JP2004164434A - Delivery area simulation system, its program, and its method - Google Patents

Delivery area simulation system, its program, and its method Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an adjusting and reviewing tool for a plurality of already existing delivery areas by simulating the delivery areas on the basis of time conditions and physical amount conditions regarding delivery. <P>SOLUTION: The delivery area simulation system comprises a distance information coordinating means (3) for coordinating each of a plurality of delivery destinations with one of a plurality of delivery bases on the basis of distance information between each of a plurality of delivery destinations (2-2) and each of a plurality of delivery bases (1-1), a total physical delivery amount calculating method (3) for calculating the total sum of a physical delivery amount per each of the plurality the delivery bases, a delivery area forming means for forming a delivery area of each of the plurality of delivery bases by distributing each of the plurality of delivery destinations to one of the plurality of delivery bases so that the total sum of the physical delivery amount does not exceed a delivery capacity in each of the plurality of delivery bases, and a delivery area outputting means for distinguishably outputting each delivery area. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の配達拠点それぞれについての配達エリアをシミュレートするシステム及びそのプログラムと方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
物流業界において、物流コスト削減を目的とした配達スケジュールを作成するコンピュータシステムはすでに多く開示されている。例えば、特許文献１、特許文献２等である。しかし、これらは、１の配達拠点から複数の配達先への配達スケジュールを最適化するシステムであり、複数の配達拠点が存在する場合におけるどの配達先をどの配達拠点に所属させるかについては考慮していない。また、これらは、物流コストの削減を労力（リードタイム）の短縮として位置付けている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平８−１６６９３９号公報
【特許文献２】
特開平９−３１１７０２号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従って、各配達拠点についての配達エリアの決定や調整については、煩雑な手作業によるしかなく、更に、配達エリアを構成する際に留意する要素として配達可能な時間、配達可能な物量及び配達が必要な物量等が複雑に絡み合っているため、多大な時間を要した。すなわち、複数の配達エリアがある場合、各配達拠点の配達に関する能力を充分に活用しているか、不要な配達拠点はないか、またはどのような配達エリアを構成すれば物流コスト面から最適であるか等を、即座に判断することが困難であった。
【０００５】
そこで、本発明は、配達に係る時間的条件及び物量条件に基づいて、配達エリアをシミュレートし、現在既に存在する複数の配達エリアの調整、新規に配置する配達拠点の場所の検討、及び不要な拠点の探索についての検討ツールともなる配送エリアシミュレーションシステムとそのプログラム及びその方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【０００７】
本発明は、複数の配達先（２…２）のそれぞれを、複数の配達拠点（１…１）のうちいずれか１つの配達拠点に所属させることにより、前記複数の配達拠点のそれぞれの配達エリア（１０１ａ、１０１ｂ）を作成する配達エリアシミュレーションシステムであって、前記複数の配達先を相互に識別可能な配達先識別情報（３３０）と、前記複数の配達先それぞれにおける所定の配達物の配達物量に関する情報（３３７、３３８）と、前記複数の配達先それぞれの場所に関する情報（３３２、３３３、３３４、３３５）とを、相互に関連付けて記憶する配達先情報記憶手段（１１ｂ）と、前記複数の配達拠点を相互に識別可能な配達拠点識別情報（３００）と、前記複数の配達拠点それぞれの場所に関する情報（３０２、３０３、３０４、３０５）と、前記複数の配達先それぞれにおける前記所定の配達物についての配達能力に関する情報（３０８）とを、相互に関連付けて記憶する配達拠点情報記憶手段（１１ａ）と、前記複数の配達先それぞれの前記場所に関する情報及び前記複数の配達拠点それぞれの前記場所に関する情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれと前記複数の配達拠点のそれぞれとの間の距離に関する情報を求め、その情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に対応付ける距離情報対応付け手段（３ａ）と、前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けられた前記複数の配達先のそれぞれの前記配達物量に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点ごとの前記配達物量の合計を算出する合計配達物量算出手段（３ｂ）と、前記距離情報対応付け手段における対応付けの結果と前記配達物量の合計とに従って、前記配達物量の合計が前記複数の配達拠点のそれぞれにおける前記配達能力を超えないように前記複数の配達先それぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に所属させ、前記複数の配達拠点のそれぞれの前記配達エリアを形成する配達エリア形成手段（３ｃ）と、前記配達エリア形成手段によって形成された、前記複数の配達拠点それぞれの各前記配達エリアを、相互に識別可能に出力する配達エリア出力手段（６）とを、有する配達エリアシミュレーションシステムによって、上記の課題を解決する。
【０００８】
これによって、本発明は、複数の配達拠点に対し複数の配達先が存在する場合に、距離条件及び物量条件を考慮して、各配達拠点それぞれについての配達エリアをシミュレートでき、物流の効率化ひいては物流コスト削減を目的として配達エリアを見直すためのツールを提供する。
【０００９】
なお、本発明における出力手段にはモニタやプリンタ等によって人間が視覚的に認知できるように出力する手段の他にファイルとして電子的に出力する手段も含む。
【００１０】
また、前記距離情報対応付け手段は、前記距離に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点それぞれから各配達拠点における配達可能な距離（３０９）までに存在する前記複数の配達先を前記複数の配達拠点それぞれに対応付けてもよい。これによって、例えば１日に配達可能な距離的範囲を距離条件として配達エリアをシミュレートすることができる。
【００１１】
前記距離情報対応付け手段は、前記複数の配達拠点それぞれを中心として前記配達可能な距離を半径とする円内（１００ａ、１００ｃ）に存在する前記複数の配達先を、その円の中心にある配達拠点に対応付けてもよい。これによって、各配達拠点から一定の距離関係にある配達先を一律に対応付けて配達エリアをシミュレートすることができる。
【００１２】
前記配達可能な距離は、前記複数の配達拠点それぞれにおける配達時間に関する情報より算出されてもよい。これによって、時間から距離の換算が可能となるので、距離条件を時間条件として指定することができ、例えば作業員の労働時間を考慮した距離条件を容易に指定することができる。
【００１３】
また、前記算出は、前記複数の配達拠点のそれぞれの存在する地域によって異なる行政区速度の最高速度（２９１）を考慮して算出されてもよい。これによって、都市部と田舎との輸送車の速度格差が調整でき、都市部及び田舎それぞれの道路事情に適した配達エリアをシミュレートすることができる。更に、前記算出は、前記配達物を輸送する輸送車の移動距離に応じた走行速度を考慮してもよい。これによって、走行距離によって異なる輸送車の走行速度を加味して距離を算出できるため、よりリアルな条件に基づいた配達エリアをシミュレートすることが可能となる。
【００１４】
前記配達能力は、前記複数の配達拠点それぞれにおける単位時間当たりの配達可能な前記所定の配達物の物量であってもよい。配達拠点の配達能力を単位時間当たりの物量とすることで、物量条件を単位時間当たりで検討することが可能となる。
【００１５】
前記合計配達物量算出手段は、前記配達物量に関する情報に基づいて、前記単位時間の時間単位に平準化された前記配達物量の合計を算出してもよい。これによって、配達拠点の配達能力と時間単位を合わせた配達物量の合計が算出でき、配達能力と配達物量の合計との比較が容易となる。
【００１６】
前記単位時間が１日であってもよい。これによって、１日を単位とした物量条件の指定が可能となる。
【００１７】
前記複数の配達拠点それぞれは優先順位を有し、前記距離情報対応付け手段において、前記複数の配達先のいずれかが２以上の前記複数の配達拠点に対応付けされる場合に、前記配達エリア形成手段において、前記複数の配達拠点のうち優先順位の高い方の配達拠点に、その配達先を対応付けさせてもよい。これによって、距離条件及び物量条件のみによっては一の配達先が複数の配達拠点に所属可能であっても、その配達先は必ず優先順位の高い方の配達拠点のみに対応付けられるので、一の配達先が複数の配達拠点の配達先となる重複所属を回避することができる。
【００１８】
前記配達エリア形成手段は、特定の同一情報（３３６）を有する前記複数の配達先を、前記複数の配達拠点のうち同一の配達拠点に所属させてもよい。これによって、例えば、同一ＪＩＳ１１コードの配達先はすべて同一配達拠点に所属させて配達エリアをシミュレートできる。一定のＪＩＳコードの単位でエリア分割のための情報を集約化でき、この情報の集散に関わる標準化によって、他の業務への拡張性や汎用性を高めることが可能となる。
【００１９】
前記配達エリアにおける配達形態を前記複数の配達拠点からのルート配送とする場合、前記配達エリア形成手段による処理の結果として、前記複数の配達拠点のいずれにも所属しない前記複数の配達先（２ｅ、２ｄ）は、配達形態（３４０）を変えて、前記複数の配達拠点のうちいずれかの配達拠点に所属させてもよい。これによって、距離条件及び物量条件に合った配達先は配達形態をルート配送として各配達拠点に所属させ、どの配達拠点の上記条件にも合わなかった配達先はルート配送以外の配達形態、例えば宅配扱いとしていずれかの配達拠点に所属させることができる。
【００２０】
また、本発明の技術的思想は、上述した配達エリアシミュレーションシステムをコンピュータ上で実現するプログラムとしても提供可能である。
【００２１】
すなわち、本発明は、複数の配達先（２…２）のそれぞれを、複数の配達拠点（１…１）のうちいずれか１つの配達拠点に所属させることにより、前記複数の配達拠点のそれぞれの配達エリア（１０１ａ、１０１ｂ）を作成させる手段として機能させる配達エリアシミュレーションプログラムであって、コンピュータを、前記複数の配達先を相互に識別可能な配達先識別情報（３３０）と、前記複数の配達先それぞれにおける所定の配達物の配達物量に関する情報（３３７，３３８）と、前記複数の配達先それぞれの場所に関する情報（３３２、３３３、３３４、３３５）とを、相互に関連付けて記憶する配達先情報記憶手段（１１ｂ）と、前記複数の配達拠点を相互に識別可能な配達拠点識別情報（３００）と、前記複数の配達拠点それぞれの場所に関する情報（３０２、３０３、３０４、３０５）と、前記複数の配達先それぞれにおける前記所定の配達物についての配達能力に関する情報（３０８）とを、相互に関連付けて記憶する配達拠点情報記憶手段（１１ａ）と、前記複数の配達先それぞれの前記場所に関する情報及び前記複数の配達拠点それぞれの前記場所に関する情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれと前記複数の配達拠点のそれぞれとの間の距離に関する情報を求め、その情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に対応付ける距離情報対応付け手段（３ａ）と、前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けられた前記複数の配達先のそれぞれの前記配達物量に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点ごとの前記配達物量の合計を算出する合計配達物量算出手段（３ｂ）と、前記距離情報対応付け手段における対応付けの結果と前記配達物量の合計とに従って、前記配達物量の合計が前記複数の配達拠点のそれぞれにおける前記配達能力を超えないように前記複数の配達先それぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に所属させ、前記複数の配達拠点のそれぞれの前記配達エリアを形成する配達エリア形成手段（３ｃ）と、前記配達エリア形成手段によって形成された、前記複数の配達拠点それぞれの各前記配達エリアを、相互に識別可能に出力する配達エリア出力手段（６）として、機能させることを特徴とする配達エリアシミュレーションプログラムを提供する。
【００２２】
また、本発明の技術的思想は、コンピュータに機能させる配達エリア作成方法として提供されてもよい。
【００２３】
すなわち、本発明は、コンピュータに、複数の配達先（２…２）のそれぞれを、複数の配達拠点（１…１）のうちいずれか１つの配達拠点に所属させることにより、前記複数の配達拠点のそれぞれの配達エリア（１０１ａ、１０１ｂ）を作成させる配達エリアシミュレーション方法であって、前記複数の配達先を相互に識別可能な配達先識別情報（３３０）と、前記複数の配達先それぞれにおける所定の配達物の配達物量に関する情報（３３７，３３８）と、前記複数の配達先それぞれの場所に関する情報（３３２、３３３、３３４、３３５）とを、相互に関連付けて記憶する手順と、前記複数の配達拠点を相互に識別可能な配達拠点識別情報（３００）と、前記複数の配達拠点それぞれの場所に関する情報（３０２、３０３、３０４、３０５）と、前記複数の配達先それぞれにおける前記所定の配達物についての配達能力に関する情報（３０８）とを、相互に関連付けて記憶する手順と、前記複数の配達先それぞれの前記場所に関する情報及び前記複数の配達拠点それぞれの前記場所に関する情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれと前記複数の配達拠点のそれぞれとの間の距離に関する情報を求め、その情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に対応付ける手順と、前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けられた前記複数の配達先のそれぞれの前記配達物量に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点ごとの前記配達物量の合計を算出する手順と、前記距離情報対応付け手段における対応付けの結果と前記配達物量の合計とに従って、前記配達物量の合計が前記複数の配達拠点のそれぞれにおける前記配達能力を超えないように前記複数の配達先それぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に所属させ、前記複数の配達拠点のそれぞれの前記配達エリアを形成する手順と、前記配達エリア形成手段によって形成された、前記複数の配達拠点それぞれの各前記配達エリアを、相互に識別可能に出力する手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする配達エリアシミュレーション方法を提供する。
【００２４】
【発明の実施の形態】
本実施形態においては、図１に示すように複数の配達拠点１…１と複数の配達先としての販売店２…２が存在し、各配達拠点１から所定の配達物としてのタバコを各販売店２に配達する場合を例に説明する。以下、本実施形態において、配達拠点１の配達エリアとはその配達拠点１から発送されるタバコが配達される販売店２…２が存在する範囲といい、配達拠点１から発送されるタバコが配達される販売店２…２を、「その販売店２…２は配達拠点１に所属する」または「その販売店２…２は配達拠点１の配達エリアに所属する」という。また、本実施形態に基づくコンピュータシステムを本システム、本システムによって配達拠点１の配達エリアを作成することを、本システムによる処理という。また、配達エリアを作成する処理を分割処理または分割、配達拠点１を拠点１というときがある。
【００２５】
