JP2004171555A - 生産設備および機器の貸与方法、フィルタリング装置、シミュレーションツール、貸与対価の請求方法、貸与に伴う演算方法 - Google Patents

生産設備および機器の貸与方法、フィルタリング装置、シミュレーションツール、貸与対価の請求方法、貸与に伴う演算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 生産原価に与える設備投資の影響を低減させることを目的とする。
【解決手段】 生産設備メーカ1が提供する生産設備である圧延装置2の少なくとも一部を仲介会社3を通して、製造業者である鉄鋼会社4が導入し、稼動状況に応じて圧延装置2の貸与にかかる機器についての使用料を支払う機器貸与システム5である。生産量およびそれに応じて変動する課金料金は圧延装置2のコントローラ13で算出され、貸与元である仲介会社3にネットワークを介して送信される。仲介会社3は入手した情報に応じて請求書を発行し、鉄鋼会社4から課金料金の支払いを受ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生産設備および機器の貸与方法、フィルタリング装置、シミュレーションツール、貸与対価の請求方法、貸与に伴う演算方法に関する。
素形材や、半製品、あるいは製品を製作して販売する製造業者は、工場に生産設備を導入して受注量に見合った生産、もしくは需要を予測した見込み生産を行うことが多い。このような生産設備は一般に大型で高価なものであり、一旦、導入した後には購入費用が固定費となって製品の単価に大きな影響を与える。すなわち、高価な生産設備を導入したのに、受注量が少なかった場合には、総売上に対する固定費の比率が大きくなり、収益を圧迫する可能性がある。
このため、このような生産設備をレンタルまたはリースすることが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。ここにおいて、生産設備のレンタルリースとは、新しい生産ライン用の新規な生産設備や、以前の設備投資に追加の投資を行うよりも新設した方が良い場合の新規な生産設備、生産量が突発的に増加した場合に、その増加量に見合う生産設備、などがあげられる。特許文献1の例では、工作機械を製造業者の生産計画などに応じて必要な台数をレンタルリースする方法が開示されている。
また、工場の生産設備とは分野的に異なるが、従来から建設工事・建築工事・土木工事などの分野や、一次産品の採掘などの分野では、工事や採掘などに必要な建機や重機など、単体の機械のレンタルやリースが行われている(特許文献2参照)。
特開2002−123768号公報(段落番号0037、0056、0067、第6図など) 特開2002−109291号公報(段落番号0002〜0004、0020〜0022)
しかしながら、工場の生産設備は、建機や重機などとは異なり大型のものが多く、かつ建機や重機などとは異なり現場から現場へと転々と移動させることを踏まえた構造をしておらず、数を簡単に増減できない場合がある。また新しい設備を導入したものの、需要が導入時の予想を下回った場合には投資に見合う十分な収入が得られないといったことがあるため、大型の生産設備導入は大きなリスクを伴うことになる。ところで、多年にわたって生産設備を使用すると電機部品、例えばモータや、モータのドライブ装置の基板などが老朽化することがある。このような場合は、老朽化した箇所のみの更新で対応したいという要望が多い。これは、少ない設備投資で済むので、固定資産として計上する費用が少なくて済むことや、現在使用している設備や生産方法などをそのまま継承することができるというメリットがあるからである。
したがって、本発明は、設備投資を少なく済ませたい、設備投資に伴うリスクを低減したい、あるいは既存の生産設備からの変更をなるべく少なくしたい、といった製造業者の要望に応えるものであり、設備投資の効率化や、生産性の向上などを通して、生産原価に与える設備投資の影響を低減させることを目的とする。
前記の課題を解決するために、本願の発明者らは、例えば、DCモータを使用している生産設備をACモータに変更するだけで、省エネルギ効果が見込まれることや、コンピュータおよびプログラムなどの制御系を高性能化すると、機械系が従前のままでも処理速度の向上が見込まれることなど、生産設備の一部を更新することで、残りの部分は既存の生産設備であっても生産性を向上できることに着目し、既存設備の少なくとも一部を貸与される機器に置き換えることと、既存設備に前記機器を付加することとの少なくとも一方を行い、生産量に応じて機器の対価を受け取る機器貸与システムを発明するに至った。なお、本願発明は、新規の生産設備の導入に適用することも当然に可能であり、既存設備の少なくとも一部を貸与される機器に置き換えることと、既存設備に前記機器を付加することとの少なくとも一方とは、置き換えのみ、もしくは付加のみ、あるいは、置き換えおよび付加の併用を含むものとする。
例えば、需要予測は難しく、予測結果が正しかったことを確認するまでに時間がかかるので、需要変動を吸収できるような生産設備の少なくとも一部を貸与し、生産量に応じて貸与の対価を変動させるようにした。この結果、生産設備もしくはその一部の貸与を受ける貸与先(被貸与者)は、そのような設備を購入した場合に固定費となる費用を生産量に応じて変化する変動費として捉えることが可能になる。また、一般的なリースも月々のリース料を固定的に支払うものであり、短期的に生産量が上下した場合には、本願発明のように生産量に応じて変化する変動費として扱えることは非常に有効である。この場合に、多品種生産が可能な生産設備であれば、生産される製品ごとに対価を算出するようにすると良い。また、所定期間の生産量のうち、課金対象となる生産量の上限値、もしくは下限値を定めると貸与元(貸与者)のリスク低減や、貸与先の利益増大に資する。さらに、トラブルが発生したときには、原因に応じてそのときの対価を割り引くようにすると生産量低下のリスクを貸出先と貸与元で分担的に共有できることになり、契約の公平な度合いが高まる。ここで、対価の通知や支払いはオンラインで行うようにすると便利であるが、貸与先から貸与元に送信される可能性のあるデータの中には、秘密を要するものもあるので、そのようなデータはあらかじめ登録しておき、データの送信時にチェックし、除外するようにすると良い。
生産設備の貸与先で対価、つまり課金料金を算出せずに、生産量を貸与元に通知し、貸与元で課金料金を算出するようにしても良い。この場合の課金料金の算出においても、上限値や下限値、製品ごと、トラブルに応じた割り引きなどを、前記と同様に考慮しても良い。なお、貸与元としては、生産設備の貸与にかかる部分を生産する生産設備メーカや、生産設備メーカから買い取った機器もしくは生産設備を貸与することで運用して利益をあげるファイナンシャル会社などの仲介会社があげられる。特に、生産設備メーカは生産元ということもできる。
また、このように機器を貸与するシステムにおいては、前記した上限値や下限値、もしくは課金料金を算出するためのその他のパラメータをいかに設定するかが重要である。これは、各種パラメータの設定により貸与元、貸与先の利益が大きく変化することがある。このため、パラメータをふってその結果をシミュレートするツールが必要となる。このシミュレーションツールには、設定したパラメータを生産設備などにアップロードできるようにすることが望ましい。
本発明によれば、生産設備の貸与を受ける側から見ると、設備投資の効率化や、生産性の向上などを通して、生産原価に与える設備投資の影響を低減させることができる。とりわけ予想通りの生産量が上がらない場合には支払額が軽減されるので、設備投資のリスクをヘッジできるとともに資産を圧縮できる。一方、生産設備を貸与する側からみると、このようにすることで生産設備もしくはその一部の販売を促進させることができる。
本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1には、生産設備メーカ1(サプライヤともいう)が提供する生産設備である圧延装置2の少なくとも一部を仲介会社3を通して、製造業者である鉄鋼会社4が導入し、稼動状況に応じて圧延装置2の貸与にかかる部分についての使用料を支払う機器貸与システム5の概要が図示されている。ここにおいて、生産設備メーカ1や、仲介会社3は貸与元、鉄鋼会社4は貸与先ということができる。また、圧延装置2の貸与にかかる部分とは、圧延装置2の少なくとも一部であり、例えば圧延ロール11を回転させるモータ12aや、コントローラ13、制御用計算機14などの電気機器があげられるが、圧延装置2の全体であっても良い。なお、以下の各実施形態において貸与される機器、つまり既存設備の少なくとも一部の置き換えと、付加との少なくとも一方を行うことで生産設備をなす機器とは、電機機器や、機械品、あるいはそれらの一部もしくは複数の組み合わせ、制御用のソフトウェアのみならず、生産設備である圧延装置2の全体をも含む広義の機器とする。
