JP2004164284A - 電子メール配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子メールの文書中の所定部分を閲覧等した時点で、所望の音楽を聞いたり端末を動作させることができる電子メール配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末を提供する。
【解決手段】文書データ50の所定部分53を指定して音楽データ(楽しい曲1)57を関連付けるタグ52、54、56が含まれた電子メールと音楽データを受信した端末では、文書データが読取られて文書が文頭から順次表示されるとともに、所定部分53が読取られると音楽データが再生される。
【選択図】 図3
【解決手段】文書データ50の所定部分53を指定して音楽データ(楽しい曲1)57を関連付けるタグ52、54、56が含まれた電子メールと音楽データを受信した端末では、文書データが読取られて文書が文頭から順次表示されるとともに、所定部分53が読取られると音楽データが再生される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、インターネット等の発達に伴い、Webサイトから音楽データ等の配信を受けることが可能になってきている(例えば、特許文献1参照)。一方、電子メールの配信システムも種々開発されており、例えば電子メールに画像を添付する技術が報告されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−278566号公報
【特許文献2】
特開2002−55933号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の音楽配信技術の場合、音楽データ自体をユーザ端末に配信することはできるが、音楽以外の他の情報をユーザが音楽再生と同時に楽しむことはできなかった。一方、上記した従来の電子メール配信技術の場合、画像データを添付した電子メールをユーザが閲覧することはできる。ところが、画像であれば電子メールを閲覧中は常に表示されるが、音楽は聴覚を介して楽しむものであるので、音楽と電子メールを同時に楽しむ場合は音楽データの再生タイミングが重要となってくる。
【0005】
例えば、電子メール本文を読み進めた受信者が、本文の所定位置で文の内容に沿った音楽(例えば、吉報を知らせる内容に対して明るい音楽など)を聞くことができれば、メールの内容もより印象深いものとなるが、このようなことを実現する技術は未だ報告されていない。
【0006】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、電子メールの文書中の所定部分を閲覧等した時点で、コンテンツデータの再生や端末を動作させることができる電子メール配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の電子メール配信システムは、文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記コンテンツデータ又は端末の動作指示とを端末に配信する配信手段を備え、前記端末側で前記電子メールの文書データが読取られて文書が文頭から順次表示又は発音されるとともに、前記所定部分が読取られると前記コンテンツデータが再生されるか、前記動作指示に基づいて前記端末が動作することを特徴とする。
このようにすると、端末のユーザは、送信者からの電子メールの文章を閲覧するとともに、文章の途中で文の内容に沿ったコンテンツデータの再生や端末の動作が得られるので、メールの内容がより印象深いものとなる。
【0008】
本発明の電子メール配信方法は、文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記コンテンツデータ又は端末の動作指示とを端末に配信する電子メール配信方法であって、前記端末側で前記電子メールの文書データが読取られて文書が文頭から順次表示又は発音されるとともに、前記所定部分が読取られると前記コンテンツデータが再生されるか、前記動作指示に基づいて前記端末が動作することを特徴とする。
【0009】
本発明のコンピュータプログラムは、電子メールの文書中の所定部分を指定すると、該指定した部分にコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報を付加する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
又、本発明のコンピュータプログラムは、文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記音楽データとを受信すると、前記電子メールの文書データを読取って文書を文頭から順次表示又は発音する処理と、前記所定部分を読取ると前記コンテンツデータを再生するか、前記動作指示に基づいて前記端末を動作させる処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