図２は、本発明におけるシステム構成の一例を示す。コンピュータの中央処理装置３は入力手段としての入力装置４、配達エリア作成に係るデータ処理が行われるＷＯＲＫ領域７、出力手段としての出力装置６それぞれとデータの送受信が可能なように接続されている。各装置３、４、５、６、７間の接続は、無線、有線を問わない。
【００２６】
入力装置４はキーボードやマウス等が該当し、本システムによる処理に必要なデータをユーザが適宜入力でき、そのデータを中央処理装置３へ送る機能を有する装置をいう。入力データとしては、分割対象である地域や配達拠点１の選択指示データや変更可能な各種パラメータ値等がある。出力装置６は入力装置４によって入力された内容やＷＯＲＫ領域７にて行われた処理結果が出力される装置をいい、モニタやプリンタ等の人間が視覚的に認識できる形式で出力される装置の他、光ディスクやハードディスク等のファイルとして出力される装置も含む。
【００２７】
記憶装置５は、本システムによる処理の実現に必要な各種プログラム５ａやホームフォルダ５ｂを記憶する。ホームフォルダ５ｂとは、本システムによる処理で使用する各種データを各納する場所として確保されているフォルダをいう。ホームフォルダ５ｂに格納されている各種データの詳細については後述する。
【００２８】
ここでいう記憶装置５は、不揮発性メモリであってもよいし、一時的に記憶可能な揮発性メモリであってもよい。中央処理装置３が、本システムによる処理で使用する各種データを上述したファイルでなく、入力装置４によって取得する場合は、その入力されたデータは揮発性メモリ上に一時的に記憶される。
【００２９】
ＷＯＲＫ領域７は、配達エリア作成のために必要なデータがホームフォルダ５ｂから処理用データとしてコピーされ、処理が行われるメモリ領域である。このＷＯＲＫ領域７には、記憶装置５がデータの送受信が可能なように接続され、中央処理装置３の指示に従って、記憶装置５から適宜データが読み込まれ、処理が実行される。
【００３０】
中央処理装置３は、距離情報対応付け手段３ａ、合計配達物量算出手段３ｂ、及び配達エリア形成手段３ｃを含み、入力装置４から入力されたデータや記憶装置５に記憶されているデータに基づいて、各手段による処理をＷＯＲＫ領域７にて実行し、その結果をファイル５ｂや出力装置６に出力する。
【００３１】
次に、図３に従って、記憶装置５内のホームフォルダ５ｂにて格納されているフォルダ構造やファイル各種の詳細について説明する。ファイル形式は本システムによる処理を実現可能である限り問わない。
【００３２】
本実施形態におけるファイル構成の概要は、本システムのマスタファイルとして行政区テーブル１０ａ、拠点情報ファイル１１ａ及び販売店情報ファイル１１ｂがあり、各ケースにて分割処理を行うためのマスタファイルとして処理用ファイル群１６ａ…１６ｄがある。拠点情報ファイル１１ａは本実施形態における配達拠点情報記憶手段であり、販売店情報ファイル１１ｂは本実施形態における配達先情報記憶手段である。処理結果は、シナリオフォルダ１７内の結果ファイル群１７ａ…１７ｄにて保存される。よって、処理用ファイル群１６ａ…１６ｄは上書きされないため、この処理用ファイル群１６ａ…１６ｄをベースにして、諸条件を変更すれば何度でも容易に様々なパターンの配達エリアをシミュレートすることができる。以下、本実施形態におけるファイル構成について具体的に説明する。
【００３３】
図３に示すように、本実施形態におけるファイル構成は、複数のフォルダがホームフォルダ５ｂを頂点とする階層構造によって管理されている。ホームフォルダ５ｂのすぐ下にはマスタに関するフォルダ１０…１２及びケースに関するフォルダ１３…１５があり、ケースに関するフォルダ１４の下にシナリオに関するフォルダ１６…１８が存在する。ケースとは、分割対象の地域を同一とする単位であり、シナリオとは、その同一地域において分割処理のための諸条件を変更して行った各処理の結果の単位をいう。
【００３４】
マスタファイルに関するフォルダ１０…１２について説明する。マスタファイルに関するフォルダ１０…１２には、ＭＡＳＴＥＲフォルダ１０、地域フォルダ１１がある。ＭＡＳＴＥＲフォルダ１０は、行政区テーブル１０ａ及び複数の地域フォルダ１１…１１を格納して管理する。
【００３５】
各地域フォルダ１１には、拠点情報ファイル１１ａと販売店情報ファイル１１ｂが地域ごとにまとめられて管理される。拠点情報ファイル１１ａ…１１ａには配達拠点１…１に関する情報が格納され、販売店情報ファイル１１ｂ…１１ｂには各販売店２…２についての情報が格納される。例えば、九州地域の地域フォルダ１１には九州地域に存在する配達拠点１…１に関する情報を有する拠点情報ファイル１１ａと九州地域に存在する販売店２…２に関する情報を有する販売店情報ファイル１１ｂが格納される。各情報ファイル１１ａ、１１ｂに格納されている情報については後述する。複数の地域フォルダ１１…１１はマスタフォルダ群フォルダ１２に格納され管理されてもよい。
【００３６】
行政区テーブル１０ａとは、配達物の輸送トラックの走行速度に関する情報を地域情報に対応させて管理するテーブルである。この行政区テーブル１０ａで管理されている情報については後述する。
【００３７】
ケースに関するフォルダ１３…１５には、ＣＡＳＥフォルダ１３及びケースフォルダ１４がある。ＣＡＳＥフォルダ１３は、シナリオ情報ファイル１３ａ及び複数のケースフォルダ１４…１４を格納し、管理する。シナリオ情報ファイル１３ａとは、シナリオ名やシナリオの作成日等、シナリオに関する情報を統括的に管理するファイルである。ケースフォルダ１４はケースごとに作成されるフォルダであり、各ケースフォルダ１４には複数のシナリオフォルダ１７…１７と１のシナリオマスタフォルダ１６が格納され、管理される。複数のケースフォルダ１４…１４はケースフォルダ群フォルダ１５に格納され、管理されてもよい。
【００３８】
シナリオマスタフォルダ１６は、同一ケース内でマスタファイルとして機能する処理用ファイル群１６ａ…１６ｄを格納する。
【００３９】
処理用拠点ファイル１６ａは、拠点情報ファイル１１ａのデータを有し、各ケースにおける拠点情報のマスタファイルである。本実施形態では、処理用拠点ファイル１６ａのデータ項目は拠点情報ファイル１１ａのデータ項目と同一として扱うが、拠点情報ファイル１１ａのデータ項目に必要なデータを加えて処理用拠点ファイル１６ａとしてもよい。複数の拠点情報ファイル１１ａ…１１ａが１の処理用拠点ファイル１６ａを構成する場合もある。処理用拠点ファイル１６ａは、上書き保存が不可能なファイルとして存在し、ケース内で何度もマスタファイルとして使用される。
【００４０】
処理用販売店ファイル１６は、販売店情報ファイル１１ｂのデータを有し、各ケースにおける販売店情報のマスタファイルである。処理用販売店ファイル１６と販売店情報ファイル１１ｂの関係は、上述の処理用拠点ファイル１６ａ及び拠点情報ファイル１１ａの関係と同様である。
【００４１】
処理用統計情報ファイル１６ｃは、処理用拠点ファイル１６ａ及び処理用販売店ファイル１６ｂに基づいた各配達拠点１ごとにその配達拠点１に所属する販売店２…２の数や配達回数等の統計値をその拠点１の稼動状況を確認するための情報として有するファイルである。その他、シナリオマスタフォルダ１６に格納されるファイルには、カーソルの位置等、本システムにおける作業上必要な情報をリアルタイムで管理する処理用作業用ファイル１６ｄがある。
【００４２】
シナリオフォルダ１７…１７には、各配達エリア作成処理の実行結果が格納される。シナリオ１７には、シナリオマスタフォルダ１６内の処理用ファイル群１６ａ…１６ｄに対して行われた処理結果である。結果ファイル群１７ａ…１７ｄが格納される。複数のシナリオフォルダ１７…１７は、シナリオフォルダ群フォルダ１８にまとめて格納されて、管理されてもよい。
【００４３】
次に、本実施形態におけるマスタファイルである行政区テーブル１０ａ、拠点情報ファイル１１ａ、販売店情報ファイル１１ｂに格納されるデータ項目について説明する。なお、各マスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂは、本システム用として作成してもよいし、他のシステムと共通なデータ項目については、他のシステムと共有するマスタから抽出して作成してもよい。
【００４４】
行政区テーブル１０ａとは、ＪＩＳ５単位でトラックの走行速度に関する情報を持つテーブルをいい、ＭＡＳＴＥＲ１０に直接格納されて管理される。行政区テーブル１０ａのデータ項目は図１６（ａ）に示す。ＪＩＳ５コード２９０は自治省による５桁の土地コードをいい、行政区平均速度２９１はＪＩＳ５コード２９０に対応する地域でのトラックの走行平均速度である。田舎都会フラグ２９２とは、当該ＪＩＳ５コード２９０に対応する地域が都会か田舎かを識別するためのフラグである。本実施形態では、田舎の場合に０、都会の場合に１を設定する。
【００４５】
拠点情報ファイル１１ａは、配達拠点１に関する情報をデータとして持つファイルであり、そのデータ項目の詳細は図１７に示す。以下、図１７に示すデータ項目を拠点情報ファイル１１ａの１レコードとし、この１レコードに含まれるデータ項目を拠点情報という。以下各データ項目について説明する。拠点コード３００とは、本システムにおける配達拠点識別情報であり、各配達拠点１を識別するために各配達拠点１に付されるコードである。全国の各配達拠点１に対して一意に付されることが望ましい。拠点名３０１は当該拠点コード３００に対応する配達拠点１（以下「当該拠点」という）の名称である。本実施形態は、複数の配達拠点のそれぞれの場所に関する情報として、ＸＹ座標情報３０２、３０３を有する。Ｘ座標３０２及びＹ座標３０３は当該拠点１の存在する位置を計算用座標系で表現した場合のＸ座標及びＹ座標である。経度３０４及び緯度３０５は当該拠点１の存在する場所の地図上の経度、緯度の近似値であり、本実施形態においては、画面６への表示の際に使用する。ＪＩＳ１１コード３０６は、当該拠点１が存在する場所の自治省による１１桁表示の土地コードである。優先度３０７とは、同一拠点情報ファイル１１ａにおける拠点１…１間で優先して販売店２を所属させる優先順位をいう。配達可能物量３０８とは、所定期間内に配達できる上限の物量であり、当該拠点１の配達能力を示す値である。本実施形態では、１日に当該拠点１から配達できるタバコの本数である。以下、本実施形態において物量という時は、タバコの本数をいう。拠点直配パラメータ３０９は、配達エリア作成の際の距離的条件として、当該拠点１から１日で配達可能な距離的範囲を指定する値である。配送エリア作成時にユーザによって値を変更可能である。行政区速度３１０及び都会フラグ３１１は、ＪＩＳ１１コード３０６に基づいて行政区テーブル１０ａの行政区速度２９１及び都会フラグ２９２からそれぞれ設定される値である。変更フラグ３１２は、拠点情報が変更されたか否かを識別するフラグである。統計情報ファイル１６ｃにおける統計値の再計算の際に計算の対象とするか否かを識別するためのフラグである。拠点情報が変更された場合は真とし、その他を偽とする論理値とし、デフォルト値は偽である。
【００４６】
販売店情報ファイル１１ｂは、販売店２に関する情報をデータ項目として持つファイルであり、そのデータ項目の詳細は図１８に示す。以下、図１８に示すデータ項目を販売店情報ファイル１１ｂの１レコードとし、この１レコードに含まれるデータ項目を販売店情報という。以下各データ項目について説明する。拠点コード３００は販売店２が所属する配達拠点１の拠点コード３００である。本実施形態は、配達先識別情報として、販売店コード３３０を有する。販売店コード３３０は、各販売店２を識別するために各販売店２に付されるコードをいい、全国で一意に付されることが望ましい。販売店名称３３１は、その販売店コード３３０に対応する販売店２（以下、「当該販売店２」という。）の名称である。本実施形態は、複数の配達先の場所に関する情報として、Ｘ座標３３２及、Ｙ座標３３３を有する。Ｘ座標３３２及、Ｙ座標３３３、経度３３４、緯度３３５及びＪＩＳ１１コード３３６は拠点情報についての説明と同様である。なお、販売店情報におけるＪＩＳ１１コード３３６は特定の同一情報として機能する。本実施形態における配達物の配達物量に関する情報は、１回あたり物量３３７及び月配達回数３３８である。１回あたり物量３３７とは、１回の配達につき当該販売店２に配達される物量をいう。月配達回数３３８とは、当該販売店２へ月に何回配達するかを示す値である。本実施形態では１月を４週とし、４週に１回の配達の場合を１とし、２週に１回の場合は２、週に１回は４、週に２回は８、週に３日は１２、週に４日は１６、毎日は２０、として設定する。店属性３３９は、販売店２の中で配達に関する属性を識別するための識別子である。本実施形態では、１は週６日配達する店属性としてコンビニエンスストア、２は週５日配達する店属性として一般を示す。配達形態３４０は、配達拠点１からの配達がトラックによるルート配達か又は宅配かを識別するための識別子である。本実施形態では、１はルート配達、２は宅配を示す。行政区速度３４１と都会フラグ３４２は、ＪＩＳ１１コード３３６の上５桁と一致するＪＩＳ５コード２９０に対応するに行政区速度２９１及び都会フラグ２９２の値である。回数加重３４３とは、月配達回数３３８を４で割った値である。いわば、月単位の配達回数の週平均である。回数加重配達量３４４とは、１回当たり物量３３７に回数加重３４３をかけた値であり、例えば、２週に１回各５００本配達する場合は、回数加重は２／４＝０．５となり、回数加重配達量は５００×０．５＝２５０本／週となる。これは、当該販売店２についての配達物量の週平均である。販売店２と月単位で配達回数を契約している場合に、週単位の配達物量の値として使用される。
【００４７】
また、処理用統計情報ファイル１６ｃのデータ項目を図１６（ｂ）に示す。図１６（ｂ）に示すデータ項目３５０…３６０は、拠点コード３００に対応する配達拠点１についての各種統計値である。以下、これらデータ項目３００、３０１、３５０…３６０を処理用統計情報ファイル１６ｃの１レコードといい、データ項目３５０…３６０を統計情報という。拠点コード３００は、当該レコードに対応する拠点１に付された拠点コード３００であり、拠点名称３０１は、拠点コード３００に対応する拠点１の名称である。以下、拠点コード３００に対応する拠点１を当該拠点１という。単店数３５６とは、当該拠点１の配達先となる販売店２…２の店数であり、直接配達の販売店２も宅配の販売店２も含んだ値である。加重店数３５７とは当該拠点１から実際に配達する販売店２…２の数の週平均の値である。例えば、週２回配達する販売店２の場合は単店数３５６としては１軒であるが、加重店数３５７においては２軒としてカウントされる。すなわち、加重店数３５７は当該拠点１の配達先となる販売店２…２についての回数加重３４３の合計値に等しい。加重物量３５８とは、当該拠点１における配達物量の週平均である。当該拠点１の配達先となる販売店２…２についての回数加重配達量３４４の合計値に等しい。また、各合計値３５６…３５８について、販売店２…２の店属性３３９ごとの合計値、すなわち一般店用の合計値３５０…３５２、コンビニエンスストア用の合計値３５３…３５５もデータ項目として有する。宅配個口数（一般）３５９は、当該拠点１の配達先である販売店２…２のうち、配達形態３４０が宅配である一般店２…２への個口の合計数である。宅配個口数（ＣＶＳ）３６０は配達形態が宅配であるコンビニエンスストア２…２への個口の合計店数である。個口とは宅配される荷物としての単位をいい、本実施形態においては、各販売店２の１回当たりの個口数は、「１回当たり物量３３７／８０００」によって求める。従って、月単位で個口数を算出する場合は、（１回当たり物量３３７／８００）×月配達回数で求められる。
【００４８】
次に、本システムの実際の操作の流れについて説明する。本実施形態においては、コンピュータのＯＳとしてマイクロソフト社のＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）を使用するが、コンピュータのＯＳはこれに限らない。以下に説明する画面の表示は、マウス４やキーボード４によって画面上部に表示されるメニューバーやツールバーから通常の方法で表示可能である。
【００４９】
本システムの初回立ち上げ時には、初期設定の確認画面（不図示）表示後、図４に示すホームフォルダ設定画面が表示される。事前にフォルダを作成する必要はなく、また、この設定画面が表示されるのは立ち上げ時のみである。このホームフォルダ５ｂの作成時にＭＡＳＴＥＲフォルダ１０及びＣＡＳＥフォルダ１３もシステムによって同時に作成される。
【００５０】
次にマスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂの登録を行う。マスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂの登録を行うには、図５（ａ）に示すマスタファイルメンテナンスの機能選択画面を画面６に表示させ、マスタファイルメンテナンスを起動すればよい。マスタファイルメンテナンスとは、マスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂについての登録や削除等の管理を行う機能をいう。
【００５１】
図５（ａ）において、初期設定時は新規マスタ登録が既に選択された状態で表示されるので、「次へ」ボタン３１を選択する。なお、既に登録されているマスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂが存在する場合は、マスタ削除も選択できる状態で表示される。図５（ｂ）はマスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂの登録画面である。地域名称３２の入力欄３３には、登録するマスタファイル１０ａ、１１ａ、１１ｂの地域名を入力する。ここで入力された地域名称３２はそのまま地域フォルダ１１のフォルダ名になる。拠点マスタ及び販売店マスタの入力欄３４、３５には、地域名称入力欄３３にて指定された地域についての拠点情報ファイル１１ａ及び販売店情報ファイル１１ｂの格納場所を各々指定する。図５（ｂ）は地域名称３２を「九州」とし、拠点マスタ、販売店マスタ及び行政区テーブル１０ａについて格納場所をフルパスで指定した場合を示す。「登録」ボタン３７を選択すれば、ＭＡＳＴＥＲフォルダ１０内に、フォルダ名が「九州」の地域フォルダ１１が作成され、その中に九州地域についての拠点情報ファイル１１ａ、販売店情報ファイル１１ｂが格納される。以下、一の地域フォルダ１１に格納される拠点情報ファイル１１ａ及び販売店情報ファイル１１ｂを合わせて地域マスタ２０という。この登録時に、行政区テーブル１０ａもＭＡＳＴＥＲフォルダ１０に格納される。行政区テーブル１０ａは全国１ファイルで扱うため、一度登録された行政区テーブル１０ａを、他の地域で使用する場合は、再度登録する必要はない。
