【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼鏡用枠の表面上に設けられる装飾に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、眼鏡枠の装飾物として金や銀等の貴金属の箔や粉が多く用いられてきているが、貝等を使用したものは数が少なく、例としては、実公昭５９−７７１２３号の様に、樹脂中にパール粉を混入したものや、特開２００１−３４３６１５号の様に装飾片として貝殻を使用する例がわずかに見当たる程度で、螺鈿を使用したものは見当たらない。勿論、成分的に似ている真珠も眼鏡の装飾物として使用されることは稀である。その理由は、所謂、螺鈿（貝等の真珠層を薄く加工したもの）の成分は、炭酸カルシュームとタンパク質、それと少量の水分からなっており、特に熱と酸に弱く、人間に汗等にも弱く、装飾用の樹脂に熱を加える工程が眼鏡に於いては欠かせないことと、眼鏡は漆器と異なりある程度撓ったり、曲げたりするので、螺鈿装飾部分が折れたりしてもたなくなり、実際商品化出来なかったと思われる。
【０００３】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者に於いては上記課題を解決する為に鋭意試作研究の結果、まず第一に、金属製の眼鏡枠の基材表面の装飾部として選択した箇所に、常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、該樹脂表面に粗面加工を施し、着色不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、乾く前に螺鈿をちりばめ、その上からクリアタイプのポリウレタン樹脂塗料を塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝して作られた装飾部を有する事を特徴とする、装飾眼鏡枠を採用する事により、熱や酸、汗等に弱く、脆弱な螺鈿を眼鏡用枠の装飾として使用に耐える様に形成した。
【０００４】
次ぎに、樹脂性の眼鏡枠の基材表面の装飾部として選択された箇所に粗面加工を施し、その後、着色不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、乾く前に螺鈿をちりばめ、その上からクリアタイプのポリウレタン樹脂塗料を塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝して作られた装飾部を有する事を特徴とする、装飾眼鏡枠を採用した。
【０００５】
又、次ぎに、中心に補強の為の芯金を有さない透明又は半透明な熱可塑性樹脂製の眼鏡用枠の装飾部として選択された箇所に粗面加工を施し、クリアタイプの常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、乾く前に螺鈿をちりばめ、その上から着色不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、更にその上から螺鈿をちりばめ、そして、クリアタイプのポリウレタン樹脂塗料を塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝して作られた装飾部を有する事を特徴とする、装飾眼鏡枠を採用した。
【０００６】
更に、眼鏡用枠に中空の開口部を設け、該開口部分の一方にシリコーン樹脂片の蓋をし、その上、すなわち眼鏡用枠中空部分にクリアタイプの常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、乾く前に螺鈿をちりばめ、その上から着色不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂を塗布し、更にその上から螺鈿をちりばめ、そして、クリアタイプのポリウレタン樹脂塗料を塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、太陽光に約１時間〜１０時間曝露した後、シリコーン樹脂片を剥がして作られた装飾部を有する事を特徴とする、装飾眼鏡枠を採用した。
【０００７】
そして、眼鏡用枠の基材表面に設けられた樹脂層の装飾部として選択された箇所に粗面加工を施し、その後、アクリル系エポキシ樹脂を塗布し、乾く前に螺鈿をちりばめ、その上からクリアタイプのポリウレタン樹脂塗料を塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝した後、表面を磨き上げて作られた事を特徴とする、眼鏡用枠の装飾法により螺鈿を装飾体として採用し使用した。又、より鮮やかで、華やかで立体的に見える様に、装飾層を多層に形成する事や、他の色彩模様との組合わせの手段も採用した。
【０００８】
【実施例】
以下、本発明を図を持って詳述すると、図１は本発明の第一の実施例の要部断面拡大図であって、まず、金属製眼鏡枠の基材１０の表面１１の装飾部として選択された箇所１２（この箇所は図１のように凹所として設けられても良く、或いは他所をマスキングして設けられても良い）に常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２０を塗布し、該樹脂表面２１に粗面加工を施す。この場合化学的な処理加工よりも、コロナ処理又は赤外線照射等の物理的な処理加工の方が好ましい。その粗面加工をした表面に着色された不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２２を塗布し、乾く前に螺鈿３０をちりばめ、その上からクリアタイプの２液形無黄変タイプのポリウレタン樹脂塗料４０を塗布する。又、上記工程の間に脱泡処理も随時行われる事は言うまでも無い。そしてそれから、約５０℃〜７０℃の間の温度の比較的低温で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、そしてその後自然光に約１時間〜１０時間曝して作られる。上記で用いられる螺鈿は厚貝でも薄貝でもどちらでも良い。こうして作られた装飾部を有する枠は、従来の七宝等の装飾と同様に超弾性金属を使用した枠や曲げて使用する箇所には適さないが、通常のテンプル部や鎧部やフロント部の使用に於いては従来の七宝等の装飾と同様に全く異常は見とめられ無かった。
