JP2004191151A - 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法 - Google Patents

二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004191151A
JP2004191151A JP2002358638A JP2002358638A JP2004191151A JP 2004191151 A JP2004191151 A JP 2004191151A JP 2002358638 A JP2002358638 A JP 2002358638A JP 2002358638 A JP2002358638 A JP 2002358638A JP 2004191151 A JP2004191151 A JP 2004191151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
discharge
remaining capacity
secondary battery
capacity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002358638A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Ueda
利史 植田
Yoshitada Nakao
善忠 中尾
Nobuyasu Morishita
展安 森下
Kazuhiro Okawa
和宏 大川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002358638A priority Critical patent/JP2004191151A/ja
Publication of JP2004191151A publication Critical patent/JP2004191151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

【課題】二次電池の実際に使用できる容量と推定した残存容量とのズレが小さい、残存容量を正確に推定する高精度の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法を提供する。
【解決手段】本発明の二次電池の残存容量演算装置は、温度を測定する温度測定部と、自己放電時に、前記温度及び時間をパラメータとする非線形変換の表又は関数に基づいて自己放電電気量を導出して、二次電池の残存容量を推定する残存容量推定部と、前記残存容量の情報を出力する出力部と、を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子・電気機器のバックアップ用電源には鉛蓄電池が多く用いられていたが、最近はニッケル−金属水素化物電池の需要が高まっている。ニッケル−金属水素化物電池は鉛蓄電池に比べて高エネルギー密度で、軽量・小型化が可能であることがその要因である。
【0003】
ニッケル−金属水素化物電池は常時微少電流で充電(トリクル充電)すると耐久特性が劣化するため、充電方法としては、間欠充電が採用されている。間欠充電は、強制放電あるいは放置による自己放電によって電池から取り出せる容量(以下、「残存容量」と言う。)が閾値を下回った時に補充電を行う方法である。
【0004】
特開2000−150000号公報に従来例1のバックアップ電源の管理方法が開示されている。従来例1は、ニッケル−水素蓄電池(ニッケル−金属水素化物電池)の充電休止中の温度に基づいて、その充電休止中の自己放電電気量を算出し、自己放電電気量相当分を間欠充電するバックアップ電源の管理方法である。
【0005】
従来の残存容量演算装置は、満充電時から完全放電に至る自己放電特性のグラフを電池温度毎に記憶していた。従来の残存容量演算装置は、現在の残存容量に対応する自己放電特性のグラフの傾きに単位時間を掛けた値(残存容量の減少量)を、その時点(自己放電中)における単位時間当たりの自己放電電気量と推定した。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−150000号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
バックアップ電池は通常使用されず、停電等の緊急時に使用される。ある残存容量を有すると推定していたバックアップ電池を停電時に使用したところ、その実際の残存容量が空であれば、バックアップ電池から電力供給を受けるべき装置を動かすことができず、大きなトラブルが発生する。そのため、電池の残存容量を常に正確に把握していなくてはならない。
【0008】
従来の残存容量演算装置は、満充電時から完全放電に至る自己放電においては高い精度で二次電池の残存容量を推定した。しかし、充電が途中で終了して(満充電でない状態で)自己放電を開始した場合、従来の残存容量演算装置の二次電池の残存容量の推定値は、二次電池の実際に使用できる容量とズレがあった。具体的には、推定された自己放電電気量は、実際の自己放電電気量より少なく、推定された二次電池の残存容量は、実際の残存容量より大きかった。
