JP2004187624A - 軟質ルアー - Google Patents
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Abstract
【課題】魚類を誘引できる運動を与えることができ、魚の味覚をも満足できる手段を得るにある。
【解決手段】細長い小動物に似せた外観の軟質ルアーにおいて、長さ方向に対して直角な胴部1aの断面形状を”V”字状とし、掛け針2を刺せる頭部1c前面1dを前記長さ方向に対して約60度とした軟質ルアー。
【選択図】 図1
【解決手段】細長い小動物に似せた外観の軟質ルアーにおいて、長さ方向に対して直角な胴部1aの断面形状を”V”字状とし、掛け針2を刺せる頭部1c前面1dを前記長さ方向に対して約60度とした軟質ルアー。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は釣り具に関し、特に、小動物に似せた軟質ルアーに関する。
【0002】
【背景技術】
周知のように、疑似餌を用いたルアー釣りにおいては、例えばイソメなどの小動物に似せた軟質ゴム、シリコンゴム、ゼラチンなどの細長い軟質ルアーが用いられるけれども、外観を小動物に似せた一般の軟質ルアーは円形または楕円形断面とされるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の軟質ルアーは魚に対する食感の点では満足できるけれども、それを水中に投入してテグスで引く場合、通常の操作では、不規則な姿勢で沈みつつある軟質ルアーが一時的に浮揚されるだけの操作しか与えることができず、水中の魚に強い興味を与えるような動きで軟質ルアーを操作することは到底無理であった。
【0004】
また、釣りの対象となる魚類には、化学物質を関知する味覚細胞があることが知られており、触感ばかりでなく、同味覚細胞により捕らえた餌を識別していると思われるが、従来の軟質ルアーはこのような魚類の味覚に対応してはいない。
【0005】
本発明の目的は、以上に述べたような従来の軟質ルアーの問題に鑑み、魚類を誘引できる運動を与えることができ、魚の味覚をも満足できる手段を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、細長い小動物に似せた外観の軟質ルアーにおいて、長さ方向に対して直角な胴部の断面形状を”V”字状とし、掛け針を刺せる頭部前面を前記長さ方向に対して約60度とした軟質ルアーを提案するものである。
【0007】
後述する本発明の好ましい実施例の説明においては、
1)軟質ルアーを構成する軟質材中にはアミノ酸、イノシン酸、魚類抽出エキスから選ばれた少なくともひとつの誘引エキス成分が含浸された軟質ルアー、
2)軟質ルアーを構成する軟質材中にはプリズム効果により魚ウロコ状に発色するホログラムフレークが混和された軟質ルアー、
3)軟質ルアーを構成する軟質材中には動物血液から抽出された血中成分が含浸された軟質ルアーが説明される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明による軟質ルアー1の実施例を説明する。
【0009】
図1はイソメを模した本発明による軟質ルアー1を示し、イソメに似た外観を与えた軟質ルアー1全体は、例えば軟質ゴム、シリコンゴム、ゼラチンなどの弾性材料で構成され、それを模した小動物や小魚に似た細長い形状とされて弾性のある触感を与えてある。
【0010】
図示実施例の軟質ルアー1の構成軟質材中には、アミノ酸、イノシン酸、魚類抽出エキスから選ばれた少なくともひとつの誘引エキス成分が含浸される。
【0011】
また、軟質ルアー1の胴部1aは、図2に示すように、下側に頂点のある鋭角な”V”字状断面とされ、図3との比較から理解されるように、この”V”字断面幅及び面積は尾部1b側に向かって次第に低減してある。
【0012】
そして、掛け針2を刺すことのできる頭部1cの前面1dには長さ方向に対して約60度の角度θを与えてあり、軟質ルアー1がテグス3で釣り人の手前に引かれる際、同前面1dにより軟質ルアー1に揚力が作用するようにしてある。この前面1dの角度θは、水流の有無や釣り竿の弾性などの条件に合わせて、40から75度の範囲がよい。
【0013】
図示実施例の軟質ルアー1は、以上のような構成であるので、水中に投じた場合、魚類の興味をそそる動きを与えることができる。つまり、胴部1aを”V”字状断面形状にしてあるので、必ず”V”字頂点即ち、腹部を下にした姿勢で水中で沈むことになるが、尾部1bよりも頭部1cの方が重いので、図4の矢印で示したように、頭部1cを下にして斜め前方に進みながら沈降する。
【0014】
この沈降の場合、テグス3により軟質ルアー1を手前に引くと、頭部1cの前面1dの角度θの存在により軟質ルアー1が手前に引かれる間、軟質ルアー1に斜め上方への揚力が働く。
このようなテグス3による軟質ルアー1の操作を数度繰り返すと、軟質ルアー1は、図4に示すような軌跡を描くことになる。つまり、この軟質ルアー1の軌跡は、あたかも水面近くにいる弱った小動物や小魚が、沈みながら、時々もがいて僅かな上昇を繰り返す非常に興味のある運動となり、この運動で水中の魚類を誘引できる。
【0015】
さらに、本発明の軟質ルアー1そのものが軟質材で構成してあるため、獲物がキャスティングした場合の触感に充分な満足感を与えることができるばかりでなく、軟質ルアー1を捕捉すると、含浸された誘引エキス成分が軟質材からにじみ出るため、味覚的な求餌行動をも刺激できる。
