JP2004202209A - Cushion structure, bag, chair, and bed - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、鞄や椅子、ベッド等のクッション構造に関し、特に、クッション性を向上できるクッション構造に関する。 The present invention relates to a cushion structure for a bag, a chair, a bed, and the like, and more particularly to a cushion structure capable of improving cushioning properties.
従来のクッション構造においては、クッション性が求められる部分(以下、クッション部と言う。)、例えばランドセルの背裏部においては、図20に示すように、表面の革部101と裏面の芯板部102との間に、いずれもスポンジ製の第1クッション体103、第2クッション体104が貼設されていた。
In a conventional cushion structure, at a portion where cushioning properties are required (hereinafter, referred to as a cushion portion), for example, at the back and back of a school bag, as shown in FIG. A
なお、先行技術文献調査は行っていないので、記載すべき先行技術文献情報は無い。 Since the prior art document search was not conducted, there is no prior art document information to be described.
しかし、上記従来のクッション構造においては、押圧力が加わったときに第1クッション体103、第2クッション体104は復元力が弱いので、容易に押し潰されて扁平状となってしまい、膨らみが不足してしまうため、クッション性に乏しいという問題があった。
However, in the above-described conventional cushion structure, when the pressing force is applied, the
この発明は、上述した問題を解決するものであり、クッション性に富んだクッション構造、及び、そのようなクッション構造を用いた鞄、椅子、及び、ベッドを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to solve the above-mentioned problem, and to provide a cushion structure having a high cushioning property, and a bag, a chair, and a bed using the cushion structure.
本発明のクッション構造は、クッション性が要求される部分であるクッション部の内部に、ゴム状弾性を有する管状部材を配設したことを特徴とする。 The cushion structure according to the present invention is characterized in that a tubular member having rubber-like elasticity is arranged inside a cushion portion where cushioning properties are required.
ここで、複数の前記管状部材が互いに略平行に配置され、隣り合う前記管状部材が互いに連結されて構成されるクッション部材を、前記クッション部の内部に配設することが好ましい。 Here, it is preferable that a plurality of the tubular members are arranged substantially in parallel with each other, and a cushion member configured by connecting the adjacent tubular members to each other is arranged inside the cushion portion.
さらに、前記管状部材の断面が略円形であり、前記クッション部に対する押圧力が略管径方向にかかるように、前記管状部材を配置することとしてもよい。 Further, the tubular member may have a substantially circular cross section, and the tubular member may be arranged such that a pressing force against the cushion portion is applied in a substantially pipe radial direction.
また、前記管状部材の断面が略弓形であり、前記管状部材の円弧面側に前記クッション部の押圧される面を配置することが好ましい。 Further, it is preferable that a cross section of the tubular member is substantially arc-shaped, and a surface on which the cushion portion is pressed is arranged on an arc surface side of the tubular member.
また、前記管状部材に、略平板状の接着部を管軸方向に沿って設け、前記接着部を接着することにより、前記管状部材を配設してもよい。 Further, the tubular member may be provided by providing a substantially flat adhesive portion along the tube axis direction on the tubular member, and attaching the adhesive portion.
さらに、前記管状部材の内部にスポンジを充填してもよい。 Further, a sponge may be filled in the inside of the tubular member.
本発明の鞄は、上記のクッション構造を用いたことを特徴とする。 A bag according to the present invention uses the cushion structure described above.
本発明の椅子は、上記のクッション構造を用いたことを特徴とする。 A chair according to the present invention uses the cushion structure described above.
本発明のベッドは、上記のクッション構造を用いたことを特徴とする。 A bed according to the present invention is characterized by using the above cushion structure.
本発明のクッション構造は、クッション部の内部に、ゴム状弾性を有する管状部材を配設したので、管状部材のゴム状弾性により、復元性に優れ、クッション部が押し潰されにくくなり、クッション性に富んだクッション構造を提供することができる。 In the cushion structure of the present invention, since the tubular member having rubber-like elasticity is disposed inside the cushion portion, the rubber-like elasticity of the tubular member provides excellent resilience, the cushion portion is less likely to be crushed, and the cushioning property is improved. The cushion structure rich in the structure can be provided.
