JP2004162686A

JP2004162686A - Intake device

Info

Publication number: JP2004162686A
Application number: JP2003074932A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Kino; 等木野; Yoshikazu Hirose; 吉一広瀬
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2002-09-26
Filing date: 2003-03-19
Publication date: 2004-06-10
Anticipated expiration: 2023-03-19
Also published as: JP3815677B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an intake device capable of restricting intake sound over a wide frequency range, reducing fitting manhours, and reducing the number of parts. <P>SOLUTION: This intake device 1 is provided with an intake duct 2 having an intake port, an air cleaner 3 disposed on the downstream side of the intake duct 2 to filter intake air, and an air cleaner hose 4 disposed on the downstream side of the air cleaner 3, and communicated with a combustion chamber. Inside the air cleaner 3, a cleaner built-in member 21 isolated from the inner part of the air cleaner 3 to be communicated with the intake duct 2 or the air cleaner hose 4 at one end, and opened to the inner part of the air cleaner 3 is contained. An outer wall of the air cleaner 3 comprises a doubly acting outer wall part also acting as an outer wall of the cleaner built-in member 21, and a dedicated outer wall part as the outer wall of the air cleaner 3 only. The outer wall of the air cleaner 3 has at least one penetration hole 5 opened over the doubly acting outer wall part and the dedicated outer wall part and closed with a ventilation member 6. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンに空気を供給する吸気装置、より詳しくは騒音を抑制できる吸気装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
吸気装置においては、吸気口から漏れる騒音（以下、「吸気音」と称す。）が問題となる。吸気音は、１ｋＨｚ以上に亘る比較的広い周波数域を有する。そして、この周波数域中には、音圧レベルが著しく大きい共鳴ピークが複数点在している。したがって、共鳴ピークを小さくすることで、吸気音を抑制することができる。
【０００３】
そこで、特許文献１には、レゾネータを持つ吸気装置が紹介されている。図１４に、同文献記載の吸気装置のエアクリーナ付近の概略図を示す。図に示すように、エアクリーナ１００は、ダーティ側ケース１０１とクリーン側ケース１０６とエレメント１０７とからなる。吸気ダクト１０９は、ダーティ側ケース１０１の側壁外面から突設されている。ダーティ側ケース１０１の内部には、吸気ダクト１０９と連通する１／４筒部材１０３が収納されている。ダーティ側ケース１０１の側壁および底壁の一部は、１／４筒部材１０３の外壁を兼ねた兼用外壁部１０４となっている。兼用外壁部１０４からは、１／４筒部材１０３内と連通する接続筒部１０５が突設されている。レゾネータ１１１は、接続筒部１０５に連結されている。クリーン側ケース１０６の側壁外面からは、エアクリーナホース１１０が突設されている。エレメント１０７は、ダーティ側ケース１０１内部とクリーン側ケース１０６内部とを仕切っている。
【０００４】
吸気は、吸気ダクト１０９→１／４筒部材１０３→レゾネータ１１１→再び１／４筒部材１０３→ダーティ側ケース１０１→エレメント１０７→クリーン側ケース１０６→エアクリーナホース１１０の順に流れ、スロットルボディ（図略）およびインテークマニホールド（図略）を介して、エンジンの燃焼室（図略）に供給される。また、吸気音は、レゾネータ１１１により抑制される。
【０００５】
【特許文献１】
特開平０３−２７９６６４号公報（第３頁−第５頁、第２図）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同文献記載の吸気装置によると、レゾネータ１１１を配置するためのスペースが必要であった。このため、エンジンルーム内における他の部材の搭載スペースが狭小化していた。
【０００７】
また、レゾネータ１１１は、比較的中、高周波数域の音のみを抑制することができるに過ぎなかった。すなわち、広い周波数域に亘って吸気音を抑制することは困難であった。
【０００８】
ここで、広い周波数域に亘って吸気音を抑制するためには、吸気音の定在波の腹が存在するエアクリーナ、吸気ダクト、エアクリーナホースのうち、少なくとも二つの部材に、通気性部材を配置してやればよい。すなわち、これらの部材の外壁に透過口を開設し、この透過口を通気性部材で塞いでやればよい。そして、通気性部材を介して、音を吸気装置内部から外部へ透過させてやればよい。
【０００９】
しかしながら、エアクリーナ、吸気ダクト、エアクリーナホースの各部材ごとに透過口を開設し、各々通気性部材を配置すると、組み付け工数が多くなる。また、部品点数も多くなる。
【００１０】
本発明の吸気装置は上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、広い周波数域に亘って吸気音を抑制でき、組み付け工数が少なく部品点数も少ない吸気装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
（１）上記課題を解決するため、本発明の吸気装置は、外部から吸気を取り込む吸気口を持つ筒状の吸気ダクトと、該吸気ダクトの下流側に配置され該吸気を濾過するエアクリーナと、該エアクリーナの下流側に配置されエンジンの燃焼室と連通するエアクリーナホースと、を備えてなる吸気装置であって、前記エアクリーナの内部には、一端が前記吸気ダクトまたは前記エアクリーナホースに該エアクリーナ内部から隔離されて連通し、他端が該エアクリーナ内部に開放されたクリーナ内蔵部材が収納されており、該エアクリーナの外壁は、該クリーナ内蔵部材の外壁を兼ねる兼用外壁部と、該エアクリーナのみの外壁である専用外壁部と、からなり、該エアクリーナの外壁は、該兼用外壁部と該専用外壁部とに亘って開設され通気性部材により塞がれた透過口を、少なくとも一つ持つことを特徴とする。
【００１２】
本発明の吸気装置は、吸気ダクトとエアクリーナとエアクリーナホースとを有する。エアクリーナの内部には、クリーナ内蔵部材が収納されている。クリーナ内蔵部材の一端は、吸気ダクトまたはエアクリーナホースに連通している。また、クリーナ内蔵部材の一端は、エアクリーナ内部から隔離されている。また、クリーナ内蔵部材の他端は、エアクリーナ内部に開放されている。エアクリーナの外壁は、クリーナ内蔵部材の外壁を兼ねる兼用外壁部と、エアクリーナのみの外壁である専用外壁部と、から構成されている。透過口は、これら兼用外壁部と専用外壁部とに亘って開設されている。そして、この透過口を通気性部材が塞いでいる。
【００１３】
本発明の吸気装置のクリーナ内蔵部材は、従来の吸気装置における吸気ダクト下流端部やエアクリーナホース上流端部としての機能を有する。このため、本発明の吸気装置は、クリーナ内蔵部材の路長分だけ、吸気ダクトやエアクリーナホースの管路長が短くて済む。したがって、省スペース性に優れている。
【００１４】
また、本発明の吸気装置によると、吸気音の定在波の腹が存在する部位に、通気性部材が配置されている。このため、広い周波数域に亘って吸気音を抑制することができる。
【００１５】
また、透過口は、兼用外壁部と専用外壁部とに亘って開設されている。兼用外壁部の内部には、クリーナ内蔵部材が配置されている。このため、透過口のうち兼用外壁部に開設された部位は、クリーナ内蔵部材専用の透過口として機能する。一方、専用外壁部の内部には、クリーナ内蔵部材が配置されていない。このため、透過口のうち専用外壁部に開設された部位は、エアクリーナ専用の透過口として機能する。すなわち、本発明の吸気装置の透過口は、クリーナ内蔵部材用として機能する部位と、エアクリーナ用として機能する部位と、を併有している。このため、透過口を塞ぐ通気性部材も、クリーナ内蔵部材用として機能する部位と、エアクリーナ用として機能する部位と、を併有する。
【００１６】
ここで、クリーナ内蔵部材は、上述したように、吸気ダクトまたはエアクリーナホースと連通している。したがって、通気性部材のうちクリーナ内蔵部材用として機能する部位は、吸気ダクト用またはエアクリーナホース用として機能することになる。このため、本発明の吸気装置によると、エアクリーナ、吸気ダクト、エアクリーナホースの各部材ごとに透過口を開設し、各々通気性部材を配置する必要がない。したがって、組み付け工数が少なく、部品点数も少ない。
【００１７】
（２）好ましくは、前記クリーナ内蔵部材は、筒体を軸方向で半割した半円筒部材であり、該半円筒部材の軸方向一端は前記吸気ダクトまたは前記エアクリーナホースに前記エアクリーナ内部から隔離されて連通し、軸方向他端は該エアクリーナ内部に開放されている構成とする方がよい。
【００１８】
つまり、本構成は、クリーナ内蔵部材として半円筒部材を配置するものである。半円筒部材の軸方向一端は、吸気ダクトまたはエアクリーナホースに連通している。また、半円筒部材の軸方向一端は、エアクリーナ内部から隔離されている。また、半円筒部材の軸方向他端は、エアクリーナ内部に開放されている。半円筒部材は、その周方向両端をエアクリーナ外壁に伏せて配置するだけで、径方向において、半円筒部材内部をエアクリーナ内部から隔離することができる。このため、本構成によると、通気性部材を、エアクリーナ用として機能する部位と、クリーナ内蔵部材用（吸気ダクト用またはエアクリーナホース用）として機能する部位と、に比較的簡単に区画することができる。
