JP2004202871A - 混練押出機用のスクリュ - Google Patents

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智宏 土屋
Shigeki Inoue
茂樹 井上
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和之 中村
Junichi Iwai
淳一 岩井
Takayuki Yamazawa
隆行 山澤
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Abstract

【課題】原料をきめ細かく均一に分散、混練することを可能にする混練押出機用のスクリュを提供する。
【解決手段】スクリュ2は、バレル1の貫通内孔1a内に配設されたときに混練押出機の混練部6に位置する部分に、原料を混練する混練手段として複数のニーディングディスク2b1,2b2,2b3,2b4,2b5が設けられている。各ニーディングディスクは、各ニーディングディスクと貫通内孔1aとの間の最小隙間部8の大きさが原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチック等からなる原料を混練して押し出す混練押出機用のスクリュに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の混練押出機の概略的な全体構成を示す縦方向断面図、図4は図3に示した混練押出機の混練部における断面図である。
【0003】
従来の混練押出機は、不図示の加熱冷却手段によって加熱冷却される筒状長尺のバレル101と、このバレル101に形成された2つの貫通内孔101aに回転自在にそれぞれ挿入された2本のスクリュ102と、2本のスクリュ2を回転させる回転駆動手段(不図示)とを有している。バレル101の一方の端部側にはプラスチック等の原料を投入する投入口103が設けられ、他方の端部側にはその原料を排出する排出口104が設けられている。
【0004】
混練押出機は、原料の搬送方向に関して上流側から下流側である、バレル101の投入口103側から排出口104側にかけて、投入口103から投入された原料を搬送するフィード部105と、フィード部105で搬送されてきた原料を混練する混練部106と、混練部106で混練された原料を排出口から排出する排出部107とが順次構成されている。
【0005】
各々のスクリュ102は、フィード部105と排出部107に位置する部分に螺旋状のフライト102aが設けられているとともに、混練部106に位置する部分にはミキシングエレメントである複数のニーディングディスク102bが設けられている。図3および図4に示す例では、スクリュ102には5つのニーディングディスク102bが設けられており、これらのニーディングディスク102bはスクリュ102の回転方向に関して相が順次ずれた状態に設けられている。
【0006】
また、図4に示すように、これらのニーディングディスク102bはいずれも、貫通内孔101aとの間に同じ大きさの最小隙間部108を成すように構成されている。
【0007】
次に、上記のように構成された混練押出機の動作について説明する。
【0008】
供給される原料がプラスチックからなるペレットやパウダー状等の固体の原料である場合には、投入口103からフィード部105に投入された原料は、回転駆動手段で回転させられているスクリュ102によって、下流側の混練部106に搬送される。このとき、原料は加熱冷却手段で加熱されたバレル101から与えられる熱によって昇温していく。
【0009】
混練部106に送られてきた原料は、この混練部106に一時的に滞留し、バレル101の貫通内孔101aとニーディングディスク102bとの隙間空間に充満する。混練部106に滞留した原料は、ニーディングディスク102bとバレル101の貫通内孔101aとの間に形成されたくさび部分でせん断力が加えられ、破砕された後に溶融し、分散および混合が行われる。
【0010】
混練部106で溶融体になった原料は、排出部107へ送られ、排出部107のスクリュ102によって搬送されて、排出口104から押出機の外部に排出される。
【0011】
なお、上記に説明した従来の混練押出機は、特に先行技術文献情報を記載するまでもなく、極々周知のものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記に説明した従来技術では、各ニーディングディスク102bとバレル101の貫通内孔101aとの間の最小隙間部108は、混練する原料の粒子の大きさよりも狭い。
【0013】
原料は最小隙間部108で十分に破砕、溶融、および混練が行われるが、上記のように最小隙間部108が原料の粒子の大きさよりも狭いと、原料は最小隙間部108で破砕等がなされずに排出部107へ排出されてしまう。そのため、上述した従来の混練押出機では、原料は混練部106で十分に破砕、溶融、および混練が行われず、未溶融の状態で排出部105に排出されてしまうこともあり、原料を均一に分散、混練することができなかった。
【0014】
