JP2004184406A - 測定ユニットと、それに用いる仕切り部材と、仕切り部材を成型する金型と、仕切り部材の製造方法 - Google Patents

測定ユニットと、それに用いる仕切り部材と、仕切り部材を成型する金型と、仕切り部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製作の容易な仕切り部材を用いて高精度の粒子測定を可能にすること。
【解決手段】試料分析装置に離脱可能に接続される測定ユニットであって、試料を通過させる第1流路を有する第1部材と、試料を通過させる第2流路を有する第2部材と、試料を第1流路から第2流路へ通過させる孔を有する仕切り部材とを備え、仕切り部材は前記孔を有する本体と、その孔を囲んで本体から突出する突出部とを備える。
【選択図】図10

Description

この発明は、測定ユニットと、それに用いる仕切り部材と、仕切り部材を成型する金型と、仕切り部材の製造方法に関する。
この発明に関連する背景技術としては、次のようなものが知られている。
粒子懸濁液を微細孔に流し、懸濁液と粒子との電気インピーダンスの差に基づく電気的変化により粒子の個数を計測する方式(電気抵抗式)の粒子計数装置に組み込まれる粒子検出器に用いられるペレットにおいて、電気的絶縁性プラスチックのシートまたはフィルムにエキシマレーザアブレーション加工により1個または複数個の微細孔が形成され、そのシートまたはフィルムが各微細孔を中心にして所定形状に形成されてなる粒子検出器用ペレット(例えば、特許文献1参照)。
中心部にオリフィスを有し、このオリフィスの両側に、オリフィスと同軸にすり鉢状の傾斜部を有すると共に、これらの傾斜部の背面間に1以上の補強部を有するように一体成形されてなるペレット(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−304265号公報 特開平11−281564号公報
電気伝導性のある液中に懸濁させた粒子の体積と個数を電気的に検知する方法として、粒子懸濁液の流路を微細孔を有する仕切り板(ペレット)で仕切り、微細孔を通過する際に生じる電気抵抗の変動を検出する電気抵抗法が知られている。
そして、抵抗の変化分ΔRと粒子の体積Vpは、
ΔR=(ρ0/S2)Vp……(1)
という関係を有する。ここでρ0は液体の電気抵抗、Sは微細孔の断面積である。従って、粒子の体積Vpを式(1)に基づいて精度よく求めるためには、微細孔を寸法的に高精度で、かつ再現性よく仕切り板に穿孔することが必要となる。
そのため従来は、仕切り板を人造ルビーやサファイアで製作し、レーザ加工によって微細孔を穿孔するようにしている。しかしながら、人造ルビーやサファイアは硬質の材料であるため、加工が容易でない。
そこで、このような硬質材料よりも加工性の良い軟質材料を用いて製作したものや、さらに構造的な工夫を加えてその強度を補強するようにしたものが検討されているが、その性能はまだ十分なものとはいえず、電気抵抗法による測定に用いても満足な測定結果を得ることが難しいという問題があった。
この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、軟質材料によって製作した仕切り部材を用いて精度よく粒子測定が可能な測定ユニットと、それに用いる仕切り部材とその仕切り部材を成型する金型と、仕切り部材の製造方法とを提供するものである。
この発明は、試料分析装置に離脱可能に接続される測定ユニットであって、試料を通過させる第1流路を有する第1部材と、試料を通過させる第2流路を有する第2部材と、試料を第1流路から第2流路へ通過させる孔を有する仕切り部材とを備え、仕切り部材は前記孔を有する本体と、その孔を囲んで本体から突出する突出部とを備える測定ユニットを提供するものである。
この発明によれば、仕切り部材は孔を囲んで本体から突出する突出部を備えるので、試料は確実に孔を通過して第1流路から第2流路へと移動する。従って、この発明の測定ユニットを使用して試料の分析を行った場合、精度がよい。
この測定ユニットは、例えば、次のような好ましい種々の形態を有することができる。
(1)第1および第2部材の一方は凸部を有し、突出部が孔を囲んで形成する空間にその凸部が嵌入される。
(2)第1および第2部材の一方は、仕切り部材を受け入れるための第1凹部を有する。
(3)突出部はリング形状である。
(4)突出部は孔と同軸の円周上に位置する。
(5)突出部は孔の軸の方向に突出する。
(6)本体は円盤形状である。
(7)孔は本体の中心に形成される。
(8)本体は第2凹部を有し、孔が第2凹部の中に設けられる。
(9)本体は表面と裏面を有し、突出部と第2凹部が表面に設けられる。
(10)本体は表面と裏面を有し、突出部が表面に設けられ、仕切り部材は、本体に傷がつくことを防止するための傷防止部を裏面に備える。
