JP2004178938A - 照明制御システムおよびマネジメントシステム - Google Patents

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Hiroo Kawaminami
博生 川南
Nariyuki Yamauchi
得志 山内
Shigeo Goshima
成夫 五島
Kazufumi Nagasoe
和史 長添
Yoshinobu Murakami
善宣 村上
Shinji Matsuda
真二 松田
Juichi Kawashima
寿一 川島
哲也 ▲濱▼名
Tetsuya Hamana
Tomomi Hashimoto
智美 橋本
Shinsuke Nishioka
伸介 西岡
Junro Nanahara
淳郎 七原
Yasuto Hirauchi
靖人 平内
Tetsuya Tanigawa
哲也 谷川
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    • Y04S20/246Home appliances the system involving the remote operation of lamps or lighting equipment

Abstract

【課題】システム規模が大きくなっても、総合監視装置にかかる負担が勢い増大することなく、高コストの総合監視装置を必要としないようにする。
【解決手段】照明器具21、照明制御コントローラ20を含む照明サブシステム2と、空調機器31、空調制御コントローラ30を含む空調サブシステム3と、サブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視部12を持ち、監視中の消費電力を低減する必要がある場合にサブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置1とをネットワークに接続してマネジメントシステムを構成した。コントローラは、総合監視装置1から電力削減指示を受けると、自己が属するサブシステム内の負荷機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷機器およびこの制御用のコントローラを含むサブシステムと、このサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持つ総合監視装置とをネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムにおける上記サブシステムからなる負荷制御システム、およびマネジメントシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(第1従来技術)
図11は第1従来技術の(ビル)マネジメントシステムの構成図、図12は同マネジメントシステムにおける総合監視装置の構成図、図13は同マネジメントシステムにおける照明サブシステムの模式図である。
【0003】
第1従来技術のマネジメントシステムは、図11に示すように、総合監視装置1PAと、種々のサブシステム(2PA,3PA,4,5)と、OAネットワークシステム7との信号の橋渡しをするゲートウェイ6とをビル設備ネットワークの配線L1に接続して構成され、各サブシステムの消費電力管理および運転記録管理が総合監視装置1PAによって行われるようになっている。
【0004】
総合監視装置1PAは、図12に示すように、各サブシステムとの信号送受信用のビルネットワークインターフェイス11と、各サブシステムの消費電力を監視する消費電力監視部12PAと、各サブシステムの消費電力の目標値を設定する電力目標値管理部14と、各サブシステムの動作状態に基づいて(電力削減)制御動作パターンを算出する制御判断部15と、各サブシステムの動作状態情報、および消費電力監視部12PA、電力目標値管理部14、制御判断部15の演算結果に基づいて、各サブシステムヘの指示信号を生成する制御部10PAとを備え、各サブシステムの電力監視制御を行う。
【0005】
サブシステムには、図11に示すように、照明器具21PAおよびこれを制御するための照明制御コントローラ20PAから成る照明サブシステム2PAと(図13参照)、空調機器およびこれを制御するための空調制御コントローラからなる空調サブシステム3PAと、防犯機器およびこれを制御するための防犯制御コントローラからなる防犯サブシステム4と、防災機器およびこれを制御するための防災制御コントローラからなる防災サブシステム6とがある。
【0006】
このような構成のマネジメントシステムの概略動作について説明すると、総合監視装置1PAにおいて、消費電力監視部12PAは、各サブシステムの消費電力を監視し、サブシステムの消費電力が予め規定された電力量を超えると電力削減要求を出す。電力目標値管理部14は、制御部10PAを介してその電力削減要求を受けると、各サブシステムの消費電力を削減するための電力目標値を設定する。制御判断部15は、サブシステム毎に電力目標値管理部14で設定された電力目標値を実現するための制御動作パターンを算出して制御部10PAに出力する。制御部10PAは、制御動作パターンに基づいて、各サブシステムにおいて電力削減制御を実行するための電力削減制御信号を生成し、ビルネットワークインターフェイス11を介して出力する。
【0007】
各サブシステムは、総合監視装置1PAから電力削減制御信号を受信すると、この電力削減制御信号に含まれる内容に従って自己の負荷機器の電力削減制御を行う。電力削減制御の後、サブシステム内の消費電力の情報が総合監視装置1PAにフィードバックされ、電力目標値の削減を達成するまで、各サブシステムにおいて電力削減制御が行われる。
【0008】
なお、図11において、少なくとも1つの同種のサブシステムにより一の負荷制御システムが構成され、この場合、図中の各サブシステムは負荷制御システムと読み替えられる。例えば、少なくとも1つの照明サブシステム2PAにより照明制御システムが構成され、また少なくとも1つの空調サブシステム3PAにより空調制御システムが構成される。図13の例では、複数の照明サブシステム2PAにより照明制御システムが構成されている。
【0009】
(第2従来技術)
第2従来技術のマネジメントシステムでは、第1従来技術と同様に、総合監視装置が、消費電力監視部でのサブシステムの消費電力監視により、電力削減制御信号を出力したとすると、各サブシステムが、電力削減制御信号の内容に従って負荷機器の電力削減制御を行う。この電力削減制御の後、サブシステムの消費電力が総合監視装置にフィードハックされ、電力目標値を達成するまで、各サブシステムにおいて電力削減制御が行われる。
【0010】
照明サブシステムでは、電力削減制御信号に沿って照明器具の点灯レベルを下げることによって消費電力を削減する電力削減制御が行われる。空調サブシステムでは、電力削減制御信号に沿って、空調機の設定温度条件を緩和して空調機の運転パワーを下げることによって電力削減制御が行われる。これらの電力削減制御は各サブシステムごとに独立して行われる。
【0011】
(第3従来技術)
第3従来技術のマネジメントシステムとして、電力会社との契約電力量を考慮して電力削減制御を行うものがある。ビルマネジメントシステムの場合、通常、1年間で一番消費電力の多かった月の電力量(需要電力の最大値)を契約電力量として設定し、その値に基づいて電力料金の基本料金を算出して、1年間運用される。
【0012】
この場合、例えば、8月の消費電力が一番多く、10月の消費電力が少なかったとしても、10月も8月を基準に計算されるので、10月の消費電力が少なくても8月と同じだけの金額を支払う必要がある。また、ある月の消費電力量が契約電力量を超えると、直ちに次の月からの基本料金が更新されて、その後1年間の基本料金として運用される。
【0013】
このため、ピークの消費電力をできるだけ低くして、年間を通じて電力消費量ができるだけ平均化されるようにすることが望まれる。特に、ビルの管理サイドでは、ピークの消費電力を確実にカットしたいという要望が強い。
【0014】
このような理由により、従来では、電力ピークカット制御として、30分間の平均電力である需要電力が電力会社との契約電力より大きくならないように電力制御が実行される。例えば、夏の一番暑い時間帯の電力をカットできるように、空調を緩めたり、その時間帯の照明を暗くしたりする制御が実行される。
【0015】
(第4従来技術)
第4従来技術のマネジメントシステムとして、自然光を室内に採り入れて照明器具の消費電力削減に利用するものがあり、一般に、自然光の採光調節手段としてブラインドが使用されている。
【0016】
なお、特開平11−45782号公報(特許文献1)には、伝送線によって主制御装置に照明負荷調光用を含む1乃至複数の端末器を接続し、主制御装置では照明負荷の調光出力値を調光制御データとして伝送線を介して調光用端末器に伝送し、調光用端末機は調光出力値に応じて照明負荷を調光する調光監視制御システムが記載されている。
【0017】
【特許文献1】
特開平11−45782号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
第1従来技術では、電力監視、電力削減制御の機能が総合監視装置に集中しており、システム規模が大きくなると、各サブシステムの消費電力監視、電力削減のための制御動作パターン算出時の演算処理において、総合監視装置の負担が重くなる問題がある。また、上記の機能を実現するには、総合監視装置内の消費電力監視部、制御判断部、制御部に、高機能な演算処理機能を必要とし、総合監視装置自体が高コストになってしまう。
【0019】
第2従来技術では、第1従来技術と同様に、電力削減制御の動作判断機能が総合監視装置に集中する。照明、空調などの各サブシステムの電力削減制御の制御動作の内容はすべて総合監視装置内で算出され、各サブシステムにおいては総合監視装置の指示内容に沿って制御を実行する。このため、システム規模が大きくなると、各サブシステムの消費電力監視、電力削減のための制御動作パターン算出時の演算処理において、総合監視装置の負担が重くなる課題があり、上記と同様の問題が生じる。