そこで本発明は、原料をきめ細かく均一に分散、混練することを可能にする混練押出機用のスクリュを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の混練押出機用のスクリュは、原料を搬送する貫通内孔が形成されたバレルを有し、前記原料の搬送方向に関して上流側から下流側にかけて、前記貫通内孔内に供給された前記原料を搬送するフィード部と、該フィード部で搬送されてきた前記原料を混練する少なくとも1つの混練部と、該混練部で混練された前記原料を前記貫通内孔の外に排出する排出部とが順次構成されている混練押出機の前記貫通内孔内に回転可能に配設される、混練押出機用のスクリュにおいて、前記貫通内孔内に配設されたときに前記各混練部に位置する部分には、前記原料を混練する混練手段がそれぞれ設けられており、少なくとも1つの前記混練手段は、前記混練手段と前記貫通内孔との間の最小隙間部の大きさが前記原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されていることを特徴とする。
【0016】
上記本発明の混練押出機用のスクリュによれば、混練手段の、原料の搬送方向上流側の部分と貫通内孔との最小隙間部で破砕され、溶融および混練されて粒子が小さくなった原料が、それに続く下流側の部分におけるより狭い最小隙間部でさらに破砕等されるので、小さくなった原料の粒子に応じた最適なせん断力が原料に加えられる。そのため、原料をよりきめ細かく均一に分散、混合することが可能になる。
【0017】
さらに、前記混練手段と前記貫通内孔との間の最小隙間部の大きさが前記原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されている前記混練手段の、前記原料の搬送方向に関して最も上流側に位置する部分と前記貫通内孔との間の最小隙間部の大きさは、前記原料の粒子の大きさと同じかそれよりも大きい構成とすることにより、フィード部により混練部まで搬送されてきた原料の多くは、混練手段の少なくとも最上流側の部分における最小隙間部で破砕され、溶融および混練が行われる。そのため、投入された原料が混練手段のいずれの部分における最小隙間部でも破砕等がなされずに下流側へ送られてしまう割合を低減することができ、原料をより確実に分散、混練することが可能になる。
【0018】
さらには、前記混練手段の前記部分と前記貫通内孔との間の最小隙間部の大きさは前記原料の粒子径の1〜3倍である構成としてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明に係る混練押出機用のスクリュの一実施形態を示す概略図であり、同図(a)はその縦方向断面図、同図(b)はそのスクリュに設けられた各ニーディングディスクとバレルの貫通内孔との間の最小隙間部の大きさを模式的に示す図である。
【0021】
本実施形態に係るスクリュ2は、混練押出機のフィード部5と排出部7に位置する部分に螺旋状のフライト2aが設けられているとともに、混練押出機の混練部6に位置する部分には、混練手段を構成する5つのニーディングディスク2b1〜2b5が設けられている。これらのニーディングディスク2b1〜2b5は、スクリュ2の回転方向に関して相が順次ずれた状態に設けられている。
【0022】
これらのニーディングディスク2b1〜2b5とバレル1の貫通内孔1aとの間の最小隙間部8の大きさは、図1(b)に示すように、混練手段の、原料の搬送方向に関して最も上流側にある部分であるニーディングディスク2b1における隙間が最も大きく、それから下流側に向かうに従って、すなわちニーディングディスク2b2,2b3,2b4,2b5における隙間の順に次第に小さくなっている。例えば、最上流側のニーディングディスク2b1における最小隙間部8の大きさは原料の粒子の約1〜3倍の大きさに設定される。
【0023】
なお、本実施形態のスクリュ2が取り付けられる混練押出機のバレル1、投入口3、排出口4、混練部6、および排出部7の構成は図2等に示した従来の混練押出機と同様であるので、これらについての詳しい説明は省略する。
【0024】
上述したように、本実施形態のスクリュ2は、原料の搬送方向の最上流側に設けられたニーディングディスク2b1とバレル1の貫通内孔1aとの間の最小隙間部8の大きさが原料の粒子よりも大きめになるように設けられているので、投入部3から投入されてフィード部5で混練部6まで搬送されてきた原料の多くは、少なくとも最上流側のニーディングディスク2b1における最小隙間部8で破砕され、溶融および混練が行われる。そのため、投入された原料がいずれのニーディングディスク2b1〜2b5における最小隙間部8によっても破砕等がなされずに下流側へ送られてしまう割合を低減することができ、原料をより確実に分散、混練することが可能になる。
【0025】
ニーディングディスク2b1における最小隙間部8で破砕され、粒子の大きさが小さくなった原料は、次に、ニーディングディスク2b1における最小隙間部8よりも狭いニーディングディスク2b2における最小隙間部8で破砕され、同様に溶融および混練が行われる。原料を破砕、溶融、および混練する動作は、ニーディングディスク2b1における最小隙間部8からニーディングディスク2b5における最小隙間部8にかけて段階的に連続して行われる。
