JP2004170682A - 望遠レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】パーツカセットを位置決めする際の撮像カメラに適した望遠レンズを提供する。
【解決手段】前群レンズを、両凸の正の屈折力をもつ第1レンズ11、物体側の面が凸状で像面側の面が平面状の正の屈折力をもつ第2レンズ12により形成し、後群レンズを、両凹の負の屈折力をもつ第3レンズ13、両凸の正の屈折力をもつ第4レンズ14により形成し、第1レンズ、第3レンズ、第4レンズのそれぞれの両面を同一の曲率に形成し、第3レンズの像面側の面を第4レンズの物体側の面よりも大きいか又は同一の曲率に形成する。これにより、既製品のレンズを適宜選択して組み合わせることで、物体距離を長くかつバックフォーカスを短くした望遠レンズが安価にして得られる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品等の撮像カメラに適用される望遠レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
基板上に種々の電子部品を実装する実装ラインにおいては、電子部品を吸着するノズルの吸着予定位置を、レンズ光学系を備える撮像カメラにより拡大観察して、CCD(電荷結合素子)等の撮像素子に被写体画像を結像させ、この撮影画像をモニターに表示して適宜位置決めが行なわれる。
【0003】
ここで、図8に示すように、従来の撮像カメラ3は、物体側に凸面かつ像面側に平面をもつ凸平レンズ3a、両方の面が凹面である両凹レンズ3b、及び物体側に平面かつ像面側に凸面をもつ平凸レンズ3cからなりレンズ長Lmをもつレンズ光学系を備えており、バックフォーカス(像距離)Liが比較的長く、物体距離Loが比較的短くなっている。
この場合、被写体を手で操作しようとした際に、物体距離Loが短いために撮像カメラ3に触れてしまい、撮影位置がずれてしまう虞がある。
【0004】
これに対処するべく、被写体からレンズ光学系先端までの物体距離Loを比較的長く設定できかつレンズ光学系後端からCCD4までのバックフォーカスLiを短めに設定できる望遠レンズを採用することが考えられる。このタイプの望遠レンズとしては、正の屈折力をもつ前群レンズ、負の屈折力をもつ後群レンズを備えたテレフォトタイプと称されるレンズ光学系が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−105860号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のテレフォトタイプのレンズ光学系(望遠レンズ)では、前群レンズを両凸レンズとメニスカスレンズとの接合レンズとし、後群レンズを両凸レンズと両凹レンズとの接合レンズとしている。すなわち、上記従来のテレフォトタイプのレンズ光学系を含め、一般のテレフォトタイプのレンズ光学系で使用されるレンズは、各々が専用品として設計されたものであって、その上、実装等の技術分野で適用する場合は生産個数が少ないこともあってレンズが極めて高価になり、又、専用品として設計されるが故に製品化に長い時間を要していた。
【0007】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、汎用性のある既製品としての単品レンズ、例えば、両凸レンズ、両凹レンズ、平凸(凸平)レンズ、平凹(凹平)レンズ等のレンズから最適なレンズを適宜選択して組み合わせることで、所定の光学性能を満足し、安価にして、短期間で製品化でき、特に、物体距離を比較的長めに設定しつつも共役長(物体距離及びバックフォーカスにレンズ長を含めた長さ)を比較的短く設定でき、実装機等の撮像カメラに適した望遠レンズを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の望遠レンズは、物体側から像面側に向けて順に、正の屈折力をもつ前群レンズと、前側レンズ群から所定の距離を隔てて配置され負の屈折力をもつ後群レンズと、を備えた望遠レンズであって、上記前群レンズは、物体側から像面側に向けて順に、両面が凸状の正の屈折力をもつ第1レンズと、物体側の面が凸状で像面側の面が平面状の正の屈折力をもつ第2レンズとからなり、上記後群レンズは、物体側から像面側に向けて順に、両面が凹状の負の屈折力をもつ第3レンズと、両面が凸状の正の屈折力をもつ第4レンズとからなり、第1レンズの両面は同一の曲率に形成され、第3レンズの両面は同一の曲率に形成され、第4レンズの両面は同一の曲率に形成され、第3レンズの像面側の面は第4レンズの物体側の面よりも大きいか又は同一の曲率に形成されている、ことを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、被写体から発せられた光線は、前群レンズの収斂作用により前群レンズを通過したのち収束する。