JP2004180982A - 足筋力計測装置 - Google Patents

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泰輔 榊
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Abstract

【課題】足関節まわりの負荷トルク計測が簡易かつ正確にできる、また負荷トルクだけでなく姿勢安定性を評価できるデータを提示できる、足筋力計測装置を提供することである。
【解決手段】足関節の軸と回転軸との軸合わせを行う軸調整部と、対象者の姿勢の安定性を求める姿勢安定性計測部と、姿勢安定性のデータを蓄積した姿勢安定性データベース部と、データベースにおける前記姿勢安定性の平均値と統計的な偏差とから、姿勢安定性の評価結果である姿勢安定性評価結果と計測精度の判定結果である計測精度判定結果とを表示する判定・表示部とを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば整形外科手術後やリハビリテーションにおいて、足関節の関節可動域訓練、筋力増強訓練、持続力増強訓練その他の訓練および体力等の評価を行うため、関節の他動運動又は自動運動を行う際の足関節まわりの筋力を計測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、整形外科手術後やリハビリテーションにおいて、足関節の関節可動域訓練、筋力増強訓練、持続力増強訓練その他の訓練が、理学療法士によって実施される。これは主として、距腿関節いわゆる踝まわりの背屈・底屈等の運動が行われる。こうした訓練は歩行機能回復を目的としているため、足まわりの柔軟性(関節可動域)を保つとともに、姿勢の安定性を保ったり効率良く移動するために足まわりの筋力の評価が特に重要となる。
従来、整形外科で用いられる運動装置、あるいは理学療法科で用いられる足筋力の計測装置には、以下のようなものがある。
足首の底屈背屈運動を実施するアンクルストレッチャ(Ankle Stretcher)なる製品では、踝を中心に底屈・背屈方向に足部を回転駆動する機構を有し、その際回転軸まわりの負荷トルクを計測できる。
また、肘や膝関節まわりの筋力を計測するために、関節の回転軸に装置の計測中心をあわせ、トルクセンサやロードセンサ等により負荷トルクを計測するものもある(例えば、特許文献1または特許文献2参照。)。
図8および図9は、前記従来技術による足筋力計測装置を示す図である。
図8はトルクセンサを用いた例で、装置の基部101および把持部103にそれぞれ対象者の足102を固定し、足関節の軸106すなわち踝を装置の回転軸107に合わせ、対象者に随意的な筋力を発生させる。このとき前記回転軸107まわりに発生した負荷トルク104を、トルク検出部105で検出し、表示装置116で表示する。なお、前記トルク検出部105は、トルクセンサ108、トルクセンサ出力信号115を受けるセンサアンプ109とからなり、前記センサアンプ109から負荷トルクの計測値114を出力する。また、図9は負荷センサを用いた例で、負荷112であるFを負荷センサ110により計測し、負荷センサ出力信号を前記センサアンプ111に出力、ここであらかじめ定めた前記回転軸107から前記負荷センサ110までの距離Lである軸間距離113を乗じて負荷トルクを求め、負荷トルクの計測値114として出力する。その他の処理は図8の例と同様である。
【0003】
【特許文献1】特開平6―269429号公報
【特許文献2】特開平7―289539号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術である上記アンクルストレッチャ、特許文献1または特許文献2記載の技術では、前記負荷トルクを正確に得るために足関節の軸すなわち踝を装置の回転軸に合わせる必要があるが、このとき両方の軸を一致させる技術はなく計測精度に問題があった。また、計測結果は負荷トルクだけであり、訓練の目的である歩行機能回復に対し、姿勢の安定性を評価することに計測結果を直ちに結び付けることができず、姿勢安定性の指標に対する評価結果を装置から得ることができなかった。