【０００９】
図２は本発明の第二の実施例の要部拡大断面図であり、樹脂製の眼鏡枠の基材１０ａの表面１１ａに装飾部として選択された箇所１２ａ（この箇所は図２のように凹所として設けられても良く、或いは他所をマスキングして設けられても良い）の表面２１ａに粗面加工処理を施す。この場合も上記実施例１の場合と同様な粗面加工処理が好ましい。そして、その上に着色された不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２０ａを塗布し、乾く前に螺鈿３０をちりばめ、その上から、クリアタイプの２液形無黄変タイプのポリウレタン樹脂塗料４０ａを厚めに塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝して作られた装飾部を有するものである。
【００１０】
図３は、補強の為の芯金を有さない透明又は半透明な熱可塑性樹脂製の眼鏡枠１０ｄの装飾部として選択された箇所１２ｂに粗面加工を施す。（この場合も上記第一及び第二の実施例の場合と同様な粗面処理加工が好ましい）そしてこの実施例の場合は、眼鏡枠１０ｄの裏面からも装飾部が見える様に、まずクリアタイプの常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２０ｂを塗布し、乾く前に螺鈿３０をちりばめ、その上から着色された不透明な常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２２ａを塗布し、乾く前にその上から螺鈿３０をちりばめ、そして、クリアタイプの２液形の無黄変ポリウレタン樹脂塗料４０ｂを塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝して出来あがった物で、この場合は、他人の見る方向Ａから見られる場合に於いては勿論であるが、眼鏡を外して折畳んだ際にも眼鏡前面Ｂから装飾部が鮮やかに視認され、普段見えない所にもオシャレができるデザインとなる。
【００１１】
図４は、本発明の第四の実施例の要部断面図であって、この場合は、金属製、樹脂製どちらの枠でも良いが、枠５０に中空の開口部５５を設け、該開口部の一方５６にシリコーン樹脂片により蓋５３をし、その上、すなわち、眼鏡枠中空部内部５４に、クリアタイプの常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２０ｃを塗布し、乾く前に螺鈿３０をちりばめ、その上から着色された不透明の常温硬化性のアクリル系エポキシ樹脂２２ｂを塗布し、更にその上から螺鈿３０をちりばめ、そして、クリアタイプの２液形の無黄変ポリウレタン樹脂塗料４ｃを塗布後、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝した後、シリコーン樹脂片を剥がして作られる。この場合、クリアタイプの２液形無黄変ポリウレタン樹脂塗料を、シリコーン樹脂を剥がしてから開口部両面に塗布してから乾燥しても良い。
【００１２】
図５は、本発明の他の実施例の要部断面図であり、この場合は、螺鈿がちりばめられた装飾層３１とクリアタイプのポリウレタン樹脂塗料層４１とを多層に重ねて設けられるようにした応用例であり、こうする事により、螺鈿装飾物がより立体的に浮き上がるよう見え、漆器では出せない三次元的な装飾を眼鏡枠に表す事が出来る。
【００１３】
又、図６は、本発明のその他の実施例の要部断面図であって、この場合は、ちりばめられた螺鈿３０とは別体に色彩模様３２が施されることにより、装飾の多様化を図った。この場合の装飾は、金、銀等の貴金属の箔や粉や色彩塗料による印刷、又は手書きでも良く、より高級感が溢れる物となる。又、これらを多層に重ねて装飾をする事も可能である。
【００１４】
図７（イ）、（ロ）、（ハ）は、本発明の装飾法に関する説明用の断面図であり、まず（イ）の様に、眼鏡用枠の基材表面１０ｂに設けられた樹脂層６０の、装飾部として選択された箇所に粗面加工を施し、その後、（ロ）の様に、アクリル系エポキシ樹脂１２ｃを塗布し、乾く前に螺鈿３０をちりばめ、次ぎに（ハ）の如く、その上からクリアタイプのポリウレタン樹脂塗料４０ｄを塗布し、約５０℃〜７０℃の間の温度で約２０分〜１２時間機械乾燥させ、その後、自然光に約１時間〜１０時間曝して作る装飾法であり、その特徴とする所は常温に近い温度で加工する事により、螺鈿に熱を当てない様にする事と、酸性の薬品を控える事と、人間の汗に接触し無い様に表面塗装を厚くし、且つ、塗装樹脂に柔軟性を持たせる事にある。そして図８の如く完成となる。
【００１５】
【発明の効果】
上記した様に、今迄なかなか使用できなかった古来よりの素材である螺鈿を、眼鏡の装飾として、落ち着いた自然な上品な輝きを呈すると共に、淡い色調の変化がかもし出される様にする。そしてより立体的に、よりバリエーション豊富に、真珠色の輝きを保ち、汗に侵される事も無く、多少の撓みや曲げにも耐えられる眼鏡の装飾部としての使用が可能となり、眼鏡の装飾部門の発展に大いに役に立つ事が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一の実施例の要部断面拡大図
【図２】本発明の第二の実施例の要部断面拡大図
【図３】本発明の第三の実施例の要部断面拡大図
【図４】本発明の第四の実施例の要部断面拡大図
【図５】本発明の第五の実施例の要部断面拡大図
【図６】本発明の第六の実施例の要部断面拡大図
【図７】（イ）（ロ）（ハ）本発明の装飾法の説明図
【図８】本発明の側部枠の装飾部を設けた要部斜視図
【符号の説明】
１…眼鏡枠基材、１１…眼鏡枠基材表面、１２…装飾部として選択された箇所
２０…アクリル系エポキシ樹脂層、２１…アクリル系エポキシ樹脂層表面、３０…螺鈿、３１…螺鈿装飾層、３２…色彩模様、４０…クリアタイプのポリウレタン樹脂層、５０…開口中空部を有する枠、５３…シリコーン樹脂片、６０…樹脂層、Ｔ…テンプル[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a decoration provided on a surface of a frame for spectacles.
