JP2004157993A - 管理装置、端末装置及び管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】管理装置を用いて端末間で処理されるデータを管理する管理システムにおいて、端末間及び管理装置において大きな処理負担を与えず、且つ端末間においては安全性の確認されたデータのやり取りを行うことができる管理システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る管理システムは、他の端末装置からのファイル情報の取得を要求して管理装置100に対して処理依頼のための依頼信号を発行する処理依頼端末110、ファイル情報を保持している依頼先端末120、及び処理依頼端末110と依頼先端末120と間でのやり取りされるファイル情報の管理を行う管理装置100がネットワークバス130を介して相互に接続されて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は個人用コンピュータや情報端末等からなるネットワークにおいて端末装置間で処理されるデータを管理する管理装置及び端末装置に関する。
近年、複数の端末が接続して構成されるネットワークを利用して、ピアトゥピアと呼ばれるような個人用コンピュータ等の端末間での有料コンテンツファイルや著作権保護が必要な情報を配信する形態が利用されている。この端末間でのコンテンツファイル等のデータのやり取りにおいては、従来のサーバ装置が一意にデータを記録、管理して処理を要求する端末に送信する形態ではなく、コンテンツホルダー等の端末装置と処理を要求する端末装置との間でデータのやり取りが行われる。従って、このような端末間同士での有料情報配信サービスにおいては、購入希望者に対してコンテンツを保持するコンテンツホルダーや著作権管理者が認めた正規の情報のみを配信することが重要になる。
そして、端末間でのデータのやり取りの正当性を管理するためのネットワークバスを介して管理装置を設ける方法が提供されている。図20は、従来のネットワークを介した管理装置2001及び端末間におけるデータ管理の全体図を示す。
図20において、処理依頼端末2003は、配信を希望するコンテンツファイルが、例えば「music.mp3」であることを管理装置2001に送信する。管理装置2001では、取得を希望するファイルの依頼先端末2002を記載したリストを参照して、要求されたファイル情報「music.mp3」を保持している依頼先端末2002の検索を行う。そして、管理装置2001はこの検索結果をネットワークバスを介して、配信要求する処理依頼端末2003に対して返信する。このことにより、処理依頼端末2003ではファイル「music.mp3」を保持する依頼先端末2002との間でのやり取りを開始することが可能になる。
そして、サーバ装置を介さずに端末から端末に対して正規の情報のみを配信確認する方法の一例として電子すかしと呼ばれる方法もある。この電子すかしによれば、処理される情報本体に影響を与えず、情報の正当性を示す情報を「すかし」として埋め込む。
また、端末装置において登録される情報の種類をチェックして、規定された種類以外の情報の登録を拒否する方法もある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1においては、設定された帳票データの種類と異なるデータが入力された場合に、その登録を拒否して帳票データの誤入力を的確に阻止することが開示されている。
さらに、コンテンツファイルのやり取りにおいては、認証サーバと呼ばれる装置をネットワーク上に配備し、コンテンツファイルを一意に管理して、サーバ装置側で情報を受信できる権利があるかどうかをユーザ端末毎に判断して、ユーザが取得を希望するコンテンツファイルをサーバ装置から端末側に送信する形態が一般的となっている。
特開平07−105290号公報
しかしながら、上述した図20の管理装置を用いた端末間でのデータのやり取りを管理する方法においては、管理装置は配信元となる端末を特定するのみで、ファイル実体の交換は端末間において直接行われるために、端末間で著作権侵害となるファイル情報や、不正なウイルスファイルが配信先の端末装置に送信される危険性がある。また、ネットワークを介して端末間で勝手なデータのやり取りを行ったとしても管理装置では不正行為の防止等の管理を行うことはできない。
また、上述した電子すかしを用いた方式では、「すかし」を認証する際の端末における処理負荷が大きく、処理速度が遅くなるという問題がある。
さらに、特許文献1に示す方法では、端末自身が登録されるデータの正当性を確認するため、端末側で不正なデータを処理できるという問題がある。
またさらに、端末装置でのデータ処理において認証サーバを用いる場合においては、サーバ装置において一意にデータを管理して配信するために、認証や配信という全ての処理をサーバ装置が担うことにより、サーバ装置へのアクセス集中等による処理負担が生じている。さらに、サーバ装置においてデータの配信先端末が認証されてしまうと、例えば有料コンテンツ配信のように会員制の閉じたネットワークではどのような情報がやり取りされたか管理できないという課題がある。