したがって、本発明の目的は、足関節まわりの負荷トルク計測が簡易かつ正確にできる、また負荷トルクだけでなく姿勢安定性を評価できるデータを提示できる、足筋力計測装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するため、第一の発明は、足関節まわりの筋力を計測する装置であって、基部101に対象者の足102を把持する把持部103と足関節まわりの負荷トルク104を計測するトルク検出部105とを備え、前記足関節の軸(踝)106に前記把持部103の回転軸107をあわせ、前記トルク検出部105の、トルクセンサ108およびセンサアンプ109によって前記足関節まわりの前記負荷トルク104を直接計測するか、または、前記基部101と前記把持部103との間に設けた負荷センサ110およびセンサアンプ111によって前記足関節まわりの負荷112を計測し前記足関節の軸106と前記把持部103の前記回転軸107との軸間距離113を前記負荷112の値に乗じて換算し間接的に前記負荷トルク104を求め、前記負荷トルクの計測値114を表示装置等へ出力する、足筋力計測装置において、前記足関節の軸106と前記回転軸107との軸合わせを行う軸調整部121と、前記対象者の姿勢の安定性を求める姿勢安定性計測部122と、前記姿勢安定性のデータを蓄積した姿勢安定性データベース部123と、前記データベースにおける前記姿勢安定性の平均値と統計的な偏差とから、前記姿勢安定性の評価結果である姿勢安定性評価結果124と計測精度の判定結果である計測精度判定結果125とを表示する判定・表示部126とを設けたことを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
また、第二の発明は、前記軸調整部121において、前記回転軸107と前記把持部103との距離である装置踝高さ201を調整する踝高さ調整機構202と、前記回転軸107と前記基部101との距離である装置踵・踝間長さ203を調整する踵・踝間長さ調整機構204と、前記回転軸107の位置と前記足関節の軸(踝)106の位置との位置合わせを確認する踝位置合わせ機構205とから構成することで、前記足関節の軸(踝)106と前記回転軸107との軸合わせを行うことを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
また、第三の発明は、前記姿勢安定性計測部122が、前記負荷トルクの計測値301(前記114)に定数302を乗じた値を、前記対象者の体重303に足底から重心位置までの距離である重心位置304を乗じた値で除し、その結果をもって前記対象者の前記姿勢安定性を表す姿勢安定化指数305を求めることを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
また、第四の発明は、前記姿勢安定性データベース部123において、年齢別に、前記姿勢安定化指数401(前記305)をデータとして蓄積し、前記姿勢安定化指数401(前記305)の蓄積データの平均値である姿勢安定化指数平均値402と、その統計的な偏差すなわち姿勢安定化指数標準偏差403とを、それぞれの年齢404に対応して出力することを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
また、第五の発明は、前記判定・表示部126において、前記姿勢安定化指数501(前記305,401)を前記姿勢安定性データベース部502(前記123)のデータと比較する姿勢安定性判定部503と、前記姿勢安定性判定部503による判定結果504を受けて、前記対象者の姿勢安定性の良否、転倒の危険性を示す姿勢安定性評価結果505(前記124)と、計測精度の問題の有無を示す計測精度判定結果506(前記125)とを表示し、同時に前記姿勢安定化指数501を前記対象者の年齢とともに前記姿勢安定性データベース部502のデータとして記録するための出力を行う、姿勢安定性表示部507とから構成されることを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
また、第六の発明は、前記姿勢安定性判定部503において、前記姿勢安定化指数601(前記305,401,501)が、前記姿勢安定性データベース部602(前記123,502)における、前記対象者の前記年齢603(前記404)に対応した前記姿勢安定化指数平均値604(前記402)に対し、その前記姿勢安定化指数標準偏差605(前記403)以内であるかどうかを判定しその結果を前記判定結果606(前記504)として出力することを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