また、複数の管状部材が互いに略平行に配置され、隣り合う管状部材が互いに連結されて構成されるクッション部材を、クッション部の内部に配設すれば、管状部材同士が寄ってしまうようなことがなくなり、良好な使用感を維持できる。 In addition, if a plurality of tubular members are arranged substantially parallel to each other and a cushion member configured by connecting adjacent tubular members to each other is disposed inside the cushion portion, the tubular members may be shifted from each other. Disappears, and a good feeling of use can be maintained.
また、管状部材の断面が略円形である場合に、クッション部に対する押圧力が略管径方向にかかるように、管状部材を配置すれば、使用者に角張った部分を感じさせることなく、良好な使用感が得られる。 Further, when the cross section of the tubular member is substantially circular, if the tubular member is arranged so that the pressing force against the cushion portion is applied substantially in the radial direction of the tube, it is preferable that the user does not feel the angular portion, A feeling of use is obtained.
また、管状部材の断面が略弓形である場合に、管状部材の円弧面側にクッション部の押圧される面を配置すれば、管状部材の円弧面側すなわち膨らんだ方から押圧されることとなるので、復元力が強く働くこととなり、クッション性がよく、良好な使用感が得られる。 In addition, when the cross section of the tubular member is substantially arcuate, if the surface to be pressed by the cushion portion is arranged on the arc surface side of the tubular member, it is pressed from the arc surface side of the tubular member, that is, the expanded portion. Therefore, the restoring force works strongly, the cushioning property is good, and a good feeling in use can be obtained.
また、管状部材に、略平板状の接着部を管軸方向に沿って設け、接着部を接着することにより、管状部材を配設すれば、管状部材の配設が容易となる。 Also, if a substantially flat plate-like adhesive portion is provided on the tubular member along the tube axis direction and the adhesive portion is adhered to the tubular member, the tubular member can be easily arranged.
また、管状部材の内部に、スポンジを充填すれば、クッション部が一層潰れにくくなり、クッション性をさらに向上させることができる。 In addition, if the sponge is filled in the inside of the tubular member, the cushion portion is harder to be crushed, and the cushioning property can be further improved.
本発明の鞄は、上記クッション構造を用いたので、クッション性に富んだクッション部を有する鞄を提供できる。 Since the bag of the present invention uses the cushion structure described above, it is possible to provide a bag having a cushion portion rich in cushioning properties.
本発明の椅子は、上記クッション構造を用いたので、クッション性に富んだクッション部を有する椅子を提供できる。 Since the chair of the present invention uses the cushion structure described above, it is possible to provide a chair having a cushion portion with rich cushioning properties.