【0009】
ニッケル−金属水素化物電池には、充電・不完全放電を繰り返すとメモリ効果により容量が実効的に減少する性質がある。従って、ニッケル−金属水素化物電池を充放電を繰り返す装置に使用する場合には、その充放電制御において、メモリ効果をどのように考慮するかが問題となる。従来の残存容量演算装置は、負荷に電流を流すことによる不完全放電と充電との繰り返しによるメモリ効果を考慮して、二次電池の残存容量を推定した。従来、放置による(無負荷での)自己放電時にはメモリ効果がないと考えられていた。従来のバックアップ電源の管理方法においては、放置による自己放電と充電の繰り返しによって生じるメモリ効果がないものとして、二次電池の残存容量を推定していた。「放電」時には、二次電池から外部負荷に電流が供給されるが、「自己放電」時には供給されない。しかし、推定された二次電池の残存容量は、実際の残存容量より大きかった。
【0010】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、充電が途中で終わった場合にも、二次電池の実際に使用できる容量と推定した残存容量とのズレが小さい、残存容量を正確に推定する高精度の二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法を提供することを目的とする。特に、充電と自己放電の繰り返しによってメモリ効果が生じる二次電池の残存容量を正確に推定する高精度の二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
請求項1に記載の発明は、温度を測定する温度測定部と、自己放電時に、前記温度及び時間をパラメータとする非線形変換の表又は関数に基づいて自己放電電気量を導出して、二次電池の残存容量を推定する残存容量推定部と、前記残存容量の情報を出力する出力部と、を有することを特徴とする二次電池の残存容量演算装置である。
出力部が出力する残存容量の情報は任意である。残存容量の情報は、例えば残存容量を表す8ビットのデジタル値、残存容量に比例したアナログ電圧、又は残存容量が所定の閾値以下になった場合にロウレベルになり所定の閾値より大きければハイレベルになる1ビットのデジタル値であっても良い。残存容量の情報の出力は、例えば残存容量の情報を有する伝送信号を有線又は無線の通信回線を通じて伝送すること、その画像表示、その音声表示又は発光素子(例えばLED(Light Emitting Diode)によるその表示であっても良い。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記残存容量推定部が、自己放電開始後の経過時間と自己放電期間中温度とをパラメータとして単位時間当たりの自己放電電気量を導出することを特徴とする請求項1に記載の二次電池の残存容量演算装置である。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記表又は関数において、単位時間当たりの自己放電電気量が、自己放電開始時の残存容量の値に依らないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二次電池の残存容量演算装置である。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記二次電池が完全放電した後に、前記二次電池が自己放電状態から充電状態に変化した回数又は充電状態から自己放電状態に変化した回数をカウントするカウント部を更に有し、前記残存容量推定部は、自己放電期間中の温度と自己放電開始から現在までの経過時間とをパラメータとする表又は関数に基づいて自己放電電気量と、充電と自己放電の繰り返しによって生じたメモリ効果によって実効的に減少する容量とを導出し、前記自己放電電気量と前記メモリ効果によって実効的に減少する容量に基づいて前記二次電池の残存容量を推定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算装置である。
【0015】
請求項5に記載の発明は、前記表又は関数において、前記回数当たりのメモリ効果による容量減少量が、自己放電開始時の残存容量に依らないことを特徴とする請求項4に記載の二次電池の残存容量演算装置である。
【0016】
請求項6に記載の発明は、前記二次電池がニッケル−金属水素化物電池であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算装置である。
【0017】
請求項7に記載の発明は、温度を測定する温度測定ステップと、自己放電時に、前記温度及び時間をパラメータとする非線形変換の表又は関数に基づいて自己放電電気量を導出して、二次電池の残存容量を推定する残存容量推定ステップと、前記残存容量の情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする二次電池の残存容量演算方法である。
