JP2004190847A - ボールバルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】バルブを通過する流体の温度の影響を小さくすると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるボールバルブを提供すること。
【解決手段】流体の流入口と吐出口を形成したケーシング内にステムの回転によって流体の流入量を制御する弁体を収容したボールバルブにおいて、前記ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】流体の流入口と吐出口を形成したケーシング内にステムの回転によって流体の流入量を制御する弁体を収容したボールバルブにおいて、前記ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通過する流体の温度の外部への影響を小さくすると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるボールバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に耐圧型のボールバルブは、強度的な問題から熱伝導率の高い金属製のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、このバルブを操作する手動ハンドルやアクチュエータにはバルブを通過する流体の熱が直接手動ハンドルやアクチュエータに伝わるため、高温の場合は手動ハンドルを握ったときに火傷をしたり、低温の場合はアクチュエータ内部で結露を生じたりすることがあった。
【0004】
そのため、従来はバルブのステムと手動ハンドルまたはアクチュエータの間に熱伝導率の悪いジョイントを介在させてバルブを通過する流体の熱が直接手動ハンドルやアクチュエータに伝わらないようにしていたが、別加工のジョイントを必要として設備費が高くなるという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記問題点を解決するために、ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成し、放熱面積または吸熱面積を大きくしてバルブを通過する流体の温度の影響を小さくすると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるボールバルブを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るボールバルブは、流体の流入口と吐出口を形成したケーシング内にステムの回転によって流体の流入量を制御する弁体を収容したボールバルブにおいて、前記ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用】
ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成してあるから、ケーシングの外周の表面積つまり放熱面積または吸熱面積が大きくなり、手動ハンドルまたはアクチュエータへの熱的影響を小さくできると共に、複数の膨出部がリブの作用をしてケーシングの強度を高める。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面について具体的に説明する。
図1は、本発明のボールバルブの正面図、図2は、同ボールバルブの側面図、図3は、図1のA−A線における断面図である。
【0011】
1は、本発明のボールバルブを構成する円筒状のケーシングであって、流体の流入口1−1、吐出口1−2と弁体の収容室1−3から構成されている。
【0012】
2は、上記弁体の収容室1−3に収められるボール状の弁体で、この弁体2を回転させるステム3がケーシング1に縦方向から貫通している。
【0013】
4は、前記ケーシング1の外周にケーシング1と一体的に形成された膨出部であって、流体の流入口1−1から吐出口1−2に向かう横長方向に複数個形成されている。
【0014】
次に、本発明の上記構成に従い、図示する実施例について本発明ボールバルブの作用並びに効果について具体的に説明する。
【0015】
流体の流入口1−1から吐出口1−2に向かって流体が通過すると、流体の熱量の一部がケーシング1に伝導され、流体が高温の場合はケーシング1が加熱され、低温の場合は冷却される。
【0016】
このとき外気温が流体の温度より低い場合は、ケーシング1から放熱されるが、膨出部4…4によってケーシング1の表面積が膨出部がない場合よりも大きくなって放熱量が多くなっているので、ケーシング1の温度は膨出部がない場合よりも下がる。
【0017】
外気温が流体の温度より高い場合は、外気からケーシング1が吸熱するが、膨出部4…4によってケーシング1の表面積が膨出部がない場合よりも大きくなって吸熱量が多くなっているので、ケーシング1の温度は膨出部がない場合よりも上がる。
【0018】
このように、バルブを通過する流体の温度が外気温より高い場合は、ケーシング1の温度を流体の温度より下げてバルブを操作するハンドルが高温になることを防止し、バルブを通過する流体の温度が外気温より低い場合は、ケーシング1の温度を流体の温度より上げてバルブを操作するアクチュエータ内部の結露を防止する。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係るボールバルブによれば、ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したものであるから、ケーシングの放熱面積または吸熱面積を大きくしてバルブを通過する流体の温度の影響を小さくできると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるようになったもので、従来のようにステムと手動ハンドルまたはアクチュエータとの間にジョイントを介さなくてもよくなり、設備費も安価となるだけでなく、小型であってもバルブの流体に対する許容圧力に優れるボールバルブを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールバルブの正面図である。
【図2】同ボールバルブの側面図である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 弁体
3 ステム
4 膨出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、通過する流体の温度の外部への影響を小さくすると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるボールバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に耐圧型のボールバルブは、強度的な問題から熱伝導率の高い金属製のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、このバルブを操作する手動ハンドルやアクチュエータにはバルブを通過する流体の熱が直接手動ハンドルやアクチュエータに伝わるため、高温の場合は手動ハンドルを握ったときに火傷をしたり、低温の場合はアクチュエータ内部で結露を生じたりすることがあった。
