JP2004181625A - シリンダ壁に制御窓を形成させるための装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御窓形成装置において、シリンダ壁に制御窓を可能な限り精密に形成させ、シリンダケースの迅速且つ低コストの製造を保証する。
【解決手段】工具保持体(17)の回転軸線(11)に対し実質的に直交する駆動軸線(19)を備えたフライス工具(7)を設ける。
【選択図】図3
【解決手段】工具保持体(17)の回転軸線(11)に対し実質的に直交する駆動軸線(19)を備えたフライス工具(7)を設ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、2サイクル内燃エンジンのシリンダケースのシリンダ壁に、該シリンダ壁によって画成されるシリンダ内部空間に対する流動管路のそれぞれの開口部として制御窓を形成させるための装置であって、回転可能な工具保持体の自由端に設けられてシリンダ内部空間内に挿入することのできる駆動可能な工具を備え、駆動可能な工具が、工具保持体の回転軸線に対し横運動することにより、切開対象である制御窓に対し設定されたポジションでシリンダ壁と係合可能である、前記装置に関するものである。
シリンダケース内でシリンダ壁は往復ピストンを受容するための内部空間を画成している。シリンダ壁には、往復ピストンによって画成されている燃焼室内でのチャージチェンジングを保証するための複数の流動管路が設けられている。2サイクル内燃エンジンの場合、これらの流動管路はそれぞれ1つの制御窓によって内部空間に開口している。制御窓はエンジン作動時に往復ピストンにより順番に覆われ、再び開放される。このようなシリンダケースを製造する場合、まずシリンダケースの未加工物が鋳造される。この未加工物はシリンダ壁に流動管路を鋳込んだだけのものである。このような未加工シリンダ体は高効率で、よって低製造コストで成形することができ、この場合シリンダを製造するための第2の方法ステップで各制御管路の制御窓をシリンダ壁に形成させねばならない。
流動管路の開口部として制御窓を繰り抜くため、特許文献1は機械的無接触成形法を提案している。この場合、回転可能な工具保持体の自由端に設けられたシリンダ壁加工用の工具はシリンダケースの内部空間のなかに挿入され、シリンダ壁と係合して工具保持体の回転軸線に対し横運動することにより、切開対象である制御窓に対し設定されたポジションへ持ち来たされる。この公知の方法は、制御窓を形成させるため電気放電成形を採用しており、シリンダ壁に制御窓を形成させるにあたって無接触成形法で精密な加工が可能であることを前提としている。
ところで、この公知の方法を用いてシリンダを製造するには、制御窓をシリンダ壁から無接触で繰り抜くための、要求の多い高価な加工機が必要である。小型内燃エンジン、たとえば手で操縦される作業機で使用されるような小型内燃エンジン用のシリンダを製造する場合には、無接触加工するとシリンダの製造コストが高くなり、したがってエンジンの製造コストが高くなり、特に高部品数のエンジンの製造にはこの種の無接触加工は受け入れ難い。
本発明の課題は、この種の制御窓形成装置において、シリンダ壁に制御窓を可能な限り精密に形成させ、シリンダケースの迅速且つ低コストの製造を保証することである。
本発明は、上記課題を解決するため、工具保持体の回転軸線に対し実質的に直交する駆動軸線を備えたフライス工具が設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、シリンダ壁に制御窓を形成させるため、工具保持体の回転軸線に対し実質的に直交する駆動軸線を備えた該工具保持体に配置されるフライス工具を設けるものである。したがって、本発明によるフライス工具は工具保持体とともに鋳造したシリンダケースの内部空間のなかへ挿入され、工具保持体の横運動によりシリンダ壁と係合して制御窓を繰り抜く。この場合、シリンダ壁で行なわれる切削作業の設定に応じてフライス工具を工具保持体により案内することができ、フライス工具は制御窓の繰り抜き時の高精度の作業工程を保証している。その際、工具保持体の回転角度位置を適当に調整することにより、制御窓のエッジの屈曲構造を低コストで形成させることができる。
フライス工具は正面フライスとして構成されているのが有利であり、工具保持体の横運動とフライス工具の駆動軸線方向での該フライス工具の縦運動とにより当該フライス工具をシリンダ壁に係合させることができる。その際シリンダ壁に破断部が形成され、破断部はその後フライス工具の適当な案内により所望の寸法へ拡大される。この場合2段階の加工も有利であり、前もって正面フライスで繰り抜いた破断部を、第2の加工ステップで、フライス工具の回転軸線のまわりで周方向に切削作用を持つ周面フライス(Umfangsfraeser)で拡大させる。特に有利なのは、本発明によるフライス工具を正面フライスとしても、また周面フライス或いは平フライスとしても構成し、いわば歯科工具のごとく構成することで、このように構成すると、破断部の形成と、これに引き続き行われる必要な寸法への破断部の拡大とを、同じ工具を用いて行なうことができる。このようにして段取り時間が短縮されるので、制御窓の精密な形成を短時間で達成でき、したがって制御窓の形成、ひいては最終的にシリンダの製造を低コストで行なうことができる。