[0002]
Problems to be solved by the prior art and the invention
Hitherto, foils and powders of noble metals such as gold and silver have been widely used as ornaments for spectacle frames, but those using shells and the like are few in number, for example, see Japanese Utility Model Publication No. 59-77123. Thus, there are only a few cases in which pearl powder is mixed in a resin, and examples of using shells as decorative pieces as in JP-A-2001-343615, and there is no case in which a mother-of-pearl is used. Of course, pearls that are similar in composition are rarely used as decorations for eyeglasses. The reason is that the components of so-called mother-of-pearl (thin pearls such as shellfish) are composed of calcium carbonate, protein, and a small amount of water. It is weak, and the process of applying heat to the decorative resin is indispensable in eyeglasses, and because the eyeglasses bend or bend to some extent unlike lacquerware, even if the mother-of-pearl decoration part breaks, It seems that it could not be commercialized.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present inventor has conducted intensive trial production research to solve the above-mentioned problems, and firstly, a room-temperature-curable acrylic-based acrylic resin was added to a portion selected as a decorative portion on the surface of a base material of a metal spectacle frame. Apply an epoxy resin, apply a rough surface treatment to the surface of the resin, apply a colored opaque cold-setting acrylic epoxy resin, stud a mother-of-pearl before drying, apply a clear type polyurethane resin paint on it A decorative spectacle frame characterized by having a decorative part made by mechanical drying at a temperature between about 50 ° C. to 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposing it to natural light for about 1 hour to 10 hours. By adopting, the fragile mother-of-pearl, which is susceptible to heat, acid, sweat, etc., is formed so as to be usable as a decoration of a frame for glasses.
[0004]
Next, roughening is applied to the part selected as the decorative part of the base material surface of the resinous eyeglass frame, and then a colored and opaque cold-setting acrylic epoxy resin is applied, and before drying it, stud the mother-of-pearl Then, a clear type polyurethane resin paint is applied thereon, machine-dried at a temperature between about 50 ° C. to 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposed to natural light for about 1 hour to 10 hours. A decorative spectacle frame characterized by having a decorative portion was employed.