圧延装置2は、前工程から送られてくる鋼板Wを圧延ロール11で所定厚さに加工して、コイル状に巻き付ける装置である。図1には冷間圧延のためのシングルスタンドでリバース圧延が可能な圧延装置が図示されている。圧延装置2は、上下2段の圧延ロール11およびバックアップロール15を有するミル16を挟んで、巻き戻し用のコイラ17と、巻き取り用のコイラ18とを配し、ブライドルロール19でガイドされる鋼板Wがミル16を往復移動できるようになっている。この圧延装置2において鋼板Wの厚さは板厚計20でモニタされており、鋼板Wの送り速度は板速計21でモニタされている。また、鋼板Wの板幅は板幅計22でモニタされている。圧延後の鋼板Wは巻取機23によりコイル状に巻き取られて次工程などに搬送される。
この圧延装置2において、巻き戻し用のコイラ17はモータ12bおよびそのドライブ装置24bにより駆動制御がなされる。同様にして巻き取り用のコイラ18はモータ12cおよびそのドライブ装置24c、ブライドルロール19はモータ12dおよびそのドライブ装置24d、圧延ロール11はモータ12aおよびそのドライブ装置24a、バックアップロール15はモータ12eおよびそのドライブ装置24e、巻取機23はモータ12fおよびそのドライブ装置24fにより、それぞれ駆動制御される。各ドライブ装置24a〜24fと、板厚計20、板速計21ならびに板幅計22は、通信線25によりフィールドLAN(Local Area Network)を構築しており、PIO(Process Input/Output)ステーション26を介してコントローラ13に接続されている。コントローラ13はフィールドLANより上位のネットワークである情報LANに接続されており、制御用計算機14からの指示を受けて、制御対象であるドライブ装置24a〜24fを稼動させモータ12a〜12fを回転させるなどして圧延装置2を稼動させる。また、コントローラ13は、本実施形態における特徴的な処理として、圧延装置2に対する課金料金の計算(貸与請求の演算)を行うための情報の作成や蓄積を行い、必要に応じて鉄鋼会社4の製造業者サーバ27を介して外部ネットワーク(通信回線)経由で仲介会社サーバ28と通信を行う。
コントローラ13は、CPU(演算手段)やRAM(メモリ)、ROM、その他の電気、電子部品にソフトウェアからなるコンピュータで、課金料金の算出に必要な情報を記憶し、蓄積する課金情報蓄積手段31と、所定の計算式により課金料金を算出する課金料金算出手段32と、算出した課金料金についての情報を仲介会社3に送信する送受信手段33とを備える。なお、課金料金算出手段32は、後に説明する各種の場合を除いて、基本的には生産量が大きい値のときは大きい課金料金を、生産量が小さい値のときは小さい課金料金を算出する(所定の計算式により算出する)。
仲介会社3の使用する仲介会社サーバ28は、仲介会社3に設置されたネットワーク接続可能なコンピュータからなる。その構成を本実施形態に直接関連する機能に着目して図示すると図2のようになる。すなわち、仲介会社サーバ28は、ネットワークから課金料金などの情報を受信する受信手段34と、ネットワークに請求書などの情報を出力する送信手段35と、データ処理や制御を行う演算手段36と、記憶装置37とを有する。また、図示しないがディスプレイなどの出力手段や、マウス、キーボードなどの入力手段も備える。記憶装置37には、鉄鋼会社4が機器貸与システム5を利用するために開設したアカウント37aや、図示しない生産設備メーカ1の情報や、鉄鋼会社4の情報、および貸与した機器の情報などが記憶されている。
この機器貸与システム5で行われる処理について以下に説明する。
まず、図3のフローチャートは鉄鋼会社4側で課金料金を算出する場合の処理が示してある。なお、鉄鋼会社4は、圧延装置2を用いて鋼板Wを作製し、製品購入会社に販売し、その対価を回収することで事業を営んでいるものとする(以下、各実施形態について同じ)。
ステップS1として鉄鋼会社4から生産設備メーカ1および仲介会社3に機器(設備)の貸与の契約がなされると、ステップS2で生産設備メーカ1から鉄鋼会社4に対して機器が貸与(提供される)。この貸与に対する代金(貸与先からみた機器の利用に対する使用料、貸与元からみた場合の貸与にかかる対価)はステップS3で仲介会社3から一括して支払われる。鉄鋼会社4が図1に示すような圧延装置2を用いて鋼板Wを作製すると、コントローラ13は、後に説明する処理により課金料金Mを算出し、ステップS4で算出した課金料金Mを仲介会社3に連絡する。そして、仲介会社3は、課金料金Mの連絡に基づいてステップS5として請求書を発行し、ステップS6で鉄鋼会社4は請求書に基づいて仲介会社3に課金料金Mを支払う。課金料金Mの支払いがあったら、ステップS7で仲介会社3は生産設備メーカ1に支払い報告およびアカウントの報告を行う。ステップS4からステップS7までの処理は、所定期間ごと、例えばひと月ごとに繰り返して行われる。
なお、所定期間とは、取引の慣行上、便宜上などの理由やその他の理由により定められる「ある期間」であり、「ひと月ごと」などのように一定期間である場合や「随時」などのように一定期間でない場合が含まれる。
ここで、仲介会社3に連絡する課金料金Mを算出するコントローラ13の処理を図4に示す。すなわち、ステップS21で単位時間あたりの鋼板Wの生産量Uを算出する。生産量Uは、例えば鋼板Wの板厚と、板幅と、板速と、単位時間とを掛け合わせた値として得られる。この単位時間あたりの生産量Uは、ステップS22で積算されて累積生産量ΣUとされ、課金情報蓄積手段31に記憶される。ここまでの処理は月末になるまで行われ、月末になったら(ステップS23でYes)、ステップS24に進む。なお、月末は所定期間の一例であり、これに限定されるものではない。
ステップS24で、課金料金算出手段32は累積生産量ΣUと、あらかじめ契約で定められた最低生産量Uminとを比較して、累積生産量ΣUが最低生産量Umin未満である場合には、その月の累積生産量ΣUは最低生産量Uminとみなす。一方、課金料金算出手段32は累積生産量ΣUと、あらかじめ契約で定められた最高生産量Umaxとを比較して、累積生産量ΣUが最高生産量Umaxを超える場合には、その月の累積生産量ΣUは最高生産量Umaxとする。その他の場合は累積生産量ΣUをそのまま用いる。なお、最低生産量Uminもしくは最高生産量Umaxの一方のみを定める契約がなされている場合には、契約で定められた一方のみを考慮する。また、このような下限値および上限値を定めないことも可能である。
次にステップS25で、累積生産量ΣUに費用係数α(数値)を乗じて課金料金Mを算出する(計算式により算出)。費用係数αも契約により鉄鋼会社(製造会社)4ごと、生産設備2ごとに定められる値である。ステップS26では算出した課金料金Mを送受信手段33から鉄鋼会社4の製造業者サーバ27に出力する。ここまでで、その月の処理が終了するので、ステップS27で契約期間を調べ、契約期間が今月で満了する場合はそのまま処理を終了する。一方、翌月以降も契約している場合には、課金情報蓄積手段31に記憶されている累積生産量ΣUの値をリセットしてからステップS21に戻る。なお、このような課金料金Mや貸与請求に関する数値を算出する計算式は、例えば、コンピュータに読取り可能な電子情報としてのテーブルを製品で検索することにより得られる。また、費用係数αは、例えば、入力手段により入力される数値である。
このようにコントローラ13で算出され、出力された課金料金Mを仲介会社3に送信する処理を図5に示す。この処理は主に鉄鋼会社4の製造業者サーバ27において行われる処理である。
製造業者サーバ27は、課金料金Mの入力待ちをしており(ステップS31)、コントローラ13からの入力があったら、ステップS32で課金料金Mを仲介会社3に送信する。その後は、ネットワークを介して仲介会社3から請求書が送信されてくるまで待機し(ステップS33)、請求書を受け取ったらステップS34で仲介会社3に代金をオンラインで支払う。そして、ステップS35で契約期間の満了、またはアカウントのクローズを確認し、いずれかの条件を満たすまで前記のステップS31からステップS34の処理を繰り返す。なお、ステップS34の代金支払いは、必ずしもオンラインで行う必要はなく、オフラインで決済するようにしても良い。
仲介会社3の処理について図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS41として鉄鋼会社4から課金料金Mについての情報の受信待ちをしているときに、ステップS42で図2に示す仲介会社サーバ28の受信手段34が課金料金Mの情報を受信したら、その内容に基づいてステップS43で請求書を発行する。請求書の発行とは、演算手段36で作成され、送信手段35から鉄鋼会社4の製造業者サーバ27に送信されることであり、請求書の発行後は入金待ち状態になる(ステップS44)。そして、ステップS45として受信手段34が支払いを受信したら、ステップS46でアカウント37aを更新、つまりオンラインでの電子決済を行う。ステップS47で支払いがあったことを生産設備メーカ1に報告する。ここで契約期間の満了を確認し(ステップS48)、契約が続いているようであればステップS41に戻るが、契約満了の場合は処理を終了する。なお、ステップS45およびステップS46の支払い処理と、ステップS47の生産設備メーカ1への報告は、オフラインで行うことも可能である。
生産設備メーカ1の処理は図7に示すようになっている。
