JP2004195725A - Paste packing device for filling cartridge with ink or paste for screen printing - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクリーン印刷に使用するインクまたはペーストをカートリッジに充填するペースト充填装置に関している。
【0002】
【従来の技術】
スクリーン印刷では真空中で印刷をする方式があり、この場合はインクまたはペーストに気泡が混入していないことが条件となる。また、スクリーン印刷において、インクまたはペーストを充填したカートリッジを印刷機に装着して印刷することはよく知られている。
【0003】
図4は、スクリーン印刷機におけるスキージヘッド部の構造ならびにカートリッジおよびカートリッジホルダを示している。スクリーン印刷機はスクリーン版1の上方で作動するスキージヘッド部2が設けられ、該スキージヘッド部2のヘッド基板3に一対のスキージ4が設けられている。図示した構造では、スキージ4がスクリーン版1上で往路と復路を各別に使用できるように一対で設けられており、当該スキージ4の間にインクまたはペーストを供給する供給ノズル5が設けられている。インクまたはペーストを充填したカートリッジ6はカートリッジホルダ7に収容されてスキージヘッド2に装着されている。
【0004】
カートリッジ6は先端に設けた供給用継ぎ手8をカートリッジホルダ7の頭部に形成した開口9から突出して収容したものであり、また、カートリッジ6は1個または2個が設けられるので、当該カートリッジ6を収容するカートリッジホルダ7も設置するカートリッジ6の数だけ設ける。カートリッジホルダ7の開口9から突出した供給用継ぎ手8には上記供給ノズル5と接続する供給ホース10を設けている。11はカートリッジホルダ7の基端部にネジ結合するホルダーキャップであり、カートリッジホルダ7内に圧力空気を供給するエア供給ジョイント12を設けたものである。
【0005】
上記したように真空中でスクリーン印刷をする場合は、インクまたはペーストに気泡が混入していないことが条件となるので、インクまたはペーストを充填したカートリッジは印刷機に装着する前に脱泡しておく必要がある。図5は、従来技術によるカートリッジにインクまたはペーストの充填装置を示しており、ペーストタンク20の天板21にカートリッジ6の基端部を装着し、該カートリッジ6の先端に真空ポンプ22と接続した吸引管23を装着したものであって、ストップバルブ24を操作してペーストタンク20内のペースト25を注入管26から当該カートリッジ6に充填するようになっている。
【0006】
従来方法によってカートリッジにインクまたはペーストを充填しても、タンク内のペーストには気泡が混入しているので、カートリッジに充填したペーストにも当然気泡が混入している。このため、従来技術においては、カートリッジを印刷機に装着する前処理としてインクまたはペーストの脱泡が必要であり、前処理に時間を要する分だけ作業能率が悪くなるといった問題があった。また、この様な不便を解消するため、インク等のメーカーに脱泡処理がされたカートリッジを注文することが行われていたが、この方法は通常料金よりも割高となってしまうものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、スクリーン印刷を真空中で行う真空印刷機に負圧を供給する真空配管を利用してカートリッジにインクまたはペーストを脱泡状態で充填できるペースト充填装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
解決手段の第1は、真空チャンバー内にスクリーン印刷機が収容されたものにおいて、真空チャンバー内に攪拌装置を取り付けたペースト容器を設け、該ペースト容器に接続した第1誘導管を上記真空チャンバーの外部に引き出してカートリッジ容器に接続し、該カートリッジ容器に接続した第2誘導管を上記真空チャンバーに接続し、上記第1および第2誘導管に開閉用のバルブを設け、上記カートリッジ容器にカートリッジを収容して上記ペースト容器内のインクまたはペーストをカートリッジに充填することを特徴とする。
解決手段の第1において、ペースト容器が真空チャンバーの外部に設置されており、該ペースト容器の空気出入口を上記真空チャンバーに接続したことを特徴とする。
【0009】
解決手段の第2は、印刷機を内蔵した真空チャンバーとは別に設置した第2の真空チャンバー内に攪拌装置を取り付けたペースト容器を設け、該ペースト容器に接続した第1誘導管を上記第2の真空チャンバーの外部に引き出してカートリッジ容器に接続し、該カートリッジ容器に接続した第2誘導管を上記第2の真空チャンバーに接続し、上記第1および第2誘導管に開閉用のバルブを設け、上記カートリッジ容器にカートリッジを収容して上記ペースト容器内のインクまたはペーストをカートリッジに充填することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるペースト充填装置を示す断面図、図2は本発明の他の実施形態によるペースト充填装置を示す断面図、図3は本発明の他の実施形態によるペースト充填装置を示す断面図である。
【0011】
真空中でスクリーン印刷をする場合は、スクリーン印刷機全体が真空チャンバー内に収容されているが、図1は、真空チャンバーの一部が示されており、スクリーン印刷機は図4に示すスキージヘッド部2のみが図示されている。図において、真空チャンバー30には真空ポンプ31が方向切換弁32を介して接続されており、また、該方向切換弁32には大気放出口33が付設されているので、当該真空チャンバー30内は負圧と大気圧の切換ができるようになっている。