[0005]
Next, roughening is applied to the part selected as the decorative part of the eyeglass frame made of transparent or translucent thermoplastic resin which does not have a core metal for reinforcement at the center, and clear type room temperature curing Apply acrylic acrylic epoxy resin, stud the mother-of-pearl before drying, apply colored and opaque room-temperature-curable acrylic epoxy resin on top of it, and stud the mother-of-pearl on it, and then clear polyurethane resin Applying the paint, mechanically drying at a temperature between about 50 ° C. to 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then having a decorative part made by exposing to natural light for about 1 hour to 10 hours. And a decorative spectacle frame.
[0006]
Further, a hollow opening is provided in the spectacle frame, and one side of the opening is covered with a silicone resin piece, and a clear, room-temperature-curable acrylic epoxy resin is applied to the lid, that is, the hollow portion of the spectacle frame. Then, before drying, stud the mother-of-pearl, apply a colored and opaque room-temperature-curable acrylic epoxy resin on top of it, stud the mother-of-pearl, and apply a clear-type polyurethane resin paint. It is characterized by having a decorative part made by peeling off a silicone resin piece after mechanical drying at a temperature between about 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposing it to sunlight for about 1 hour to 10 hours. To use a decorative frame.
[0007]
Then, roughening is applied to the part selected as the decorative part of the resin layer provided on the base material surface of the eyeglass frame, then acrylic epoxy resin is applied, and before drying it is studded with a mother-of-pearl and from above it Apply a clear type polyurethane resin paint, machine dry at a temperature between about 50 ° C and 70 ° C for about 20 minutes to 12 hours, and then expose it to natural light for about 1 hour to 10 hours, then polish the surface Raden was adopted as a decorative body by the method of decorating a frame for glasses, which was characterized by the fact that it was made. In order to make the image look more vivid, gorgeous, and three-dimensional, a decorative layer is formed in multiple layers, and a means for combining with other color patterns is employed.
[0008]
【Example】
FIG. 1 is a cross-sectional enlarged view of a main part of a first embodiment of the present invention. First, a decorative portion on a surface 11 of a base material 10 of a metal spectacle frame. A room-temperature-curable acrylic epoxy resin 20 is applied to a portion 12 (this portion may be provided as a recess as shown in FIG. 1 or may be provided by masking another portion), The resin surface 21 is roughened. In this case, physical processing such as corona processing or infrared irradiation is preferable to chemical processing. A colored, opaque, room-temperature-curable acrylic epoxy resin 22 is applied to the roughened surface and studded with a mother-of-pearl 30 before drying, and a clear, two-pack, non-yellowing type polyurethane resin is applied from above. The paint 40 is applied. Needless to say, a defoaming process is performed as needed during the above steps. It is then made by mechanical drying at a relatively low temperature of between about 50 ° C. and 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposed to natural light for about 1 hour to 10 hours. Raden used in the above may be either thick or thin shellfish. Frames with decorative parts made in this way are not suitable for frames using super-elastic metal or places to be bent as in the case of conventional decorations such as Cloisonne, etc., but ordinary temple parts, armor parts and front parts In use, no abnormality was found, as in the case of decorations such as the traditional cloisonne.
[0009]
FIG. 2 is an enlarged sectional view of a main part of a second embodiment of the present invention, and a portion 12a selected as a decorative portion on a surface 11a of a base material 10a of a spectacle frame made of resin (this portion is as shown in FIG. The surface 21a may be provided as a concave portion or may be provided by masking another portion. Also in this case, the same rough surface processing as in the first embodiment is preferable. Then, a colored opaque room-temperature-curable acrylic epoxy resin 20a is applied thereon, and the mother-of-pearl 30 is studded before drying, and a clear two-part non-yellowing type polyurethane resin paint 40a is applied thereon. Is thickly applied, mechanically dried at a temperature between about 50 ° C. to 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposed to natural light for about 1 hour to 10 hours, and has a decorative part.
[0010]
FIG. 3 shows a roughening process performed on a portion 12b selected as a decorative portion of an eyeglass frame 10d made of a transparent or translucent thermoplastic resin having no core metal for reinforcement. (Also in this case, the same rough surface treatment as in the first and second embodiments is preferable.) In this embodiment, the clear type is first used so that the decorative portion can be seen from the back surface of the spectacle frame 10d. Is applied with a cold-setting acrylic epoxy resin 20b, and before being dried, is studded with a mother-of-pearl 30. A colored opaque cold-setting acrylic epoxy resin 22a is applied thereon, and before being dried, the mother-of-pearl is placed thereon. 30 and then apply a clear type two-pack type non-yellowing polyurethane resin paint 40b, mechanically dry at a temperature between about 50 ° C to 70 ° C for about 20 minutes to 12 hours, and then apply It is a product made after exposure for 1 hour to 10 hours. In this case, not only when viewed from the viewing direction A of other people, but also when the glasses are removed and folded, decoration is performed from the front surface B of the glasses. The department is bright It is visible to, and design that can be fashionable even in sight usually.
