JP2004176281A - シンク等における排水口構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】シンク等の食品ゾーンの衛生状態を良好に保つことのできる排水口構造を提供すること。
【解決手段】シンク等の底部壁に設けられる排水口構造において、底部壁に形成された排水口と、排水口に対して取り付けられシンク内からの排水を受け入れて外部へと排出するための排水口本体部とを備えており、排水口の周辺部の底部壁には、排水口の防臭または密閉を行なうための部材を受け入れる凹所が形成されており、排水口本体部は、凹所内を含めてシンク内の食品ゾーンに、食品カス等の残滓が付着し堆積し易い部分を与えない形式にて、底部壁に対して取り付けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】シンク等の底部壁に設けられる排水口構造において、底部壁に形成された排水口と、排水口に対して取り付けられシンク内からの排水を受け入れて外部へと排出するための排水口本体部とを備えており、排水口の周辺部の底部壁には、排水口の防臭または密閉を行なうための部材を受け入れる凹所が形成されており、排水口本体部は、凹所内を含めてシンク内の食品ゾーンに、食品カス等の残滓が付着し堆積し易い部分を与えない形式にて、底部壁に対して取り付けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院、学校給食、社員食堂、ホテル、レストラン等の厨房等または家庭の台所等にて使用済みの食器類、鍋釜、包丁、まな板等の各種調理器具等、または食品、食材等各種の洗浄または調理、解凍等に使用するシンク等に関するものであり、特に、これらシンク等における排水口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、前述したようなシンクにおける排水口構造は、添付図面の図6の概略正面図に示すように、シンク1の底部に設けられて、シンク1内に流れ落ちてくる水を外部へ排出したり、場合によっては、シンク1内に水を貯めることができるようにし、また、そのようにして貯められた水を外部へと排出できるようにしたりする機能を果たすものである。
【0003】
図7は、このようなシンク1の底部に配設される排水口構造10の従来の一例を部分断面図にて示している。この図7に示されるように、この従来例の排水口構造は、シンク1の底部壁1Aのほぼ中央部に形成された排水口11を有しており、この排水口11の周辺の底部壁1Aは、凹所12を与えるようにプレス加工等により凹まされている。そして、この従来例の排水口構造は、シンク1内から排水口11を通して排水されてくる排水を受けていれて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部13およびこの排水口本体部13をシンク1の底部壁1Aに対して取り付け固定するためのフランジ部14を備えている。排水口本体部13には、上端内壁部に雌ネジ13Aが形成されており、一方、フランジ部14には、排水口11を通して下方へ延長する円筒部14Aが形成されており、この円筒部14Aの外周には、排水口本体部13の雌ネジ13Aと螺合しうる雄ネジ14Bが形成されている。また、フランジ部14の上端の中央部には、受けゴム15および蓋16を受け入れるための円形凹部14Cが形成されている。
【0004】
このような従来例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部13をシンク1の下側で排水口11に対応した位置に保持し、ゴムパッキン18が凹所12の底面部の下面と排水口本体部13の上端との間に挟みこまれた状態に維持し、シンク1の上側から、この排水口本体部13の雌ネジ13Aに対して、ゴムパッキン17が凹所12の底面部の上面とフランジ部14との間に挟みこまれるようにして、フランジ部14の円筒部14Aの雄ネジ14Bをねじ込むようにすることによって、排水口本体部13をシンク1に対して取り付け固定することができる。
【0005】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、フランジ部14の円形凹部14C内に受けゴム15を配置しておく。この受けゴム15は、水や残滓等が排水口本体部13内へと入るのは許すが、排水口11を通して排水管等からの悪臭がシンク内に放出されないように遮断する機能を果たすと共に、蓋16が受けゴム15内に嵌め込まれた場合には、排水口11を密閉する機能も果たすものである。したがって、シンク1内に水を貯めたいような場合には、円形凹部14C内に配置された受けゴム15内に蓋16を配置することにより、これを行うことができる。
【0006】
図8は、前述したようなシンク1の底部に配設される排水口構造10の従来の別の例を部分断面図にて示している。この図8に示されるように、この従来例の排水口構造は、シンク1の底部壁1Aのほぼ中央部に形成された排水口11を有しており、この排水口11の周辺の底部壁1Aは、凹所12を与えるようにプレス加工等により凹まされている点は、図7に関して説明した従来例のもと同様である。しかし、この従来例においては、シンク1内から排水口11を通して排水されてくる排水を受け入れて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部の排水口11への取り付け構造が異なっている。この従来例における排水口本体部13′は、上端部にフランジ部13A′を有しており、下端円筒部の外周に雄ネジ13B′が形成されている。この排水口本体部13′のフランジ部13A′の上端の中央部には、受けゴム15′および蓋16′を受け入れるための円形凹部14C′が形成されている。
