JP2004191770A - 対向光学系を備えた光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】一対のファイバコリメータを対向配置させた光モジュールを用いずに、光伝送路の一部を光ファイバ外に形成することができるようにした光モジュールを提供する。
【解決手段】第1の光ファイバ1を備えた第1の光部品11と、第2の光ファイバ2を備えた第2の光部品12が対向配置された対向光学系を備え、第1の光ファイバ1で伝送された伝送光が第1の光部品11から出射され、第2の光部品12に入射された後、第2の光ファイバ2で伝送されるように構成されており、第1の光部品11から出射される伝送光4が集束光であることを特徴とする光モジュール10。
【選択図】 図1
【解決手段】第1の光ファイバ1を備えた第1の光部品11と、第2の光ファイバ2を備えた第2の光部品12が対向配置された対向光学系を備え、第1の光ファイバ1で伝送された伝送光が第1の光部品11から出射され、第2の光部品12に入射された後、第2の光ファイバ2で伝送されるように構成されており、第1の光部品11から出射される伝送光4が集束光であることを特徴とする光モジュール10。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向光学系を備えた光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを用いた光通信が幹線系からメトロ系に移行するにあたり、通信コストを大幅に下げないと光通信の普及拡大が難しいと言われている。これに伴って、光通信システムのコストの低減が求められており、光通信システムの構築に用いられる光部品や光モジュールのコストを、いかにして低減させるかが課題となっている。
【0003】
ところで、光通信システムを構築する際には、光アイソレータや光フィルタなど、光ファイバとは別体の光部品を光ファイバからなる光伝送路の途中に挿入するために、光伝送路の一部において、伝送光が光ファイバ外の空間を通るように構成することが必要となる場合がある。
このような場合、従来は、例えば図2に示すように、光ファイバ31からなる伝送路の途中に一対のファイバコリメータ32,32を対向配置させた対向光学系を設けて、それらの間の空間に平行光の光路33を形成し、該平行光の光路33上にアイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品34を挿入することが行われていた。具体的には、筐体35の両端面に、互いに対向する一対のファイバコリメータ32,32がそれぞれ固定されており、該筐体35内にアイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品34が設けられた光モジュール30が用いられていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−178970号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光モジュール30は構成部品が高価であること、組立てに高精度が要求されること、したがって歩留まりが低くなりがちで製造コストも高くなること、などの問題があった。
特にファイバコリメータ32は、内部に光ファイバ31の端部が固定されたフェルール32aと非球面レンズ32bとから構成されているが、このようなファイバコリメータ32は光モジュール30の構成部品の中でもコスト比率が高いものであった。
【0006】
本発明は前記事情を鑑みてなされたもので、一対のファイバコリメータを対向配置させた構成の光モジュールを用いずに、光伝送路の一部において、伝送光が光ファイバ間の空間を伝送されるように構成した光モジュールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の光モジュールは、第1の光ファイバを備えた第1の光部品と、第2の光ファイバを備えた第2の光部品が対向配置された対向光学系を備えてなり、前記第1の光ファイバで伝送された伝送光が前記第1の光部品から出射された後、前記第2の光部品に入射され、前記第2の光ファイバで伝送されるように構成された光モジュールであって、前記第1の光部品から出射される伝送光が集束光であることを特徴とする。
本発明の光モジュールは、光部品を挿入するために光ファイバ外を伝送させる伝送光を、平行光で形成するという従来の技術思想から脱却し、該伝送光を集束光で形成したものである。
本発明の光モジュールによれば、一対のファイバコリメータが対向配置された対向光学系を用いずに、光ファイバ間の空間を通る光路を形成することができる。本発明の光モジュールにおける対向光学系の間に形成された集束光の光路上には、アイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品を挿入することが可能である。
【0008】