【0004】
そのため、従来はバルブのステムと手動ハンドルまたはアクチュエータの間に熱伝導率の悪いジョイントを介在させてバルブを通過する流体の熱が直接手動ハンドルやアクチュエータに伝わらないようにしていたが、別加工のジョイントを必要として設備費が高くなるという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記問題点を解決するために、ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成し、放熱面積または吸熱面積を大きくしてバルブを通過する流体の温度の影響を小さくすると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるボールバルブを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るボールバルブは、流体の流入口と吐出口を形成したケーシング内にステムの回転によって流体の流入量を制御する弁体を収容したボールバルブにおいて、前記ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用】
ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成してあるから、ケーシングの外周の表面積つまり放熱面積または吸熱面積が大きくなり、手動ハンドルまたはアクチュエータへの熱的影響を小さくできると共に、複数の膨出部がリブの作用をしてケーシングの強度を高める。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面について具体的に説明する。
図1は、本発明のボールバルブの正面図、図2は、同ボールバルブの側面図、図3は、図1のA−A線における断面図である。
【0011】
1は、本発明のボールバルブを構成する円筒状のケーシングであって、流体の流入口1−1、吐出口1−2と弁体の収容室1−3から構成されている。
【0012】
2は、上記弁体の収容室1−3に収められるボール状の弁体で、この弁体2を回転させるステム3がケーシング1に縦方向から貫通している。
【0013】
4は、前記ケーシング1の外周にケーシング1と一体的に形成された膨出部であって、流体の流入口1−1から吐出口1−2に向かう横長方向に複数個形成されている。
【0014】
次に、本発明の上記構成に従い、図示する実施例について本発明ボールバルブの作用並びに効果について具体的に説明する。
【0015】
流体の流入口1−1から吐出口1−2に向かって流体が通過すると、流体の熱量の一部がケーシング1に伝導され、流体が高温の場合はケーシング1が加熱され、低温の場合は冷却される。
【0016】
このとき外気温が流体の温度より低い場合は、ケーシング1から放熱されるが、膨出部4…4によってケーシング1の表面積が膨出部がない場合よりも大きくなって放熱量が多くなっているので、ケーシング1の温度は膨出部がない場合よりも下がる。
【0017】
外気温が流体の温度より高い場合は、外気からケーシング1が吸熱するが、膨出部4…4によってケーシング1の表面積が膨出部がない場合よりも大きくなって吸熱量が多くなっているので、ケーシング1の温度は膨出部がない場合よりも上がる。
【0018】
このように、バルブを通過する流体の温度が外気温より高い場合は、ケーシング1の温度を流体の温度より下げてバルブを操作するハンドルが高温になることを防止し、バルブを通過する流体の温度が外気温より低い場合は、ケーシング1の温度を流体の温度より上げてバルブを操作するアクチュエータ内部の結露を防止する。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係るボールバルブによれば、ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したものであるから、ケーシングの放熱面積または吸熱面積を大きくしてバルブを通過する流体の温度の影響を小さくできると共に、バルブを構成するケーシングの強度を高め、バルブの流体に対する許容圧力の向上を図ることができるようになったもので、従来のようにステムと手動ハンドルまたはアクチュエータとの間にジョイントを介さなくてもよくなり、設備費も安価となるだけでなく、小型であってもバルブの流体に対する許容圧力に優れるボールバルブを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボールバルブの正面図である。
【図2】同ボールバルブの側面図である。
【図3】図1のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング
2 弁体
3 ステム
4 膨出部
Claims (1)
- 流体の流入口と吐出口を形成したケーシング内にステムの回転によって流体の流入量を制御する弁体を収容したボールバルブにおいて、前記ケーシングの外周に、流体の流入口から吐出口に向かう方向の複数の膨出部を一体的に形成したことを特徴とするボールバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383109A JP2004190847A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | ボールバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383109A JP2004190847A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | ボールバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004190847A true JP2004190847A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32766924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002383109A Pending JP2004190847A (ja) | 2002-12-09 | 2002-12-09 | ボールバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004190847A (ja) |
-
2002
- 2002-12-09 JP JP2002383109A patent/JP2004190847A/ja active Pending
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