【0016】
勿論、含浸された誘引エキス成分は、水中でのルアー操作の間にも水中に放出されるため、放出誘引エキス成分により水中の魚類の味覚を刺激できる。
【0017】
なお、前記実施例で述べた軟質ルアー1の軟質材中にはプリズム効果のあるホログラムフレークを混和することができ、ホログラムフレークの魚のウロコに似た発色により、より誘引効果を高めることができる。
【0018】
また、同軟質材中には動物の血液から抽出された血中成分を添加できるが、同血中成分の添加放散により、誘引効果を期待できる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の軟質ルアーは、あたかも弱った小動物などが水中もがいているに近い運動を与えることができると共に、で生き物に近い味と触感になるため、摂餌行動をより活性化させて、釣り落としを少なくして多くの釣果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軟質ルアーの正面図である。
【図2】同軟質ルアーの図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】同軟質ルアーの図1の3−3線に沿う断面図である。
【図4】同軟質ルアーの水面下での動きを示す説明図である。
【符号の説明】
1 軟質ルアー
1a 胴部
1b 尾部
1c 頭部
2 掛け針
3 テグス
【発明の属する技術分野】
本発明は釣り具に関し、特に、小動物に似せた軟質ルアーに関する。
【0002】
【背景技術】
周知のように、疑似餌を用いたルアー釣りにおいては、例えばイソメなどの小動物に似せた軟質ゴム、シリコンゴム、ゼラチンなどの細長い軟質ルアーが用いられるけれども、外観を小動物に似せた一般の軟質ルアーは円形または楕円形断面とされるのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、従来の軟質ルアーは魚に対する食感の点では満足できるけれども、それを水中に投入してテグスで引く場合、通常の操作では、不規則な姿勢で沈みつつある軟質ルアーが一時的に浮揚されるだけの操作しか与えることができず、水中の魚に強い興味を与えるような動きで軟質ルアーを操作することは到底無理であった。
【0004】
また、釣りの対象となる魚類には、化学物質を関知する味覚細胞があることが知られており、触感ばかりでなく、同味覚細胞により捕らえた餌を識別していると思われるが、従来の軟質ルアーはこのような魚類の味覚に対応してはいない。
【0005】
本発明の目的は、以上に述べたような従来の軟質ルアーの問題に鑑み、魚類を誘引できる運動を与えることができ、魚の味覚をも満足できる手段を得るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、細長い小動物に似せた外観の軟質ルアーにおいて、長さ方向に対して直角な胴部の断面形状を”V”字状とし、掛け針を刺せる頭部前面を前記長さ方向に対して約60度とした軟質ルアーを提案するものである。
【0007】
後述する本発明の好ましい実施例の説明においては、
1)軟質ルアーを構成する軟質材中にはアミノ酸、イノシン酸、魚類抽出エキスから選ばれた少なくともひとつの誘引エキス成分が含浸された軟質ルアー、
2)軟質ルアーを構成する軟質材中にはプリズム効果により魚ウロコ状に発色するホログラムフレークが混和された軟質ルアー、
3)軟質ルアーを構成する軟質材中には動物血液から抽出された血中成分が含浸された軟質ルアーが説明される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明による軟質ルアー1の実施例を説明する。
【0009】
図1はイソメを模した本発明による軟質ルアー1を示し、イソメに似た外観を与えた軟質ルアー1全体は、例えば軟質ゴム、シリコンゴム、ゼラチンなどの弾性材料で構成され、それを模した小動物や小魚に似た細長い形状とされて弾性のある触感を与えてある。
【0010】
図示実施例の軟質ルアー1の構成軟質材中には、アミノ酸、イノシン酸、魚類抽出エキスから選ばれた少なくともひとつの誘引エキス成分が含浸される。
【0011】
また、軟質ルアー1の胴部1aは、図2に示すように、下側に頂点のある鋭角な”V”字状断面とされ、図3との比較から理解されるように、この”V”字断面幅及び面積は尾部1b側に向かって次第に低減してある。
【0012】
そして、掛け針2を刺すことのできる頭部1cの前面1dには長さ方向に対して約60度の角度θを与えてあり、軟質ルアー1がテグス3で釣り人の手前に引かれる際、同前面1dにより軟質ルアー1に揚力が作用するようにしてある。この前面1dの角度θは、水流の有無や釣り竿の弾性などの条件に合わせて、40から75度の範囲がよい。
【0013】
図示実施例の軟質ルアー1は、以上のような構成であるので、水中に投じた場合、魚類の興味をそそる動きを与えることができる。つまり、胴部1aを”V”字状断面形状にしてあるので、必ず”V”字頂点即ち、腹部を下にした姿勢で水中で沈むことになるが、尾部1bよりも頭部1cの方が重いので、図4の矢印で示したように、頭部1cを下にして斜め前方に進みながら沈降する。
【0014】
この沈降の場合、テグス3により軟質ルアー1を手前に引くと、頭部1cの前面1dの角度θの存在により軟質ルアー1が手前に引かれる間、軟質ルアー1に斜め上方への揚力が働く。
