JP2004176308A - Door latch device - Google Patents

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a door latch device capable of being set so as to detour a cable in a door at a required arrangement and route while smoothly transferring an open operation by an operating handle to an open lever by the cable. <P>SOLUTION: An inner cable 56a is led in the required direction in an extended region of the inner cable 56a extending from a connecting section 12c of an open lever 12, and at the same time, the door latch device is equipped with a rotatable pulley 42 with a pulling operation by the inner cable 56a. Accordingly, it can be set so as to detour the cable 56 in the rear side door D at the required arrangement and route. The open operation of an outside handle 55 can be smoothly transferred to the open lever 12 by the rotation of the pulley with the pulling operation of the cable 56. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両ドアのラッチ機構の解除動作を行うため、操作ハンドルの開操作をケーブルの引張作動によってラッチ機構に伝達するドアラッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両ドアに設けられているドアラッチ装置は、車体に固定したストライカと係合してドアを閉塞状態とするラッチ機構を備えている。このドアラッチ装置は、ラッチ機構の解除動作をするためのオープンレバーに対し、ドアのインサイドパネルに設けたインサイドハンドルあるいはドアのアウトサイドパネルに設けたアウトサイドハンドルなどの操作ハンドルの開操作を撓曲可能なケーブルの引張作動で伝達する。
【0003】
上記ケーブルは、オープンレバーと各ハンドル側との間を連結するインナーケーブルと、インナーケーブルを外装するとともに両端部を固定したアウターチューブとからなる。アウターチューブは、湾曲部を形成してドア内の領域を迂回して配置してある。湾曲部は、衝突などでドアが変形してアウターチューブの配置が変わっても、インナーケーブルを介して各操作ハンドルの開操作がオープンレバーに伝達できるように作用する(例えば、特許文献1〜4参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−242508号公報
【特許文献2】
特開平11−125046号公報
【特許文献3】
実用新案登録第2566840号公報
【特許文献4】
実開平4−43670号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のドアラッチ装置では、オープンレバーの連結部から延在したインナーケーブルの延長域が、固定されたアウターチューブの端部に至るまで露出している。このインナーケーブルの延長域は、操作ハンドルの開操作の伝達を良好にするために、例えば直線状にして弛みなく設けている。また、アウターチューブは、内装したインナーケーブルによる開操作の伝達を良好にするために、固定した両端部から滑らかに湾曲部に連続している。すなわち、インナーケーブルからアウターチューブを通じて開操作の伝達を損なわないようにするためには、アウターチューブの固定した端部を、インナーケーブルの延長域の直線状から滑らか繋がるように大きな曲率半径(略直線状)としなければならない。このため、ドア内の領域においてアウターチューブを迂回する配置や経路を自由に設定することができないという問題があった。
【0006】
また、ドア内には、ラッチ機構のほか、窓ガラスなど他の構成要素を収納するスペースがある。すなわち、ドア内の厚み方向の所定領域においてアウターチューブを迂回する必要がある。ところが、従来のドアラッチ装置では、操作ハンドルの開操作の伝達を良好にするために、インナーケーブルの延長域の取り回しを、オープンレバーの操作方向を主体として当該操作方向に沿って直線状にしている。加えて、上述したようにアウターチューブの固定した端部をインナーケーブルの露出部分の直線状から滑らか繋がるように大きな曲率半径(略直線状)としなければならない。このため、ドア内の厚み方向の所定領域においてアウターチューブを迂回する配置や経路を自由に設定することができないという問題がある。
【0007】
なお、特許文献1では、ケーブルガイドの案内溝によってインナーケーブルの方向転換を行っている。しかしながら、このケーブルガイドは、案内溝内に常にインナーケーブルが摺接するため、その摺動抵抗がインナーケーブルによるオープンレバーへの解除操作力の伝達を妨げるおそれがある。
【0008】
本発明は、上記実情に鑑みて、操作ハンドルによる開操作をケーブルによってオープンレバーに円滑に伝達しつつ、当該ケーブルをドア内に所望の配置や経路で迂回するように設定することができるドアラッチ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るドアラッチ装置は、操作ハンドルの開操作によるケーブルの引張作動をオープンレバーに伝達することにより、ラッチに係合したラチェットを解除動作するようにしたドアラッチ装置において、前記オープンレバーの連結部から延在する前記ケーブルの延長域に、前記ケーブルを所望の方向に案内するとともに前記ケーブルによる引張作動に伴い回動可能な案内手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドアラッチ装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態であるドアラッチ装置を示す前面図、図2はドアラッチ装置を示す右側面図、図3はドアラッチ装置を示す平面図、図4(a)〜(c)はラッチ機構の動作を示す概念図である。
【0011】
本実施の形態にて例示するドアラッチ装置は、四輪自動車の後部座席に配置された前方ヒンジのリアサイドドアD(図9参照)に設けられるものである。このドアラッチ装置は、ラッチ機構1を備えるラッチフレーム2に設けてある。ラッチフレーム2は、例えば板金を折り曲げや穿孔して形成したものであり、前側(車両本体の前側)に対面する基板部2Aと、この基板部2Aの側部から前側に突出するように折り曲げた側板部2Bとからなり、上方から見た場合に略L字状をなしている。
【0012】
ラッチ機構1は、主に合成樹脂によって成形したラッチボディ3に収容してある。ラッチボディ3の前面側には、ラッチフレーム2の基板部2Aが一体的に取り付けてある。すなわち、基板部2Aは、ラッチボディ3の前側に突出している。ラッチボディ3は、その高さ方向の略中央となる位置に、自動車の室内側から室外側に向けて略水平方向に延在する水平切欠溝3aを有している。
【0013】
ラッチ機構1は、従前のものと同様に、四輪自動車の車両本体側に設けたストライカS(図4(a)〜(c)参照)を噛合保持するためのもので、ラッチ4とラチェット5とを備えて構成してある。
【0014】
図4(a)に示すように、ラッチ4は、ラッチボディ3の水平切欠溝3aよりも上方となる位置に、車両本体の前後方向に沿って略水平に延在するラッチ軸6を介して揺動可能に設けたもので、噛合溝4a、フック部4bおよび係止部4cを有している。
【0015】
噛合溝4aは、ラッチ4の外周面からラッチ軸6に向けて形成したもので、ストライカSを収容することのできる幅に形成してある。
【0016】
フック部4bは、ラッチ軸6を中心にしてラッチ4を揺動させ、噛合溝4aを下方に向けて開口させた場合に、当該噛合溝4aよりも室内側に位置する部分である。このフック部4bは、図4(c)に示すように、ラッチ4を反時計回りに揺動させた場合にラッチボディ3の水平切欠溝3aを横切る位置(ラッチ位置)で停止する。一方、フック部4bは、図4(a)に示すように、ラッチ4を時計回りに揺動させた場合に水平切欠溝3aを開放する位置(開放位置)で停止する。
【0017】
係止部4cは、ラッチ軸6を中心にしてラッチ4を揺動させ、噛合溝4aを下方に向けて開口させた場合に当該噛合溝4aよりも室外側に位置する部分である。この係止部4cは、図4(a)に示すように、ラッチ4を時計回りに揺動させた場合に水平切欠溝3aを横切り、且つ、当該水平切欠溝3aの奥方(室外側)に向けて漸次上方に傾斜する状態で停止するように構成してある。なお、図には明示していないが、ラッチ4とラッチボディ3との間には、図4においてラッチ4を常時時計回りに向けて付勢するラッチバネが設けてある。
【0018】
ラチェット5は、ラッチボディ3の水平切欠溝3aよりも下方で、且つ、ラッチ軸6よりも室内側となる位置に、車両本体の前後方向に沿って略水平に延在するラチェット軸7を介して揺動可能に設けたもので、係合部5aおよび作用部5bを有している。
【0019】
係合部5aは、ラチェット軸7から室外側に向けて径外方向に延在する部分である。この係合部5aは、ラチェット5が図4において反時計回りに揺動した場合にその端面を介して上述したラッチ4のフック部4bおよび係止部4cに係合することが可能である。
【0020】
