JP2004182318A

JP2004182318A - Manhole structure

Info

Publication number: JP2004182318A
Application number: JP2002354027A
Authority: JP
Inventors: 洋由 ▲徳▼岡; Hiroyoshi Tokuoka; Tatsuya Sakagami; 達也阪上; Sumihiro Nagata; 純洋永田; Hirotoshi Handa; 裕利半田
Original assignee: Kobelco Eco Solutions Co Ltd
Current assignee: Shinko Pantec Co Ltd
Priority date: 2002-12-05
Filing date: 2002-12-05
Publication date: 2004-07-02
Anticipated expiration: 2022-12-05
Also published as: JP4409824B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a manhole structure with a high degree of sealing capability under a state in which glass-lining work is provided and an intermediary element is provided between a lid part and an opening part. <P>SOLUTION: The present invention refers to the manhole structure comprising the opening part 11 provided on a glass-lined container and the lid part 12 so provided as to be able to open and close the opening part 11, and the structure is characteristically provided with an intermediary part 2 so fitted on a flange part 111 of the opening part 11 as to be intermediately placed between the opening part 11 and the lid part 12, and with a hook part 17 fitted onto the lid part 12, the hook part being engaged with the intermediary part 2 so that it is capable of sealing the opening part 11 using the lid part 12. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高度な耐食性と製品の高純度が要求される医薬品、食料品、ファインケミカル、電材、化成品、石油化学等における種々の処理を行うために使用されるグラスライニング製容器に関し、詳しくは、所定圧力下において使用されるこのグラスライニング製容器に設けられた開口部周辺のマンホール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、医薬、食品、あるいはファインケミカル分野においては、高純度の製品が求められるため、これらの処理を行う際に使用される種々の容器等のサニタリー性が重要視される。すなわち、かかる容器等としては、被処理物質の投入等に用いられる開口部およびその周辺への被処理物質の付着によるコンタミ（ｃｏｎｔａｍｉｎａｔｉｏｎ）がなく、洗浄が容易な容器等が要求される。また、これらの分野においては、腐食性の液を処理することも多いため、高い耐食性を有する容器等が要求される。
【０００３】
そして、上記分野においては、以上のような要求（サニタリー性および耐食性）を満たすために、その内面等にグラスライニング加工を施した容器等（以下、「グラスライニング製容器」という。）が一般的に用いられている。グラスライニング加工とは、母材としての金属表面に（例えば、容器の内面に）、ガラスの施釉（塗布）を行った後に、焼成を行うものであって、この加工を行うことによって金属表面にガラス層が形成される。このようにグラスライニング加工が施された容器等は、高サニタリー性および高耐食性を有する。
【０００４】
また、このようなグラスライニング製容器においては、この容器内に被処理物質等を投入するため、洗浄や容器内への出入り（内部検査、メンテナンス等）を行うため、あるいは内部目視等を行うために、その上部には開口部等を備えたマンホールが設けられており、この開口部には、開閉可能な蓋部が設けられている。そして、上記分野にて用いられる容器については、かかる開口部および蓋部を備えたマンホールについても、上記サニタリー性および耐食性を満足させる必要があるため、被処理物質と接触する可能性がある部位については、グラスライニング加工が施されている。
【０００５】
このような開口部については、容器内の被処理物質の種々の処理を行う際に、高い密閉性が求められる場合が多々あるため、蓋部にて開口部を閉塞する場合、例えば、蓋部は十数個のクランプを使用して開口部に固定されるべく構成されている。
【０００６】
以上のように、高い密閉性を得るためには、例えば多くのクランプ等を用いる必要があるが、各クランプには均等かつ適切な締め付け力を与えねばならない。
この蓋部は閉塞（密閉）と開放とを繰り返す箇所であるため、一つ一つのクランプについて開閉操作を行うことが必要であるが、その処理が煩雑であるため多くの時間を要してしまう。したがって、蓋部の固定手段としては、もっと簡便に行う手段および方法が望まれていた。
【０００７】
そこで、蓋部の密閉性を適切に維持しつつ、開閉操作を容易に行うことができる機構としては、例えば、特開２００１−３５４２５１号公報（特許文献１）に記載された技術が知られている。この機構によれば、簡便な手段により、比較的弱い締め付け力にて高い密閉性を有しつつ、蓋部を用いて開口部を閉塞することができる。
【０００８】
また、容器のグラスライニング加工面の剥離を防止するために、開口部と蓋部との間に、他の構成要素を介在させる場合がある。このような構成とするのは、開口部と蓋部とを直接的に接触させると、蓋部の開閉操作のミスによる衝撃によって、グラスライニング加工面が剥離するおそれがあり、このような剥離を防止したいがためである。すなわち、他の構成要素を介在させれば、仮に、蓋部の開閉操作のミスによる衝撃が生じたとしても、この介在させた要素に剥離等が生じて、修理、交換等が比較的容易となる。
【０００９】
【特許文献１】
特開２００１−３５４２５１号公報（第１図等）
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、次のような問題があった。
【００１１】
特許文献１にて示された従来技術においては、見かけ上、蓋部と開口部との間に、他の構成要素を介在させた状態で、蓋部を用いて開口部の閉塞がなされている。
しかし、本発明者らの検証結果によれば、特許文献１に記載された技術では、「蓋部」、「介在要素」、および「開口部（フランジ部）」の三つの要素をフック部にて係合しても、適切な密閉性等を得ることができないことが明らかとなっている。すなわち、特許文献１に記載された技術を用いて、三つの要素を締め付けても、締め付け力が不足して、高い密閉性能を得ることができない。
【００１２】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであって、グラスライニング加工が施され、蓋部と開口部との間に介在要素を設けた状態にて、高い密閉性能を有する、マンホール構造を提供することを課題とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたもので、グラスライニング製容器に設けられた開口部と、前記開口部を開閉可能に設けられた蓋部とを備えたマンホール構造であって、前記開口部と前記蓋部との間に介在すべく、前記開口部のフランジ部に取り付けられた介在部と、前記蓋部に設けられ、前記介在部に係合させて、前記開口部を前記蓋部を用いて閉塞可能であるフック部とを有することを特徴としている。
【００１４】
このような構成によれば、前記開口部と前記蓋部との間に、前記介在部が設けられているため、前記蓋部による前記開口部の閉塞時において、前記開口部等のグラスライニング加工面の剥離等を防止することができる。また、この構成によれば、前記介在部は前記開口部に取り付けられており、前記フック部が前記介在部に係合することによって、前記開口部が閉塞されている。つまり、この構成によれば、「蓋部」および「介在部」の二つの要素を係合することによって、前記開口部の閉塞がなされるので（従来のように、三つの要素を係合する必要がないので）、高い密閉性を得ることができる。
【００１５】
また、本発明にかかるマンホール構造においては、前記フック部が前記介在部に対して機械的に係合あるいは係合解除されるべく、フック部動作補助機構が設けられており、前記フック部動作補助機構が、前記フック部に固着された動作補助軸と、前記動作補助軸と接することによって、必要とされる移動方向に前記動作補助軸を移動させるガイド部とを備えた構成が好ましい。
【００１６】
このような構成によれば、前記開口部の取り付け角度によらず、安定して前記蓋部の開閉動作を行うことができる。
【００１７】
また、本発明にかかるマンホール構造においては、前記フック部が前記介在部に対して機械的に係合あるいは係合解除されるべく、フック部動作補助機構が設けられており、前記フック部動作補助機構が、前記フック部に固着された動作補助軸および張出部と、前記動作補助軸と接することによって、前記フック部の係合動作を補助するガイド部と、前記張出部と接することによって、前記フック部の係合解除動作を補助する係合解除補助板とを備えた構成が好ましい。
【００１８】