【0020】
また、照明サブシステムと空調サブシステムがそれぞれ独立した電力削減制御を行うので、総合監視装置の電力削減制御による照明器具の点灯レベル低下、および空調機器の動力低下により、室内環境の快適度が低下して損なわれる恐れがあった。
【0021】
第3従来技術では、第2従来技術と同様、温度環境や視環境が悪くなり、作業者にとって不快な状況となる可能性が高い。
【0022】
第4従来技術では、自然光の眩しさや太陽光の熱の問題から、ブラインドによる採光調節が充分に活用されずに、自然光の遮蔽手段としてブラインドが使用されるに過ぎず、結果として充分な省エネ効果を得ることができない。また、ブラインド制御と照明器具の点灯制御がそれぞれ別々に行われるので、視環境、周囲温度環境の点で適切な制御が行われているとは言い難い。
【0023】
また、自然光を天井面に反射させて、眩しさを抑制し、自然光を積極的に利用するためのブラインドの制御方法も提案されているが、机上面の照度が不足する恐れがあった。
【0024】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、システム規模が大きくなっても、総合監視装置にかかる負担が勢い増大することなく、高コストの総合監視装置を必要としない照明制御システムおよびマネジメントシステムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、負荷機器として照明器具を含むとともにこの照明器具の制御を行う照明用のコントローラを含む照明用のサブシステムと、別種の負荷機器を含むとともにこの負荷機器の制御を行う負荷機器用のコントローラを含む負荷機器用のサブシステムと、これら照明および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明用のサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持ち、この消費電力監視手段によって監視されている消費電力を低減する必要がある場合に前記サブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置とをネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムに含まれる少なくとも1つの前記照明用のサブシステムによりなる照明制御システムであって、前記照明用および負荷機器用のコントローラのうち、少なくとも照明用のコントローラは、前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、自己が属するサブシステム内の負荷機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行うことを特徴とする。
【0026】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の照明制御システム、または負荷機器として照明器具を含むとともにこの照明器具の制御を行う照明用のコントローラを含む照明用のサブシステムと、別種の負荷機器を含むとともにこの負荷機器の制御を行う負荷機器用のコントローラを含む負荷機器用のサブシステムと、これら照明および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明用のサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持ち、この消費電力監視手段によって監視されている消費電力を低減する必要がある場合に前記サブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置とをネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムであって、前記照明用および負荷機器用の各コントローラが互いに連動することを特徴とする。
【0027】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のマネジメントシステムにおいて、前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として空調機器を含むとともにこの空調機器の制御を行う空調用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、前記照明用および空調用の各コントローラが前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを照明用の目標レベルとして求めてこの目標レベルに徐々に近づけて動作させるように制御を行う一方、前記空調用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の空調機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを空調用の目標レベルとして求めてこの目標レベルより低い負荷出力レベルで動作させ、前記照明用のコントローラが前記照明用の目標レベルに近づけた時分に前記空調用の目標レベルで動作させるように制御を行うことを特徴とする。
【0028】
請求項4記載の発明は、請求項2記載のマネジメントシステムにおいて、前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として空調機器を含むとともにこの空調機器の制御を行う空調用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、蓄熱または蓄冷機能を有するものであり、タイムスケジュールに従って、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルで動作させるように制御を行う一方、前記空調用のコントローラは、前記照明用のコントローラが負荷出力レベルを低くしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷するように制御を行うことを特徴とする。
【0029】
請求項5記載の発明は、請求項2記載のマネジメントシステムにおいて、前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として電動式のブラインドを含むとともにこのブラインドの制御を行うブラインド用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、前記照明用およびブラインド用の各コントローラが前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行う一方、前記ブラインド用のコントローラは、自己が属するサブシステム内のブラインドに対し、開制御を行うことを特徴とする。
【0030】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のマネジメントシステムにおいて、前記照明用および負荷機器用のサブシステムはビル設備として設けられ、前記ブラインド用のコントローラは、前記開制御を行う場合、夏場であれば外光による光をそのブラインドのスラットでビル内の天井面に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行う一方、冬場であれば外光による光および熱をそのブラインドのスラットでビル内の部屋に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行うことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明による第1実施形態のマネジメントシステムの構成図、図2は図1中の照明器具の構成図である。
【0032】
第1実施形態のマネジメントシステムは、図1に示すように、総合監視装置1と、複数の照明サブシステム2とをビル設備ネットワークの配線L1に接続して構成されるビル設備(機器)である。
【0033】
なお、ビル設備ネットワークの配線L1には、図略の負荷機器用のサブシステムが少なくとも1つ接続されるが、第1実施形態では、照明サブシステム2および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明サブシステム2が行う、総合監視装置1からの後述の電力削減指示に従った制御に特徴があるので、以下では総合監視装置1および照明サブシステム2をメインに説明する。
【0034】
総合監視装置1は、複数のサブシステム(照明サブシステム2などの各種サブシステム)との信号送受信用のビルネットワークインターフェイス11を第1従来技術と同様に備えているほか、第1従来技術との相違点として、消費電力監視部12と、制御部10とを備えている。
【0035】
消費電力監視部12は、複数のサブシステム内の各負荷機器による消費電力を監視するものである。具体的には、ビルネットワークインターフェイス11を介して、複数のサブシステムの各々からサブシステムの消費電力値(以下「サブシステム消費電力値」という)を取得し、これらのサブシステム消費電力値を合計して各サブシステム全体の消費電力値(以下「システム消費電力値」という)を算出し、このシステム消費電力値が自己に保持してある消費電力規定値を超えるか否かに応じて電力削減要求を出すか否かを判断するように構成される。電力削減指示には、例えば電力削減レベル1、電力削減レベル2,…の順に削減量が多くなる複数のレベルがあり、そのレベルに応じた消費電力規定値がそのレベルの電力削減要求を出すか否かを判断するために使用される。なお、上記システム消費電力値は、各サブシステム全体の消費電力値になっているが、少なくとも1つの照明サブシステムにより構成される照明制御システムや、少なくとも1つの空調サブシステムにより構成される空調制御システムなどの各種負荷制御システム単位で算出される構成でもよい。
【0036】
