JP2004172037A - 航空障害灯 - Google Patents

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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

【課題】必要な発電量を確保しつつ蓄電池の過充電などによる寿命低下の問題がなく長寿命で、しかも風車の強風時の損傷や寿命低下の問題のない優れた航空障害灯を提供すること。
【解決手段】太陽光エネルギを電力に変換する太陽電池パネル22を備えた太陽光発電装置21と、風力により発電する風車32を備えた風力発電装置31と、これら2つの発電装置21,31で発電された電力を蓄える蓄電池13と、この蓄電池13からの電力で少なくとも1個の照明灯12を点灯させる航空障害灯10で、太陽光発電装置21と蓄電池13との間および風力発電装置31と蓄電池13との間に充電コントローラ41を設け、風車32近傍の風力を測定する風速計63、風力発電装置31の状態を検出する回転系64及びパスルジェネレータ65からの検出信号により風車32のブレーキ装置51を風車コントローラ61で制御する。
充電コントローラ41で充電を制御することで、過充電を防止して蓄電池13の寿命増大を図り、風車コントローラ61で風車32のブレーキ制御を行って強風時には、停止させて損傷を防止して長寿命化を図るようにしている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は航空障害灯に関し、送電線の鉄塔などに設置した場合の蓄電池や風力発電装置などの寿命向上や設置コストの低減などをはかるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
送電線の鉄塔など地上からある高さ以上に設置され、夜間運航する航空機の行動の障害となる構造物や設備には、夜間その存在を明らかにすることが航空法で義務付けられており、その一つの方法として航空障害灯を設置することが行われている。
【0003】
例えば送電線の鉄塔では、民家から離れた山岳地に構築される場合も多く、送電に用いられる高電圧に比べて低電圧の照明用の電源が必要とされ、遠く離れた民家近くから配電線を布設して供給するのに替え、風力発電装置と太陽光発電装置と蓄電池とを組み合わせた電源装置を鉄塔に設置することが提案されている。
例えば特許文献1の航空障害灯では、送電線からの誘導電力を取り出す第1の電源手段と、太陽光エネルギを電力に変換する第2の電源手段と、風力により発電する第3の電源手段とを設け、これらに整流用ダイオードを挿入して直流化または逆流防止されて蓄電池と並列接続して電源回路が構成され、この電源回路から光源に電力を供給するようにしている。
【0004】
また、鉄塔に発電用の風車を取り付ける方式として特許文献2の提案もなされており、鉄塔の異なる高さの風通しの良い空間に設置すべきことが開示されている。
【0005】
さらに、風力発電用の垂直軸型風力タービンの制御について特許文献3の提案がなされており、タービンの回転軸の回転によって生じる遠心力で半径方向位置が変動する風盃を備えた制御用低速風車を設けて構成され、起動力を得るとともに、過回転時の制動力を得るようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−319975号公報
【特許文献2】
特開昭53−48144号公報
【特許文献3】
特公昭56−42752号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特許文献1の航空障害灯では、風力発電と太陽光発電とを組み合わせて発電し、蓄電池に充電して用いるようにしているが、このような複数の発電装置を組み合わせる場合には、通常、単独の発電装置だけでも光源に必要な発電量を確保するようにしていることから、風のある日中などには、蓄電池への充電が過充電になり易く、蓄電池の寿命が短くなるという問題がある。
【0008】
また、鉄塔に風力発電装置を取り付ける場合には、特許文献2のように風通しの良い所に取り付けることになるが、強風時、特に台風時には、風車に大きな力が加わり損傷する恐れがあるという問題がある。
【0009】
そこで、風車の強風対策として特許文献3のように制御用低速風車を設けることで制動力を得るようにすると、制動力を逆方向に回転させる風車で得るようにしていることから、台風などの場合には、制動力(逆方向の回転力)が打ち勝って逆方向に過回転して損傷する恐れがあるなど強風対策として不十分であったり、寿命が短くなるという問題がある。
