JP2004158628A - Wafer treatment device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、「基板」と称する)に対して、プロセスガスを使用してドライ処理を実施する基板処理装置に関するもので、特に、基板や処理室内部への汚染物の付着を防止しつつ、プロセスガスの使用量を低減するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体や液晶ディスプレイなどの製品は、基板に対して、フッ酸、純水等(以下、「処理液」とも呼ぶ)によるウェット処理や、プラズマ化された窒素ガス、オゾンガス(以下、「処理ガス」とも呼ぶ)によるドライ処理を種々施すことにより製造される。これら基板処理のうち処理ガスによるドライ処理としては、基板にプラズマ化されたプロセスガス(以下、気体をプラズマ化したものを「プラズマガス」と総称する)を供給し、基板に付着した有機物を除去する処理が知られている。
【0003】
図8は、基板Wにプラズマガスを吐出して基板Wに付着した有機物(例えば、レジスト残渣)を除去する従来の基板処理装置500の正面図である。基板処理装置500の処理室510内に配置される吐出ノズル520は、プロセスガス供給源521から供給されるプロセスガス(例えば、窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス等の不活性ガス)を、吐出ノズル520内に設けられた2つの電極560に電位差を印加することによってプラズマ化し、そのプラズマ化されたプロセスガスを基板Wに供給するノズルである。
【0004】
基板処理装置500では、以下の手順により基板W上に付着した有機物の除去が行われる。まず、(1)バルブ522が開放されてプロセスガス供給源521から吐出ノズル520に供給されるプロセスガスが、電極560によってプラズマ化される。続いて、(2)プラズマ化されたプロセスガス(プラズマガス)が吐出ノズル520から基板Wに向かってガス流FL5として供給されつつ、処理室510内において搬送ローラ515によって基板Wを略水平の搬送路(パスライン)に沿ってX軸プラス方向に移動させることにより、基板W上に付着した有機物が除去される。そして、基板W全体において除去処理が終了すると、(3)バルブ522が閉鎖され、吐出ノズル520からのプラズマガスの吐出が停止されて除去処理が終了する。
【0005】
しかし、以上で説明した有機物の除去処理では、処理液によって基板処理を施すウェット処理と比較して、処理室510内の雰囲気に含まれるパーティクルや、除去処理によって生じる反応生成物等の汚染物が、処理室510の内壁、処理室510内の部材、基板W等に付着し易いため、有機物除去の処理能力が低下するといった問題がある。
【0006】
特に、吐出ノズル520の内部に設けられた電極560のように帯電しやすい部材では、汚染物を吸着しやすく、プロセスガス供給源521から吐出ノズル520に供給されるプロセスガスをプラズマ化する処理を良好に行うことができない場合がある。このような場合、吐出ノズル520から基板Wに対して十分なプラズマガスを供給することができないため、有機物の除去処理能力が低下してしまう。
【0007】
この問題を解決するため、吐出ノズル520から処理室510内の雰囲気に対して、常時、プロセスガスを吐出することにより、処理室510内や基板Wに汚染物が付着することを防止する手法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当該手法では、プラズマ化するプロセスガスとして高価な不活性ガスを使用しているため、プロセスガスを処理室510に常時供給すると、プロセスガスの使用量が増加し、その結果、基板処理コストが増加するといった問題がある。
【0009】
そして、このような問題は、プラズマガスを使用して基板に付着した有機物を除去する処理に限られず、他のドライ処理にも生じる問題である。
【0010】
そこで、本発明では、基板に対してプロセスガスを使用してドライ処理を実施する場合において、基板や処理室内部への汚染物の付着を防止しつつ、プロセスガスの使用量を低減することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、基板処理装置であって、処理室と、プロセスガスとドライエアーとを切替えてガス供給管に供給する切替え手段と、前記処理室内に配置され、前記ガス供給管と連通接続されており、前記プロセスガスと前記ドライエアーとを選択的に前記処理室内に吐出する吐出手段と、前記吐出手段内のガス流路部に配置され、前記プロセスガスを活性化する活性化手段と、前記処理室内の雰囲気を外部に排気する排気手段と、前記処理室内において前記基板と前記吐出手段とを相対的に移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記処理室上部に配置され、前記処理室外部から供給される清浄化空気をフィルタを介して前記処理室内に供給する供給手段、をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、前記活性化手段は、前記プロセスガスをプラズマ化することを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、前記活性化手段は、前記プロセスガスをイオン化することを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記移動手段は、前記基板を移動させることを特徴とする。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記プロセスガスは、窒素ガスであることを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載の発明は、ウェット処理装置の上流側および下流側の少なくとも一方において基板のドライ処理を行う基板処理装置であって、処理室と、プロセスガスとドライエアーとを切替えて前記処理室内に供給する切替え手段と、前記処理室内に配置され、前記処理室内に基板が存在するとともに、前記プロセスガスを使用して前記基板にドライ処理を実施するドライ処理手段と、前記処理室内の雰囲気を外部に排気する排気手段と、前記基板を前記処理室内を通る所定のパスラインに沿って搬送する搬送手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の基板処理装置であって、前記ドライ処理手段は、前記プロセスガスをイオン化するイオン発生部、を備えることを特徴とする。
【0019】
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の基板処理装置であって、前記ドライ処理手段は、前記プロセスガスをプラズマ化するプラズマ発生部、を備えることを特徴とする。
【0020】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の基板処理装置であって、前記プラズマ発生部は、前記パスラインの近傍に配置されることを特徴とする。
【0021】
請求項11に記載の発明は、請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記処理室上部に配置され、前記処理室外部から供給される清浄化空気をフィルタを介して前記処理室内に供給する供給手段、をさらに備えることを特徴とする。
【0022】
請求項12に記載の発明は、請求項7に記載の基板処理装置であって、前記ドライ処理手段は、紫外線放射部、を備え、前記プロセスガスの雰囲気内において、前記紫外線放射部から前記基板に向けて紫外線を照射することを特徴とする。
【0023】
請求項13に記載の発明は、請求項7ないし請求項12のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記プロセスガスは、窒素ガスであることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0025】
<1.第1実施形態>
<1−1.第1実施形態における基板処理装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態における基板処理装置1と、ウェット処理を行う基板処理装置800との位置関係を示す図である。なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするため、必要に応じてZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平平面とするXYZ直交座標系を付している。
【0026】