制御部10は、各サブシステムの動作状態および消費電力監視部12による監視結果などに基づいて、ビルネットワークインターフェイス11を介して各サブシステムに指示を出すなど、マネジメントシステム全般の制御などの処理を行うものである。例えば、消費電力監視部12によって電力削減要求を出すと判断されると、電力削減指示信号を生成してビルネットワークインターフェイス11を介して各サブシステムに送信する処理が実行される。電力削減指示信号は、電力削減要求が出たことのみを通知するものであり、負荷制御動作の具体的な内容を含まない。
【0037】
照明サブシステム2は、複数の、負荷機器としての照明器具21と、これらの照明器具21と照明信号線L2を介して接続され、各照明器具21の制御を行う照明制御コントローラ20とを備えている。
【0038】
照明器具21は、例えば図2に示すように、照明制御コントローラ20との信号送受信用の信号送受信部211と、光源としてのランプ負荷LDと接続され、後述の制御部210による制御に従ってランプ負荷LDを点灯、消灯または調光する点灯装置212と、ランプ負荷LDの点灯レベル(例えばいわゆるランプ電圧およびランプ電流のレベル)を検出する点灯レベル検出回路213とを備えているとともに、制御部210を備えている。
【0039】
この制御部210は、照明器具21全般の制御などの処理、例えば、照明制御信号の信号処理、照明器具21の動作状態情報信号の生成処理および点灯装置212の制御などを行うものである。より具体的には、照明制御コントローラ20からの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDを点灯、消灯または調光する制御(電力制御)が実行される。また、点灯レベル検出回路213で検出された現在の点灯レベルと、予め保持しているランプ負荷LDの定格ランプ消費電力値とに基づいて、照明器具21の消費電力値(以下「負荷消費電力値」という)の情報を作成し、信号送受信部211を介して照明制御コントローラ20に送信する処理が実行される。ここで、定格ランプ消費電力値が使用されるのは、電力制御のために調光率を知る必要があるからである。
【0040】
図1に戻って、照明制御コントローラ20は、総合監視装置1との信号送受信用のビルネットワークインターフェイス201と、自己が属する照明サブシステム2内の各照明器具21との信号送受信用の信号送受信部202と、制御動作パターンに合う照明制御信号を生成する照明制御信号生成部203とを備えているほか、電力目標値管理部204と、制御判断部205と、演算処理部200とを備えている。
【0041】
電力目標値管理部204は、自己が属する照明サブシステム2内の各照明器具21の消費電力の目標値(以下「サブシステム目標値」という)を設定するものである。サブシステム目標値は、電力削減指示の電力削減レベルに応じて設定される。
【0042】
制御判断部205は、電力目標値管理部204で設定されたサブシステム目標値に合わせて、各照明器具21の制御動作パターンを作成(算出)するものである。例えば、自己が属する照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部に対して、現在の負荷出力レベルとしての負荷消費電力値よりも小さい負荷消費電力値を個別目標値として求めてこの個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。
【0043】
演算処理部200は、演算処理を通じて照明サブシステム2全般の制御などの処理を行うものであり、例えば、信号送受信部202を介して各照明器具21から負荷消費電力値を取得すると、これら負荷消費電力値を加算してサブシステム消費電力値を求め、ビルネットワークインターフェイス201を介してそのサブシステム消費電力値を総合監視装置1に送信する処理を行う。また、総合監視装置1からの電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイス201で受信されると、電力目標値管理部204および制御判断部205と協調して上記制御動作パターンを作成するための処理が実行される。さらに、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203で生成されると、信号送受信部202を介してその照明制御信号を各照明器具21に送信する処理が実行される。
【0044】
次に第1実施形態のマネジメントシステムの動作について説明する。各照明サブシステム2の各照明器具21において、点灯レベル検出回路213で検出された現在の点灯レベルと定格ランプ消費電力値とから負荷消費電力値の情報が作成され、信号送受信部211を介して照明制御コントローラ20に送信される。
【0045】
各照明サブシステム2の照明制御コントローラ20において、照明サブシステム2内の各照明器具21からの負荷消費電力値の情報が信号送受信部202を介して取得されると、それら負荷消費電力値を加算することによりサブシステム消費電力値が求められる。この後、そのサブシステム消費電力値は、ビルネットワークインターフェイス201を介して総合監視装置1に送信される。
【0046】
総合監視装置1において、照明サブシステム2などの各サブシステムからのサブシステム消費電力値がビルネットワークインターフェイス11を介して取得されると、それらサブシステム消費電力値を合計することによりシステム消費電力値が算出される。この後、システム消費電力値が消費電力規定値を超えるか否かに応じて電力削減要求を出すか否かの判断が行われる。そして、電力削減要求を出さないとの判断が行われると、マネジメントシステムの現在の動作状態が維持される一方、電力削減要求を出すとの判断が行われると、電力削減指示信号が生成されてビルネットワークインターフェイス11を介して各サブシステムに送信される。ここでは、例えば電力削減レベル1の電力削減指示信号が生成されて送信されるとする。
【0047】
各照明サブシステム2の照明制御コントローラ20において、総合監視装置1からの電力削減レベル1の電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイス201で受信されると、電力削減レベル1に対応する電力削減制御モードに移行する。そして、演算処理部200の指示、転送および信号処理等の協調下で、電力目標値管理部204によって電力削減レベル1用のサブシステム目標値が設定され、これに合わせて制御判断部205によって、照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値が求められ、この個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203によって生成されて、信号送受信部202から各照明器具21に送信される。
【0048】
各照明サブシステム2の各照明器具21において、照明制御コントローラ20からの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って制御部210が点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDが点灯、消灯または調光される。このとき、各照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値が、上記個別目標値になるように低減する。
【0049】
続いて、制御部210によって、点灯レベル検出回路213で検出された現在の点灯レベルと定格ランプ消費電力値とから負荷消費電力値の情報が作成され、信号送受信部211を介して照明制御コントローラ20に送信される。なお、この負荷消費電力値の情報の送信処理は、定格ランプ消費電力値を照明制御コントローラ20に既に送っているなら、省略可能である。
【0050】
各照明サブシステム2の照明制御コントローラ20において、最新の各負荷消費電力値からサブシステム消費電力値が算出されサブシステム目標値以下であるか否かの判断が行われる。ここで、各照明器具21から負荷消費電力値の情報が送信される場合には、それら負荷消費電力値を加算することによりサブシステム消費電力値が算出される。一方、各照明器具21に対する照明制御信号に含まれる制御内容が調光率であり、各照明器具21の定格ランプ消費電力値を保持している場合には、その定格ランプ消費電力値に調光率を乗じることにより負荷消費電力値を算出し、各照明器具21の負荷消費電力値を加算することにより、サブシステム消費電力値が算出される。
【0051】
そして、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値以下であれば、演算処理部200によって目標達成と判断され、マネジメントシステムの現在の動作状態が維持される。またこのとき、上記サブシステム消費電力値が総合監視装置1に送信される。なお、この後、総合監視装置1から電力削減解除信号が送信されると、その電力削減解除信号に従って通常動作用として予め設定された消費電力(例えば定格ランプ消費電力値)で各照明器具21が動作する。
【0052】
一方、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値を超えて、演算処理部200によって目標未達成と判断されるか、または電力削減レベル2に切り替えられるかすれば、電力削減レベル2に対応する電力削減制御モードに移行する。そして、電力目標値管理部204によって電力削減レベル2用のサブシステム目標値が設定され、これに合わせて制御判断部205によって、照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値が求められ、この個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203によって生成されて、信号送受信部202から各照明器具21に送信される。
【0053】
各照明サブシステム2の各照明器具21において、照明制御コントローラ20からの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って制御部210が点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDが点灯、消灯または調光される。このとき、各照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値が、上記個別目標値になるようにさらに低減する。
