JP2004174163A

JP2004174163A - Cleaning tool

Info

Publication number: JP2004174163A
Application number: JP2002347369A
Authority: JP
Inventors: Hideyasu Sakai; 秀泰境
Original assignee: 3M Innovative Properties Co
Current assignee: 3M Innovative Properties Co
Priority date: 2002-11-29
Filing date: 2002-11-29
Publication date: 2004-06-24

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cleaning tool effectively absorbing drops of a liquid, effectively wiping pieces of oily dirt and even oil films and improving cleaning efficiency. <P>SOLUTION: The cleaning tool 1 is provided with a rod handle 2, a base 3 disposed on one edge of the handle 2 and a cleaning member 4 disposed on the base 3 and having a liquid absorbing property and is further provided with an oil wiping member 5 including microfibers and provided on the base 3 so as to cover at least a part of the outside of the cleaning member 4. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃用具に関し、更に詳しくは、液体を効果的に吸収すると共に、油汚れ等の油状物質を効果的に払拭することができる清掃用具に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、床清掃用の清掃用具として、モップが不可欠なものとして使用されている。モップの構造としては、棒状の柄の一方の先端に基台が取り付けられ、その基台に清掃部材が取り付けられているのが一般的である。そして、床にまかれた液体を吸収する場合には、綿からなる房糸を複数束ねて清掃部材を形成したモップを使用することにより、ある程度の液体を吸収することができる。このような、清掃部材が綿から構成されているモップ（綿製のモップ）は、低価格であるため一般的に使用されている。しかし、綿製のモップは、ある程度の液体の吸収には適しているが、完全に払拭することはできず、特に油汚れの払拭には適しておらず、床に油がこぼれた場合にはその油汚れを効果的に除去することができず、油膜が残るという問題があった。
【０００３】このような床の油汚れや油膜を除去するためには、油除去専用の洗剤を使用したり、綿製のモップとは異なる清掃用具を併用する必要があり、余分に多くの手間、時間を必要とするという問題があった。そのため、一つの清掃用具で液体の吸収と油汚れの除去ができることが望まれていた。従来、例えば、プラスチック繊維をランダムにシート状にした研磨材を払拭布として綿製のモップに装着したものが開示されているが、不織布研磨材による研磨効果はあっても、油汚れの除去効果は低かった（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
【特許文献１】
実開平３−１０３０６４号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、液体を効果的に吸収すると共に、油汚れをも効果的に払拭し、清掃の効率を向上させることができる清掃用具を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明によって以下の清掃用具が提供される。
［１］棒状の柄と、前記柄の一方の先端に配設された基台と、前記基台に配設された液体吸収性の清掃部材と、を備える清掃用具であって、前記清掃部材の外側の少なくとも一部を覆うように前記基台に配設された、マイクロファイバーを含有する油払拭部材を、更に備えることを特徴とする清掃用具。
［２］前記マイクロファイバーが剥離分離型複合繊維である［１］に記載の清掃用具。
［３］前記剥離分離型複合繊維が複数の相から構成され、前記複数の相が熱可塑性樹脂の相とエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂の相とを含有してなる［２］に記載の清掃用具。
【０００７】このように、本発明の清掃用具は、棒状の柄の一方の先端に基台を配設し、その基台に液体吸収性の清掃部材を配設し、その清掃部材の外側の少なくとも一部を覆うように、マイクロファイバーを含有する油払拭部材を、更に基台に配設して構成されているため、マイクロファイバーを含有する油払拭部材が効果的に油汚れ、油膜を払拭することができることより、液体を効果的に吸収すると共に、油汚れ、油膜を効果的に払拭し、清掃の効率を向上させることができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、適宜設計の変更、改良等が加えられることが理解されるべきである。なお、図面中、同一又は相当の部分には、同一の符号を付することとする。