本発明のベッドは、上記クッション構造を用いたので、クッション性に富んだクッション部を有するベッドを提供できる。 Since the bed of the present invention uses the cushion structure described above, it is possible to provide a bed having a cushion portion rich in cushioning properties.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、クッション部(すなわち、クッション性が求められる部分)として、図1に示すランドセルRの背裏部1を例にとって説明する。図1はランドセルRの概略斜視図、図2は、図1のランドセルRの背裏部1の概略分解斜視図である。背裏部1は、背環装着部8、表部2、第1クッション体3、管状部材4、第2クッション体5、及び、芯板部6を備えて構成されている。また、図3は、背環装着部8、表部2、及び、第1クッション体3を取り除いた状態の背裏部1の正面図である。以下の説明においては、使用者がランドセルRを背負った状態で、使用者に近い面を表、その反対の面を裏とし、また、背負った状態における上方を上、その反対方向を下として説明する。
First, the back portion 1 of the school bag R shown in FIG. 1 will be described as an example of a cushion portion (that is, a portion requiring cushioning properties). FIG. 1 is a schematic perspective view of the school bag R, and FIG. 2 is a schematic exploded perspective view of the back 1 of the school bag R of FIG. The back back portion 1 includes a back
芯板部6は、発泡スチロール製で略矩形板状に形成されている。第2クッション体5は、発泡ポリウレタン等のスポンジを略コ字形状に形成したものであり、裏面が芯板部6の両側部及び下部の表面に接着される。
The
第2クッション体5の表面には、3つの溝部7が設けられ、この3つの溝部7は、全体として第2クッション体5の形状に沿うように略コ字形状に配置されている。そして、各溝部7には、管状部材4が嵌合されて接着される。管状部材4は、シリコンゴム、アクリルゴム等の合成ゴムを管状に成形したものであり、ゴム状弾性を有している。
Three grooves 7 are provided on the surface of the
第2クッション体5の表側には第1クッション体3が被せられる。第1クッション体3は、発泡ポリウレタン等のスポンジを、芯板部6より若干小さい略矩形状に形成したものである。これにより、第2クッション体5と第1クッション体3との間に、管状部材4が挟まれた状態で配置されることとなる。
The first cushion body 3 is put on the front side of the
第1クッション体3の表側には表部2が被せられ、第1クッション体3と接着される。表部2は使用者の背中に接する部分であり、革製または合成皮革製で、第1クッション体3よりも若干大きい略矩形状に形成されている。そして、表部2は、周縁部が芯板部6の周縁部に接着され、さらに、破線部分に示すように、第1クッション体3を通して芯板部6に縫着される。これにより、背裏部1内部に、管状部材4が、背裏部1に対する押圧力が略管径方向にかかるように配置されることとなる。なお、押圧力が略管径方向にかかるように配置するとは、押圧される面(背裏部1では表部2表面)に対して管軸方向が略平行となるように配置すると言い換えてもよい。
The
背環装着部8は、革製または合成皮革製であり、周知の背環が装着される部分である。背環装着部8は、表部2の上部中央部の表面に貼着され、また、破線部分に示すように、表部2及び第1クッション体3を通して芯板部6に縫着される。
The back
図4は、図3の状態に対して第1クッション体3及び表部2を上記のように接着及び縫着し、VI−VI部位において切断した概略断面図である。ランドセルRを使用者が背負うと、背裏部1には図3の矢印Aに示すような押圧力がかかるが、管状部材4はゴム状弾性を有しており、復元力が強いので、背裏部1は押し潰されて扁平状となってしまうことなく、適度な膨らみを保つこととなる。すなわち、背裏部1はクッション性に富むこととなる。なお、管状部材4の内部4aは空洞であるので、管状部材4を配設しても、ランドセルRの重量の増加は極小さい。
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of the state of FIG. 3 in which the first cushion body 3 and the
また、管状部材4は、押圧力が略管径方向にかかるように、すなわち、滑らかな外周面が押圧されるように配置されているので、使用者に角張った部分を感じさせることなく、良好な使用感が得られる。また、押圧力が略管径方向にかかると、空洞である内部4aから適宜空気が抜けて、使用者に対する当たり具合を和らげるので、クッション性が良好である。