このとき、両凸の第1レンズ及び凸平の第2レンズにより、屈折が分担されて球面収差の発生が抑制される。そして、後群レンズに達した光線は、後群レンズすなわち両凹の第3レンズと両凸の第4レンズとの発散作用により、光軸に対してより平行な方向に向けて屈折させられて比較的長い焦点距離が得られると共に、前群レンズで残存した負の球面収差が補正されて、画像の劣化が防止される。すなわち、物体距離を比較的長くしつつ、バックフォーカス(像距離)を比較的短くした所望の望遠レンズが得られる。
また、第1レンズ、第3レンズ、及び第4レンズは、それぞれ両面の曲率が同一であるため、組み付けの際に何れの向きにも組み付けることができ、誤組付け等を防止できる。さらに、組み込むレンズとして既製品を採用でき、製造コストを低減でき、製品化に要する期間が短縮される。
【0010】
上記構成において、第3レンズと第4レンズとは、外周縁領域が接合して配置されている、構成を採用できる。
この構成によれば、接合面に沿って一方のレンズを相対的に移動させることで、第3レンズと第4レンズとの軸心を容易に合わせることができる。
【0011】
上記構成において、第3レンズと第4レンズとは、所定の距離を隔てて配置されている、構成を採用できる。
この構成によれば、第3レンズと第4レンズとしての既製品等からの選択幅が広がり、組み合わせの自由度が増加する。
【0012】
上記構成において、第2レンズと第3レンズとの間には、所定の口径をもつ開口絞りが配置されている、構成を採用できる。
この構成によれば、前群レンズと後群レンズとの外径寸法を略同一にすることができ、物体距離を比較的長めにかつバックフォーカス(像距離)を比較的短めにしつつ、小型の望遠レンズを得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る望遠レンズ(テレフォトタイプレンズ)の一実施形態を示す基本構成図である。この望遠レンズは、図1に示すように、物体側から像面側に向けて、正の屈折力をもつ前群レンズ(I)、前群レンズ(I)から所定の距離を隔てて配置され負の屈折力をもつ後群レンズ(II)を備えている。
【0014】
前群レンズ(I)は、図1に示すように、物体側から像面側に向けて順に、両面が凸状の正の屈折力をもつ第1レンズ11、物体側の面が凸状で像面側の面が平面状の正の屈折力をもつ第2レンズ12により形成されている。
後群レンズ(II)は、図1に示すように、物体側から像面側に向けて順に、両面が凹状の負の屈折力をもつ第3レンズ13、両面が凸状の正の屈折力をもつ第4レンズ14により形成されている。
そして、前群レンズ(I)の第2レンズ12と後群レンズ(II)の第3レンズ13との間には、所定の口径をもつ開口絞り15が配置されている。
【0015】
ここで、第1レンズ11ないし第4レンズ14においては、図1に示すように、レンズの面をSi(i=1〜4,6〜9)、それぞれの面の曲率半径をRi(i=1〜4,6〜9)、波長525nmの単色光に対する第iレンズの屈折率をNi及びアッベ数をνi(i=1〜4)で表す。また、開口絞り15の面S5の曲率半径をR5、第1レンズ11から像面までのそれぞれの光軸方向Lにおける面間隔をDi(i=1〜9)で表す。尚、面間隔D9は、バックフォーカス(第4レンズ14の像面側の面から像面(CCD等の結像面)までの像距離)に相当する。
【0016】
第1レンズ11は、所定の外径寸法φ1をなし、物体側及び像面側の両側に凸面(S1,S2)を向けた両凸レンズであり、両方の凸面(S1,S2)は球面でかつ同一の曲率(1/R1,1/│R2│)すなわち曲率半径R1,│R2│が同一に形成されている。