【０００９】図１は本発明の清掃用具の好適な一実施形態を模式的に示した図であり、図１（ａ）は正面図、図１（ｂ）は側面図である。
【００１０】図１（ａ）に示すように、本実施の形態の清掃用具１では、棒状の柄２の一方の先端に基台３が配設され、基台３に液体吸収性の清掃部材４が配設されている。そして更に、清掃部材４の外側の少なくとも一部を覆うようにマイクロファイバーを含有する油払拭部材５が、基台３に配設されることにより形成されている。基台３は、一方向に長い四角柱状で、その長手方向の中央部付近で柄２の一方の先端に結合されて、柄２と基台３とでＴ字形を形成している（柄２の長手方向と基台３の長手方向とが直交するように形成されている）。清掃部材４は、液体吸収材料を房状に形成したものを、複数集合させることにより形成されている。そして、清掃部材４は、基台３の、基台３が柄２と結合している上面Ｓ１の裏側に当たる下面Ｓ２に配設されている。油払拭部材５は、図１（ａ）、（ｂ）に示すように、長方形の布状に形成されており、その長方形を二つ折りにして、清掃部材４の外側（上側）から覆うようにして清掃部材４と共に把持部６に把持されている。油払拭部材５は、二つ折りにした折り目部分が基台３の長手方向に沿うように把持部６に把持され、その折り目部分を境にした長方形状の２つの払拭部分５ａ，５ｂにより清掃部材４を挟むようにして基台３に配設されている。
【００１１】このように、本実施の形態の清掃用具１は、清掃部材４の外側の少なくとも一部を覆うように、マイクロファイバーを含有する油払拭部材５を配設して構成されているため、マイクロファイバーを含有する油払拭部材５が効果的に油汚れ、油膜を払拭することができる。これにより、一つの清掃用具で、液体を効果的に吸収すると共に、油汚れ、油膜をも効果的に払拭し、清掃の効率を向上させることができる。マイクロファイバーを含有する油払拭部材５を使用したのは、綿のように繊維の径が大きい場合には、油汚れ、油膜が押し広げられるだけで、払拭され難いのに対し、マイクロファイバーの場合は、繊維の径が小さいため、油汚れ、油膜を絡め取る（掻き取る）ことができるからである。ここで、マイクロファイバーとは、直径が１０μｍ以下の繊維をいう。
【００１２】本実施の形態の清掃用具１の油払拭部材５は、図１（ｂ）に示すように、払拭部分５ａ及び５ｂの２つで清掃部材４を挟み込むようにすることが、清掃部材４の両面に配設されるため、使い易く、寿命も長くなるため好ましい。ただし、払拭部分５ａ又は５ｂの一方のみを配設しても、油汚れ、油膜を払拭（除去）する効果は充分発揮することができる。
【００１３】油払拭部材５の、基台３の長手方向の長さが、清掃部材４の同方向の長さの８０〜９５％であることが好ましい。８０％より短いと、油汚れ、油膜を払拭（除去）する範囲が小さいため、清掃の効率が低下することがある。９５％より長いと、油払拭部材５の、基台３の長手方向長さが長いため、作業性が低下することがある。
【００１４】油払拭部材５（払拭部分５ａ又は５ｂ）の、柄２の長手方向の長さが、清掃部材４の同方向の長さの６０〜９０％であることが好ましい。６０％より短いと、油払拭部材５（払拭部分５ａ又は５ｂ）が折れ曲がる等により作業性が低下することがある。９０％より長いと、清掃部材４で水性の液体を吸収する場合に、油払拭部材５が長いため作業の妨げになり、作業性が低下することがある。
【００１５】基台３と柄２とから形成される平面上において（図１（ａ）参照）、油払拭部材５（払拭部分５ａ又は５ｂ）の面積が、清掃部材４の面積の４８〜８６％であることが好ましい。４８％より小さいと、油汚れ、油膜を払拭する面積が小さいため作業効率が低下することがある。８６％より大きいと、清掃部材４で水性の液体を吸収する場合に、油払拭部材５が大きいため作業の妨げになり、作業性が低下することがある。
【００１６】油払拭部材５（図１参照）に含有されるマイクロファイバーは、剥離分離型複合繊維であることが好ましい。図２は、剥離分離型複合繊維１１を模式的に示した図であり、図２（ａ）は、剥離分離形複合繊維１１を長手方向に垂直な平面で切断した断面図であり、図２（ｂ）は、剥離分離形複合繊維１１の複数の相が分離した状態を示す斜視図である。剥離分離型複合繊維１１は、図２（ａ）に示すように、１本のマイクロファイバーが、材質の異なる複数の相（相１２及び相１３）から構成されている。材質としは２種類に限られず、用途によって、１種類でも、３種類以上でもよい。図２（ｂ）に示すように、剥離分離型複合繊維１１は、相１２及び相１３がそれぞれ分離可能であり、このように分離された状態で油払拭部材に含有されると、床面の油汚れや油膜を油払拭部材で払拭（除去）するときに、剥離分離された繊維（ファイバー）により効果的に払拭（除去）できるため好ましい。
【００１７】図２に示す剥離分離型複合繊維１１を構成する複数の相（相１２及び相１３）は、熱可塑性樹脂の相とエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂の相とを含有することが好ましい。例えば、相１２が熱可塑性樹脂の相であり、相１３がエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂の相である。熱可塑性樹脂としては、ポリエステル、ナイロン、アクリル、アクリル系樹脂、ポリオレフィイン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂等が挙げられる。このような材料を使用することにより、スーパー等の惣菜売場やステーキハウス、パン屋、ハンバーガーレストラン、天ぷら屋、揚げ物レストランの床や、ファーストフードなどのフライヤー周りの床等の植物油又は動物油等の油汚れ（油性の汚れ）を効果的に払拭（除去）することができる。また、このような材料を使用することにより、清掃終了後に油払拭部材５（図１参照）を洗浄するときに、払拭した油汚れを効率的に洗い落とすことができる。