機器を貸与した後は、ステップS51として仲介会社3からの代金一括支払いを待ち、ステップS52で代金一括支払いを受け取ったら、ステップS53で鉄鋼会社4から仲介会社3に対して行われる月々の入金についての報告を待つ。そして、入金報告を受信し(ステップS54)、かつ契約期間が満了すれば(ステップS55でYes)、処理を終了する。一方、契約期間満了でなければ(ステップS55でNo)、ステップS53に戻る。ここで取得する入金報告は、入金が行われたことの確認のほかにも、今後の生産設備(圧延装置2)の生産計画や、最高生産量Umaxや最低生産量Uminの設定や改正、課金係数αの設定や改正のための資料とすることもできる。
このように本実施形態によれば、鉄鋼会社4は圧延装置2の例えば、モータ12a〜12fおよびそのドライブ装置24a〜24fと、コントローラ13を更新する際に、その費用を固定費として取り扱う代わりに、圧延装置2で実際に生産した鋼板Wの生産量に応じて変動する課金料金Mとして支払うことになる。このため、需要の変動により生産量が一時的に落ち込んだとしても、その間は課金料金Mも少なくなるので負担を低減させることができる。一般にモータ12a〜12fなどの一部の機器を更新するだけでも圧延装置2の全体の生産能力は更新前に比べて向上するので、将来需要が増大した場合でも対応できる。鉄鋼会社4は、このように需要が増大した場合にも対応できるような圧延装置2を、導入時には現在の生産量に見合う費用で導入することができる。このことを貸与元である生産設備メーカ1や仲介会社3の側からみると、初期段階では性能の高い機器を安価で貸与し、後に生産量が増大したら、それに応じて増大する課金料金Mを受け取ることで、長期的な視野から貸与した機器の対価を回収することになる。
なお、本発明で、生産量の申告や対応する課金料金Mは、貸与先と貸与元で情報を客観的に共有するので、改ざんなどの不正な商取引を簡単に防止できる。つまり、生産量や課金料金に関して、恣意的な判断の混入余地をなくすことができるし、履歴を詳細情報(ライン速度,板厚,板幅に至るミクロ情報まで)にわたって長期的にエビデンスとして保存し、トレースバックすることが可能になる。また、支払い報告に疑念がある時には容易にチェックすることができるし、仮に貸与先に不正行為が起こりうるような場合であっても、そのような行為を抑止できる。これらの特色は、生産量あるいは課金料金をハードウェアで情報管理することで、上記をより強固にできる。
また、図1の課金料金算出手段32、課金情報蓄積手段31は、ソフトウェア(アルゴリズム)で実現することもできるが、通常のコントローラに装備されているカウンタモジュール等を用いてハードウェアで構成することもできる。後者の場合は、例えば電力メータをチェックするように、貸与元が定期的にカウンタ値をチェックすることで、生産量の把握を適切に行える。チェックの方法は、直接でも良いし、回線を利用しても良い。
(第二実施形態)
第二実施形態は、前記した機器貸与システム5において、圧延装置2が複数種類の鋼板Wを処理する場合に、その鋼種i、等級jを考慮して課金料金Mを算出することを特徴とする。
本実施形態においてコントローラ13の課金料金算出手段32は、図8に例示する課金テーブル41を利用して生産量Uを算出する。この課金テーブル41は、課金情報蓄積手段31に記憶されており、鋼種iおよび等級jといった層別情報41aごとに単位あたりの費用が異なるように定められた課金係数αijが記憶されており(計算式が記憶されており)、算出される層別の累積生産量ΣUijを格納することが可能になっている。この課金テーブル41から鋼種iが「SUS306」で、等級jが「A」であるときの課金係数はα11であることがわかる。また、同じ鋼種iであっても異なる等級j「B」であれば異なる課金係数であるα12が得られる(計算式が得られる)。
この場合の課金料金Mの算出は図9のフローチャートに従って行われる。
ステップS61で課金料金算出手段32が制御用計算機14が保有している情報から圧延中の鋼板Wの鋼種iと、等級jとを判定し、課金テーブル41から対応する課金係数αijを読み出して単位時間あたりの生産量Uijを算出する。算出した生産量UijはステップS62で鋼種iおよび等級jごとに積算されて累積生産量ΣUijとして課金情報蓄積手段31の課金テーブル41に格納される。そして、月末であればステップS63からステップS64に進み、月末でなければステップS61に戻る。ステップS64では課金料金Mを算出する。ここでの課金料金Mは、図9中に示すように、累積生産量ΣUijに、それに対応する課金係数αijを積算した値を、鋼種iおよび等級jごとに足し合わせた値である。
そして、ステップS65で仲介会社3に申請する課金料金Mを決定する。例えば、算出した課金料金Mが、あらかじめ契約で定められた最低課金料金Mminよりも少ない場合は、その月の課金料金Mは最低課金料金Mminとする。一方、算出した課金料金Mが、あらかじめ契約で定められた最高課金料金Mmaxよりも多い場合は、その月の課金料金Mは最高課金料金Mmaxとする。最低課金料金Mminと最高課金料金Mmaxとは、どちらか一方のみを定めても良い。また、鋼種iおよび等級jごとに最低生産量や最高生産量を定めて、その月の生産量を決定してから、それに対応する課金係数αijを積算した値を足し合わせて課金料金Mとしても良い。
ステップS66では算出した課金料金Mを図1に示す送受信手段33から鉄鋼会社サーバ27に出力する。ここまでで、その月の処理が終了するので、ステップS67で契約期間を調べ、契約期間が今月で満了する場合はそのまま処理を終了する。一方、翌月以降も契約している場合には、課金情報蓄積手段31に記憶されている累積生産量ΣUijの値をリセットしてからステップS61に戻る。なお、鋼種iのみ、もしくは等級jのみを層別情報41aとしても良い。
なお、生産設備としての圧延装置1が生産した製品の所定期間の生産量を取得し、この生産量に対して相当する課金料金が互いに異なるような計算式により製品の課金料金を算出することができる。具体的には、同じ生産量であっても、課金料金が互いに異なる結果となる計算式、つまり、生産量が同じatonでも、ステンレスならば○○円、鉄ならば○△円のような課金料金が互いに異なるような計算式により製品の課金料金を算出することができる。
(第三実施形態)
第三実施形態は、前記した機器貸与システム5において、圧延装置2の生産性や、作製される製品の品質や操業効率などの複数のパラメータを設定し、このパラメータに基づいて課金料金Mを算出することを特徴とする。ここで、コントローラ13の課金情報蓄積手段31には、累積生産量ΣUの他に、原料重量R、鋼板Wの品質を決めるデータが記憶される。以下、品質を決めるデータとしてはオフゲージ長と、操業効率を決めるデータとしては省エネルギを例にして説明するが、品質に関しては板厚偏差や板厚変動、また操業効率としては操業人員などのその他の指標を採用することも可能である。
図10のステップS71に示すように単位時間あたりの生産量Uおよびその生産に要した原料重量Rをそれぞれ算出する。ステップS72では前回まで計算した生産量Uの総和にステップS71で新しく算出した生産量Uを加えて累積生産量ΣUを算出する。また、前回までの計算した原料重量Rの総和にステップS71で新しく算出した原料重量Rを加えて累積原料重量ΣRを算出する。なお、累積生産量ΣUおよび積算(累積)原料重量ΣRは、次回計算する生産量Uおよび原料重量Rとにそれぞれ加算すべく課金情報蓄積手段31に記憶させる。そして、ここまでの処理を月末になるまで行い、月末になったらステップS73からステップS74に進む。
ステップS74では、生産性Vと、オフゲージ長の目標値達成度Wwと、省エネルギの目標値達成度Xとをそれぞれ算出する。生産性Vは、投入した原料に対して得られる製品の量として求めることができ、具体的には累積生産量ΣUを積算原料重量ΣRで除算すると得られる。オフゲージ長の目標値達成度Wwは、単位時間ごとの目標オフゲージ長の総和から、単位時間ごとのオフゲージ長の実績値の総和を差し引いた値である。省エネルギの目標値達成度Xは、月間の電力消費量の目標値から実際に消費した電力量を差し引いた値である。
続くステップS75では課金料金Mを算出する。図中に示すように、累積生産量ΣUに課金係数αを乗算した値と、生産性Vに課金係数βを乗算した値と、オフゲージ長の目標値達成度Wに課金係数γを乗算した値と、省エネルギの目標値達成度Xに課金係数ηを乗算した値とを足し合わせた金額が課金料金Mとなる。算出された課金料金MはステップS76で送受信手段33から出力する。以上の処理はステップS77に示すように契約期間が満了するまで行われ、契約期間が満了すると処理を終了する。
(第四実施形態)
この実施形態は、前記した機器貸与システム5において、例えば、トラブル発生要因が貸与部分による場合など、トラブルの発生により生産ラインが停止せざるを得なかったときに、その原因に応じて課金料金Mを割り引くことを特徴とする。