(11)本体と突出部は樹脂からなり、一体的に形成される。
(12)第1および第2流路は、孔と同軸の部分を有する。
(13)第1および第2流路にそれぞれ設けられる第1および第2電極をさらに備える。
検出器は、試料分析装置に着脱可能に接続される測定ユニットを含んでもよいし、試料分析装置に予め組み込まれた検出器であってもよい。
この発明は、別の観点から、試料から信号を検出するための検出器に設けられた仕切り部材であって、試料を通過させる孔を有する本体と、孔を囲んで本体から突出する突出部とを備える仕切り部材を提供するものである。
この発明の仕切り部材によれば、孔を囲んで本体から突出する突出部を備えるので試料が確実に孔を通過し、検出器による信号の検出が確実に行われる。
この仕切り部材は、例えば、次のような好ましい種々の形態を有することができる。
(1)突出部はリング形状である。
(2)突出部は孔と同軸の円周上に位置する。
(3)突出部は孔の軸の方向に突出する。
(4)本体は円盤形状である。
(5)孔は本体の中心に形成される。
(6)本体は凹部を有し、孔が凹部の中に設けられる。
(7)本体は表面と裏面を有し、突出部と凹部が表面に設けられる。
(8)本体は表面と裏面を有し、突出部が表面に設けられ、本体に傷がつくことを防止するための傷防止部を裏面に備える。
(9)本体と突出部は樹脂からなり、一体的に形成される。
(10)本体と突出部と傷防止部とは樹脂からなり、一体的に形成される。
(11)突出部はリング形状で、その内径が先端縁から基端縁へ小さくなるように内壁がテーパ−状に形成される。
(12)傷防止部はリング状で本体から突出する。
(13)傷防止部は、その内径が先端縁から基端縁へ小さくなるように内壁がテーパ−状に形成される。
(14)試料が血液試料である。
さらに別の観点から、この発明は、試料を通過させる孔を有する仕切り部材を成型するための一対の型であって、前記孔に対応する形状のコアピンを有する雄型と、仕切り部材に対応する形状のキャビティを有する雌型とを備え、雌型は、キャビティ内のガスを放出するためにキャビティから雌型の外部へ通じる通気孔を有し、キャビティはコアピンに対向する位置に通気孔の入口を備える一対の型を提供するものである。
この発明の一対の型を使用すれば、仕切り部材を高精度に、しかも安価に製造することができる。
この発明の一対の型は、例えば、次のような好ましい種々の形態を有することができる。
(1)通気孔の入口は、内径がコアピンの外径よりも小さい。
(2)通気孔の入口は、コアピンと同軸である。
(3)雌型はキャビティの中心に埋設されたピンを備え、前記通気孔がピンに形成される。
(4)雌型は仕切り部材の材料をキャビティに注入するための材料流路を備える。
(5)材料流路は、雌型の外部から材料を受入れるためのスプルーと、スプル−に接続された第1および第2ランナーと、第1および第2のランナーに接続されたゲートとを備え、受入れた材料が第1および第2ランナーとゲートを介してスプルーからキャビティへ搬入される。
(6)ゲートは、第1および第2のランナーに接続されるリング状の第1ゲートと、一端が第1ゲートに接続され他端がキャビティに接続される複数の第2ゲートとを備える。
(7)複数の第2ゲートは、第1ゲートに移送された材料を複数方向から均等にキャビティに搬入するようになっている。
(8)材料は樹脂である。
(9)雄型は、仕切り部材の一部に対応する形状の突出部を備える。
さらに別の観点から、この発明は、試料を通過させる孔を有する仕切り部材を成型する方法であって、
(a)孔に対応する形状のコアピンを有する雄型と、仕切り部材に対応する形状のキャビティ−を有する雌型とを組み合わせ、
(b)キャビティに流動化した材料を搬入し、
(c)キャビティ内の材料を固化させ、
(d)雄型と雌型とを開いて固化した材料を取出すステップを備え、ステップ(b)は、雌型の、コアピンに対向する位置からキャビティ内のガスを放出するステップを含む方法を提供するものである。
この発明の方法によれば、仕切り部材を高精度に、しかも安価に製造することができる。
この発明の成型方法は、例えば、次のような好ましい種々の形態を有することができる。
(1)ステップ(b)は、材料を複数の流路に分割して流すステップを含む。
(2)ステップ(b)は、材料を複数方向から均等にキャビティに搬入する。
(3)ステップ(b)は、流動化した材料を50〜150MPaの圧力でキャビティに圧入するステップを含む。
(4)ガスを放出するステップは、コアピンの外径よりも直径の小さい通気孔を介してガスを放出するステップを含む。
(5)ステップ(a)、(b)、(c)および(d)が連続的に行われる。
実施例
以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。これによってこの発明が限定されるものではない。