【００１９】
（３）好ましくは、上記（２）の構成において、前記半円筒部材は、前記兼用外壁部および前記通気性部材に溶着固定されている構成とする方がよい。本構成によると、例えば嵌合などにより半円筒部材を固定する場合と比較して、比較的堅牢に半円筒部材を固定することができる。また、本構成によると固定部分のシール性も確保しやすい。
【００２０】
（４）好ましくは、さらに、前記透過口を塞ぐ前記通気性部材と間隙を隔てて遮音壁を備える構成とする方がよい。つまり、本構成は、通気性部材の外側に遮音壁を配置するものである。本構成によると、通気性部材を透過した透過音は、遮音壁や通気性部材により、反射される。反射の際、透過音のエネルギは遮音壁や通気性部材に吸収される。この吸収により、透過音は減衰する。減衰した透過音はエアクリーナ外部へ拡散する。
【００２１】
本構成によると、吸気音のみならず透過音までも抑制することができる。また、本構成によると、エアクリーナ、吸気ダクト、エアクリーナホースの各部材ごとに遮音壁を配置する場合と比較して、遮音壁設置スペースを小さくすることができる。また、各部材ごとに遮音壁を配置する場合と比較して、部品点数が少なくて済む。
【００２２】
（５）また、上記課題を解決するため、本発明の吸気装置は、外部から吸気を取り込む吸気口を持つ筒状の吸気ダクトと、該吸気ダクトの下流側に配置され該吸気を濾過するエアクリーナと、該エアクリーナの下流側に配置されエンジンの燃焼室と連通するエアクリーナホースと、を備えてなる吸気装置であって、さらに、一端が前記吸気ダクトまたは前記エアクリーナホースに前記エアクリーナ内部から隔離されて連通し、他端が該エアクリーナ内部に開放されたクリーナ内蔵部材と、該エアクリーナの外壁と一体に形成され、遮音室を内部に区画する遮音壁部と、該遮音室と該エアクリーナ外部とを連通する連通口と、該遮音室と、該エアクリーナ内部および該クリーナ内蔵部材内部と、を連通するとともに通気性部材により塞がれた透過口と、を有することを特徴とする。
【００２３】
クリーナ内蔵部材の一端は、吸気ダクトまたはエアクリーナホースに連通している。また、クリーナ内蔵部材の一端は、エアクリーナ内部から隔離されている。また、クリーナ内蔵部材の他端は、エアクリーナ内部に開放されている。
【００２４】
遮音壁部は、エアクリーナ外壁と一体に形成されている。遮音壁部の内部には、遮音室が配置されている。遮音室とエアクリーナ外部とは連通孔により連通している。遮音室と、エアクリーナ内部と、クリーナ内蔵部材内部とは、それぞれ隔離されている。このうち、遮音室とエアクリーナ内部との間、および遮音室とクリーナ内蔵部材内部との間には、通気性部材が介装されている。
【００２５】
エアクリーナ内部からの透過音は、エアクリーナ内部から、通気性部材（透過口）→遮音室→連通口を介して、エアクリーナ外部に放出される。同様に、クリーナ内蔵部材内部からの透過音は、クリーナ内蔵部材内部から、通気性部材（透過口）→遮音室→連通口を介して、エアクリーナ外部に放出される。
【００２６】
ここで、遮音室に流入した透過音は、遮音壁部や通気性部材などにより、反射される。反射の際、透過音のエネルギは遮音壁部や通気性部材などに吸収される。この吸収により、透過音は減衰する。減衰した透過音は、連通口を介して、遮音室からエアクリーナ外部へ放出される。
【００２７】
本発明の吸気装置によると、吸気音のみならず透過音までも抑制することができる。また、本発明の吸気装置によると、エアクリーナ、吸気ダクト、エアクリーナホースの各部材ごとに遮音室を配置する場合と比較して、遮音室設置スペースを小さくすることができる。また、各部材ごとに遮音室を配置する場合と比較して、各部材の内部形状を単純化することができる。したがって、吸気抵抗を小さくすることができる。また、各部材ごとに遮音室を配置する場合と比較して、部品点数が少なくて済む。また、遮音壁部は、エアクリーナ外壁と一体に形成されている。この点においても部品点数が少なくて済む。
【００２８】
また、本発明の吸気装置のクリーナ内蔵部材は、従来の吸気装置における吸気ダクト下流端部やエアクリーナホース上流端部としての機能を有する。このため、本発明の吸気装置は、クリーナ内蔵部材の路長分だけ、吸気ダクトやエアクリーナホースの管路長が短くて済む。したがって、省スペース性に優れている。
【００２９】
また、本発明の吸気装置によると、吸気音の定在波の腹が存在する部位に、通気性部材が配置されている。このため、広い周波数域に亘って吸気音を抑制することができる。
【００３０】
また、通気性部材は、クリーナ内蔵部材用として機能する部位と、エアクリーナ用として機能する部位と、を併有している。クリーナ内蔵部材は、上述したように、吸気ダクトまたはエアクリーナホースと連通している。したがって、通気性部材のうちクリーナ内蔵部材用として機能する部位は、吸気ダクト用またはエアクリーナホース用として機能することになる。このため、本発明の吸気装置によると、エアクリーナ、吸気ダクト、エアクリーナホースの各部材ごとに通気性部材を配置する必要がない。したがって、組み付け工数が少なく、部品点数も少ない。
【００３１】
（６）好ましくは、上記（５）の構成において、前記透過口は、前記遮音壁部に穿設されている構成とする方がよい。遮音壁部は遮音室に隣接している。したがって、本構成によると、遮音壁部以外の部位に透過口が配置されている場合と比較して、エアクリーナの構造が単純になる。
【００３２】
（７）好ましくは、上記（５）の構成において、前記クリーナ内蔵部材は、筒体を軸方向で半割した半割体であり、該半割体の軸方向一端は前記吸気ダクトまたは前記エアクリーナホースに前記エアクリーナ内部から隔離されて連通し、軸方向他端は該エアクリーナ内部に開放されている構成とする方がよい。
【００３３】
つまり、本構成は、クリーナ内蔵部材として半割体を配置するものである。半割体の軸方向一端は、吸気ダクトまたはエアクリーナホースに連通している。また、半割体の軸方向一端は、エアクリーナ内部から隔離されている。また、半割体の軸方向他端は、エアクリーナ内部に開放されている。半割体は、その割端を通気性部材に伏せて配置するだけで、半割体内部をエアクリーナ内部から隔離することができる。このため、本構成によると、通気性部材を、エアクリーナ用として機能する部位と、クリーナ内蔵部材用（吸気ダクト用またはエアクリーナホース用）として機能する部位と、に比較的簡単に区画することができる。
【００３４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸気装置の実施の形態について説明する。
【００３５】
（１）第一実施形態
まず、本実施形態の吸気装置の構成について説明する。図１に、本実施形態の吸気装置の分解斜視図を示す。図に示すように、吸気装置１は、吸気ダクト２とエアクリーナ３とエアクリーナホース４とを備える。
【００３６】
吸気ダクト２は、ＰＰ（ポリプロピレン）製であって半円筒状を呈している。吸気ダクト２は、上流端に開設された吸気口により、自動車の外部と連通している。
【００３７】
エアクリーナ３は、ダーティ側ケース３０とクリーン側ケース３１とエレメント３２とを備える。ダーティ側ケース３０は、タルク配合ＰＰ製であって上方に開口する箱状を呈している。ダーティ側ケース３０の内部には、半円筒部材２１が収納されている。半円筒部材２１の上流側の接続端面には、シール材（図略）が配設されている。このシール材により、半円筒部材２１上流側において、半円筒部材２１内部が、半円筒部材２１外部つまりダーティ側ケース３０内部から、隔離されている。また、ダーティ側ケース３０の側壁からは、吸気ダクト接続筒２２が一体に突設されている。吸気ダクト接続筒２２は、吸気ダクト２の下流端に爪嵌合により接続されている。また、ダーティ側ケース３０の側壁には、矩形状の透過口５が開設されている。透過口５は、ＰＥＴ（ポリエチレンテレフタレート）不織布製であって矩形板状の通気性部材６により塞がれている。通気性部材６付近の構成については、後で詳しく説明する。
【００３８】
クリーン側ケース３１は、タルク配合ＰＰ製であって下方に開口する箱状を呈している。クリーン側ケース３１は、開口が伏せられた状態で、ダーティ側ケース３０の上方に配置されている。
【００３９】
エレメント３２は、ＰＥＴ不織布をひだ折り加工した長方形板状を呈している。エレメント３２は、ダーティ側ケース３０の開口縁とクリーン側ケース３１の開口縁との間に挟持固定されている。そして、エレメント３２は、ダーティ側ケース３０とクリーン側ケース３１とにより形成される閉空間を、上下二室に仕切っている。
【００４０】
エアクリーナホース４は、ＣＲ（クロロプレンゴム）製であって蛇腹筒状を呈している。エアクリーナホース４の上流端は、クリーン側ケース３１側壁外面から突設されたホース接続筒（図略）に、接続されている。エアクリーナホース４の下流端には、スロットルボディが接続されている。また、スロットルボディの下流端には、燃焼室（図略）に分岐接続されたインテークマニホールド（図略）が接続されている。外部から吸気口に取り込まれた吸気は、吸気装置１内を、吸気ダクト２→半円筒部材２１→ダーティ側ケース３０→エレメント３２→クリーン側ケース３１→エアクリーナホース４→スロットルボディ→インテークマニホールドの順に通過し、燃焼室に流入する。
【００４１】
次に、通気性部材付近の構成について詳しく説明する。図２に、本実施形態の吸気装置の斜視図を示す。図２に一点鎖線で示すように、半円筒部材２１は、ダーティ側ケース３０内において、図中右端に所定スペースを残して延在している。図３に、図２のＩ−Ｉ断面図を示す。図に示すように、ダーティ側ケース３０の外壁のうち、半円筒部材２１の外壁を兼ねる部位が兼用外壁部Ｗである。ダーティ側ケース３０の外壁およびクリーン側ケース３１の外壁のうち、兼用外壁部Ｗ以外の部位は、専用外壁部である。透過口５は、兼用外壁部Ｗおよび専用外壁部に亘って開設されている。通気性部材６は、透過口５の口縁に、ダーティ側ケース３０の外側から溶着されている。半円筒部材２１は、断面Ｃ字状を呈している。半円筒部材２１の周方向両端つまりＣ字両端には、取り付け座２１０ａ、２１０ｂが形成されている。取り付け座２１０ａは、通気性部材６内面に溶着されている。取り付け座２１０ｂは、ダーティ側ケース３０の側壁内面に溶着されている。通気性部材６のうち、取り付け座２１０ａよりも上方の部位Ｓ１は、ダーティ側ケース３０つまりエアクリーナ３専用の通気性部材として機能する。一方、通気性部材６のうち、取り付け座２１０ａよりも下方の部位Ｓ２は、半円筒部材２１つまり吸気ダクト２専用の通気性部材として機能する。
【００４２】
次に、本実施形態の吸気装置の効果について説明する。本実施形態の吸気装置１によると、半円筒部材２１が従来の吸気装置における吸気ダクト下流端部としての機能を有している。このため、半円筒部材２１の管路長分だけ、吸気ダクト２の管路長が短くて済む。したがって、省スペース性に優れている。