その原因の内容と割引率についてはあらかじめ契約で定められ、例えば、図11に示すようなトラブルデータベース61を作成する。このトラブルデータベース61は、生産設備2のコントローラ13内の記憶装置に記憶されている。その構成は、図12に示すようにトラブルの名称と、トラブル原因と、割引率の値であるメーカ瑕疵割合とからなる表で、トラブルに応じて費用が異なるように割引率が定められている。例えば、鋼板の継ぎ目の溶接部の不良が原因で圧延中に鋼板Wが破断して圧延装置2を停止せざるを得なかったときは、トラブル名称「板破断」およびトラブル原因「溶接不良」でトラブルデータベース61を検索し、メーカ瑕疵割合として「0.1」を得る。また、同じ鋼板Wの破断であっても作業者のオペレーションミスが原因であった場合には、トラブル名称「板破断」およびトラブル原因「オペミス」でトラブルデータベース61を検索し、メーカ瑕疵割合として「0.0」を得る。以上の例はメーカ瑕疵割合が小さい、つまり生産設備メーカ1が責任を負う必要性の低いものであるので、後の処理で算出される割引料金は少なくなる。一方、揃速異常が特定のドライブ装置24a〜24f(図1参照)の応答低下により発生して、その結果、生産量Uが減少してしまったときは、生産設備メーカ1側の瑕疵の割合が高いと考えられので、メーカ瑕疵割合は「0.8」になっており、これに基づいて算出される割引料金も大きくなる。発生したトラブルからのトラブル原因推定は、たとえば本願出願人による出願である特開2001-25819号公報(「圧延機の異常診断方法および装置」)に記載のアルゴリズムを制御用計算機で実現することで可能となる。
このようなコントローラ13において課金料金Mを算出する処理について図13のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでの課金料金Mの算出とは、あらかじめ定められたトラブルとトラブルに原因に関する貸与者と貸与先の瑕疵割合にしたがってトラブル毎の割引料金を算出し、所定期間内に発生した割引料金の総和を出力することを含むものである。
ステップS81で他の実施形態と同様にして単位時間あたりの生産量Uを算出し、ステップS82で生産量Uを積算して累積生産量ΣUを算出する。
ここで、ステップS83でトラブルデータベース61を調べ、トラブルの発生が確認されない場合はステップS87に進む。一方、トラブルの発生が認められたらステップS84に進む。ステップS84では遺失生産量Ulを算出する。遺失生産量Ulとは、生産ラインが停止している間に生産できたであろう生産量のことで、ライン停止時間と、板厚と、板幅と、板速とを掛け合わせた値である。なお、ここでの板厚および板幅ならびに板速は予定されていた値(スケジュール値)を用いる。続くステップS85では、トラブルデータベース61を検索してトラブルの内容と、そのトラブルに対するメーカ瑕疵割合を読み取って、生産設備メーカ1の瑕疵割合Yを決定する。さらに、遺失生産量Ulと瑕疵割合Yとを乗算してメーカ責任遺失生産量ULを算出し、その積算量であるメーカ責任積算遺失生産量ΣULを算出する。
そして、ステップS87で月末であることを確認し、月末でなければステップS81に戻る。一方、月末であればステップS88に進んで課金料金Mを算出する。課金料金Mの算出にあたっては、最初に割引料金Mdを算出する。割引料金Mdはメーカ責任積算遺失生産量ΣULに割引係数α2を乗じると得られる。そして、ステップS89で課金料金Mおよび割引料金Mdは課金料金算出手段32から送受信手段33に受け渡され、送受信手段33から仲介会社3に送信される。ここでステップS90として契約期間が満了するようであれば処理を終了し、残余の契約期間があるならばステップS81に戻る。
なお、全体のフローは図14に示すように、月ごとにステップS4aとして課金料金Mおよび割引料金Mdを生産設備メーカ1に連絡すると共に、ステップS4bで課金料金Mを仲介会社3に連絡する。ステップS4cとして生産設備メーカ1が割引料金Mdを承諾したら、ステップS5で割り引き後の課金料金についての請求書を仲介会社3が発行し、ステップS6で鉄鋼会社4が代金を支払う。例えば、代金として課金料金Mから割引料金Mdを差し引いた額となる。
(第五実施形態)
この実施形態は、鉄鋼会社4で課金料金Mを算出せずに、生産量を生産設備メーカ1に通知し、生産設備メーカ1において課金料金Mを算出し、算出した課金料金mを対価として鉄鋼会社4に請求することを特徴とする。
図15に示すように、ステップS1で契約を結び、ステップS2で生産設備メーカ1から機器が貸与され、ステップS3で仲介会社3から代金が一括して生産設備メーカ1に支払われるところは前記の実施形態と同様である。しかしながら、本実施形態では、ステップS4dとして、鉄鋼会社4は圧延装置2で生産した鋼板Wの累積生産量ΣUを生産設備メーカ1に通知する。
累積生産量ΣUの通知を受けた生産設備メーカ1は、累積生産量ΣUに課金係数αを乗算して課金料金Mを算出し、ステップS4eで仲介会社3に課金料金Mを連絡する。仲介会社3ではステップS5で課金料金Mに応じた請求書を鉄鋼会社4に対して発行する。鉄鋼会社4はこれを受け取ったら、ステップS6で課金料金Mに見合う代金を仲介会社3に支払う。ステップS7で仲介会社3は支払いがあったことを生産設備メーカ1に報告する。
ここで、図1に示すコントローラ13側の処理について図16のフローチャートを用いてさらに説明する。まず、コントローラ13は、ステップS101として、累積生産量ΣUを算出する。この処理は、例えば、図4のステップS21からステップS24、およびステップS27に相当する。算出された累積生産量ΣUは、ステップS102で入力待ちしている送受信手段33に受け渡される。累積生産量ΣUを受け取った送受信手段33は、ステップS103で累積生産量ΣUを生産設備メーカ1に送信する。その後は請求書待ちになり(ステップS104)、請求書を受け取ったら、仲介会社3に代金を支払う(ステップS105)。そして、ステップS106で契約期間の満了の場合、もしくはアカウントをクローズする場合は処理を終了するが、その他の場合はステップS101に戻る。
一方、累積生産量ΣUの通知を受けて課金料金Mを算出する生産設備メーカ1の処理は、図17に示すようなメーカサーバ29により行われる。メーカサーバ29は、ネットワークに接続可能な受信手段71および送信手段72と、課金料金Mの算出処理を行う演算手段である課金料金算出手段73と、課金算出テーブル74とを有するコンピュータである。課金算出テーブル74は課金料金Mを算出する際に参照するテーブルで、鋼種iごと、等級jごとに単位質量あたりの課金料金mが割り当てられており、記憶装置に記憶されている。
メーカサーバ29の処理を図18のフローチャートで説明する。まず、ステップS111の代金一括支払い待ちの状態からステップS112で代金の一括払いを受け取ると、次にステップS113で累積生産量ΣUの受信待ちに移行する。受信手段71で累積生産量ΣUを受信したら、ステップS114で累積生産量ΣUと課金算出テーブル74の内容とから課金料金Mを算出し、算出した課金料金MをステップS115で送信手段72から仲介会社3へ送信する。そして、契約期間が満了すれば(ステップS116でYes)、処理を終了し、契約期間内であればステップS113に戻る。
図19は課金料金Mの算出結果を表示させた課金料金画面の例である。課金料金画面81は、鋼種iおよび等級jで定まる単位質量あたりの課金料金mの額と、鋼種iおよび等級jごとのその月の生産量(累積生産量ΣUij)と課金料金Mijとが一覧表として表示される。また、合計した総生産量(累積生産量ΣU)および総課金料金(課金料金M)も表示できるようになっている。ここにおいて、生産量は、鉄鋼会社から送信されてくる累積生産量ΣUijを用い、課金料金Mは累積生産量ΣUijに単位質量あたりの課金料金mijの額を乗算した値として得られる。合計値は計算ボタン82をクリックしたときに算出される。また、タイトル83は「当月の課金料金」の他に、その月を特定する表示(例えば、2002年11月など)でも良い。
なお、この図において課金料金Mは生産設備メーカ1のメーカサーバ29に接続された端末装置30の画面に表示されているが、メーカサーバ29の表示装置に表示させることもできるし、この情報をネットワークを使って送信して鉄鋼会社4や仲介会社3の端末装置やサーバ27,28に表示させることも可能である。
本実施形態では、圧延装置2側で課金料金を算出しないので、コントローラ13の負担を低減できる。なお、図1の課金料金算出手段32は生産量を算出する生産量算出手段となり、課金情報蓄積手段31は、生産量の情報を記憶する手段となる。
(第六実施形態)
この実施形態は、鉄鋼会社4で課金料金Mを算出せずに、生産量を仲介会社3に通知し、仲介会社3において課金料金Mを算出することを特徴とする。
図20に示すように、ステップS1で契約を結び、ステップS2で生産設備メーカ1から機器が貸与されたら、ステップS3で仲介会社3から代金が一括して生産設備メーカ1に支払われるところは前記の実施形態と同様である。しかしながら、本実施形態では、ステップS4fとして、鉄鋼会社4は圧延装置2で生産した鋼板Wの累積生産量ΣUを仲介会社3に通知する。具体的には、圧延装置2のコントローラ13が、図4のステップS21からステップS24、およびステップS27を実行する。
図20のステップS4fで累積生産量ΣUの連絡を受けた仲介会社3は、累積生産量ΣUに課金係数αを乗算して課金料金Mを算出し、ステップS5で鉄鋼会社4に対して請求書を発行する。鉄鋼会社4はこれを受け取ったら、ステップS6で課金料金Mに見合う代金を仲介会社3に支払う。ステップS7で仲介会社3は支払いがあったことを生産設備メーカ1に報告する。
