JP2004166049A - 通信システム、端末側通信装置及びセンター側通信装置 - Google Patents

通信システム、端末側通信装置及びセンター側通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インターネット等のネットワークを利用した電話申し込みシステム等の通信システムにおいて、端末側通信装置とセンター側通信装置との間で通信される音声信号とDTMF信号とが対応しない場合がある。
【解決手段】センター側通信装置は、音声信号とRTPパケット特定情報とを格納したRTPパケットを端末側通信装置に送信し、端末側通信装置は、センター側通信装置から送信されたRTPパケットのRTPパケット特定情報とDTMF信号とを格納したDTMFパケットをセンター側通信装置に送信する。センター側通信装置は、端末側通信装置から送信されたDTMFパケットのRTPパケット特定情報と端末側通信装置に送信した最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致した場合はDTMF信号をデータ記録部に記録し、一致しない場合は当該DTMFパケットをデータ記録部に記録しない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動音声応答を利用した電話申し込みシステム等の通信システム並びに通信システムの端末側通信装置及びセンター側通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話機からセンター側通信装置に電話をすると、予め定めた音声信号を自動的に送信する自動音声応答機能を備えたセンター側通信装置が、自動音声応答機能により音声信号を電話機に送信し、ユーザが電話機のプッシュボタンを押すことにより、電話機がその音声信号に応答するデュアル・トーン・マルチ・フリクエンシィー(Dual Tone Multi Frequency:以下「DTMF」という。)信号をセンター側通信装置に送信する通信システムがある。この通信システムの一例として、特許文献1に開示されている電話申し込みシステムがある。
【0003】
特許文献1に開示されている電話申し込みシステムは、プッシュ・フォン(電話機)からセンター側通信装置に電話をすると、センター側通信装置は、予め決められた音声信号を電話回線を介してプッシュ・フォンに送信する。プッシュ・フォンは、センター側通信装置から送信されてきた音声信号を再生し、再生された音声の案内に沿ってユーザが希望する番号をプッシュボタンにより入力すると、入力された番号に対応するDTMF信号を電話回線を介してセンター側通信装置に送信する。センター側通信装置は、プッシュ・フォンから送信されたDTMF信号に基づいてユーザが入力した番号に対応した申し込みを受け付ける。
【0004】
近年インターネットの隆盛により、インターネットを介して音声信号等を送信するサービスも広がりを見せている。インターネット、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:以下「LAN」という。)、ワイド・エリア・ネットワーク(Wide Area Network:以下「WAN」という。)等のネットワークは、複数の伝送経路を有する通信網である。特にインターネットは、装置間の伝送経路が無限に近く存在する。
【0005】
ネットワークにおける通信は、音声信号等のデータをパケットに格納し、装置毎に割り当てられたインターネット・プロトコル(Internet Protocol:以下「IP」という。)アドレスによりパケットを送信する装置を特定し、特定した装置に対してパケットを送信することにより行われる。特許文献1に開示されている電話申し込みシステム等の通信システムにおいても、電話機にインターネット等のネットワークでの通信が可能な端末側通信装置を接続し、この端末側通信装置とセンター側通信装置との間の通信にインターネット等のネットワークを利用することが考えられている。
【0006】
センター側通信装置と端末側通信装置との間でネットワークを利用して音声信号及びDTMF信号の通信を行う方法として、特許文献2に開示されているような、音声信号とDTMF信号とを別々のパケットに格納し、音声信号とDTMF信号とをアシンクロナス・トランスファー・モード(Asynchronous Transfer Mode:以下「ATM」という。)網を介して送信装置から受信装置に送信する方法、特許文献3に開示されているような、音声信号をインターネットを介して送信装置から受信装置に送信し、DTMF信号を電話回線を介して送信装置から受信装置に送信するように音声信号とDTMF信号とを別々の通信回線を使用して送信する方法、特許文献4に開示されているような、音声信号をユーザ・データグラム・プロトコル(User Datagram Protocol:以下「UDP」という。)を用いて送信装置から受信装置に送信し、DTMF信号をトランスミッション・コントロール・プロトコル/インターネット・プロトコル(Transmission Control Protocol / Internet Protocol:以下「TCP/IP」という。)を用いて送信装置から受信装置に送信する方法がある。
【0007】
【特許文献1】特開昭52−17739公報
【特許文献2】特開2000−165915公報
【特許文献3】特開2000−49936公報
【特許文献4】特開2000−188611公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した特許文献1に開示されている電話申し込みシステム等の通信システムにインターネット等のネットワークを利用した場合、電話機にネットワークでの通信が可能な端末側通信装置を接続する必要がある。そして、この通信システムにおいて、端末側通信装置からセンター側通信装置に送信されたDTMF信号は、センター側通信装置が端末側通信装置に送信した音声信号に対応していなければならない。
【0009】
