reduced.
[0038]
Further, since the sensing device of the height lock device 40 is mechanically constituted by the belt tension sensing arm 41 and the sensing element 47, the structure is simple, no wiring is required, and the operation is reliable.
[0039]
In addition, the height lock device 40 is configured by providing the rear rotation arm 11 with the insertion hole 44 having the engagement groove 43 and the engagement hook 42 engaging with the engagement groove 43. It can be simple and cheap.
[0040]
In the embodiment of FIG. 7, the belt tension sensing arm 41 of the height lock device 40 is formed by bending a part of the rotating shaft 46 to which the engaging hook 42 is fixed. Since the sensor 47 is provided in parallel with the axis of the rotating shaft 46, the seat belt 30 between the shoulder portion 32 and the retractor 31 is pulled, thereby pushing the sensor 47 upward. The belt tension sensing arm 41 rotates the rotation shaft 46, and the rotation shaft 46 rotates the engagement hook 42 to engage with the engagement groove 43, locks the height lock device 40, and locks the height lock device 40. Thus, the rotation of the rear rotation arm 11 in any of the upper and lower directions is fixed.
[0041]
In this case, since the belt tension sensing arm 41 and the sensing element 47 are configured by bending a part of the rotating shaft 46, the number of parts is reduced, cost is reduced, and the belt tension sensing arm 41 and the sensing element 47 are reduced. 47 reliably rotates the rotating shaft 46 and ensures the locking operation of the height lock device 40.
[0042]
【effect】
According to the present invention, the vehicle seat 1 is provided so as to be adjustable in height by a height device 10 including a link mechanism with respect to the vehicle body, and one end of the vehicle seat 1 extends to the retractor 31 and extends from the retractor 31. An intermediate portion of the seat belt 30 passes through a shoulder portion 32 provided above the backrest seat 3 of the vehicle seat 1, and the other end is engaged with an anchor portion 33 provided on the seat frame 5 of the vehicle seat 1, A seat belt 30 provided with a tongue plate 34 which is detachably engaged with a buckle 35 provided on the seat frame 5 at an intermediate portion of the seat belt 30 between the anchor portion 33 and the shoulder portion 32 is provided. A belt tension sensing arm 41 for detecting displacement due to tension of the seat belt 30 in which the drawer from the retractor 31 is locked in an emergency, and a belt tension detecting arm 41; This is a vehicle seat provided with a height lock device 40 including an engagement hook 42 that is moved from an unlocked state to a locked position by a sensing arm 41 and an engagement groove 43 that the engagement hook 42 is connected to and disconnected from. Therefore, even a vehicle seat having the height device 10 including the link mechanism can be equipped with the seat belt 30, and can be realized with a simple configuration, and cost can be reduced.
In addition, since the height device 10 supports the load and improves the frame rigidity of the vehicle seat 1, the equipment of the height device 10 and the seatbelt 30 can be provided together without increasing the cost and weight for reinforcement. Provided.
In the present invention, since the height lock device 40 is a vehicle seat configured to mechanically detect and operate a displacement due to the tension of the seat belt 30 without using an electric member, the operation is reliable. In addition, it can be realized with a simple configuration, manufacturing and assembling are easy, and costs can be reduced.
In the present invention, the height lock device 40 causes the belt tension sensing arm 41 to rotate by the tension of the seat belt 30 between the retractor 31 provided below the seat 2 of the vehicle seat 1 and the shoulder portion 32. Since the vehicle seat is arranged and configured, the configuration is rational.
According to the present invention, the height lock device 40 includes an insertion hole 44 having an engagement groove 43, an engagement hook engaged with the engagement groove 43, and a rear rotation arm 11 which constitutes a part of the height device 10. Since the vehicle seat is provided with 42, the operation is reliable with a reasonable configuration, the number of parts is small, and the cost can be reduced.
According to the present invention, in the height lock device 40, the engagement groove 43 is formed on an inner periphery of an insertion hole 44 formed in the rear rotation arm 11 which constitutes a part of the height device 10, and the belt tension sensing arm 41 is attached to a rotating shaft 46 provided concentrically with the rotation center of the engaging hook 42 and provided on the seat frame 5 side, and a retractor 31 and a shoulder portion 32 provided below the seat 2 of the vehicle seat 1 are provided. Since the vehicle seat is configured so as to be rotated by the tension of the seat belt 30 between the seat belts, the vehicle seat having the height device 10 including the link mechanism is equipped with the seat belt 30. It is possible, and it can be realized with a simple configuration, and the cost can be reduced.
The present invention is a vehicle seat in which a retractor 31 is provided on one front lower side of the seat 2 and a shoulder portion 32 is provided on one upper side of the backrest seat 3. .
In the present invention, the belt tension sensing arm 41 and the sensing body 47 of the height lock device 40 are formed as a vehicle seat formed by bending a part of a rotating shaft 46 to which the engaging hook 42 is fixed. In addition, the number of parts is reduced, the cost is reduced, and the belt tension sensing arm 41 and the sensing body 47 rotate the rotating shaft 46 reliably, so that the locking operation of the height lock device 40 is ensured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a vehicle seat.
FIG. 2 is a side view of the seat frame.
FIG. 3 is a rear view showing a part of the height device and a part of the height lock device.
FIG. 4 is a side view of the height device in a normal state.
FIG. 5 is a side view of the operating state.
FIG. 6 is a side view of a state in which the vehicle seat is moved upward.
FIG. 7 is a perspective view of another embodiment of the height lock device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Vehicle seat, 2 ... Seat seat, 3 ... Back seat, 5 ... Seat frame, 6 ... Slide rail, 7 ... Upper rail, 8 ... Lower rail, 10 ... Height device, 11 ... Rear rotation arm, 12 ... Rear mounting shaft, 13 ... Mounting shaft, 14 ... Rod, 15 ... Shaft, 16 ... Sector gear, 17 ... Rotating member for operation, 18 ... Shaft, 19 ... Gear, 21 ... Output shaft, 25 ... Front rotation Arm, 26: front mounting shaft, 27: mounting shaft, 30: seat belt, 31: retractor, 32: shoulder portion, 33: anchor portion, 34: tongue plate, 35: buckle, 40: height lock device, 41 ... Belt tension detecting arm, 42: engaging hook, 43: engaging groove, 44: insertion hole, 46: rotating shaft, 47: sensing element, 48: doorway.