1.ユニット本体の構成
図1は、この発明の実施例の測定ユニットの上面図、図2は正面図、図3は内部構成を示す斜視図である。
これらの図に示すように、ユニット本体1aは透明な樹脂(例えば、帯電防止剤を混入させたポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂)製の上プレート2aおよび下プレート3aから構成される。ユニット本体1aは試料を受容する容積200μLの細長い試料受容部4aと、希釈液収容部5aを内蔵し試料の定量と流路の切換えを行う回転バルブ6aと、電気抵抗測定部7aと、光学特性測定部7bと、第1、第2および第3ポンプ接続口8a,9a,10aを備える。接続口8a,9a,10aは、それぞれ図38に示すように、下プレート3aの上下に突出するパイプによって形成される。下へ突出するパイプはポンプ接続チューブへ挿入され、上へ突出するパイプは流路12a,14c,15gの液体が接続口8a,9a,10aを介して外へ吸い出されることを防止する。
試料受容部4aは上部に試料注入用開口を有し、その底部は流路11aによって回転バルブ6aに接続されている。また、試料受容部4aは、図37に示すように、その底部にキャピラリー採血管4bを設置してその先端を流路11aの入口に挿入することもできる。ポンプ接続口8aは流路12aによって回転バルブ6aに接続されている。電気抵抗測定部7aおよび光学特性測定部7bは、流路13aを介して回転バルブ6aに、流路14cを介してポンプ接続口9aに、流路15gを介してポンプ接続口10aに接続されている。
詳細は後述するが、流路11a,12aは、試料を試料定量部へ導くための定量用流路を構成する。流路13aは希釈試料を希釈液収容部5aから電気抵抗測定部7aと光学特性測定部7bへ導くための測定用流路を構成する。さらに流路13aと流路14cは定量された試料と希釈液とを撹拌して希釈試料を得るための撹拌流路を構成する。また、流路15gは電気抵抗測定部7aとポンプ接続口10aとを連通し、測定済みの希釈試料を引き込んで貯留するための貯留流路を構成する。
ここで、流路14cは、図3および図38に示すように、ポンプ接続口9aに近づくほど断面積が大きくなるように形成され、内壁に突出部14dを有する。これによって、定量された試料と希釈液とを後述(図30)するように矢印A方向とB方向とに繰り返し移動させて撹拌する際に発生する気泡が、矢印A方向つまり、光学特性測定部7bへ混入することを防止し、光学特性測定時のノイズの発生を防止することができる。
2.回転バルブの構成
図4は回転バルブ6aの上面図、図5は正面図、図6は底面図である。これらの図に示すように、回転バルブ6aは底部が開放された円筒状の外筒16aと、外筒16aの底部から嵌入された有底の内筒17aを備える。内筒17aは上部に開口を有し、底部にフランジ18aを備える。また、外筒16aは上部中央に大気開放用の貫通孔37aを備える。貫通孔37aは図示しないシール部材で密閉され、ユニット本体1aの使用時に開封される。
フランジ18aから下方に2つの突出部19a,20aが突出し、その間に不平行な溝21aを形成する。突出部19a,20aは後述するバルブ駆動源との結合部を構成する。内筒17aが軸を中心に回転するとき、内筒17aの外周面は外筒16aの内周面を摺動できるようになっている。溝21aは、本実施例では、不平行に形成されているが、平行に形成されてもよい。
図7と図8は、それぞれ図5のA−A,B−B矢視断面図、図9は図4のX−X矢視断面図である。
図7に示すように内筒17aは上段に外周面の同一円周上に形成された3つの細長い横溝24a,25a,26aを備え、外筒16aは流路11a,12a,13aにそれぞれ連通する3つの貫通孔27a,28a,29aを備える。
後述するように横溝25aは試料定量部として作用し、横溝24a,26aは流路開閉用溝として作用する。
図8に示すように内筒17aは下段に流路開閉用の2つの貫通孔30a,31aを備える。また、図7〜図9に示すように外筒16aは上段から下段にわたって内周面に形成された軸方向に延びる細長い縦溝32aを備える。
なお、図9に示すように、内筒17aの内側底面は、円錐形に形成されているが、これは、内筒17a内に収容される血液試料と希釈液とのミキシング効率を向上させ、また試料を完全に排出させるためである。これに代って、図11に示すように中央部に円筒形の凸部を設けてもよい。また、図9,図11に示すようにフランジ18aは外周がリング状に上方へ突出しているが、これは、内筒17a側面から液体が万一漏洩したときに、それを貯留させるために設けられたものである。また、外筒16aと内筒17aとの間には、一部すき間が空いている。これは、内筒17aの回転時にステッピングモータ105aにかかる負担を軽減するためである。
