JP2004203508A - エレベータ案内システム及びエレベータ案内方法 - Google Patents

エレベータ案内システム及びエレベータ案内方法 Download PDF

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Atsushi Inoue
淳 井上
Shinobu Nagahara
忍 長原
Hideki Shiozaki
秀樹 塩崎
Hiroyasu Tabata
広泰 田畠
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】エレベータ乗り場から目的階へのエレベータ移動と、エレベータ降車位置から目的地までの案内図の配布とを実現することができるエレベータ案内システム及びエレベータ案内方法を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯端末装置2から送信された訪問先の居住者一覧の中から利用者により選択された居住者識別子に基づいて、呼び登録装置11がエレベータかご5を居住者識別子が送信されたフロアに移動すること及び前記居住者識別子の居住者が居住するフロアに移動することをエレベータ管理装置6に指示し、情報配信装置13がフロア情報データベース7から居住者識別子の居住者が居住するフロアの地図データを取得し、携帯端末装置2は情報配信装置13により取得された地図データを表示するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、訪問先のビルに不案内な利用者を案内するエレベータ案内システム及びエレベータ案内方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータの呼び登録の方法としては、エレベータ乗り場に設置された操作盤を操作して上または下方向の呼びボタン押下することにより、エレベータかごをエレベータ乗り場に呼ぶ乗り場呼びと、かご内操作盤の目的階ボタンの押下により、エレベータかごを目的階に移動するかご呼びと、がある。このボタン操作結果がエレベータ制御装置に通知され、エレベータ制御装置がエレベータのかご、扉を制御して、利用者を目的階まで移動させる。
【0003】
また、ビルの案内板やエレベータの位置がわかりづらいところにあるビルにおいて、ビルに不案内な利用者にビル内の移動を案内するビル内案内システムの内容が開示されている。このビル内案内システムは、携帯電話装置の電波を受信する位置検出装置と、この位置検出装置からのデータを集積する位置情報管理サーバにより、ビル内の利用者の位置を検出して、利用者の求めによって現在地から目的地までの案内図を携帯電話装置に通知すること、また、利用者の目的地までの移動に際して、各階のフロア間の移動が必要な場合に、エレベータ制御装置に対して現フロアへの乗り場呼び及び、目的フロアへのかごを呼びを登録して、案内図にエレベータかごの位置を含めることで、ビル内の現在地から、異なるフロアの目的地までの移動を案内するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−117173号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように従来のボタン操作による乗り場呼び、かご呼びの方法では、目的地の存在するフロアがわかっている場合に有効であるが、目的地の存在するフロアがわかっていない場合には、案内図などにより目的地の存在するフロアを調べなければならないという問題があった。
【0006】
また、従来のビル内案内システムでは、ビル内のどの場所からでも目的地までのフロア間移動、及び案内図確認ができ、車椅子利用者などがビル内を効率的に移動できるという効果があるものの、利用者の位置の特定に携帯電話装置の電波を利用しているため、ビル内に利用者の移動範囲をカバーするだけの位置検出装置を設置する必要があり、設備の設置に多大な費用がかかる等の問題があった。
【0007】
さらに、複数のエレベータかごからなるエレベータホールでは、エレベータかごから降車したときに、利用者が方向を失いやすく、案内図があってもどちらの方向に進めばよいかわからないという問題があった。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータ乗り場から目的階へのエレベータの呼び登録と、エレベータ降車位置から目的地までの案内図の配布とを、簡易な設備で実現することができるエレベータ案内システム及びエレベータ案内方法を提供することを目的とする。
また、利用者がエレベータかごを降車して進むべき方向を明確に理解することができるエレベータ案内システム及びエレベータ案内方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ案内システムは、
各フロアの地図データを管理するフロア情報管理手段と、
エレベータかごを移動するエレベータ管理手段と、
居住者識別子が送信されると、前記エレベータかごを前記居住者識別子が送信されたフロアに移動すること及び前記居住者識別子の居住者が居住するフロアに移動することを前記エレベータ管理手段に指示する呼び登録手段と、
居住者識別子が送信されると、前記フロア情報管理手段から前記居住者識別子の居住者が居住するフロアの地図データを取得する情報配信手段と、
訪問先の居住者一覧の中から利用者により選択された前記居住者識別子を前記呼び登録手段と前記情報配信手段とに送信し、又前記情報配信手段により取得された前記地図データを表示する携帯端末装置と、を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のエレベータ案内システムの構成図である。