また、第七の発明は、前記姿勢安定性表示部507において、前記姿勢安定性判定部701(前記503)による判定結果702(前記504)を受けて、前記姿勢安定化指数703(前記305,401,501,601)が前記姿勢安定化指数平均値704(前記402,604)に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705(前記403,605)以外である場合に姿勢安定性が悪化しており転倒等の危険性があることを示し、または前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705以内である場合に姿勢安定性が良好な状態であることを示す、姿勢安定性評価結果706(前記124,505)を表示し、また、前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705以外である場合に計測精度に問題があり再計測を推奨することを示し、計測が正しく行われたことを確認する入力が得られた場合にはその旨示すとともに前記姿勢安定化指数703を前記姿勢安定性データベース部707(前記123,502,602)にデータとして追加入力すべく出力し、また、前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705以内である場合に計測精度には問題がないことを示す計測精度判定結果708(前記125,506)とを表示することを特徴とする、足筋力計測装置とするものである。
【0006】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例の主な構成を示すブロック図である。
図1を用いて実施例の概要を示す。本実施例で、図8を用いて説明した上記従来例と比較し新規に付け加えた点は、基部101と回転軸107と把持部103とを結合する機構である軸調整部121、および、図8の表示装置116の代わりに設けた姿勢安定性計測部122、姿勢安定性データベース部123、判定・表示部126である。基部101に対象者の足102を把持する把持部103と足関節まわりの負荷トルク104を計測するトルク検出部105とを備え、前記足関節の軸(踝)106に前記把持部103の回転軸107をあわせ、前記トルク検出部105の、トルクセンサ108およびセンサアンプ109によって前記足関節まわりの前記負荷トルク104を直接計測するか、または、前記基部101と前記把持部103との間に設けた負荷センサ110およびセンサアンプ111によって前記足関節まわりの負荷112を計測し前記足関節の軸106と前記把持部103の前記回転軸107との軸間距離113を前記負荷112の値に乗じて換算し間接的に前記負荷トルク104を求め、前記負荷トルクの計測値114を表示装置等へ出力する、足筋力計測装置において、軸調整部121、および、図8の表示装置116の代わりに設けた姿勢安定性計測部122、姿勢安定性データベース部123、判定・表示部126を備えている。
軸調整部121は前記足関節の軸106と前記回転軸107との軸合わせを行うが、図2を用いて後に説明する。また、前記対象者の姿勢の安定性を求める姿勢安定性計測部122と、前記姿勢安定性のデータを蓄積した姿勢安定性データベース部123と、前記データベースにおける前記姿勢安定性の平均値と統計的な偏差とから、前記姿勢安定性の評価結果である姿勢安定性評価結果124と計測精度の判定結果である計測精度判定結果125とを表示する判定・表示部126とについては、トルク検出部105から出力された負荷トルクの計測値114を姿勢安定性計測部122に入力し、姿勢安定性データベース部123とのデータのやり取りにより姿勢安定性の評価を行う。次に、姿勢安定性計測部122の出力結果を判定・表示部126に入力し、姿勢安定性評価結果124と計測精度判定結果125とを表示・印刷するとともに、姿勢安定性データベース部123への記録用に姿勢安定化指数127を姿勢安定性データベース部123へ出力する。なお、本構成はセンサの種類によらず構成でき、図1は図8の従来例に対応する例で示したが、図9の従来例に対応する形でも容易に構成することができる。
図2は、前記軸調整部121の実施例である。前記回転軸107と前記把持部103との距離である装置踝高さ201を調整する踝高さ調整機構202と、前記回転軸107と前記基部101との距離である装置踵・踝間長さ203を調整する踵・踝間長さ調整機構204と、前記回転軸107の位置と前記足関節の軸(踝)106の位置との位置合わせを確認する踝位置合わせ機構205とから構成することで、前記足関節の軸(踝)106と前記回転軸107との軸合わせを行う。具体的には、足関節軸106と足底との距離である踝高さ206と装置の回転軸107と把持部103との距離である装置踝高さ201とを等しくし、かつ、足関節軸106と踵との距離である踵・踝間長さ207と装置の回転軸107と基部101との距離である装置踵・踝間長さ203とを等しくすることで、足関節の軸106と回転軸107とを一致させる。