【００１８】図３は、布状の油払拭部材５を、その表面に垂直な平面で切断した断面図である。図３に示すように、油払拭部材５は、布状の地組織２１の表面に剥離分離型複合繊維１１を含有するパイル２２が配設された構造であることが好ましい。パイル２２により、効果的に床面の油汚れ、油膜を払拭（除去）することができる。パイル２２はカットパイルであることが更に好ましい。カットパイルは、パイルの先端が切断された状態で、パイルの切断面が油払拭部材５の表面に並ぶものである。カットパイルにすることにより、先端部分や側面部分のエッジ効果により床面の油汚れ、油膜を掻き取るようにして、より効果的に払拭（除去）することができる。ここでは、エッジ効果とは、カットされた先端部分や側面部分に略直角又は鋭角の角部が形成されるため、その角部により床面から油汚れ、油膜を削り取るように掻き取る効果をいう。（カット）パイル２２に含有される剥離分離型複合繊維１１は、全ての相を分離した状態にしてもよいし、一部の相を分離した状態にしてもよい。また、全てのパイル２２が剥離分離型複合繊維１１であることが、油汚れ、油膜を払拭する効率が高くなるため好ましい。
【００１９】パイル２２がカットパイルである場合に、カットパイルの本数は、６．４５ｃｍ^２あたり３００００〜８００００本が好ましい。尚、この本数は、剥離分離型複合繊維が、剥離分離されていないとしたときの値（本数）である。３００００本より少ないと、本数が少ないため、油汚れ、油膜を払拭する効果が低下することがある。８００００本より多いと、使用後の洗浄時において、払拭された油汚れ、油膜が洗い落とされ難くなることがある。
【００２０】パイル２２がカットパイルである場合に、カットパイルの長さが５〜７ｍｍであることが好ましい。５ｍｍより短いと、油汚れ、油膜の払拭（除去）効果が低下することがあり、７ｍｍより長いと、先端部分のエッジ効果が低下し、油汚れ、油膜の払拭（除去）効果が低下することがある。
【００２１】剥離分離形複合繊維１１の単繊維繊度は０．５デシテックス以下であることが好ましい。０．５デシテックスより大きいと太くなるため、油汚れ、油膜の払拭（除去）効果が低下することがある。
【００２２】地組織２１は、マイクロファイバーを織ることにより形成されてもよいし、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等の人工繊維又は綿、麻等の天然繊維を用いても良い。地組織の形態としては、織物、編み物、不織布等のいずれでもよい。織物は、経糸と緯糸との交差によって布地を構成するものであり、平織、綾織、朱子織等がある。編み物は、一本の糸でループを作り、そのループを連続して繋げることにより布地を構成するものであり、緯編、経編がある。そして、緯編には丸編と横編とがある。不織布は、繊維を集合させ、合成樹脂、その他の接着剤によって結合、又は熱融着して布地を構成するものである。
【００２３】油払拭部材５（図１参照）の形状は、払拭部分５ａ，５ｂが図４（ａ）に示すように、長方形であることが油汚れ、油膜を払拭する面積が大きくなるため好ましい。また、図４（ｂ）に示すように、長方形の払拭部分５ａ，５ｂに、基台に結合している側の端部５１から基台に結合していない側の端部５２（柄２の長手方向で、柄２から基台３に向かう方向の先端部（図１参照））に向かう方向にスリットＳＬが設けられていてもよい。また、図４（ｃ）に示すように、払拭部分５ａ，５ｂの形状が、長方形の払拭部分から、基台３に結合していない側の端部５２の両角が面取りされている形状であってもよい。また、図４（ｄ）に示すように、基台３に結合していない側の端部５２が円弧状であってもよい。
【００２４】図１に示す、本実施の形態の清掃用具１の清掃部材４の材質は、液体吸収性の良いものであれば特に限定されることはないが、吸水性に優れるという点で、木綿が好ましく、また、スポンジを使用してもよい。清掃部材４は、図１（ａ）に示すような房（糸）状に限定されるものではなく、布状であってもよいし、布にスリットを入れた形状のものであってもよい。
【００２５】本発明の清掃用具は、図１（ａ）に示すように、柄２と基台３とが固定されていてもよいが、基台が柄に着脱自在に取り付けられていてもよい。
【００２６】本発明の清掃用具において、油払拭部材を基台に取り付ける方法は、図１（ａ）に示すように、基台３に設けられた把持部６により油払拭部材５を清掃部材４と共に基台３に取り付けてもよいが、図５（ａ）に示すように、基台３の、柄２と結合している上面Ｓ１にメカニカルファスナー３１を装着し、油払拭部材５の、上面Ｓ１に対応する部分にループ材３２を装着して、メカニカルファスナー３１とループ材３２とで基台３と油払拭部材５とを固定するようにしてもよい。油払拭部材５を装着するときは、油払拭部材５の中央部に柄２を通す孔３３を設け、油払拭部材５を、柄２を通し基台３の上面Ｓ１側から覆い被せるように装着する。ループ材３２は、マイクロファイバーのパイルをループ状にしてもよいし、メカニカルファスナー３１に対応するループ材を装着してもよい。
【００２７】また、図５（ｂ）に示すように、基台３の側面３４にメカニカルファスナー３１を装着し、油払拭部材５の一つの辺に沿ってループ材３２を装着し、メカニカルファスナー３１とループ材３２とを固定することにより、油払拭部材５を基台３に取り付けるようにしてもよい。
【００２８】また、図５（ｃ）に示すように、油払拭部材５の一つの辺に沿って円柱状の棒３５を配設し、基台３の長手方向に沿って円柱状の棒３５が取り付けられる基台の孔３６と、基台の孔３６から基台３の表面（側面３４）まで貫通し、油払拭部材５を挟むことができる基台のスリット３７を設け、円柱状の棒３５を基台の孔３６に、基台３の長手方向の一方の端部側からスライドさせながら装着するようにしてもよい。