本発明は前記従来の問題点を解決することを目的とし、管理装置を用いて端末間で処理されるデータを管理する場合において、端末間及び管理装置において大きな処理負担を与えずにデータのやり取りを管理して、且つ端末間においては不正なデータ処理を防止して安全性の確認されたデータのやり取りを行うことができる管理装置及び端末装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するために、本発明に係る管理装置は[請求項1]、[請求項2]、より好ましくは[請求項3]。
このため、本発明に係る管理装置においては、処理を開始する端末装置からの許可依頼信号を受信して、検証手段において端末間でやり取りされるデータの正当性を当該データに基づいて検証して、検証が認められる場合には端末装置に許可信号を発行する。従って、管理装置は許可信号に基づいて端末装置間のデータのやり取りを管理できる。
また、前記検証手段は処理対象のデータの一部を用いて検証を行うために、管理装置側においては全てのデータを記録、管理する必要はなく、検証処理における負担を軽減することができる。
また、本発明に係る端末装置は、[請求項14]、[請求項15]、より好ましくは[請求項17]。
このため、本発明に係る端末装置においては、他の端末装置とのデータの処理を開始しようとする場合においては、処理許可信号を生成して管理装置に送信する。また、端末装置は管理装置からデータの該当情報の返答要求がある場合には該当情報の作成を行い管理装置に返答する。さらに、端末装置においては管理装置からの処理の許可情報を受信した場合において端末装置との処理を開始できる。従って、不正なデータの処理を防止して、管理装置において安全性の確保されたデータのやり取りを行うことが可能となる。
尚、本発明は、上述のような管理装置及び端末装置として実現できるのみではなく、この管理装置と端末装置とがネットワークを介して接続されてなる管理システム、この管理装置が備える手段をステップとする管理方法、当該管理方法をコンピュータ等で実現させるプログラムとして実現したり、当該プログラムをDVD、CD−ROM等の記録媒体や通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることができるのは言うまでもない。
以上のように、本発明に係る管理装置においては、処理を開始する端末装置からの許可依頼信号を受信した場合には、端末間での処理対象となるデータの少なくとも一部を用いて検証処理を行うため、管理装置側でのデータ管理、検証における処理負担を軽減できる。
また、管理装置には前記検証により正当性が認められる場合には許可信号を、正当性が認められない場合においては不許可信号を端末装置に送信するため、端末間でのデータ処理における柔軟な管理システムを構築できる。
そして、本発明に係る処理を依頼する側の端末装置は、処理を開始する場合には、管理装置に配信許可依頼信号を送るだけの処理を行い、実際のデータの検証は管理装置及び処理を依頼される側の端末装置で行う。従って、処理を依頼する側の端末装置に大きな負荷を与えずに正当性の検証されたデータのやり取りを他の端末装置との間で行うことが可能となる。
また、端末装置は、処理対象のデータは管理装置において常に検証されるため、端末装置内にデータの検証のための特別な領域を設けなくても不正処理を防止できるため、端末装置のリソースや処理負荷を軽減しつつネットワークを介した端末装置間でのデータのやり取りの信頼性を高める効果がある。
さらに、端末間でやり取りされる処理データの名前や内容の少なくとも一部を管理装置のデータ登録部に登録して、管理装置側において正規に登録されたファイル以外の処理を認めないことにより、ネットワークを介した端末装置間でのデータのやり取りの信頼性を高める効果がある。
またさらに、管理装置でデータの配信や移動等の許可/不許可の検証を行うため、端末装置間でのデータの履歴を管理、制御でき、ネットワークを介した端末装置間でのデータのやり取りの信頼性を高める効果がある。
以下、本発明に係る管理システムについて図面を参照して説明を行う。尚、以下の説明及び図面は例示であり、本発明はこれらに限定されることを意図しない。また、下記の実施の形態の説明においては、端末装置間での音楽ファイルや動画ファイルのコンテンツファイルの配信における処理について説明を行うが、端末間での処理は配信に限定されるものではなく、ファイル情報の移動や消去等も行うことが可能となる。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1係る端末間のデータ処理における管理システムの構成図の一例である。本実施の形態1に係る管理システムは、処理依頼端末110、依頼先端末120、及び処理依頼端末110と依頼先端末120と間でのやり取りされるファイル情報の管理を行う管理装置100がネットワークバス130を介して相互に接続されて構成される。