In addition, since the
なお、第2クッション体5に溝部7を設ける代わりに、図5に示すように、管状部材4に、略平板状の接着部9を管軸方向に沿って一体的に設け、図6に示すように、接着部9を第2クッション体5に接着することにより、管状部材4を背裏部1内部に配設するようにしてもよい。これによれば、溝部7を設ける必要がなくなり、管状部材4の配設が容易となる。
Instead of providing the groove 7 in the
次に、ランドセルRの肩ベルト10のクッション部18を例にとって説明する。図7は、図1のランドセルRの肩ベルト10のクッション部18において、表部11及び第1クッション体12(図8参照)を取り除いた状態の概略正面図である。また、図8は、図7の状態に対して第1クッション体12及び表部11を接着及び縫着し、VIII−VIII部位において切断した概略断面図である。図8に示すように、肩ベルト10は、表部11、第1クッション体12、管状部材13、第2クッション体14、及び、裏部15を備えて構成されている。
Next, the
裏部15は革製または合成皮革製であり、裏部15には第2クッション体14が貼着されている。第2クッション体14は、発泡ポリウレタン等のスポンジまたは発泡スチロールにより形成され、第2クッション体14には、肩ベルト10の略長手方向に延びる複数の溝部7が設けられている。そして、各溝部7には、上記背裏部1に配設された管状部材4と同様に構成された管状部材13が、それぞれ嵌合されて接着されている。
The
第1クッション体12は、発泡ポリウレタン等のスポンジにより形成され、第2クッション体14に被せられる。これにより、第2クッション体14と第1クッション体12との間に、管状部材13が挟まれた状態で配置されることとなる。
The
第1クッション体12には表部11が被せられ、第1クッション体12と接着される。表部11は革製または合成皮革製であり、使用者がランドセルRを背負ったとき、使用者の肩に接する部分である。そして、表部11は、裏部15に縫着される。
The
以上のように、クッション部18内部には、クッション部18に対する押圧力が略管径方向にかかるように、管状部材13が配設される。そして、使用者がランドセルRを背負ったとき、クッション部18には図8の矢印Aに示すような押圧力、すなわち、管状部材13の略管径方向に押圧力がかかるが、管状部材13はゴム状弾性を有しており、復元力が強いので、クッション部18は押し潰されて扁平状になってしまうことなく、クッション性に富むこととなる。
As described above, the
なお、第2クッション体14に溝部16を設ける代わりに、図9に示すように、複数の管状部材13に対して、1つの略平板状の接着部17を管軸方向に沿って一体的に形成し、図10に示すように、接着部17を第2クッション体14に接着することとしてもよい。また、接着ではなく縫着により管状部材13を配設してもよいし、第2クッション体14を配設せず、接着部17を裏部15に直接接着または縫着することとしてもよい。
Instead of providing the
さらに、クッション部として図11に示す椅子Cの座面部21及び背もたれ部22を例にとって説明する。図11は、椅子Cの斜視図であり、座面部21の内部及び背もたれ部22の内部には、上記背裏部1に用いた管状部材4と同様に構成された管状部材23が、図11の破線で示すように配設されている。
Further, the
そして、使用者が椅子Cに着座したとき、座面部21には矢印Dに示すような押圧力がかかり、背もたれ部22には矢印Eに示すような押圧力がかかる。すなわち、管状部材23の略管径方向に押圧力がかかるが、管状部材23はゴム状弾性を有しており、復元力が強いので、座面部21及び背もたれ部22が押し潰されて扁平状となってしまうことなく、クッション性に富んだ椅子Cを提供できることとなる。
When the user sits on the chair C, a pressing force as shown by an arrow D is applied to the
ところで、椅子には、クッション部に金属製のスプリングを配設することにより、クッション性を高めたものもあるが、スプリングは壊れやすく、壊れたときに外部に突出して衣服等を引掛けてしまう等の虞があり、また、椅子の重量が重くなってしまうという問題があった。しかし、上記のようにスプリングではなく管状部材23を用いることにより、クッション部が壊れにくく、重量の軽い椅子Cを提供できる。
By the way, some chairs have metal cushions arranged in the cushions to improve cushioning properties, but the springs are fragile, and when broken, they protrude outside and catch clothes or the like. There is also a problem that the chair becomes heavy. However, by using the
