JP2004172842A - 印字装置および画像データ記憶装置 - Google Patents
印字装置および画像データ記憶装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004172842A JP2004172842A JP2002335091A JP2002335091A JP2004172842A JP 2004172842 A JP2004172842 A JP 2004172842A JP 2002335091 A JP2002335091 A JP 2002335091A JP 2002335091 A JP2002335091 A JP 2002335091A JP 2004172842 A JP2004172842 A JP 2004172842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- image
- storage device
- printing
- network
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】デジタルカメラで撮影した画像を直接印刷するダイレクトプリンタであり、ネットワークに接続し、ネットワーク上の画像データ記憶装置にダイレクトプリンタに装着されているメモリーカードの画像データを保存することを目的とする。
また、画像データ記憶装置側で、保存してある画像データをダイレクトプリンタの表示部スペックに合わせた画像データに解像度変換することを目的とする。また、画像データ記憶装置の画像一覧を表すインデックス画像データをダイレクトプリンタのスペックに合わせて作成することを目的とする。
【解決手段】ダイレクトプリンタに、ネットワーク接続インターフェースと接続手段を備えることにより、画像データ記憶装置と接続する。
画像データ記憶装置側に、画像データの解像度変換手段と、ダイレクトプリンタのスペックから、適切な画像解像度、レイアウト範囲を計算する手段を備えることで上記目的を実現する。
【選択図】 図1
また、画像データ記憶装置側で、保存してある画像データをダイレクトプリンタの表示部スペックに合わせた画像データに解像度変換することを目的とする。また、画像データ記憶装置の画像一覧を表すインデックス画像データをダイレクトプリンタのスペックに合わせて作成することを目的とする。
【解決手段】ダイレクトプリンタに、ネットワーク接続インターフェースと接続手段を備えることにより、画像データ記憶装置と接続する。
画像データ記憶装置側に、画像データの解像度変換手段と、ダイレクトプリンタのスペックから、適切な画像解像度、レイアウト範囲を計算する手段を備えることで上記目的を実現する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータを用いることなく、本体に装着されたメモリーカード等の記憶媒体に保存された画像データを印刷することができる印字装置であり、ネットワークに接続するためのインターフェースを備え、ネットワークに接続する手段を有する印字装置に関する。また、ネットワーク上に設置され、ネットワークを介して画像データを保存するための画像データ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホストコンピュータを用いることなく印字装置が備えている記憶媒体装着部に装着されたメモリーカード等の記憶媒体上の画像データを直接印字する装置(以下、ダイレクトプリンタと呼ぶ)は、印字装置にコンパクトフラッシュ(登録商標)やPCMCIAカード等(以下これらの記憶媒体を総称してメモリーカードと呼ぶ)の記憶媒体装着部を備えることにより、デジタルカメラ等で撮影した画像データを保存したメモリーカードをダイレクトプリンタに装着し、そのメモリーカードに記憶されている画像を印刷する印字装置である。さらに、ホストコンピュータと接続するための入出力インターフェースを備えることで、ホストコンピュータとダイレクトプリンタを接続してホストコンピュータ用印字装置、記憶媒体装着部に装着されたメモリーカードの読み書き装置として使用できるものもある。また、デジタルカメラとダイレクトプリンタをケーブルで接続し、デジタルカメラ内に保存されているの画像データを印字するものもある。
【0003】
ダイレクトプリンタの操作部には印刷するときの設定や、ダイレクトプリンタの機能を実行するための1つないしは複数の操作キーを備えており、その操作キーを操作することにより、印刷する画像の選択、印字枚数の指定、印刷レイアウトの設定等の各種設定を行い印刷を開始する。また、画像表示用ディスプレイ等を備えることで、印刷する画像を表示しながら印刷する画像を選択することや、印刷する画像に文字列を追加したり、その他の画像を重ね合わせて印刷するなど、印刷する画像を編集可能なダイレクトプリンタも出てきている。
【0004】
ダイレクトプリンタの一般的な使用の手順としては、メモリーカードに保存されているすべての画像データの一覧がわかるように、画像に対して一意になる文字列、例えば画像番号を付加して印刷するインデックス印刷を行い、インデックス印刷によって得られた画像に対応する番号を使用して、メモリーカードに保存された画像を選択することで印刷する画像を選択し、印刷を行う。画像表示用のディスプレイを持つダイレクトプリンタであれば、インデックス印刷を行わずに、画像を選択することも可能である。
【0005】
撮影した画像データの保存の観点から考察すると、デジタルカメラの場合、記憶媒体にメモリーカードを使用していることから、使いきりの銀円写真用フィルムとは異なり、同一のメモリーカードを何度も使用することが想定される。しかしながら、気に入った画像を保存するためには、メモリーカードに画像データを残しておくか、他の記憶媒体や外部の記憶装置に保存する必要がある。しかし、メモリーカードに多くの画像データを残しておくと、次にデジタルカメラで撮影する際の撮影可能枚数が減ってしまうし、別のメモリーカードの保存するとなると、新たにメモリーカードを購入しなくてはならない。そこで、上記の問題点を解決するにあたり、メモリーカードのデータをダイレクトプリンタに内蔵された別の記憶装置、たとえばHDDや、CD−RドライブでCD−Rメディアに画像データを保存するダイレクトプリンタや、これらの外部記憶装置を接続可能なインターフェースを備え、ダイレクトプリンタと外部記憶装置を接続し、その外部記憶装置に画像データ保存する機能を有するダイレクトプリンタもある。また、ダイレクトプリンタにホストコンピュータと接続するためのインターフェースを備えることで、ホストコンピュータとダイレクトプリンタを接続し、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに対して記憶媒体読み書き装置としてアクセスすることで、画像データをホストコンピュータに保存することも可能である。
【0006】
また、ホストコンピュータを使用した保存の1つの方法としては、インターネットを利用して画像データを保存するサービスが挙げられる。そのようなサービスの内容は、ホストコンピュータを使用して、撮影した画像データをネットワークを介して、ネットワーク上に設置された外部記憶装置に保存、読み出しなどを行うことができるサービス(以降、オンラインストレージサービスと呼ぶ)である。そのようなオンラインストレージサービスでは、画像データの保存、読み出しが自由に行えるうえに、画像データを他の利用者に渡すなどのサービスもある。
【0007】
オンラインストレージサービスを利用して保存した画像データを閲覧する際には、利用者が登録した画像データそのものをネットワークを介して読み出して、表示させることが考えられるが、特開2000−268164のように、利用者が保存した画像とはほかに、検索時の画像表示用や、画像内容の確認用などに使用目的ごとに解像度を落とした画像ファイルをネットワークストレージに複数作成し、その画像ファイルを表示する方法なども提案されている。このような方法をとることでネットワークの通信量を軽減することができ、利用者の利便性を高めることなどが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
今日、デジタルカメラの高画素化が進み、撮影した画像データサイズも、より大きなデータサイズになってきている。そのため、1つの記憶媒体上に保存できる画像の枚数が少なくなるという問題点が生じてきた。また、気に入った画像データを保存しておきたい場合、何らかの手段で、記憶媒体の画像データを他の記憶媒体、または記憶装置に保存するか、記憶媒体に保存されている気に入った画像データは残したまま、その他の画像データを削除して使用するしかないため、デジタルカメラで撮影する画像枚数がさらに減ってしまうという問題点があった。
【0009】
そこで従来提案されているダイレクトプリンタにおいては、メモリーカード等の記憶媒体に保存されている画像データの保存に関しては大別して2通りの方法で実現していた。1つ目はダイレクトプリンタをホストコンピュータに接続し、ダイレクトプリンタに備えられているメモリーカード読み取り部をホストコンピュータ用の外部記憶装置として使用し、メモリーカードの画像データをホストコンピュータ上に保存する方法である。2つ目はダイレクトプリンタ本体に外部記憶装置例えば、HDDや、CD−Rドライブを備えたり、外部記憶装置を接続するためのインターフェースを備え市販の外部記憶装置を接続することで、メモリーカードの画像データを保存する方法である。
【0010】
しかしながら、ホストコンピュータを所持していない利用者は、前者の方法で記憶媒体のデータを保存することができない。また、後者の方法はダイレクトプリンタに内蔵すると、その分コストつまり価格が上がってしまう。また、外部記憶装置を別途用意しても結局のところダイレクトプリンタ以外の部分で価格が上がってしまうなど、利用者の負担が大きくなってしまうという問題点があった。
【0011】
また、ダイレクトプリンタを使用してオンラインストレージサービスや、ネットワークに接続されている記憶装置を利用することを考えた場合、処理速度の速いCPUや、豊富なメモリ容量、大画面の表示ディスプレイをもつホストコンピュータでの使用においてあまり不都合にならないような処理であっても、処理速度やメモリ容量の制限が厳しい機器に対して必ずしも最適化されているとは限らず、利便性、操作性を損なうおそれがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題のひとつである、装着された記憶媒体の画像を保存するために、本発明では、ダイレクトプリンタにネットワーク接続のためのインターフェースと、ネットワーク接続手段を備え、ダイレクトプリンタ本体に装着されたメモリーカード等の記憶媒体のデータをネットワーク上に設置された画像データ記憶装置(以下、ネットワークストレージデバイスと呼ぶ)に、保存する手段と、保存した画像データをネットワークストレージデバイスから読み出す手段とを備えることで、ダイレクトプリンタ本体に新たに外部記憶装置を用意することなくメモリカードに保存されている画像データをネットワークストレージデバイスに保存することで、利便性を高めることを目的とする。
【0013】
また、ネットワークストレージデバイスをダイレクトプリンタで使用するにあたっての課題点としては、ホストコンピュータとは異なり、ダイレクトプリンタは大きな表示用ディスプレイを持たない、演算装置の処理能力があまり高くない、搭載されるメモリ容量が少ないなどの制限があるため、ホストコンピュータを使用してネットワークストレージデバイスを使用した場合に比べて、操作性、利便性を損なうことが考えられる。そこで、ネットワークストレージデバイスに保存された画像データをネットワークに接続されたダイレクトプリンタの特性に合わせて管理する手段を備えることで、通信量の削減や、ダイレクトプリンタ処理速度の向上、および利便性、操作性を高めることを目的とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明の実施形態を具体的に説明する。
