【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極加熱方式による豆腐製造装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
豆腐は、豆乳に凝固剤としてのニガリを混入し加熱することによって製造される。そして、豆乳を加熱する方法の一つとして、一対の電極間に発生する抵抗熱を利用したものがある。
【０００３】
この従来の電極加熱方式の豆腐製造装置は、図１８に示すように、プラスチック製の枡状容器３１の相対向した内側面に電極３２を埋設した構造になっており、容器３１に豆乳とニガリとを入れて混ぜ合わせてから両電極３２に通電すると、豆乳が抵抗熱によって発熱し、そして凝固して豆腐になる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この豆腐製造装置は水洗いする必要がある。しかし、従来のものは容器３１から電源コードが延びているため、水洗いするのが面倒であった。
【０００５】
また、豆腐は柔らかいため容器３１から取り出しても僅かながら電極３２に付着するが、豆腐が乾燥すると石のように固くなってしまうため、使用した後に電極３２にこびり付いた豆腐を取り除くのが厄介であるという問題があった。
【０００６】
更に、豆腐の需要増大方法として、飲食店において客の目の前で豆腐を製造してそのまま出来立てを食べて貰ったり、或いは、コップ状等の簡易容器に少量の豆腐を製造してこれをアイスクリームを食べるような感覚で食べてもらうと言ったことが考えられるが、電極３２を容器３１に埋め込んだ従来の装置は分厚くてしかもコードが接続されてたいるため、豆腐をそのまま食べる食器に兼用できる美観や扱い安さは全く存在せず、このため、豆腐の提供形態のバリエーション増大には貢献できていなかった。
【０００７】
本発明は、このような現状を改善することを課題とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するため請求項１の発明では、豆腐製造装置を、豆乳が入る上向き開口の容器と、この容器内に上方から抜き差し自在な加熱用電極が設けられたヘッドとを備えた構成にした。また、請求項２の発明では、前記加熱用電極をヘッドに着脱可能に取り付けている。
【０００９】
【発明の作用・効果】
本願発明では、容器とヘッドとは分離しているため、容器は簡単に水洗いすることができて、片付け作業が楽になる。特に、請求項２のように構成すると、電極にこびり付いた豆腐が固化しても、電極を取り外すことによって簡単かつ安全に除去することができて、特に好適である。
【００１０】
更に、容器に電極は埋設されていないため、容器の素材や厚さ、形状等の選択の巾が従来に比べて格段に広がり、例えば、木製の容器、竹製の容器、紙製の容器などでも簡単に豆腐を製造することができる。
【００１１】
このため、豆腐を製造するための容器をそのまま食器として使用することが可能となり、その結果、客の目の前で製造してそのままの状態で食べて貰ったり、或いは、使い捨て方式の容器で製造してそのまま食べて貰うようなことも可能になり、その結果、豆腐の需要増大に貢献できる。
【００１２】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００１３】
（１）．第１実施形態（図１〜図５）
図１〜図５では第１実施形態を示している。図１は分離斜視図、図２は分離断面図、図３は使用状態での断面図、図４のうち（Ａ）は図３の一部拡大図、（Ｂ）は部材の拡大側面図、図５は図４（Ａ）の Ｖ−Ｖ視断面図である。
【００１４】
本実施形態の豆腐製造装置は、上向きに開口した容器１と、電源コード２が接続されたヘッド３と、ヘッド３から下向きに突設した一対の電極４と、ヘッド３にフック５を介して着脱自在に取り付けられ保護枠６と、豆乳７とニガリとを混ぜる合わせるための攪拌板８とを備えている。ヘッド３の中央部には、棒状の温度センサー９を下向きに突設している。
【００１５】
容器１は、杉や檜のように芳香や殺菌性を持つ木製板を素材として枡状に形成されている。保護枠６も容器１と同様の素材からなっている（もちろん、両者の素材は自由に設定できる）。
【００１６】
ヘッド３はプラスチック製であり、変圧器や制御回路等を内蔵している。ヘッド３の一側面（上面でも良い）には、タイマーのつまみ１０やスイッチ類１１、表示ランプなどを設けている。攪拌板８には多数の穴１２を空けている。
【００１７】
電極４はチタンのように酸化しにくい金属板製である。電極４をヘッド３に取り付けるに当たっては、図４〜図５に示すように、ヘッド３にＬ型のブラケット１３をビス１４で固定し、このブラケット１３に複数本（３本）の雄ねじ１５を固着し、雄ねじ１５にねじ込んだナット１６で電極４を押さえ固定している。
【００１８】
この場合、電極４に、雄ねじ１５に嵌まる上向きに開口の切り開き溝１７を形成することにより、ナット１６を緩めると電極４を簡単に着脱できるようにしている。
【００１９】
豆乳７は電極４と電極４との間の部位で発熱し、容器１の内面と電極４との間では発熱しない（もちろん、熱は伝わる）。従って、電極４はできるだけ容器１の内面に近づけるのが好ましい（密着させても良い）。
【００２０】
他方、電極４を取り付けるブラケット１３の雄ねじ１５は容器１の内側に延びているため、電極４が単なる平板であると、電極４と容器１の内面との間の間隔が広がってしまう。そこで、電極４を上部において曲げることにより、ブラケット１３への取り付けの容易性を損なうことなく、豆乳７に浸かる部分が容器１の内面に密接するように配慮している。