図1に示すように、本実施形態における基板処理装置1は、後述するようにプラズマ化されることによって活性化されたプロセスガスを角型基板Wに対して供給することにより、基板W上に付着したレジスト残渣等の有機物を除去するドライ処理装置である。また、基板処理装置800は、基板Wに純水等の処理液を供給して洗浄するウェット処理装置である。
【0027】
図1に示すように、基板処理装置1は、ウェット処理を行う基板処理装置800の前後に配置される。そして、搬送ローラ15によって基板Wを搬送路(パスライン)PLに沿って矢印AR1方向に移動させつつ、移動方向AR1に対して上流側の基板処理装置(ドライ処理装置)1、基板処理装置(ウェット処理装置)800、下流側の基板処理装置(ドライ処理装置)1の順に基板処理が施されて基板Wの処理が進行する。
【0028】
上述のように、基板処理装置1は、基板処理装置800の上流側と下流側にそれぞれ配置されているが、基板Wの有機物の付着状況に応じ、上流側のみに配置してもよいし、また、下流側のみに配置してもよい。例えば、基板処理装置800において純水による洗浄処理を行う際に、基板W上に付着した疎水性の有機物の影響により洗浄処理によって基板W上に付着したパーティクル等の汚染物を除去できない場合は、基板処理装置800の上流側に基板処理装置1を配置する。また、汚染物が基板W上に付着しているためプラズマガスが基板W上に付着した有機物まで到達せず除去処理ができない場合は、基板処理装置800の下流側に基板処理装置1を配置する。
【0029】
次に、基板処理装置1のハードウェア構成について説明する。図2は、基板処理装置1を模式的に示す正面図である。また、図3は、基板処理装置1を模式的に示す上面図である。第1実施形態における基板処理装置1は、角型基板Wを移動させつつ吐出ノズル20から基板Wにプラズマ化されて活性化されたプロセスガス(プラズマガス)を吐出し、基板Wに付着した有機物等の汚染物を除去する装置である。図2に示すように、基板処理装置1は、主として処理室10、吐出ノズル20および搬送ローラ15から構成されている。
【0030】
処理室10は、その内部に吐出ノズル20、搬送ローラ15等を収容する筐体である。図2に示すように、X軸と垂直に交わる処理室10の側面部には、それぞれ開口部12a、12bが設けられている。基板Wは、搬送ローラ15によって、開口部12aから処理室10の内部に搬入され、搬送ローラ15によって移動されつつプラズマガスによる基板処理が実施される。そして、基板処理終了後、開口部12bから処理室10外部に搬出される。このように、搬送ローラ15によって基板Wを略水平の搬送路PLに沿って矢印AR1方向に搬送移動させつつ基板Wにプラズマガスを供給することにより基板処理が行われる。
【0031】
搬送ローラ15は、図2および図3に示すように、Y軸と垂直な方向に配置された3個のローラを1組とするローラ群を、X軸方向に複数配設して構成されている。各ローラは、図示しない駆動モータに接続されており、Y軸に平行な軸を回転軸として回転する。そのため、搬送ローラ15は、その上に載せられた基板WをY軸の正方向または負方向に直線的に移動することができる。
【0032】
センサ16は、搬送ローラ15上を搬送される基板Wの位置を検出するのに使用される非接触式センサであり、吐出ノズル20の直下近傍の搬送ローラ15付近に配設される。各センサ16a、16bは、その直上に基板Wが搬送されると、「OFF」状態から「ON」状態に移行する。したがって、2つのセンサ16aおよび16bの「ON」、「OFF」状態を調べることにより、吐出ノズル20の下方における基板Wの位置(例えば、矢印AR1方向に対して基板Wの先端が吐出ノズル20の直下近傍の位置に進入したかどうか等)を検出することができる。
【0033】
処理室10の下部には、図2に示すように、配管45bを介して排気ポンプ41が連通接続されている。そのため、処理室10内の雰囲気は、排気ポンプ41によって排気され、配管45aを介して基板処理装置1外の排気ドレイン40に排気される。
【0034】
吐出ノズル20は、図2および図3に示すように、処理室10内部において基板Wの搬送路PLの上方に固定して設けられたノズルであり、配管25(25a〜25d)、フィルタ23およびバルブ22を介してプロセスガス供給源21と、また、配管25d、配管35(35a〜35c)、フィルタ33およびバルブ32を介してドライエアー供給源31と、それぞれ連通接続されている。したがって、バルブ22を開放し、バルブ32を閉鎖することにより、吐出ノズル20には、フィルタ23によってパーティクルが除去されたプロセスガスが供給される。また、バルブ32を開放し、バルブ22を閉鎖することにより、吐出ノズル20には、フィルタ33によってパーティクルが除去されたドライエアー(乾燥した空気)が供給される。
【0035】
このように、バルブ22およびバルブ32の開閉状態を調整することにより、吐出ノズル20に対して、プロセスガスとドライエアーを選択的に切替えて供給することができる。すなわち、基板Wに付着した有機物を除去する際には、バルブ22が開放され、バルブ32が閉鎖されることにより、プロセスガス供給源21から吐出ノズル20に対してプロセスガスが供給される。一方、有機物の除去処理を行わない場合には、バルブ32が開放され、バルブ22が閉鎖されることにより、ドライエアー供給源31から吐出ノズル20に対してドライエアーが供給される。
【0036】
ここで、プロセスガスとは、基板処理が行われる環境において化学的に安定なガスのことであり、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等の不活性ガスが使用される。但し、基板処理装置1のランニングコストを考慮に入れると、アルゴンガスやヘリウムガスと比較して安価な窒素ガスをプロセスガスとして使用することが好ましい。
【0037】
また、図4(a)に示すように、吐出ノズル20の流路管65には、2つの金属製の部材によって構成される電極60(60a、60b)が配設されている。有機物の除去処理を行う際には、電極60aと電極60bとに電位差Vを与えるとともに、プロセスガス供給源21から吐出ノズル20の流路管65にプロセスガスが供給されてプロセスガスがプラズマ化されることにより、吐出ノズル20の吐出口61から基板Wに向かって、プラズマ化されたプロセスガス(プラズマガス)が吐出され、ガス流FL1が形成される(図4(a)、(b))。そのため、基板Wに対してプラズマガスが供給され、基板Wに付着した有機物の除去処理が行われるとともに、ガス流FL1によって基板W上に汚染物が付着することを防止することができる。
【0038】
一方、有機物の除去処理を行わない場合、電極60aと電極60bとの電位差Vを「0」とし、バルブ22が閉鎖されることにより、プラズマガスの吐出が停止されるとともに、バルブ32が開放されてドライエアーの吐出が開始する。また、処理室10内の雰囲気は、排気ポンプ41によって排気される。そのため、吐出ノズル20の吐出口61から基板Wの搬送路PL(図2参照)を介し、処理室10下部に向かってドライエアーが吐出されてガス流FL1が形成され(図4(a)、(b))、処理室10内に汚染物が付着することを防止することができる。また、本実施形態の基板処理装置1は、ドライエアーを使用することにより汚染物が処理室10内に付着することを防止しているため、高価なプロセスガスを常時使用している従来の基板処理装置500と比較して基板処理のコストを低減することができる。
【0039】
ところで、前述したように、2つの電極60は、金属製の部材により構成されており、電位差Vを「0」としても電極60は帯電した状態となる。そのため、流路管65にプロセスガスやドライエアー等のガスが供給されないと、電極60の表面に処理室10内の雰囲気に含まれるパーティクルや除去処理によって生じる反応生成物等の汚染物が吸着してしまい、その結果、再度、2つの電極60に電位差Vを印加してプロセスガスをプラズマ化する際のプラズマ化効率が低下し、有機物の除去率が低下することとなる。
【0040】
しかし、本実施形態の基板処理装置1では、有機物の除去処理を行わない場合、バルブ22を閉鎖してバルブ32を開放することにより、プロセスガスの供給を停止し、ドライエアー供給源31から流路管65に安価なドライエアー(乾燥した空気)を供給することができる。そのため、処理室10内に配置された部材であって、特に、電極60のような帯電した部材に汚染物が付着することを効果的に防止することができる。
【0041】