Claims

The height of the vehicle seat 1 is freely adjustable with respect to the vehicle body side by a height device 10 including a link mechanism, and one end of the vehicle seat 1 is connected to a retractor 31 and a seat belt 30 extending from the retractor 31. The middle portion passes through a shoulder portion 32 provided above the backrest seat 3 of the vehicle seat 1, and the other end is engaged with an anchor portion 33 provided on the seat frame 5 of the vehicle seat 1. A seat belt 30 provided with a tongue plate 34 detachably engaged with a buckle 35 provided on the seat frame 5 at an intermediate portion of the seat belt 30 between the seat belt 30 and the shoulder portion 32. A belt tension detecting arm 41 for detecting a displacement due to tension of the seat belt 30 in which the drawer from the retractor 31 is locked, and a belt tension detecting arm. From the unlocked state the engagement hook 42 to move to the locking position by 41, a vehicle seat provided with height locking device 40 constructed in accordance with the engagement groove 43 for engaging the hook 42 is disengaged from splicing.

The vehicle seat according to claim 1, wherein the height lock device (40) mechanically detects and operates a displacement caused by a tension of the seat belt (30) without an electric member.

In claim 1, the height lock device 40 rotates the belt tension sensing arm 41 by the tension of the seat belt 30 between the retractor 31 and the shoulder portion 32 provided below the seat 2 of the vehicle seat 1. Vehicle seats arranged and configured as described above.

2. The height lock device 40 according to claim 1, wherein the rear rotation arm 11, which forms a part of the height device 10, has an insertion hole 44 having an engagement groove 43 and an engagement hole engaged with the engagement groove 43. A vehicle seat provided with hooks 42.

2. The height lock device 40 according to claim 1, wherein the engagement groove 43 is formed in an inner periphery of an insertion hole 44 formed in a rear rotation arm 11 that forms a part of the height device 10, and the belt tension is detected. The arm 41 is attached to a rotating shaft 46 provided concentrically with the center of rotation of the engaging hook 42 and provided on the seat frame 5 side, and a retractor 31 and a shoulder portion 32 provided below the seat 2 of the vehicle seat 1. The vehicle seat is configured so as to be rotated by the tension of the seat belt 30 between the vehicle seats.

The vehicle seat according to any one of claims 1 to 5, wherein a retractor (31) is provided on a front lower side of the seat (2) and a shoulder portion (32) is provided on an upper side of the backrest seat (3).

In any one of claims 1 to 6, the belt tension sensing arm 41 and the sensing element 47 of the height lock device 40 are formed by bending a part of the rotation shaft 46 to which the engagement hook 42 is fixed. The configured vehicle seat.