JP2004187107A - 動画像符号化方法及び動画像復号化方法 - Google Patents

動画像符号化方法及び動画像復号化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】AVC FCDでは、インデックス順番並べ替えのパラメータとして、一種類しか用意されておらず、フレーム、topフィールド、bottomフィールドの各インデックスにそれぞれ独立にパラメータを作用させた場合でも各インデックスの並べ替えを効率よく行わせる。
【解決手段】本発明によれば、ブロック単位でフレーム予測符号化とフィールド予測符号化を切り替え可能で、かつ複数の予測用の参照画像が使用可能な動画像符号化方法において、フレーム用インデックスとフィールド用インデックスの生成をマスターインデックスを用いて行なうことで、少ない情報でインデックスの割り付け及び順番並べ替えを効率よく行なうことができる。
【選択図】図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィールド間予測モードを有する動画像符号化方法及び動画像復号化方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】
動画像データは、一般に、データ量が大きいので、送信装置から受信装置へ伝送される際、あるいは記憶装置に格納される際などには、高能率符号化が行われる。ここで、「高能率符号化」とは、あるデータ列を他のデータ列に変換する符号化処理であって、そのデータ量を圧縮する処理をいう。
【0003】
動画像データは、主にフレームのみから構成されるものと、フィールドから構成されるものがある。以下、主に、フィールド画像を圧縮する方式の従来技術について説明する。
【0004】
動画像データの高能率符号化方法としては、フレーム/フィールド間予測符号化方法が知られている。図1は、このフレーム/フィールド間予測符号化のブロック図を示す。この符号化方法では、動画像データが時間方向に相関性が高いことを利用する。図1の動作を簡単に説明すると、入力された原画像と予測画像との差分画像を減算機39にて生成し、その差分画像を直交変換手段31,量子化手段32及び係数エントロピー符号化手段40にて符号化する。また、量子化手段32の出力を逆量子化手段33及び逆直交変換手段34により差分画像を復元し、復号画像生成手段35にて復元した差分画像と符号化時に用いた予測画像とから符号化画像を復元する。その復元された画像は、復号画像記憶手段36に記憶され、動きベクトル計算手段37にて、次の入力画像との間の動きベクトルを計算し、その動きベクトルにより予測画像生成手段38にて予測画像を生成する。生成された動きベクトルはベクトルエントロピー符号化手段41にて符号化され、係数エントロピー符号化手段40で符号化された係数符号化データとともにMUX42を介して出力される。すなわち、動画像データは、一般に、あるタイミングのフレーム/フィールドデータと次のタイミングのフレーム/フィールドデータとの類似度が高いことが多いので、フレーム/フィールド間予測符号化方法では、その性質を使用する。例えば、フレーム/フィールド間予測符号化方法を用いたデータ伝送システムでは、送信装置において、前フレーム/フィールドの画像から対象フレーム/フィールドの画像への「動き」を表す動きベクトルデータ、及びその前フレーム/フィールドの画像からその動きベクトルデータを用いて作成した対象フレーム/フィールドの予測画像と対象フレーム/フィールドの実際の画像との差分データを生成し、それら動きベクトルデータおよび差分データを受信装置に送出する。一方、受信装置は、受信した動きベクトルデータおよび差分データから対象フレーム/フィールドの画像を再生する。なお、復号画像記憶手段36として、過去の複数の復号画像を記憶し、さらに動きベクトルに加えて、予測に用いた復号画像を指し示すインデックスを併せて符号化することも可能である。
【0005】
図1のこのフレーム/フィールド間予測符号化は、フレーム/フィールド間予測符号化の概略を説明したが、以下に、更にフレーム予測符号化、及びフィールド予測符号化について説明する。
【0006】
図2、及び図3は、前述のISO/IEC MPEG−2/MPEG−4(以下MPEG−2、MPEG−4)、及び2002年10月現在において、ITU−TとISO/IECで共同で標準化中のITU−T H.264/ISO/IEC MPEG−4 Part 10(Advanced Video Coding:AVC)のFinal Committee Draft(以下AVC FCDと省略)共通に用いられている、フィールド画像を符号化する際のフォーマットの説明である。すなわち、各フレームは2枚のフィールド、すなわちTop フィールドとBottomフィールドから構成される。図2は、輝度、色差の各画素の位置と、それらが属するフィールドを説明する図である。この図2で示したとおり、輝度第1ライン(50a),輝度第3ライン(50b),輝度第5ライン(50c),輝度第7ライン(50d)・・・という、奇数番目のラインはTopフィールドに属し、輝度第2ライン(51a),輝度第4ライン(51b),輝度第6ライン(51c),輝度第8ライン(51d)・・・という偶数番目のラインはBottomフィールドに属する。色差成分も同様に、色差第1ライン(52a),色差第3ライン(52b)・・・といった奇数番目のラインはTopフィールドに属し、色差第2ライン(53a),色差第4ライン(53b)・・・といった偶数番目のラインはBottomフィールドに属する。
【0007】
このTopフィールドとBottomフィールドは、異なる時刻の画像をあらわす。次に、TopフィールドとBottomフィールドの時空間的な配置について、図3を用いて説明する。
【0008】
なお、この図3以降、本発明に関わる技術は、動きベクトルの垂直成分に関わるものであるので、水平成分の画素は図示せず、かつ、動きベクトルの水平成分は、全て、便宜上、0として説明する。また、従来の問題点、及び本発明の効果を示すため、各フィールドの輝度、色差の画素の位置の位置関係は、正しく図示している。
【0009】
この図3において縦軸は、各フィールドの垂直成分の画素位置を表し、横軸は時間の経過を表す。なお、各画像の画素の水平成分においては、フィールドによる位置の変位はないため、この図では水平方向の画素の図示及び説明は省略している。
【0010】
この図3で示したとおり、色差成分のピクセル位置は、輝度のフィールド内の画素位置に対して、垂直成分が1/4画素ずれている。なお、これは、Top及びBottomの両フィールドからフレームを構成した場合、図2のような画素位置の関係を満たすためである。各Top及びBottomの隣接する両フィールド間(64a:65a、65a:64b・・)については、NTSCフォーマットをベースにした場合では、約1/60秒である。そして、TopフィールドからTopフィールド(64a:64b・・)又はBottomフィールドからBottomフィールド(65a:65b・・)の時間は約1/30秒の間隔である。