【0054】
各照明サブシステム2の照明制御コントローラ20において、最新の各負荷消費電力値からサブシステム消費電力値が算出されサブシステム目標値以下であるか否かの判断が行われる。
【0055】
そして、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値以下であれば、演算処理部200によって目標達成と判断され、マネジメントシステムの現在の動作状態が維持される。またこのとき、上記サブシステム消費電力値が総合監視装置1に送信される。なお、この後、総合監視装置1から電力削減解除信号が送信されると、その電力削減解除信号に従って通常動作用として予め設定された消費電力で各照明器具21が動作する。
【0056】
一方、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値を超えて、演算処理部200によって目標未達成と判断されるか、または電力削減レベル3以上のレベルに切り替えられるかすれば、その電力削減レベル3以上に対応する電力削減制御モードに移行し、上記と同様の処理が実行される。なお、電力削減レベルが電力削減量の最大レベルである場合には、例えば、総合監視装置1から電力削減解除信号が送信されるまで、最大の電力削減レベルの動作状態が維持されるようにしてもよい。
【0057】
以上、第1実施形態によれば、各照明サブシステム2に含まれる照明制御コントローラ20が、自己の属する照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値を求めてこの個別目標値で動作させるように制御を行うので、総合監視装置1は、電力削減指示を与えるだけで各照明器具21の具体的な制御を行う必要がなくなるため、総合監視装置1の演算処理の負担を軽減することができ、その構成を簡単にして安価にすることができる。これにより、システム規模が大きくなっても、総合監視装置にかかる負担が勢い増大することなく、高コストの総合監視装置を必要としない照明制御システムおよびこれを含むマネジメントシステムを提供することができる。
【0058】
(第2実施形態)
図3は本発明による第2実施形態のマネジメントシステムの構成図、図4,図5は同マネジメントシステムの動作説明図である。
【0059】
第2実施形態のマネジメントシステムは、図3に示すように、第1実施形態と同様の総合監視装置1と、第1実施形態とは異なる少なくとも1つの照明サブシステム2Aと、少なくとも1つの空調サブシステム3とをビル設備ネットワークの配線L1に接続して構成され、照明サブシステム2Aおよび空調サブシステム3の各コントローラが互いに連動するようになっている。
【0060】
照明サブシステム2Aは、第1実施形態と同様の複数の照明器具21と、これらの照明器具21と照明信号線L2を介して接続され、各照明器具21の制御を行う照明制御コントローラ20Aとを備えている。
【0061】
照明制御コントローラ20Aは、ビルネットワークインターフェイス201と、信号送受信部202と、照明制御信号生成部203と、電力目標値管理部204とを第1実施形態の照明制御コントローラ20と同様に備えているほか、照明制御コントローラ20との相違点として、制御判断部205Aと、演算処理部200Aとを備えている。
【0062】
制御判断部205Aは、電力目標値管理部204で設定されたサブシステム目標値に合わせて、自己が属する照明サブシステム2A内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値を求めてこの個別目標値に徐々に近づけて動作させるための制御動作パターンを作成する。
【0063】
演算処理部200Aは、第1実施形態の演算処理部200との相違点として、照明制御信号生成部203によって制御動作パターンに合うように生成される照明制御信号が上記個別目標値に近づいた時分に、制御動作完了信号を生成して、ビルネットワークインターフェイス201を介して総合監視装置1経由でまたは直接、空調サブシステム3に送信する処理をさらに実行する。
【0064】
なお、上記の如く、照明制御信号生成部203によって制御動作パターンに合うように生成される照明制御信号に、上記個別目標値に徐々に近づけるための制御値が含まれる構成に限らず、照明制御信号には個別目標値が含まれ、その照明制御信号を受信した各照明器具21の制御部210が個別目標値に徐々に近づけるように点灯装置212の制御を行う構成でもよい。この場合には、個別目標値に近づいた時分に照明器具21が照明制御コントローラ20Aにその旨(目標到達)の通知をし、この通知を受けた照明制御コントローラ20Aが上記制御動作完了信号を空調サブシステム3に送信するようにすればよい。
【0065】
空調サブシステム3は、複数の、負荷機器としての空調機器31と、これらの空調機器31と空調信号線L3を介して接続され、各空調機器31の制御を行う空調制御コントローラ30とを備えている。
【0066】
空調機器31は、例えば、空調制御コントローラ30との信号送受信用の信号送受信部および空調機の運転レベルを検出する運転レベル検出回路などを備え、空調制御コントローラ30からの空調制御信号が信号送受信部で受信されると、その空調制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って空調機を制御するほか、運転レベル検出回路で検出された運転レベルおよび最大出力値などに基づいて、自己の消費電力値(負荷消費電力値)の情報を作成し、信号送受信部を介して空調制御コントローラ30に送信するようになっている。
【0067】
空調制御コントローラ30は、総合監視装置1との信号送受信用のビルネットワークインターフェイス301と、自己が属する空調サブシステム3内の各空調機器31との信号送受信用の信号送受信部302と、制御動作パターンに合う空調制御信号を生成する空調制御信号生成部303とを備えているほか、電力目標値管理部304と、制御判断部305と、演算処理部300とを備えている。
【0068】
電力目標値管理部304は、自己が属する空調サブシステム3内の各空調機器31の消費電力の目標値(サブシステム目標値)を設定するものである。サブシステム目標値は、電力削減指示の電力削減レベルに応じて設定される。
【0069】
制御判断部305は、電力目標値管理部304で設定されたサブシステム目標値に合わせて、自己が属する空調サブシステム3内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、現在の負荷出力レベルとしての負荷消費電力値よりも小さい負荷消費電力値を空調用の個別目標値として求めてこの個別目標値よりも小さい負荷消費電力値で動作させ、照明制御コントローラ20Aからの制御動作完了信号がビルネットワークインターフェイス301で受信されると、上記空調用の個別目標値で動作させるための制御動作パターンを作成するものである。
【0070】
演算処理部300は、演算処理を通じて空調サブシステム3全般の制御などの処理を行うものであり、例えば、信号送受信部302を介して各空調機器31から負荷消費電力値を取得すると、これら負荷消費電力値を加算してサブシステム消費電力値を求め、ビルネットワークインターフェイス301を介してそのサブシステム消費電力値を総合監視装置1に送信する処理を行う。また、総合監視装置1からの電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイス301で受信されると、電力目標値管理部304および制御判断部305と協調して上記制御動作パターンを作成するための処理が実行される。さらに、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部303で生成されると、信号送受信部302を介してその照明制御信号を各空調機器31に送信する処理が実行される。
【0071】
次に第2実施形態のマネジメントシステムの動作について説明する。第1実施形態と同様の手順を経て、総合監視装置1において、電力削減要求を出すとの判断が行われると、(例えば電力削減レベル1の)電力削減指示信号が生成されてビルネットワークインターフェイス11を介して各サブシステムに送信される。
【0072】
照明サブシステム2Aの照明制御コントローラ20Aにおいて、総合監視装置1からの電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイス201で受信されると(図4のS1,図5のt1)、電力削減制御モードに移行する。そして、電力目標値管理部204によってサブシステム目標値が設定され、これに合わせて制御判断部205Aによって、照明サブシステム2A内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値(図5では「ΔW2」)が求められ、この個別目標値に徐々に近づけて動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203によって生成されて、信号送受信部202から各照明器具21に送信される(S2)。
【0073】
照明サブシステム2Aの各照明器具21において、照明制御コントローラ20Aからの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って制御部210が点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDが点灯、消灯または調光される。このとき、照明サブシステム2A内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値が、図5に示す「照明消費電力」のように、上記個別目標値になるように徐々に低減する(S3)。これにより、各照明器具21の光出力が図5に示す「光出力」のように徐々に下降していく。
【0074】