そのために、前記回転軸107と前記把持部103との距離である装置踝高さ201を調整する踝高さ調整機構202と、前記回転軸107と前記基部101との距離である装置踵・踝間長さ203を調整する踵・踝間長さ調整機構204とでそれぞれの距離を調整する。また、その際に足関節の軸106と回転軸107とを一致を確認するため、図に示すように回転軸107に連結した踝位置合わせ機構205と踝106との位置関係をみながら、前記踝高さ調整機構202と踵・踝間長さ調整機構204とにおいて各長さを調整する。具体的な調整機構の構成例としては、スライドするスライド部210をスライド基部211に対してガイド212を通してスライドさせ位置を調整した後、ピン穴213にピン214を差し込んで固定すれば良い。
図3は、姿勢安定化指数127を求める計算フローである。まず、負荷トルクの計測値301であるτを求め、前記姿勢安定性計測部122が、前記負荷トルク301であるτに定数302であるαを乗じた値a=τ*αを求める。次に、前記対象者の体重303であるMgに足底から重心位置までの距離である重心位置304であるRを乗じた値b=Mg*Rを求める。aをbで除し、その結果c=a/bをもって、前記対象者の前記姿勢安定性を表す姿勢安定化指数305であるS=cを求める。図4は、前記姿勢安定性データベース部123の実施例である。前記姿勢安定性データベース部123において、年齢404別に、前記姿勢安定化指数401であるSをデータとして蓄積しておく。前記姿勢安定化指数401であるSの蓄積データの平均値である姿勢安定化指数平均値402と、その統計的な偏差すなわち姿勢安定化指数標準偏差403とを、それぞれの年齢404に対応して出力する。具体的には、図に示すように年齢404に応じて推移するSのグラフとなる。図では年齢xのときの偏差403と平均値402とをそれぞれ交点で示している。
図5は、前記判定・表示部126の実施例である。前記判定・表示部126において、前記姿勢安定化指数501を前記姿勢安定性データベース部502のデータと比較する姿勢安定性判定部503と、前記姿勢安定性判定部503による判定結果504を受けて、前記対象者の姿勢安定性の良否、転倒の危険性を示す姿勢安定性評価結果505と、計測精度の問題の有無を示す計測精度判定結果506とを表示し、同時に前記姿勢安定化指数501を前記対象者の年齢とともに前記姿勢安定性データベース部502のデータとして記録するための出力を行う、姿勢安定性表示部507とから構成される。処理の流れとしては、前記判定・表示部126が、前記姿勢安定化指数、年齢501を受け、また前記姿勢安定性データベース部502から図4で説明した前記姿勢安定化指数Sのデータグラフを受けて、これらを前記姿勢安定性判定部503にて照合する。詳細な処理については図5で説明する。その出力である前記判定結果504を受けて、姿勢安定性表示部507では、前記対象者の姿勢安定性の良否、転倒の危険性を示す姿勢安定性評価結果505と計測精度の問題の有無を示す計測精度判定結果506を表示し、同時に前記姿勢安定化指数501を前記対象者の年齢とともに前記姿勢安定性データベース部502のデータとして記録するための出力を行う。
図6は、前記姿勢安定性判定部503の実施例である。前記姿勢安定性判定部503において、前記姿勢安定化指数601が、前記姿勢安定性データベース部602における、前記対象者の前記年齢603に対応した前記姿勢安定化指数平均値604に対し、その前記姿勢安定化指数標準偏差605以内であるかどうかを判定しその結果を前記判定結果606として出力する。処理の流れとしては、処理611では、前記姿勢安定性計測部606から前記姿勢安定化指数601と前記年齢データ603とを受けとる。次に、処理612では、前記姿勢安定化データベース部602から前記対象者の前記年齢603に対応した、前記姿勢安定化指数平均値604を前記姿勢安定化指数標準偏差605とを受取る。次に、処理613では、前記姿勢安定化指数601が前記姿勢安定化指数平均値604に対し、前記姿勢安定化指数標準偏差605以内か否かを判断する。次に、処理614では、前記判定結果606を姿勢安定性表示部607へ出力し処理を終える。