このように、第1レンズ11は、曲率半径R1,│R2│が同一に形成されたものであるため、既製品からの選択が容易で、製造コストを低減できる。また、第1レンズ11は何れの面S1,S2を物体側(あるいは像面側)に向けてもよいため、誤組みつけが防止される。
【0017】
第2レンズ12は、所定の外形寸法φ2をなし、物体側に凸面(S3)を向けかつ像面側に平面(S4)を向けた凸平レンズであり、凸面(S3)は球面に形成されている。
すなわち、第1レンズ11及び第2レンズ12は、被写体光を屈折させて収斂させると共に、それぞれが屈折作用を分担することで、球面収差の発生量が少量に抑えられる。
【0018】
第3レンズ13は、所定の外径寸法φ3をなし、物体側及び像面側の両側に凹面(S6,S7)を向けた両凹レンズであり、両方の凹面(S6,S7)は球面でかつ同一の曲率(1/│R6│,1/R7)すなわち曲率半径│R6│,R7が同一に形成されている。
このように、第3レンズ13は、曲率半径│R6│,R7が同一に形成されたものであるため、既製品からの選択が容易で、製造コストを低減できる。また、第3レンズ13は何れの面S6,S7を物体側(あるいは像面側)に向けてもよいため、誤組みつけが防止される。
【0019】
第4レンズ14は、所定の外径寸法φ4をなし、物体側及び像面側の両側に凸面(S8,S9)を向けた両凸レンズであり、両方の凸面(S8,S9)は球面でかつ同一の曲率(1/R8,1/│R9│)すなわち曲率半径R8,│R9│が同一に形成されている。
このように、第4レンズ14は、曲率半径R8,│R9│が同一に形成されたものであるため、既製品からの選択が容易で、製造コストを低減できる。また、第4レンズ14は何れの面S8,S9を物体側(あるいは像面側)に向けてもよいため、誤組みつけが防止される。
【0020】
第3レンズ13と第4レンズ14との関係では、第3レンズ13の像面側の凹面(S7)が、第4レンズ14の物体側の凸面(S8)よりも、大きいか又は同一の曲率(1/R7≧1/R8)、すなわち、小さいか又は同一の曲率半径(R7≦R8)に形成されている。
すなわち、第3レンズ13及び第4レンズ14は、第1レンズ11及び第2レンズ12を通過した光線を、より光軸に平行な方向に近づけるべく屈折させて焦点距離を拡大させると共に、第1レンズ11及び第2レンズ12で残存した負の球面収差を補正して、画像の劣化を防止する。
また、第4レンズ14は、その外周縁が第3レンズ13の外周縁と環状に接触するように配置されている。したがって、組み付けの際に、第4レンズ14と第3レンズ13との軸心を容易に合わせることができる。
【0021】
次に、上記の構成からなる望遠レンズが、撮像カメラ30に適用された場合について説明する。図2に示すように、撮像カメラ30は、光軸方向Lにおいて物体側から順に、第1レンズ11,第2レンズ12,第3レンズ13,第4レンズ14を収容しかつ第2レンズ12と第3レンズ13との間に開口絞り15をもつ鏡筒31a、鏡筒31aを保持する第2鏡筒31b、第2鏡筒31bを保持する第3鏡筒31cにより構成される鏡筒31、第3鏡筒31cの上端に保持される撮像素子としてのCCD32、CCD32を駆動制御する制御回路部33、CCD32により撮影された画像信号を処理する画像信号処理回路部34、計測用カーソル制御回路部35、モニターへ接続される出力端子36、照明用の光源37等を備えている。
【0022】
上記の撮像カメラ30によれば、レンズ光学系として、両凸状の第1レンズ11、凸平状の第2レンズ12、両凹状の第3レンズ13、両凸状の第4レンズ14からなる望遠レンズが採用されているため、物体距離Loを比較的長めに又バックフォーカスLiを比較的短めに設定でき、物体距離Lo及びバックフォーカスLiにレンズ長Lmを含めた共役長(Lo+Lm+Li)を比較的短く設定できる。
【0023】
また、ここでは、第1レンズ11〜第4レンズ14としては、外径寸法φ1,φ2,φ3,φ4が全て同一(あるいは略同一)に形成されたものが採用されており、それ故に鏡筒31を小型化でき、撮像カメラ30全体を小型化できる。したがって、位置決め装置2に撮像カメラ30が取り付けられた状態で、衝突を避けながら比較的容易にパーツカセット1を着脱することができる。
【0024】