端末間においてやり取りされるファイル情報の管理を行う管理装置100は、ネットワークを介して処理依頼端末110及び依頼先端末120と通信する通信部101、処理依頼端末110から送信される処理許可依頼信号を受信する許可信号受信部102、データ確認部105での確認内容に応じて処理依頼端末110及び依頼先端末120に処理の許可信号、或いは不許可信号を送信する許可情報送信部103、許可信号受信部102で受信された処理許可依頼信号の内容を処理する許可信号処理部104、及び端末間で処理されるデータの内容及び正当性を確認するデータ確認部105を備える。
他の端末装置からのファイル情報の取得を要求して管理装置100に対して処理依頼のための依頼信号を発行する処理依頼端末110は、依頼先端末120や管理装置100と通信する通信部111、管理装置100から発行される許可/不許可情報を受信する許可情報受信部112、管理装置100に送信する配信の処理許可依頼信号を発行する許可信号発行部113、及び管理装置100から許可された内容に応じてデータの処理を行うデータ処理部114を備える。
ファイル情報を保持している依頼先端末120は、処理依頼端末110及び管理装置100と通信するための通信部121、管理装置100から発行された許可/不許可情報を受信する許可情報受信部122、管理装置100から送られてくるデータ確認信号を処理するデータ確認部123、及び管理装置100からの要求に対して返答を行うデータ処理部124を備える。
図2は、本実施の形態1に係る管理装置100の詳細な機能ブロック図である。
データ確認部105は、許可信号処理部104から送られてきた処理許可依頼信号の内容を確認する該当情報確認部105a、該当情報に関して管理装置100のデータベースが保持している情報を読み出す該当情報読出し部105b、該当情報を有する依頼先端末120に該当情報の返答を要求する該当情報送信要求部105c、送信要求に関して該当情報を有する依頼先端末120からの回答を受信する該当情報受信部105d、管理装置100側で保持している該当情報と依頼先端末120からの回答に含まれる該当情報とを比較する該当情報比較部105eを備える。
次に、図3に本実施の形態1に係る処理依頼端末110の詳細な機能ブロック図を示す。
データ処理部114は、管理装置100から返答される許可情報内容からCPU等の処理実行部に適切な処理命令を生成する処理命令生成部114a、キーボード等のユーザインタフェースから入力される処理に関するコマンドを受け付ける処理命令受付部114b、及びユーザインタフェースから入力されたコマンドの内容を確認する処理命令確認部114cを備える。この処理命令受付部114bにおいて受け付けられる情報は、例えば、特定の動画ファイルの配信要求である。
図4は、本実施の形態1に係る依頼先端末120の詳細な機能ブロック図を示す。
データ処理部124は、管理装置からの要求に従って処理対象となっているファイル情報から該当情報を読み出す該当情報読出し部124a、管理装置100から送信される処理許可情報に基づいて処理命令を生成する処理命令生成部124bとを備える。
該当情報読出し部124aは、データ確認部123から処理データを受け取ると、指定されたファイル及び指定箇所を確認してメモリ等のデータ格納部からデータを読み出す。
処理命令生成部124bは、許可情報受信部122から配信の許可信号を受け取ったら、処理依頼端末110との間のファイル情報の配信を処理受付開始状態になるようにCPU等の処理実行部に送信する。また、処理命令生成部124bは、許可情報受信部122が不許可信号を受け取った場合には、処理依頼端末110からの処理を受け付けないような命令を生成する。
以上のように構成された本実施の形態1に係る管理システムの動作手順についての図5から図9を用いて説明を行う。
図5は、本実施の形態1に係る管理システム全体におけるデータの流れの概要を説明するためのシーケンス図である。尚、管理装置100は、データ確認部105の該当情報比較部105eにおいてファイル情報の正当性を比較するため、予め端末間でやり取りされるファイル情報をダウンロード等により取得してデータベースに登録(501)する。そして、本実施の形態1に係る管理装置100は端末装置間でやり取りされるファイル情報の全体を登録するのではなく、少なくとも一部を抽出してデータベースに登録することを特徴とする。
最初に、処理依頼端末110は、依頼先端末120からファイル情報の取得を要求する際には、許可信号発行部113は、管理装置100に処理許可依頼信号を送信する(502)。
次に、処理許可依頼信号を受信した管理装置100は、やり取りされるファイル情報の正当性を確認するために、該当情報送信要求部105cから依頼先端末120に対して該当情報の返信要求(503)の送信を行う。この該当情報としては、やり取りされるファイル情報の特定位置の値等である。
そして、管理装置100から該当情報返答要求(503)を受信した依頼先端末120は、該当情報読出し部124aにおいて保持しているファイル情報から該当情報を読み出して、通信部121を介して管理装置100側に該当情報(504)の返答を行う。
