JP2004166013A - 携帯端末、携帯端末遠隔操作システム及び方法 - Google Patents

携帯端末、携帯端末遠隔操作システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信事業者によらず、操作者の一回の遠隔操作によるメール送信のみで確実に携帯端末の機能を制限できる携帯端末遠隔操作システムを提供する。
【解決手段】他の端末から送信したメールを受信するメール受信手段403と、特定の発信元メールアドレスを記憶する特定メールアドレス記憶手段405と、受信したメールが特定の発信元メールアドレスからのメールかどうかを解析するメールアドレス解析手段404と、メールが特定の発信元メールアドレスからのメールであり内容がコマンドであれば、このコマンドを解析するコマンド解析手段406と、解析されたコマンドを実行するコマンド制御手段407とを有することにより、現在携帯端末が受信できなくても通信端末から遠隔送信さえしておけば、受信可能状態で受信して遠隔操作内容を実行することができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯型の通信端末に対し他の端末から遠隔操作する携帯端末、携帯端末遠隔操作システム及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話等の携帯端末を紛失した場合には、通信事業者に対して連絡し、通信事業者で機能制限を行うようにしていた。そのため、紛失かどうかを確定するまでは、安易に機能制限を行うことができないという問題があった。また、機能制限を行う前に拾得者が住所、電話番号、メール内容などの個人情報を転送して記憶することにより、悪用することが多発していた。これを解決するために、(株)日立国際電気製の携帯電話K0210iでは、紛失した携帯電話に対し、同一電話から設定した一定時間内に設定した回数着信させることによって、機能制限を行うことができるようにしている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
(株)日立国際電気、製品紹介 携帯電話 NTT Docomo K0210i 置き忘れヘルプ機能、〔online〕、〔平成14年2月1日検索〕、インターネット<URL: http://www.h−kokusai.com/product/index.htm >
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような機能制限を確実に行うためには、更に解決すべき問題があった。第1に、携帯電話に電源が入っていなければ、着信できないため、機能制限できない。第2に、電波状況がよいとは限らないので、一定時間内に着信できない可能性もある。このような場合は、当然のことながら、機能制限できない。第3に、携帯電話の状況がわからないまま、発信動作を繰り返さなければならないことになるため、遠隔操作者による任意の時間に一度の操作で確実に機能制限できないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、通信事業者の手続きを必要とせず、遠隔操作者の任意な時間に、一度の遠隔操作によるメール送信のみで確実に機能制限できる携帯端末、携帯端末遠隔操作システム及び方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における携帯端末は、メールを受信するメール受信手段と、特定のメールアドレスを記憶する特定メールアドレス記憶手段と、受信したメールが前記特定のメールアドレスからのメールかどうかを解析するメールアドレス解析手段と、前記メールが前記特定のメールアドレスからのメールであり、メールの内容がコマンドの場合に、前記コマンドを解析するコマンド解析手段と、前記コマンド解析手段で解析された前記コマンドを実行するコマンド制御手段とを有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、遠隔操作による機能制限など遠隔操作内容を実行することができる。
【0007】
本発明における携帯端末は、メールを受信するメール受信手段と、受信したメールから認証データを抽出して正当性を解析する認証データ解析手段と、抽出した前記認証データが正当であり、メールの内容がコマンドの場合に、前記コマンドを解析するコマンド解析手段と、前記コマンド解析手段で解析された前記コマンドを実行するコマンド制御手段とを有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、特定のメールアドレスからのメールでなくても発信元を認証することで、遠隔操作による機能制限など遠隔操作内容を実行することができる。
【0008】
本発明における携帯端末は、前記認証データが添付ファイルであるという構成を有している。この構成により、認証データを添付ファイルとして送信メールに添付することにより、認証データをコマンドとともに容易に送信することができる。
【0009】
本発明における携帯端末は、前記コマンドが機能制限コマンドであり、前記コマンド制御手段が前記機能制限コマンドを実行するという構成を有している。この構成により、メール内容を機能制限コマンドとし、携帯端末に実行させることにより、携帯端末の機能を遠隔操作により容易に制限することができるとともに、機能制限を通信端末保有者が自ら行えるため、通信事業者の機能制限手続きのためのコストを削減することができる。
【0010】
本発明における携帯端末は、前記機能制限コマンドを解除するパスワードを入力するパスワード入力手段を有するという構成を有している。この構成により、通信端末保有者に戻された携帯端末に機能制限を解除するパスワードを入力することにより、携帯端末の機能制限及び機能制限の解除を通信端末保有者が自ら行うため、携帯端末の機能制限及び機能制限の解除を遠隔操作により簡単、迅速且つ低コストで行なうことができる。
【0011】
