JP2004203138A - Cabin of working vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインなどの作業車両に設けられるキャビンの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、乗降用開口部をスライド式のドアで開閉させる作業車両用キャビンが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この種のキャビンでは、乗降用開口部の開閉に際し、ドアの外側方に広いスペースを必要としないため、車庫などの狭い場所であってもドアの開閉が可能になる。
また、キャビンを上記のように構成する場合は、全閉位置でドアのスライドをロックする全閉ドアロック機構と、全開位置でドアのスライドをロックする全開ドアロック機構とを設けることが望ましく、このようにすれば、ドアを全開させた状態でも、作業車両を走行させることが可能になる。
【0003】
【特許文献1】
実開平5−85224号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ドアに全閉ドアロック機構及び全開ドアロック機構を設けると、各ドアロック機構に対応したロック解除操作具が必要になるため、部品点数が増加する許りでなく、ドアの開閉操作が煩雑になるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、乗降用開口部をスライド式のドアで開閉する作業車両用キャビンにおいて、前記ドアに、全閉位置でドアのスライドをロックする全閉ドアロック機構と、全開位置でドアのスライドをロックする全開ドアロック機構とを設けるにあたり、前記ドアの内側に、ドアの開閉方向に動作可能なドアハンドルを設け、該ドアハンドルの開き方向の操作に応じて、前記全閉ドアロック機構をロック解除動作させると共に、前記ドアハンドルの閉じ方向の操作に応じて、前記全開ドアロック機構をロック解除動作させることを特徴とする。つまり、全閉ドアロック機構及び全開ドアロック機構を備えるものでありながら、両ドアロック機構を、同じドアハンドルの操作でロック解除動作させることができるため、各ドアロック機構に対応するロック解除操作具を別々に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる許りでなく、ドアの開閉操作を簡略化することができる。しかも、ドアハンドルが開閉方向に動作可能となっており、その操作方向に応じて、対応するドアロック機構がロック解除動作されるので、ドアハンドルをいずれかの方向に操作するだけで、対応するドアロック機構のロック解除操作及びドアのスライド操作を同時に行うことが可能になる。
また、前記ドアの外側に、ロック解除ボタンを備えるドアハンドルを設けると共に、前記ロック解除ボタンのロック解除操作に応じて、前記全閉ドアロック機構及び全開ドアロック機構をロック解除動作させることを特徴とする。この場合においては、ドアの外側でも、一つのロック解除ボタンを操作するだけで、両ドアロック機構をロック解除動作させることが可能になるため、各ドアロック機構に対応するロック解除操作具を、ドアの外側に別々に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる許りでなく、キャビン外部におけるドアの開閉操作を簡略化することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態の一つを図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバインであって、該コンバイン1は、茎稈を刈り取る前処理部2と、刈り取った茎稈から穀粒を脱穀し、かつ、穀粒を選別する脱穀部3と、選別した穀粒を貯溜する穀粒タンク4と、脱穀済みの排稈を排出処理する後処理部5と、オペレータが搭乗する操作部6と、該操作部6を覆うキャビン7と、クローラ式の走行部8とを備えて構成される。
【0007】
操作部6の下側後方位置には、図示しないエンジンが搭載され、その発生動力で前記各部が動作される。エンジンの右外側方には、ラジエータ(図示せず)が立設され、このラジエータを介して外気を吸入することにより、ラジエータ内のエンジン冷却水が冷却される。ラジエータの右外側方は、着脱自在なエンジンカバー9によって覆蓋されており、該エンジンカバー9に形成される吸気孔を介して外気の吸入が行われる。
【0008】
