【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り紙に関する。
【０００２】
【背景技術】
昨今の折り紙は、単に着色された紙というだけではなく、和紙やカラーフォイル、プラスチックフィルムなど素材に特色を持たせたものが種々出回っており、作製するもののイメージに合わせて素材を選ぶことができる。
【０００３】
特に、プラスチックフィルムの折り紙は、近年になって出回るようになったため目新しさがあり、また、透明で特有の艶を有することから、紙素材の折り紙による作品とは異なる斬新なイメージの作品を作り出せ、商品としての可能性を秘めている。
【０００４】
一方、折り紙は、子供の遊び道具としてや、比較的短い時間の装飾のためによく利用され、利用した後は破棄されてしまうことが多い。例えば石油を原料とした汎用プラスチックの折り紙を可燃ゴミとして捨てると、焼却炉の燃焼温度によっては塩素系ガスなど有毒ガスの発生の原因となり、酸性雨やダイオキシンを発生させたり、環境ホルモン（内分泌攪乱化学物質）を発生させて生態系に悪影響を与える恐れがある。また、再利用に回されない不燃ゴミとして捨てた場合にも、その過程で液体や薬品等に触れて変質し土壌汚染の原因となったり、水鳥等の生物が餌と間違えて食べてしまい生態系に悪影響をもたらす恐れもある。
【０００５】
特に折り紙という玩具は、子供達の遊び道具になるので、その遊び道具が将来の地球環境を害する恐れのあるものであってはならず、折り紙を提供する製造者、販売者は商人道徳をもってこれを提供する義務がある。
【０００６】
また、子供は手に持ったものを口に入れてしまうことが多いので、口に入れてしまったときの安全性も配慮しなければならず、また、折り紙としての折り易さも当然備えていなければならないので、単に美しさや目新しさだけで折り紙にする素材を選ぶことはできない。
【０００７】
以上のことを勘案し、本願発明者は今までの折り紙のイメージとは異なる新しい質感を有する素材であって、廃棄された後に環境に悪影響を及ぼす恐れが少なく、口に入れても安全で、折り目が付けやすいような材料を検討し、新規な折り紙を発明した。
【０００８】
【発明の開示】
請求項１に記載の折り紙は、分解性プラスチックを主な原料とするプラスチックフィルムからなることを特徴としている。
【０００９】
ここで、分解性プラスチックとは、例えば土の中に埋めておいたり、海水につけておくことによって、最終的に微生物分解される生分解性プラスチックや、太陽光線（特に紫外線領域の光）の照射によって分解される光分解性プラスチックなどをいう。このように分解されるプラスチックであれば、不要になって廃棄された後に、長期間そのままの形状で放置されるようなことがなく、地球環境に悪影響を与える恐れが少ない。
【００１０】
この様な分解性プラスチックの一つとして、熱や湿気によって加水分解し、その後微生物分解して水と炭酸ガスになるポリ乳酸を挙げることができる。ポリ乳酸は医療現場で生体埋植材料として利用されていることから分かるように、非常に安全性が高い物質である。ポリ乳酸の分解中間物質であるオリゴ乳酸は植物の成長を促進するものであり、乳酸は医薬品や、食品工業などで広く利用され、人間の体内にも存在している。したがって、ポリ乳酸は子供の玩具である折り紙の主な原料にするのに適した材料であると言える。また、ポリ乳酸で作られたフィルムには、シャープな折り目が付け易いので、このことからも折り紙の主な原料にするのに適した材料であることが言える。
【００１１】
折り紙としては、いろいろな色のものを用意する必要があるが、そのためには、プラスチックフィルム自体を着色料によって着色してもよい。前記プラスチックフィルムを形成する前の、粉末又は未硬化の状態のプラスチック原料に着色料を混ぜて着色しておけば、プラスチックの有する質感をそのまま生かした折り紙にすることができる。その際、プラスチックフィルムは透明又は半透明に着色してもよいし、不透明に着色しても良い。
【００１２】
また、前記プラスチックフィルムの表面に着色料を塗布して着色層を形成するようにしてもよい。プラスチックフィルムの一方の表面にのみ着色層を形成すれば、折り紙の着色層を形成した側の面と、プラスチックフィルムの面とで質感が異なるため、作品のイメージに合わせていずれの面を表側にするか使い分けることができる。
【００１３】
また、前記着色層は、互いに異なる色で前記プラスチックフィルムの両面に形成してもよいし、透明又は半透明な着色層であっても不透明に着色された層であってもよい。
【００１４】
また、前記着色料又は前記着色層は、食品衛生法により認可されている着色料など、口に入れても無害な着色料を用いれば、子供の遊び道具としての安全性も高く、また、廃棄された後に地球環境に悪影響を及ぼす恐れも少ない。
【００１５】
【発明の実施の形態】
（第１の実施形態）
図１は本発明の折り紙１ａの概略断面図である。図１に示す折り紙１ａは、着色されたフィルム層２で構成されている。フィルム層２は、分解性プラスチックであって、例えば土の中に埋めておけば人体に害のない物質に分解し、かつ、折り目が付けやすいものであることが望ましい。
【００１６】