【0026】
このように、本実施形態によれば、前段のニーディングディスクにおける最小隙間部8で破砕等されて粒子が小さくなった原料は、それに続く後段のニーディングディスクにおけるより狭い最小隙間部8で破砕等されるので、小さくなった原料の粒子に応じた最適なせん断力が原料に加えられる。そのため、全てのニーディングディスクにおける最小隙間部の隙間が一定な従来技術に比べて、原料をよりきめ細かく均一に分散、混合することができる。
【0027】
また、原料を破砕、溶融、および混練する動作が、次第に狭くなる最小隙間部8で段階的に連続して行われることから、原料の粒子の大きさが、原料の搬送方向の最上流側にあるニーディングディスク2b1における最小隙間部8の大きさと同じかそれよりも小さく、最下流側にあるニーディングディスク2b5における最小隙間部8の大きさよりも大きければ、その範囲のどのような大きさの原料であっても十分に破砕、溶融、および混練することができる。そのため、混練押出機に適用できる原料の粒子の大きさの幅が広がるので、混練すべき原料の粒子の大きさに関して混練押出機に汎用性を持たせることができる。
【0028】
さらに、原料を破砕等する動作を次第に狭くなる最小隙間部8で段階的に連続して行う構成としたことにより、原料の分散、混練性能が向上するため、全てのニーディングディスクにおける最小隙間部の大きさが一定な従来技術に比べて、設けるニーディングディスク2bの段数を少なくすることができ、ひいてはスクリュ2の長さを従来よりも短くすることができる。
【0029】
スクリュの長さ、すなわち混練押出機の長さが長ければ、原料がそれを通過する時間が長くなるので原料の加熱時間もその分だけ長くなり、原料を劣化させてしまうこともある。しかし、本実施形態によれば、スクリュ2の長さ、すなわち混練押出機の長さを短くすることができるので、その分だけ原料の加熱時間が短くなり、原料の昇温を抑えることができる。その結果、原料の劣化を抑え、得られる製品の品質を高めることができる。また、混練押出機の長さを短くできることから、押出機の小型化と低価格化を図ることも可能になる。
【0030】
なお、上記にはスクリュ2に5つのニーディングディスク2b1〜2b5を設けた例を示したが、スクリュ2に設けることができるニーディングディスクの数、各ディスク同士のずらし角度、およびずらし方向についてはこれに限られず、原料を所望の状態に混練できるように適宜変更することができる。
【0031】
また、バレル1内に2本のスクリュ2を配設する場合には、これらのスクリュ2は、いわゆる「異方向内回り」や「異方向外回り」に回転させてもよく、あるいは2本のスクリュ2を共に同じ方向に回転させてもよい。ただし、これらの場合には、回転方向に応じてフライト2aの螺旋方向を適宜変更する必要がある。
【0032】
(変形例)
図2は、図1に示した混練押出機用のスクリュの変形例を示す概略図であり、同図(a)はその縦方向断面図、同図(b)はそのスクリュに設けられたロータ部とバレルの貫通内孔との間の最小隙間部の大きさを模式的に示す図である。
【0033】
本変形例に係るスクリュ2は、混練押出機のフィード部5と排出部7に位置する部分に螺旋状のフライト2aが設けられているとともに、混練押出機の混練部6に位置する部分には、混練手段を構成するロータ部12bが設けられている。
【0034】
ロータ部12の各部分12b1〜12b5とバレル1の貫通内孔1aとの間の最小隙間部8の大きさは、図2(b)に示すように、原料の搬送方向に関して最も上流側にある部分12b1における隙間が最も大きく、それから下流側に向かうに従って、すなわち部分12b2,12b3,12b4,12b5における隙間の順に次第に小さくなっている。例えば、最上流側の部分12b1における最小隙間部8の大きさは原料の粒子の約1〜3倍の大きさに設定される。
【0035】
なお、本変形例のスクリュ2が取り付けられる混練押出機のバレル1、投入口3、排出口4、混練部6、および排出部7の構成は図1に示した混練押出機と同様であるので、これらについての詳しい説明は省略する。
【0036】
本変形例によっても、ロータ部12bの原料搬送方向上流側の部分における最小隙間部8で破砕等されて粒子が小さくなった原料は、それに続く下流側の部分におけるより狭い最小隙間部8で破砕等されるので、小さくなった原料の粒子に応じた最適なせん断力が原料に加えられる。そのため、最小隙間部の隙間が一定な従来技術に比べて、原料をよりきめ細かく均一に分散、混合することができる。そのため、本変形例においても図1に示した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0037】
すなわち、混練押出機に適用できる原料の粒子の大きさの幅が広がるので、混練すべき原料の粒子の大きさに関して混練押出機に汎用性を持たせることができる。また、原料の分散、混練性能が向上するため、ロータ部の最小隙間部の大きさが一定である場合に比べてロータ部12bの長さを短くできることから、ひいてはスクリュ12の長さを従来よりも短くすることができる。さらには、原料の加熱時間が短くなり、原料の昇温を抑えることができることから、原料の劣化を抑え、得られる製品の品質を高めることができ、また、混練押出機の長さを短くできることから、押出機の小型化と低価格化を図ることもできる。