本発明の端末は、前記コンピュータプログラムを実行可能に備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、各図を参照して説明する。図1は、本発明の電子メール配信システムの一実施の形態を示す構成ブロック図である。配信サーバ(電子メール配信システム)10は、全体を制御する制御部(配信手段)2、ネットワーク100との情報の送受信を行う送受信部4、メール格納部6、音楽データ格納部8を備えている。メール格納部6は、端末20Aから送信される電子メールを一時的に格納し、音楽データ格納部8は、音楽データを格納する。なお,この実施形態では、電子メール配信システム10は、WWWサーバ、データベースサーバ、メールサーバ等として機能する。
【0013】
配信サーバ10は、インターネット等のネットワーク100及び無線ネットワーク110を介して、ユーザの端末20A、20Bに接続されている。端末20A、20Bは、インターネット接続可能な携帯電話機の他、パーソナルコンピュータ、PDA(個人用情報端末)等を用いることができる。なお、この実施形態では、各端末が無線端末であるために無線ネットワーク110を介しているが、これに限られるものではない。
【0014】
端末20A、20Bは、それぞれCPU22A,22B、後述する処理を行うアプリケーションプログラム(AP)を格納する第1メモリ24A,24B、各種データを格納する第2メモリ26A,26B、図示しない無線部等を備える。なお、この実施形態では、端末20Aが電子メールの送信側で、端末20Bが電子メールの受信側であるとする。そして、端末20Aは、予め配信サーバ10にアクセスし、所望の音楽データのインデックスを取得して第2メモリに格納しておく。又、端末20Bは、受信した電子メールと、コンテンツデータである音楽データ(楽しい曲1)を第2メモリ26Bに格納し,適宜再生する。このため、端末20Bは音楽データの再生アプリケーションを搭載しているものとする。
【0015】
次に、図2を参照して、端末20Aが文書データを生成する処理フローを説明する。まず、ユーザが端末20Aの電子メールソフトを起動させ、文章を入力キーから入力すると、端末20Aは文書データを生成する(ステップS100)。文章入力が完了するとユーザは完了ボタンを押下し、端末20Aは押下を検知する(ステップS102)。これにより、端末20Aは文章入力が完了したと認識する。
【0016】
次に、ユーザはこの文章を読む受信者が同時に聴く音楽データを選択する。この選択は、例えば、第2メモリ26Aに格納された音楽データのインデックスを端末20Aの表示部にメニュー形式で表示させ、希望のインデックスを選択することで行われる。端末20Aは選択された音楽データのインデックスを取得する(ステップS120)。
【0017】
次に、ユーザは、文章中のどの位置から上記音楽データの再生を開始したいかを指定する。指定は、例えば文章を端末20Aの表示部上に表示させ、希望の文字位置にカーソルを移動させて決定することで行われ、端末20Aはその文字情報を取得する(ステップS130)。
【0018】
そして、上記ステップS100〜S130の処理に基づき、端末20Aはタグ付きの文書データを生成する(ステップS140)。生成された文書データの構成は図3に示すようになっている。
この図において、上記ステップS100、S110により、端末20Aは文書データ51、53、55を生成する。ここで、文書データ51は文字列A、B、C、Dからなり、文書データ52は文字Eからなり、文書データ53は文字列F,G、H、・・・からなるとする。次に、ステップS120でインデックスを取得すると、端末20Aは文書データ55の後ろに<music DATA>タグ56を付加し、さらにタグ56の後に取得したインデックス情報(楽しい曲1)を書き込む。これにより、文書データと音楽データが関連付けられる。そして、ステップS130で再生開始する文字情報(ここでは、文字Eが指定されたとする)を取得すると、端末20Aは文書データ53(文字E)の前に<music>タグ52を付加し、文字Eの後ろに</music>タグ54を付加する。タグ52、54は、タグ56で指定された音楽データの再生スタートを指示するコマンドであり、これにより、タグ52、54で囲まれる文字Eが読取られた時点で音楽データが再生されることになる。なお、この実施形態では各タグ52、54,56が関連情報であり、例えばHTML等の記述言語やJava Script(登録商標)等のスクリプト言語で規定されるコマンドである。又、関連情報としては、タグに限らず,XHTMLで記述されるスクリプト、端末(デバイス)固有のスクリプト等、コンテンツデータや端末の動作指示を識別するスクリプトであればよい。
【0019】
図2に戻り、ユーザが電子メールの宛先を指定して送信を操作すると、端末20Aは、上記文書データを含む電子メールを配信サーバ10へ送信する(ステップS150)。なお、端末20A内では、予めメールサーバとして配信サーバ10が設定されているものとする。配信サーバ10は、受信した電子メールに含まれる文書データを読取り、タグ56で指定されたインデックスに基づき、電子メールと該当する音楽データとを関連付け、電子メールをメール格納部6に格納する(ステップS200)。次に、配信サーバ10は、電子メールの宛先に対し、配信サーバ10のURL(Uniform Resource Locator)を所定のメールに添付して送信する(ステップS210)。なお、このURLは、実際はメール格納部6における上記電子メールの格納領域を示している。