エレベータ装置1は、各階の乗り場とかごからなる。本実施の形態では利用者の乗車階として乗り場A3、目的階(降りる階)として乗り場B4がある。かご5は、エレベータ管理装置6の指示にしたがって、乗り場間を移動する。利用者は、携帯端末装置2を使用して、エレベータ装置1と通信する。
【0011】
乗り場A3は、呼び登録装置A11を備える。呼び登録装置A11は、乗り場A3で利用者からの携帯端末装置2を通じた処理要求を受け、フロア情報データベース7にフロア情報の問い合わせを行い、エレベータ管理装置6に対してかご5の動作指示を行う呼び登録手段である。
乗り場B4も、乗り場A3同様、呼び登録装置B12を備える。
【0012】
かご5は、情報配信装置13を備える。情報配信装置13は、かご5内で利用者からの携帯端末装置2を通じた処理要求を受け、フロア情報データベース7に問い合わせを行い、地図データを生成し、携帯端末装置2に応答する情報配信手段である。また、情報配信装置13は、携帯端末装置2からの来訪者通知要求に対して、電子メールサーバ装置8を介して、訪問先に来訪の通知を行う。
【0013】
エレベータ管理装置6は、呼び登録装置A11、呼び登録装置B12からの要求にしたがって、かご5の移動、戸閉め、戸開動作を制御するエレベータ管理手段である。
フロア情報データベース7は、呼び登録装置A11、呼び登録装置B12、情報配信装置13からのフロア情報問い合わせに対して、該当データの検索、応答を行うフロア情報管理手段である。
呼び登録装置A11、呼び登録装置B12、情報配信装置13、エレベータ管理装置6、フロア情報データベース7、電子メールサーバ装置8は、ネットワーク9によって相互に通信する。
【0014】
電子メールサーバ装置8は、ネットワーク9に加えて、ビル内ネットワーク10に接続する。
呼び登録装置A11、呼び登録装置B12、情報配信装置13の各装置は、赤外線などの志向性の強い近距離通信ネットワークによって、携帯端末装置2と相互に通信する。
【0015】
次に、本実施の形態の動作の概要について説明する。
エレベータの利用者は、携帯端末装置2を保持する。利用者は、乗り場A3でエレベータの呼びを登録するために携帯端末装置2を使用する。携帯端末装置2は、居住者名と居住者電話番号と居住者識別子とを、呼び登録装置A11から取得する。
【0016】
呼び登録装置A11は、これらの情報、即ち居住者名と居住者電話番号と居住者識別子とをフロア情報データベース7から取得して、携帯端末装置2に応答する。携帯端末装置2は、受信した情報を訪問先一覧として表示する。利用者が訪問先一覧から訪問先を選択すると、携帯端末装置2から呼び登録装置A11に対して居住者識別子を通知する。
【0017】
呼び登録装置A11は、居住者識別子をキーにフロア情報データベース7を検索して、利用者の訪問先が存在するフロアの番号を取得する。呼び登録装置A11は、エレベータ管理装置6に対して、現在階への乗り場呼びを通知し、取得したフロア番号を目的階として、エレベータ管理装置6に対して目的階へのかご呼びを通知する。即ち、呼び登録装置A11は、携帯端末装置2により居住者識別子が送信されたフロアにかご5を移動すること及び居住者識別子と一致する居住者が居住するフロアにかご5を移動することをエレベータ管理装置6に対して通知する。
【0018】
エレベータ利用者は、携帯端末装置2を使用して、乗り場A3でエレベータの呼びを登録して、到着したかご5に乗車する。エレベータ利用者は、居住者への訪問を通知するために、携帯端末装置2を使用する。携帯端末装置2にはエレベータ利用者の氏名などの訪問者特定情報が保持されている。携帯端末装置2は、かご5内に設置した情報配信装置13に対して、居住者識別子と訪問者特定情報を通知する。
【0019】
情報配信装置13は、居住者識別子を検索キーにフロア情報データベース7から居住者の訪問者来訪通知先を取得する。情報配信装置13は、電子メールなどでこの居住者の訪問者来訪通知先に、訪問者特定情報の示す訪問者の来訪を通知する。
【0020】
次に、エレベータ利用者は、かご5内で、目的階のフロア地図を閲覧するために、携帯端末装置2を使用する。携帯端末装置2及び情報配信装置13は、指向性の強い通信手段を用いて通信する。携帯端末装置2は、かご5内に設置した情報配信装置13に対して、居住者識別子と通信角度を通知する。また、情報配信装置13は、居住者識別子を検索キーにフロア情報データベース7から居住者の居住するフロア番号を取得する。
【0021】
情報配信装置13は、フロア番号を検索キーとしてフロア情報データベース7から目的階の地図データを取得する。さらに、情報配信装置13は、居住者識別子とかご識別子を検索キーとして、エレベータ降車位置から居住者の居住位置までを結ぶベクトル地図データを取得し、これと目的階の地図データを重ね合わせて、地図データを生成する。
また、情報配信装置13は、保持するかご設置角度と携帯端末装置2から受信した通信角度とから、かご設置角度に通信角度を加えた角度だけ地図データを回転させる。回転した地図データを携帯端末装置2に通知する。携帯端末装置2は、地図データを画面に表示する。
【0022】
次に、個々の装置の動作をフローチャートを使用して説明する。
本実施の形態では、利用者は乗り場A3の階でエレベータに乗車し、目的階として乗り場B4の階で降車するものとする。さらに、ここでは従来エレベータにおいて、乗り場、またはかご内の操作盤を使用してエレベータかごを移動させる操作を「呼び」と言い、また、乗り場操作盤に対して行う呼びを「乗り場呼び」、かご内操作盤に対して行う呼びを「かご呼び」と言うことにする。
【0023】
図2は、携帯端末装置2の処理手順を示すフローチャートである。
携帯端末装置2の処理動作を図2のフローチャートに従って説明する。
携帯端末装置2は、ステップS101で、呼び登録装置A11に対して、居住者名と居住者電話番号と居住者識別子との一覧取得要求を行い、ステップS102でこれらデータを受信する。なお、居住者識別子とは、ビル内で居住者を一意に特定する識別子である。