【００５２】
更に、例えば四国、中国、近畿等の各地域についてもマスタ登録を行う場合は、以上のマスタ登録処理を四国、中国、近畿等の各地域ごとに行えばよい。
【００５３】
次にケースフォルダ１４の作成を行う。ケースフォルダ１４の作成は、図６に示す新規ケース作成画面によって行われる。登録地域リスト欄４０にて既に登録済みの地域マスタ２０の地域名称３２が一覧表示されるので、処理対象とする地域にチェックを入力して選択する。ケース名称４１には、このケースに付すべき名称を入力する。このケース名称４１は、そのままケースフォルダ１４のフォルダ名となる。図６は、「九州」の地域マスタ２０のみが既に登録されている場合において、「九州」を処理対象として選択し、そのケース名称４１を「Ｔｅｓｔ」として入力した場合を示す。以下ケース名称４１が「Ｔｅｓｔ」の場合をケースＴｅｓｔといい、フォルダ名が「Ｔｅｓｔ」のケースフォルダ１４をＴｅｓｔフォルダ１４という。複数の地域マスタ２０…２０が登録されている場合は、登録地域リスト欄４０に一覧表示される地域名称３２…３２の中から、処理対象となる地域名称３２すべてにチェックを入力して選択すればよい。「作成」ボタン４２を選択するとＴｅｓｔフォルダ１４が作成される。このケースフォルダ１４の新規作成時に、作成されたＴｅｓｔフォルダ１４内にフォルダ名「ＭＡＳＴＥＲ」としてシナリオマスタフォルダ１６が作成される。更に、シナリオマスタフォルダ１６内にはケースＴｅｓｔで使用する処理用拠点ファイル１６ａ及び処理用販売店ファイル１６ｂが、フォルダ名が「九州」の地域フォルダ１１に格納されている拠点情報ファイル１１ａ及び販売店情報ファイル１１ｂからそれぞれ作成される。この時、その他の処理用ファイル１６ｃ、１６ｄも作成され、格納される。また、ＪＩＳ１１情報１４ａも作成され、Ｔｅｓｔフォルダ１４に格納される。ＪＩＳ１１情報１４ａは、行政区テーブル１０ａから、拠点ファイル１６ａにおけるＪＩＳ１１コード３０６…３０６の上５桁とＪＩＳ５コード２９０が一致する行政区速度２９１及び都会フラグ２９２を抽出されて作成される。
【００５４】
Ｔｅｓｔフォルダ１４が作成されると、図７に示すような地図ウィンドウ５１、統計情報ウィンドウ５２、管理ツリーウィンドウ５３、及び情報ウィンドウ５４が画面６に表示される。ケースの新規作成時は、分割処理を一度も行っていない状態なので、シナリオマスタ１６内の処理用ファイル１６ａ…１６ｄに基づいた内容が表示される。すなわち配達拠点１…１と販売店２…２については地域マスタ２０の状態が表示される。
【００５５】
統計情報ウィンドウ５２は、処理用統計情報ファイル１６ｃに基づいて拠点１ごとに統計情報が表形式にて一覧されるウィンドウである。
【００５６】
管理ツリーウィンドウ５３は、現在処理中のケース名、シナリオ名及び拠点１…１との相互関係がツリー状に表示されるウィンドウである。図７では、ケース名は「Ｔｅｓｔ」で、シナリオ名は「ＭＡＳＴＥＲ」の場合を示す。他のケースも既に保存されている場合は、コンボボックス５３ａから他のケースを選択可能である。また、すでに複数のシナリオが保存されている場合は、表示させたいシナリオ名のチェックボックス５３ｂにチェックを入れると、そのシナリオ名で管理されている処理結果が各ウィンドウ５１、５２にて表示される。各シナリオにおいて、拠点１…１は優先度３０７の高い順に表示される。管理ツリーウィンドウ５３において、表示されている拠点１上にカーソルを合わせてマウスをクリックすると、当該拠点１が地図ウィンドウ５１に表示される地図の中央になる。また、この拠点１の配達エリアの距離に関する重心位置や物量に関する重心位置も地図上に表示することも可能である。
【００５７】
情報ウィンドウ５４は、管理ツリーウィンドウ５３にて選択された各ノード（シナリオ、拠点１、販売店２）についての情報を表示する。シナリオについては、シナリオ情報１３ａが有するその作成日時やコメントを表示し、拠点１や販売店２については、各処理用ファイル１６ａ、１６ｂ、１６ｃが保有する拠点情報、販売店情報、統計情報を表示する。
【００５８】
地図ウィンドウ５１については、図８に示す拡大された地図ウィンドウ５１を参照して説明する。ウィンドウ上部６２ａには、現在表示されているケースのケース名称とシナリオのシナリオ名称が表示される。図８では、シナリオ「ＭＡＳＴＥＲ」の内容、すなわち現在の配達拠点１…１と販売店２…２の状況が、各配達拠点１の配達エリアごとに色分けして表示される。また、配達拠点１と販売店２の形状も見分けがつくように異なる形状で表示される。更に、販売店２…２の形状も、通常、宅配、フリーの種別に応じて異なる形状にて表示される。通常とは、配達形態３４０が輸送トラックによるルート輸送である場合をいい、宅配とは配達形態３４０が宅配便による場合をいい、フリーとはどの拠点１…１にも配達先として所属していない状態をいう。本実施形態では、凸アイコン６４…６４が拠点１…１を、家型アイコン６５…６５が宅配の販売店２…２を、十字アイコン６６…６６がフリー販売店２…２を、その他のアイコン６７…６７は通常の販売店２…２を示するものとして設定されている。なお、表示されている色や形状は本システム内において適宜変更可能である。
【００５９】
１以上の販売店２…２を選択後、選択販売店明細タブ６３を選択すると、選択した販売店２…２の販売店情報を、処理用販売店ファイル１６ｂに基づいて一覧させることができる。複数の販売店２…２の選択方法については後述する。
【００６０】
次に、ケースＴｅｓｔにおいて、現在表示されているシナリオ「ＭＡＳＴＥＲ」とは異なる配達エリアを作成する方法について説明する。異なる配達エリアの作成は、配達エリアの分割条件を変更することにより可能である。この分割条件の変更は分割条件設定画面にて行う。
【００６１】
分割条件設定画面を図９に示す。図９を用いて分割条件設定画面について説明する。処理用拠点ファイル１６ａに登録されている拠点１…１が、拠点リスト７０に一覧表示される。ケースＴｅｓｔは地域として「九州」のみが選択されたケースなので、九州に存在する拠点１…１が表示されている。すなわち、フォルダ名「九州」の拠点情報ファイル１１ａに存在する拠点１…１が表示される。拠点リスト７０において、チェックが付されている各拠点１…１は分割処理の対象とされ、チェックが外された拠点１…１は存在しないものとして分割処理が実行される。例えば、不要と思われる拠点１を存在しないものとして配達エリアをシミュレートする場合に、当該拠点１のチェックを外せばよい。図９では、表示されている拠点１…１はすべてチェックが入力されており、「熊本」にカーソルが合っている状態を示す。画面上の「全選択」ボタン７１を選択すると拠点リスト７０に表示されている全拠点１…１にチェックが入力され、「全解除」ボタン７２を選択すると拠点リスト７０に表示されている全拠点１…１のチェックが外される。拠点別パラメータとは、分割処理を行う際に拠点１ごとに変更可能なパラメータであり、本実施形態では拠点直配条件７３が設定されている。カーソルが合っている拠点１に対しての拠点直配条件７３が入力可能である。拠点直配条件７３とは、各配達拠点１から１日で配達可能な距離的条件である。本実施形態では、拠点直配条件７３における距離的条件を時間で設定する。例えば図９が示すように「９０」分と入力した場合は、当該拠点１から輸送トラックが片道９０分以内で行ける範囲を距離的条件として指定したことになる。以下、直配条件７３から求められる配達可能範囲となる距離を直配距離という。拠点直配条件７３として設定された時間を直配距離に換算する方法については後述する。なお、拠点直配条件７３にて指定した値は、拠点直配パラメータ３０９の値に対応する。フリー店舗の処理７４とは、分割処理の結果、どこの配達拠点１にも所属しない結果となった販売店２についての処理である。「直近の基地に所属」を選択すれば、距離が最短の拠点１に強制的に所属させることができ、この場合の配達形態３４０は「宅配」に設定される。「手動で設定」を選択すれば、所属フリーの販売店２として処理され、その後ユーザは自由に所属先を設定することができる。図９では、「手動で設定」が選択された状態を示す。なお、「直近の基地に所属」を選択した場合でも、分割処理後に手動で所属先の設定変更は可能である。「他の拠点にもセット」ボタン７５を選択すると、画面上に表示されている分割条件が拠点リスト７０で選択された拠点１…１に対して設定される。
【００６２】
分割条件の設定が完了した後、「登録」ボタン７６を選択するとシナリオマスタフォルダ１６内の処理用ファイル群１６ａ…１６ｄがＷＯＲＫ領域７にコピーされ、処理用ファイル群１６ａ´…１６ｄ´が作成される。以下、ＷＯＲＫ領域７にコピーされた処理用拠点ファイル１６ａ、処理用販売店ファイル１６ｂ、処理用統計情報ファイル１６ｃ、処理用操作情報ファイル１６ｄを、それぞれ処理用拠点ファイル１６ａ´、処理用販売店ファイル１６ｂ´、処理用統計情報ファイル１６ｃ´、処理用作業用ファイル１６ｄ´という。そのコピーされた処理用拠点ファイル１６ａ´及び処理用販売店ファイル１６ｂ´に対して分割処理が実行され、その結果が地図ウィンドウ５１、統計情報ウィンドウ５２に表示される。
【００６３】
分割処理後の各画面５１…５４には、上述したシナリオマスタフォルダ１６内の処理用ファイル群１６ａ…１６ｄに対応する分割処理後の処理用ファイル群１６ａ´…１６ｄ´についての内容が表示される。
【００６４】
ここで、分割条件設定画面（図９）にて処理対象として一部の拠点１…１のみが選択された場合は、処理用拠点情報ファイル１６ａ´は処理対象として選択された拠点１…１についての拠点情報を拠点情報ファイル１６から抽出して作成されてもよいし、選択された拠点１…１と選択されなかった拠点１…１との識別のための処理対象フラグを処理用拠点情報ファイル１６´の各拠点情報に設けてもよい。
【００６５】
分割処理の結果をシナリオとして保存する場合は、図１０（ａ）に示すシナリオ保存画面を表示させ、シナリオ名８１を指定して「保存」ボタン８２を選択する。図１０（ａ）ではシナリオ名８１として「シナリオ１」と指定した状態である。このシナリオ名８１はそのままシナリオフォルダ１７のフォルダ名となる。これによって、処理用ファイル群１６ａ´…１６ｄ´は、結果ファイル群１７ａ…１７ｄとして「シナリオ１」フォルダに格納される。既に保存されているシナリオがあればシナリオ一覧８３に表示される。保存処理の結果は図１０（ｂ）が示すように直ぐに管理ツリーウィンドウ５３に反映される。
【００６６】
更に異なる分割条件で配達エリアを作成する場合は、前述の分割条件設定画面（図９）を表示させ、分割条件を変更することにより、処理用ファイル群１６ａ…１６ｄをベースにして容易に作成することができる。異なる分割条件で作成された結果を、例えばシナリオ名を「シナリオ２」として保存することができる。
【００６７】
また、上記分割条件以外に、処理用拠点ファイル１６ａ´に対して新しい配達拠点１を追加したり削除することや、特定の配達拠点１についての拠点情報を変更することも可能である。当該機能は新規の拠点１について配達エリアをシミュレートする場合に有効である。配達拠点１の追加では、拠点追加画面にて、拠点１の拠点コード３００、拠点名３０１、優先度３０７、ＪＩＳ１１コード３０６、配達可能物量３０８を設定し、位置を地図ウィンドウ５１にて指定すれば、処理用拠点ファイル１６ａ´に新しい拠点１の拠点情報のレコードが追加される。
【００６８】
ここで、図１１（ａ）及び（ｂ）を参照しながら、本システムによる配達エリアの作成方法の手順について説明する。図１１（ａ）は、地図上に点在する配達拠点１…１及び販売店２…２の状態を簡略化して示した図である。三角の形状が配達拠点１ａ…１ｃであり、丸い形状が販売店２ａ…２ｌである。配達拠点１ａ…１ｃについての優先度３０７は、拠点１ａが一番高く、１ｂ、１ｃの順で低いとする。本システムによる処理は優先度３０７の高い順に行われる。よって、拠点１ａから拠点１ｂ、拠点１ｃの順で分割処理が行われる。
【００６９】
まず、拠点１ａについての分割処理について説明する。拠点１ａについての直配距離が拠点直配パラメータ３０９または拠点直配条件７３に基づいて中央処理装置３によって計算される。この計算方法については後述する。その直配距離を半径とし、拠点１ａの場所を中心とする円の範囲１００ａは、拠点１ａから直接ルート配達が可能な範囲である。この範囲を直配エリア１００ａという。この直配エリア１００ａ内に存在する販売店２ａ…２ｅは拠点１ａに一時的に対応付けられる。以下、販売店２ａ…２ｅが拠点１ａの直配エリア１００ａ内に存在することを販売店２ａ…２ｅが当該拠点１ａに仮所属するという。次に、拠点１ａに仮所属した販売店２ａ…２ｅについて、拠点１ａの配達能力を超えないように調整される。本実施形態では、販売店２ａ…２ｅの各回数加重配達量３４４を拠点１ａに距離が近い順に加算していき拠点１ａの配達可能物量３０８と比較する。上記回数加重配達量３４４の合計が拠点１ａの配達能力を超えたら、その超えたときに加算された回数加重配達量３４４に対応する販売２は拠点１ａの仮所属から外される。すなわち、販売店２ａから２ｂ、２ｃ、２ｄ・・・の順で各回数加重配達量３４４が加算され、例えば、販売店２ｄの配達物量３４４を加算した時点で拠点１ａの配達能力を超えた場合は、販売店２ｄは拠点１ａの配達エリアの仮所属から外される。次の販売店２ｅについての回数加重配達量３４４を加算して拠点１ａの配達能力を超えた場合は販売店２ｅも拠点１ａの仮所属から外されるが、超えない場合は外されない。図１１（ｂ）は、上記の計算の結果、拠点１ａに仮所属した販売店２ａ…２ｅのうち、販売店２ａ…２ｃが拠点１ａの配達能力内であるとされ、販売店２ａ…２ｃが拠点１ａの配達エリア１０１ａを構成するようすを示す。ここで、本実施形態においては、各配達拠点１の配達可能物量３０８は日単位の値であるのに対し、各販売店２の回数加重配達量３４４は週単位値であるため、単位を揃える計算が必要となる。その具体的な計算方法については後述する。
【００７０】
続いて拠点１ｂ及び拠点１ｃについても拠点１ａと同様に処理を行う。但し、図１１（ｂ）に示す販売店２ｉのように、拠点１ｃについての直配エリア１００ｃ内に存在するがすでに拠点１ｂの配達エリア１０１ｂに所属している場合、拠点１ｃは拠点１ｂより優先度が低いため、既に拠点１ｂに所属している販売店２ｉを仮所属させることはできない。
【００７１】
処理の結果としてどの拠点１ａ…１ｃにも所属しなかった販売店２ｄ、２ｅについては、分割条件画面の「フリー店舗の処理」７４にて指定した内容に従う。例えば、フリー店を宅配扱いとする場合は、販売店２ｄ、２ｅはそれぞれ距離が一番近い拠点１ａに所属させ、それぞれの配達形態３４０は「宅配」として設定する。
【００７２】
また、本実施形態では、同一ＪＩＳ１１コード３３６内にある販売店２…２は同一の拠点１から配達を受けることを前提とする。よって、例えば販売店２ａと販売店２ｌが同一ＪＩＳ１１コードに属する場合は、販売店２ａが直配エリア１００ａに仮所属した場合は、販売店２ｌが直配範囲内でなくても仮所属させる。次に、拠点１の配達能力によって販売店２ｌが当該仮所属から外れる場合は、直配エリア１００ａ内にある販売店２ａも当該仮所属から外される。
【００７３】
中央処理装置３にて実際に行われる配達エリア作成処理について図１２及び図１３に示すフローチャートに従って説明する。図１２及び図１３は、分割条件画面（図９）にて分割条件が設定された後、分割処理が終了するまでの処理の流れを示す。
【００７４】
まず初めに、ステップＳ２００にてシナリオマスタフォルダ１６に格納されている各処理用ファイル群１６ａ…１６ｄがＷＯＲＫ領域７にそれぞれコピーされ、それぞれ処理用ファイル群１６ａ´…１６ｂ´が作成され、処理用販売店ファイル１６ｂ´に格納されている販売店情報の拠点コード３００はすべてＮＵＬＬに設定される。以下に説明する各処理はＷＯＲＫ領域７にて行われる。次にステップＳ２０１に進み、処理用拠点ファイル１６ａ´から優先度３０７の高い順に１レコード読む。
【００７５】
次にステップＳ２０２にて、新規に読む拠点情報の読み込みが終了しているか否かが判断される。終了していない場合は、ステップＳ２０３へ進む。以下、ステップＳ２０１にて読み込まれた拠点情報の拠点１を当該拠点１という。なお、「読む」とは、読み込まれた拠点情報の各データは次の拠点情報が読み込まれるまで一時的にＷＯＲＫメモリ７に保管されることをいう。以下同様である。
【００７６】
ステップＳ２０３では、中央処理装置３が距離対応付け手段３ａとして、直配エリア内、すなわち当該拠点１から直配距離内に存在する販売店２…２の販売店情報を処理用販売店ファイル１６ｂ´から抽出し、当該拠点１についての直配エリアに所属する販売店２…２としての中間ファイルＩを作成する。本実施形態では、当該拠点１と各販売店２間の直線距離が直配距離以下である場合に当該拠点１の直配エリアの範囲内であると判断する。なお、本実施形態においては同一ＪＩＳ１１コード３３６内に存在する販売店のうち少なくとも１の販売店２がかかる範囲内の場合は、同一ＪＩＳ１１コードである他のすべての販売店２…２についての販売店情報もすべて中間ファイルＩに抽出する。
【００７７】
次に、ステップＳ２０４にて、この中間ファイルＩに存在する販売店２…２を当該拠点１からの距離が近い順に１レコード読む。ステップＳ２０５にて中間ファイルＩから販売店情報が読み込めたか否かが判断され、読み込めた場合は、ステップＳ２０６へ進む。以下、ステップＳ２０４で読み込まれた販売店情報の販売店２を当該販売店２、当該販売店２の販売店情報を当該販売店情報という。
【００７８】
ステップＳ２０６からステップＳ２０９では、当該販売店２が既に他の拠点１にも所属している場合の処理が行われる。まず、ステップＳ２０６で当該販売店情報の拠点コード３００がＮＵＬＬか否かを判断する。拠点コード３００がＮＵＬＬの場合はステップＳ２０７へ進む。ステップＳ２０７では当該販売店２と同じＪＩＳ１１コード３３６を有する販売店情報を中間ファイルＩからすべて抽出し、当該販売店情報と合わせて中間ファイルＩＩを作成する。この時、中間ファイルＩＩに抽出された販売店情報は中間ファイルＩから削除する。または、既に読み込まれたことを示すフラグを設け、そのフラグを立ててもよい。なお、当該販売店２のＪＩＳ１１コード３３６に他の販売店２が存在しない場合は、この中間ファイルＩＩは当該販売店２の販売店情報のみが存在することになる。