本発明に係る対向光学系の間に形成される集束光の光路上に光部品を挿入するには、前記第1の光部品の出射面から前記第2の光部品の入射面までの距離Lを2〜10mmとすることが好ましい。
前記第1の光部品と前記第2の光部品との距離Lが上記の範囲であるとき、前記第1の光部品の出射面におけるビーム径をD1、前記第2の光部品の入射面におけるビーム径をD2とすると、D1/D2の値が5〜60であることが好ましい。
前記第1の光部品は、好ましくは前記第1の光ファイバと集光レンズを備えてなり、前記第2の光部品は、好ましくはMFD拡大光ファイバを備えてなる。MFDとはモードフィールド径の略語である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の光モジュールの一実施形態を示した概略構成図である。
本実施形態の光モジュール10は、筐体3の両端面に、第1の光ファイバ1を備えた第1の光部品11と、第2の光ファイバ2を備えた第2の光部品12がそれぞれ固定されて概略構成されている。第1の光部品11と第2の光部品12は光学的に結合するように対向配置されて対向光学系を構成している。
光モジュール10は、光ファイバからなる光伝送路の途中に設けられている。第1の光ファイバ1および第2の光ファイバ2は、それぞれ光伝送路を構成している伝送用光ファイバの一部であってもよい。または第1の光ファイバ1および/または第2の光ファイバ2が伝送用光ファイバとは別体であり、伝送用光ファイバと光学的に接続されていてもよい。
本実施形態において、光伝送の方向は第1の光ファイバ1から第2の光ファイバ2へ向かう方向であり、例えば第1の光ファイバ1が光源側で第2の光ファイバ2が受光器側となっている。したがって、光モジュール10においては、第1の光ファイバ1で伝送された伝送光が第1の光部品11から出射され、次いで第2の光部品12に入射された後、第2の光ファイバ2で伝送されるように構成されている。
【0010】
第1の光部品11の出射面11cから第2の光部品12の入射面12cまでの距離Lは、これらの間に挿入される光部品(図示せず)の大きさに応じて設定することができる。
距離Lが小さすぎると光部品の挿入が困難となり、大きすぎると挿入損失(結合損失)の温度特性が悪化する。
一般に、アイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品の大きさ(光の進行方向における長さ)は1〜9mm程度であるので、第1の光部品11と第2の光部品12との距離Lは好ましくは2〜10mmの範囲内とされる。
【0011】
第1の光部品11は、第1の光ファイバ1で伝送されてきた光を集束光として出射するものであり、本実施形態では、内部に第1の光ファイバ1の端部が固定されたフェルール11aと集光レンズ11bからなっている。そして、第1の光部品11の内部における、第1の光ファイバ1の端面と集光レンズ11bとの距離を、集光レンズ11bの焦点距離よりも長くすることによって、集光レンズ11bから出射される光、すなわち第1の光部品11の出射面11cから出射される伝送光4が集束光となるように構成されている。
本実施形態では、伝送用光ファイバの端部が第1の光ファイバ1として用いられ、フェルール11a内に固定されている。伝送用光ファイバとしては、一般的に、ファイバ径125μm、MFD10μmのシングルモード光ファイバが用いられる。
集光レンズ11bとしては、非球面レンズ、球レンズ等を用いることができる。好ましくは非球面レンズが用いられる。
集光レンズ11bの好ましい焦点距離は、上記距離Lが上記の範囲である場合、0.5〜5mm程度である。集光レンズ11bの焦点距離が小さすぎると、第1の光部品11と第2の光部品12との間で所望の光部品を挿入ために必要な距離(必要対向距離)を確保することができず、集光レンズ11bの焦点距離が大きすぎると挿入損失(結合損失)の温度特性が悪化する。
【0012】
第2の光部品12は、伝送用光ファイバと光学的に接続可能であることが必要であるほか、第1の光部品11から出射された伝送光4が入射される入射面12cにおけるMFDが大きいことが好ましい。本実施形態における第2の光部品12は、第2の光ファイバ2として、入射面12c側の端部においてMFDが選択的に拡大されているMFD拡大光ファイバを用い、該MFD拡大光ファイバ2をジャケット12a内に固定して構成されている。
【0013】