さらに、本発明においては、前記ガイド部が、前記フック部の動作方向に対応した複数の補助部を有する構成が好ましい。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図１は、本発明の実施形態にかかるグラスライニング製容器に設けられた投入部（本発明の「マンホール」に相当）の概略断面図を示したものである。また、図２は、図１に示された投入部の概略上面図を示したものである。
なお、ここでは、投入部のみ示し、この投入部が取り付けられているグラスライニング製容器についての構造は省略しているが、例えば、このグラスライニング製容器は、上面が湾曲形状を有し、この湾曲面に対して、投入部が設けられる場合もある。
【００２０】
これらの図１および図２に示すように、本実施形態にかかる投入部１（マンホール）は、容器（図示省略）に取り付けられた開口部１１と、この開口部１１を開閉するために設けられた蓋部１２等とを用いて構成されている。また、この開口部１１と蓋部１２との間には、介在リング部２（本発明の「介在部」に相当）が設けられており、開口部１１と介在リング部２との間には第一ガスケット５が設けられ、介在リング部２と蓋部１２（を成す蓋本体部１３）との間には第二ガスケット６が設けられている。
【００２１】
開口部１１は、上述したように、例えば容器の湾曲した上面に設けられており（図示省略）、本実施形態においては、この開口部１１から種々の物質（例えば被攪拌物質、貯留物質等）が投入される。つまり、この開口部１１は、投入される物質等と接触する部位であるため、高サニタリー性および高耐食性を満足させる必要がある。したがって、この開口部１１の内面には、グラスライニング処理が施されている。また、この開口部１１には、介在リング部２を係合すべく機能するフランジ部１１１が設けられている。
【００２２】
なお、本実施形態は、基本的に、医薬、食品、あるいはファインケミカル等の分野において用いられるものであるため、高サニタリー性および高耐食性が要求される。よって、本実施形態においては、開口部１１に限らず、投入される物質等と接触する可能性がある部位（介在リング部２、蓋本体部１３等）については、グラスライニング加工が施されている。
【００２３】
蓋部１２は、開口部１１を適宜開閉可能に構成されており、蓋本体部１３と、この蓋本体部１３等から成る蓋部１２を開口部１１に対して開閉自在とするために機能する蝶番部１４と、蓋本体部１３の中央から複数本（本実施形態では三本）のアームが放射状にのびて設けられているアーム部１５と、このアーム部１５等を作動させるハンドル部１６と、ハンドル部１６およびアーム部１５等の動きに応じて、介在リング部２のリング係合突起部２１と係合可能に構成されたフック部１７等とを用いて構成されている。また、蓋部１２を成す蓋本体部１３には、図２に示すように、覗き窓部１３１が設けられている。
【００２４】
蓋本体部１３の周縁部には、フック部１７と対応して、蓋本体部１３の表面から立設した支柱部１８が取り付けられており、この支柱部１８の各上端には、支柱部上端軸１８１を介してレバー部１９が設けられている。各レバー部１９は、蓋本体部１３の外周側の端部がフック部上端軸１８２を介してフック部１７の端部に接続されており、蓋本体部１３の内面側（中心側）の端部がアーム部接続軸１８３を介してアーム部１５の端部に接続されている。さらに、本実施形態においては、蝶番部１４と対向した位置に配設されたレバー部１９の上部には、蓋部１２の開閉を行う際に作業者が把持等可能なように、レバー把持部１９１が設けられている。
【００２５】
アーム部１５は、その中心部に軸受メタル１５１を介してナット１５２を有しており、アーム部１５に対して軸回りの回転が自在であるナット１５２には、蓋本体部１３の中心から立設された昇降用ボルト１５３が螺合されている。そして、アーム部１５よりも上方に突出しているナット１５２にハンドル部１６が取り付けられており、昇降用ボルト１５３に螺合されているナット１５２をハンドル部１６にて回転操作することによって、アーム部１５は蓋本体部１３に対して上下動することとなる。また、アーム部１５の上下動に伴って、レバー部１９も支柱部上端軸１８１を中心として回動する。
【００２６】
フック部１７は、上述したように、フック部上端軸１８２を介してレバー部１９の端部に回動自在に連結されており、このフック部上端軸１８２の周辺には、後述するフック部動作補助機構が設けられている。そして、このフック部１７の下方先端部には、先に述べた介在リング部２のリング係合突起部２１と係合等行うための係合突起部１７１が設けられている。
また、蓋本体部１３の外周縁には、各フック部１７の両側に位置して、それぞれのフック部１７の動きをガイドするためのガイド部１７２が設けられている。
なお、このガイド部１７２も、上記フック部動作補助機構の一部として機能するが、詳細は後述する。
【００２７】
介在リング部２は、リング周縁部２２を有する外径が開口部１１のフランジ部１１１よりも大きな径を有すべく、リング状に形成されている。また、介在リング部２の内径は、開口部１１の口径と略同様の開口径を有すべく形成されている。
そして、この介在リング部２は、第一ガスケット５を介して開口部１１のフランジ部１１１上に載置可能に形成されており、このように載置した状態において、介在リング部２は、取付具３を用いて開口部１１に取り付けられる。
【００２８】
図３は、本実施形態にかかる取付具およびその周辺の拡大概略図を示したものである。
図３に示すように、本実施形態によれば、取付具３は、取付本体部３１、取付ボルト３２、および取付ナット３３を用いて構成されている。取付本体部３１には、開口部１１に設けられたフランジ部１１１に係合可能な取付係合突起部３１１と、取付ボルト３２を挿入可能な孔部とが設けられている。また、介在リング部２のリング周縁部２２には、取付ボルト３２が螺合可能なめねじ部２３（図２参照）が形成されている。本実施形態においては、めねじ部２３に取付ボルト３２を螺合および固着させ、フランジ部１１１に取付本体部３１の取付係合突起部３１１を係合させた状態で、取付本体部３１の孔部に取付ボルト３２を挿通させて、取付ボルト３２に取付ナット３３を螺合させることによって、介在リング部２が開口部１１に取り付けられる。
【００２９】
また、本実施形態において、めねじ部２３は、図２に示すように、介在リング部２のリング周縁部２２に、略等間隔に１５個設けられている。つまり、本実施形態においては、１５個の取付具３を用いて、介在リング部２が開口部１１に取り付けられている。
【００３０】
さらに、本実施形態においては、図３に示すように、第二ガスケット６は、Ｏリング６１と、このＯリング６１形状に沿うべくリング状に形成されたバックアップリング６２と、Ｏリング６１およびバックアップリング６２を覆うべく設けられたカバーシート６３とを用いて構成されている。
【００３１】
この第二ガスケット６を成すＯリング６１は、例えば、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム等を用いて形成されている。また、その円形断面の外径は、第二ガスケット６が蓋本体部１３と開口部１１との間に挟持されて蓋本体部１３にて所定圧で締め付けられた後において、バックアップリング６２の厚さよりも大きな寸法となるべく構成されている。
【００３２】
バックアップリング６２は、金属、非金属等のいわゆる剛性部材を用いて形成されている。そして、このバックアップリング６２は、Ｏリング６１に固着すべく設けられている。なお、このバックアップリング６２は、例えば、有機および無機繊維に特殊なゴム系バインダと少量の充填材を混和し、これを圧延加硫して形成されている。
【００３３】
カバーシート６３は、高い耐食性を有する材料を用いて形成されており、例えば、フッ素樹脂（四フッ化樹脂、三フッ化樹脂等）が用いられる。本実施形態にかかる第二ガスケット６においては、このカバーシート６３が、固着されたＯリング６１とバックアップリング６２との全体を完全に覆うように設けられている。また、本実施形態においては、開口部１１と蓋本体部１３とで第二ガスケット６を挟持した状態で、このカバーシート６３の端部が蓋本体部１３の外周部に突出すべくカバーシート６３が設けられ、このカバーシート６３の端部は蓋本体部１３の外周部に固着されている。
なお、このカバーシート６３は、開口部１１等との接触面（フランジ面）との間に隙間が生じないように、継ぎ目のない構造となっている。
【００３４】
本実施形態にかかる第二ガスケット６は、以上のように構成されているため、具体的には、次のような効果を得ることができる。
【００３５】
本実施形態によれば、第二ガスケット６の締め付け時において、Ｏリング６１の外径がバックアップリング６２の厚さよりも大きく形成されている。つまり、第二ガスケット６の締め付け時に、バックアップリング６２と蓋本体部１３との間には所定の隙間が生ずることとなる。したがって、本実施形態によれば、締め付け時の圧力が全てＯリング６１に作用することとなって、適切な密閉状態を維持することが可能となる。
【００３６】
また、本実施形態においては、容器内に何らかの内圧が生じても、Ｏリング６１にバックアップリング６２が固着されているため、Ｏリング６１のずれを効果的に防止することができる。また、カバーシート６３の端部は、蓋本体部１３の外周部に固着されているため、さらに、Ｏリング６１等から成る第二ガスケット６のずれを防止することができる。さらに、このようにカバーシート６３が蓋本体部１３に固着されているため、容器内が減圧されても、容器内へ第二ガスケット６が引き込まれるのを適切に防止することができる。
【００３７】
また、本実施形態においては、カバーシート６３が例えばフッ素樹脂を用いて形成されているため、高耐食性を有する第二ガスケット６とすることができる。
さらに、このような高耐食性を有するカバーシート６３にてＯリング６１およびバックアップリング６２が覆われているため、これらのリング６１，６２を形成する際の材料の選択の幅が広がることとなる。つまり、カバーシート６３が高い耐食性を有するため、比較的耐食性が低い材料等をもリング６１，６２を形成する際の材料とすることができる。
【００３８】