【0012】
真空チャンバー30の内部にペースト容器34が設けられている。ペースト容器34は空気出入口35が形成されていて真空チャンバー30と通じており、内部にペースト36が収容されている。ペースト36は脱泡促進用の攪拌棒37が攪拌シリンダ38により往復または搖動運動して攪拌され脱泡が促進される。また、ペースト容器34の底部に接続した第1誘導管39が真空チャンバー30の外部に引き出されている。該第1誘導管39はカートリッジ容器40に接続されており、さらに該カートリッジ容器40には上記真空チャンバー30に達する第2誘導管41が接続されている。なお、第1誘導管39には真空チャンバー30の外部で第1バルブ42が設けられ、第2誘導管41には第2バルブ43が設けられており、いずれも真空チャンバー30の外部で操作可能になっている。
【0013】
カートリッジ容器40にはカートリッジ6が収容され、ペースト容器34のペースト36が当該カートリッジ6に充填される。カートリッジ容器40はカートリッジ6を出し入れするので蓋を有しているが、第1および第2バルブ42,43の開閉操作によって負圧と大気圧が交互に供給されるので、蓋は密閉蓋がよくカートリッジ6を収容した時は内部が気密になるようにする。
【0014】
次に充填作業の手順を説明する。まずカートリッジ容器40に空のカートリッジ6を収容し、第1および第2バルブ42,43を閉にする。次いで、真空チャンバー30内を真空状態にするために真空ポンプ31によりチャンバー内を負圧にする。これと同時に攪拌シリンダ38を駆動して攪拌棒37を往復または揺動してペースト容器34内のペースト36の気泡抜けを促進しながらペーストの脱泡をする。負圧状態になった真空チャンバー30内で印刷を開始し、同時に第2バルブ43を開にしてカートリッジ容器40内を負圧にする。第2バルブ43はカートリッジ容器40内が負圧になったら閉にする。
【0015】
真空チャンバー30内で印刷が終了したらチャンバー内を大気開放し、チャンバー内部が大気圧に達したら第1バルブ41を開にしてペースト容器34内のペースト36をカートリッジ6に充填する。すなわち、カートリッジ容器40内は負圧であり、一方の真空チャンバー30内は大気圧であるから、第1バルブ42を開にすることにより両者間に差圧が生じ、この圧力差によってペースト容器34内のペースト36がカートリッジ6に充填される。なお、第1バルブ42の開放時間はペーストの充填量に応じてタイマー設定をする。
【0016】
図2は他の実施形態を示しており、図はペースト容器34が真空チャンバー30の外部に設置されたものである。ここではペースト容器34の空気出入口35を延長して真空チャンバー30に接続しているが、他の構成ならびに作用は図1の場合と変わらない。ただし、ペースト容器34が真空チャンバー30の外部に設置されているので、ペーストの詰め替えおよび容器の保守点検が図1の実施形態よりも容易となっている。
【0017】
図3は他の実施形態を示しており、ペースト容器34が第2の真空チャンバー50内に設置されたものである。第2の真空チャンバー50は真空印刷機に付属したものではなく独立して設けたものである。ペースト容器34を第2の真空チャンバー50の内部に設置し、該ペースト容器34に設けた第1誘導管39が第2の真空チャンバー50の外部に引き出され、管路がカートリッジ容器40および第2誘導管41を経て第2の真空チャンバー50に戻るようにした構成は図1の場合と同様である。
【0018】
図3の実施形態は、第2の真空チャンバー50を独立して形成しているが、図1の実施形態と異なり、ペーストの充填作業が印刷時に限定されず任意の時間に行えるものとなっている。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、スクリーン印刷を真空中で行う真空印刷機に負圧を供給する真空配管を利用してカートリッジにインクまたはペーストを脱泡状態で充填できるものであるから、カートリッジに充填されたインクまたはペーストを印刷機に装着する前に脱泡をする必要がなく、また、インク等のメーカーに脱泡処理を依頼しなくてよいのでコスト低減が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるペースト充填装置を示す断面図。
【図2】本発明の他の実施形態によるペースト充填装置を示す断面図。
【図3】本発明の他の実施形態によるペースト充填装置を示す断面図。
【図4】Aはスクリーン印刷機のスキージヘッド部を示す断面図、Bはカートリッジならびにカートリッジホルダを示す斜視図。
【図5】従来技術によるペースト充填装置の断面図。
【符号の説明】
1 スクリーン版
2 スキージヘッド部
3 ヘッド基板
4 スキージ
5 供給ノズル
6 カートリッジ
7 カートリッジホルダ
8 供給用継ぎ手
9 開口
10 供給ホース
11 ホルダーキャップ
12 エア供給ジョイント
20 ペーストタンク
21 天板
22 真空ポンプ
23 吸引管
24 ストップバルブ
25 ペースト
26 注入管
30 真空チャンバー
31 真空ポンプ
32 方向切換弁
33 大気放出口
34 ペースト容器
35 空気出入口
36 ペースト
37 攪拌棒
38 攪拌シリンダ
39 第1誘導管
40 カートリッジ容器
41 第2誘導管
42 第1バルブ
43 第2バルブ
50 第2の真空チャンバー[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a paste filling device for filling a cartridge with ink or paste used for screen printing.