MFD拡大光ファイバとしては、例えば、光ファイバの一部においてMFDが伝送用光ファイバのMFDよりも大きく、他部は伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバを好適に用いることができる。具体的には、伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの一部を加熱して屈折率制御用ドーパントを拡散させることによってMFDを拡大させたTEC(Thermally Expanded Core)ファイバ;伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの一部を加熱延伸またはエッチングしてコアを細径化することによってMFDを拡大させたdownテーパ形MFD拡大ファイバ;伝送用光ファイバよりもコア径およびファイバ径が大きいプリフォームまたは大口径ファイバの一部を残して、伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータとなるように線引きし、残した一部をMFD拡大部としたupテーパ形MFD拡大ファイバ;伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの端面に、入射光のビーム径を縮小する集光機能を有するロッドレンズを取付けたロッドレンズ付き光ファイバ;伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの端面に、入射光のビーム径を縮小する集光機能を有するマルチモード光ファイバを取付けたGIF(Graded-Index Optical Fiber)接続光ファイバ等を用いることができる。
【0014】
第2の光部品12の入射面12cにおけるMFDは、大きいほど第1の光部品11から出射された伝送光4を低損失で第2の光部品12に入射させ易くなるが、第2の光部品12のコストも高くなる。したがって、第2の光部品12の入射面12cにおけるMFDは20〜50μm程度が好ましく、より好ましい範囲は30〜40μmである。
また第2の光部品12の入射面12cは無反射となるように構成されていることが好ましく、例えば無反射層が設けられている。
【0015】
本実施形態において、第1の光部品11から出射される伝送光4は集束光であり、第1の光部品11の出射面11cにおけるビーム径をD1、第2の光部品12の入射面12cにおけるビーム径をD2とすると、D2はD1より小さくなっている。
出射面11cでのビーム径D1は、第1の光部品11の内部における、第1の光ファイバ1の端面と集光レンズ11bとの距離によって変わる。また第1の光部品11と第2の光部品12との距離Lが一定であるとき、第2の光部品12の入射面12cにおけるビーム径D2は、出射面11cでのビーム径D1および第1の光部品11を構成している集光レンズ11bの焦点距離によって変わる。入射面12cでのビーム径D2は、該入射面12cにおけるMFD以下であることが好ましく、該MFDと等しいことがより好ましい。
出射面11cと入射面12cのビーム径の比D1/D2の値は、大きすぎると光学結合しにくくなり、小さすぎると第2の光部品のコストが高くなるので、該D1/D2の値は5〜60の範囲内であることが好ましく、より好ましくは10〜50である。
【0016】
本実施形態によれば、第1の光部品11から出射される伝送光4が集束光であるので、第2の光部品12にファイバコリメータ32を用いなくても、第1の光部品11と第2の光部品12との間の空間に光路を形成することができる。かかる第1の光部品11と第2の光部品12との間の光路上には光部品を挿入することができる。
本実施形態において、第1の光部品11は、従来の光モジュール30に用いられていたファイバコリメータ32と同じ構成部品で構成されるが、これと対向する第2の光部品12がファイバコリメータ32でなく、MFD拡大光ファイバ(第2の光ファイバ2)とジャケット12aからなっているので、高価であるファイバコリメータ32の使用箇所を減らすことができる。また、MFD拡大光ファイバとジャケット12aからなる第2の光部品12は、従来の光モジュール30に用いられていたファイバコリメータ32に比べて、部品点数が少なく、部品の価格も安価であるので、製造コストがかなり低く、したがって光モジュール10の製造コストを大幅に低減させることができる。
【0017】
また本実施形態の光モジュール10にあっては、第1の光部品11から出射される伝送光4が集束光であるので、第1の光部品11と第2の光部品12からなる対向光学系の間における伝送光4のビーム径を、従来の、対向光学系の間に平行光からなる光路33が形成される光モジュール30に比べて細くすることができる。これにより、本実施形態に係る伝送光4においては、光軸に対して垂直な断面方向における光の分布(光強度の分布)を小さくすることができるので、例えばこの伝送光4の光路に、フィルタエレメントなど断面方向における光の分布によって光学的特性に影響を生じ易い光部品が挿入される場合には、光モジュール10としての光学的特性を向上させることができる。
【0018】
また、第2の光ファイバ2としてMFD拡大光ファイバが用いられているので、第1の光部品11から出射された伝送光4を、レンズ等の集光手段を用いなくても、容易にかつ低損失で第2の光ファイバ2に直接結合させることができる。