【００２９】上述のように、油払拭部材は基台に対して着脱自在であってもよいが油払拭部材が取り外しできないように基台に固定されていていてもよい。
【００３０】本実施の形態の清掃用具により、床面にこぼれた液体を吸収（除去）する場合には、図６に示すように、基台３の柄２と結合している上面Ｓ１を上方に向け、清掃部材４を床面（図示せず）に広げるようにし、油払拭部材５が清掃部材４の上側から被さるようにして、清掃部材４により床面の液体を吸収する。そして、床面の油汚れ、油膜を払拭（除去）する場合には、図７に示すように、油払拭部材５の一方の払拭部分５ａを、床面（図示せず）に直接接触させ、清掃部材４がその払拭部分５ａの上から被さるようにし、更に払拭部分５ｂがその清掃部材４の上から被さるようにして、清掃部材４及び油払拭部材５を床面上に置く。そして、清掃者が、柄２を持ち、基台３を上から押さえて払拭部分５ａを床面に押しつけるようにしながら、例えば清掃部材４の先端側から基台３側に向かう方向（進行方向Ｆ）に清掃用具１を往復移動させることにより、油汚れ、油膜を払拭部分５ａで払拭（除去）することができる。
【００３１】このように、払拭部分５ａを基台３により上から押さえるようにして床面に接触させることにより、床面上の油汚れ、油膜を効果的に掻き取るように除去し、払拭することができる。基台３で押さえながら一定方向（例えば進行方向Ｆの方向）に往復移動させて清掃するため、基台３は進行方向Ｆに対して直角方向に長い構造であることが好ましい。一度の移動で広範囲の床を清掃することができ、効率的に清掃を行うことができるからである。油払拭部材５（払拭部分５ａ，５ｂ）は、効果的に床面に押しつけられるように布状であることが好ましい。
【００３２】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００３３】以下に示す４種類の布又は房糸を油払拭部材として使用し、油汚れの除去効果を試験した。
【００３４】
（実施例１）
３Ｍ社製の３Ｍスコッチ・ブライト（商標）ワイピングクロスＮｏ．５０００を油払拭部材とした。材質は、ナイロンとポリエステルの剥離分離型複合繊維であり、単繊維繊度は０．０１〜０．５デシテックス（ｄＴｅｘ）である。
【００３５】
（実施例２）
６．５ｍｍのパイル長がある立毛布帛を油払拭部材とした。このパイルはポリエステルとエチレン−ビニルアルコール共重合体の剥離分離型複合繊維からなり、単繊維繊度は０．０１〜０．５デシテックス（ｄＴｅｘ）である。
【００３６】
（比較例１）
一般的な業務用綿モップ（清掃用具）に使用される、木綿からなる房糸（房糸状の木綿）を集合させたものを油払拭部材とした。
【００３７】
（比較例２）
ナイロン繊維を用いた不織布を油払拭部材とした。この油払拭部材は、単繊維繊度が１７デシテックス（ｄＴｅｘ）で長さ３８ｍｍのステープル繊維を用い、この繊維を、厚さ１０ｍｍ、単位面積当りの重量５５０ｇ／ｍ^２となるようにフェノール樹脂で接着したものである。
【００３８】
（試験方法）
図８に示すように、プラスチックタイル４１（塩化ビニル（タジマ（株）製、商標：コンポジション、ビニル床タイル半硬質ＣＴ））に樹脂ワックス（ジョンソンプロフェッショナル（株）製、商標：スプリントプロ）を塗布し充分乾燥させた後、オイルパステル（ＭａｉｍｅｒｉｃＣｌａｓｉｃｏＢｌａｃｋ６２８５５３０）を用いて約１５ｍｍ間隔で幅約１０ｍｍの線４２（オイルパステルによる線）を４本並行に描き、これを油汚れの代用（標準油汚れタイル）とした。
【００３９】実施例１，２及び比較例２の油払拭部材を、６５ｍｍ（幅）×１１０ｍｍ（長さ）の大きさに裁断し、試験体とした。また、比較例１の油払拭部材は、図１（ａ）に示す、房状の綿を基台３に配設するような状態で、６５ｍｍ（幅：図１（ａ）の基台３の長手方向長さに相当）×１１０ｍｍ（長さ）として、試験体とした。
【００４０】実施例１，２及び比較例１，２の試験体の払拭面に、スプレーで水を均一に０．０５７ｇ／ｃｍ^２塗布した後、標準油汚れタイル上を往復させることにより、油汚れの除去試験を行った。試験体を標準油汚れタイル上を往復させるときには、２６．２ｇ／ｃｍ^２（モップ（清掃用具）作業時に、上から押さえられる圧力に相当）の圧力がかかるように荷重をかけながら往復させた。試験体を往復させる方向は、オイルパステルによる線４２に対して垂直方向であり、同じ部分を１０往復させた。
【００４１】
（油汚れ除去状態の評価）
タイルの表面を、分光測色計（ミノルタ（株）製、ミノルタＣＭ−２００２）を使用して、Ｌ^＊ａ^＊ｂ^＊表色測定し、油汚れの除去状態（オイルパステルの残存状態）を評価した。
【００４２】プラスチックタイルに樹脂ワックスを塗布し、オイルパステルの線を描かないものについて、Ｌ^＊ａ^＊ｂ^＊表色測定したときの値を標準初期値とした。
【００４３】実施例１，２及び比較例１，２の試験後のタイルについて、Ｌ^＊ａ^＊ｂ^＊表色測定した。実施例１，２及び比較例１，２の試験後のタイルについてのＬ^＊ａ^＊ｂ^＊表色測定値のそれぞれと、上記標準初期値との差（色差）をΔＥとした。
【００４４】ΔＥが小さいほどオイルパステルの残存量が少なく、油汚れを良く除去したことを示す。ここで、Ｌ^＊ａ^＊ｂ^＊表色測定とは、Ｌ^＊ａ^＊ｂ^＊空間における座標で表現された色の測定をいい、Ｌ^＊ａ^＊ｂ^＊空間は、均等色空間の内の一つであり、マンセル色票（例えば、ＪＩＳＺ８７２１）のその空間での座標ができるだけ等しい間隔で並ぶように構成された色空間である。試験結果を表１に示す。
【００４５】
【表１】