【0018】
請求項8に記載の発明は、自己放電開始後の経過時間と自己放電期間中温度とをパラメータとして単位時間当たりの自己放電電気量を導出することを特徴とする請求項7に記載の二次電池の残存容量演算方法である。
【0019】
請求項9に記載の発明は、前記表又は関数において、単位時間当たりの自己放電電気量が、自己放電開始時の残存容量の値に依らないことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の二次電池の残存容量演算方法である。
【0020】
請求項10に記載の発明は、前記二次電池が完全放電した後に、前記二次電池が自己放電状態から充電状態に変化した回数又は充電状態から自己放電状態に変化した回数をカウントするカウントステップを更に有し、前記残存容量推定ステップは、自己放電期間中の温度と自己放電開始から現在までの経過時間とをパラメータとする表又は関数に基づいて自己放電電気量と、充電と自己放電の繰り返しによって生じたメモリ効果によって実効的に減少する容量とを導出し、前記自己放電電気量と前記メモリ効果によって実効的に減少する容量に基づいて、前記二次電池の残存容量を更に推定することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算方法である。
【0021】
請求項11に記載の発明は、前記表又は関数において、前記回数当たりのメモリ効果による容量減少量が自己放電開始時の残存容量に依らないことを特徴とする請求項10に記載の二次電池の残存容量演算方法である。
【0022】
請求項12に記載の発明は、前記二次電池がニッケル−金属水素化物電池であることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算方法である。
【0023】
本発明の発明者は、単位時間当たりの自己放電電気量が、非線形であって、少なくとも一定期間内において、自己放電開始後の経過時間に依存し、その時点での残存容量に依らないことを発見した。
本発明の発明者は、不完全放電と充電の繰り返し時のみならず、放置による自己放電と充電の繰り返しによっても、二次電池にメモリ効果が生じ、容量が実効的に減少することを見いだした。また、メモリ効果による容量減少量が、自己放電開始時の残存容量に依らないことを発見した。
これらの現象を考慮した本発明は、充電が途中で終わった場合にも、二次電池の実際に使用できる容量と推定した残存容量とのズレが小さい、残存容量を正確に推定する高精度の二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法を実現できるという作用を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施例について、図面とともに記載する。
【0025】
《実施例》
図1〜図8を用いて、本発明の実施例の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法を説明する。
【0026】
図1は、本発明の実施例の残存容量演算装置100を含むバックアップ電源用電池管理装置の構成図である。図1において、100は残存容量演算装置、101は二次電池、102は電源監視制御部、105は放電器、106は充電器、107は表示部、108は商用電源、109は整流器、110は負荷である。残存容量演算装置100は、電池監視部103及び温度測定部104を有する。電池監視部103は、入出力部111、残存容量推定部112、タイマ部113、カウント部114を有する。
【0027】
二次電池101は、完全放電を含まない充放電を繰り返した場合や、充電(補充電)と自己放電(放置)を繰り返した場合に放電容量が低下する現象であるメモリ効果を有する二次電池である。実施例においてはニッケル−金属水素化物電池である。
【0028】
残存容量推定部112は、二次電池101の残存容量を推定する。入出力部111は残存容量の情報を電源監視制御部102に送信する。二次電池101の残存容量の情報は、表示部107に表示される。表示方法は、定量的な表示(例えばAhを単位とする値の表示)であっても良く、定性的な表示(例えば赤色発光ダイオードを点滅させて残存容量が少ないことを示す表示)でも良い。残存容量の情報の出力は、例えば直接ユーザが視覚的又は聴覚的に認識可能なように表示しても良く、ホスト装置等に残存容量の情報を送信しても良い。
【0029】
温度測定部104は、二次電池101の内部温度、二次電池101の表面温度又は雰囲気温度のいずれかを測定し、電池監視部103の入出力部111に送信する。実施例において温度測定部104は二次電池101の表面温度を測定する。
【0030】
通常、負荷110には商用電源108が供給されている。商用電源108からの交流電流は整流器109で直流電流に変換され、負荷110に供給される。商用電源108が供給されている期間、二次電池101は間欠充電されている。この期間二次電池101は使用されないが、放置中の自己放電によりその残存容量は少しずつ減少する。二次電池101の残存容量が所定の閾値まで減ると、二次電池は充電される。停電時は、二次電池101がバックアップ用電源として働く。