本発明における携帯端末は、前記メール受信手段が、前記機能制限コマンドとともに前記機能制限コマンドを解除するコマンドを受信するという構成を有している。この構成により、通信事業者を通さず、遠隔操作者の一回の遠隔操作によるメール送信のみで確実に携帯端末の機能制限ができるとともに、第三者に他人にパスワードが漏洩した場合でも、携帯端末の機能制限と共にパスワードの変更ができることにより、不正利用を困難にすることができる。
【0012】
本発明における携帯端末は、前記コマンド解析手段が、解析したコマンドが受信したメールに添付されている音声データの再生と判定するという構成を有している。この構成により、遠隔操作者の一回の遠隔操作によるメール送信のみで確実に携帯端末の機能制限ができるとともに、携帯端末を拾得した第三者物に対する警告文を送信したメールに添付することにより、不正利用しようとする第三者物に対し音声により警告することがすることができる。
【0013】
本発明におけるメールサーバは、受信したメールに請求項4に記載の機能制限のための特定の発信元メールアドレスを含むかどうか判定する特定メールアドレス管理手段と、メールが前記特定の発信元メールアドレスを含むと判定された場合、メールを送信先に送信するメール送信手段とを有するという構成を有している。この構成により、送信元メールアドレスによりドメイン毎にメール受信を一括受信拒否指定されている場合、指定のドメインであっても、特定のメールアドレスから携帯端末に対しては一括受信拒否しないで遠隔操作をすることができる。
【0014】
本発明におけるメールサーバは、受信したメールに含まれている請求項5に記載の認証データが正当な認証データであるかどうか判定する認証データ管理手段と、前記認証データが正当な認証データと判定された場合、前記メールを送信先に送信するメール送信手段とを有するという構成を有している。この構成により、メール受信を一括受信拒否指定されているドメインであっても、受信メールに添付されている認証データが正当な場合は、一括受信拒否しないで遠隔操作をすることができる。
【0015】
本発明における携帯端末遠隔操作システムは、遠隔操作される請求項1および請求項4ないし7のいずれかに記載の携帯端末と、前記携帯端末に対するメールの配送取捨選択を行う請求項8に記載のメールサーバと、前記携帯端末を遠隔操作するメールを前記メールサーバを通して送信する通信端末とを有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、遠隔操作により機能制限など遠隔操作内容を実行することができるとともに、送信元メールアドレスによりドメイン毎にメール受信を一括受信拒否指定されている場合、指定のドメインであっても、特定のメールアドレスから携帯端末に対しては一括受信拒否しないで遠隔操作をすることができる。

【0016】
本発明における携帯端末遠隔操作システムは、請求項2ないし7のいずれかに記載の遠隔操作される携帯端末と、前記携帯端末に対するメールの配送取捨選択を行う請求項9に記載のメールサーバと、前記携帯端末を遠隔操作するメールを前記メールサーバを通して送信する通信端末とを有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、特定のメールアドレスからのメールでなくても発信元を認証することで、遠隔操作により機能制限など遠隔操作内容を実行することができるとともに、メール受信を一括受信拒否指定されているドメインであっても、受信メールに添付されている認証データが正当な場合は、一括受信拒否しないで遠隔操作をすることができる。
【0017】
本発明における携帯端末は、自己の現在位置を検出する位置検出手段と、前記自己の現在位置の情報を含むメールを作成するメール作成手段と、メールを送信するメール送信手段とを有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、機能制限など遠隔操作内容を遠隔操作により実行することができるとともに、携帯端末の位置検出手段により検出した位置情報をメールで通信装置に送信して、現在及び過去の位置情報を通信装置に通知することができる。
【0018】
本発明における携帯端末は、画像データを取得する画像取得手段を有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、機能制限など遠隔操作内容を遠隔操作により実行することができるとともに、携帯端末により取得した位置情報及び画像データをメールで通信装置に送信することにより、紛失した携帯端末の位置情報及び周囲の状況を通信装置に通知することができる。
【0019】
本発明における通信端末は、請求項12または13に記載の携帯端末から送信したメールを受信する通信端末側メール受信手段と、受信したメールを解析して位置情報を抽出する通信端末側メール解析手段と、抽出した前記位置情報を表示する位置表示手段とを有するという構成を有している。この構成により、受信したメールから携帯端末の位置情報及び画像データを抽出し、現在及び過去の位置情報及び画像データを表示することができる。
【0020】
本発明における車両は、請求項1ないし7のいずれかに記載の携帯端末から車両停止信号を受信して車両停止を指示する車両制御手段と、前記車両制御手段の指示により車両を停止させる車両停止手段とを有するという構成を有している。この構成により、盗難または紛失した車両を遠隔操作により安全な場所に強制停車させることができることとなる。
【0021】
本発明における携帯端末遠隔操作システムは、遠隔操作により請求項15に記載の車両を制御する請求項12または13に記載の携帯端末と、前記携帯端末に対するメールの配送取捨選択を行う請求項8または9に記載のメールサーバと、前記携帯端末を遠隔操作するとともに前記車両を制御するメールを前記メールサーバを通して送信する請求項14に記載の通信端末とを有するという構成を有している。この構成により、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末が携帯端末宛に一回遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、機能制限など遠隔操作内容を遠隔操作により実行することができるとともに、紛失した車両及び携帯端末の位置情報及び画像データを携帯端末からメールで通信装置に送信することにより、紛失した車両及び携帯端末の位置情報及び周囲の状況を通信装置に通知して、通信装置の指示により紛失した車両を遠隔操作により強制停車させることができる。