【００４６】表１より、実施例１及び２は、良好に油汚れが除去されており、比較例１，２は油汚れが除去されていないことがわかる。実施例１及び２は、油汚れを広げることなく除去できるのに対し、比較例１，２は油汚れを広げるだけで除去することができていないのである。実施例１又は２のような油払拭部材を図１（ａ）のように清掃用具（モップ）に装着することにより、一つの清掃用具で、液体の吸収と油汚れ、油膜とを効果的に除去することができる。
【００４７】
【発明の効果】上述したように、本発明の清掃用具によれば、棒状の柄の一方の先端に基台を配設し、その基台に液体吸収性の清掃部材を配設した清掃用具の、その清掃部材の外側の少なくとも一部を覆うように、マイクロファイバーを含有する油払拭部材を、更に基台に配設して構成されているため、マイクロファイバーを含有する油払拭部材が効果的に油汚れ、油膜を払拭することができることより、液体を効果的に吸収すると共に、油汚れ油膜をも効果的に払拭し、清掃の効率を向上させることができる清掃用具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の清掃用具の一の実施の形態を模式的に示した図であり、図１（ａ）は正面図、図１（ｂ）は側面図である。
【図２】本発明の清掃用具の一の実施の形態に使用する剥離分離型複合繊維を模式的に示した図であり、図２（ａ）は、剥離分離形複合繊維を長手方向に垂直な平面で切断した断面図であり、図２（ｂ）は、剥離分離形複合繊維の複数の相が分離した状態を示す斜視図である。
【図３】本発明の一の実施の形態に使用する油払拭部材を模式的に示した断面図である。
【図４】図４（ａ）〜図４（ｄ）は、本発明の一の実施の形態に使用する油払拭部材の形状を模式的に示した平面図である。
【図５】図５（ａ）〜図５（ｃ）は、本発明の清掃用具に使用する油払拭部材を基台に装着する方法を模式的に示した斜視図である。
【図６】本発明の清掃用具の一の実施の形態を模式的に示した斜視図である。
【図７】本発明の清掃用具の一の実施の形態を模式的に示した斜視図である。
【図８】標準油汚れタイルを模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
１…清掃用具、２…柄、３…基台、４…清掃部材、５…油払拭部材、５ａ，５ｂ…払拭部分、６…把持部、１１…剥離分離型複合繊維、１２，１３…相、２１…地組織、２２…パイル、３１…メカニカルファスナー、３２…ループ材、３３…孔、３４…側面、３５…棒、３６…基台の孔、３７…基台のスリット、４１…プラスチックタイル、４２…オイルパステルによる線、５１…基台に結合している側の端部、５２…基台に結合していない側の端部、Ｓ１…上面、Ｓ２…下面、Ｆ…進行方向、ＳＬ…スリット。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a cleaning tool, and more particularly, to a cleaning tool that can effectively absorb liquid and effectively wipe off oily substances such as oil stains.
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, a mop has been used as an indispensable cleaning tool for floor cleaning. As a structure of a mop, a base is generally attached to one end of a rod-shaped handle, and a cleaning member is attached to the base. When absorbing the liquid spread on the floor, a certain amount of liquid can be absorbed by using a mop in which a plurality of tufts made of cotton are bundled to form a cleaning member. Such a mop in which the cleaning member is made of cotton (mop made of cotton) is generally used because of its low price. However, cotton mop, although suitable for absorbing some liquids, cannot be completely wiped, especially for wiping oil stains, and if oil spills on the floor There was a problem that the oil stains could not be effectively removed and an oil film remained.
[0003] In order to remove such oil stains and oil film on the floor, it is necessary to use a detergent exclusive for oil removal or to use a cleaning tool different from a cotton mop, which requires extra time and effort. There was a problem that time was required. Therefore, it has been desired that a single cleaning tool can absorb liquid and remove oil stains. Conventionally, for example, there has been disclosed an abrasive in which a sheet of plastic fiber is randomly formed and attached to a cotton mop as a wiping cloth. Was low (for example, see Patent Document 1).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-3-103064
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in consideration of the above problems, and it is an object of the present invention to effectively absorb liquid and effectively wipe off oil stains to improve the efficiency of cleaning. It is an object of the present invention to provide a cleaning tool that can be used.
[0006]
In order to achieve the above object, the present invention provides the following cleaning tool.
[1] A cleaning tool including a rod-shaped handle, a base provided at one end of the handle, and a liquid-absorbing cleaning member provided on the base, wherein the cleaning member is provided. A cleaning tool further comprising a microfiber-containing oil wiping member disposed on the base so as to cover at least a part of the outside of the cleaning tool.
[2] The cleaning tool according to [1], wherein the microfibers are peel-separable conjugate fibers.
[3] The above-mentioned [2], wherein the separation-separable conjugate fiber is composed of a plurality of phases, and the plurality of phases contain a thermoplastic resin phase and an ethylene-vinyl alcohol copolymer resin phase. Cleaning tools.
As described above, in the cleaning tool of the present invention, the base is provided at one end of the rod-shaped handle, the liquid-absorbing cleaning member is provided on the base, and the outside of the cleaning member is provided. Since the oil wiping member containing microfibers is further arranged on the base so as to cover at least a part thereof, the oil wiping member containing microfibers effectively wipes off oil stains and oil films. By doing so, it is possible to effectively absorb the liquid, effectively wipe off oil stains and oil films, and improve the cleaning efficiency.
[0008]
Embodiments of the present invention will be specifically described below with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the following embodiments, and a design change, improvement, and the like may be appropriately made based on ordinary knowledge of those skilled in the art without departing from the spirit of the present invention. It should be understood. In the drawings, the same or corresponding portions are denoted by the same reference numerals.
FIG. 1 schematically shows a preferred embodiment of the cleaning tool of the present invention. FIG. 1 (a) is a front view, and FIG. 1 (b) is a side view.
As shown in FIG. 1A, in a cleaning tool 1 according to the present embodiment, a base 3 is disposed at one end of a rod-shaped handle 2 and a liquid-absorbing cleaning member is provided on the base 3. 4 are provided. Further, an oil wiping member 5 containing microfibers is formed on the base 3 so as to cover at least a part of the outside of the cleaning member 4. The base 3 is in the shape of a quadrangular prism that is long in one direction, and is connected to one end of the handle 2 near the center in the longitudinal direction, so that the handle 2 and the base 3 form a T-shape (the handle 2). Is formed so that the longitudinal direction of the base 3 is orthogonal to the longitudinal direction of the base 3). The cleaning member 4 is formed by assembling a plurality of tufts of liquid absorbing material. The cleaning member 4 is disposed on a lower surface S2 of the base 3, which is behind the upper surface S1 where the base 3 is coupled to the handle 2. As shown in FIGS. 1A and 1B, the oil wiping member 5 is formed in a rectangular cloth shape, and the rectangle is folded in two so as to cover the cleaning member 4 from outside (upper side). Thus, it is held by the holding unit 6 together with the cleaning member 4. The oil wiping member 5 is gripped by the grip portion 6 so that the folded fold portion is along the longitudinal direction of the base 3, and the cleaning member is formed by the two