【0020】
次に、図4を参照して、端末20Bが上記電子メール及び音楽データを受信して再生する処理フローを説明する。まず、端末20Bが上記URLを指定して配信サーバ10にアクセスすると(ステップS400)、配信サーバ10は該URLを読取り、メール格納部6の該当格納領域から電子メールを取得する(ステップS300)。次いで、配信サーバ10は、電子メールに関連付けられた音楽データを音楽データ格納部8から取得し(ステップS310)、電子メールと音楽データを端末20Bに送信する(ステップS320)。
【0021】
一方、端末20Bは、受信した電子メールの文書データを読取り(ステップS410)、読取り順に表示部上に文書をテロップ表示する(ステップS420)。図5は、端末20Bでの表示態様を示す。この図において、表示画面28Bに「す。ありがとう」がテロップ表示される。なお、テロップ表示とは、文章を文頭から順に所定文字数だけ表示するものであり、あたかも表示画面上を文章が流れていくように見える。この実施形態では、表示画面28Bの右から左へ文章が流れる。なお、表示画面28Aには電子メールに添付された所定の画像が表示される。
【0022】
図4に戻り、端末20Bは、文書データ中から<music>タグ52を読取ると、タグ52の後ろの文書データを読み取って表示させた時点で音楽データを再生する(ステップS430)。このようにして、端末20Bのユーザは、送信者からの電子メールの文章を閲覧するとともに、文章の途中で文の内容に沿った音楽を聞くことができ、メールの内容がより印象深いものとなる。例えば、図5において、おめでとうの「お」がタグ52の次に記述されていた場合、「お」が表示された時点で音楽(楽しい音楽1)がスピーカ27から鳴動し、送信者側のお祝いの気持ちが受信者に一層印象深く伝わることになる。
なお、上記音楽(コンテンツデータ)を再生する際、その音楽(コンテンツ)に関する購買情報を端末の表示部に表示させるようにしてもよい。このようにすると、送信者側のお祝いの気持ちが伝わった受信者がそのコンテンツを購買しようとする動機が働くので、コンテンツ購買の促進につながる。特に、購買情報として、いわゆるバナー広告のような広告を表示させ、その広告画面とコンテンツの販売WEbサイトとをリンクさせておけば、広告を選択(クリック)するだけで、販売サイトへアクセスでき、購買手続きがより簡便になる。
【0023】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上記実施形態では、電子メール中の<music>タグ52、54及び<music DATA>タグ56によって、文書の所定位置が読取られると端末上で音楽データが再生されたが、この実施形態では、電子メール中の<mobile light>タグ62、64及び<light command>タグ66により、文書の所定位置が読取られると端末の所定の発光部が点滅するようになっている。第2実施形態における文書データの構成を図6に示す。
【0024】
この図において、<mobile light>タグ62と</mobile light>タグ64の間に文書データ63(文字E)が位置する。タグ62、64は、タグ66で指定された端末の動作命令67を実行するコマンドである。そして、<light command>タグ66は、端末の動作命令67が記述された位置を示す。なお、動作命令67は端末ごとに異なるので、端末側でこの命令を生成するアプリケーションを備えるものとする。又、この例では、動作命令67は、携帯電話の着信ランプを点滅させる命令であるとする。このようにして、例えば、前記図5において、おめでとうの「お」が表示された時点で着信ランプが点滅するので、送信者側のお祝いの気持ちが受信者に一層印象深く伝わることになる。
【0025】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。例えば、上記実施形態では、読取った文書データを端末20Bの表示画面に表示させたが、所定の音声変換機能により、読取った文書データを音声として発音させるとともに、上記音楽データを鳴らすようにしてもよい。又、コンテンツデータとしては、画像データ等でもよく、この場合は、文書の所定位置が読取られると、端末の表示部上に画像(例えば祝いのイメージ等)が表示されるようになる。
【0026】
本発明の電子メール配信システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、コンピューターによって動作するソフトウェアプログラムによって実現可能である。このソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体や通信回線を介して配布可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端末のユーザは、送信者からの電子メールの文章を閲覧するとともに、文章の途中で文の内容に沿ったコンテンツデータの再生や端末の動作が得られるので、メールの内容がより印象深いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】送信側端末が文書データ及び電子メールを生成する処理フローを示す図である。
