JP2004206831A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光ディスク2のファイナライズを行うための選択画面50にディスクタイトル表示領域52を設け、このディスクタイトル表示領域52に光ディスク2から読み出したディスクタイトルを表示するようにしている。これにより、光ディスク2のファイナライズの実行前にユーザに対してディスクタイトルの確認や入力、編集を促すことが可能になる。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに対してデータの書き込みが可能な記録装置に関わり、特に、光ディスクにディスクタイトルの書き込むのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、大容量の光ディスクであるDVDにおいて、書き込み可能な光ディスクは、1回のみ書き込み可能なDVD−R(DVD−Recordable)、追記可能なDVD−RW(DVD−Rewritable)、DVD−RAM(DVD−Random Access Memory)が提供されている。これらの光ディスクのうち、DVD−R、DVD−RWは、DVDビデオフォーマットに準拠したフォーマットでビデオデータを記録してファイナライズすることで、再生専用の光ディスクとの互換性を図るようにした提案がされている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−148166号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、DVDビデオフォーマットとして、1枚のDVDディスクに名前を入力する機能であるディスクタイトル(Disc Representative Name)機能がある。
このようなディスクタイトル機能によれば、光ディスクを初期化した後ならば、任意の時点でディスクタイトルの入力や編集を行うことが可能とされるが、通常は、ファイナライズを行った後は入力及び編集を行うことができなくなる。
このため、例えばユーザがディスクタイトルの入力や編集操作方法を知らない場合や、ユーザが知っていても積極的にディスクタイトルの入力や編集を行わない場合には、ディスクタイトルを入力する機会を逃してしまう可能性が高く、ディスクタイトル機能を有効活用していないのが現状であった。
【0005】
そこで、本発明は上記したような点を鑑みてなされたものであり、光ディスクのタイトル機能を有効活用できる記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の記録媒体にデータの記録を行うことができる記録装置は、記録媒体にタイトル情報の書き込みを行う書込手段と、記録媒体からタイトル情報の読み出しを行う読出手段と、記録媒体のファイナライズの実行を選択可能な選択画面に対して設けられた記録媒体のタイトルを表示するタイトル表示領域に、記録媒体から読み出したタイトル情報を表示させるように表示制御を行う制御手段とを備えている。
【0007】
本発明によれば、記録媒体のファイナライズを行うための選択画面にタイトル表示領域を設け、選択画面を表示するときは、タイトル表示領域に、記録媒体から読み出したタイトル情報を表示させることで、ファイナライズを実行する際に、必ず表示される選択画面において記録媒体のタイトルを表示させることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明していく。
図1は、本発明の実施の形態としての光ディスク装置のブロック図である。
なお、本実施の形態としての光ディスク装置は、可搬型のビデオカメラに搭載され、カメラ装置部からの入力される画像(静止画又は動画)や音声等を光ディスクに記録に記録したり、或いは光ディスクからデータを再生するような構成を採るものとされる。
【0009】
この図1に示す光ディスク装置1において、映像入力部3は、図示しないカメラ装置部より得られる撮像結果である映像信号、或いは外部機器から入力される映像信号をアナログ/デジタル変換処理を行ってビデオデータとして出力するようにされる。
なお、図示していないカメラ装置部は、マイコン4により制御され、動画による撮像結果、或いは静止画による撮像結果を出力するようにされる。
この結果、映像入力部3では、マイコン4によるカメラ装置部の制御に応動して、動画または静止画によるビデオデータを選択的に出力するようにされる。
【0010】
オーディオ入力部5は、図示しないマイクにて取得される音声信号、外部入力による音声信号をアナログ/デジタル変換処理してオーディオデータとして出力するようにされる。
【0011】
圧縮/伸長処理部6は、マイコン4の制御により、動作を切り換え、記録再生に供するデータを処理する。即ち、記録時は、映像入力部3、オーディオ入力部5から入力されるビデオデータ、オーディオデータを、ランダムアクセスメモリ(RAM)9を用いて、データ圧縮して多重化処理し、ヘッダー情報処理部7に出力するようにされる。
またこれとは逆に、再生時は、ランダムアクセスメモリ9を用いて、ヘッダー情報処理部7より得られるデータをビデオデータ及びオーディオデータに分離した後、それぞれデータ伸長して出力するようにされる。
【0012】
即ち、圧縮/伸長処理部6のビデオ処理部8は、マイコン4の制御により、記録時、映像入力部3から出力されるビデオデータをデータ圧縮して出力する。このとき、ビデオデータが動画によるビデオデータの場合、MPEG(Moving Picture Experts Group)2のフォーマットによりデータ圧縮するのに対し、ビデオデータが静止画によるビデオデータの場合、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)のフォーマットによりデータ圧縮するようにされる。また、ビデオ処理部8は、再生時、多重化処理部10から出力されるビデオデータを、このビデオデータのデータ圧縮フォーマットに対応してデータ伸長して出力するようにされる。
【0013】
また圧縮/伸長処理部6のオーディオ処理部11は、記録時、オーディオ入力部5から出力されるオーディオデータをMPEG、ドルビーオーディオ、またはリニアPCM等のフォーマットによりデータ圧縮して出力する。またこれとは逆に、再生時、多重化処理部10から得られるオーディオデータをデータ伸長して出力するようにされる。
【0014】