キャビン7は、キャビン本体10と、該キャビン本体10の上部に設けられる屋根パネル11と、キャビン本体10の正面窓開口部12に取り付けられるフロントガラス13と、キャビン本体10の左側面窓開口部14に取り付けられる左側サイドガラス15と、キャビン本体10の後面窓開口部(図示せず)に取り付けられるリヤガラス(図示せず)と、キャビン本体10の右側面前部に形成される乗降用開口部16に取り付けられるドア17と、キャビン本体10の右側面後部上側に形成される右側面窓開口部18に取り付けられる右側サイドガラス19とを備えて構成される。
【0009】
乗降用開口部16の前端は、上下方向に直線的に形成される一方、後端の下側は、エンジンカバー9の位置を避けるように前方に退避している。そのため、乗降用開口部16及びドア17の前後幅は、上側で幅広となり、下側で幅狭となっている。ドア17は、上側レール20、中間レール21及び下側レール22を介して、キャビン7に前後スライド自在に支持され、キャビン7の外側面部に沿うスライド操作により、乗降用開口部16を開閉させるように構成されている。以下、上側レール20、中間レール21及び下側レール22の構成を説明する。
【0010】
上側レール20は、断面冂字状に形成される上下一対のレール部材20a、20bを、所定の間隔を存して上下に並列させて構成されるもので、乗降用開口部16の上端部に沿うようにキャビン7に一体的に設けられる。上側レール20は、全体として前後方向を向くものの、その前端側はキャビン内方へ湾曲形成されている。
【0011】
ドア17の内側面における前側上端部には、上側レール20によって移動自在に支持される上側ローラ体23が設けられる。上側ローラ体23は、ドア17側に固定される固定ブラケット23aと、該固定ブラケット23aに対し、上下方向を向く支軸23bを介して前後揺動自在に設けられる可動ブラケット23cと、該可動ブラケット23cに対し、左右方向を向く支軸を介して回転自在に設けられる上下支持ローラ23dと、可動ブラケット23cに対し、上下方向を向く支軸を介して回転自在に設けられる一対の左右支持ローラ23eとを備えて構成される。
【0012】
そして、上下支持ローラ23dは、上側レール20を構成する下レール部材20bの上向きガイド面に転動自在にセットされることにより、ドア17の上下方向の支持を行う一方、左右支持ローラ23eは、上レール部材20aの下向きガイド溝内に遊嵌状にセットされることにより、ドア17の左右方向の支持を行う。これにより、ドア17の上端部が上側レール20に沿ってスライド自在に支持される。
【0013】
中間レール21は、断面コ字状に形成されるレール支持部材21aの溝内に、断面コ字状のレール部材21bを設けて構成されるもので、キャビン7の右側面後半部(乗降用開口部16の上下中間部後方)に前後方向を向いて一体的に設けられる。中間レール21は、全体として前後方向を向くものの、その前端側はキャビン内方へ湾曲形成されている。
【0014】
ドア17の内側面における後端部の上下中間位置には、中間レール21によって移動自在に支持される中間ローラ体24が設けられる。中間ローラ体24は、ドア17側に固定される固定ブラケット24aと、該固定ブラケット24aに対し、上下方向を向く支軸24bを介して前後揺動自在に設けられる可動ブラケット24cと、該可動ブラケット24cに対し、左右方向を向く支軸を介して回転自在に設けられる上下支持ローラ24dと、可動ブラケット24cに対し、上下方向を向く支軸を介して回転自在に設けられる一対の左右支持ローラ24eとを備えて構成される。
【0015】
そして、上下支持ローラ24dは、中間レール21を構成するレール部材21bの上向きガイド面に転動自在にセットされることにより、ドア17の上下方向の支持を行う一方、左右支持ローラ24eは、レール部材21bの下向きガイド溝内に遊嵌状にセットされることにより、ドア17の左右方向の支持を行う。これにより、ドア17の中間部が中間レール21に沿ってスライド自在に支持される。
【0016】
下側レール22は、キャビン7側に設けられる断面冂字状の固定レール部材22aと、ドア17側に設けられる伸縮自在な補助レール部材22bと、補助レール部材22bの前端部に設けられる連結部材22cとを備えて構成される。固定レール部材22aは、乗降用開口部16の下端部に沿うようにキャビン7に一体的に設けられ、全体として前後方向を向くものの、その前端側はキャビン内方へ湾曲形成されている。
【0017】
補助レール部材22bは、互いにスライド自在に嵌合する一対のレール部材と、この一対のレール部材を縮小方向に付勢する復帰スプリング22dとを備えて構成される。一方のレール部材は、ドア17の下端部内側面に前後方向を向いて固設され、他方のレール部材の前端部には、前記連結部材22cが一体的に設けられる。連結部材22cは、正面視L字状のプレート部材で形成され、その先端上面側には、上下方向を向く支軸を介して、左右支持ローラ22eが回転自在に設けられる。そして、左右支持ローラ22eは、固定レール部材22aの下向きガイド溝内に遊嵌状にセットされることにより、ドア17の左右方向の支持を行う。これにより、ドア17の下端部が下側レール22に沿ってスライド自在に支持される。