また、本発明のクッション構造は、図12に示すようにベッドBのクッション部31に適用してもよい。すなわち、図12はベッドBの斜視図であり、クッション部31の内部には、上記背裏部1に用いた管状部材4と同様に構成された管状部材32が、図12の破線で示すように配設されている。
Further, the cushion structure of the present invention may be applied to the
そして、使用者がベッドBに寝たとき、クッション部31には矢印Fに示すような押圧力がかかり、すなわち、管状部材32の略管径方向に押圧力がかかるが、管状部材32はゴム状弾性を有しており、復元力が強いので、クッション部31が押し潰されて扁平状となってしまうことなく、クッション性に富んだベッドBを提供できることとなる。
When the user sleeps on the bed B, a pressing force is applied to the
なお、管状部材4の内部4a、管状部材13の内部13a、管状部材23の内部23a、管状部材32の内部32aに、発泡ポリウレタン等のスポンジを充填することとしてもよい。そうすれば、背裏部1、クッション部18、座面部21、背もたれ部22、クッション部31が一層潰れにくくなり、クッション性をさらに向上させることができる。
Note that the inside 4a of the
また、第1クッション体3、第2クッション体5等を配設せずに、管状部材4等のみをクッション部の内部に配設することとしてもよい。
Alternatively, only the
また、上記実施形態は、いずれも当初より管状に形成された管状部材4等をクッション部内部に配設したが、図13に示すように、合成ゴム製のシートSを略管状に丸めたものを管状部材としてクッション部内部に配設することとしてもよい。
Further, in the above embodiments, the
さらに、管状部材4等は、いずれも断面が円形であったが、断面が楕円形や半円形等の管状であってもよい。断面半円形の管状の場合は、円弧面に押圧力がかかるように配置する。また、管軸方向が直線の管状でなくてもよく、管軸方向が曲折した管状であってもよい。また、合成ゴム以外の天然ゴムや塩化ビニール等で管状部材4等を形成してもよく、要するに、管状部材4等はゴム状弾性を有するものであればよい。
Further, the
また、本発明のクッション構造は、ランドセルRの背裏部1や肩ベルト10以外に、鞄の底部等、クッション性が要求される部分であれば、何れの部分にも適用可能であり、さらに、鞄や椅子、ベッド以外のクッション部にも適用可能である。
Further, the cushion structure of the present invention can be applied to any portion other than the back and back portion 1 and the
次に、図14に示すように、複数の管状部材42が互いに略平行に配置され、隣り合う管状部材42が互いに連結されて構成されるクッション部材41を用いた実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の部分については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。
Next, as shown in FIG. 14, an embodiment using a
図14に示すように、クッション部材41は、互いに略平行に配置された複数の管状部材42と、隣り合う管状部材42同士を連結する連結部43とからなり、各管状部材42と各連結部43とは、シリコンゴム、アクリルゴム等の合成ゴムで一体成形されている。また、各管状部材42は断面が略円形の管状に形成され、連結部43は平板状に形成されている。
As shown in FIG. 14, the
そして、図15に示すように、クッション部材41をランドセルRの肩ベルト10のクッション部18に用いる場合、クッション部材41は、各管状部材42の管軸方向が肩ベルト10の幅方向(短手方向)に略一致するように、裏部15に接着された第2クッション体14の表面上に配置される。なお、クッション部18の幅は、中央部が最も広く、上下方に行くに従って徐々に狭くなっているので、これに合わせて、クッション部材41の幅、すなわち、各管状部材42の管軸方向における長さ、及び、同方向における各連結部43の長さは、中央部から上下方に行くに従って徐々に短くなるように形成されている。
As shown in FIG. 15, when the
このように配置されたクッション部材41に、図16に示すように、第1クッション体12が被せられ、さらに、表部11が被せられて、表部11が裏部15に縫着される。なお、第1クッション体12は表部11に接着されている。また、この実施形態では、クッション部材41は、第1クッション体12、第2クッション体14のいずれにも接着されていないが、第1クッション体12、第2クッション体14のいずれか一方又は両方に、接着しても勿論よい。
As shown in FIG. 16, the
以上のように、クッション部18内部に、管状部材42を備えたクッション部材41を配設すると、使用者がランドセルRを背負ったとき、クッション部18には、図16の矢印Aに示すように、管状部材41の略管径方向に押圧力がかかる。ところが、管状部材13はゴム状弾性を有しており、復元力が強いので、クッション部18が押し潰されて扁平状になり元に戻らなくなってしまうこと(所謂へたってしまうこと)がない。したがって、クッション性に富んだクッション部18を提供できることとなる。