【００２１】
図５に示すように、容器１とヘッド３との間には隙間が空いているが、ヘッド３が容器１の上面に載るように設定しても良い（この場合は、保護枠６とテーブルとの間には隙間が空くことになる）。
【００２２】
容器１の容量は、例えば１丁用や２丁用、１リットル用のように用途に応じて任意に設定することができる。飲食店において客のテーブルで製造してそのまま食べてもらう場合は、例えば２００ｃｃ程度の豆腐１８ができるように設定したら良い（豆乳７のこぼれを防止するため、容器１の容量は、豆腐１８の体積の１．５〜３倍程度が好ましい）。
【００２３】
容器１は、美観や芳香性を考慮して例えば木製とすることが簡単にできるため、容器１をそのまま食器として使用できる。豆腐１８が出来上がる時間は容量や電流の強さによって変わってくるが、いずれにしても、８３℃が最適の凝固温度として知られている。
【００２４】
そこで、豆乳７の温度を温度センサー９で検知し、８３℃になったら電極４への通電を停止するように制御している。これにより、美味しい豆腐を製造することができる。
【００２５】
豆乳７は冷蔵庫で保存されているため、容器１に入れるに際しての初期温度は例えば３〜７℃というように略一定である。従って、最適凝固温度である８３℃まで加熱できる時間もおおよそ一定である。そこで、温度センサー９を使用した制御に代えて、タイマーで電極４への通電時間を設定しても良い。この場合は制御回路が簡単になるため、コストを抑制できる利点がある。
【００２６】
本実施形態のように保護枠６を設けると、ヘッド３を容器１から取り外した状態でも電極４をテーブルに接触しない状態に保持できるため、衛生面及び取り扱いの面で有益である。また、容器１の外面が水で濡れることを保護枠６で防止できるため、容器１の外面が水で濡れて使用時に漏電することを防止できる利点もある。
【００２７】
（２）．第２実施形態（図６）
図６では、保護枠６を使用せずにヘッド３を容器１に直接載せている。詳細は図示していないが、電極４はヘッド３に着脱可能に取り付けられている。
【００２８】
（３）．第３実施形態（図７）
図７では、電極４の取り付け方法の別例である第３実施形態を示している。（Ａ）は側断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ視図である。
【００２９】
この実施形態では、ブラケット１３に弾性押さえ片２０を切り起こし形成して、この弾性押さえ片２０で電極４を挟み固定している。この実施形態では、電極４の着脱をワンタッチで行える利点がある。弾性押さえ片２０を電極４に形成することも可能である。もちろん、他の係合手段を利用してワンタッチ的に着脱できるようにしても良い。
【００３０】
（４）．第４〜５実施形態（図８〜図１０）
出来上がった豆腐１８を調理したり切ったりする場合は、豆腐１８を容器１から取り出す必要がある。この場合、豆腐１８は崩れやすいため、取り出しが厄介である。これに対して、図８〜９で第４実施形態として示す中敷板２１を使用すると、できた豆腐１８を型崩れすることなく簡単に取り出すことができる。
【００３１】
すなわち、この中敷板２１は木製板（プラスチック板でも良い）で上向きコ字状に形成されており、両立ち上がり部２１ａに把手穴２２を空けている。中敷板２１の上面は、容器１の上面と同一か又は下方に位置するように設定している（ヘッド３を容器１の上面に載せるためである）。
【００３２】
本実施形態では、中敷板２１の端面と容器１の内面との間には電極４が嵌まる隙間が空いている。また、豆乳が中敷板２１と容器１との間に入り込むため、底板２１には、容器１の底面と密着することを防止するための凸条２２を設けている。
【００３３】
本実施形態では、電極４が豆腐１８を容器１から切り離す役割を果たすため、豆腐１８が容器１の内面に密着することを防止して、中敷板２１を持ち上げると豆腐１８を型崩れすることなく簡単に取り出される。また、中敷板２１は上向き開口コ字状であるため、中敷板２１から豆腐１８を取り出すことも簡単に行える。
【００３４】
図１０に示す第５実施形態では、電極４を中敷板２１の立ち上がり部２１ａと重なるように配置している。この実施形態の場合は、豆腐１８の２側面が容器１の内側面と密着するので、密着した部分を薄板やヘラで切り離すのが好ましい。なお、第４実施形態以下の実施形態でも電極４はヘッド３に着脱自在で取り付いているが、詳細は省略している。
【００３５】
（５）．第６実施形態（図１１）
図１１では、豆腐１８を型崩れさせることなく容器１から取り出すための剥離器２４を示している。すなわち、この剥離器２４は、ピアノ線のように細くて高強度の線材により、容器１の一内側面にきっちり嵌まるように上向き開口コ字状（或いは口字状）に形成されており、上端には把手２４ａを設けている。
【００３６】
そして、剥離器２４を、容器１の一内側面に密着させた状態で下方にずらし移動させ、容器１の底に届いたらそのまま水平動させ、それから他方の内側面に届いたら引き上げるというように動かすことにより、豆腐１８を容器１の内面から切り離し、それから容器１を引っ繰り返すことにより、豆腐１８を型崩れさせることなく取り出すことができる。
【００３７】
（６）．第７実施形態（図１２〜図１３）
図１２〜図１３では第７実施形態を示している。図１２は分離斜視図、図１３は使用状態の断面図である。
