JP2004197995A - 貯湯式給湯装置及びその制御方法 - Google Patents

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好夫 武藤
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Abstract

【課題】貯湯タンクの湯を効率よく加熱して利用側設備に適した温度範囲の湯を安定供給することができる貯湯式給湯装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯装置は、貯湯タンク内に設けた温度センサによって検出される湯温が制御温度となるようにヒートポンプユニットを制御する。このとき、貯湯式給湯装置は、給湯運転、ふろの追い焚き、浴室暖房機の運転、床暖房パネルの運転のうち、現在運転中のものについてカウンタ値を1ずつ加算することにより、利用側熱交換器として機能する利用側設備の同時使用数を求め、その値に基づいて制御温度を変更する。これによって、利用側熱交換器の要求負荷に応じて、貯湯タンクに貯留される湯のうち利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量が変更される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯湯式給湯装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
貯湯式給湯装置には、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側設備と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを備え、貯湯タンクの湯をふろの追焚や暖房や給湯に使用ものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
この種の貯湯式給湯装置においては、貯湯タンクの湯が上方ほど高温となる、いわゆる湯層(温度分布)が形成されており、貯湯タンクの上方にある高温の湯を熱交換器や給湯栓に供給するのが前提である。
【0004】
ところで、この種の貯湯式給湯装置においては、貯湯タンクの上方の湯を利用側設備に適した高温の湯にしておくために、加熱ユニットを電力使用料金が安価な深夜時間帯に運転する他、貯湯タンクの所定位置に温度センサを有し、この温度センサで検出される湯温が閾値(制御温度)を下回った場合にも加熱ユニットを運転する。このため、利用側設備が頻繁に使用される昼間時間においては、利用側設備に適した高温の湯が貯湯タンクに一定量貯湯されるように加熱ユニットが運転される。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−122351号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多数の利用側設備が同時使用されると、貯湯タンクに貯留されている高温の湯量では不足する場合があり、給湯温度が低下したり、ふろの追焚や暖房を充分にできなくなってしまうことがある。
【0007】
この場合、貯湯タンクに貯留させておく高温の湯量を増やすべく、温度センサで検出される湯温の制御温度を高く設定しておく方法が考えられるが、利用側設備が全く使用されていなくても、貯湯タンクの湯を高温に維持しておく必要があるため、不経済であり、電力使用料金が増大してしまうという問題が生じる。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、貯湯タンクの湯を効率よく加熱して利用側設備に適した温度範囲の湯を安定供給することができる貯湯式給湯装置及びその制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置において、前記貯湯タンクの所定位置に設けられ、該位置の湯温を測定する測定手段を有し、前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記測定手段によって測定される湯温の制御温度を変更し、前記測定手段によって測定される湯温がこの制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて、前記制御温度を変更することを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の構成において、前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の構成において、前記貯湯タンクには、前記加熱ユニットが加熱した高温の湯が上方から供給されて上方ほど湯温が高くなる湯層が形成され、前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記制御温度を変更し、前記測定手段によって測定される湯温がこの制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載の発明は、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置において、前記貯湯タンクの異なる位置に設けられ、各位置の湯温を測定する複数の測定手段を有し、前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする。