As described above, when the
また、管状部材42は、互いに隣り合うもの同士が連結されているので、移動が制限される。このため、クッション部18の押圧・開放が繰り返されても、位置がずれて管状部材42同士が寄ってしまうようなことがなく、良好な使用感を維持することができる。特に、管状部材42と第1クッション体12等との接着は、材質により困難である場合があるが、管状部材42を接着しなかった場合であっても、管状部材42の位置のずれを防止することができる。
In addition, since the adjacent members of the
また、図17は、図16のようなクッション部材41を、ランドセルRの背裏部1に配設した実施形態である。この実施形態では、3つのクッション部材41が、背裏部1の芯板部6に接着された第2クッション体5の表面に、全体として第2クッション体5の形状に沿うように略コ字形状に配置されている。なお、第2クッション体5にクッション部材41の大きさに合わせた溝部を3つ形成し、各溝部に各クッション部材41を嵌合するようにしてもよい。
FIG. 17 shows an embodiment in which the
このように配置されたクッション部材41に第1クッション体3が被せられ、さらに、第1クッション体3に表部2が被せられて、表部2は芯板部6に接着及び縫着される(図2参照)。なお、第1クッション体3は表部2に接着されている。また、クッション部材41は、第1クッション体3、第2クッション体5のいずれか一方又は両方に、接着してもよいし、接着しなくてもよい。
The
以上のように、クッション部である背裏部1内部に、管状部材42を備えたクッション部材41を配設すると、使用者がランドセルRを背負ったとき、背裏部1には管状部材41の略管径方向に押圧力がかかるが、管状部材13の復元力により、背裏部1は扁平状になってしまうことなく、クッション性に富むこととなる。また、隣り合う管状部材42同士が連結されていることにより、管状部材42同士が寄ってしまうようなことがなく、良好な使用感を維持することができる。
As described above, when the
さらに、断面が略円形の管状部材42を用いると、部位によっては膨らみ過ぎとなる場合があるが、かかる場合には、図18に示すように、断面が略弓形の管状部材52が複数連結されたクッション部材51を用いるとよい。以下、クッション部材51を用いた実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の部分については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。
Further, when the
図18に示すように、クッション部材51は、互いに略平行に配置された複数の管状部材52と、隣り合う管状部材52同士を連結する連結部53とからなり、各管状部材52と各連結部53とは、シリコンゴム、アクリルゴム等の合成ゴムで一体成形されている。また、各管状部材52は断面が略弓形の管状に形成され、連結部43は平板状に形成されている。ここで、弓形とは、円弧とその両端を結ぶ弦とからなる形状を言い、この実施形態では、各管状部材52の断面は、略半円形(弦部分を含む)とされている。そして、各管状部材52の平面部52aと連結部43とは、裏面において面一となっている。すなわち、クッション部材51の裏面51aは平面状となっている。
As shown in FIG. 18, the
そして、クッション部材51をランドセルRの肩ベルト10のクッション部18に用いる場合、クッション部材51は、各管状部材52の管軸方向が肩ベルト10の幅方向(短手方向)に略一致するように、裏部15に接着された第2クッション体14上に配置される(図15参照。なお、図15はクッション部材41を用いた場合の図であるが、クッション部材51を用いた場合でも同様の図となる。)また、クッション部材51は、裏面51aが第2クッション体14の表面に接するように配置される(図19参照)。さらに、クッション部材51の幅は、クッション部18の幅に合わせて、中央部から上下方に行くに従って徐々に短くなるように形成される。
When the
このように配置されたクッション部材51に、図19に示すように、第1クッション体12が被せられ、さらに、表部11が、第1クッション体12に被せられて、表部11の周縁部が裏部15に縫着される。なお、第1クッション体12は表部11に接着されている。この表部11のクッション部材51に被せられた部分の表面が、クッション部18の押圧される面(以下、押圧面と言う。)18aとなり、押圧面18aは、各管状部材52の円弧面52b側に配置されることとなる。また、この実施形態では、クッション部材51は、第1クッション体12、第2クッション体14のいずれにも接着されていないが、勿論、第1クッション体12、第2クッション体14のいずれか一方又は両方に接着してもよい。
As shown in FIG. 19, the