【0018】
次に、ドア17の開閉動作について説明する。全閉状態のドア17を開き方向にスライド操作すると、ドア17は、各レール20〜22の湾曲部に案内されて一旦外方へ移動し、その後、直線的に後方へスライドする。このとき、下側レール22の補助レール部材22bは、復帰スプリング22dの付勢力で縮小状態を維持すると共に、左右支持ローラ22eが固定レール部材22aに沿って移動することにより、ドア17の左右方向のガタツキを規制している。そして、左右支持ローラ22eが固定レール部材22aの後端部に達すると、補助レール部材22bが復帰スプリング22dの付勢力に抗して伸びはじめ、ドア17の前端が乗降用開口部16の後端を越えるまで、左右方向のガタツキ規制が継続される。
【0019】
一方、全開状態のドア17を閉じ方向にスライド操作すると、ドア17は、直線的に前方へスライドする。このとき、下側レール22の補助レール部材22bは、復帰スプリング22dの付勢力によって徐々に縮小し、最縮状態となってから左右支持ローラ22eが固定レール部材22a内を移動しはじめる。そして、ドア17が全閉位置に近づくと(図6(a)、図7(a)、図8(a))、まず、下側の左右支持ローラ22eが固定レール部材22aの湾曲部に達し、続いて、上側ローラ体23が上側レール20の湾曲部に達することにより(図6(b)、図7(b)、図8(b))、ドア17の前端側がキャビン内方へ入り込みはじめる。その後、中間ローラ体24が中間レール21の湾曲部に達すると(図6(c)、図7(c)、図8(c))、ドア17は、その前端側を支点としてキャビン内方へ揺動しながら全閉位置に至る(図6(d)、図7(d)、図8(d))。
【0020】
キャビン7とドア17との間には、ドア17のスライドを、全閉位置でロックする全閉ドアロック機構と、全開位置でロックする全開ドアロック機構とが構成されている。全閉ドアロック機構は、キャビン7側に設けられるコ字状の全閉ロック用ストライカ25と、ドア17側に設けられ、全閉位置で全閉ロック用ストライカ25に係合する全閉ロック用キャッチ機構26とを備えて構成されている。
【0021】
全閉ロック用キャッチ機構26は、キャッチ口26aがキャビン内方を向くようにドア17の内側面後端部に設けられており、閉じ操作されたドア17が前端側を支点としてキャビン内方へ揺動する際、内部のラッチ部材26bが全閉ロック用ストライカ25に係合することにより、ドア17のスライドをロックする。
全閉ロック用ストライカ25は、全閉ロック用キャッチ機構26の取り付け位置に対応し、乗降用開口部16の後端部に取り付けられるが、その位置は、中間レール21の前端位置よりも後側となるように設定されている。つまり、上記の配置構成により、全閉ロック用ストライカ25及び全閉ロック用キャッチ機構26の取り付け位置は、閉じ操作時におけるドア17の揺動支点から離間し、ドア17の揺動に伴う全閉ロック用キャッチ機構26の移動量が大きくなる。これにより、全閉ロック用ストライカ25に対する全閉ロック用キャッチ機構26の係合が容易になり、ドア17の閉り具合が良好となる。
【0022】
全開ドアロック機構は、キャビン7側(乗降用開口部16の後端部)に設けられるコ字状の全開ロック用ストライカ27と、ドア17側に設けられ、全開位置で全開ロック用ストライカ27に係合する全開ロック用キャッチ機構28とを備えて構成されている。全開ロック用キャッチ機構28は、上下回動自在なラッチ部材28aを備えて構成され、ドア17の内側面前端側に取り付けられる。開き操作されたドア17が全開位置に到達すると、ラッチ部材28aは、その先端傾斜部が全開ロック用ストライカ27に当ることにより、一旦上方へ退避回動し、その後、全開ロック用ストライカ27に自動的に係合して、ドア17のスライドをロックする。
【0023】
ドア17の外側及び内側には、ドア17を開閉操作するためのドアハンドル29、30が設けられている。外側ドアハンドル29は、固定式のハンドルであり、ドア17の外側面後部に取り付けられている。つまり、ドア17の閉じ操作時に、外側ドアハンドル29を押し操作することにより、ドア17の後部揺動を積極的に補助することが可能になる。これにより、全閉ロック用キャッチ機構26の係合が確実になり、ドア17の閉り具合が更に良好となる。
【0024】