図４は、本実施形態にかかるフック部およびその周辺の拡大概略図を示したものであって、より詳細には、図４（ａ）から図４（ｄ）は、フック部の作動状態を示した図である。つまり、図４（ａ）から図４（ｄ）までを順番に見れば、フック部および蓋本体部を用いて開口部を閉塞する際のフック部の係合過程を示し、逆に図４（ｄ）から図４（ａ）までを順番に見れば、フック部の係合解除過程を示すこととなる。
なお、この図４においては、ハッチングを施した部分が固定部であり、その他の部分が可動部である。
【００３９】
まず、フック部１７の係合過程について説明する。
本実施形態においては、フック部１７の係合が解除された状態（図４（ａ））から、ハンドル部１６を回転させ、アーム部１５を蓋本体部１３側（矢印Ｘ方向（図１参照））に移動させることによって、レバー部１９（その中央部付近が支柱部上端軸１８１で支持され、その一端がアーム部１５にアーム部接続軸１８３にて連結されたレバー部１９）が、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ａ１方向（図４（ａ）参照）に回動する。
【００４０】
本実施形態においては、フック部１７のフック部上端軸１８２にて支持された部分の近傍に、動作補助軸１７３が設けられている。この動作補助軸１７３は、その両端部が、フック部１７の両側に設けられたガイド部１７２に接すべく設けられており、この動作補助軸１７３が接しているガイド部１７２の側面は、フック部１７に設けられている動作補助軸１７３を介して、フック部１７の動きを補助すべく形成されている。具体的には、ガイド部１７２には、フック部１７の回動動作を補助する第一補助部１７２１と、フック部１７の上下動動作を補助する第二補助部１７２２とが形成されている。
【００４１】
図４（ａ）の状態（開口部１１が蓋部１２で閉じられてフック部１７と介在リング部２のリング係合突起部２１とが係合されていない状態）から、さらにアーム部１５を蓋本体部１３側に移動させると、レバー部１９は、支柱部上端軸１８１を中心としてさらに矢印Ｂ１方向（図４（ｂ）参照）に回動し、これに伴い、動作補助軸１７３は、ガイド部１７２の第一補助部１７２１の傾斜に沿って、矢印Ｂ２方向（図４（ｂ）参照）に移動する。動作補助軸１７３は、上述したように、フック部１７に取り付けられているため、動作補助軸１７３がこのように動けば、これに伴いフック部１７は、機械的に矢印Ｂ３方向（図４（ｂ）参照）に回動することとなる。
【００４２】
図４（ｂ）の状態から、さらにアーム部１５を蓋本体部１３側に移動させると、レバー部１９は、支柱部上端軸１８１を中心としてさらに矢印Ｃ１方向（図４（ｃ）参照）に回動する。これに伴い、動作補助軸１７３は、ガイド部１７２の第一補助部１７２１の傾斜に沿って、さらに矢印Ｃ２方向（図４（ｃ）参照）に移動して、これによってフック部１７の回動動作が補助されることとなる。そして、動作補助軸１７３は、この第一補助部１７２１を経て、第二補助部１７２２に達する（図４（ｃ）参照）。
【００４３】
図４（ｃ）の状態から、さらにアーム部１５を蓋本体部１３側に移動させると、レバー部１９は、支柱部上端軸１８１を中心としてさらに矢印Ｄ１方向（図４（ｄ）参照）に回動する。そうすると、フック部上端軸１８２を介してアーム部１５に連結されたフック部１７は、支柱部上端軸１８１を中心として上方向（矢印Ｄ２方向）（図４（ｄ）参照）に持ち上げられる。この際、動作補助軸１７３も、ガイド部１７２の第二補助部１７２２に沿って上方向（矢印Ｄ３方向）（図４（ｄ）参照）に持ち上げられるため、この動作補助軸１７３と一体的に構成されているフック部１７は、より適切に上方向に移動することとなる。
【００４４】
以上の図４（ａ）から図４（ｄ）に示すように、ハンドル部１６の操作に基づいてフック部１７が作動することによって、フック部１７の係合突起部１７１と介在リング部２のリング係合突起部２１とが係合され、蓋部１２を用いた開口部１１の閉塞状態が適切に維持されることとなる（図４（ｄ）参照）。
【００４５】
次に、フック部１７の係合解除の過程について説明する。
本実施形態においては、フック部１７が係合された状態（図４（ｄ））から、ハンドル部１６を回転させ、アーム部１５を蓋本体部１３から遠ざける方向（矢印Ｘ（図３参照）の反対方向）に移動させることによって、レバー部１９が、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ｄ１（図４（ｄ）参照）の反対方向に回動する。
そうすると、フック部上端軸１８２を介してアーム部１５に連結されたフック部１７は、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ｄ２（図４（ｄ）参照）の反対方向、すなわち下方向に押し下げされる。この際、動作補助軸１７３も、ガイド部１７２の第二補助部１７２２に沿って下方向（矢印Ｄ３（図４（ｄ）参照）の反対方向）に押し下げられるため、この動作補助軸１７３と一体的に構成されているフック部１７は、より適切に下方向に移動することとなる。
【００４６】
図４（ｄ）の状態から、さらに、アーム部１５を蓋本体部１３から遠ざける方向に移動させると、レバー部１９は、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ｃ１（図４（ｃ）参照）の反対方向に回動する。
そうすると、フック部上端軸１８２を介してアーム部１５に連結されたフック部１７は、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ｃ３方向（図４（ｃ）参照）、すなわち下方向に押し下げされる。この際、図４（ｄ）の場合と同様に、動作補助軸１７３も、ガイド部１７２の第二補助部１７２２に沿って下方向に押し下げられるため、この動作補助軸１７３と一体的に構成されているフック部１７は、より適切に下方向に移動することとなる。そして、このようにハンドル部１６の動きに応じてアーム部６９が作動することによって、フック部１７の係合突起部１７１と介在リング部２のリング係合突起部２１との係合状態が解除される。
【００４７】
次いで、図４（ｃ）の状態から、さらにアーム部１５を蓋本体部１３から遠ざける方向に移動させると、レバー部１９は、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ｂ１（図４（ｂ）参照）の反対方向に回動し、動作補助軸１７３は、ガイド部１７２の第一補助部１７２１に沿って矢印Ｂ２（図４（ｂ）参照）の反対方向に移動する。各要素が上記のように移動等すると、フック部上端軸１８２よりも外側（蓋本体部１３の中央部から見て外側）の位置で、フック部１７が矢印Ｂ３（図４（ｂ）参照）の反対方向に回動する。
【００４８】
図４（ｂ）の状態から、さらにアーム部１５を蓋本体部１３から遠ざける方向に移動させると、レバー部１９は、支柱部上端軸１８１を中心として矢印Ａ１（図４（ａ）参照）の反対方向に回動し、これに伴い、フック部１７は、矢印Ａ２方向（図４（ａ）参照）に回動する。
【００４９】
以上の図４（ｄ）から図４（ａ）に示すように、ハンドル部１６の操作に基づいてフック部１７が作動することによって、フック部１７の係合突起部１７１と介在リング部２のリング係合突起部２１との係合状態が解除され（図４（ａ）参照）、この後、蝶番部１４を中心として、レバー把持部１９１を用いて蓋部１２を引き上げることによって、開口部１１が開かれることとなる。
【００５０】
なお、上記図４に基づいた説明は、図４（ｄ）の矢印Ｇ方向に重力が作用すべく、投入部１が設けられた場合について行われている。つまり、フック部１７の係合解除の過程においては、矢印Ｇ方向に重力が作用しているため、上述の説明の通りに、本実施形態にかかるフック部動作補助機構（ガイド部１７２および動作補助軸１７３）を用いて、フック部１７の係合解除を行うことができる。
【００５１】
一方、例えば、本実施形態にかかる投入部１が水平面に取り付けられている場合、あるいは図４（ｄ）の矢印Ｇの反対方向に重力が作用する場合には、係合状態の解除をより効果的に行うために、フック部動作補助機構が、ガイド部１７２および動作補助軸１７３に加え、係合解除補助部を用いて構成されている。以下、係合解除補助部について説明する。
【００５２】
図５は、係合解除補助部を説明するための概略図であり、図５（ａ）はフック部およびその周辺の概略拡大図、図５（ｂ）は図５（ａ）のＳ線方向矢視図である。なお、以下の説明においては、必要に応じて、図４を参照する。
【００５３】
図５に示すべく、本実施形態にかかる係合解除補助部１００は、フック部１７に一体的に設けられた張出部１０１と、蓋本体部１３および支柱部１８に固着された係合解除補助板１０２とを用いて構成されている。先に説明したガイド部１７２は、係合解除補助板１０２の外側にそれぞれボルト止めされている。
【００５４】
本実施形態にかかるフック部１７の係合突起部１７１は、図４にて説明したような順番（図４（ｄ）→図４（ｃ）→図４（ｂ）→図４（ａ））で、リング係合突起部２１から係合解除される。しかし、この際において、フック部１７に矢印Ｇと反対方向に重力が作用している場合には、動作補助軸１７３がガイド部１７２に適切に沿わない状況が生じうる。このような場合に、係合解除補助部１００が効果的に作用する。
【００５５】
すなわち、係合突起部１７１をリング係合突起部２１から係合解除させるべく、フック部１７が下方向に押し下げられると（図４（ｄ）から図４（ｃ）の状態となると）、それに伴い張出部１０１が係合解除補助板１０２に接近する。そして、フック部１７がさらに押し下げられると（図４（ｃ）から図４（ｂ）の状態となると）、張出部１０１と係合解除補助板１０２とが接する。より具体的には、張出部１０１の下面１０１Ａと、係合解除補助板１０２の上面１０２Ａとが接触することとなり、係合解除補助板１０２の上面１０２Ａの傾斜角度に沿って、フック部１７（張出部１０１）が矢印Ａ２方向に移動することとなる（図４（ｂ）から図４（ａ））。
【００５６】
本実施形態においては、以上のように、フック部１７の下降に伴い張出部１０１と係合解除補助板１０２とが接し、係合解除補助板上面１０２Ａの傾斜角度に沿ってフック部１７が係合解除方向（図４の矢印Ａ２方向）に移動する。