また、管理装置100の該当情報受信部105dにおいて受信された該当情報は、該当情報比較部105eにおいて同一性の判断が行われ、配信先端末120の有しているファイル情報に正当性があるか否かの判定を行う。
そして、管理装置100において管理されている該当情報と配信先端末から返答された該当情報とが一致して正当性が認証された場合においては、管理装置100から配信許可信号(505及び506)が処理依頼端末110及び依頼先端末120に送信される。
次に、配信許可信号(505)を受信した処理依頼端末110は、依頼先端末120に直接ファイル情報の配信依頼(507)を行い、配信依頼(507)を受信した依頼先端末120は、配信許可信号(506)に記載されている処理に基づいて要求のあるファイル情報のデータ配信(508)を処理依頼端末110に送信して、一連の配信処理を終了する。
図6は、本実施の形態1に係る管理システムにおいて管理装置100と処理依頼端末110と依頼先端末120との間で交換されるデータの構成図である。
図6(a)は、処理依頼端末110の許可信号発行部113で生成され管理装置100に送信される処理許可依頼信号600のデータ構成の一例を示す。この処理許可依頼信号600は、送信先及び送信元のアドレス情報を記載するヘッダ部601、及び処理許可依頼信号を発行する処理依頼端末110のユーザID603、依頼先端末120の処理相手ユーザID604、処理対象となるファイル名を表す処理対象ファイル番号605、管理装置100に許可を依頼する処理の種別を表す処理種別番号606を含むデータ部602より構成される。尚、処理種別番号606に記載される処理の種別とは、例えば配信、消去、移動等である。
図6(b)は、管理装置100の該当情報返信要求部105cにおいて生成され依頼先端末120に送信される該当情報返信要求610のデータ構成を示す図である。この該当情報返信要求610には、ヘッダ部611にアドレス情報、データ部612には処理対象ファイル番号613及び返答を要求する要求情報614が記述されている。依頼先端末120の該当情報読出し部124aにおいては、この要求情報614に従ってやり取りされるファイル情報の該当箇所のデータを読み込み、該当情報を含んだ返信パケット620を生成して管理装置200に送信する。
図6(c)は、依頼先端末120のデータ処理部124で生成され管理装置100に該当情報を返信するための返信パケット620のデータ構成の一例を示す。この返信パケット620は、アドレス情報を含むヘッダ部621、及び処理対象ファイル番号623や該当情報624を含むデータ部622より構成される。
図7は、本実施の形態1に係る管理装置100が処理依頼端末110から配信の許可依頼信号を受信してから配信許可信号を処理依頼端末110に送信するまでの動作手順を示すフローチャートである。
最初に、管理装置100における処理許可確認動作について説明を行う。管理装置100において許可信号受信部102は、通信部101経由で処理依頼端末110から処理許可依頼信号を受信すると(S701)、許可信号処理部104は許可依頼信号600に記述されているユーザID603を用いて処理依頼端末110の確認を行う(S702)。
また、許可信号処理部104は、配信要求のあるファイル情報を保持する依頼先端末120を処理相手ユーザID604より取得して確認を行い(S703)、また、処理対象ファイル番号605及び処理種別番号606を読み出して処理許可依頼信号の内容を解析する(S704及びS705)。ここで、例えば、処理種別番号606は「配信」を表す「0」である。尚、例えば、ファイルの移動の場合には、処理種別番号606では「移動」を表す「2」が多重され、処理依頼端末110が依頼先端末120が保存しているファイルの「消去」の許可を依頼する場合には、処理種別番号606では消去を表す「1」が多重される。
そして、許可信号処理部104は、該当ファイルデータの読出しを行い(S706)、ファイル情報の端末間での配信許可を与える可能性があると判断した場合には、データ確認部105に処理を依頼する。データ確認部105においては、許可信号処理部104より送られてきた処理許可依頼信号の内容を該当情報確認部105aで確認する。
次に、該当情報確認部105aは、処理許可依頼信号から該当ファイルを持っている依頼先端末120及び該当ファイルを確認し、該当情報読出し部105bは、該当情報確認部105aで確認された該当ファイルに関する情報をデータベースより読み出す。
また、該当情報送信要求部105cでは該当ファイルを持っている依頼先端末120に、ファイルの正当性を確認するために必要な情報の返答要求を行うための該当情報返信要求610を生成して依頼先端末120に送信する(S707)。