【0010】
この発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたもので、必要な発電量を確保しつつ蓄電池の過充電などによる寿命低下の問題がなく長寿命で、しかも風車の強風時の損傷や寿命低下の問題のない優れた航空障害灯を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明の請求項1記載の航空障害灯は、太陽光エネルギを電力に変換する太陽電池パネルを備えた太陽光発電手段と、風力により発電する風車を備えた風力発電手段と、これら2つの発電手段で発電された電力を蓄える蓄電池と、この蓄電池からの電力で少なくとも1個の照明灯を点灯させる航空障害灯において、前記太陽光発電手段と前記蓄電池との間および前記風力発電手段と前記蓄電池との間に充電コントローラを設けるとともに、前記風車近傍の風力を測定するセンサおよび前記風力発電手段の状態を検出するセンサからの検出信号により当該風車のブレーキ制御を行う風車コントローラを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
この航空障害灯によれば、太陽光エネルギを電力に変換する太陽電池パネルを備えた太陽光発電手段と、風力により発電する風車を備えた風力発電手段と、これら2つの発電手段で発電された電力を蓄える蓄電池と、この蓄電池からの電力で少なくとも1個の照明灯を点灯させる航空障害灯で、前記太陽光発電手段と前記蓄電池との間および前記風力発電手段と前記蓄電池との間に充電コントローラを設けるとともに、前記風車近傍の風力を測定するセンサおよび前記風力発電手段の状態を検出するセンサからの検出信号により当該風車のブレーキ制御を行う風車コントローラを設けるようにしており、充電コントローラで太陽光発電手段および風力発電手段からの蓄電池への充電を制御することで、過充電を防止して蓄電池の寿命増大を図り、風力のセンサおよび風力発電手段の状態を検出するセンサの情報に基づいて風車コントローラで風車のブレーキ制御を行って強風時には、停止状態とすることで風車などの損傷を防止して長寿命化を図るようにしている。
【0013】
また、この発明の請求項2記載の航空障害灯は、請求項1記載の構成に加え、前記風力発電手段は、垂直翼式風車と、この垂直翼式風車の回転軸に連結された発電機と、これら風車と発電機との間に設けたブレーキ装置とで構成してなることを特徴とするものである。
【0014】
この航空障害灯によれば、前記風力発電手段は、垂直翼式風車と、この垂直翼式風車の回転軸に連結された発電機と、これら風車と発電機との間に設けたブレーキ装置とで構成するようにしており、垂直翼式風車で効率良く風力発電ができ、しかも強風時の損傷もブレーキ装置による制動停止で防止できるようになる。
【0015】
さらに、この発明の請求項3記載の航空障害灯は、請求項1または2記載の構成に加え、前記風力発電手段の風車は鉄塔上部または空間部に設置され、前記太陽光発電手段の太陽電池パネルは鉄塔上部または地上部に設置され、前記充電コントローラおよび前記風車コントローラは地上部に設置され、これを接続する配線を鉄塔に沿って設置したことを特徴とするものである。
【0016】
この航空障害灯によれば、前記風力発電手段の風車は鉄塔上部または空間部に設置され、前記太陽光発電手段の太陽電池パネルは鉄塔上部または地上部に設置され、前記充電コントローラおよび前記風車コントローラは地上部に設置され、これを接続する配線を鉄塔に沿って設置するようにしており、風車や太陽電池パネルの設置場所と充電コントローラや風車コントローラの設置場所とを分割して設置することで設置が容易となるとともに、設置コストを最少限に抑えることができるようになる。
【0017】
また、この発明の請求項4記載の航空障害灯は、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記照明灯を、直流点灯式の中光度白色照明灯で構成したことを特徴とするものである。
【0018】
この航空障害灯によれば、前記照明灯を、直流点灯式の中光度白色照明灯で構成するようにしており、交流式とする場合に比べ、DC−ACインバータが不要になるとともに、変換ロスもなく、設備全体を簡素化することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図3はこの発明の航空障害灯の一実施の形態にかかり、図1は全体の概略構成図および主要部の拡大図、図2は風車発電手段を構成する発電機部分の横断面図および縦断面図、図3は制御系の概略構成図である。