一方、空調サブシステム3の空調制御コントローラ30において、総合監視装置1からの電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイス301で受信されると(S1,t1)、電力削減制御モードに移行する。そして、電力目標値管理部304によってサブシステム目標値が設定され、これに合わせて制御判断部305によって、空調サブシステム3内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値(図5では「ΔW1」)が求められ、この個別目標値よりも小さい負荷消費電力値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う空調制御信号が空調制御信号生成部303によって生成されて、信号送受信部302から各空調機器31に送信される(S4)。
【0075】
空調サブシステム3の各空調機器31において、空調制御コントローラ30からの空調制御信号が信号送受信部で受信されると、その空調制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従った制御により、空調機が運転される。このとき、空調サブシステム3内の各空調機器31の少なくとも一部の負荷消費電力値が、図5に示す「空調消費電力」のように上記個別目標値ΔW1よりも小さい負荷消費電力値になるように低減する(S5)。ここで、図5は、各空調機器31が暖房モードで運転している例になっているので、各空調機器31によって暖房されている室内の温度が、図5に示す「温度」のように徐々に下降していく。
【0076】
ステップS2〜S5の後、照明サブシステム2Aの照明制御コントローラ20Aにおいて、照明制御信号が上記個別目標値ΔW2に近づいた時分に、制御動作完了信号が生成されて、ビルネットワークインターフェイス201から空調サブシステム3に送信される(S6)。なお、照明サブシステム2A内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値は、図5に示す「照明調消費電力」のように個別目標値ΔW2に維持される(S7)。
【0077】
空調サブシステム3の空調制御コントローラ30において、照明制御コントローラ20Aからの制御動作完了信号がビルネットワークインターフェイス301で受信されると、制御判断部305によって、空調サブシステム3内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、上記空調用の個別目標値ΔW1で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う空調制御信号が空調制御信号生成部303によって生成されて、信号送受信部302から各空調機器31に送信される(S8)。
【0078】
空調サブシステム3の各空調機器31において、空調制御コントローラ30からの空調制御信号が信号送受信部で受信されると(t2)、その空調制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従った制御により、空調機が運転される。このとき、空調サブシステム3内の各空調機器31の少なくとも一部の負荷消費電力値が、図5に示す「空調消費電力」のように上記個別目標値ΔW1になるように増大する。これにより、各空調機器31によって暖房されている室内の温度が、図5に示す「温度」のように下げ止まって一定となる。
【0079】
照明サブシステム2Aの照明制御コントローラ20Aにおいて、演算処理部200Aによって、最新の各負荷消費電力値からサブシステム消費電力値が算出され、サブシステム目標値以下であるか否かの判断が行われる。そして、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値以下であれば、総合監視装置1から電力削減解除信号が送信されるまで現在の動作状態が維持される。一方、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値を超えて、演算処理部200Aによって目標未達成と判断されるか、または別の電力削減レベルに切り替えられるかすれば、その電力削減レベルに対応する電力削減制御モードに移行し、上記と同様の処理が実行される。
【0080】
空調サブシステム3の空調制御コントローラ30においても、演算処理部300によって、最新の各負荷消費電力値からサブシステム消費電力値が算出され、サブシステム目標値以下であるか否かの判断が行われる。そして、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値以下であれば、総合監視装置1から電力削減解除信号が送信されるまで現在の動作状態が維持される。一方、サブシステム消費電力値がサブシステム目標値を超えて、演算処理部300によって目標未達成と判断されるか、または別の電力削減レベルに切り替えられるかすれば、その電力削減レベルに対応する電力削減制御モードに移行し、上記と同様の処理が実行される。
【0081】
以上、第2実施形態によれば、照明制御コントローラ20Aおよび空調制御コントローラ30が総合監視装置1から電力削減指示を受けると、照明制御コントローラ20Aは、自己が属する照明サブシステム2A内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい照明用の個別目標値を求めてこの個別目標値に徐々に近づけて動作させるように制御を行う一方、空調制御コントローラ30は、自己が属する空調サブシステム3内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい空調用の個別目標値を求めてこの個別目標値より小さい負荷消費電力値で動作させ、照明制御コントローラ20Aが照明用の個別目標値に近づけた時分に空調用の個別目標値で動作させるように制御を行うので、快適性を維持しつつ、消費電力を削減することができる。効率的な電力削減制御により、視環境(周辺温度)の変化の影響を抑えて、作業環境の快適性をできるだけ保つことができる。
【0082】
(第3実施形態)
図6は本発明による第3実施形態のマネジメントシステムの構成図、図7は同マネジメントシステムの動作説明図である。
【0083】
第3実施形態のマネジメントシステムは、図6に示すように、第2実施形態と同様の総合監視装置1と、第2実施形態とは異なる少なくとも1つの照明サブシステム2Bと、第2実施形態とは異なる少なくとも1つの空調サブシステム3Aと、予め設定されたタイムスケジュールに従って各設定時刻に電力削減制御開始信号や電力削減制御終了信号などをビル設備ネットワークに送出するタイマ機器4とをビル設備ネットワークの配線L1に接続して構成されている。
【0084】
照明サブシステム2Bは、第2実施形態と同様の複数の照明器具21と、これらの照明器具21と照明信号線L2を介して接続され、各照明器具21の制御を行う照明制御コントローラ20Bとを備えている。
【0085】
この照明制御コントローラ20Bは、ビルネットワークインターフェイス201と、信号送受信部202と、照明制御信号生成部203と、電力目標値管理部204と、演算処理部200Aとを第2実施形態の照明制御コントローラ20Aと同様に備えているほか、照明制御コントローラ20Aとの相違点として制御判断部205Bを備えている。
【0086】
この制御判断部205Bは、第2実施形態の制御判断部205Aとの相違点として、タイマ機器4から電力削減制御開始信号または電力削減制御終了信号などを、直接または総合監視装置1を経由してビルネットワークインターフェイス201で受信すると、それぞれに応じた制御動作パターンを作成する処理をさらに実行する。すなわち、電力削減制御開始信号を受信すると、自己が属する照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい(最小で消灯に相当する)個別目標値を求めてこの個別目標値で動作させるための制御動作パターンを作成する処理が実行される。この後、電力削減制御終了信号を受信すると、自己が属する照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、元の個別目標値(例えば定格ランプ消費電力値)で動作させるための制御動作パターンを作成する処理が実行される。
【0087】
空調サブシステム3Aは、複数の空調機器31と、これらの空調機器31と空調信号線L3を介して接続され、各空調機器31の制御を行う空調制御コントローラ30Aとを備えている。
【0088】
この空調制御コントローラ30Aは、ビルネットワークインターフェイス301と、信号送受信部302と、空調制御信号生成部303と、電力目標値管理部304と、演算処理部300とを第2実施形態の空調制御コントローラ30と同様に備えているほか、空調制御コントローラ30との相違点として、制御判断部305Aを備え、例えば各空調機器31が蓄熱および蓄冷機能を有している。
【0089】
制御判断部305Aは、第2実施形態の制御判断部305との相違点として、タイマ機器4から電力削減制御開始信号または電力削減制御終了信号などを、直接または総合監視装置1を経由してビルネットワークインターフェイス301で受信すると、それぞれに応じた制御動作パターンを作成する処理をさらに実行する。すなわち、電力削減制御開始信号を受信すると、自己が属する空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、照明制御コントローラ20Bが負荷消費電力値を小さくしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷させるための制御動作パターンを作成する処理が実行される。ここで、照明器具21に対する電力削減量と空調機器31の消費電力との和が、通常時の照明器具21および空調機器31の消費電力以下となるように設定される。また、図7の例では、冷房モードにおいて、照明サブシステム2B側の電力削減量に加えて、空調機器31の一部電力を蓄熱または蓄冷(暖房の場合は蓄熱、この場合は蓄冷)にまわすようになっている。その後、電力削減制御終了信号を受信すると、自己が属する空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、元の個別目標値で動作させるための制御動作パターンを作成する処理が実行される。