【0007】
このような従来例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部13′の下端円筒部がシンク1の上側から排水口11に入り込むようにし、シンク1の下側からロックナット14′を下端円筒部の外周の雄ネジ13B′に螺合させる。このとき、ゴムパッキン18′が凹所12の底面部の下面とロックナット14′の上端との間に挟みこまれ、また、ゴムパッキン17′が凹所12の底面部の上面と排水口本体部13′のフランジ部13A′との間に挟みこまれるようにしておく。こうすることにより、排水口本体部13′をシンク1に対して取り付け固定することができる。
【0008】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、悪臭が排水口11を通してシンク1内へと放出されないようにするため、フランジ13A′の円形凹部14C′内に受けゴム15′を配置しておく。また、シンク1内に水を貯めたいような場合には、円形凹部14C′内に配置された受けゴム15′内に蓋16′を配置しておく。
【0009】
さらにまた、このようなシンクの排水口構造の従来例として、排水口を開閉できるように可動とした蓋を設けるようなものも提案されている(例えば、特許文献1の図2参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−282534号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に関して説明したような従来の排水口構造においては、フランジ部14の外周面とシンク1の底面壁1Aに形成された凹所12の内周面との間にどうしても隙間が生じており、この隙間に、シンクの使用中において食品カス等が付着し堆積してしまう。このような隙間に詰まってしまった食品カス等を完全に取り除くには、フランジ部14を特別な工具を使用して取り外す必要があり、簡単ではなかった。また、取り外したフランジ部14を再度もとのように排水口本体部13に対してねじ込む作業も大変なものである。したがって、この従来の排水口構造を有したシンクを使用する場合においては、凹所12の内周面とフランジ部14の外周面との間に詰まった食品カス等を完全に取り除かない状態にて、シンクの使用を続けざるを得なかった。したがって、シンクのその部分において、細菌等が繁殖し、著しく不衛生なものとなってしまうことがあった。
【0012】
食品取り扱い業界においては、シンクの底面部を含めてシンク内は、常態で食品へ接触する表面、およびそこからの食品が常態で食品へ接触する表面へ排出、滴下、またははねかかる表面を有するものとして、食品ゾーンと呼ばれている。そして、このような食品ゾーンは、有毒物質、匂い、色、味等を食品へ与えるものであってはならないものとされている。したがって、前述したような従来の排水口構造の如くシンク内に細菌等の繁殖を生ぜしめる可能性の高いものであっては、特に食品を扱うようなシンクの排水口構造としては問題の多いものであった。
【0013】
図8に関して説明したような従来の排水口構造においても、排水口本体部13′のフランジ部13A′の外周面と凹所12の内周面との間に隙間が生じており、この隙間に、シンクの使用中において食品カス等が付着し堆積してしまう。このような隙間に詰まってしまった食品カス等を完全に取り除くには、ロックナット14′をシンク1の下側から特別な工具を用いて取り外し、排水口本体部13′を取り外す必要があり、簡単ではなかった。また、取り外した排水口本体部13′を再度もとのように排水口11に対して取り付ける作業も大変なものであった。したがって、この従来例の排水口構造も、図7の従来について前述したのと同様の問題を生じていたものである。
【0014】
また、特許文献1に開示されたような可動蓋を有する排水口構造においても、可動蓋を受け入れするための収納部が必要とされており、この収納部内を完全に清掃、洗浄することは困難なものであり、衛生状態を保つという点では同様の問題があった。
【0015】
このため、前述したような従来の排水口構造は、いずれも、食品や食器を洗浄するシンクには不適合なものであった。
【0016】
本発明の目的は、前述したような従来の問題点を解消しうるような排水口構造を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、シンク等の底部壁に設けられる排水口構造において、前記底部壁に形成された排水口と、該排水口に対して取り付けられシンク内からの排水を受け入れて外部へと排出するための排水口本体部とを備えており、前記排水口の周辺部の前記底部壁には、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材を受け入れる凹所が形成されており、前記排水口本体部は、前記凹所内を含めてシンク内の食品ゾーンに、食品カス等の残滓が付着し堆積し易い部分を与えない形式にて、前記底部壁に対して取り付けられていることを特徴とする排水口構造が提供される。
【0018】
本発明の一つの実施の形態によれば、前記凹所は、第1の凹所と、該第1の凹所の下方に連接する第2の凹所とからなり、前記排水口本体部は、下端筒部と、該下端筒部の上端に設けられたフランジ部とを備えており、前記排水口本体部は、シンクの上側から前記下端筒部が前記排水口に通され、前記フランジ部が前記第2の凹所の底部に位置するようにして、前記底部壁に対して取り付けられており、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材は、前記第1の凹所に受け入れられる。