圧縮/伸長処理部6の多重化処理部10は、記録時、ビデオ処理部8から出力されるビデオデータ、オーディオ処理部11から出力されるオーディオデータを時分割多重化してヘッダー情報処理部7に出力する。またこれとは逆に、再生時、ヘッダー情報処理部7から出力される時分割多重化データよりビデオデータ及びオーディオデータを分離し、それぞれビデオ処理部8、オーディオ処理部11に出力するようにされる。
【0015】
モニタ部12は、映像入力部3から入力されるビデオデータ、オーディオ入力部5から入力されるオーディオデータ、または圧縮/伸長処理部6から出力されるビデオデータ、オーディオデータをモニタする表示機構、音声処理機構により構成される。これにより、本実施の形態の光ディスク装置1では、撮像結果をモニターし、再生結果をモニターするようにされる。
【0016】
ビデオ/オーディオエンコーダ13は、オーディオ入力部5から入力されるビデオデータ及びオーディオデータ、又は圧縮/伸長処理部6から出力されるビデオデータ及びオーディオデータを所定フォーマットによりデータ圧縮して外部機器に出力する。これにより、本実施の形態の光ディスク装置1では、撮像結果、再生結果を外部機器でモニタできるようにされる。
【0017】
ヘッダー情報処理部7は、(記録時、圧縮/伸長処理部6から出力される時分割多重化データを受け、マイコン4の制御により、DVDに固有のヘッダー情報、後述する拡張ファイルのヘッダー情報等を付加して出力する。)、マイコン4からの情報により、後述するDVDのファイルシステムエリア、DVD管理用情報エリア、リアルタイムデータ記録エリアなどに記録されているデータを生成してDVD信号処理部14に出力するようにされる。
また、再生時等において、DVD信号処理部14の出力データから、記録時に付加したヘッダー情報を分離して圧縮/伸長処理部6に出力するようにされる。
【0018】
DVD信号処理部14は、記録時、ランダムアクセスメモリ15を用いて、ヘッダー情報処理部7の出力データよりエラー訂正符号を生成し、このエラー訂正符号をこの出力データに付加する。またスクランブル処理、8/16変調等の処理を実行し、その処理結果によるデータ列をシリアルデータ列によりアナログフロントエンド部16に出力するようにされる。
【0019】
これに対して、再生時、DVD信号処理部14は、記録時とは逆に、アナログフロントエンド部16の出力データを復号処理、デスクランブル処理、エラー訂正処理し、処理結果をヘッダー情報処理部7に出力するようにされる。
またDVD信号処理部14は、マイコン4から出力されるスピンドル制御用、トラッキング制御用、フォーカス制御用、スレッド制御用の各種駆動情報をデジタルアナログ変換処理してこれらの駆動信号を生成し、これら駆動信号をモーターアンプ部18に出力するようにされる。
【0020】
アナログフロントエンド部16は、光学ヘッド19から光ディスク2に照射するレーザービームについて、光量制御信号を生成して出力するようにされる。
アナログフロントエンド部16は、再生時、この光量制御信号により光学ヘッド19から光ディスク2に照射するレーザービームの光量を再生用の一定光量に保持するのに対し、記録時、DVD信号処理部14からの出力データに応じてこの光量制御信号の信号レベルを変化させ、これによりこのDVD信号処理部14からの出力データに応じてレーザービームの光量を再生時の光量から記録の光量に間欠的に立ち上げる。
【0021】
またアナログフロントエンド部16は、光学ヘッド19から得られる戻り光の受光結果を増幅して演算処理することにより、光ディスク2に形成されたピット列に対応して信号レベルが変化する再生信号を生成し、この再生信号の信号処理によりこの再生信号の2値識別結果である再生データをDVD信号処理部14に出力する。またこの演算処理により、トラッキングエラー量、フォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号等を生成し、これらの信号をデジタル信号によりマイコン4に出力するようにされる。
【0022】
モーターアンプ部18は、DVD信号処理部14から出力される各種駆動信号により、それぞれ対応する機構を駆動する。即ちモーターアンプ部18は、これらの駆動信号のうち、スピンドル制御用の駆動信号、スレッド制御用の駆動信号によりスピンドルモータ20、スレッドモータ21を回転駆動する。またトラッキング制御用の駆動信号、フォーカス制御用の駆動信号により光学ヘッド19に搭載のアクチュエータを駆動するようにされる。
【0023】
スピンドルモータ20は、光ディスク2をチャッキングして所定の回転速度により回転駆動する。スレッドモータ21は、光学ヘッド19を光ディスク2の半径方向に可動させる。
【0024】
光学ヘッド19は、アナログフロントエンド部16から出力される光量制御信号により内蔵の半導体レーザーからレーザービームを出射し、対物レンズを介してこのレーザービームを光ディスク2の情報記録面に集光する。またこのレーザービームの照射により光ディスク2から得られる戻り光をこの対物レンズを介して所定の受光素子に導き、この受光素子の受光結果をアナログフロントエンド部16に出力するようにされる。
【0025】
光学ヘッド19は、この対物レンズがトラッキング制御用の駆動信号、フォーカス制御用の駆動信号により駆動されるアクチュエータにより可動するようになされ、これによりトラッキング制御、フォーカス制御できるようにされている。またレーザービームの光量が光量制御信号により間欠的に立ち上げられ、これにより光ディスク2の情報記録面を局所的に温度上昇させて所望のデータを記録するようにされる。
【0026】
マイコン4は、この光ディスク装置1全体の動作を制御するコンピュータであり、この光ディスク装置1に事前にインストールされた処理プログラムを実行することにより、操作部22を介して得られるユーザーの操作により、さらにはアナログフロントエンド部16で検出される各種信号等により、各部の動作を制御するようにされる。
【0027】
即ち、マイコン4は、アナログフロントエンド部16で検出されるトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号により、トラッキング制御用、フォーカス制御用の駆動情報を生成し、DVD信号処理部14でアナログ信号に変換してモーターアンプ部18に出力し、これによりトラッキング制御、フォーカス制御の処理を実行する。またヘッダー情報処理部7で検出されるヘッダー情報等によりレーザービーム照射位置を検出し、この検出結果よりスレッド制御用の駆動情報を生成してDVD信号処理部14に出力する。これにより、シーク等の処理を実行する。また同様にしてスピンドル制御の処理を実行するようにされる。