フィルタユニット11は、処理室10の上部に配置されており、主としてファン部11aおよびフィルタ部11bとから構成されている。フィルタユニット11は、ファン部11aのファン(図示省略)を回転させることによって、基板処理装置1が配置されるクリーンルーム内から取り込まれた空気を、ファン部11aの下部に配置されたフィルタ部11bを介して処理室10内部に供給するユニットである。そのため、フィルタ部11bを介することにより、当該空気に含まれるパーティクル等の汚染物が除去され、清浄化された空気を処理室10内に供給することができる。なお、本実施形態においてフィルタ部11bは、HEPAフィルタによって構成されているが、パーティクル等の汚染物を除去可能ならば他のフィルタを使用してもよい。
【0042】
このように、処理室10の上部からフィルタユニット11を介して供給される清浄化された空気や、吐出ノズル20から吐出されるプラズマガスおよびドライエアーは、処理室10の下部に接続された排気ポンプ41によって排気ドレイン40に排出されるため、処理室10内部の雰囲気には清浄な下向きの空気流FL2が形成される。その結果、基板Wや処理室10内部に汚染物が付着することをさらに防止することができる。
【0043】
制御ユニット50は、図2に示すように、プログラムや変数等を格納するメモリ52と、メモリ52に格納されたプログラムに従った制御を実行するCPU51とを備えている。CPU51は、メモリ52に格納されているプログラムに従って、搬送ローラ15による基板Wの移動制御、各バルブの開閉制御、電極60の電位差制御および排気ポンプ41の排気制御等を所定のタイミングで行う。
【0044】
<1−2.基板処理シーケンス>
ここでは、本実施形態の基板処理装置1を使用して、基板Wに付着した有機物を除去するシーケンスについて説明する。図5は、本実施形態における基板処理を説明するためのタイムチャートである。なお、以下の除去処理シーケンス中において、処理室10内には、常にフィルタユニット11によって清浄化された空気が供給され、排気ポンプ41によって処理室10内の雰囲気が排気されている。そのため、処理室10内には、常に、清浄化された空気流が形成されている。また、搬送ローラ15の各ローラは回転し続けているため、基板Wは矢印AR1方向に移動し続ける。
【0045】
基板Wの先端部が吐出ノズル20の直下近傍に到達していない段階(時刻t0より前)において、センサ16a、16bはいずれも「OFF」状態である。また、バルブ22が閉鎖され、バルブ32が開放されていることにより、吐出ノズル20からドライエアーが吐出され、吐出ノズル20内の電極60に汚染物が付着するのを防止している。
【0046】
基板Wの先端部が吐出ノズル20の直下近傍に到達し、センサ16aが「OFF」から「ON」状態に遷移する時刻t0において、バルブ32が閉鎖されてドライエアー供給源31から吐出ノズル20へのドライエアーの供給が停止されるとともに、バルブ22が開放されプロセスガスが、プロセスガス供給源21から吐出ノズル20に供給される。また、時刻t0において、吐出ノズル20内の電極60aと電極60bとの間に電位差が印加される。そのため、吐出ノズル20に供給されるプロセスガスはプラズマ化され、吐出ノズル20から下方に向かってプラズマガスが吐出される。そして、基板Wの先端部が搬送ローラ15によって吐出ノズル20の直下に到達する時刻t1において基板処理が開始される。
【0047】
続いて、時刻t2において、基板Wの先端部がセンサ16bに到達してセンサ16bが「OFF」状態から「ON」状態に遷移しても、また、時刻t3において、基板Wの後端部がセンサ16aに到達してセンサ16aが「ON」状態から「OFF」状態に遷移しても、吐出ノズル20から基板Wに対してプラズマガスが吐出し続けるため、除去処理が継続される。
【0048】
時刻t4において、基板Wの後端部が、吐出ノズル20直下から遠ざり、さらに、センサ16bが「ON」状態から「OFF」状態に遷移する時刻t5において、バルブ22が閉鎖され、2つの電極60間の電位差がV0から「0」に遷移することにより、吐出ノズル20からのプラズマガスの吐出が停止されて除去処理が終了する。また、時刻t5において、バルブ32が開放され、再度、吐出ノズル20からドライエアーが吐出されるため、処理室10内、特に、吐出ノズル20内の帯電した電極60に汚染物が付着することを防止することができる。
【0049】
その後、基板Wは、搬送ローラ15によって開口部12bから処理室10の外部に搬出され、基板処理装置800に搬送される。そして、基板Wに対して引き続き洗浄処理が施される。
【0050】
<1−3.第1実施形態の基板処理装置の利点>
以上の第1実施形態の基板処理装置1において、有機物の除去処理を行う際には、(1)2つの電極60間に電位差を印加するとともに、バルブ32を閉鎖し、バルブ22を開放し、プロセスガス供給源21から吐出ノズル20にプロセスガスを供給することにより、吐出ノズル20内に配設された電極60によってプロセスガスをプラズマ化し、吐出ノズル20から基板Wに対してプラズマガスを吐出することができ、プラズマガスのガス流FL1によって基板Wに汚染物が付着することを防止することができる。また、有機物の除去処理を行わない場合には、(2)2つの電極60間の電位差Vを「0」にするとともに、バルブ22を閉鎖し、バルブ32を開放し、ドライエアー供給源31から吐出ノズル20にドライエアーを供給することにより、処理室10内や帯電した電極60に汚染物が付着することを防止することができる。
【0051】
このように、第1実施形態の基板処理装置1は、吐出ノズル20に対して、プロセスガスとドライエアーとを選択的に供給するができるため、有機物の除去処理を行わない期間において、安価なドライエアーを吐出ノズル20に供給することにより、従来の基板処理装置と比較して基板処理のコストを増加させることなく処理室10内やや電極60に汚染物が付着することを防止することができる。
【0052】
また、基板処理装置1が配置されているクリーンルーム内から取りこまれた空気は、例えばHEPAフィルタにより構成されるフィルタユニット11のフィルタ部11bを介して処理室10内の雰囲気に供給される。そして、処理室10内の雰囲気は排気ポンプ41によって排気ドレイン40に排気される。そのため、処理室10内や基板Wにパーティクル等の汚染物が付着することを防止することができる。
【0053】
<2.第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態における基板処理装置100のハードウェア構成は、第1実施形態と比較して、後述するように、
(1)電極160の配設位置が相違すること、
(2)吐出ノズル120の形態が相違すること、
を除いては、第1実施形態と同様である。そこで、以下ではこの相違点を中心に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態の基板処理装置における構成要素と同様な構成要素については同一符号を付している。これら同一符号の構成要素は、第1実施形態において説明済みであるため、本実施形態では説明を省略する。
【0054】
<2−1.第2実施形態における基板処理装置の構成>
図6は、本発明の第2実施形態における基板処理装置100を模式的に示す正面図である。また、図7は、第2実施形態における基板処理装置100を模式的に示す側面図である。本実施形態における基板処理装置100は、後述するように基板Wと電極160aとの間にプロセスガスを供給し、続いて、基板W付近に配置された2つの電極160を使用して基板W付近のプロセスガスをプラズマ化し、そのプラズマ化されることによって活性化されたプロセスガス(プラズマガス)により、基板W上に付着したレジスト残渣等の有機物を除去するドライ処理装置である。
【0055】
また、基板処理装置100は、第1実施形態の基板処理装置1と同様に、基板Wの搬送方向AR1に対して基板処理装置800の上流側と下流側にそれぞれ配置されているが(図1参照)、基板Wの有機物の付着状況に応じて、ウェット処理を行う基板処理装置より上流側のみに配置してもよいし、また、ウェット処理を行う基板処理装置より下流側のみに配置してもよい。
【0056】
図6、図7に示すように、吐出ノズル120は、X方向に沿って伸びる中空の管状部材であり、処理室10内の基板Wの搬送路(パスライン)PLの上方に2本配設されている。また、2本の吐出ノズル120は、図6に示すように、配管125(125a〜125c)、配管25(25a〜25c)、フィルタ23およびバルブ22を介してプロセスガス供給源21と、また、配管125(125a〜125c)、配管35(35a〜35c)、フィルタ33およびバルブ32を介してドライエアー供給源31と、それぞれ連通接続されている。
【0057】