【0014】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて、前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択することを特徴とする。
【0015】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の構成において、前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする。
【0016】
また、請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7のいずれかに記載の構成において、前記貯留タンクには、前記加熱ユニットが加熱した高温の湯が上方から供給されて上方ほど湯温が高くなる湯層が形成され、前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更する。
【0017】
また、請求項9に記載の発明は、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置の制御方法において、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記貯湯タンクの所定位置の湯温の制御温度を変更し、該位置の湯温が前記制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする。
【0018】
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の構成において、前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて前記制御温度を変更することを特徴とする。
【0019】
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の構成において、前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする。
【0020】
また、請求項12に記載の発明は、請求項9乃至11のいずれかに記載の構成において、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記制御温度を変更し、前記測定手段によって測定される湯温がこの制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする。
【0021】
また、請求項13に記載の発明は、湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置の制御方法において、前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記貯湯タンクの異なる位置の湯温を測定する複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする。
【0022】
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の構成において、前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて、前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択することを特徴とする。
【0023】
また、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の構成において、前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする。
【0024】
また、請求項16に記載の発明は、請求項13乃至15のいずれかに記載の構成において、前記利利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0026】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
1.第1実施形態
図1は、本発明の貯湯式給湯装置の第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置10である。このヒートポンプ式給湯装置10は、貯湯タンクユニット11と、ヒートポンプユニット(加熱ユニット)12とから構成される。
【0028】
貯湯タンクユニット11において、貯湯タンク13は、湯を貯湯しており、下部に減圧逆止弁を介して水道管が接続され、貯湯タンク13内の下部の水圧が常時一定になるように水道水が供給される。これによって、貯湯タンク13内には、常に一定量の湯又は水が貯湯される。また、貯湯タンク13には、貯湯タンク13内の湯の温度を測定するための温度センサ13s1〜13s7が配置されている。
【0029】