インターネット等のネットワークは、複数の伝送経路を有するネットワークであり、伝送経路によってはパケットの伝送に時間がかかる場合もある。このため、前述した電話申し込みシステム等の通信システムにインターネット等のネットワークを利用し、端末側通信装置がセンター側通信装置から送信されてきた音声信号に応答するDTMF信号を送信した場合、ネットワークの伝送経路におけるパケット伝送の遅延により、このDTMF信号がセンター側通信装置に到達するまでに時間がかかり、センター側通信装置が、端末側通信装置からDTMF信号が送信されていないと判断することがある。
【0010】
例えば、センター側通信装置から端末側通信装置に音声信号Aを送信し、端末側通信装置が音声信号Aの応答であるDTMF信号Aをセンター側通信装置に送信しても、DTMF信号Aがセンター側通信装置に到達するまでに時間がかかった場合、センター側通信装置は、端末側通信装置から送信されたDTMF信号を受信できないため、端末側通信装置からDTMF信号Aが送信されていないと判断することがある。
【0011】
また、端末側通信装置がセンター側通信装置から送信されてきた音声信号(先の音声信号)に応答するDTMF信号をセンター側通信装置に送信した場合、ネットワークの伝送経路におけるパケット伝送の遅延により、このDTMF信号がセンター側通信装置に到達するまでに時間がかかると、センター側通信装置は、次の音声信号を送信することがある。この場合、センター側通信装置が、先の音声信号に応答したDTMF信号を次の音声信号に応答したDTMF信号であると誤って判断することがある。
【0012】
例えば、センター側通信装置から端末側通信装置に音声信号Aを送信し、端末側通信装置が音声信号Aの応答であるDTMF信号Aを送信しても、DTMF信号Aがセンター側通信装置に到達するまでに時間がかかった場合、センター側通信装置は、端末側通信装置からDTMF信号Aが送信されていないと判断し、端末側通信装置に音声信号Aを再送信したり、音声信号Aに応答するよう催促する音声信号A1を送信することがある。センター側通信装置が、音声信号Aの再送信或いは音声信号Aに応答するよう催促する音声信号A1の送信を行った後に、端末側通信装置から送信されたDTMF信号Aを受信した場合、センター側通信装置は、当該DTMF信号Aを音声信号Aの応答でなく音声信号A1の応答であると誤って判断することがある。
【0013】
特許文献2の方法は、音声信号とDTMF信号とを別々のパケットに格納し、ATM網を用いてそれぞれのパケットを送信装置から受信装置に送信する。しかし、特許文献2の方法では、ATM網のようなパケット伝送の遅延がない伝送経路からなるネットワークを前提としているため、パケット伝送における遅延が考慮されておらず、インターネット等のような伝送経路によってパケット伝送の時間に大幅な遅れがあるネットワークには対応できない。
【0014】
また、特許文献3の方法では、音声信号を送信する通信回線とDTMF信号を送信する通信回線が必要となるため、通信回線毎のインターフェース等の回路が必要となり通信装置の回路構成が複雑になるとともに、通信回線の本数も多くなるという欠点がある。
【0015】
特許文献3の方法は、送信装置と受信装置との間で音声信号をインターネットを介して送信し、DTMF信号を電話回線を介して送信している。また、特許文献4の方法は、送信装置と受信装置との間で音声信号をUDPを用いて送信し、DTMF信号をTCP/IPを用いて送信している。しかし、特許文献3及び特許文献4の方法では、別々の通信回線又はプロトコルにより送信される音声信号とDTMF信号との対応付けができない。
【0016】
このように、電話申し込みシステム等の通信システムにインターネット等のネットワークを利用した場合、音声信号とDTMF信号との対応付けができないという問題がある。この結果、電話申し込みシステム等の通信システムにおいてユーザ(端末側通信装置)とセンター(センター側通信装置)との取引が確実に行えなくなることがある。また、音声信号とDTMF信号とを別々の通信回線を用いて送信すると、通信回線が複数本必要になり、また、通信回線毎にインターフェース等の回路が必要になり装置の構成が複雑になるという問題がある。
【0017】
本発明は、端末側通信装置とセンター側通信装置との間でインターネット等のネットワークを介して音声信号及びDTMF信号の通信を行う通信システムにおいて、通信回線の数が少なく簡単な回路構成の装置により、端末側通信装置とセンター側通信装置との間で送受信される音声信号とDTMF信号との対応付けを確実に行うことができる通信システム並びに当該通信システムの端末側通信装置及びセンター側通信装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は、音声信号をネットワークを介して端末側通信装置に送信するセンター側通信装置と、電話機から入力されるDTMF信号をネットワークを介して前記センター側通信装置に送信する端末側通信装置とを備えた通信システムにおいて、前記端末側通信装置は、センター側通信装置が送信したRTPパケットに格納されたRTPパケット特定情報を検出するRTPパケット受信部と、電話機インターフェースと、該電話機インターフェースが受信した信号からDTMF信号を検出するDTMF検出部と、前記DTMF信号及び前記RTPパケット特定情報を格納したDTMFパケットを生成するDTMFパケット生成部と、TCP/IPによりネットワークを介してセンター側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部とを備え、前記センター側通信装置は、TCP/IPによりネットワークを介して端末側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部と、複数の音声信号の中から選択した音声信号を出力する応答音声送出部と、該応答音声送出部が出力した音声信号及びRTPパケット特定情報を格納したRTPパケットを生成し前記TCP/IP送受信部から前記端末側通信装置に送信するRTPパケット送信部と、TCP/IP送受信部が受信したDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と前記RTPパケット送信部が送信した最新の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報とを比較するDTMFパケット解析部と、DTMFパケットに格納されているDTMF信号を記録するデータ記録部と、DTMFパケット解析部の比較結果によりDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致した場合はDTMFパケットに格納されているDTMF信号を前記データ記録部に記録しDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致しない場合はDTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うシステム制御部とを備えたことを特徴とする。