分解性プラスチックには、微生物によって分解される生分解性プラスチックや、太陽光（特に紫外線領域のエネルギーの高い光）によって分解される光分解性プラスチックがある。生分解性プラスチックには、澱粉系のもの、セルロース系のものなどがある。また、高分子であるために直接微生物分解されないが、加水分解などで低分子量化された後、微生物分解されるものも含まれる。光分解性プラスチックは、光エネルギーを取り込むことによって分解（光化学）反応を起こすような、例えば、−Ｎ＝Ｎ−、−ＣＨ＝Ｎ−、−ＣＨ＝ＣＨ−、−Ｃ＝Ｃ−ＮＨ−ＮＨ−、−Ｓ−、−ＮＨ−、−Ｏ−、＞Ｃ＝Ｏといった官能基を持つプラスチックや、光増感材などの感光性試薬を添加物として加えたプラスチックのことである（分解性プラスチックの開発； 普及版第１版 ２０００年６月２６日 株式会社シーエムシー発行 土肥義治監修 第１４６頁参照）。
【００１７】
本発明の折り紙１ａのフィルム層２の好適材料としては、プラスチックの一つであるポリ乳酸を挙げることができる。ポリ乳酸は、トウモロコシやジャガイモ、サトウキビなどの植物から抽出した糖質から生成される乳酸の重合体であり、抗菌性があり、防カビ効果もあるので、折り紙遊びをしている子供が口に入れてしまった場合にも安全である。また、ポリ乳酸で作ったフィルム（ポリ乳酸フィルム）は折り紙にするのに適度な硬度や脆性（樹脂としては、比較的硬度が高く、脆い）を有しており、しわが付きにくく、かつ、折ったときにスプリングバックしにくく、シャープな折り目が付けられるので、作品の形を作り上げやすい。
【００１８】
ポリ乳酸フィルムは、透明で艶を有しているので、紙製の折り紙とは異なる斬新なイメージの作品を作ることができる。また、ポリ乳酸フィルムは、汎用プラスチックフィルムと見た目は似ているが、温度や湿度などの一定条件を満たすと加水分解を受け、その後酵素分解（微生物分解）されることによって炭酸ガスと水に分解されるので、破棄された後に汎用プラスチックのように有毒ガスを発生させたり、餌と誤って食べた野生生物の体内に蓄積されることがなく、環境に悪影響を及ぼす恐れが少ない。特に土中のような比較的高温多湿下においては、ポリ乳酸の分解が急速に進み、一週間以内の極めて短い時間で分解させることもできる。また、燃焼カロリーはポリエチレン等のプラスチックと比較して約１／３〜１／２であるので、可燃ゴミとして廃棄しても焼却炉への負担を軽減させることができる。
【００１９】
図１に示す折り紙１ａは、ポリ乳酸をフィルム状に形成する以前の段階の未硬化な状態のときに、または、未硬化にする以前の粉末原料に、着色料を混ぜ込んで着色しており、透明感の美しいカラーフィルムにすることができる。また、不透明に着色すれば、折り紙が透けないので折りやすくなる場合もある。折り紙は子供の遊び道具になるので、使用する着色料には、食品衛生法で認可された着色料など、口に入れても害の無いものを用いることが望ましい。
【００２０】
各色に着色されたカラーフィルムは、ロール状に巻き取られる。そして、図２に示すように、赤色フィルム４ａ、橙色フィルム４ｂ、黄色フィルム４ｃ、黄緑フィルム４ｄ、緑色フィルム４ｅ・・・といった一セットの折り紙を構成するような順に断裁テーブル６の上で重ねられ、商品となる折り紙の大きさに合わせてカッター５で切断される。
【００２１】
石油を原料とする汎用プラスチックフィルムを多数枚重ねて折り紙の大きさに断裁する場合、カッターの刃が押しつけられることによって重ねたプラスチックフィルムがずれてしまい、所望するサイズに断裁できずに不良品が生じたり、ずれたプラスチックフィルムを揃え直すことに労力を要していた。これに対して、ポリ乳酸フィルムの折り紙１ａは、比較的大きさな摩擦係数を有しており、カッター５の刃を押し当てたときにもフィルム同士がずれず、所望するラインで断裁できるので、製造効率を向上させることができる。なお、断裁した折り紙を入れる商品包装袋（折り紙セットの外袋）も分解性プラスチックで形成した袋にすることが望ましい。
【００２２】
（第２の実施形態）
図３は、本発明のさらに別の実施形態による折り紙１ｂの概略断面図である。図３に示す折り紙１ｂは、フィルム層２と着色層３ａとから構成されている。フィルム層２は、第１の実施形態で説明したように、分解性プラスチックであって、例えば土の中に埋めておけば人体に害のない物質に分解し、かつ、折り目が付けやすいものであることが望ましい。
【００２３】
第１の実施形態で説明した折り紙１ａは、フィルム層２に着色料を添加することで着色したものであるが、本実施形態の折り紙１ｂは、フィルム層２の上に着色料を塗布して着色層３ａを形成したものである。また、第１の実施形態で説明したように、着色料を添加したフィルム層２の上に同じ色又は異なる色で着色層３ａを形成してもよい。折り紙は子供の玩具にもなるので、着色料は食品衛生法で認可されたものなど、口に入れても害の無いものであることが望ましい。また、透明なフィルム層２の表面に形成する着色層３ａが不透明であれば、折り紙が透けなくなって折りやすくなる。
【００２４】
フィルム層２と着色層３ａとでは光沢や透明度などの質感が異なるため、本実施形態の折り紙１ｂのようにフィルム層２の片面に着色層３ａを形成したものであれば、フィルム層２側を表にして折るか、着色層３ａ側を表にして折るかによって、同じ作品を作ってもイメージを異ならせることができ、作製する作品の幅を広げることができる。
【００２５】
また、図４に示す折り紙１ｃのように、フィルム層２の両面に同じ色又は異なる色の着色層３ａ，３ｂを形成するようにしてもよい。
【００２６】