また、本実施形態の光モジュール10は第2の光部品12の入射面12cにおけるMFDが大きいので、従来の光モジュール30に比べて、第1の光部品11における光軸と第2の光部品12における光軸とのなす角度の許容範囲が大きい。したがって、光モジュール10の光学的特性がより安定化するとともに、光モジュール10を製造する際に要求される組立精度が緩和され、歩留まりを向上させることができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)
図1に示す構成の光モジュール10を作製した。
第1の光部品11は、第1の光ファイバ1として、ファイバ径125μm、MFD10μmのシングルモード光ファイバを用い、この第1の光ファイバ1を保持したフェルール11aの先端に焦点距離1.8mmの非球面レンズ11b(レンズの厚み約2mm)を取り付けた。非球面レンズ11bの主平面と第1の光ファイバ1の端面との距離は2.4mmとした。
第2の光部品12は、第2の光ファイバ2としてTECファイバを用い、該TECファイバをジャケット12a内に、先端面が面一となるように固定した。TECファイバは、ファイバ径125μm、MFD10μmのシングルモード光ファイバの、一方の端部の長さ約2〜5mmにわたる部分において、MFDが先端に向かって漸次拡大されており、先端面におけるMFDが30μmに形成されているものを用いた。また先端面には無反射層を形成した。
第1の光部品11と第2の光部品12とを、両者の光軸方向が一致するように対向させて筐体3に固定して光モジュール10を作製した。第1の光部品11の出射面11cと第2の光部品12の入射面12cとの距離Lは6.2mmに設定した。
【0020】
(試験例1)
実施例1で得られた光モジュール10の第1の光ファイバ1を光源に接続し、第2の光ファイバ2をパワーメータに接続して光伝送を行い、波長1.55μmにおける結合損失を測定した。光伝送を行ったとき、第1の光部品11の出射面11cにおけるビーム径D1は約480μmで、第2の光部品12の入射面12cにおけるビーム径D2は30μmであった。
結合損失の測定は、同様にして作製した8個の光モジュール10について、それぞれ同様にして行った。
その結果、8個の光モジュール10における結合損失の最大値は0.145dB、最小値は0.105dB、平均値は約0.128dBであった。
【0021】
(比較例1)
図2に示す構成を有し、光部品34が挿入されていない状態の光モジュール30を作製した。
ファイバコリメータ32は、実施例1における第1の光部品11と同様の光ファイバ、フェルール、および非球面レンズを用いて構成した。ただし、非球面レンズから平行光を出射させるために、非球面レンズと光ファイバの端面との距離を1.8mmとした。
2つのファイバコリメータ32,32を、両者の光軸方向が一致するように対向させて筐体35に固定して光モジュール30を作製した。ファイバコリメータ32,32間の距離は6.2mmに設定した。
【0022】
(比較試験例1)
比較例1で得られた光モジュール30の、一方のファイバコリメータ32の光ファイバ31を光源に接続し、他方のファイバコリメータ32の光ファイバ31をパワーメータに接続して光伝送を行い、波長1.55μmにおける結合損失を測定した。2つのファイバコリメータ32,32の間における平行光のビーム径は350μmであった。
結合損失の測定は、同様にして作製した8個の光モジュール30について、それぞれ同様にして行った。
その結果、8個の光モジュール30における結合損失の最大値は0.25dB、最小値は0.15dB、平均値は約0.10dBであった。
【0023】
試験例1および比較試験例1の結果より、実施例1で作製した光モジュール10は、比較例1の光モジュール30と比べて、結合損失において遜色がなく、良好な伝送特性を有することが認められた。
また、比較例1で用いたファイバコリメータ32に比べて、実施例1で用いた第2の光部品(TECファイバ2およびジャケット12a)は製造コストが約1/5程度であり、大幅なコストダウンを実現できた。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の光モジュールによれば、一対のファイバコリメータが対向配置された対向光学系を用いずに、光伝送路の一部を光ファイバ外に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光モジュールの一実施形態を示した概略構成図である。
【図2】従来の光モジュールの一例を示した概略構成図である。
【符号の説明】
1…第1の光ファイバ、
2…第2の光ファイバ(MFD拡大光ファイバ、TECファイバ)、
10…光モジュール、
11…第1の光部品、
11c…出射面
12…第2の光部品、
12c…入射面。