【００７９】
一方、ステップＳ２０６でＮＵＬＬでないと判断された場合は、既に拠点コード３００が設定されている場合である。本実施形態では優先度３０７の高い順に処理を行っているので、かかる場合は、必ず当該拠点１よりも優先度３０７の高い拠点１の拠点コード３００が設定されている。よって、中間ファイルＩから当該販売店２を削除する処理が行われる。すなわち、ステップＳ２０６にてＮＵＬＬでないと判断された場合はステップＳ２０９へ進み、当該販売店２と同じＪＩＳ１１コード３３６を有する販売店情報を中間ファイルＩからすべて削除する。その後次の販売店情報について処理を行うためにステップＳ２０４へ戻る。
【００８０】
ステップＳ２０７にて中間ファイルＩＩが作成されると、ステップＳ２１０へ進む。以下、ステップＳ２１０及びステップＳ２１１は中央処理装置３が配達物合計物量算出手段３ｂとして機能する処理である。ステップＳ２１０では、中間ファイルＩＩに存在する販売店情報の回数加重配達量３４４の合計が以下の要領で算出される。販売店情報の回数加重配達量３４４は週単位の値なので、これを日単位にする。比較する拠点情報の配達可能物量３０８が日単位であるからである。例えば、販売店２の店属性３３９が「通常」の場合は、週５日配達する属性として当該販売店２の回数加重配達量３４４を５で割った値、「コンビニエンスストア」の場合は週６日配達する属性として６で割った値が日単位の回数加重配達量３４４となる。中間ファイルＩＩに存在する販売店２…２の各々の日単位の回数加重配達量３４４を算出し、それらの合計値を算出後、ステップＳ２１１へ進む。
【００８１】
ステップＳ２１１では、現時点の処理用販売店ファイル１６ｂ´において拠点コード３００に当該拠点１の拠点コード３００が設定されている販売店２…２についての日単位の回数加重配達量３４４の合計値と、ステップＳ２１０で算出された合計値を加算する。以下、この加算された値を合計配達物量という。次にステップＳ２１２へ進み、合計配達物量と当該拠点１の配達可能物量３０８とを比較する。このステップＳ２１２〜ステップＳ２１４は中央処理装置３が配達エリア形成手段３ｃとして機能する処理である。合計配達物量≦当該拠点１の配達可能物量３０８である限り、当該拠点１の物量条件を満たすとして、当該販売店２を当該拠点１に配達先として所属させる。具体的には、ステップＳ２１３にて中間ファイルＩＩにある販売店２…２に対応する、処理用販売店ファイル１６ｂ´の販売店情報の拠点コード３００を当該拠点１の拠点コードに、配達形態３４０を「ルート」に設定する。その後、次の販売店情報を読み込むためにステップＳ２０４へ戻る。合計配達物量＞当該拠点１の配達可能物量３０８となった場合は、中間ファイルＩＩに存在する販売店２…２は当該拠点１に所属できないので、ステップＳ２１４にて合計配達物量の値を、ステップＳ２１１で中間ファイルＩＩにかかる合計値が加算がされる前の合計配達物量の値に戻す。その後、次の販売店情報を中間ファイルＩから読むためにステップＳ２０４へ戻る。
【００８２】
ステップＳ２０４にて中間ファイルＩに販売店２…２の販売店情報が存在しない場合はステップＳ２０５で販売店情報の読み込みの終了と判断される。次の販売店情報を読み込めた時はステップＳ２０６へ進み、次の販売店２について上述した処理が繰り返される。ステップＳ２０５にて販売店情報の読み込み終了と判断されると、次の拠点１についての処理を開始するため、ステップＳ２０１へ戻り、次の拠点１についての拠点情報を処理用拠点ファイル１６ａ´から読む。選択された拠点１について拠点情報がすべて読み込まれている場合は拠点情報の読み込み終了と判断され、配達エリア作成処理の終了となる。次の拠点情報が読み込めた場合は、ステップＳ２０２へ進み、次の拠点１について上述した処理が繰り返される。
【００８３】
以上の処理の結果いずれの拠点１…１にも所属しない販売店２…２、すなわち処理用販売店ファイル１６ｂ´に販売店情報が存在し、その拠点コード３００がＮＵＬＬである販売店２…２については、分割条件画面の「フリー店舗の処理」の設定に従って処理される。「フリー」のままとする場合は拠点コード３００はＮＵＬＬのままとなり、宅配とする場合は、当該販売店２の販売店情報は、拠点コード３００には例えば距離が一番近い拠点１の拠点コード３００が設定され、配達形態３４０には宅配が設定される。
【００８４】
なお、本実施形態においては、配達エリアが作成された後、拠点１ごとに単店数、加重店数、加重物量についての統計値を一般店、コンビニエンスストア別、及びその合計を算出し、処理用統計情報ファイル１６ｃ´に設定する。その結果は統計情報ウィンドウ５２に表示される。なお、統計値は処理結果後に算出してもよいし、処理中に加算されてもよい。
【００８５】
分割処理の結果が設定されている処理用ファイル１６ａ´…１６ｄ´は、保存画面（図１０（ａ））にて保存処理を行うと、結果ファイル１７ａ…１７ｄとしてシナリオフォルダ１７に格納され、記憶装置５にて管理される。
【００８６】
上述した分割処理においては、中間ファイルＩ及びＩＩを作成したが、中間ファイルＩ及びＩＩを作成せずに、該当する販売店情報にフラグを立てて他の販売店と識別する方法もある。また、中間ファイルＩ及びＩＩにおいては、販売店情報を１レコード抽出する必要はなく、例えば販売店コード３３０だけを抽出し、他の情報については、必要な時に販売店コード３３０をキーにして得るようにすることも可能である。
【００８７】
また、システムの構成によってはデータをファイルから読み込む際にソートを行ってから読み込んでもよい。
【００８８】
ここで、本システムにおける、距離から時間を換算する方法について説明する。距離は一般的に速度×時間によって算出される。例えば時間が９０分と入力された場合の距離は、時速×１．５である。時速の値として、例えば行政区テーブル１０ａの行政区速度２９１を適用することも可能である。しかし、移動する２点間距離によって、移動速度は変化する。例えば、２点間が近い場合は速度が行政区速度２９１まで伸びない。よって、本システムにおける移動速度は、より実情に近い条件によるシミュレートを実現するため、行政区速度２９１を均一的に使用するのではなく、移動する距離に応じて変化させることとした。また、都会と田舎とでの著しい交通事情の差を考慮して、田舎型と都会型に区別して取り扱う。図１４（ａ）及び（ｂ）は、２点間の移動距離に応じて移動速度の変化を示すグラフである。図１４（ａ）は都会型のグラフであり、図１４（ｂ）は田舎型のグラフである。これらのグラフは以下の式にて表現することができ、各々についての速度を得ることができる。
【００８９】
【数１】

Figure 2004164434
【００９０】
Ｉは２点間の直線距離を、Ｓｍは行政区速度３１１の最高速度を、Ｒｉは初速係数、Ｔは立ち上がり係数を示す。よって、本システムにおける直配距離は、Ｖ×時間（拠点直配条件７３）を計算することによって得られる。本実施例では、初速係数Ｒｉを０．３７とし、都会型として立ち上がり係数Ｔを１とし、田舎型として立ち上がり係数Ｔを０．３とする。なお、これらの値はシステム内で変更可能である。都会フラグ３１１、３４２が都会を示すときは都会型の立ち上がり係数Ｔを用い、田舎を示すときは田舎型の立ち上がり係数Ｔを用いて上記の式から速度がそれぞれ算出される。そして、算出された速度に拠点直配条件７３として設定された時間を掛けることによって直配距離が算出される。
【００９１】
本システムにおける、地図上の販売店２…２や配達拠点１…１を選択する方法について説明する。本システムにおいては、４種類用意されている。図１５（ａ）は、通常選択を示す。地図上で選択する販売店２…２または配達拠点１…１にカーソルを合わせてマウスをクリックすると、四隅に白い四角がついて選択された状態となる。図１５（ｂ）〜（ｄ）は、範囲を指定することによって、その範囲内にある複数の販売店２…２や拠点１…１を一度に選択できる方法である。図１５（ｂ）は、矩形選択の状態を示す。メニューバーまたはツールバーにて矩形選択を選択することによって可能になる。選択する範囲を囲むようにマウスをドラッグし、指をマウスから離して矩形の大きさを決定すると、当該矩形内の販売店２…２が選択された状態になる。図１５（ｃ）は、多角形選択を示す。メニューバーまたはツールバーにて多角形選択を選択することによって可能になる。マウスを左クリックで多角形の頂点となる場所を指定していき、最後に右クリックで多角形を綴じると、当該多角形の範囲内の販売店２…２や配達拠点１…１が選択された状態となる。図１５（ｄ）は、自由曲線選択を示す。メニューバーまたはツールバーにて自由曲線選択を選択することによって可能になる。指定したい範囲を囲むように、マウスをドラッグすることによって曲線を描くと、始点と終点が結ばれ、範囲選択が行われる。
【００９２】
本発明は上述した実施形態に限定されず、種々の形態にて実施してよい。例えば、地域の単位や数はユーザの必要に応じて設定可能である。また、販売店２…２についての追加、削除、変更の処理を加えてもよい。
【００９３】
また、本実施形態は、本システムがスタンドアロンのコンピュータ上で稼動するが、各装置３、４、５、６、７はネットワーク上にノードとして存在させ、ネットワーク上のシステムとして実現してもよい。
【００９４】
本実施形態では、配達拠点１に関する情報についてマスタファイル１１ａが用意されているが、配達拠点１…１に関する情報については、必要に応じて必要な項目を入力する構成でもよい。また、初期立ち上げ時に、拠点情報ファイル１１ａにおける拠点直配パラメータ３０９〜変更フラグ３１２は設定されている必要はなく、本システムによる処理の実行中に設定されればよい。
【００９５】
また、本実施形態では、ＷＯＲＫ領域７を設けて分割処理を行ったが、例えば、本システムにおける分割処理を実現するＤＬＬを作成し、各処理用ファイル１６ａ…１６ｃのデータ内容を引数としてこのＤＬＬに適宜設定し、分割処理を行っても良い。
【００９６】
コンピュータによる分割処理結果の後、ユーザが自由に特定の販売店２を特定の配達拠点１に所属させる機能を付加してもよい。また、特定の配達拠点１や販売店２を画面６への表示させるか否かを、ユーザによる選択を可能にしてもよい。
【００９７】
更に、本実施形態においては、配達物としてタバコを用いたが、配達物はこれに限らず、また、複数の種類の配達物を配達する場合であっても、本発明は、拠点情報ファイル１１ａ及び販売店情報ファイル１１ｂ及び拠点情報ファイルそれぞれに、各配達物の種類を識別できる識別子と各配達物に対応するデータを加えることによって、各配達物についての配達エリアの作成も可能である。
【００９８】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によって、時間的条件及び物量条件に基づいて、配達エリアをシミュレートし、現在既に存在する複数の配達拠点の配達エリア間の調整や、配達拠点配置の際の場所の検討、及び不要な拠点の探索についての検討ツールともなる配送エリアシミュレーションシステムとそのプログラム及びその方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】複数の配達拠点と複数の配達先を示す。
【図２】本発明におけるシステム構成の一例を示す。
【図３】本実施形態におけるファイル構成を示す。
【図４】本実施形態におけるホームフォルダ作成画面を示す。
【図５】図５（ａ）はマスタファイルメンテナンス起動画面を示し、図５（ｂ）はマスタファイル登録画面を示す。
【図６】新規ケース作成画面を示す。
【図７】配達エリア作成結果画面を示す。
【図８】地図ウィンドウの拡大図を示す。
【図９】分割条件設定画面を示す。
【図１０】図１０（ａ）はシナリオ保存画面を示し、図１０（ｂ）は保存処理が反映された管理ツリーウィンドウを示す。
【図１１】本実施形態における配達エリアの作成方法を示す。
【図１２】配送エリア作成の処理手順を示すフローチャートを示す。
【図１３】図１２に示すフローチャートの続きを示す。
【図１４】図１４（ａ）は都会における速度曲線を示し、図１４（ｂ）は田舎における速度曲線を示す。
【図１５】図１５（ａ）は通常選択のようすを示し、図１５（ｂ）は矩形選択のようすを示し、図１５（ｃ）は多角形選択のようすを示し、図１５（ｄ）は自由曲線選択のようすを示す。
【図１６】図１６（ａ）は行政区テーブルが保有するデータ項目を示し、図１６（ｂ）は処理用統計情報ファイルが保有するデータ項目を示す。
【図１７】拠点情報ファイルが保有するデータ項目を示す。
【図１８】販売店情報ファイルが保有するデータ項目を示す。
【符号の説明】
１ 配達拠点
２ 販売店
３ 中央処理装置
４ 入力装置
５ 記憶装置
５ｂ ホームフォルダ
６ 出力装置
７ ＷＯＲＫ領域
１０ ＭＡＳＴＥＲフォルダ
１１ 地域フォルダ
１１ａ 拠点情報ファイル
１１ｂ 販売店情報ファイル
１４ ケースフォルダ
１６ シナリオマスタフォルダ
１７ シナリオフォルダ
５１ 地図ウィンドウ
１００ａ、１００ｃ 直配エリア
１０１ａ、１０１ｂ 配達エリア[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a system, a program, and a method for simulating a delivery area for each of a plurality of delivery points.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In the logistics industry, many computer systems for creating a delivery schedule aimed at reducing logistics costs have already been disclosed. For example, Patent Document 1, Patent Document 2, and the like. However, these systems optimize the delivery schedule from one delivery base to a plurality of delivery destinations, and consider which delivery destination belongs to which delivery base when there are a plurality of delivery bases. Not. They also position reduction of distribution costs as reduction of labor (lead time).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-8-166939
[Patent Document 2]
JP-A-9-311702
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the determination and adjustment of the delivery area for each delivery base can only be performed by a complicated manual operation, and furthermore, when configuring the delivery area, the deliverable time, deliverable quantity and delivery are required. It took a lot of time because various physical quantities were complicatedly entangled. That is, when there are a plurality of delivery areas, the delivery ability of each delivery base is fully utilized, there are no unnecessary delivery bases, or what kind of delivery area is configured is optimal in terms of distribution cost. It was difficult to judge immediately.
[0005]
Therefore, the present invention simulates a delivery area based on a time condition and a physical quantity condition related to delivery, adjusts a plurality of delivery areas that already exist, examines a location of a delivery base to be newly arranged, and eliminates the need. An object of the present invention is to provide a delivery area simulation system, a program, and a method thereof, which can be used as a study tool for searching for a suitable base.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Hereinafter, the present invention will be described. In addition, in order to facilitate understanding of the present invention, reference numerals in the accompanying drawings are added in parentheses, but the present invention is not limited to the illustrated embodiment.