【0015】
(実施例)
(第1の実施例)
第1の実施例として、ダイレクトプリンタに備えられているネットワーク接続用インターフェース、およびネットワーク接続手段を使用してネットワークと接続し、ネットワークストレージデバイスにダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードの画像データを保存する方法と、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを読み出し、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに保存する方法と、ネットワークストレージデバイスから読み出した画像をダイレクトプリンタに装着されたメモリカードに保存することなく直接印刷する方法について以下で説明する。
【0016】
ダイレクトプリンタの外観を示す図1に図示されているダイレクトプリンタ本体1001は、デジタルカメラ等で撮影した画像データを記憶したメモリーカードを装着するための記憶媒体装着部1002を備えている。本実施例では、形状の異なるメモリカードをアダプタを介してダイレクトプリンタに記憶媒体装着部に装着するものであるが、個々のメモリカードの形状に合った装着部を複数備えることも可能である。印刷画像の選択や、印刷モードの設定等を行うための操作部1003を備え、これらの操作キーを使用することにより、ダイレクトプリンタの操作を行うことができる。また、ダイレクトプリンタの情報を表示するための表示部1004を備えており、この表示部に、メモリカードの画像を表示したり、ダイレクトプリンタの状態や、印刷時の設定項目等を表示することが可能である。また、ダイレクトプリンタの背面には図に示していないが、ホストコンピュータと接続するためのインターフェースを備えており、このインターフェースを介してとホストコンピュータと接続することで、ホストコンピュータベースの通常のプリンタとして使用したり、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードの読み書き装置として使用することが可能である。また、ネットワーク接続のためのネットワークインターフェース1005を備え、このインターフェースを介してインターネットなどのネットワーク接続することが可能である。
【0017】
次に本発明の実施例を示す内部構成例をダイレクトプリンタ側を図2、ネットワークストレージデバイス側を図3のブロック図にて図示する。
【0018】
ダイレクトプリンタ側の構成例として図2に示すように、ダイレクトプリンタに装着された記憶媒体に保存されている画像データを印刷データに変換する画像処理手段2001と、画像処理手段により作成された印刷データを印刷するための印刷手段2002と、記憶媒体に保存されている画像の選択や、選択された画像の枚数の指定および、印刷する画像に処理を施すための設定項目を設定するための操作部制御手段2003と、記憶媒体に保存されている画像データの画像番号やプリンタの状態等を表示する表示部制御手段2004、記憶媒体を装着するための記憶媒体制御手段2005と、画像データおよび、ダイレクトプリンタの情報をネットワークを介してやり取りするための通信制御手段2006とを備えている。
【0019】
ネットワークストレージデバイス側の構成例として図3に示すように、画像データを保存するための記憶装置3001、接続されるダイレクトプリンタからの画像データ保存要求、読み出し要求を受け、保存する画像データの記憶容量の管理や、読み出す画像データを特定する処理等、画像データを管理するための画像データ管理手段3002と、画像データ管理手段により処理される画像データおよび、ネットワークストレージデバイスの情報をネットワークを介してやり取りするための通信制御手段3003と、接続される機器が正しい機器による接続かどうかを判断し、不正な機器の接続を拒否するための認証を行う接続機器認証手段3004とを備えている。
【0020】
上記の構成を用いて、ダイレクトプリンタに装着されているメモリーカードに保存されている画像データをネットワークストレージデバイスに保存する方法について説明する。
【0021】
第1のフェーズとして、ダイレクトプリンタと、ネットワークストレージデバイスをネットワーク接続する際の手順について図4のフローチャートと、図12の表示画面例を用いて説明する。
【0022】
ダイレクトプリンタの操作部を操作し、ネットワークストレージデバイスを使用するモード(以下、ネットワークモードと呼ぶ)を選択するS4001、表示画面1。ダイレクトプリンタの通信制御手段により、ネットワークに接続するS4002。ネットワーク接続が確立された後、ダイレクトプリンタのモデルIDを送信するS4003。接続機器認証手段にて、送信されたダイレクトプリンタのモデルIDが、ネットワークストレージデバイス対応機種であるかどうかを図14(表1)の一覧より検索するS4004。図14(表1)に存在しないモデルIDであった場合、ダイレクトプリンタにネットワークストレージデバイス機能対応外モデルIDであることを通知し、ダイレクトプリンタの表示部に、ネットワークストレージデバイス機能対応機種でないことを表示するS4010、表示画面2。その後ネットワーク接続を切断しS4013、終了する。図14(表1)の一覧にダイレクトプリンタのモデルIDがあった場合、ダイレクトプリンタの製造番号をネットワークストレージデバイスに送信するS4005。なお、本実施例の場合においては、接続されたダイレクトプリンタを一意に特定するために、製造番号を使用したが、ダイレクトプリンタが一意に特定される情報であれば、製造番号に限定するものではない。接続機器認証手段にて製造番号が、図14(表1)であらわす有効な製造番号の範囲に入っているかどうかを確認するS4006。ダイレクトプリンタの製造番号が有効な製造番号の範囲に入っていない場合、不正な機器による接続とみなし、不正な製造番号であることをダイレクトプリンタに通知し、ダイレクトプリンタの表示部に不正な製造番号であることを表示するS4011、表示画面3。これにより、不正なダイレクトプリンタの接続を拒否することが可能となる。その後、ネットワーク接続を切断しS4013、終了する。送信したダイレクトプリンタの製造番号が、有効な範囲内にあった場合、ダイレクトプリンタの表示部にパスワードの入力を促すメッセージを表示し、表示画面4、入力されたパスワードをネットワークストレージデバイスに送信するS4007。送信されたパスワードが正しいパスワードかどうか接続機器認証手段により判断するS4008。正しいパスワードでない場合、ダイレクトプリンタにパスワードが正しくないことを通知し、ダイレクトプリンタの表示部にパスワードが正しくないことを表示するS4012、表示画面5。その後、ネットワーク接続を切断しS4013、終了する。送信されたパスワードが正しい場合、正常にネットワーク接続され、正しく認証されたことをダイレクトプリンタに通知し、正しくネットワーク接続されたことをダイレクトプリンタの表示部に表示するS4009、表示画面6。なお、パスワードについては、利用者がはじめて接続する場合においても、初期パスワードを設定することで、そのパスワードを使用することによりネットワーク接続を有効にすることが可能である。初期パスワードについては、個々のダイレクトプリンタに一意のパスワードであっても、共通の初期パスワードであってもその内容を制限するものではない。以上の手順により、ネットワークストレージデバイスを使用するためのネットワーク接続を確立することができる。
【0023】
次にネットワーク接続後のフェーズとして、ネットワークストレージデバイスにダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに保存されている画像データを保存する手順について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0024】
ダイレクトプリンタの操作部を操作し、画像保存モードを選択するS5001、表示画面7。次にネットワークストレージデバイスの画像データ管理手段より、記憶装置に保存可能な容量を確認するS5002。操作部を操作し、メモリーカード内の画像データを一括ですべてネットワークストレージデバイスに保存する一括保存と、メモリーカード内のデータを個々に選択して保存する選択保存の2通りの保存方法から選択するS5003、表示画面8。選択された保存方法を判断するS5004。一括保存方法が選択された場合、メモリカードに入っているすべての画像データの容量の合計を計算するS5005。選択保存方法が選択された場合、ダイレクトプリンタの表示部に保存する画像を選択するための画面を表示するS5009、表示画面9。その後、選択した保存する画像データのデータ容量を保存する合計容量に加算するS5010。この処理により、ネットワークストレージに保存する画像データの合計容量が計算できる。保存する画像の選択が終了したかを判断するS5011。選択が終了していない場合は、ステップS5009に戻り、画像の選択を行う。選択が終了した場合、保存する画像データの合計容量と、ネットワークストレージデバイスに保存可能な容量を比較し、ネットワークストレージデバイスに保存可能かどうかを判断するS5006。保存可能である場合、対象となる画像データをメモリーカードから読み出し、ネットワークを介して画像データを送信し、ネットワークストレージデバイスに保存するS5007。対象となるすべての画像データの保存が終了した後、ダイレクトプリンタの表示部に保存が終了したことを示す画面を表示するS5008、表示画面10。保存する画像データの合計容量が大きく、ネットワークストレージデバイスに画像が保存できない場合、ダイレクトプリンタの表示部に、保存する画像データの容量を減らすように促すメッセージを表示するS5012、表示画面11。その後、保存する画像を選択する画面を表示しS5009、利用者に保存する画像を選択してもらい、保存可能な容量になるように促す。以下は、ステップS5007以降と同様の手順により、対象となる画像データを送信し画像データの保存を行う。上記手順により、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカード上の画像データをネットワークストレージデバイスに保存することができる。
【0025】
ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを読み出し、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに画像データを保存する手順について図6のフローチャートを用いて説明する。
【0026】
ダイレクトプリンタの操作部を操作し、画像読み出しモードを選択するS6001。ネットワークストレージデバイス側は、記憶装置に保存されている全画像データのリストを作成し、ダイレクトプリンタに送信するS6002。この全画像データリストについては、画像データがネットワークストレージデバイスに保存された際に作成しておき、そのリストをダイレクトプリンタに送信しても構わない。ダイレクトプリンタは、受信した画像データのリストを表示部に表示するS6003、表示画面12。ダイレクトプリンタの操作部を操作して、表示されているリストの中の画像データの中から読み出す画像データを選択するS6004。選択された画像データの容量を読み出す画像データの合計容量に加算するS6005。この処理を行うことにより読み出すの画像データの合計容量を計算することができる。読み出す画像の選択が終了したかどうか判断するS6006。選択が終了していない場合は、ステップS6003に戻り、再度読み出す画像の選択を行う。読み出す画像データの選択が終了した場合、メモリーカードが、記憶媒体装着部に装着されているか確認するS6007。メモリーカードが記憶媒体装着部に装着されていない場合、ダイレクトプリンタの表示部に、メモリーカードの装着を促すメッセージを表示するS6012、表示画面13。メモリーカードが装着されるまで、表示を行う。メモリーカードが装着されている場合、メモリーカードの空き容量と、読み出す画像データの容量の合計を比較し、メモリーカードに画像データが保存可能かどうか判断するS6008。装着されているメモリーカードの空き容量が足りない場合、ダイレクトプリンタの表示部に、メモリーカードの空き容量が足りないメッセージを表示しS6013、表示画面14、再度、画像選択の画面を表示しS6003、画像の選択を行う。メモリーカードのあき領域に読み出す画像データがすべて入る場合、ネットワークストレージデバイスより、対象となる画像データをダイレクトプリンタに送信するS6009。ダイレクトプリンタは受信した画像データを装着されているメモリーカードに保存するS6010。選択されたすべての画像データの保存が終了した後、画像データ保存が終了したメッセージを表示部に表示するS6011、表示画面15。上記手順により、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを読み込み、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに画像データを保存することができる。
