JP2004173946A - 塗布具付き化粧料容器のしごき部材 - Google Patents

塗布具付き化粧料容器のしごき部材 Download PDF

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文昭 石谷
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【課題】塗布具に付着した余分な化粧料を確実かつ十分に除去することができ、しごき部上方における内周面への化粧料の付着を防止できるしごき部材を提供する。
【解決手段】上部が開口する有底筒状の容器本体と、同容器本体の上端部に着脱可能に取り付けられ、軸部の先端に塗布部を有する塗布具を備えるキャップ体とよりなる化粧料容器の前記容器本体の開口部内側に取り付けて使用され、前記塗布具に付着している余分な化粧料を除去するためのしごき部材1において、上下が開口する筒状壁部2の内側に、内周面が下方に向って縮径し、弾性を有する漏斗状のしごき部3を有し、同しごき部の下端開口部6における下側縁辺部に、下方に延びる複数の垂下体7、7を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマスカラ、アイライナー等の化粧料用の塗布具付き容器において、塗布具に付着した余分な化粧料を除去するためのしごき部材に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
マスカラ、アイライナーあるいは液状の口紅等の粘度の高い液状化粧料用の容器には、キャップ側に塗布具を備えるものがあり、キャップを容器に取り付けた状態では容器本体内の化粧料に塗布具の先端塗布部が浸されていて、キャップをあけ、ブラシや筆あるいは櫛状の塗布部に化粧料が付着した状態で容器本体から引き出して使うようになっている。
【0003】
しかして、容器本体の開口部内側には塗布具の軸部まわりの化粧料と塗布部の余分な化粧料を除去するためのしごき部材が取り付けられている。
【0004】
上記しごき部材は、合成ゴム等の弾性を有する素材よりなる略円筒状のものとしてあって、下部に漏斗状のしごき部を有し、このしごき部における下端開口部の縁辺は、キャップを容器本体に取り付けた状態では塗布具まわりに圧接して容器本体内を密封するシール材として機能し、キャップを外して塗布具を取り出す際には塗布具まわりに摺接して軸部まわりに付着している化粧料と塗布部の余分な化粧料が除去されるようになっている。
【0005】
ところで上記しごき部材においては、塗布具を容器本体内から取り出す際に、塗布具まわりの余分な化粧料がしごき部の下端開口部における下側縁辺部に付着し、自重により順次容器本体内に滴下する。
【0006】
上述したしごき部における余分な化粧料の除去が適正に行なわれないと、しごき部の上方における内周面に化粧料が付着して乾燥、硬化し、硬化した化粧料が容器本体内に落下すると化粧料の塗布性等の品質が劣化するおそれがある。
【0007】
化粧料の除去が適正に行なわれなくなる原因としては、使用者が塗布部をしごき部材の上端開口縁にこすり付けて塗布部への化粧料の付着量を調節するというような使い方をして、除去された化粧料がしごき部の上側内周面に溜まって乾燥、硬化し、しごき部の弾性が十分でなくなってしまう場合や、軸部まわりに化粧料が乾燥、硬化して付着したものをそのまま取り除かずに使用して、しごき部が軸部まわりに十分摺接できなくなった場合などが挙げられるが、これらの場合には、塗布具を引き出す際にしごき部の下端開口部における下側縁辺部に溜まる化粧料がしごき部材の上方へ引き上げられ、しごき部材の上側内周面にさらに化粧料が付着、堆積するという悪循環を惹き起こす。
【0008】
【目的】
本発明の目的とするところは、塗布具に付着した余分な化粧料を確実かつ十分に除去することができ、しごき部上方における内周面への化粧料の付着を防止できるしごき部材を提供することにある。
【0009】
【発明の構成】
上記目的を達成するために、本発明に係るしごき部材は、上部が開口する有底筒状の容器本体と、同容器本体の上端部に着脱可能に取り付けられ、軸部の先端に塗布部を有する塗布具を備えるキャップ体とよりなる化粧料容器の前記容器本体の開口部内側に取り付けて使用され、前記塗布具に付着している余分な化粧料を除去するためのしごき部材において、上下が開口する筒状壁部の内側に、内周面が下方に向って縮径し、弾性を有する漏斗状のしごき部を有し、同しごき部の下端開口部における下側縁辺部に、下方に延びる複数の垂下体を設けてなる構成のものとしてある。