このようなテグス3による軟質ルアー1の操作を数度繰り返すと、軟質ルアー1は、図4に示すような軌跡を描くことになる。つまり、この軟質ルアー1の軌跡は、あたかも水面近くにいる弱った小動物や小魚が、沈みながら、時々もがいて僅かな上昇を繰り返す非常に興味のある運動となり、この運動で水中の魚類を誘引できる。
【0015】
さらに、本発明の軟質ルアー1そのものが軟質材で構成してあるため、獲物がキャスティングした場合の触感に充分な満足感を与えることができるばかりでなく、軟質ルアー1を捕捉すると、含浸された誘引エキス成分が軟質材からにじみ出るため、味覚的な求餌行動をも刺激できる。
【0016】
勿論、含浸された誘引エキス成分は、水中でのルアー操作の間にも水中に放出されるため、放出誘引エキス成分により水中の魚類の味覚を刺激できる。
【0017】
なお、前記実施例で述べた軟質ルアー1の軟質材中にはプリズム効果のあるホログラムフレークを混和することができ、ホログラムフレークの魚のウロコに似た発色により、より誘引効果を高めることができる。
【0018】
また、同軟質材中には動物の血液から抽出された血中成分を添加できるが、同血中成分の添加放散により、誘引効果を期待できる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の軟質ルアーは、あたかも弱った小動物などが水中もがいているに近い運動を与えることができると共に、で生き物に近い味と触感になるため、摂餌行動をより活性化させて、釣り落としを少なくして多くの釣果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軟質ルアーの正面図である。
【図2】同軟質ルアーの図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】同軟質ルアーの図1の3−3線に沿う断面図である。
【図4】同軟質ルアーの水面下での動きを示す説明図である。
【符号の説明】
1 軟質ルアー
1a 胴部
1b 尾部
1c 頭部
2 掛け針
3 テグス
Claims (4)
- 細長い小動物に似せた外観の軟質ルアーにおいて、長さ方向に対して直角な胴部の断面形状を”V”字状とし、掛け針を刺せる頭部前面を前記長さ方向に対して約60度としたことを特徴とする軟質ルアー。
- 軟質ルアーを構成する軟質材中にはアミノ酸、イノシン酸、魚類抽出エキスから選ばれた少なくともひとつの誘引エキス成分が含浸されたことを特徴とする請求項1記載の軟質ルアー。
- 軟質ルアーを構成する軟質材中にはプリズム効果により魚ウロコ状に発色するホログラムフレークが混和されたことを特徴とする請求項1記載の軟質ルアー。
- 軟質ルアーを構成する軟質材中には動物血液から抽出された血中成分が含浸されたことを特徴とする請求項1記載の軟質ルアー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002361957A JP2004187624A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 軟質ルアー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002361957A JP2004187624A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 軟質ルアー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004187624A true JP2004187624A (ja) | 2004-07-08 |
Family
ID=32760538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002361957A Pending JP2004187624A (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | 軟質ルアー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004187624A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006197877A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Imakatsu:Kk | 魚型ルアー |
JP2010154809A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Marukyu Co Ltd | 釣り用人工餌の製造容器、釣り用人工餌および釣り用人工餌キット |
-
2002
- 2002-12-13 JP JP2002361957A patent/JP2004187624A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006197877A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Imakatsu:Kk | 魚型ルアー |
JP2010154809A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Marukyu Co Ltd | 釣り用人工餌の製造容器、釣り用人工餌および釣り用人工餌キット |
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