【0019】
本発明の別の実施の形態によれば、前記排水口本体部の前記下端筒部の外周には、雄ネジが形成されており、前記排水口本体部は、前記雄ネジに螺合するロックナットを用いて、前記フランジ部の下面と前記第2の凹所の底面部の上面との間にパッキンを介在させ且つ前記第2の凹所の底面部の下面と前記ロックナットの上面との間にパッキンを介在させた状態にて、前記底壁部に対して取り付けられている。
【0020】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記排水口本体部は、下端筒部と、該下端筒部の上端に設けられたフランジ部とを備えており、前記排水口本体部は、前記凹所の底面部の下面に対して前記フランジ部が接するようにして、前記底部壁に対して取り付けられている。
【0021】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記排水口本体部は、前記凹所の底面部の下面に対して前記フランジ部を溶接することにより、前記底部壁に対して取り付けられている。
【0022】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材は、受けゴムと、該受けゴム内に嵌合する蓋とからなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面の、特に、図1から図5に基づいて、本発明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。この図1に示されるように、この実施例の排水口構造においては、シンクの底部壁20のほぼ中央部に排水口21が形成されている。そして、この排水口21の周辺のシンクの底部壁20には、第1の凹所22が形成されており、さらに、この第1の凹所22の底面部からさらに凹んだ第2の凹所23が形成されている。これら第1の凹所22および第2の凹所23は、腐食し難い金属材料、例えば、ステンレス板からシンクをプレス加工するときに同時に一体的にプレス成形されたものでよい。
【0025】
この実施例の排水口構造は、さらに、シンク内から排水口21を通して排水されてくる排水を受けていれて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部30を備えている。この排水口本体部30は、上端部にフランジ部31を有しており、下端円筒部32の外周に雄ネジ33が形成されている。この排水口本体部30は、腐食し難い金属材料で形成されてもよいが、腐食し難いプラスチック材料にて一体成形されてもよい。
【0026】
また、この実施例の排水口構造は、ロックナット34、受けゴム35、蓋36、ゴムパッキン37および38を備えている。
【0027】
受けゴム35および蓋36自体は、図2の部品配列斜視図に示されるように、この種の排水口構造において使用されるものと同様のものでよい。図2によく示されているように、受けゴム35は、第1の凹所22内にぴったりと収まるような外径を有した円周部35Aと、この円周部35Aの下端内周から中心に向かって延びる複数枚の分離舌片35Bとを備えている。受けゴム35の円周部35Aは、蓋36が受けゴム35内に嵌め込まれた場合には、蓋36と一緒になって、排水口21を密閉する機能を果たし、また、分離舌片35Bは、水や残滓等が排水口本体部30内へと入るのは許すが、排水口21を通して排水管等からの悪臭がシンク内に放出されないように遮断する機能を果たす。また、蓋36には、手で把持し易くするためのつまみ部36Aが形成されている。
【0028】
このような実施例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部30の下端円筒部32がシンクの上側から排水口21に入り込むようにし、シンクの下側からロックナット34を下端円筒部32の外周の雄ネジ33に螺合させる。このとき、ゴムパッキン38が第2の凹所23の底面部の下面とロックナット34の上端34Aとの間に挟みこまれ、また、ゴムパッキン37が第2の凹所23の底面部の上面と排水口本体部30のフランジ部31との間に挟みこまれるようにしておく。こうすることにより、排水口本体部30をシンクに対して取り付け固定することができる。
【0029】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、悪臭が排水口21を通してシンク内へと放出されないようにするため、第1の凹所22内に受けゴム35を配置しておく。また、シンク内に水を貯めたいような場合には、第1の凹所22内に配置された受けゴム35内に蓋36を配置しておく。
【0030】
次に、シンクの使用中において、シンク内を清掃、洗浄したいような場合においては、蓋36および受けゴム35を第1の凹所22から取り外して行なえばよい。図3は、蓋36および受けゴム35を取り外した状態の排水口構造を示す図1と同様の部分断面図である。この図3に示された状態から明らかなように、食品ゾーンである第1の凹所22の底面部から上、すなわち、参照符号Aにて示すレベルより上のシンク内部分には、食品カス等の残滓が付着して堆積してしまうような隙間等は全くないので、清掃、洗浄を容易に且つ衛生的に保つことができる。
【0031】