【００３８】
この実施形態では、上向きに開口した受け枠２５に複数（２個）の容器１を嵌め入れて、複数の容器１で一度に豆腐１８を製造できるようにしている。ヘッド３には容器１の数に対応した電極４の対を設けている。また、ヘッド３には、受け枠２５に重なる保護枠６を着脱自在に取り付けている。
【００３９】
容器１をそのまま食器に兼用して、出来た豆腐１８をそのまま食べて貰うサービス形態の場合、本実施形態のように一度に複数の豆腐１８を製造できるようにすると能率が良い（なお、豆腐１８の製造は客のテーブルで行っても良いし、厨房で行っても良い）。
【００４０】
本実施形態では、保護枠６の下面が電極４の下端よりも上方に位置しているが、受け枠２５をごく浅い寸法とすることにより、保護枠６の下面が電極４の下端よりも下方に位置するように設定しても良い（そうすると、電極４を保護した状態で保護枠６をテーブルに載せることができる）。
【００４１】
（７）．第８実施形態（図１４〜図１５）
図１４及び図１５では第８実施形態を示している。図１４は平面図、図１５は正断面図である。
【００４２】
この実施形態では、容器１を円形に形成しており、このため電極４は平断面円弧状に湾曲している。本実施形態では、受け枠２５に複数の容器１をセットできるようになっている。ヘッド３は図示しないフレームに昇降自在に取り付けており、手動又は自動によって昇降する。容器１は、紙や竹、木等によりなっており、アイスクリームを食べるような感覚で豆腐１８を食べて貰うことができる。
【００４３】
なお、電極４が湾曲していると、電極間の間隔が狭い部分（平面視で電極４の端部間）において豆乳７が集中的に発熱する現象が生じるので、発熱を均一化させるための手段として、凝固する前に容器１又は電極４を水平旋回させても良い。
【００４４】
（８）．第９実施形態（図１６）
図１６に示すのは第９実施形態で、この実施形態では、紙コップ状等の容器１の内面に、アルミ箔等より成る一対の固定電極４ａを一体に設け、これに、クリップ式の可動電極４ｂから給電するようになっている。
【００４５】
この実施形態では、可動電極４ｂが豆腐１８に触れないためメンテナンスが容易である。また、第８実施形態と同様に、アイスクリームのような感覚で豆腐１８を食べるのに適している。
【００４６】
（９）．第１０実施形態（図１７）
図１７では、電極の別例である第１０実施形態を示している。このうち（Ａ）では電極４に多数の穴を空け、（Ｂ）では電極４を櫛歯状に形成している。
【００４７】
（１０）． その他
本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化することができる。例えば容器の平面形状は四角形や円形には限らず、六角形や楕円形のような様々の形態とすることができる。また、１つの容器に対して複数対の電極を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態の分離斜視図である。
【図２】分離断面図である。
【図３】使用状態での断面図である。
【図４】（Ａ）は図３の一部拡大図、 （Ｂ）は部材の拡大側面図である。
【図５】図４ （Ａ）の Ｖ−Ｖ視断面図である。
【図６】第２実施形態を示す図である。
【図７】第３実施形態を示す図である。
【図８】第４実施形態の分離斜視図である。
【図９】第４実施形態の使用状態の断面図である。
【図１０】第５実施形態の断面図である。
【図１１】第６実施形態の斜視図である。
【図１２】第７実施形態の斜視図である。
【図１３】第７実施形態の使用状態の断面図である。
【図１４】第８実施形態の平面図である。
【図１５】第８実施形態の使用状態の断面図である。
【図１６】第９実施形態の使用状態の断面図である。
【図１７】第１０実施形態を示す図である。
【図１８】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
１ 容器
３ ヘッド
４ 電極
６ 保護枠
７ 豆乳
８ 攪拌板
９ 温度センサー
１０ タイマーの摘まみ
１８ 豆腐[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an apparatus for producing tofu using an electrode heating method.
[0002]
[Prior art]
Tofu is produced by mixing bittern as a coagulant into soymilk and heating. One of the methods for heating soymilk utilizes resistance heat generated between a pair of electrodes.
[0003]