【0011】
以下、MPEG−2やAVC CDで採用されている、フィールド画像のフレーム予測符号化モードとフィールド予測について、説明する。図4は、フレーム予測モード時に、2枚の連続するフィールド(隣接するTop及びBottomのフィールド)からフレームを構成する方法を説明したものである。この図の様に、フレームは、時間的に連続する2枚のフィールド(Top及びBottomのフィールド)から再構成されたものである。
【0012】
図5はフレーム予測モードを説明したものである。この図では、各フレーム84a、84b、84c・・は、図4で説明したとおり、2枚の連続するフィールド(Top及びBottomのフィールド)から、既に再構成されたものとする。このフレーム予測モードでは、Top及びBottomの両フィールドから構成された符号化対象フレームを対象に符号化が行なわれる。そして、参照画像としても、連続する参照用に蓄積された2枚のフィールド(Top及びBottomのフィールド)から一枚の参照フレームを構成し、前符号化対象フレームの予測に用いる。そして、この2枚のフレーム画像を、図1に図示したブロック図に従って符号化する。このフレーム予測符号化モードの場合、動きベクトルの表現方法については、ゼロベクトル、即ち (0,0)は、空間的に同位置の画素を指し示す。具体的にはFrame #2(84b)に属する輝度の画素82に対して、動きベクトル(0,0)を指し示す動きベクトルは、Frame#1(84a)の画素位置81を指し示すものである。
【0013】
次にフィールド予測符号化モードについて説明する。図6はフィールド間予測モード時の予測方法を説明する図である。フィールド予測モードでは、符号化対象は、原画として入力された一枚のTop フィールド(94a、94b・・)乃至はBottomフィールド(95a、95b・・)である。そして、参照画像としては、過去に蓄積されたTopフィールドあるいはBottomフィールドが使用可能である。ここで、原画フィールドと参照フィールドがパリティが同じ、とは、原画像のフィールドと参照フィールドが、両方ともTopフィールド、あるいは両方ともBottomフィールドであること、と一般に定義される。例えば、図中90の同パリティのフィールド予測は、原画(94b)、参照(94a)の両フィールドともTopフィールドである。同様に、原画フィールドと参照フィールドがパリティが異なる、とは、原画像のフィールドと参照フィールドの、一方がTopフィールド、もう片方がBottomフィールドであること、と一般に定義される。例えば、図中91に図示した異パリティのフィールド予測は、原画はBottom フィールド(95a)、参照はTopフィールド(94a)である。そして、この原画フィールド画像と参照フィールド画像を図1に図示したブロック図に従って符号化する。
【0014】
AVC FCDでは、フレーム予測符号化モード、及びフィールド予測符号化モードともに、予測画像として、複数の予測フレームあるいはフィールドにインデックスを付与し、その中で予測に用いるのに最適な予測フレームあるいは予測フィールドを用いて予測誤差を予測符号化するとともに、予測に用いたインデックスを併せて符号化することが可能となっている。なお、ベクトル同様、インデックスもBピクチャの場合には、同一ブロックを予測する2個のベクトルに対して付加される。しかしながら、両者を区別しなくても、従来例及び本発明の説明においては一般性を失わないので、以降の説明では、ベクトル及びインデックスは、Pピクチャ、Bピクチャを区別しないこととする。
【0015】
図7に、フレーム符号化モード時における、各マクロブロックが予測に用いる参照画像の各フレームとインデックスの関係を示したものである。この例では、参照画像として5枚(103a〜103e)が参照用画像として利用可能である。そして、それぞれの参照画像にフレーム単位にフレームインデックスとして、図示のように、0,1,2,3,4が割当てられている。符号化対象画像100において、符号化対照のマクロブロックとしてMB1(102a)、MB2(102b)、MB3(102c)がある。図の例では、MB1の予測画像を生成するベクトルMV1(101a)は参照画像103aを用いているが、この場合、対応するフレームインデックス0が割当てられる。同様にMV2(101b)は参照フレーム103dを用いているので、対応するフレームインデックス3が割当てられ、MV3(101c)にはフレームインデックス2が割当てられる。
【0016】
図8に、フィールド符号化モード時における、各マクロブロックが予測に用いる参照フィールドとインデックスの関係を示したものである。この例では、符号化対照のフィールド(110a)はTopフィールドであり、かつ、参照フレームが5枚存在する場合を示している。各フレームはTop及びBottomの2枚のフィールドから構成されるので、フレームが5枚の場合には、そこに存在するすべてのフィールドにインデックスが割り付けられる。フィールドはフレームの倍の枚数存在するので、フィールドは10枚(113a−113j)となる。そして、それぞれの参照画像に存在するフィールドに対してフィールドインデックスとして、図示のように、0,1、・・・9が割り付けられている。ここでAVCのFCDでは、各フレーム内においては、符号化対象のフィールドと同じパリティを持つフィールドに対して小さいインデックスを割り付けることとなっている。このことより、各フレームにおいて、Topフィールドの方がBottomフィールドより小さいインデックスが割り付けられている。そして、符号化対象Topフィールド110において、符号化対照のマクロブロックとしてMB1(112a)、MB2(112b)、MB3(112c)がある。図の例では、MB1の予測画像を生成するベクトルMV1(111a)は参照画像113aを用いているが、この場合、対応するフィールドインデックス1が割当てられる。同様にMV2(111b)はフィールドインデックス7が割当てられ、MV3(111c)にはフィールドインデックス2が割当てられる。
【0017】
図10は、AVC FCDで規定しているフィールド予測符号化時のフレームインデックスの割り付け方法を説明する図である。AVC FCDでは、インデックスを割り付ける参照画像バッファとして、符号化/復号化した画像をFIFOのように蓄積するshort term用バッファと、過去の任意の符号化/複合した画像を蓄積することが可能なlong term用バッファの両者が存在する。しかし、従来例及び本発明の動作説明をするにはshort term用バッファの説明で十分であり、以降はlong term用バッファの説明を省略する。
【0018】