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向光学系を備えた光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを用いた光通信が幹線系からメトロ系に移行するにあたり、通信コストを大幅に下げないと光通信の普及拡大が難しいと言われている。これに伴って、光通信システムのコストの低減が求められており、光通信システムの構築に用いられる光部品や光モジュールのコストを、いかにして低減させるかが課題となっている。
【0003】
ところで、光通信システムを構築する際には、光アイソレータや光フィルタなど、光ファイバとは別体の光部品を光ファイバからなる光伝送路の途中に挿入するために、光伝送路の一部において、伝送光が光ファイバ外の空間を通るように構成することが必要となる場合がある。
このような場合、従来は、例えば図2に示すように、光ファイバ31からなる伝送路の途中に一対のファイバコリメータ32,32を対向配置させた対向光学系を設けて、それらの間の空間に平行光の光路33を形成し、該平行光の光路33上にアイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品34を挿入することが行われていた。具体的には、筐体35の両端面に、互いに対向する一対のファイバコリメータ32,32がそれぞれ固定されており、該筐体35内にアイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品34が設けられた光モジュール30が用いられていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−178970号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような光モジュール30は構成部品が高価であること、組立てに高精度が要求されること、したがって歩留まりが低くなりがちで製造コストも高くなること、などの問題があった。
特にファイバコリメータ32は、内部に光ファイバ31の端部が固定されたフェルール32aと非球面レンズ32bとから構成されているが、このようなファイバコリメータ32は光モジュール30の構成部品の中でもコスト比率が高いものであった。
【0006】
本発明は前記事情を鑑みてなされたもので、一対のファイバコリメータを対向配置させた構成の光モジュールを用いずに、光伝送路の一部において、伝送光が光ファイバ間の空間を伝送されるように構成した光モジュールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の光モジュールは、第1の光ファイバを備えた第1の光部品と、第2の光ファイバを備えた第2の光部品が対向配置された対向光学系を備えてなり、前記第1の光ファイバで伝送された伝送光が前記第1の光部品から出射された後、前記第2の光部品に入射され、前記第2の光ファイバで伝送されるように構成された光モジュールであって、前記第1の光部品から出射される伝送光が集束光であることを特徴とする。
本発明の光モジュールは、光部品を挿入するために光ファイバ外を伝送させる伝送光を、平行光で形成するという従来の技術思想から脱却し、該伝送光を集束光で形成したものである。
本発明の光モジュールによれば、一対のファイバコリメータが対向配置された対向光学系を用いずに、光ファイバ間の空間を通る光路を形成することができる。本発明の光モジュールにおける対向光学系の間に形成された集束光の光路上には、アイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品を挿入することが可能である。
【0008】
本発明に係る対向光学系の間に形成される集束光の光路上に光部品を挿入するには、前記第1の光部品の出射面から前記第2の光部品の入射面までの距離Lを2〜10mmとすることが好ましい。
前記第1の光部品と前記第2の光部品との距離Lが上記の範囲であるとき、前記第1の光部品の出射面におけるビーム径をD1、前記第2の光部品の入射面におけるビーム径をD2とすると、D1/D2の値が5〜60であることが好ましい。
前記第1の光部品は、好ましくは前記第1の光ファイバと集光レンズを備えてなり、前記第2の光部品は、好ましくはMFD拡大光ファイバを備えてなる。MFDとはモードフィールド径の略語である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の光モジュールの一実施形態を示した概略構成図である。
本実施形態の光モジュール10は、筐体3の両端面に、第1の光ファイバ1を備えた第1の光部品11と、第2の光ファイバ2を備えた第2の光部品12がそれぞれ固定されて概略構成されている。第1の光部品11と第2の光部品12は光学的に結合するように対向配置されて対向光学系を構成している。
光モジュール10は、光ファイバからなる光伝送路の途中に設けられている。第1の光ファイバ1および第2の光ファイバ2は、それぞれ光伝送路を構成している伝送用光ファイバの一部であってもよい。または第1の光ファイバ1および/または第2の光ファイバ2が伝送用光ファイバとは別体であり、伝送用光ファイバと光学的に接続されていてもよい。