したがって、本実施形態においては、ガイド部１７２、動作補助軸１７３、および係合解除補助部１００を設けることによって、投入部１がどのような角度に取り付けられたとしても（すなわち、フック部１７に対してどのような方向に重力が作用したとしても）、フック部１７の係合および係合解除を適切に実施することが可能となる。すなわち、投入部１がどのような角度で取り付けられていても、ガイド部１７２および動作補助軸１７３を用いることによって、確実にフック部１７（係合突起部１７１）をリング係合突起部２１に係合させることが可能であると共に、係合解除補助部１００（張出部１０１および係合解除補助板１０２）を用いることによって、フック部１７（係合突起部１７１）をリング係合突起部２１から確実に係合解除させることができる。
【００５７】
本実施形態は、以上説明したように、ハンドル部１６を回転させることで蓋本体部１３に対してアーム部１５を上下動させるだけで、フック部１７等には手を触れることなく、開口部１１の閉塞およびその解除（フック部１７の係合および解除）を行うことができる。
【００５８】
また、本実施形態においては、レバー部１９における支柱部上端軸１８１とアーム部接続軸１８３との間の距離を、支柱部上端軸１８１とフック部上端軸１８２との間の距離よりも長く設定している。したがって、本実施形態によれば、梃子として作用するレバー部１９は、少ない操作力で、開口部１１に対する蓋部１２の締め付け力を大きなものとすることができる。
なお、支柱部上端軸１８１とアーム部接続軸１８３との間の距離と、支柱部上端軸１８１とフック部上端軸１８２との間の距離とは、例えば２：１程度に設定されている。ただし、本発明は、この設定値に限定されず、必要に応じて、適宜変更可能である。
【００５９】
また、本実施形態においては、レバー部１９を支柱部上端軸１８１で支持している支柱部１８が、蓋本体部１３の周縁部に複数個設けられている。つまり、本実施形態は、蓋部１２の締め付け力は、蓋本体部１３の周縁部の複数箇所にて受けるものであるため、フック部１７の駆動用のアーム部１５を蓋本体部１３の中央部に設けているとはいえ、この中央部のみに力が作用することはない。
したがって、本実施形態によれば、蓋本体部１３の強度をさほど気にすることなく、蓋本体部１３、延いては蓋部１２全体の軽量化等を図ることができる。
【００６０】
さらに、本実施形態においては、フック部１７に取り付けられた動作補助軸１７３と、ガイド部１７２とを用いて、フック部動作補助機構が構成されている。
このフック部動作補助機構の作用については、図４および図５を用いて説明した通りである。
本実施形態にかかる投入部１には、上述したようなフック部動作補助機構が設けられているため、レバー部１９等の動きに加え、動作補助軸１７３の動きによって機械的且つ強制的にフック部１７が移動および回動の少なくとも一方を行うこととなる。したがって、本実施形態によれば、フック部１７がどのような位置に設けられたとしても、フック部１７による係合および係合解除を適切に且つ確実に行うことが可能となる。
【００６１】
また、本実施形態においては、図１等に示したように、開口部１１と蓋部１２との間に介在リング部２が設けられ、この介在リング部２は取付具３によって開口部１１のフランジ部１１１に固定されている。したがって、本実施形態によれば、介在リング２を設けることによって、開口部１１および蓋部１２のグラスライニング加工面の保護を行うことができる。
【００６２】
また、本実施形態においては、フック部１７を介在リング部２に係合させることによって、蓋部１２にて開口部１１が閉塞されている。つまり、この構成によれば、「蓋部１２」および「介在リング部２」の二つの要素を係合することによって、開口部１１の閉塞がなされるので（従来のように、三つの要素を係合する必要がないので）、比較的弱い締め付け力であっても、高い密閉性を得ることができる。
【００６３】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【００６４】
例えば、上記実施形態においては、カバーシート６３（ＰＴＦＥシート）を用いて、Ｏリング６１とバックアップリング６２とを覆う構成について説明したが、本発明は、この構成に限定されるものではなく、例えば、Ｏリングの内側にもリングを設けたり、バックアップリング自身を蓋本体部に固着するような構成としてよい。
【００６５】
また、上記実施形態においては、全てのフック部に対してフック部動作補助機構を設けた場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、適宜必要な箇所にのみ設けてもよい。
例えば、開口部の開口面が所定の傾きを有しており、フック部が開かれる方向に重力が作用している場合には、そのフック部とリング係合突起部とを適切に係合させるのが困難となる。したがって、必要に応じては、このようなフック部にのみ選択的に上述したフック部動作補助機構を設けるように構成してもよい。
【００６６】
また、上記実施形態においては、マンホールを被処理物投入部（投入部１）として用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、本発明にかかるマンホールは、例えば、洗浄、内部検査、メンテナンス等のために容器内に出入りするため、あるいは容器内の内部目視等のために用いられるもの等を含み、開口部とこれを開閉するための蓋部等とを有する構造であれば、その使用方法等は特に限定されるものではない。
【００６７】
さらに、上記実施形態においては、投入される物質が接する部分については、グラスライニング処理が施されている場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。したがって、例えば、ステンレス、樹脂（例えば、ＰＴＦＥ）ライニング等を用いてもよい。
【００６８】
また、上記実施形態においては、介在部として、介在リング部２を用いる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。つまり、上記実施形態においては、リング形状の介在部を用いた場合について説明したが、本発明にかかる介在部は、必要に応じて、他の形状（例えば、楕円、長円等）のものを用いてもよい。
【００６９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、グラスライニング加工が施され、蓋部と開口部との間に介在要素を設けた状態にて、高い密閉性能を有する、マンホール構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態にかかるグラスライニング製容器に設けられた投入部（マンホール）の概略断面図である。
【図２】図１に示された投入部の概略上面図である。
【図３】本実施形態にかかる取付具およびその周辺の拡大概略図である。
【図４】本実施形態にかかる投入部を成すフック部およびその周辺の拡大概略図であって、図４（ａ）から図４（ｄ）は、フック部の作動状態を示した図である。
【図５】本実施形態にかかる係合解除補助部を説明するための概略図であり、図５（ａ）はフック部およびその周辺の概略拡大図、図５（ｂ）は図５（ａ）のＳ線方向矢視図である。
【符号の説明】
１…投入部、２…介在リング部、３…取付具、５…第一ガスケット、６…第二ガスケット
１１…開口部、１２…蓋部、１３…蓋本体部、１４…蝶番部、１５…アーム部、１６…ハンドル部、１７…フック部、１８…支柱部、１９…レバー部
２１…リング係合突起部、２２…リング周縁部、２３…めねじ部
３１…取付本体部、３２…取付ボルト、３３…取付ナット
６１…Ｏリング、６２…バックアップリング、６３…カバーシート
１００…係合解除補助部、１０１…張出部、１０２…係合解除補助板
１１１…フランジ部
１３１…覗き窓部
１５１…軸受メタル、１５２…ナット、１５３…昇降用ボルト
１７１…係合突起部、１７２…ガイド部、１７３…動作補助軸
１８１…支柱部上端軸、１８２…フック部上端軸、１８３…アーム部接続軸
１９１…レバー把持部
３１１…取付係合突起部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a glass-lined container used for various treatments in pharmaceuticals, foodstuffs, fine chemicals, electrical materials, chemical products, petrochemicals, etc. that require high corrosion resistance and high product purity. The present invention relates to a manhole structure around the opening provided in the glass-lined container used under a predetermined pressure.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in the field of medicine, food, or fine chemicals, high-purity products are required, and therefore, sanitary properties of various containers and the like used in performing these treatments are regarded as important. That is, as such a container or the like, there is a demand for a container or the like that is free from contamination due to adhesion of the substance to be treated to the opening used to input the substance to be treated or the like and the vicinity thereof. Further, in these fields, a corrosive liquid is often processed, so that a container having high corrosion resistance is required.