【0024】
携帯端末装置2は、ステップS103で居住者名、居住者電話番号を一覧表示し、ステップS104で利用者にこの居住者名と居住者電話番号の一覧の組から、訪問先の居住者名と居住者電話番号を選択させる。
【0025】
次に、携帯端末装置2は、ステップS105で後のステップSで使用するため、選択された訪問先の居住者識別子を保持し、ステップS106で訪問先の居住者識別子を呼び登録装置A11に送信する。ステップS106で、携帯端末装置2における乗り場呼び及び訪問先階へのかご呼びの処理が完了して、かご5が乗り場A3の階に到着して戸開する。
【0026】
かご5が到着して戸開後、利用者はかご5に乗車する。携帯端末装置2は、ステップS107で利用者から訪問先へ訪問者来訪通知することの要求を受けると、ステップS108で、記憶していた居住者識別子と訪問者特定情報を情報配信装置13に送信する。訪問者特定情報は、訪問者氏名、電話番号などの訪問者を特定する情報であり、予め携帯端末装置2が保持している。ステップS108で携帯端末装置2における訪問者来訪通知処理が完了する。
【0027】
利用者は、継続してかごに乗車中である。ステップS109で利用者が目的階のフロア地図閲覧を携帯端末装置2に対して要求すると、ステップS110で、記憶していた居住者識別子と携帯端末装置2の通信角度を情報配信装置13に送信する。携帯端末装置2の通信角度は、携帯端末装置2の指向性の強い通信手段が画面に正対する方向から何度ずれて設置されているかを示す値であり、携帯端末装置2が記憶する。
【0028】
携帯端末装置2の通信角度については、情報配信装置13の処理の説明で併せて説明する。携帯端末装置2は、ステップS111で、情報配信装置13から地図データを受信して、ステップS112で、受信した地図データを地図画像として携帯端末装置2の画面に表示して、処理を終了する。
【0029】
図3は、呼び登録装置A11の処理手順を示すフローチャートである。
呼び登録装置A11の処理動作を図3のフローチャートに従って説明する。
呼び登録装置A11は、携帯端末装置2からの要求により、乗り場呼び及びかご呼びをエレベータ管理装置6に指示する。
まず、ステップS121で携帯端末装置2から、居住者名、居住者電話番号、居住者識別子の一覧取得要求を受信する。
【0030】
ステップS122で、ステップS121の要求に応答するため、フロア情報データベース7に、居住者名、居住者電話番号、居住者識別子の一覧取得要求を送信して、ステップS123で、フロア情報データベース7から、居住者名、居住者電話番号、居住者識別子の一覧を受信する。ステップS124で、携帯端末装置2に対して、居住者名、居住者電話番号、居住者識別子の一覧を送信する。呼び登録装置A11は、ステップS125で、携帯端末装置2で選択された訪問先となる居住者識別子を受信する。
【0031】
ステップS126で、フロア情報データベース7から、居住者識別子に該当する居住者のフロア番号を取得する。ステップS127で、エレベータ管理装置6に対して、現在階への乗り場呼びを指示する。ステップS128とステップS129で、かご5が到着するのを待って、ステップS130でエレベータ管理装置6に対してかご呼びを登録する。つまり、ステップS128で、エレベータ管理装置6に対してかご状態を問い合わせ、ステップS129でかごが戸開状態にあるかの判定を行う。かごが戸開したら、ステップS130でエレベータ管理装置6に対して、ステップS126で、取得した居住者のフロアへのかご呼びを指示して、終了する。
【0032】
図4は、情報配信装置13の処理手順を示すフローチャートである。
情報配信装置13の処理動作を図4のフローチャートに従って説明する。
情報配信装置13の処理は大きく二つに分かれる。ステップS144からステップS146の訪問者来訪通知処理と、ステップS147からステップS153の地図データ生成、送信処理である。
【0033】
情報配信装置13は、ステップS141で携帯端末装置2からデータを受信し、ステップS142で、このデータが居住者識別子と訪問者特定情報であると判定した場合に、ステップS144から始まる訪問者来訪通知処理を実行する。ステップS143で、ステップS141で、受信したデータが居住者識別子と通信角度であると判定した場合に、ステップS147からの地図データ生成、送信処理を実行する。いずれでもない場合、また、いずれかの処理を完了すると、ステップS141で携帯端末装置2からのデータを待ち受ける。
【0034】
次に、訪問者来訪通知処理について説明する。
ステップS144で、ステップS141で受信した居住者識別子を元に、フロア情報データベース7から、この居住者識別子に合致する居住者の訪問者来訪通知先を取得する。ステップS145で電子メールで送信する訪問者来訪通知の電子メール文を生成する。これは定型文にステップS141で、受信した訪問者特定情報を加えて生成する。例えば、「訪問者名xxxx(電話番号yy−yyyy−yyyy)が来訪しました」といった定型文に、訪問者特定情報である訪問者名、訪問者電話番号を組み合わせる。ステップS146で電子メールサーバ装置に対して、ステップS146で、生成した電文を、ステップS144の訪問者来訪通知先へのメール送信を要求する。
【0035】
次に、地図データ生成、送信処理について説明する。
ステップS147で、ステップS143で受信した居住者識別子と合致する居住者のフロア番号をフロア情報データベース7から取得する。ステップS148でフロア情報データベース7から、フロア番号により、フロア地図データを取得する。ステップS149で、フロア情報データベース7から、居住者識別子とかご識別子により、これと合致するベクトル地図データを取得する。
【0036】
ここで、かご識別子は、ビル内でかごを一意に特定する識別子で、各かごの情報配信装置13に予め記憶されている。また、ベクトル地図データは、居住者毎に各かごからの居住フロア内の居住地までの経路を示すデータである。このベクトル地図データを、ステップS150でフロア地図データに描画して、合成地図データを得る。