まず、蓄積された画像の状態を示す蓄積画像情報131について説明する。蓄積画像情報には、蓄積された各フレームの情報を保持している。各フレームにはframe Numberという一意の番号が割当てられている。これは、符号化/復号化の順番を表すもので、昇順で順番に割り当てるものである。すなわち、番号が大きいほど時刻的に新しい画像となる。次に、各フレームには、該当するフレームを構成するTopフィールドとBottomフィールドのそれぞれが存在するかどうか、あるいは予測用に用いることができるかどうかという各フィールドの状態を示す属性を保持している。各フィールドの状態として、「可」と図示したものは、該当するフィールドが参照用に使用可能であることを示し、「無」とは、該当するフィールドが蓄積されていないことを示す。AVC FCDでは、TopあるいはBottomの一方しか存在しない画像を”dangling field”という呼称として、このようなフィールドの存在を許可しているので、前述の「無」という状態が存在する。また「不可」とは、該当するフィールドが蓄積画像としては存在しているが、予測として用いることを禁止していることを示す。MPEG−1/2/4では、Bフレームは予測に使用しないことが規定されているので、上記に不可にあたる。さらに、AVC FCDでは、各符号化画像毎に、その画像を予測として用いることが可能かどうかという情報を設定することが可能である。また、フレーム用にPicture Number132という属性も割当てる。これは、フレーム予測モードでは各フレーム毎に割当てられ、Frame Numberと同一の数である。
【0019】
この状態から、フレーム予測用のインデックスの導出方法を説明する。まず最初に、デフォルトとなるインデックスの初期値を導出する。先に割当てられたPicture Numberの降順に、各蓄積されたフレームのTopフィールド及びBottomフィールドの使用可否状態を参照し、両フィールドが共に「可」の条件を満たすフレームが見つかった場合、そのフレームに、初期値をゼロとして、昇順となるようにデフォルトのインデックス133を設定する。
【0020】
そしてAVC FCDでは、必要に応じて、インデックス初期値を変更する機能を有している。この機能の動作を図9に示す。図9はAVC FCDで規定されている、デコーダ側でのフレームインデックスの変更方法を説明する図である。
【0021】
まず、ステップ120では、インデックスを格納するテーブルRef#idx#table[]を用意する。この値では、図10で説明したインデックスの初期値を格納する。そして、変更するインデックスを示す変数iを用意し、0に初期化する。また、Picture Numberの予測値用変数PNPを用意し、値を符号化/復号化対象のフレームのPicture Numberに設定する。
【0022】
次にステップ121では、Ref#idx#reordering#flag#l0というフラグを参照して、インデックスとしてインデックス初期値をそのまま用いるか、順番入れ替えを行なうフラグである。なお、AVC FCDでは、Ref#idx#reordering#flag#l1という、同様の機能を有するフラグが存在する。違いは、Ref#idx#reordering#flag#l0はPピクチャ及びBピクチャの第一番目のベクトルに対するインデックスに対するフラグであり、Ref#idx#reordering#flag#l1はBピクチャの第二番目のベクトルに対するインデックスに対してのみ作用するということである。
【0023】
そしてステップ122では、Ref#idx#reordering#flag#l0を参照し、値が0の場合には、ステップ126の並べ替え処理の終了処理を行い、Ref#idx#table[]をそのまま用いる。また値が1の場合には、並べ替え処理を行なうものとして、ステップ123に進む。
【0024】
ステップ123では、Remapping#of#pic#nums#idcという値を読み出す。この値は、印でクスの順番をどのように変更するかということを指定する情報である。
【0025】
このRemapping#of#pic#nums#idcが0あるいは1の場合にはステップ124に進む。ステップ124では、まず、ABS#diff#pic#num#mnus1という値を読み出す。この値は、Picture Numberの予測値と、実際にインデックスを割り振るフレームのPicture Numberの値の差分の絶対値を表す。そして、式124に従って、実際にインデックスiに対応するPicture NumberとしてPNQを求める。そしてPNQをリファレンスのインデックスRef#idx#table[i]に代入し、さらにPNQを次のインデックス順番変更のための予測値とし、さらにインデックスの値をインクリメントする。
【0026】
なお、Remapping#of#pic#nums#idcが2の場合には、ステップ125に進む。インデックスにLong Term用バッファに蓄積されたフレームへのインデックスを割当てるが、説明は省略する。
【0027】
なお、Remapping#of#pic#nums#idcが3の場合には、ステップ126にすすんで、処理を終了する。
【0028】
図10に戻り、図9での処理方法を踏まえ、図10のインデックス入れ替え処理の従来例を示す。まず、この状態では、符号化/復号化対象のPicture Numberは5であるので、PNQ=5と設定する(図10のステップ120)。次に、Ref#idx#reordeing#flag#l0を参照し、この値が1であるので、順番並べ替え処理を行なう。次にRemapping#of#pic#nums#idcを参照し、この値が0なのでステップ124に進む。そして、Abs#diff#pic#num#minus1=1なので定義に従い、PNQとして4を得る。そして、この値をインデックス0が参照するPicture NumberとしてRef#idx#table [0]に格納するとともに、次の予測値としてPNPに設定する。以下同様に
Remapping#of#pic#nums#idc=0、
Abs#diff#pic#num#minus1=4、
Remapping#of#pic#nums#idc=1、
Abs#diff#pic#num#minus1=1、
Remapping#of#pic#nums#idc=3
という値を読出し、図9の動作にって処理することにより、図10のフレームインデックス135とPicture Number132との関係を得る。
【0029】
図11は、AVC FCDで規定しているフィールド予測符号化時のTopフィールドインデックスの割り付け方法を説明する図である。なお、フレームメモリの管理状態は図10のフレームインデックス説明の場合と同一であることに注意されたい。
【0030】