[0007]
According to the present invention, each of the plurality of delivery destinations (2... 2) belongs to any one of the plurality of delivery bases (1. A delivery area simulation system for creating (101a, 101b), the delivery destination identification information (330) capable of mutually identifying the plurality of delivery destinations, and the delivery amount of a predetermined delivery at each of the plurality of delivery destinations. Information (337, 338) and information (332, 333, 334, 335) relating to the location of each of the plurality of delivery destinations. Delivery base identification information (300) capable of mutually identifying delivery bases, and information (302, 303, 304, 30) on each of the plurality of delivery bases ) And delivery base information storage means (11a) for associating and storing information (308) relating to the delivery capability of the predetermined delivery item at each of the plurality of delivery destinations, Based on the information on the location and the information on the location of each of the plurality of delivery bases, determine information on a distance between each of the plurality of delivery destinations and each of the plurality of delivery bases, based on the information. A distance information associating unit (3a) for associating each of the plurality of delivery destinations with any one of the plurality of delivery locations; and a distance information associating unit (3a) for associating each of the plurality of delivery destinations with each of the plurality of delivery locations. Total delivery quantity calculation means (3b) for calculating a total of the delivery quantity for each of the plurality of delivery bases based on the information on the delivery quantity; And, according to the result of the association in the distance information associating means and the total of the delivery quantities, each of the plurality of delivery destinations such that the total of the delivery quantities does not exceed the delivery capacity at each of the plurality of delivery bases. Belonging to any one of the plurality of delivery bases, and forming the delivery area of each of the plurality of delivery bases (3c); and the plurality of delivery areas formed by the delivery area forming means. The above-mentioned problem is solved by a delivery area simulation system having delivery area output means (6) for outputting each delivery area of each delivery base so as to be distinguishable from each other.
[0008]
Thus, according to the present invention, when a plurality of delivery destinations exist for a plurality of delivery bases, the delivery area of each delivery base can be simulated in consideration of the distance condition and the physical quantity condition, and the efficiency of distribution can be improved. It also provides tools for reviewing delivery areas for the purpose of reducing logistics costs.
[0009]
Note that the output means in the present invention includes means for outputting a file electronically as a file, in addition to means for outputting the image so that a human can visually recognize it with a monitor or a printer.
[0010]
Further, the distance information associating means may determine the plurality of delivery destinations existing from each of the plurality of delivery bases to a deliverable distance (309) at each delivery base based on the information on the distance. It may be associated with each base. Thus, for example, a delivery area can be simulated using a distance range that can be delivered in one day as a distance condition.
[0011]
The distance information associating unit may be configured to determine the plurality of delivery destinations present in a circle (100a, 100c) having a radius of the deliverable distance with respect to each of the plurality of delivery bases as a delivery center at the center of the circle. It may be associated with a base. This makes it possible to simulate a delivery area by uniformly associating delivery destinations having a certain distance relationship from each delivery base.
[0012]
The deliverable distance may be calculated from information on a delivery time at each of the plurality of delivery locations. As a result, the distance can be converted from the time, so that the distance condition can be specified as the time condition. For example, the distance condition in consideration of the working hours of the worker can be easily specified.
[0013]
In addition, the calculation may be performed in consideration of a maximum speed (291) of a different administrative district speed depending on an area where each of the plurality of delivery bases exists. As a result, the speed difference between transport vehicles in the urban area and the countryside can be adjusted, and a delivery area suitable for the road conditions in the urban area and the countryside can be simulated. Further, the calculation may take into account a traveling speed according to a moving distance of a transport vehicle transporting the delivery. With this, the distance can be calculated in consideration of the traveling speed of the transport vehicle that varies depending on the traveling distance, so that it is possible to simulate a delivery area based on more realistic conditions.
[0014]
The delivery capability may be an amount of the predetermined deliverable deliverable per unit time at each of the plurality of delivery locations. By setting the delivery capacity of the delivery base to the quantity per unit time, it becomes possible to examine the quantity condition per unit time.
[0015]
The total delivery amount calculation means may calculate a total of the delivery amounts leveled in the unit time of the unit time based on the information on the delivery amount. This makes it possible to calculate the total of the delivery quantity obtained by combining the delivery capacity of the delivery base and the time unit, and to easily compare the delivery capacity with the total of the delivery quantity.
[0016]
The unit time may be one day. As a result, it is possible to specify physical quantity conditions in units of one day.
[0017]
Each of the plurality of delivery bases has a priority, and when the distance information associating unit associates any of the plurality of delivery destinations with two or more of the plurality of delivery bases, the delivery area formation is performed. In the means, the delivery destination may be associated with a delivery base having a higher priority among the plurality of delivery bases. With this, even if one delivery destination can belong to a plurality of delivery bases depending only on the distance condition and the physical quantity condition, the delivery destination is always associated with only the delivery base having the higher priority. It is possible to avoid overlapping affiliations where the delivery destination is a delivery destination of a plurality of delivery bases.
[0018]
The delivery area forming means may cause the plurality of delivery destinations having the same specific information (336) to belong to the same delivery base among the plurality of delivery bases. Thereby, for example, all the delivery destinations of the same JIS11 code can belong to the same delivery base and simulate the delivery area. Information for area division can be aggregated in a unit of a certain JIS code, and standardization relating to the collection and distribution of this information can enhance scalability and versatility to other tasks.
[0019]
When the delivery form in the delivery area is route delivery from the plurality of delivery bases, as a result of the processing by the delivery area forming means, the plurality of delivery destinations (2e, 2e, In 2d), the delivery mode (340) may be changed to belong to any one of the plurality of delivery sites. Thereby, the delivery destinations that meet the distance condition and the physical quantity condition are assigned to each delivery base as the delivery form as the route delivery, and the delivery destinations that do not meet the above conditions at any delivery base are delivery forms other than the route delivery, for example, home delivery. It can be assigned to any delivery base as a treatment.
[0020]
Further, the technical idea of the present invention can also be provided as a program for realizing the above-described delivery area simulation system on a computer.
[0021]
That is, the present invention assigns each of the plurality of delivery destinations (2... 2) to any one of the plurality of delivery bases (1. A delivery area simulation program for functioning as a means for creating delivery areas (101a, 101b), comprising: a computer for delivering destination identification information (330) capable of mutually identifying the plurality of destinations; Delivery destination information storage for storing information (337, 338) relating to the delivery quantity of a predetermined delivery and information (332, 333, 334, 335) relating to the location of each of the plurality of delivery destinations in association with each other Means (11b), delivery base identification information (300) capable of mutually identifying the plurality of delivery bases, and each of the plurality of delivery bases. Means (302, 303, 304, 305) relating to the location of the customer and information (308) relating to the delivery capability of the predetermined delivery item at each of the plurality of delivery destinations are stored in association with each other. (11a) and, based on the information on the location of each of the plurality of delivery destinations and the information on the location of each of the plurality of delivery locations, between each of the plurality of delivery destinations and each of the plurality of delivery locations. Distance information associating means (3a) for associating each of the plurality of delivery destinations with any one of the plurality of delivery bases based on the information; Based on the information on the delivery quantity of each of the associated delivery destinations, the According to the total delivery amount calculating means (3b) for calculating the total delivery amount, and the total of the delivery quantities according to the result of the association by the distance information associating means and the total of the delivery quantities, each of the plurality of delivery bases A delivery area forming means (3c) for causing each of the plurality of delivery destinations to belong to any one of the plurality of delivery bases so as not to exceed the delivery capability in (3), and forming the delivery area of each of the plurality of delivery bases. And a delivery area output means (6) for outputting the delivery areas of each of the plurality of delivery bases formed by the delivery area formation means so as to be mutually identifiable. Provide a simulation program.
[0022]
Further, the technical concept of the present invention may be provided as a delivery area creating method for causing a computer to function.
[0023]
That is, according to the present invention, the plurality of delivery destinations (2... 2) belong to any one of the plurality of delivery locations (1. A delivery area simulation method for creating respective delivery areas (101a, 101b), wherein delivery destination identification information (330) capable of mutually identifying the plurality of delivery destinations, A procedure for storing information (337, 338) relating to the delivery quantity of the delivery and information (332, 333, 334, 335) relating to the location of each of the plurality of delivery destinations in association with each other; And the information (302, 303, 304, 30) relating to the location of each of the plurality of delivery bases. ) And information (308) relating to the delivery capability of the predetermined delivery at each of the plurality of delivery destinations are stored in association with each other, and information relating to the location of each of the plurality of delivery destinations and the plurality of Based on the information on the location of each of the delivery bases, information about the distance between each of the plurality of delivery destinations and each of the plurality of delivery bases is obtained, and based on the information, A procedure for associating each of the plurality of delivery bases with the plurality of delivery bases, based on information relating to the delivery quantity of each of the plurality of delivery destinations associated with each of the plurality of delivery bases; Calculating the total of the delivery quantities for each, and the result of the association in the distance information association means and the total of the delivery quantities Therefore, each of the plurality of delivery destinations is assigned to any one of the plurality of delivery bases so that the total of the delivery quantities does not exceed the delivery capability at each of the plurality of delivery bases, and Causing the computer to execute a procedure of forming each of the delivery areas and a procedure of outputting each of the delivery areas of each of the plurality of delivery bases formed by the delivery area forming means so as to be mutually identifiable. A featured delivery area simulation method is provided.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, there are a plurality of delivery bases 1... 1 and a plurality of stores 2... 2 as delivery destinations. The case of delivery to the store 2 will be described as an example. Hereinafter, in the present embodiment, the delivery area of the delivery base 1 is referred to as a range in which the sales outlets 2... 2 to which the cigarettes delivered from the delivery base 1 are delivered. 2 are referred to as “the store 2... 2 belongs to the delivery base 1” or “the store 2... 2 belong to the delivery area of the delivery base 1”. Further, the computer system based on the present embodiment is referred to as the present system, and creating the delivery area of the delivery base 1 by the present system is referred to as processing by the present system. The process of creating a delivery area may be divided or divided, and the delivery base 1 may be referred to as a base 1.
[0025]
FIG. 2 shows an example of a system configuration according to the present invention. The central processing unit 3 of the computer is connected to the input device 4 as input means, the WORK area 7 where data processing relating to the creation of the delivery area is performed, and the output device 6 as output means so as to be able to transmit and receive data. . The connection between the devices 3, 4, 5, 6, and 7 may be wireless or wired.
[0026]
The input device 4 corresponds to a keyboard, a mouse, or the like, and refers to a device having a function of allowing a user to appropriately input data necessary for processing by the present system and transmitting the data to the central processing unit 3. Examples of the input data include selection instruction data of a region to be divided or the delivery base 1 and various changeable parameter values. The output device 6 is a device that outputs the contents input by the input device 4 and the processing result performed in the WORK area 7, and is a device such as a monitor or a printer that outputs in a form visually recognizable by humans. In addition, a device output as a file such as an optical disk or a hard disk is also included.
[0027]
The storage device 5 stores various programs 5a and home folders 5b necessary for realizing the processing by the present system. The home folder 5b refers to a folder secured as a place for storing various data used in processing by the present system. Details of various data stored in the home folder 5b will be described later.
[0028]
The storage device 5 here may be a non-volatile memory or a volatile memory that can temporarily store the data. When the central processing unit 3 acquires various data used in the processing by the present system by using the input device 4 instead of the above-described file, the input data is temporarily stored in the volatile memory.
[0029]
The WORK area 7 is a memory area where data necessary for creating a delivery area is copied from the home folder 5b as processing data and processing is performed. The storage device 5 is connected to the WORK area 7 so that data can be transmitted and received. Data is read from the storage device 5 as appropriate according to instructions from the central processing unit 3 and processing is executed.
[0030]
The central processing unit 3 includes a distance information associating unit 3a, a total delivery amount calculating unit 3b, and a delivery area forming unit 3c, and is based on data input from the input device 4 or data stored in the storage device 5. The processing by each means is executed in the WORK area 7, and the result is output to the file 5b or the output device 6.
[0031]
Next, the details of the folder structure and various files stored in the home folder 5b in the storage device 5 will be described with reference to FIG. The file format does not matter as long as the processing by this system can be realized.
[0032]
The outline of the file configuration in the present embodiment is as follows. The master file of the present system includes the administrative district table 10a, the base information file 11a, and the store information file 11b, and a processing file group as a master file for performing the division process in each case. 16a to 16d. The base information file 11a is a delivery base information storage unit in the present embodiment, and the store information file 11b is a delivery destination information storage unit in the present embodiment. The processing results are stored as result file groups 17a to 17d in the scenario folder 17. Therefore, the processing file groups 16a... 16d are not overwritten. Therefore, based on the processing file groups 16a. it can. Hereinafter, the file configuration in the present embodiment will be specifically described.
[0033]
As shown in FIG. 3, the file configuration in the present embodiment is managed by a hierarchical structure in which a plurality of folders have a home folder 5b as a top. There are folders 10... 12 related to the master and folders 13... 15 related to the case immediately below the home folder 5 b, and folders 16. The case is a unit that makes the division target area the same, and the scenario is a unit of the result of each processing performed by changing various conditions for the division processing in the same area.
[0034]
The folders 10 to 12 relating to the master file will be described. The master file folders 10... 12 include a MASTER folder 10 and a regional folder 11. The MASTER folder 10 stores and manages an administrative district table 10a and a plurality of regional folders 11...
[0035]
In each region folder 11, a base information file 11a and a store information file 11b are collectively managed for each region. The base information files 11a... 11a store information about the delivery bases 1... 1, and the store information files 11b. For example, the regional folder 11 of the Kyushu region stores a base information file 11a having information on the delivery bases 1 ... 1 existing in the Kyushu region and a store information file 11b having information on the stores 2 ... 2 existing in the Kyushu region. Is done. Information stored in each of the information files 11a and 11b will be described later. The plurality of regional folders 11... 11 may be stored and managed in the master folder group folder 12.
[0036]
The administrative district table 10a is a table for managing information on the traveling speed of the delivery truck for delivery in association with the regional information. Information managed in the administrative district table 10a will be described later.
[0037]
The case folders 13... 15 include a CASE folder 13 and a case folder 14. The CASE folder 13 stores and manages a scenario information file 13a and a plurality of case folders 14. The scenario information file 13a is a file that comprehensively manages information about the scenario, such as the scenario name and the date on which the scenario was created. The case folder 14 is a folder created for each case. In each case folder 14, a plurality of scenario folders 17... 17 and one scenario master folder 16 are stored and managed. A plurality of case folders 14... 14 may be stored in the case folder group folder 15 and managed.
[0038]
The scenario master folder 16 stores processing file groups 16a to 16d that function as master files in the same case.
[0039]
The processing base file 16a has the data of the base information file 11a and is a master file of the base information in each case. In this embodiment, the data item of the processing base file 16a is treated as the same as the data item of the base information file 11a. However, the processing base file 16a may be obtained by adding necessary data to the data item of the base information file 11a. A plurality of site information files 11a... 11a may constitute one processing site file 16a. The processing base file 16a exists as a file that cannot be overwritten and is used as a master file many times in a case.
[0040]
The processing store file 16 has the data of the store information file 11b and is a master file of the store information in each case. The relationship between the processing store file 16 and the store information file 11b is the same as the relationship between the processing base file 16a and the base information file 11a described above.
[0041]
The processing statistical information file 16c includes, for each delivery base 1 based on the processing base file 16a and the processing store file 16b, statistical values such as the number of stores 2... Is a file having information for confirming the operation status of the base 1. In addition, the files stored in the scenario master folder 16 include a processing work file 16d for managing information necessary for work in the present system such as the position of a cursor in real time.
[0042]
The scenario folders 17... 17 store the execution results of each delivery area creation process. The scenario 17 is a result of processing performed on the processing file groups 16a to 16d in the scenario master folder 16. The result file groups 17a to 17d are stored. The plurality of scenario folders 17... 17 may be collectively stored in the scenario folder group folder 18 and managed.
[0043]
Next, data items stored in the administrative district table 10a, the base information file 11a, and the store information file 11b, which are master files in the present embodiment, will be described. The master files 10a, 11a, 11b may be created for the present system, or data items common to other systems may be created by extracting from a master shared with other systems. .
[0044]
The administrative district table 10a is a table having information on the traveling speed of the truck in JIS5 units, and is stored directly in the master 10 and managed. The data items of the administrative district table 10a are shown in FIG. The JIS5 code 290 is a 5-digit land code by the Ministry of Home Affairs, and the average administrative district speed 291 is the average running speed of a truck in a region corresponding to the JIS5 code 290. The countryside city flag 292 is a flag for identifying whether the area corresponding to the JIS5 code 290 is a city or countryside. In the present embodiment, 0 is set for a country and 1 is set for a city.