【００４３】
また、本実施形態の吸気装置１によると、吸気音の定在波の腹が存在する部位に通気性部材６が配置されている。このため、広い周波数域に亘って吸気音を抑制することができる。
【００４４】
また、透過口５は、兼用外壁部Ｗと専用外壁部とに亘って開設されている。したがって、本実施形態の吸気装置１の透過口５は、半円筒部材２１用つまり吸気ダクト２用として機能する部位と、エアクリーナ３用として機能する部位と、を併有している。このため、通気性部材６も、半円筒部材２１用つまり吸気ダクト２用として機能する部位と、エアクリーナ３用として機能する部位と、を併有する。したがって、本実施形態の吸気装置１によると、エアクリーナ３、吸気ダクト２、エアクリーナホース４の各部材ごとに透過口を開設し、各々通気性部材を配置する必要がない。このため、組み付け工数が少なく、部品点数も少ない。
【００４５】
また、本実施形態の吸気装置１によると、ダーティ側ケース３０に透過口５および通気性部材６が配置されている。したがって、通気性部材６を介して塵埃がダーティ側ケース３０に侵入しても、エレメント３２が塵埃を濾し取ることができる。このため、クリーン側ケース３１やエアクリーナホース４などが配置された下流側ラインの清浄性を確保することができる。
【００４６】
ところで、より吸気音を効果的に抑制するためには、通気性部材６の通気量をチューニングすればよい。具体的には、エアクリーナ３用の通気性部材面積および吸気ダクト２用の通気性部材面積を調整すればよい。
【００４７】
この点、本実施形態の吸気装置１によると、透過口５および通気性部材６の配置場所を上下させるだけでチューニングを行うことができる。すなわち、透過口５および通気性部材６の配置場所を上げることにより、取り付け座２１０ａよりも上方の部位Ｓ１の幅（面積）を広くすることができる。また、取り付け座２１０ａよりも下方の部位Ｓ２の幅（面積）を狭くすることができる。反対に、透過口５および通気性部材６の配置場所を下げることにより、取り付け座２１０ａよりも上方の部位Ｓ１の幅（面積）を狭くすることができる。また、取り付け座２１０ａよりも下方の部位Ｓ２の幅（面積）を広くすることができる。このように、本実施形態の吸気装置１によると、比較的簡単に通気量をチューニングすることができる。
【００４８】
（２）第二実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、透過口および通気性部材がダーティ側ケースの底壁に配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００４９】
図４に、本実施形態の吸気装置の斜視図を示す。なお、図２と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、透過口５はダーティ側ケース３０の底壁に開設されている。また、通気性部材６は、透過口５を塞いで配置されている。図５に、図４のＩＩ−ＩＩ断面図を示す。なお、図３と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、ダーティ側ケース３０の外壁のうち、半円筒部材２１の外壁を兼ねる部位が兼用外壁部Ｗである。ダーティ側ケース３０の外壁およびクリーン側ケース３１の外壁のうち、兼用外壁部Ｗ以外の部位は、専用外壁部である。透過口５は、兼用外壁部Ｗおよび専用外壁部に亘って開設されている。通気性部材６は、透過口５の口縁を囲む枠体３００内部に、射出成形により一体成形されている。通気性部材６のうち、取り付け座２１０ｂよりも図中左側の部位Ｓ１は、ダーティ側ケース３０つまりエアクリーナ３専用の通気性部材として機能する。一方、通気性部材６のうち、取り付け座２１０ｂよりも図中右側の部位Ｓ２は、半円筒部材２１つまり吸気ダクト２専用の通気性部材として機能する。
【００５０】
次に、本実施形態の吸気装置の第一実施形態とは異なる効果について説明する。本実施形態の吸気装置１によると、透過口５および通気性部材６がダーティ側ケース３０の底壁に配置されている。このため、エンジンルーム内において透過口５および通気性部材６が目立たない。したがって、意匠性に優れている。また、エアクリーナ３がエンジンカバー（図略）上面に載置される場合、通気性部材を透過した音つまり透過音は、エンジンカバーに衝突する。このため、吸気音のみならず透過音までも抑制することができる。
【００５１】
（３）第三実施形態
本実施形態と第一実施形態との相違点は、透過口および通気性部材がダーティ側ケースの底壁に配置されている点である。また、吸気ダクトのみならずエアクリーナホースも、エアクリーナ内部において、半円筒部材と連通している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００５２】
図６に、本実施形態の吸気装置の斜視図を示す。なお、図２と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、透過口５はダーティ側ケース３０の底壁に開設されている。また、通気性部材６は、透過口５を塞いで配置されている。また、ダーティ側ケース３０内部には、吸気ダクト２用の半円筒部材２１とは別に、エアクリーナホース４用の半円筒部材４１が収納されている。半円筒部材４１も、半円筒部材２１と同様に、ダーティ側ケース３０内において、図中右端に所定スペースを残して延在している。このように、本実施形態においては、半円筒部材が二つ配置されている。
【００５３】
図７に、図６のＩＩＩ−ＩＩＩ断面図を示す。なお、図３と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、半円筒部材４１は、断面Ｃ字状を呈している。半円筒部材４１の周方向両端つまりＣ字両端には、取り付け座４１０ａ、４１０ｂが形成されている。取り付け座４１０ａ、４１０ｂは、通気性部材６内面に溶着されている。ダーティ側ケース３０の底壁内面からは板状のダーティ側保持具３０１が突設されている。一方、クリーン側ケース３１の上底壁内面からは、ダーティ側保持具３０１に対向して、枠体状のクリーン側保持具３１０が突設されている。エレメント３２の一辺は、これらダーティ側保持具３０１とクリーン側保持具３１０とに挟持固定されている。
【００５４】
ダーティ側ケース３０の外壁のうち、半円筒部材２１の外壁を兼ねる部位が兼用外壁部Ｗｂである。また、半円筒部材４１の外壁を兼ねる部位が兼用外壁部Ｗａである。そして、ダーティ側ケース３０の外壁およびクリーン側ケース３１の外壁のうち、これらの兼用外壁部Ｗａ、Ｗｂ以外の部位は、専用外壁部である。透過口５は、兼用外壁部Ｗａ、Ｗｂおよび専用外壁部に亘って開設されている。透過口５を塞ぐ通気性部材６のうち、取り付け座２１０ａと取り付け座２１０ｂとの間の部位Ｓ２ａは、半円筒部材２１つまり吸気ダクト２専用の通気性部材として機能する。また、透過口５を塞ぐ通気性部材６のうち、取り付け座４１０ａと取り付け座４１０ｂとの間の部位Ｓ２ｂは、半円筒部材４１つまりエアクリーナホース４専用の通気性部材として機能する。また、透過口５を塞ぐ通気性部材６のうち、取り付け座２１０ｂとダーティ側保持具３０１との間の部位Ｓ１ｂ、およびダーティ側保持具３０１と取り付け座４１０ａの間の部位Ｓ１ａは、ダーティ側ケース３０つまりエアクリーナ３専用の通気性部材として機能する。
【００５５】
次に、本実施形態の吸気装置の第一実施形態および第二実施形態とは異なる効果について説明する。本実施形態の吸気装置１によると、透過口５および通気性部材６が、半円筒部材２１、エアクリーナ３、半円筒部材４１兼用である。すなわち、吸気ダクト２、エアクリーナ３、エアクリーナホース４兼用である。このため、さらに組み付け工数が少なくなる。また、部品点数も少なくなる。また、より広い周波数域に亘って吸気音を抑制することができる。
【００５６】
また、本実施形態の吸気装置１によると、半円筒部材４１が従来の吸気装置におけるエアクリーナホース上流端部としての機能を有している。このため、半円筒部材４１の管路長分だけ、エアクリーナホース４の管路長が短くて済む。したがって、さらに省スペース性に優れている。
【００５７】
（４）第四実施形態
まず、本実施形態の吸気装置の構成について説明する。図８に、本実施形態の吸気装置の分解斜視図を示す。また、図９に、本実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの分解斜視図を示す。また、図１０に、本実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの斜視図を示す。なお、これらの図において、図１と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、吸気装置１は、吸気ダクト２とエアクリーナ３とエアクリーナホース４とを備える。
【００５８】
吸気ダクト２は、ＰＰ製であって円筒状を呈している。吸気ダクト２は、上流端に開設された吸気口により、自動車の外部と連通している。
【００５９】
エアクリーナ３は、ダーティ側ケース３０とクリーン側ケース３１とエレメント３２とを備える。ダーティ側ケース３０は、タルク配合ＰＰ製であって上方に開口する箱状を呈している。ダーティ側ケース３０の側壁の遮音壁部３０４には、多数の連通穴８が点設されている。連通穴８は、本発明の連通口に含まれる。ダーティ側ケース３０の側壁内面における遮音壁部３０４の縁からは、コ字状に遮音リブ３０２が突設されている。遮音リブ３０２の先端面には、ＰＥＴ不織布製であって矩形板状の通気性部材６が溶着されている。通気性部材６裏面と遮音リブ３０２と遮音壁部３０４との間には、遮音室７が区画されている。通気性部材６表面には、半円筒部材２１が溶接されている。半円筒部材２１は、本発明の半割体に含まれる。通気性部材６付近の構成については、後で詳しく説明する。半円筒部材２１の軸方向一端には、半円筒部材接続筒２３が挿入されている。半円筒部材２１の軸方向他端は、ダーティ側ケース３０内部に解放されている。ダーティ側ケース３０の側壁外面からは、吸気ダクト接続筒２２が一体に突設されている。吸気ダクト接続筒２２は、半円筒部材接続筒２３と連通している。また、吸気ダクト接続筒２２は、吸気ダクト２の下流端に嵌合されている。
【００６０】
クリーン側ケース３１は、タルク配合ＰＰ製であって下方に開口する箱状を呈している。クリーン側ケース３１は、開口が伏せられた状態で、ダーティ側ケース３０の上方に配置されている。
【００６１】
エレメント３２は、ＰＥＴ不織布をひだ折り加工した長方形板状を呈している。エレメント３２は、ダーティ側ケース３０の開口縁とクリーン側ケース３１の開口縁との間に挟持固定されている。そして、エレメント３２は、ダーティ側ケース３０とクリーン側ケース３１とにより形成される閉空間を、上下二室に仕切っている。
【００６２】
エアクリーナホース４は、ＣＲ製であって蛇腹筒状を呈している。エアクリーナホース４の上流端は、クリーン側ケース３１側壁外面から突設されたホース接続筒（図略）に、接続されている。エアクリーナホース４の下流端には、スロットルボディが接続されている。また、スロットルボディの下流端には、燃焼室（図略）に分岐接続されたインテークマニホールド（図略）が接続されている。外部から吸気口に取り込まれた吸気は、吸気装置１内を、吸気ダクト２→半円筒部材２１→ダーティ側ケース３０→エレメント３２→クリーン側ケース３１→エアクリーナホース４→スロットルボディ→インテークマニホールドの順に通過し、燃焼室に流入する。