【0090】
次に第3実施形態のマネジメントシステムの動作について説明する。計時中のタイマ機器4において、設定時刻(図7の例では「昼休み」の開始時刻)になると、電力削減制御開始信号がビル設備ネットワークに送出される。
【0091】
照明サブシステム2Bの照明制御コントローラ20Bにおいて、タイマ機器4からの電力削減制御開始信号がビルネットワークインターフェイス201で受信されると(図7のt11)、制御判断部205Bによって、照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値が求められ、この個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203によって生成されて、信号送受信部202から各照明器具21に送信される。
【0092】
照明サブシステム2Bの各照明器具21において、照明制御コントローラ20Bからの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って制御部210が点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDが点灯、消灯または調光される。このとき、照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値が上記個別目標値になるように低減する。これにより、各照明器具21の光出力が図7に示す「光出力」のように下降する。
【0093】
一方、空調サブシステム3Aの空調制御コントローラ30Aにおいて、タイマ機器4からの電力削減制御開始信号がビルネットワークインターフェイス301で受信されると(t11)、制御判断部305Aによって、空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、照明制御コントローラ20Bが負荷消費電力値を小さくしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷させるための制御動作パターンが作成される。このとき、照明サブシステム2B側の電力削減量に加えて、空調機器31の一部電力を蓄熱または蓄冷にまわすようにして制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う空調制御信号が空調制御信号生成部303によって生成されて、信号送受信部302から各空調機器31に送信される。
【0094】
空調サブシステム3Aの各空調機器31において、空調制御コントローラ30Aからの空調制御信号が信号送受信部で受信されると、その空調制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従った制御により、空調機が運転される。このとき、空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部は、照明制御コントローラ20Bが負荷消費電力値を小さくしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷する。図7の例では、冷房モードにおいて、照明サブシステム2B側の電力削減量に加えて、空調機器31の一部電力を蓄冷にまわすようになっているので、その一部電力を蓄冷にまわしたことにより、周囲の「温度」が若干上昇している。
【0095】
タイマ機器4において、設定時刻(図7の例では「昼休み」の終了時刻)になると、電力削減制御終了信号がビル設備ネットワークに送出される。
【0096】
照明サブシステム2Bの照明制御コントローラ20Bにおいて、タイマ機器4からの電力削減制御終了信号がビルネットワークインターフェイス201で受信されると(t12)、制御判断部205Bによって、照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、t11時点以前の元の個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203によって生成されて、信号送受信部202から各照明器具21に送信される。
【0097】
照明サブシステム2Bの各照明器具21において、照明制御コントローラ20Bからの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って制御部210が点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDが点灯、消灯または調光される。このとき、照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値が元の個別目標値になるように増大する。これにより、各照明器具21の光出力が図7に示す「光出力」のように上昇する。
【0098】
一方、空調サブシステム3Aの空調制御コントローラ30Aにおいて、タイマ機器4からの電力削減制御終了信号がビルネットワークインターフェイス301で受信されると(t12)、空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、t11時点以前の元の個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う空調制御信号が空調制御信号生成部303によって生成されて、信号送受信部302から各空調機器31に送信される。
【0099】
空調サブシステム3Aの各空調機器31において、空調制御コントローラ30Aからの空調制御信号が信号送受信部で受信されると、その空調制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従った制御により、空調機が運転される。このとき、空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部の負荷消費電力値が元の個別目標値になるように増大するが、蓄熱および蓄冷機能が保持しているエネルギーを使用するので、商用電源に対する消費電力が削減されることになる。これにより、図7の例に示すように、応答の遅い周囲の「温度」が徐々に下降することになる。
【0100】
以上、第3実施形態によれば、タイムスケジュールに従って、照明制御コントローラ20Bは、自己が属する照明サブシステム2B内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値で動作させるように制御を行う一方、空調制御コントローラ30Aは、自己が属する空調サブシステム3A内の各空調機器31の少なくとも一部に対し、照明制御コントローラ20Bが負荷消費電力値を小さくしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷するように制御を行うので、商用電源に対する消費電力をできるだけ平均化して、ピークの電力をカットし、さらに快適性を損なわないような制御が可能となる。
【0101】
なお、第3実施形態では、タイマ機器4がビル設備ネットワークの配線L1に接続される構成になっているが、総合監視装置が内蔵する構成でも、照明制御コントローラおよび空調制御コントローラが内蔵する構成でもよい。
【0102】
また、上記電力制御は、昼休みの時間に限らず、業務の状況やビルシステム全体の消費電力状況などによって適宜実行される構成でもよい。
【0103】
(第4実施形態)
図8は本発明による第4実施形態のマネジメントシステムの構成図、図9,図10は同マネジメントシステムの動作説明図である。
【0104】
第4実施形態のマネジメントシステムは、図8に示すように、第1実施形態と同様の総合監視装置1と、第1実施形態と同様の照明サブシステム2を複数含む照明制御システムと、ブラインドサブシステム5を複数含むブラインド制御システムと、室内温度を計測する温度センサ機器6と、室内照度を計測する照度センサ機器7とをビル設備ネットワークの配線L1に接続して構成されている。
【0105】
ブラインドサブシステム5は、負荷機器としての電動式のブラインド51と、このブラインド51の制御を行うブラインドコントローラ50とにより構成されている。なお、ブラインドサブシステム5は、ブラインド51を複数含む構成でもよい。
【0106】
ブラインドコントローラ50は、ビルネットワークインターフェイスおよび制御部などにより構成され、季節の変遷、温度センサ機器6により計測される室内温度および照度センサ機器7により計測される室内照度を参照しながら、ブラインド51の開閉制御などの処理を行うものである。
【0107】
例えば、総合監視装置1からの電力削減指示信号をビルネットワークインターフェイスで受信すると、自己が属するブラインドサブシステム5内のブラインド51に対し、開制御を行う処理が実行される。冷房が要求される夏場であれば、外光による光をブラインド51のスラットでビル内の天井面に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行う処理がなされる。一方、暖房が要求される冬場であれば、外光による光および熱をブラインド51のスラットでビル内の部屋の床側に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行う処理がなされる。
【0108】
また、総合監視装置1からの電力削減解除信号をビルネットワークインターフェイスで受信すると、自己が属するブラインドサブシステム5内のブラインド51に対し、閉制御を行う処理が実行される。
【0109】
次に第4実施形態のマネジメントシステムの動作について説明する。第1実施形態と同様の手順を経て、総合監視装置1において、電力削減要求を出すとの判断が行われると、(例えば電力削減レベル1の)電力削減指示信号が生成されてビルネットワークインターフェイス11を介して各サブシステムに送信される。
【0110】