作用部5bは、ラチェット軸7から室内側に向けて径外方向に延在する部分である。この作用部5bは、連結ピン8を介してラチェットレバー9と連結してある。ラチェットレバー9は、ラッチフレーム2の基板部2Aの前側(車両本体の前側)に設けてありラチェット軸7の軸心回りに揺動するものである。すなわち、ラチェット5およびラチェットレバー9は、互いに一体的となってラチェット軸7の軸心回りに揺動する。また、図には明示していないが、ラチェット5とラッチボディ3との間には、図4においてラチェット5(およびラチェットレバー9)を常時反時計回りに向けて付勢するラチェットバネが設けてある。
【0021】
上記のように構成したラッチ機構1では、リアサイドドアDが車両本体に対して開成状態にある場合、図4(a)に示すように、ラッチ4が開放位置に配置されることになる。この状態からリアサイドドアDを閉動作させると、車両本体側に設けたストライカSがラッチ4の係止部4cに当接することになる。この結果、ラッチ4がラッチバネ(図示せず)の弾性力に抗して図4において反時計回りに揺動する。この間、ラチェット5は、ラチェットバネ(図示せず)の弾性力によって係合部5aの端面がラッチ4の外周面に摺接することになり、当該ラッチ4の外周面形状に応じて適宜ラチェット軸7の軸心回りに揺動する。
【0022】
そして、上述した状態からさらにリアサイドドアDを閉動作すると、水平切欠溝3aに対するストライカSの進入量が漸次増大するため、ストライカSに押されたラッチ4が反時計回りにさらに揺動する。やがて、図4(b)に示すように、ラッチ4の噛合溝4aがラチェット5の係合部5aに至る。この状態においては、ラッチ4の係止部4cがラチェット5の係合部5aの端面に当接することになるため、ラッチバネ(図示せず)の弾性復元力に抗して当該ラッチ4の時計回りの揺動が阻止されることになる。しかも、ラッチ4のフック部4bが水平切欠溝3aを横切るように配置されるため、当該フック部4bによってストライカSが水平切欠溝3aから離脱する方向に移動する事態、つまりリアサイドドアDの車両本体に対する開動作が阻止されるようになる(ハーフラッチ状態)。
【0023】
続いて、ハーフラッチ状態からリアサイドドアDをさらに閉動作させると、水平切欠溝3aを進入するストライカSにより、係止部4cを介してラッチ4が反時計回りにさらに揺動する。やがて、図4(c)に示すように、ストライカSが水平切欠溝3aに至る。この間、ラチェット5は、係合部5aの上面にラッチ4のフック部4bが当接することによりラチェットバネ(図示せず)の弾性力に抗して図4において時計回りに揺動し、ラッチ4のフック部4bが通過した時点でラチェットバネ(図示せず)の弾性復元力により直ちに反時計回りに揺動するようになる。この結果、図4(c)に示すように、ラッチ4のフック部4bがラチェット5の係合部5aの端面に当接することになるため、ラッチバネ(図示せず)の弾性復元力に抗して当該ラッチ4の時計回りの揺動が阻止されることになる。この状態においても、ラッチ4のフック部4bが水平切欠溝3aを横切るように配置されるため、当該フック部4bによってストライカSが水平切欠溝3aの奥方(室外側)から離脱する方向に移動する事態が阻止されるようになり、結局、リアサイドドアDが車両本体に対して閉じた状態に維持される(フルラッチ状態)。
【0024】
さらに、上述したフルラッチ状態からラチェットバネ(図示せず)の弾性力に抗してラチェット5の作用部5bもしくはラチェットレバー9をラチェット軸7を軸心に時計回りに揺動させる。これにより、ラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態が解除され、ラッチ4がラッチバネ(図示せず)の弾性復元力により図4において時計回りに揺動する。この結果、図4(a)に示すように、水平切欠溝3aが開放され、ストライカSが水平切欠溝3aから離脱する方向に移動可能となり、リアサイドドアDを車両本体に対して開動作させることができるようになる。
【0025】
図1〜図3に示すように、ラッチフレーム2の基板部2Aの前側(車両本体の前側)には、解除手段11およびロック機構21が設けてある。
【0026】
解除手段11は、上述したラチェットレバー9を時計回りに揺動させてラッチ機構1のフルラッチ状態あるいはハーフラッチ状態を解除し、リアサイドドアDを車両本体に対して開動作できるようにするものであり、オープンレバー12およびオープン作動レバー13を有している。なお、ラチェットレバー9は、ラチェット軸7を介してラッチフレーム2の基板部2Aの前側にてラチェット軸7を軸心に揺動可能に設けてあり、解除手段11にかかわる作用端部9aと、ラチェット5の作用部5bに連結ピン8で連結した連結端部9bとを有している。
【0027】
オープンレバー12は、図1に示すように、ラッチフレーム2の基板部2Aの前側において上方に設けてある。オープンレバー12は、基板部2Aに対してオープンレバー軸14を介して揺動可能に設けてある。オープンレバー軸14には、オープンレバーバネ15が巻装してある。オープンレバーバネ15は、一端15aがラッチフレーム2側に係合してあり、他端15bがオープンレバー12側に係合している。これにより、オープンレバーバネ15は、オープンレバー12を図1において常時反時計回りに向けて付勢する。
【0028】
オープンレバー12は、一方のオープン作用端部12aおよび他方のオープン作用端部12bを有している。一方のオープン作用端部12aは、図1において右側方に向けて延在してある。この一方のオープン作用端部12aは、操作ハンドルとしてのアウトサイドハンドル55(図9参照)の開操作にかかわる連結部をなしている。このため、一方のオープン作用端部12aには、連結部12cを形成してある。また、一方のオープン作用端部12aは、オープン作動レバー13に連結している。他方のオープン作用端部12bは、図1において左側方であってラッチフレーム2の側板部2Bに向けて延在してある。この他方のオープン作用端部12bは、インサイドハンドル53(図9参照)の開操作にかかわる。
【0029】
オープン作動レバー13は、図1においてラッチフレーム2の基板部2Aの右側に設けてあり、上方から下方に向けて長手状に延在してある。オープン作動レバー13の上端13aは、オープンレバー12の一方のオープン作用端部12aに対して枢軸16を介して軸支した状態で連結してある。また、オープン作動レバー13の左側部には、作動部13bが下方に向けて延在してある。この作動部13bは、ラチェットレバー9の作用端部9aにかかわる。また、オープン作動レバー13の下端13cには、弧状の長穴13dが設けてある。この長穴13dは、ロック機構21側に係合している。
【0030】
上記のように構成した解除手段11は、図5に示すように、オープンレバー12をオープンレバーバネ15の弾性力に抗して時計回りに揺動させると、一方のオープン作用端部12aの揺動軌跡に従ってオープン作動レバー13が下方に移動する。オープン作動レバー13は、上端13aが一方のオープン作用端部12aに軸支され、且つ、下端13cの長穴13dによって案内された状態で下方に向けて平行移動する。この移動に伴い、オープン作動レバー13の作動部13bがラチェットレバー9の作用端部9aに当接しつつ当該ラチェットレバー9をラチェット軸7の軸心として時計回りに揺動させる。これにより、ラチェットレバー9とラチェット5が一体的に揺動し、フルラッチ状態あるいはハーフラッチ状態にあるラッチ機構1において、図4(a)のごとくラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態を解除し、リアサイドドアDを車両本体に対して開動作させることができるようになる。
【0031】
次に、ロック機構21は、上述した解除手段11の作用をラチェットレバー9に伝達不能としてラッチ機構1のフルラッチ状態をロック(維持)できるようにするものであり、ロック操作レバー22、ロックレバー23およびロック作動レバー24を有している。
【0032】
ロック操作レバー22は、図2に示すように、ラッチフレーム2の側板部2Bの下方に設けてある。ロック操作レバー22は、側板部2Bの面に対して揺動可能に軸支してある。ロック操作レバー22は、ドアロックハンドル51(図9参照)にかかわる上端22aと、ロックレバー23に係合した下端22bとを延在してある。なお、ラッチフレーム2の側板部2Bにおいて、ロック操作レバー22の上端22aの前側(車両本体の前側)には、ケーブル固定部2Baが設けてある。
【0033】
ロックレバー23は、図2に示すように、ラッチフレーム2の側板部2Bの下方に取り付けた電動ユニット25に設けてある。ロックレバー23は、略L字状をなしており、その一端23aが上方に延在し、他端23bがラッチフレーム2の基板部2A方向に延在してある。ロックレバー23の一端23aは、ロック操作レバー22の下端22bに係合している。ロック操作レバー22の下端22bには略U字状の係合溝22cが設けてあり、ロックレバー23の一端23aには係合ピン23cが設けてある。そして、係合溝22cへの係合ピン23cの挿入によって、ロック操作レバー22の下端22bと、ロックレバー23の一端23aとの係合がなされている。また、ロックレバー23の他端23bは、ロック作動レバー24に係合している。
【0034】
ロック作動レバー24は、図1に示すように、ラッチフレーム2の基板部2Aの下方に設けてある。ロック作動レバー24は、基板部2Aに対してロック作動レバー軸26を介して揺動可能に設けてある。ロック作動レバー24は、略L字状をなしており、その一端24aが図1において左側方に延在し、他端24bが略上方に延在してある。ロック作動レバー24の一端24aは、ロックレバー23の他端23bに係合している。ロックレバー23の他端23bは棒状に形成してあり、ロック作動レバー24の一端24aには係合穴24cが設けてある。そして、係合穴24cへのロックレバー23の他端23bの挿入によって、ロックレバー23の他端23bとロック作動レバー24の一端24aとの係合がなされている。また、ロック作動レバー24の他端24bには、係合片24dが設けてある。この係合片24dは、解除手段11のオープン作動レバー13に設けた長穴13dに挿通係合している。
【0035】