3.電気抵抗測定部の構成
図1および図3に示すように、電気抵抗測定部7aは、内部流路15fの垂直部分15dと15eとの間に設けられた円盤状の仕切り部材(以下、ペレットという)33bと、流路15gと15fとの接続部に一端が流路内に他端が上プレート2aの外部に露出するように設けられた電極34aと、流路13aと14cとの接合部分36aに一端が流路内に他端が下プレート3aの外部に露出するように設けられた電極35aから構成される。
図10は電気抵抗測定部7aの要部断面図であり、ペレット33bは垂直部15eに同軸に下プレート3aに形成された円形凹部に嵌め込まれ、垂直部15dに同軸に上プレート2aに形成された円形凸部により押圧されて固定されている。
ペレット33bは中心に微細孔(貫通孔)33cを備え、微細孔33cを通過する電解液の電気抵抗が電極34aと35aによって測定されるようになっている。
また、図10に示すように、流路15fの上壁面(天井面)には複数の溝Vが流路15fの長手方向に平行に形成される。これは、微細孔33cを通過して流路15fへ流れる電解液の気泡を溝Vに滞留させると共にその電解液の流れを整流して安定化させ、電極34aと35aによって測定される測定値のノイズを抑制する。
4.光学特性測定部の構成
図1に示すように光学特性測定部7bは、流路14cのポンプ接続口9aの近くに設けられる。そして、光学特性測定部7bでは図38に示すように、流路14cは測定装置(後述)の発光ダイオード125とフォトダイオード126とがその上下に設けられるように形成され、流路14cに存在する液体の透過光強度が測定されるようになっている。
5.測定装置
図12は、ユニット本体1aを用いて血液試料中の白血球とヘモグロビンを測定する測定装置100aの構成を示すブロック図である。測定装置100aに設けられた直流定電流電源101aはユニット本体1aの電極34aと35aの露出端に着脱可能に接続され、電動シリンジポンプ102a,103a,104aが第1、第2および第3ポンプ接続口8a,9a,10aにそれぞれ着脱可能に接続される。またバルブ6aを駆動するステッピングモータ105aがバルブ6aの底部のフランジ18aに形成された溝21aに係合する図示しない結合部を介してバルブ6aに着脱可能に結合される。
信号処理部106eは制御部106cと演算部106dとを備え、マイクロコンピュータで構成される。制御部106cは入力部107aからの指令を受けて電動シリンジポンプ102a,103a,104a,ステッピングモータ105aおよび発光ダイオード125を駆動させ、演算部106dは電極34a,35aから得られる信号に基づいて白血球数を計数すると共にその粒度を算出し、また、フォトダイオード126から得られる信号に基づいてヘモグロビン量を算出して、その算出結果を表示部108aに表示するようになっている。
また、測定装置100aは信号処理部106eの入出力ポート(インタフェース)109を備え、外部のコンピュータやプリンタ等に対して信号を授受できるようになっている。
6.測定動作
次に、図12に示す測定装置100aの動作を図13〜図15のフローチャートを用いて説明する。なお、図16〜図20は回転バルブ6aの外筒16aに対する内筒17aの回転位置を示し、図16〜図20の(a),(b)はそれぞれ図5のA−A、B−B矢視断面図を表している。
ユニット本体1aでは、回転バルブ6aが、予め定量した1000μLの希釈液(希釈剤と溶血剤の混合液)を希釈液収容部5a内に収容し、外筒16aに対する内筒17aの回転位置は図16に示す位置(初期位置)に設定され、図21に示すように希釈液Lは収容部5a内に収容されている。
そして、図12に示すようにユニット本体1aが測定装置100aに接続され、図21に示すように、10〜150μL程度の全血が試料Bとして注射器やピペットから試料受容部4aに注入される。これに代えて、全血を吸引したキャピラリー採血管を流路11aの入口に挿入してもよい。そして、回転バルブ6aの外筒16aの上面のシール部材が除去され貫通孔37a(図3)が開放される。シール部材の除去は測定装置100aの使用者が行ってもよいし、測定装置100aに貫通針などを設けることによって、シール部材に孔を開けてもよい。
次に、図12の入力部107aから「起動」が指令されると(ステップS1)、ステッピングモータ105aが駆動して、内筒17aが図16の位置から時計方向に角度θ1だけ回転し(ステップS2〜S4)、図17および図22に示す位置に達する。
この時、図17の(a)および図22に示すように流路11aと12aとが横溝25aを介して連通し、定量用流路を形成する。そこで、シリンジポンプ102aが時間T1だけ吸引を行うと(ステップS5〜S7)、試料Bは図23に示すように試料受容部4aから横溝25aを介して流路12aへ移動し、横溝25aを充満させる。