rectangular wiping portions

5 a and 5 b bordering the fold portion. 4 is arranged on the base 3 so as to sandwich it.
As described above, the cleaning tool 1 of the present embodiment is configured by disposing the oil wiping member 5 containing microfibers so as to cover at least a part of the outside of the cleaning member 4. The oil wiping member 5 containing microfibers can effectively wipe off oil stains and oil films. Thus, with one cleaning tool, the liquid can be effectively absorbed, and at the same time, oil stains and oil films can be effectively wiped off, so that the cleaning efficiency can be improved. The reason why the oil wiping member 5 containing microfibers is used is that when the fiber diameter is large, such as cotton, oil dirt and oil film are only spread out, and it is difficult to be wiped off. This is because, since the fiber diameter is small, oil stains and oil films can be entangled (scraped). Here, the microfiber refers to a fiber having a diameter of 10 μm or less.
As shown in FIG. 1 (b), the oil wiping member 5 of the cleaning tool 1 according to the present embodiment is configured such that the cleaning member 4 is sandwiched between two wiping portions 5a and 5b. 4 is preferable because it is easy to use and has a long life. However, even if only one of the

wiping portions

5a or 5b is provided, the effect of wiping (removing) oil stains and oil films can be sufficiently exhibited.
The length of the oil wiping member 5 in the longitudinal direction of the base 3 is preferably 80 to 95% of the length of the cleaning member 4 in the same direction. If it is shorter than 80%, the range for wiping (removing) oil stains and oil films is small, so that the cleaning efficiency may be reduced. If it is longer than 95%, the workability may be reduced because the length of the oil wiping member 5 in the longitudinal direction of the base 3 is long.
The length of the handle 2 in the longitudinal direction of the oil wiping member 5 (

wiping portion

5a or 5b) is preferably 60 to 90% of the length of the cleaning member 4 in the same direction. If it is shorter than 60%, workability may be reduced due to bending of the oil wiping member 5 (

wiping portion

5a or 5b) or the like. If the length is longer than 90%, when the cleaning member 4 absorbs the aqueous liquid, the oil wiping member 5 is long, which hinders the work, and may reduce the workability.
On a plane formed by the base 3 and the handle 2 (see FIG. 1A), the area of the oil wiping member 5 (wiping

portion

5a or 5b) is 48 to 86 of the area of the cleaning member 4. %. If it is less than 48%, the work area may be reduced due to a small area for wiping oil stains and oil films. If it is larger than 86%, when the cleaning member 4 absorbs the aqueous liquid, the oil wiping member 5 is large, which hinders the work, and may reduce the workability.
The microfibers contained in the oil wiping member 5 (see FIG. 1) are preferably peel-separable conjugate fibers. FIG. 2 is a diagram schematically showing the peel-separation type composite fiber 11, and FIG. 2 (a) is a cross-sectional view of the peel-separation type composite fiber 11 cut along a plane perpendicular to the longitudinal direction. (B) is a perspective view showing a state in which a plurality of phases of the separation-separable conjugate fiber 11 are separated. As shown in FIG. 2A, the separation-separation type composite fiber 11 has a single microfiber composed of a plurality of phases (phases 12 and 13) having different materials. The material is not limited to two types, and may be one type or three or more types depending on the application. As shown in FIG. 2 (b), in the peeling-separable conjugate fiber 11, the phase 12 and the phase 13 are separable from each other. When wiping (removing) oil stains and oil films with an oil wiping member, the fibers (fibers) separated and separated can be effectively wiped (removed), which is preferable.
The plurality of phases (phases 12 and 13) constituting the separation-separable conjugate fiber 11 shown in FIG. 2 may contain a thermoplastic resin phase and an ethylene-vinyl alcohol copolymer resin phase. preferable. For example, phase 12 is a thermoplastic resin phase and phase 13 is an ethylene-vinyl alcohol copolymer resin phase. Examples of the thermoplastic resin include polyester, nylon, acrylic, acrylic resin, polyolefin resin, polyvinylidene chloride resin and the like. By using such a material, oil stains such as vegetable oils or animal oils on the floor of a prepared food counter in a supermarket or the like, a steak house, a bakery, a hamburger restaurant, a tempura shop, a fried food restaurant, or a floor around a fryer such as fast food. (Oily dirt) can be effectively wiped (removed). Further, by using such a material, when the oil wiping member 5 (see FIG. 1) is washed after the cleaning is completed, the wiped oil stain can be efficiently washed off.
FIG. 3 is a sectional view of the cloth-like oil wiping member 5 cut along a plane perpendicular to the surface thereof. As shown in FIG. 3, the oil wiping member 5 preferably has a structure in which a pile 22 containing the separation-separable composite fibers 11 is disposed on the surface of a cloth-like ground structure 21. With the pile 22, oil stains and oil films on the floor surface can be effectively wiped (removed). More preferably, the pile 22 is a cut pile. In the cut pile, the cut surface of the pile is aligned with the surface of the oil wiping member 5 in a state where the tip of the pile is cut. By using the cut pile, oil stains and oil films on the floor surface can be scraped off by the edge effect of the front end portion and the side surface portion, so that the floor can be more effectively wiped (removed). Here, the edge effect refers to an effect in which a substantially right angle or an acute angle is formed on a cut end portion or a side portion, and the corner portion scrapes off oil stains and oil film from the floor surface. . The cut-separable conjugate fibers 11 contained in the (cut) pile 22 may be in a state where all phases are separated or a state where some phases are separated. Further, it is preferable that all the piles 22 are the separation-separable conjugate fibers 11 because the efficiency of wiping off oil stains and oil films becomes high.
When the pile 22 is a cut pile, the number of cut piles is preferably 30,000 to 80,000 per 6.45 cm ² . This number is the value (number) when the peel-separable conjugate fiber is not peel-separated. If the number is less than 30,000, the number is small, and the effect of wiping oil stains and oil films may be reduced. If the number is more than 80,000, the wiped oil stains and oil film may not be easily washed off during washing after use.
When the pile 22 is a cut pile, the length of the cut pile is preferably 5 to 7 mm. If it is shorter than 5 mm, the effect of wiping (removing) oil dirt and oil film may be reduced. If it is longer than 7 mm, the edge effect of the tip portion may be reduced and the effect of wiping (removing) oil dirt and oil film may be reduced. There is.
The single-fiber fineness of the peelable-separable conjugate fiber 11 is preferably 0.5 dtex or less. If it is larger than 0.5 decitex, it becomes thicker, and the effect of wiping (removing) oil stains and oil films may be reduced.
The ground structure 21 may be formed by weaving microfibers, or may be made of artificial fibers such as polyester, nylon or polypropylene, or natural fibers such as cotton or hemp. The form of the ground structure may be any of a woven fabric, a knitted fabric, and a nonwoven fabric. The woven fabric constitutes a fabric by crossing a warp and a weft, and includes plain weave, twill weave, satin weave, and the like. In knitting, a fabric is formed by forming a loop with one thread and connecting the loops continuously, and there are weft knitting and warp knitting. And there are a circular knitting and a horizontal knitting in the weft knitting. A nonwoven fabric is a fabric in which fibers are aggregated and bonded or thermally fused with a synthetic resin or other adhesive to form a fabric.
As for the shape of the oil wiping member 5 (see FIG. 1), it is preferable that the wiping