【図3】文書データの構成を示す図である。
【図4】受信側端末が電子メール及び音楽データを受信して再生する処理フローを示す図である。
【図5】受信側端末の表示画面に文章を表示させる態様を示す図である。
【図6】文書データの構成を示す別の図である。
【符号の説明】
2 制御部(配信手段)
10 配信サーバ(電子メール配信システム)
20B (受信側)端末
50、60 文書データ
52、54、56、62、64、66 タグ(関連情報)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールの配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、インターネット等の発達に伴い、Webサイトから音楽データ等の配信を受けることが可能になってきている(例えば、特許文献1参照)。一方、電子メールの配信システムも種々開発されており、例えば電子メールに画像を添付する技術が報告されている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−278566号公報
【特許文献2】
特開2002−55933号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の音楽配信技術の場合、音楽データ自体をユーザ端末に配信することはできるが、音楽以外の他の情報をユーザが音楽再生と同時に楽しむことはできなかった。一方、上記した従来の電子メール配信技術の場合、画像データを添付した電子メールをユーザが閲覧することはできる。ところが、画像であれば電子メールを閲覧中は常に表示されるが、音楽は聴覚を介して楽しむものであるので、音楽と電子メールを同時に楽しむ場合は音楽データの再生タイミングが重要となってくる。
【0005】
例えば、電子メール本文を読み進めた受信者が、本文の所定位置で文の内容に沿った音楽(例えば、吉報を知らせる内容に対して明るい音楽など)を聞くことができれば、メールの内容もより印象深いものとなるが、このようなことを実現する技術は未だ報告されていない。
【0006】
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、電子メールの文書中の所定部分を閲覧等した時点で、コンテンツデータの再生や端末を動作させることができる電子メール配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明の電子メール配信システムは、文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記コンテンツデータ又は端末の動作指示とを端末に配信する配信手段を備え、前記端末側で前記電子メールの文書データが読取られて文書が文頭から順次表示又は発音されるとともに、前記所定部分が読取られると前記コンテンツデータが再生されるか、前記動作指示に基づいて前記端末が動作することを特徴とする。
このようにすると、端末のユーザは、送信者からの電子メールの文章を閲覧するとともに、文章の途中で文の内容に沿ったコンテンツデータの再生や端末の動作が得られるので、メールの内容がより印象深いものとなる。
【0008】
本発明の電子メール配信方法は、文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記コンテンツデータ又は端末の動作指示とを端末に配信する電子メール配信方法であって、前記端末側で前記電子メールの文書データが読取られて文書が文頭から順次表示又は発音されるとともに、前記所定部分が読取られると前記コンテンツデータが再生されるか、前記動作指示に基づいて前記端末が動作することを特徴とする。
【0009】
本発明のコンピュータプログラムは、電子メールの文書中の所定部分を指定すると、該指定した部分にコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報を付加する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
又、本発明のコンピュータプログラムは、文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記音楽データとを受信すると、前記電子メールの文書データを読取って文書を文頭から順次表示又は発音する処理と、前記所定部分を読取ると前記コンテンツデータを再生するか、前記動作指示に基づいて前記端末を動作させる処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0011】