【0020】
この航空障害灯10は、例えば送電線の鉄塔11に設置されて使用されるもので、鉄塔11の頂部11aに照明灯12が少なくとも1個、例えば4個取付けられる。
【0021】
この照明灯12は、蓄電池13から直接供給される直流で直接点灯する直流点灯式のものが用いられるほか、DC−ACインバータを介して交流に変換して点灯する交流点灯式のものが用いられるが、直流点灯式とすれば、インバータが不要となり、設備の簡素化を図ることができ、インバータによる変換ロスもなくすことができる。特に、必要光度(ワット)が約400Wからは、中光度白色照明灯(中光度白色航空障害灯)が良い。
【0022】
このような航空障害灯10の蓄電池13への充電のため、太陽光発電手段としての太陽光発電装置21と、風力発電手段としての風力発電装置31が設けられ、太陽光発電装置21には、太陽光エネルギを電力に変換する太陽電池パネル22が備えられ、風力発電装置31には、風車32とこれにより駆動される発電機33が備えられる。
【0023】
そして、太陽光発電装置21の太陽電池パネル22は、太陽光が当たる高さの鉄塔11の中間下部11bないしは地上部11cに太陽の方向に向けて設置してある。
【0024】
また、風力発電装置31の風車32は鉄塔11の中間上部11dの鉄塔11の空間部に設置され、例えば垂直翼式風車で構成され、断面形状が一様な直線状の翼を5枚円周方向等間隔に垂直に配置したものが用いられる。
【0025】
この風車32では、図2に示すように、架台34に固定された支持軸35の外周に中空回転軸36が軸受を介して回転自在に設けられ、この中空回転軸36に風車32の各翼の上下がアームを介して取付けてある。
【0026】
そして、この中空回転軸36の下部には、歯車37が取付けられ、これと噛み合う歯車38を介して発電機33を駆動するようになっている。
【0027】
これら太陽光発電装置21の太陽電池パネル22と風力発電装置31の発電機33は充電コントローラ41を介して蓄電池13と接続してある。
【0028】
この充電コントローラ41には、ダミー負荷42が接続されており、蓄電池13への充電電圧及び充電電流を検出するとともに、出力電圧及び出力電流を検出し、これらに基づいて過充電状態になると、蓄電池13への充電を停止してダミー負荷42と接続して過充電を防止するようコントロールする。また、この充電コントローラ41では、太陽電池パネル22による発電は夜間行われないことから、太陽電池パネル22と蓄電池13との回路を夜間は遮断するようコントロールしている。
【0029】
この充電コントローラ41及びダミー負荷42や蓄電池13は鉄塔11の地上部11cの空間に設置してある。
【0030】
さらに、この航空障害灯10では、台風などの強風から風力発電装置31の風車32を保護するため、ブレーキ制御を行うようになっており、ブレーキ装置51と風車コントローラ61が設けてある。
【0031】
ブレーキ装置51は、風車32の中空回転軸36に一体に回転するブレーキディスク52が取付けられ、このブレーキディスク52の外周3か所に電磁ブレーキ53が配置してあり(図2(a)中の電磁ブレーキ53は平面的な配置のみを示している。)、これら3個の電磁ブレーキ53によって強風時に風車32を停止できるようになっている。
【0032】
そして、このブレーキ装置51を制御する風車コントローラ61には、シーケンサ(CPU)62が備えられる。このシーケンサ62には、風車32の近くの鉄塔11に設置した風速計63(図1(b)参照)の検出信号が入力され、さらに風車32の中空回転軸36の回転を非接触状態で検出する複数(図示例では、1個のみ示す)の回転計64及び歯車37と噛み合う歯車で駆動される複数(図示例では、1個のみ示す)のパルスジェネレータ65からの回転速度の検出信号が入力されるようになっている。
【0033】
また、このシーケンサ62には、ブレーキ装置51を手動で停止させる手動停止スイッチが設けてある。
【0034】
このような風車コントローラ61による風車32のブレーキ制御は、次のようにして行われる。
予め、風車コントローラ61に風車32の危険回転数及び危険風速を設定しておき、回転計64及びパルスジェネレータ65のいずれかで検出される風車32の回転速度が設定した危険回転数を越えたり、あるいは風速計63により検出された風速が危険風速を越え、しかも外部タイマーに設定した設定時間、その危険回転数や危険風速を越える状態が連続した場合に、3台の電磁ブレーキ53に作動信号を送り、風車32を停止させる。