本実施形態において、光伝送の方向は第1の光ファイバ1から第2の光ファイバ2へ向かう方向であり、例えば第1の光ファイバ1が光源側で第2の光ファイバ2が受光器側となっている。したがって、光モジュール10においては、第1の光ファイバ1で伝送された伝送光が第1の光部品11から出射され、次いで第2の光部品12に入射された後、第2の光ファイバ2で伝送されるように構成されている。
【0010】
第1の光部品11の出射面11cから第2の光部品12の入射面12cまでの距離Lは、これらの間に挿入される光部品(図示せず)の大きさに応じて設定することができる。
距離Lが小さすぎると光部品の挿入が困難となり、大きすぎると挿入損失(結合損失)の温度特性が悪化する。
一般に、アイソレータバルクやフィルタエレメント等の光部品の大きさ(光の進行方向における長さ)は1〜9mm程度であるので、第1の光部品11と第2の光部品12との距離Lは好ましくは2〜10mmの範囲内とされる。
【0011】
第1の光部品11は、第1の光ファイバ1で伝送されてきた光を集束光として出射するものであり、本実施形態では、内部に第1の光ファイバ1の端部が固定されたフェルール11aと集光レンズ11bからなっている。そして、第1の光部品11の内部における、第1の光ファイバ1の端面と集光レンズ11bとの距離を、集光レンズ11bの焦点距離よりも長くすることによって、集光レンズ11bから出射される光、すなわち第1の光部品11の出射面11cから出射される伝送光4が集束光となるように構成されている。
本実施形態では、伝送用光ファイバの端部が第1の光ファイバ1として用いられ、フェルール11a内に固定されている。伝送用光ファイバとしては、一般的に、ファイバ径125μm、MFD10μmのシングルモード光ファイバが用いられる。
集光レンズ11bとしては、非球面レンズ、球レンズ等を用いることができる。好ましくは非球面レンズが用いられる。
集光レンズ11bの好ましい焦点距離は、上記距離Lが上記の範囲である場合、0.5〜5mm程度である。集光レンズ11bの焦点距離が小さすぎると、第1の光部品11と第2の光部品12との間で所望の光部品を挿入ために必要な距離(必要対向距離)を確保することができず、集光レンズ11bの焦点距離が大きすぎると挿入損失(結合損失)の温度特性が悪化する。
【0012】
第2の光部品12は、伝送用光ファイバと光学的に接続可能であることが必要であるほか、第1の光部品11から出射された伝送光4が入射される入射面12cにおけるMFDが大きいことが好ましい。本実施形態における第2の光部品12は、第2の光ファイバ2として、入射面12c側の端部においてMFDが選択的に拡大されているMFD拡大光ファイバを用い、該MFD拡大光ファイバ2をジャケット12a内に固定して構成されている。
【0013】
MFD拡大光ファイバとしては、例えば、光ファイバの一部においてMFDが伝送用光ファイバのMFDよりも大きく、他部は伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバを好適に用いることができる。具体的には、伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの一部を加熱して屈折率制御用ドーパントを拡散させることによってMFDを拡大させたTEC(Thermally Expanded Core)ファイバ;伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの一部を加熱延伸またはエッチングしてコアを細径化することによってMFDを拡大させたdownテーパ形MFD拡大ファイバ;伝送用光ファイバよりもコア径およびファイバ径が大きいプリフォームまたは大口径ファイバの一部を残して、伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータとなるように線引きし、残した一部をMFD拡大部としたupテーパ形MFD拡大ファイバ;伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの端面に、入射光のビーム径を縮小する集光機能を有するロッドレンズを取付けたロッドレンズ付き光ファイバ;伝送用光ファイバと同じ光学的パラメータを有する光ファイバの端面に、入射光のビーム径を縮小する集光機能を有するマルチモード光ファイバを取付けたGIF(Graded-Index Optical Fiber)接続光ファイバ等を用いることができる。
【0014】
第2の光部品12の入射面12cにおけるMFDは、大きいほど第1の光部品11から出射された伝送光4を低損失で第2の光部品12に入射させ易くなるが、第2の光部品12のコストも高くなる。したがって、第2の光部品12の入射面12cにおけるMFDは20〜50μm程度が好ましく、より好ましい範囲は30〜40μmである。
また第2の光部品12の入射面12cは無反射となるように構成されていることが好ましく、例えば無反射層が設けられている。