[0045]
The base information file 11a is a file having information on the delivery base 1 as data, and details of the data items are shown in FIG. Hereinafter, the data item shown in FIG. 17 is referred to as one record of the base information file 11a, and the data item included in the one record is referred to as base information. Hereinafter, each data item will be described. The base code 300 is delivery base identification information in the present system, and is a code assigned to each delivery base 1 to identify each delivery base 1. It is desirable that each delivery site 1 nationwide be uniquely assigned. The base name 301 is the name of the delivery base 1 (hereinafter referred to as “the base”) corresponding to the base code 300. The present embodiment has XY coordinate information 302 and 303 as information on each of the plurality of delivery bases. The X coordinate 302 and the Y coordinate 303 are the X coordinate and the Y coordinate when the position where the base 1 exists is represented in the calculation coordinate system. The longitude 304 and the latitude 305 are approximate values of the longitude and the latitude on the map of the place where the base 1 exists, and are used for displaying on the screen 6 in the present embodiment. The JIS 11 code 306 is an 11-digit land code by the Ministry of Home Affairs where the base 1 is located. The priority 307 refers to a priority order in which the store 2 belongs preferentially among the bases 1... 1 in the same base information file 11a. The deliverable amount 308 is an upper limit amount that can be delivered within a predetermined period, and is a value indicating the delivery capability of the base 1. In the present embodiment, it is the number of cigarettes that can be delivered from the base 1 per day. Hereinafter, when referring to the physical quantity in the present embodiment, it refers to the number of cigarettes. The base direct delivery parameter 309 is a value that specifies a distance range that can be delivered in one day from the base 1 as a distance condition when creating a delivery area. The value can be changed by the user when creating the delivery area. The administrative district speed 310 and the city flag 311 are values set from the administrative district speed 291 and the city flag 292 of the administrative district table 10a based on the JIS 11 code 306, respectively. The change flag 312 is a flag for identifying whether or not the base information has been changed. This is a flag for identifying whether or not to be calculated when recalculating the statistical value in the statistical information file 16c. If the base information is changed, the logical value is set to true, and the others are set to false. The default value is false.
[0046]
The store information file 11b is a file having information on the store 2 as a data item, and details of the data item are shown in FIG. Hereinafter, the data item shown in FIG. 18 is referred to as one record of the store information file 11b, and the data items included in the one record are referred to as store information. Hereinafter, each data item will be described. The base code 300 is the base code 300 of the delivery base 1 to which the store 2 belongs. This embodiment has a store code 330 as delivery destination identification information. The store code 330 refers to a code assigned to each store 2 in order to identify each store 2, and it is desirable that the store code 330 be uniquely assigned nationwide. The store name 331 is the name of the store 2 (hereinafter referred to as “the store 2”) corresponding to the store code 330. The present embodiment has an X coordinate 332 and a Y coordinate 333 as information on a plurality of delivery destination locations. The X coordinate 332, the Y coordinate 333, the longitude 334, the latitude 335, and the JIS11 code 336 are the same as those described for the base information. The JIS 11 code 336 in the store information functions as specific identical information. In the present embodiment, the information on the delivery amount of the delivery is the delivery amount 337 and the number of delivery times 338 per month. The physical quantity 337 per one time means the physical quantity delivered to the store 2 per one delivery. The monthly delivery count 338 is a value indicating how many times a month delivery is to be made to the store 2. In this embodiment, January is set to four weeks, delivery once every four weeks is set to one, once every two weeks is set to two, once a week is set to four, twice a week is set to eight, and the week is set to one. It is set as 12 for 3 days, 16 for 4 days a week, and 20 for every day. The store attribute 339 is an identifier for identifying an attribute related to delivery in the store 2. In this embodiment, 1 indicates a convenience store as a store attribute to deliver 6 days a week, and 2 indicates a general as a store attribute to deliver 5 days a week. The delivery mode 340 is an identifier for identifying whether delivery from the delivery base 1 is route delivery by truck or home delivery. In this embodiment, 1 indicates route delivery and 2 indicates home delivery. The administrative district speed 341 and the city flag 342 are the values of the administrative district speed 291 and the city flag 292 corresponding to the JIS5 code 290 that matches the first five digits of the JIS11 code 336. The number of times weight 343 is a value obtained by dividing the number of monthly deliveries 338 by four. In other words, it is the weekly average of the number of deliveries on a monthly basis. The number-of-times weighted delivery amount 344 is a value obtained by multiplying the amount of material 337 per time by the number of times weighting 343. For example, in the case of delivering 500 pieces once every two weeks, the number of times is 2/4 = 0.5. The number of times weighted delivery amount is 500 × 0.5 = 250 pieces / week. This is a weekly average of the delivery amount for the store 2 concerned. When the number of deliveries is contracted with the store 2 on a monthly basis, it is used as a value of the delivery amount on a weekly basis.
[0047]
FIG. 16B shows data items of the processing statistical information file 16c. Data items 350... 360 shown in FIG. 16B are various statistical values for the delivery base 1 corresponding to the base code 300. Hereinafter, these data items 300, 301, 350... 360 are referred to as one record of the processing statistical information file 16c, and the data items 350. The base code 300 is the base code 300 assigned to the base 1 corresponding to the record, and the base name 301 is the name of the base 1 corresponding to the base code 300. Hereinafter, the base 1 corresponding to the base code 300 is referred to as the base 1. The number of single stores 356 is the number of stores 2... 2 to which the base 1 is to be delivered, and is a value that includes both the store 2 for direct delivery and the store 2 for home delivery. The number of weighted stores 357 is a weekly average value of the number of sales stores 2... 2 actually delivered from the base 1. For example, in the case of the store 2 that delivers twice a week, the number of single stores 356 is one, but in the case of the number of weighted stores 357, it is counted as two. That is, the number of weighted stores 357 is equal to the total value of the frequency weights 343 for the sales outlets 2... The weighted amount 358 is a weekly average of the delivered amount at the base 1. It is equal to the total value of the number of times-weighted delivery amounts 344 for the sales outlets 2... Also, for each of the total values 356... 358, the total value for each store attribute 339 of the stores 2... 2, that is, the total values 350. The number of parcel delivery units (general) 359 is the total number of parcels to general stores 2... 2 whose delivery form 340 is home delivery among the dealers 2. The number of parcel delivery units (CVS) 360 is the total number of parcels delivered to convenience stores 2... The term “per unit” refers to a unit as luggage to be delivered, and in the present embodiment, the number per unit of each store 2 is determined by “the amount per operation 337/8000”. Therefore, when calculating the number of individual units on a monthly basis, the number is calculated as (337/800 per shipment) × the number of monthly deliveries.
[0048]
Next, an actual operation flow of the present system will be described. In the present embodiment, Microsoft Windows (registered trademark) is used as the OS of the computer, but the OS of the computer is not limited to this. The screen to be described below can be displayed by a normal method from a menu bar or a toolbar displayed at the top of the screen by the mouse 4 or the keyboard 4.
[0049]
When this system is started up for the first time, a home folder setting screen shown in FIG. 4 is displayed after an initial setting confirmation screen (not shown) is displayed. There is no need to create a folder in advance, and this setting screen is displayed only at startup. When the home folder 5b is created, the MASTER folder 10 and the CASE folder 13 are simultaneously created by the system.
[0050]
Next, the master files 10a, 11a, and 11b are registered. To register the master files 10a, 11a, and 11b, a master file maintenance function selection screen shown in FIG. 5A may be displayed on the screen 6, and the master file maintenance may be started. Master file maintenance refers to a function of managing the registration and deletion of the master files 10a, 11a, and 11b.
[0051]
In FIG. 5A, at the time of initial setting, a new master registration is displayed in a state where it has already been selected. Therefore, a “next” button 31 is selected. When there are already registered master files 10a, 11a, and 11b, the master files are displayed in a state in which the deletion of the master can be selected. FIG. 5B is a registration screen of the master files 10a, 11a, and 11b. In the input field 33 of the area name 32, the area name of the master file 10a, 11a, 11b to be registered is input. The region name 32 input here becomes the folder name of the region folder 11 as it is. In the base master and store master input fields 34 and 35, the storage locations of the base information file 11a and the store information file 11b for the area specified in the area name input field 33 are specified, respectively. FIG. 5B shows a case where the area name 32 is “Kyushu” and the storage locations of the base master, the store master, and the administrative district table 10a are designated by full paths. When the "Register" button 37 is selected, the regional folder 11 having the folder name "Kyushu" is created in the MASTER folder 10, and the base information file 11a and the store information file 11b for the Kyushu area are stored therein. You. Hereinafter, the base information file 11a and the store information file 11b stored in one region folder 11 are collectively referred to as a region master 20. At the time of this registration, the administrative district table 10a is also stored in the MASTER folder 10. Since the administrative district table 10a is handled as one file nationwide, it is not necessary to register the administrative district table 10a once registered when it is used in another region.
[0052]
Furthermore, when performing master registration also in each region such as Shikoku, China, and Kinki, the above-described master registration process may be performed for each region such as Shikoku, China, and Kinki.
[0053]
Next, the case folder 14 is created. The case folder 14 is created on the new case creation screen shown in FIG. A list of the area names 32 of the area masters 20 that have already been registered is displayed in a list in the registered area list field 40. A check is made to select an area to be processed. In the case name 41, a name to be given to this case is input. The case name 41 becomes the folder name of the case folder 14 as it is. FIG. 6 shows a case where only the area master 20 of “Kyushu” is already registered, “Kyushu” is selected as a processing target, and the case name 41 is input as “Test”. Hereinafter, the case in which the case name 41 is “Test” is called a case Test, and the case folder 14 whose folder name is “Test” is called the Test folder 14. When a plurality of area masters 20... 20 are registered, the user selects and selects all the area names 32 to be processed from the area names 32. Just fine. When the “Create” button 42 is selected, the Test folder 14 is created. When a new case folder 14 is created, a scenario master folder 16 is created in the created Test folder 14 with the folder name “MASTER”. Further, in the scenario master folder 16, a processing base file 16a and a processing store file 16b used in Case Test are stored, and a base information file 11a stored in the regional folder 11 having the folder name "Kyushu" and a store Each is created from the information file 11b. At this time, other processing files 16c and 16d are also created and stored. Also, JIS11 information 14a is created and stored in the Test folder 14. The JIS11 information 14a is created by extracting the administrative district speed 291 and the city flag 292 where the first five digits of the JIS11 codes 306... 306 in the base file 16a match the JIS5 code 290 from the administrative district table 10a.
[0054]
When the Test folder 14 is created, a map window 51, a statistical information window 52, a management tree window 53, and an information window 54 as shown in FIG. At the time of creating a new case, since the division process has never been performed, the contents based on the processing files 16a to 16d in the scenario master 16 are displayed. That is, the state of the area master 20 is displayed for the delivery bases 1... 1 and the dealers 2.
[0055]
The statistical information window 52 is a window in which statistical information is listed in a table format for each base 1 based on the processing statistical information file 16c.
[0056]
The management tree window 53 is a window in which a case name, a scenario name, and a mutual relationship with the bases 1... FIG. 7 shows a case where the case name is “Test” and the scenario name is “MASTER”. If another case has already been saved, another case can be selected from the combo box 53a. When a plurality of scenarios are already stored, if a check box 53b of a scenario name to be displayed is checked, a processing result managed by the scenario name is displayed in each of the windows 51 and 52. . In each scenario, the bases 1... 1 are displayed in descending order of the priority 307. In the management tree window 53, when the cursor is placed on the displayed base 1 and the mouse is clicked, the base 1 is located at the center of the map displayed in the map window 51. Further, the center of gravity relating to the distance of the delivery area of the base 1 and the center of gravity relating to the physical quantity can also be displayed on the map.
[0057]
The information window 54 displays information about each node (scenario, base 1, sales shop 2) selected in the management tree window 53. For the scenario, the creation date and time and the comment included in the scenario information 13a are displayed. For the base 1 and the dealer 2, the base information, the dealer information, and the statistical information held by the respective processing files 16a, 16b, 16c are displayed. I do.
[0058]
The map window 51 will be described with reference to the enlarged map window 51 shown in FIG. In the upper part 62a of the window, the case name of the currently displayed case and the scenario name of the scenario are displayed. In FIG. 8, the contents of the scenario “MASTER”, that is, the current status of the delivery bases 1... 1 and the dealers 2. The shapes of the delivery base 1 and the store 2 are also displayed in different shapes so that they can be distinguished. Further, the shapes of the shops 2... 2 are usually displayed in different shapes depending on the type of home delivery and free delivery. Normal means that the delivery mode 340 is route transportation by a transport truck, home delivery means that the delivery mode 340 is home delivery, and free means that the customer does not belong to any base 1... 1 as a delivery destination. State. In this embodiment, the convex icons 64... 64 represent the bases 1... 1, the house-shaped icons 65. 67... 67 are set to indicate ordinary stores 2. Note that the displayed color and shape can be appropriately changed in the present system.
[0059]
If one or more dealers 2... 2 are selected and then the selected dealer details tab 63 is selected, dealer information of the selected dealers 2... 2 can be listed based on the processing dealer file 16 b. The method of selecting the plurality of stores 2... 2 will be described later.
[0060]
Next, a method of creating a delivery area different from the currently displayed scenario “MASTER” in case Test will be described. Creation of different delivery areas is possible by changing the conditions for dividing the delivery area. The change of the division condition is performed on the division condition setting screen.
[0061]
FIG. 9 shows a division condition setting screen. The division condition setting screen will be described with reference to FIG. The locations 1... 1 registered in the processing location file 16a are displayed in a list in the location list 70. Since the case Test is a case where only “Kyushu” is selected as the area, the bases 1... 1 existing in Kyushu are displayed. That is, the locations 1... 1 existing in the location information file 11a with the folder name “Kyushu” are displayed. In the base list 70, each of the bases 1... 1 with a check is a target of the division processing, and the division processing is executed on the assumption that the bases 1. For example, when simulating the delivery area on the assumption that there is no unnecessary base 1, the check of the base 1 may be removed. FIG. 9 shows a state where all of the displayed bases 1... 1 have been checked and the cursor is positioned on “Kumamoto”. When the “select all” button 71 on the screen is selected, a check is entered in all the locations 1... 1 displayed in the location list 70, and when the “all release” button 72 is selected, all the locations displayed in the location list 70 are selected. The check of 1 ... 1 is removed. The site-specific parameters are parameters that can be changed for each site 1 when performing the division process, and the site direct distribution condition 73 is set in this embodiment. The location direct distribution condition 73 for the location 1 at which the cursor is located can be input. The base direct delivery condition 73 is a distance condition that can be delivered from each delivery base 1 in one day. In the present embodiment, the distance condition in the base direct distribution condition 73 is set by time. For example, when "90" is input as shown in FIG. 9, it means that a range in which the transport truck can travel within 90 minutes one way from the base 1 is specified as the distance condition. Hereinafter, the distance within the deliverable range obtained from the direct delivery condition 73 is referred to as a direct delivery distance. A method of converting the time set as the base direct distribution condition 73 into a direct distribution distance will be described later. It should be noted that the value specified in the base direct delivery condition 73 corresponds to the value of the base direct delivery parameter 309. The process 74 of the free store is a process for the store 2 that does not belong to any delivery base 1 as a result of the division process. If "belong to the nearest base" is selected, it is possible to forcibly belong to the base 1 with the shortest distance, and the delivery form 340 in this case is set to "home delivery". If "manual setting" is selected, it is processed as a free affiliation store 2, and then the user can freely set the affiliation. FIG. 9 shows a state where “manual setting” is selected. Note that even when “belonging to the nearest base” is selected, the setting of the belonging destination can be manually changed after the division processing. When the “set at other locations” button 75 is selected, the division conditions displayed on the screen are set for the locations 1... 1 selected in the location list 70.
[0062]
When the “registration” button 76 is selected after the division conditions have been set, the processing file groups 16a to 16d in the scenario master folder 16 are copied to the WORK area 7, and the processing file groups 16a ′ to 16d ′ are created. You. Hereinafter, the processing base file 16a, the processing dealer file 16b, the processing statistical information file 16c, and the processing operation information file 16d copied to the WORK area 7 are referred to as a processing base file 16a 'and a processing dealer file, respectively. 16b ', a processing statistical information file 16c', and a processing work file 16d '. The division processing is performed on the copied processing base file 16a 'and processing dealer file 16b', and the result is displayed in the map window 51 and the statistical information window 52.
[0063]
Each of the divided screens 51 to 54 displays the contents of the divided processing file groups 16a 'to 16d' corresponding to the processing file groups 16a to 16d in the scenario master folder 16 described above. .
[0064]
Here, when only some of the bases 1... 1 are selected as processing targets on the division condition setting screen (FIG. 9), the processing base information file 16a ′ is set for the bases 1. May be created by extracting the base information of the selected base 1 from the base information file 16 or a processing target flag for identifying the selected base 1... 1 and the unselected base 1. 16 'may be provided for each base information.