As shown in FIG. 18, this conventional electrode heating type tofu manufacturing apparatus has a structure in which electrodes 32 are embedded in opposing inner surfaces of a plastic container 31, and the container 31 has soy milk and bittern. When the two electrodes 32 are energized after mixing, the soymilk generates heat by resistance heat and solidifies to tofu.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, this tofu manufacturing apparatus needs to be washed with water. However, in the conventional case, since the power cord extends from the container 31, it is troublesome to wash with water.
[0005]
Further, since the tofu is soft, it is slightly attached to the electrode 32 even when it is taken out of the container 31, but when the tofu dries, it becomes hard like a stone, so it is troublesome to remove the tofu sticking to the electrode 32 after use. There was a problem.
[0006]
Furthermore, as a method of increasing demand for tofu, a restaurant can produce tofu in front of customers and eat it as it is, or produce a small amount of tofu in a simple container such as a cup. It is conceivable that you would eat ice cream as if you were eating it. However, the conventional device with the electrode 32 embedded in the container 31 is thick and wants to be connected to a cord. There is no aesthetics or inexpensiveness that can be used for both purposes, and as a result, it has not been able to contribute to an increase in variations in the form of providing tofu.
[0007]
An object of the present invention is to improve such a situation.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the invention of claim 1, the tofu manufacturing apparatus is configured to include a container having an upward opening into which soy milk is put, and a head provided with a heating electrode that can be inserted and removed from above in the container. did. In the invention of claim 2, the heating electrode is detachably attached to the head.
[0009]
[Action and Effect of the Invention]
In the present invention, since the container and the head are separated from each other, the container can be easily washed with water, thereby facilitating the cleaning work. In particular, the configuration according to the second aspect is particularly preferable because even if the tofu stuck to the electrode is solidified, it can be easily and safely removed by removing the electrode.
[0010]
Furthermore, since the electrodes are not embedded in the container, the range of choice of material, thickness, shape, etc. of the container is much wider than before, for example, wooden containers, bamboo containers, paper containers, etc. However, tofu can be easily produced.