【発明の効果】
本発明の折り紙は、環境に悪影響を及ぼす恐れの低い物質に分解される分解性プラスチックを主原料にしているので、破棄された後に自然環境に悪影響を及ぼす恐れが少ない。また、本願発明の折り紙の着色料に、口に入れても無害なインクを用いれば、子供の遊び道具としても安全である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の折り紙の概略断面図である。
【図２】本発明の折り紙の一製造工程を示す図である。
【図３】本発明の折り紙の別の実施形態を示す概略断面図である。
【図４】図３に示す折り紙の別の実施態様を示す概略断面図である。
【符号の説明】
１ａ 折り紙
１ｂ 折り紙
１ｃ 折り紙
２ フィルム層
３ａ 着色層
３ｂ 着色層[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to origami.
[0002]
[Background Art]
In recent years, origami is not just colored paper, but there are various types of paper with special characteristics such as Japanese paper, color foil, plastic film, etc., and you can choose the material according to the image of the product you are making .
[0003]
In particular, plastic film origami has a novelty because it has become available in recent years, and because it has a transparent and unique luster, it can create works with novel images that are different from works made with paper material origami. , Has potential as a product.
[0004]
On the other hand, origami is often used as a playground equipment for children or for decoration in a relatively short time, and is often discarded after use. For example, discarding general-purpose plastic origami made of petroleum as combustible waste may cause toxic gases such as chlorine-based gas depending on the combustion temperature of the incinerator, generating acid rain, dioxin, and environmental hormones (endocrine disruptors). Chemical substances), which can have a negative impact on ecosystems. Also, when discarded as non-combustible garbage that cannot be reused, in the process, it may be altered by touching liquids and chemicals, causing soil contamination, and organisms such as water birds may mistakenly eat food and eat it. Can have a negative impact on
[0005]
In particular, since origami toys are playground equipment for children, the playground equipment must not hurt the global environment in the future, and manufacturers and sellers who provide origami should use merchant morals. Have an obligation to provide
[0006]
In addition, children often put things in their hands into their mouths, so care must be taken to ensure safety when they are put in their mouths, and they must also have easy folding as origami. You have to choose the material you want to origami simply because of its beauty and novelty.