[0065]
When saving the result of the division process as a scenario, a scenario saving screen shown in FIG. 10A is displayed, a scenario name 81 is designated, and a “save” button 82 is selected. FIG. 10A shows a state in which “scenario 1” is designated as scenario name 81. This scenario name 81 becomes the folder name of the scenario folder 17 as it is. As a result, the processing file groups 16a 'to 16d' are stored in the "scenario 1" folder as result file groups 17a to 17d. If there is a scenario already stored, it is displayed in the scenario list 83. The result of the storage process is immediately reflected in the management tree window 53 as shown in FIG.
[0066]
When the delivery area is created with different division conditions, the above-described division condition setting screen (FIG. 9) is displayed, and the division conditions are changed to easily create the delivery area based on the processing file groups 16a to 16d. be able to. A result created under different division conditions can be stored, for example, as a scenario name “scenario 2”.
[0067]
In addition to the above division conditions, it is also possible to add or delete a new delivery base 1 to the processing base file 16a ', and to change base information about a specific delivery base 1. This function is effective when simulating a delivery area for a new base 1. To add the delivery base 1, on the base addition screen, the base code 300, base name 301, priority 307, JIS11 code 306, and deliverable quantity 308 of the base 1 are set, and the position is specified in the map window 51. The record of the base information of the new base 1 is added to the processing base file 16a '.
[0068]
Here, the procedure of a method for creating a delivery area by the present system will be described with reference to FIGS. 11 (a) and 11 (b). FIG. 11A is a simplified diagram showing the states of delivery bases 1... 1 and dealers 2. The triangular shapes are the delivery bases 1a to 1c, and the round shapes are the stores 2a to 21. It is assumed that the priority 307 for the delivery bases 1a to 1c is highest in the base 1a and lower in the order of 1b and 1c. The processing by this system is performed in the descending order of the priority 307. Therefore, the division processing is performed in the order of the base 1a, the base 1b, and the base 1c.
[0069]
First, the division processing for the base 1a will be described. The direct processing distance for the base 1a is calculated by the central processing unit 3 on the basis of the direct control parameter 309 or the direct control condition 73. This calculation method will be described later. The radius of the direct distribution distance is a radius, and a range 100a of a circle centered on the location of the base 1a is a range in which route delivery can be directly performed from the base 1a. This range is referred to as a direct arrangement area 100a. The stores 2a... 2e existing in the direct delivery area 100a are temporarily associated with the base 1a. Hereinafter, the fact that the dealers 2a... 2e exist in the direct distribution area 100a of the base 1a is referred to as the temporary distribution of the dealers 2a. Next, the shops 2a... 2e temporarily belonging to the base 1a are adjusted so as not to exceed the delivery capacity of the base 1a. In this embodiment, the number-of-times weighted delivery amounts 344 of the stores 2a to 2e are added in ascending order of the distance to the base 1a, and are compared with the deliverable amount 308 of the base 1a. If the total of the number-weighted delivery amount 344 exceeds the delivery capacity of the base 1a, the sales 2 corresponding to the number-weighted delivery amount 344 added when the total exceeds the delivery capacity is excluded from the temporary affiliation of the base 1a. That is, the number-of-times weighted delivery amount 344 is added in the order of 2b, 2c, 2d,... From the store 2a, and, for example, when the delivery capacity of the base 1a is exceeded when the delivery amount 344 of the store 2d is added. Means that the store 2d is excluded from the temporary affiliation of the delivery area of the base 1a. If the number-of-times weighted delivery amount 344 for the next store 2e is added to exceed the delivery capability of the base 1a, the store 2e is also removed from the temporary affiliation of the base 1a, but if not, it is not removed. FIG. 11B shows that as a result of the above calculation, among the stores 2a... 2e temporarily belonging to the base 1a, the stores 2a... 2c are within the delivery capability of the base 1a, and the stores 2a. It shows how the delivery area 101a of the base 1a is configured. Here, in the present embodiment, the deliverable amount 308 of each delivery base 1 is a value on a daily basis, whereas the number-weighted delivery amount 344 of each store 2 is a weekly value. Calculation is required. The specific calculation method will be described later.
[0070]
Subsequently, the same processing is performed for the base 1b and the base 1c as in the base 1a. However, as in the case of the store 2i shown in FIG. 11B, when the base 1c exists in the direct delivery area 100c of the base 1c but already belongs to the delivery area 101b of the base 1b, the base 1c has priority over the base 1b. Since the degree is low, the store 2i already belonging to the base 1b cannot be temporarily assigned.
[0071]
Regarding the stores 2d and 2e that did not belong to any of the bases 1a to 1c as a result of the processing, the contents specified in the “free store processing” 74 on the division condition screen are followed. For example, when a free shop is treated as a home delivery, the stores 2d and 2e belong to the nearest base 1a, and the delivery form 340 is set as "home delivery".
[0072]
In the present embodiment, it is assumed that the dealers 2... 2 within the same JIS11 code 336 receive delivery from the same base 1. Therefore, for example, when the store 2a and the store 2l belong to the same JIS11 code, and when the store 2a temporarily belongs to the direct distribution area 100a, the store 2a is temporarily allocated even if it is not within the direct range. Next, when the store 21 deviates from the temporary affiliation due to the delivery ability of the base 1, the store 2a in the direct delivery area 100a is also excluded from the temporary affiliation.
[0073]
The delivery area creation processing actually performed by the central processing unit 3 will be described with reference to the flowcharts shown in FIGS. FIG. 12 and FIG. 13 show the flow of processing from the setting of the division condition on the division condition screen (FIG. 9) to the end of the division processing.
[0074]
First, in step S200, the processing file groups 16a... 16d stored in the scenario master folder 16 are respectively copied to the WORK area 7, and processing file groups 16a ′. All the base codes 300 of the store information stored in the store file 16b 'are set to NULL. Each process described below is performed in the WORK area 7. Next, in step S201, one record is read from the processing base file 16a 'in descending order of the priority 307.
[0075]
Next, in step S202, it is determined whether the reading of the newly read base information has been completed. If not, the process proceeds to step S203. Hereinafter, the base 1 of the base information read in step S201 is referred to as the base 1. Note that “read” means that the data of the read base information is temporarily stored in the WORK memory 7 until the next base information is read. The same applies hereinafter.
[0076]
In step S203, the central processing unit 3 serves as the distance associating means 3a, and stores the dealer information of the dealers 2... 2 located in the direct delivery area, that is, the dealers 2. , And creates an intermediate file I as the stores 2... 2 belonging to the direct delivery area for the base 1. In the present embodiment, when the linear distance between the base 1 and each dealer 2 is equal to or less than the direct distribution distance, it is determined that the distance is within the direct distribution area of the base 1. In the present embodiment, when at least one of the stores 2 existing within the same JIS11 code 336 is within the range, sales to all the other stores 2... 2 having the same JIS11 code are performed. All store information is also extracted into the intermediate file I.
[0077]
Next, in step S204, one record is read from the stores 2... 2 existing in the intermediate file I in order of decreasing distance from the base 1. In step S205, it is determined whether or not the store information has been read from the intermediate file I. If the store information has been read, the process proceeds to step S206. Hereinafter, the store 2 of the store information read in step S204 is referred to as the store 2, and the store information of the store 2 is referred to as the store information.
[0078]
In steps S206 to S209, processing is performed in a case where the dealer 2 already belongs to another base 1. First, in step S206, it is determined whether or not the base code 300 of the store information is NULL. If the base code 300 is NULL, the process proceeds to step S207. In step S207, all the store information having the same JIS11 code 336 as the store 2 is extracted from the intermediate file I, and the intermediate file II is created together with the store information. At this time, the store information extracted in the intermediate file II is deleted from the intermediate file I. Alternatively, a flag indicating that data has already been read may be provided, and the flag may be set. If there is no other store 2 in the JIS 11 code 336 of the store 2, the intermediate file II has only the store information of the store 2.
[0079]
On the other hand, if it is determined in step S206 that the location code is not NULL, it means that the base code 300 has already been set. In the present embodiment, since the processing is performed in the order of the priority 307, the base code 300 of the base 1 having the priority 307 higher than the base 1 is always set in such a case. Therefore, a process of deleting the store 2 from the intermediate file I is performed. That is, if it is determined in step S206 that it is not NULL, the process proceeds to step S209, and all the store information having the same JIS11 code 336 as the store 2 is deleted from the intermediate file I. Thereafter, the process returns to step S204 to perform processing for the next dealer information.
[0080]
When the intermediate file II is created in step S207, the process proceeds to step S210. Hereinafter, steps S210 and S211 are processes in which the central processing unit 3 functions as the delivery total amount calculating means 3b. In step S210, the total of the number-of-times weighted delivery amounts 344 of the store information existing in the intermediate file II is calculated in the following manner. Since the number-of-times weighted delivery amount 344 of the store information is a value on a weekly basis, this is set on a daily basis. This is because the deliverable amount 308 of the base information to be compared is on a daily basis. For example, when the store attribute 339 of the store 2 is “normal”, a value obtained by dividing the number-of-times-weighted delivery amount 344 of the store 2 by 5 as an attribute to be delivered 5 days a week, and 6 times a week in the case of The value obtained by dividing by 6 as the attribute for daily delivery is the number-of-times weighted delivery amount 344 on a daily basis. The number-of-times weighted delivery amount 344 of each of the stores 2... 2 existing in the intermediate file II is calculated, and after calculating the total value thereof, the process proceeds to step S211.
[0081]
In step S211, the total value of the daily weighted delivery amount 344 for the stores 2... 2 for which the base code 300 of the base 1 is set as the base code 300 in the current processing store file 16b ′, The total value calculated in step S210 is added. Hereinafter, the added value is referred to as a total delivery amount. Next, the process proceeds to step S212, where the total delivery amount and the deliverable amount 308 of the base 1 are compared. Steps S212 to S214 are processes in which the central processing unit 3 functions as the delivery area forming unit 3c. As long as the total delivery quantity ≦ the deliverable quantity 308 of the base 1 satisfies the physical quantity condition of the base 1, the shop 2 is assigned to the base 1 as a delivery destination. Specifically, in step S213, the base code 300 of the store information of the processing store file 16b 'corresponding to the stores 2... 2 in the intermediate file II is set to the base code of the base 1, and the delivery form 340 is set. Set to "root". Thereafter, the process returns to step S204 to read the next store information. If the total deliverable quantity> the deliverable quantity 308 at the base 1 is satisfied, the sales outlets 2... 2 existing in the intermediate file II cannot belong to the base 1 and the value of the total deliverable quantity is calculated at step S214. In S211, the total value of the intermediate file II is returned to the value of the total delivery amount before the addition. Thereafter, the process returns to step S204 to read the next store information from the intermediate file I.
[0082]
If the store information of the stores 2... 2 does not exist in the intermediate file I in step S204, it is determined in step S205 that the reading of the store information is completed. When the next store information can be read, the process proceeds to step S206, and the above-described process is repeated for the next store 2. If it is determined in step S205 that the reading of the store information has been completed, the process returns to step S201 to start the processing for the next base 1 and reads the base information for the next base 1 from the processing base file 16a '. . If all the base information has been read for the selected base 1, it is determined that the reading of the base information has been completed, and the delivery area creation processing ends. If the next base information can be read, the process proceeds to step S202, and the above-described processing is repeated for the next base 1.
[0083]
As a result of the above processing, the dealers 2... 2 that do not belong to any of the bases 1... 1, that is, the dealers 2. Is processed according to the setting of “free shop processing” on the split condition screen. In the case of “free”, the base code 300 remains NULL. In the case of home delivery, the store information of the store 2 is, for example, the base code of the base 1 that is closest to the base code 300. 300 is set, and home delivery is set in the delivery mode 340.
[0084]
In the present embodiment, after the delivery area is created, the statistical values for the number of single stores, the number of weighted stores, and the weighted amount of each base 1 are calculated for general stores, convenience stores, and the total, and the processing is performed. Is set in the statistical information file 16c '. The result is displayed in the statistical information window 52. The statistical value may be calculated after the processing result, or may be added during the processing.
[0085]
The processing files 16a 'to 16d' in which the results of the division processing are set are stored in the scenario folder 17 as result files 17a to 17d when the storage processing is performed on the storage screen (FIG. 10A). It is managed by the device 5.
[0086]
In the above-described division processing, the intermediate files I and II are created. However, there is also a method in which the corresponding shop information is flagged to identify the shop from other shops without creating the intermediate files I and II. In the intermediate files I and II, it is not necessary to extract one record of the store information. For example, only the store code 330 is extracted, and other information is obtained by using the store code 330 as a key when necessary. It is also possible to do so.
[0087]
Depending on the configuration of the system, data may be read from a file after sorting.
[0088]
Here, a method of converting time from distance in the present system will be described. The distance is generally calculated by speed × time. For example, when the time is input as 90 minutes, the distance is 1.5 times per hour. As the hourly speed value, for example, the administrative district speed 291 of the administrative district table 10a can be applied. However, the moving speed changes depending on the distance between the two moving points. For example, when the distance between two points is close, the speed does not increase to the administrative district speed 291. Therefore, in order to realize a simulation under conditions closer to the actual situation, the moving speed in the present system does not use the administrative district speed 291 uniformly but changes according to the moving distance. Also, in consideration of the remarkable difference in traffic conditions between the city and the countryside, the country type and the city type are handled separately. FIGS. 14A and 14B are graphs showing a change in moving speed according to a moving distance between two points. FIG. 14A is an urban graph, and FIG. 14B is a rural graph. These graphs can be expressed by the following equations, and the speed for each can be obtained.
[0089]
(Equation 1)
Figure 2004164434
[0090]
I indicates a linear distance between two points, Sm indicates a maximum speed of the administrative district speed 311, Ri indicates an initial speed coefficient, and T indicates a rise coefficient. Therefore, the direct distribution distance in the present system is obtained by calculating V × time (base direct distribution condition 73). In the present embodiment, the initial speed coefficient Ri is 0.37, the rise coefficient T is 1 for the urban type, and the rise coefficient T is 0.3 for the rural type. These values can be changed in the system. When the city flags 311 and 342 indicate a city, a city-type rise coefficient T is used, and when the city flag indicates a country, a country-type rise coefficient T is used to calculate speeds from the above equations. Then, the direct delivery distance is calculated by multiplying the calculated speed by the time set as the base direct delivery condition 73.
[0091]
A method of selecting the dealers 2... 2 and the delivery bases 1. In this system, four types are prepared. FIG. 15A shows the normal selection. When the cursor is placed on the store 2... 2 or the delivery base 1... 1 selected on the map and the mouse is clicked, the four corners are selected with white squares. FIGS. 15B to 15D show a method in which a plurality of dealers 2... 2 and bases 1. FIG. 15B shows a state of rectangle selection. This is enabled by selecting a rectangle selection on the menu bar or toolbar. When the size of the rectangle is determined by dragging the mouse so as to surround the selection range and releasing the finger from the mouse, the dealers 2... 2 in the rectangle are selected. FIG. 15C shows polygon selection. This is enabled by selecting polygon selection on the menu bar or toolbar. Left-click the mouse to specify the location that will be the vertex of the polygon, and finally right-click to bind the polygon, and then the dealers 2 ... 2 and delivery bases 1 ... 1 within the polygon are selected. State. FIG. 15D shows free curve selection. This is enabled by selecting Free Curve Selection from the menu bar or toolbar. If you draw a curve by dragging the mouse around the area you want to specify, the start point and the end point are connected, and the range is selected.
[0092]
The present invention is not limited to the embodiments described above, and may be implemented in various forms. For example, the unit and number of the area can be set as required by the user. Further, processing of addition, deletion, and change for the stores 2... 2 may be added.
[0093]
In this embodiment, the present system operates on a stand-alone computer. However, each of the devices 3, 4, 5, 6, and 7 may exist as a node on a network, and may be realized as a system on the network.
[0094]
In the present embodiment, the master file 11a is prepared for the information on the delivery base 1, but the information on the delivery bases 1 ... 1 may be configured to input necessary items as needed. Also, at the time of initial startup, the base direct control parameter 309 to the change flag 312 in the base information file 11a need not be set, but may be set during the execution of the processing by the present system.
[0095]
Further, in the present embodiment, the dividing process is performed by providing the WORK area 7. For example, a DLL for realizing the dividing process in the present system is created, and the data content of each processing file 16a... May be appropriately set and the division processing may be performed.
[0096]
After the result of the division processing by the computer, a function may be added in which the user freely assigns the specific store 2 to the specific delivery base 1. Further, the user may be allowed to select whether or not to display the specific delivery base 1 and the store 2 on the screen 6.
[0097]
Furthermore, in this embodiment, tobacco is used as a delivery, but the delivery is not limited to this, and even when delivering a plurality of types of delivery, the present invention provides the base information file 11a. By adding an identifier for identifying the type of each delivery and data corresponding to each delivery to each of the store information file 11b and the base information file, it is also possible to create a delivery area for each delivery.