[0003]
And in the said field | area, in order to satisfy | fill the above requirements (sanitary property and corrosion resistance), the container etc. which gave the glass lining process to the inner surface etc. (henceforth "the container made from glass lining") are common. It is used for. The glass lining process is a process in which a glass surface is glazed (applied) on a metal surface as a base material (for example, on the inner surface of a container) and then baked. A glass layer is formed. Thus, the container etc. by which the glass lining process was given have high sanitary property and high corrosion resistance.
[0004]
In addition, in such a glass-lined container, in order to put a substance to be treated into this container, to perform cleaning, to enter / exit into the container (internal inspection, maintenance, etc.), or to perform internal visual inspection, etc. In addition, a manhole having an opening or the like is provided in the upper part, and a lid that can be opened and closed is provided in the opening. And about the container used in the said field | area, since it is necessary to satisfy the said sanitary property and corrosion resistance also about the manhole provided with this opening part and cover part, about the site | part which may contact with a to-be-processed substance The glass lining is applied.
[0005]
Such an opening is often required to have high hermeticity when performing various treatments on the substance to be treated in the container. For example, when the opening is closed by the lid, for example, the lid Is configured to be secured to the opening using dozens of clamps.
[0006]
As described above, in order to obtain a high hermeticity, for example, it is necessary to use many clamps and the like, but each clamp must be given an equal and appropriate tightening force.
Since this lid is a part that repeats closing (sealing) and opening, it is necessary to perform opening / closing operations for each clamp, but since the processing is complicated, it takes a lot of time. . Therefore, as a means for fixing the lid portion, a means and method for performing it more simply have been desired.
[0007]
Therefore, as a mechanism that can be easily opened and closed while appropriately maintaining the sealing property of the lid, for example, a technique described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-354251 (Patent Document 1) is known. Yes. According to this mechanism, it is possible to close the opening using the lid by a simple means while having high sealing performance with a relatively weak tightening force.
[0008]
Moreover, in order to prevent peeling of the glass lining processing surface of the container, another component may be interposed between the opening and the lid. This is because if the opening and the lid are brought into direct contact with each other, the glass lining surface may be peeled off due to an impact caused by an error in opening and closing the lid. This is because we want to prevent it. That is, if other constituent elements are interposed, even if an impact due to an error in opening and closing the lid portion occurs, peeling or the like occurs in the interposed elements, and repair, replacement, etc. are relatively easy. Become.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 2001-354251 A (FIG. 1 etc.)
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above prior art has the following problems.
[0011]
In the prior art disclosed in Patent Document 1, apparently, the opening is closed using the lid in a state where other components are interposed between the lid and the opening. .
However, according to the verification results of the present inventors, in the technique described in Patent Document 1, three elements of “lid part”, “intervening element”, and “opening part (flange part)” are used as the hook part. Even if engaged, it is clear that an appropriate sealing property or the like cannot be obtained. That is, even if the three elements are tightened using the technique described in Patent Document 1, the tightening force is insufficient and high sealing performance cannot be obtained.
[0012]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems of the prior art, and is highly sealed with a glass lining process and an intervening element provided between the lid and the opening. It is an object to provide a manhole structure having performance.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-described problems of the prior art, and has a manhole structure including an opening provided in a glass-lined container and a lid provided so that the opening can be opened and closed. An interposition portion attached to a flange portion of the opening portion to be interposed between the opening portion and the lid portion; And a hook portion that can be closed using the lid portion.
[0014]
According to such a configuration, since the interposition part is provided between the opening part and the lid part, when the opening part is closed by the lid part, glass lining processing of the opening part or the like is performed. Surface peeling or the like can be prevented. According to this configuration, the interposition part is attached to the opening part, and the opening part is closed by engaging the hook part with the interposition part. In other words, according to this configuration, the opening is closed by engaging the two elements of the “lid” and the “intervening portion” (three elements are engaged as in the conventional case). Since there is no need for this, high sealing properties can be obtained.
[0015]
Further, in the manhole structure according to the present invention, a hook part operation assisting mechanism is provided so that the hook part is mechanically engaged or disengaged with respect to the interposition part. It is preferable that the mechanism includes a motion auxiliary shaft fixed to the hook portion and a guide portion that moves the motion auxiliary shaft in a required moving direction by contacting the motion auxiliary shaft.
[0016]
According to such a configuration, the lid can be opened and closed stably regardless of the mounting angle of the opening.
[0017]
Further, in the manhole structure according to the present invention, a hook part operation assisting mechanism is provided so that the hook part is mechanically engaged or disengaged with respect to the interposition part. By the mechanism being in contact with the operation supporting shaft and the overhanging portion fixed to the hook portion, the guide portion for assisting the engaging operation of the hook portion by being in contact with the operation auxiliary shaft, and the overhanging portion. A configuration including a disengagement assisting plate that assists the disengagement operation of the hook portion is preferable.
[0018]
Further, in the present invention, it is preferable that the guide portion has a plurality of auxiliary portions corresponding to the operation direction of the hook portion.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a charging portion (corresponding to “manhole” of the present invention) provided in a glass-lined container according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic top view of the charging portion shown in FIG.
Here, only the input part is shown, and the structure of the glass-lined container to which the input part is attached is omitted. For example, the glass-lined container has a curved upper surface, An input part may be provided with respect to a curved surface.
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, the charging unit 1 (manhole) according to this embodiment is provided with an opening 11 attached to a container (not shown) and for opening and closing the opening 11. It is comprised using the cover part 12 grade | etc.,. Further, an intervening ring portion 2 (corresponding to the “intervening portion” of the present invention) is provided between the opening portion 11 and the lid portion 12, and between the opening portion 11 and the intervening ring portion 2. A first gasket 5 is provided, and a second gasket 6 is provided between the intervening ring portion 2 and the lid portion 12 (the lid main body portion 13).
[0021]
As described above, the opening 11 is provided, for example, on the curved upper surface of the container (not shown). In this embodiment, various substances (for example, a substance to be stirred, a storage substance, etc.) are provided from the opening 11. Is inserted. That is, since the opening 11 is a part that comes into contact with a substance or the like to be charged, it is necessary to satisfy high sanitary properties and high corrosion resistance. Therefore, the inner surface of the opening 11 is subjected to a glass lining process. The opening 11 is provided with a flange portion 111 that functions to engage the intervening ring portion 2.
[0022]
In addition, since this embodiment is basically used in the fields of medicine, food, fine chemicals, etc., high sanitary properties and high corrosion resistance are required. Therefore, in the present embodiment, not only the opening portion 11 but also a portion (intervening ring portion 2, lid main body portion 13 or the like) that may come into contact with a substance to be charged is subjected to glass lining processing. Yes.
[0023]
The lid portion 12 is configured to be able to open and close the opening portion 11 as appropriate, and functions to make the lid portion 12 including the lid body portion 13 and the lid body portion 13 and the like openable and closable with respect to the opening portion 11. A hinge part 14, an arm part 15 provided with a plurality of (three in this embodiment) arms extending radially from the center of the lid body part 13, and a handle part 16 for operating the arm part 15 and the like The hook portion 17 is configured to be engageable with the ring engagement protrusion 21 of the intervening ring portion 2 according to the movement of the handle portion 16 and the arm portion 15. In addition, as shown in FIG. 2, a viewing window 131 is provided in the lid main body 13 that forms the lid 12.