なお、第2の凹所23の下方部分においては、第2の凹所23の内周壁と排水口本体部30のフランジ部31の外周との間に隙間があるが、この領域は、食品等が接触する恐れのない非接触ゾーンであるので、衛生上の問題は生じない。
【0032】
図4は、本発明の別の実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。この図4に示されるように、この実施例の排水口構造においては、シンクの底部壁20のほぼ中央部に排水口21が形成されている。そして、この排水口21の周辺のシンクの底部壁20には、凹所22′が形成されている。この凹所22′は、腐食し難い金属材料、例えば、ステンレス板からシンクをプレス加工するときに同時に一体的にプレス成形されたものでよい。
【0033】
この実施例の排水口構造は、さらに、シンク内から排水口21を通して排水されてくる排水を受け入れて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部30′を備えている。この排水口本体部30′は、上端部にフランジ部31′を有した下端円筒部32′を備えている。この排水口本体部30′は、腐食し難いプラスチック材料にて一体成形されてもよいが、ステンレス製のシンクの底壁部に対して溶接接続するという点では、同じステンレス材料にて形成されるのが好ましい。。
【0034】
また、この実施例の排水口構造は、前述した実施例と同様の受けゴム35および蓋36を備えている。
【0035】
このような実施例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部30′の下端円筒部32′の上端のフランジ部31′を、シンクの下側から、シンクの底部壁20に形成された凹所22′の底面部の下面に対して、参照符号34′を付して示すように溶接接続する。こうすることにより、排水口本体部30′をシンクに対して取り付け固定することができる。なお、この実施例では、排水口本体部30′の取り付けを溶接によって行なったのであるが、本発明は、これに限らず、例えば、凹所22′の底面部の下面に植設したネジ等を用いて取り付けるようにしてもよい。
【0036】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、悪臭が排水口21を通してシンク内へと放出されないようにするため、凹所22′内に受けゴム35を配置しておく。また、シンク内に水を貯めたいような場合には、凹所22′内に配置された受けゴム35内に蓋36を配置しておく。
【0037】
次に、シンクの使用中において、シンク内を清掃、洗浄したいような場合においては、蓋36および受けゴム35を凹所22′から取り外して行なえばよい。図5は、蓋36および受けゴム35を取り外した状態の排水口構造を示す図4と同様の部分断面図である。この図5に示された状態から明らかなように、食品ゾーンである凹所22′の底面部から上、すなわち、参照符号Aにて示すレベルより上のシンク内部分には、食品カス等の残滓が付着して堆積してしまうような隙間等は全くないので、清掃、洗浄を容易に且つ衛生的に保つことができる。
【0038】
【発明の効果】
シンクの設置後使用中においても、受けゴムや蓋を手で把持して取り外すだけで、シンク内の食品ゾーンを清掃、洗浄できるので、シンクの衛生状態を常に良好に保つことができる。
【0039】
また、シンク内の食品ゾーンには、食品カス等の残滓が付着し堆積しやすい隙間等がないので、より完全な清掃、洗浄を行なうことができ、より衛生的なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。
【図2】図1の排水口構造において使用する受けゴムおよび蓋を示す部品配列斜視図である。
【図3】蓋および受けゴムを取り外した状態の排水口構造を示す図1と同様の部分断面図である。
【図4】本発明の別の実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。
【図5】蓋および受けゴムを取り外した状態の排水口構造を示す図4と同様の部分断面図である。
【図6】従来の排水口構造を有したシンクの一例を示す概略正面図である。
【図7】図6のシンクに設けられた従来の排水口構造の一例を示す部分断面図である。
【図8】従来の排水口構造の別の例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
20 シンクの底部壁
21 排水口
22 第1の凹所
23 第2の凹所
30 排水口本体部
31 フランジ部
32 下端円筒部
33 雄ネジ
34 ロックナット
35 受けゴム
36 蓋
37 ゴムパッキン
38 ゴムパッキン
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院、学校給食、社員食堂、ホテル、レストラン等の厨房等または家庭の台所等にて使用済みの食器類、鍋釜、包丁、まな板等の各種調理器具等、または食品、食材等各種の洗浄または調理、解凍等に使用するシンク等に関するものであり、特に、これらシンク等における排水口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、前述したようなシンクにおける排水口構造は、添付図面の図6の概略正面図に示すように、シンク1の底部に設けられて、シンク1内に流れ落ちてくる水を外部へ排出したり、場合によっては、シンク1内に水を貯めることができるようにし、また、そのようにして貯められた水を外部へと排出できるようにしたりする機能を果たすものである。
【0003】