【0027】
次に、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを、ダイレクトプリンタに装着されているメモリーカードに保存することなく、直接印刷手段にて印刷する方法について説明する。ネットワークストレージデバイスの画像データを直接印刷する手段を備えることにより、ダイレクトプリンタの記憶媒体装着部にメモリーカードが装着されていない場合や、装着されている場合であっても、印刷する画像データを保存するだけの十分なあき領域がない場合においても、ネットワークストレージデバイスの画像データを印刷することができ、利用者の利便性を向上させることができる。以下にその方法の詳細について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0028】
操作部を操作し、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを直接印刷する画像印刷モードを選択するS7001、表示画面7。ネットワークストレージデバイス側は、記憶装置に記憶されている全画像データのリストを作成し、ダイレクトプリンタに送信するS7002。この全画像データリストについては、画像データがネットワークストレージデバイスに保存された際に作成しておき、そのリストをダイレクトプリンタに送信しても構わない。ダイレクトプリンタは、受信した画像データのリストを表示部に表示するS7003、表示画面12。操作部を操作して、リストの中の画像データの中から印刷する画像データを選択するS7004。次に、印刷設定項目を設定するS7005。印刷設定項目には、用紙の種類、用紙のサイズ、印刷品位、などが挙げられるが、これに限定するものではない。印刷設定項目を設定後、操作部に設けられている印刷開始キーを押下することで印刷を開始するS7006。印刷開始キーの押下を受け、ネットワークストレージ側に印刷する画像データの送信を要求し、ネットワークストレージデバイス側は、選択された画像データをダイレクトプリンタに送信するS7007。ダイレクトプリンタは受信した画像データを画像データバッファに保存するS7008。画像データバッファから、画像データを読み込み、画像データの伸張を行った後、印刷手段で印刷できるデータ形式にするため、画像処理を行うS7009。画像処理には、画像データを印刷解像度に合わせるための解像度変換処理や、ダイレクトプリンタの印刷手段に合わせ印刷データを作成するために色処理や、2値化処理などが含まれるが、その方法については、ディザ方によるものや、誤差拡散法など一般に広く知られているため、説明は省略する。次に画像処理手段により作成された印刷データを印刷手段で印刷するS7010。印刷終了後、ダイレクトプリンタの表示部に、印刷が終了した内容のメッセージを表示するS7011、表示画面17。上記手順では、印刷する画像データすべてを一度に受信してから印刷を行う例であったが、画像データバッファの容量が少なくすべての画像データが入らない場合や、処理の高速化を図るために、受信中に画像処理を行い、印刷を行いながら逐次的に処理を実行する方法で実現することも可能である。
【0029】
次にネットワークの切断フェーズについて、その手順を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
操作部より、ネットワークモード終了を選択するS8001、表示画面7。ネットワークを切断するS8002。表示部にネットワークと切断されたメッセージを表示するS8003、表示画面18。
【0031】
以上の説明により、本実施例において、ネットワークを介して、ネットワークストレージデバイスに対し、ダイレクトプリンタに装着されている画像データの保存、およびネットワークストレージデバイスからの画像データの読み出し、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを直接印刷することができ、ホストコンピュータを持たない利用者がデジタルカメラ等で撮影した画像データを新たに外部記憶装置を用いることなく、画像データの保存、読み出しを行うことができる。
【0032】
なお本実施例では、あらかじめネットワークと常時接続している状況であるLAN環境を想定しての説明であったが、家庭などにおいて電話回線などの回線を用いてのダイアルアップ接続やブロードバンド接続、携帯端末のインターネット接続機能を用いて、インターネットに接続することで、上記手順で同様にネットワークストレージデバイスに接続することが可能である。
【0033】
また、ダイレクトプリンタの表示部に表示する表示データを、広く普及しているマークアップ言語であるHTMLを用いて記述することにより、ネットワークストレージデバイス側の提供する機能を柔軟に開発することが可能である。
【0034】
(第2の実施例)
第2の実施例として、ネットワークストレージデバイスに保存された個々の画像データを、接続されるダイレクトプリンタに備えられた表示部の画像表示能力に最適化して画像データを作成する方法と、ネットワークストレージデバイスに保存された1つ、または複数の画像データをもとに、ネットワークストレージデバイスに保存された画像データの一覧表示ができるインデックス画像データを、接続されるダイレクトプリンタに最適なデータ形式にして作成する方法について以下で説明する。
【0035】
図9は第2の実施例の構成例を表す図である。構成要素としてネットワークとの接続を管理する通信制御手段9001と、記憶装置上に保存された画像データを管理する画像データ管理手段9002と、記憶装置上に保存された画像データを接続されたダイレクトプリンタに合わせて最適化処理を行うための画像データ最適化手段9003と、ダイレクトプリンタの表示部に記憶装置上の画像データの保存状態や、画像データの保存や、読み出しなどの操作を誘導するための表示データを作成する表示用データ作成手段9004と、画像データを保存するための記憶装置9005と、接続される機器が正しい機器による接続かどうかを判断し、不正な機器の接続を拒否するための認証を行う接続機器認証手段9006とを備えている。画像データの保存、読み出し、印刷については第1の実施例にて説明済みのため、ここでは説明を省略する。
【0036】
図10のフローチャートを用いて、ネットワークストレージデバイスに記憶された画像を、ダイレクトプリンタの表示部の能力に最適化して表示用画像を作成する方法について説明する。最適化の準備にあたり、図15(表2)に示す、ダイレクトプリンタの能力を表すテーブルを作成する。テーブルの作成については、ダイレクトプリンタからネットワークを介して必要な情報を得ることにより、動的に作成しても良いし、あらかじめ、ネットワークストレージデバイス側で保持する情報として静的に作成しても良い。本実施例では、あらかじめ静的に作成されているものとして説明する。本テーブルにはダイレクトプリンタの能力を表す以下の情報が記憶されている。ダイレクトプリンタの機種を特定するためのモデルID、ダイレクトプリンタの機種名を表すモデル名、ダイレクトプリンタの状態や、操作メニュー、印刷する画像を表示するための表示部の表示ピクセル数、インデックス印刷を行う際に使用される紙のサイズ、インデックス印刷の際のダイレクトプリンタの印刷解像度の各項目からなる。本テーブルは、ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データの一覧を確認するためのインデックス画像データを作成する際にも使用される。次に、接続されたダイレクトプリンタのモデルIDから、図15(表2)のテーブルを検索し、表示部のサイズ、つまり縦横ピクセル数を得るS10001。保存してある画像データのピクセル数と、表示部のピクセル数を比較するS10002。表示部のピクセル数と画像データのピクセル数が異なる場合、表示部のピクセル数に合わせるために保存してある画像データに対して、解像度変換処理を行うS10003。ここで、表示部の縦横比と画像データの縦横比が異なる場合、表示部に表示されない画像範囲が発生する可能性があるため、表示部に表示される範囲を計算して解像度変換を行う。解像度変換処理に関しては、間引き処理、スムージング処理等、一般に知られているため、説明を省略する。表示部のピクセル数と画像データのピクセル数が一致する場合は、ピクセル数を合わせる処理を行う必要がないため、解像度変換処理は行わない。作成した画像データを表示用画像データとして、元の画像とは異なる名前で保存するS10004。ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データに対応する表示用画像データを作成したか判断するS10005。表示用画像データを作成していない画像データがある場合は作成していない画像データに対してステップS10002に戻り、上記手順を繰り返すことにより、表示用画像データを作成する。ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データに対応する表示用画像データを作成した後、元画像データに対応する表示用画像データを一意に特定するための元画像データと表示画像データを関係付けるリストを作成するS10006。リストは図17(表4)に示すように元画像データと、表示画像データをならべて作成することにより、一対一に対応させることができる。元画像データと、表示画像データが一対一で対応する形式であれば図17(表4)に限定するものではない。
【0037】
上記手順によりダイレクトプリンタの表示部の能力に合わせた画像データを作成することができる。ダイレクトプリンタから、ネットワークストレージデバイス上の画像データを選択する際に、ダイレクトプリンタの表示部に画像データを表示するが、表示用には元画像データを使用するのではなく、上記手順により作成された表示用画像データ図17(表4)から選択し、その表示用画像データを使用することにより、あらかじめ、画像データの縦横ピクセル数がダイレクトプリンタの表示部に表示する縦横ピクセル数と一致しているために、ダイレクトプリンタ側では、画像データの伸張のみで表示部に画像を表示することができるため、表示部の縦横ピクセル数にあわせて解像度変換処理を行う必要がなくなる。また、ほとんどの場合、デジタルカメラ等で作成された画像データの容量より、表示用画像データの容量のほうが少なくなるため、画像データを送信するための通信量を削減することができる。
【0038】
次に、ネットワークストレージデバイスに保存されたすべての画像データの一覧を表示して印刷するインデックス印刷において、ダイレクトプリンタの印刷能力に応じた形式に画像データを変換し、保存する方法について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