このような処理を実現する仲介会社3の仲介会社サーバ28の構成としては、図17に示す生産設備メーカ1のメーカサーバ29と同様の構成があげられる。また、その処理も図18に示すステップS113からステップS116を実行することになる。ただし、ステップS115の課金料金Mの送信先は鉄鋼会社4である。一方、鉄鋼会社4側の処理は、図16のステップS103の送信先が仲介会社3である以外は、同記の通りである。
(第七実施形態)
本実施形態は、鉄鋼会社4が生産設備メーカ1や仲介会社3に累積生産量ΣUなどの情報を送信するにあたり、機密を保持するために、送信するデータをフィルタリングすることを特徴とする。
このような処理は鉄鋼会社4の製造業者サーバ27において行われることが望ましい。そのような処理を実現する構成としては、図21に示す受信手段(送受信手段)91,92と、情報フィルタリング手段93と、記憶装置に記憶されるフィルタリングテーブル94とを備えるコンピュータがあげられる。情報フィルタリング手段93は、コントローラ13が送信しようとする情報の中に、フィルタリングテーブル94に登録されている送信禁止データが含まれているか否かをチェックし、もし送信禁止データが含まれていた場合には、そのようなデータを取り除く。フィルタリングテーブル94に登録される送信禁止データとしては、材料情報や熱処理情報や、製品原価を算出するためのデータなどの内部資料や、製品納品先や、顧客が要求している等級の基準といった顧客との契約により機密を保持する必要があるデータである。なお、送信手段91は鉄鋼会社4の情報LAN専用に用いられ、送信手段92は外部のネットワーク専用に用いられるが、両者を1つの送受信手段としても良い。
情報フィルタリング手段93の処理を図22に示す。
まず、ステップS121のように待機状態にあるときに送受信手段91が、コントローラ13から出力される情報で、仲介会社3や生産設備メーカ1に送信される情報の入力を確認したら、ステップS122で入力された情報をフィルタリングテーブル94と照合する。フィルタリングテーブル94に登録されているデータがなければ(ステップS123でNo)、ステップS122で入力された情報をそのまま送受信手段92に出力する。一方、フィルタリングテーブル94に登録されているデータがあったときはステップS123からステップS124に進んで、フィルタリング手段93が送信禁止データを除去し、ステップS125で残りのデータを送受信手段92へ出力する。なお、ステップS125で送受信手段92に出力された後にはネットワークを介して生産設備メーカ1や仲介会社3に送信される。
なお、この場合は製造業者サーバ27がフィルタリング装置となるが、情報フィルタリング手段93と、フィルタリングテーブル94とをコントローラ13(図1参照)に設けて、コントローラ13をフィルタリング装置として機能させても良い。鉄鋼会社4の製造業者サーバ27の設定を変えることなく、送信データのフィルタリングを行うことが可能になる。
(第八実施形態)
本実施形態は、機器の貸与により得られる入金の予想などを行うシミュレーションツールに関するものである。このようなシミュレーションツールは主に、貸与契約時や、契約後の条件更新のために用いられる。
図23に例示されるシミュレーションツール95は、ネットワーク接続をするための通信制御手段96と、シミュレーション手段97と、計画生産量テーブル98と、表示手段99と、操作手段100とを含んで構成され、パソコンや、携帯情報端末などに所定のプログラムを実行させることで実現することができる。通信制御手段96を備えるのは必要なデータをダウンロードしたり、シミュレーション結果を生産設備のコントローラ13にアップロードしたりするためであるので、必須の構成要素ではない。
このシミュレーションツール95では、費用係数α、最高生産量Umax、最低生産量Uminなどの課金料金Mの算出に用いるパラメータに所定の値をセットすると、課金料金Mの額の見積もりや、将来に渡っての課金料金Mの変動や、累積額をシミュレーションし、その結果を画面表示させることができる。また、生産設備メーカ1側からみた年次の損益や、累積損益などをシミュレーションできるようにしても良い。
図23には年次の累積課金額についてのシミュレーション画面101が例示されている。このシミュレーション画面101は、費用係数α、最高生産量Umax、最低生産量Uminのそれぞれに必要な数値を入れるテキストボックス102a,102b,102cと、そのような数値に基づいたシミュレーションの開始を指示するシミュレーションボタン103と、シミュレーション結果をコントローラ13にローディングするための送信ボタン104とを有し、シミュレーション結果を下部の図表領域105で確認できるようになっている。この図においては図表領域105に年次に対する累積課金額の推移のグラフが図示されている。また、送信ボタン104をクリックすると、通信制御手段96から情報LANを経てコントローラ13の課金料金算出手段32に、設定した費用係数α、最高生産量Umax、最低生産量Uminなどの課金料金Mの算出に用いるパラメータの値をローディングすることができる。ローディングされた値は圧延装置2において以降の課金料金Mの算出に用いられる。なお、図示しないが、年次を区切ったり、課金料金Mの変動や累積額などのシミュレーション対象を選択したりするテキストボックスやラジオボタンを設けても良い。また、課金料金算出手段32が生産設備メーカ1や、仲介会社3にある場合であっても同様のシミュレーションツール95を用いて、パラメータの値を設定することができる。
このときのシミュレーション手段97の処理について年次の課金累積課金額をシミュレートする場合を例にして図24に示す。
まず、シミュレーションボタン103がクリックされると、シミュレーション手段97は、ステップS131で計画生産量テーブル98から計画生産量を取り込む。なお、計画生産量テーブル98は、その生産設備で生産する製品の需要予測や、生産設備の標準的な稼働率などのデータをあらかじめ格納したものである。(計画生産量テーブルについて、必要に応じて加筆お願いします。)続いて、ステップS132でシミュレーション画面101のテキストボックス102a〜102cに入力された値から費用係数α、最高生産量Umax、最低生産量Uminなどの値を取り込んで、ステップS133で年毎の課金料金Mを算出する。課金料金Mの算出には前記した需要予測や稼動率などから年間もしくは月ごとの生産量を推定し、推定した生産量に費用係数αを乗算するなどして算出する。そして、ステップS134で算出結果を描画して、シミュレーション画面101の図表領域105に出力し、ここでの処理を終了する。この場合は、年次の累積課金料金であるので、前年までの累積課金料金にその年について算出された課金料金Mを加算した値をプロットすることになる。
シミュレーション手段97が生産量の予測を行うにあたり使用するデータの情報源の他の例としては、ネットワークに接続した多数のサーバ、例えば図25のサーバ106a〜106nからデータを集める場合があげられる。サーバ106a〜106nは、鉄鋼会社4の製造業者サーバ27、仲介会社3の仲介会社サーバ28、生産設備メーカ1のメーカサーバ29の他に、第三者機関が公表しているデータを配信可能なサーバ、あるいは契約に基づいてデータの提供を行う第三者機関のサーバであっても良い。この場合は、シミュレーションツール95のシミュレーション画面101やその他のブラウザから通信制御手段96を介してサーバ106a〜106nに接続し、必要なデータを検索し、ダウンロードして、シミュレーション手段97に生産量の予測に必要なデータを取り込ませることになる。図26に第三者機関から取り込んだデータでシミュレーション手段97が生産量の予測を行う場合の処理の例を示す。なお、この処理もシミュレーションボタン103をクリックすることにより開始される。
ステップS141でサーバ106aから特定の年であるi年のGDP(Gross Domestic Product:国内総生産)の予測値Giを取り込む。次いでステップS142でサーバ106bからi年の鉱工業生産量の予測値Miを取り込み、ステップS143でサーバ106cからi年の貿易統計量の予測値Biを取り込む。そして、ステップS144でi年の生産量の予測値Ueiを算出する。生産量の予測値(予測生産量)Ueiは、例えば図中に示すように、GDPの予測値Giから算出される値f1(Gi)と、鉱工業生産量の予測値Miから算出される値f2(Mi)と、貿易統計量の予測値Biから算出される値f3(Bi)との和とすることができる。各パラメータについての関数f1,f2,f3は、経験則などにより定められるものである。なお、最も単純には、関数f1を定数P1、関数f2を定数P2、関数f3を定数P3とした線形式があげられる。そして、ステップS145でシミュレーション画面101のテキストボックス102a〜102cに入力された値から費用係数α、最高生産量Umax、最低生産量Uminなどの値を取り込む。各パラメータと予測生産量Ueiとからその年の課金料金を算出し、このような計算を所定の期間内の各年について行い(ステップS146)、算出結果を描画し、シミュレーション画面101に出力する(ステップS147)。