次に、該当情報受信部105dでは、要求に対して依頼先端末120から返答された該当情報を受信する処理を行う(S708)。そして、受信した場合には該当情報比較部105eへ送る。該当情報比較部105eでは、依頼先端末120から送られてきた情報と該当情報読出し部105bで読み出した情報を比較し、同一性が確認されて正当なデータであると判断したら(S708でY)、認証のためにこの確認処理を数箇所に渡って比較処理をN回行うか否かの判定を行う(S709)。尚、この該当情報比較部105eにおける端末間でのファイル情報の検証処理の一例としては、ファイルの指定位置の値を返答、ファイルのヘッダ等、特定フォーマット部を送信させ、例えば暗号化フラグが立っているか等を確認する方法である。
そして、該当情報比較部105eはN回の判定処理を終了すると(S709でY)、端末間でのデータの処理の許可を示す許可情報を許可情報送信部103に送信する。一方、該当情報比較部105eは、正当なデータでないと確認した場合には(S708でN)、端末間での処理の不許可を示す処理不許可情報を許可情報送信部103に送信する。
許可情報送信部103では、許可信号処理部104又はデータ確認部105から送られてきた処理許可情報或いは処理不許可情報を、通信部101を介して処理依頼端末110及び依頼先端末120に送信する(S710及びS711)。尚、図7においては、S711の処理不許可情報の発行を行ったが、これは必ずしも行う必要はなく、この手順を省略することも可能である。
続いて、処理許可依頼信号を発行する処理依頼端末110における動作について説明を行う。図8は、本実施の形態1に係る処理依頼端末110から管理装置100に許可依頼信号が送信されてから配信依頼を発行するまでの動作手順を示すフローチャートである。
最初に、データ処理部114の処理命令受付部114bよりキーボード等のユーザーインターフェースを用いて配信を要求するファイル情報や処理内容を指定して、許可信号発行部113に対して許可信号の発行の入力を行うと(S801)、処理命令受付部114bは、入力された情報を受付けて処理命令確認部114cへ送信する。
次に、処理命令確認部114cでは受け付けられた情報のうち、管理装置100へ許可を求める必要がある命令を抽出し、許可を依頼する処理内容を許可信号発行部113へ送信する。
そして、許可信号発行部113は、管理装置100へ送信するための処理許可依頼信号を発行して(S802)、通信部111を介して管理装置100に送信する。
次に、許可信号発行部113が処理許可依頼信号を発行して管理装置100に送信した場合においては、許可情報受信部112は、管理装置100から送られてくる許可情報或いは不許可情報の受信処理を行う(S803)。
そして、管理装置100におけるやり取りされるデータの正当性の検証が行われ、許可情報受信部112が配信許可情報を受け取った場合には(S803でY)、データ処理部114に送信する。一方、配信許可信号を受信しない場合にはS801における再度配信許可依頼信号の入力処理を行う(S803でN)。
そして、データ処理部114の処理命令生成部114aは、許可情報受信部112から送られてきた許可情報を解析する(S804)。この場合、処理命令生成部114aは、不許可の場合においては(S804でN)、配信不許信号の発行を行い(S806)、許可の場合においては(S804でY)、許可内容に応じた配信依頼信号を生成して(S805)、依頼先端末120に送信して一連の処理を終了する。
次に、本実施の形態1に係る依頼先端末120が管理装置100からデータ確認信号を受信してから処理依頼端末110に対してファイル情報の配布を開始するまでの動作手順について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、データ処理部124の該当情報読出し部124aは、管理装置100からデータ確認信号を受信すると(S901)、指示されたファイル情報の指示された位置の値を読み出し該当情報として返信パケット620を生成して管理装置100に返信する(S902)。
次に、依頼先端末120の許可情報受信部122は、管理装置100から配信許可情報の受信処理を行う(S903)。この受信処理を行った場合においては(S903でY)、データ確認部123は管理装置100からの要求されるファイル情報の配信の許可/不許可の判定を行う(S904)。尚、許可情報受信部122は受信処理を行わない場合においては(S903でN)、再度S901からのデータ確認信号受信処理を行う。
データ確認部123は、配信許可であると判定する場合においては(S904でY)、処理依頼端末110からの配信受付状態として処理依頼端末110からの配信受付を開始して(S905)、不許可である場合においては(S904でN)、配信不許可信号を生成して処理依頼端末110からの配信要請を受け付けない(S906)。以上により一連の依頼先端末120における処理を終了する。
図10は、本実施の形態1に係る管理システムにおいてコンテンツホルダーとなる依頼先端末120から管理装置100に作成したファイル情報をアップロードする場合の動作手順を示すフローチャートである。
最初に、コンテンツの作成又は取得を行う依頼先端末120は、管理装置100に対してファイル情報のアップロードを行う(S1001)。このファイル情報は図11に示すように依頼先端末120のファイル作成部1102において作成される、例えば音楽ファイルや動画ファイルとなる。また、ファイル情報は他の端末装置から購入したファイル情報でも構わない。