【0028】
操作部22は、所要の操作キーが設けられ構成される。また、それ以外でも例えば赤外線や電波を利用したリモートコマンダ、さらにはモニタ部12に押圧操作を関知してこれを操作情報として出力するタッチパネル機構を設け、モニタ部12に表示した操作画像に対して押圧操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)としての操作が可能になるように構成されている。また操作部22は、キーボードやマウス、ジョイスティックやゲームパッドなどによりを構成することも考えられる。
【0029】
また、ユーザが操作部22に対して所要の操作を行うことで、マイコン4は、操作部22の操作に応じて得られる所要の文字情報を一時的に保持したうえで、所定のタイミングでもって、DVD信号処理部14に出力するようにされる。
これにより、マイコン4に一時的に保持されていた文字情報がディスクタイトル情報として光ディスク2のDVD管理用情報エリアに記録可能とされる。
【0030】
また、マイコン4は、初期化された状態で、まだ何も記録されていないディスク2にデータを記録する際には、例えば操作部22により記録操作が行われた時点の日時情報を計時部23から取得して、その日時情報をディスクタイトル情報として光ディスク2に書き込む処理を実行するようにされる。
【0031】
また、マイコン4は、操作部22から光ディスク2のファイナライズを実行させる操作情報が入力された場合において、光ディスク2にディスクタイトルが記録されていないときは、ユーザに対してディスクタイトルの入力を促すような表示処理を実行するようにされる。なお、マイコン4が実行するディスクタイトルに関する処理については詳細に後述する。
【0032】
図2は、上記したような光ディスクにおけるDVDビデオフォーマットを示した図である。
この図2に示すように、DVDビデオフォーマットによる光ディスクは、図2(A)に示すように、その情報記録面が、先頭側である最内側よりリードイン(Lead in)、データゾーン(Data Zone)、リードアウト(Lead out)に区切られている。そして、データゾーンに所望のビデオデータ等が記録される。
【0033】
データゾーンは、リードイン側より、UDF(Universal Disk Format )領域(ファイルシステムエリア)A1、VMG(Video Manager )領域(DVD管理用情報エリア)A2、リアルタイムデータ記録エリアA3に区分される。
UDF領域及びVMG領域は、この光ディスクに記録されたビデオデータによるファイルを管理する管理用情報記録領域である。これらのUDF領域及びVMG領域のうち、VMG領域は、DVD記録再生装置に対応する領域であり、リアルタイムデータ記録エリアA3に記録されたビデオデータ全体を管理する管理用情報であるTOCの情報が記録される。
【0034】
これに対して、UDF領域A1は、コンピュータによるファイル管理システムに対応する領域であり、コンピュータにおけるファイルシステムとの互換を図るフォーマットによりリアルタイムデータ記録エリアA3に記録したビデオデータ全体を管理する管理用情報が記録される。
【0035】
リアルタイムデータ記録エリアA3は、実データを記録するプログラムエリアであり、同図(B)示されているように、VTS(Video Title Set )を単位にして、ビデオデータが記録される。
なお、VTSは、最大で99個まで設けることができるようにされている。
ここで、VTSは、同図(C)に示すように、先頭側より、VTSI(Video Title Set Information )、VTSM VOBS(Video Object Set for the VTSM )、VTSTT VOBS(Video Object SetFor Titl es in a VTS)、VTSI BUP(Backup of VTSI)により構成される。
VTSTT VOBSには、実データであるMPEG2のフォーマットによるビデオデータが記録される。
VTSIには、この実データによるビデオデータを管理する管理用情報である記録位置情報等が記録される。
VTSM VOBSには、ビデオデータのタイトルメニューが記録される。
なお、VTSM VOBSは、オプションである。VTSI BUPは、VTSIのバックアップである。
【0036】
また、この種の光ディスク2においては、コンピュータによりアクセスする場合は、UDFにより所望するファイルを検索して再生することができるようにされる。例えばDVDプレイヤーによりアクセスする場合には、VMGにより所望するファイルを検索して再生することができるようにされる。
これにより、UDFは、コンピュータのファイル管理システムに対応して光ディスクに記録されたビデオデータの管理用情報を構成するのに対し、VMGは、DVDプレイヤーに対応して光ディスク2に記録されたビデオデータの管理用情報を構成するようにされる。
【0037】
本実施の形態として光ディスク装置1においては、光ディスク2にディスクタイトルを記録する場合には、上記図2に示したDVD管理情報エリアであるVMG領域A2に記録されることになる。
【0038】
図3はディスクタイトルエリアの構造を示した図である。
この図3に示すように、ディスクタイトルエリアは、1バイトのキャラクタセットコードエリアと、128バイトのタイトルエリアとにより形成されている。128バイトのタイトルエリアは、64バイトの「ASCII」コードエリアと、同じく64バイトの「other」コードエリアとに区分されており、キャラクタセットコードエリアのコード情報により、何れかのタイトルエリアにディスクタイトル情報が記録される。
例えば、キャラクタセットコードエリアに「00h」というコード情報が書き込まれたときは、図3に示す2つのタイトルエリアの内、ASCIIコードエリアにASCII(ISO/IEC646:1983)によりディスクタイトル情報を書き込むようにしている。
また、キャラクタセットコードエリアに対して「11h」「12h」「13h」「14h」の何れかのコード情報が書き込まれたときは、図3に示すように、otherコードエリアに、それぞれ「ISO8859−1:1987」、「Shift−JIS」、「KS C 5601−1987」、「KS C 5700−1995」の何れかによりディスクタイトル情報を書き込むようにしている。
【0039】
ところで、光ディスクのアプリケーションフォーマットには、VR(Video Recording)と、VF(Video Format Recording)という2種類のフォーマットがある。