[0011]
For this reason, it is possible to use the container for producing tofu as it is as a tableware, and as a result, produce it in front of customers and eat it as it is, or produce it in a disposable container It is also possible to eat as it is, and as a result, it can contribute to an increase in demand for tofu.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0013]
(1). First embodiment (FIGS. 1 to 5)
1 to 5 show a first embodiment. 1 is an exploded perspective view, FIG. 2 is an exploded cross-sectional view, FIG. 3 is a cross-sectional view in an operating state, FIG. 4A is a partially enlarged view of FIG. 3, FIG. FIG. 5 is a sectional view taken along the line V-V in FIG.
[0014]
The tofu manufacturing apparatus of the present embodiment includes a container 1 opened upward, a head 3 connected to a power cord 2, a pair of electrodes 4 projecting downward from the head 3, and a hook 5 connected to the head 3. It is provided with a protective frame 6 which is detachably attached, and a stirring plate 8 for mixing and mixing the soymilk 7 and bittern. At the center of the head 3, a rod-shaped temperature sensor 9 protrudes downward.
[0015]
The container 1 is formed in a square shape using a wooden board having aroma and sterilization properties such as cedar and cypress. The protective frame 6 is also made of the same material as the container 1 (of course, both materials can be set freely).
[0016]
The head 3 is made of plastic and includes a transformer, a control circuit, and the like. On one side surface (or the upper surface) of the head 3, a timer knob 10, switches 11, a display lamp, and the like are provided. The stirring plate 8 is provided with a number of holes 12.
[0017]
The electrode 4 is made of a metal plate hardly oxidized like titanium. In attaching the electrode 4 to the head 3, as shown in FIGS. 4 and 5, an L-shaped bracket 13 is fixed to the head 3 with screws 14, and a plurality of (three) male screws 15 are fixed to the bracket 13. Then, the electrode 4 is held down and fixed by a nut 16 screwed into a male screw 15.
[0018]
In this case, the electrode 4 is formed with a cutout groove 17 having an upward opening that fits into the male screw 15 so that the electrode 4 can be easily attached and detached when the nut 16 is loosened.
[0019]
The soymilk 7 generates heat between the electrodes 4 and does not generate heat between the inner surface of the container 1 and the electrodes 4 (of course, heat is transmitted). Therefore, it is preferable that the electrode 4 is as close as possible to the inner surface of the container 1 (the electrode 4 may be closely attached).
[0020]
On the other hand, since the male screw 15 of the bracket 13 for attaching the electrode 4 extends inside the container 1, if the electrode 4 is a mere flat plate, the distance between the electrode 4 and the inner surface of the container 1 will be widened. Therefore, by bending the electrode 4 at the upper part, care is taken so that the part immersed in the soymilk 7 is in close contact with the inner surface of the container 1 without impairing the ease of attachment to the bracket 13.
[0021]
As shown in FIG. 5, there is a gap between the container 1 and the head 3, but the head 3 may be set so as to rest on the upper surface of the container 1 (in this case, the protection frame 6 and the table There will be a gap between them.)
[0022]
The capacity of the container 1 can be arbitrarily set according to the use, such as for one, two or one liter. In the case where the food is produced at the customer's table at the restaurant and eaten as it is, it may be set so that the tofu 18 of, for example, about 200 cc can be produced. About 1.5 to 3 times of the above).
[0023]
Since the container 1 can be easily made of, for example, wood in consideration of aesthetics and aroma, the container 1 can be used as it is as tableware. Although the time required for forming the tofu 18 varies depending on the capacity and the strength of the current, in any case, 83 ° C. is known as the optimum coagulation temperature.
[0024]
Therefore, the temperature of the soymilk 7 is detected by the temperature sensor 9 and when the temperature reaches 83 ° C., the power supply to the electrode 4 is stopped. Thereby, delicious tofu can be manufactured.
[0025]
Since the soymilk 7 is stored in the refrigerator, the initial temperature when it is put in the container 1 is substantially constant, for example, 3 to 7 ° C. Accordingly, the time during which heating can be performed up to the optimum solidification temperature of 83 ° C. is also substantially constant. Therefore, instead of the control using the temperature sensor 9, the energizing time to the electrode 4 may be set by a timer. In this case, since the control circuit is simplified, there is an advantage that the cost can be suppressed.