図7は、前記姿勢安定性表示部507の実施例である。前記姿勢安定性表示部507において、処理711において、前記姿勢安定性判定部701による判定結果702を受けて、前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705を超えているか否かの判定を行う。YESと判定した場合には、姿勢安定性が悪化しており転倒等の危険性があることを示し、または計測精度に問題があり再計測を推奨することを示す計測精度判定結果708を表示し、さらに、計測は正しく行われたかと表示し、その答えの入力を求める。これを受けて処理713では、計測が正しく行われたとの入力があったかどうかの判定を行う。その判定がYESの場合には、処理714にて計測が正しく行われたと表示し、前記姿勢安定化指数703を前記姿勢安定化指数データベース部707へ出力し処理を終了する。または、処理713の判定結果がNOの場合には、処理715にて再計測を推奨する旨表示し処理を終了する。次に、処理711の判定結果がNOの場合には、処理716にて、姿勢安定性が良好な状態であり、計測精度にも問題無いことを示す、前記計測精度判定結果708を表示して処理を終了する。
なお、本発明は肘、手首、膝などの他の関節にも容易に応用することができる。
【0007】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、足関節まわりの負荷トルク計測が簡易かつ正確にでき、かつ、負荷トルクだけでなく姿勢安定性を評価できるデータを提示できる、足筋力計測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の足筋力計測装置の実施例を示す図。
【図2】軸調整部121の実施例を示す図。
【図3】姿勢安定化指数の計算フローを示す図。
【図4】姿勢安定性データベース部の実施例を示す図。
【図5】判定・表示部の実施例を示す図。
【図6】姿勢安定性判定部の実施例を示す図。
【図7】姿勢安定性表示部の実施例を示す図。
【図8】従来の足筋力計測装置の例を示す図。
【図9】従来の足筋力計測装置の第2の例を示す図。
【図10】姿勢安定性評価機能。
【符号の説明】
101 基部
102 足
103 把持部
104 負荷トルク
105 トルク検出部
106 足関節の軸
107 回転軸
108 トルクセンサ
109 トルクセンサのセンサアンプ
110 負荷センサ
111 負荷センサのセンサアンプ
112 負荷
113 軸間距離
114 負荷トルクの計測値(表示装置等への出力)
115 トルクまたは負荷のセンサ出力信号
116 表示装置
121 軸調整部
122 姿勢安定性計測部
123 姿勢安定性データベース
124 姿勢安定性評価結果
125 計測精度判定結果
126 判定・表示部
127 姿勢安定化指数(データベースへの記録用)
201 装置踝高さ
202 踝高さ調整機構
203 装置踵・踝間長さ
204 踵・踝間長さ調整機構
205 踝位置合わせ機構
206 踝高さ
207 踵・踝間長さ
210 スライド部
211 スライド基部
212 ガイド
213 ピン穴
214 ピン
301 負荷トルクの計測値
302 負荷トルクへ乗じる定数
303 対象者の体重
304 対象者の重心位置
305、401、601、703 姿勢安定化指数
402 姿勢安定化指数平均値
403 姿勢安定化指数標準偏差
404 対象者の年齢
501 姿勢安定化指数および年齢のデータ
502、701 姿勢安定性判定部
503 姿勢安定性判定部姿勢安定性データベース部
504、606、702 判定結果
505、706 姿勢安定性評価結果
506、708 計測精度判定結果
507、607 姿勢安定性表示部
602、707 姿勢安定性データベース部
603 年齢データ
604、704 姿勢安定化指数平均値
605、705 姿勢安定化指数標準偏差
611〜614、711〜716 処理

Claims (7)

  1. 足関節まわりの筋力を計測する装置であって、
    基部101に対象者の足102を把持する把持部103と足関節まわりの負荷トルク104を計測するトルク検出部105とを備え、前記足関節の軸(踝)106に前記把持部103の回転軸107をあわせ、前記トルク検出部105の、トルクセンサ108およびセンサアンプ109によって前記足関節まわりの前記負荷トルク104を直接計測するか、または、前記基部101と前記把持部103との間に設けた負荷センサ110およびセンサアンプ111によって前記足関節まわりの負荷112を計測し前記足関節の軸106と前記把持部103の前記回転軸107との軸間距離113を前記負荷112の値に乗じて換算し間接的に前記負荷トルク104を求め、前記負荷トルクの計測値114を表示装置等へ出力する、足筋力計測装置において、
    前記足関節の軸106と前記回転軸107との軸合わせを行う軸調整部121と、
    前記対象者の姿勢の安定性を求める姿勢安定性計測部122と、