VRフォーマットは書き換え可能なフォーマットであり、VFは書き換えは不可能なフォーマットとされる。このため、1回のみ書き換え可能なDVD−Rには、このVFフォーマットが採用される。
これに対して、追記可能なDVD−RWには、VRフォーマットとVFフォーマットの何れのフォーマットも採用可能とされる。
【0040】
VFとは、通常、DVDを初期化してからファイナライズするまでの中間状態を指し、このVFフォーマットの光ディスク2をファイナライズ処理することにより、いわゆるDVD−VIDEOフォーマットになるようにされる。
このため、通常は、光ディスク2をVFでフォーマットすることをVIDEOモードによるフォーマットと呼ばれている。
そして、このようなVFで初期化された光ディスク2をファイナライズすることにより、後述する図5(a)に示したTMP_VMGIの部分が変化して、上記図2(a)に示したVMG領域A2の一部を形成するようにされる。
【0041】
一方、VRは、初期化してからファイナライズしても変化することなく、VRフォーマットのままとされる。即ち、上記VFフォーマットのように、ファイナライズした後にDVD−VIDEOフォーマットにはならないものとされる。
また、ファイナライズ前後で全体の構造に変化はなく、後述する図4(a)に示された構造のままとされる。また、論理ファイルアクセスのため、上記図2に示したようなビデオフォーマットの構造のように表現することはできないものとされる。
【0042】
但し、これらVFとVRに関して共通して言えることは、どちらもファイナライズすることにより再生専用装置により再生可能とされるものである。
【0043】
ここで、各アプリケーションフォーマットにおけるディスクタイトルエリアを図4、図5を示しておく。
図4は、VRフォーマットにおけるディスクタイトルエリアを示した図である。
この図4(a)に示すように、VRフォーマットにおいては、VR_MANGR.IFO(Video Recording Manager Information)フォルダ内にはRTR_VMG(Real Time Recording Video Manager)フォルダが設けられている。そしてこのRTR_VMGフォルダ内にはRTR_VMGI(RTR Video Manager Information)フォルダが設けられている。そして、このRTR_VMGIフォルダ内にはVMGI_MAT(VMGI Management Table)フォルダが設けられている。さらに、このVMGI_MATフォルダ内にディスクタイトルを記録するための領域が設けられている。
そして、図4(b)に示すように、VMGI_MATフォルダのRBP(0〜511)の内、RBP(67)により示される領域に1バイトのキャラクタセットエリアが設けられている。またRBP(98)〜(225)の領域に128バイトのタイトルエリアが設けられている。
【0044】
図5はVFフォーマットにおけるディスクタイトルエリアを示した図である。この図5(a)に示すように、VFフォーマットにおいては、VMG領域の形成されたTEMP_VMGI(Temporary VMGI)フォルダ内にTEMP_VMGI_MAT(TEMP_VMGI Management Table)フォルダが設けられている。そして、このTEMP_VMGI_MATフォルダ内にディスクタイトルを書き込むための領域が設けられている。
そして、この図5(b)に示すように、TEMP_VMGI_MATフォルダのRBP(0〜511)の内、RBP(39)により示される領域に1バイトのキャラクタセットエリアが設けられ、RBP(128)〜(255)の領域に128バイトのタイトルエリアが設けられている。
【0045】
以下、本実施の形態としての光ディスク装置1におけるディスクタイトルの入力機能について説明していくことにする。
先ず、本実施の形態としての光ディスク装置1において、VRまたはVFフォーマットによって初期化された光ディスク2で、まだ何も記録されていない光ディスク(バージンディスク)が装填されたとする。そして、そのような光ディスク2に対してユーザがディスクタイトルの入力を行わないで、データを記録するために所要の記録操作を行ったとする。
この場合、本実施の形態の光ディスク装置1では、光ディスク2に対するデータの書き込みを行うと共に、そのようなデータの書き込みと並行して、ディスクタイトルの書き込みを行うようにしている。
【0046】
即ち、光ディスク装置1においては、初期化された状態にある光ディスク2に対して最初にデータを記録する記録動作(以下、「1st Rec」と表記する)が行われるまでの間に、ユーザがディスクタイトルの入力を行わなかったときは、光ディスク2にディスクタイトルを自動的に書き込むようにしている。
また、このとき、本実施の形態の光ディスク装置1においては、1st Rec時の日時情報をディスクタイトル情報として光ディスク2に書き込むようにしている。
【0047】
図6は、光ディスクに自動記録されるディスクタイトルの一例を示した図である。
例えば、上記図3に示したキャラクタセットコードエリアにデフォルトとしてコード情報「12h」が書き込まれている場合には、光ディスク2には、「Shift−JIS」により表された日時情報が、上記図3に示したotherコードエリアに書き込まれることになる。即ち、日本語表記によりディスクタイトル情報が書き込まれることになる。
またこのときの日時情報は、日本語表記に則った表示形態、例えば図6(a)に示すような順序で書き込まれることになる。
【0048】
一方、例えばキャラクタセットコードエリアにデフォルトとしてコード情報「11h」が書き込まれている場合には、光ディスク2には、「ISO8859−1」により表された日時情報が、上記図3に示したotherコードエリアに書き込まれることになる。即ち、日本語以外の表記によりディスクタイトル情報が書き込まれることになる。またこのときの日時情報の順序も図6(b)(c)に示すような、上記図6(a)に示した日本語表記とは異なる形態で書き込まれることになる。なお、この場合、光ディスク2に書き込み可能な文字列は最大20カラムとされる。
【0049】
図7は、上記図6に示したようなディスクタイトルの自動記録を実現するために、マイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
この場合、マイコン4は、ステップS101において、図示していないディスク検出機構などにより光ディスク2が装填されているかどうかの判別を行い、光ディスク2装填されているときはステップS102に進む。