なお、ロック作動レバー24には、ラッチフレーム2の基板部2Aに穿設してある規制穴2Aaに挿通した規制突起24eが設けてある。規制突起24eは、ロック作動レバー24の揺動に際して規制穴2Aaの範囲内で移動し、ロック作動レバー24の揺動角度を所定の角度に規制する。また、図には明示していないが、ロック作動レバー24の一端24a側と、ラッチフレーム2の基板部2Aとの間には、ロック作動レバー24の揺動に際し、上記規制穴2Aaおよび規制突起24eによって規制されたロック作動レバー24の双方の揺動方向に対して当該ロック作動レバー24を付勢する切り替えバネが設けてある。
【0036】
上記のように構成したロック機構21は、図6に示すように、ロック操作レバー22を反時計回りに揺動させると、ロックレバー23が追従して反時計回りに揺動する。このロックレバー23の揺動に伴い、図7に示すように、ロック作動レバー24が反時計回りに揺動する。このとき、ロック作動レバー24は、規制穴2Aaおよび規制突起24eによって反時計回りの揺動角度が規制されて停止する。そして、ロック作動レバー24が反時計回りに揺動すると、オープン作動レバー13が枢軸16を軸心として時計回りに揺動する。オープン作動レバー13が時計回りに揺動すると、オープン作動レバー13の作動部13bが図7のごとく左側に移動する。この状態において、上述のごとく解除手段11を動作させると、オープン作動レバー13が図7において二点鎖線で示すように平行移動するが、作動部13bはラチェットレバー9の作用端部9aに当接することがなく、ラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態も解除されない。この結果、リアサイドドアDが車両本体に対して閉じた状態に保持されることになり、車両を施錠することが可能になる(ロック状態)。
【0037】
また、上述したロック状態からロック操作レバー22を時計回りに揺動させると、ロックレバー23が追従して時計回りに揺動する。このロックレバー23の揺動に伴い、図1に示すように、ロック作動レバー24が時計回りに揺動する。このとき、ロック作動レバー24は、規制穴2Aaおよび規制突起24eによって時計回りの揺動角度が規制されて停止する。そして、ロック作動レバー24が時計回りに揺動すると、オープン作動レバー13が枢軸16を軸心として反時計回りに揺動する。オープン作動レバー13が反時計回りに揺動すると、オープン作動レバー13の作動部13bが図1のごとく右側に移動する。この状態において、上述のごとく解除手段11を動作させると、図5に示すように、平行移動したオープン作動レバー13の作動部13bがラチェットレバー9の作用端部9aに当接してラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態を解除し、リアサイドドアDを車両本体に対して開動作させることが可能になる(アンロック状態)。
【0038】
なお、図には明示しないが、電動ユニット25には、モータおよび該モータによって駆動するギアなどが内装してある。そしてモータの駆動によってロックレバー23を上述したロック状態あるいはアンロック状態の位置に揺動させることが可能となっている。すなわち、電動ユニット25によりロック状態あるいはアンロック状態とすることが可能である。また、ロック操作レバー22からの操作によるロック状態を電動ユニット25によってアンロック状態としたり、ロック操作レバー22からの操作によるアンロック状態を電動ユニット25によってロック状態とすることが可能であり、且つ、これらの逆の動作も可能である。
【0039】
図1〜図3に示すように、ラッチフレーム2の側板部2Bの上方には、インサイドハンドル連係手段31が設けてある。インサイドハンドル連係手段31は、インサイドハンドル53(図9参照)の開操作を解除手段11のオープンレバー12に伝達するためのものであり、インサイドハンドルレバー32、インサイドハンドル作用レバー33およびインサイドハンドルロックレバー34を有している。
【0040】
インサイドハンドルレバー32は、図2に示すように、側板部2Bの面に対してインサイドハンドルレバー軸35を軸心にして揺動可能に支承してある。インサイドハンドルレバー32は、インサイドハンドルレバー軸35の径外方向であり図2において略上方に延在した連結部32aを形成してある。この連結部32aは、インサイドハンドル53にかかわる。また、インサイドハンドルレバー32は、インサイドハンドルレバー軸35の径外方向であり図2において略前側に延在しつつその下端に平端縁を形成した略くちばし形状の当接部32bを形成してある。この当接部32bは、インサイドハンドル作用レバー33にかかわる。なお、ラッチフレーム2の側板部2Bにおいて、インサイドハンドルレバー32の連結部32aの前側(車両本体の前側)には、ケーブル固定部2Bbが設けてある。
【0041】
インサイドハンドル作用レバー33は、図2に示すように、上記インサイドハンドルレバー32に重合し、側板部2Bの面に対してインサイドハンドルレバー軸35を軸心にして揺動可能に設けてある。インサイドハンドル作用レバー33は、インサイドハンドルレバー軸35の径外方向であり図2において略前側に延在した部分に、図1において右側に突設した当接ピン33aを形成してある。この当接ピン33aには、その上側からインサイドハンドルレバー32の当接部32bが当接可能となっている。また、インサイドハンドル作用レバー33は、インサイドハンドルレバー軸35の径外方向であり図2において略後側に延在した部分に、図1において右側に突設した作動片33bを形成してある。この作動片33bは、上述した解除手段11におけるオープンレバー12の他方のオープン作用端部12bにかかわる。また、インサイドハンドル作用レバー33は、インサイドハンドルレバー軸35を受ける軸穴33cを、図2において略後側に延びる長穴として形成してある。
【0042】
インサイドハンドルロックレバー34は、図2および図3に示すように、側板部2Bの上方であって、側板部2Bを介在してインサイドハンドル作用レバー33と対向するように設けてある。インサイドハンドルロックレバー34は、インサイドハンドルレバー軸35の下方位置にて側板部2Bの面に対して揺動可能に軸支してある。インサイドハンドルロックレバー34は、弧状をなす長穴34aをインサイドハンドル作用レバー33に設けた係合ピン33dに係合している。また、インサイドハンドルロックレバー34は、図1および図3に示すように、左側に延在する操作ピン34bを形成してある。
【0043】
上記のように構成したインサイドハンドル連係手段31は、図8に示すように、インサイドハンドルレバー32をインサイドハンドルレバー軸35を軸心として反時計回りに揺動させると、インサイドハンドルレバー32の当接部32bがインサイドハンドル作用レバー33の当接ピン33aに当接する。そして、さらにインサイドハンドルレバー32を反時計回りに揺動させると、インサイドハンドル作用レバー33が共に反時計回りに揺動する。このとき、インサイドハンドル作用レバー33の作動片33bがオープンレバー12の他方のオープン作用端部12bを上方に押し上げ、図5のごとくオープンレバー12を時計回りに揺動させる。この結果、上述のごとく解除手段11が作動してラッチ機構1のラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態を解除し、リアサイドドアDを車両本体に対して開動作させることが可能になる。
【0044】
また、図6に示すように、インサイドハンドルロックレバー34を反時計回りに揺動させると、長穴34aに係合する係合ピン33dが図6における前側に引かれてインサイドハンドル作用レバー33が軸穴33cの範囲内で図6における前側に移動する。この状態において、上述のごとくインサイドハンドルレバー32を反時計回りに揺動させても、当接部32bがインサイドハンドル作用レバー33の当接ピン33aに当接しない。すなわち、インサイドハンドル作用レバー33が揺動することなく、ラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態も解除されない。この結果、インサイドハンドルレバー32の揺動操作に関してリアサイドドアDが車両本体に対して閉じた状態に保持されることになる。
【0045】
図1〜図3に示すように、ラッチフレーム2の基板部2Aの上方には、アウトサイドハンドル連係手段41が設けてある。アウトサイドハンドル連係手段41は、操作ハンドルとしてのアウトサイドハンドル55(図9参照)の開操作を解除手段11のオープンレバー12に伝達するためのものであり、案内手段としてのプーリ42を有している。
【0046】
プーリ42は、基板部2Aに対し補助フレーム43を介して設けてある。この補助フレーム43は、基板部2Aの右下方において、当該基板部2Aに対面する固定部43Aと、この固定部43Aの右端から略前側(車両本体の略前側)に突出するように折り曲げた支持板部43Bとにより、図2に示すように略L字状に形成してある。詳述すると、支持板部43Bは、車両本体の略前側であって、その左面をやや左下方に向けるようにして斜めに突出している。プーリ42は、支持板部43Bの当該左面に取り付けてある。なお、支持板部43Bは、ラッチフレーム2の基板部2Aの右端から連なり、略前側(車両本体の略前側)に折り曲げてなるものであってもよい。
【0047】
プーリ42は、図2に示すように、支持板部43Bの左面に対してプーリ軸44を軸心にして揺動可能に支承してある。すなわち、プーリ42は、図1〜図3に示すように、左下方に傾いて設けてある。なお、固定部43Aの下方には、固定腕部43Cが斜め前方に突出するように折り曲げてある。この固定腕部43Cの先端には、ケーブル固定部43Caが設けてある。
【0048】
図9は上述したドアラッチ装置をドアに取り付けた状態の室外側から見た側面図、図10はドアラッチ装置をドアに取り付けた状態の後側から見た側面図である。図9に示すように、ドアラッチ装置は、ラッチ機構1をリアサイドドアDの開閉端(車両本体の後側の端部)の位置にしてリアサイドドアDに取り付けてある。
【0049】