Picture Number142はフィールド予測符号化時においてはフレームではなく、すべてのフィールドに割り付けられる。フィールドはフレームの倍の数だけ存在するので、Picture Number142の割当て方がフレーム予測符号化時と異なる。すなわち、Frame NubmerをFNとすると、Picture Number PNは、Topフィールドの場合にはPN=2×FNで求め、Bottomフィールドの場合にはPN=2×FN+1で求める。図11では、与えられたFrame Numberに応じて、対応するフィールドのPicture Numberが割り付けられている。
【0031】
そして、フレーム予測符号化時と同様に、Frame Numberを昇順に参照し、各フレームにおいて、符号化対象と同一のパリティを持つフィールド、次に反対のパリティを持つフィールドの順で、フィールドインデックスを割り付けていく。そして図11のフィールド用のデフォルトのインデックス初期値143を得る。
【0032】
フィールドの場合にもフレームと同様にインデックスの並べ替えが可能である。処理については144、結果については145に示す。動作はPicture Number142がフィールドを指すという以外は、フレームの場合と同一の手順である。この従来例の場合では、
・Ref#idx#reordeing#flag#l0=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=0
・Abs#diff#pic#num#minus1=2
・Remapping#of#pic#nums#idc=0
・Abs#diff#pic#num#minus1=2
・Remapping#of#pic#nums#idc=1
・Abs#diff#pic#num#minus1=2
・Remapping#of#pic#nums#idc=3
という一連のコマンドにより、フィールドインデックス145の結果を得ている。
【0033】
AVC FCDの別の特徴としては、画像をブロックに分割し、そのブロック単位で、フレーム予測符号化とフィールド予測符号化を切り替える符号化モードが用意されている。このモードは、AVC FCDでは、Macroblock adaptive field frame mode(以下MBAFFモード)と呼ばれている。このモードが有効な場合、画像は、図12のように、マクロブロックを上下2個まとめてMacroblock Pair151という符号化単位でフレーム150が符号化される。
【0034】
このMBAFFモードでは、Macroblock Pair枚に、前述のフレーム予測符号化とフィールド予測符号化を切り替えることができる。このことを図13を用いて説明する。図中の白い画素はTopフィールド、灰色の画素はBottomフィールドを示している。
【0035】
左図はフレーム予測符号化モードで符号するMacroblock Pair160、161を示したものである。図示したとおり、縦方向に、Topフィールド、Bottomフィールドに属する画素が交互に並んでいる。この図のように、フレーム予測符号化モードで2個のマクロブロック160,161から構成されるMacroblock Pairを符号化する。
【0036】
右図はフィールド予測符号化モードで符号化するMacroblock Pairを示したものである。図示した通り、上のマクロブロック162はTopフィールドのみから構成される画素を、下のマクロブロック163はBottomフィールドのみから構成される画素を符号化する。
【0037】
【非特許文献】
Document of Joint Video Team(JVT) of ISO/IEC and ITU−T VCEG
Documet Name: Document JVT−D157d1
Title: Joint Final Commitee Draft(JFCD) of Joint Video Specification(ITU−T Rec. H.264 | ISO/IEC 11496−10 AVC)
・6.1 Picture formats ・・page 7
・6.2 Spatial subdivision of a picture into macroblocks ・・page 9
・8.4.1.4 Chroma vectors ・・page 63
・8.4.2.3 Chroma interpolation ・・page 65
Generated: 2002/08/08
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
MBAFFが用いられている場合に、フレームインデックスとフィールドの両方を定義する必要がある。しかしながら、現状のAVC FCD(2002年11月時点)では、インデックス割付に、以下の問題が生じる。
【0039】
まず、MBAFFを用いる場合には、インデックスとして、フレーム予測符号化を行なうMacroblock Pair用のフレームインデックス、およびフィールド予測符号化を行なうMacroblock Pair用のTopフィールドMacroblock用のTopフィールドインデックス、およびBottomフィールドMacroblock用のBottomフィールドインデックスの3種類を生成する必要がある。
【0040】
ここで、MBAFFが用いられている場合のインデックスの順番を入れ替える操作については、AVC FCDについては、以下の点で問題がある。
【0041】
現状のAVC FCDでは、インデックス順番並べ替えのパラメータとして、一種類しか用意されていない。しかしながら、MBAFFの場合、管理すべきインデックスとして、フレームインデックス、Topフィールドインデックス、Bottomフィールドインデックスの3種類ある。このことから、共有のインデックス順番並べ替えパラメータから、フレームインデックス、Topフィールドインデックス、Bottomフィールドインデックスを提供する手段を実現しなければならない。現在の定義どおり、フレーム、topフィールド、bottomフィールドの各インデックスに、ただ一種類与えられた、インデックス順番並べ替えのパラメータをそれぞれ独立に作用させた場合、特にdanglingフィールド等が存在する場合にインデックス順番入れ替えが破綻することがあった。
【0042】
例えば、図10の例で示したインデックス順番並べ替えのパラメータをフィールドインデックスに作用させた場合、動作が破綻することを図14に示す。すなわち、図14のフレームメモリの蓄積画像状態171は、図10の蓄積画像状態131と同一である。この場合に図10のインデックス順番並べ替えのパラメータ134と同一のパラメータ174をデフォルトのフィールドインデックス173に作用させる。すなわち、以下のパラメータを作用させる。
・Ref#idx#reordeing#flag#l0=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=0