【0022】
本発明における携帯端末遠隔操作方法は、請求項1ないし7のいずれかに記載の各手段か、または請求項12または13に記載の各手段を実行するという構成を有している。この構成により、メール内容を機能制限コマンドとし、携帯端末に実行させることにより、遠隔操作により携帯端末の機能を容易に制限することができるとともに、機能制限を通信端末保有者が自ら行えるため、通信事業者の機能制限手続きのためのコストを削減することができる。
【0023】
本発明におけるプログラムは、コンピュータを請求項1ないし7のいずれか、または請求項12または13に記載の各手段として機能させるという構成を有している。この構成により、通信事業者を必要とせず、遠隔操作者の一回の遠隔操作によるメール送信のみで確実に機能制限など携帯端末の遠隔操作を可能にすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の第1ないし第3の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1ないし図4を参照して、本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの構成を説明する。図1の概略図に示す携帯端末遠隔操作システムは、遠隔操作を行う通信端末200と、メールの配送取捨選択を行うメールサーバ300と、遠隔操作される携帯端末としての携帯電話400とを有して構成される。なお、ここで、通信端末200は携帯端末のみでなく、例えば、卓上端末、パソコンまたはその他、携帯電話400に送信できるものであれば如何なるものでもよく、また、メールサーバ300は基地局等端末間の通信が可能なところであれば、何処においてもよい。
【0025】
また、図2に示す通信端末200は、遠隔操作するためのコマンドを選択するコマンド選択手段204と、選択されたコマンドによりメールを作成するメール作成手段203と、作成されたメールをパケットに分割し、送信するためのメール送信手段202と、無線通信するための無線通信手段201とにより構成される。
【0026】
また、図3に示すメールサーバ300は、無線通信するための無線通信手段301と、受信データがどのアプリケーションのデータであるかを解析し、受信したデータがメールである場合、メールを受信するメール受信手段302と、受信したメールの発信元メールアドレスが、機能制限のために登録済みの特定の発信元メールアドレスであるか判定する特定メールアドレス管理手段303と、受信したメールの発信元メールアドレスが特定の発信元メールアドレスでなかった場合、登録済みの一括受信拒否に指定されているドメインであるか判定する一括受信拒否手段304と、特定の発信元メールアドレスの場合、そのメールを送信するためにメールをパケット分割してデータを送信するメール送信手段305とで構成される。
【0027】
また、図4に示す携帯電話400は、無線通信するための無線通信手段401と、無線通信手段での受信データがパケットデータであるか音声であるかを判定する受信手段402と、パケットデータがメールパケットであった場合、パケットを連結して、メールを受信するメール受信手段403と、受信したメールの発信元メールアドレスを抽出し、特定メールアドレス格納手段記憶手段405に格納されているメールアドレスと比較して判定するメールアドレス解析手段404と、発信元メールアドレスと特定メールアドレスが一致した場合、コマンドの解析を行うコマンド解析手段406と、解析したコマンドに従い、コマンドを実行するコマンド制御手段407と、コマンド実行されたコマンドに対して、コマンド解除を行うためのパスワードを記憶するパスワード記憶手段408と、コマンド解除を行うためのパスワードを入力するパスワード入力手段409と、メールを送信するメール送信手段411と、受信データが音声であった場合、音声通話を可能とする通話手段410と、通話手段410及びメール送信手段411からの要求により、送信を行う送信手段412とで構成される。
【0028】
次に、図1ないし図4を参照して、本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの動作を説明する。まず、携帯電話400の所有者が、携帯電話400を紛失したとする。この場合、携帯電話400からの発信をさせたくないので、通信端末200において、コマンド選択手段204により、携帯電話400からの発信を禁止する機能制限コマンドとしての「発信禁止コマンド」を選択する。この場合、コマンド選択手段204で選択された発信禁止コマンドに基づき、メール作成手段203で携帯電話400に対する遠隔操作を行うためのメールを作成する。メール作成手段203で作成したメールをメール送信手段202によりパケット分割し、無線通信手段201により、無線通信にてメールサーバ300に送信する。
【0029】
メールサーバ300では、無線通信手段301でデータを受信し、受信したデータがメールパケットであれば、メール受信手段302によりメールを受信する。メール受信手段302で受信したメールを特定メールアドレス管理手段303において解析し、特定の発信元メールアドレスであれば、メール送信手段305にメールの送信指示を行う。特定メールアドレス管理手段303において、特定の発信元メールアドレスでないと判断された場合は、一括受信拒否手段304において、受信拒否すべきメールアドレスかどうかを判定し、受信拒否すべきメールアドレスでなければ、メール送信手段305にメールの送信指示を行う。メール送信手段305により、メールをパケット分割し、無線通信手段301により、無線通信にて携帯電話400に送信する。
【0030】