まず、接続されたダイレクトプリンタのモデルIDから、図15(表2)を用いて、ダイレクトプリンタの印刷解像度、インデックス印刷の際に使用される用紙のサイズを得るS11001。印刷解像度、および用紙サイズより印刷される画像領域の縦横ピクセル数を計算するS11002。縦横ピクセルの計算には、図15(表2)で示される印刷解像度と、図16(表3)で示される用紙サイズを元に計算される。一例として、用紙サイズがA4サイズで、印刷解像度が360dpiのとき、図16(表3)から、印刷範囲のインチ数がわかるため、この場合の縦横ピクセル数は縦3600ピクセル、横2880ピクセルとなる。上記の方法により計算された画像領域の縦横ピクセル数がインデックス画像の縦横ピクセル数となる。次に用紙サイズより、インデックス印刷で一枚の用紙に印刷される1つ1つの画像のレイアウトサイズを得るS11003。レイアウトサイズの情報は図13に示すように、用紙サイズの範囲13001、個々のレイアウトの範囲13002、画像を特定するための画像番号を配置する画像番号範囲13003の各情報が保持されている。レイアウトするインデックス画像の縦横ピクセル数の計算と同様して、レイアウト範囲と、印刷解像度から、個々のレイアウトサイズを計算することができる。用紙サイズより、一枚の用紙に印刷される画像数を得るS11004。以下の処理はネットワークストレージデバイスに保存されている画像データ数だけ繰り返し処理を行う。レイアウトサイズに合わせて、画像データを解像度変換するS11005。解像度変換の処理内容については前述のとおり省略する。解像度変換を行った画像データを、図13に示すインデックス画像のレイアウト位置に配置するS11006。次に、レイアウトした画像位置の下部に画像データに対応する画像番号を配置するS11007。配置された画像番号は、インデックス印刷した後、対応する画像を特定するために使用される。本実施例では、保存した画像データと一意になるように画像番号を使用したが、当然ながら、画像データが一意に特定できる文字列であれば、例えば画像データのファイル名などでも構わない。配置終了後、一枚のインデックス画像データに入るだけの画像数だけすべて配置したかどうか判断するS11008。まだ配置する画像レイアウト位置が存在する場合、画像書き込み位置を次に書き込むレイアウト位置に移動するS11009。その後次の画像データに対してステップS11005に戻り、上記解像度変換処理から繰り返す。一枚のインデックス画像のレイアウト位置がすべて画像データで埋められた場合、作成したインデックス画像データを名前をつけて保存するS11011。一枚の用紙に入る分だけのインデックス画像データを作成したため、次の新しいインデックス画像データを作成するS11012。画像書き込み位置を先頭レイアウト位置に移動するS11013。新しいインデックス画像データのレイアウト位置に新たに配置する画像データに対し、再びステップS11005の解像度変換処理から繰り返し処理を行う。ネットワークストレージデバイスの保存されているすべての画像データをレイアウト位置に配置終了後、作成したインデックス画像データを名前をつけて保存するS11010。
【0040】
上記の手順により、ネットワークストレージデバイスに保存された複数枚の画像データの一覧表示をしたインデックス画像データを作成することができる。ダイレクトプリンタから、ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データを確認するためのインデックス印刷を行う場合、ひとつひとつの画像データを読み込まずに、上記手順により作成されたインデックス画像データをだけを読み込み、画像処理を行うことにより、インデックス画像データがあらかじめ、印刷する用紙にあったピクセル数になっているため、解像度変換処理を行う必要がない。また、インデックス印刷のために、すべての画像データをネットワークストレージデバイスから読み出す必要がなくなりネットワークの通信量を削減することができる。また、複数の画像データをまとめたインデックス画像ファイルのみを伸張、画像処理をおこなうため、画像処理量を大幅に削減することが可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明により、ホストコンピュータを持たない利用者が、デジタルカメラ等で撮影された画像データを、ネットワークストレージデバイスに保存することが可能となり、自由にその画像の保存、読み出し、印刷が可能になる。そのため、利用者に画像データ保存のための外部記憶装置を購入するといった金銭的負担を強いることなく、撮影した画像を管理することが可能となる。
【0042】
また、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを表示あるいは印刷するにあたり、接続されるダイレクトプリンタに最適化する手段を有するため、表示部用に最適化された画像データを使用することで、画像の解像度変換を行わなくて良い。またインデックス印刷の際、インデックス画像データだけを読み込むことで、個々の画像データをそれぞれ別にネットワークストレージデバイスから読み込んで、1画像ずつ伸張する必要がなくなるため、通信する画像データ数を大幅に削減することが可能となり、ダイレクトプリンタ側の演算量、および、ネットワークの通信量を削減できるため、利用者に快適なプリント環境を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における印字装置の外観をあらわす図
【図2】本発明の実施例における印字装置の内部構成例を表すブロック図
【図3】本発明の実施例における画像データ記憶装置の内部構成例を表すブロック図
【図4】本発明の実施例1におけるネットワーク接続の処理手順を表すフローチャート
【図5】本発明の実施例1における画像データ記憶装置に画像データを保存する手順を表すフローチャート
【図6】本発明の実施例1における画像データ記憶装置から保存された画像データを読み出す手順を表すフローチャート
【図7】本発明の実施例1における画像データ記憶装置に保存された画像データを直接印刷する手順を表すフローチャート
【図8】本発明の実施例1におけるネットワーク切断の手順を表すフローチャート
【図9】本発明の実施例2における画像データ記憶装置の内部構成例を表すブロック図
【図10】本発明の実施例2における画像データ記憶装置に保存された画像データを接続される印字装置の表示部の能力に合わせた画像形式に変換する手順を表すフローチャート
【図11】本発明の実施例2における画像データ記憶装置に保存されたすべての画像データの一覧を表すインデックス画像データを作成する手順を表すフローチャート
【図12】本発明の実施例における印字装置の表示部に表示される表示内容例を表す図
【図13】本発明の実施例2におけるインデックス画像データのレイアウトを示す図
【図14】本発明の実施例におけるネットワークストレージデバイス対応機種検索に用いるためのテーブル(表1)
【図15】本発明の実施例における印字装置の各能力を表すテーブル(表2)
【図16】本発明の実施例における用紙サイズに対応する、縦横インチ数、用紙サイズに入るインデックス画像のサイズ、インデックス画像数を表すテーブル(表3)
【図17】本発明の実施例における、表示用画像と元画像の対応を表すテーブル(表4)
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホストコンピュータを用いることなく、本体に装着されたメモリーカード等の記憶媒体に保存された画像データを印刷することができる印字装置であり、ネットワークに接続するためのインターフェースを備え、ネットワークに接続する手段を有する印字装置に関する。また、ネットワーク上に設置され、ネットワークを介して画像データを保存するための画像データ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホストコンピュータを用いることなく印字装置が備えている記憶媒体装着部に装着されたメモリーカード等の記憶媒体上の画像データを直接印字する装置(以下、ダイレクトプリンタと呼ぶ)は、印字装置にコンパクトフラッシュ(登録商標)やPCMCIAカード等(以下これらの記憶媒体を総称してメモリーカードと呼ぶ)の記憶媒体装着部を備えることにより、デジタルカメラ等で撮影した画像データを保存したメモリーカードをダイレクトプリンタに装着し、そのメモリーカードに記憶されている画像を印刷する印字装置である。さらに、ホストコンピュータと接続するための入出力インターフェースを備えることで、ホストコンピュータとダイレクトプリンタを接続してホストコンピュータ用印字装置、記憶媒体装着部に装着されたメモリーカードの読み書き装置として使用できるものもある。また、デジタルカメラとダイレクトプリンタをケーブルで接続し、デジタルカメラ内に保存されているの画像データを印字するものもある。
【0003】
ダイレクトプリンタの操作部には印刷するときの設定や、ダイレクトプリンタの機能を実行するための1つないしは複数の操作キーを備えており、その操作キーを操作することにより、印刷する画像の選択、印字枚数の指定、印刷レイアウトの設定等の各種設定を行い印刷を開始する。また、画像表示用ディスプレイ等を備えることで、印刷する画像を表示しながら印刷する画像を選択することや、印刷する画像に文字列を追加したり、その他の画像を重ね合わせて印刷するなど、印刷する画像を編集可能なダイレクトプリンタも出てきている。
【0004】
ダイレクトプリンタの一般的な使用の手順としては、メモリーカードに保存されているすべての画像データの一覧がわかるように、画像に対して一意になる文字列、例えば画像番号を付加して印刷するインデックス印刷を行い、インデックス印刷によって得られた画像に対応する番号を使用して、メモリーカードに保存された画像を選択することで印刷する画像を選択し、印刷を行う。画像表示用のディスプレイを持つダイレクトプリンタであれば、インデックス印刷を行わずに、画像を選択することも可能である。
【0005】
撮影した画像データの保存の観点から考察すると、デジタルカメラの場合、記憶媒体にメモリーカードを使用していることから、使いきりの銀円写真用フィルムとは異なり、同一のメモリーカードを何度も使用することが想定される。しかしながら、気に入った画像を保存するためには、メモリーカードに画像データを残しておくか、他の記憶媒体や外部の記憶装置に保存する必要がある。しかし、メモリーカードに多くの画像データを残しておくと、次にデジタルカメラで撮影する際の撮影可能枚数が減ってしまうし、別のメモリーカードの保存するとなると、新たにメモリーカードを購入しなくてはならない。そこで、上記の問題点を解決するにあたり、メモリーカードのデータをダイレクトプリンタに内蔵された別の記憶装置、たとえばHDDや、CD−RドライブでCD−Rメディアに画像データを保存するダイレクトプリンタや、これらの外部記憶装置を接続可能なインターフェースを備え、ダイレクトプリンタと外部記憶装置を接続し、その外部記憶装置に画像データ保存する機能を有するダイレクトプリンタもある。また、ダイレクトプリンタにホストコンピュータと接続するためのインターフェースを備えることで、ホストコンピュータとダイレクトプリンタを接続し、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに対して記憶媒体読み書き装置としてアクセスすることで、画像データをホストコンピュータに保存することも可能である。
【0006】
また、ホストコンピュータを使用した保存の1つの方法としては、インターネットを利用して画像データを保存するサービスが挙げられる。そのようなサービスの内容は、ホストコンピュータを使用して、撮影した画像データをネットワークを介して、ネットワーク上に設置された外部記憶装置に保存、読み出しなどを行うことができるサービス(以降、オンラインストレージサービスと呼ぶ)である。そのようなオンラインストレージサービスでは、画像データの保存、読み出しが自由に行えるうえに、画像データを他の利用者に渡すなどのサービスもある。
【0007】