portions

5a and 5b be rectangular as shown in FIG. . Further, as shown in FIG. 4B, the

rectangular wiping portions

5a and 5b are connected to the end portion 52 on the side not connected to the base from the end portion 51 on the side connected to the base (the end portion 52 of the handle 2). In the longitudinal direction, the slit SL may be provided in the direction from the handle 2 toward the tip (see FIG. 1) in the direction toward the base 3. Further, as shown in FIG. 4C, the shape of the wiping

portions

5a and 5b is such that both ends of the end portion 52 on the side not connected to the base 3 are chamfered from the rectangular wiping portion. You may. In addition, as shown in FIG. 4D, the end 52 not connected to the base 3 may have an arc shape.
The material of the cleaning member 4 of the cleaning tool 1 of the present embodiment shown in FIG. 1 is not particularly limited as long as it has good liquid absorbability, but is excellent in water absorption. Cotton is preferred, and sponges may be used. The cleaning member 4 is not limited to the tuft (thread) shape as shown in FIG. 1A, but may be a cloth shape or a shape in which a slit is formed in the cloth. .
In the cleaning tool of the present invention, the handle 2 and the base 3 may be fixed as shown in FIG. 1A, or the base may be detachably attached to the handle. .
In the cleaning tool of the present invention, the method of attaching the oil wiping member to the base is as follows: the oil wiping member 5 is fixed to the cleaning member 4 by a grip 6 provided on the base 3 as shown in FIG. 5A, the mechanical fastener 31 is attached to the upper surface S1 of the base 3 which is coupled to the handle 2, and the upper surface of the oil wiping member 5 is mounted as shown in FIG. The loop member 32 may be attached to a portion corresponding to S1, and the base 3 and the oil wiping member 5 may be fixed by the mechanical fastener 31 and the loop member 32. When attaching the oil wiping member 5, a hole 33 for passing the handle 2 is provided at the center of the oil wiping member 5, and the oil wiping member 5 is attached so as to cover the oil wiping member 5 from the upper surface S1 side of the base 3 through the handle 2. I do. As the loop member 32, a pile of microfibers may be formed in a loop shape, or a loop member corresponding to the mechanical fastener 31 may be mounted.
As shown in FIG. 5 (b), a mechanical fastener 31 is mounted on the side surface 34 of the base 3, and a loop material 32 is mounted along one side of the oil wiping member 5, and the mechanical fastener 31 is mounted. The oil wiping member 5 may be attached to the base 3 by fixing the wiping member 5 and the loop member 32.
As shown in FIG. 5C, a columnar rod 35 is provided along one side of the oil wiping member 5, and the columnar rod 35 extends along the longitudinal direction of the base 3. And a base hole 36 through which the oil wiping member 5 can be sandwiched by penetrating from the hole 36 of the base to the surface (side surface 34) of the base 3. The base 35 may be mounted in the hole 36 of the base while sliding from one end side of the base 3 in the longitudinal direction.
As described above, the oil wiping member may be detachable from the base, or may be fixed to the base so that the oil wiping member cannot be removed.
When the cleaning tool according to the present embodiment absorbs (removes) liquid spilled on the floor, as shown in FIG. 6, the upper surface S1 connected to the handle 2 of the base 3 is raised upward. , The cleaning member 4 is spread on the floor (not shown), and the oil wiping member 5 is covered from above the cleaning member 4 so that the cleaning member 4 absorbs the liquid on the floor. Then, when wiping (removing) oil stains and oil films on the floor surface, one wiping portion 5a of the oil wiping member 5 is brought into direct contact with the floor surface (not shown) as shown in FIG. The cleaning member 4 and the oil wiping member 5 are placed on the floor such that the cleaning member 4 covers the wiping portion 5a and the wiping portion 5b covers the cleaning member 4 from above. Then, while the cleaner holds the handle 2 and presses the base 3 from above to press the wiping portion 5a against the floor surface, for example, a direction from the distal end side of the cleaning member 4 toward the base 3 (the traveling direction F By reciprocating the cleaning tool 1), oil stains and oil films can be wiped (removed) at the wiping portion 5a.
As described above, the wiping portion 5a is brought into contact with the floor surface while being pressed from above by the base 3, so that oil stains and oil films on the floor surface are effectively removed and wiped off. be able to. In order to clean the base 3 by reciprocating in a certain direction (for example, the direction of the traveling direction F) while holding the base 3, it is preferable that the base 3 has a structure that is long in a direction perpendicular to the traveling direction F. This is because a wide range of floors can be cleaned by one movement and cleaning can be performed efficiently. The oil wiping member 5 (wiping