[0026]
When the protective frame 6 is provided as in the present embodiment, the electrode 4 can be held in a state in which the electrode 4 does not come into contact with the table even when the head 3 is removed from the container 1, which is advantageous in terms of hygiene and handling. Further, since the outer surface of the container 1 can be prevented from getting wet with water by the protective frame 6, there is an advantage that the outer surface of the container 1 can be prevented from getting wet with water and leaking during use.
[0027]
(2). Second embodiment (FIG. 6)
In FIG. 6, the head 3 is directly mounted on the container 1 without using the protection frame 6. Although not shown in detail, the electrode 4 is detachably attached to the head 3.
[0028]
(3). Third embodiment (FIG. 7)
FIG. 7 shows a third embodiment which is another example of a method of attaching the electrode 4. (A) is a side sectional view, and (B) is a BB view of (A).
[0029]
In this embodiment, the elastic pressing piece 20 is cut and raised on the bracket 13, and the electrode 4 is sandwiched and fixed by the elastic pressing piece 20. In this embodiment, there is an advantage that the attachment and detachment of the electrode 4 can be performed with one touch. The elastic pressing piece 20 can be formed on the electrode 4. Of course, it is also possible to make it possible to attach and detach with one touch using another engagement means.
[0030]
(4). Fourth and fifth embodiments (FIGS. 8 to 10)
When cooking or cutting the completed tofu 18, it is necessary to take out the tofu 18 from the container 1. In this case, the tofu 18 is easily collapsed, so that it is difficult to take out the tofu. On the other hand, if the insole board 21 shown as a 4th embodiment in FIGS. 8-9 is used, the produced tofu 18 can be easily taken out without a shape loss.
[0031]
That is, the insole plate 21 is formed of a wooden plate (or a plastic plate) and is formed in an upward U-shape, and the handle holes 22 are formed in both rising portions 21a. The upper surface of the insole plate 21 is set to be the same as or lower than the upper surface of the container 1 (this is for placing the head 3 on the upper surface of the container 1).
[0032]
In the present embodiment, there is a gap between the end surface of the insole plate 21 and the inner surface of the container 1 in which the electrode 4 fits. In addition, since the soymilk enters between the insole plate 21 and the container 1, the bottom plate 21 is provided with a ridge 22 for preventing the soymilk from coming into close contact with the bottom surface of the container 1.
[0033]
In the present embodiment, since the electrode 4 plays a role of separating the tofu 18 from the container 1, the tofu 18 is prevented from sticking to the inner surface of the container 1, and when the insole plate 21 is lifted, the tofu 18 does not lose its shape. Easy to remove. In addition, since the insole board 21 has an upward open U shape, the tofu 18 can be easily taken out from the insole board 21.
[0034]
In the fifth embodiment shown in FIG. 10, the electrodes 4 are arranged so as to overlap the rising portions 21 a of the insole plate 21. In the case of this embodiment, since the two side surfaces of the tofu 18 are in close contact with the inner side surface of the container 1, it is preferable to cut off the adhered portion with a thin plate or a spatula. Although the electrodes 4 are detachably attached to the head 3 in the fourth and subsequent embodiments, the details are omitted.
[0035]
(5). Sixth embodiment (FIG. 11)
FIG. 11 shows a peeler 24 for removing the tofu 18 from the container 1 without causing the tofu 18 to lose its shape. That is, the exfoliator 24 is formed by a thin and high-strength wire material such as a piano wire into an upward open U-shape (or a square shape) so as to fit tightly on one inner surface of the container 1. A handle 24a is provided at the upper end.
[0036]
Then, the peeling device 24 is shifted downward while being in close contact with one inner surface of the container 1, is moved horizontally when it reaches the bottom of the container 1, and then is pulled up when it reaches the other inner surface. Thereby, the tofu 18 can be taken out from the inner surface of the container 1 by separating the tofu 18 from the inner surface of the container 1 and then repeating the container 1 without causing the tofu 18 to lose its shape.
[0037]
(6). Seventh embodiment (FIGS. 12 to 13)
12 and 13 show a seventh embodiment. FIG. 12 is an exploded perspective view, and FIG. 13 is a sectional view in a used state.