【0037】
ステップS151で、かご設置角度に携帯端末装置2の通信角度を加えて、合成地図データの回転角度を得る。かご設置角度は、予めかご毎に決定、情報配信装置13に設定されている。ステップS152で、合成地図データを時計回りに回転角度だけ回転させ、携帯端末装置2での表示に適した回転地図データを得て、ステップS153で回転地図データを携帯端末装置2に送信する。
【0038】
次に、地図データと地図データへのベクトル地図データの描画、地図データの回転について説明する。
まず、地図データと地図データへのベクトル地図データの描画について説明する。
図5は、本実施の形態で用いる目的階のフロアを示す図である。E1からE8は、エレベータのかごを示しており、それぞれエレベータホールAにかごE1からE4が、エレベータホールBにかごE5からE8が設置されている。かごについた矢印は利用者の扉からの降車方向を示している。
【0039】
図6は、ステップS148でフロア情報データベース7から受信した地図データの描画イメージを示した図である。ここで、利用者はかごE1を利用して、目的階に到着する。また、訪問先は、図6のB社である。
【0040】
図7は、ステップS150で図6の地図データにベクトル地図データを描画した合成地図データの描画イメージを示した図である。ベクトル地図データの示すかごE1からのB社入り口までの経路15が描画されている。
【0041】
次に、地図データの回転について説明する。地図データの回転は、図7に示した合成地図データを元の地図データとして回転するものであり、地図の向きをかごからの降車方向に合わせるための回転と、携帯端末装置の赤外線通信手段を情報配信装置の赤外線通信手段に向けたときの携帯端末装置の向きに合わせる回転とからなる。
【0042】
まず、地図の向きをかごからの降車方向に合わせるための回転について説明する。
図8は、かごE1の設置角度を示した図である。画像基準方向22は、元の地図データ(図7)を表示した際の上方向を示す。かご設置角度は、地図データの画像基準方向22に対して、かごが何度ずれて設置されているかを示す角度であり、利用者が扉27から降車する際の進行方向である利用者降車方向23と画像基準方向22の角度差となる。
【0043】
かごE1(21)は、扉27が地図データ(図7)上で右方向にあり、利用者降車方向23は右方向となり、これによりかご設置角度は270°となる。なお扉が左側にあるかごE3のかご設置角度は90°となる。情報配信装置13の赤外線通信手段は、図8に示すように情報配信装置13の赤外線通信方向24が利用者降車方向23と正反対になるように設置される。
【0044】
図9は、地図データ(図7)を時計回りにかご設置角度だけ回転させた回転地図データを示す図である。図9で示されるように、利用者がかごE1から降車する方向に向いた場合に、地図の上方向が進行方向と一致することになる。
【0045】
次に、地図の向きを、携帯端末装置2の赤外線通信手段を情報配信装置13の赤外線通信手段に向けたときの携帯端末装置2の向きに合わせる回転について説明する。
図10は、携帯端末装置2を示した図である。携帯端末装置2は、表示画面31、入力部32、赤外線通信手段33を備える。本実施の形態では、赤外線通信手段33は携帯端末装置2の左側についており、赤外線通信方向26も図に示した方向となる。
【0046】
なお、赤外線通信は指向性が高いため、携帯端末装置2と情報配信装置13を通信させる場合に、利用者は、携帯端末装置2の赤外線通信方向26を、情報配信装置13の赤外線通信手段に向けることになる。その時、表示画面31は、利用者にとって横向きになる。この通信を利用した時の画面のずれ角度が通信角度である。
【0047】
図11は、携帯端末装置2の通信角度を示した図である。図10に示した形状の携帯端末装置2の通信角度は、表示画面31の上部方向を画面正対方向25として、赤外線通信方向26のずれ角度である。つまり、赤外線通信手段33が左側についている携帯端末装置2の通信角度は、270°である。なお、右側についていれば90°である。
【0048】
地図データ(図7)を時計回りに通信角度だけ回転させた回転地図データは、携帯端末装置2を情報配信装置13に向けた状態で、元の画像データ(図7)と同じ向きに表示することができる。つまり赤外線通信手段33が、携帯端末装置2の上部についている場合、赤外線通信方向26は、画面正対方向25と一致して、通信角度は0°となるため、画像を回転させなくとも(もしくは0°時計回りに回転させる)、元の画像データ(図7)と同じ向きに表示される。
図8の携帯端末装置2は、図10の携帯端末装置2の赤外線通信方向26を情報配信装置13に向けている。
【0049】
地図データの回転について整理すると、地図データを時計回りにかご設置角度だけ回転させた回転地図データは、利用者が降車する方向に向いた場合に、地図の上方向が進行方向と一致することになる。また、地図データを時計回りに通信角度だけ回転させた回転地図データは、携帯端末装置2を情報配信装置13に向けた状態で、元の画像データ(図7)と同じ向きに表示することができる。このふたつの回転を合わせると、携帯端末装置2が通信状態にあり、かつ利用者が降車する方向に向いたときに、表示された地図の上方向が進行方向と一致する地図データを得ることができる。
【0050】
つまりステップS151で、かご設置角度270°に携帯端末装置の通信角度270°を加えた地図データの回転角度540°は、携帯端末装置が通信状態にあるときに、進行方向が地図データの向きと一致する角度である。これにより、ステップS152で地図データを時計回りに540°(もしくは180°)回転させる。
図12は、図7の合成地図データを540°回転させて得た地図データを示す図である。