本発明の端末は、前記コンピュータプログラムを実行可能に備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、各図を参照して説明する。図1は、本発明の電子メール配信システムの一実施の形態を示す構成ブロック図である。配信サーバ(電子メール配信システム)10は、全体を制御する制御部(配信手段)2、ネットワーク100との情報の送受信を行う送受信部4、メール格納部6、音楽データ格納部8を備えている。メール格納部6は、端末20Aから送信される電子メールを一時的に格納し、音楽データ格納部8は、音楽データを格納する。なお,この実施形態では、電子メール配信システム10は、WWWサーバ、データベースサーバ、メールサーバ等として機能する。
【0013】
配信サーバ10は、インターネット等のネットワーク100及び無線ネットワーク110を介して、ユーザの端末20A、20Bに接続されている。端末20A、20Bは、インターネット接続可能な携帯電話機の他、パーソナルコンピュータ、PDA(個人用情報端末)等を用いることができる。なお、この実施形態では、各端末が無線端末であるために無線ネットワーク110を介しているが、これに限られるものではない。
【0014】
端末20A、20Bは、それぞれCPU22A,22B、後述する処理を行うアプリケーションプログラム(AP)を格納する第1メモリ24A,24B、各種データを格納する第2メモリ26A,26B、図示しない無線部等を備える。なお、この実施形態では、端末20Aが電子メールの送信側で、端末20Bが電子メールの受信側であるとする。そして、端末20Aは、予め配信サーバ10にアクセスし、所望の音楽データのインデックスを取得して第2メモリに格納しておく。又、端末20Bは、受信した電子メールと、コンテンツデータである音楽データ(楽しい曲1)を第2メモリ26Bに格納し,適宜再生する。このため、端末20Bは音楽データの再生アプリケーションを搭載しているものとする。
【0015】
次に、図2を参照して、端末20Aが文書データを生成する処理フローを説明する。まず、ユーザが端末20Aの電子メールソフトを起動させ、文章を入力キーから入力すると、端末20Aは文書データを生成する(ステップS100)。文章入力が完了するとユーザは完了ボタンを押下し、端末20Aは押下を検知する(ステップS102)。これにより、端末20Aは文章入力が完了したと認識する。
【0016】
次に、ユーザはこの文章を読む受信者が同時に聴く音楽データを選択する。この選択は、例えば、第2メモリ26Aに格納された音楽データのインデックスを端末20Aの表示部にメニュー形式で表示させ、希望のインデックスを選択することで行われる。端末20Aは選択された音楽データのインデックスを取得する(ステップS120)。
【0017】
次に、ユーザは、文章中のどの位置から上記音楽データの再生を開始したいかを指定する。指定は、例えば文章を端末20Aの表示部上に表示させ、希望の文字位置にカーソルを移動させて決定することで行われ、端末20Aはその文字情報を取得する(ステップS130)。
【0018】
そして、上記ステップS100〜S130の処理に基づき、端末20Aはタグ付きの文書データを生成する(ステップS140)。生成された文書データの構成は図3に示すようになっている。
この図において、上記ステップS100、S110により、端末20Aは文書データ51、53、55を生成する。ここで、文書データ51は文字列A、B、C、Dからなり、文書データ52は文字Eからなり、文書データ53は文字列F,G、H、・・・からなるとする。次に、ステップS120でインデックスを取得すると、端末20Aは文書データ55の後ろに<music DATA>タグ56を付加し、さらにタグ56の後に取得したインデックス情報(楽しい曲1)を書き込む。これにより、文書データと音楽データが関連付けられる。そして、ステップS130で再生開始する文字情報(ここでは、文字Eが指定されたとする)を取得すると、端末20Aは文書データ53(文字E)の前に<music>タグ52を付加し、文字Eの後ろに</music>タグ54を付加する。タグ52、54は、タグ56で指定された音楽データの再生スタートを指示するコマンドであり、これにより、タグ52、54で囲まれる文字Eが読取られた時点で音楽データが再生されることになる。なお、この実施形態では各タグ52、54,56が関連情報であり、例えばHTML等の記述言語やJava Script(登録商標)等のスクリプト言語で規定されるコマンドである。又、関連情報としては、タグに限らず,XHTMLで記述されるスクリプト、端末(デバイス)固有のスクリプト等、コンテンツデータや端末の動作指示を識別するスクリプトであればよい。
【0019】
図2に戻り、ユーザが電子メールの宛先を指定して送信を操作すると、端末20Aは、上記文書データを含む電子メールを配信サーバ10へ送信する(ステップS150)。なお、端末20A内では、予めメールサーバとして配信サーバ10が設定されているものとする。配信サーバ10は、受信した電子メールに含まれる文書データを読取り、タグ56で指定されたインデックスに基づき、電子メールと該当する音楽データとを関連付け、電子メールをメール格納部6に格納する(ステップS200)。次に、配信サーバ10は、電子メールの宛先に対し、配信サーバ10のURL(Uniform Resource Locator)を所定のメールに添付して送信する(ステップS210)。なお、このURLは、実際はメール格納部6における上記電子メールの格納領域を示している。