[0007]
In view of the above, the inventor of the present application is a material having a new texture different from the image of origami so far, there is little risk of adversely affecting the environment after being discarded, it is safe to put in the mouth, We studied materials that can be easily creased and invented a new origami paper.
[0008]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
The origami according to the first aspect is characterized by being made of a plastic film mainly composed of degradable plastic.
[0009]
Here, the degradable plastic is, for example, biodegradable plastic that is finally degraded by microorganisms when buried in soil or immersed in seawater, or irradiated with sunlight (particularly light in the ultraviolet range). Photo-decomposable plastic decomposed by If the plastic is decomposed in this way, it will not be left in the same shape for a long time after being unnecessary and discarded, and there is little risk of adversely affecting the global environment.
[0010]
One of such degradable plastics is polylactic acid, which is hydrolyzed by heat or moisture and then decomposed by microorganisms to become water and carbon dioxide. Polylactic acid is a very safe substance, as can be seen from the fact that it is used as a living implant material in medical practice. Oligolactic acid, which is an intermediate for decomposing polylactic acid, promotes the growth of plants. Lactic acid is widely used in pharmaceuticals, the food industry, and the like, and is also present in the human body. Therefore, it can be said that polylactic acid is a material suitable as a main raw material of origami which is a toy for children. In addition, since a film made of polylactic acid is easy to be sharply creased, it can be said that this is a material suitable as a main raw material of origami.
[0011]
It is necessary to prepare various types of origami paper. For this purpose, the plastic film itself may be colored with a coloring agent. By mixing a coloring agent with a powdered or uncured plastic raw material before forming the plastic film and coloring the raw material, it is possible to make origami that makes full use of the texture of plastic. At that time, the plastic film may be colored transparently or translucently, or may be colored opaquely.
[0012]
Further, a coloring agent may be applied to the surface of the plastic film to form a coloring layer. If the colored layer is formed only on one surface of the plastic film, the texture of the plastic film surface differs from the surface on which the colored layer of origami is formed. Or you can use them properly.
[0013]
The colored layer may be formed on both sides of the plastic film in different colors, and may be a transparent or translucent colored layer or an opaque colored layer.
[0014]
In addition, the coloring agent or the coloring layer, if using a coloring agent that is harmless even when put into the mouth, such as a coloring agent approved by the Food Sanitation Act, is highly safe as a playground equipment for children, and is disposed of. There is little risk of adverse effects on the global environment after being done.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
FIG. 1 is a schematic sectional view of an origami 1a of the present invention. The origami 1 a shown in FIG. 1 is composed of a colored film layer 2. The film layer 2 is desirably made of a decomposable plastic, which can be decomposed into a substance that is harmless to the human body when buried in soil, for example, and is easily foldable.
[0016]
Degradable plastics include biodegradable plastics that are degraded by microorganisms and photodegradable plastics that are degraded by sunlight (particularly, light having high energy in the ultraviolet region). Biodegradable plastics include starch-based plastics and cellulose-based plastics. In addition, those which are not directly biodegradable due to being a polymer, but are also decomposed into microbes after being reduced in molecular weight by hydrolysis or the like. Photodecomposable plastics undergo a decomposition (photochemical) reaction by taking in light energy, for example, -N = N-, -CH = N-, -CH = CH-, -C = C-NH-NH. -, -S-, -NH-, -O-,> C = O, or a plastic to which a photosensitive reagent such as a photosensitizer is added as an additive (degradable plastic). The first edition of the popular version; 26 June 2000, published by CMC Co., Ltd., supervised by Yoshiharu Dohi, p. 146).
[0017]
A preferred material for the film layer 2 of the origami 1a of the present invention is polylactic acid, which is one of plastics. Polylactic acid is a polymer of lactic acid produced from carbohydrates extracted from plants such as corn, potatoes, and sugarcane. It is safe if you do. In addition, the film made of polylactic acid (polylactic acid film) has moderate hardness and brittleness to make origami (resin has relatively high hardness and brittleness), and is hard to wrinkle, It is hard to spring back when folded and has sharp folds, making it easy to create the shape of the work.