【００６３】
次に、通気性部材付近の構成について詳しく説明する。図１１に、図１０のＩＶ−ＩＶ断面図を示す。なお、図３と対応する部位については、同じ符号で示す。図に示すように、半円筒部材２１は、断面Ｃ字状を呈している。半円筒部材２１の周方向両端つまりＣ字両端には、取り付け座２１０ａ、２１０ｂが形成されている。取り付け座２１０ａ、２１０ｂは、共に通気性部材６表面に溶着されている。通気性部材６のうち、取り付け座２１０ａよりも上方の部位Ｓ３は、ダーティ側ケース３０つまりエアクリーナ３専用の通気性部材として機能する。一方、通気性部材６のうち、取り付け座２１０ａよりも下方の部位Ｓ４は、半円筒部材２１つまり吸気ダクト２専用の通気性部材として機能する。
【００６４】
次に、本実施形態の吸気装置の効果について説明する。本実施形態の吸気装置１によると、半円筒部材２１が従来の吸気装置における吸気ダクト下流端部としての機能を有している。このため、半円筒部材２１の管路長分だけ、吸気ダクト２の管路長が短くて済む。したがって、省スペース性に優れている。
【００６５】
また、本実施形態の吸気装置１によると、吸気音の定在波の腹が存在する部位に通気性部材６が配置されている。このため、広い周波数域に亘って吸気音を抑制することができる。
【００６６】
また、本実施形態の吸気装置１の通気性部材６は、半円筒部材２１用つまり吸気ダクト２用として機能する部位と、エアクリーナ３用として機能する部位と、を併有する。したがって、本実施形態の吸気装置１によると、エアクリーナ３、吸気ダクト２、エアクリーナホース４の各部材ごとに通気性部材を配置する必要がない。このため、組み付け工数が少なく、部品点数も少ない。
【００６７】
また、本実施形態の吸気装置１によると、ダーティ側ケース３０の遮音壁部３０４に連通穴８が配置されている。したがって、連通穴８を介して塵埃がダーティ側ケース３０に侵入しても、エレメント３２が塵埃を濾し取ることができる。このため、クリーン側ケース３１やエアクリーナホース４などが配置された下流側ラインの清浄性を確保することができる。
【００６８】
また、遮音壁部３０４と通気性部材６との間には、遮音室７が区画されている。半円筒部材２１内部あるいはダーティ側ケース３０内部から通気性部材６を透過した音つまり透過音は、遮音室７に流入する。流入した透過音は、遮音室７を区画する遮音壁部３０４や通気性部材６や遮音リブ３０２などにより反射される。反射の際、透過音のエネルギは吸収される。この吸収により、透過音は減衰する。減衰した透過音は、連通穴８を介して、遮音室７からダーティ側ケース３０外部へ流出する。
【００６９】
本実施形態の吸気装置１によると、吸気音のみならず透過音までも抑制することができる。また、本実施形態の吸気装置１によると、エアクリーナ３、吸気ダクト２、エアクリーナホース４の各部材ごとに遮音室を配置する場合と比較して、遮音室設置スペースを小さくすることができる。また、各部材ごとに遮音室を配置する場合と比較して、各部材の内部形状を単純化することができる。したがって、吸気抵抗を小さくすることができる。また、各部材ごとに遮音室を配置する場合と比較して、部品点数が少なくて済む。
【００７０】
また、本実施形態の吸気装置１によると、細孔状の連通穴８が多数点設されている。このため、遮音室７内の透過音が遮音壁部３０４に反射されやすい。この点において、本実施形態の吸気装置１は透過音抑制効果が高い。
【００７１】
（５）第五実施形態
本実施形態と第四実施形態との相違点は、遮音壁部内面から通気性部材裏面に向かって補強リブが突設されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００７２】
図１２に、本実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの断面図を示す。なお、図１１と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、遮音壁部３０４内面からは、補強リブ３０３が突設されている。補強リブ３０３先端面には、通気性部材６が溶着されている。
【００７３】
本実施形態の吸気装置１は第四実施形態の吸気装置と同様の効果を有する。また、本実施形態の吸気装置１は、補強リブ３０３を備えている。このため、透過音により、通気性部材６自体がばたつき、新たな騒音源となるのを抑制することができる。
【００７４】
（６）第六実施形態
本実施形態と第四実施形態との相違点は、連通穴の代わりに連通溝が配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
【００７５】
図１３に、本実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの断面図を示す。なお、図１１と対応する部位については同じ符号で示す。図に示すように、遮音壁部３０４は、ダーティ側ケース３０側壁から突設されている。遮音壁部３０４は、矩形板状を呈している。遮音壁部３０４の外縁四方には、連通溝８０が開設されている。連通溝８０は、本発明の連通口に含まれる。連通溝８０は、遮音室７と外部とを連通している。
【００７６】
本実施形態の吸気装置１の遮音壁部３０４には、直接、連通口が開設されていない。本実施形態の吸気装置１は、第四実施形態の吸気装置と同様の効果を有する。また、遮音壁部３０４に連通溝８０を配置する場合と比較して、連通溝８０の断面積を比較的大きく設定することができる。
【００７７】
（７）その他
以上、本発明の吸気装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
【００７８】
例えば、上記実施形態においては、ダーティ側ケース３０およびクリーン側ケース３１をタルク配合ＰＰにより形成した。しかしながら、ダーティ側ケース３０およびクリーン側ケース３１の材質は特に限定しない。例えば、タルク−ガラス繊維配合ＰＰにより形成してもよい。
【００７９】
また、上記実施形態においては、通気性部材６を、ＰＥＴ不織布により形成した。しかしながら、通気性部材６の材質は特に限定しない。例えば、ＰＰ不織布やＰＡ（ポリアミド）不織布により形成してもよい。また、不織布に限らず、ＰＥＴ織布、ＰＰ織布、ＰＡ織布、木綿織布により形成してもよい。また、ウレタン系連泡スポンジやＥＰＤＭ（エチレンプロピレンディエンモノマー）系連泡スポンジにより形成してもよい。また、濾紙を用いてもよい。
【００８０】
また、上記実施形態においては、エアクリーナホース４を、ＣＲにより形成した。しかしながら、エアクリーナホース４の材質は特に限定しない。例えば、ＮＢＲ（アクリロニトリルブタジエンゴム）とＰＶＣ（ポリ塩化ビニル）とのブレンド材などにより形成してもよい。
【００８１】
また、上記実施形態においては、吸気ダクト２を、ＰＰにより形成した。しかしながら、例えばＰＥ（ポリエチレン）などにより形成してもよい。
【００８２】
また、通気性部材のエアクリーナに対する接合方法は特に限定しない。例えば、熱板溶着、振動溶着、超音波溶着などの溶着方法により接合してもよい。また、接着剤により接合してもよい。また、透過口および通気性部材の配置場所、個数、形状も特に限定しない。
【００８３】
また、第四実施形態、第五実施形態においては、細孔状の連通穴８をダーティ側ケース３０の遮音壁部３０４に均一に分布させたが、連通穴８分布は不均一でもよい。また、連通穴８の形状、大きさなどは特に限定しない。連通穴８面積が大きくなると、吸気音は小さくなる。しかし、その反面透過音は大きくなる。連通穴８の分布、形状、大きさなどは、吸気音と透過音とのバランスを考慮して、適切なものとすればよい。
【００８４】
【発明の効果】
本発明によると、広い周波数域に亘って吸気音を抑制でき、組み付け工数が少なく部品点数も少ない吸気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態の吸気装置の分解斜視図である。
【図２】第一実施形態の吸気装置の斜視図である。
【図３】図２のＩ−Ｉ断面図である。
【図４】第二実施形態の吸気装置の斜視図である。
【図５】図４のＩＩ−ＩＩ断面図である。
【図６】第三実施形態の吸気装置の斜視図である。
【図７】図６のＩＩＩ−ＩＩＩ断面図である。
【図８】第四実施形態の吸気装置の分解斜視図である。
【図９】第四実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの分解斜視図である。
【図１０】第四実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの斜視図である。
【図１１】図１０のＩＶ−ＩＶ断面図である。
【図１２】第五実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの断面図である。
【図１３】第六実施形態の吸気装置のダーティ側ケースの断面図である。
【図１４】従来の吸気装置のエアクリーナ付近の概略図である。
【符号の説明】
１：吸気装置、２：吸気ダクト、２１：半円筒部材、２１０ａ：取り付け座、２１０ｂ：取り付け座、２２：吸気ダクト接続筒、２３：半円筒部材接続筒、３：エアクリーナ、３０：ダーティ側ケース、３００：枠体、３０１：ダーティ側保持具、３０２：遮音リブ、３０３：補強リブ、３０４：遮音壁部、３１：クリーン側ケース、３１０：クリーン側保持具、３２：エレメント、４：エアクリーナホース、４１：半円筒部材、４１０ａ：取り付け座、４１０ｂ：取り付け座、５：透過口、６：通気性部材、７：遮音室、８：連通穴（連通口）、８０：連通溝（連通口）。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an intake device for supplying air to an engine, and more particularly to an intake device capable of suppressing noise.
[0002]
[Prior art]
In the intake device, noise leaking from the intake port (hereinafter referred to as “intake sound”) poses a problem. The intake sound has a relatively wide frequency range over 1 kHz. In this frequency range, there are a plurality of resonance peaks having extremely large sound pressure levels. Therefore, intake noise can be suppressed by reducing the resonance peak.