本発明に従って工具保持体に対し直交するように配置されたフライス工具は空気圧または液圧で駆動されるのが有利であり、これによりフライス工具の独立な駆動が可能であり、したがって工具保持体にフライス工具を直交するように配置する省スペース用の自由空間が提供される。電気駆動も合目的である。フライス工具は工具箱に接続可能な工具ヘッドの一部であり、工具ヘッドはたとえばフライス工具を駆動するために空気圧モータ、液圧モータまたは電動機を有している。工具ヘッドはコンパクトなアッセンブリとして工具保持体に固定可能であり、シリンダケースの加工のためにすばやく使用することができる。
本発明の特に有利な構成では、工具保持体は制御可能な工作機械の駆動主軸の一部である。数値制御式工作機械の駆動主軸はシリンダケースの内部空間内において任意の回転角度位置と姿勢で精密に案内でき、フライス工具を効果的に且つ精密に制御窓の繰り抜きのために使用できる。作業主軸の回転角度位置を適当に制御することにより、制御窓の精密な輪郭と、流動管路端部における壁部分の適切な方向および角度位置とが提供され、したがって流動管路を通じて燃焼室内へ案内される流体の流動特性を改善することができる。
次に、本発明の実施形態を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1と図2は、手で操縦される作業機で使用するために設けられ、ダイカスト部品として成形された2サイクル内燃エンジン用シリンダケース1を示している。シリンダ壁2は、その外面に、シリンダを空冷するための冷却リブ14を備えている。シリンダケース1のシリンダ壁2は往復ピストンを受容するための内部空間3を画成している。シリンダケース1は一体構造で鋳造されており、図示していない往復ピストンを挿入させるため片側が開口している。開口した側は、エンジンブロックと結合させるための平らなフランジ15を備えている。シリンダ壁2には制御窓5が形成されており、制御窓5は流動管路4からシリンダの内部空間3への開口部であり、内燃機関の作動時には、ガス交換のために往復ピストンにより公知の態様で開閉される。流動管路4は、エンジンの構成に応じて、空気を供給するか、或いは、内燃エンジンのクランクケースから、または混合気調製用の別個の装置から燃料・空気混合気の供給を受ける。シリンダケース1を製造する際には、第1の加工段階でシリンダケース1を鋳造し、第2の加工段階でシリンダ壁を切削加工することにより半径方向の制御窓5を流動管路4の末端部として繰り抜く。このようにして、内部空間用の簡単なコアを用いて一体のシリンダケース1を製造することができる。この場合、シリンダ壁2の制御窓5のために必要な半径方向のアンダーカット部である複雑なコアを省略できる。制御窓5を形成させるための本発明によるシリンダケース1の切削加工は、シリンダケース1の外面に流動管路を接続させた図1および図2の構成以外にも、シリンダの長手方向に延びるように搬送管路をシリンダ壁に一体に鋳込んだシリンダケースの鋳造の場合にも有利である。以下に図3ないし図6を用いて制御窓5を形成するための切削加工について説明するが、これはシリンダ壁にほぼ半径方向の破断部を持った他の適用例でも有利である。
図1と図2は、手で操縦される作業機で使用するために設けられ、ダイカスト部品として成形された2サイクル内燃エンジン用シリンダケース1を示している。シリンダ壁2は、その外面に、シリンダを空冷するための冷却リブ14を備えている。シリンダケース1のシリンダ壁2は往復ピストンを受容するための内部空間3を画成している。シリンダケース1は一体構造で鋳造されており、図示していない往復ピストンを挿入させるため片側が開口している。開口した側は、エンジンブロックと結合させるための平らなフランジ15を備えている。シリンダ壁2には制御窓5が形成されており、制御窓5は流動管路4からシリンダの内部空間3への開口部であり、内燃機関の作動時には、ガス交換のために往復ピストンにより公知の態様で開閉される。流動管路4は、エンジンの構成に応じて、空気を供給するか、或いは、内燃エンジンのクランクケースから、または混合気調製用の別個の装置から燃料・空気混合気の供給を受ける。シリンダケース1を製造する際には、第1の加工段階でシリンダケース1を鋳造し、第2の加工段階でシリンダ壁を切削加工することにより半径方向の制御窓5を流動管路4の末端部として繰り抜く。