【0020】
次に、図4を参照して、端末20Bが上記電子メール及び音楽データを受信して再生する処理フローを説明する。まず、端末20Bが上記URLを指定して配信サーバ10にアクセスすると(ステップS400)、配信サーバ10は該URLを読取り、メール格納部6の該当格納領域から電子メールを取得する(ステップS300)。次いで、配信サーバ10は、電子メールに関連付けられた音楽データを音楽データ格納部8から取得し(ステップS310)、電子メールと音楽データを端末20Bに送信する(ステップS320)。
【0021】
一方、端末20Bは、受信した電子メールの文書データを読取り(ステップS410)、読取り順に表示部上に文書をテロップ表示する(ステップS420)。図5は、端末20Bでの表示態様を示す。この図において、表示画面28Bに「す。ありがとう」がテロップ表示される。なお、テロップ表示とは、文章を文頭から順に所定文字数だけ表示するものであり、あたかも表示画面上を文章が流れていくように見える。この実施形態では、表示画面28Bの右から左へ文章が流れる。なお、表示画面28Aには電子メールに添付された所定の画像が表示される。
【0022】
図4に戻り、端末20Bは、文書データ中から<music>タグ52を読取ると、タグ52の後ろの文書データを読み取って表示させた時点で音楽データを再生する(ステップS430)。このようにして、端末20Bのユーザは、送信者からの電子メールの文章を閲覧するとともに、文章の途中で文の内容に沿った音楽を聞くことができ、メールの内容がより印象深いものとなる。例えば、図5において、おめでとうの「お」がタグ52の次に記述されていた場合、「お」が表示された時点で音楽(楽しい音楽1)がスピーカ27から鳴動し、送信者側のお祝いの気持ちが受信者に一層印象深く伝わることになる。
なお、上記音楽(コンテンツデータ)を再生する際、その音楽(コンテンツ)に関する購買情報を端末の表示部に表示させるようにしてもよい。このようにすると、送信者側のお祝いの気持ちが伝わった受信者がそのコンテンツを購買しようとする動機が働くので、コンテンツ購買の促進につながる。特に、購買情報として、いわゆるバナー広告のような広告を表示させ、その広告画面とコンテンツの販売WEbサイトとをリンクさせておけば、広告を選択(クリック)するだけで、販売サイトへアクセスでき、購買手続きがより簡便になる。
【0023】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上記実施形態では、電子メール中の<music>タグ52、54及び<music DATA>タグ56によって、文書の所定位置が読取られると端末上で音楽データが再生されたが、この実施形態では、電子メール中の<mobile light>タグ62、64及び<light command>タグ66により、文書の所定位置が読取られると端末の所定の発光部が点滅するようになっている。第2実施形態における文書データの構成を図6に示す。
【0024】
この図において、<mobile light>タグ62と</mobile light>タグ64の間に文書データ63(文字E)が位置する。タグ62、64は、タグ66で指定された端末の動作命令67を実行するコマンドである。そして、<light command>タグ66は、端末の動作命令67が記述された位置を示す。なお、動作命令67は端末ごとに異なるので、端末側でこの命令を生成するアプリケーションを備えるものとする。又、この例では、動作命令67は、携帯電話の着信ランプを点滅させる命令であるとする。このようにして、例えば、前記図5において、おめでとうの「お」が表示された時点で着信ランプが点滅するので、送信者側のお祝いの気持ちが受信者に一層印象深く伝わることになる。
【0025】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。例えば、上記実施形態では、読取った文書データを端末20Bの表示画面に表示させたが、所定の音声変換機能により、読取った文書データを音声として発音させるとともに、上記音楽データを鳴らすようにしてもよい。又、コンテンツデータとしては、画像データ等でもよく、この場合は、文書の所定位置が読取られると、端末の表示部上に画像(例えば祝いのイメージ等)が表示されるようになる。
【0026】
本発明の電子メール配信システムは、コンピューターと、通信装置等の各種周辺機器と、コンピューターによって動作するソフトウェアプログラムによって実現可能である。このソフトウェアプログラムは、コンピューター読み取り可能な記憶媒体や通信回線を介して配布可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、端末のユーザは、送信者からの電子メールの文章を閲覧するとともに、文章の途中で文の内容に沿ったコンテンツデータの再生や端末の動作が得られるので、メールの内容がより印象深いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子メール配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】送信側端末が文書データ及び電子メールを生成する処理フローを示す図である。