したがって、バルブ22を開放し、バルブ32を閉鎖することにより、2本の吐出ノズル120には、フィルタ23によってパーティクルが除去されたプロセスガスが供給され、また、バルブ32を開放し、バルブ22を閉鎖することにより、吐出ノズル120には、フィルタ33によってパーティクルが除去されたドライエアー(乾燥した空気)が供給される。このように、バルブ22およびバルブ32の開閉状態を調整することにより、吐出ノズル120に対して、プロセスガスとドライエアーを選択的に切替えて供給することができる。なお、本実施形態において使用するプロセスガスは、第1実施形態の場合と同様に、基板処理のランニングコストの面で有利な窒素ガスを採用することが好ましい。
【0058】
また、吐出ノズル120には、複数の吐出口128が設けられおり、吐出方向が斜め下方向となるように形成されている。そのため、基板Wに付着した有機物を除去する際には、バルブ32が閉鎖されてバルブ22が開放されることにより、基板Wと電極160aとの間にプロセスガスのガス流FL3が形成される。また、搬送ローラ15によって基板Wが電極160aの直下近傍から遠ざかり、除去処理が行われない際には、バルブ22が閉鎖されてバルブ32が開放されることにより、電極160aと電極160bとの間にドライエアーのガス流FL3が形成される。
【0059】
処理室10内の基板Wの搬送路PLの上方および下方には、金属製の部材によって構成される電極160(160a、160b)がそれぞれ配設されている。図6に示すように、当該搬送路PLの上方に配置される電極160aは、2本の吐出ノズル120の間に、吐出ノズル120と略同一高さとなるように配設されている。また、当該搬送路PLの下方に配置される電極160bは、電極160aと平行に配設されている。そして、有機物の除去処理を行う際には、吐出ノズル120から電極160aと基板Wとの間にプロセスガスのガス流FL3が形成されるとともに、電極160aと電極160bとに電位差Vを与えることにより、電極160aと基板Wとの間のプロセスガスがプラズマ化されるため、基板W上にプラズマガスが供給される。一方、有機物の除去処理を行わない場合、電極160aと電極160bとの電位差Vを「0」として、プラズマガスの生成を停止する。
【0060】
このように、本実施形態では、第1実施形態と同様に、有機物の除去処理を行わない場合、バルブ22を閉鎖してプロセスガスの供給を停止するとともに、バルブ32を開放して電極160aと電極160bとの間に安価なドライエアー(乾燥した空気)を供給することができる。そのため、基板処理のコストを増加させることなく、電極160a、160bに汚染物が吸着するのを防止することができる。
【0061】
<2−2.基板処理シーケンス>
上述したように、本実施形態の基板処理装置100のハードウェア構成は、第1実施形態と比較して、主として、(1)電極160の配設位置と、(2)吐出ノズル120の形態とが相違する。そのため、本実施形態の有機物の除去処理において、基板Wに対して供給されるプラズマガスおよびドライエアーの供給方法を除いては、第1実施形態と同様なシーケンスにより除去処理が行われる。そこで、ここでは、本実施形態の処理シーケンスのうち、特に、図5の時刻t0(プロセスガス供給開始タイミング)および時刻t5(ドライエアー供給開始タイミング)に該当する処理シーケンスについて説明する。
【0062】
基板Wに付着した有機物の除去処理において、センサ16によって基板Wの先端部がセンサ16aの直上に到達したことが検出されると、バルブ32が閉鎖されて基板Wと電極160aとの間へのドライエアーの供給が停止されるとともに、バルブ22が開放されて基板Wと電極160aとの間へのプロセスガスの供給が開始され、2つの電極160に電位差V0が印加されて、プロセスガスがプラズマ化される(図5の時刻t0に該当)。続いて、基板Wが、電極160aの直下に搬送されることにより、有機物の除去処理が開始される(図5の時刻t1〜t4に該当)。
【0063】
続いて、センサ16によって基板Wの後端部がセンサ16bの直上に到達したことが検出されると、バルブ22が閉鎖され、2つの電極160間の電位差VがV0から「0」に遷移し、吐出ノズル120から基板Wと電極160aとの間にプロセスガスの吐出が停止され、また同時に、バルブ32が開放されて、再度、吐出ノズル120から基板Wと電極160aとの間にドライエアーが吐出される(図5の時刻t5に該当)。そのため、電極160aに汚染物が付着することを防止することができる。
【0064】
その後、基板Wは、搬送ローラ15によって開口部12bから処理室10の外部に搬出され、基板処理装置800に搬送されて、基板Wに対して引き続き洗浄処理が施される。
【0065】
<2−3. 第2実施形態の基板処理装置の利点>
以上の第2実施形態の基板処理装置100において、有機物の除去処理を行う際には、(1)2つの電極160間に電位差を印加するとともに、吐出ノズル120から基板Wと電極160aとの間にプロセスガスを吐出することにより、基板W近傍のプロセスガスをプラズマ化し、プラズマガスを基板Wに供給することができるため、有機物の除去処理を行いつつ、基板Wに汚染物が付着することを防止することができる。また、有機物の除去処理を行わない場合には、(2)2つの電極160間の電位差Vを「0」にするとともに、吐出ノズル120から電極160aと電極160bとの間にドライエアーを供給することにより、基板Wや帯電した電極160に汚染物が付着することを防止することができる。
【0066】
このように、第2実施形態の基板処理装置100は、プロセスガスとドライエアーとを選択的に供給するができるため、有機物の除去処理を行わない期間において、安価なドライエアーを供給することにより第1実施形態の基板処理装置1と同様に、従来の基板処理装置と比較して基板処理のコストを増加させることなく処理室10内や電極160に汚染物が付着することを防止することができる。
【0067】
また、第2実施形態の基板処理装置100は、基板Wの近傍にてプロセスガスをプラズマ化し、基板Wに対してプラズマガスを供給している。そのため、第1実施形態の基板処理装置1と比較して、基板Wに効率的にプラズマガスを供給することができ、除去処理の効率をさらに向上させることができる。
【0068】
さらに、基板処理装置100が配置されているクリーンルーム内から取りこまれた空気は、第1実施形態と同様に、例えばHEPAフィルタにより構成されるフィルタユニット11のフィルタ部11bを介して処理室10内の雰囲気に供給され、処理室10内の雰囲気は排気ポンプ41によって排気ドレイン40に排気される。そのため、第1実施形態と同様に、処理室10内や基板Wにパーティクル等の汚染物が付着することを防止することができる。
【0069】
<3.変形例>
以上、本発明について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0070】
(1)第1実施形態において、有機物の除去処理は、処理室10内に固定された吐出ノズル20からプラズマガスを吐出しつつ、基板Wが搬送ローラ15によって搬送路PLを移動することによって進行するが、これに限定されるものでなく、例えば、基板Wを処理室内に保持し、吐出ノズルからプラズマガスを吐出しつつ、基板W上方にて当該吐出ノズルを走査することによって除去処理を行ってもよい。すなわち、基板Wと吐出ノズル(吐出手段)との移動は相対的であって、いずれを移動させてもよい。
【0071】
(2)また、第1実施形態では、基板Wに対して吐出ノズル20からプラズマガスを吐出することにより有機物の除去処理を行っているが、この基板処理に限定されるものでなく、例えば、電極60を使用してコロナ放電を行い、当該放電によってイオン化したプロセスガスを吐出ノズル20から基板Wに向けて吐出し、基板Wの表面を除電する処理を行ってもよい。
【0072】
(3)第2実施形態において、吐出ノズル120は、基板Wの搬送路PLの上方に2本配設されているが、これに限定されるものでなく、基板Wの搬送路PLの上方の2本に加えて、当該搬送路PLの下方にも配置してもよい。その結果、基板Wの上面だけでなく、基板Wの下面(すなわち、電極160b側の面)に対しても有機物の除去処理を行うことが可能となる。
【0073】
(4)第2実施形態では、2つの電極160を搬送路PLの上方および下方にそれぞれ配設し、これら2つの電極160間に電位差を印加することによりプロセスガスをプラズマ化して有機物の除去処理を行っているが、これに限定されるものでない。例えば、電極160を使用してコロナ放電を行い、当該放電によってイオン化したプロセスガスを基板Wに供給し、基板Wの表面を除電する処理を行ってもよいし、また、電極160の位置に、電極160に代えて紫外線照射部を配設し、基板W近傍にプロセスガスを供給して当該基板W表面に紫外線を照射することにより、基板W上に付着した有機物を除去する処理を行ってもよい。
【0074】
【発明の効果】