【0038】
なお、上記では1つの混練部6を有する混練押出機を例に挙げて説明したが、混練押出機は複数の混練部6を有していてもよい。この場合、各混練部6に位置する部分には原料を混練する混練手段がそれぞれ設けられるが、それらの混練手段の少なくとも1つが、上記のニーディングディスク2b1〜2b5やロータ部12の各部分12b1〜12b5のように、混練手段と貫通内孔1aとの間の最小隙間部8の大きさが原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されていればよい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の混練押出機用のスクリュは、バレルの貫通内孔内に配設されたときに各混練部に位置する部分には原料を混練する混練手段がそれぞれ設けられており、少なくとも1つの混練手段は、混練手段と貫通内孔との間の最小隙間部の大きさが原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されているので、以下の効果を得ることができる。
(1)原料の粒子の大きさが、混練手段の、原料の搬送方向の最上流側にある部分における最小隙間部の大きさと同じかそれよりも小さく、混練手段の、原料の搬送方向の最下流側にある部分における最小隙間部の大きさよりも大きければ、その範囲のどのような大きさの原料であっても十分に破砕、溶融、および混練することができる。そのため、混練押出機に適用できる原料の粒子の大きさの幅が広がるので、混練する原料の粒子の大きさに関して混練押出機に汎用性を持たせることができる。
(2)原料を破砕等する動作を次第に狭くなる最小隙間部で段階的に連続して行う構成としたことにより、原料の分散、混練性能が向上するため、例えば混練手段としてニーディングディスクを用いた場合には、設けるべきニーディングディスクの段数を従来に比べて少なくすることができ、また、混練手段としてロータ部を用いた場合には、ロータ部の最小隙間部の大きさが一定である場合に比べてロータ部の長さを短くすることができ、ひいてはスクリュの長さを従来よりも短くすることができる。その結果、原料の劣化を抑え、得られる製品の品質を高めることができるとともに、混練押出機の長さを短くできることから、押出機の小型化と低価格化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る混練押出機用のスクリュの一実施形態を示す概略図である。
【図2】図1に示した混練押出機用のスクリュの変形例を示す概略図である。
【図3】従来の混練押出機の概略的な全体構成を示す縦方向断面図である。
【図4】図3に示した混練押出機の混練部における断面図である。
【符号の説明】
1 バレル
1a 貫通内孔
2 スクリュ
2a フライト
2b,2b1,2b2,2b3,2b4,2b5 ニーディングディスク
3 投入部
4 排出部
5 フィード部
6 混練部
7 排出口
8 最小隙間部
12b ロータ部
12b1,12b2,12b3,12b4,12b5 ロータ部の部分

Claims (3)

  1. 原料を搬送する貫通内孔(1a)が形成されたバレル(1)を有し、前記原料の搬送方向に関して上流側から下流側にかけて、前記貫通内孔(1a)内に供給された前記原料を搬送するフィード部(5)と、該フィード部(5)で搬送されてきた前記原料を混練する少なくとも1つの混練部(6)と、該混練部(6)で混練された前記原料を前記貫通内孔(1a)の外に排出する排出部(7)とが順次構成されている混練押出機の前記貫通内孔(1a)内に回転可能に配設される、混練押出機用のスクリュにおいて、
    前記貫通内孔(1a)内に配設されたときに前記各混練部(6)に位置する部分には、前記原料を混練する混練手段がそれぞれ設けられており、
    少なくとも1つの前記混練手段(2b;12b)は、前記混練手段と前記貫通内孔(1a)との間の最小隙間部(8)の大きさが前記原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されていることを特徴とする、混練押出機用のスクリュ。
  2. 前記混練手段と前記貫通内孔(1a)との間の最小隙間部(8)の大きさが前記原料の搬送方向に関して上流側から下流側に向かうにつれて次第に小さくなるように構成されている前記混練手段の、前記原料の搬送方向に関して最も上流側に位置する部分(2b1;12b1)と前記貫通内孔(1a)との間の最小隙間部(8)の大きさは、前記原料の粒子の大きさと同じかそれよりも大きい、請求項1に記載の混練押出機用のスクリュ。
  3. 前記混練手段の前記部分(2b1;12b1)と前記貫通内孔(1a)との間の最小隙間部(8)の大きさは前記原料の粒子径の1〜3倍である、請求項2に記載の混練押出機用のスクリュ。
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