【図3】文書データの構成を示す図である。
【図4】受信側端末が電子メール及び音楽データを受信して再生する処理フローを示す図である。
【図5】受信側端末の表示画面に文章を表示させる態様を示す図である。
【図6】文書データの構成を示す別の図である。
【符号の説明】
2 制御部(配信手段)
10 配信サーバ(電子メール配信システム)
20B (受信側)端末
50、60 文書データ
52、54、56、62、64、66 タグ(関連情報)
Claims (5)
- 文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記コンテンツデータ又は端末の動作指示とを端末に配信する配信手段を備えた電子メール配信システムであって、
前記端末側で前記電子メールの文書データが読取られて文書が文頭から順次表示又は発音されるとともに、前記所定部分が読取られると前記コンテンツデータが再生されるか、前記動作指示に基づいて前記端末が動作することを特徴とする電子メール配信システム。 - 文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記コンテンツデータ又は端末の動作指示とを端末に配信する電子メール配信方法であって、
前記端末側で前記電子メールの文書データが読取られて文書が文頭から順次表示又は発音されるとともに、前記所定部分が読取られると前記コンテンツデータが再生されるか、前記動作指示に基づいて前記端末が動作することを特徴とする電子メール配信方法。 - 電子メールの文書中の所定部分を指定すると、該指定した部分にコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報を付加する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 文書中の所定部分を指定してコンテンツデータ又は端末の動作指示を関連付ける関連情報が含まれた電子メールと、前記音楽データとを受信すると、
前記電子メールの文書データを読取って文書を文頭から順次表示又は発音する処理と、
前記所定部分を読取ると前記コンテンツデータを再生するか、前記動作指示に基づいて前記端末を動作させる処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項3又は4に記載のコンピュータプログラムを実行可能に備えたことを特徴とする端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002329415A JP2004164284A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 電子メール配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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---|---|
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Family
ID=32807422
Family Applications (1)
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JP2002329415A Withdrawn JP2004164284A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 電子メール配信システム及び方法、コンピュータプログラム、並びに端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004164284A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011147014A (ja) * | 2010-01-15 | 2011-07-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 音情報伝達システム |
JP5619978B1 (ja) * | 2013-09-20 | 2014-11-05 | ヤフー株式会社 | 配信装置、配信方法、および配信プログラム |
JP2015061317A (ja) * | 2014-09-11 | 2015-03-30 | ヤフー株式会社 | 配信装置、配信方法、および配信プログラム |
-
2002
- 2002-11-13 JP JP2002329415A patent/JP2004164284A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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