【0050】
次に、マイコン4は、ステップS102において、DVD信号処理部14から光ディスク2のDVD管理情報を取得し、続くステップS103において、光ディスク2のリアルタイムデータ記録エリアにデータが記録されているかどうかの判別を行う。
具体的には、マイコン4は、例えばスレッドモータ21を駆動して光学ヘッド19を光ディスク2の最内周に移動させ、この最内周側の再生結果をDVD信号処理部14から取得することにより、DVD管理情報エリアであるVMGエリアのデータを取得し、リアルタイムデータ記録エリアが未記録であるかどうかの判別を行う。
【0051】
そしてステップS103において、未記録である判別したときはステップS104に進み、ステップS104において、DVD管理情報からディスクタイトルが未記録であるかどうかの判別を行う。そして、ステップS104において肯定結果が得られたとき、光ディスク2にディスクタイトルが記録されていないと判別したときは、ステップS105進む。
【0052】
なお、ステップS103及びステップS105において否定結果が得られたとき、即ち、光ディスク2のリアルタイムデータ記録エリアにデータが記録されている、若しくは光ディスク2にディスクタイトルが記録されていると判別したときは、ディスクタイトル自動入力処理を終えることになる。
【0053】
次に、マイコン4は、ステップS105において、光ディスク2にデータを記録するための記録操作が行われたか否かの判別を行う。
そして、ステップS105において否定結果が得られたときはステップS104に戻り、ステップS104から処理を行うようにされる。このようなステップS105の処理を肯定結果が得られるまで行う。
そして、ステップS105において肯定結果が得られたときは、ステップS106に進み、ステップS106において計時部23から日時情報を取得するようにしている。そして続くステップS107において取得した日時情報からディスクタイトル情報を作成して、所要のタイミングでもって光ディスク2に書き込むようにしている。
【0054】
このようにすれば、ユーザがディスクタイトルの入力方法を知らない場合や、面倒で行わない場合でも、光ディスク2にディスクタイトルを付けることができる。即ち、光ディスク2のディスクタイトルの未入力を防止するようにしている。これにより、例えば、ユーザがディスクタイトルの入力方法を知らない場合でも、ディスクタイトルを利用して光ディスク2の判別を行うことが可能なり、それだけディスクタイトル機能を有効活用することができる。
【0055】
また、ディスクタイトルとして、その光ディスク2に1st Rec時の日時を書き込むようにすれば、ディスクタイトルを自動入力した場合でもディスクタイトルが重複することがないので、光ディスク2ごとに固有のディスクタイトルを付けることができる。また、1st Rec時の日時を記録しておくと、ユーザはディスクタイトルからそのデータ内容を把握しやすいといった利点もある。
【0056】
次に、本実施の形態としての光ディスク装置1において、ユーザ自身がディスクタイトルの入力を行う場合の動作について説明する。
光ディスク装置1においては、ユーザが光ディスク2のディスクタイトルを入力する場合には、モニタ部12に対して操作画面の表示を行い、この操作画面に対して押圧操作を行うGUI操作が可能とされる。
【0057】
図8は、本実施の形態としての光ディスク装置1における操作画面の表示形態例を示した図である。
なお、このような操作画面は、モニタ部12や外部機器として設けられているモニタに表示されるものである。
【0058】
この図8(a)に示す選択画面50には、複数の選択が表示された項目表示領域51が設けられている。
そして、ユーザが「ディスクタイトル」の設定を行う場合には、操作部22により、この項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域51aを選択するようにされる。
【0059】
ここで、例えば項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域51aを選択すると、ハッチを施して示したように「ディスクタイトル」領域だけがハイライト表示領域51aとなる。
【0060】
また、この場合、「ディスクタイトル」領域の右側には、ディスクタイトル表示領域52が設けられており、光ディスク2にディスクタイトルが記録されているときは、そのディスクタイトルを表示するようにしている。
この図8(a)に示す例では、ディスクタイトル表示領域52に先に説明したディスクタイトル自動入力処理によって光ディスク2に書き込まれたディスクタイトルの一部「2002 12・・・」が表示されている。もちろん、ディスクタイトル表示領域52にディスクタイトル全部を表示することも可能である。
【0061】
そして、このようにして項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域を選択した状態で、選択画面50の右下にある「決定」領域53を押圧する、或いは操作部22にある図示しない決定ボタンを操作するといった所要の決定操作を行うことで、図8(b)に示すようなディスクタイトル作成画面60に移行することになる。
なお、画面右下の「終了」領域54の押圧操作や、操作部22にあるとされる終了ボタンを操作するといった所要の終了操作により、図8(a)に示す選択画面50を終了することができる。
【0062】
図8(b)に示すディスクタイトル作成画面60においては、ユーザが操作部22を操作して文字選択領域62のカーソル62aを移動させながら文字を選択していくことで、文字入力領域61に文字を入力していく。そして、文字入力が終わったら、所要の終了操作を行うことで、光ディスク2のディスクタイトルを入力することができる。
【0063】
図9は、上記図8に示したようなディスクタイトルの入力操作を実現するためにマイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、図9に示す処理は、図8(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域が選択されたときにマイコン4が実行する処理とされる。
この場合、先ず、マイコン4は、ステップS201において、モニタ部12上に図8(b)に示したようなディスクタイトル作成画面を表示するための表示制御を実行する。そして、次のステップS202において、操作部22の操作に応じた文字入力処理を実行するようにされる。即ち、図8(b)に示した文字選択領域62で選択された文字を文字入力領域61に表示するようにしながら文字入力を行うといった文字入力処理を実行する。