【0019】
本発明は、センター側通信装置からネットワークを介して送信された音声信号を受信し、電話機から入力したDTMF信号をネットワークを介して前記センター側通信装置に送信する端末側通信装置において、センター側通信装置から受信したRTPパケットに格納された音声信号及び当該RTPパケットに格納されているRTPパケット特定情報を検出するRTPパケット受信部と、該RTPパケット受信部が検出した音声信号を電話機に送信すると共に電話機が送信した信号を受信する電話機インターフェースと、該電話機インターフェースが受信した信号からDTMF信号を検出するDTMF検出部と、該DTMF検出部が検出したDTMF信号及び前記RTPパケット受信部が受信したRTPパケットのRTPパケット特定情報を格納したDTMFパケットを生成するDTMFパケット生成部と、TCP/IPによりネットワークを介してセンター側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部とを備えたことを特徴とする。
【0020】
本発明は、電話機と接続されている端末側通信装置にネットワークを介して音声信号を送信し、前記端末側通信装置からネットワークを介して送信されたDTMF信号を受信するセンター側通信装置において、TCP/IPによりネットワークを介して端末側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部と、複数の音声信号の中から選択した音声信号を出力する応答音声送出部と、該応答音声送出部が出力した音声信号及び当該RTPパケット特定情報を格納したRTPパケットを生成し前記TCP/IP送受信部により端末側通信装置に送信するRTPパケット送信部と、端末側通信装置から送信されTCP/IP送受信部が受信したDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と前記RTPパケット送信部が送信した最新の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報とを比較するDTMFパケット解析部と、DTMFパケットの格納されているDTMF信号を記録するデータ記録部と、DTMFパケット解析部の比較結果によりDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致した場合はDTMFパケットに格納されているDTMF信号を前記データ記録部に記録しDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致しない場合はDTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うシステム制御部とを備えたことを特徴とする。
【0021】
本発明は、DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、タイムスタンプであることを特徴とする。また、本発明は、DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、シーケンス番号であることを特徴とする。
【0022】
本発明は、センター側通信装置において、前記システム制御部は、第1の音声信号に対応するRTPパケットを端末側通信装置に送信した後に第2の音声信号に対応するRTPパケットを端末側通信装置に送信している場合、端末側通信装置から送信されたDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と端末側通信装置に送信した前記第1の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報が一致しても当該DTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の通信システムの一実施例を示す概略構成図である。
通信システムは、ユーザの自宅に設置された端末側通信装置101、端末側通信装置101に接続された電話機102、インターネット103、センター側通信装置104を備える。本実施例では、ネットワークとしてインターネットを例にあげて説明するが、それに限定されず、複数の伝送経路を有するLANやWAN等のIPアドレスを利用するIPネットワークでもよい。
【0024】
端末側通信装置101は、音声信号を送信する機能を備えているが、本実施例ではその説明を省略する。また、センター側通信装置104には電話機が接続されており、センター側通信装置104は、端末側通信装置101から送信されてきた音声信号を電話機に出力することも可能であるが、本実施例では説明を省略する。
【0025】
本発明の通信システムにおける通信の概略について説明する。
ユーザが、電話機102からセンター側通信装置104に対する発呼を要求すると、電話機102からの発呼要求を受け付けた端末側通信装置101は、インターネット103を介してセンター側通信装置104との間で、音声信号を伝送するプロトコルにおけるリンクとDTMF信号を伝送するプロトコルにおけるリンクを確立する。
【0026】
着呼したセンター側通信装置104は、音声メッセージ(音声信号)を端末側通信装置101に送信する。端末側通信装置101は、音声メッセージを電話機102により再生する。
【0027】