図9に示すように、ロック機構21におけるロック操作レバー22の上端22aと、リアサイドドアDにおけるインサイドに設けてあるドアロックハンドル51との間は、撓曲可能なケーブル52で連結してある。ケーブル52は、インナーケーブル52aをアウターチューブ52bで内装してある。そして、インナーケーブル52aの一端をロック操作レバー22の上端22aに固定し、他端をドアロックハンドル51側の可動部(図示せず)に固定してある。アウターチューブ52bは、一端をケーブル固定部2Baに固定し、他端をドアロックハンドル51の近傍のリアサイドドアD側に固定してある。また、アウターチューブ52bは、湾曲部Wを形成してリアサイドドアD内の領域にインナーケーブル52aを案内している。すなわち、ドアロックハンドル51を操作することにより、ケーブル52(インナーケーブル52a)を介してロック操作レバー22が揺動操作されてロック機構21が動作することになる。
【0050】
また、図9に示すように、インサイドハンドル連係手段31におけるインサイドハンドルレバー32の連結部32aと、リアサイドドアDにおけるインサイドに設けてあるインサイドハンドル53との間は、撓曲可能なケーブル54で連結してある。ケーブル54は、ケーブル52と同様にインナーケーブル54aをアウターチューブ54bで内装してある。そして、インナーケーブル54aの一端をインサイドハンドルレバー32の連結部32aに固定し、他端をインサイドハンドル53側の可動部(図示せず)に固定してある。アウターチューブ54bは、一端をケーブル固定部2Bbに固定し、他端をインサイドハンドル53の近傍のリアサイドドアD側に固定してある。また、アウターチューブ54bは、湾曲部Wを形成してリアサイドドアD内の領域にインナーケーブル54aを案内している。すなわち、インサイドハンドル53を開操作したケーブル54(インナーケーブル54a)の引張作動によりインサイドハンドルレバー32が揺動操作されてラッチ機構1を解除することになる。
【0051】
また、図9および図10に示すように、解除手段11におけるオープンレバー12の一方のオープン作用端部12aと、リアサイドドアDにおけるアウトサイドに設けてあるアウトサイドハンドル55との間は、撓曲可能なケーブル56で連結してある。ケーブル56は、ケーブル52,54と同様にインナーケーブル56aをアウターチューブ56bで内装してある。そして、インナーケーブル56aの一端を一方のオープン作用端部12aに形成した連結部12cに固定し、他端をアウトサイドハンドル55側の可動部55aに固定してある。アウターチューブ56bは、一端をケーブル固定部43Caに固定し、他端をアウトサイドハンドル55の近傍のリアサイドドアD側に固定してある。また、アウターチューブ56bは、湾曲部Wを形成してリアサイドドアD内の領域を迂回しつつインナーケーブル56aを案内している。すなわち、アウトサイドハンドル55を開操作したケーブル56(インナーケーブル56a)の引張作動によって、図5のごとくオープンレバー12を時計回りに揺動させる。この結果、上述のごとく解除手段11が作動してラッチ機構1のラッチ4のフック部4bとラチェット5の係合部5aとの当接係合状態を解除し、リアサイドドアDを車両本体に対して開動作させることが可能になる。
【0052】
ここで、オープンレバー12の連結部12cから延在し、ケーブル固定部43Caに固定されたアウターチューブ56bの一端に至るインナーケーブル56aの延長域は、アウトサイドハンドル連係手段41におけるプーリ42を介して弛むことなく案内してある。プーリ42は、上述したように左下方に傾いて設けてあるため、インナーケーブル56aの延長域を略左前方に向けて案内している。また、プーリ42は、インナーケーブル56aの延長域において、当該インナーケーブル56aの引張作動に伴い回転する。
【0053】
したがって、ケーブル56は、プーリ42によってインナーケーブル56aの延長域が弛むことなく案内されている。さらに、プーリ42は、アウトサイドハンドル55の開操作によるインナーケーブル56aの引張作動によって回転する。これにより、アウトサイドハンドル55による開操作をオープンレバー12に円滑に伝達することが可能になる。また、各アウターチューブ52b,54b,56b,の湾曲部Wは、衝突(例えば側突)などでドアが変形してアウターチューブの配置が変わっても、各インナーケーブル52a,54a,56aを介して各ハンドル51,53,55の開操作がオープンレバー12に伝達できるように作用する。
【0054】
また、ケーブル56は、プーリ42によってインナーケーブル56aの延長域が略左前方に案内されているので、アウターチューブ56bを迂回する配置や経路を左前方に向けて設定している。このように、プーリ42によるインナーケーブル56aを案内する方向を設定することで、アウターチューブ56bを迂回する配置や経路を所望とする設定にすることが可能になる。これにより、リアサイドドアDの領域においてアウターチューブ56bを迂回する配置や経路に制限があっても、これに合わせてアウターチューブ56bを迂回する配置や経路を設定することが可能になる。
【0055】
なお、上述した実施の形態は、アウトサイドハンドル55の開操作をオープンレバー12に伝達するケーブル56に係りプーリ42を備えたが、インサイドハンドル53の開操作をオープンレバー12に伝達するケーブル54に係りプーリ42を備えてもよい。また、上述した実施の形態では、プーリ42を備えたドアラッチ装置をリアサイドドアDに設けているが、リアサイドドアDに係らず全てのドアに設けても上記効果を得ることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るドアラッチ装置によれば、オープンレバーの連結部から延在するケーブルの延長域に、ケーブルを所望の方向に案内するとともにケーブルによる引張作動に伴い回動可能な案内手段を備えた。これにより、ケーブルをドア内に所望の配置や経路で迂回するように設定することができる。さらに、ケーブルの引張作動に伴う案内手段の回転によって操作ハンドルの開操作をオープンレバーに円滑に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるドアラッチ装置を示す前面図である。
【図2】ドアラッチ装置を示す右側面図である。
【図3】ドアラッチ装置を示す平面図である。
【図4】(a)〜(c)はラッチ機構の動作を示す概念図である。
【図5】解除手段の動作を示すドアラッチ装置の前面図である。
【図6】ロック機構およびインサイドハンドル連係手段の動作を示すドアラッチ装置の右側面図である。
【図7】ロック機構の動作を示すドアラッチ装置の前面図である。
【図8】インサイドハンドル連係手段の動作を示すドアラッチ装置の右側面図である。
【図9】ドアラッチ装置をドアに取り付けた状態の室外側から見た側面図である。
【図10】ドアラッチ装置をドアに取り付けた状態の後側から見た側面図である。
【符号の説明】
1 ラッチ機構
2 ラッチフレーム
2A 基板部
2Aa 規制穴
2B 側板部
2Ba ケーブル固定部
2Bb ケーブル固定部
3 ラッチボディ
3a 水平切欠溝
4 ラッチ
4a 噛合溝
4b フック部
4c 係止部
5 ラチェット
5a 係合部
5b 作用部
6 ラッチ軸
6a 係合部
6b 作用部
7 ラチェット軸
8 連結ピン
9 ラチェットレバー
9a 作用端部
9b 連結端部
11 解除手段
12 オープンレバー
12a 一方のオープン作用端部
12b 他方のオープン作用端部
12c 連結部
13 オープン作動レバー
13a 上端
13b 作動部
13c 下端
13d 長穴
14 オープンレバー軸
15 オープンレバーバネ
15a 一端
15b 他端
16 枢軸
21 ロック機構
22 ロック操作レバー
22a 上端
22b 下端
22c 係合溝
23 ロックレバー
23a 一端
23b 他端
23c 係合ピン
24 ロック作動レバー
24a 一端
24b 他端
24c 係合穴
24d 係合片
24e 規制突起
25 電動ユニット
26 ロック作動レバー軸
31 インサイドハンドル連係手段
32 インサイドハンドルレバー
32a 連結部
32b 当接部
33 インサイドハンドル作用レバー
33a 当接ピン
33b 作動片
33c 軸穴
33d 係合ピン
34 インサイドハンドルロックレバー
34a 長穴
34b 操作ピン
35 インサイドハンドルレバー軸
41 アウトサイドハンドル連係手段
42 プーリ
43 補助フレーム
43A 固定部
43B 支持板部
43C 固定腕部
43Ca ケーブル固定部
44 プーリ軸
51 ドアロックハンドル
52 ケーブル
52a インナーケーブル
52b アウターチューブ
53 インサイドハンドル
54 ケーブル
54a インナーケーブル
54b アウターチューブ
55 アウトサイドハンドル(操作ハンドル)
55a 可動部
56 ケーブル
56a インナーケーブル
56b アウターチューブ
D リアサイドドア
S ストライカ
W 湾曲部
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a door latch device that transmits an opening operation of an operation handle to a latch mechanism by a pulling operation of a cable in order to perform an operation of releasing a latch mechanism of a vehicle door.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a door latch device provided on a vehicle door includes a latch mechanism that engages with a striker fixed to a vehicle body to close the door. This door latch device flexes an opening operation of an operation handle such as an inside handle provided on a door inside panel or an outside handle provided on a door outside panel with respect to an open lever for releasing a latch mechanism. Transmission by possible cable pulling action.