各照明サブシステム2の照明制御コントローラ20において、総合監視装置1からの電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイス201で受信されると、電力削減制御モードに移行する。そして、電力目標値管理部204によってサブシステム目標値が設定され、これに合わせて制御判断部205によって、照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値が求められ、この個別目標値で動作させるための制御動作パターンが作成される。続いて、その制御動作パターンに合う照明制御信号が照明制御信号生成部203によって生成されて、信号送受信部202から各照明器具21に送信される。
【0111】
各照明サブシステム2の各照明器具21において、照明制御コントローラ20からの照明制御信号が信号送受信部211で受信されると、その照明制御信号に含まれる制御内容(制御動作パターン)に従って制御部210が点灯装置212を制御することにより、ランプ負荷LDが点灯、消灯または調光される。このとき、照明サブシステム2内の各照明器具21の少なくとも一部の負荷消費電力値が上記個別目標値に低減する。
【0112】
一方、各ブラインドサブシステム5のブラインドコントローラ50において、総合監視装置1からの電力削減指示信号がビルネットワークインターフェイスで受信されると、図9に示すように、自己が属するブラインドサブシステム5内のブラインド51に対し、開制御が実行される。
【0113】
このとき、夏場であれば、図10(a)に示すように、外光による光をブラインド51のスラット51aでビル内の天井面に向けて反射させるようにスラット51aの傾き制御が実行される。これにより、開状態のブラインド51を通して入射し天井面で反射する間接光で、各照明器具21の照度低下を補うことができる。また、太陽熱は天井面に集まるので、床側の熱的な環境変化を抑えることができる。
【0114】
これに対し、冬場であれば、図10(b)に示すように、外光による光および熱をブラインド51のスラット51aでビル内の部屋の床側に向けて反射させるようにスラット51aの傾き制御が実行される。これにより、開状態のブラインド51を通して入射する自然光で、各照明器具21の照度低下を補うことができる。また、室内の床側の温度も太陽熱によって上昇するので、空調機器の負荷を低減することができ、マネジメントシステム全体で好適な省エネ効果を発揮できる。
【0115】
以上、第4実施形態によれば、照明制御コントローラ20およびブラインドコントローラ50が総合監視装置1から電力削減指示を受けると、照明制御コントローラ20は、自己が属する照明サブシステム2内の照明器具21に対し、現在の負荷消費電力値よりも小さい個別目標値を求めてこの個別目標値で動作させるように制御を行う一方、ブラインドコントローラ50は、自己が属するブラインドサブシステム5内のブラインド51に対し、開制御を行うので、開制御がなされたブラインド51を通して入射する自然光で、照明器具21の照度低下を補うことができる。
【0116】
また、ブラインドコントローラ50は、開制御を行う場合、夏場であれば外光による光をブラインド51のスラット51aでビル内の天井面に向けて反射させるようにスラット51aの傾きの制御を行う一方、冬場であれば外光による光および熱をブラインド51のスラット51aでビル内の部屋に向けて反射させるようにスラット51aの傾きの制御を行うので、室内環境を好適に維持しつつ、マネジメントシステム全体で好適な省エネ効果を図ることができる。
【0117】
なお、第4実施形態では、照度センサ機器7がビル設備ネットワークの配線L1に接続される構成になっているが、無線にてビル設備ネットワークに接続される構成でもよい。この構成によれば、図10の例に示したように、照度センサ機器7を机上に配置する場合でも、配線により見栄えが悪くなるなどの問題が生じることがない。
【0118】
また、照明制御コントローラ20も、照度センサ機器7により計測される室内照度を参照しながら、机上面に対して適切な照度が確保されるように照明器具21の制御を実行するように構成してもよい。これにより、例えば、開状態のブラインド51を通して採光された自然光の反射が強い窓側付近の照明器具21に対しては、自然光の反射が弱い窓から離れた場所の照明器具21よりも点灯レベルを下げることができるようになり、その分さらに消費電力を削減することができる。また、照度センサ機器7を机上に配置することにより、照度検出をより正確に行うことができる。
【0119】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、負荷機器として照明器具を含むとともにこの照明器具の制御を行う照明用のコントローラを含む照明用のサブシステムと、別種の負荷機器を含むとともにこの負荷機器の制御を行う負荷機器用のコントローラを含む負荷機器用のサブシステムと、これら照明および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明用のサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持ち、この消費電力監視手段によって監視されている消費電力を低減する必要がある場合に前記サブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置とをネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムに含まれる少なくとも1つの前記照明用のサブシステムによりなる照明制御システムであって、前記照明用および負荷機器用のコントローラのうち、少なくとも照明用のコントローラは、前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、自己が属するサブシステム内の負荷機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行うので、総合監視装置が、電力削減指示を与えるだけで負荷機器の具体的な制御を行う必要がなくなるため、総合監視装置の演算処理の負担を軽減することができ、その構成を簡単にして安価にすることができる。これにより、システム規模が大きくなっても、総合監視装置にかかる負担が勢い増大することなく、高コストの総合監視装置を必要としない負荷制御システムを提供することができる。例えば、サブシステムに複数の負荷機器が設けられたり、サブシステムが複数設けられたり、あるいはサブシステムが複数種類設けられたりしてシステム規模が大きくなり、加えてサブシステム内の各負荷機器の一部に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるような制御を行うようにしたとしても、その制御が総合監視装置ではなく主としてコントローラによって行われるので、総合監視装置にかかる負担を増大させることなく、負荷機器の効率的な電力削減制御が可能になり、照明環境の変化による心理的悪影響を軽減するなどの制御も可能となる。
【0120】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の照明制御システム、または負荷機器として照明器具を含むとともにこの照明器具の制御を行う照明用のコントローラを含む照明用のサブシステムと、別種の負荷機器を含むとともにこの負荷機器の制御を行う負荷機器用のコントローラを含む負荷機器用のサブシステムと、これら照明および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明用のサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持ち、この消費電力監視手段によって監視されている消費電力を低減する必要がある場合に前記サブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置とをネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムであって、前記照明用および負荷機器用の各コントローラが互いに連動するので、マネジメントシステム全体として最適な連動制御が可能となる。また、照明制御システムがネットワークに接続される場合には、システム規模が大きくなっても、総合監視装置にかかる負担が勢い増大することなく、高コストの総合監視装置を必要としない負荷制御システムを提供することができる。
【0121】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のマネジメントシステムにおいて、前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として空調機器を含むとともにこの空調機器の制御を行う空調用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、前記照明用および空調用の各コントローラが前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを照明用の目標レベルとして求めてこの目標レベルに徐々に近づけて動作させるように制御を行う一方、前記空調用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の空調機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを空調用の目標レベルとして求めてこの目標レベルより低い負荷出力レベルで動作させ、前記照明用のコントローラが前記照明用の目標レベルに近づけた時分に前記空調用の目標レベルで動作させるように制御を行うので、マネジメントシステム全体として、明るさと温度の観点から快適性を損なわないような連動制御が可能となり、快適性を維持しつつ、消費電力を削減することができる。効率的な電力削減制御により、視環境の変化の影響を抑えて、作業環境の快適性をできるだけ保つことができる。
【0122】