ユーザは、電話機102から出力される音声メッセージを聞き、指示にしたがって会員番号、暗証番号、指定内容等に応じた番号の入力を行う。番号の入力は、電話機102のプッシュボタンを押して行う。電話機102は、押されたプッシュボタンに応じたDTMF信号を発生する。端末側通信装置101は、DTMF信号をセンター側通信装置104に送信する。
【0028】
センター側通信装置104は、押されたプッシュボタンに応じたDTMF信号を受信して解析することで、ユーザの会員番号、暗証番号、指定内容等を受け付ける。
【0029】
端末側通信装置101とセンター側通信装置104との間のインターネット103でのやりとりは、TCP/IPで行われており、音声メッセージ(音声信号)は、音声信号用プロトコルにより伝送される。ユーザが入力したDTMF信号は、音声信号用プロトコルとは別のプロトコルによりセンター側通信装置104に伝送される。
【0030】
端末側端末装置101について説明する。
端末側通信装置101は、電話機インターフェース部105、音声伸長部106、リアル・タイム・プロトコル(Real Time Protocol:以下「RTP」という。)パケット受信部107、DTMF検出部108、DTMFパケット生成部109、TCP/IP送受信部110を備える。端末側通信装置101は、例えば、パーソナルコンピュータ等である。本実施例では、端末側通信装置101とセンター側通信装置104との間で伝送する音声信号は、音声圧縮された圧縮音声信号として説明するが、圧縮しない音声信号であってもよい。この場合、音声伸長部106は不要である。
【0031】
電話機インターフェース部105は、端末側通信装置101と電話機102とのインターフェースである。電話機インターフェース部105は、電話機102から出力された信号を受信しDTMF検出部108に出力したり、インターネット103を介して送られてきた信号を電話機102に出力する。
【0032】
音声伸長部106は、インターネット103を介して端末側通信装置101に入力された圧縮音声信号を伸長する。
【0033】
RTPパケット受信部107は、インターネット103を介して端末側通信装置101に入力したRTPパケットを受信し、圧縮音声信号を検出し、音声伸長部106に出力する。
【0034】
図2は、RTPパケットを説明する図である。
RTPパケットは、ヘッダ領域とデータ領域を備える。ヘッダ領域には、当該パケットを特定する特定情報として、パケット毎に付与されるシーケンス番号と、後述するセンター側通信装置104において圧縮音声信号を格納したパケットの送信を開始した時刻を示す時間情報であるタイムスタンプを格納する。データ領域には、圧縮音声信号が格納される。
【0035】
DTMF検出部108は、電話機インターフェース部105から出力された信号を入力し、入力された信号からDTMF信号を検出する。
【0036】
DTMFパケット生成部109は、DTMF検出部108により検出されたDTMF信号をDTMFパケットに格納する。
【0037】
図3は、本実施例の通信システムにおけるDTMFパケットを説明する図である。
DTMFパケットは、ヘッダ領域とデータ領域を備える。ヘッダ領域には、端末側通信装置101が受信したRTPパケットに格納されている特定情報を格納する。特定情報は、RTPパケットのシーケンス番号とタイムスタンプである。データ領域は、DTMF信号を格納する。
【0038】
通信システムでは、端末側通信装置101とセンター側通信装置104とのデータのやりとりは、TCP/IPにより行われ、TCP/IP送受信部110は、インターネット103とのインターフェースの機能を有し、TCP/IPによるリンクの確立やデータの送受信を行う。
【0039】
センター側通信装置104について説明する。
センター側通信装置104は、TCP/IP送受信部111、応答音声送出部112、音声圧縮部113、RTPパケット送信部114、DTMF解析部115、データ記録部116、システム制御部117を備える。本実施例では、端末側通信装置101とセンター側通信装置104との間で伝送する音声信号は、音声圧縮された圧縮音声信号として説明するが、圧縮しない音声信号であってもよい。この場合、音声圧縮部113は不要である。
【0040】
通信システムでは、端末側通信装置101とセンター側通信装置104とのデータのやりとりは、TCP/IPにより行われ、TCP/IP送受信部111は、インターネット103とのインターフェースの機能を有し、TCP/IPによるリンクの確立やデータの送受信を行う。
【0041】
応答音声送出部112は、複数の音声メッセージを格納しているメッセージ記憶部(図示せず)を有し、後述するシステム制御部117の制御により、メッセージ記憶部に記憶されている音声メッセージ(音声信号)を選択し、音声圧縮部113に出力する。
【0042】
音声圧縮部113は、応答音声送出部112から出力された音声信号を圧縮する。
【0043】
RTPパケット送信部114は、音声圧縮部113から出力される圧縮音声信号をRTPパケットに格納し、当該RTPパケットを特定する特定情報(シーケンス番号及びタイムスタンプ)を格納して出力する。
【0044】
音声圧縮部113から出力される圧縮音声信号は、RTPパケット送信部114により1又は複数のパケットに格納される。例えば、応答音声送出部112から出力された1つの音声メッセージは、音声圧縮部113により圧縮され、その圧縮音声信号は4つの分割され、RTPパケット送信部114により4つのRTPパケットにそれぞれ格納される。RTPパケット送信部114は、これら4つのRTPパケットに順番にシーケンス番号を割り当て、そのシーケンス番号をそれぞれのRTPパケットに格納する。また、これら4つのパケットのそれぞれの送信開始時刻を、それぞれのRTPパケットのヘッダ領域にタイムスタンプとして格納する。
【0045】
DTMFパケット解析部115は、RTPパケット送信部114から端末側通信装置101に送信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納されているタイムスタンプを取得し、また、インターネット103を介して端末側通信装置101から送信されたDTMFパケットに格納されているタイムスタンプを検出し、端末側通信装置101に送信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプとDTMFパケットに格納されているタイムスタンプとを比較する。DTMFパケット解析部115は、その比較結果をシステム制御部117に出力する。