[0003]
Therefore, Patent Document 1 introduces an intake device having a resonator. FIG. 14 is a schematic view showing the vicinity of an air cleaner of an intake device described in the document. As shown in the drawing, the air cleaner 100 includes a dirty case 101, a clean case 106, and an element 107. The intake duct 109 protrudes from the outer surface of the side wall of the dirty case 101. Inside the dirty case 101, a 1/4 cylindrical member 103 communicating with the intake duct 109 is housed. A part of the side wall and the bottom wall of the dirty side case 101 is a combined outer wall portion 104 which also serves as the outer wall of the 筒 cylindrical member 103. From the combined outer wall portion 104, a connecting tubular portion 105 protruding from the 1/4 tubular member 103 is provided. The resonator 111 is connected to the connection cylinder 105. An air cleaner hose 110 protrudes from an outer surface of a side wall of the clean side case 106. The element 107 separates the inside of the dirty case 101 from the inside of the clean case 106.
[0004]
The intake air flows in the order of the intake duct 109, the quarter cylinder member 103, the resonator 111, the quarter cylinder member 103, the dirty case 101, the element 107, the clean case 106, and the air cleaner hose 110 in this order, and a throttle body (not shown). ) And an intake manifold (not shown) to a combustion chamber (not shown) of the engine. Further, the intake sound is suppressed by the resonator 111.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 03-279664 (pages 3 to 5, FIG. 2)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the intake device described in the document, a space for disposing the resonator 111 is required. For this reason, the mounting space for other members in the engine room has been reduced.
[0007]
In addition, the resonator 111 can only suppress a sound in a relatively medium or high frequency range. That is, it has been difficult to suppress the intake sound over a wide frequency range.
[0008]
Here, in order to suppress the intake sound over a wide frequency range, a breathable member is disposed on at least two members of an air cleaner, an intake duct, and an air cleaner hose having an antinode of a standing wave of the intake sound. Do it. That is, a transmission port may be opened on the outer wall of these members, and the transmission port may be closed with a breathable member. Then, the sound may be transmitted from the inside of the intake device to the outside through the permeable member.
[0009]
However, if a transmission port is opened for each member of the air cleaner, the intake duct, and the air cleaner hose, and the ventilation members are arranged, the number of assembling steps increases. Also, the number of parts increases.
[0010]
The intake device of the present invention has been completed in view of the above problems. Accordingly, it is an object of the present invention to provide an intake device that can suppress intake noise over a wide frequency range and that requires a small number of assembly steps and a small number of components.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
(1) In order to solve the above problems, an intake device of the present invention includes a cylindrical intake duct having an intake port for taking in intake air from the outside, an air cleaner disposed downstream of the intake duct and filtering the intake air, An air cleaner hose disposed downstream of the air cleaner and communicating with a combustion chamber of the engine, wherein one end of the air cleaner has one end connected to the intake duct or the air cleaner hose from the inside of the air cleaner. A cleaner built-in member, which is isolated and communicated and the other end of which is opened inside the air cleaner, is housed therein. A dedicated outer wall portion, and the outer wall of the air cleaner is formed between the shared outer wall portion and the dedicated outer wall portion and is provided with a permeable member. More occluded permeable port, characterized in that it has at least one.
[0012]
The intake device of the present invention has an intake duct, an air cleaner, and an air cleaner hose. A cleaner built-in member is housed inside the air cleaner. One end of the cleaner built-in member communicates with an intake duct or an air cleaner hose. One end of the cleaner built-in member is isolated from the inside of the air cleaner. The other end of the cleaner built-in member is open to the inside of the air cleaner. The outer wall of the air cleaner is composed of a dual-purpose outer wall that also serves as an outer wall of the cleaner built-in member, and a dedicated outer wall that is an outer wall of only the air cleaner. The transmission port is provided across the dual-purpose outer wall and the dedicated outer wall. Then, this transmission port is closed by a breathable member.
[0013]
The cleaner built-in member of the intake device of the present invention has a function as a downstream end portion of an intake duct or an upstream end portion of an air cleaner hose in a conventional intake device. For this reason, in the intake device of the present invention, the duct length of the intake duct or the air cleaner hose can be reduced by the path length of the cleaner built-in member. Therefore, space saving is excellent.
[0014]
Further, according to the intake device of the present invention, the breathable member is disposed at a portion where the antinode of the standing wave of the intake sound exists. For this reason, the intake noise can be suppressed over a wide frequency range.
[0015]
In addition, the transmission port is opened across the dual-purpose outer wall and the dedicated outer wall. A cleaner built-in member is arranged inside the dual-purpose outer wall portion. For this reason, the portion of the transmission opening formed on the dual-purpose outer wall portion functions as a transmission opening dedicated to the cleaner built-in member. On the other hand, no cleaner built-in member is arranged inside the dedicated outer wall portion. For this reason, the portion of the transmission port that is opened on the dedicated outer wall portion functions as a transmission port dedicated to the air cleaner. That is, the transmission port of the intake device of the present invention has both a portion functioning for a cleaner built-in member and a portion functioning for an air cleaner. For this reason, the air-permeable member that blocks the transmission port also has a portion that functions as a member for a cleaner built-in member and a portion that functions as an air cleaner.
[0016]
Here, the cleaner built-in member communicates with the intake duct or the air cleaner hose as described above. Therefore, the part of the air-permeable member that functions as the cleaner built-in member functions as an intake duct or an air cleaner hose. For this reason, according to the air intake device of the present invention, it is not necessary to provide a transmission port for each member of the air cleaner, the air intake duct, and the air cleaner hose, and to arrange a ventilation member for each. Therefore, the number of assembling steps and the number of parts are small.
[0017]
(2) Preferably, the cleaner built-in member is a half-cylindrical member obtained by dividing a cylindrical body in half in an axial direction, and one end in the axial direction of the half-cylindrical member is isolated from the inside of the air cleaner by the intake duct or the air cleaner hose. And the other end in the axial direction is preferably opened to the inside of the air cleaner.
[0018]
That is, in this configuration, a semi-cylindrical member is arranged as the cleaner built-in member. One end in the axial direction of the semi-cylindrical member communicates with an intake duct or an air cleaner hose. Further, one end in the axial direction of the semi-cylindrical member is isolated from the inside of the air cleaner. The other end of the semi-cylindrical member in the axial direction is open to the inside of the air cleaner. The inside of the semi-cylindrical member can be isolated from the inside of the air cleaner in the radial direction only by disposing the semi-cylindrical member at both ends in the circumferential direction on the outer wall of the air cleaner. For this reason, according to this configuration, the breathable member can be relatively easily divided into a portion that functions as an air cleaner and a portion that functions as a cleaner built-in member (for an intake duct or an air cleaner hose). .
[0019]
(3) Preferably, in the above configuration (2), the semi-cylindrical member is preferably fixed to the dual-purpose outer wall portion and the air-permeable member by welding. According to this configuration, the semi-cylindrical member can be fixed relatively firmly, as compared with a case where the semi-cylindrical member is fixed by, for example, fitting. Further, according to this configuration, it is easy to secure the sealing property of the fixed portion.
[0020]
(4) Preferably, a sound insulation wall is further provided with a gap between the air-permeable member closing the transmission port and the gap. That is, in this configuration, the sound insulation wall is arranged outside the air-permeable member. According to this configuration, the transmitted sound transmitted through the permeable member is reflected by the sound insulating wall and the permeable member. At the time of reflection, the energy of the transmitted sound is absorbed by the sound insulating wall and the permeable member. Due to this absorption, the transmitted sound is attenuated. The attenuated transmitted sound diffuses outside the air cleaner.
[0021]
According to this configuration, not only the intake sound but also the transmitted sound can be suppressed. Further, according to this configuration, the sound insulation wall installation space can be reduced as compared with the case where the sound insulation walls are arranged for each member of the air cleaner, the intake duct, and the air cleaner hose. Also, the number of parts can be reduced as compared with the case where the sound insulation wall is arranged for each member.
[0022]
(5) According to another aspect of the present invention, there is provided an air intake apparatus comprising: a cylindrical air intake duct having an air intake port for taking in air from the outside; an air cleaner disposed downstream of the air intake duct to filter the air intake And an air cleaner hose disposed downstream of the air cleaner and communicating with a combustion chamber of the engine, further having one end isolated from the inside of the air cleaner by the intake duct or the air cleaner hose. A cleaner built-in member having the other end open to the inside of the air cleaner, a sound insulation wall formed integrally with an outer wall of the air cleaner, and defining a sound insulation room therein; and a communication between the sound insulation room and the outside of the air cleaner. The communication port, the sound insulation chamber, the inside of the air cleaner and the inside of the cleaner built-in member communicate with each other, and the air-permeable member is closed by a ventilation member. And having a mouth, a.
[0023]
One end of the cleaner built-in member communicates with an intake duct or an air cleaner hose. One end of the cleaner built-in member is isolated from the inside of the air cleaner. The other end of the cleaner built-in member is open to the inside of the air cleaner.
[0024]
The sound insulation wall is formed integrally with the outer wall of the air cleaner. A sound insulation room is arranged inside the sound insulation wall. The sound insulation room and the outside of the air cleaner communicate with each other through a communication hole. The sound insulation room, the inside of the air cleaner, and the inside of the cleaner built-in member are isolated from each other. Of these, air-permeable members are interposed between the sound insulation room and the inside of the air cleaner and between the sound insulation room and the inside of the cleaner built-in member.
[0025]
The sound transmitted from the inside of the air cleaner is emitted from the inside of the air cleaner to the outside of the air cleaner through the air-permeable member (transmission port), the sound insulation chamber, and the communication port. Similarly, the transmitted sound from the inside of the cleaner built-in member is emitted from the inside of the cleaner built-in member to the outside of the air cleaner through the breathable member (transmission port) → the sound insulation room → the communication port.
[0026]
Here, the transmitted sound that has flowed into the sound insulation room is reflected by the sound insulation wall and the air-permeable member. At the time of reflection, the energy of the transmitted sound is absorbed by the sound insulating wall and the air-permeable member. Due to this absorption, the transmitted sound is attenuated. The attenuated transmitted sound is released from the sound insulation room to the outside of the air cleaner through the communication port.