内側ドアハンドル30は、前後回動自在な可動式のハンドルであり、ドア17の内側面前部に取り付けられている。そして、内側ドアハンドル30は、その開き方向の回動操作に応じて、全閉ロック用キャッチ機構26をロック解除動作させると共に、閉じ方向の回動操作に応じて、全開ロック用キャッチ機構28をロック解除動作させるように、全閉ロック用キャッチ機構26及び全開ロック用キャッチ機構28に連繋される。一方、外側ドアハンドル29には、出没自在なロック解除ボタン31が設けられる。このロック解除ボタン31は、そのロック解除操作(押し込み操作)に応じて、全閉ロック用キャッチ機構26及び全開ロック用キャッチ機構28をロック解除動作させるように、全閉ロック用キャッチ機構26及び全開ロック用キャッチ機構28に連繋される。以下、上記ロック解除動作のための構成及び作用を図9〜図11に沿って説明する。
【0025】
全閉ロック用キャッチ機構26の近傍には、前後回動自在な全閉ロック解除レバー32が設けられており、その後方への回動に応じて、全閉ロック用キャッチ機構26がロック解除動作される。一方、全開ロック用キャッチ機構28は、ラッチ部材28aと、該ラッチ部材28aの支軸28bに一体的に設けられる全開ロック解除レバー28cとを備えて構成され、全開ロック解除レバー28cの上方への回動に応じて、全開ロック用キャッチ機構28(ラッチ部材28a)がロック解除動作される。
【0026】
内側ドアハンドル30の支軸30aは、重合する二枚の連動プレート33、34を回動自在に支持している。第一連動プレート33は、外径方向に突出する三つのアーム部33a〜33cを有しており、第一のアーム部33aには、連結ロッド35を介して、全開ロック解除レバー28cが連結され、第二のアーム部33bには、第一連動プレート33を正面視右回り方向に付勢する第一スプリング36が連結されている。これにより、全開ロック解除レバー28cは、第一スプリング36の付勢力でロック位置に保持される。
【0027】
一方、第二連動プレート34は、外径方向に突出する二つのアーム部34a、34bを有しており、第一のアーム部34aには、連結ロッド37を介して、全閉ロック解除レバー32のアーム部32aが連結され、第二のアーム部34bには、第二連動プレート34を正面視左回り方向に付勢する第二スプリング38が連結されている。これにより、全閉ロック解除レバー32は、第二スプリング38の付勢力でロック位置に保持される。
【0028】
内側ドアハンドル30は、第一連動プレート33に対して正面視左回り方向から係合すると共に、第二連動プレート34に対して正面視右回り方向から係合することにより、常時は中立位置に保持されている(図9)。ここで、内側ドアハンドル30を開き方向(後方)に回動操作すると、第二連動プレート34が連動してアーム部32aを引き、全閉ロック解除レバー32が後方へ回動される(図10)。これにより、全閉ロック用キャッチ機構26がロック解除動作し、ドア17の開き操作が許容されることになる。一方、内側ドアハンドル30を閉じ方向(前方)に回動操作すると、第一連動プレート33が連動して全開ロック解除レバー28cを押し上げる(図11)。これにより、全開ロック用キャッチ機構28がロック解除動作し、ドア17の閉じ操作が許容される。
【0029】
次に、ロック解除ボタン31による全閉ロック用キャッチ機構26及び全開ロック用キャッチ機構28のロック解除動作について説明する。ロック解除ボタン31の基端部対向位置には、ロック解除ボタン31の押し込み操作に応じて回動する平面視L字状のロック解除プレート39が設けられている。このロック解除プレート39は、スプリング40によってロック解除ボタン31を突出する方向に付勢されると共に、第三連結ロッド41を介して前記第一連動プレート33の第三アーム部33cに連繋されている。つまり、ロック解除ボタン31を押し込み操作すると、それに伴って回動するロック解除プレート39が全閉ロック解除レバー32を後方へ押す(図11)。これにより、全閉ロック用キャッチ機構26がロック解除動作し、ドア17の開き操作が許容されることになる。また、ロック解除プレート39が回動すると、第三連結ロッド41を介して第三アーム部33cが引かれ、第一連動プレート33が正面視左回り方向に回動する。これにより、全開ロック用キャッチ機構28もロック解除動作し、ドア17の閉じ操作が許容される。
【0030】
上記のように構成されたキャビン7においては、ドア17を全開すると、その前端側が全開ドアロック機構によってスライドロックされるものの、ドア17の後端側は、中間レール21だけで支持される。そのため、本実施形態では、中間ローラ体24を確実に外止めするために、中間レール21の後端部に外れ防止ガイド42を設けている。この外止め防止ガイド42は、スリット状の係止溝42aを有するプレート部材であり、ドア17が全開すると、中間ローラ体24の可動ブラケット24cが係止溝42aに入り込み、支持ローラ24d、24eの外方への移動が外止め防止ガイド42によって規制される。これにより、ドア17を全開した状態で走行しても、その振動によってドア17が外れるような不都合を回避することが可能になる。