[0018]
Since the polylactic acid film is transparent and glossy, it is possible to create works with novel images different from paper origami. Polylactic acid film is similar in appearance to general-purpose plastic film, but is hydrolyzed when certain conditions such as temperature and humidity are satisfied, and then decomposed into carbon dioxide and water by enzymatic decomposition (microbial decomposition). Therefore, toxic gas is not generated after being discarded as in general-purpose plastic, and it does not accumulate in wildlife that has been erroneously eaten as bait. In particular, under relatively high temperature and high humidity such as in soil, the decomposition of polylactic acid proceeds rapidly, and it can be decomposed in a very short time within one week. In addition, since the calorie burned is about 1/3 to 1/2 of that of plastics such as polyethylene, the burden on the incinerator can be reduced even when discarded as combustible waste.
[0019]
The origami 1a shown in FIG. 1 is colored by mixing a coloring agent in an uncured state before forming polylactic acid into a film or in a powder raw material before uncured. , A transparent color film can be obtained. In addition, if opaquely colored, the origami is not transparent and may be easily folded. Since origami is a playground equipment for children, it is desirable to use coloring agents that are not harmful to the mouth, such as coloring agents approved by the Food Sanitation Law.
[0020]
The color films colored in each color are wound into a roll. Then, as shown in FIG. 2, the red film 4a, the orange film 4b, the yellow film 4c, the yellow-green film 4d, the green film 4e,. Then, the paper is cut by the cutter 5 according to the size of the origami used as the product.
[0021]
When cutting a large number of general-purpose plastic films made of petroleum and cutting them to the size of origami, the stacked plastic films are displaced by the blade of the cutter being pressed, resulting in defective products that cannot be cut to the desired size. Effort was required to realign the resulting or displaced plastic films. On the other hand, the origami 1a of the polylactic acid film has a relatively large coefficient of friction, and the films do not shift even when the blade of the cutter 5 is pressed, and can be cut at a desired line. Thus, the manufacturing efficiency can be improved. In addition, it is desirable that the product packaging bag (outer bag of the origami set) in which the cut origami is placed is also a bag formed of degradable plastic.
[0022]
(Second embodiment)
FIG. 3 is a schematic sectional view of an origami 1b according to still another embodiment of the present invention. The origami 1b shown in FIG. 3 includes a film layer 2 and a coloring layer 3a. As described in the first embodiment, the film layer 2 is a decomposable plastic, which can be decomposed into a substance that is harmless to the human body when buried in soil, and is easily creased. Desirably.
[0023]
The origami 1a described in the first embodiment is colored by adding a coloring agent to the film layer 2, but the origami 1b of the present embodiment is obtained by applying a coloring agent on the film layer 2. This is one in which a colored layer 3a is formed. Further, as described in the first embodiment, the coloring layer 3a may be formed in the same color or a different color on the film layer 2 to which the coloring agent is added. Since origami can also be used as children's toys, it is desirable that the coloring agent be harmless even if it is put into the mouth, such as those approved by the Food Sanitation Law. Further, if the colored layer 3a formed on the surface of the transparent film layer 2 is opaque, the origami cannot be transparent and is easily folded.
[0024]
Since the texture such as gloss and transparency is different between the film layer 2 and the colored layer 3a, if the colored layer 3a is formed on one surface of the film layer 2 like the origami 1b of the present embodiment, the film layer 2 side is used. The image can be made different even if the same work is made, depending on whether the work is folded upside down or the colored layer 3a is folded upside up, and the width of the work to be made can be widened.
[0025]
Further, like the origami 1c shown in FIG. 4, colored layers 3a and 3b of the same color or different colors may be formed on both surfaces of the film layer 2.
[0026]
【The invention's effect】
Since the origami of the present invention is mainly made of degradable plastic which is decomposed into a substance having a low risk of adversely affecting the environment, the origami has little risk of adversely affecting the natural environment after being discarded. In addition, if the origami coloring agent of the present invention uses ink that is harmless even if it is put into the mouth, it is safe as a children's play tool.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view of an origami of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing one manufacturing process of the origami of the present invention.
FIG. 3 is a schematic sectional view showing another embodiment of the origami of the present invention.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view showing another embodiment of the origami paper shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1a Origami 1b Origami 1c Origami 2 Film layer 3a Color layer 3b Color layer