【0046】
DTMFパケット解析部115は、システム制御部117の制御に基づいて、DTMFパケットに格納されているDTMF信号を検出し、当該DTMF信号をデータ記録部116に出力する。
【0047】
データ記録部116は、大容量記録媒体を備え、後述するシステム制御部117の制御に基づいて、DTMFパケット解析部115が検出し出力したDTMF信号を、端末側通信装置101とセンター側通信装置104との通信を特定する情報と共に大容量記録媒体に記録する。ここで、データ記録部116は、DTMF信号と、端末側通信装置101とセンター側通信装置104との通信を特定する情報を記録するとしたが、センター側通信装置104が端末側通信装置101に送信した音声メッセージも一緒に記録するようにしてもよい。
【0048】
システム制御部117は、センター側通信装置104を総合的に制御する。システム制御部117は、端末側通信装置101から電話がかけられてくると、応答音声送出部112に格納された音声メッセージを端末側通信装置101に送信する制御を行う。
【0049】
システム制御部117は、DTMFパケット解析部115によるDTMFパケットの解析結果に基づいて、端末側通信装置101から送られてきたDTMFパケットに格納されているタイムスタンプと端末側通信装置101に送信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致した場合、DTMFパケットに格納されているDTMF信号をデータ記録部116に記録する制御を行う。
【0050】
また、システム制御部117は、DTMFパケット解析部115のDTMFパケットの解析結果に基づいて、端末側通信装置101から送られてきたDTMFパケットに格納されているタイムスタンプと端末側通信装置101に送信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致しない場合、当該DTMFパケットをデータ記録部116に記録しないよう制御を行う。
【0051】
さらに、システム制御部117は、センター側通信装置104から端末側通信装置101に第1の音声メッセージを送信した後、端末側通信装置101からのDTMFパケットを受信せず、予め定めた時間経過した後に、端末側通信装置101に第2音声メッセージを送信した場合、端末側通信装置101から送信されてきたDTMFパケットを受信し、当該DTMFパケットに格納されているタイムスタンプと、センター側通信装置104から端末側通信装置101に送信した第1の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致しても、当該DTMFパケットをデータ記録部116に記録しないよう制御を行う。
【0052】
すなわち、センター側通信装置104から端末側通信装置101に第1の音声メッセージ(例えば、「暗証番号を入力してください。」)を送信した後、端末側通信装置101からのDTMFパケットを受信せず、予め定めた時間が経過した場合、システム制御部117は、端末側通信装置101において、ユーザがDTMF信号の入力ができなかったか、或いは、端末側通信装置101が送信したDTMFパケットが伝送経路で遅延してセンター側通信装置104に到達したものと判断する。
【0053】
センター側通信装置104は、端末側通信装置101に第1の音声メッセージを送信し、予め定めた時間が経過しても端末側通信装置101からの応答がない場合には、端末側通信装置101に第2の音声メッセージの送信を行う。第2の音声メッセージは、第1の音声メッセージ(例えば、「暗証番号を入力してください。」)の再送、第1の音声メッセージに対して応答する旨を促す音声メッセージ(例えば、「暗証番号が入力されていません。暗証番号を入力してください。」)、ユーザが第1の音声メッセージに対して応答しなかった場合の音声メッセージ(例えば、「暗証番号の入力がありませんので、暗証番号の登録を行ってください。」)などである。
【0054】
センター側通信装置104が第2の音声メッセージを送信した場合、端末側通信装置101において、ユーザが、最初に受信した音声メッセージ(第1の音声メッセージ)に対するDTMF信号の入力を行っており、その後、第2の音声メッセージに対して再度DTMF信号の入力を行う場合がある。このような場合、端末側通信装置101からは、同じ内容のDTMF信号(DTMFパケット)がセンター側通信装置104に送信される。
【0055】
そうすると、センター側通信装置104は、1つの音声メッセージに対して複数のDTMFパケットを受信し、これらのDTMFパケットから同じ内容のDTMF信号を検出し、データ記録部に重複してDTMF信号を記録することになる。
【0056】
このため、センター側通信装置104は、第1の音声メッセージを送信し、予め定めた時間が経過した後に、端末側通信装置101に第2の音声メッセージを送信した場合、端末側通信装置101から送信されてきたDTMFパケットを受信し、当該DTMFパケットに格納されているタイムスタンプと端末側通信装置101に送信した第1の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納されたタイムスタンプが一致しても、当該DTMFパケットが前記第1の音声メッセージに応答した正規のDTMFパケットでないものと判断し、当該DTMFパケットをデータ記録部116に記録しない。
【0057】
通信システムの動作について説明する。
電話機102からの発呼要求を受け付けた電話機インターフェース部105は、センター側通信装置104の電話番号から接続すべきセンター側端末装置104のIPアドレスの特定を行う。
【0058】