携帯電話400では、無線通信手段401でデータを受信し、受信したデータは、受信手段402により音声データであれば、通話手段410において音声出力し、メールパケットであればメール受信手段403によりメールを受信する。メール受信手段403で受信したメールアドレスをメールアドレス解析手段404において、特定メールアドレス記憶手段405から読み出した特定の発信元メールアドレスと比較し、特定の発信元メールアドレスであれば、遠隔操作の可能性があるとして、コマンド解析手段406にコマンド解析の指示を行う。コマンド解析手段405では、解析するコマンドの中に遠隔操作を行うためのコマンドがあるか解析し、コマンドがあれば、コマンド制御手段407にコマンドを通知する。
【0031】
ここで、通信端末200から送信されたコマンドが、携帯電話400の機能を制限する「発信禁止コマンド」であれば、コマンド制御手段407により、不正な発信を禁止することができる。また、携帯電話400が発見されたときに、パスワード入力手段409からパスワードが入力されると、コマンド解析手段407はパスワード記憶手段408からパスワードを読み出して比較する。パスワードが一致したら、「発信禁止コマンド」を解除することにより、発見時にパスワードの入力によって、発信可能となる。また、通信端末200から遠隔操作する際に、携帯電話400の電源がオフまたは通信圏外の場合、通信端末200からコマンドを含むメールがメールサーバ300に蓄積されれば、携帯電話400の電源がオンまたは通信圏内になった時点で、携帯電話400がメールの有無を確認し、メールを受信することができるので、遠隔操作者は、携帯電話400の位置及び状態にかかわらず、1回の操作のみで発信禁止の遠隔操作を確実に実行することができる。
【0032】
次に、図5のフローチャート及び図4を参照して、本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの動作を詳細に説明する。まず、パスワード入力手段409において、ステップS5001によりパスワードの入力を判定する。入力がない場合は、通話手段410において、ステップS5002により発信要求を判定する。発信要求がない場合は、無線通信手段401において、ステップS5003により着信を判定する。着信がある場合、受信手段402において、ステップS5004によりパケット着信を判定する。パケットの着信の場合はメール受信手段403において、ステップS5005でパケット解析を行い、ステップS5006により、メールパケットかどうかを判定し、メールパケットであれば、他のメールパケットとの連結を行い、ステップS5007でメールの受信を完了判定を行う。
【0033】
メール受信を完了した場合、メールアドレス解析手段404において、ステップS5008により受信したメールの発信元メールアドレスを抽出後、特定メールアドレス格納手段記憶手段405からステップS5009により特定の発信元メールアドレスを読み出し、ステップS5010によりメールアドレスの一致判定を行う。一致した場合、コマンド解析手段406において、ステップS5011によりコマンドがあるか判定を行い、コマンドがあれば、ステップS5012により機能制限コマンドとしての発信禁止コマンドであるか判定を行う。発信禁止コマンドであれば、ステップS5013により、発信禁止フラグをセットする。また、ステップS5002において発信要求があった場合、ステップS5016により発信禁止フラグの判定を行う。発信禁止フラグがセットされていれば、発信しない。発信禁止フラグがセットされていなければ、ステップS5017により発信処理を行う。また、ステップS5001において、パスワードが入力された場合、ステップS5014によりパスワードが一致かどうかの判定を行う。パスワードが一致であれば、ステップS5015により発信禁止フラグをクリアする。
【0034】
以上のように、本発明の第1の実施の形態によれば、携帯端末が現時点でメール受信できない状況であっても、通信端末側が、携帯端末宛に遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、携帯端末はメール受信可能な状態になったときに自動的にメールを受信し、遠隔操作内容を実行でき、かつ、通信事業者が行っていた機能制限を携帯端末保有者が自ら行えるため、通信事業者の機能制限手続きのためのコストを削減でき、機能制限を簡単に解除できるという効果が得られる。
【0035】
(第2の実施の形態)
次に、図6ないし図9を参照して、本発明の第2の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの構成を説明する。図6の概略図に示す携帯端末遠隔操作システムは、遠隔操作を行う通信端末700と、メールの取捨選択を行うメールサーバ800と、遠隔操作される携帯電話900とから構成される。
また、図7に示す通信端末700は、音声データを選択するための音声データ選択手段707と、遠隔操作するための認証データを作成する認証データ作成手段706と、コマンドを解除するためのパスワードを入力するパスワード入力手段705と、遠隔操作するための発信禁止コマンドを選択するコマンド選択手段704と、選択されたコマンドによりメールを作成するメール作成手段703と、作成されたメールをパケット分割して送信するためのメール送信手段702と、無線通信するための無線通信手段701とで構成される。
【0036】
また、図8に示すメールサーバ800は、無線通信するための無線通信手段801と、受信データがどのアプリケーションのデータであるかを解析し、受信したデータがメールである場合はメールを受信するメール受信手段802と、受信したメールの添付データである認証データが、正当な認証データであるか判定する認証データ管理手段803と、認証データが正当でなかった場合、登録済みの一括受信拒否に指定されているドメインであるか判定する一括受信拒否手段804と、認証データが正当な場合、そのメールを送信するためにメールをパケット分割してデータを送信するメール送信手段805とで構成される。
【0037】