[0003]
The cable includes an inner cable that connects the open lever to each handle, and an outer tube that covers the inner cable and has both ends fixed. The outer tube forms a curved portion and is arranged so as to bypass a region inside the door. The bending portion acts so that the opening operation of each operation handle can be transmitted to the open lever via the inner cable even if the door is deformed due to a collision or the like and the arrangement of the outer tube is changed (for example, Patent Documents 1 to 4). reference.).
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2002-242508 A
[Patent Document 2]
JP-A-11-125046
[Patent Document 3]
Utility Model Registration No. 2566840
[Patent Document 4]
JP-A-4-43670
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional door latch device, the extension area of the inner cable extending from the connection portion of the open lever is exposed up to the end of the fixed outer tube. The extension area of the inner cable is provided, for example, in a straight line without slack in order to improve the transmission of the opening operation of the operation handle. Further, the outer tube is smoothly connected to the curved portion from both fixed ends in order to improve the transmission of the opening operation by the inner cable provided therein. In other words, in order not to impair the transmission of the opening operation from the inner cable through the outer tube, the fixed end of the outer tube should have a large radius of curvature (substantially linear State). For this reason, there has been a problem that the arrangement and the route bypassing the outer tube cannot be freely set in the area inside the door.
[0006]
The door has a space for storing other components such as a window glass in addition to the latch mechanism. That is, it is necessary to bypass the outer tube in a predetermined area in the thickness direction in the door. However, in the conventional door latch device, in order to improve the transmission of the opening operation of the operation handle, the routing of the extension area of the inner cable is made linear along the operation direction mainly with the operation direction of the open lever. . In addition, as described above, the fixed end of the outer tube must have a large radius of curvature (substantially linear) so as to smoothly connect from the linear shape of the exposed portion of the inner cable. For this reason, there is a problem that it is not possible to freely set an arrangement or a route bypassing the outer tube in a predetermined region in the thickness direction in the door.
[0007]
In Patent Document 1, the direction of the inner cable is changed by the guide groove of the cable guide. However, in this cable guide, since the inner cable always slides in the guide groove, the sliding resistance may hinder the transmission of the release operation force to the open lever by the inner cable.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and a door latch device capable of setting such that the opening operation by an operation handle is smoothly transmitted to an open lever by a cable and the cable is bypassed in a desired arrangement or route in a door. The purpose is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, a door latch device according to claim 1 of the present invention releases a ratchet engaged with a latch by transmitting a pulling operation of a cable by an opening operation of an operation handle to an open lever. In the door latch device as described above, an extension area of the cable extending from the connection portion of the open lever is provided with a guide means for guiding the cable in a desired direction and rotatable with a pulling operation by the cable. It is characterized by the following.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a door latch device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. FIG. 1 is a front view showing a door latch device according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a right side view showing the door latch device, FIG. 3 is a plan view showing the door latch device, and FIGS. It is a conceptual diagram which shows operation | movement of a mechanism.
[0011]
The door latch device exemplified in the present embodiment is provided on a rear side door D (see FIG. 9) of a front hinge disposed on a rear seat of a four-wheeled vehicle. This door latch device is provided on a latch frame 2 having a latch mechanism 1. The latch frame 2 is formed by, for example, bending or perforating a sheet metal, and is bent so as to protrude forward from the side of the substrate 2A facing the front side (the front side of the vehicle body). The side plate 2B has a substantially L-shape when viewed from above.
[0012]
The latch mechanism 1 is housed in a latch body 3 mainly formed of a synthetic resin. The board portion 2A of the latch frame 2 is integrally attached to the front side of the latch body 3. That is, the board portion 2 </ b> A protrudes forward of the latch body 3. The latch body 3 has a horizontal cutout groove 3a extending substantially horizontally from the interior side of the vehicle to the exterior side at a position substantially at the center in the height direction.
[0013]
The latch mechanism 1 is for engaging and holding a striker S (see FIGS. 4A to 4C) provided on the vehicle body side of the four-wheeled vehicle, similarly to the conventional one. And is configured.
[0014]
As shown in FIG. 4A, the latch 4 is located at a position above the horizontal cutout groove 3a of the latch body 3 via a latch shaft 6 extending substantially horizontally in the front-rear direction of the vehicle body. It is provided so as to be swingable, and has an engagement groove 4a, a hook portion 4b, and a locking portion 4c.
[0015]
The engagement groove 4a is formed from the outer peripheral surface of the latch 4 toward the latch shaft 6, and has a width capable of accommodating the striker S.
[0016]
The hook portion 4b is a portion that is located on the indoor side of the engagement groove 4a when the latch 4 is swung about the latch shaft 6 and the engagement groove 4a is opened downward. As shown in FIG. 4C, when the latch 4 is swung counterclockwise, the hook portion 4b stops at a position (latch position) crossing the horizontal cutout groove 3a of the latch body 3. On the other hand, as shown in FIG. 4A, when the latch 4 is swung clockwise, the hook portion 4b stops at the position (open position) where the horizontal cutout groove 3a is opened.
[0017]
The locking portion 4c is a portion which is located on the outdoor side of the engagement groove 4a when the latch 4 is swung about the latch shaft 6 and the engagement groove 4a is opened downward. As shown in FIG. 4 (a), when the latch 4 is swung clockwise, the locking portion 4c traverses the horizontal cutout groove 3a and is located at the back (outdoor side) of the horizontal cutout groove 3a. It is configured to stop in a state in which it gradually inclines upward. Although not explicitly shown in the figure, a latch spring is provided between the latch 4 and the latch body 3 to constantly bias the latch 4 clockwise in FIG.
[0018]
The ratchet 5 is provided below the horizontal notch groove 3a of the latch body 3 and at a position closer to the cabin side than the latch shaft 6 via a ratchet shaft 7 extending substantially horizontally along the front-rear direction of the vehicle body. It is provided so as to be swingable and has an engaging portion 5a and an action portion 5b.
[0019]
The engagement portion 5a is a portion that extends radially outward from the ratchet shaft 7 toward the outdoor side. When the ratchet 5 swings counterclockwise in FIG. 4, the engagement portion 5 a can engage with the hook portion 4 b and the locking portion 4 c of the latch 4 via the end surface.
[0020]
The action portion 5b is a portion extending radially outward from the ratchet shaft 7 toward the indoor side. The action portion 5b is connected to a ratchet lever 9 via a connection pin 8. The ratchet lever 9 is provided on the front side of the board portion 2A of the latch frame 2 (the front side of the vehicle body), and swings around the axis of the ratchet shaft 7. That is, the ratchet 5 and the ratchet lever 9 swing about the axis of the ratchet shaft 7 integrally with each other. Although not explicitly shown in the drawing, a ratchet spring is provided between the ratchet 5 and the latch body 3 to constantly urge the ratchet 5 (and the ratchet lever 9) counterclockwise in FIG. is there.
[0021]
In the latch mechanism 1 configured as described above, when the rear side door D is in an open state with respect to the vehicle body, the latch 4 is arranged at the open position as shown in FIG. When the rear side door D is closed from this state, the striker S provided on the vehicle body comes into contact with the locking portion 4c of the latch 4. As a result, the latch 4 swings counterclockwise in FIG. 4 against the elastic force of the latch spring (not shown). During this time, the end face of the engaging portion 5a slides on the outer peripheral surface of the latch 4 by the elastic force of the ratchet spring (not shown), and the ratchet shaft 7 is appropriately formed according to the outer peripheral surface shape of the latch 4. Swings around the axis of.