[0024]
A column portion 18 erected from the surface of the lid body portion 13 is attached to the peripheral portion of the lid body portion 13 so as to correspond to the hook portion 17. A lever portion 19 is provided via a shaft 181. Each lever portion 19 has an end portion on the outer peripheral side of the lid body portion 13 connected to an end portion of the hook portion 17 via a hook portion upper end shaft 182, and an end on the inner surface side (center side) of the lid body portion 13. The part is connected to the end of the arm part 15 via the arm part connecting shaft 183. Further, in the present embodiment, the lever gripping portion is provided on the upper portion of the lever portion 19 disposed at a position facing the hinge portion 14 so that an operator can grip the lid portion 12 when opening and closing the lid portion 12. 191 is provided.
[0025]
The arm portion 15 has a nut 152 at its center via a bearing metal 151, and the nut 152, which can rotate around the axis with respect to the arm 15, stands up from the center of the lid main body 13. The provided lifting bolt 153 is screwed. The handle portion 16 is attached to a nut 152 that protrudes upward from the arm portion 15, and the nut portion 152 that is screwed to the lifting bolt 153 is rotated by the handle portion 16. 15 moves up and down with respect to the lid main body 13. Further, as the arm portion 15 moves up and down, the lever portion 19 also rotates around the support portion upper end shaft 181.
[0026]
As described above, the hook portion 17 is rotatably connected to the end portion of the lever portion 19 via the hook portion upper end shaft 182, and a hook portion operation described later is provided around the hook portion upper end shaft 182. An auxiliary mechanism is provided. An engaging protrusion 171 for engaging with the ring engaging protrusion 21 of the intervening ring 2 described above is provided at the lower tip of the hook 17.
Further, on the outer peripheral edge of the lid main body portion 13, guide portions 172 are provided on both sides of each hook portion 17 to guide the movement of each hook portion 17.
The guide portion 172 also functions as a part of the hook portion movement assist mechanism, which will be described in detail later.
[0027]
The intervening ring portion 2 is formed in a ring shape so that the outer diameter having the ring peripheral edge portion 22 has a larger diameter than the flange portion 111 of the opening portion 11. Further, the inner diameter of the intervening ring portion 2 is formed to have an opening diameter substantially the same as the opening diameter of the opening portion 11.
And this interposition ring part 2 is formed so that mounting is possible on the flange part 111 of the opening part 11 via the 1st gasket 5, and in the state mounted in this way, the interposition ring part 2 is attached. It is attached to the opening 11 using the tool 3.
[0028]
FIG. 3 shows an enlarged schematic view of the fixture according to the present embodiment and its periphery.
As shown in FIG. 3, according to the present embodiment, the fixture 3 is configured using the attachment main body portion 31, the attachment bolt 32, and the attachment nut 33. The attachment main body 31 is provided with an attachment engagement protrusion 311 that can engage with the flange 111 provided in the opening 11 and a hole into which the attachment bolt 32 can be inserted. A female thread portion 23 (see FIG. 2) to which the mounting bolt 32 can be screwed is formed on the ring peripheral edge portion 22 of the intervening ring portion 2. In the present embodiment, the mounting bolt 32 is screwed and fixed to the female thread portion 23, and the mounting engagement protrusion 311 of the mounting body portion 31 is engaged with the flange portion 111. By inserting the attachment bolt 32 through the portion and screwing the attachment nut 33 into the attachment bolt 32, the intervening ring portion 2 is attached to the opening 11.
[0029]
In the present embodiment, as shown in FIG. 2, fifteen internal thread portions 23 are provided at substantially equal intervals on the ring peripheral edge portion 22 of the intervening ring portion 2. That is, in the present embodiment, the intervening ring portion 2 is attached to the opening portion 11 using 15 attachment tools 3.
[0030]
Furthermore, in this embodiment, as shown in FIG. 3, the second gasket 6 includes an O-ring 61, a backup ring 62 formed in a ring shape so as to follow the O-ring 61 shape, the O-ring 61 and the backup ring. A cover sheet 63 provided to cover the ring 62 is used.
[0031]
The O-ring 61 constituting the second gasket 6 is formed using, for example, fluorine rubber, nitrile rubber, silicon rubber or the like. Further, the outer diameter of the circular cross section is such that the thickness of the backup ring 62 after the second gasket 6 is sandwiched between the lid body 13 and the opening 11 and is tightened with a predetermined pressure by the lid body 13. It is configured to have a size larger than that.
[0032]
The backup ring 62 is formed using a so-called rigid member such as metal or nonmetal. The backup ring 62 is provided so as to be fixed to the O-ring 61. The backup ring 62 is formed, for example, by mixing a special rubber-based binder and a small amount of filler in organic and inorganic fibers and rolling and vulcanizing them.
[0033]
The cover sheet 63 is formed using a material having high corrosion resistance. For example, a fluororesin (tetrafluoride resin, trifluoride resin, or the like) is used. In the second gasket 6 according to the present embodiment, the cover sheet 63 is provided so as to completely cover the entire fixed O-ring 61 and backup ring 62. Further, in the present embodiment, the cover sheet 63 is arranged so that the end of the cover sheet 63 protrudes from the outer peripheral portion of the lid main body 13 with the second gasket 6 sandwiched between the opening 11 and the lid main body 13. The end of the cover sheet 63 is fixed to the outer periphery of the lid main body 13.
The cover sheet 63 has a seamless structure so that no gap is generated between the cover sheet 63 and the contact surface (flange surface) with the opening 11 or the like.
[0034]
Since the second gasket 6 according to the present embodiment is configured as described above, specifically, the following effects can be obtained.
[0035]
According to the present embodiment, the outer diameter of the O-ring 61 is formed larger than the thickness of the backup ring 62 when the second gasket 6 is tightened. That is, a predetermined gap is generated between the backup ring 62 and the lid main body 13 when the second gasket 6 is tightened. Therefore, according to this embodiment, all the pressures during tightening act on the O-ring 61, and an appropriate sealed state can be maintained.
[0036]
Further, in the present embodiment, even if some internal pressure is generated in the container, the backup ring 62 is fixed to the O-ring 61, so that the deviation of the O-ring 61 can be effectively prevented. Moreover, since the edge part of the cover sheet 63 is being fixed to the outer peripheral part of the cover main-body part 13, the shift | offset | difference of the 2nd gasket 6 which consists of O-ring 61 grade | etc., Can be prevented further. Furthermore, since the cover sheet 63 is fixed to the lid main body portion 13 in this way, it is possible to appropriately prevent the second gasket 6 from being pulled into the container even if the inside of the container is decompressed.
[0037]
In the present embodiment, since the cover sheet 63 is formed using, for example, a fluororesin, the second gasket 6 having high corrosion resistance can be obtained.
Furthermore, since the O-ring 61 and the backup ring 62 are covered with the cover sheet 63 having such high corrosion resistance, the range of selection of materials when forming these rings 61 and 62 is widened. That is, since the cover sheet 63 has high corrosion resistance, a material having relatively low corrosion resistance can be used as a material for forming the rings 61 and 62.
[0038]
FIG. 4 shows an enlarged schematic view of the hook portion and its surroundings according to the present embodiment. More specifically, FIGS. 4 (a) to 4 (d) show the operating state of the hook portion. FIG. 4 (a) to 4 (d) in turn shows the engagement process of the hook part when the hook part and the lid body part are used to close the opening, and conversely FIG. If d) to FIG. 4 (a) are viewed in order, the engagement release process of the hook portion will be shown.
In FIG. 4, the hatched part is a fixed part, and the other part is a movable part.
[0039]
First, the engagement process of the hook part 17 will be described.
In the present embodiment, the handle portion 16 is rotated from the state where the hook portion 17 is disengaged (FIG. 4A), and the arm portion 15 is moved to the lid main body portion 13 side (in the direction indicated by the arrow X (see FIG. 1)). )), The lever portion 19 (the central portion of the lever portion 19 is supported by the support portion upper end shaft 181 and one end of the lever portion 19 is connected to the arm portion 15 by the arm portion connection shaft 183). It rotates in the direction of arrow A1 (see FIG. 4 (a)) around the upper end shaft 181.
[0040]
In the present embodiment, an operation auxiliary shaft 173 is provided in the vicinity of a portion of the hook portion 17 supported by the hook portion upper end shaft 182. The operation auxiliary shaft 173 is provided so that both ends thereof are in contact with guide portions 172 provided on both sides of the hook portion 17, and the side surface of the guide portion 172 with which the operation auxiliary shaft 173 is in contact It is formed so as to assist the movement of the hook portion 17 via the operation assisting shaft 173 provided in the portion 17. Specifically, the guide portion 172 is formed with a first auxiliary portion 1721 that assists the turning operation of the hook portion 17 and a second auxiliary portion 1722 that assists the vertical movement operation of the hook portion 17.