また、図9に示す携帯電話900は、無線通信するための無線通信手段901と、無線通信手段での受信データがパケットデータであるか音声であるかを判定する受信手段902と、パケットデータがメールパケットであった場合、パケットを連結して、メールを受信するメール受信手段903と、受信したメールの添付データを抽出し、添付データが認証データの場合、認証データが正当かどうか解析を行う認証データ解析手段904と、認証データが正当な場合、コマンドの解析を行うコマンド解析手段905と、コマンド解析手段905による受信したコマンドの解析において、メール内容または添付データに再生するべき音声データが存在するかどうかを解析し、音声データが存在した場合は、音声データを記憶する音声データ記憶手段906と、コマンド解析手段905でコマンドがコマンド解除パスワードを含むと判定した場合、そのパスワードを記憶するパスワード記憶手段907と、コマンド解析手段905で解析したコマンドを実行するコマンド制御手段908と、コマンド解除を行うためのパスワードを入力するパスワード入力手段909と、音声データを再生するための音声データ再生手段910と、メールを送信するメール送信手段912と、受信データが音声であった場合、音声通話を可能とする通話手段911と、通話手段911及びメール送信手段912からの要求により、送信を行う送信手段913と、遠隔操作のコマンドに対する不正利用を検出する不正利用検出手段914とで構成される。
【0038】
次に、図6ないし図9を参照して、本発明の第2の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの動作を説明する。まず、携帯電話900の所有者が、携帯電話900を紛失したとする。この場合、携帯電話900が紛失物であることを警告する「この携帯電話は紛失物です。」という音声を出力するための音声データを音声データ選択手段707より選択する。また、正当な遠隔操作者であることを示す認証データを認証データ作成手段706により作成する。また、パスワード入力手段705によりコマンドの解除を行うためのパスワードを入力する。また、コマンド選択手段704により不正な発信を防ぐ「発信禁止コマンド」を選択する。音声データ選択手段707と、認証データ作成手段706と、パスワード入力手段705と、コマンド選択手段704とからの情報によって、メール作成手段703により携帯電話900に対する遠隔操作を行うためのメールを作成する。メール作成手段703で作成したメールをメール送信手段702によりパケット分割し、無線通信手段701により、無線通信にてメールサーバ800に送信する。
【0039】
メールサーバ800では、無線通信手段801でデータを受信し、受信したデータがメールパケットであれば、メール受信手段802により、メールを受信する。メール受信手段802で受信したメールを認証データ管理手段803にて解析し、認証データが正当であれば、メール送信手段805にメールの送信指示を行う。認証データ管理手段803において、認証データが正当でないと判断された場合、一括受信拒否手段804にて、受信拒否すべきメールアドレスかどうかを判定し、受信拒否すべきメールアドレスでなければ、メール送信手段805にメールの送信指示を行う。メール送信手段805により、パケット分割し、無線通信手段801により、無線通信にて携帯電話900に送信する。
【0040】
携帯電話900では、無線通信手段901でデータを受信し、受信したデータは、受信手段902により、音声データであれば、通話手段911にて音声出力し、メールパケットであれば、メール受信手段903にてメールを受信する。メール受信手段903で受信したメールから認証データを抽出し、認証データ解析手段904において、正当であると判定されれば、遠隔操作の可能性があるとして、コマンド解析手段905にコマンド解析の指示を行う。コマンド解析手段905では、遠隔操作を行うための発信禁止コマンドまたは警告コマンドがあるかどうかを解析し、発信禁止コマンドまたは警告コマンドがあれば、コマンド制御手段908に発信禁止コマンドまたは警告コマンドの実行を指示する。
【0041】
また、メールに添付されている音声データがあれば、その音声データを音声データ記憶手段906に記憶する。また、添付データにコマンド解除のパスワードがあれば、パスワード記憶手段907にコマンド解除パスワードを記憶する。通信端末700から送信されたコマンドは、「警告コマンド」、「発信禁止コマンド」であるので、不正な発信が実行されようとした場合、コマンド制御手段908により発信を禁止するとともに、音声データ再生手段910に指示して、音声データ記憶手段906から音声データを読み出して、「この携帯電話は紛失物です。」という音声を出力し、拾得者に対して警告することができる。また、紛失した携帯電話を発見したときに、パスワード入力手段909からパスワードを入力すると、コマンド解析手段908はパスワード記憶手段907からパスワードを読み出して比較する。パスワードが一致したら、「発信禁止コマンド」を解除することにより発信可能となる。
【0042】
また、拾得者がパスワードを解読した場合、再度、通信端末700から別のパスワードを添付したコマンドを送信してパスワードを変更することにより、連続的な不正を防止することができる。その際、パスワード入力手段909に入力するパスワードもそれに合うように変更しなければならない。また、通信端末700から遠隔操作する際に、携帯電話900の電源がオフまたは通信圏外の場合、通信端末700からコマンドを含むメールがメールサーバ800に蓄積されれば、携帯電話900の電源がオンまたは通信圏内になった時点で、携帯電話900がメールの有無を確認し、メールを受信することができるので、遠隔操作者は、携帯電話900の位置及び状態にかかわらず、1回の操作のみで発信禁止の遠隔操作を確実に実行することができる。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態によると、被遠隔操作側(携帯電話900)が現時点でメール受信できない状況または位置にあっても、遠隔操作側(通信端末700)は、被遠隔操作側宛に遠隔操作内容をメール送信さえしておけば、被遠隔操作側がメール受信可能な状態になったときに、メールを受信して遠隔操作内容を実行することができ、かつ、通信事業者が行っていた機能制限を通信端末所有者が自ら行えるため、通信事業者の機能制限手続きのためのコストを削減でき、また、他人にパスワードが漏れている場合には、機能制限と共にパスワードの変更ができることにより、不正利用を困難にすることができる。