次に、ステッピングモータ105aが駆動して内筒17aが時計方向に角度θ2だけ回転し(ステップS8〜S10)、図18および図24に示す位置に達する。この時、図24に示すように横溝25aの容積(2μL)分の試料が外筒16aの内周面によって切り取られて定量される。
それと共に、図18の(a)と(b)に示すように流路13aが横溝26a、縦溝32aおよび貫通孔31aを介して希釈液収容部5aの底部と連通する。
そこで、シリンジポンプ103aが時間T2だけ吸引を行うと(ステップS11〜S13)、希釈液収容部5aの希釈液Lは図25に示すように流路13aと14cへ引き込まれる。ここで、発光ダイオード125が点灯し、フォトダイオード126により希釈液の透過光強度(ブランク値)が測定される(ステップS13a)。次に、シリンジポンプ103aが時間T3だけ吐出を行うと(ステップS13b〜13d)、希釈液Lは図26に示すように希釈液収容部5aへ戻される。
次に、ステッピングモータ105aが駆動して内筒17aが角度θ3だけ回転し(ステップS14〜S16)、図19に示す位置に達する。
この時、図19の(a)と(b)および図27に示すように流路13aが横溝25a、縦溝32aおよび貫通孔30aを介して希釈液収容部5aの底部と連通し、攪拌用流路を形成する。それと共に、図19の(a)に示すように流路11aは横溝24aを介して流路12aと連通する。
そこで、シリンジポンプ103aが時間T4だけさらに吸引動作を行うと(ステップS17〜S19)、希釈液収容部5aの希釈液Lは図28に示すように横溝25a内の定量された試料と共に流路13aへ引き込まれる(ステップS17〜S19)。
次に、シリンジポンプ103aが吐出動作を時間T5だけ行うと図29に示すように試料と希釈液が再び希釈液収容部5aへ戻される(ステップS20〜S22)。
次に、シリンジポンプ103aが時間T6の吸引動作と時間T7の吐出動作をn回くり返し、図30に示すように希釈液と試料とを流路13a,14cと希釈液収容部5aとの間を矢印A,B方向に往復させる(ステップS23〜S29)。それによって、希釈液と試料とが十分に撹拌・混合され、500倍の希釈試料が調製されて、図31に示すように希釈液収容部5aに収容される。
次に、シリンジポンプ103aが時間T8だけ吸引動作を行うと、図32に示すように希釈試料は希釈液収容部5aから流路13a,14cに引き込まれる(ステップS30〜S32)。ここで、フォトダイオード126が発光ダイオード125からの光を受光することにより、希釈試料の透過光強度が測定される(ステップS32a)。
次に、シリンジポンプ103aが時間T8aだけ吐出動作を行うと、希釈試料は図33に示すように希釈液収容部5aへ戻る(ステップS32b〜S32d)。
次に、シリンジポンプ104aが時間T9だけ吸引動作を行うと、希釈試料が図34に示すように希釈液収容部5aから流路13a、ペレット33bおよび流路15gを介してつまり、測定用流路を介してシリンジポンプ104aの方向へ吸引されるので、この期間に信号処理部106eは電極34aと35a間の電気抵抗を測定する(ステップS33〜S36)。
次にシリンジポンプ102aが時間T10だけ吸引動作を行うと、図35に示すように試料受容部4aに残留していた試料が全て流路12a内へ収容される(ステップS37〜S39)。一方、希釈液収容部5aの希釈試料もステップS33〜S36において全て流路13a,14c,15gへ収容される。
次にステッピングモータ105aが駆動して内筒17aが時計方向に角度θ4だけ回転し(ステップS40〜S42)、図20に示す位置に達する。それによって、図36に示すように流路11aと流路12aとの間が遮断される。
以上の工程によって測定動作は完了し、残余試料は流路12a内に保持され、希釈試料も流路13a,14c,15g内に保持される。そこで、ユニット本体1aは回転バルブ6aの上部の貫通孔37aが再び封止された後、測定装置100aから取りはずされて廃棄される(ステップS43)。ユニット本体1aは使用後に廃棄されるため、使用者は安全にかつ、衛生的に試料の測定を行うことができる。
7.白血球とヘモグロビンの測定
図10に示すように、微細孔33cを有するペレット33bで仕切られた希釈試料に直流定電流電源101a(図12)から電極34aと35aを介して定電流が供給されると、電極34aと35a間の抵抗は、希釈試料の液体成分の固有抵抗に依存するが、微細孔33cとその近傍に存在する液体成分が形成する抵抗により決定され、主として微細孔33cの直径と長さに支配される。
微細孔33cを白血球が通過すると、その体積分だけ液体成分が除去されるので電極34aと35a間の電気抵抗が変動し、その変動分を電極34aと35a間に発生するパルス電圧として検出できる。