請求項4記載の発明は、請求項2記載のマネジメントシステムにおいて、前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として空調機器を含むとともにこの空調機器の制御を行う空調用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、蓄熱または蓄冷機能を有するものであり、タイムスケジュールに従って、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルで動作させるように制御を行う一方、前記空調用のコントローラは、前記照明用のコントローラが負荷出力レベルを低くしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷するように制御を行うので、商用電源に対する消費電力をできるだけ平均化して、ピークの電力をカットし、さらに快適性を損なわないような制御が可能となる。これにより、マネジメントシステム全体で電力削減が必要な時に、できるだけ快適さを損なわないようにできる。
【0123】
請求項5記載の発明は、請求項2記載のマネジメントシステムにおいて、前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として電動式のブラインドを含むとともにこのブラインドの制御を行うブラインド用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、前記照明用およびブラインド用の各コントローラが前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行う一方、前記ブラインド用のコントローラは、自己が属するサブシステム内のブラインドに対し、開制御を行うので、開制御がなされたブラインドを通して入射する自然光で、照明器具の照度低下を補うことができる。
【0124】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のマネジメントシステムにおいて、前記照明用および負荷機器用のサブシステムはビル設備として設けられ、前記ブラインド用のコントローラは、前記開制御を行う場合、夏場であれば外光による光をそのブラインドのスラットでビル内の天井面に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行う一方、冬場であれば外光による光および熱をそのブラインドのスラットでビル内の部屋に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行うので、室内環境を好適に維持しつつ、マネジメントシステム全体で好適な省エネ効果を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施形態のマネジメントシステムの構成図である。
【図2】図1中の照明器具の構成図である。
【図3】本発明による第2実施形態のマネジメントシステムの構成図である。
【図4】同マネジメントシステムの動作説明図である。
【図5】同マネジメントシステムの動作説明図である。
【図6】本発明による第3実施形態のマネジメントシステムの構成図である。
【図7】同マネジメントシステムの動作説明図である。
【図8】本発明による第4実施形態のマネジメントシステムの構成図である。
【図9】同マネジメントシステムの動作説明図である。
【図10】同マネジメントシステムの動作説明図である。
【図11】第1従来技術の(ビル)マネジメントシステムの構成図である。
【図12】同マネジメントシステムにおける総合監視装置の構成図である。
【図13】同マネジメントシステムにおける照明サブシステムの模式図である。
【符号の説明】
1 総合監視装置
10 制御部
11 ビルネットワークインターフェイス
12 消費電力監視部
2,2A,2B 照明サブシステム
20,20A,20B 照明制御コントローラ
200,200A 演算処理部
201 ビルネットワークインターフェイス
202 信号送受信部
203 照明制御信号生成部
204 電力目標値管理部
205,205A,205B 制御判断部
21 照明器具
210 制御部
211 信号送受信部
212 点灯装置
213 点灯レベル検出回路
3 空調サブシステム
30,30A 空調制御コントローラ
300 演算処理部
301 ビルネットワークインターフェイス
302 信号送受信部
303 空調制御信号生成部
304 電力目標値管理部
305,305A 制御判断部
31 空調機器
4 タイマ機器
5 ブラインドサブシステム
50 ブラインドコントローラ
51 ブラインド
6 温度センサ機器
7 照度センサ機器

Claims (6)

  1. 負荷機器として照明器具を含むとともにこの照明器具の制御を行う照明用のコントローラを含む照明用のサブシステムと、
    別種の負荷機器を含むとともにこの負荷機器の制御を行う負荷機器用のコントローラを含む負荷機器用のサブシステムと、
    これら照明および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明用のサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持ち、この消費電力監視手段によって監視されている消費電力を低減する必要がある場合に前記サブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置と
    をネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムに含まれる少なくとも1つの前記照明用のサブシステムによりなる照明制御システムであって、
    前記照明用および負荷機器用のコントローラのうち、少なくとも照明用のコントローラは、前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、自己が属するサブシステム内の負荷機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行う
    ことを特徴とする照明制御システム。
  2. 請求項1記載の照明制御システム、または負荷機器として照明器具を含むとともにこの照明器具の制御を行う照明用のコントローラを含む照明用のサブシステムと、
    別種の負荷機器を含むとともにこの負荷機器の制御を行う負荷機器用のコントローラを含む負荷機器用のサブシステムと、
    これら照明および負荷機器用のサブシステムのうち、少なくとも照明用のサブシステム内の負荷機器による消費電力を監視する消費電力監視手段を持ち、この消費電力監視手段によって監視されている消費電力を低減する必要がある場合に前記サブシステム内のコントローラに電力削減指示を出す総合監視装置と
    をネットワークに接続して構成されるマネジメントシステムであって、
    前記照明用および負荷機器用の各コントローラが互いに連動する
    ことを特徴とするマネジメントシステム。
  3. 前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として空調機器を含むとともにこの空調機器の制御を行う空調用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、
    前記照明用および空調用の各コントローラが前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを照明用の目標レベルとして求めてこの目標レベルに徐々に近づけて動作させるように制御を行う一方、前記空調用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の空調機器に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを空調用の目標レベルとして求めてこの目標レベルより低い負荷出力レベルで動作させ、前記照明用のコントローラが前記照明用の目標レベルに近づけた時分に前記空調用の目標レベルで動作させるように制御を行う
    ことを特徴とする請求項2記載のマネジメントシステム。
  4. 前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として空調機器を含むとともにこの空調機器の制御を行う空調用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、蓄熱または蓄冷機能を有するものであり、
    タイムスケジュールに従って、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルで動作させるように制御を行う一方、前記空調用のコントローラは、前記照明用のコントローラが負荷出力レベルを低くしたことによる電力削減量を利用して、蓄熱または蓄冷するように制御を行う
    ことを特徴とする請求項2記載のマネジメントシステム。
  5. 前記負荷機器用のサブシステムは、前記別種の負荷機器として電動式のブラインドを含むとともにこのブラインドの制御を行うブラインド用のコントローラを前記負荷機器用のコントローラとして含み、
    前記照明用およびブラインド用の各コントローラが前記総合監視装置から電力削減指示を受けると、前記照明用のコントローラは、自己が属するサブシステム内の照明器具に対し、現在の負荷出力レベルよりも低い負荷出力レベルを求めてこの負荷出力レベルで動作させるように制御を行う一方、前記ブラインド用のコントローラは、自己が属するサブシステム内のブラインドに対し、開制御を行う
    ことを特徴とする請求項2記載のマネジメントシステム。
  6. 前記照明用および負荷機器用のサブシステムはビル設備として設けられ、
    前記ブラインド用のコントローラは、前記開制御を行う場合、夏場であれば外光による光をそのブラインドのスラットでビル内の天井面に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行う一方、冬場であれば外光による光および熱をそのブラインドのスラットでビル内の部屋に向けて反射させるようにそのスラットの傾きの制御を行う
    ことを特徴とする請求項5記載のマネジメントシステム。
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