【0044】
(第3の実施の形態)
次に、図10ないし図12を参照して、本発明の第3の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの構成を説明する。図10の概略図に示す携帯端末遠隔操作システムは、遠隔操作を行う通信端末1100と、メールの取捨選択を行うメールサーバ800と、遠隔操作される携帯電話1200と、携帯電話1200と接続されている車両1300とから構成される。
【0045】
また、図11に示す通信端末1100は、遠隔操作するための認証データを作成する認証データ作成手段1105と、発信禁止コマンドを解除するためのパスワードを入力するパスワード入力手段1106と、遠隔操作するためのコマンドを選択するコマンド選択手段1104と、選択されたコマンドによりメールを作成するメール作成手段1103と、作成されたメールをパケット分割して送信するためのメール送信手段1102と、無線通信するための無線通信手段1101と、受信したパケットを連結してメール受信するためのメール受信手段1107と、受信メールから携帯電話1200の現在位置情報及び画像データを抽出するメール解析手段1108と、メール解析手段1108で抽出した現在位置情報から携帯電話1200の移動軌跡及び画像データの表示を行う表示手段1109とで構成される。
【0046】
また、図8に示すメールサーバ800は、無線通信するための無線通信手段801と、受信データがどのアプリケーションのデータであるかを解析し、受信したデータがメールである場合はメールを受信するメール受信手段802と、受信したメールの添付データである認証データが、正当な認証データであるか判定する認証データ管理手段803と、認証データが正当でなかった場合、登録済みの一括受信拒否に指定されているドメインであるか判定する一括受信拒否手段804と、認証データが正当な場合、そのメールを送信するためにメールをパケット分割してデータを送信するメール送信手段805とで構成される。
【0047】
また、図12に示す携帯電話900は、無線通信するための無線通信手段1201と、無線通信手段1201での受信データがパケットデータであるか音声であるかを判定する受信手段1202と、パケットデータがメールパケットであった場合はパケットを連結して、メールを受信するメール受信手段1203と、受信したメールの添付データを抽出し、添付データが認証データの場合、認証データの解析を行う認証データ解析手段1204と、認証データが正当な場合、コマンドの解析を行うコマンド解析手段1205と、コマンド解析手段1205において、コマンドがコマンド解除パスワードであった場合、パスワードを記憶するパスワード記憶手段1207と、解析したコマンドに従いコマンドを実行するコマンド制御手段1208と、コマンドの解除を行うためのパスワードを入力するパスワード入力手段1209と、携帯電話1200の現在位置を検出する位置検出手段1210と、運転者の画像を取得する画像取得手段1214と、受信データが音声であった場合、音声通話を可能とする通話手段1211と、メールを送信するメール送信手段1212と、通話手段1211及びメール送信手段1212からの要求により、送信を行う送信手段1213とで構成される。
【0048】
また、図13に示す車両1300は、車両内にある携帯電話1200からの指示及び運転者からの指示により車両を制御するための車両制御手段1301と、現在位置情報の入力により現在位置の道路形態を検索する地図情報検索手段1303と、車両制御手段1301の指示により車両を停止するための車両停止手段1303とで構成される。
【0049】
次に、図8及び図11ないし図13を参照して、本発明の第3の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの動作を説明する。まず、車両1300の所有者が車両1300を盗難される。この場合、通信端末1100において、正当な遠隔操作者であることを示す認証データを認証データ作成手段1105により作成する。また、パスワード入力手段1106によりコマンドの解除を行うためのパスワードを入力する。また、コマンド選択手段1104により車両1300の停止を指示する「車両停止コマンド」、車両1300の現在位置を通知する「現在位置通知コマンド」を選択する。メール作成手段1103は、認証データ作成手段1105と、パスワード入力手段1106と、コマンド選択手段1104とからの情報によって、携帯電話1200に対する遠隔操作を行うためのメールを作成する。メール作成手段1103で作成したメールをメール送信手段1102によりパケット分割し、無線通信手段1101により、無線通信にてメールサーバ800に送信する。
【0050】
メールサーバ800では、無線通信手段801でデータを受信し、受信したデータがメールパケットであれば、メール受信手段802により、メールを受信する。メール受信手段802で受信したメールを認証データ管理手段803にて解析し、認証データが正当であれば、メール送信手段805にメールの送信指示を行う。認証データ管理手段803において、認証データが正当でないと判断された場合、一括受信拒否手段804にて、受信拒否すべきメールアドレスかどうかを判定し、受信拒否すべきメールアドレスでなければ、メール送信手段805にメールの送信指示を行う。メール送信手段805により、パケット分割し、無線通信手段801により、無線通信にて携帯電話1200に送信する。
【0051】