[0038]
In this embodiment, a plurality of (two) containers 1 are fitted into a receiving frame 25 opened upward, so that the tofu 18 can be manufactured at a time in a plurality of containers 1. The head 3 is provided with a pair of electrodes 4 corresponding to the number of the containers 1. Further, a protective frame 6 overlapping with the receiving frame 25 is detachably attached to the head 3.
[0039]
In the case of a service mode in which the container 1 is also used as a tableware and the resulting tofu 18 is eaten as it is, it is efficient if a plurality of tofus 18 can be manufactured at one time as in the present embodiment (note that the tofu 18 is used). Can be produced at the customer's table or in the kitchen).
[0040]
In the present embodiment, the lower surface of the protection frame 6 is located above the lower end of the electrode 4. However, by making the receiving frame 25 a very shallow dimension, the lower surface of the protection frame 6 is lower than the lower end of the electrode 4. (Then, the protection frame 6 can be placed on the table while the electrodes 4 are protected).
[0041]
(7). Eighth embodiment (FIGS. 14 and 15)
14 and 15 show an eighth embodiment. FIG. 14 is a plan view, and FIG. 15 is a front sectional view.
[0042]
In this embodiment, the container 1 is formed in a circular shape, so that the electrode 4 is curved in an arc shape in a plane cross section. In the present embodiment, a plurality of containers 1 can be set in the receiving frame 25. The head 3 is attached to a frame (not shown) so as to be able to move up and down, and moves up and down manually or automatically. The container 1 is made of paper, bamboo, wood, or the like, and the user can eat the tofu 18 as if eating ice cream.
[0043]
If the electrode 4 is curved, a phenomenon occurs in which the soymilk 7 generates heat intensively in a portion where the interval between the electrodes is narrow (between the ends of the electrode 4 in a plan view). As a means, the container 1 or the electrode 4 may be horizontally swirled before solidification.
[0044]
(8). Ninth embodiment (FIG. 16)
FIG. 16 shows a ninth embodiment. In this embodiment, a pair of fixed electrodes 4a made of aluminum foil or the like are integrally provided on the inner surface of a container 1 such as a paper cup, and a clip type movable electrode 4a is provided. Power is supplied from the electrode 4b.
[0045]
In this embodiment, since the movable electrode 4b does not touch the tofu 18, maintenance is easy. Further, like the eighth embodiment, the tofu 18 is suitable for eating the tofu 18 like an ice cream.
[0046]
(9). Tenth embodiment (FIG. 17)
FIG. 17 shows a tenth embodiment which is another example of the electrode. In (A), many holes are formed in the electrode 4, and in (B), the electrode 4 is formed in a comb shape.
[0047]
(10). Others The present invention can be embodied in various ways other than the above-described embodiment. For example, the planar shape of the container is not limited to a square or a circle, but may be various shapes such as a hexagon or an ellipse. Further, a plurality of pairs of electrodes may be provided for one container.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a first embodiment.
FIG. 2 is an exploded sectional view.
FIG. 3 is a sectional view in a use state.
4A is a partially enlarged view of FIG. 3, and FIG. 4B is an enlarged side view of a member.
FIG. 5 is a sectional view taken along line VV of FIG.
FIG. 6 is a diagram showing a second embodiment.
FIG. 7 is a diagram showing a third embodiment.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a fourth embodiment.
FIG. 9 is a sectional view of a use state of the fourth embodiment.
FIG. 10 is a sectional view of a fifth embodiment.
FIG. 11 is a perspective view of a sixth embodiment.
FIG. 12 is a perspective view of a seventh embodiment.
FIG. 13 is a sectional view of a use state of the seventh embodiment.
FIG. 14 is a plan view of the eighth embodiment.
FIG. 15 is a sectional view of a use state of the eighth embodiment.
FIG. 16 is a sectional view of a ninth embodiment in use.
FIG. 17 is a diagram showing a tenth embodiment.
FIG. 18 is a sectional view of a conventional technique.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Container 3 Head 4 Electrode 6 Protective frame 7 Soy milk 8 Stir plate 9 Temperature sensor 10 Timer knob 18 Tofu