【0064】
そして、ステップS203において、「終了」操作が行われたと判別したときは、即ち、図8(b)に示した「終了」領域63や、操作部22の終了ボタンが操作されたと判別したら、ステップS204に進む。なお、ステップS203において、肯定結果が得られるまではステップS202の処理を行うことになる。そして、ステップS203において、肯定結果が得られてステップS204に進んだときは、ステップS204において、上記図8に示したディスクタイトル作成画面60の文字入力領域61に入力された文字情報をディスクタイトル情報として、所要のタイミングでもって光ディスク2に書き込むようにしている。
【0065】
従って、このような光ディスク装置1によれば、ユーザが光ディスク2のディスクタイトルを自由に付けたり、或いは既に記録されているディスクタイトルの編集などを行うことが可能になる。
【0066】
また、例えば図8(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ディスクタイトル」領域が選択されたときは、この「ディスクタイトル」領域がハイライト表示領域51aとなる。またこのとき選択画面50内にはディスクタイトル表示領域52が表示され、既に光ディスク2にディスクタイトルが記録されているときは、そのディスクタイトルを表示するようにしている。これにより、ユーザは、再度、ディスクタイトルの入力を行うするときに、現時点において光ディスク2に記録されているディスクタイトルが、ユーザ自身が入力したディスクタイトルか、或いはディスクタイトルの自動入力機能によって入力されたディスクタイトルであるかといったことが容易に把握できる。
【0067】
ところで、上述したようなディスクタイトルの自動入力機能により、本実施の形態の光ディスク装置1において、光ディスク2にディスクタイトルを記録したとしても、そのディスクタイトルが必ずしもユーザの意志に則ったものであるとは言えない。
また、例えば選択画面50にディスクタイトル表示領域52を設けたとしても、ユーザがディスクタイトルを入力するのを忘れ、ユーザが意図しないディスクタイトル(自動入力によるディスクタイトル)のままとされることもある。そして、そのような状態のもとで、例えば光ディスク2のファイナライズを行うと、通常、それ以降はディスクタイトルの入力や変更が行えなくなってしまう。
【0068】
そこで、本実施の形態としての光ディスク装置1は、光ディスク2のファイナライズを実行する際に、ユーザに対して、光ディスク2に書き込まれているディスクタイトルの確認を促し、ディスクタイトルがユーザの意志に則ったものでない、或いはディスクタイトルが書き込まれていないときは、ファイナライズを実行する前に、ディスクタイトルの入力、編集を行うことができるようにしている。
【0069】
図10は、本実施の形態としての光ディスク装置においてファイナライズを実行する際の操作画面の表示形態を示した図である。
先ず、ユーザがファイナライズを実行するには、図10(a)に示す選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ」領域を選択するようにされる。この場合も、例えば項目表示領域51からファイナライズ項目を選択すると、「ファイナライズ」領域だけがハイライト表示領域51aとなり、この状態で所要の決定操作を行うことで、図10(b)に示すようなファイナライズ画面70に移行することになる。
【0070】
図10(b)に示すように、ファイナライズ画面70内には項目選択領域71が設けられている。そして、この項目選択領域71には「ディスクタイトル」の項目領域が設けられている。
そして、上記図10(a)に示した選択画面50から図10(b)に示したファイナライズ画面70に移行したときは、ファイナライズ画面70に設けられている項目選択領域71の「ディスクタイトル」領域が選択された状態となるようにしている。つまり、図10(b)に示したファイナライズ画面70の項目選択領域71では「ファイナライズ」領域がハイライト表示領域71aとなる。
【0071】
また、この場合も「ディスクタイトル」領域の右側には、ディスクタイトル表示領域72が設けられており、光ディスク2にディスクタイトルが記録されているときは、そのディスクタイトルを表示するようにしている。
【0072】
従って、ユーザは、項目選択領域71の「ディスクタイトル」領域が選択された状態で、所要の決定操作を行うだけで、図10(c)に示すようなディスクタイトル作成画面60に移行することができる。
そして、この図10(c)に示すディスクタイトル作成画面60でディスクタイトルの入力を行い、その画面内の「終了」領域63や操作部22の終了ボタンを操作すれば、光ディスク2のディスクタイトルを入力することができる。
そして、この後、ファイナライズ画面70の項目選択領域71にある実行領域71bを選択して決定操作を行うことでファイナライズを実行することができる。
【0073】
従って、このように構成すれば、ユーザがディスクタイトルを良く確認しないで、ファイナライズを行ったとしても、つまり、上記図10(a)に示した選択画面50内の項目表示領域51から「ファイナライズ」領域を選択して決定操作を行ったとしても、ファイナライズ画面70を表示してディスクタイトルの確認と入力や編集を促すことができる。つまり、ファイナライズを行う前に、再度、ユーザにディスクタイトルの確認と入力、編集を促すことが可能なる。
【0074】
図11は、上記図10に示したようなファイナライズを行うときにマイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、図11に示す処理は、図10(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ」領域が選択決定された状態のもとでマイコン4が実行する処理とされる。
【0075】
この場合、マイコン4は、ステップS301において、モニタ部12に上記図10(b)に示したファイナライズ画面70を表示するための表示制御を実行する。
そして次のステップS302において、ディスクタイトルを入力するための入力操作が行われたか否かの判別を行う。つまり、図10(b)に示したファイナライズ画面70に設けられているファイナライズ画面70の「ディスクタイトル」領域が選択された状態で「決定」領域73などによる決定操作が行われたかどうかの判別を行うようにされる。
【0076】