図7は、このようなシンク1の底部に配設される排水口構造10の従来の一例を部分断面図にて示している。この図7に示されるように、この従来例の排水口構造は、シンク1の底部壁1Aのほぼ中央部に形成された排水口11を有しており、この排水口11の周辺の底部壁1Aは、凹所12を与えるようにプレス加工等により凹まされている。そして、この従来例の排水口構造は、シンク1内から排水口11を通して排水されてくる排水を受けていれて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部13およびこの排水口本体部13をシンク1の底部壁1Aに対して取り付け固定するためのフランジ部14を備えている。排水口本体部13には、上端内壁部に雌ネジ13Aが形成されており、一方、フランジ部14には、排水口11を通して下方へ延長する円筒部14Aが形成されており、この円筒部14Aの外周には、排水口本体部13の雌ネジ13Aと螺合しうる雄ネジ14Bが形成されている。また、フランジ部14の上端の中央部には、受けゴム15および蓋16を受け入れるための円形凹部14Cが形成されている。
【0004】
このような従来例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部13をシンク1の下側で排水口11に対応した位置に保持し、ゴムパッキン18が凹所12の底面部の下面と排水口本体部13の上端との間に挟みこまれた状態に維持し、シンク1の上側から、この排水口本体部13の雌ネジ13Aに対して、ゴムパッキン17が凹所12の底面部の上面とフランジ部14との間に挟みこまれるようにして、フランジ部14の円筒部14Aの雄ネジ14Bをねじ込むようにすることによって、排水口本体部13をシンク1に対して取り付け固定することができる。
【0005】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、フランジ部14の円形凹部14C内に受けゴム15を配置しておく。この受けゴム15は、水や残滓等が排水口本体部13内へと入るのは許すが、排水口11を通して排水管等からの悪臭がシンク内に放出されないように遮断する機能を果たすと共に、蓋16が受けゴム15内に嵌め込まれた場合には、排水口11を密閉する機能も果たすものである。したがって、シンク1内に水を貯めたいような場合には、円形凹部14C内に配置された受けゴム15内に蓋16を配置することにより、これを行うことができる。
【0006】
図8は、前述したようなシンク1の底部に配設される排水口構造10の従来の別の例を部分断面図にて示している。この図8に示されるように、この従来例の排水口構造は、シンク1の底部壁1Aのほぼ中央部に形成された排水口11を有しており、この排水口11の周辺の底部壁1Aは、凹所12を与えるようにプレス加工等により凹まされている点は、図7に関して説明した従来例のもと同様である。しかし、この従来例においては、シンク1内から排水口11を通して排水されてくる排水を受け入れて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部の排水口11への取り付け構造が異なっている。この従来例における排水口本体部13′は、上端部にフランジ部13A′を有しており、下端円筒部の外周に雄ネジ13B′が形成されている。この排水口本体部13′のフランジ部13A′の上端の中央部には、受けゴム15′および蓋16′を受け入れるための円形凹部14C′が形成されている。
【0007】
このような従来例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部13′の下端円筒部がシンク1の上側から排水口11に入り込むようにし、シンク1の下側からロックナット14′を下端円筒部の外周の雄ネジ13B′に螺合させる。このとき、ゴムパッキン18′が凹所12の底面部の下面とロックナット14′の上端との間に挟みこまれ、また、ゴムパッキン17′が凹所12の底面部の上面と排水口本体部13′のフランジ部13A′との間に挟みこまれるようにしておく。こうすることにより、排水口本体部13′をシンク1に対して取り付け固定することができる。
【0008】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、悪臭が排水口11を通してシンク1内へと放出されないようにするため、フランジ13A′の円形凹部14C′内に受けゴム15′を配置しておく。また、シンク1内に水を貯めたいような場合には、円形凹部14C′内に配置された受けゴム15′内に蓋16′を配置しておく。
【0009】
さらにまた、このようなシンクの排水口構造の従来例として、排水口を開閉できるように可動とした蓋を設けるようなものも提案されている(例えば、特許文献1の図2参照)。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−282534号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図7に関して説明したような従来の排水口構造においては、フランジ部14の外周面とシンク1の底面壁1Aに形成された凹所12の内周面との間にどうしても隙間が生じており、この隙間に、シンクの使用中において食品カス等が付着し堆積してしまう。このような隙間に詰まってしまった食品カス等を完全に取り除くには、フランジ部14を特別な工具を使用して取り外す必要があり、簡単ではなかった。また、取り外したフランジ部14を再度もとのように排水口本体部13に対してねじ込む作業も大変なものである。したがって、この従来の排水口構造を有したシンクを使用する場合においては、凹所12の内周面とフランジ部14の外周面との間に詰まった食品カス等を完全に取り除かない状態にて、シンクの使用を続けざるを得なかった。したがって、シンクのその部分において、細菌等が繁殖し、著しく不衛生なものとなってしまうことがあった。