IPアドレスの特定は、予め電話機インターフェース部105にセンター側通信装置104の電話番号と対応する値をテーブルとして登録しておき、そのテーブルを参照することでIPアドレスの特定を行う。また、近年普及し始めているボイス・オーバー・インターネット・プロトコル(Voice over Internet Protocol:以下「VoIP」という。)や、インターネットを利用した安価な電話サービスで提案されているセッション・イニティエーション・プロトコル(Session Initiation Protocol:以下「SIP」という。)とメディア・ゲートウエイ・コントロール・プロトコル(Media Gateway Control Protocol:以下「MGCP」という。)により、IPアドレスを特定することができるサービスを利用することもできる。
【0059】
端末側通信装置101は、TCP/IP送受信部110によって端末側通信装置101とセンター側通信装置104との間に、音声信号を伝送するためのRTPのリンクとDTMF信号を伝送するためのトランスミッション・コントロール・プロトコル(Transmission Control Protocol:以下「TCP」という。)のリンクの確立を行う。
【0060】
センター側通信装置104は、TCP/IP送受信部111から着呼要求を受け付けたシステム制御部117がTCP及びRTPのリンクの確立に応じる。端末側通信装置101とセンター側通信装置104との間で確立したRTPにより、センター側通信装置104から端末側通信装置101に圧縮音声信号が格納されたRTPパケットの送信が行われる。
【0061】
システム制御部117は、応答音声送出部112に対して音声メッセージを送出する指示を出す。応答音声送出部112から送出された音声メッセージは、音声圧縮部113により音声圧縮され、RTPパケット送信部114によりシーケンス番号及びタイムスタンプと共にRTPパケットに格納される。
【0062】
このRTPパケットは、センター側通信装置104のTCP/IP送受信部111からインターネット103を介して端末側通信装置101に送信される。端末側通信装置101は、RTPパケットをTCP/IP送受信部110が受信し、RTPパケット受信部107に出力する。
【0063】
RTPパケット受信部107は、RTPパケットから圧縮音声データを取り出し、音声伸長部106に出力する。音声伸長部106は、音声伸長処理を行い、電話インターフェース部105に出力する。
【0064】
伸長された音声信号は、電話インターフェース部105から電話機102に送信される。電話機102は音声信号を出力する。ユーザは、受話器から音声メッセージを聞き、音声メッセージの指示に従い電話機102のプッシュボタンを押して番号の入力を行う。電話機102は、押されたプッシュボタンに応じたDTMF信号を端末側通信装置102に送信する。
【0065】
端末側通信装置101は、電話機102から送信された信号を電話インターフェース部105で受信する。DTMF検出部108は、電話インターフェース部105が受信した信号からDTMF信号を検出する。
【0066】
検出したDTMF信号は、DTMFパケット生成部109によりDTMFパケットに格納される。このとき、RTPパケット受信部107が受信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットのヘッダ領域に格納されているシーケンス番号及びタイムスタンプも格納する。
【0067】
生成したDTMFパケットは、TCP/IP送受信部110によりインターネット103に送信される。DTMFパケットの伝送は、既に確立したDTMF信号伝送用のTCPにより行われる。
【0068】
センター側通信装置104は、インターネット103を介して送信されてきたDTMFパケットをTCP/IP送受信部111が受信し、DTMFパケット解析部118に出力する。
【0069】
DTMFパケット解析部115は、RTPパケット送信部114から、最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したシーケンス番号及びタイムスタンプを取得する。
【0070】
DTMFパケット解析部115は、DTMFパケットを受信すると、DTMFパケットに格納されているタイムスタンプとRTPパケット送信部114から取得したタイムスタンプとを比較し、比較結果をシステム制御部117に出力する。
【0071】
システム制御部117は、DTMFパケット解析部115の比較結果により、DTMFパケットのタイムスタンプと端末側通信装置101に送信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致した場合、DTMFパケットに格納されているDTMF信号をデータ記録部116に記録する制御をする。
【0072】
インターネットでの遅延がなく到達したDTMFパケットであれば、DTMFパケットに格納されたタイムスタンプは、最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプに一致する。
【0073】
DTMFパケットのタイムスタンプと最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致した場合、当該DTMFパケットは、センター側通信装置104からの音声メッセージに応答して、端末側通信装置101からセンター側通信装置104に送信されてきたDTMFパケットであると判断し、当該DTMFパケットに格納されているDTMF信号をデータ記録部116に記録する。
【0074】
システム制御部117は、DTMFパケット解析部115の比較結果により、DTMFパケットのタイムスタンプと端末側通信装置101に送信した最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致しない場合、当該DTMFパケットをデータ記録部116に記録しないよう制御する。
【0075】
また、システム制御部117は、端末側通信装置101に第1の音声メッセージを送信した後に、第2の音声メッセージを送信中の場合或いは既に第2の音声メッセージを送信した場合には、DTMFパケット解析部115の比較結果により、DTMFパケットのタイムスタンプと端末側通信装置101に送信した第1の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致した場合であっても、受信したDTMFパケットをデータ記録部116に記録しないよう制御する。