[0022]
Then, when the rear side door D is further closed from the above-described state, the amount of the striker S entering the horizontal cutout groove 3a gradually increases, so that the latch 4 pushed by the striker S further swings counterclockwise. Eventually, as shown in FIG. 4B, the engagement groove 4a of the latch 4 reaches the engagement portion 5a of the ratchet 5. In this state, the locking portion 4c of the latch 4 comes into contact with the end face of the engaging portion 5a of the ratchet 5, so that the latch 4 rotates clockwise against the elastic restoring force of the latch spring (not shown). Is prevented. In addition, since the hook portion 4b of the latch 4 is disposed so as to cross the horizontal notch groove 3a, the hook 4b causes the striker S to move away from the horizontal notch groove 3a, that is, the vehicle body of the rear side door D. Is prevented from opening (half-latched state).
[0023]
Subsequently, when the rear side door D is further closed from the half-latched state, the latch 4 further swings counterclockwise via the locking portion 4c by the striker S entering the horizontal cutout groove 3a. Eventually, as shown in FIG. 4C, the striker S reaches the horizontal cutout groove 3a. During this time, the ratchet 5 swings clockwise in FIG. 4 against the elastic force of a ratchet spring (not shown) when the hook 4b of the latch 4 comes into contact with the upper surface of the engaging portion 5a. At the time when the hook portion 4b has passed, it immediately swings counterclockwise due to the elastic restoring force of the ratchet spring (not shown). As a result, as shown in FIG. 4C, the hook portion 4b of the latch 4 comes into contact with the end face of the engaging portion 5a of the ratchet 5, so that the hook portion 4b resists the elastic restoring force of the latch spring (not shown). Thus, the clockwise swing of the latch 4 is prevented. Even in this state, since the hook portion 4b of the latch 4 is arranged so as to cross the horizontal notch groove 3a, the striker S is moved by the hook portion 4b in a direction to separate from the depth (outside of the room) of the horizontal notch groove 3a. As a result, the rear side door D is kept closed with respect to the vehicle body (full latch state).
[0024]
Further, from the full latch state, the action portion 5b of the ratchet 5 or the ratchet lever 9 is swung clockwise about the ratchet shaft 7 against the elastic force of the ratchet spring (not shown). As a result, the contact and engagement between the hook portion 4b of the latch 4 and the engagement portion 5a of the ratchet 5 is released, and the latch 4 swings clockwise in FIG. 4 by the elastic restoring force of the latch spring (not shown). I do. As a result, as shown in FIG. 4A, the horizontal notch groove 3a is opened, the striker S can move in a direction to separate from the horizontal notch groove 3a, and the rear side door D is opened with respect to the vehicle body. Will be able to
[0025]
As shown in FIGS. 1 to 3, a release unit 11 and a lock mechanism 21 are provided on the front side of the board portion 2A of the latch frame 2 (the front side of the vehicle body).
[0026]
The release means 11 releases the full or half latch state of the latch mechanism 1 by swinging the ratchet lever 9 clockwise so that the rear side door D can be opened with respect to the vehicle body. , An open lever 12 and an open operation lever 13. The ratchet lever 9 is provided on the front side of the substrate portion 2A of the latch frame 2 via the ratchet shaft 7 so as to be able to swing around the ratchet shaft 7 as an axis, and an operating end 9a related to the releasing means 11; It has a connecting end 9b connected to the operating portion 5b of the ratchet 5 by a connecting pin 8.
[0027]
As shown in FIG. 1, the open lever 12 is provided above the latch frame 2 on the front side of the board portion 2A. The open lever 12 is provided to be swingable with respect to the substrate portion 2A via an open lever shaft 14. An open lever spring 15 is wound around the open lever shaft 14. The open lever spring 15 has one end 15a engaged with the latch frame 2 side and the other end 15b engaged with the open lever 12 side. Thus, the open lever spring 15 constantly urges the open lever 12 counterclockwise in FIG.
[0028]
The open lever 12 has one open working end 12a and the other open working end 12b. One open working end 12a extends rightward in FIG. The one open working end 12a forms a connecting portion related to the opening operation of the outside handle 55 (see FIG. 9) as an operating handle. For this reason, a connecting portion 12c is formed on one of the open working ends 12a. Further, one open operation end 12 a is connected to the open operation lever 13. The other open working end 12 b is on the left side in FIG. 1 and extends toward the side plate 2 </ b> B of the latch frame 2. The other open action end 12b is involved in opening the inside handle 53 (see FIG. 9).
[0029]
The open operation lever 13 is provided on the right side of the board portion 2A of the latch frame 2 in FIG. 1, and extends longitudinally from above to below. The upper end 13 a of the open operation lever 13 is connected to one open operation end 12 a of the open lever 12 via a pivot 16 in a state of being pivotally supported. On the left side of the open operating lever 13, an operating portion 13b extends downward. The operating portion 13b is related to the operating end 9a of the ratchet lever 9. The lower end 13c of the open operation lever 13 is provided with an arc-shaped long hole 13d. This elongated hole 13d is engaged with the lock mechanism 21 side.
[0030]
As shown in FIG. 5, the release means 11 configured as described above, when the open lever 12 is swung clockwise against the elastic force of the open lever spring 15, when the open lever 12 swings one open action end 12a. The open operation lever 13 moves downward according to the movement locus. The open operation lever 13 moves downward in parallel with the upper end 13a being pivotally supported by the one open operation end 12a and guided by the elongated hole 13d of the lower end 13c. With this movement, the operating portion 13b of the open operating lever 13 contacts the operating end 9a of the ratchet lever 9 and swings the ratchet lever 9 clockwise about the axis of the ratchet shaft 7. As a result, the ratchet lever 9 and the ratchet 5 swing together, and in the latch mechanism 1 in the full latch state or the half latch state, the hook part 4b of the latch 4 and the engagement part of the ratchet 5 as shown in FIG. The contact engagement state with 5a is released, and the rear side door D can be opened with respect to the vehicle body.
[0031]
Next, the lock mechanism 21 makes it impossible to transmit the operation of the release means 11 to the ratchet lever 9 so that the full latch state of the latch mechanism 1 can be locked (maintained). The lock operation lever 22 and the lock lever 23 And a lock operation lever 24.
[0032]
The lock operation lever 22 is provided below the side plate 2B of the latch frame 2, as shown in FIG. The lock operation lever 22 is pivotally supported so as to be swingable with respect to the surface of the side plate portion 2B. The lock operation lever 22 extends at an upper end 22a associated with the door lock handle 51 (see FIG. 9) and a lower end 22b engaged with the lock lever 23. In the side plate portion 2B of the latch frame 2, a cable fixing portion 2Ba is provided in front of the upper end 22a of the lock operation lever 22 (front side of the vehicle body).
[0033]
As shown in FIG. 2, the lock lever 23 is provided on an electric unit 25 mounted below the side plate 2B of the latch frame 2. The lock lever 23 has a substantially L-shape, and has one end 23a extending upward and the other end 23b extending in the direction of the board portion 2A of the latch frame 2. One end 23a of the lock lever 23 is engaged with a lower end 22b of the lock operation lever 22. A substantially U-shaped engagement groove 22c is provided at a lower end 22b of the lock operation lever 22, and an engagement pin 23c is provided at one end 23a of the lock lever 23. The lower end 22b of the lock operation lever 22 and the one end 23a of the lock lever 23 are engaged by inserting the engagement pin 23c into the engagement groove 22c. The other end 23b of the lock lever 23 is engaged with the lock operation lever 24.
[0034]
The lock operation lever 24 is provided below the board portion 2A of the latch frame 2, as shown in FIG. The lock operation lever 24 is provided to be swingable with respect to the substrate portion 2A via a lock operation lever shaft 26. The lock operation lever 24 has a substantially L-shape, and has one end 24a extending leftward in FIG. 1 and the other end 24b extending substantially upward. One end 24a of the lock operation lever 24 is engaged with the other end 23b of the lock lever 23. The other end 23b of the lock lever 23 is formed in a bar shape, and an engagement hole 24c is provided in one end 24a of the lock operation lever 24. By the insertion of the other end 23b of the lock lever 23 into the engagement hole 24c, the other end 23b of the lock lever 23 and the one end 24a of the lock operation lever 24 are engaged. An engagement piece 24d is provided on the other end 24b of the lock operation lever 24. The engagement piece 24d is inserted and engaged with a long hole 13d provided in the open operation lever 13 of the release means 11.