請求項1から請求項6に記載の発明によれば、吐出手段の下方に基板が存在する場合は、(1)切替え手段によってプロセスガスをガス供給管に供給し、吐出手段から活性化されたプロセスガスを基板上に吐出することにより、当該活性化されたプロセスガスによって基板処理を行いつつ、基板Wに汚染物が付着することを防止することができる。また、吐出手段の下方に基板が存在しない場合は、(2)切替え手段によってドライエアーを活性化手段の配置されたガス流路部を介して吐出手段から処理室内に吐出するとともに、排気手段によって処理室内の雰囲気を処理室外部に排気することにより、高価なプロセスガスでなく安価なドライエアーによってガス流路部に配設された活性化手段に汚染物が付着することを防止するとともに、処理室内に形成されるドライエアーの気流によって処理室内に汚染物が付着することを防止することができる。
【0075】
このように、請求項1から請求項6に記載の発明によれば、切替え手段を使用することにより、プロセスガスとドライエアーとを選択的に吐出手段から吐出することができるため、処理室内や活性化手段に汚染物が付着することを防止しつつ、高価なプロセスガスの使用量を減少させて基板処理のランニングコストを低減することができる。
【0076】
特に、請求項2に記載の発明によれば、清浄化された空気を処理室内に供給することができるため、基板、活性化手段および処理室内に汚染物が付着することをさらに防止することができる。
【0077】
特に、請求項3に記載の発明によれば、プラズマ化されたプロセスガスを吐出手段から吐出することができるため、基板に付着した付着物を除去することができる。
【0078】
特に、請求項4に記載の発明によれば、イオン化されたプロセスガスを吐出手段から吐出することができるため、基板を除電することができる。
【0079】
特に、請求項5に記載の発明によれば、基板を移動させることにより、吐出手段を処理室内の所定の場所に固定することができ、比較的簡単な構成により吐出手段の実現することができるため、基板処理装置の製造コストを低減することができ、メンテナンスも容易となる。
【0080】
特に、請求項6に記載の発明によれば、プロセスガスとして安価な窒素ガスを使用するため、基板処理装置のランニングコストを低減することができる。
【0081】
請求項7から請求項13に記載の発明によれば、処理室内に基板が存在する場合は、(1)切替え手段によってプロセスガスを処理室内に供給することにより、ドライ処理手段によって基板にドライ処理を実施することができ、また、基板に到達するプロセスガスによって、基板に汚染物が付着することを防止することができる。また、処理室内に基板が存在しない場合は、(2)切替え手段によってドライエアーを処理室内に供給するとともに、排気手段によって処理室内の雰囲気を処理室外部に排気することにより、高価なプロセスガスでなく安価なドライエアーによってドライ処理手段に汚染物が付着することを防止するとともに、処理室内に形成されるドライエアーの気流によって処理室内に汚染物が付着することを防止することができる。
【0082】
このように、請求項7から請求項13に記載の発明によれば、切替え手段を使用することにより、処理室内に対してプロセスガスとドライエアーとを選択的に供給することができるため、処理室内やドライ処理手段に汚染物が付着することを防止しつつ、高価なプロセスガスの使用量を減少させて基板処理のランニングコストを低減することができる。
【0083】
特に、請求項8に記載の発明によれば、処理室内のプロセスガスをイオン化することができるため、イオン化されたプロセスガスによって基板を除電することができる。
【0084】
特に、請求項9に記載の発明によれば、処理室内のプロセスガスをプラズマ化することができるため、プラズマ化されたプロセスガスによって基板に付着した付着物を除去することができる。
【0085】
特に、請求項10に記載の発明によれば、プラズマ発生部が基板のパスラインの近傍に配置されることにより、基板近傍でプロセスガスをプラズマ化することができ、プラズマ化されたプロセスガスを効率的に基板に対して供給することができるため、基板に付着した付着物を効率的に除去することができる。
【0086】
特に、請求項11に記載の発明によれば、清浄化された空気を処理室内に供給することができるため、基板、活性化手段および処理室内に汚染物が付着することをさらに防止することができる。
【0087】
特に、請求項12に記載の発明によれば、処理室内のプロセスガス雰囲気として処理室内や基板に紫外線照射を行うことができるため、基板に付着した付着物を除去することができる。
【0088】
特に、請求項13に記載の発明によれば、プロセスガスとして安価な窒素ガスを使用するため、基板処理装置のランニングコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における基板処理装置1と、ウェット処理を行う基板処理装置との位置関係を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態における基板処理装置を模式的に示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態における基板処理装置を模式的に示す上面図である。
【図4】本発明の第1実施形態における吐出ノズルを説明する図である。
【図5】本発明の第1実施形態における基板処理を説明するタイムチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態における基板処理装置を模式的に示す正面図である。
【図7】本発明の第2実施形態における基板処理装置を模式的に示す上面図である。
【図8】従来の基板処理装置を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
1、100 基板処理装置
10 処理室
11 フィルタユニット
15 搬送ローラ
20、120 吐出ノズル
21 プロセスガス供給源
31 ドライエアー供給源
41 排気ポンプ
50 制御ユニット
60、160 電極
W 基板
FL1、FL3 ガス流
FL2 空気流[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention provides a substrate processing for performing dry processing using a process gas on a semiconductor substrate, a glass substrate for a liquid crystal display device, a glass substrate for a photomask, a substrate for an optical disk (hereinafter, referred to as a “substrate”). The present invention relates to an apparatus, and more particularly to an improvement for reducing the amount of process gas used while preventing contaminants from adhering to a substrate or a processing chamber.
[0002]
[Prior art]
For products such as semiconductors and liquid crystal displays, a substrate is subjected to a wet treatment with hydrofluoric acid, pure water or the like (hereinafter, also referred to as a “treatment solution”), a plasma gas of nitrogen gas, an ozone gas (hereinafter, “treatment gas”). ). Among these substrate processes, as a dry process using a processing gas, a process gas that is turned into plasma (hereinafter, collectively referred to as "plasma gas") is supplied to a substrate to remove organic substances attached to the substrate. Is known.
[0003]
FIG. 8 is a front view of a conventional
[0004]
In the
[0005]