また、前記垂下体を、前記しごき部における下端開口部の径よりも小なる長さのものとしてある。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面に示す具体例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るしごき部材1の第1実施例を示し、弾性を有する例えば合成ゴムで一体成型してなるものとしてあり、上下が開口する円筒部2の下部にしごき部3を有するいわゆる底しごきタイプのものとしてあって、円筒部の上下端部外周には外周フランジ4、5をそれぞれ形成してある。
【0011】
しかして、前記しごき部3は下方に向って縮径し、下端中央に開口部6を有する漏斗状のものとしてあり、この開口部の下側縁辺部に複数本の細長い髭状の垂下体7、7を略等間隔で設けてある。
【0012】
上記垂下体7、7は、長さが前記開口部5の径よりも小なるものとしてあり、かくすると使用時に垂下体がしごき部の上方に引き上げられて開口部の上に引っ掛かり、後述する塗布具の容器本体への出し入れを妨げるというような不具合が防止される。
【0013】
なお、本実施例における各垂下体7は断面形状が例えば円形のものとしてあるが、断面形状は問わず、円形でなく三角形や四角形とする場合もあり、また全長に亘って同径である必要もなく、先細りのものや先太りのものとする場合もある。
【0014】
また、垂下体の本数、長さおよび形状は容器本体に収容される化粧料の粘性等の性状および用途あるいは後述する塗布具の形状に応じて適宜選択する。
【0015】
次ぎに、上述のように構成したしごき部材の作用について説明する。
図2、3は本発明に係るしごき部材を備える化粧料容器を示し、しごき部材1は化粧料を収容する容器本体8の口部9内側に嵌めこまれ、口部上端縁に上側の外周フランジ4が係合し、かつ口部の下端縁に下側の外周フランジ5が係合している。
【0016】
同図2、3において符号10はキャップ体、11は塗布具を示し、塗布具11は軸部11aの先端に塗布部11bを有する構成となっていて、塗布部は例えば合成樹脂材の表面に微細な短繊維を静電植毛により付着させたものや筆状のものあるいは櫛状、ブラシ状のものとしてあり、この塗布部に所要量の化粧料を付着させることができるようになっている。
【0017】
また、前記キャップ体10はその下端寄り内周面に形成された雌ねじ部12が容器本体8の口部外周に形成された雄ねじ部13と螺合するようになっている。
【0018】
しかして、しごき部3の開口部6の径は塗布具11における軸部11aの外径よりも小なるものとしてあって、キャップ体10を容器本体8に装着した状態においては、しごき部3の開口部6が塗布具11の軸部11aまわりにその弾性によって拡径した状態で嵌合し、容器本体8内と外部とはこの開口部6と軸部との密着により遮断されていて、しごき部材は容器内外のシール部材としても機能している。
【0019】
なお、本実施例のしごき部材1の上端面には周条14を形成してあって、この周条とキャップ体の一部との接触によっても容器本体内外が遮断されている。
【0020】
上述のようにキャップ体10を容器本体8に装着した状態から、図4に示されるようにキャップ体を容器本体から外して塗布具11を容器本体内から引き抜くと、軸部11aが開口部6の内周辺部に摺接して軸部まわりに付着している化粧料が除去され、また塗布部11bの余分な化粧料15も塗布部外周面と開口部6内周辺との間の隙間に規制されて除去される。
【0021】
しごき部3によって除去された化粧料15は、開口部下側縁辺部にその粘性や表面張力によって集められるが、本発明のしごき部材は前記垂下体7、7を開口部の下側縁辺部に備えているので、化粧料が開口部まわりに溜まることがなく、垂下体に導かれて容器本体内に滴下する。
【0022】
したがって、塗布具11を引き抜く際に開口部まわりの化粧料がしごき部3の上方へ吸い上げられることはまずなくて、しごき部上方における内面が常に清潔な状態に保たれ、乾燥、硬化した化粧料が容器本体内の化粧料の品質劣化を惹き起こすおそれが殆どなくなる。
【0023】