携帯電話1200では、無線通信手段1201でデータを受信し、受信したデータは、受信手段1202により、音声データであれば、通話手段1211により音声出力し、メールパケットであれば、メール受信手段1203によりメールを受信する。メール受信手段1203で受信したメールから認証データを抽出し、認証データ解析手段1204において、正当であると判定されれば、遠隔操作の可能性があるとして、コマンド解析手段1205にコマンド解析の指示を行う。コマンド解析手段1205では、遠隔操作を行うためのコマンドがあるか解析し、コマンドがあれば、コマンド制御手段1208にコマンドの実行を指示する。また、コマンド解除のパスワードがあれば、パスワード記憶手段1207にパスワードを記憶する。通信端末1100から送信されたコマンドは、「車両停止コマンド」、「現在位置通知コマンド」である。
【0052】
コマンド制御手段1208により「車両停止コマンド」を実行すると、車両1300の車両制御手段1301に「車両停止」を指示する。また、「現在位置通知コマンド」を実行すると、位置検出手段1210に対して、一定周期毎に検出した位置データを通知するように指示する。それによって、位置検出手段1210で検出された現在位置情報は、一定周期毎にコマンド制御手段1208に通知する。画像取得手段1214は、運転者の顔写真を画像データとして取得し、コマンド制御手段1208に通知する。メール作成手段としてのコマンド制御手段1208は、位置検出手段1210からの現在位置情報及び画像取得手段1214からの画像データを含むメールを作成して、メール送信手段1212から送信する。また、コマンド制御手段1208は、車両制御手段1301に対し現在位置情報を転送する。
【0053】
車両1300では、車両制御手段1301により、「車両停止」の指示を受けると、危険でない位置に車両を停止するために、一定周期毎にコマンド制御手段1208から転送された現在位置情報を地図情報検索手段1303に通知し、地図情報検索手段1303は現在位置情報により周辺情報を検索する。車両制御手段1301は、周辺情報により交差点などの危険な位置でないと判断すると、車両停止手段1302に車両停止を指示する。車両停止手段1302は、車両1300を停止する。
【0054】
また、車両を発見して戻ったときに、携帯電話1200のパスワード入力手段1209からパスワードを入力すると、コマンド解析手段1208は、パスワード記憶手段1207からパスワードを読み出して比較する。パスワードが一致すると、「車両停止コマンド」、「現在位置通知コマンド」を解除することにより車両が動作可能となる。また、盗難者がパスワードを解読した場合、再度、通信端末1100からパスワード変更コマンドによりパスワードを変更してメール送信することにより、連続的な不正を防止することができる。
【0055】
また、通信端末1100から遠隔操作する際に、携帯電話1200の電源がオフまたは通信圏外の場合、通信端末1100からのコマンドを含むメールがメールサーバ800に蓄積されれば、携帯電話1200の電源がオンまたは通信圏内になった時点で、携帯電話1200がメールの有無を確認し、メールを受信することができるので、遠隔操作者は、携帯電話1200の位置及び状態にかかわらず、1回の操作のみにより車両停止の遠隔操作を実行することができる。また、現在位置情報の通知においても、携帯電話1200が通信圏外であっても、一定周期毎に通知される現在位置情報を蓄積し、通信圏内になった時点で、携帯電話1200がメール送信することができるので、メールを受信した通信端末1100は、車両の走行軌跡及び現在位置を知ることができる。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態によると、被遠隔操作側の車両1300及び携帯電話1200が現時点で通信不能な状況であっても、遠隔操作側の通信端末1100は、被遠隔操作側宛に遠隔操作内容をメール送信しておけば、被遠隔操作側が通信可能状態になったときに自動的にメールを受信し、遠隔操作内容を実行できるため、被遠隔操作側の現在位置情報、移動軌跡及び画像データにより車両を早期に発見することができ、また、他人にパスワードが漏れている場合でも、パスワードの変更と共に機能制限することができるため、不正利用を困難にすることができるという効果が得られる。
【0057】
【発明の効果】
本発明における携帯端末遠隔操作システムは、上記のように構成され、特に、携帯電話が紛失または盗難にあったときに、通信事業者を通さず、他の通信端末から直接携帯電話に遠隔操作により機能制限等のメールを送信することにより、携帯電話が現時点で通信不能であっても、通信可能状態になったときに自動的にメールを受信して遠隔操作内容を実行できるため、一度のメール送信のみにより確実に遠隔操作が可能であり、通信事業者の手続きが不要のため、コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの通信端末の構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムのメールサーバの構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの携帯電話の構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第1の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの動作を示すフローチャート、
【図6】本発明の第2の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの構成を示すブロック図、
【図7】本発明の第2の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの通信端末の構成を示すブロック図、
【図8】本発明の第2の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムのメールサーバの構成を示すブロック図、
【図9】本発明の第2の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの携帯電話の構成を示すブロック図、
【図10】本発明の第3の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの構成を示すブロック図、