[0035]
Note that the lock operation lever 24 is provided with a regulating protrusion 24e that is inserted into a regulating hole 2Aa formed in the board portion 2A of the latch frame 2. The restricting projection 24e moves within the range of the restricting hole 2Aa when the lock operating lever 24 swings, and regulates the swing angle of the lock operating lever 24 to a predetermined angle. Although not explicitly shown in the figure, between the one end 24a side of the lock operation lever 24 and the board portion 2A of the latch frame 2, when the lock operation lever 24 swings, the restriction hole 2Aa and the restriction protrusion are formed. A switching spring is provided for urging the lock operation lever 24 in both swing directions of the lock operation lever 24 regulated by 24e.
[0036]
As shown in FIG. 6, when the lock operation lever 22 swings counterclockwise in the lock mechanism 21 configured as described above, the lock lever 23 follows and swings counterclockwise. With the swing of the lock lever 23, the lock operation lever 24 swings counterclockwise as shown in FIG. At this time, the lock operation lever 24 is stopped with the counterclockwise swing angle regulated by the regulation hole 2Aa and the regulation protrusion 24e. When the lock operating lever 24 swings counterclockwise, the open operating lever 13 swings clockwise about the pivot 16. When the open operating lever 13 swings clockwise, the operating portion 13b of the open operating lever 13 moves to the left as shown in FIG. In this state, when the release means 11 is operated as described above, the open operation lever 13 moves in parallel as shown by a two-dot chain line in FIG. 7, but the operation portion 13b comes into contact with the operation end 9a of the ratchet lever 9. Therefore, the abutting engagement state between the hook portion 4b of the latch 4 and the engagement portion 5a of the ratchet 5 is not released. As a result, the rear side door D is held in a closed state with respect to the vehicle body, and the vehicle can be locked (locked state).
[0037]
When the lock operation lever 22 swings clockwise from the above-described locked state, the lock lever 23 follows and swings clockwise. With the swing of the lock lever 23, the lock operation lever 24 swings clockwise as shown in FIG. At this time, the lock operation lever 24 is stopped with the clockwise swing angle being regulated by the regulation hole 2Aa and the regulation protrusion 24e. When the lock operation lever 24 swings clockwise, the open operation lever 13 swings counterclockwise about the pivot 16. When the open operating lever 13 swings counterclockwise, the operating portion 13b of the open operating lever 13 moves to the right as shown in FIG. In this state, when the release means 11 is operated as described above, as shown in FIG. 5, the operating portion 13b of the open operating lever 13 which has moved in parallel comes into contact with the operating end 9a of the ratchet lever 9 and the hook of the latch 4 is moved. The contact engagement between the portion 4b and the engagement portion 5a of the ratchet 5 is released, and the rear side door D can be opened with respect to the vehicle body (unlocked state).
[0038]
Although not explicitly shown in the figure, the electric unit 25 includes a motor and gears driven by the motor. By driving the motor, the lock lever 23 can be swung to the above-described locked or unlocked position. That is, the lock state or the unlock state can be set by the electric unit 25. Further, it is possible to set the locked state by the operation from the lock operation lever 22 to the unlocked state by the electric unit 25, and to set the unlocked state by the operation from the lock operation lever 22 to the locked state by the electric unit 25, and The reverse operation is also possible.
[0039]
As shown in FIGS. 1 to 3, an inside handle linking means 31 is provided above the side plate 2 </ b> B of the latch frame 2. The inside handle linking means 31 is for transmitting the opening operation of the inside handle 53 (see FIG. 9) to the open lever 12 of the release means 11, and includes the inside handle lever 32, the inside handle action lever 33, and the inside handle lock lever. 34.
[0040]
As shown in FIG. 2, the inside handle lever 32 is swingably supported about the inside handle lever shaft 35 as an axis with respect to the surface of the side plate portion 2B. The inside handle lever 32 forms a connecting portion 32a extending radially outward of the inside handle lever shaft 35 and substantially upward in FIG. The connecting portion 32 a is related to the inside handle 53. The inside handle lever 32 has a substantially beak-shaped contact portion 32b extending in the radial direction of the inside handle lever shaft 35 and extending substantially forward in FIG. 2 and having a flat edge at its lower end. . The contact portion 32b is related to the inside handle operation lever 33. In the side plate portion 2B of the latch frame 2, a cable fixing portion 2Bb is provided on the front side of the connecting portion 32a of the inside handle lever 32 (on the front side of the vehicle body).
[0041]
As shown in FIG. 2, the inside handle action lever 33 is overlapped with the inside handle lever 32 and is provided so as to be swingable about the inside handle lever shaft 35 with respect to the surface of the side plate portion 2B. The inside handle operation lever 33 has a contact pin 33a protruding rightward in FIG. 1 at a portion extending radially outward of the inside handle lever shaft 35 and extending substantially forward in FIG. The contact portion 32b of the inside handle lever 32 can contact the contact pin 33a from above. The inside handle action lever 33 has an operating piece 33b protruding rightward in FIG. 1 at a portion extending radially outward of the inside handle lever shaft 35 and extending substantially rearward in FIG. The operating piece 33b is related to the other open working end 12b of the open lever 12 in the release means 11 described above. In the inside handle operation lever 33, a shaft hole 33c for receiving the inside handle lever shaft 35 is formed as a long hole extending substantially rearward in FIG.
[0042]
As shown in FIGS. 2 and 3, the inside handle lock lever 34 is provided above the side plate portion 2B so as to face the inside handle action lever 33 with the side plate portion 2B interposed therebetween. The inside handle lock lever 34 is pivotally supported at a position below the inside handle lever shaft 35 with respect to the surface of the side plate portion 2B. The inside handle lock lever 34 has an elongated hole 34 a having an arc shape engaged with an engagement pin 33 d provided on the inside handle action lever 33. As shown in FIGS. 1 and 3, the inside handle lock lever 34 has an operation pin 34b extending to the left.
[0043]
When the inside handle lever 32 swings counterclockwise around the inside handle lever shaft 35 as shown in FIG. 8, the inside handle linking means 31 configured as described above abuts on the inside handle lever 32. The portion 32b contacts the contact pin 33a of the inside handle action lever 33. When the inside handle lever 32 is further swung counterclockwise, the inside handle action lever 33 is also swung counterclockwise. At this time, the operating piece 33b of the inside handle action lever 33 pushes the other open action end 12b of the open lever 12 upward, and swings the open lever 12 clockwise as shown in FIG. As a result, as described above, the release means 11 operates to release the contact engagement between the hook portion 4b of the latch 4 of the latch mechanism 1 and the engagement portion 5a of the ratchet 5, and the rear side door D is moved relative to the vehicle body. Opening operation.
[0044]
As shown in FIG. 6, when the inside handle lock lever 34 is swung counterclockwise, the engagement pin 33d engaging with the elongated hole 34a is pulled forward in FIG. It moves to the front side in FIG. 6 within the range of the shaft hole 33c. In this state, even if the inside handle lever 32 is swung counterclockwise as described above, the contact portion 32b does not contact the contact pin 33a of the inside handle action lever 33. That is, the abutment engagement state between the hook portion 4b of the latch 4 and the engagement portion 5a of the ratchet 5 is not released without the inside handle operation lever 33 swinging. As a result, the rear side door D is kept closed with respect to the vehicle body with respect to the swing operation of the inside handle lever 32.
[0045]
As shown in FIGS. 1 to 3, outside handle linking means 41 is provided above the board portion 2A of the latch frame 2. The outside handle linking means 41 is for transmitting the opening operation of the outside handle 55 (see FIG. 9) as an operating handle to the open lever 12 of the release means 11, and has a pulley 42 as a guiding means. ing.
[0046]
The pulley 42 is provided on the substrate unit 2A via an auxiliary frame 43. The auxiliary frame 43 is provided at a lower right portion of the board portion 2A with a fixing portion 43A facing the board portion 2A and a support bent so as to protrude substantially forward (substantially front side of the vehicle body) from the right end of the fixing portion 43A. The plate portion 43B forms a substantially L-shape as shown in FIG. More specifically, the support plate portion 43B is substantially on the front side of the vehicle main body, and projects obliquely with its left surface facing slightly lower left. The pulley 42 is attached to the left side of the support plate 43B. The support plate portion 43B may be continuous from the right end of the substrate portion 2A of the latch frame 2 and may be bent substantially forward (substantially the front side of the vehicle body).
[0047]
As shown in FIG. 2, the pulley 42 is swingably supported on the left surface of the support plate 43B with the pulley shaft 44 as an axis. That is, as shown in FIGS. 1 to 3, the pulley 42 is provided to be inclined to the lower left. In addition, below the fixing portion 43A, a fixing arm portion 43C is bent so as to project diagonally forward. A cable fixing portion 43Ca is provided at a tip of the fixing arm portion 43C.