図27を用いて予測結果、およびその使用例についてさらに説明する。この図はシミュレーション結果を表示するもので、図23のシミュレーション画面101の図表領域105に相当する。横軸に機器貸与から契約期間満了までの年次を、縦軸に累積課金料金と月次生産量予測(予測生産量)とをそれぞれとってあり、生産量予測線L1からは、生産量の予測値が約1.3トンから約4.5トンの間で推移するというシミュレーション結果が得られていることが読み取れる。また、月次生産量2.2トンを、最低生産量Umin、つまりフロアーレベルとして設定した場合の累積課金料金の推移を示す設定時課金料金ラインL2と、そのようなフロアーレベルを設定しない場合の累積課金料金の推移を示す非設定時課金ラインL3とが重ねて表示されている。フロアーレベルを設定した場合に、その月の生産量の予測値がフロアーレベルを下回る値になったときには、フロアーレベルに相当する課金料金をその月の課金料金Mとしてラインを作成する。例えば、設定時課金ラインL2は、時間領域t1の間は最低生産量Uminを用いて課金料金Mが算出されるために、予測した生産量のみに基づいて課金料金Mを算出した結果である非設定時課金ラインL3よりも大きな値になる。同様に、時間領域t2と、時間領域t3のそれぞれの間もフロアーレベルを設定したときと、しないときとで課金料金が異なる。したがって、この例においてフロアーレベルを設定したときの累積課金料金(設定時課金ラインL2)は、契約期間満了時には10億円になる。これに対して、フロアーレベルを設定しないときの累積課金料金(非設定時課金ラインL3)には、各月の生産量の予測値を単純に累積するので、生産量が低下したときの影響をそのまま受け、最終的な累積課金料金は8億円程度に留まる。
このように、生産量の予測値を推定し、これに基づいてフロアーレベルを設定することで、機器貸与に対して課金料金Mとして回収できる金額、もしくは課金料金Mとして支払う費用を見積もることができる。つまり、生産設備メーカ1や、仲介会社3は、機器の対価として固定の金額を鉄鋼会社4から受け取るのではなく、生産量に応じた金額として受け取ることになるので、需要の動向などにより回収できる金額が変動するというリスクを負うことになるが、そのようなリスクをシミュレーションによりあらかじめ見積もることができる。また、フロアーレベルを設定しておくことで、このようなリスクを少なくすることができる。フロアーレベルが高い場合は、鉄鋼会社4のリスクが大きくなり、フロアーレベルが低いと生産設備メーカ1や仲介会社3のリスクが大きくなる。したがって、異なる生産下限値Uminを代入したシミュレーションを行うなどして、生産設備メーカ1、鉄鋼会社4、仲介会社3の合意の元で適切な生産下限値(最低生産量)Uminを設定し、課金料金算出手段32に登録する。
また、図示しないが、アッパーレベルとして生産上限値(最高生産量)Umaxを設定しても良い。その月の生産量がアッパーレベルを超えた分に相当する課金料金Mは支払われないことになるので、鉄鋼会社4にとっては費用を削減する要因(利益を増加させる要因)となり、生産設備メーカ1や仲介会社3にとっては回収金額を減少させる要因となる。このためアッパーレベルについても生産設備メーカ1、鉄鋼会社4、仲介会社3の合意の元で適切な生産上限値Umaxを設定し、課金料金算出手段32に登録する必要がある。さらに、課金係数αもその大小により支払い額(もしくは回収金額)に影響を与えるので、同様にして設定し、課金料金算出手段32に登録される。なお、表示される期間は機器の貸与開始から契約期間満了までの限定されるものではなく、そのうちの一部の期間のみをシミュレーションし、図示するようにしても良い。このようなシミュレーションを行うタイミングとしては、機器の更新や、新規の導入を検討するときや、契約更新時があげられるが、契約期間中であっても良い。
(第九実施形態)
この実施形態は、図28に示すように仲介会社を介さずに鉄鋼会社4と生産設備メーカ1とで取り引きを行うことを特徴とする。すなわち、ステップS1aで契約を結び、ステップS2で生産設備メーカ1から機器が貸与されたら、月ごとに課金料金Mを算出し、ステップS4gで課金料金Mを生産設備メーカ1に連絡する。ステップS5aで生産設備メーカ1でが課金料金Mに応じた請求書を発行するので、ステップS6で鉄鋼会社4が支払いを行う。このような処理が契約期間の満了まで繰り返される。
(第十実施形態)
本実施形態は、生産設備の他の例を示すものである。図29に示す生産設備は連続鋳造装置110であり、タンディッシュ111中の溶湯を鋳型112に流し込み、鋳型112から出てくる鋳片Waを、対をなすサポートロール113でガイドしながら引き出すもので、引き出された鋳片Waは移送ロール114で切断機115に導かれ、所定長さのスラブWbに切断される。この連続鋳造装置110は、サポートロール113や移送ロール114を回転させるモータ116a,116bおよびそのドライブ装置117a,117bを有している。また、鋳型112に冷却水を循環させると共に、引き出された鋳片Waに対してもスプレー118で冷却水を吹きかけるので、冷却水のポンプ119を有している。ドライブ装置117a,117bと、ポンプ119、および切断機115は通信線120でPIOステーション26を介してコントローラ13に接続されている。この連続鋳造装置110の生産量Uはモータ116a,116bの回転量や切断機115の稼動時間などから算出される。そして、前記の各実施形態に示すように課金料金Mが算出され、支払われる。
なお、本発明は前記の各実施形態に限定されずに広く応用することができる。特に、各実施形態を組み合わせて実施することが可能である。例えば、生産設備メーカ1や、仲介会社3といった貸与元のサーバの記憶装置に生産量の上限値や、下限値を記憶しておき、課金料金Mの算出時に適宜参照して課金料金Mを決定したり、図12に示すようなトラブルデータベース61を貸与元のサーバの記憶装置に記憶しておき、課金料金Mの算出時に適宜参照して課金料金Mを決定しても良い。
また、生産設備は、熱間圧延装置や、表面処理設備などのその他の設備であっても良い。特にモータや、ポンプ、アクチュエータなど、その稼動量から生産設備の生産量を見積もることができる機器であれば、いかなる機器であっても良い。さらに、貸与される部分は、前記したように生産設備の全体であっても良いし、一部であっても良い。この場合に、一部とは、モータや、制御装置などの電機品、往復運動などするアクチュエータなどの機械品であっても良い。
本発明の実施形態における機器貸与システムの全体構成図である。 仲介会社サーバの構成を示す図である。 機器貸与システムの全体の処理を示すフローチャートである。 コントローラの課金料金算出手段が行う処理を示すフローチャートである。 課金料金を仲介会社に送信する処理を示すフローチャートである。 仲介会社サーバの処理を示すフローチャートである。 生産設備メーカの処理を示すフローチャートである。 鋼種ごと、等級ごとに課金料金を算出する際に参照するテーブルを示す図である。 鋼種ごと、等級ごとに課金料金を算出する処理を示すフローチャートである。 品質を考慮して課金料金を算出する処理を示すフローチャートである。 コントローラの構成を示す図である。 トラブルデータベースの構成を示す図である。 割引料金と課金料金とを算出する処理を示すフローチャートである。 機器貸与システムの全体の処理を示すフローチャートである。 機器貸与システムの全体の処理を示すフローチャートである。 コントローラの処理を示すフローチャートである。 メーカサーバの構成を示す図である。 メーカサーバの処理を示すフローチャートである。 課金料金の算出結果を表示させた課金料金画面の例である。 機器貸与システムの全体の処理を示すフローチャートである。 製造業者サーバの構成を示す図である。 情報フィルタリング手段の処理を示すフローチャートである。 シミュレーションツールの構成およびシミュレーション画面を示す図である。 シミュレーション手段の処理の一例を示すフローチャートである。 生産量の予測を行うにあたり使用するデータの情報源の例を示す図である。 第三者機関から取り込んだデータでシミュレーション手段が生産量の予測を行う場合の処理を示すフローチャートである。 シミュレーション結果、およびその使用例を説明するための図である。 機器貸与システムの全体の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における機器貸与システムの全体構成図である。
符号の説明
1 生産設備メーカ(貸与元、生産元)
2 圧延装置(生産設備)
3 仲介会社(貸与元)
4 鉄鋼会社(貸与先)
5 機器貸与システム
12a,12b,12c,12d,12e,12f モータ
13 コントローラ
24a,24b,24c,24d,24e,24f ドライブ装置
31 課金情報蓄積手段
32 課金料金算出手段
33 送受信手段
41 課金テーブル
61 トラブルデータベース
94 課金算出テーブル(フィルタリングテーブル)
95 シミュレーションツール
96 通信制御手段
97 シミュレーション手段
101 シミュレーション画面
105 図表領域

Claims (61)