【0076】
DTMFパケットのタイムスタンプと最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致しない場合、また、DTMFパケットのタイムスタンプと最新の音声メッセージに対応するRTPパケットに格納したタイムスタンプが一致した場合であっても、次の音声メッセージに対応するRTPパケットを送信中の場合或いは既に次の音声メッセージに対応するRTPパケットを送信した場合、インターネット等のネットワークの伝送経路での遅延により、当該DTMFパケットが、センター側通信装置104から送信した音声メッセージに応答して端末側通信装置101から送信されてきたDTMFパケットでないと判断して、受信したDTMFパケットをデータ記録部116に記録しない。
【0077】
このようにすることで、インターネット等のネットワークにおける伝送経路での遅延により、センター側通信装置104が本来DTMFパケットを受信するタイミング以外のタイミングでDTMFパケットを受信した場合に、それが現在送出した音声メッセージに対する正規の応答によるものなのかを判断することができる。また、当該DTMF信号が端末側通信装置101に送信した音声メッセージに対する応答のDTMF信号として、正確にデータ記録部116に記録することができる。
【0078】
また、RTPパケットに格納されているタイムスタンプを用いることにより、RTPパケットに、センター側通信装置104からの音声メッセージに応答して端末側通信装置101から送信されてきたDTMFパケットか否かを判断するための特別な情報を格納する必要がないため、RTPパケットにおける圧縮音声信号を格納する領域が減ることがない。
【0079】
前述した実施例においては、端末側通信装置101から送信されたDTMFパケットが、センター側通信装置104から送信した音声メッセージに対する正規の応答のDTMF信号であるか否かをタイムスタンプを用いて判断しているが、それに限定されず、シーケンス番号を用いて判断してもよい。RTPパケットにおいては、シーケンス番号は16ビットにより構成され、0〜65535の値をとる。このシーケンス番号を用いて、端末側通信装置101から送信されたDTMFパケットが、センター側通信装置104から送信した音声メッセージに対する正規の応答のDTMF信号であるか否かを判断することができ、前述したタイムスタンプの場合と同様の効果を得ることができる。また、タイムスタンプとシーケンス番号の両方を用いてもよい。
【0080】
また、前述した実施例においては、センター側通信装置104は、データ記録部116を備えている構成としたが、センター側通信装置104は、データ記録部116を備えず、当該センター側通信装置104に大容量記録装置(図示せず)が接続されており、センター側通信装置104が受信したDTMF信号を大容量記録装置の記録媒体に記録する構成としてもよい。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、端末側通信装置とセンター側通信装置との間でインターネット等のネットワークを介して音声信号及びDTMF信号の通信を行う通信システムにおいて、通信回線の数が少なく簡単な回路構成の装置により、端末側通信装置とセンター側通信装置との間で送受信される音声信号とDTMF信号との対応付けを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムの一実施例を示す概略構成図。
【図2】RTPパケットを説明する図。
【図3】本実施例の通信システムにおけるDTMFパケットを説明する図。
【符号の説明】
101・・・端末側通信装置、102・・・電話機、103・・・インターネット、104・・・センター側通信装置、105・・・電話機インターフェース部、106・・・音声伸長部、107・・・RTPパケット受信部、108・・・DTMF検出部、109・・・DTMFパケット生成部、110・・・TCP/IP送受信部、111・・・TCP/IP送受信部、112・・・応答音声送出部、113・・・音声圧縮部、114・・・RTPパケット送信部、115・・・DTMFパケット解析部、116・・・データ記録部、117・・・システム制御部。

Claims (11)

  1. 音声信号をネットワークを介して端末側通信装置に送信するセンター側通信装置と、電話機から入力されるDTMF信号をネットワークを介して前記センター側通信装置に送信する端末側通信装置とを備えた通信システムにおいて、前記端末側通信装置は、センター側通信装置が送信したRTPパケットに格納されたRTPパケット特定情報を検出するRTPパケット受信部と、電話機インターフェースと、該電話機インターフェースが受信した信号からDTMF信号を検出するDTMF検出部と、前記DTMF信号及び前記RTPパケット特定情報を格納したDTMFパケットを生成するDTMFパケット生成部と、TCP/IPによりネットワークを介してセンター側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部とを備え、前記センター側通信装置は、TCP/IPによりネットワークを介して端末側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部と、複数の音声信号の中から選択した音声信号を出力する応答音声送出部と、該応答音声送出部が出力した音声信号及びRTPパケット特定情報を格納したRTPパケットを生成し前記TCP/IP送受信部から前記端末側通信装置に送信するRTPパケット送信部と、TCP/IP送受信部が受信したDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と前記RTPパケット送信部が送信した最新の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報とを比較するDTMFパケット解析部と、DTMFパケットに格納されているDTMF信号を記録するデータ記録部と、DTMFパケット解析部の比較結果によりDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致した場合はDTMFパケットに格