【0051】
次に、フロア情報データベース7のデータ構造を図13と図14で説明する。
図13は、居住者識別子を一意に定めたデータベースのデータ構造を示す図である。
ここでは、ひとつの居住者識別子に対して、かご識別子を一意に定めたデータ構造を含む。ひとつの居住者識別子41に対して、居住者名42、居住者電話番号43、フロア番号44、訪問者来訪通知先45をそれぞれひとつづつ持つ。また、ビルに設置されたかごの数だけ、かご識別子46と経路ベクトル地図データ47のペアを持つ。これは居住者に対して、かごの数だけ、各かごからの経路が存在するためである。このデータ構造には、居住者の数だけ、居住者識別子を一意に定めた行を含む。
【0052】
図13のデータ構造を利用して、次の処理ステップSでデータの取得が行われる。 即ち、次の処理ステップSでこのデータ構造が利用される。
ステップS122:居住者名、居住者電話番号、居住者識別子の一覧を取得
ステップS126、ステップS147:居住者識別子に一致するフロア番号を取得
ステップS144:居住者識別子に一致する訪問者来訪通知先を取得
ステップS149:居住者識別子に一致する行で、かご識別子に一致する経路ベクトル地図データを取得
【0053】
図14は、フロア番号を一意に定めたデータベースのデータ構造を示す図である。図に示すように、ひとつのフロア番号51に対して、そのフロアのフロア地図データ52をひとつ含む。このデータ構造には、フロアの数だけ、フロア番号を一意に定めた行を含む。
図14のデータ構造を利用して、次の処理ステップSでデータの取得が行われる。 即ち、次の処理ステップSでこのデータ構造が利用される。
ステップS148:フロア番号からフロア地図データを取得
【0054】
なお、本実施の形態では、エレベータの利用者は乗り場A階でエレベータに乗車し、目的階として乗り場B階で降車するものとしたが、乗り場B階で乗車し、乗り場A階で降車することも可能である。また3箇所以上の乗り場を設置した構成で、実施することも可能である。
【0055】
また、本実施の形態では、携帯端末装置2は、呼び登録装置A11、呼び登録装置B12、情報配信装置13の各装置と、赤外線などの指向性の強い近距離通信ネットワークによって相互に通信することとした。
さらに、携帯端末装置2と呼び登録装置A11または呼び登録装置B12との通信には、赤外線以外に、有線、赤外線、Bluetooth、無線LANなどのネットワークを用いることができる。また、携帯端末装置2と情報配信装置13との通信にも有線、赤外線、Bluetooth、無線LANなどのネットワークを用いることができる。
【0056】
さらに、本実施の形態では、ステップS122で呼び登録装置A11が携帯端末装置2に送信するデータは、居住者名及び居住者電話番号及び居住者識別子の居住者を特定する情報であるが、例えば、この居住者を特定する情報に加えて、書店、クリーニング店などの居住者の属性を送信することもできる。
【0057】
以上のように本実施の形態によれば、乗り場に設置した呼び登録装置から携帯端末装置がビル居住者の一覧を受信して、表示して、利用者がこの一覧から訪問先を選択することで呼び登録装置が現開床への乗り場呼び及び目的階へのかご呼びを登録することで、訪問先の存在するフロアが不明であっても目的階への呼びを登録できる。
【0058】
また、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置と目的地を含む目的フロアの地図データを受信して表示することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても目的地の所在を明示できる。
【0059】
さらに、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても目的地までの経路を明示できる。
【0060】
また、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示し、また、経路情報は、ビル内の複数のかごから目的地までの経路情報をかごを一意に識別するかご識別子により取得することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても、利用したかごからの目的地までの経路を明示できる。
【0061】
さらに、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示し、また、地図データをかご降車方向と地図の上方向を合わせた方向に回転することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても、利用したかごからの目的地までの経路及び利用者の進行方向を明示できる。
【0062】
また、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示し、また、地図データをかご降車方向と地図の上方向を合わせた方向に回転させ、さらに地図データを携帯端末装置の赤外線通信などの指向性の高い通信手段を用いたままの状態でかご降車方向と地図の上方向を合わせた方向に回転させることで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても、利用したかごからの目的地までの経路及び利用者の進行方向を明示できる。
【0063】
さらに、かごに設置した情報配信装置が、携帯端末装置からの要求にしたがって、訪問先への訪問者来訪通知を電子メールなどで送信することで、訪問先は訪問者の来訪があることをしることができる。
【0064】
また、かごに設置した情報配信装置が、携帯端末装置から訪問者特定情報を付加した要求にしたがって、訪問先への訪問者来訪通知を訪問者を特定して電子メールなどで送信することで、訪問先は特定の訪問者の来訪があることを知ることができる。
【0065】
実施の形態2.