オンラインストレージサービスを利用して保存した画像データを閲覧する際には、利用者が登録した画像データそのものをネットワークを介して読み出して、表示させることが考えられるが、特開2000−268164のように、利用者が保存した画像とはほかに、検索時の画像表示用や、画像内容の確認用などに使用目的ごとに解像度を落とした画像ファイルをネットワークストレージに複数作成し、その画像ファイルを表示する方法なども提案されている。このような方法をとることでネットワークの通信量を軽減することができ、利用者の利便性を高めることなどが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
今日、デジタルカメラの高画素化が進み、撮影した画像データサイズも、より大きなデータサイズになってきている。そのため、1つの記憶媒体上に保存できる画像の枚数が少なくなるという問題点が生じてきた。また、気に入った画像データを保存しておきたい場合、何らかの手段で、記憶媒体の画像データを他の記憶媒体、または記憶装置に保存するか、記憶媒体に保存されている気に入った画像データは残したまま、その他の画像データを削除して使用するしかないため、デジタルカメラで撮影する画像枚数がさらに減ってしまうという問題点があった。
【0009】
そこで従来提案されているダイレクトプリンタにおいては、メモリーカード等の記憶媒体に保存されている画像データの保存に関しては大別して2通りの方法で実現していた。1つ目はダイレクトプリンタをホストコンピュータに接続し、ダイレクトプリンタに備えられているメモリーカード読み取り部をホストコンピュータ用の外部記憶装置として使用し、メモリーカードの画像データをホストコンピュータ上に保存する方法である。2つ目はダイレクトプリンタ本体に外部記憶装置例えば、HDDや、CD−Rドライブを備えたり、外部記憶装置を接続するためのインターフェースを備え市販の外部記憶装置を接続することで、メモリーカードの画像データを保存する方法である。
【0010】
しかしながら、ホストコンピュータを所持していない利用者は、前者の方法で記憶媒体のデータを保存することができない。また、後者の方法はダイレクトプリンタに内蔵すると、その分コストつまり価格が上がってしまう。また、外部記憶装置を別途用意しても結局のところダイレクトプリンタ以外の部分で価格が上がってしまうなど、利用者の負担が大きくなってしまうという問題点があった。
【0011】
また、ダイレクトプリンタを使用してオンラインストレージサービスや、ネットワークに接続されている記憶装置を利用することを考えた場合、処理速度の速いCPUや、豊富なメモリ容量、大画面の表示ディスプレイをもつホストコンピュータでの使用においてあまり不都合にならないような処理であっても、処理速度やメモリ容量の制限が厳しい機器に対して必ずしも最適化されているとは限らず、利便性、操作性を損なうおそれがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題のひとつである、装着された記憶媒体の画像を保存するために、本発明では、ダイレクトプリンタにネットワーク接続のためのインターフェースと、ネットワーク接続手段を備え、ダイレクトプリンタ本体に装着されたメモリーカード等の記憶媒体のデータをネットワーク上に設置された画像データ記憶装置(以下、ネットワークストレージデバイスと呼ぶ)に、保存する手段と、保存した画像データをネットワークストレージデバイスから読み出す手段とを備えることで、ダイレクトプリンタ本体に新たに外部記憶装置を用意することなくメモリカードに保存されている画像データをネットワークストレージデバイスに保存することで、利便性を高めることを目的とする。
【0013】
また、ネットワークストレージデバイスをダイレクトプリンタで使用するにあたっての課題点としては、ホストコンピュータとは異なり、ダイレクトプリンタは大きな表示用ディスプレイを持たない、演算装置の処理能力があまり高くない、搭載されるメモリ容量が少ないなどの制限があるため、ホストコンピュータを使用してネットワークストレージデバイスを使用した場合に比べて、操作性、利便性を損なうことが考えられる。そこで、ネットワークストレージデバイスに保存された画像データをネットワークに接続されたダイレクトプリンタの特性に合わせて管理する手段を備えることで、通信量の削減や、ダイレクトプリンタ処理速度の向上、および利便性、操作性を高めることを目的とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下で、本発明の実施形態を具体的に説明する。
【0015】
(実施例)
(第1の実施例)
第1の実施例として、ダイレクトプリンタに備えられているネットワーク接続用インターフェース、およびネットワーク接続手段を使用してネットワークと接続し、ネットワークストレージデバイスにダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードの画像データを保存する方法と、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを読み出し、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに保存する方法と、ネットワークストレージデバイスから読み出した画像をダイレクトプリンタに装着されたメモリカードに保存することなく直接印刷する方法について以下で説明する。
【0016】
ダイレクトプリンタの外観を示す図1に図示されているダイレクトプリンタ本体1001は、デジタルカメラ等で撮影した画像データを記憶したメモリーカードを装着するための記憶媒体装着部1002を備えている。本実施例では、形状の異なるメモリカードをアダプタを介してダイレクトプリンタに記憶媒体装着部に装着するものであるが、個々のメモリカードの形状に合った装着部を複数備えることも可能である。印刷画像の選択や、印刷モードの設定等を行うための操作部1003を備え、これらの操作キーを使用することにより、ダイレクトプリンタの操作を行うことができる。また、ダイレクトプリンタの情報を表示するための表示部1004を備えており、この表示部に、メモリカードの画像を表示したり、ダイレクトプリンタの状態や、印刷時の設定項目等を表示することが可能である。また、ダイレクトプリンタの背面には図に示していないが、ホストコンピュータと接続するためのインターフェースを備えており、このインターフェースを介してとホストコンピュータと接続することで、ホストコンピュータベースの通常のプリンタとして使用したり、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードの読み書き装置として使用することが可能である。また、ネットワーク接続のためのネットワークインターフェース1005を備え、このインターフェースを介してインターネットなどのネットワーク接続することが可能である。
【0017】
次に本発明の実施例を示す内部構成例をダイレクトプリンタ側を図2、ネットワークストレージデバイス側を図3のブロック図にて図示する。
【0018】
ダイレクトプリンタ側の構成例として図2に示すように、ダイレクトプリンタに装着された記憶媒体に保存されている画像データを印刷データに変換する画像処理手段2001と、画像処理手段により作成された印刷データを印刷するための印刷手段2002と、記憶媒体に保存されている画像の選択や、選択された画像の枚数の指定および、印刷する画像に処理を施すための設定項目を設定するための操作部制御手段2003と、記憶媒体に保存されている画像データの画像番号やプリンタの状態等を表示する表示部制御手段2004、記憶媒体を装着するための記憶媒体制御手段2005と、画像データおよび、ダイレクトプリンタの情報をネットワークを介してやり取りするための通信制御手段2006とを備えている。
【0019】
ネットワークストレージデバイス側の構成例として図3に示すように、画像データを保存するための記憶装置3001、接続されるダイレクトプリンタからの画像データ保存要求、読み出し要求を受け、保存する画像データの記憶容量の管理や、読み出す画像データを特定する処理等、画像データを管理するための画像データ管理手段3002と、画像データ管理手段により処理される画像データおよび、ネットワークストレージデバイスの情報をネットワークを介してやり取りするための通信制御手段3003と、接続される機器が正しい機器による接続かどうかを判断し、不正な機器の接続を拒否するための認証を行う接続機器認証手段3004とを備えている。
【0020】
上記の構成を用いて、ダイレクトプリンタに装着されているメモリーカードに保存されている画像データをネットワークストレージデバイスに保存する方法について説明する。
【0021】
第1のフェーズとして、ダイレクトプリンタと、ネットワークストレージデバイスをネットワーク接続する際の手順について図4のフローチャートと、図12の表示画面例を用いて説明する。
【0022】
ダイレクトプリンタの操作部を操作し、ネットワークストレージデバイスを使用するモード(以下、ネットワークモードと呼ぶ)を選択するS4001、表示画面1。ダイレクトプリンタの通信制御手段により、ネットワークに接続するS4002。ネットワーク接続が確立された後、ダイレクトプリンタのモデルIDを送信するS4003。接続機器認証手段にて、送信されたダイレクトプリンタのモデルIDが、ネットワークストレージデバイス対応機種であるかどうかを図14(表1)の一覧より検索するS4004。図14(表1)に存在しないモデルIDであった場合、ダイレクトプリンタにネットワークストレージデバイス機能対応外モデルIDであることを通知し、ダイレクトプリンタの表示部に、ネットワークストレージデバイス機能対応機種でないことを表示するS4010、表示画面2。その後ネットワーク接続を切断しS4013、終了する。図14(表1)の一覧にダイレクトプリンタのモデルIDがあった場合、ダイレクトプリンタの製造番号をネットワークストレージデバイスに送信するS4005。なお、本実施例の場合においては、接続されたダイレクトプリンタを一意に特定するために、製造番号を使用したが、ダイレクトプリンタが一意に特定される情報であれば、製造番号に限定するものではない。接続機器認証手段にて製造番号が、図14(表1)であらわす有効な製造番号の範囲に入っているかどうかを確認するS4006。ダイレクトプリンタの製造番号が有効な製造番号の範囲に入っていない場合、不正な機器による接続とみなし、不正な製造番号であることをダイレクトプリンタに通知し、ダイレクトプリンタの表示部に不正な製造番号であることを表示するS4011、表示画面3。これにより、不正なダイレクトプリンタの接続を拒否することが可能となる。その後、ネットワーク接続を切断しS4013、終了する。送信したダイレクトプリンタの製造番号が、有効な範囲内にあった場合、ダイレクトプリンタの表示部にパスワードの入力を促すメッセージを表示し、表示画面4、入力されたパスワードをネットワークストレージデバイスに送信するS4007。送信されたパスワードが正しいパスワードかどうか接続機器認証手段により判断するS4008。正しいパスワードでない場合、ダイレクトプリンタにパスワードが正しくないことを通知し、ダイレクトプリンタの表示部にパスワードが正しくないことを表示するS4012、表示画面5。その後、ネットワーク接続を切断しS4013、終了する。送信されたパスワードが正しい場合、正常にネットワーク接続され、正しく認証されたことをダイレクトプリンタに通知し、正しくネットワーク接続されたことをダイレクトプリンタの表示部に表示するS4009、表示画面6。なお、パスワードについては、利用者がはじめて接続する場合においても、初期パスワードを設定することで、そのパスワードを使用することによりネットワーク接続を有効にすることが可能である。初期パスワードについては、個々のダイレクトプリンタに一意のパスワードであっても、共通の初期パスワードであってもその内容を制限するものではない。以上の手順により、ネットワークストレージデバイスを使用するためのネットワーク接続を確立することができる。