[0027]
According to the intake device of the present invention, not only the intake sound but also the transmitted sound can be suppressed. Further, according to the intake device of the present invention, the installation space of the sound insulation room can be reduced as compared with the case where the sound insulation room is arranged for each member of the air cleaner, the intake duct, and the air cleaner hose. Further, the internal shape of each member can be simplified as compared with the case where a sound insulation room is arranged for each member. Therefore, the intake resistance can be reduced. Also, the number of parts can be reduced as compared with the case where the sound insulation chamber is arranged for each member. The sound insulation wall is formed integrally with the outer wall of the air cleaner. Also in this respect, the number of parts is small.
[0028]
Further, the cleaner built-in member of the intake device of the present invention has a function as a downstream end portion of the intake duct and an upstream end portion of the air cleaner hose in the conventional intake device. For this reason, in the intake device of the present invention, the duct length of the intake duct or the air cleaner hose can be reduced by the path length of the cleaner built-in member. Therefore, space saving is excellent.
[0029]
Further, according to the intake device of the present invention, the breathable member is disposed at a portion where the antinode of the standing wave of the intake sound exists. For this reason, the intake noise can be suppressed over a wide frequency range.
[0030]
In addition, the air-permeable member has both a portion functioning as a cleaner built-in member and a portion functioning as an air cleaner. As described above, the cleaner built-in member is in communication with the intake duct or the air cleaner hose. Therefore, the part of the air-permeable member that functions as the cleaner built-in member functions as an intake duct or an air cleaner hose. Therefore, according to the intake device of the present invention, it is not necessary to arrange a permeable member for each member of the air cleaner, the intake duct, and the air cleaner hose. Therefore, the number of assembling steps and the number of parts are small.
[0031]
(6) Preferably, in the above configuration (5), the transmission port is preferably formed in the sound insulating wall. The sound insulation wall is adjacent to the sound insulation room. Therefore, according to the present configuration, the structure of the air cleaner is simplified as compared with the case where the transmission port is arranged in a portion other than the sound insulation wall portion.
[0032]
(7) Preferably, in the configuration of the above (5), the cleaner built-in member is a half-split body obtained by half-cutting a cylindrical body in the axial direction, and one end of the half-split body in the axial direction is the intake duct or the air cleaner. It is preferable that the hose is isolated from the inside of the air cleaner and communicates therewith, and the other end in the axial direction is open to the inside of the air cleaner.
[0033]
That is, in this configuration, a half body is arranged as the cleaner built-in member. One end of the half body in the axial direction communicates with the intake duct or the air cleaner hose. Further, one end of the half body in the axial direction is isolated from the inside of the air cleaner. The other end in the axial direction of the half body is open to the inside of the air cleaner. The inside of the half body can be isolated from the inside of the air cleaner only by disposing the half body face down on the air-permeable member. For this reason, according to this configuration, the breathable member can be relatively easily divided into a portion that functions as an air cleaner and a portion that functions as a cleaner built-in member (for an intake duct or an air cleaner hose). .
[0034]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of an intake device of the present invention will be described.
[0035]
(1) First embodiment
First, the configuration of the intake device of the present embodiment will be described. FIG. 1 shows an exploded perspective view of the intake device of the present embodiment. As shown in the drawing, the intake device 1 includes an intake duct 2, an air cleaner 3, and an air cleaner hose 4.
[0036]
The intake duct 2 is made of PP (polypropylene) and has a semi-cylindrical shape. The intake duct 2 communicates with the outside of the vehicle through an intake port opened at the upstream end.
[0037]
The air cleaner 3 includes a dirty case 30, a clean case 31, and an element 32. The dirty case 30 is made of talc-blended PP and has a box shape that opens upward. The semi-cylindrical member 21 is housed inside the dirty case 30. A sealing material (not shown) is provided on the upstream connection end face of the semi-cylindrical member 21. With this sealing material, the inside of the semi-cylindrical member 21 is isolated from the outside of the semi-cylindrical member 21, that is, the inside of the dirty case 30, on the upstream side of the semi-cylindrical member 21. In addition, an intake duct connecting cylinder 22 is integrally provided to protrude from a side wall of the dirty case 30. The intake duct connection cylinder 22 is connected to the downstream end of the intake duct 2 by a claw fitting. In addition, a rectangular transmission port 5 is opened in the side wall of the dirty case 30. The transmission port 5 is made of a PET (polyethylene terephthalate) non-woven fabric and is closed by a rectangular plate-shaped air-permeable member 6. The configuration near the permeable member 6 will be described later in detail.
[0038]
The clean side case 31 is made of PP with talc and has a box shape that opens downward. The clean side case 31 is arranged above the dirty side case 30 with the opening thereof turned down.
[0039]
The element 32 has a rectangular plate shape obtained by folding a PET nonwoven fabric. The element 32 is sandwiched and fixed between an opening edge of the dirty case 30 and an opening edge of the clean case 31. The element 32 divides a closed space formed by the dirty case 30 and the clean case 31 into two upper and lower chambers.
[0040]
The air cleaner hose 4 is made of CR (chloroprene rubber) and has a bellows cylindrical shape. The upstream end of the air cleaner hose 4 is connected to a hose connection tube (not shown) projecting from the outer surface of the side wall of the clean side case 31. A throttle body is connected to a downstream end of the air cleaner hose 4. Further, an intake manifold (not shown) branched and connected to a combustion chamber (not shown) is connected to a downstream end of the throttle body. The intake air taken into the intake port from the outside flows through the intake device 1 in the order of the intake duct 2 → the semi-cylindrical member 21 → the dirty side case 30 → the element 32 → the clean side case 31 → the air cleaner hose 4 → the throttle body → the intake manifold. Passes and flows into the combustion chamber.
[0041]
Next, the configuration near the air-permeable member will be described in detail. FIG. 2 shows a perspective view of the intake device of the present embodiment. As shown by a chain line in FIG. 2, the semi-cylindrical member 21 extends inside the dirty case 30 leaving a predetermined space at the right end in the figure. FIG. 3 is a sectional view taken along the line II of FIG. As shown in the figure, a portion of the outer wall of the dirty case 30 that also serves as an outer wall of the semi-cylindrical member 21 is a shared outer wall portion W. Of the outer wall of the dirty side case 30 and the outer wall of the clean side case 31, a portion other than the shared outer wall portion W is a dedicated outer wall portion. The transmission port 5 is provided over the dual-purpose outer wall W and the dedicated outer wall. The breathable member 6 is welded to the edge of the transmission port 5 from outside the dirty case 30. The semi-cylindrical member 21 has a C-shaped cross section. At both ends in the circumferential direction of the semi-cylindrical member 21, that is, at both ends in the C-shape, mounting seats 210a and 210b are formed. The mounting seat 210a is welded to the inner surface of the permeable member 6. The mounting seat 210b is welded to the inner surface of the side wall of the dirty case 30. The portion S1 of the air-permeable member 6 above the mounting seat 210a functions as a gas-permeable member dedicated to the dirty case 30, that is, the air cleaner 3. On the other hand, a portion S2 of the permeable member 6 below the mounting seat 210a functions as the semi-cylindrical member 21, that is, a permeable member dedicated to the intake duct 2.
[0042]
Next, effects of the intake device of the present embodiment will be described. According to the intake device 1 of the present embodiment, the semi-cylindrical member 21 has a function as the downstream end of the intake duct in the conventional intake device. For this reason, the pipe length of the intake duct 2 can be shortened by the pipe length of the semi-cylindrical member 21. Therefore, space saving is excellent.
[0043]
Further, according to the intake device 1 of the present embodiment, the breathable member 6 is disposed at a position where the antinode of the standing wave of the intake sound exists. For this reason, the intake noise can be suppressed over a wide frequency range.
[0044]
In addition, the transmission port 5 is opened across the combined outer wall portion W and the dedicated outer wall portion. Therefore, the transmission port 5 of the intake device 1 of the present embodiment has both a portion that functions for the semicylindrical member 21, that is, for the intake duct 2, and a portion that functions for the air cleaner 3. For this reason, the air permeable member 6 also has a portion that functions for the semi-cylindrical member 21, that is, for the intake duct 2, and a portion that functions for the air cleaner 3. Therefore, according to the air intake device 1 of the present embodiment, it is not necessary to provide a transmission port for each member of the air cleaner 3, the air intake duct 2, and the air cleaner hose 4, and to dispose a permeable member. Therefore, the number of assembly steps and the number of parts are small.
[0045]
According to the intake device 1 of the present embodiment, the transmission port 5 and the permeable member 6 are arranged in the dirty case 30. Therefore, even if dust enters the dirty case 30 through the air permeable member 6, the element 32 can filter out the dust. For this reason, the cleanliness of the downstream line where the clean case 31 and the air cleaner hose 4 are arranged can be ensured.
[0046]
By the way, in order to more effectively suppress the intake noise, the air flow rate of the air permeable member 6 may be tuned. Specifically, the area of the air permeable member for the air cleaner 3 and the area of the air permeable member for the intake duct 2 may be adjusted.
[0047]
In this regard, according to the intake device 1 of the present embodiment, tuning can be performed only by raising and lowering the location of the transmission port 5 and the ventilation member 6. That is, by increasing the location of the transmission port 5 and the ventilation member 6, the width (area) of the portion S1 above the mounting seat 210a can be increased. Further, the width (area) of the portion S2 below the mounting seat 210a can be reduced. Conversely, by lowering the location of the transmission port 5 and the permeable member 6, the width (area) of the portion S1 above the mounting seat 210a can be reduced. Further, the width (area) of the portion S2 below the mounting seat 210a can be increased. As described above, according to the intake device 1 of the present embodiment, the airflow can be tuned relatively easily.
[0048]
(2) Second embodiment
The difference between this embodiment and the first embodiment is that the transmission port and the air-permeable member are arranged on the bottom wall of the dirty case. Therefore, only the differences will be described here.