図15は、実施の形態2のエレベータ案内システムの構成図である。
エレベータ装置61は、各階の乗り場とかごからなる。本実施の形態では利用者の乗車階として乗り場A63、目的階(降りる階)として乗り場B64がある。かご65は、エレベータ管理装置66の指示にしたがって、乗り場間を移動する。利用者は、携帯端末装置62を使用して、エレベータ装置61と通信する。
【0066】
乗り場A63は、呼び登録装置A69を備える。呼び登録装置A69は、乗り場A63で利用者からの携帯端末装置62を通じた処理要求を受け、フロア情報データベース67にフロア情報の問い合わせを行い、エレベータ管理装置66に対してかご65の動作指示を行う。
乗り場B64も、乗り場A63同様、呼び登録装置B70を備える。
【0067】
エレベータ管理装置66は、呼び登録装置A69、呼び登録装置B70からの要求にしたがって、かご65の移動、戸閉め、戸開動作を制御する。また、フロア情報データベース67は、呼び登録装置A69、呼び登録装置B70からのフロア情報問い合わせに対して、該当データの検索、応答を行う。
【0068】
呼び登録装置A69、呼び登録装置B70、エレベータ管理装置66、フロア情報データベース67は、ネットワーク68によって相互に通信する。また、呼び登録装置A69、呼び登録装置B70の各装置は、有線、赤外線、Bluetooth、無線LANなどの近距離通信ネットワークにより携帯端末装置62と相互に通信する。
【0069】
次に、本実施の形態の動作の概要について説明する。
エレベータの利用者は、携帯端末装置62を保持する。利用者は、乗り場A63でエレベータの呼びを登録するために携帯端末装置62を使用する。利用者は、携帯端末装置62に居住者名か居住者電話番号の居住者を特定する情報を入力する。携帯端末装置62は、居住者を特定する情報を呼び登録装置A69に通知する。
【0070】
呼び登録装置A69は、居住者を特定する情報をキーとして、フロア情報データベース67から、該当する居住者の居住フロア番号を取得する。呼び登録装置A63は、エレベータ管理装置66に対して、現在階への乗り場呼びを通知し、取得したフロア番号を目的階として、エレベータ管理装置66に対して目的階へのかご呼びを通知する。
【0071】
次に、個々の装置の動作をフローチャートを使用して説明する。
本実施の形態では、利用者は乗り場A63の階でエレベータに乗車し、目的階として乗り場B64の階で降車するものとする。さらに、ここでは従来エレベータにおいて、乗り場、またはかご内の操作盤を使用してエレベータかごを移動させる操作を「呼び」と言い、また、乗り場操作盤に対して行う呼びを「乗り場呼び」、かご内操作盤に対して行う呼びを「かご呼び」と言うことにする。
【0072】
図16は、携帯端末装置62の処理手順を示すフローチャートである。
携帯端末装置62の処理動作を図16のフローチャートに従って説明する。
携帯端末装置62は、ステップS161で利用者が居住者名を入力する。ステップS162で、呼び登録装置A69に居住者名を送信する。ステップS163で、呼び登録装置A69から呼び登録の結果を受信する。ステップS164で呼び登録が成功したと判定した場合、携帯端末装置は終了する。呼び登録が失敗した場合、ステップS161の居住者名の入力から処理を繰り返す。
【0073】
図17は、呼び登録装置A69の処理手順を示すフローチャートである。
呼び登録装置A69の処理動作を図17のフローチャートに従って説明する。
呼び登録装置A69は、ステップS115で携帯端末装置62から居住者名を受信する。受信した居住者名により、ステップS172でフロア情報データベース67から、この居住者名に一致する居住者のフロア番号を取得する。ステップS173でフロア番号の取得が成功したか否かを判定し、成功した場合には、ステップS174で呼び登録の成功を、携帯端末装置62に送信する。
【0074】
ステップS173で失敗した場合には、ステップS179で携帯端末装置62に呼び登録失敗を送信し、ステップS115に戻り、居住者名の受信を待ち受ける。ステップS174の処理の後、ステップS175でエレベータ管理装置66に対して、現在階への乗り場呼びを指示する。ステップS176とステップS178でかごが到着するのを待って、ステップS178でエレベータ管理装置66に対してかご呼びを登録する。
【0075】
つまり、ステップS176でエレベータ管理装置66に対してかご状態を問い合わせ、ステップS177でかごが戸開状態にあるかの判定を行う。かごが戸開したら、ステップS178でエレベータ管理装置66に対して、ステップS172で、取得した居住者のフロアへのかご呼びを指示して、終了する。
【0076】
図18は、居住者情報データベースの居住者名を一意に定めたデータベースのデータ構造を示す図である。図に示すように、ひとつの居住者名121に対して、そのフロアのフロア番号122をひとつ含む。このデータ構造には、居住者の数だけ、居住者名を一意に定めた行を含む。
図18のデータ構造を利用して、次の処理ステップSでデータの取得が行われる。 即ち、次の処理ステップSでこのデータ構造が利用される。
ステップS172:居住者名から居住者のフロア番号を取得
【0077】