上記構成からなる撮像カメラ30においては、下方にパーツカセット1がセットされると、光源37からLED光、例えば波長525nm程度の単色光が照射される。そして、被写体光は、第1レンズ11及び第2レンズ12により屈折させられて収斂しつつ球面収差の発生が抑制され、開口絞り15により所定の口径に絞られ、第3レンズ13及び第4レンズ14の発散作用により光軸Lに対してより平行な方向に屈折させられてCCD32の結像面に結像する。その後、撮影画像のデータは、画像信号処理回路部34によりソフト的に処理され、出力端子36を介してモニターに表示され、位置のずれ量が判断され、適宜そのずれが規定範囲内に収まるように位置決め補正がなされる。
【0025】
次に、上記構成からなる望遠レンズの具体的な数値による実施例を実施例1ないし実施例3として、又、従来の撮像カメラ3におけるレンズ光学系を比較例として以下に示す。また、実施例1ないし実施例3及び比較例のそれぞれの構成において、物体距離Lo、レンズ長Lm、バックフォーカスLiの相対的な寸法を比較するために、実施例1を図3(a)に、実施例2を図3(b)に、実施例3を図3(c)に、比較例を図3(d)にそれぞれ示す。尚、実施例1ないし実施例3及び比較例において、使用波長525nm、投影倍率1.776、最大物体高さ2.0mmである。ここで、屈折率Niとアッベ数νiとは、d線(波長587.56nm)での値(Nd,νd)である。
【0026】
<実施例1>
実施例1における仕様諸元は表1に、種々の数値データ(設定値)は表2に示す。また、実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差に関する収差線図は、図4に示されるような結果となる。尚、図4ないし図7において、光線は波長525nmの単色光であり、DSはサジタル平面での収差、DTはメリジオナル平面での収差を示す。
【0027】
【表1】
Figure 2004170682
【0028】
【表2】
Figure 2004170682
【0029】
<実施例2>
実施例2における仕様諸元は表3に、種々の数値データ(設定値)は表4に示す。また、実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差に関する収差線図は、図5に示されるような結果となる。
【0030】
【表3】
Figure 2004170682
【0031】
【表4】
Figure 2004170682
【0032】
<実施例3>
実施例3における仕様諸元は表5に、種々の数値データ(設定値)は表6に示す。また、実施例3における球面収差、非点収差、歪曲収差に関する収差線図は、図6に示されるような結果となる。
【0033】
【表5】
Figure 2004170682
【0034】
【表6】
Figure 2004170682
【0035】
<比較例>
比較例における仕様諸元は表7に、種々の数値データ(設定値)は表8に示す。また、比較例における球面収差、非点収差、歪曲収差に関する収差線図は、図7に示されるような結果となる。
【0036】
【表7】
Figure 2004170682
【0037】
【表8】
Figure 2004170682
【0038】
また、実施例1ないし実施例3並びに比較例における物体距離Loと共役長(Lo+Lm+Li)の値、及び比較例での値を基準とした場合の実施例1ないし3における値の変化率を表9に示す。
【0039】
【表9】
Figure 2004170682
【0040】
表9の結果によれば、物体距離Loの変化率に比べ、共役長の変化率が大きくなっており、物体距離Loをできるだけ大きくとりつつ共役長をできるだけ短くするという本発明の目的を達成していることが理解される。特に、実施例1においては、物体距離Loが従来のものよりも大きくて、かつ、共役長(Lo+Lm+Li)が従来のものよりも短くなっており、非常に好ましい構成である。
【0041】
次に、結像特性について、図4ないし図7を参照しつつ説明する。先ず、球面収差は、実施例1ないし3のいずれも従来のものに比べて改善されており、良好に補正されている。
非点収差は、実施例1ないし3のいずれも従来のものに比べて大きくなっているが、適用条件下ではFナンバー(F値)が22〜23の範囲であり、像面深度が非常に大きいため、使用上は特に問題ないレベルである。