【0012】
食品取り扱い業界においては、シンクの底面部を含めてシンク内は、常態で食品へ接触する表面、およびそこからの食品が常態で食品へ接触する表面へ排出、滴下、またははねかかる表面を有するものとして、食品ゾーンと呼ばれている。そして、このような食品ゾーンは、有毒物質、匂い、色、味等を食品へ与えるものであってはならないものとされている。したがって、前述したような従来の排水口構造の如くシンク内に細菌等の繁殖を生ぜしめる可能性の高いものであっては、特に食品を扱うようなシンクの排水口構造としては問題の多いものであった。
【0013】
図8に関して説明したような従来の排水口構造においても、排水口本体部13′のフランジ部13A′の外周面と凹所12の内周面との間に隙間が生じており、この隙間に、シンクの使用中において食品カス等が付着し堆積してしまう。このような隙間に詰まってしまった食品カス等を完全に取り除くには、ロックナット14′をシンク1の下側から特別な工具を用いて取り外し、排水口本体部13′を取り外す必要があり、簡単ではなかった。また、取り外した排水口本体部13′を再度もとのように排水口11に対して取り付ける作業も大変なものであった。したがって、この従来例の排水口構造も、図7の従来について前述したのと同様の問題を生じていたものである。
【0014】
また、特許文献1に開示されたような可動蓋を有する排水口構造においても、可動蓋を受け入れするための収納部が必要とされており、この収納部内を完全に清掃、洗浄することは困難なものであり、衛生状態を保つという点では同様の問題があった。
【0015】
このため、前述したような従来の排水口構造は、いずれも、食品や食器を洗浄するシンクには不適合なものであった。
【0016】
本発明の目的は、前述したような従来の問題点を解消しうるような排水口構造を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、シンク等の底部壁に設けられる排水口構造において、前記底部壁に形成された排水口と、該排水口に対して取り付けられシンク内からの排水を受け入れて外部へと排出するための排水口本体部とを備えており、前記排水口の周辺部の前記底部壁には、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材を受け入れる凹所が形成されており、前記排水口本体部は、前記凹所内を含めてシンク内の食品ゾーンに、食品カス等の残滓が付着し堆積し易い部分を与えない形式にて、前記底部壁に対して取り付けられていることを特徴とする排水口構造が提供される。
【0018】
本発明の一つの実施の形態によれば、前記凹所は、第1の凹所と、該第1の凹所の下方に連接する第2の凹所とからなり、前記排水口本体部は、下端筒部と、該下端筒部の上端に設けられたフランジ部とを備えており、前記排水口本体部は、シンクの上側から前記下端筒部が前記排水口に通され、前記フランジ部が前記第2の凹所の底部に位置するようにして、前記底部壁に対して取り付けられており、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材は、前記第1の凹所に受け入れられる。
【0019】
本発明の別の実施の形態によれば、前記排水口本体部の前記下端筒部の外周には、雄ネジが形成されており、前記排水口本体部は、前記雄ネジに螺合するロックナットを用いて、前記フランジ部の下面と前記第2の凹所の底面部の上面との間にパッキンを介在させ且つ前記第2の凹所の底面部の下面と前記ロックナットの上面との間にパッキンを介在させた状態にて、前記底壁部に対して取り付けられている。
【0020】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記排水口本体部は、下端筒部と、該下端筒部の上端に設けられたフランジ部とを備えており、前記排水口本体部は、前記凹所の底面部の下面に対して前記フランジ部が接するようにして、前記底部壁に対して取り付けられている。
【0021】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記排水口本体部は、前記凹所の底面部の下面に対して前記フランジ部を溶接することにより、前記底部壁に対して取り付けられている。
【0022】
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材は、受けゴムと、該受けゴム内に嵌合する蓋とからなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面の、特に、図1から図5に基づいて、本発明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。この図1に示されるように、この実施例の排水口構造においては、シンクの底部壁20のほぼ中央部に排水口21が形成されている。そして、この排水口21の周辺のシンクの底部壁20には、第1の凹所22が形成されており、さらに、この第1の凹所22の底面部からさらに凹んだ第2の凹所23が形成されている。これら第1の凹所22および第2の凹所23は、腐食し難い金属材料、例えば、ステンレス板からシンクをプレス加工するときに同時に一体的にプレス成形されたものでよい。