【0023】
次にネットワーク接続後のフェーズとして、ネットワークストレージデバイスにダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに保存されている画像データを保存する手順について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0024】
ダイレクトプリンタの操作部を操作し、画像保存モードを選択するS5001、表示画面7。次にネットワークストレージデバイスの画像データ管理手段より、記憶装置に保存可能な容量を確認するS5002。操作部を操作し、メモリーカード内の画像データを一括ですべてネットワークストレージデバイスに保存する一括保存と、メモリーカード内のデータを個々に選択して保存する選択保存の2通りの保存方法から選択するS5003、表示画面8。選択された保存方法を判断するS5004。一括保存方法が選択された場合、メモリカードに入っているすべての画像データの容量の合計を計算するS5005。選択保存方法が選択された場合、ダイレクトプリンタの表示部に保存する画像を選択するための画面を表示するS5009、表示画面9。その後、選択した保存する画像データのデータ容量を保存する合計容量に加算するS5010。この処理により、ネットワークストレージに保存する画像データの合計容量が計算できる。保存する画像の選択が終了したかを判断するS5011。選択が終了していない場合は、ステップS5009に戻り、画像の選択を行う。選択が終了した場合、保存する画像データの合計容量と、ネットワークストレージデバイスに保存可能な容量を比較し、ネットワークストレージデバイスに保存可能かどうかを判断するS5006。保存可能である場合、対象となる画像データをメモリーカードから読み出し、ネットワークを介して画像データを送信し、ネットワークストレージデバイスに保存するS5007。対象となるすべての画像データの保存が終了した後、ダイレクトプリンタの表示部に保存が終了したことを示す画面を表示するS5008、表示画面10。保存する画像データの合計容量が大きく、ネットワークストレージデバイスに画像が保存できない場合、ダイレクトプリンタの表示部に、保存する画像データの容量を減らすように促すメッセージを表示するS5012、表示画面11。その後、保存する画像を選択する画面を表示しS5009、利用者に保存する画像を選択してもらい、保存可能な容量になるように促す。以下は、ステップS5007以降と同様の手順により、対象となる画像データを送信し画像データの保存を行う。上記手順により、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカード上の画像データをネットワークストレージデバイスに保存することができる。
【0025】
ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを読み出し、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに画像データを保存する手順について図6のフローチャートを用いて説明する。
【0026】
ダイレクトプリンタの操作部を操作し、画像読み出しモードを選択するS6001。ネットワークストレージデバイス側は、記憶装置に保存されている全画像データのリストを作成し、ダイレクトプリンタに送信するS6002。この全画像データリストについては、画像データがネットワークストレージデバイスに保存された際に作成しておき、そのリストをダイレクトプリンタに送信しても構わない。ダイレクトプリンタは、受信した画像データのリストを表示部に表示するS6003、表示画面12。ダイレクトプリンタの操作部を操作して、表示されているリストの中の画像データの中から読み出す画像データを選択するS6004。選択された画像データの容量を読み出す画像データの合計容量に加算するS6005。この処理を行うことにより読み出すの画像データの合計容量を計算することができる。読み出す画像の選択が終了したかどうか判断するS6006。選択が終了していない場合は、ステップS6003に戻り、再度読み出す画像の選択を行う。読み出す画像データの選択が終了した場合、メモリーカードが、記憶媒体装着部に装着されているか確認するS6007。メモリーカードが記憶媒体装着部に装着されていない場合、ダイレクトプリンタの表示部に、メモリーカードの装着を促すメッセージを表示するS6012、表示画面13。メモリーカードが装着されるまで、表示を行う。メモリーカードが装着されている場合、メモリーカードの空き容量と、読み出す画像データの容量の合計を比較し、メモリーカードに画像データが保存可能かどうか判断するS6008。装着されているメモリーカードの空き容量が足りない場合、ダイレクトプリンタの表示部に、メモリーカードの空き容量が足りないメッセージを表示しS6013、表示画面14、再度、画像選択の画面を表示しS6003、画像の選択を行う。メモリーカードのあき領域に読み出す画像データがすべて入る場合、ネットワークストレージデバイスより、対象となる画像データをダイレクトプリンタに送信するS6009。ダイレクトプリンタは受信した画像データを装着されているメモリーカードに保存するS6010。選択されたすべての画像データの保存が終了した後、画像データ保存が終了したメッセージを表示部に表示するS6011、表示画面15。上記手順により、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを読み込み、ダイレクトプリンタに装着されたメモリーカードに画像データを保存することができる。
【0027】
次に、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを、ダイレクトプリンタに装着されているメモリーカードに保存することなく、直接印刷手段にて印刷する方法について説明する。ネットワークストレージデバイスの画像データを直接印刷する手段を備えることにより、ダイレクトプリンタの記憶媒体装着部にメモリーカードが装着されていない場合や、装着されている場合であっても、印刷する画像データを保存するだけの十分なあき領域がない場合においても、ネットワークストレージデバイスの画像データを印刷することができ、利用者の利便性を向上させることができる。以下にその方法の詳細について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
【0028】
操作部を操作し、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを直接印刷する画像印刷モードを選択するS7001、表示画面7。ネットワークストレージデバイス側は、記憶装置に記憶されている全画像データのリストを作成し、ダイレクトプリンタに送信するS7002。この全画像データリストについては、画像データがネットワークストレージデバイスに保存された際に作成しておき、そのリストをダイレクトプリンタに送信しても構わない。ダイレクトプリンタは、受信した画像データのリストを表示部に表示するS7003、表示画面12。操作部を操作して、リストの中の画像データの中から印刷する画像データを選択するS7004。次に、印刷設定項目を設定するS7005。印刷設定項目には、用紙の種類、用紙のサイズ、印刷品位、などが挙げられるが、これに限定するものではない。印刷設定項目を設定後、操作部に設けられている印刷開始キーを押下することで印刷を開始するS7006。印刷開始キーの押下を受け、ネットワークストレージ側に印刷する画像データの送信を要求し、ネットワークストレージデバイス側は、選択された画像データをダイレクトプリンタに送信するS7007。ダイレクトプリンタは受信した画像データを画像データバッファに保存するS7008。画像データバッファから、画像データを読み込み、画像データの伸張を行った後、印刷手段で印刷できるデータ形式にするため、画像処理を行うS7009。画像処理には、画像データを印刷解像度に合わせるための解像度変換処理や、ダイレクトプリンタの印刷手段に合わせ印刷データを作成するために色処理や、2値化処理などが含まれるが、その方法については、ディザ方によるものや、誤差拡散法など一般に広く知られているため、説明は省略する。次に画像処理手段により作成された印刷データを印刷手段で印刷するS7010。印刷終了後、ダイレクトプリンタの表示部に、印刷が終了した内容のメッセージを表示するS7011、表示画面17。上記手順では、印刷する画像データすべてを一度に受信してから印刷を行う例であったが、画像データバッファの容量が少なくすべての画像データが入らない場合や、処理の高速化を図るために、受信中に画像処理を行い、印刷を行いながら逐次的に処理を実行する方法で実現することも可能である。
【0029】
次にネットワークの切断フェーズについて、その手順を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0030】
操作部より、ネットワークモード終了を選択するS8001、表示画面7。ネットワークを切断するS8002。表示部にネットワークと切断されたメッセージを表示するS8003、表示画面18。
【0031】
以上の説明により、本実施例において、ネットワークを介して、ネットワークストレージデバイスに対し、ダイレクトプリンタに装着されている画像データの保存、およびネットワークストレージデバイスからの画像データの読み出し、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを直接印刷することができ、ホストコンピュータを持たない利用者がデジタルカメラ等で撮影した画像データを新たに外部記憶装置を用いることなく、画像データの保存、読み出しを行うことができる。
【0032】
なお本実施例では、あらかじめネットワークと常時接続している状況であるLAN環境を想定しての説明であったが、家庭などにおいて電話回線などの回線を用いてのダイアルアップ接続やブロードバンド接続、携帯端末のインターネット接続機能を用いて、インターネットに接続することで、上記手順で同様にネットワークストレージデバイスに接続することが可能である。
【0033】
また、ダイレクトプリンタの表示部に表示する表示データを、広く普及しているマークアップ言語であるHTMLを用いて記述することにより、ネットワークストレージデバイス側の提供する機能を柔軟に開発することが可能である。
【0034】
(第2の実施例)
第2の実施例として、ネットワークストレージデバイスに保存された個々の画像データを、接続されるダイレクトプリンタに備えられた表示部の画像表示能力に最適化して画像データを作成する方法と、ネットワークストレージデバイスに保存された1つ、または複数の画像データをもとに、ネットワークストレージデバイスに保存された画像データの一覧表示ができるインデックス画像データを、接続されるダイレクトプリンタに最適なデータ形式にして作成する方法について以下で説明する。
【0035】
図9は第2の実施例の構成例を表す図である。構成要素としてネットワークとの接続を管理する通信制御手段9001と、記憶装置上に保存された画像データを管理する画像データ管理手段9002と、記憶装置上に保存された画像データを接続されたダイレクトプリンタに合わせて最適化処理を行うための画像データ最適化手段9003と、ダイレクトプリンタの表示部に記憶装置上の画像データの保存状態や、画像データの保存や、読み出しなどの操作を誘導するための表示データを作成する表示用データ作成手段9004と、画像データを保存するための記憶装置9005と、接続される機器が正しい機器による接続かどうかを判断し、不正な機器の接続を拒否するための認証を行う接続機器認証手段9006とを備えている。画像データの保存、読み出し、印刷については第1の実施例にて説明済みのため、ここでは説明を省略する。
【0036】