以上のように、クッション部18内部に、管状部材52を備えたクッション部材51を配設すると、使用者がランドセルRを背負ったとき、クッション部18には、図19の矢印Aに示すように押圧力がかかり、管状部材52が円弧面52b側から押圧されることになる。すなわち、管状部材52が膨らんだ方から押圧されることとなるので、復元力が強く働くこととなり、クッション部18が扁平状になって元に戻らなくなってしまうことがない。また、各管状部材52は、互いに隣り合うもの同士が連結されているので、移動が制限される。このため、クッション部18の押圧・開放が繰り返されても、位置がずれて管状部材52同士が寄ってしまうようなことがなく、良好な使用感を維持することができる。さらに、クッション部材51では、各管状部材52の断面を略弓形としたことにより、クッション部18の膨らみ過ぎを防止でき、適度な膨らみを有するクッション部18を提供できる。
As described above, when the
なお、図9において、複数の管状部材13に対して、1つの略平板状の接着部17を一体的に形成した例を示したが、この例は、クッション部材の一例とも言える。なぜならば、図9の例では、接着部17は連結部とみなすことができ、複数の管状部材13が互いに略平行に配置され、互いに隣り合う管状部材13が連結されていると言えるからである。
Although FIG. 9 shows an example in which one substantially flat plate-shaped
このように、複数の管状部材13等をクッション部に並設する場合は、互いに連結せずにクッション部に配設してもよいし(図8参照)、隣り合うもの同士で互いに連結してクッション部材として、クッション部に配設することとしてもよい(図10参照)。
As described above, when a plurality of
また、連結された管状部材42等の内部に、スポンジを充填しても勿論よい。さらに、連結された管状部材42を備えたクッション部材41等を、鞄(ランドセル)以外の椅子、ベッド等に用いても勿論よい。
In addition, the inside of the connected
すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、本発明は種々の構成を採り得る。 That is, the present invention can employ various configurations without departing from the scope of the claims.
1…背裏部(クッション部)
4、13、23、32、42、52…管状部材
4a、13a、23a、32a…内部
9、17…接着部
18…クッション部
21…座面部(クッション部)
22…背もたれ部(クッション部)
31…クッション部
41、51…クッション部材
B…ベッド
C…椅子
R…ランドセル
1 ... back part (cushion part)
4, 13, 23, 32, 42, 52 ...
22 ... Back part (cushion part)
31:
Claims (9)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003284838A JP2004202209A (en) | 2002-12-11 | 2003-08-01 | Cushion structure, bag, chair, and bed |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002359749 | 2002-12-11 | ||
JP2003284838A JP2004202209A (en) | 2002-12-11 | 2003-08-01 | Cushion structure, bag, chair, and bed |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004202209A true JP2004202209A (en) | 2004-07-22 |
Family
ID=32828580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003284838A Withdrawn JP2004202209A (en) | 2002-12-11 | 2003-08-01 | Cushion structure, bag, chair, and bed |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004202209A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021251269A1 (en) * | 2020-06-12 | 2021-12-16 | 株式会社セフト研究所 | Spacer |
-
2003
- 2003-08-01 JP JP2003284838A patent/JP2004202209A/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021251269A1 (en) * | 2020-06-12 | 2021-12-16 | 株式会社セフト研究所 | Spacer |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061003 |