管理装置100のデータ確認部105は、送信されたファイル情報の内容を確認して、管理するためのファイル情報の一部を抽出して(S1002)、抽出された情報をデータベースに格納する(S1003)。この情報の抽出方法としては、例えば、図11に示すように、管理装置100のデータ確認部105に該当情報抽出部1101を備えることにより実現される
以上の説明のように、本実施の形態1に係る管理装置100は、端末間での配信を依頼する処理依頼端末110から送信される処理許可信号を受信する許可信号受信部102、依頼先端末120に対して配信要求のあるファイル情報の特定位置の情報の返答を要求する該当情報送信要求部105c、端末装置間でやり取りされるデータの一部を抽出して保持する該当情報抽出部1101、抽出されてデータベースに記録されているファイル情報と依頼先端末120から返答される返答パケットに含まれる該当情報の比較を行い端末間でやり取りされるファイル情報の正当性を検討する該当情報比較部105eを備える。
また、本実施の形態1に係る処理依頼端末110は、管理装置100に対して許可依頼信号の発行を行う許可依頼発行部113、管理装置100より許可信号を受信した場合において他の端末装置との間の処理命令を生成する処理命令生成部114aを備える。
さらに、依頼先端末120は、管理装置100から配信対象のファイルの該当情報の読出しを行うと共に、返信パケット620の生成を行う該当情報読出し部124a、管理装置100から配信許可信号を受信して他の端末装置との間の処理命令の生成を行う処理命令生成部124bを備える。
従って、端末間でファイル情報のやり取りを行う際には、処理依頼端末110はまず管理装置100に対して処理依頼信号を送信し、管理装置100の該当情報比較部105eにおいて配信対象のファイル情報の正当性を確認して、管理装置100が配信許可情報を処理依頼端末110及び依頼先端末120に送信した後において、端末間での正規のやり取りを開始できる。このため、端末装置間において不正なファイル情報の配信を防止して、安全性を保証した管理システムとすることが可能となる。
また、管理装置100における端末間でやり取りされるファイル情報の管理においては、配信対象のファイルを全て管理するのではなく、少なくとも一部のデータ情報を抽出して認証処理を行うために、管理装置における処理負荷を確実に軽減して、従来のサーバ装置のようにコンテンツの内容全てを記録、管理する手間を省くことができる。また、管理装置100はやり取りされるファイルの正当性を常にチェックするため、端末装置に特別なファイル情報の検証のための領域を設ける必要がなく、処理依頼端末110及び依頼先端末120のリソースや負荷を軽減しつつネットワークの信頼性を高める効果がある。
そして、管理装置100においては、端末間のファイル情報の配信においては、ファイル情報の実体でなく、許可信号のやり取りが行われるのみなので、大容量のコンテンツファイルの送受信や管理を行う必要がなく、管理装置100における処理を大きく軽減できると共に、端末間で安全なファイル情報の交換が行える。
また、依頼先端末120は管理装置100にファイル情報を登録することにより、各自で安全性のあるファイル情報のやり取りを各自でネットワークを介した他の端末装置と行えるようになるため、勝手にファイル情報をコピーされることを防止して、利用者は安心してファイル交換を行うことが可能となる。
さらに、処理情報の名前を管理装置側のデータベースに登録して、正規に登録されたファイル以外の処理を認めないことにより、端末間でやり取りされるネットワークの安全性を向上させる効果がある。
また、処理情報の内容を管理装置100側のデータベースに登録して処理情報の内容確認に用いることにより、処理情報の正当性を高める効果がある。
尚、図12に示すように、処理端末1200は、許可信号の発行を行う許可信号発行部113、及び該当情報の返答を行うデータ確認部123の両方の機能を併せ持つことも考え得る。
このように、処理端末1200が処理を依頼する構成と処理を依頼される構成の両方を搭載することにより、例えば処理依頼端末としてコンテンツホルダー等の端末装置からファイル情報の配信を受けた処理端末1200は、管理装置100の許可の元、今度は処理を依頼される側の端末として、処理を依頼する側の端末装置に対して以前に受信したファイル情報を配信することが可能となる。
尚、配信処理を行う際、本実施の形態1では配信許可が出ると、処理依頼端末110から依頼先端末120にアクセスしていたが、管理装置100から依頼先端末120に発行する許可情報に相手先情報を多重して、依頼先端末120からファイル情報の配信作業を開始することも可能である。