従って、演算部106dはこのパルスの数から白血球数を計数する。また、パルス高さは粒子の体積に比例するので、演算部106dはパルス高さを検出して、白血球の球相当径を算出して粒度分布図を作成する。
また、演算部106dは、光学特性測定部7b(図1)で得られた希釈液の透過光強度(ブランク値)と希釈試料の透過光強度から希釈試料の吸光度を公知の方法で求め、求めた吸光度からヘモグロビン量を算出する。
8.電気抵抗測定部のペレット(仕切り部材)33bの構造
図39は、図10に示すペレット33bの拡大図である。
同図に示すように、ペレット33bは、外径D1、厚さL1の円盤状のペレット本体33aと、その上面周縁に隆起する高さL2、厚さL4のリング状の突出部33dから一体的に形成されている。つまり、ペレット33bは、微細孔33cを有するペレット本体33aと、微細孔33cを囲んでペレット本体33aから微細孔33aの軸方向へ突出するリング状の突出部33dを備える。ペレット本体33aは、中心に形成された直径D2、深さL3の円形凹部33eと、その中心を貫通する直径D3の微細孔33cとを有する。なお、微細孔33cの長さ(L1−L3)は、D3の1.2〜1.3倍に設定される。
ここで、L1=0.3mm、L2=1.4mm、L3=0.17mm、L4=1mm、D1=6mm、D2=1.1mm、D3=0.1mmである。なお、ペレット33bの材料としては樹脂を使用することができ、熱可塑性樹脂,熱硬化性樹脂のいずれを用いてもよい。
このような構成を有するペレット33bは、外周面の実質的な厚さが突出部33dによりL2=1.4mmだけ厚くなっている。ペレット33bの突出部33dに囲まれて形成される空間および円形凹部33eに、図10に示すように上プレート2aの円形凸部が嵌入し、ペレット33bは下プレート3aの円形凹部に圧入されて確実に固着される。すなわち、突出部33dは、上プレート2aの円形凸部と下プレート3aの円形凹部に挟まれる。従って、接着剤は不要である。また、突出部33dがペレット本体33aの曲げ剛性を高めるように働くので、圧入時にペレット33bが変形することがない。
さらに、上プレート2aがペレット33bに接触する接触面積および下プレート3aがペレット33bに接触する接触面積が、突出部33dの存在によって実質的に大きくなるので、上および下プレート2a,3aのペレット33bに対する水密度が増大する。従って、垂直部15eからペレット33bを介して垂直部15dへ流れる液体は、すべて微細孔33cを通過し、ペレット33bの外周面に沿って回り込んで流れる(リークする)ということがない。円形凹部33eを有することによって、厚さL1を大きくすることができるので、ペレット33bの強度を上げることができる。
図40〜図47は、ペレット33bの変形例を示す図39対応図である。
図40に示すペレットは、図39に示すペレット33bにおいてリング状の突出部33fをさらにペレット本体33aの下面周縁から隆起させたものである。この突出部33fはペレット本体33aの下面に傷がつくことを防止する傷防止部として作用する。
図41に示すペレットは、図40に示すペレットにおいてペレット本体33aの厚さを薄くして凹部33eを除去したものである。
図42に示すペレットは、図39に示すペレットにおいて、ペレット本体33aの厚さを薄くして凹部33eを除去したものである。
図43に示すペレットは、図39に示すペレットにおいて、ペレット本体33aの凹部33eのない面に突出部33dが設けられている。
図44に示すペレットは、図39に示すペレットにおいて、突出部33dの外径および内径を縮小したものである。
図45に示すペレットは、図42に示すペレットにおいて、突出部33dの外径および内径をペレット本体33aから離れるに従って拡大したものである。
図46に示すペレットは、図41に示すペレットにおいて、突出部33dと33fの内径が先端縁から基端縁へ小さくなるように各内壁がテーパー状に形成されている。突出部33fはペレット本体33aの下面に傷がつくことを防止する傷防止部として作用する。
図47に示すペレットは、ペレット本体33aの突出部33dが設けられている面と反対側の面に、傷防止部としての突出部33fが設けられること以外は、図42に示すペレットと実質的に同一の構造を有する。なお、突出部33fの内径は突出部33dの内径より小さい。
また、上述した種々のペレットは、突出部がペレット本体から突出するという単純な構成であるため、後述する金型による製造が容易である。
図40〜図47に示すペレットも、図39に示すペレット33bと同等の作用・効果を奏する。
9.ペレット(仕切り部材)33bの製造装置と製造方法
図48と図49は、ペレット33bを射出成型するための一対の雄型と雌型の合わせ面(接触面)をそれぞれ示す平面図であり、図50は、雄型および雌型と、成型されるペレット33bとの位置関係を示す要部断面図である。