上述した第1実施例のしごき部材は垂下体6を細長い髭状のものとしてあるが、図5に示されるように開口部5の下側周辺部を囲む暖簾状の垂下体16、16とする場合もあり、各垂下体がその弾性によって自由にできるように十分に厚さの薄いものとしてあるとともに、各垂下体間に適宜幅の隙間をあけてある。
【0024】
また、上述した第1および第2実施例のしごき部材は、円筒部2の下端部にしごき部3を有するいわゆる底しごきタイプのものであるが、図6、7に示される第3および第4実施例のもののように円筒部2の略中間部における内側にしごき部3を設けるいわゆる中しごきタイプのものとする場合もあり、これら第3実施例のものは第1実施例のものと同様に垂下体7が細長い髭状のものとしてあり、第4実施例のものは第2実施例のものと同様に垂下体16が暖簾状のものとしてある。
【0025】
なお、上述した実施例においてはしごき部材を合成ゴム製の一体成型品としてあるが、適度の弾性を有する素材のものであれば合成樹脂材製のものとする場合もあるし、一体成型品ではなくて例えば垂下体をしごき部とは別部材として接着等の適宜の手段で取り付ける場合もある。
【0026】
【発明の作用、効果】
本発明のしごき部材によれば、化粧料容器の塗布具を容器本体から引き抜く際に、しごき部の開口部内周辺が塗布具まわりに摺接して塗布具の軸部まわりに付着している化粧料および塗布部に付着している余分な化粧料が十分かつ確実に除去される。
【0027】
上述のように除去された化粧料はしごき部における開口部下側縁辺部から垂下体に導かれて容器本体内に滴下するので、開口部まわりに化粧料が溜まることがなく、したがって化粧料がしごき部の上方に吸い上げられてしごき部の上面側に付着するようなことはまずなく、しごき部上方における内面が常に清潔な状態に保たれ、乾燥、硬化した化粧料が容器本体内の化粧料に混入してその品質劣化を惹き起こすのを防止できる。
【0028】
また、垂下体はしごき部における開口部の径よりも長さを小なるものとしてあるので、化粧料容器の容器本体から塗布具を引き出す際に垂下体が開口部の上方に引き上げられて開口部の縁辺部に引っ掛かり、塗布具の出し入れの障碍となるというようなことを防止することができる。
【0029】
さらに、本発明のしごき部材は従来のしごき部材に垂下体を付加したものであって、簡単な構造であり、複雑な型を用いることなく従来のものとほぼ同程度のコストで製造することができるという実用上の大なるメリットもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るしごき部材の第1実施例を示す縦断斜視図。
【図2】本発明のしごき部材を備える化粧料容器の一例を一部破断して示す正面図。
【図3】キャップ体を容器本体に装着した状態の要部拡大縦断面図。
【図4】容器本体から塗布具を引き出す状態の要部拡大縦断面図。
【図5】本発明に係るしごき部材の第2実施例を示す縦断斜視図。
【図6】本発明に係るしごき部材の第3実施例を示す縦断斜視図。
【図7】本発明に係るしごき部材の第4実施例を示す縦断斜視図。
【符号の説明】
1 しごき部材 2 円筒部
3 しごき部 4、5 外周フランジ
6 開口部 7 垂下体
8 容器本体 9 口部
10 キャップ体 11 塗布具
12 雌ねじ部 13 雄ねじ部
14 周条 15 化粧料
16 垂下体

Claims (2)

  1. 上部が開口する有底筒状の容器本体と、同容器本体の上端部に着脱可能に取り付けられ、軸部の先端に塗布部を有する塗布具を備えるキャップ体とよりなる化粧料容器の前記容器本体の開口部内側に取り付けて使用され、前記塗布具に付着している余分な化粧料を除去するためのしごき部材において、上下が開口する筒状壁部の内側に、内周面が下方に向って縮径し、弾性を有する漏斗状のしごき部を有し、同しごき部の下端開口部における下側縁辺部に、下方に延びる複数の垂下体を設けてなる塗布具付き化粧料容器のしごき部材。
  2. 前記垂下体を、前記しごき部における下端開口部の径よりも小なる長さのものとしてなる請求項1に記載の塗布具付き化粧料容器のしごき部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018534213A (ja) * 2015-09-25 2018-11-22 イーエルシー マネージメント エルエルシー 磁気特性を有するねじ式容器−閉栓システム

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