[0048]
FIG. 9 is a side view of the door latch device attached to the door as seen from the outside, and FIG. 10 is a side view of the door latch device attached to the door as seen from the rear. As shown in FIG. 9, the door latch device is attached to the rear side door D with the latch mechanism 1 positioned at the opening / closing end (the rear end of the vehicle body) of the rear side door D.
[0049]
As shown in FIG. 9, the upper end 22 a of the lock operation lever 22 of the lock mechanism 21 and a door lock handle 51 provided on the inside of the rear side door D are connected by a bendable cable 52. The cable 52 includes an inner cable 52a and an inner tube 52b. One end of the inner cable 52a is fixed to the upper end 22a of the lock operation lever 22, and the other end is fixed to a movable part (not shown) on the door lock handle 51 side. The outer tube 52b has one end fixed to the cable fixing portion 2Ba and the other end fixed to the rear side door D near the door lock handle 51. The outer tube 52b forms a curved portion W and guides the inner cable 52a to a region inside the rear side door D. That is, by operating the door lock handle 51, the lock operation lever 22 is swung via the cable 52 (the inner cable 52a), and the lock mechanism 21 operates.
[0050]
As shown in FIG. 9, a connecting portion 32 a of the inside handle lever 32 in the inside handle linking means 31 and an inside handle 53 provided on the inside of the rear side door D are connected by a flexible cable 54. I have. As with the cable 52, the cable 54 has an inner cable 54a inside the outer tube 54b. One end of the inner cable 54a is fixed to the connecting portion 32a of the inside handle lever 32, and the other end is fixed to a movable portion (not shown) on the inside handle 53 side. The outer tube 54b has one end fixed to the cable fixing portion 2Bb and the other end fixed to the rear side door D near the inside handle 53. The outer tube 54b forms a curved portion W to guide the inner cable 54a to a region inside the rear side door D. That is, the pulling operation of the cable 54 (the inner cable 54a) that has opened the inside handle 53 causes the inside handle lever 32 to swing and release the latch mechanism 1.
[0051]
As shown in FIGS. 9 and 10, the bending between the one open working end 12 a of the open lever 12 of the release means 11 and the outside handle 55 provided on the outside of the rear side door D is flexible. They are connected by a possible cable 56. As with the cables 52 and 54, the cable 56 includes an inner cable 56a and an inner tube 56b. One end of the inner cable 56a is fixed to the connecting portion 12c formed on the one open working end 12a, and the other end is fixed to the movable portion 55a on the outside handle 55 side. The outer tube 56b has one end fixed to the cable fixing portion 43Ca and the other end fixed to the rear side door D near the outside handle 55. The outer tube 56b forms a curved portion W to guide the inner cable 56a while bypassing the area inside the rear side door D. That is, the open lever 12 is swung clockwise as shown in FIG. 5 by the pulling operation of the cable 56 (the inner cable 56a) that has opened the outside handle 55. As a result, as described above, the release means 11 operates to release the contact engagement between the hook portion 4b of the latch 4 of the latch mechanism 1 and the engagement portion 5a of the ratchet 5, and the rear side door D is moved relative to the vehicle body. Opening operation.
[0052]
Here, the extension area of the inner cable 56a extending from the connecting portion 12c of the open lever 12 and reaching one end of the outer tube 56b fixed to the cable fixing portion 43Ca is connected via the pulley 42 of the outside handle linking means 41. Guided without slack. As described above, since the pulley 42 is inclined downward and to the left, the extension area of the inner cable 56a is guided substantially toward the front left. Further, the pulley 42 rotates in the extension area of the inner cable 56a in accordance with the pulling operation of the inner cable 56a.
[0053]
Therefore, the cable 56 is guided by the pulley 42 without the extension of the inner cable 56a being loosened. Further, the pulley 42 is rotated by the pulling operation of the inner cable 56a by the opening operation of the outside handle 55. Thus, the opening operation by the outside handle 55 can be smoothly transmitted to the open lever 12. In addition, the curved portion W of each of the outer tubes 52b, 54b, 56b, via the inner cables 52a, 54a, 56a, even if the door is deformed due to a collision (for example, a side collision) and the arrangement of the outer tubes is changed. The opening operation of each handle 51, 53, 55 acts so as to be transmitted to the open lever 12.
[0054]
In addition, since the extension area of the inner cable 56a of the cable 56 is guided substantially to the front left by the pulley 42, the arrangement and the route bypassing the outer tube 56b are set to the front left. In this way, by setting the direction in which the inner cable 56a is guided by the pulley 42, it is possible to set the arrangement and the route bypassing the outer tube 56b as desired. Thus, even if there is a restriction on the arrangement or route that bypasses the outer tube 56b in the area of the rear side door D, it is possible to set the location or route that bypasses the outer tube 56b accordingly.
[0055]
In the above-described embodiment, the pulley 42 is provided for the cable 56 that transmits the opening operation of the outside handle 55 to the open lever 12. However, the cable 54 that transmits the opening operation of the inside handle 53 to the open lever 12 is provided. An engaging pulley 42 may be provided. In the above-described embodiment, the door latch device including the pulley 42 is provided on the rear side door D. However, the above effects can be obtained by providing the door latch device on all the doors regardless of the rear side door D.
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the door latch device of the present invention, the cable can be guided in a desired direction to the extension area of the cable extending from the connection portion of the open lever, and can be rotated with the pulling operation by the cable. Guide means were provided. This makes it possible to set the cable so as to bypass the cable in the door in a desired arrangement or route. Further, the opening operation of the operation handle can be smoothly transmitted to the open lever by the rotation of the guide means accompanying the pulling operation of the cable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a door latch device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a right side view showing the door latch device.
FIG. 3 is a plan view showing a door latch device.
FIGS. 4A to 4C are conceptual diagrams showing the operation of a latch mechanism.
FIG. 5 is a front view of the door latch device showing the operation of the release means.
FIG. 6 is a right side view of the door latch device showing the operation of the lock mechanism and the inside handle linking means.
FIG. 7 is a front view of the door latch device showing the operation of the lock mechanism.
FIG. 8 is a right side view of the door latch device showing an operation of the inside handle linking means.
FIG. 9 is a side view of the door latch device attached to the door as viewed from the outdoor side.
FIG. 10 is a side view of the door latch device attached to the door as viewed from the rear side.
[Explanation of symbols]
1 Latch mechanism
2 Latch frame
2A board part
2Aa regulation hole
2B side plate
2Ba cable fixing part
2Bb cable fixing part
3 Latch body
3a Horizontal notch
4 Latch
4a engagement groove
4b Hook
4c Locking part
5 Ratchet
5a Engagement part
5b Working part
6 Latch axis
6a Engagement part
6b Working part
7 Ratchet shaft
8 Connecting pins
9 Ratchet lever
9a Working end
9b Connection end
11 Release means
12 Open lever
12a One open working end
12b The other open working end
12c connecting part
13 Open operating lever
13a upper end
13b Actuator
13c bottom
13d long hole
14 Open lever axis
15 Open lever spring
15a One end
15b The other end
16 Axis
21 Lock mechanism
22 Lock operation lever
22a upper end
22b lower end
22c engagement groove
23 Lock lever
23a One end
23b The other end
23c engagement pin
24 Lock operating lever
24a one end
24b The other end
24c engagement hole
24d engagement piece
24e regulation protrusion
25 Electric unit
26 Lock operating lever shaft
31 Inside handle linking means
32 Inside handle lever
32a connecting part
32b contact part
33 Inside handle action lever
33a contact pin
33b working piece
33c shaft hole
33d engagement pin
34 Inside handle lock lever
34a long hole
34b operation pin
35 Inside handle lever shaft
41 Outside handle linking means
42 pulley
43 Auxiliary frame
43A Fixed part
43B Support plate
43C Fixed arm
43Ca cable fixing part
44 Pulley shaft
51 Door lock handle
52 cable
52a Inner cable
52b Outer tube
53 Inside Handle
54 cable
54a inner cable
54b Outer tube
55 Outside handle (operation handle)
55a Moving parts
56 cable
56a Inner cable
56b Outer tube
D Rear side door
S striker
W curved section

Claims (1)

操作ハンドルの開操作によるケーブルの引張作動をオープンレバーに伝達することにより、ラッチに係合したラチェットを解除動作するようにしたドアラッチ装置において、
前記オープンレバーの連結部から延在する前記ケーブルの延長域に、前記ケーブルを所望の方向に案内するとともに前記ケーブルによる引張作動に伴い回動可能な案内手段を備えたことを特徴とするドアラッチ装置。
In a door latch device in which a ratchet engaged with a latch is released by transmitting a pulling operation of a cable by an opening operation of an operation handle to an open lever,
A door latch device, further comprising a guide unit that guides the cable in a desired direction and is rotatable with a pulling operation by the cable, in an extension area of the cable extending from a connection portion of the open lever. .
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