図10のフローチャートを用いて、ネットワークストレージデバイスに記憶された画像を、ダイレクトプリンタの表示部の能力に最適化して表示用画像を作成する方法について説明する。最適化の準備にあたり、図15(表2)に示す、ダイレクトプリンタの能力を表すテーブルを作成する。テーブルの作成については、ダイレクトプリンタからネットワークを介して必要な情報を得ることにより、動的に作成しても良いし、あらかじめ、ネットワークストレージデバイス側で保持する情報として静的に作成しても良い。本実施例では、あらかじめ静的に作成されているものとして説明する。本テーブルにはダイレクトプリンタの能力を表す以下の情報が記憶されている。ダイレクトプリンタの機種を特定するためのモデルID、ダイレクトプリンタの機種名を表すモデル名、ダイレクトプリンタの状態や、操作メニュー、印刷する画像を表示するための表示部の表示ピクセル数、インデックス印刷を行う際に使用される紙のサイズ、インデックス印刷の際のダイレクトプリンタの印刷解像度の各項目からなる。本テーブルは、ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データの一覧を確認するためのインデックス画像データを作成する際にも使用される。次に、接続されたダイレクトプリンタのモデルIDから、図15(表2)のテーブルを検索し、表示部のサイズ、つまり縦横ピクセル数を得るS10001。保存してある画像データのピクセル数と、表示部のピクセル数を比較するS10002。表示部のピクセル数と画像データのピクセル数が異なる場合、表示部のピクセル数に合わせるために保存してある画像データに対して、解像度変換処理を行うS10003。ここで、表示部の縦横比と画像データの縦横比が異なる場合、表示部に表示されない画像範囲が発生する可能性があるため、表示部に表示される範囲を計算して解像度変換を行う。解像度変換処理に関しては、間引き処理、スムージング処理等、一般に知られているため、説明を省略する。表示部のピクセル数と画像データのピクセル数が一致する場合は、ピクセル数を合わせる処理を行う必要がないため、解像度変換処理は行わない。作成した画像データを表示用画像データとして、元の画像とは異なる名前で保存するS10004。ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データに対応する表示用画像データを作成したか判断するS10005。表示用画像データを作成していない画像データがある場合は作成していない画像データに対してステップS10002に戻り、上記手順を繰り返すことにより、表示用画像データを作成する。ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データに対応する表示用画像データを作成した後、元画像データに対応する表示用画像データを一意に特定するための元画像データと表示画像データを関係付けるリストを作成するS10006。リストは図17(表4)に示すように元画像データと、表示画像データをならべて作成することにより、一対一に対応させることができる。元画像データと、表示画像データが一対一で対応する形式であれば図17(表4)に限定するものではない。
【0037】
上記手順によりダイレクトプリンタの表示部の能力に合わせた画像データを作成することができる。ダイレクトプリンタから、ネットワークストレージデバイス上の画像データを選択する際に、ダイレクトプリンタの表示部に画像データを表示するが、表示用には元画像データを使用するのではなく、上記手順により作成された表示用画像データ図17(表4)から選択し、その表示用画像データを使用することにより、あらかじめ、画像データの縦横ピクセル数がダイレクトプリンタの表示部に表示する縦横ピクセル数と一致しているために、ダイレクトプリンタ側では、画像データの伸張のみで表示部に画像を表示することができるため、表示部の縦横ピクセル数にあわせて解像度変換処理を行う必要がなくなる。また、ほとんどの場合、デジタルカメラ等で作成された画像データの容量より、表示用画像データの容量のほうが少なくなるため、画像データを送信するための通信量を削減することができる。
【0038】
次に、ネットワークストレージデバイスに保存されたすべての画像データの一覧を表示して印刷するインデックス印刷において、ダイレクトプリンタの印刷能力に応じた形式に画像データを変換し、保存する方法について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0039】
まず、接続されたダイレクトプリンタのモデルIDから、図15(表2)を用いて、ダイレクトプリンタの印刷解像度、インデックス印刷の際に使用される用紙のサイズを得るS11001。印刷解像度、および用紙サイズより印刷される画像領域の縦横ピクセル数を計算するS11002。縦横ピクセルの計算には、図15(表2)で示される印刷解像度と、図16(表3)で示される用紙サイズを元に計算される。一例として、用紙サイズがA4サイズで、印刷解像度が360dpiのとき、図16(表3)から、印刷範囲のインチ数がわかるため、この場合の縦横ピクセル数は縦3600ピクセル、横2880ピクセルとなる。上記の方法により計算された画像領域の縦横ピクセル数がインデックス画像の縦横ピクセル数となる。次に用紙サイズより、インデックス印刷で一枚の用紙に印刷される1つ1つの画像のレイアウトサイズを得るS11003。レイアウトサイズの情報は図13に示すように、用紙サイズの範囲13001、個々のレイアウトの範囲13002、画像を特定するための画像番号を配置する画像番号範囲13003の各情報が保持されている。レイアウトするインデックス画像の縦横ピクセル数の計算と同様して、レイアウト範囲と、印刷解像度から、個々のレイアウトサイズを計算することができる。用紙サイズより、一枚の用紙に印刷される画像数を得るS11004。以下の処理はネットワークストレージデバイスに保存されている画像データ数だけ繰り返し処理を行う。レイアウトサイズに合わせて、画像データを解像度変換するS11005。解像度変換の処理内容については前述のとおり省略する。解像度変換を行った画像データを、図13に示すインデックス画像のレイアウト位置に配置するS11006。次に、レイアウトした画像位置の下部に画像データに対応する画像番号を配置するS11007。配置された画像番号は、インデックス印刷した後、対応する画像を特定するために使用される。本実施例では、保存した画像データと一意になるように画像番号を使用したが、当然ながら、画像データが一意に特定できる文字列であれば、例えば画像データのファイル名などでも構わない。配置終了後、一枚のインデックス画像データに入るだけの画像数だけすべて配置したかどうか判断するS11008。まだ配置する画像レイアウト位置が存在する場合、画像書き込み位置を次に書き込むレイアウト位置に移動するS11009。その後次の画像データに対してステップS11005に戻り、上記解像度変換処理から繰り返す。一枚のインデックス画像のレイアウト位置がすべて画像データで埋められた場合、作成したインデックス画像データを名前をつけて保存するS11011。一枚の用紙に入る分だけのインデックス画像データを作成したため、次の新しいインデックス画像データを作成するS11012。画像書き込み位置を先頭レイアウト位置に移動するS11013。新しいインデックス画像データのレイアウト位置に新たに配置する画像データに対し、再びステップS11005の解像度変換処理から繰り返し処理を行う。ネットワークストレージデバイスの保存されているすべての画像データをレイアウト位置に配置終了後、作成したインデックス画像データを名前をつけて保存するS11010。
【0040】
上記の手順により、ネットワークストレージデバイスに保存された複数枚の画像データの一覧表示をしたインデックス画像データを作成することができる。ダイレクトプリンタから、ネットワークストレージデバイスに保存されているすべての画像データを確認するためのインデックス印刷を行う場合、ひとつひとつの画像データを読み込まずに、上記手順により作成されたインデックス画像データをだけを読み込み、画像処理を行うことにより、インデックス画像データがあらかじめ、印刷する用紙にあったピクセル数になっているため、解像度変換処理を行う必要がない。また、インデックス印刷のために、すべての画像データをネットワークストレージデバイスから読み出す必要がなくなりネットワークの通信量を削減することができる。また、複数の画像データをまとめたインデックス画像ファイルのみを伸張、画像処理をおこなうため、画像処理量を大幅に削減することが可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明により、ホストコンピュータを持たない利用者が、デジタルカメラ等で撮影された画像データを、ネットワークストレージデバイスに保存することが可能となり、自由にその画像の保存、読み出し、印刷が可能になる。そのため、利用者に画像データ保存のための外部記憶装置を購入するといった金銭的負担を強いることなく、撮影した画像を管理することが可能となる。
【0042】
また、ネットワークストレージデバイスに保存されている画像データを表示あるいは印刷するにあたり、接続されるダイレクトプリンタに最適化する手段を有するため、表示部用に最適化された画像データを使用することで、画像の解像度変換を行わなくて良い。またインデックス印刷の際、インデックス画像データだけを読み込むことで、個々の画像データをそれぞれ別にネットワークストレージデバイスから読み込んで、1画像ずつ伸張する必要がなくなるため、通信する画像データ数を大幅に削減することが可能となり、ダイレクトプリンタ側の演算量、および、ネットワークの通信量を削減できるため、利用者に快適なプリント環境を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における印字装置の外観をあらわす図
【図2】本発明の実施例における印字装置の内部構成例を表すブロック図
【図3】本発明の実施例における画像データ記憶装置の内部構成例を表すブロック図
【図4】本発明の実施例1におけるネットワーク接続の処理手順を表すフローチャート
【図5】本発明の実施例1における画像データ記憶装置に画像データを保存する手順を表すフローチャート
【図6】本発明の実施例1における画像データ記憶装置から保存された画像データを読み出す手順を表すフローチャート
【図7】本発明の実施例1における画像データ記憶装置に保存された画像データを直接印刷する手順を表すフローチャート
【図8】本発明の実施例1におけるネットワーク切断の手順を表すフローチャート
【図9】本発明の実施例2における画像データ記憶装置の内部構成例を表すブロック図
【図10】本発明の実施例2における画像データ記憶装置に保存された画像データを接続される印字装置の表示部の能力に合わせた画像形式に変換する手順を表すフローチャート
【図11】本発明の実施例2における画像データ記憶装置に保存されたすべての画像データの一覧を表すインデックス画像データを作成する手順を表すフローチャート
【図12】本発明の実施例における印字装置の表示部に表示される表示内容例を表す図
【図13】本発明の実施例2におけるインデックス画像データのレイアウトを示す図
【図14】本発明の実施例におけるネットワークストレージデバイス対応機種検索に用いるためのテーブル(表1)
【図15】本発明の実施例における印字装置の各能力を表すテーブル(表2)
【図16】本発明の実施例における用紙サイズに対応する、縦横インチ数、用紙サイズに入るインデックス画像のサイズ、インデックス画像数を表すテーブル(表3)
【図17】本発明の実施例における、表示用画像と元画像の対応を表すテーブル(表4)
Claims (7)
