JP2004188209A - 温熱器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気コード如き煩わしい付属品を要せず、手軽に、且つ、コンパクトに携帯でき、専門的な技術や熟練を有しない一般人が、安全に、且つ、必要に応じて即、使用でき花粉症の眼の激痒やアレルギー性鼻炎をを鎮めることのできる温熱器具を提供することである。
【解決手段】 化学反応によって発熱する化学発熱剤の発熱を集熱保温蓄積して、最高温度を保持し、必要に応じて、瞼や鼻に熱を伝え、抗体反応を抑制し眼の激痒やアレルギー性鼻炎等のアレルギー反応の苦痛を鎮める。
【選択図】 図1

Description

この発明は、化学反応による発熱する化学発熱剤を熱源とし、この熱を集め保持し、体の局部に伝えてアレルギー疾患の原因となる抗体反応を抑制したり、眼の疲労をも和らげることのできる温熱器具に関するものである。
従来、温熱器具と称する物は古来から灸療法の一部として、物を燃焼させその熱を体の局部にあて、筋肉の凝りをほぐしたり、諸々の体の不調を改善する器具として実用に供せられ、温灸器と称せられている。
又、電気っを用いる温熱器具は、電気エネルギーを電気抵抗によって熱に変換し、これを体の局所に当て、体調や体質の改善等に用いる電気温灸器が実用に供せられている。
更に、化学発熱剤を用いて、43℃から50℃程度の温熱を瞼の上から加え、抗体反応を抑制して、花粉症の眼の痒みを鎮めると言う考え方がある。
特許 第2867354号
上記従来技術によれば、古来から実用に供せられてきた温灸療法の器具は、物の燃焼する熱を使用するため、器具を必要な温度まで上昇させるまでにはかなりの時間と、ある程度の知識や熟練を要するばかりでなく、上限温度が極めて高く、温度管理が難しく、火傷や火災の危険もあり、携帯して何時でも、何処でも、誰にでも使用することができる物ではなく、花粉症等による眼の激痒を感じても、速やかに使用することができないと言う問題がある。
電気を熱源とする温熱器具の場合、比較的多くの電気を必用とするため、家庭用に供される電力を用いると、電気コードが必要となり外出時に携帯が不可能である。
又、携帯可能な器具として、乾電池等をを電源とする場合、消費電力が大きいため乾電池の消耗が大きく、使用したい時に電池が無く仕えない等不便であり、又、スイッチをいれてから適温になるまでの所要時間が長く、その間、苦痛に耐えなければならず、急を要する場合の間に合わないと言う問題がある。
更に、43℃から50℃の温熱を瞼の上から加える考え方の中に、化学発熱剤を用いる方法は、使用する都度温熱を立ち上げる必要があり、化学発熱剤の製造包装過程に於いて、速やかに化学反応が始まる状況に触媒等の素材を配合すると、包装袋に充填する以然に化学反応が始まり、空気を膨張させるため、包装袋が膨らみ製造充填作業が不可能となるため、温熱の立ちあがりには、少なくとも15分以上懸かるように設定されている。
従って、必要に応じて、その都度温熱を立ち上げるとすれば、使用可能な状態の温度をキープするまでに少なくとも数十分を要することになり必要なときに必要な場所で即しようする事は不可能であると言う問題がある。
更に、瞼に接触する面に適宜な孔を設けてあり、この孔を空気が流通することにより、微弱な熱源からの発熱であるため、発熱に対して放熱作用を来し、更には、酸素との接触面積を大きく設けても化学反応が緩慢で、温度の立ちあがりに時間がかかり、速やかに化学反応による熱を最高温度まで高め、利用することはできないと言う問題がある。
従って、本発明が解決しよう津する課題は、電気コードの如き煩わしい付属品を要せず、手軽に、且つ、コンパクトに携帯でき、専門的な技術や熟練を有しない一般人が安全に、且つ、必要に応じ速使用でき、且つ、花粉症の眼の激痒や、アレルギー性鼻炎の鼻水等のアレルギー性疾患にも対応できる、携帯用の温熱器具を提供することである。