【0031】
本発明の実施例の残存容量演算装置100は、放置による自己放電と充電を繰り返した場合も、メモリ効果を考慮して残存容量を推定する。本発明の発明者は、不完全放電と充電の繰り返し時のみならず、放置による自己放電と充電の繰り返しによっても、二次電池にメモリ効果が生じ、容量が実効的に減少することを見いだした。図5は充電と放置による自己放電の繰り返しによって生じる二次電池のメモリ効果を説明する概念図である。二次電池が満充電された時刻T1以後、残存容量は自己放電によって減少する。残存容量が所定の閾値を下回った時点から補充電を開始する。以後、完全放電を含まない自己放電と充電とを繰り返す。このような場合、時刻T3に電池を完全放電させると、前回の完全放電時よりもΔSOCだけ放電電気量(電池の実効的な容量)が減少する。図5において、501はメモリ効果がない場合の完全放電時のレベルを示し、502はメモリ効果がある場合の完全放電時のレベルを示す。完全放電時のレベルとは、二次電池の出力電圧が所定の下限値に達した時のレベルであって、下記の式が成立する。
二次電池から取り出せる電気量=満充電時容量−完全放電時のレベル
ΔSOCがメモリ効果によって実効的に減少した電池の容量である。自己放電の期間(例えば2ヶ月)は補充電に要する時間(例えば8時間)と較べてはるかに長い。1枚の図に全てを表示する都合上、図5において、自己放電の期間を補充電に要する時間とほぼ同じ幅で表示している。
【0032】
図2は、本発明の実施例の残存容量演算装置100を含むバックアップ電源用電池管理装置の、二次電池101の充電状態でのフローチャートである。残存容量演算装置100は、使用されず自己放電をしている二次電池101の残存容量を推定している。残存容量が閾値以下になると、ステップ201で電池監視部103は入出力部111から電源監視制御部102に充電指令を送信する。ステップ202で電池監視部103は、前回の放電が完全放電だったか否か判断する。完全放電だった場合はステップ203に進み、カウント部114は自己放電回数のカウンタnに初期値0を代入する。完全放電によってメモリ効果による容量減少は回復するため、nを完全放電の後にリセットする。前回の放電が完全放電ではなかった場合、つまり、放置による自己放電だった場合はステップ221に進み、カウント部114はカウンタnに1を加算する。ステップ204で電源監視制御部102は充電指令を受信し、充電器106をONにする。これにより、二次電池101の充電が開始する。温度測定部104が測定した温度が入出力部111に送信される(ステップ205)。残存容量推定部112は、充電期間中の残存容量を推定し(ステップ206)、入出力部111から電源監視制御部102に送信する。電源監視制御部102は、残存容量推定値を表示部107に送信する(ステップ207)。ステップ208で、充電が途中で終了した場合、ステップ210に進む。
【0033】
二次電池101の温度は充電が進むにつれて上昇し、その上昇率は充電完了直前に急激に大きくなる。従って、電池温度の上昇率から満充電を検出できる。ステップ208で充電が途中終了していない場合、ステップ209に進み、電池監視部103は温度測定部104が測定した温度の時間変化率dT/dtを計算し(Tは二次電池の表面温度、tは時間である。)、閾値以上か否か判断する。閾値未満の場合はステップ205に戻り、充電を継続する。閾値以上の場合はステップ210に進む。ステップ210で電池監視部103は充電停止指令を入出力部111から電源監視制御部102に送信する。電源監視制御部102は、充電停止指令を受信し、充電器106をOFFにする。これにより、二次電池101の充電が終了する。
【0034】
ステップ211で残存容量推定部112は、メモリ効果による容量減少量を推定し、残存容量から差し引く。推定方法は後で述べる。自己放電状態のフローチャート(図3)に進む(ステップ212)。
【0035】
図3は、本発明の実施例の残存容量演算装置100を含むバックアップ電源用電池管理装置の、二次電池101の放置による自己放電状態でのフローチャートである。ステップ301で、温度測定部104が測定した温度が入出力部111に送信される。ステップ302で、タイマ部113が自己放電開始から現在までの経過時間を測定する。前回の残存容量の推定時からの経過時間が所定の単位時間(例えば1日)を超えたときに、ステップ303に進む。ステップ303で、残存容量推定部112は、前回、残存容量を推定した時からの自己放電電気量を算出する。算出方法の詳細については後で説明する。
【0036】