【0025】
この実施例の排水口構造は、さらに、シンク内から排水口21を通して排水されてくる排水を受けていれて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部30を備えている。この排水口本体部30は、上端部にフランジ部31を有しており、下端円筒部32の外周に雄ネジ33が形成されている。この排水口本体部30は、腐食し難い金属材料で形成されてもよいが、腐食し難いプラスチック材料にて一体成形されてもよい。
【0026】
また、この実施例の排水口構造は、ロックナット34、受けゴム35、蓋36、ゴムパッキン37および38を備えている。
【0027】
受けゴム35および蓋36自体は、図2の部品配列斜視図に示されるように、この種の排水口構造において使用されるものと同様のものでよい。図2によく示されているように、受けゴム35は、第1の凹所22内にぴったりと収まるような外径を有した円周部35Aと、この円周部35Aの下端内周から中心に向かって延びる複数枚の分離舌片35Bとを備えている。受けゴム35の円周部35Aは、蓋36が受けゴム35内に嵌め込まれた場合には、蓋36と一緒になって、排水口21を密閉する機能を果たし、また、分離舌片35Bは、水や残滓等が排水口本体部30内へと入るのは許すが、排水口21を通して排水管等からの悪臭がシンク内に放出されないように遮断する機能を果たす。また、蓋36には、手で把持し易くするためのつまみ部36Aが形成されている。
【0028】
このような実施例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部30の下端円筒部32がシンクの上側から排水口21に入り込むようにし、シンクの下側からロックナット34を下端円筒部32の外周の雄ネジ33に螺合させる。このとき、ゴムパッキン38が第2の凹所23の底面部の下面とロックナット34の上端34Aとの間に挟みこまれ、また、ゴムパッキン37が第2の凹所23の底面部の上面と排水口本体部30のフランジ部31との間に挟みこまれるようにしておく。こうすることにより、排水口本体部30をシンクに対して取り付け固定することができる。
【0029】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、悪臭が排水口21を通してシンク内へと放出されないようにするため、第1の凹所22内に受けゴム35を配置しておく。また、シンク内に水を貯めたいような場合には、第1の凹所22内に配置された受けゴム35内に蓋36を配置しておく。
【0030】
次に、シンクの使用中において、シンク内を清掃、洗浄したいような場合においては、蓋36および受けゴム35を第1の凹所22から取り外して行なえばよい。図3は、蓋36および受けゴム35を取り外した状態の排水口構造を示す図1と同様の部分断面図である。この図3に示された状態から明らかなように、食品ゾーンである第1の凹所22の底面部から上、すなわち、参照符号Aにて示すレベルより上のシンク内部分には、食品カス等の残滓が付着して堆積してしまうような隙間等は全くないので、清掃、洗浄を容易に且つ衛生的に保つことができる。
【0031】
なお、第2の凹所23の下方部分においては、第2の凹所23の内周壁と排水口本体部30のフランジ部31の外周との間に隙間があるが、この領域は、食品等が接触する恐れのない非接触ゾーンであるので、衛生上の問題は生じない。
【0032】
図4は、本発明の別の実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。この図4に示されるように、この実施例の排水口構造においては、シンクの底部壁20のほぼ中央部に排水口21が形成されている。そして、この排水口21の周辺のシンクの底部壁20には、凹所22′が形成されている。この凹所22′は、腐食し難い金属材料、例えば、ステンレス板からシンクをプレス加工するときに同時に一体的にプレス成形されたものでよい。
【0033】
この実施例の排水口構造は、さらに、シンク内から排水口21を通して排水されてくる排水を受け入れて、外部へと排出するための配管パイプ(図示していない)へと送り込む機能を果たす排水口本体部30′を備えている。この排水口本体部30′は、上端部にフランジ部31′を有した下端円筒部32′を備えている。この排水口本体部30′は、腐食し難いプラスチック材料にて一体成形されてもよいが、ステンレス製のシンクの底壁部に対して溶接接続するという点では、同じステンレス材料にて形成されるのが好ましい。。
【0034】
また、この実施例の排水口構造は、前述した実施例と同様の受けゴム35および蓋36を備えている。
【0035】
このような実施例の排水口構造を有するシンクを組み立てる作業においては、作業者は、排水口本体部30′の下端円筒部32′の上端のフランジ部31′を、シンクの下側から、シンクの底部壁20に形成された凹所22′の底面部の下面に対して、参照符号34′を付して示すように溶接接続する。こうすることにより、排水口本体部30′をシンクに対して取り付け固定することができる。なお、この実施例では、排水口本体部30′の取り付けを溶接によって行なったのであるが、本発明は、これに限らず、例えば、凹所22′の底面部の下面に植設したネジ等を用いて取り付けるようにしてもよい。
【0036】
このようにして厨房等の適所に設置された後のシンクの使用においては、悪臭が排水口21を通してシンク内へと放出されないようにするため、凹所22′内に受けゴム35を配置しておく。また、シンク内に水を貯めたいような場合には、凹所22′内に配置された受けゴム35内に蓋36を配置しておく。