[0011]
FIG. 4 is a sectional view of a main part of a fourth embodiment of the present invention. In this case, either a metal frame or a resin frame may be used. One of the parts 56 is covered with a lid 53 by a piece of silicone resin, and a clear-type room-temperature-curable acrylic epoxy resin 20c is applied on the lid 53, that is, the inside of the eyeglass frame hollow part 54, and the mother-of-pearl 30 is studded before drying. After that, a colored opaque room-temperature-curable acrylic epoxy resin 22b is applied thereon, and a mother-of-pearl 30 is studded thereon, and a clear two-part non-yellowing polyurethane resin paint 4c is applied. It is made by mechanically drying at a temperature between about 50 ° C. to 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposing it to natural light for about 1 hour to 10 hours, and then peeling off the silicone resin pieces. In this case, a clear two-component non-yellowing polyurethane resin paint may be applied to both sides of the opening after the silicone resin is peeled off, and then dried.
[0012]
FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part of another embodiment of the present invention. In this case, a decorative layer 31 in which a mother-of-pearl is studded and a clear-type polyurethane resin paint layer 41 are provided in a multilayer manner. In this way, the decoration of the mother-of-pearl appears to be more three-dimensional, and a three-dimensional decoration that cannot be obtained with lacquerware can be represented on the eyeglass frame.
[0013]
FIG. 6 is a sectional view of a main part of another embodiment of the present invention. In this case, a color pattern 32 is provided separately from the studded mother-of-pearl 30 to diversify the decoration. Was planned. The decoration in this case may be printed with gold foil, silver or other precious metal foil, powder, or color paint, or handwritten, resulting in a more luxurious feel. Moreover, it is also possible to decorate them by layering them.
[0014]
7A, 7B, and 7C are cross-sectional views for explaining the decoration method of the present invention. First, as shown in FIG. 7A, the resin provided on the base material surface 10b of the spectacle frame. The surface of the layer 60 selected as a decorative part is roughened, and then an acrylic epoxy resin 12c is applied as shown in (b), and the mother-of-pearl 30 is studded before drying, and then (c) As shown above, a clear type polyurethane resin paint 40d is applied from above, mechanically dried at a temperature between about 50 ° C. and 70 ° C. for about 20 minutes to 12 hours, and then exposed to natural light for about 1 hour to 10 hours. The decoration method is characterized by processing at a temperature close to room temperature, so as not to heat the mother-of-pearl, to refrain from acidic chemicals, and to avoid contact with human sweat. The purpose is to make the surface coating thicker and to give the coating resin flexibility. And it is completed as shown in FIG.
[0015]
【The invention's effect】
As described above, Raden, an ancient material that has been difficult to use until now, is used as a spectacle decoration to give a calm, natural and elegant shine, and to bring out a light color change. And more three-dimensional, more variations, keep the pearlescent shine, without being affected by sweat, it can be used as a decorative part of eyeglasses that can withstand some bending and bending, the eyeglass decoration department Can be expected to be very useful for the development of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an enlarged cross-sectional view of a main part of a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view of a main part of a second embodiment of the present invention. FIG. 3 is a main part of a third embodiment of the present invention. FIG. 4 is an enlarged view of an essential part of a fourth embodiment of the present invention. FIG. 5 is an enlarged view of an essential part of a fifth embodiment of the present invention. FIG. 6 is a sixth embodiment of the present invention. [FIG. 7] (a) (b) (c) Explanatory view of the decoration method of the present invention [FIG. 8] Perspective view of a main part provided with a decorative portion of a side frame of the present invention [ Explanation of reference numerals]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Eyeglass frame base material, 11 ... Eyeglass frame base material surface, 12 ... Place selected as decorative part 20 ... Acrylic epoxy resin layer, 21 ... Acrylic epoxy resin layer surface, 30 ... Raden, 31 ... Raden decoration layer , 32: color pattern, 40: clear polyurethane resin layer, 50: frame having an open hollow portion, 53: silicone resin piece, 60: resin layer, T: temple