・Abs#diff#pic#num#minus1=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=0
・Abs#diff#pic#num#minus1=4
・Remapping#of#pic#nums#idc=1
・Abs#diff#pic#num#minus1=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=3
その結果が図14のフィールドインデックス175である。ここで問題となるのはフィールドのPicture Number7にインデックス2番が割当てられることである。Picture Number7番はメモリ上に存在しないため、インデックスを割り振るのは適当でない。
【0043】
また、別の問題点としては、AVC FCDでは、各フレームの参照画像に適当な係数を乗じた値を予測に用いるWeighted Predictionという機能が定義されている。このWeighted Predictionにおいては、参照画像に乗じる係数はフレームに対して用意されている。このことから、MBAFFの場合には、フレームインデックス/フィールドインデックスから共通のパラメータにアクセスできるよう、インデックスを変換する機構を設ける必要がある。
【0044】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、上記の問題を解決するものである。
【0045】
本発明においては、フィールド画像を符号化する動画像符号化方法において、図15に構成を示したとおり、連続するTopフィールドとBottomフィールドの2枚のフィールド画像から構成されるフレーム参照画像、あるいはTopフィールドかBottomフィールドのいずれか一枚から構成されるフィールド参照画像を複数蓄積する参照画像蓄積手段181と、前記参照画像蓄積手段に蓄積された参照画像の情報を表す蓄積画像情報を参照して、蓄積された参照画像にマスターインデックスを割当てるマスターインデックス割当て手段182と、前記マスターインデックス割当て手段により割当てられたマスターインデックスと、前記蓄積画像情報を参照して、フレーム予測のインデックスであるフレームインデックスを参照画像蓄積手段に蓄積されたフレーム参照画像に割当てるフレームインデックス割当て手段183と、前記マスターインデックス割当て手段により割当てられたマスターインデックスと、前記蓄積画像情報を参照して、topフィールド予測用のtopフィールドインデックスと、bottomフィールド予測用のbottomフィールドインデックスとを参照画像蓄積手段に蓄積されたフィールド参照画像に割当てるフィールドインデックス割当て手段184とを有し、符号化に用いるフレームあるいはフィールドを前記フレームインデックス乃至はtopフィールドインデックス乃至はbottomフィールドインデックスを用いて特定し符号化する。(請求項1)。
【0046】
マスターインデックス割当て手段は、図16に示した通り、蓄積画像情報から、マスターインデックスの初期値を生成するマスターインデックス初期値生成手段190と、マスターインデックス変更要求情報が存在した場合に、それに応じてマスターインデックスの初期値を変更するマスターインデックス変更手段191から構成される.マスターインデックス変更要求情報が存在しない場合にはマスターインデックスの初期値を出力し、マスターインデックス変更要求情報が存在した場合には、マスターインデックス変更手段で変更されたマスターインデックスを出力する。(請求項2)。
【0047】
蓄積画像情報は、蓄積されたフレームの番号とtopフィールドが使用可かどうかを示す状態と、bottomフィールドが使用可かどうかを示す状態から構成される。(請求項3)。
【0048】
フレームインデックス割当て手段は、マスターインデックスが割当てられた各参照画像の蓄積画像状態をマスターインデックスが昇順となるよう参照し、トップフィールドとボトムフィールドの両方とも使用可の場合のみ、その参照画像にフレームインデックスを昇順に割当てる(請求項4)。
【0049】
フィールドインデックス割当て手段は、マスターインデックスが割当てられた各参照画像の蓄積画像状態を、マスターインデックスが昇順となるように参照し、トップフィールドとボトムフィールドの両方が使用可の場合には、トップフィールドインデックスに対してはトップフィールド、ボトムフィールドの順番に、ボトムフィールドインデックスに対しては、ボトムフィールド、トップフィールドの順番に、それぞれ昇順でインデックスを割当て、トップフィールドあるいはボトムフィールドの一方しか使用可で無い場合には、トップフィールドインデックス及びボトムフィールドインデックスとも同一のインデックスを昇順に割当てる(請求項5)。
【0050】
また図17に示したとおり、フレームインデックスから、そのフレームインデックスが指し示すフレームが属する参照画像のマスターインデックスを求めるフレームインデックス用マスターインデックス取得手段200を備え,さらにトップフィールドインデックス、あるいはボトムフィールドインデックスから、その各インデックスが指し示すフィールドが属する参照画像のマスターインデックスを求めるフィールドインデックス用マスターインデックス取得手段201をさらに有する。(請求項6)(請求項7)。
【0051】
本発明の動画像復号化方法(請求項8乃至請求項14)は、上記構成の動画像符号化方法によって符号化された情報を復号化する。本発明の動画像復号化装置の構成および動作は、基本的に、上記動画像符号化方法と同じである。
【0052】
【発明の実施の形態】
図15乃部図18を参照して、本発明によるMBAFF時のフレームインデックス、topフィールドインデックス、bottomフィールドインデックスの割り付け方法の実施例を示す。
【0053】
まず、図15の参照画像蓄積手段181に蓄積された参照画像の画像蓄積情報(図18の画像蓄積情報211)を用いてマスターインデックス割り当て手段182での、マスターインデックスの生成方法の実施例について説明する。これは、図18のデフォルトのマスターインデックス214をマスターインデックス入れ替え処理215を施す事でマスターインデックス216を生成する処理がマスターインデックス割り当て手段182での処理に相当する。
【0054】
まず、上記の画像蓄積情報(図18の211)がマスターインデックス割り当て手段182に入力される。マスターインデックス割り当て手段182では、画像蓄積情報(211)がマスターインデックス初期値生成手段190に入力される。このマスタインデックス生成手段190の出力は図18のデフォルトのマスターインデックス214となる。マスターインデックス初期値生成手段190では、フレーム用Picture Numberを降順に参照していく。そして、Topフィールド、あるいはBottomフィールドの一方が「可」の状態のフレームの場合、そのフレームが持つフレーム用にフィールドインデックスを割当てていく。そして、214に示したようにマスターインデックスと蓄積されたフレームのフレーム用Picture Number212が関連付けられる。