However, in the above-described organic substance removal processing, contaminants such as particles contained in the atmosphere in the
[0006]
In particular, a member that is easily charged such as an
[0007]
In order to solve this problem, a method of constantly discharging a process gas from the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this method, an expensive inert gas is used as a process gas to be converted into plasma. Therefore, if the process gas is constantly supplied to the
[0009]
Such a problem is not limited to the process of removing an organic substance attached to a substrate using a plasma gas, but also occurs in other dry processes.
[0010]
Therefore, in the present invention, when dry processing is performed on a substrate using a process gas, the amount of the process gas used can be reduced while preventing the attachment of contaminants to the substrate and the inside of the processing chamber. It is an object of the present invention to provide a substrate processing apparatus that can perform the processing.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, an invention according to
[0012]
The invention according to claim 2 is the substrate processing apparatus according to
[0013]
A third aspect of the present invention is the substrate processing apparatus according to the first or second aspect, wherein the activating means converts the process gas into plasma.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the first or second aspect, the activation unit ionizes the process gas.
[0015]
A fifth aspect of the present invention is the substrate processing apparatus according to any one of the first to fourth aspects, wherein the moving means moves the substrate.
[0016]
The invention according to claim 6 is the substrate processing apparatus according to any one of
[0017]
The invention according to claim 7 is a substrate processing apparatus that performs dry processing of a substrate on at least one of an upstream side and a downstream side of a wet processing apparatus, wherein the processing chamber is switched between process gas and dry air. Switching means for supplying a chamber, dry processing means disposed in the processing chamber, wherein a substrate is present in the processing chamber, and performing dry processing on the substrate using the process gas, and atmosphere in the processing chamber. Exhaust means for exhausting the substrate to the outside, and transport means for transporting the substrate along a predetermined pass line passing through the processing chamber.
[0018]
An eighth aspect of the present invention is the substrate processing apparatus according to the seventh aspect, wherein the dry processing means includes an ion generating unit for ionizing the process gas.
[0019]
According to a ninth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the seventh aspect, the dry processing unit includes a plasma generation unit that converts the process gas into plasma.
[0020]
According to a tenth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the ninth aspect, the plasma generating unit is arranged near the pass line.
[0021]
An eleventh aspect of the present invention is the substrate processing apparatus according to any one of the seventh to tenth aspects, wherein the cleaning air is disposed above the processing chamber and filters clean air supplied from outside the processing chamber. And a supply means for supplying the processing chamber with the supply means via the control unit.
[0022]
According to a twelfth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to the seventh aspect, the dry processing unit includes an ultraviolet radiating unit, and the substrate processing unit irradiates the substrate from the ultraviolet radiating unit in an atmosphere of the process gas. The method is characterized by irradiating ultraviolet rays toward.