ステップ304で残存容量推定部112は、前回計算した残存容量から自己放電電気量を差し引き、残存容量の値を更新し、入出力部111から電源監視制御部102に送信する。電源監視制御部102は、残存容量推定値を表示部107に送信する(ステップ305)。表示部107は、残存容量の情報を表示する。電池監視部103はステップ306で、残存容量が閾値以下かどうか判断する。閾値より大きい場合はステップ301に戻る。つまり、二次電池101の自己放電が継続する。閾値以下の場合はステップ307に進む。放置を中止し、充電状態のフローチャート(図2)へ進む(ステップ307)。
【0037】
次に、図6及び図7を使用して、放置による自己放電状態の残存容量演算方法を説明する(図3のステップ303及びステップ304)。
【0038】
図6は、ニッケル−金属水素化物電池の自己放電による容量維持率の変化特性図(自己放電特性曲線)である。自己放電中の温度が一定の場合について示す。図6において、縦軸が容量維持率(単位%)=(1−自己放電率)×100={(満充電容量−自己放電容量)/満充電容量}×100、横軸が満充電後の経過時間である。各曲線は自己放電時の温度をパラメータとする。満充電(容量維持率=100%)後、一定の経過時間を経た時点における単位時間当たりの自己放電電気量は、温度が高いほど大きい。従来、単位時間当たりの自己放電電気量は、満充電時から完全放電に至る自己放電特性のグラフ(図6)で一義的に決まり、残存容量に応じて決まると考えられていた。即ち、満充電状態であれば単位時間当たりの自己放電電気量は大きく、70%充電状態であれば満充電状態と比較して単位時間当たりの自己放電電気量は小さいと考えられていた。
【0039】
図7は、本発明の実施例の放置による自己放電状態でのニッケル−金属水素化物電池の自己放電特性を表す図である(図6のカーブの1つを表示している。)。自己放電中の温度が一定の場合について示す。本発明の発明者は、単位時間当たりの自己放電電気量が、非線形であって、少なくとも一定期間内において、自己放電開始後の経過時間に依存し、その時点での残存容量に依らないことを発見した。例えば、同じ70%充電状態であっても、70%充電状態から自己放電を開始した直後の単位時間当たりの自己放電電気量は、満充電状態から自己放電を開始して70%充電状態に達した場合の単位時間当たりの自己放電電気量より大きい。例えば満充電状態(図7のQ1)から自己放電を開始した場合の自己放電開始直後の単位時間当たりの自己放電電気量と、70%充電状態(図7のQ2)から自己放電を開始した場合の放電開始直後の単位時間当たりの自己放電電気量とは、ほぼ同じである。
【0040】
単位時間当たりの自己放電電気量は自己放電開始直後に大きく、徐々に小さくなる。このため、二次電池101を満充電し残存容量がQ1になった後の自己放電特性は曲線Aのようになる。従来においては、二次電池101の充電が途中で終わり、残存容量Q2から自己放電を開始した場合の自己放電特性は、曲線C(曲線Aの残存容量Q2以下の部分と同一の曲線)であると考えられていた。しかし、実際には、残存容量Q2から自己放電を開始した場合の自己放電特性は、その時点での残存容量に依存せず、自己放電開始後の経過時間に依存する曲線Bのようになる。曲線Bは、曲線Aの起点を残存容量Q1から残存容量Q2に移動させたような曲線である。本発明においては、満充電でない状態から自己放電を開始した場合、単位時間当たりの自己放電電気量を自己放電開始後の経過時間に応じて推定し、その積算値を自己放電電気量と推定する。
【0041】
本実施例では、以下のような手順で残存容量推定部112が、放置による自己放電状態(無負荷状態)での残存容量を推定する(ステップ303)。残存容量推定部112は、充電終了時(自己放電開始時)容量に対する残存容量の割合と自己放電率の非線形の表またはグラフを自己放電開始後の経過時間をパラメータとして記憶している。自己放電率は電池が高温にさらされるほど大きいため、各電池温度についてそれぞれ、表またはグラフを記憶している。
【0042】
一定時間(単位時間)が経過する毎に、充電終了時容量に対する現在の残存容量の割合を計算し、自己放電期間中の電池温度に対応する表またはグラフから、単位時間当たりの自己放電率を読み取る。充電終了時容量に単位時間当たりの自己放電率を乗じた値を単位時間当たりの自己放電電気量とする(ステップ303)。残存容量から自己放電電気量を差し引き、新しい残存容量とする(ステップ304)。
【0043】
次に、図4及び図8を使用して、メモリ効果による容量減少分を補正する方法を説明する。
【0044】
本発明の発明者は、メモリ効果による容量減少量は、自己放電時電池温度、自己放電の回数及び満充電時容量(二次電池を満充電したときの容量)に依存し、補充電完了時の残存容量には依存しないことを発見した。つまり、充電が満充電まで至らなかった場合でも、メモリ効果による容量減少量は充電終了時の残存容量に依存しない。図8は、本発明の実施例の自己放電又は補充電の回数に対する残存容量の図である。二次電池101が満充電され、放置による自己放電と満充電までの補充電を繰り返すと、補充電終了時の残存容量は満充電時の容量Qからメモリ効果により減少し、曲線801のように推移する。メモリ効果による容量減少量は自己放電又は補充電の回数が少ないほど大きく、ΔS1、ΔS2、ΔS3(ΔS1≧ΔS2≧ΔS3)で表される(図8の横軸は自己放電又は補充電の回数)。充電が途中で終了し、そのときの残存容量がQ3であって、その後放置による自己放電と残存容量Q3までの補充電を繰り返した場合、補充電終了時の残存容量は曲線802のように推移する。つまり、メモリ効果による容量減少量は、満充電したか又は途中で充電を終了したかに関係なく、同一の値であるΔS1、ΔS2、ΔS3で表せる。