ヒートポンプユニット12は、貯湯タンク13内の湯を加熱するものであり、圧縮機、貯湯用熱交換器(冷媒対水熱交換器)、ヒートポンプ熱交換器及びアキュムレータが冷媒配管に順次配設されて構成される。冷媒には、オゾン破壊係数がゼロで、毒性及び可燃性が低く安全な二酸化炭素(CO2)冷媒などが使用される。なお、ヒートポンプユニット12は、通信回路を内蔵しており、この通信回路を介して貯湯タンクユニット11の制御部20からの運転指令を入力してその運転が制御される。
【0030】
また、貯湯タンクユニット11は、貯湯タンク13の湯をヒートポンプユニット12との間で循環させるための貯湯用循環配管14と貯湯循環ポンプ15とを有している。この貯湯用循環配管14は、貯湯タンク13の上部と下部とに連結され、貯湯循環ポンプ15によって貯湯タンク13内の下方から湯が送り出されてヒートポンプユニット12を経由して貯湯タンク13の上方に戻されるように構成されている。これにより、ヒートポンプユニット12で加熱された高温の湯が貯湯タンク13の上方に貯留され、貯湯タンク13には、上方ほど湯が高温(例えば約90℃)となり、下方ほど低温(例えば約40℃)となる、いわゆる湯層(温度分布)が形成される。なお、本実施形態ではヒートポンプユニット12が一台の場合を示しているが、ヒートポンプユニット12が複数台あってもよい。
【0031】
また、この貯湯タンクユニット11は、室内暖房に使用する暖房用熱交換器16と、浴槽17の追い焚きや給湯に使用する追焚用熱交換器18と、これら熱交換器16、18に貯湯タンク13の湯を熱媒として供給するための循環用配管19及び加熱循環ポンプ21とを有している。
【0032】
ここで、この循環用配管19は、暖房用熱交換器16と追焚用熱交換器18とを並列的に接続するように配設されている。詳述すると、循環用配管19は、加熱循環ポンプ21によって貯湯タンク13上方の湯取出口13aから送出された湯を暖房用熱交換器16と追焚用熱交換器18との一次側(熱媒側)入口に各々供給し、これら熱交換器16、18の一次側出口から送り出された湯を貯湯タンク13の湯戻し口13bに戻すように管路が形成される。これによって、貯湯タンク13の湯は、暖房用熱交換器16と追焚用熱交換器18とに別々の経路で供給されて貯湯タンク13に戻される。言い換えれば、一方の熱交換器16、18を通過した湯は他方の熱交換器18、16を通過することなく、貯湯タンク13に戻される。
【0033】
さらに、この循環用配管19には、暖房用熱交換器16の一次側の出口側に流量調整弁22と温度センサ23とが配設されると共に、追焚用熱交換器18の一次側の出口側に流量調整弁24と温度センサ25とが配設される。これによって、各熱交換器16、18の出口側の熱媒(湯)の温度を測定できると共に、各熱交換器16、18に供給される熱媒の流量を各々独立して調整できるように構成されている。なお、各温度センサ23、25の検出信号は貯湯タンクユニット11の制御部20に出力され、また、流量調整弁22、24についても制御部20が開度の制御を行うようになっている。
【0034】
また、この貯湯タンクユニット11は、利用側熱交換器として機能する浴室暖房機30及び床暖房パネル31、32からの配管が連結されることによって各暖房機30〜32と上記暖房用熱交換器16との間で湯(以下、暖房用温水という。)を循環させるための暖房用循環配管33及び暖房循環ポンプ34と、利用側熱交換器としての浴槽17からの配管が連結されることによって浴槽17と上記追焚用熱交換器18との間で湯(以下、浴槽水という)を循環させる追焚用循環配管35及び追焚ポンプ36などを有している。なお、床暖房パネル31、32からの配管が連結される部分には、熱動弁37、38が設けられ、これによって、各床暖房パネル31、32に暖房用熱交換器16で加熱された暖房用温水を供給(通水)するか否かが選択可能であると共に、温度に応じて湯の供給を制御して室温を一定に保つことが可能になっている。また、浴室暖房機30内にも熱動弁39が配置され、浴室内の温度を制御可能になっている。
【0035】
ここで、同図に示すように、浴室暖房機30には、暖房用熱交換器16で加熱された暖房用温水がそのまま浴室暖房機30に供給されるのに対し、床暖房パネル31及び32には、暖房用熱交換器16で加熱された暖房用温水がバイパス管33aを介して膨張タンク40を経由して床暖房パネル31及び32に供給されるように構成されている。このように、浴室暖房機30と床暖房パネル31及び32とで温水回路(温水経路)を分けている理由は、浴室暖房機30は高温の暖房用温水を必要とするのに対し、床暖房パネル31及び32は、直に人の足を加熱するため低温の暖房用温水を必要とするからである。
【0036】
一方、追焚用循環配管35には、貯湯タンク13の湯が供給可能に構成されている。詳述すると、貯湯タンク13の上方の高温の湯と、下方の低温の湯とが混合栓41により混合され、混合栓42、ふろ注水弁43、44を経由して追焚用循環配管35に供給可能に構成されている。また、この経路上には、ふろ注水量センサ45、ふろ水位センサ46、ふろ温度センサ47、ふろ流水スイッチ48などが配置される。これによって、浴槽17にいわゆる湯張りができる。さらに、この経路は途中で分岐されて給湯栓49に連結され、これによって、貯湯タンク13からの混合湯を給湯栓49から出すことが可能である。なお、給湯栓49への経路の途中には給湯流量センサ49sが配置される。