[0098]
As described above, according to the present invention, the delivery area is simulated on the basis of the time condition and the physical quantity condition, and adjustment between the delivery areas of a plurality of delivery bases already existing, and delivery. It is possible to provide a delivery area simulation system, a program, and a method thereof, which are also tools for studying a place at the time of arranging a base and for searching for an unnecessary base.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a plurality of delivery points and a plurality of delivery destinations.
FIG. 2 shows an example of a system configuration according to the present invention.
FIG. 3 shows a file configuration in the embodiment.
FIG. 4 shows a home folder creation screen according to the embodiment.
FIG. 5A shows a master file maintenance start screen, and FIG. 5B shows a master file registration screen.
FIG. 6 shows a new case creation screen.
FIG. 7 shows a delivery area creation result screen.
FIG. 8 shows an enlarged view of a map window.
FIG. 9 shows a division condition setting screen.
FIG. 10A shows a scenario saving screen, and FIG. 10B shows a management tree window on which a saving process is reflected.
FIG. 11 shows a method for creating a delivery area in the present embodiment.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a processing procedure for creating a delivery area.
FIG. 13 shows a continuation of the flowchart shown in FIG. 12;
14A shows a speed curve in a city, and FIG. 14B shows a speed curve in a country.
15 (a) shows a state of a normal selection, FIG. 15 (b) shows a state of a rectangular selection, FIG. 15 (c) shows a state of a polygon selection, and FIG. 15 (d) Shows how to select a free curve.
FIG. 16A shows data items held by an administrative district table, and FIG. 16B shows data items held by a processing statistical information file.
FIG. 17 shows data items held by the site information file.
FIG. 18 shows data items held by the store information file.
[Explanation of symbols]
1 Delivery base
2 dealers
3 Central processing unit
4 Input device
5 Storage device
5b Home folder
6 Output device
7 WORK area
10 MASTER folder
11 Regional folders
11a Location information file
11b Dealer information file
14 Case folder
16 Scenario master folder
17 Scenario folder
51 Map window
100a, 100c direct delivery area
101a, 101b Delivery area

Claims (14)

複数の配達先のそれぞれを、複数の配達拠点のうちいずれか１つの配達拠点に所属させることにより、前記複数の配達拠点のそれぞれの配達エリアを作成する配達エリアシミュレーションシステムであって、
前記複数の配達先を相互に識別可能な配達先識別情報と、前記複数の配達先のそれぞれにおける所定の配達物についての配達物量に関する情報と、前記複数の配達先のそれぞれの場所に関する情報とを、相互に関連付けて記憶する配達先情報記憶手段と、
前記複数の配達拠点を相互に識別可能な配達拠点識別情報と、前記複数の配達拠点のそれぞれの場所に関する情報と、前記複数の配達先のそれぞれにおける前記所定の配達物についての配達能力に関する情報とを、相互に関連付けて記憶する配達拠点情報記憶手段と、
前記複数の配達先のそれぞれの前記場所に関する情報及び前記複数の配達拠点のそれぞれの前記場所に関する情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれと前記複数の配達拠点のそれぞれとの間の距離に関する情報を求め、その情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に対応付ける距離情報対応付け手段と、
前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けられた前記複数の配達先のそれぞれの前記配達物量に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点ごとの前記配達物量の合計を算出する合計配達物量算出手段と、
前記距離情報対応付け手段における対応付けの結果と前記配達物量の合計とに従って、前記配達物量の合計が前記複数の配達拠点のそれぞれにおける前記配達能力を超えないように前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に所属させ、前記複数の配達拠点のそれぞれの前記配達エリアを形成する配達エリア形成手段と、
前記配達エリア形成手段によって形成された、前記複数の配達拠点のそれぞれの各前記配達エリアを、相互に識別可能に出力する配達エリア出力手段とを、
有する配達エリアシミュレーションシステム。A delivery area simulation system for creating a delivery area for each of the plurality of delivery points by making each of the plurality of delivery points belong to any one of the plurality of delivery points.
The delivery destination identification information capable of mutually identifying the plurality of delivery destinations, information on a delivery amount of a predetermined delivery at each of the plurality of delivery destinations, and information on a location of each of the plurality of delivery destinations. , Delivery destination information storage means for storing in association with each other,
Delivery base identification information capable of mutually identifying the plurality of delivery bases, information on each location of the plurality of delivery bases, and information on delivery capability of the predetermined delivery item at each of the plurality of delivery destinations. And delivery base information storage means for storing the information in association with each other,
Based on information on the location of each of the plurality of delivery destinations and information on the location of each of the plurality of delivery bases, a distance between each of the plurality of delivery destinations and each of the plurality of delivery bases is determined. Distance information associating means for obtaining information and associating each of the plurality of delivery destinations with any one of the plurality of delivery bases based on the information;
A total delivery quantity calculating unit that calculates a total of the delivery quantities for each of the plurality of delivery locations based on information on the delivery quantity of each of the plurality of delivery destinations associated with each of the plurality of delivery locations; and ,
According to the result of the association in the distance information associating means and the total of the deliveries, each of the plurality of delivery destinations is controlled so that the total of the deliveries does not exceed the delivery capacity at each of the plurality of delivery bases. A delivery area forming unit that belongs to any one of the plurality of delivery bases and forms the delivery area of each of the plurality of delivery bases;
A delivery area output unit configured to output each of the delivery areas of each of the plurality of delivery bases, formed by the delivery area forming unit, so that they can be identified from each other.
Having delivery area simulation system. 前記距離情報対応付け手段は、前記距離に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点のそれぞれから各配達拠点における配達可能な距離までに存在する前記複数の配達先を前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けることを特徴とする請求項１に記載の配達エリアシミュレーションシステム。The distance information associating unit, based on the information about the distance, the plurality of delivery destinations existing from each of the plurality of delivery bases to a deliverable distance at each delivery base to each of the plurality of delivery bases. The delivery area simulation system according to claim 1, wherein the delivery area simulation system is associated with the delivery area simulation system. 前記距離情報対応付け手段は、前記複数の配達拠点のそれぞれを中心として前記配達可能な距離を半径とする円内に存在する前記複数の配達先を、その円の中心にある配達拠点に対応付けることを特徴とする請求項２に記載の配達シミュレーションシステム。The distance information associating unit associates the plurality of delivery destinations present in a circle having a radius of the deliverable distance around each of the plurality of delivery bases with a delivery base at the center of the circle. The delivery simulation system according to claim 2, wherein: 前記配達可能な距離は、前記複数の配達拠点のそれぞれにおける配達時間に関する情報より算出されることを特徴とする請求項２または３に記載の配達エリアシミュレーションシステム。4. The delivery area simulation system according to claim 2, wherein the deliverable distance is calculated from information on a delivery time at each of the plurality of delivery points. 5. 前記算出は、前記複数の配達拠点のそれぞれの存在する地域によって異なる行政区速度の最高速度を考慮して算出されることを特徴とする請求項４の配達エリアシミュレーションシステム。5. The delivery area simulation system according to claim 4, wherein the calculation is performed in consideration of a maximum speed of a different administrative district speed depending on an area where each of the plurality of delivery bases exists. 前記算出は、前記配達物を輸送する輸送車の移動距離に応じた走行速度を考慮して算出されることを特徴とする請求項４または５に記載の配達エリアシミュレーションシステム。The delivery area simulation system according to claim 4, wherein the calculation is performed in consideration of a traveling speed according to a moving distance of a transport vehicle that transports the delivery. 前記配達能力は、前記複数の配達拠点のそれぞれにおける単位時間当たりの配達可能な前記所定の配達物の物量であることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の配達エリアシミュレーションシステム。The delivery area simulation according to any one of claims 1 to 6, wherein the delivery capability is an amount of the predetermined delivery that can be delivered per unit time at each of the plurality of delivery bases. system. 前記合計配達物量算出手段は、前記配達物量に関する情報に基づいて、前記単位時間の時間単位に平準化された前記配達物量の合計を算出することを特徴とする請求項７に記載の配達エリアシミュレーションシステム。8. The delivery area simulation according to claim 7, wherein the total delivery quantity calculation unit calculates the total of the delivery quantities leveled in the unit time of the unit time based on the information on the delivery quantity. 9. system. 前記単位時間が１日であることを特徴とする請求項６または請求項８に記載の配達エリアシミュレーションシステム。9. The delivery area simulation system according to claim 6, wherein the unit time is one day. 前記複数の配達拠点のそれぞれは優先順位を有し、前記距離情報対応付け手段において、前記複数の配達先のいずれかが２以上の前記複数の配達拠点に対応付けされる場合に、前記配達エリア形成手段において、前記複数の配達拠点のうち優先順位の高い方の配達拠点に、その配達先を対応付けさせることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の配達エリアシミュレーションシステム。Each of the plurality of delivery bases has a priority, and when the distance information associating unit associates any of the plurality of delivery destinations with two or more of the plurality of delivery bases, the delivery area The delivery area simulation system according to any one of claims 1 to 9, wherein the forming means associates the delivery destination with a delivery base having a higher priority among the plurality of delivery bases. . 前記配達エリア形成手段は、特定の同一情報を有する前記複数の配達先を、前記複数の配達拠点のうち同一の配達拠点に所属させることを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項に記載の配達エリアシミュレーションシステム。11. The delivery area forming unit according to claim 1, wherein the plurality of delivery destinations having the same specific information belong to the same delivery base among the plurality of delivery bases. 12. The delivery area simulation system described. 前記配達エリアにおける配達形態を前記複数の配達拠点からのルート配送とする場合、前記配達エリア形成手段による処理の結果として、前記複数の配達拠点のいずれにも所属しない前記複数の配達先は、配達形態を変えて、前記複数の配達拠点のうちいずれかの配達拠点に所属させることを特徴とする請求項１〜１１のいずれか１項に記載の配達エリアシミュレーションシステム。When the delivery mode in the delivery area is route delivery from the plurality of delivery bases, the plurality of delivery destinations that do not belong to any of the plurality of delivery bases are delivered as a result of the processing by the delivery area forming unit. The delivery area simulation system according to claim 1, wherein the delivery area simulation system is configured to belong to any one of the plurality of delivery bases. コンピュータを、複数の配達先のそれぞれを、複数の配達拠点のうちいずれか１つの配達拠点に所属させることにより、前記複数の配達拠点のそれぞれの配達エリアを作成させる手段として機能させる配達エリアシミュレーションプログラムであって、
コンピュータを、
前記複数の配達先を相互に識別可能な配達先識別情報と、前記複数の配達先のそれぞれにおける所定の配達物についての配達物量に関する情報と、前記複数の配達先のそれぞれの場所に関する情報とを、相互に関連付けて記憶する配達先情報記憶手段と、
前記複数の配達拠点を相互に識別可能な配達拠点識別情報と、前記複数の配達拠点のそれぞれの場所に関する情報と、前記複数の配達先のそれぞれにおける前記所定の配達物についての配達能力に関する情報とを、相互に関連付けて記憶する配達拠点情報記憶手段と、
前記複数の配達先のそれぞれの前記場所に関する情報及び前記複数の配達拠点のそれぞれの前記場所に関する情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれと前記複数の配達拠点のそれぞれとの間の距離に関する情報を求め、その情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に対応付ける距離情報対応付け手段と、
前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けられた前記複数の配達先のそれぞれの前記配達物量に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点ごとの前記配達物量の合計を算出する合計配達物量算出手段と、
前記距離情報対応付け手段における対応付けの結果と前記配達物量の合計とに従って、前記配達物量の合計が前記複数の配達拠点のそれぞれにおける前記配達能力を超えないように前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に所属させ、前記複数の配達拠点のそれぞれの前記配達エリアを形成する配達エリア形成手段と、
前記配達エリア形成手段によって形成された、前記複数の配達拠点のそれぞれの各前記配達エリアを、相互に識別可能に出力する配達エリア出力手段として、機能させることを特徴とする配達エリアシミュレーションプログラム。A delivery area simulation program for causing a computer to function as means for creating a delivery area for each of the plurality of delivery points by causing each of the plurality of delivery points to belong to any one of the plurality of delivery points. And
Computer
The delivery destination identification information capable of mutually identifying the plurality of delivery destinations, information on a delivery amount of a predetermined delivery at each of the plurality of delivery destinations, and information on a location of each of the plurality of delivery destinations. , Delivery destination information storage means for storing in association with each other,
Delivery base identification information capable of mutually identifying the plurality of delivery bases, information on each location of the plurality of delivery bases, and information on delivery capability of the predetermined delivery item at each of the plurality of delivery destinations. And delivery base information storage means for storing the information in association with each other,
Based on information on the location of each of the plurality of delivery destinations and information on the location of each of the plurality of delivery bases, a distance between each of the plurality of delivery destinations and each of the plurality of delivery bases is determined. Distance information associating means for obtaining information and associating each of the plurality of delivery destinations with any one of the plurality of delivery bases based on the information;
A total delivery quantity calculating unit that calculates a total of the delivery quantities for each of the plurality of delivery locations based on information on the delivery quantity of each of the plurality of delivery destinations associated with each of the plurality of delivery locations; and ,
According to the result of the association in the distance information associating means and the total of the deliveries, each of the plurality of delivery destinations is controlled so that the total of the deliveries does not exceed the delivery capacity at each of the plurality of delivery bases. A delivery area forming unit that belongs to any one of the plurality of delivery bases and forms the delivery area of each of the plurality of delivery bases;
A delivery area simulation program that functions as a delivery area output unit that outputs each of the delivery areas of the plurality of delivery bases formed by the delivery area formation unit so as to be mutually identifiable. コンピュータに、複数の配達先のそれぞれを、複数の配達拠点のうちいずれか１つの配達拠点に所属させることにより、前記複数の配達拠点のそれぞれの配達エリアを作成させる配達エリアシミュレーション方法であって、
前記複数の配達先を相互に識別可能な配達先識別情報と、前記複数の配達先のそれぞれにおける所定の配達物についての配達物量に関する情報と、前記複数の配達先のそれぞれの場所に関する情報とを、相互に関連付けて記憶する手順と、前記複数の配達拠点を相互に識別可能な配達拠点識別情報と、前記複数の配達拠点のそれぞれの場所に関する情報と、前記複数の配達先のそれぞれにおける前記所定の配達物についての配達能力に関する情報とを、相互に関連付けて記憶する手順と、
前記複数の配達先のそれぞれの前記場所に関する情報及び前記複数の配達拠点のそれぞれの前記場所に関する情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれと前記複数の配達拠点のそれぞれとの間の距離に関する情報を求め、その情報に基づいて、前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に対応付ける手順と、
前記複数の配達拠点のそれぞれに対応付けられた前記複数の配達先のそれぞれの前記配達物量に関する情報に基づいて、前記複数の配達拠点ごとの前記配達物量の合計を算出する手順と、
前記距離情報対応付け手段における対応付けの結果と前記配達物量の合計とに従って、前記配達物量の合計が前記複数の配達拠点のそれぞれにおける前記配達能力を超えないように前記複数の配達先のそれぞれをいずれか１の前記複数の配達拠点に所属させ、前記複数の配達拠点のそれぞれの前記配達エリアを形成する手順と、
前記配達エリア形成手段によって形成された、前記複数の配達拠点のそれぞれの各前記配達エリアを、相互に識別可能に出力する手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする配達エリアシミュレーション方法。A delivery area simulation method in which a computer causes each of a plurality of delivery destinations to belong to any one of a plurality of delivery locations, thereby creating a delivery area for each of the plurality of delivery locations,
The delivery destination identification information capable of mutually identifying the plurality of delivery destinations, information on a delivery amount of a predetermined delivery at each of the plurality of delivery destinations, and information on a location of each of the plurality of delivery destinations. A procedure for storing the delivery bases in association with each other, delivery base identification information capable of mutually identifying the plurality of delivery bases, information about respective locations of the plurality of delivery bases, and the predetermined method for each of the plurality of delivery destinations. Correlating and storing information about delivery capabilities for the deliverables of
Based on information on the location of each of the plurality of delivery destinations and information on the location of each of the plurality of delivery bases, a distance between each of the plurality of delivery destinations and each of the plurality of delivery bases is determined. A step of obtaining information and associating each of the plurality of delivery destinations with any one of the plurality of delivery bases based on the information;
A step of calculating a total of the delivery quantities for each of the plurality of delivery locations based on information on the delivery quantities of the plurality of delivery destinations associated with each of the plurality of delivery locations;
According to the result of the association in the distance information associating means and the total of the delivery quantities, each of the plurality of delivery destinations is set such that the total of the delivery quantities does not exceed the delivery capacity at each of the plurality of delivery bases. Belonging to any one of the plurality of delivery bases, and forming the respective delivery areas of the plurality of delivery bases;
Outputting the respective delivery areas of the plurality of delivery bases formed by the delivery area forming means so that they can be distinguished from each other.
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