図50に示すように、雄型41には直径0.1mmのコアピン43が垂直に嵌入され、雄型41の合わせ面から突出している。雄型41の合わせ面には、コアピン43の突出端を中心に直径4mm(=D1−2L4)、高さ1.4mm(=L2)の円形の突出部44が形成されている。突出部44の表面には、コアピン43の突出端を中心に直径1.1mm(=D2)、高さ0.17mm(=L3)の円形の突出部45が形成されている。そして、コアピン43の突出端は突出部45の表面から0.13mm(=L1−L3)だけ突出している。
一方、雌型42の合わせ面には、直径6mm(=D1)、深さ1.7mm(=L1+L2)の凹部(キャビティ)46が形成されている。また、雌型42には直径D4=5mmのガス抜きピン47が垂直に嵌入され、その先端面は凹部46の底面と同一平面になるように露出している。ガス抜きピン47は、ガス抜き孔(通気孔)として、その中心に上端から下端に向かって順に連通する直径D5=0.05mm、長さ1mmの孔148と、直径D6=0.5mm、長さ9mmの孔149と、直径D7=1mm、長さ8mmの孔150を備える。
また、図49に示すように、雌型42の合わせ面には、凹部46を中心とするリング状の第1ゲート(半割り体)49と、凹部46から放射状に伸びて第1ゲート49に接続される4本の第2ゲート50と、スプルー51と、スプルー51と第1ゲート49とを接続する2本のランナー(半割り体)52が形成されている。
これらに対応して雄型41の合わせ面には、図48に示すように、コアピン43を中心とするリング状の第1ゲート(半割り体)49aと、スプルーロックピン孔51aと、スプルーロックピン孔51aと第1ゲート49aとを接続する2本のランナー(半割り体)52aが形成されている。また、雄型41は図48に示すように、スプルーロックピン孔51aに挿入されたスプルーロックピン53と、8本のエジェクターピン54を備える。
このような構成を有する雄型41と雌型42の各合わせ面を図示しない締め付け治具で互いに接触させ所定圧力で締め付ける。この時、コアピン43はガス抜きピン47に対向し、第1ゲート(半割り体)49は第1ゲート(半割り体)49aと重なり合って管状の第1ゲートを形成し、ランナー(半割り体)52はランナー(半割り体)52aと重なり合って管状のランナーを形成する。
そして、熱可塑性の成型材料が図示しない加熱装置によって200〜280℃に加熱されて流動状態になり、スプルー51からランナーおよび第1、第2ゲートを通って凹部(キャビティ)46へ50〜150MPa程度の圧力で圧入される。ここで、成型材料としては、ABS樹脂、POM樹脂、PP樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などが好適に用いられる。
なお、この圧入時において、凹部(キャビティ)46内にあった空気(ガス)は、ガス抜きピン47に設けられたガス抜き孔148〜150を介して外部へ逃げるので、成型材料は、局部的に滞ることなく第1および第2ゲートを介して円滑に凹部(キャビティ)46内へ充填される。
圧入が終わって成型物が冷却固化した後、締め付け治具が雄型41と雌型42を開き、それに伴ってエジェクターピン54とスプルーロックピン53を雄型41の合わせ面から突き出す。それによって、成型物が取り出される。そして、取り出された成型物から第2ゲートの成型部分を切り離すことにより図39に示すペレット33bが得られる。
なお、この実施例では、雄型41と雌型42からなる金型によって1つのペレットを成型するようにしているが、雄型41に複数のコアピン43と突出部44,45を設け、雌型42に複数の対応する凹部(キャビティ)46を設け、複数の凹部46に並列に成型材料を供給するスプルーとランナーとゲートを金型に設けることにより、複数(例えば4個)のペレットを同時に成型することができる。また、この実施例では、成型材料として熱可塑性樹脂を用いたが熱硬化性樹脂を用いてペレットを成型することも可能である。
この発明の実施例の測定ユニットの上面図である。 この発明の実施例の測定ユニットの正面図である。 この発明の実施例の測定ユニットの内部構成を示す斜視図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの上面図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの正面図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの底面図である。 図5のA−A矢視断面図である。 図5のB−B矢視断面図である。 図4のX−X矢視断面図である。 この発明の実施例の測定ユニットの電気抵抗測定部の要部断面図である。 