【0037】
ここで、図2は、ヒートポンプ式給湯装置10の電気的構成を示す図である。制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などから構成され、ROMに記憶されたプログラムに従ってヒートポンプ式給湯装置10を中枢的に制御するものである。具体的には、制御部20は、季節別時間帯別電灯契約に基づいて電力使用料金が安価な深夜時間帯などにヒートポンプユニット12及び貯湯循環ポンプ15を運転して貯湯タンク13内の湯を加熱する。この場合、例えば、貯湯タンク13内の温度センサ13s3にて検出される湯温が50℃になるまでヒートポンプユニット12を運転することにより、貯湯タンク13の上方の湯が約90℃となり下方ほど低温となる湯層を形成させる。また、制御部20は、床暖房リモートコントローラ50及び51、浴室暖房リモートコントローラ52、台所リモートコントローラ53及びふろリモートコントローラ54を介して、床暖房パネル31及び32、浴室暖房機30、浴槽17に対するユーザの指示を入力し、この指示に対応して加熱循環ポンプ21、暖房循環ポンプ34及び追焚ポンプ36や各種弁を駆動する。例えば、床暖房パネル31を駆動する場合は、加熱循環ポンプ21を駆動して貯湯タンク13の湯を暖房用熱交換器16に循環させる一方、暖房循環ポンプ34を駆動すると共に熱動弁37を制御して床暖房パネル31を循環させる暖房用温水を加熱させる。また、ふろの追焚を行う場合は、加熱循環ポンプ21、追焚ポンプ36を駆動して、浴槽17の浴槽水を追焚用熱交換器18にて加熱させる。
【0038】
次に、このヒートポンプ式給湯装置10の動作を説明する。このヒートポンプ式給湯装置10は、貯湯タンク13内の温度センサ13s3にて検出される湯温の目標温度である制御温度を、利用側熱交換器として機能する利用側設備(床暖房パネル31及び32、浴室暖房機30、浴槽17、給湯栓49)の要求負荷に応じて変更する処理を行い、温度センサ13s3にて検出される湯温がこの制御温度となるようにヒートポンプユニット12を運転する点が本発明の特徴的な動作である。以下、この制御温度変更処理について説明し、それ以外の動作は従来のものとほぼ同様であるため、詳細な説明は省略する。また、ここでのヒートポンプユニット12の運転制御は、ヒートポンプユニット12を季節別時間帯別電灯契約に基づく電力使用料金が安価な深夜時間帯に運転する従来制御に加えて、さらに追加されたヒートポンプユニット12の制御である。
【0039】
ここで、図3は、制御温度変更処理を示すフローチャートである。前提として、この制御温度変更処理は、所定の割り込み周期で行うか、又は、リモートコントローラ50〜54のいずれかから信号を受信した際などに行う。
【0040】
まず、貯湯タンクユニット11の制御部20は、RAMの所定領域に格納されているカウンタ値を0(ゼロ)にクリアする(ステップS1)。なお、カウンタ値が格納されていない場合は0(ゼロ)を格納する。
【0041】
次に、制御部20は、給湯運転中か否かを判断する(ステップS2)。例えば、制御部20は、給湯流量センサ49a及びふろ注湯量センサ45の検出結果に基づいて給湯運転中か否かを判断する。ここで、給湯運転中であると判断すれば、制御部20は、カウンタ値に1を加算し(ステップS3)、ステップS4の処理に移行する一方、給湯運転中ではないと判断すれば、カウンタ値はそのままにステップS4の処理に移行する。
【0042】
次いで、制御部20は、ふろの追い焚きを行っている(追焚中)か否かを判断し(ステップS4)、追焚中と判断すれば、カウンタ値に1を加算し(ステップS5)、追焚中ではないと判断すれば、カウンタ値はそのままにステップS6の処理に移行する。
【0043】
次に、制御部20は、浴室暖房機30を運転中(暖房中)か否かを判断し(ステップS6)、運転中と判断すれば、カウンタ値に1を加算し(ステップS7)、運転中でないと判断すれば、カウンタ値はそのままにステップS8の処理に移行する。
【0044】
次いで、制御部20は、床暖房パネル31、32を運転中か否かを判断し(ステップS8)、運転中と判断すれば、カウンタ値に1を加算し(ステップS9)、運転中でないと判断すれば、カウンタ値はそのままにステップS10の処理に移行する。
【0045】
次いで、制御部20は、カウンタ値に応じて制御温度を変更する処理を行う。詳述すると、制御部20は、カウンタ値が4の場合(ステップS10)、具体的には、給湯運転、ふろの追い焚き、浴室暖房機30の運転、床暖房パネル31、32の運転というように4種類の利用側設備全てを使用中の場合は、制御温度を50℃にする(ステップS11)。一方、制御部20は、カウンタ値が3の場合(ステップS12)、つまり、上述した4種類の利用側設備のうち3種類の利用側設備を使用中の場合には、4種類の利用側設備を使用中に設定する制御温度(50℃)に比して低い温度である45℃にする(ステップS13)。
【0046】
同様に、制御部20は、カウンタ値が2の場合は制御温度を40℃にし(ステップS14、S15)、カウンタ値が1の場合は制御温度を35℃にする(ステップS16、S17)。このように、制御部20は、利用側設備のうち現在使用中のものについてカウンタ値を1ずつ加算することによって利用側設備の同時使用数に対応するカウンタ値を求め、このカウンタ値に基づいて制御温度を変更すると、この制御温度変更処理を終了する。なお、カウンタ値が0の場合、つまり、いずれの利用側設備も使用されていない場合は、制御温度を変更することなく制御温度変更処理を終了する。