[0041]
From the state shown in FIG. 4A (the opening 11 is closed by the lid 12 and the hook 17 and the ring engaging protrusion 21 of the intervening ring 2 are not engaged), the arm 15 is further moved. When moved to the lid body 13 side, the lever portion 19 further rotates in the direction of the arrow B1 (see FIG. 4B) about the support column upper end shaft 181. It moves in the direction of arrow B2 (see FIG. 4B) along the inclination of the first auxiliary portion 1721 of the guide portion 172. As described above, since the operation auxiliary shaft 173 is attached to the hook portion 17, if the operation auxiliary shaft 173 moves in this manner, the hook portion 17 mechanically moves in the direction of the arrow B3 (FIG. 4 ( b))).
[0042]
When the arm portion 15 is further moved toward the lid main body portion 13 from the state of FIG. 4B, the lever portion 19 is further in the direction of the arrow C1 (see FIG. 4C) with the column portion upper end shaft 181 as the center. Rotate. Along with this, the movement assist shaft 173 further moves in the direction of the arrow C2 (see FIG. 4C) along the inclination of the first auxiliary portion 1721 of the guide portion 172, whereby the hook portion 17 rotates. Operation will be assisted. Then, the operation auxiliary shaft 173 reaches the second auxiliary portion 1722 through the first auxiliary portion 1721 (see FIG. 4C).
[0043]
When the arm portion 15 is further moved to the lid main body portion 13 side from the state of FIG. 4C, the lever portion 19 is further in the direction of the arrow D1 (see FIG. 4D) with the column portion upper end shaft 181 as the center. Rotate. Then, the hook portion 17 connected to the arm portion 15 via the hook portion upper end shaft 182 is lifted upward (in the direction of arrow D2) (see FIG. 4D) with the column portion upper end shaft 181 as the center. At this time, the operation auxiliary shaft 173 is also lifted upward (in the direction of arrow D3) (see FIG. 4D) along the second auxiliary portion 1722 of the guide portion 172. The configured hook portion 17 moves more appropriately in the upward direction.
[0044]
As shown in FIGS. 4 (a) to 4 (d), when the hook portion 17 is operated based on the operation of the handle portion 16, the engagement protrusion portion 171 of the hook portion 17 and the intervening ring portion 2 are moved. The ring engaging protrusion 21 is engaged, and the closed state of the opening 11 using the lid 12 is appropriately maintained (see FIG. 4D).
[0045]
Next, the process of releasing the engagement of the hook portion 17 will be described.
In the present embodiment, from the state where the hook portion 17 is engaged (FIG. 4D), the handle portion 16 is rotated, and the arm portion 15 is moved away from the lid main body portion 13 (arrow X (see FIG. 3)). By moving the lever portion 19 in the opposite direction to the arrow D1 (see FIG. 4D), the lever portion 19 rotates about the support column upper end shaft 181.
Then, the hook portion 17 connected to the arm portion 15 via the hook portion upper end shaft 182 is pushed down in the direction opposite to the arrow D2 (see FIG. 4D), that is, downward, around the support portion upper end shaft 181. The At this time, the operation auxiliary shaft 173 is also pushed downward along the second auxiliary portion 1722 of the guide portion 172 (in the direction opposite to the arrow D3 (see FIG. 4D)), and thus is integrated with the operation auxiliary shaft 173. Thus, the hook portion 17 that is configured as described above moves more appropriately downward.
[0046]
When the arm portion 15 is further moved away from the lid main body portion 13 from the state of FIG. 4D, the lever portion 19 has an arrow C1 centered on the column portion upper end shaft 181 (see FIG. 4C). It rotates in the opposite direction.
Then, the hook portion 17 connected to the arm portion 15 via the hook portion upper end shaft 182 is pushed down in the arrow C3 direction (see FIG. 4C), that is, in the downward direction, with the support portion upper end shaft 181 as the center. At this time, similarly to the case of FIG. 4D, the operation auxiliary shaft 173 is also pushed down along the second auxiliary portion 1722 of the guide portion 172, and thus is configured integrally with the operation auxiliary shaft 173. The hook portion 17 that is being moved moves more appropriately downward. As the arm portion 69 operates in accordance with the movement of the handle portion 16 in this way, the engagement state between the engagement projection portion 171 of the hook portion 17 and the ring engagement projection portion 21 of the intervening ring portion 2 is released. Is done.
[0047]
Next, when the arm portion 15 is further moved away from the lid main body portion 13 from the state of FIG. 4C, the lever portion 19 is centered on the support portion upper end shaft 181 and is indicated by an arrow B <b> 1 (see FIG. 4B). ) And the movement assist shaft 173 moves along the first auxiliary portion 1721 of the guide portion 172 in the opposite direction of the arrow B2 (see FIG. 4B). When each element moves or the like as described above, the hook portion 17 moves to an arrow B3 (see FIG. 4B) at a position outside the hook portion upper end shaft 182 (outside as viewed from the center portion of the lid main body portion 13). It rotates in the opposite direction.
[0048]
When the arm portion 15 is further moved away from the lid main body portion 13 from the state of FIG. 4B, the lever portion 19 is indicated by an arrow A1 with the support portion upper end shaft 181 as a center (see FIG. 4A). The hook portion 17 is rotated in the direction of the arrow A2 (see FIG. 4A).
[0049]
As shown in FIGS. 4 (d) to 4 (a), when the hook portion 17 is actuated based on the operation of the handle portion 16, the engagement protrusion 171 of the hook portion 17 and the interposed ring portion 2 are moved. The engagement state with the ring engagement protrusion 21 is released (see FIG. 4A), and then the lid 12 is lifted with the lever gripping portion 191 around the hinge 14 to open the opening. 11 will be opened.
[0050]
Note that the description based on FIG. 4 is performed in the case where the input unit 1 is provided so that gravity acts in the direction of the arrow G in FIG. That is, in the process of releasing the engagement of the hook portion 17, since gravity acts in the direction of the arrow G, as described above, the hook portion operation assist mechanism (the guide portion 172 and the operation assist) according to the present embodiment. The hook portion 17 can be disengaged using the shaft 173).
[0051]
On the other hand, for example, when the input unit 1 according to the present embodiment is attached to a horizontal plane, or when gravity acts in the direction opposite to the arrow G in FIG. Therefore, the hook operation assisting mechanism is configured using the disengagement assisting portion in addition to the guide portion 172 and the operation assisting shaft 173. Hereinafter, the disengagement assisting portion will be described.
[0052]
5A and 5B are schematic diagrams for explaining the disengagement assisting portion, in which FIG. 5A is a schematic enlarged view of the hook portion and its periphery, and FIG. 5B is the S-line direction of FIG. 5A. It is an arrow view. In the following description, FIG. 4 is referred to as necessary.
[0053]
As shown in FIG. 5, the disengagement assisting portion 100 according to the present embodiment includes an overhang portion 101 provided integrally with the hook portion 17, and a disengagement portion fixed to the lid main body portion 13 and the column portion 18. The auxiliary plate 102 is used. The guide portions 172 described above are respectively bolted to the outside of the disengagement auxiliary plate 102.
[0054]
The engaging protrusions 171 of the hook portion 17 according to the present embodiment are arranged in the order as described with reference to FIG. 4 (FIG. 4 (d) → FIG. 4 (c) → FIG. 4 (b) → FIG. 4 (a)). Thus, the engagement is released from the ring engagement protrusion 21. However, in this case, when gravity acts on the hook portion 17 in the direction opposite to the arrow G, a situation may occur in which the operation auxiliary shaft 173 does not properly follow the guide portion 172. In such a case, the disengagement assisting part 100 acts effectively.
[0055]
That is, when the hook portion 17 is pushed downward to release the engagement projection portion 171 from the ring engagement projection portion 21 (when the state is changed from FIG. 4D to FIG. 4C), Accordingly, the overhang portion 101 approaches the disengagement auxiliary plate 102. When the hook portion 17 is further pushed down (from the state shown in FIGS. 4C to 4B), the overhanging portion 101 and the disengagement assisting plate 102 come into contact with each other. More specifically, the lower surface 101A of the overhanging portion 101 comes into contact with the upper surface 102A of the disengagement auxiliary plate 102, and the hook portion 17 is aligned along the inclination angle of the upper surface 102A of the disengagement auxiliary plate 102. (The overhanging portion 101) moves in the direction of the arrow A2 (FIGS. 4B to 4A).
[0056]
In the present embodiment, as described above, the overhanging portion 101 and the disengagement auxiliary plate 102 come into contact with the lowering of the hook portion 17, and the hook portion 17 moves along the inclination angle of the upper surface 102A of the disengagement auxiliary plate. It moves in the disengagement direction (arrow A2 direction in FIG. 4).