  1. 既存設備の少なくとも一部を貸与される機器に置き換えることと、既存設備に前記機器を付加することとの少なくとも一方を行って生産設備をなし、前記生産設備はコンピュータを備え、前記コンピュータでその生産設備で所定期間に生産される製品の生産量を前記製品ごとに算出し、貸与にかかる費用を前記生産量に応じて算出し、算出結果を出力するように構成したことを特徴とする生産設備。
  2. 前記製品ごととは、品種ごと、または品質ごと、あるいは品種および品質ごと、であることを特徴とする請求項1に記載の生産設備。
  3. 前記貸与にかかる費用を前記生産量に応じて算出とは、前記生産量のデータを入力して計算により求め、前記生産量が大きい値のときは大きい費用とし、小さい値のときは小さい費用とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生産設備。
  4. 前記生産量が、所定の下限生産量に満たないときには、前記費用として前記下限生産量に応じた額を出力することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の生産設備。
  5. 前記生産量が、所定の上限生産量を超えたときには、前記費用として前記上限生産量に応じた額を出力することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の生産設備。
  6. 前記生産設備にトラブルが発生して前記所定期間の予定生産量を達成できなかったときに、前記トラブルの原因によって割引料金を算出し、前記割引料金を出力することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の生産設備。
  7. 前記費用をネットワークを通じて前記機器または前記生産設備の貸与元に送信することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の生産設備。
  8. 前記機器とは、モータおよびその駆動装置あるいはコンピュータを少なくとも含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の生産設備。
  9. 既存設備の少なくとも一部を貸与される機器に置き換えることと、既存設備に前記機器を付加することとの少なくとも一方を行って生産設備をなし、前記生産設備はコンピュータを備え、前記コンピュータでその生産設備で所定期間に生産される製品の生産量を算出し、貸与の費用を前記生産量の大きさに応じて算出すべく、貸与にかかる部分の貸与元にデータを出力するにあたり、前記生産量の実績値が、所定の下限生産量に満たないときには、前記下限生産量を前記生産量として出力するように構成したことを特徴とする生産設備。
  10. 前記貸与元にデータを出力するにあたり、前記生産量の実績値が、所定の上限生産量を超えたときには、前記上限生産量を生産量として出力するように構成したことを特徴とする請求項9に記載の生産設備。
  11. 前記貸与元にデータを出力するにあたり、前記貸与元への送信を禁止するデータからなるフィルタリングテーブルを照会して、前記フィルタリングテーブルに登録されているデータを除外するように構成したことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の生産設備。
  12. 前記コンピュータは、演算処理を行う際の作業領域として利用されるメモリと前記演算処理を行う演算手段とを少なくとも有し、前記演算手段が、前記メモリを作業領域として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の生産設備。
  13. 既存設備の少なくとも一部の置き換えと、付加との少なくとも一方を行うことで生産設備をなす機器を貸与し、その対価をコンピュータを利用して算出する方法であって、
    前記生産設備が生産した製品の所定期間の生産量を取得し、この生産量に対して相当する課金料金が互いに異なるような計算式により前記製品の課金料金を算出し、前記課金料金を前記所定期間ごとの前記対価として貸与先に請求することを特徴とする機器の貸与方法。
  14. 前記生産量は、製品の品種ごと、または品質ごと、あるいは品種および品質ごと、に取得することを特徴とする請求項13に記載の機器の貸与方法。
  15. 前記生産量が、下限の所定値に満たないときには、前記下限生産量を用いて前記課金料金を算出することを特徴とする請求項13に記載の機器の貸与方法。
  16. 前記生産量が、上限の所定値を超えたときには、前記上限生産量を用いて前記課金料金を算出することを特徴とする請求項13または請求項15に記載の機器の貸与方法。
  17. 前記所定値は前記コンピュータの記憶装置に前もって記憶されており、前記所定値を超えたか否かの判定は前記コンピュータの演算手段により行われることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の機器の貸与方法。
  18. 前記計算式は前記コンピュータに記憶されたテーブルを前記製品で検索することにより得られることを特徴とする請求項13に記載の機器の貸与方法。
  19. 前記生産設備にトラブルが発生して前記所定期間の予定生産量を達成できなかったときに、前記トラブルの原因によって算出される割引料金であって前記生産設備の生産元が承認した割引料金を取得し、前記課金料金から前記割引料金を差し引いた額を前記対価として貸与先から受け取ることを特徴とする請求項13から請求項18のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  20. 前記生産設備から取得するデータは、ネットワークを介して受信することを特徴とする請求項13から請求項19のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  21. 前記貸与先に対価を請求する際に、請求書を通信回線を通じて前記貸与先に送信することを特徴とする請求項13に記載の機器の貸与方法。
  22. 圧延ロールと、前記圧延ロールを駆動させる駆動手段と、コンピュータとを含む圧延装置の少なくとも一部の置き換えと、付加との少なくとも一方を行うことで前記圧延装置をなす機器または前記圧延装置の貸与方法であって、前記コンピュータは、その圧延設備で所定期間に圧延される鋼板の生産量を前記圧延設備の単位時間あたりの処理能力と稼動時間とから算出し、あらかじめ登録されている計算式により前記鋼板の生産量に応じて貸与にかかる部分に対する課金料金を算出し、前記課金料金を前記所定期間ごとの前記対価として出力することを特徴とする機器の貸与方法。
  23. 前記生産量は、鋼板の鋼種ごと、または等級ごと、あるいは鋼種および等級ごとに算出されることを特徴とする請求項22に記載の機器の貸与方法。
  24. 前記累積生産量は、オフゲージ長に応じて、原材料の重量と製品の重量から求める生産性に応じて算出されることを特徴とする請求項22または請求項23に記載の機器の貸与方法。
  25. 前記コンピュータは、演算処理を行う際の作業領域として利用されるメモリと前記演算処理を行う演算手段とを少なくとも有し、前記演算手段が、前記メモリを作業領域として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項13から請求項24のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  26. 既存設備の少なくとも一部の置き換えと、付加との少なくとも一方を行うことで生産設備をなす機器を貸与するにあたり、前記機器の貸与の対価を貸与先に請求すべく貸与元に送信されるデータを制御するコンピュータであって、前記貸与元への送信を禁止するデータを登録したフィルタリングテーブルと、前記フィルタリングテーブルに登録されているデータと、前記貸与元に送信すべく前記生産設備から出力されるデータとを照合して、一致するデータを除外するフィルタリング手段とを備えることを特徴とするフィルタリング装置。
  27. 前記コンピュータは、演算処理を行う際の作業領域として利用されるメモリと前記演算処理を行う演算手段とを少なくとも有し、前記演算手段が、前記メモリを作業領域として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項26に記載のフィルタリング装置。
  28. 入力手段と、出力手段と、演算手段とを有し、少なくとも一部の構成要素が貸与により構成される生産設備が、貸与の契約期間内に生産する生産量を推定し、推定した前記生産量に前記入力手段により入力される数値を計算式で計算して貸与にかかる部分に対して発生する費用を算出し、前記生産量と前記費用の推移を時系列に表示させるように構成したことを特徴とするシミュレーションツール。
  29. 所定期間ごとの生産量の上限値と下限値とを入力可能にし、前記上限値が入力された場合には前記上限値を超えた生産量についての費用は算出せず、前記下限値が入力された場合には生産量が前記下限値に満たないときは前記下限値に相当する額を費用とすることを特徴とする請求項28に記載のシミュレーションツール。
  30. 通信制御手段を有し、前記数値と、入力された場合の前記上限値、前記下限値を前記生産設備にアップロード可能に構成したことを特徴とする請求項28に記載のシミュレーションツール。