[0049]
FIG. 4 shows a perspective view of the intake device of the present embodiment. Parts corresponding to those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, the transmission port 5 is opened on the bottom wall of the dirty case 30. Further, the permeable member 6 is disposed so as to close the transmission port 5. FIG. 5 shows a sectional view taken along the line II-II of FIG. Parts corresponding to those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, a portion of the outer wall of the dirty case 30 that also serves as an outer wall of the semi-cylindrical member 21 is a shared outer wall portion W. Of the outer wall of the dirty side case 30 and the outer wall of the clean side case 31, a portion other than the shared outer wall portion W is a dedicated outer wall portion. The transmission port 5 is provided over the dual-purpose outer wall W and the dedicated outer wall. The permeable member 6 is integrally formed by injection molding inside the frame 300 surrounding the rim of the transmission port 5. A portion S1 of the air-permeable member 6 on the left side of the mounting seat 210b in the figure functions as a gas-permeable member dedicated to the dirty case 30, that is, the air cleaner 3. On the other hand, a portion S2 on the right side in the figure of the air permeable member 6 with respect to the mounting seat 210b functions as a semi-cylindrical member 21, that is, a gas permeable member dedicated to the intake duct 2.
[0050]
Next, effects of the intake device of the present embodiment different from those of the first embodiment will be described. According to the intake device 1 of the present embodiment, the transmission port 5 and the permeable member 6 are disposed on the bottom wall of the dirty case 30. For this reason, the permeation port 5 and the permeable member 6 are not conspicuous in the engine room. Therefore, it is excellent in design. When the air cleaner 3 is placed on the upper surface of an engine cover (not shown), sound transmitted through the air-permeable member, that is, transmitted sound collides with the engine cover. Therefore, not only the intake sound but also the transmitted sound can be suppressed.
[0051]
(3) Third embodiment
The difference between this embodiment and the first embodiment is that the transmission port and the air-permeable member are arranged on the bottom wall of the dirty case. Further, not only the intake duct but also the air cleaner hose communicates with the semi-cylindrical member inside the air cleaner. Therefore, only the differences will be described here.
[0052]
FIG. 6 shows a perspective view of the intake device of the present embodiment. Parts corresponding to those in FIG. 2 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, the transmission port 5 is opened on the bottom wall of the dirty case 30. Further, the permeable member 6 is disposed so as to close the transmission port 5. In addition, a semi-cylindrical member 41 for the air cleaner hose 4 is housed inside the dirty side case 30 separately from the semi-cylindrical member 21 for the intake duct 2. Similarly to the semi-cylindrical member 21, the semi-cylindrical member 41 also extends inside the dirty case 30 leaving a predetermined space at the right end in the drawing. Thus, in this embodiment, two semi-cylindrical members are arranged.
[0053]
FIG. 7 shows a cross-sectional view taken along the line III-III of FIG. Parts corresponding to those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, the semi-cylindrical member 41 has a C-shaped cross section. At both ends in the circumferential direction of the semi-cylindrical member 41, that is, at both ends of the C-shape, mounting seats 410a and 410b are formed. The mounting seats 410a and 410b are welded to the inner surface of the permeable member 6. A plate-like dirty holder 301 protrudes from the inner surface of the bottom wall of the dirty case 30. On the other hand, from the inner surface of the upper bottom wall of the clean side case 31, a frame-shaped clean side holder 310 is provided so as to face the dirty side holder 301. One side of the element 32 is sandwiched and fixed between the dirty side holder 301 and the clean side holder 310.
[0054]
A portion of the outer wall of the dirty case 30 that also serves as an outer wall of the semi-cylindrical member 21 is a shared outer wall portion Wb. Further, a portion which also serves as an outer wall of the semi-cylindrical member 41 is a shared outer wall portion Wa. In addition, of the outer wall of the dirty side case 30 and the outer wall of the clean side case 31, portions other than these shared outer wall portions Wa and Wb are dedicated outer wall portions. The transmission port 5 is opened over the combined outer walls Wa, Wb and the dedicated outer wall. The portion S2a between the mounting seat 210a and the mounting seat 210b in the permeable member 6 that closes the transmission port 5 functions as the semi-cylindrical member 21, that is, the permeable member dedicated to the intake duct 2. Further, of the permeable member 6 that covers the transmission port 5, a portion S2b between the mounting seat 410a and the mounting seat 410b functions as a semi-cylindrical member 41, that is, a permeable member dedicated to the air cleaner hose 4. In the permeable member 6 that closes the transmission port 5, a portion S1b between the mounting seat 210b and the dirty side holder 301 and a portion S1a between the dirty side holder 301 and the mounting seat 410a are dirty side cases. 30, that is, function as a permeable member dedicated to the air cleaner 3.
[0055]
Next, effects of the intake device of the present embodiment that are different from those of the first and second embodiments will be described. According to the intake device 1 of the present embodiment, the transmission port 5 and the permeable member 6 are also used as the semi-cylindrical member 21, the air cleaner 3, and the semi-cylindrical member 41. That is, the air duct 2, the air cleaner 3, and the air cleaner hose 4 are also used. For this reason, the number of assembling steps is further reduced. Also, the number of parts is reduced. Further, the intake sound can be suppressed over a wider frequency range.
[0056]
According to the intake device 1 of the present embodiment, the semi-cylindrical member 41 has a function as an upstream end of an air cleaner hose in a conventional intake device. Therefore, the length of the air cleaner hose 4 can be reduced by the length of the half cylindrical member 41. Therefore, space saving is further excellent.
[0057]
(4) Fourth embodiment
First, the configuration of the intake device of the present embodiment will be described. FIG. 8 shows an exploded perspective view of the intake device of the present embodiment. FIG. 9 is an exploded perspective view of the dirty case of the intake device of the present embodiment. FIG. 10 is a perspective view of the dirty case of the intake device of the present embodiment. In these figures, parts corresponding to those in FIG. 1 are denoted by the same reference numerals. As shown in the drawing, the intake device 1 includes an intake duct 2, an air cleaner 3, and an air cleaner hose 4.
[0058]
The intake duct 2 is made of PP and has a cylindrical shape. The intake duct 2 communicates with the outside of the vehicle through an intake port opened at the upstream end.
[0059]
The air cleaner 3 includes a dirty case 30, a clean case 31, and an element 32. The dirty case 30 is made of talc-blended PP and has a box shape that opens upward. A large number of communication holes 8 are provided in the sound insulation wall 304 on the side wall of the dirty case 30. The communication hole 8 is included in the communication port of the present invention. From the edge of the sound insulating wall portion 304 on the inner surface of the side wall of the dirty case 30, a sound insulating rib 302 is provided in a U-shape. A rectangular plate-shaped air-permeable member 6 made of PET non-woven fabric is welded to the end surface of the sound insulation rib 302. A sound insulation room 7 is defined between the back surface of the breathable member 6, the sound insulation rib 302, and the sound insulation wall 304. A semi-cylindrical member 21 is welded to the surface of the permeable member 6. The semi-cylindrical member 21 is included in the half body of the present invention. The configuration near the permeable member 6 will be described later in detail. A semi-cylindrical member connecting cylinder 23 is inserted into one end of the semi-cylindrical member 21 in the axial direction. The other end in the axial direction of the semi-cylindrical member 21 is opened inside the dirty case 30. An intake duct connecting cylinder 22 is integrally provided from the outer surface of the side wall of the dirty case 30 so as to protrude therefrom. The intake duct connection tube 22 communicates with the semi-cylindrical member connection tube 23. The intake duct connection tube 22 is fitted to the downstream end of the intake duct 2.
[0060]
The clean side case 31 is made of PP with talc and has a box shape that opens downward. The clean side case 31 is arranged above the dirty side case 30 with the opening thereof turned down.
[0061]
The element 32 has a rectangular plate shape obtained by folding a PET nonwoven fabric. The element 32 is sandwiched and fixed between an opening edge of the dirty case 30 and an opening edge of the clean case 31. The element 32 divides a closed space formed by the dirty case 30 and the clean case 31 into two upper and lower chambers.
[0062]
The air cleaner hose 4 is made of CR and has a bellows cylindrical shape. The upstream end of the air cleaner hose 4 is connected to a hose connection tube (not shown) projecting from the outer surface of the side wall of the clean side case 31. A throttle body is connected to a downstream end of the air cleaner hose 4. Further, an intake manifold (not shown) branched and connected to a combustion chamber (not shown) is connected to a downstream end of the throttle body. The intake air taken into the intake port from the outside flows through the intake device 1 in the order of the intake duct 2 → the semi-cylindrical member 21 → the dirty side case 30 → the element 32 → the clean side case 31 → the air cleaner hose 4 → the throttle body → the intake manifold. Passes and flows into the combustion chamber.
[0063]
Next, the configuration near the air-permeable member will be described in detail. FIG. 11 is a sectional view taken along line IV-IV of FIG. Parts corresponding to those in FIG. 3 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, the semi-cylindrical member 21 has a C-shaped cross section. At both ends in the circumferential direction of the semi-cylindrical member 21, that is, at both ends in the C-shape, mounting seats 210a and 210b are formed. The mounting seats 210a and 210b are both welded to the surface of the permeable member 6. The portion S3 of the air-permeable member 6 above the mounting seat 210a functions as a gas-permeable member dedicated to the dirty case 30, that is, the air cleaner 3. On the other hand, a portion S4 of the permeable member 6 below the mounting seat 210a functions as a semi-cylindrical member 21, that is, a permeable member dedicated to the intake duct 2.
[0064]
Next, effects of the intake device of the present embodiment will be described. According to the intake device 1 of the present embodiment, the semi-cylindrical member 21 has a function as the downstream end of the intake duct in the conventional intake device. For this reason, the pipe length of the intake duct 2 can be shortened by the pipe length of the semi-cylindrical member 21. Therefore, space saving is excellent.
[0065]
Further, according to the intake device 1 of the present embodiment, the breathable member 6 is disposed at a position where the antinode of the standing wave of the intake sound exists. For this reason, the intake noise can be suppressed over a wide frequency range.
[0066]
Further, the permeable member 6 of the intake device 1 of the present embodiment has both a portion that functions for the semicylindrical member 21, that is, for the intake duct 2, and a portion that functions for the air cleaner 3. Therefore, according to the intake device 1 of the present embodiment, it is not necessary to arrange a permeable member for each of the air cleaner 3, the intake duct 2, and the air cleaner hose 4. Therefore, the number of assembly steps and the number of parts are small.