【0015】
本実施形態において、第1の光部品11から出射される伝送光4は集束光であり、第1の光部品11の出射面11cにおけるビーム径をD1、第2の光部品12の入射面12cにおけるビーム径をD2とすると、D2はD1より小さくなっている。
出射面11cでのビーム径D1は、第1の光部品11の内部における、第1の光ファイバ1の端面と集光レンズ11bとの距離によって変わる。また第1の光部品11と第2の光部品12との距離Lが一定であるとき、第2の光部品12の入射面12cにおけるビーム径D2は、出射面11cでのビーム径D1および第1の光部品11を構成している集光レンズ11bの焦点距離によって変わる。入射面12cでのビーム径D2は、該入射面12cにおけるMFD以下であることが好ましく、該MFDと等しいことがより好ましい。
出射面11cと入射面12cのビーム径の比D1/D2の値は、大きすぎると光学結合しにくくなり、小さすぎると第2の光部品のコストが高くなるので、該D1/D2の値は5〜60の範囲内であることが好ましく、より好ましくは10〜50である。
【0016】
本実施形態によれば、第1の光部品11から出射される伝送光4が集束光であるので、第2の光部品12にファイバコリメータ32を用いなくても、第1の光部品11と第2の光部品12との間の空間に光路を形成することができる。かかる第1の光部品11と第2の光部品12との間の光路上には光部品を挿入することができる。
本実施形態において、第1の光部品11は、従来の光モジュール30に用いられていたファイバコリメータ32と同じ構成部品で構成されるが、これと対向する第2の光部品12がファイバコリメータ32でなく、MFD拡大光ファイバ(第2の光ファイバ2)とジャケット12aからなっているので、高価であるファイバコリメータ32の使用箇所を減らすことができる。また、MFD拡大光ファイバとジャケット12aからなる第2の光部品12は、従来の光モジュール30に用いられていたファイバコリメータ32に比べて、部品点数が少なく、部品の価格も安価であるので、製造コストがかなり低く、したがって光モジュール10の製造コストを大幅に低減させることができる。
【0017】
また本実施形態の光モジュール10にあっては、第1の光部品11から出射される伝送光4が集束光であるので、第1の光部品11と第2の光部品12からなる対向光学系の間における伝送光4のビーム径を、従来の、対向光学系の間に平行光からなる光路33が形成される光モジュール30に比べて細くすることができる。これにより、本実施形態に係る伝送光4においては、光軸に対して垂直な断面方向における光の分布(光強度の分布)を小さくすることができるので、例えばこの伝送光4の光路に、フィルタエレメントなど断面方向における光の分布によって光学的特性に影響を生じ易い光部品が挿入される場合には、光モジュール10としての光学的特性を向上させることができる。
【0018】
また、第2の光ファイバ2としてMFD拡大光ファイバが用いられているので、第1の光部品11から出射された伝送光4を、レンズ等の集光手段を用いなくても、容易にかつ低損失で第2の光ファイバ2に直接結合させることができる。
また、本実施形態の光モジュール10は第2の光部品12の入射面12cにおけるMFDが大きいので、従来の光モジュール30に比べて、第1の光部品11における光軸と第2の光部品12における光軸とのなす角度の許容範囲が大きい。したがって、光モジュール10の光学的特性がより安定化するとともに、光モジュール10を製造する際に要求される組立精度が緩和され、歩留まりを向上させることができる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)
図1に示す構成の光モジュール10を作製した。
第1の光部品11は、第1の光ファイバ1として、ファイバ径125μm、MFD10μmのシングルモード光ファイバを用い、この第1の光ファイバ1を保持したフェルール11aの先端に焦点距離1.8mmの非球面レンズ11b(レンズの厚み約2mm)を取り付けた。非球面レンズ11bの主平面と第1の光ファイバ1の端面との距離は2.4mmとした。
第2の光部品12は、第2の光ファイバ2としてTECファイバを用い、該TECファイバをジャケット12a内に、先端面が面一となるように固定した。TECファイバは、ファイバ径125μm、MFD10μmのシングルモード光ファイバの、一方の端部の長さ約2〜5mmにわたる部分において、MFDが先端に向かって漸次拡大されており、先端面におけるMFDが30μmに形成されているものを用いた。また先端面には無反射層を形成した。
第1の光部品11と第2の光部品12とを、両者の光軸方向が一致するように対向させて筐体3に固定して光モジュール10を作製した。第1の光部品11の出射面11cと第2の光部品12の入射面12cとの距離Lは6.2mmに設定した。
【0020】
(試験例1)