    前記姿勢安定性のデータを蓄積した姿勢安定性データベース部123と、
    前記データベースにおける前記姿勢安定性の平均値と統計的な偏差とから、前記姿勢安定性の評価結果である姿勢安定性評価結果124と計測精度の判定結果である計測精度判定結果125とを表示する判定・表示部126とを設けたことを特徴とする、足筋力計測装置。
  2. 請求項1の前記軸調整部121において、
    前記回転軸107と前記把持部103との距離である装置踝高さ201を調整する踝高さ調整機構202と、
    前記回転軸107と前記基部101との距離である装置踵・踝間長さ203を調整する踵・踝間長さ調整機構204と、
    前記回転軸107の位置と前記足関節の軸(踝)106の位置との位置合わせを確認する踝位置合わせ機構205とから構成することで、前記足関節の軸(踝)106と前記回転軸107との軸合わせを行うことを特徴とする、足筋力計測装置。
  3. 請求項1の前記姿勢安定性計測部122が、前記負荷トルクの計測値301(前記114)に定数302を乗じた値を、前記対象者の体重303に足底から重心位置までの距離である重心位置304を乗じた値で除し、その結果をもって前記対象者の前記姿勢安定性を表す姿勢安定化指数305を求めることを特徴とする、足筋力計測装置。
  4. 請求項1の前記姿勢安定性データベース部123において、
    年齢別に、前記姿勢安定化指数401(前記305)をデータとして蓄積し、前記姿勢安定化指数401(前記305)の蓄積データの平均値である姿勢安定化指数平均値402と、その統計的な偏差すなわち姿勢安定化指数標準偏差403とを、それぞれの年齢404に対応して出力することを特徴とする、足筋力計測装置。
  5. 請求項1の前記判定・表示部126において、
    前記姿勢安定化指数501(前記305,401)を前記姿勢安定性データベース部502(前記123)のデータと比較する姿勢安定性判定部503と、
    前記姿勢安定性判定部503による判定結果504を受けて、
    前記対象者の姿勢安定性の良否、転倒の危険性を示す姿勢安定性評価結果505(前記124)と、計測精度の問題の有無を示す計測精度判定結果506(前記125)とを表示し、同時に前記姿勢安定化指数501を前記対象者の年齢とともに前記姿勢安定性データベース部502のデータとして記録するための出力を行う、姿勢安定性表示部507とから構成されることを特徴とする、足筋力計測装置。
  6. 請求項5の前記姿勢安定性判定部503において、
    前記姿勢安定化指数601(前記305,401,501)が、前記姿勢安定性データベース部602(前記123,502)における、前記対象者の前記年齢603(前記404)に対応した前記姿勢安定化指数平均値604(前記402)に対し、その前記姿勢安定化指数標準偏差605(前記403)以内であるかどうかを判定しその結果を前記判定結果606(前記504)として出力することを特徴とする、足筋力計測装置。
  7. 請求項5の前記姿勢安定性表示部507において、
    前記姿勢安定性判定部701(前記503)による判定結果702(前記504)を受けて、前記姿勢安定化指数703(前記305,401,501,601)が前記姿勢安定化指数平均値704(前記402,604)に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705(前記403,605)以外である場合に姿勢安定性が悪化しており転倒等の危険性があることを示し、または前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705以内である場合に姿勢安定性が良好な状態であることを示す、姿勢安定性評価結果706(前記124,505)を表示し、
    また、前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705以外である場合に計測精度に問題があり再計測を推奨することを示し、計測が正しく行われたことを確認する入力が得られた場合にはその旨示すとともに前記姿勢安定化指数703を前記姿勢安定性データベース部707(前記123,502,602)にデータとして追加入力すべく出力し、
    また、前記姿勢安定化指数703が前記姿勢安定化指数平均値704に対し前記姿勢安定化指数標準偏差705以内である場合に計測精度には問題がないことを示す計測精度判定結果708(前記125,506)とを表示することを特徴とする、足筋力計測装置。
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