回転バルブの変形例を示す断面図である。 この発明の実施例の測定装置の構成を示すブロック図である。 図12の実施例の測定装置の動作を示すフローチャートである。 図12の測定装置の動作を示すフローチャートである。 図12の測定装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの回転バルブの動作説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 この発明の実施例の測定ユニットの試料と希釈液の移動を示す説明図である。 図1に示す測定ユニットの要部断面図である。 図1に示す測定ユニットの流路の要部断面図である。 この発明の実施例のペレットを示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 図39のペレットの変形例を示す断面図である。 この発明の実施例の金型の雄型を示す平面図である。 この発明の実施例の金型の雌型を示す平面図である。 この発明の実施例の金型の位置関係を示す要部断面図である。
符号の説明
1a ユニット本体
2a 上プレート
3a 下プレート
4a 試料受容部
5a 希釈液収容部
6a 回転バルブ
7a 電気抵抗測定部
8a 第1ポンプ接続口
9a 第2ポンプ接続口
10a 第3ポンプ接続口
11a 流路
12a 流路
13a 流路
14c 流路
15d 垂直部分
15e 垂直部分
15f 内部流路
15g 流路
16a 外筒
17a 内筒
18a フランジ
19a 突出部
20a 突出部
21a 溝
22a 貫通孔
23a 貫通孔
24a 横溝
25a 横溝
26a 横溝
27a 貫通孔
28a 貫通孔
29a 貫通孔
30a 貫通孔
31a 貫通孔
32a 縦軸
33b ペレット
33c 微細孔
34a 電極
35a 電極
36a 接合部分
37a 通気孔

Claims (15)

  1. 試料分析装置に離脱可能に接続される測定ユニットであって、
    試料を通過させる第1流路を有する第1部材と、試料を通過させる第2流路を有する第2部材と、試料を第1流路から第2流路へ通過させる孔を有する仕切り部材とを備え、
    仕切り部材は前記孔を有する本体と、その孔を囲んで本体から突出する突出部とを備える測定ユニット。
  2. 試料から信号を検出するための検出器に設けられた仕切り部材であって、試料を通過させる孔を有する本体と、孔を囲んで本体から突出する突出部とを備える仕切り部材。
  3. 突出部はリング形状であるクレーム2記載の仕切り部材。
  4. 突出部は孔の軸の方向に突出するクレーム2記載の仕切り部材。
  5. 本体は円盤形状であるクレーム2記載の仕切り部材。
  6. 本体は表面と裏面を有し、突出部が表面に設けられ、本体に傷がつくことを防止するための傷防止部を裏面に備えるクレーム2記載の仕切り部材。
  7. 本体と突出部は樹脂からなり、一体的に形成されているクレーム2記載の仕切り部材。
  8. 検出器は、試料分析装置に着脱可能に接続される測定ユニットを含む請求項2記載の仕切り部材。
  9. 試料を通過させる孔を有する仕切り部材を成型するための一対の型であって、前記孔に対応する形状のコアピンを有する雄型と、仕切り部材に対応する形状のキャビティを有する雌型とを備え、
    雌型は、キャビティ内のガスを放出するためにキャビティから雌型の外部へ通じる通気孔を有し、キャビティはコアピンに対向する位置に通気孔の入口を備える一対の型。
  10. 通気孔の入口は、内径がコアピンの外径よりも小さいクレーム9記載の一対の型。
  11. 雌型は仕切り部材の材料をキャビティに注入するための材料流路を備えるクレーム9記載の一対の型。
  12. 試料を通過させる孔を有する仕切り部材を成型する方法であって、
    (a)孔に対応する形状のコアピンを有する雄型と、仕切り部材に対応する形状のキャビティ−を有する雌型とを組み合わせ、
    (b)キャビティに流動化した材料を搬入し、
    (c)キャビティ内の材料を固化させ、
    (d)雄型と雌型とを開いて固化した材料を取出すステップを備え、ステップ(b)は、雌型の、コアピンに対向する位置からキャビティ内のガスを放出するステップを含む方法。
  13. ステップ(b)は、材料を複数の流路に分割して流すステップを含むクレーム12記載の方法。
  14. ステップ(b)は、材料を複数方向から均等にキャビティに搬入するステップを含むクレーム12記載の方法。
  15. ガスを放出するステップは、コアピンの外径よりも直径の小さい通気孔を介してガスを放出するステップを含むクレーム12記載の方法。
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