このようにして、内部空間用の簡単なコアを用いて一体のシリンダケース1を製造することができる。この場合、シリンダ壁2の制御窓5のために必要な半径方向のアンダーカット部である複雑なコアを省略できる。制御窓5を形成させるための本発明によるシリンダケース1の切削加工は、シリンダケース1の外面に流動管路を接続させた図1および図2の構成以外にも、シリンダの長手方向に延びるように搬送管路をシリンダ壁に一体に鋳込んだシリンダケースの鋳造の場合にも有利である。以下に図3ないし図6を用いて制御窓5を形成するための切削加工について説明するが、これはシリンダ壁にほぼ半径方向の破断部を持った他の適用例でも有利である。
図3は、スリット制御型2サイクルエンジン用のシリンダケース1の横断面図であり、シリンダケース1はシリンダの長手方向に延びるようにシリンダ壁2に流動管路4を鋳込んだダイカスト部品として製造されている。流動管路4は、本実施形態では直径方向に対向しており、鋳込んだシリンダケース1の中空空間としてシリンダ壁内で長手方向に延びている該流動管路4の部分が、往復ピストンを受容するための筒状の内部空間3とともに成形される。シリンダケース1はアンダーカット部なしで成形されるので、シリンダケース1の鋳造未加工品では、シリンダの内部空間3への流動管路4の通路は閉鎖されている。本発明によるフライス工具7を用いてシリンダ壁2を切削加工することにより、制御窓5は内部空間3内への流動管路4の開口部として形成される。制御窓5を繰り抜くためのフライス工具7は、数値制御工作機械の駆動主軸6の自由端に設けた工具保持体に次のように配置されており、すなわちフライス工具の駆動軸線が駆動主軸6の回転軸線に対しほぼ直交するように配置されている。フライス工具7はフランジ15(図1)にて開口しているシリンダケース1の内部空間3内へ挿入され、シリンダ壁2に対する作業位置へもたらされて、そこで制御窓5を繰り抜く。フライス工具7は駆動主軸6の回動運動12により所望の回転角度位置へ移動させることができ、且つ駆動主軸6をその主軸軸線に関し横運動13させることによりシリンダ壁2と係合させることができる。フライス工具7を用いて破断部10がシリンダ壁2に加工され、したがってそれまではシリンダ壁2のなかに封じ込まれていた流動管路4が内部空間3と流動的に結合する。横運動13と回動運動12とを適当に同調させて駆動主軸6の運動を制御することにより、シリンダ壁2内の破断部10は制御窓5の必要な寸法に拡大される。フライス工具7の駆動軸線が駆動主軸6の長手軸線と直交するようにフライス工具7を配置することにより、シリンダ内部のわずかな空間内でフライス工具を精密に案内させることが可能である。
フライス工具7は図4に図示した工具ヘッド20の一部である。工具ヘッド20は、コンパクトなアッセンブリとして、駆動主軸6の自由端16に設けた工具保持体17(図5に図示)に取り付けることができる。工具ヘッド20のフライス工具7は、正面フライスと平フライスとを組み合わせたものとして構成され、駆動軸線19に対し垂直に作用する端面8に刃を有しているとともに、その周囲9にも刃を有している。このように歯科工具のごとく構成されたフライス工具7は、正面フライスとしての作用でシリンダ壁に穿刺することができ、引き続きフライス工具7の周囲9に設けた刃により制御窓の輪郭を削り出すことができる。
フライス工具7はその駆動軸線19のまわりに原動機23によって駆動される。原動機23は空気圧原動機、液圧原動機、或いは電動機として構成されていてよい。有利には原動機23は空気圧原動機であり、工具ヘッド20の一部である。原動機23は片手クラッチ(Einhandkupplung)のごとき接続部材によりエネルギー源と結合されている。さらに工具ヘッド20はトルク支持部24を備えており、ジャーナル状の接続部22により、駆動主軸6の工具保持体17に設けた受容部18に差し込まれる。工具保持体17のこの受容部18は駆動主軸6の回転軸線11に対しほぼ直角に位置しており、これにより、工具ヘッド20の取り付け状態では、フライス工具7の駆動軸線19も駆動主軸6の回転軸線11に対し垂直に位置する。この場合受容部18は、フライス工具7の駆動軸線19が空間的に張られた2つの面内で駆動主軸6の回転軸線11に対し垂直に位置するように構成されていてよい。なお、工具ヘッド用の受容部18が回転軸線11に対し小さな設置角(本実施形態では2゜)をもっていても有利である。