【0047】
一方、この制御温度変更処理とは別個独立して、制御部20は、貯湯タンク13に配置された温度センサ13s3にて検出される湯温がこの制御温度となるようにヒートポンプユニット12を運転する運転制御を行う。詳述すると、制御部20は、例えば、図4に示すように、現在設定されている制御温度に対し、ヒートポンプユニット12の運転停止温度を所定温度(5℃)高い温度にし、ヒートポンプの運転開始温度を所定温度(5℃)低い温度にすることにより、温度センサ13s3の検出位置の湯温がほぼ制御温度となるようにヒートポンプユニット12を運転する。
【0048】
上述したように、貯湯タンク13の湯は上方ほど高温となる湯層が形成されるため、温度センサ13s3の検出位置の湯温が高くなれば、貯湯タンク13の上方の湯全体の温度が高くなる。従って、利用側熱交換器での利用に適した高温の湯の量が多くなる。一方、温度センサ13s3で検出される湯温を低くすれば、利用側熱交換器での利用に適した高温の湯の量が少なくなるが、ヒートポンプユニット12の運転頻度が低減される。
【0049】
以上説明したように、本実施形態によれば、利用側熱交換器としての利用側設備の同時使用数に応じて貯湯タンク13の所定位置の湯温の制御温度を変更するので、利用側熱交換器の要求負荷に応じて、貯湯タンク13に貯留される湯のうち利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することができる。これにより、利用側設備の同時使用数が多い場合、つまり、利用側熱交換器の要求負荷が大きい場合は、適正な温度範囲の湯の量を一時的に増やすことによって、適正温度の湯を安定供給することができ、給湯温度が低下したり、ふろの追焚や暖房を充分にできなくなってしまうといった事態を回避することができる。さらに、利用側設備の同時使用数が少ない場合、つまり、利用側熱交換器の要求負荷が小さい場合は、適正な温度範囲の湯の量を減らすことによって、ヒートポンプユニット12の運転頻度を減らすことができ、電気使用料金を節約することができる。
【0050】
2.第2実施形態
第2実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置が、第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置10と異なる点は、ヒートポンプユニット12の運転に使用する温度センサを温度センサ13s1〜13s4の中から選択し、選択した温度センサによって検出される湯温に基づいてヒートポンプユニット12を運転する点である。これ以外の動作及び構成は第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置10と同様であるため、説明の便宜上、同一のものは同一の符号を付して説明し、重複する説明は省略し、本発明の特徴に関わる部分を詳細に説明する。
【0051】
図5は、温度センサ選択処理を示すフローチャートである。なお、この処理は、所定の割り込み周期で行うか、又は、リモートコントローラ50〜54のいずれかから信号を受信した際などに制御部20Aが行う処理である。
【0052】
同図に示すように、ステップS1〜ステップS9までの処理は、第1実施形態で説明したステップS1〜ステップS9の処理と同一である。すなわち、制御部20Aは、給湯運転、ふろの追い焚き、浴室暖房機30の運転、床暖房パネル31、32の運転のそれぞれについて運転中か否かを判断し、運転中と判断したものの合計回数、つまり、使用中の利用側設備の合計数に対応するカウンタ値を求める。
【0053】
次いで、制御部20Aは、ヒートポンプユニット12の運転制御に使用する温度センサを選択すべく、このカウンタ値に応じて温度センサ13s1〜13s4の中から一つの温度センサを選択する処理を行う。詳述すると、制御部20Aは、カウンタ値が4の場合(ステップS10)、貯湯タンク13の最も下方の湯温を測定する温度センサ13s1を選択する(ステップS11A)。一方、カウンタ値が3の場合(ステップS12)、制御部20Aは、温度センサ13s1の次に、貯湯タンク13の下方の湯温を測定する温度センサ13s2を選択する(ステップS13A)。
【0054】
また、カウンタ値が2の場合(ステップS14)、制御部20Aは、温度センサ13s2の次に、貯湯タンク13の下方の湯温を測定する温度センサ13s3を選択し(ステップS15A)、カウンタ値が1の場合(ステップS16)、制御部20Aは、温度センサ13s3の次に、貯湯タンク13の下方の湯温を測定する温度センサ13s4を選択する(ステップS16A)。このようにして利用側熱交換器の要求負荷に応じて温度センサを選択すると、制御部20は、この制御温度変更処理を終了する。なお、カウンタ値が0の場合、つまり、いずれの利用側設備を使用していない場合はそのまま処理を終了する。
【0055】
一方、この温度センサ選択処理とは別個独立してヒートポンプユニット12の運転が行われる。詳述すると、制御部20Aは、現在選択されている温度センサによって測定される湯温が予め定めた制御温度となるようにヒートポンプユニット12の運転を行う。ここで、予め定めた制御温度は、例えば50℃(運転停止温度55℃、運転開始温度45℃)である。