【0031】
叙述の如く構成されたものにおいて、乗降用開口部16をスライド式のドア17で開閉するキャビン7であって、ドア17に、全閉位置でドア17のスライドをロックする全閉ドアロック機構(全閉ロック用キャッチ機構26)と、全開位置でドア17のスライドをロックする全開ドアロック機構(全開ロック用キャッチ機構28)とを設けるにあたり、ドア17の内側に、ドア17の開閉方向に動作可能な内側ドアハンドル30を設け、該内側ドアハンドル30の開き方向の操作に応じて、全閉ドアロック機構をロック解除動作させると共に、内側ドアハンドル30の閉じ方向の操作に応じて、全開ドアロック機構をロック解除動作させるため、全閉ドアロック機構及び全開ドアロック機構を備えるものでありながら、両ドアロック機構を、同じ内側ドアハンドル30の操作でロック解除動作させることができ、その結果、各ドアロック機構に対応するロック解除操作具を別々に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる許りでなく、ドア17の開閉操作を簡略化することができる。
【0032】
しかも、内側ドアハンドル30が開閉方向に動作可能となっており、その操作方向に応じて、対応するドアロック機構がロック解除動作されるので、内側ドアハンドル30をいずれかの方向に操作するだけで、対応するドアロック機構のロック解除操作及びドア17のスライド操作を同時に行うことが可能になる。
【0033】
また、ドア17の外側に、ロック解除ボタン31を備える外側ドアハンドル29を設けると共に、ロック解除ボタン31のロック解除操作に応じて、全閉ドアロック機構及び全開ドアロック機構をロック解除動作させるため、ドア17の外側でも、一つのロック解除ボタン31を操作するだけで、両ドアロック機構をロック解除動作させることが可能になり、その結果、各ドアロック機構に対応するロック解除操作具を、ドア17の外側に別々に設ける場合に比べ、部品点数を削減できる許りでなく、キャビン外部におけるドア17の開閉操作を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図である。
【図2】キャビン(ドア無し)の右側面図である。
【図3】キャビン(ドア無し)の右側面図である。
【図4】ドアの内側面図である。
【図5】ドア(内側カバー無し)の内側面図である。
【図6】上側レールの作用説明図である。
【図7】中間レールの作用説明図である。
【図8】下側レールの作用説明図である。
【図9】ドアロック解除動作(通常時)の説明図である。
【図10】ドアロック解除動作(内側ドアハンドル開き操作時)の説明図である。
【図11】ドアロック解除動作(内側ドアハンドル閉じ操作時又はロック解除ボタン操作時)の説明図である。
【図12】外止め防止ガイドを示す中間レール後部の側面図である。
【図13】同上断面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン
7 キャビン
9 エンジンカバー
10 キャビン本体
16 乗降用開口部
17 ドア
20 上側レール
21 中間レール
22 下側レール
23 上側ローラ体
24 中間ローラ体
25 全閉ロック用ストライカ
26 全閉ロック用キャッチ機構
27 全開ロック用ストライカ
28 全開ロック用キャッチ機構
29 外側ドアハンドル
30 内側ドアハンドル
31 ロック解除ボタン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention belongs to the technical field of a cabin provided in a work vehicle such as a combine.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been proposed a cabin for a work vehicle in which a boarding opening is opened and closed by a sliding door (for example, see Patent Document 1). This type of cabin does not require a large space outside the door when opening and closing the opening for getting on and off, so that the door can be opened and closed even in a narrow place such as a garage.