本実施の形態では、呼び登録装置A69がステップS174で呼び登録の成功を通知するとともに、居住者識別子を送信することと、エレベータ装置61が、実施の形態1と同様にフロア情報データベースと情報配信装置を備えることで、携帯端末装置62は実施の形態1のステップS110から212に示した地図データの送信要求ならびに表示を実施の形態1と同様に行うことが可能となる。
【0078】
また、本実施の形態では、エレベータの利用者は乗り場A63の階でエレベータに乗車し、目的階として乗り場B64の階で降車するものとしたが、乗り場B64の階で乗車し、乗り場A63の階で降車することも可能である。また3箇所以上の乗り場を設置した構成で、実施することも可能である。
【0079】
また本実施の形態では、ステップS161により利用者が入力する居住者の特定データを居住者名としたが、居住者の電話番号とすることも可能である。この場合は、居住者情報データベースのデータ構造として、居住者名の代わりに居住者電話番号を保持する。
【0080】
以上のように本実施の形態によれば、携帯端末装置から乗り場に設置した呼び登録装置に対して訪問先を特定する情報を送付し、呼び登録装置はこの情報を元に呼びを登録することで、訪問先の存在するフロアが不明であっても目的階への呼びを登録できる。
【0081】
また、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置と目的地を含む目的フロアの地図データを受信して表示することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても目的地の所在を明示できる。
【0082】
さらに、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても目的地までの経路を明示できる。
【0083】
また、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示し、また経路情報は、ビル内の複数のかごから目的地までの経路情報をかごを一意に識別するかご識別子により取得することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても、利用したかごからの目的地までの経路を明示できる。
【0084】
さらに、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示し、また地図データをかご降車方向と地図の上方向を合わせた方向に回転することで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても、利用したかごからの目的地までの経路及び利用者の進行方向を明示できる。
【0085】
また、かごに設置した情報配信装置から携帯端末装置が降車位置から目的地までの経路情報を含む目的フロアの地図データを受信して表示し、また地図データをかご降車方向と地図の上方向を合わせた方向に回転させ、さらに地図データを携帯端末装置の赤外線通信などの指向性の高い通信手段を用いたままの状態でかご降車方向と地図の上方向を合わせた方向に回転させることで、利用者にとって訪問先のビル内での所在が不明であっても、利用したかごからの目的地までの経路及び利用者の進行方向を明示できる。
【0086】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように、携帯端末装置から居住者識別子が送信されると、エレベータかごを居住者識別子が送信されたフロアに移動すること及び居住者識別子の居住者が居住するフロアに移動することを指示し、またフロア情報管理手段から居住者識別子の居住者が居住するフロアの地図データを取得し、この取得した地図データを携帯端末装置に表示することにより、訪問先の存在するフロアが不明であっても目的階への呼びを登録でき、また訪問先のビル内での所在が不明であっても目的地の所在を明示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のエレベータ案内システムの構成図。
【図2】実施の形態1における携帯端末装置2の処理手順を示すフローチャート。
【図3】実施の形態1における呼び登録装置A11の処理手順を示すフローチャート。
【図4】実施の形態1における情報配信装置13の処理手順を示すフローチャート。
【図5】実施の形態1において用いる目的階のフロアを示す図。
【図6】実施の形態1においてフロア情報データベース7から受信した地図データの描画イメージを示した図。
【図7】実施の形態1において地図データにベクトル地図データを描画した合成地図データの描画イメージを示した図。
【図8】実施の形態1におけるかごE1の設置角度を示した図。
【図9】実施の形態1において地図データを時計回りにかご設置角度だけ回転させた回転地図データを示す図。
【図10】実施の形態1における携帯端末装置2を示した図。
【図11】実施の形態1における携帯端末装置2の通信角度を示した図。
【図12】実施の形態1において合成地図データを540°回転させて得た地図データを示す図。
【図13】実施の形態1において居住者識別子を一意に定めたデータベースのデータ構造を示す図。
【図14】実施の形態1においてフロア番号を一意に定めたデータベースのデータ構造を示す図。
【図15】実施の形態2のエレベータ案内システムの構成図。
【図16】実施の形態2における携帯端末装置62の処理手順を示すフローチャート。
【図17】実施の形態2における、呼び登録装置A69の処理手順を示すフローチャート。