【0055】
次に、マスタインデックス変更手段191では、マスターインデックスの変更要求情報を用いて、デフォルトのマスタインデックス214を変更する。本実施例の場合、マスタインデックス変更要求情報は、ステップ215において、以下のパラメータに基づいて行なわれる。
・Ref#idx#reordeing#flag#l0=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=0
・Abs#diff#pic#num#minus1=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=0
・Abs#diff#pic#num#minus1=4
・Remapping#of#pic#nums#idc=1
・Abs#diff#pic#num#minus1=1
・Remapping#of#pic#nums#idc=3
作用の方法については、図9の従来例で示した通りである。そしてその処理の結果、図18のマスターインデックス216を取得する。
【0056】
次にフレームインデックス割当て手段183では、画像蓄積情報(図18の211)とマスターインデックス216からフレームインデックス217を生成する。フレームインデックス217は、マスターインデックスを昇順に参照したフレームの画像蓄積情報211を順番に参照し、Topフィールド及びBottomフィールドの両方とも「可」の場合のみ、そのフレームにインデックスを昇順に割当てていく。このフレームインデックスの初期値は0である。その結果、フレームインデックス217を得る。
【0057】
最後にフィールドインデックス割当て手段184では、画像蓄積情報211とマスターインデックス216からTopフィールドインデックス218とBottomフィールドインデック219を生成する。
【0058】
まず、Topフィールドインデックス218は、まず、マスターインデックス216が昇順となるフレーム順番で、画像蓄積情報211を参照する。そして各フレームにおいては、Topフィールド、及びBottomフィールドの順番にフィールドの状態を参照し、それぞれのフィールドが「可」の状態のときには、そのフィールドにTopフィールドインデックスを昇順に割当てていく。その結果、Topフィールドインデックス218を得る。
【0059】
次に、Bottomフィールドインデックス219は、まず、マスターインデックス216が昇順となるフレーム順番で、画像蓄積情報211を参照する。そして各フレームにおいては、Bottomフィールド、及びTopフィールドの順番にフィールドの状態を参照し、それぞれのフィールドが「可」の状態のときには、そのフィールドにBottomフィールドインデックスを昇順に割当てていく。その結果、Bottomフィールドインデックス219を得る。
【0060】
このようにして割当てたフレームインデックス217、Topフィールドインデックス218、Bottomフィールドインデックス219については、参照画像として使用するフレームあるいはフィールドのみに効率的にインデックスが割当てられている。よって、図14で説明したように、従来問題となった、使用不可のフィールド等にフィールド用のインデックスが割当てられることがなくなる。その結果、用意すべきシンボル数が削減できるので、情報量の削減が実現される。
【0061】
図17乃至図20はフレームインデックス用マスターインデックス取得手段200及びフィールドインデックス用マスターインデックス取得手段201の実施例である。まず、フレームインデックス用マスターインデックス取得手段200では、図15乃至図18の処理で得られたフレームインデックス217から図18のマスターインデックス216を求める手段を図示している。図17及び図19において、フレームインデックス入力217が与えられた場合には、対応するマスターインデックス216を選択し、出力する。例えば、フレームインデックスとして1が入力された場合には、マスターインデックスとして1を出力する。
【0062】
また、フィールドインデックス用マスターインデックス取得手段201では、、図15乃至図18の処理で得られたTopフィールドインデックス218、Bottomフィールドインデックス219から図18のマスターインデックス216を求める手段を図示している。図17及び図20において、Topフィールドインデックス入力218、あるいはBottomフィールドインデックス219が与えられた場合には、対応するマスターインデックス216を選択し、出力する。ここで、同一フレーム内では、TopフィールドインデックスとBottomフィールドインデックスは、フィールドが2枚とも使用可の場合には、入れ替えた状態となっており、一枚のフィールドしか使えない場合には、両者の値は同一となっていることから、フレームインデックス用マスターインデックス取得手段はTopフィールド用とBottomフィールド用を区別する必要が無い。具体的な作用としては、Topフィールドインデックスとして3が入力された場合には、マスターインデックスとして1を出力する。
【0063】
そして図19、図20の場合とも、算出されたマスターインデックスから、そのマスターインデックスが対応するPicture Number212に関連付けられた情報を参照することができ、この結果、フレームインデックス、Topフィールドインデックス、Bottomフィールドインデックスから、対応するフレーム/フィールドが属する画像の情報を参照することが可能となる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、ブロック単位でフレーム予測符号化とフィールド予測符号化を切り替え可能でかつ複数の予測用の参照画像が使用可能な動画像符号化方法において、参照画像を指し示すインデックスの割り付けを効率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレーム間予測符号可装置のブロック図
【図2】輝度、色差の各画素の位置と、それらが属するフィールドを説明する図
【図3】フィールド画像における輝度、色差の各画素の垂直方向の字空間位置を説明する図
【図4】フレーム符号化モード時にフィールドとフレームの関係を説明する図
【図5】フレーム間予測符号化モード時の予測方法を説明する図
【図6】フィールド間予測モード時の予測方法を説明する図
【図7】フレーム予測符号化モード時の参照画像とフレームインデックスの関係を説明する図
【図8】フィールド予測符号化モード時の参照画像とフレームインデックスの関係を説明する図
【図9】AVC FCDで規定されているフレームインデックスの変更方法を説明する図