[0067]
Further, according to the intake device 1 of the present embodiment, the communication hole 8 is arranged in the sound insulating wall portion 304 of the dirty case 30. Therefore, even if dust enters the dirty case 30 through the communication hole 8, the element 32 can filter out the dust. For this reason, the cleanliness of the downstream line where the clean case 31 and the air cleaner hose 4 are arranged can be ensured.
[0068]
In addition, a sound insulation room 7 is defined between the sound insulation wall 304 and the permeable member 6. The sound transmitted through the permeable member 6 from the inside of the semi-cylindrical member 21 or the inside of the dirty case 30, that is, the transmitted sound flows into the sound insulation room 7. The transmitted sound that has flowed in is reflected by the sound-insulating wall portion 304, the breathable member 6, the sound-insulating ribs 302, and the like that define the sound-insulating room 7. Upon reflection, the energy of the transmitted sound is absorbed. Due to this absorption, the transmitted sound is attenuated. The attenuated transmitted sound flows out of the soundproof room 7 to the outside of the dirty case 30 through the communication hole 8.
[0069]
According to the intake device 1 of the present embodiment, not only the intake sound but also the transmitted sound can be suppressed. Further, according to the intake device 1 of the present embodiment, the installation space of the sound insulation room can be reduced as compared with the case where the sound insulation room is arranged for each member of the air cleaner 3, the intake duct 2, and the air cleaner hose 4. Further, the internal shape of each member can be simplified as compared with the case where a sound insulation room is arranged for each member. Therefore, the intake resistance can be reduced. Also, the number of parts can be reduced as compared with the case where the sound insulation chamber is arranged for each member.
[0070]
Further, according to the intake device 1 of the present embodiment, a large number of fine communication holes 8 are provided. For this reason, the transmitted sound in the sound insulation room 7 is easily reflected by the sound insulation wall 304. In this regard, the intake device 1 of the present embodiment has a high transmitted sound suppressing effect.
[0071]
(5) Fifth embodiment
The difference between the present embodiment and the fourth embodiment is that a reinforcing rib projects from the inner surface of the sound insulation wall toward the back surface of the air-permeable member. Therefore, only the differences will be described here.
[0072]
FIG. 12 is a cross-sectional view of the dirty case of the intake device of the present embodiment. Parts corresponding to those in FIG. 11 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, a reinforcing rib 303 protrudes from the inner surface of the sound insulating wall 304. The ventilation member 6 is welded to the front end surface of the reinforcing rib 303.
[0073]
The intake device 1 of the present embodiment has the same effect as the intake device of the fourth embodiment. Further, the intake device 1 of the present embodiment includes the reinforcing rib 303. Therefore, it is possible to prevent the transmitted sound from fluttering the breathable member 6 itself and becoming a new noise source.
[0074]
(6) Sixth embodiment
The difference between this embodiment and the fourth embodiment is that a communication groove is arranged instead of the communication hole. Therefore, only the differences will be described here.
[0075]
FIG. 13 shows a cross-sectional view of the dirty case of the intake device of the present embodiment. Parts corresponding to those in FIG. 11 are denoted by the same reference numerals. As shown in the figure, the sound insulation wall portion 304 protrudes from the side wall of the dirty case 30. The sound insulation wall 304 has a rectangular plate shape. A communication groove 80 is formed on each of the outer edges of the sound insulating wall portion 304. The communication groove 80 is included in the communication port of the present invention. The communication groove 80 communicates the sound insulation room 7 with the outside.
[0076]
No communication port is directly opened in the sound insulating wall portion 304 of the intake device 1 of the present embodiment. The intake device 1 of the present embodiment has the same effects as the intake device of the fourth embodiment. Further, the cross-sectional area of the communication groove 80 can be set to be relatively large as compared with the case where the communication groove 80 is arranged in the sound insulating wall portion 304.
[0077]
(7) Other
The embodiment of the intake device of the present invention has been described above. However, embodiments are not particularly limited to the above embodiments. Various modifications and improvements that can be made by those skilled in the art are also possible.
[0078]
For example, in the above embodiment, the dirty side case 30 and the clean side case 31 are formed of talc blended PP. However, the materials of the dirty case 30 and the clean case 31 are not particularly limited. For example, it may be formed of talc-glass fiber blended PP.
[0079]
In the above embodiment, the breathable member 6 is formed of a PET non-woven fabric. However, the material of the permeable member 6 is not particularly limited. For example, it may be formed of a PP nonwoven fabric or a PA (polyamide) nonwoven fabric. Further, it is not limited to the nonwoven fabric, and may be formed of PET woven fabric, PP woven fabric, PA woven fabric, or cotton woven fabric. Further, it may be formed of a urethane-based open-cell sponge or an EPDM (ethylene propylene diene monomer) -based open-cell sponge. Further, filter paper may be used.
[0080]
In the above embodiment, the air cleaner hose 4 is formed by CR. However, the material of the air cleaner hose 4 is not particularly limited. For example, it may be formed of a blend material of NBR (acrylonitrile butadiene rubber) and PVC (polyvinyl chloride).
[0081]
In the above embodiment, the intake duct 2 is formed of PP. However, it may be formed of, for example, PE (polyethylene).
[0082]
The method of joining the air-permeable member to the air cleaner is not particularly limited. For example, joining may be performed by a welding method such as hot plate welding, vibration welding, or ultrasonic welding. Moreover, you may join with an adhesive agent. The location, number, and shape of the transmission port and the air-permeable member are not particularly limited.
[0083]
Further, in the fourth and fifth embodiments, the pore-shaped communication holes 8 are uniformly distributed on the sound insulation wall 304 of the dirty case 30, but the distribution of the communication holes 8 may be non-uniform. The shape and size of the communication hole 8 are not particularly limited. As the area of the communication hole 8 increases, the intake noise decreases. However, on the other hand, the transmitted sound increases. The distribution, shape, size, and the like of the communication holes 8 may be appropriately determined in consideration of the balance between the intake sound and the transmitted sound.
[0084]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, an intake noise can be suppressed over a wide frequency range, and an assembling man-hour and an intake device with few parts counts can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of an intake device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a perspective view of the intake device of the first embodiment.
FIG. 3 is a sectional view taken along the line II of FIG. 2;
FIG. 4 is a perspective view of an intake device according to a second embodiment.
FIG. 5 is a sectional view taken along line II-II of FIG.
FIG. 6 is a perspective view of an intake device according to a third embodiment.
FIG. 7 is a sectional view taken along line III-III of FIG. 6;
FIG. 8 is an exploded perspective view of an intake device according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is an exploded perspective view of a dirty side case of the intake device of the fourth embodiment.
FIG. 10 is a perspective view of a dirty case of the intake device of the fourth embodiment.
11 is a sectional view taken along line IV-IV of FIG.
FIG. 12 is a cross-sectional view of a dirty case of the intake device of the fifth embodiment.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a dirty side case of the intake device of the sixth embodiment.
FIG. 14 is a schematic view showing the vicinity of an air cleaner of a conventional intake device.
[Explanation of symbols]
1: intake device, 2: intake duct, 21: semi-cylindrical member, 210a: mounting seat, 210b: mounting seat, 22: intake duct connecting cylinder, 23: semi-cylindrical member connecting cylinder, 3: air cleaner, 30: dirty side case , 300: Frame body, 301: Dirty side holder, 302: Sound insulation rib, 303: Reinforcement rib, 304: Sound insulation wall, 31: Clean side case, 310: Clean side holder, 32: Element, 4: Air cleaner hose, 41: semi-cylindrical member, 410a: mounting seat, 410b: mounting seat, 5: transmission port, 6: air-permeable member, 7: sound insulation room, 8: communication hole (communication port), 80: communication groove (communication port).

Claims

A cylindrical intake duct having an intake port for taking in intake air from the outside; an air cleaner disposed downstream of the intake duct for filtering the intake air; and an air cleaner hose disposed downstream of the air cleaner and communicating with a combustion chamber of the engine. And an intake device comprising:
Inside the air cleaner, a cleaner built-in member whose one end is communicated with the intake duct or the air cleaner hose so as to be isolated from the inside of the air cleaner, and the other end is opened inside the air cleaner, is housed.
An outer wall of the air cleaner includes a dual-purpose outer wall that also serves as an outer wall of the cleaner built-in member, and a dedicated outer wall that is an outer wall only of the air cleaner,
An air intake device, wherein the outer wall of the air cleaner has at least one transmission port that is provided between the dual-purpose outer wall portion and the dedicated outer wall portion and is closed by a permeable member.

The cleaner built-in member is a semi-cylindrical member obtained by dividing a cylindrical body in half in an axial direction, and one axial end of the semi-cylindrical member is communicated with the intake duct or the air cleaner hose so as to be isolated from the inside of the air cleaner. 2. The intake device according to claim 1, wherein the other end is opened inside the air cleaner.

The intake device according to claim 2, wherein the semi-cylindrical member is welded and fixed to the dual-purpose outer wall portion and the air-permeable member.

The air intake device according to claim 1, further comprising a sound insulation wall separated by a gap from the air-permeable member that closes the transmission port.

A cylindrical intake duct having an intake port for taking in intake air from the outside; an air cleaner disposed downstream of the intake duct for filtering the intake air; and an air cleaner hose disposed downstream of the air cleaner and communicating with a combustion chamber of the engine. And an intake device comprising:
Further, a cleaner built-in member, one end of which is communicated with the intake duct or the air cleaner hose so as to be isolated from the inside of the air cleaner, and the other end is opened inside the air cleaner.
A sound insulation wall portion formed integrally with the outer wall of the air cleaner and defining a sound insulation room therein;
A communication port for communicating the sound insulation chamber with the outside of the air cleaner;
The sound-insulating chamber, a transmission port that communicates with the inside of the air cleaner and the inside of the cleaner built-in member and is closed by a permeable member,
An intake device comprising:

The air intake device according to claim 5, wherein the transmission port is formed in the sound insulation wall.

The cleaner built-in member is a half-split body obtained by dividing a cylindrical body in the axial direction, and one end of the half-split body in the axial direction is communicated with the intake duct or the air cleaner hose so as to be isolated from the inside of the air cleaner. The air intake device according to claim 5, wherein the other end is opened inside the air cleaner.