本発明によれば、化学反応によって発熱する化学発熱剤を用い、化学反応によって得られた熱を、集熱蓄積し、維持すると共に、前記化学発熱剤によって発生した熱を、速やかに使用可能な状態のまま、前記化学反応の促進に従って、前記熱を安定的に集熱体に蓄積維持し続ける手段を備えたことである。
請求項2に於いては、化学発熱剤の化学反応によって得た発熱を反射材によって保持体内にとどめると共に蓄積保温し、外部に温熱が漏れ出する断熱材で構成した温熱器具の保温袋である。
請求項3に於いては、中空状の集熱体と前記集熱体によって集熱された温熱を、身体局部に伝える熱伝導体を分離して形成し、組み立て時に前記集熱体と、前記熱伝導体が一体状に構成されることである。
ここに言う、化学反応によって得た熱を、速やかに使用が可能な状態のまま、前記化学反応の促進に従って、前記熱を安定的に集熱体に、蓄積維持し続ける手段を備えたとは、集熱体と集熱体カバーとの間に間隙を設け断熱効果を得る、又は、集熱体カバーを断熱保温効果をを有する素材を用いる、又は、断熱保温機能を有する素材を用いて形成した袋容器に本発明の温熱器具を挿入し、断熱保温する等、温度の特性は高から底へ流れる、従って断熱保温機能を有する素材を用いて、化学反応によって得られた微弱な熱(外気温度より高い)の温度と、外気温度との関係に於いて、外気温度に対し断熱保温し、最高温度で維持し、又は、化学反応によって得られた熱が、外気温度に奪われないように、温熱器具に断熱機能を付加し、外気温度の関係に於いて断熱し、化学反応によって得た熱を、最高の温度で保持し続ける事である。
従来の如く、化学発熱材の化学反応を必要時のみ発生させ、不要時に於いては化学反応を抑制する考えは、必要温度まで上昇させるには、相当の時間を要し、不適当であるが、本発明によれば、常に、適温を維持し、必要に応じ、何時でも、何処でも、速やかに使用できる小型で携帯しやすく、専門的な技術や、知識、熟練等を要せず、抗体反応を抑制してアレルギーによる鼻づまりや、鼻水、花粉症の眼の激痒を鎮めることができるほか、電気コード等の煩わしい付属品を必要としない温熱器具を提供することができる。
銅又は、真鍮その他、熱伝導効率が高く、且つ、蓄熱効率の高い素材を用いて、中空状の集熱体1を形成し、集熱体1の一端に瞼の上から若干押圧するに適宜な形状の面によって構成される熱伝導部1Eを形成する。
更に、集熱体1の内面全体に化学発熱剤Lが接触し、化学反応によって発生した温熱を充分に吸収し、集熱体1の端部その他の部位による、放熱作用を生じさせないように構成する。
これは、温熱は高温部から低温部に熱伝導するため、集熱体1の内面全体が、化学発熱剤Lの容器と満遍なく密着していることが望ましく、集熱体1の内面が露出しないことが好ましい。
更に、集熱体1の一端に、温熱を体の局所に伝えるための熱伝導部1Eを設け、熱伝導部1Eを体の局所に接触させ、又は押圧等した場合、集熱体1に蓄えられた熱、及び熱伝導部1Eの温度、更に化学発熱剤Lから供給される熱等は体温より高く、これらの熱は円滑に集熱体1及び熱伝導部1Eを介して、温度の低い体の局所に伝えられるように構成することが望ましい。
又、集熱体1の他端は開口状に形成し、突状部Hを介して尾栓4を挿脱自在に設けると共に、尾栓4には、化学発熱剤Lの化学反応を促進させるための、通気用の開口部Eを設け、開口部Eの周縁には、化学発熱剤Lの容器を筒状に丸めて挿入した際、化学発熱剤Lの筒状を押し広げ、化学発熟剤Lを集熱体1の内面に密着させる作用をする、化学発熱剤保持部9を形成することが望ましい。
従って、化学発熱剤Lを収納した袋を筒状に巻き、集熱体1の中空内いに収納し、尾栓4を挿着することにより、筒状に巻かれた化学発熱剤Lは、化学発熱剤保持部9によって押し広げられると共に、化学発熱剤Lの容器の片側の面全体が空気接触面Wを形成し、化学反応を促進し、最高温度(以下上限温度という)を達成するように構成することが望ましく、化学発熱剤Lとは、袋に入れ一般に流通している使い捨てカイロを用いることもできるように形成することも、独自の化学発熱剤Lの容器とすることも可能である。