When the cabin is configured as described above, it is preferable to provide a fully-closed door lock mechanism that locks the slide of the door in the fully-closed position and a fully-open door lock mechanism that locks the slide of the door in the fully-open position. This allows the work vehicle to travel even when the door is fully opened.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Publication No. 5-85224 (FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, if a door is provided with a fully-closed door lock mechanism and a fully-open door lock mechanism, a lock release operating tool corresponding to each door lock mechanism is required, so that the number of parts cannot be increased and the door opening / closing operation cannot be performed. There is a problem that it becomes complicated.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances in order to solve these problems, and in a work vehicle cabin that opens and closes an entrance opening / closing opening with a sliding door, the door includes: In providing a fully-closed door lock mechanism that locks the slide of the door at the fully-closed position and a fully-opened door lock mechanism that locks the slide of the door at the fully-open position, a door operable in the opening and closing direction of the door inside the door. A handle is provided to unlock the fully closed door lock mechanism in response to an operation in the opening direction of the door handle, and to unlock the fully opened door lock mechanism in response to an operation in the closing direction of the door handle. It is characterized by making it. That is, since both door lock mechanisms can be unlocked by operating the same door handle while having the fully closed door lock mechanism and the fully open door lock mechanism, the unlock operation corresponding to each door lock mechanism can be performed. Compared to the case where the components are separately provided, the number of parts can be reduced, and the operation of opening and closing the door can be simplified. In addition, the door handle is operable in the opening and closing directions, and the corresponding door lock mechanism is unlocked in accordance with the operating direction. It is possible to simultaneously perform the unlocking operation of the door lock mechanism and the sliding operation of the door.
A door handle provided with an unlock button is provided outside the door, and the fully closed door lock mechanism and the fully open door lock mechanism are unlocked in response to an unlock operation of the unlock button. And In this case, even outside the door, it is possible to perform the unlock operation of both door lock mechanisms simply by operating one lock release button. Compared to the case where the doors are separately provided outside the door, the number of parts can be reduced, and the door opening / closing operation outside the cabin can be simplified.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, one embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawing, reference numeral 1 denotes a combine, and the combine 1 is classified into a
[0007]
An engine (not shown) is mounted at a lower rear position of the
[0008]
The
[0009]
The front end of the entry /
[0010]
The
[0011]
An
[0012]
The upper and
[0013]
The
[0014]
An
[0015]
The upper and
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
Next, the opening and closing operation of the
[0019]
On the other hand, when the fully opened
[0020]
Between the
[0021]
The fully closed
The fully-closed
[0022]
The fully-open door lock mechanism is provided with a U-shaped fully-
[0023]
Door handles 29 and 30 for opening and closing the
[0024]
The
[0025]
A fully-closed
[0026]
The
[0027]
On the other hand, the second interlocking
[0028]
The
[0029]
Next, the unlocking operation of the fully closed
[0030]
In the
[0031]
In the structure configured as described above, the
[0032]
In addition, the
[0033]
Further, an
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a combine.
FIG. 2 is a right side view of the cabin (no door).
FIG. 3 is a right side view of the cabin (no door).
FIG. 4 is an inner side view of the door.
FIG. 5 is an inner side view of a door (without an inner cover).
FIG. 6 is an operation explanatory view of an upper rail.
FIG. 7 is an explanatory diagram of an operation of the intermediate rail.
FIG. 8 is an explanatory diagram of an operation of a lower rail.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a door lock releasing operation (at a normal time).
FIG. 10 is an explanatory diagram of a door lock releasing operation (at the time of an inner door handle opening operation).
FIG. 11 is an explanatory diagram of a door lock releasing operation (during an inner door handle closing operation or an unlock button operation).
FIG. 12 is a side view of the rear part of the intermediate rail showing the external stopper prevention guide.
FIG. 13 is a sectional view of the same.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002372680A JP4226891B2 (en) | 2002-12-24 | 2002-12-24 | Work vehicle cabin |
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JP2006075095A (en) * | 2004-09-10 | 2006-03-23 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | Cabin of combine harvester |
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