  31. 既存設備の少なくとも一部の置き換えと、付加との少なくとも一方を行うことで生産設備をなす機器を貸与し、前記生産設備の稼動過程で一時的に、あるいは所定期間蓄積された生産量の情報を、貸与先から通信回線を介してデータ受信し、該受信データを入力して計算により求めた貸与にかかる部分の利用に対する使用料を前記貸与先へ前記通信回線を介して送信することを特徴とする機器の貸与方法。
  32. 前記変動する料金は生産量が所定量に満たない場合、もしくは生産量が所定量を超えた場合には定額となり、その間は生産量に比例する額であることを特徴とする請求項31に記載の機器の貸与方法。
  33. 前記変動する料金は生産量が所定量に満たない場合、もしくは生産量が所定量を超えた場合の判定は、コンピュータの演算手段が、記憶装置に前もって記憶されている所定値を参照して行うことを特徴とする請求項32に記載の機器の貸与方法。
  34. 既存設備の少なくとも一部の置き換えと、付加との少なくとも一方を行うことで生産設備をなす機器を貸与し、その対価をコンピュータを利用して算出する方法であって、前記コンピュータで、所定期間に生産される製品の生産量を前記製品ごとに算出し、貸与に対する費用を前記生産量に応じて算出し、通信回線を介して算出した額を請求することを特徴とする機器の貸与方法。
  35. 前記製品ごととは、品種ごと、または品質ごと、あるいは品種および品質ごと、であることを特徴とする請求項32に記載の機器の貸与方法。
  36. 前記製品ごとに、所定単位当りの費用が異なるように定めた数値を記憶する課金テーブルを有し、前記コンピュータは、前記課金テーブルから数値を読み出して、前記費用を算出することを特徴とする請求項33に記載の機器の貸与方法。
  37. 前記費用を前記生産量に応じて算出とは、前記生産量のデータを入力して計算により求め、前記生産量が大きい値のときは大きい費用とし、小さい値のときは小さい費用とすることを特徴とする請求項33に記載の機器の貸与方法。
  38. 前記コンピュータは、演算処理を行う際の作業領域として利用されるメモリと前記演算処理を行う演算手段とを少なくとも有し、前記演算手段が、前記メモリを作業領域として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項34から請求項37のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  39. 前記コンピュータは所定の下限生産量を記憶し、生産量を前記下限生産量と比較することによって、前記生産量が、所定の下限生産量に満たないときには、前記費用として前記下限生産量に応じた額を出力することを特徴とする請求項33または請求項34に記載の機器の貸与方法。
  40. 前記コンピュータは所定の上限生産量を記憶し、生産量を前記下限生産量と比較することによって、前記生産量が、所定の上限生産量を超えたときには、前記費用として前記上限生産量に応じた額を出力することを特徴とする請求項33から請求項35のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  41. トラブルに応じて費用が異なるように定めた数値を記憶するトラブルデータベースを有し、前記生産設備にトラブルが発生して前記所定期間の予定生産量を達成できなかったときに、前記トラブルデータベースから前記トラブルに応じた数値を読み出し、前記トラブルの原因によって割引料金を算出し、前記割引料金を出力することを特徴とする請求項33から請求項39のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  42. 前記費用をネットワークを通じて前記機器または前記生産設備の貸与元に送信することを特徴とする請求項33から請求項40のいずれか一項に記載の生産設備。
  43. 前記機器とは、モータおよびその駆動装置あるいはコンピュータを少なくとも含むことを特徴とする請求項33から請求項41のいずれか一項に記載の機器の貸与方法。
  44. 前記請求に応じて、電子的に決済することを特徴とする請求項33に記載の機器の貸与方法。
  45. 既存設備の一部の機器が貸与として少なくとも置き換えられか付加されるかの一方がなされる生産設備における前記機器の貸与対価をコンピュータを利用して請求する方法であって、前記コンピュータで、所定期間に生産される製品の生産量を前記製品ごとに算出し、貸与に対する費用を前記生産量に応じて算出し、通信回線を介して算出した額を請求することを特徴とする機器の貸与対価の請求方法。
  46. 生産設備の少なくとも一部となる機器の貸与に伴って演算する方法において、所定期間に生産される製品ごとの生産量に関する情報を得て、前記得た製品ごとの生産量の情報に基づいて、貸与請求に関する数値を算出することを特徴とする貸与に伴う演算方法。
  47. 前記製品ごととは、品種ごと、または品質ごと、あるいは品種および品質ごと、であることを特徴とする請求項46に記載の貸与に伴う演算方法。
  48. 前記貸与請求に関する数値を前記生産量の情報に基づいて算出とは、前記生産量に関する情報を得て、前記生産量が大きい値のときは大きい数値とし、小さい値のときは小さい数値とすることを特徴とする請求項46または請求項47に記載の貸与に伴う演算方法。
  49. 前記生産量が、所定の下限生産量に満たないときには、前記数値として前記下限生産量に応じた数値を出力することを特徴とする請求項46から請求項48のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  50. 前記生産量が、所定の上限生産量を超えたときには、前記数値として前記上限生産量に応じた数値を出力することを特徴とする請求項46から請求項49のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  51. 前記生産設備にトラブルが発生して前記所定期間の予定生産量を達成できなかったときに、前記トラブルの原因によって割引数値を算出し、前記割引数値を出力することを特徴とする請求項46から請求項50のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  52. 前記数値をネットワークを通じて前記機器または前記生産設備の貸与元に送信することを特徴とする請求項46から請求項51のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  53. 前記機器とは、モータおよびその駆動装置あるいはコンピュータを少なくとも含むことを特徴とする請求項46から請求項52のいいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  54. 生産設備の少なくとも一部となる機器の貸与に伴って演算する方法において、所定期間に生産される生産量に関する情報を得て、前記生産量の情報に基づいて、貸与請求に関する数値を算出することを特徴とする貸与に伴う演算方法。
  55. 生産量に関する情報を得て、前記生産量の情報に基づいてとは、前記生産量に関する情報を得て、前記生産量が大きい値のときは大きい数値とし、小さい値のときは小さい数値とすることを特徴とする請求項54に記載の貸与に伴う演算方法。
  56. 前記生産量が、所定の下限生産量に満たないときには、前記数値として前記下限生産量に応じた数値を出力することを特徴とする請求項54または請求項55に記載の貸与に伴う演算方法。
  57. 前記生産量が、所定の上限生産量を超えたときには、前記数値として前記上限生産量に応じた数値を出力することを特徴とする請求項54から請求項56のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  58. 前記生産設備にトラブルが発生して前記所定期間の予定生産量を達成できなかったときに、前記トラブルの原因によって割引数値を算出し、前記割引数値を出力することを特徴とする請求項54から請求項57のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  59. 前記数値をネットワークを通じて前記機器または前記生産設備の貸与元に送信することを特徴とする請求項54から請求項58のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  60. 前記機器とは、モータおよびその駆動装置あるいはコンピュータを少なくとも含むことを特徴とする請求項54から請求項59のいいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
  61. 前記コンピュータは、演算処理を行う際の作業領域として利用されるメモリと前記演算処理を行う演算手段とを少なくとも有し、前記演算手段が、前記メモリを作業領域として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項54から請求項60のいずれか一項に記載の貸与に伴う演算方法。
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