- ホストコンピュータに接続することなく、印字装置に装着された記憶媒体上の画像を直接印字する印字装置に関し、記憶媒体に保存されている画像データを印刷データに変換する画像処理手段と、前記画像処理手段により作成される印刷データを印刷するための印刷手段と、記憶媒体に保存された画像データの選択および、選択された画像の枚数の指定および、印刷する画像の処理項目を設定するための操作部と、記憶媒体に保存されている画像データの画像番号や印字装置の状態等を表示する表示部と、記憶媒体を装着するための記憶媒体装着部と、ネットワーク接続するためのインターフェースと、ネットワーク接続のための手段を備え、印字装置に装着された記憶媒体に保存されている画像データをネットワークインターフェースを介して、ネットワーク上に設置された外部記憶装置に保存する手段と、ネットワーク上に設置された外部記憶装置から保存した画像データを読み出し、印字装置に装着された記憶媒体に保存する手段とを備えることを特徴とする印字装置。
- 請求項1の印字装置であって、ネットワーク上に設置された外部記憶装置から保存した画像データを読み出し、印字装置に装着された記憶媒体に保存することなく、読み出した画像データを直接印字装置の画像処理手段により画像処理を行い、印刷データを作成し、印刷手段により前記印刷データの印刷を行うことを特徴とする印字装置。
- 請求項2の印字装置であって、ネットワーク接続のためのインターフェースおよびその接続手段がモデムであることを特徴とする印字装置。
- 請求項2の印字装置であって、ネットワーク接続のためのインターフェースおよびその接続手段がLANであることを特徴とする印字装置。
- 請求項2の印字装置であって、ネットワーク接続のためのインターフェースおよびその接続手段が携帯端末であることを特徴とする印字装置。
- ネットワーク上に設置され、画像データを保存する画像データ記憶装置であって、前記画像データ記憶装置にネットワークを介して接続された印字装置の機能および能力を確認する手段と、前記画像データ記憶装置に保存された画像データを、前記画像データ記憶装置に接続された印字装置の表示部に最適な画像解像度に変換する手段と、前記手段により変換された画像データを保存する手段とを備えることを特徴とする画像データ記憶装置。
- 請求項6の画像データ記憶装置であって、前記画像データ記憶装置に保存された1つ、または複数の画像データを、前記画像データ記憶装置に接続された印字装置の印刷能力から、印刷時の画像サイズを計算する手段と、印刷画像のレイアウト位置を決定する手段と、印刷画像のレイアウト位置に画像データを配置する手段と、前記記憶装置に保存されている画像データを、印刷画像のレイアウトサイズに解像度変換する手段と、レイアウトされた画像の近傍に、前記画像データ記憶装置上に保存されている画像データを一意に識別できる文字列を配置する手段とを備え、前記画像データ記憶装置に保存されたすべての画像の一覧表示ができるインデックス用画像データを作成することを特徴とする画像データ記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002335091A JP2004172842A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 印字装置および画像データ記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002335091A JP2004172842A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 印字装置および画像データ記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004172842A true JP2004172842A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32699312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002335091A Withdrawn JP2004172842A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 印字装置および画像データ記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004172842A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005228018A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Hitachi Ltd | ネットワーク端末システム |
JP2010064437A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Canon Inc | プリンタ |
US7856491B2 (en) | 2006-02-20 | 2010-12-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Removable media device capable of notifying network device of insertion of removable media |
US7916953B2 (en) | 2006-01-30 | 2011-03-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Removable medium device, medium for controlling removable medium device, and medium for controlling network device |
-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002335091A patent/JP2004172842A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005228018A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Hitachi Ltd | ネットワーク端末システム |
US7916953B2 (en) | 2006-01-30 | 2011-03-29 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Removable medium device, medium for controlling removable medium device, and medium for controlling network device |
US7856491B2 (en) | 2006-02-20 | 2010-12-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Removable media device capable of notifying network device of insertion of removable media |
JP2010064437A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Canon Inc | プリンタ |
US8282206B2 (en) | 2008-09-12 | 2012-10-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Printer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100594720C (zh) | 便携式通信设备、打印系统及其控制方法 | |
CN109343805B (zh) | 图像处理装置以及图像处理系统 | |
US8400652B2 (en) | Portable terminal apparatus, and printing system and method for determining printable image data | |
US9674379B2 (en) | Relay apparatus, communication apparatus, and control methods of relay apparatus | |
US20050254081A1 (en) | Direct printing method and apparatus | |
US20020138279A1 (en) | On-line digital imaging services | |
US20160241727A1 (en) | Information providing apparatus, terminal device, information providing system, and computer readable medium | |
US10496346B2 (en) | Communication apparatus, control program of communication apparatus, and relay apparatus providing efficient download of electronic data | |
JP2007034443A (ja) | 画像形成システム、画像形成装置及び画像形成処理方法 | |
CN101253469A (zh) | 图像形成设备,移动设备及其控制方法 | |
US20120113471A1 (en) | Communication system, communication apparatus, and control method of relay apparatus | |
US6819441B2 (en) | Digital integrated apparatus and image control system | |
US7830538B2 (en) | Method of providing multimedia data for direct printing, direct printing method and apparatus thereof | |
JP2007286913A (ja) | 通信端末装置 | |
US6854641B1 (en) | Electronic information management system | |
US20010049640A1 (en) | Image print order system using network, digital image data recording medium, and providing method thereof | |
US8577721B2 (en) | Communication device and network communication system | |
JP2001358880A (ja) | 画像入出力制御装置および画像入出力システム | |
JP2009075637A (ja) | データ管理システム、データ提供システム及びプログラム | |
JP2004172842A (ja) | 印字装置および画像データ記憶装置 | |
JP4114127B2 (ja) | 通信機器、通信方法、通信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびサービスシステム | |
US20090141304A1 (en) | Computer-readable recording medium storing a program for managing image files and image file management apparatus | |
US7728996B2 (en) | Image processing apparatus | |
KR101513529B1 (ko) | 부가 정보를 갖는 사진 출력 시스템 및 방법 | |
JP6835148B2 (ja) | 情報処理装置及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060207 |