一方、保温体Sは適宜な厚みの保温部材Yによって袋状に形成し、開口部Tを折り返し、紐Uを介して開閉自在に形成し、この開口部Tを綴じた状態に於いて、化学発熱剤Lの化学反応の抑制する恐れがある場合、これを防止する手段として、通気部Jを形成しても良く、或いは、ある程度の通気性と、ある程度の保温性を有する素材を用いて、保温体Sを形成することも可能で、集熱体1を確実、且つ、極めて速やかに出し入れできるように構成することが望ましい。
更に、保温体Sを用いる代わりに、集熱体1に集熱体カバー2を設け、この集熱体1と集熱体カバー2の間に間隙6を形成し、且つ、熱伝導部1Eの温熱を、外気に奪われることを防止する作用の、キャップ3を挿脱自在に設け、集熱体1及び熱伝導部1Eを保温することも可能である。
以下、本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、図1は集熱体1に化学発熱剤Lを挿入した状態を示す一部切り欠きの斜視図、図2は保温体Sを示す斜視図、図3は保温体Sを切り欠いた斜視図、図4は保温体Sに通気部Jを設けた斜視図、図5は袋容器に収納された化学発熱剤を表す斜視図である。
図1に於いて、銅又は真鍮その他の熱伝導効率が高く且つ熱を吸収蓄積し保温する作用の高い素材を用いて中空状の集熱体1を形成し、一端には人体の局所(瞼等)に温熱を伝えるための曲面状の熱伝導部1Eを形成する。
集熱体1の他の端部には開口状に形成し、化学発熱剤Lを筒状に巻き挿入可能に形成してあり、化学発熱剤Lは、空気中の酸素との反応によって発熱する、一般市場に流通している、使い捨てカイロ(図5)等を使用することもでき、又は、水分に反応して発熱する生石灰を用いた使い捨てカイロを用いることも可能である。
集熱体1の内径と、化学発熱剤Lの収納容器との関係は、収納容器(以下収納容器を含めて化学発熱剤Lと言う)を筒状に巻いて、端部が若干重なり合うか又はそれに近似した状態で、集熱体1の内面が露出しないことが望ましい。
更に、尾栓4を挿着した場合、尾栓4の内面に適宜長さで中空状に立設した、化学発熱剤保持部9によって、化学発熱剤Lの巻きを押し広げるように保持する。
従って、筒状に巻いた化学発熱剤Lの、内側全体の面が空気接触面Wを形成するように構成し、空気接触面にWと外気とは開口部Nによって通気しており、化学反応によって発生した発熱の温度が、上限温度を確保できるように構成してある。
更に、尾栓4の内側縁部付近に、集熱体1に挿脱自在に挿入保持するための突状部Hが設けてあり、尾栓4は、この突状部Hを介して集熱体1に保持されるように形成されている。
但し、これはほんの一例で、(図示しないが)突状部Hに替えて、ネジ山等を設け螺着等の方法を用いることができるのは、言うまでもない。
更に、化学発熱剤Lの化学反応によって得られた、上限温度(一般に販売されている使い捨てカイロの温度は凡そ60℃から70℃であり、これと同程度の温度)をそのまま保温維持し、速やかに使用できる状態のまま、保温体Sに収納保持する。
尚、化学発熱剤Lは化学反応によって熱エネルギーを得るため、物を燃やして熱に転換する場合と異なり、発生する熱が微弱、且つ、比較的緩慢であるため、火傷等の危険は皆無であり、従って化学反応を途中で抑制せず、集熱保温することによってのみ上限温度を維持することができる。
この時、保温部材Zによって袋状の保温体S(図2)を形成し、保温体Sは外気温度と発熱体温度を遮断し保温する部材Zに依って形成してある。
この時、保温部材Zはある程度の保温機能を有し、又はある程度の通気性を有する素材でも良く、例えばスポンジ、又は発泡ポリウレタン等でも良く、又、見映ええの良い保温体外装部材Yを保温部材Zの面に設けても良く、全体にある程度柔軟性であることが好ましい。