【0035】
これにより、台風などの強風によって風車32が損傷したり、破損することを防止することができ、長寿命化を図ることができる。
【0036】
一方、風速が弱まった場合には、ブレーキ装置51を解除するため、風速計63により検出される風速がある設定値より小さくなり、しかも外部タイマーに設定した設定時間、その低風速状態が連続した場合に、3台の電磁ブレーキ53に解除信号を送り、風車32を回転させ、風力発電を再開する。
【0037】
なお、このような風車コントローラ61は鉄塔11の地上部11cの空間部などに設置され、風力発電装置31とは、図示しない配線で接続されるようになっており、配線を鉄塔11に沿って設置してある。
【0038】
このように構成した航空障害灯10によれば、照明灯12に必要な電力が太陽光発電装置21の太陽電池パネル22で太陽光エネルギが電力に変換されて蓄電池13に充電されて蓄えられるとともに、風力発電装置31の風車32及び発電機33で発電されて蓄電池13に蓄えられるので、山岳地など低電圧の電力を確保し難い場所であっても簡単に蓄電池13からの電力で直流点灯式の中光度白色照明灯などの照明灯13を点灯することができる。
【0039】
また、この航空障害灯10によれば、蓄電池13への充電を太陽光発電装置21と風力発電装置31とから行うようにしているので、風がない場合や夜間などで一方の発電装置から充電できない場合でも必要な電力を十分確保することができるとともに、充電コントローラ41でダミー負荷42に接続するよう切り替えて過充電を防止したり、過放電を防止することができ、蓄電池13の寿命を大幅に向上することができる。
【0040】
さらに、この航空障害灯10によれば、風力発電装置31の風車32への風速を風速計63で検出するとともに、風車32の回転数を回転計64及びパルスジェネレータ65で検出し、危険風速や危険回転数になった場合には、風車コントローラ61でブレーキ装置51を制御して風車32を停止するブレーキ制御を行うようにしているので、風車32の強風による損傷や破損を防止して安定した風力発電を行うことができるとともに、風力発電装置31の長寿命化を図ることもできる。
【0041】
なお、風車コントローラ61でブレーキ装置51のブレーキの作動状態をコントロールし、風車32をブレーキを掛けた状態で運転するようにすれば、風車32の強度上の問題のない範囲で強風時にも所定回転数で発電するようにすることもできる。
【0042】
また、この航空障害灯10によれば、風力発電装置31を鉄塔11の中間上部11dの鉄塔の空間に設置し、充電コントローラ41や風車コントローラ61を地上部11cに設置するようにしており、機械部分と制御部分とを分離して設置することで、風車32を支える専用の塔を用意したり、全体を鉄塔11の中間上部11dに設置する場合に比べ、設置費用を低減することができるとともに、保守点検も簡単に行うことができる。
【0043】
なお、上記実施の形態では、説明を省略したが、この航空障害灯の各部の状態を監視する監視装置を設け、これに必要な電力も蓄電池から供給するようにし、携帯電話回線やPHS回線等を利用してこれらの情報を用いて遠隔監視できるようにすることもできる。
【0044】
また、この航空障害灯は、山岳地等の送電用の鉄塔に限らず、航空障害灯を必要とする建築構造物に広く適用することができる。
【0045】
さらに、風車を停止させるブレーキ装置も電磁式のディスクブレーキ装置に限らず、他の形式や電磁式以外の他の駆動式のものであっても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上、一実施の形態とともに具体的に説明したようにこの発明の請求項1記載の航空障害灯によれば、太陽光エネルギを電力に変換する太陽電池パネルを備えた太陽光発電手段と、風力により発電する風車を備えた風力発電手段と、これら2つの発電手段で発電された電力を蓄える蓄電池と、この蓄電池からの電力で少なくとも1個の照明灯を点灯させる航空障害灯で、前記太陽光発電手段と前記蓄電池との間および前記風力発電手段と前記蓄電池との間に充電コントローラを設けるとともに、前記風車近傍の風力を測定するセンサおよび前記風力発電手段の状態を検出するセンサからの検出信号により当該風車のブレーキ制御を行う風車コントローラを設けるようにしたので、充電コントローラで太陽光発電手段および風力発電手段からの蓄電池への充電を制御することで、過充電を防止して蓄電池の寿命増大を図ることができ、風力のセンサおよび風力発電手段の状態を検出するセンサの情報に基づいて風車コントローラで風車のブレーキ制御を行って強風時には、停止状態とすることで風車などの損傷を防止して長寿命化を図ることができる。