【0045】
本発明の実施例では、図2のステップ211で残存容量推定部112が、メモリ効果による容量減少量を、自己放電時の電池温度と完全放電後の自己放電(放置)の回数に基づいて推定する。図4は、本発明の実施例の残存容量に対するメモリ効果による容量減少分の補正方法を示すフローチャートである。ステップ401で、自己放電期間中(補充電完了後、自己放電を行い次の補充電を開始するまでの期間)の日平均電池温度を1日ごとに計算し、平均化する。つまり、n回目の自己放電期間中の平均電池温度を算出する。ステップ402で、n回の自己放電期間中のそれぞれの平均電池温度の最大値Tm(℃)を求める。残存容量推定部112は予め、自己放電期間中平均電池温度の最大値Tmと自己放電の回数nに対する容量減少率Gm(満充電時容量に対する割合)の対応表あるいは非線形の関数を記憶している。ステップ403で残存容量推定部112は、表あるいは非線形の関数から自己放電期間中平均電池温度の最大値Tmと自己放電の回数nに対する、メモリ効果による容量減少率Gmを読み取る。
【0046】
読み取った容量減少率Gm(new)が現在設定している容量減少率Gm(now)よりも大きい場合(Gm(new)>Gm(now))、容量減少率Gmの設定値を読み取った新たな値に置き換える。新たな値と前の値との差分ΔGm=Gm(new)−Gm(now)を計算する。読み取った容量減少率Gm(new)が現在設定している容量減少率Gm(now)以下の場合(Gm(new)≦Gm(now))、容量減少率Gmの設定値を変えない。
【0047】
ステップ404で、満充電時の電池容量QとΔGmの積から容量減少量(Q・ΔGm)を計算する。ステップ405で残存容量から容量減少量を差し引いて新しい残存容量とする(残存容量=残存容量−Q・ΔGm)。このようにして計算された補充電完了時の残存容量は(メモリ効果のない状態での残存容量)・(1−Gm)になる。処理を終了する。
【0048】
図4の処理により、自己放電開始時以降の残存容量は、メモリ効果による目減りを差し引いた値になる。このため、従来の残存容量演算方法でみられた、実際に使用できる容量と推定した残存容量とのズレが解消できる。
【0049】
実施例では、自己放電期間中の平均電池温度の最大値を使用し、残存容量の補正を行ったが、他の方法で求めた電池温度を使用してもよい。自己放電の回数の替わりに補充電の回数を使用しても良い。
【0050】
【発明の効果】
本発明によれば、満充電だった場合のみならず、途中で充電を終了した場合にも、実際に使用できる容量と推定した残存容量とのズレが小さい、残存容量を正確に推定する高精度の二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の残存容量演算装置を含むバックアップ電源用電池管理装置の構成図
【図2】本発明の実施例の残存容量演算装置の充電状態でのフローチャート
【図3】本発明の実施例の残存容量演算装置の放置による自己放電状態でのフローチャート
【図4】本発明の実施例の残存容量に対するメモリ効果による容量減少分の補正方法を示すフローチャート
【図5】充電と放置による自己放電の繰り返しによって生じる二次電池のメモリ効果を説明する概念図
【図6】ニッケル−金属水素化物電池の自己放電による容量維持率の変化特性図
【図7】本発明の実施例の放置による自己放電状態での自己放電特性を表す図
【図8】本発明の実施例の自己放電又は補充電の回数に対するメモリ効果補正後の補充電終了時の残存容量の図
【符号の説明】
100 残存容量演算装置
101 二次電池
102 電源監視制御部
103 電池監視部
104 温度測定部
105 放電器
106 充電器
107 表示部
108 商用電源
109 整流器
110 負荷
111 入出力部
112 残存容量推定部
113 タイマ部
114 カウント部

Claims (12)

  1. 温度を測定する温度測定部と、
    自己放電時に、前記温度及び時間をパラメータとする非線形変換の表又は関数に基づいて自己放電電気量を導出して、二次電池の残存容量を推定する残存容量推定部と、
    前記残存容量の情報を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする二次電池の残存容量演算装置。
  2. 前記残存容量推定部が、自己放電開始後の経過時間と自己放電期間中温度とをパラメータとして単位時間当たりの自己放電電気量を導出することを特徴とする請求項1に記載の二次電池の残存容量演算装置。