実施例1で得られた光モジュール10の第1の光ファイバ1を光源に接続し、第2の光ファイバ2をパワーメータに接続して光伝送を行い、波長1.55μmにおける結合損失を測定した。光伝送を行ったとき、第1の光部品11の出射面11cにおけるビーム径D1は約480μmで、第2の光部品12の入射面12cにおけるビーム径D2は30μmであった。
結合損失の測定は、同様にして作製した8個の光モジュール10について、それぞれ同様にして行った。
その結果、8個の光モジュール10における結合損失の最大値は0.145dB、最小値は0.105dB、平均値は約0.128dBであった。
【0021】
(比較例1)
図2に示す構成を有し、光部品34が挿入されていない状態の光モジュール30を作製した。
ファイバコリメータ32は、実施例1における第1の光部品11と同様の光ファイバ、フェルール、および非球面レンズを用いて構成した。ただし、非球面レンズから平行光を出射させるために、非球面レンズと光ファイバの端面との距離を1.8mmとした。
2つのファイバコリメータ32,32を、両者の光軸方向が一致するように対向させて筐体35に固定して光モジュール30を作製した。ファイバコリメータ32,32間の距離は6.2mmに設定した。
【0022】
(比較試験例1)
比較例1で得られた光モジュール30の、一方のファイバコリメータ32の光ファイバ31を光源に接続し、他方のファイバコリメータ32の光ファイバ31をパワーメータに接続して光伝送を行い、波長1.55μmにおける結合損失を測定した。2つのファイバコリメータ32,32の間における平行光のビーム径は350μmであった。
結合損失の測定は、同様にして作製した8個の光モジュール30について、それぞれ同様にして行った。
その結果、8個の光モジュール30における結合損失の最大値は0.25dB、最小値は0.15dB、平均値は約0.10dBであった。
【0023】
試験例1および比較試験例1の結果より、実施例1で作製した光モジュール10は、比較例1の光モジュール30と比べて、結合損失において遜色がなく、良好な伝送特性を有することが認められた。
また、比較例1で用いたファイバコリメータ32に比べて、実施例1で用いた第2の光部品(TECファイバ2およびジャケット12a)は製造コストが約1/5程度であり、大幅なコストダウンを実現できた。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の光モジュールによれば、一対のファイバコリメータが対向配置された対向光学系を用いずに、光伝送路の一部を光ファイバ外に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光モジュールの一実施形態を示した概略構成図である。
【図2】従来の光モジュールの一例を示した概略構成図である。
【符号の説明】
1…第1の光ファイバ、
2…第2の光ファイバ(MFD拡大光ファイバ、TECファイバ)、
10…光モジュール、
11…第1の光部品、
11c…出射面
12…第2の光部品、
12c…入射面。
Claims (4)
- 第1の光ファイバを備えた第1の光部品と、第2の光ファイバを備えた第2の光部品が対向配置された対向光学系を備えてなり、
前記第1の光ファイバで伝送された伝送光が前記第1の光部品から出射された後、前記第2の光部品に入射され、前記第2の光ファイバで伝送されるように構成された光モジュールであって、
前記第1の光部品から出射される伝送光が集束光であることを特徴とする光モジュール。 - 前記第1の光部品の出射面から前記第2の光部品の入射面までの距離が2〜10mmであることを特徴とする請求項1記載の光モジュール。
- 前記第1の光部品の出射面におけるビーム径をD1、前記第2の光部品の入射面におけるビーム径をD2とするとき、D1/D2の値が5〜60であることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
- 前記第1の光部品が、前記第1の光ファイバと集光レンズとを備えてなり、前記第2の光部品がMFD拡大光ファイバを備えてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光モジュール。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2002361174A Withdrawn JP2004191770A (ja) | 2002-12-12 | 2002-12-12 | 対向光学系を備えた光モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004191770A (ja) |
-
2002
- 2002-12-12 JP JP2002361174A patent/JP2004191770A/ja not_active Withdrawn
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