【0056】
上述したように、貯湯タンク13の湯は上方ほど高温となる湯層が形成されるため、例えば、貯湯タンク13の最下方の温度センサ13s1で検出される湯温を50℃にするのと、それより上方の温度センサ13s4で検出される湯温を50℃にするのとでは、前者の方が貯湯タンク13の湯全体の温度が高くなる。従って、ヒートポンプユニット12の運転制御に使用する温度センサを低い位置のものにするほど、利用側熱交換器での利用に適した高温の湯の量を多くすることができ、高い位置の湯温を検出する温度センサにするほど、利用側交換器での利用に適した高温の湯の量が少なくなるが、ヒートポンプユニット12の運転頻度を低減することができる。
【0057】
これにより、第2実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置によっても、第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置10と同様に、利用側熱交換器の要求負荷に応じて、貯湯タンク13に貯留される湯のうち利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することができる。これによって、利用側設備の同時使用数が多く、利用側熱交換器の要求負荷が大きい場合でも、適正温度の湯を安定供給することができ、給湯温度が低下したり、ふろの追焚や暖房を充分にできなくなってしまうといった事態を回避することができる。また、利用側設備の同時使用数が少なく、利用側熱交換器の要求負荷が小さい場合は、ヒートポンプユニット12の運転頻度を減らして電気使用料金を節約することができる。
【0058】
なお、本発明を上記各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1実施形態において、温度センサ13s3の代わりに他の温度センサ13s1、13s2、13s4〜13s7を適用してもよい。また、第2実施形態においても、温度センサ13s1〜13s4の中から選択する場合に限らず、他の温度センサの中から選択してもよい。
【0059】
また、上記各実施形態では、床暖房パネル31、32などの同種類の利用側設備の場合、その使用台数が変更されても適正温度の湯の貯湯量は変えていなかったが、同種類の利用側設備の同時使用数に応じてカウンタ値を変更し、その使用台数に合わせて適正温度の湯の貯湯量を変更させるようにしてもよい。さらに、利用側設備の運転状況、例えば、強運転か弱運転か、又は、給湯量が大か小か等に応じてカウンタ値を変更し、その運転状況に合わせて適正温度の湯の貯湯量を変更させるようにしてもよい。要は、利用側熱交換器としての利用側設備の様々な使用状況に応じて適正温度の湯の貯湯量を変更させるようにすればよい。
【0060】
また、本発明を、ヒートポンプ式給湯装置10に適用する場合について述べたが、その他の貯湯式給湯装置に適用してもよいことは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、貯湯タンクの湯を効率よく加熱して利用側設備に適した高温の湯を安定して供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯湯式給湯装置の第1実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置を示す図である。
【図2】同ヒートポンプ式給湯装置の電気的構成を示す図である。
【図3】同ヒートポンプ式給湯装置の制御温度変更処理を示すフローチャートである。
【図4】制御温度と、ヒートポンプユニットの運転停止温度と運転開始温度との関係を示す表である。
【図5】第2実施形態に係るヒートポンプ式給湯装置の温度センサ変更処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ヒートポンプ式給湯装置
11 貯湯タンクユニット
12 ヒートポンプユニット
13 貯湯タンク
13s1〜s7、23、25 温度センサ
15 貯湯循環ポンプ
16 暖房用熱交換器
17 浴槽
18 追焚用熱交換器
19 循環用配管
20、20A 制御部
21 加熱循環ポンプ
22、24 流量調整弁
30 浴室暖房機
31、32 床暖房パネル
34 暖房循環ポンプ

Claims (16)

  1. 湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置において、
    前記貯湯タンクの所定位置に設けられ、該位置の湯温を測定する測定手段を有し、
    前記運転制御手段は、
    前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記測定手段によって測定される湯温の制御温度を変更し、前記測定手段によって測定される湯温がこの制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、