開口部Tは、(図3)保温部材Zを折り返し、紐Uを介して開閉自在に構成すると良く、止め具Vを介して開口部Tを閉じた状態で保持し、必要に応じ、簡単、且つ、速やかに開口部Tを開放し、温熱器具を取り出し、又は収納可能に構成することが好ましい。
又、一例であるが、保温体Sの内面、又は外面に、温熱の外部への漏れを防止する、熱反射断熱材となる、反射部材11(図6)を設けても良く、反射部材11は鏡面的な素材が良く、例えばアルミ蒸着を施した合成樹脂フィルム等を設けることも可能で、断熱と保温機能を兼ね備えることもでき、保温部材Zの一部に、化学反応を円滑に促進するために、必要に応じて通気部J(図4)を設けることもでき、蛇足ではあるが、この場合保護部材Zに化学発熱材Lを挿入保持し、化学反応による発熱を蓄積保温することで通常温度以上の温度を保持することができるから、化学発熱剤Lを温湿布等のように使用し、疲れ目や花粉症の眼の痒みを緩和することも可能であることは言うまでもない。
従って、外出等に先立って、予め化学発熱剤Lを集熱体1と共に保温体Sに収納し、化学発熱剤Lが酸素との関係に於いて化学反応を起こし、発熱した状態で保温体S内に保持し、必要に応じて、集熱体1及び化学発熱剤Lを取り出し、尾栓4を外し、集熱体1の中空状内に化学発熱剤Lを筒状に巻いて挿入し、尾栓4を挿着する。
この時、化学発熱剤Lの化学反応によって発生し、上限温度に達した温熱が、集熱体1を既に暖めた状態にあり、保温体S内に収納されていたことと相まって、集熱体1の中空部から化学発熱剤Lによって加熱され、上限温度に達する。
従って、上限温度に達した温熱は集熱体1から熱伝導部1Eにも伝播されており、即座に温熱器具として使用することが可能である。
これによって、例えば、熱伝導部1Eを鼻骨を途絶える付近の、鼻の側部に当てることにより、43℃以上の温熱が鼻の肉質っを突き抜けて粘膜に達し、アレルギーを引き起こす抗体反応を抑制し、鼻づまりの解消や、鼻水を止めることができ、これに近似した療法で、古くからタバコの火を鼻の横に近づけ、鼻づまりや鼻水を止める民間療法があり、その効果は実証済みであるが、これは、熱伝導部1Eを例えば鼻の横に当てると、熱伝導部1Eの熱と皮膚の温度を比較すると、皮膚の温度が低いため、鼻の横(体の局所)に吸収されると共に、化学発熱剤Lの熱は集熱体1を介して熱伝導部1Eに伝わり、鼻孔の粘膜に達する、故に抗体反応を抑制することができるものである。
又、花粉症による眼の激痒を引き起こすアレルギー反応に於いても、43℃以上の温熱により、アレルギーを反応を引き起こす抗体を抑制することは既に衆知の事実で、熱伝導部1Eの温度が化学発熱剤Lの上限温度が58℃から70℃であるから花粉症に於いても抗体反応を抑制し、速やかに眼の激痒を鎮めることができ、又、集熱体1を握る場合、保温体Sの上から握ることによって、集熱体1に蓄積された温熱のの温度を下げることはない。
又、化学反応を終えた化学発熱剤Lは集熱体1より引き抜いて廃棄し、新しい化学発熱剤Lと交換するが、手順は新規使用の場合と同様である。
更に、近年多いパーソナルコンピューター等の使用による、疲れ目等も暖めることによって、心地よい安らぎと共に、目の疲れも癒され、電気コードの如き煩わしい付属品もなく、灸の如く百草等を燃焼させる事がないため、専門知識や熟練技術等を要せず、化学反応による発熱剤を使用する場合、その配合比により上限温度が決まるため、適切な配合比にすれば火傷等の危険は全くなく、常に温度を保温維持することにより、オフィスや車、電車等の乗物の中、歩行中等、何時でも、何処でも、極めて速やかに使用することができ、携帯に便利で簡便な温熱器具を提供することができる。
図7、図8は本発明の実施例2の構造を示す斜視図で、集熱体1を挿入保持するための集熱体カバー2及びキャップ3を形成し、化学発熱剤保持部9をコイル状に形成し、尾栓4に挿入保持する事も可能で、この場合、化学発熱剤保持部9は円すい型バネとしても良く、この実施例の構成は次の通りである。