【図10】AVC FCDで規定しているフレーム予測符号化時のフレームインデックスの割り付け方法を説明する図
【図11】AVC FCDで規定しているフィールド予測符号化時のTopフィールドインデックスの割り付け方法を説明する図
【図12】Macroblock Adaptive Frame Field符号化有効時の符号化単位と Macroblock Pairを説明する図
【図13】Macroblock Pairの符号化モードによる各Macroblockの画素構成を説明する図
【図14】従来例の問題点を示す図
【図15】本発明の構成を示す図
【図16】本発明におけるマスターインデックス割当て手段を説明する図
【図17】本発明におけるフレームインデックス用マスターインデックス取得手段とフィールドインデックス用マスターインデックス取得手段を説明する図
【図18】本発明によるフレームインデックス・Topフィールドインデックス、Bottomフィールドインデックスの割当方法の実施例を説明する図
【図19】フレームインデックス用マスターインデックス取得手段の実施例を説明する図
【図20】フィールドインデックス用マスターインデックス取得手段の実施例を説明する図
【符号の説明】
31 直交変換手段
32 量子化手段
33 逆量子化手段
34 逆直交変換手段
35 復号画像生成手段
36 復号画像記憶手段
37 動きベクトル計算手段
38 予測画像生成手段
39 予測誤差信号生成手段
40 係数エントロピー符号化手段
41 動きベクトルエントロピー符号化手段
42 多重化手段
50a−50d Top Field輝度第1,3,5,7ライン
51a−51d Bottom Field輝度第2,4,6,8ライン
52a−52b Top Field色差第1,3ライン
53a−53b Bottom Field色差第2,4ライン
64a−64c Top Field
65a−65c Bottom Field
81 Frame#1輝度成分
82 Frame#2輝度成分
84a−84c Frame#1〜#3
90 同パリティフィールド間予測
91 異パリティフィールド間予測
94a−94b Top Field
95a−95b Bottom Field
100 符号化対象画像
101a−101c 符号化対象のマクロブロックの動きベクトル
102a−102c 符号化対象のマクロブロック
103a−103e 蓄積された参照画像
110a−110b 符号化対象画像のTopフィールドとBottomフィールド
111a−111c 符号化対象のマクロブロックの動きベクトル
112a−112c 符号化対象のマクロブロック
113a−113e 蓄積された参照画像
120 初期化ステップ
121 Ref#Idex#reordering#flag取得ステップ
122 Ref#Idex#reordering#flag判定
123 Remapping#of#pic#nums#idc取得ステップ
124 Short Term バッファ用入れ替ええステップ
125 Long Term バッファ用入れ替えステップ
126 終了ステップ
131 蓄積画像情報
132 フレーム用Picture Number
133 デフォルトのフレームインデックス
134 インデックス入れ替え処理
145 フレームインデックス
141 蓄積画像情報
142 フィールド用Picture Number
143 デフォルトのTopフィールドインデックス
144 インデックス入れ替え処理
145 Topフィールドインデックス
150 符号化フレーム
151 Macroblock Pair
160 フレーム予測モード時の第一のマクロブロック
161 フレーム予測モード時の第ニのマクロブロック
162 フィールド予測モード時の第一のマクロブロック
163 フィールド予測モード時の第ニのマクロブロック
171 蓄積画像情報
172 フィールド用Picture Number
173 デフォルトのTopフィールドインデックス
174 インデックス入れ替え処理
175 Topフィールドインデックス
180 復号されたフィールド/フレーム
181 参照画像蓄積手段
182 マスターインデックス割当て手段
183 フレームインデックス割当て手段
184 フィールドインデックス割当て手段
190 マスターインデックス初期値生成手段
191 マスターインデックス変更手段
200 フレームインデックス用マスターインデックス取得手段
201 フィールドインデックス用マスターインデックス取得手段
211 蓄積画像情報
212 フィールド用Picture Number
213 フレーム用Picture number
214 デフォルトのマスターインデックス
215 マスターインデックス入れ替え処理
216 マスターインデックス(216)
217 フレームインデックス
218 Topフィールドインデックス
219 Bottomフィールドインデックス

Claims (14)

  1. フィールド画像を符号化する動画像符号化方法において、
    連続するTopフィールドとBottomフィールドの2枚から構成されるフレーム参照画像、あるいはTopフィールドかBottomフィールドのいずれか一枚から構成されるフィールド参照画像を複数蓄積する参照画像蓄積手段と、
    前記参照画像蓄積手段に蓄積された画像の情報を表す蓄積画像情報を参照して、蓄積された参照画像にマスターインデックスを割当てるマスターインデックス割当て手段と、
    前記マスターインデックス割当て手段により割当てられたマスターインデックスと、前記蓄積画像情報を参照して、フレーム予測のインデックスであるフレームインデックスを参照画像蓄積手段に蓄積されたフレーム参照画像に割当てるフレームインデックス割当て手段と、
    前記マスターインデックス割当て手段により割当てられたマスターインデックスと、前記蓄積画像情報を参照して、topフィールド予測用のtopフィールドインデックスと、bottomフィールド予測用のbottomフィールドインデックスとを参照画像蓄積手段に蓄積されたフィールド参照画像に割当てるフィールドインデックス割当て手段とを有し、
    符号化に用いるフレーム参照画像あるいはフィールド参照画像を前記フレームインデックス乃至はtopフィールドインデックス乃至はbottomフィールドインデックスを用いて特定し符号化することを特徴とする動画像符号化方法。
  2. 前記マスターインデックス割当て手段は、
    参照画像の蓄積状態から、マスターインデックスの初期値を生成するマスターインデックス初期値生成手段と、
    マスターインデックス変更要求情報が存在した場合に、それに応じてマスターインデックスの初期値を変更するマスターインデックス変更手段から構成され、
    マスターインデックス変更要求情報が存在しない場合にはマスターインデックスの初期値を出力し、マスターインデックス変更要求情報が存在した場合には、マスターインデックス変更手段で変更されたマスターインデックスを出力することを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化方法。