Therefore, in the present embodiment, by providing the guide portion 172, the operation assisting shaft 173, and the disengagement assisting portion 100, no matter what angle the insertion portion 1 is attached to (ie, the hook portion 17). The hook portion 17 can be appropriately engaged and disengaged appropriately regardless of the direction in which gravity acts. That is, no matter what angle the insertion portion 1 is attached to, the hook portion 17 (engagement projection portion 171) is securely attached to the ring engagement projection portion 21 by using the guide portion 172 and the operation assisting shaft 173. The hook part 17 (engagement protrusion part 171) can be engaged with the ring engagement protrusion part by using the engagement release auxiliary part 100 (the overhang part 101 and the engagement release auxiliary plate 102). The engagement can be reliably released from 21.
[0057]
In the present embodiment, as described above, the handle portion 16 is rotated to move the arm portion 15 up and down relative to the lid main body portion 13 without touching the hook portion 17 or the like. 11 can be closed and released (engagement and release of the hook portion 17).
[0058]
In the present embodiment, the distance between the support column upper end shaft 181 and the arm connection shaft 183 in the lever unit 19 is set to be longer than the distance between the support column upper end shaft 181 and the hook unit upper end shaft 182. doing. Therefore, according to the present embodiment, the lever portion 19 acting as a lever can increase the tightening force of the lid portion 12 with respect to the opening portion 11 with a small operation force.
The distance between the support column upper end shaft 181 and the arm connection shaft 183 and the distance between the support column upper end shaft 181 and the hook unit upper end shaft 182 are set to about 2: 1, for example. However, the present invention is not limited to this set value, and can be changed as appropriate.
[0059]
Further, in the present embodiment, a plurality of column portions 18 that support the lever portion 19 by the column portion upper end shaft 181 are provided on the peripheral edge portion of the lid main body portion 13. That is, in the present embodiment, the tightening force of the lid 12 is received at a plurality of locations on the peripheral edge of the lid main body 13, so that the arm 15 for driving the hook 17 is placed in the center of the lid main body 13. Although it is provided in the part, no force acts only on the central part.
Therefore, according to the present embodiment, it is possible to reduce the weight of the lid main body portion 13 and thus the entire lid portion 12 without much concern about the strength of the lid main body portion 13.
[0060]
Furthermore, in this embodiment, the hook part operation | movement assistance mechanism is comprised using the operation | movement auxiliary shaft 173 attached to the hook part 17, and the guide part 172. As shown in FIG.
The operation of the hook portion operation assisting mechanism is as described with reference to FIGS.
Since the hook portion operation assisting mechanism as described above is provided in the insertion portion 1 according to the present embodiment, the hook is mechanically and forcibly forced by the movement of the operation assisting shaft 173 in addition to the movement of the lever portion 19 and the like. The part 17 performs at least one of movement and rotation. Therefore, according to the present embodiment, it is possible to appropriately and reliably engage and disengage the hook portion 17 regardless of the position at which the hook portion 17 is provided.
[0061]
Further, in the present embodiment, as shown in FIG. 1 and the like, the intervening ring portion 2 is provided between the opening portion 11 and the lid portion 12, and the intervening ring portion 2 is connected to the opening portion 11 by the fixture 3. It is fixed to the flange portion 111. Therefore, according to this embodiment, by providing the intervening ring 2, the glass lining processed surfaces of the opening 11 and the lid 12 can be protected.
[0062]
In the present embodiment, the opening portion 11 is closed by the lid portion 12 by engaging the hook portion 17 with the intervening ring portion 2. In other words, according to this configuration, the opening 11 is closed by engaging the two elements of the “lid portion 12” and the “intervening ring portion 2” (as in the conventional case, the three elements are Since there is no need to engage, a high sealing performance can be obtained even with a relatively weak clamping force.
[0063]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications other than those described above can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0064]
For example, in the above embodiment, the configuration in which the O-ring 61 and the backup ring 62 are covered using the cover sheet 63 (PTFE sheet) has been described. However, the present invention is not limited to this configuration. A ring may be provided inside the O-ring, or the backup ring itself may be fixed to the lid body.
[0065]
Further, in the above embodiment, a case has been described in which hook portion operation assist mechanisms are provided for all hook portions, but the present invention is not limited to this configuration, and is provided only where necessary. Also good.
For example, when the opening surface of the opening portion has a predetermined inclination and gravity acts in the direction in which the hook portion is opened, the hook portion and the ring engagement protrusion are appropriately engaged. It becomes difficult. Therefore, if necessary, the hook part operation assisting mechanism described above may be selectively provided only in such a hook part.
[0066]
Moreover, in the said embodiment, although the case where a manhole was used as a to-be-processed object input part (input part 1) was demonstrated, this invention is not limited to this structure. Therefore, the manhole according to the present invention includes, for example, those used for entering and exiting the container for cleaning, internal inspection, maintenance, etc., or used for visual inspection of the inside of the container. If it is a structure which has a cover part etc. for opening and closing, the usage method etc. will not be specifically limited.
[0067]
Furthermore, in the said embodiment, although the case where the glass lining process was performed about the part which the substance injected | thrown-in contacts was demonstrated, this invention is not limited to this structure. Therefore, for example, stainless steel, resin (for example, PTFE) lining or the like may be used.
[0068]
Moreover, in the said embodiment, although the case where the interposition ring part 2 was used as an interposition part was demonstrated, this invention is not limited to this structure. That is, in the above-described embodiment, the case where the ring-shaped interposition part is used has been described. However, the interposition part according to the present invention may have another shape (for example, an ellipse, an ellipse, etc.) as necessary. It may be used.
[0069]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a manhole structure having high sealing performance can be obtained in a state where glass lining processing is performed and an intervening element is provided between the lid and the opening. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a charging portion (manhole) provided in a glass-lined container according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic top view of the charging unit shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged schematic view of the fixture according to the present embodiment and its periphery.
4A and 4B are enlarged schematic views of a hook portion forming the input portion according to the present embodiment and its surroundings, and FIGS. 4A to 4D are views showing an operating state of the hook portion. .
5A and 5B are schematic views for explaining the disengagement assisting portion according to the present embodiment, in which FIG. 5A is a schematic enlarged view of the hook portion and its periphery, and FIG. 5B is FIG. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Input part, 2 ... Intervening ring part, 3 ... Fixture, 5 ... First gasket, 6 ... Second gasket
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Opening part, 12 ... Cover part, 13 ... Cover body part, 14 ... Hinge part, 15 ... Arm part, 16 ... Handle part, 17 ... Hook part, 18 ... Supporting part, 19 ... Lever part
21 ... Ring engagement protrusion, 22 ... Ring peripheral edge, 23 ... Female thread
31 ... Mounting body, 32 ... Mounting bolt, 33 ... Mounting nut
61 ... O-ring, 62 ... Backup ring, 63 ... Cover sheet
DESCRIPTION OF SYMBOLS 100 ... Disengagement assistance part, 101 ... Overhang | projection part, 102 ... Disengagement assistance board
111 ... Flange
131 ... Peeping window
151 ... Bearing metal, 152 ... Nut, 153 ... Lifting bolt
171... Engaging protrusion, 172. Guide portion, 173.
181 ... Upper end shaft of support column, 182 ... Upper end shaft of hook portion, 183 ... Arm connecting shaft
191: Lever gripping part
311: Mounting engagement protrusion

Claims

A manhole structure provided with an opening provided in a glass-lined container and a lid provided to be able to open and close the opening,
In order to intervene between the opening and the lid, an interposition part attached to the flange part of the opening,
A manhole structure comprising: a hook portion provided on the lid portion and engaged with the interposition portion and capable of closing the opening portion using the lid portion.

In order for the hook part to mechanically engage or disengage with respect to the interposition part, a hook part operation assisting mechanism is provided,
The hook part movement assist mechanism is
An auxiliary operation shaft fixed to the hook portion;
2. The manhole structure according to claim 1, further comprising: a guide portion that moves the operation auxiliary shaft in a required moving direction by contacting the operation auxiliary shaft. 3.

In order for the hook part to mechanically engage or disengage with respect to the interposition part, a hook part operation assisting mechanism is provided,
The hook part movement assist mechanism is
The auxiliary operation shaft and the overhanging portion fixed to the hook portion;
A guide portion for assisting the engaging operation of the hook portion by contacting the operation auxiliary shaft;
2. The manhole structure according to claim 1, further comprising: an engagement release auxiliary plate that assists an engagement release operation of the hook portion by contacting the overhanging portion.