  3. 前記表又は関数において、単位時間当たりの自己放電電気量が、自己放電開始時の残存容量の値に依らないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二次電池の残存容量演算装置。
  4. 前記二次電池が完全放電した後に、前記二次電池が自己放電状態から充電状態に変化した回数又は充電状態から自己放電状態に変化した回数をカウントするカウント部を更に有し、
    前記残存容量推定部は、自己放電期間中の温度と自己放電開始から現在までの経過時間とをパラメータとする表又は関数に基づいて自己放電電気量と、充電と自己放電の繰り返しによって生じたメモリ効果によって実効的に減少する容量とを導出し、前記自己放電電気量と前記メモリ効果によって実効的に減少する容量に基づいて前記二次電池の残存容量を推定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算装置。
  5. 前記表又は関数において、前記回数当たりのメモリ効果による容量減少量が、自己放電開始時の残存容量に依らないことを特徴とする請求項4に記載の二次電池の残存容量演算装置。
  6. 前記二次電池がニッケル−金属水素化物電池であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算装置。
  7. 温度を測定する温度測定ステップと、
    自己放電時に、前記温度及び時間をパラメータとする非線形変換の表又は関数に基づいて自己放電電気量を導出して、二次電池の残存容量を推定する残存容量推定ステップと、
    前記残存容量の情報を出力する出力ステップと、
    を有することを特徴とする二次電池の残存容量演算方法。
  8. 自己放電開始後の経過時間と自己放電期間中温度とをパラメータとして単位時間当たりの自己放電電気量を導出することを特徴とする請求項7に記載の二次電池の残存容量演算方法。
  9. 前記表又は関数において、単位時間当たりの自己放電電気量が、自己放電開始時の残存容量の値に依らないことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の二次電池の残存容量演算方法。
  10. 前記二次電池が完全放電した後に、前記二次電池が自己放電状態から充電状態に変化した回数又は充電状態から自己放電状態に変化した回数をカウントするカウントステップを更に有し、
    前記残存容量推定ステップは、自己放電期間中の温度と自己放電開始から現在までの経過時間とをパラメータとする表又は関数に基づいて自己放電電気量と、充電と自己放電の繰り返しによって生じたメモリ効果によって実効的に減少する容量とを導出し、前記自己放電電気量と前記メモリ効果によって実効的に減少する容量に基づいて、前記二次電池の残存容量を更に推定することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算方法。
  11. 前記表又は関数において、前記回数当たりのメモリ効果による容量減少量が自己放電開始時の残存容量に依らないことを特徴とする請求項10に記載の二次電池の残存容量演算方法。
  12. 前記二次電池がニッケル−金属水素化物電池であることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかの請求項に記載の二次電池の残存容量演算方法。
JP2002358638A 2002-12-10 2002-12-10 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法 Pending JP2004191151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002358638A JP2004191151A (ja) 2002-12-10 2002-12-10 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002358638A JP2004191151A (ja) 2002-12-10 2002-12-10 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004191151A true JP2004191151A (ja) 2004-07-08

Family

ID=32758303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002358638A Pending JP2004191151A (ja) 2002-12-10 2002-12-10 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004191151A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102346237A (zh) * 2010-07-23 2012-02-08 本田技研工业株式会社 蓄电池剩余容量计算装置