図6のaないしcは、一点鎖線で示したシリンダ壁を加工するために工具ヘッド20をシリンダ内に配置する際の可能なポジションを示している。図6のaは、フライス工具7を案内している工具ヘッド20の、シリンダ内での侵入ポジションを示している。フライス工具を駆動するための原動機を内部に備えている工具ヘッド20は、数値制御工作機械の駆動主軸を用いて、筒状の内部空間内で正確に案内可能である。図6のbに図示したように、フライス工具7はシリンダ壁2内に深く挿入させることができる。この場合正面フライス8を用いれば、シリンダ軸線に関しどの半径方向においてもシリンダ壁2を加工することが可能である。フライス工具7は周囲9にも刃を有しており、これらの刃を用いてシリンダ壁2の接線方向の加工が可能である。工作機械の駆動主軸とこれに保持されている工具ヘッド20とを回動運動させることにより、刃を備えているフライス工具7の側面9を、制御窓の輪郭を精密に構成するために使用することができる。筒状の内部空間内で駆動主軸を、よって工具ヘッド20を空間的に位置決めすることにより、よって回動運動を調整することにより、シリンダ壁2の加工面の角度を任意のどの方向にも設定することができる。工具保持体の回転軸線に対しほぼ直交する駆動軸線を備えたフライス工具を有している本発明による制御窓形成装置により、フライス工具を精密に案内することができるので、穴径が80mm以下の小さなシリンダでも制御窓の精密な形成が可能である。
本発明に従ってフライス工具が駆動主軸に対し直交するように位置していることにより、制御窓を同じ工具を用いて1段の作業方法で形成させることができる。1段の作業方法は、正面フライスを用いて破断部を形成させ、周面フライスを用いて破断部を制御窓の必要な寸法と輪郭に拡大させる。シリンダ壁の多段階加工も可能であり、この場合流動管路4を開口させるために、シリンダケースの鋳造未加工物のシリンダ壁をディスクフライスを用いて破断させる。ディスクフライスを用いて加工した後にシリンダ壁の破断部のエッジに残っているコンマ状のまくれを、次の加工段階で、フライス工具を主軸軸線に対し直交するように配置した工具ヘッド20を用いて後加工する。この場合、制御窓の壁の角度を前述したように後加工することができる。
1 シリンダケース
2 シリンダ壁
3 シリンダの内部空間
4 流動管路
5 制御窓
6 駆動主軸
7 フライス工具
11 工具保持体の回転軸線
17 工具保持体
19 フライス工具の駆動軸線
20 工具ヘッド
23 原動機
2 シリンダ壁
3 シリンダの内部空間
4 流動管路
5 制御窓
6 駆動主軸
7 フライス工具
11 工具保持体の回転軸線
17 工具保持体
19 フライス工具の駆動軸線
20 工具ヘッド
23 原動機
Claims (8)
- 2サイクル内燃エンジンのシリンダケース(1)のシリンダ壁(2)に、該シリンダ壁(2)によって画成されるシリンダ内部空間(3)に対する搬送通路(4)のそれぞれの開口部として制御窓(5)を形成させるための装置であって、回転可能な工具保持体(17)の自由端(16)に設けられてシリンダ内部空間(3)内に挿入することのできる駆動可能な工具を備え、駆動可能な工具が、工具保持体(17)の回転軸線(11)に対し横運動することにより、切開対象である制御窓(5)に対し設定されたポジションでシリンダ壁(2)と係合可能である、前記装置において、
工具保持体(17)の回転軸線(11)に対し実質的に直交する駆動軸線(19)を備えたフライス工具(7)が設けられていることを特徴とする装置。 - フライス工具が正面フライスとして構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- フライス工具が、該フライス工具(7)の駆動軸線(19)のまわりで周方向に切削作用を持つ周面フライスとして構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
- フライス工具(7)が空気圧または液圧で駆動されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載の装置。
- フライス工具(7)が電気で駆動されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一つに記載の装置。
- フライス工具(7)が工具保持体(17)に接続可能な工具ヘッド(20)の一部であることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一つに記載の装置。
- 工具ヘッド(20)がフライス工具(7)を駆動するための液圧モータ(23)を有していることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
- 工具保持体(17)が制御可能な工作機械の駆動主軸(6)と相対回転不能に結合され、特に駆動主軸(6)の一部であることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一つに記載の装置。
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