合成樹等からなるキャップ3は、中空状の集熱体カバー2の一端に挿着保持できるように形成してあるり、中空状の集熱体カバー2は、集熱体1を嵌入保持できる関係に形成し、集熱体1を集熱カバー2内に安定的に保持するために、集熱体カバー2の内部周胴面の適宜位置に、集熱体1の端部が当接する突起2Eを形成し、他端の内側周胴には集熱体保持突部7を設け、断熱及び保温の作用をする間隙6を集熱体1の外周面と、集熱カバー2の内部周胴面の間に形成し、突部2Eの内周胴のカバー開口部8の直径が集熱体1の内径と同位置又は若干大きく形成することが好ましく、化学発熱剤Lが化学反応を終え硬化した状態に於いても、容易に引き抜く事ができるように構成することが好ましい(図9)。
尾栓4には、化学反応を促進するに当たり、通気用の開口部Eを設けると共に、集熱体カバー2の端部に挿着保持する保持部Dを設けてあるが、これは、ほんの一例であって、複数の開口部とすることも可能である。
従って、この実施例に於いても、第1実施例と同様に、化学発熱剤Lに発生した熱は集熱体1を介して熱伝導体1Eより体の局所に伝えることができるが、保温体Sに収納することも可能であるが、キャップ3内の空間と集熱体カバー2内に設けた間隙によってある程度の断熱保温作用が発生し、比較的暖かい季節に於いては、保温体Sを必要としない事もあるが、集熱体1の関係及び作用、効果は同一であり、保温体Sの保温効果を高くすることができると共に、キャップ3を外すのみで使用でき、又、使用時、手で握った場合、集熱体1の表面温度より低い体温が直接触れないから、集熱体1に蓄積された温度を下げる等により温熱効果を低下させることはない。
図10は実施例3を示す斜視図で、通気用開口部Eに替えて、尾栓4を集熱体カバー2に挿着保持する、保持部Dの側部周胴に回動させることによって一定の位置に於いて開口部を形成する事も可能で、以下ほんの一例であるが、保持部Dの側部周胴に、複数の切り欠き部R、R、Rを設けると共に、集熱体カバー2の側部周胴に複数の開口部N、N、Nを設けたもので、切り欠き部Rと開口部Nとの関係は、集熱体カバー2に尾栓4を挿着保持した状態に於いて、尾栓4を回動させることにより、複数の開口部Nの直下に複数の切り欠き部Rが適合する位置に形成する。
すなわち、尾栓4を回動させることにより集熱体1内に流入する空気の量を調節することができるため、化学発熱剤Lの化学反応を調節し最高温度をコントロールすることが可能となるよう構成してある。
使用に当たって、他の実施例と同様の効果を得ることができるほか、特に外気温度が上昇する季節に於いても、集熱体1及び熱伝導体1Eの温度を調節する必要が生じた場合に便利である。
図10は実施例4を示す斜視図で、ほんの一例ではあるが、例えば、集熱体1の熱伝導部1E方向の側部周胴に複数の舌片F、F、Fを形成することも可能で(図11、図12)、集熱体保持突部7の基部7Eを係止可能な段状に形成する(図13)ことによって、集熱体1を集熱体カバー2内に圧入保持するに際し、的確に保持することができると共に、使用に際しては、他の実施例と同様の効果を得ることができる。
図14は実施例5を示す集熱体1の側面の断面図で、集熱体1の頭頂部にあたる熱伝導部1Eを平坦の形成することも可能で、花粉症の眼の激痒を鎮めるために使用する場合、人間の眼とその周辺の形状は人の依り異なる。
例えば、目が落ち窪んでいる人の場合、球面状に突出した熱伝導部1Eを瞼の上に当て若干押圧すると、瞼に概ね平均に折衝し押圧することができるに対し、若干肉付きが良く瞼が盛り上がった人の場合、概ね瞼が盛り上がっていることが多く瞼を平均に接触、押圧させるには、半球面状の場合かなり強く押厚しなければならない。
この場合、強く押圧すると、眼球内の圧力(眼圧)が高まる懸念がある。
従って、肉付きが良く瞼が盛り上がった人のための集熱体1の熱伝導部として用いることができると共に、温熱器具としての作用や効果は他の実施例と同様である。