    前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて、前記制御温度を変更することを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記貯湯タンクには、前記加熱ユニットが加熱した高温の湯が上方から供給されて上方ほど湯温が高くなる湯層が形成され、
    前記運転制御手段は、
    前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記制御温度を変更し、前記測定手段によって測定される湯温がこの制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
  5. 湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置において、
    前記貯湯タンクの異なる位置に設けられ、各位置の湯温を測定する複数の測定手段を有し、
    前記運転制御手段は、
    前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする貯湯式給湯装置。
  6. 前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、
    前記運転制御手段は、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて、前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択することを特徴とする請求項5に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする請求項6に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記貯留タンクには、前記加熱ユニットが加熱した高温の湯が上方から供給されて上方ほど湯温が高くなる湯層が形成され、
    前記運転制御手段は、
    前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
  9. 湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置の制御方法において、
    前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記貯湯タンクの所定位置の湯温の制御温度を変更し、該位置の湯温が前記制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする貯湯式給湯装置の制御方法。
  10. 前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて前記制御温度を変更することを特徴とする請求項9に記載の貯湯式給湯装置の制御方法。
  11. 前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする請求項10に記載の貯湯式給湯装置の制御方法。
  12. 前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記制御温度を変更し、前記測定手段によって測定される湯温がこの制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
  13. 湯を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクの湯を加熱する加熱ユニットと、貯湯タンクの湯を利用した利用側熱交換器と、加熱ユニットを運転する運転制御手段とを有する貯湯式給湯装置の制御方法において、
    前記利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記貯湯タンクの異なる位置の湯温を測定する複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することを特徴とする貯湯式給湯装置の制御方法。
  14. 前記貯湯式給湯装置は、前記利用側熱交換器を複数有し、前記利用側熱交換器の同時使用数に基づいて、前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択することを特徴とする請求項13に記載の貯湯式給湯装置の制御方法。
  15. 前記利用側熱交換器の同時使用数は、前記各利用側交換器に対応する利用側設備のうち、暖房中又は追焚中の利用側設備の数と、前記貯湯タンクの湯を供給中の利用側設備の数との合計数であることを特徴とする請求項14に記載の貯湯式給湯装置の制御方法。
  16. 前記利利用側熱交換器の要求負荷に応じて前記複数の測定手段の中から一つの測定手段を選択し、選択した測定手段によって測定される湯温が予め定めた制御温度となるように前記加熱ユニットを運転することによって、前記貯湯タンクに貯留される湯のうち、前記利用側熱交換器での利用に適した温度範囲の湯の量を変更することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の貯湯式給湯装置の制御方法。
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