【0037】
次に、シンクの使用中において、シンク内を清掃、洗浄したいような場合においては、蓋36および受けゴム35を凹所22′から取り外して行なえばよい。図5は、蓋36および受けゴム35を取り外した状態の排水口構造を示す図4と同様の部分断面図である。この図5に示された状態から明らかなように、食品ゾーンである凹所22′の底面部から上、すなわち、参照符号Aにて示すレベルより上のシンク内部分には、食品カス等の残滓が付着して堆積してしまうような隙間等は全くないので、清掃、洗浄を容易に且つ衛生的に保つことができる。
【0038】
【発明の効果】
シンクの設置後使用中においても、受けゴムや蓋を手で把持して取り外すだけで、シンク内の食品ゾーンを清掃、洗浄できるので、シンクの衛生状態を常に良好に保つことができる。
【0039】
また、シンク内の食品ゾーンには、食品カス等の残滓が付着し堆積しやすい隙間等がないので、より完全な清掃、洗浄を行なうことができ、より衛生的なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。
【図2】図1の排水口構造において使用する受けゴムおよび蓋を示す部品配列斜視図である。
【図3】蓋および受けゴムを取り外した状態の排水口構造を示す図1と同様の部分断面図である。
【図4】本発明の別の実施例としての排水口構造を示すシンク底部の部分断面図である。
【図5】蓋および受けゴムを取り外した状態の排水口構造を示す図4と同様の部分断面図である。
【図6】従来の排水口構造を有したシンクの一例を示す概略正面図である。
【図7】図6のシンクに設けられた従来の排水口構造の一例を示す部分断面図である。
【図8】従来の排水口構造の別の例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
20 シンクの底部壁
21 排水口
22 第1の凹所
23 第2の凹所
30 排水口本体部
31 フランジ部
32 下端円筒部
33 雄ネジ
34 ロックナット
35 受けゴム
36 蓋
37 ゴムパッキン
38 ゴムパッキン
Claims (6)
- シンク等の底部壁に設けられる排水口構造において、前記底部壁に形成された排水口と、該排水口に対して取り付けられシンク内からの排水を受け入れて外部へと排出するための排水口本体部とを備えており、前記排水口の周辺部の前記底部壁には、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材を受け入れる凹所が形成されており、前記排水口本体部は、前記凹所内を含めてシンク内の食品ゾーンに、食品カス等の残滓が付着し堆積し易い部分を与えない形式にて、前記底部壁に対して取り付けられていることを特徴とする排水口構造。
- 前記凹所は、第1の凹所と、該第1の凹所の下方に連接する第2の凹所とからなり、前記排水口本体部は、下端筒部と、該下端筒部の上端に設けられたフランジ部とを備えており、前記排水口本体部は、シンクの上側から前記下端筒部が前記排水口に通され、前記フランジ部が前記第2の凹所の底部に位置するようにして、前記底部壁に対して取り付けられており、前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材は、前記第1の凹所に受け入れられる請求項1に記載の排水口構造。
- 前記排水口本体部の前記下端筒部の外周には、雄ネジが形成されており、前記排水口本体部は、前記雄ネジに螺合するロックナットを用いて、前記フランジ部の下面と前記第2の凹所の底面部の上面との間にパッキンを介在させ且つ前記第2の凹所の底面部の下面と前記ロックナットの上面との間にパッキンを介在させた状態にて、前記底壁部に対して取り付けられている請求項2に記載の排水口構造。
- 前記排水口本体部は、下端筒部と、該下端筒部の上端に設けられたフランジ部とを備えており、前記排水口本体部は、前記凹所の底面部の下面に対して前記フランジ部が接するようにして、前記底部壁に対して取り付けられている請求項1に記載の排水口構造。
- 前記排水口本体部は、前記凹所の底面部の下面に対して前記フランジ部を溶接することにより、前記底部壁に対して取り付けられている請求項4に記載の排水口構造。
- 前記排水口の防臭または密閉を行なうための部材は、受けゴムと、該受けゴム内に嵌合する蓋とからなる請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の排水口構造。
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JP2006274609A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 竪樋・排水管トラップ構造 |
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JP2006249741A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | San-Ei Faucet Mfg Co Ltd | 流しの異臭除去機構 |
JP4575809B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2010-11-04 | 株式会社三栄水栓製作所 | 流しの異臭除去機構 |
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