[0023]
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the substrate processing apparatus according to any one of the seventh to twelfth aspects, the process gas is a nitrogen gas.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0025]
<1. First Embodiment>
<1-1. Configuration of Substrate Processing Apparatus in First Embodiment>
FIG. 1 is a diagram illustrating a positional relationship between a
[0026]
As shown in FIG. 1, a
[0027]
As shown in FIG. 1, the
[0028]
As described above, the
[0029]
Next, a hardware configuration of the
[0030]
The
[0031]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0032]
The
[0033]
As shown in FIG. 2, an
[0034]
As shown in FIGS. 2 and 3, the
[0035]
As described above, by adjusting the open / close state of the
[0036]
Here, the process gas is a gas that is chemically stable in an environment in which the substrate processing is performed, and an inert gas such as a nitrogen gas, an argon gas, and a helium gas is used. However, considering the running cost of the
[0037]
Further, as shown in FIG. 4A, electrodes 60 (60a, 60b) formed of two metal members are provided in the
[0038]
On the other hand, when the organic substance removal processing is not performed, the potential difference V between the
[0039]
By the way, as described above, the two
[0040]
However, in the
[0041]
The
[0042]
As described above, the purified air supplied from the upper part of the
[0043]
As shown in FIG. 2, the
[0044]
<1-2. Substrate processing sequence>
Here, a sequence for removing organic substances attached to the substrate W using the
[0045]
At a stage where the front end of the substrate W has not reached the vicinity immediately below the discharge nozzle 20 (before time t0), the
[0046]
At time t0 when the tip of the substrate W reaches the vicinity immediately below the
[0047]
Subsequently, at time t2, even if the leading end of the substrate W reaches the
[0048]
At time t4, the rear end of the substrate W moves away from immediately below the
[0049]
Thereafter, the substrate W is carried out of the
[0050]
<1-3. Advantages of Substrate Processing Apparatus of First Embodiment>
In the
[0051]
As described above, since the
[0052]
In addition, air taken in from the clean room where the
[0053]
<2. Second Embodiment>
Next, a second embodiment will be described. The hardware configuration of the
(1) the arrangement positions of the
(2) the form of the
Except for, the configuration is the same as that of the first embodiment. Therefore, the following description focuses on this difference. In the following description, the same components as those in the substrate processing apparatus of the first embodiment are denoted by the same reference numerals. The components having the same reference numerals have already been described in the first embodiment, and a description thereof will be omitted in this embodiment.
[0054]
<2-1. Configuration of Substrate Processing Apparatus in Second Embodiment>
FIG. 6 is a front view schematically showing the
[0055]
Further, the
[0056]
As shown in FIGS. 6 and 7, two
[0057]
Therefore, by opening the
[0058]
Further, the
[0059]
Above and below the transport path PL of the substrate W in the
[0060]
As described above, in the present embodiment, as in the first embodiment, when the organic matter removal processing is not performed, the
[0061]
<2-2. Substrate processing sequence>
As described above, the hardware configuration of the
[0062]
In the process of removing the organic matter attached to the substrate W, when the
[0063]
Subsequently, when the
[0064]
Thereafter, the substrate W is carried out of the
[0065]
<2-3. Advantages of Substrate Processing Apparatus of Second Embodiment>
In the above-described
[0066]
As described above, since the
[0067]
In the
[0068]
Further, as in the first embodiment, the air taken in from the clean room in which the
[0069]
<3. Modification>
Although the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications are possible.
[0070]
(1) In the first embodiment, the organic matter removal process proceeds by moving the substrate W along the transport path PL by the
[0071]
(2) In the first embodiment, the removal processing of the organic substance is performed by discharging the plasma gas from the
[0072]
(3) In the second embodiment, two
[0073]
(4) In the second embodiment, the two
[0074]
【The invention's effect】
According to the first to sixth aspects of the present invention, when the substrate exists below the discharge means, (1) the process gas is supplied to the gas supply pipe by the switching means and activated by the discharge means. By discharging the process gas onto the substrate, it is possible to prevent a contaminant from adhering to the substrate W while performing the substrate processing with the activated process gas. Further, when the substrate does not exist below the discharging means, (2) the switching means discharges the dry air from the discharging means into the processing chamber through the gas flow path in which the activating means is disposed, and the exhaust means. By exhausting the atmosphere inside the processing chamber to the outside of the processing chamber, it is possible to prevent contaminants from adhering to the activating means provided in the gas flow path by using inexpensive dry air instead of expensive process gas, and It is possible to prevent contaminants from adhering to the processing chamber due to the airflow of dry air formed in the chamber.
[0075]
As described above, according to the first to sixth aspects of the present invention, by using the switching means, the process gas and the dry air can be selectively discharged from the discharge means. The running cost of substrate processing can be reduced by reducing the amount of expensive process gas used while preventing contaminants from adhering to the activating means.
[0076]
In particular, according to the second aspect of the present invention, since the purified air can be supplied into the processing chamber, it is possible to further prevent contaminants from adhering to the substrate, the activation unit, and the processing chamber. it can.
[0077]
In particular, according to the third aspect of the present invention, since the process gas converted into plasma can be discharged from the discharge unit, it is possible to remove the deposit attached to the substrate.
[0078]
In particular, according to the fourth aspect of the present invention, since the ionized process gas can be discharged from the discharge means, the substrate can be discharged.
[0079]
In particular, according to the invention as set forth in claim 5, by moving the substrate, the discharge means can be fixed at a predetermined place in the processing chamber, and the discharge means can be realized with a relatively simple configuration. Therefore, the manufacturing cost of the substrate processing apparatus can be reduced, and the maintenance becomes easy.
[0080]
In particular, according to the invention described in claim 6, since inexpensive nitrogen gas is used as the process gas, the running cost of the substrate processing apparatus can be reduced.
[0081]
According to the seventh to thirteenth aspects, when a substrate is present in the processing chamber, (1) the process gas is supplied into the processing chamber by the switching means, and the substrate is dry-processed by the dry processing means. Can be performed, and the process gas reaching the substrate can be prevented from adhering contaminants to the substrate. When no substrate is present in the processing chamber, (2) dry air is supplied into the processing chamber by the switching means, and the atmosphere in the processing chamber is exhausted to the outside of the processing chamber by the exhaust means. In addition, it is possible to prevent contaminants from adhering to the dry processing means by using inexpensive dry air and to prevent contaminants from adhering to the processing chamber due to the airflow of dry air formed in the processing chamber.
[0082]
As described above, according to the seventh to thirteenth aspects of the present invention, by using the switching means, the process gas and the dry air can be selectively supplied to the processing chamber. The running cost of substrate processing can be reduced by reducing the amount of expensive process gas used while preventing contaminants from adhering to a room or dry processing means.