納されているDTMF信号を前記データ記録部に記録しDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致しない場合はDTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うシステム制御部とを備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムにおいて、前記DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、タイムスタンプであることを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1記載の通信システムにおいて、前記DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、シーケンス番号であることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1乃至請求項3記載の通信システムにおいて、前記センター側通信装置は、第1の音声信号に対応するRTPパケットを端末側通信装置に送信した後に第2の音声信号に対応するRTPパケットを端末側通信装置に送信している場合、端末側通信装置から送信されたDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と前記第1の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報が一致しても当該DTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うことを特徴とする通信システム。
  5. センター側通信装置からネットワークを介して送信された音声信号を受信し、電話機から入力したDTMF信号をネットワークを介して前記センター側通信装置に送信する端末側通信装置において、センター側通信装置から受信したRTPパケットに格納された音声信号及び当該RTPパケットに格納されているRTPパケット特定情報を検出するRTPパケット受信部と、該RTPパケット受信部が検出した音声信号を電話機に送信すると共に電話機が送信した信号を受信する電話機インターフェースと、該電話機インターフェースが受信した信号からDTMF信号を検出するDTMF検出部と、該DTMF検出部が検出したDTMF信号及び前記RTPパケット受信部が受信したRTPパケットのRTPパケット特定情報を格納したDTMFパケットを生成するDTMFパケット生成部と、TCP/IPによりネットワークを介してセンター側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部とを備えたことを特徴とする端末側通信装置。
  6. 請求項5記載の端末側通信装置において、前記DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、タイムスタンプであることを特徴とする端末側通信装置。
  7. 請求項5記載の端末側通信装置において、前記DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、シーケンス番号であることを特徴とする端末側通信装置。
  8. 電話機と接続されている端末側通信装置にネットワークを介して音声信号を送信し、前記端末側通信装置からネットワークを介して送信されたDTMF信号を受信するセンター側通信装置において、TCP/IPによりネットワークを介して端末側通信装置との間でRTPパケット及びDTMFパケットの送受信を行うTCP/IP送受信部と、複数の音声信号の中から選択した音声信号を出力する応答音声送出部と、該応答音声送出部が出力した音声信号及び当該RTPパケット特定情報を格納したRTPパケットを生成し前記TCP/IP送受信部により端末側通信装置に送信するRTPパケット送信部と、端末側通信装置から送信されTCP/IP送受信部が受信したDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と前記RTPパケット送信部が送信した最新の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報とを比較するDTMFパケット解析部と、DTMFパケットの格納されているDTMF信号を記録するデータ記録部と、DTMFパケット解析部の比較結果によりDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致した場合はDTMFパケットに格納されているDTMF信号を前記データ記録部に記録しDTMFパケットのRTPパケット特定情報と前記最新の音声信号に対応するRTPパケットのRTPパケット特定情報が一致しない場合はDTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うシステム制御部とを備えたことを特徴とするセンター側通信装置。
  9. 請求項8記載のセンター側通信装置において、前記DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、タイムスタンプであることを特徴とするセンター側通信装置。
  10. 請求項8記載のセンター側通信装置において、前記DTMFパケットに格納するRTPパケット特定情報は、シーケンス番号であることを特徴とするセンター側通信装置。
  11. 請求項8乃至請求項10記載のセンター側通信装置において、前記システム制御部は、第1の音声信号に対応するRTPパケットを端末側通信装置に送信した後に第2の音声信号に対応するRTPパケットを端末側通信装置に送信している場合、端末側通信装置から送信されたDTMFパケットに格納されているRTPパケット特定情報と端末側通信装置に送信した前記第1の音声信号に対応するRTPパケットに格納したRTPパケット特定情報が一致しても当該DTMFパケットを前記データ記録部に記録しない制御を行うことを特徴とするセンター側通信装置。
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