また、本発明に係る管理装置100は、コンテンツファイル等のファイル情報を保持する依頼先端末120の側から、ファイル情報を送信するための配信依頼を受信して、管理装置100を介して他の端末装置に正当性の検証されたファイル情報の配信を行うことも可能となる。このため、本発明に係る管理システムは、コンテンツファイルの作成を行う側の端末装置が作成したコンテンツファイルを配信したいような場合においても有効となる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る実施の形態2についての説明を行う。
本実施の形態2に係る管理装置100は、依頼先端末120よりアップロードされるファイル情報の少なくとも一部を記録するデータ登録部1301を備えることを特徴とする。尚、上述した実施の形態1に係る管理装置100、処理依頼端末110、及び依頼先端末120と同じ構成においては同様の符号を付し詳細な説明は省略する。
図13は、本実施の形態2に係る管理システムを構成する管理装置100、処理依頼端末110、及び依頼先端末120の機能ブロック図を示す。本実施の形態2においては、管理装置100がデータ登録部1301を備える。
データ登録部1301には、依頼先端末120からアップロードされたファイル情報の内容の一部が記録されている。管理装置100は、データ登録部1301に記載されている限り対象の依頼先端末120に対するファイル情報の確認処理を行う。そして、データ登録部1301にはファイル情報の名前だけでなくデータ自体を登録することにより、管理装置100におけるデータの確認精度を向上させることができる。
次に、本実施の形態2に係る管理装置100の動作手順について説明する。
図14は、本実施の形態2に係る管理装置100の許可依頼を受信してから許可情報を発行するまでの動作手順を示すフローチャートである。尚、本実施の形態2においては、管理装置100が配信許可依頼信号から読み出されたファイル情報がデータ登録部1301に登録されたファイル情報として存在するかを確認する処理(S1407)を行うことを特徴とする。
最初に、管理装置100において許可信号受信部102は、処理許可依頼信号を受信すると(S1401)、許可信号処理部104は許可依頼信号600に記述されているユーザID603を用いて処理依頼端末110の確認し(S1402)、配信要求のあるファイル情報を保持する依頼先端末120を処理相手ユーザID604より取得して確認を行い(S1403)、また、処理対象ファイル番号605及び処理種別番号606を読み出して処理許可依頼信号の内容を解析する(S1404及びS1405)。
次に、許可信号処理部104は、該当ファイルデータの読出しを行い(S1406)、本実施の形態2に係る管理装置100が配信許可依頼信号から読み出されたファイル名がデータ登録部1301に登録されたファイル情報として存在するかを確認する処理(S1407)を行う。この確認処理により、データ登録部1301に登録されていないファイルである場合においては(S1407でN)、許可発行不可となり配信不許可信号が依頼先端末120に発行される(S1412)。
一方、データ登録部1301に登録されているファイル情報である場合においては(S1407でY)、該当情報確認部105aは、処理許可依頼信号から該当ファイルを持っている依頼先端末120及び該当ファイルを確認し、該当情報読出し部105bは、該当情報確認部105aで確認された該当ファイルに関する情報をデータ登録部1301より読み出す。
また、該当情報送信要求部105cでは該当ファイルを持っている依頼先端末120に、データ確認のための該当情報返信要求610を生成して依頼先端末120に送信する(S1408)。次に、該当情報受信部105dでは、要求に対して依頼先端末120から返答された該当情報を受信する処理を行う(S1409)。そして、受信した場合には該当情報比較部105eへ送る。該当情報比較部105eでは、依頼先端末120から送られてきた該当情報とデータ登録部1301より該当情報読出し部105bで読み出した該当情報を比較し、同一性が確認されて正当なデータであると判断したら(S1409でY)、認証のためにこの確認処理を数箇所に渡って比較処理をN回行うか否かの判定を行う(S1410)。
そして、該当情報比較部105eは、N回の判定処理を終了すると(S1410でY)、処理許可情報を許可情報送信部103に送信する。一方、該当情報比較部105eは、正当なデータでないと確認した場合には(S1409でN)、処理不許可情報を許可情報送信部103に送信する。
許可情報送信部103では、許可信号処理部104又はデータ確認部105から送られてきた処理許可情報或いは処理不許可情報を、通信部101を介して処理依頼端末110及び依頼先端末120に送信する(S1411及びS1412)。
尚、データ登録部1301でデータと共に端末情報も登録し、図14の許可発行可能ステップ(S1407)でファイルの内容だけでなく、端末ごとに許可不許可条件をつけることも可能である。
図15は、データ登録部1301に記録されているデータの参考図である。
最初に、データ確認部105における端末間でやり取りされるデータの正当性を確認する方法として、依頼先端末120に配信対象のファイルのアドレスを指定して、依頼先端末120のデータ確認部123にその箇所の値を返答させるようにする。