歪曲収差は、実施例1ないし3のいずれも従来のものに比べて大きくなっており、最大で約70倍となっている。しかし、この時の歪曲量は+0.07パーセント程度であり、像面で僅か1.4μm程度のずれに相当し、撮像素子各画素の大きさが10μm程度であることを考慮すれば、使用上特に問題ないレベルである。
尚、コマ収差(不図示)は、従来のものに比べて若干大きくなっているものの画像に影響を与える程の量ではなく、使用上特に問題ないレベルである。
【0042】
上記実施形態においては、本発明に係る望遠レンズを、実装機に用いられるパーツカセットの位置決めを行なう位置決め装置の撮像カメラに適用する場合を示したが、これに限定されるものではなく、物体距離を大きくしつつ共役長を短かくすることが要求されるものであれば、その他の機器にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の望遠レンズによれば、既製品としての単品レンズである両凸レンズ、両凹レンズ、凸平レンズ等のレンズから最適なレンズを適宜選択して組み合わせることで、所定の光学性能を満たしつつ、物体距離が比較的長めでかつ共役長が比較的短かめの望遠レンズを形成することができ、実装機等の撮像カメラに適した安価な望遠レンズが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る望遠レンズの一実施形態を示す基本構成図である。
【図2】本発明に係る望遠レンズを搭載した撮像カメラを示す断面図である。
【図3】実施例1ないし3及び比較例における物体距離と共役長との相対的な関係を示すものであり、図3(a)は実施例1の構成、図3(b)は実施例2の構成、図3(c)は実施例3の構成、図3(d)は比較例の構成をそれぞれ示す。
【図4】実施例1での球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差線図を示す。
【図5】実施例2での球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差線図を示す。
【図6】実施例3での球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差線図を示す。
【図7】比較例での球面収差、非点収差、歪曲収差の各収差線図を示す。
【図8】レンズ光学系を組み込んだ従来の撮像カメラを示す断面図である。
【符号の説明】
30 撮像カメラ
31 鏡筒
32 CCD
11 第1レンズ
S1,S2 凸面
12 第2レンズ
S3 凸面
S4 平面
13 第3レンズ
S6,S7 凹面
14 第4レンズ
S8,S9 凸面
15 開口絞り
R1〜R9 曲率半径

Claims (4)

  1. 物体側から像面側に向けて順に、正の屈折力をもつ前群レンズと、前記前側レンズ群から所定の距離を隔てて配置され負の屈折力をもつ後群レンズと、を備えた望遠レンズであって、
    前記前群レンズは、物体側から像面側に向けて順に、両面が凸状の正の屈折力をもつ第1レンズと、物体側の面が凸状で像面側の面が平面状の正の屈折力をもつ第2レンズと、からなり、
    前記後群レンズは、物体側から像面側に向けて順に、両面が凹状の負の屈折力をもつ第3レンズと、両面が凸状の正の屈折力をもつ第4レンズと、からなり、
    前記第1レンズの両面は、同一の曲率に形成され、
    前記第3レンズの両面は、同一の曲率に形成され、
    前記第4レンズの両面は、同一の曲率に形成され、
    前記第3レンズの像面側の面は、前記第4レンズの物体側の面よりも大きいか又は同一の曲率に形成されている、
    ことを特徴とする望遠レンズ。
  2. 前記第3レンズと前記第4レンズとは、外周縁領域が接合して配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の望遠レンズ。
  3. 前記第3レンズと前記第4レンズとは、所定の距離を隔てて配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の望遠レンズ。
  4. 前記第2レンズと前記第3レンズとの間には、所定の口径をもつ開口絞りが配置されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記載の望遠レンズ。
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