JP2015026527A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 富士通株式会社 自己放電量算出装置、自己放電量算出プログラム及びその方法
CN111376792A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 陕西汽车集团有限责任公司 一种纯电动车续航里程的估算方法
CN118507888A (zh) * 2024-07-16 2024-08-16 深圳市德兰明海新能源股份有限公司 一种显示电量信息修正的方法、装置以及储能产品

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102346237A (zh) * 2010-07-23 2012-02-08 本田技研工业株式会社 蓄电池剩余容量计算装置
JP2015026527A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 富士通株式会社 自己放電量算出装置、自己放電量算出プログラム及びその方法
CN111376792A (zh) * 2018-12-28 2020-07-07 陕西汽车集团有限责任公司 一种纯电动车续航里程的估算方法
CN111376792B (zh) * 2018-12-28 2023-04-07 陕西汽车集团股份有限公司 一种纯电动车续航里程的估算方法
CN118507888A (zh) * 2024-07-16 2024-08-16 深圳市德兰明海新能源股份有限公司 一种显示电量信息修正的方法、装置以及储能产品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8502504B1 (en) Model-based battery fuel gauges and methods
US8643331B1 (en) Enhanced voltage-based fuel gauges and methods
US9071068B2 (en) Charge/discharge control apparatus
CN100449857C (zh) 二次电池的退化判断电路
US20120121952A1 (en) Battery status detecting device and battery pack where the battery status detecting device is provided
CN109477871B (zh) 蓄电装置、蓄电系统以及电源系统
JP5535968B2 (ja) 充電率推定装置、充電率推定方法、及びプログラム
JP4817647B2 (ja) 二次電池の寿命判定方法。
JPWO2016051722A1 (ja) 蓄電装置、制御装置、蓄電システム、蓄電装置の制御方法および制御プログラム
JP2012253975A (ja) アルカリ蓄電池の充放電制御方法および充放電システム
US11588343B2 (en) Power storage device, power storage system, power supply system, and control method for power storage device
KR100889179B1 (ko) 배터리 수명 추정을 위한 인버터 회로의 제어 장치 및 그인버터 회로
CN113311347A (zh) 估算电池可用荷电状态的设备、方法和系统
CN102741699A (zh) 满充电容量修正电路、充电系统、电池组件以及满充电容量修正方法
US12055591B2 (en) Battery management controllers capable of determining estimate of state of charge
CN104166097A (zh) 电池的电量量测方法
JPH11341694A (ja) 二次電池の充電方法
JP4125105B2 (ja) 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法
JPH09139236A (ja) 電池残存容量残時間表示装置
CN102959829A (zh) 二次电池的充电方法以及充电装置
JP2004191151A (ja) 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法
JP4080859B2 (ja) 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法
JP2003346918A (ja) 充電式バッテリの管理方法
US11316360B2 (en) Electronic apparatus
JP4255755B2 (ja) 二次電池の残存容量演算装置及びその残存容量演算方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050816

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080226