[0083]
In particular, according to the invention described in claim 8, since the process gas in the processing chamber can be ionized, the substrate can be neutralized by the ionized process gas.
[0084]
In particular, according to the ninth aspect of the present invention, since the process gas in the processing chamber can be turned into plasma, it is possible to remove deposits attached to the substrate by the process gas that has been turned into plasma.
[0085]
In particular, according to the tenth aspect of the present invention, since the plasma generating section is disposed near the pass line of the substrate, the process gas can be turned into plasma near the substrate, and Since it can be efficiently supplied to the substrate, it is possible to efficiently remove the deposits attached to the substrate.
[0086]
In particular, according to the eleventh aspect of the present invention, since purified air can be supplied into the processing chamber, it is possible to further prevent contaminants from adhering to the substrate, the activation unit, and the processing chamber. it can.
[0087]
In particular, according to the twelfth aspect of the present invention, since ultraviolet rays can be applied to the processing chamber and the substrate as a process gas atmosphere in the processing chamber, it is possible to remove deposits attached to the substrate.
[0088]
In particular, according to the invention of claim 13, since inexpensive nitrogen gas is used as the process gas, the running cost of the substrate processing apparatus can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a positional relationship between a
FIG. 2 is a front view schematically showing the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a top view schematically illustrating the substrate processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram illustrating a discharge nozzle according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a time chart for explaining the substrate processing in the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a front view schematically showing a substrate processing apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a top view schematically illustrating a substrate processing apparatus according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a front view schematically showing a conventional substrate processing apparatus.
[Explanation of symbols]
1,100 substrate processing equipment
10 Processing room
11 Filter unit
15 Transport rollers
20, 120 discharge nozzle
21 Process gas supply source
31 Dry air supply source
41 Exhaust pump
50 control unit
60, 160 electrodes
W substrate
FL1, FL3 gas flow
FL2 air flow
Claims (13)
(a) 処理室と、
(b) プロセスガスとドライエアーとを切替えてガス供給管に供給する切替え手段と、
(c) 前記処理室内に配置され、前記ガス供給管と連通接続されており、前記プロセスガスと前記ドライエアーとを選択的に前記処理室内に吐出する吐出手段と、
(d) 前記吐出手段内のガス流路部に配置され、前記プロセスガスを活性化する活性化手段と、
(e) 前記処理室内の雰囲気を外部に排気する排気手段と、
(f) 前記処理室内において前記基板と前記吐出手段とを相対的に移動させる移動手段と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。A substrate processing apparatus,
(A) a processing chamber;
(B) switching means for switching between process gas and dry air and supplying the gas to a gas supply pipe;
(C) a discharge unit disposed in the processing chamber and connected to the gas supply pipe to selectively discharge the process gas and the dry air into the processing chamber;
(D) an activating unit disposed in a gas flow path unit in the discharge unit and activating the process gas;
(E) exhaust means for exhausting the atmosphere in the processing chamber to the outside;
(F) moving means for relatively moving the substrate and the discharge means in the processing chamber;
A substrate processing apparatus comprising:
前記処理室上部に配置され、前記処理室外部から供給される清浄化空気をフィルタを介して前記処理室内に供給する供給手段、
をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 1,
A supply unit disposed at an upper part of the processing chamber and supplying cleaning air supplied from outside the processing chamber to the processing chamber through a filter;
A substrate processing apparatus, further comprising:
前記活性化手段は、前記プロセスガスをプラズマ化することを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 1 or 2, wherein:
The substrate processing apparatus, wherein the activating means converts the process gas into plasma.
前記活性化手段は、前記プロセスガスをイオン化することを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 1 or 2, wherein:
The said processing means ionizes the said process gas, The board | substrate processing apparatus characterized by the above-mentioned.
前記移動手段は、前記基板を移動させることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to any one of claims 1 to 4, wherein
The said processing means moves the said board | substrate, The board | substrate processing apparatus characterized by the above-mentioned.
前記プロセスガスは、窒素ガスであることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 1, wherein:
The substrate processing apparatus, wherein the process gas is a nitrogen gas.
(a) 処理室と、
(b) プロセスガスとドライエアーとを切替えて前記処理室内に供給する切替え手段と、
(c) 前記処理室内に配置され、前記処理室内に基板が存在するとともに、前記プロセスガスを使用して前記基板にドライ処理を実施するドライ処理手段と、
(d) 前記処理室内の雰囲気を外部に排気する排気手段と、
(e) 前記基板を前記処理室内を通る所定のパスラインに沿って搬送する搬送手段と、
を備えることを特徴とする基板処理装置。A substrate processing apparatus that performs dry processing of a substrate on at least one of an upstream side and a downstream side of a wet processing apparatus,
(A) a processing chamber;
(B) switching means for switching between process gas and dry air and supplying the same into the processing chamber;
(C) a dry processing unit disposed in the processing chamber, wherein a substrate is present in the processing chamber, and dry processing is performed on the substrate using the process gas;
(D) exhaust means for exhausting the atmosphere in the processing chamber to the outside;
(E) transport means for transporting the substrate along a predetermined pass line passing through the processing chamber;
A substrate processing apparatus comprising:
前記ドライ処理手段は、
(c−1) 前記プロセスガスをイオン化するイオン発生部、
を備えることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 7,
The dry processing means,
(C-1) an ion generator for ionizing the process gas;
A substrate processing apparatus comprising:
前記ドライ処理手段は、
(c−2) 前記プロセスガスをプラズマ化するプラズマ発生部、
を備えることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 7,
The dry processing means,
(C-2) a plasma generation unit for converting the process gas into plasma;
A substrate processing apparatus comprising:
前記プラズマ発生部は、前記パスラインの近傍に配置されることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 9, wherein
The substrate processing apparatus, wherein the plasma generation unit is arranged near the pass line.
前記処理室上部に配置され、前記処理室外部から供給される清浄化空気をフィルタを介して前記処理室内に供給する供給手段、
をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to any one of claims 7 to 10, wherein
A supply unit disposed at an upper part of the processing chamber and supplying cleaning air supplied from outside the processing chamber to the processing chamber through a filter;
A substrate processing apparatus, further comprising:
前記ドライ処理手段は、
(c−3) 紫外線放射部、
を備え、前記プロセスガスの雰囲気内において、前記紫外線放射部から前記基板に向けて紫外線を照射することを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to claim 7,
The dry processing means,
(C-3) an ultraviolet radiation section,
A substrate processing apparatus, comprising: irradiating the substrate with ultraviolet rays from the ultraviolet radiation section in an atmosphere of the process gas.
前記プロセスガスは、窒素ガスであることを特徴とする基板処理装置。The substrate processing apparatus according to any one of claims 7 to 12, wherein
The substrate processing apparatus, wherein the process gas is a nitrogen gas.
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