[0002]
[Prior art]
Screen printing includes a method of performing printing in a vacuum. In this case, it is a condition that bubbles are not mixed in ink or paste. Further, in screen printing, it is well known that a cartridge filled with ink or paste is mounted on a printing machine for printing.
[0003]
FIG. 4 shows the structure of a squeegee head unit, a cartridge and a cartridge holder in a screen printing machine. The screen printing machine is provided with a
[0004]
The
[0005]
When screen printing is performed in a vacuum as described above, it is a condition that no bubbles are mixed in the ink or the paste.Therefore, the cartridge filled with the ink or the paste should be defoamed before being mounted on the printing press. Need to be kept. FIG. 5 shows an ink or paste filling apparatus for a cartridge according to the prior art. The base end of the
[0006]
Even when ink or paste is filled in the cartridge by the conventional method, bubbles are mixed in the paste in the tank because bubbles are mixed in the paste in the tank. For this reason, in the related art, there is a problem that defoaming of ink or paste is required as a pre-process for mounting the cartridge on the printing press, and the work efficiency is deteriorated by the time required for the pre-process. Also, in order to solve such inconvenience, it has been customary to order a defoamed cartridge from a manufacturer of ink or the like, but this method is more expensive than a normal charge. .
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to provide a paste filling device capable of filling a cartridge with ink or paste in a defoamed state using a vacuum pipe that supplies a negative pressure to a vacuum printer that performs screen printing in a vacuum. Things.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A first solution is that in a vacuum chamber in which a screen printer is accommodated, a paste container with a stirring device is provided in the vacuum chamber, and a first guide tube connected to the paste container is connected to the vacuum chamber. It is pulled out and connected to the cartridge container, the second guide tube connected to the cartridge container is connected to the vacuum chamber, the first and second guide tubes are provided with a valve for opening and closing, and the cartridge is placed in the cartridge container. The ink or paste contained in the paste container is filled in a cartridge.
According to a first aspect of the present invention, a paste container is provided outside a vacuum chamber, and an air port of the paste container is connected to the vacuum chamber.
[0009]
A second solution is to provide a paste container equipped with a stirrer in a second vacuum chamber installed separately from a vacuum chamber containing a printing machine, and connect the first guide tube connected to the paste container to the second vacuum chamber. Drawn out of the vacuum chamber and connected to a cartridge container, a second guide tube connected to the cartridge container is connected to the second vacuum chamber, and an opening / closing valve is provided in the first and second guide tubes. The cartridge is housed in the cartridge container, and the ink or paste in the paste container is filled in the cartridge.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 is a cross-sectional view illustrating a paste filling apparatus according to the present invention, FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a paste filling apparatus according to another embodiment of the present invention, and FIG. 3 is a cross section illustrating a paste filling apparatus according to another embodiment of the present invention. FIG.
[0011]
When screen printing is performed in a vacuum, the entire screen printing machine is housed in a vacuum chamber, but FIG. 1 shows a part of the vacuum chamber, and the screen printing machine is a squeegee head shown in FIG. Only
[0012]
A
[0013]
The
[0014]
Next, the procedure of the filling operation will be described. First, an
[0015]
When printing in the
[0016]
FIG. 2 shows another embodiment, in which the
[0017]
FIG. 3 shows another embodiment, in which a
[0018]
In the embodiment of FIG. 3, the
[0019]
【The invention's effect】
The present invention is capable of filling a cartridge with ink or paste in a defoamed state using a vacuum pipe that supplies a negative pressure to a vacuum printer that performs screen printing in a vacuum, so that the ink filled in the cartridge or This eliminates the need for defoaming before mounting the paste on a printing machine, and eliminates the need to request a defoaming process from a manufacturer of ink or the like, so that cost reduction can be expected.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a paste filling device according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing a paste filling device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view showing a paste filling apparatus according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4A is a sectional view showing a squeegee head of the screen printing machine, and FIG. 4B is a perspective view showing a cartridge and a cartridge holder.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a conventional paste filling apparatus.
[Explanation of symbols]
1
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002365026A JP2004195725A (en) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | Paste packing device for filling cartridge with ink or paste for screen printing |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004195725A true JP2004195725A (en) | 2004-07-15 |
Family
ID=32762693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002365026A Pending JP2004195725A (en) | 2002-12-17 | 2002-12-17 | Paste packing device for filling cartridge with ink or paste for screen printing |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004195725A (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106240957A (en) * | 2016-09-16 | 2016-12-21 | 天津工业大学 | A kind of packaging bag indication device of woven bag packaging cheese |
CN106541695A (en) * | 2016-12-07 | 2017-03-29 | 苏州欣航微电子有限公司 | A kind of screen printing machine spot ink adding set |
CN110774743A (en) * | 2019-11-28 | 2020-02-11 | 湖南华庆科技有限公司 | Automatic supply device for screen printing ink |
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2002
- 2002-12-17 JP JP2002365026A patent/JP2004195725A/en active Pending
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