【図11】本発明の第3の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの通信端末の構成を示すブロック図、
【図12】本発明の第3の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの携帯電話の構成を示すブロック図、
【図13】本発明の第3の実施の形態における携帯端末遠隔操作システムの車両の構成を示すブロック図、
【符号の説明】
200、700、1100 通信端末
300、800 メールサーバ
400、900、1200 携帯電話
1300 車両
201、301、401、701 無線通信手段
801、901、1101、1201 無線通信手段
202、305、411、702 メール送信手段
805、912、1102、1213 メール送信手段
203、703、1103 メール作成手段
204、704、1104 コマンド選択手段
302、802、903、1107、1203 メール受信手段
303 特定メールアドレス管理手段
304、804 一括受信拒否手段
402、902、1202 受信手段
404 メールアドレス解析手段
405 特定メールアドレス記憶手段
406、905、1205 コマンド解析手段
407、908、1208 コマンド制御手段
408、907、1207 パスワード記憶手段
409、705、909、1106、1209 パスワード入力手段
410、911、1211 通話手段
412、913、1211 送信手段
706、1105 認証データ作成手段
707 音声データ選択手段
803 認証データ管理手段
904、1204 認証データ解析手段
906 音声データ記憶手段
910 音声データ再生手段
1108 メール解析手段
1109 表示手段
1210 位置検出手段
1214 画像取得手段
1301 車両制御手段
1302 車両停止手段
1303 地図情報検索手段

Claims (15)

  1. メールを受信するメール受信手段と、特定のメールアドレスを記憶する特定メールアドレス記憶手段と、受信したメールが前記特定のメールアドレスからのメールかどうかを解析するメールアドレス解析手段と、前記メールが前記特定のメールアドレスからのメールであり、メールの内容がコマンドの場合に、前記コマンドを解析するコマンド解析手段と、前記コマンド解析手段で解析された前記コマンドを実行するコマンド制御手段とを有することを特徴とする携帯端末。
  2. メールを受信するメール受信手段と、受信したメールから認証データを抽出して正当性を解析する認証データ解析手段と、抽出した前記認証データが正当であり、メールの内容がコマンドの場合に、前記コマンドを解析するコマンド解析手段と、前記コマンド解析手段で解析された前記コマンドを実行するコマンド制御手段とを有することを特徴とする携帯端末。
  3. 前記認証データが添付ファイルであることを特徴とする請求項2記載の携帯端末。
  4. 前記コマンドは機能制限コマンドであり、前記コマンド制御手段が前記機能制限コマンドを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯端末。
  5. 前記機能制限コマンドを解除するパスワードを入力するパスワード入力手段を有することを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
  6. 前記メール受信手段は、前記機能制限コマンドとともに前記機能制限コマンドを解除するコマンドを受信することを特徴とする請求項4記載の携帯端末。
  7. 前記コマンド解析手段は、解析したコマンドが受信したメールに添付されている音声データの再生と判定することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の携帯端末。
  8. 受信したメールに請求項4記載の機能制限のための特定の発信元メールアドレスを含むかどうか判定する特定メールアドレス管理手段と、メールが前記特定の発信元メールアドレスを含むと判定された場合、メールを送信先に送信するメール送信手段とを有することを特徴とするメールサーバ。
  9. 受信したメールに含まれている請求項5記載の認証データが正当な認証データであるかどうか判定する認証データ管理手段と、前記認証データが正当な認証データと判定された場合、前記メールを送信先に送信するメール送信手段とを有することを特徴とするメールサーバ。
  10. 遠隔操作される請求項1および請求項4ないし7のいずれかに記載の携帯端末と、前記携帯端末に対するメールの配送取捨選択を行う請求項8に記載のメールサーバと、前記携帯端末を遠隔操作するメールを前記メールサーバを通して送信する通信端末とを有することを特徴とする携帯端末遠隔操作システム。
  11. 請求項2ないし7のいずれかに記載の遠隔操作される携帯端末と、前記携帯端末に対するメールの配送取捨選択を行う請求項9に記載のメールサーバと、前記携帯端末を遠隔操作するメールを前記メールサーバを通して送信する通信端末とを有することを特徴とする携帯端末遠隔操作システム。
  12. 自己の現在位置を検出する位置検出手段と、前記自己の現在位置の情報を含むメールを作成するメール作成手段と、メールを送信するメール送信手段とを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の携帯端末。
  13. 画像データを取得する画像取得手段を有することを特徴とする請求項12記載の携帯端末。
  14. 請求項12または13に記載の携帯端末から送信したメールを受信する通信端末側メール受信手段と、受信したメールを解析して位置情報を抽出する通信端末側メール解析手段と、抽出した前記位置情報を表示する位置表示手段とを有することを特徴とする通信端末。
  15. 請求項1ないし7のいずれかに記載の携帯端末から車両停止信号を受信して車両停止を指示する車両制御手段と、前記車両制御手段の指示により車両を停止させる車両停止手段とを有することを特徴とする車両。
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