portions

5a and 5b) is preferably in a cloth shape so as to be effectively pressed against the floor surface.
[0032]
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
The following four types of cloths or tufts were used as oil wiping members, and the effect of removing oil stains was tested.
[0034]
(Example 1)
3M Scotch Bright ™ Wiping Cloth No. 5000 was used as the oil wiping member. The material is a separation-separable conjugate fiber of nylon and polyester, and the single fiber fineness is 0.01 to 0.5 decitex (dTex).
[0035]
(Example 2)
A napping cloth having a pile length of 6.5 mm was used as an oil wiping member. This pile is composed of a peel-separable conjugate fiber of polyester and an ethylene-vinyl alcohol copolymer, and has a single fiber fineness of 0.01 to 0.5 dtex.
[0036]
(Comparative Example 1)
A set of cotton-made tufts (tuft-like cotton) used in a general commercial cotton mop (cleaning tool) was used as an oil wiping member.
[0037]
(Comparative Example 2)
A nonwoven fabric using nylon fibers was used as the oil wiping member. This oil wiping member uses a staple fiber having a single fiber fineness of 17 dtex and a length of 38 mm, and this fiber is bonded with a phenol resin so as to have a thickness of 10 mm and a weight of 550 g / m ² per unit area. It was done.
[0038]
(Test method)
As shown in FIG. 8, plastic wax 41 (manufactured by Tajima Corporation, trademark: composition, vinyl floor tile semi-rigid CT)) was coated with resin wax (manufactured by Johnson Professionals, trademark: Sprint Pro). After applying and sufficiently drying, four lines 42 (line by oil pastel) having a width of about 10 mm are drawn in parallel at an interval of about 15 mm using oil pastel (Maimeric Classic Black 6285530), and this is used as a substitute for oil stain (standard). Oil stain tile).
The oil wiping members of Examples 1 and 2 and Comparative Example 2 were cut into a size of 65 mm (width) × 110 mm (length) to obtain test pieces. The oil wiping member of Comparative Example 1 is 65 mm (width: the width of the base 3 shown in FIG. 1A) in a state where tufted cotton is arranged on the base 3 shown in FIG. The specimen was set to have a length of 110 mm (length) (corresponding to the length in the longitudinal direction).
Water was uniformly applied to the wiping surfaces of the test specimens of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 by spraying at 0.057 g / cm ² , and then reciprocated on a standard oil-stained tile. A stain removal test was performed. When the test specimen was reciprocated on the standard oil stained tile, it was reciprocated while applying a load so as to apply a pressure of 26.2 g / cm ² (corresponding to the pressure pressed from above during the mop (cleaning tool) operation). The reciprocating direction of the test specimen was perpendicular to the line 42 by the oil pastel, and the same part was reciprocated 10 times.
[0041]
(Evaluation of oil stain removal state)
Using a spectrophotometer (Minolta CM-2002, manufactured by Minolta Co., Ltd.), the surface of the tile was measured for L ^* a ^* b ^* colorimetry, and the removal state of oil stains (remaining state of oil pastel) was determined. evaluated.
With respect to the plastic tiles to which resin wax was applied and oil pastel lines were not drawn, the values when L ^* a ^* b ^* colorimetric measurements were taken as standard initial values.
The tiles after the tests of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 were measured for L ^* a ^* b ^* colorimetry. The difference (color difference) between each of the measured L ^* a ^* b ^* color specification values of the tiles after the tests of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2 and the standard initial value was defined as ΔE.
The smaller the ΔE is, the smaller the remaining amount of the oil pastel is, indicating that the oil stain has been removed well. ^Here, L ^* a * ^{b *} is a colorimetric ^measurement, L ^* a * ^{b *} refers to the measurement of color represented by coordinates in ^space, L ^* a * ^{b *} space is one of the uniform color space This is a color space configured such that the coordinates of the Munsell color chart (for example, JISZ8721) in the space are arranged at equal intervals as much as possible. Table 1 shows the test results.
[0045]
[Table 1]

From Table 1, it can be seen that Examples 1 and 2 have good oil stains removed, while Comparative Examples 1 and 2 have no oil stains removed. Examples 1 and 2 can be removed without spreading oil stains, whereas Comparative Examples 1 and 2 cannot be removed simply by spreading oil stains. By attaching the oil wiping member as in the first embodiment or the second embodiment to a cleaning tool (mop) as shown in FIG. 1 (a), it is possible to effectively absorb liquid, stain oil, and oil film with one cleaning tool. Can be removed.
[0047]
As described above, according to the cleaning tool of the present invention, the base is provided at one end of the rod-shaped handle, and the liquid-absorbing cleaning member is provided at the base. The microfiber-containing oil wiping member is further arranged on the base so as to cover at least a part of the outside of the cleaning member. It is possible to provide a cleaning tool that can effectively absorb liquid, effectively wipe off an oil-stained oil film, and can improve the efficiency of cleaning by being able to effectively wipe off oil stains and oil films. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view schematically showing one embodiment of a cleaning tool of the present invention, wherein FIG. 1 (a) is a front view and FIG. 1 (b) is a side view.
FIG. 2 is a view schematically showing a peel-separable conjugate fiber used in an embodiment of the cleaning tool of the present invention. FIG. 2 (a) shows the peel-separable conjugate fiber perpendicular to the longitudinal direction. FIG. 2B is a cross-sectional view cut along a simple plane, and FIG. 2B is a perspective view showing a state in which a plurality of phases of the peel-separable conjugate fiber are separated.
FIG. 3 is a sectional view schematically showing an oil wiping member used in one embodiment of the present invention.
FIGS. 4A to 4D are plan views schematically showing shapes of an oil wiping member used in an embodiment of the present invention.
5 (a) to 5 (c) are perspective views schematically showing a method of mounting an oil wiping member used for the cleaning tool of the present invention on a base.
FIG. 6 is a perspective view schematically showing one embodiment of the cleaning tool of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view schematically showing one embodiment of the cleaning tool of the present invention.
FIG. 8 is a plan view schematically showing a standard oil stain tile.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Cleaning tool, 2 ... Handle, 3 ... Base, 4 ... Cleaning member, 5 ... Oil wiping member, 5a, 5b ... Wiping part, 6 ... Grip part, 11 ... Peeling separation type composite fiber, 12, 13 ... Phase , 21 ... ground structure, 22 ... pile, 31 ... mechanical fastener, 32 ... loop material, 33 ... hole, 34 ... side surface, 35 ... rod, 36 ... base hole, 37 ... base slit, 41 ... plastic tile , 42: line by oil pastel, 51: end on the side connected to the base, 52: end on the side not connected to the base, S1: upper surface, S2: lower surface, F: traveling direction, SL …slit.

Claims

A cleaning tool including a rod-shaped handle, a base provided at one end of the handle, and a liquid-absorbing cleaning member provided on the base,
A cleaning tool, further comprising an oil wiping member containing microfibers, which is provided on the base so as to cover at least a part of the outside of the cleaning member.

The cleaning tool according to claim 1, wherein the microfiber is a peel-separable conjugate fiber.

3. The cleaning tool according to claim 2, wherein the release-separable conjugate fiber is composed of a plurality of phases, and the plurality of phases include a thermoplastic resin phase and an ethylene-vinyl alcohol copolymer resin phase. 4.