【図18】実施の形態2において居住者情報データベースの居住者名を一意に定めたデータベースのデータ構造を示す図。
【符号の説明】
1 エレベータ装置、2 携帯端末装置、3 乗り場A、4 乗り場B、5 かご、6 エレベータ管理装置、7 フロア情報データベース、8 電子メールサーバ装置、9 ネットワーク、10 ビル内ネットワーク、11 呼び登録装置A、12 呼び登録装置B、13 情報配信装置。

Claims (8)

  1. 各フロアの地図データを管理するフロア情報管理手段と、
    エレベータかごを移動するエレベータ管理手段と、
    居住者識別子が送信されると、前記エレベータかごを前記居住者識別子が送信されたフロアに移動すること及び前記居住者識別子の居住者が居住するフロアに移動することを前記エレベータ管理手段に指示する呼び登録手段と、
    居住者識別子が送信されると、前記フロア情報管理手段から前記居住者識別子の居住者が居住するフロアの地図データを取得する情報配信手段と、
    訪問先の居住者一覧の中から利用者により選択された前記居住者識別子を前記呼び登録手段と前記情報配信手段とに送信し、又前記情報配信手段により取得された前記地図データを表示する携帯端末装置と、を備えたことを特徴とするエレベータ案内システム。
  2. 前記フロア情報管理手段は、エレベータ降り口から居住者の居住位置までを結ぶベクトル地図データを管理し、
    前記情報配信手段は、前記居住者識別子が送信されると、前記フロア情報管理手段から前記居住者識別子の居住者が居住するフロアの前記地図データと前記ベクトル地図データとを取得し、前記地図データに前記ベクトル地図データを重ね合わせた合成地図データを生成し、
    前記携帯端末装置は、前記情報配信手段により生成された前記合成地図データを表示することを特徴とする請求項1記載のエレベータ案内システム。
  3. 前記情報配信手段は、複数のエレベータかごを特定するかご識別子を記憶し、前記かご識別子と前記居住者識別子とに基づいて前記フロア情報管理手段から前記ベクトル地図データを取得することを特徴とする請求項2記載のエレベータ案内システム。
  4. 前記携帯端末装置は、前記合成地図データを表示する表示画面と前記情報配信手段と通信する通信手段とを備え、
    前記情報配信手段は、エレベータ乗車時に前記表示画面に表示した前記合成地図データの正対時上方向とエレベータ降り口方向との間のかご設置角度と、前記通信手段を前記情報配信手段に向けた時の前記表示画面に表示した前記合成地図データのずれである通信角度と、を加えた角度だけ前記表示画面に表示した前記合成地図データを回転させることを特徴とする請求項3記載のエレベータ案内システム。
  5. 前記情報配信手段からの要求に基づいて電子メールを送信する電子メールサーバを備え、
    前記フロア情報管理手段は、訪問者来訪通知先を管理し、
    前記携帯端末装置は、訪問者を特定する訪問者特定情報を前記情報配信手段に送信し、
    前記情報配信手段は、前記居住者識別子と前記訪問者特定情報とが送信されると、前記訪問者特定情報の訪問者が訪問したことの電子メールを生成し、又前記フロア情報管理手段から前記居住者識別子の居住者の訪問者来訪通知先を取得し、この訪問者来訪通知先に前記電子メールを送信することを前記電子メールサーバに要求することを特徴とする請求項4記載のエレベータ案内システム。
  6. 前記携帯端末装置は、利用者により入力された前記居住者識別子を前記呼び登録手段と前記情報配信手段とに送信することを特徴とする請求項5記載のエレベータ案内システム。
  7. 訪問先の居住者一覧の中から利用者により選択された居住者識別子を送信する送信ステップと、
    前記居住者識別子が送信されると、エレベータかごを前記居住者識別子が送信されたフロアに移動すること及び前記居住者識別子の居住者が居住するフロアに移動することを指示する指示ステップと、
    各フロアの地図データを管理するフロア情報管理ステップと、
    前記居住者識別子が送信されると、前記フロア情報管理ステップにより管理された地図データの中から前記居住者識別子の居住者が居住するフロアの地図データを取得する地図データ取得ステップと、
    前記地図データ取得ステップにより取得された地図データを表示する地図データ表示ステップと、を備えたことを特徴とするエレベータ案内方法。
  8. 前記フロア情報管理ステップは、エレベータ降り口から居住者の居住位置までを結ぶベクトル地図データを管理し、
    前記地図データ取得ステップは、前記居住者識別子が送信されると、前記居住者識別子の居住者が居住するフロアの前記地図データと前記ベクトル地図データとを取得し、前記地図データに前記ベクトル地図データを重ね合わせた合成地図データを生成し、
    前記地図データ表示ステップは、前記地図データ取得ステップにより生成された合成地図データを表示することを特徴とする請求項7記載のエレベータ案内方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108002155A (zh) * 2017-12-08 2018-05-08 上海思慧德安防设备有限公司 蓝牙梯控楼宇管理系统

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