そして、ステップS302において、肯定結果が得られたときは、ステップS303に進み、ステップS303において、ディスクタイトルの入力処理を実行するようにしている。つまり、上記図9に示したようなステップS201〜S204の処理を実行する。
【0077】
そして、続くステップS304において、ファイナライズを実行するための実行操作が行われたかどうかの判別を行う。ディスクタイトルを入力するための入力操作が行われたか否かの判別を行う。つまり、図10(b)に示したファイナライズ画面70の実行領域71bが選択された状態で決定操作が行われたかどうかの判別を行う。
【0078】
そして、ステップS304において、肯定結果が得られたときは、ステップS305に進み、ステップS305においてファイナライズを実行するようにしている。なお、ステップS304において否定結果が得られたときはステップS302に戻り、ステップS302から処理を行うようにする。
これにより、上記図10に示したようなファイナライズ動作を実現することができる。
【0079】
次に、本実施の形態としての光ディスク装置1が実行可能なファイナライズ実行処理について説明する。
図12は、本実施の形態としての光ディスク装置1において、ファイナライズを行った時に表示される操作画面の他の表示形態を示した図である。
この場合も、ユーザがファイナライズを実行するには、図12(a)に示すような選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ実行」領域を選択するようにされる。すると、この場合も「ファイナライズ実行」領域だけがハイライト表示領域51aとなる。そして、ユーザはファイナライズを実行する場合には、この状態で、所要の決定操作が行われることで、ファイナライズを実行することになる。但し、この場合にファイナライズが実行されるのは、ユーザ自身が、予め、光ディスク2のディスクタイトルが入力されているときのみファイナライズを行うようにしている。
【0080】
そして、それ以外のとき、例えばディスクタイトルが未入力であったり、或いは先に述べたディスクタイトル自動入力処理により入力されている場合は、図12(b)に示すようなディスクタイトル入力選択画面80に移行するようにしている。
ここで、例えば「Yes」領域81が選択されたときは、図12(c)に示すようなディスクタイトル作成画面60に移行し、このディスクタイトル作成画面60においてディスクタイトルの作成が完了した時点で、ファイナライズを実行するようにしている。
【0081】
一方、図12(b)に示したディスクタイトル入力選択画面80において、例えば「No」領域82が選択されたときは、ディスクタイトルの作成を行うことなく、ファイナライズを実行するようにしている。
【0082】
従って、このようにして光ディスク装置1を構成した場合は、ユーザはファイナライズを実行したときは、ユーザが自身でディスクタイトルの入力を行っていないときのみ、ディスクタイトル入力選択画面80を表示してディスクタイトルの入力確認を促すことが可能になる。
即ち、この場合はディスクタイトルが記録されていない、或いは記録されていたとしてもユーザの意に反するディスクタイトルが記録されているときのみ、ユーザに対してディスクタイトルの入力を行うかどうか確認を促すようにしている。
【0083】
このようにすれば、ファイナライズを実行する際のディスクタイトルの確認は、ユーザが自身でディスクタイトルの入力を行っていないときのみでよいものとなる。つまり、ユーザ自身がディスクタイトルの入力を行っていないときだけディスクタイトルの確認を促し、ディスクタイトルの入力、編集の機会を提供することができるようになる。
【0084】
図13は、上記図12に示したようなファイナライズを実現するためにマイコン4が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、図13に示す処理は、上記図12(a)に示した選択画面50の項目表示領域51から「ファイナライズ実行」領域が選択決定された状態のもとでマイコン4が実行する処理とされる。
【0085】
この場合、マイコン4は、先ず、ステップS401において、装填されている光ディスク2にディスクタイトルが記録されているかどうかの判別を行い、ディスクタイトルが記録されているときはステップS402に進む。
ステップS402においては、ディスクタイトルが自動入力により入力されたディスクタイトルであるかどうかの判別を行い、肯定結果が得られたときはステップS403に進む。
【0086】
そして、ステップS403において、上記図12(b)に示したようなディスクタイトル入力選択画面80を表示するための処理を実行する。
そして、続くステップS404において、ディスクタイトルを入力するための入力操作が行われたか否かの判別を行う。つまり、図12(b)に示した「Yes」領域81の操作が行われたかどうかの判別を行い、肯定結果が得られたときはステップS405に進む。
そして、ステップS405において、ディスクタイトルの入力処理を実行するようにしている。つまり、上記図9に示したようなステップS201〜S204の処理を実行する。
【0087】
そして、続くステップS406において、ディスクタイトルの入力操作が完了したと判別したら、つまり図12(c)に示したディスクタイトル作成画面60の「終了」領域63が操作されたらステップS407に進む。
そしてステップS407において、上記ステップS405において作成されたディスクタイトルを光ディスク2に書き込むようにしている。そして、続くステップS408においてファイナライズを実行して処理を終えることになる。
【0088】
なお、ステップS402及びステップS404において否定結果が得られたときは、ステップS408に移行してファイナライズを実行して処理を終えることになる。
これにより、上記図12に示したようなファイナライズ動作を実現することができる。
【0089】
また、これまで説明した本実施の形態では、光ディスク2の1st Rec時にディスクタイトルが記録されていなければ、計時部23から日時情報を取得して、その日時情報をディスクタイトルとして自動記録するようにしているが、例えば、このような日時情報を光ディスク2にボリュームラベルとして自動記録することも可能である。つまり、光ディスク2の1st Rec時において、光ディスク2のボリュームラベルが記録されていなければ日時情報を自動記録することも可能である。
また、ディスクタイトルと同様に、例えばファイナライズを実行する際に、光ディスク2のボリュームラベルをユーザに提示して、ファイナライズを実行する前にボリュームラベルの確認や入力、編集を促すことも可能である。