【0047】
また、この発明の請求項2記載の航空障害灯によれば、前記風力発電手段を、垂直翼式風車と、この垂直翼式風車の回転軸に連結された発電機と、これら風車と発電機との間に設けたブレーキ装置とで構成するようにしたので、垂直翼式風車で効率良く風力発電ができ、しかも強風時の損傷もブレーキ装置による制動停止で防止することができ、風力発電手段の長寿命化を図ることができる。
【0048】
さらに、この発明の請求項3記載の航空障害灯によれば、前記風力発電手段の風車は鉄塔上部または空間部に設置され、前記太陽光発電手段の太陽電池パネルは鉄塔上部または地上部に設置され、前記充電コントローラおよび前記風車コントローラは地上部に設置され、これを接続する配線を鉄塔に沿って設置するようにしたので、風車や太陽電池パネルの設置場所と充電コントローラや風車コントローラの設置場所とを分割して設置することで設置が容易となるとともに、設置コストを最少限に抑えることができる。
【0049】
また、この発明の請求項4記載の航空障害灯によれば、前記照明灯を、直流点灯式の中光度白色照明灯で構成するようにしたので、交流式とする場合に比べ、DC−ACインバータが不要になるとともに、変換ロスもなく、設備全体を簡素化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の航空障害灯の一実施の形態にかかる全体の概略構成図および主要部の拡大図である。
【図2】この発明の航空障害灯の一実施の形態にかかる風車発電手段を構成する発電機部分の横断面図および縦断面図である。
【図3】この発明の航空障害灯の一実施の形態にかかる制御系の概略構成図である。
【符号の説明】
10 航空障害灯
11 鉄塔
12 照明灯
13 蓄電池
21 太陽光発電装置(太陽光発電手段)
22 太陽電池パネル
31 風力発電装置(風力発電手段)
32 風車(垂直翼式風車)
33 発電機
36 中空回転軸
41 充電コントローラ
42 ダミー負荷
51 ブレーキ装置
61 風車コントローラ
62 シーケンサ
63 風速計
64 回転計
65 パルスジェネレータ

Claims (4)

  1. 太陽光エネルギを電力に変換する太陽電池パネルを備えた太陽光発電手段と、風力により発電する風車を備えた風力発電手段と、これら2つの発電手段で発電された電力を蓄える蓄電池と、この蓄電池からの電力で少なくとも1個の照明灯を点灯させる航空障害灯において、
    前記太陽光発電手段と前記蓄電池との間および前記風力発電手段と前記蓄電池との間に充電コントローラを設けるとともに、前記風車近傍の風力を測定するセンサおよび前記風力発電手段の状態を検出するセンサからの検出信号により当該風車のブレーキ制御を行う風車コントローラを設けたことを特徴とする航空障害灯。
  2. 前記風力発電手段は、垂直翼式風車と、この垂直翼式風車の回転軸に連結された発電機と、これら風車と発電機との間に設けたブレーキ装置とで構成してなることを特徴とする請求項1記載の航空障害灯。
  3. 前記風力発電手段の風車は鉄塔上部または空間部に設置され、前記太陽光発電手段の太陽電池パネルは鉄塔上部または地上部に設置され、前記充電コントローラおよび前記風車コントローラは地上部に設置され、これを接続する配線を鉄塔に沿って設置したことを特徴とする請求項1または2記載の航空障害灯。
  4. 前記照明灯を、直流点灯式の中光度白色照明灯で構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の航空障害灯。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101433260B1 (ko) 2013-03-13 2014-08-25 주식회사 명도시스템 풍속에 따른 조경용 풍차의 회전속도 및 제동 제어장치
NO20170742A1 (no) * 2017-04-30 2018-10-31 Cordina As Solceller med reflektorer samt vindmølle

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