図15は、実施例6の集熱体1と熱伝導部1Eを示す断面図で、熱伝導部1Eを凹状に湾曲させることも可能で、この実施例は第5実施例よりも更に瞼が著しく盛り上がった人が用いる持ち入りための物で、熱伝導部1Eの湾曲は眼蓋の曲面に近似させても良く、使用にあたっては、他の実施例と同様の作用及び効果を得ることができる物である。
図16は、実施例7を示す断面図で、中空状の集熱体1と熱伝導部1Eを別々に分離して形成し、組み立てに際して、一体となるよう構成することも可能で、その構成は、中空状の集熱体カバー2の一端の内部周胴に集熱体保持突部7を設け、他の端部に嵌着部2Hを設け、分離カバー10の端部と嵌着可能に形成し、分離カバー10の内部周胴の適宜位置に、集熱体1の端部を係止する突部2Eを設けてある。
従って、集熱体カバー2内に熱伝導部1Eを挿入した後、集熱体1の一端を挿入することにより、熱伝導部1Eの周縁部2Tと集熱体1の周縁部1Tを接触させて後、分離カバー10と集熱カバー2の一端を嵌着することで、集熱体1と熱伝導部1Eは密着接触し一体に構成される。
他の部分の構成に於いては、他の実施例と同様であ、作用効果とも同一であるが、製造にあたって、集熱体1を深絞り加工の必要が無く、加工の作業性が容易となる。
実施例1の発熱体を挿入した温熱器具を示す一部切り欠きの斜視図である。 実施例1の保温体を示す斜視図である。 実施例1の保温体を拡大して切り欠いた一部の斜視図である。 実施例1の保温体に通気部を設けた斜視図である。 実施例1の化学発熱剤を袋容器に収納した状態を示す斜視図である。 実施例1の反射部材を示す斜視図である。 実施例2の温熱器具を示す斜視図である。 実施例2のキャップと尾栓を外した状態を示す斜視図である。 実施例2を示す側面の断面図である。 実施例3の部線を外した状態を示す斜視図である。 実施例4の集熱体を示す斜視図である。 実施例4の集熱体のC,C′断面図である。 実施例4の集熱体カバーを示す側面の断面図である。 実施例5の集熱体を示す側面の断面図である。 実施例6の集熱体を示す側面の断面図である。 実施例7の温熱器具の側面の断面図である。
符号の説明
1:集熱体
1E:熱伝導部
1T:周縁部
2:集熱体カバー
2E:突部
2H:嵌着部
2T:周縁部
3:キャップ
4:尾栓
5:キャップ段部
6:間隙
7:集熱体保持突起
7E:基部
8:カバー開口部
9:化学発熱剤保持部
10:分離カバー
11:反射部材
D:保持部
E:開口部
F:舌片
H:突状部
R:切り欠き部
S:保温体
T:開口部
U:紐
V:止め具
W:空気接触面
Y:保温体外装部
Z:保温部材
N:開口部
J:通気部

Claims (3)

  1. 化学反応によって発熱する化学発熱剤の前記発熱を、身体局所に当ててアレルギー性疾患の抗体反応を抑制する温熱器具であって、の前記発熱を集熱蓄積して上昇した前記発熱を体の局所に伝えるための、熱伝導部に供給し、速やかに使用可能な状態のまま、前記化学反応に従って、前記集熱蓄積して上昇した前記熱を安定的に維持し続ける手段を備えたことを特徴とする温熱器具。
  2. 前記、化学発熱剤の化学反応に依って得られた発熱を保温蓄積し、前記熱が外部漏れ出すことを防止する請求項1記載の保温体。
  3. 前記化学発熱剤を収納する中空状の集熱体と、前記集熱体によって集熱された熱を、身体局所に伝える熱伝導体を分離して形成し、組立時に前記集熱体と熱伝導体が一体状に構成される請求項1記載の温熱器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108392314A (zh) * 2018-02-22 2018-08-14 余湘怀 一种充电式鼻腔温度调控器

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