【0090】
また、光ディスク2に記録された記録データにおいて、各記録データ単位(VTS単位)でタイトルなどを付けられる場合も、記録開始時にタイトルが記録されていなければ、日時情報をタイトルとして自動記録することも可能である。
そして、ファイナライズを実行する際には、記録データ単位ごとのタイトルをユーザに提示して、ファイナライズを実行する前にタイトルの確認や入力、編集を促すことも可能である。
【0091】
なお、本実施の形態としての光ディスク装置においては、光ディスク2の1st Rec時にディスクタイトルが記録されていなければ、計時部23から日時情報を取得して、その日時情報をディスクタイトルとして自動記録する場合を例に挙げて説明したがこれはあくまでも一例である。例えば、光ディスク2にディスクタイトルとして日時情報を取得するタイミングなどは任意に設定することが可能である。またディスクタイトルとして記録する情報も、必ずしも日時情報とする必要はない。要は、ユーザがディスクタイトルから光ディスクを識別することができるような固有情報であれば良いものである。
【0092】
なお、これまで説明した本実施の形態としての光ディスク装置は、可搬型のビデオカメラに搭載されるものとして説明したが、これはあくまでも一例であり、光ディスクにデータ記録を行うことができるDVDレコーダとしての機能を有する機器であれば、全ての装置に及びシステムなどに適用可能である。
【0093】
また、本実施の形態では、記録媒体として光ディスクを例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、記録完了時などにおいてファイナライズを行う必要がある記録媒体であれば、例えば光磁気ディスク、カード型のメモリ記憶媒体、磁気テープなどの各種記録媒体に適用可能である。
【0094】
また、本実施の形態の光ディスク装置では事前にインストールされた処理プログラムにより一連の処理を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、インターネット等のネットワークを介してダウンロードしたプログラムをインストールして実現された光ディスク装置などにも広く適用することができる。
【0095】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、本発明によれば、記録媒体のファイナライズを行うための選択画面にタイトル表示領域を設け、選択画面を表示するときは記録媒体から読み出したタイトル情報を表示する表示制御を行うようにしている。このようにしてファイナライズの実行前に記録媒体のタイトルを提示し、ユーザに対して、記録媒体に記録されているタイトルの確認や、入力、編集を促すことが可能になる。
【0096】
また、記録媒体に対してデータの書き込みを行う際に、タイトル情報が書き込まれていないときは、タイトル情報として、記録媒体に固有情報を書き込むようにしているため、記録媒体のタイトルの未入力を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置の構成したブロック図である。
【図2】DVDビデオフォーマットを示した図である。
【図3】ディスクタイトルエリアの構造説明図である。
【図4】VFフォーマットにおけるディスクタイトルの構造を示した図である。
【図5】VRフォーマットにおけるディスクタイトルの構造を示した図である。
【図6】光ディスクに自動記録されるディスクタイトルの一例を示した図である。
【図7】ディスクタイトルの自動入力処理を示したフローチャートである。
【図8】ファイナライズを実行領域が設けられている選択画面の表示態様を示した図である。
【図9】図8に示した選択画面にディスクタイトルの入力操作処理を示したフローチャートである。
【図10】ファイナライズを実行する際の操作画面の表示形態を示した図である。
【図11】図10に示したファイナライズを実行するときの処理を示したフローチャートである。
【図12】ファイナライズを実行する際の操作画面の他の表示形態を示した図である。
【図13】図12に示したファイナライズを実行するときの処理を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク装置、2 光ディスク、3 映像入力部、4 マイコン、5 オーディオ入力部、6 圧縮/伸長処理部、7 ヘッダー情報処理部、8 ビデオ処理部、9 15 ランダムアクセスメモリ、10 多重化処理部、11 オーディオ処理部、12 モニタ部、13 ビデオ/オーディオエンコーダ、14信号処理部、16 アナログフロントエンド部、18 モーターアンプ部、19 光学ヘッド、20 スピンドルモータ、21 スレッドモータ、22 操作部、23 計時部、50 選択画面、60 ディスクタイトル作成画面、70 ファイナライズ画面、80 ディスクタイトル入力選択画面
Claims (5)
- 記録媒体にデータの記録を行うことができる記録装置において、
前記記録媒体にタイトル情報の書き込みを行う書込手段と、
前記記録媒体から前記タイトル情報の読み出しを行う読出手段と、
前記記録媒体のファイナライズの実行を選択可能な選択画面に対して設けられた前記記録媒体のタイトルを表示するタイトル表示領域に、前記記録媒体から読み出したタイトル情報を表示させるように表示制御を行う制御手段と、
を備えていることを特徴する記録装置。 - 前記選択画面には、
前記タイトル情報の入力または編集を行うタイトル情報作成画面に移行させるための選択項目が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記書込手段は、
前記記録媒体に対してデータの書き込みを行う際に、前記記録媒体にタイトル情報が記録されていないときは、前記記録媒体に対してタイトル情報として固有情報を書き込むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記固有情報は、
前記記録媒体に最初にデータの書き込みを始めたときの日時情報としたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記タイトル情報は、
前記記録媒体のディスクタイトルを示す情報とされることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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