  3. 前記蓄積画像情報は、蓄積された複数のフレームの番号とtopフィールドが使用可かどうかを示す状態と、bottomフィールドが使用可かどうかを示す状態から構成されることを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化方法。
  4. 前記フレームインデックス割当て手段は、前記マスターインデックス割当て手段によりマスターインデックスが割当てられた各参照画像の前記蓄積画像状態をマスターインデックスが昇順となるよう参照し、topフィールドとbottomフィールドの両方とも使用可の場合のみ、その参照画像にフレームインデックスを昇順に割当てることを特徴とする請求項3に記載の動画像符号化方法。
  5. 前記フィールドインデックス割当て手段は、前記マスターインデックス割当て手段によりマスターインデックスが割当てられた各参照画像の前記蓄積画像状態を、マスターインデックスが昇順となるように参照し、topフィールドとbottomフィールドの両方が使用可の場合には、topフィールドインデックスに対してはtopフィールド、bottomフィールドの順番に、bottomフィールドインデックスに対しては、bottomフィールド、topフィールドの順番に、それぞれ昇順でインデックスを割当て、topフィールドあるいはbottomフィールドの一方しか使用可で無い場合には、topフィールドインデックス及びbottomフィールドインデックスとも同一のインデックスを昇順に割当てることを特徴とする請求項3に記載の動画像符号化方法。
  6. フレームインデックスから、そのフレームインデックスが指し示すフレームが属する参照画像のマスターインデックスを求めるフレームインデックス用マスターインデックス取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化方法。
  7. topフィールドインデックス、あるいはbottomフィールドインデックスから、その各インデックスが指し示すフィールドが属する参照画像のマスターインデックスを求めるフィールドインデックス用マスターインデックス取得手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の動画像符号化方法。
  8. フィールド画像を符号化する動画像復号方法において、
    連続するTopフィールドとBottomフィールドの2枚のフィールド参照画像、あるいはTopフィールドかBottomフィールドのいずれか一枚から構成される参照画像を複数蓄積する参照画像蓄積手段と、
    前記参照画像蓄積手段に蓄積された参照画像の情報を表す蓄積画像情報を参照して、蓄積された参照画像にマスターインデックスを割当てるマスターインデックス割当て手段と、
    前記マスターインデックス割当て手段により割当てられたマスターインデックスと、前記蓄積画像情報を参照して、フレーム予測のインデックスであるフレームインデックスを参照画像蓄積手段に蓄積されたフレームに割当てるフレームインデックス割当て手段と、
    前記マスターインデックス割当て手段により割当てられたマスターインデックスと、前記蓄積画像情報を参照して、topフィールド予測用のtopフィールドインデックスと、bottomフィールド予測用のbottomフィールドインデックスとを参照画像蓄積手段に蓄積されたフィールド参照画像に割当てるフィールドインデックス割当て手段とを有し、
    復号されたフレームインデックス乃至はtopフィールドインデックス乃至はbottomフィールドインデックスを用いて、復号に用いるフレームあるいはフィールドを特定し復号することを特徴とする動画像復号方法。
  9. 前記マスターインデックス割当て手段は、
    参照画像の蓄積状態から、マスターインデックスの初期値を生成するマスターインデックス初期値生成手段と、
    マスターインデックス変更要求情報が存在した場合に、それに応じてマスターインデックスの初期値を変更するマスターインデックス変更手段から構成され、
    マスターインデックス変更要求情報が存在しない場合にはマスターインデックスの初期値を出力し、マスターインデックス変更要求情報が存在した場合には、マスターインデックス変更手段で変更されたマスターインデックスを出力することを特徴とする請求項8に記載の動画像復号方法。
  10. 前記蓄積画像情は、蓄積されたフレームの番号とtopフィールドが使用可かどうかを示す状態と、bottomフィールドが使用可かどうかを示す状態から構成されることを特徴とする請求項8に記載の動画像復号方法。
  11. 前記フレームインデックス割当て手段は、前記マスターインデックス割当て手段によりマスターインデックスが割当てられた各参照画像の前記蓄積画像状態をマスターインデックスが昇順となるよう参照し、topフィールドとbottomフィールドの両方とも使用可の場合のみ、その参照画像にフレームインデックスを昇順に割当てることを特徴とする請求項10に記載の動画像復号方法。
  12. 前記フィールドインデックス割当て手段は、前記マスターインデックス割当て手段によりマスターインデックスが割当てられた各参照画像の前記蓄積画像状態を、マスターインデックスが昇順となるように参照し、topフィールドとbottomフィールドの両方が使用可の場合には、topフィールドインデックスに対してはtopフィールド、bottomフィールドの順番に、bottomフィールドインデックスに対しては、bottomフィールド、topフィールドの順番に、それぞれ昇順でインデックスを割当て、topフィールドあるいはbottomフィールドの一方しか使用可で無い場合には、topフィールドインデックス及びbottomフィールドインデックスとも同一のインデックスを昇順に割当てることを特徴とする請求項10に記載の動画像復号方法。
  13. フレームインデックスから、そのフレームインデックスが指し示すフレームが属する参照画像のマスターインデックスを求めるフレームインデックス用マスターインデックス取得手段をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の動画像復号方法。
  14. topフィールドインデックス、あるいはbottomフィールドインデックスから、その各インデックスが指し示すフィールドが属する参照画像のマスターインデックスを求めるフィールドインデックス用マスターインデックス取得手段をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の動画像復号方法。
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