例えば、管理装置100の該当情報送信要求部105cからアドレス「0x0000」の位置の値の返答要求が依頼先端末120に対して発行されると、依頼先端末120の該当情報読出し部124aは指定された位置のデータを読み出してその値を返す。
該当情報比較部105eでは、返答された値を「0010(1501に記載)」とデータ登録部1301に記録されている値と比較し、同一であることが確認できれば、次にファイル情報の数箇所のアドレス「0x0004」、アドレス「0x0116」、アドレス「0xAAFE」の値の返答を要求し、それぞれ「1010(1502に記載)」、「1110(1503に記載)」、「0111(1504に記載)」と同一であることが確認できれば、端末間でやり取りされるデータファイルが正規なものであると判断できる。
尚、本発明における管理装置100のデータ確認部105の確認においては、データ登録部1301にはファイル全部を登録する必要はなく、データの正当性確認用に適当なアドレスとそこに本来書かれているべき値をいくつかセットで保持してメモリ資源と節約しつつ同等の効果が得られる。また、同じファイルであっても端末毎やアクセス時毎に指定する箇所を変更することによって、管理装置100において、より高いファイル情報の正当性を確保できる。
また、該当情報比較部105eにおける配信対象のファイル情報の正当性の確認の方法としては、依頼先端末120に対して指定されたデータパターンがファイルのどの位置に多重されているかを返答させたり、指定されたデータパターンがファイル内に何箇所で多重されているかを返答させたりする方法も考え得る。
さらに、過去の処理履歴を管理装置100側で管理して、過去の処理履歴の内容に応じてデータの確認方法を変更することも考え得る。例えば管理装置100において、過去数十回連続で正しい処理を行った端末装置における検証処理を軽減して簡素化したり、過去に不正を行ったことのある端末装置の検証処理の回数や種類を増やすことにより端末間でやり取りされるファイル配信における処理効率を高めたり、安全性を確保することも可能である。
以上のように、本実施の形態2に係る管理システムにおいては、管理装置100が端末間でやり取りされるファイル情報を記録、管理するデータ登録部1301を保持する。
従って、管理装置100が管理する端末装置間でのデータのやり取りは、データ登録部1301に登録された情報のみ配信許可が可能となり、ネットワーク上での不正なファイル情報の配信を防止できる。また、データ登録部1301には配信されるファイル情報の少なくとも一部が登録されるため、動画等の大容量のファイル情報の全てを管理する必要性はなく、管理装置100におけるデータ管理を容易化することができる。
また、上述の実施の形態2においてデータ登録部1301に登録可能なデータフォーマットを暗号化ファイルと規定してファイルが正しく配布された場合に暗号を解除する鍵を配布することにより、ネットワークのセキュリティを高めることが可能となる。
そして、この暗号化ファイルであるかの確認方法の一例としては、ファイルの形式がMPEG2 SYSTEMS規格で規定されたトランスポートストリームであれば、トランスポートストリームパケットのヘッダ部に多重されているtransport_scrambling_controlビット(先頭から25ビット目及び26ビット目)を確認する方法がある。
もちろん、暗号化ファイルを管理装置100に登録してファイルの内容をチェックすることによってもさらにセキュリティを高めることが可能である。尚、鍵の配布は管理装置100が行っても良いし、また他の例えば鍵管理を行う鍵サーバが行っても良い。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明を行う。本実施の形態3に係る管理システムは、処理依頼端末110から管理装置100に配信許可依頼を行うのではなく、依頼先端末120に依頼先端末120に直接配信依頼を行い、管理装置100と依頼先端末120との間でデータの検証を行う。
図16は、本実施の形態3に係る管理システムの全体図を示す。
本実施の形態3において上述の実施の形態1と異なる点は、処理を依頼される依頼先端末1600が許可信号発行のための許可信号発行部1601を備える点である。
次に、本実施の形態3に係る管理システムの動作手順について図17を参照して説明する。図17は、本実施の形態3に係る管理システムにおけるデータの流れの概要を説明するためのシーケンス図である。尚、管理装置100は、予めファイル情報の配信を行う依頼先端末1600からファイル情報を取得して少なくとも一部の情報を抽出してデータ登録部1301に登録(1701)している。
最初に、処理依頼端末110の許可信号発行部113は処理許可依頼信号を発行して、依頼先端末1600に通信部111を介して配信依頼(1702)を行う。
そして、依頼先端末1600は、処理依頼端末110からの処理許可依頼信号を受け取ると、許可信号発行部1601は処理許可依頼信号(1703)を管理装置100に送る。但し、処理許可依頼信号に含まれるユーザIDには依頼先端末1600の識別番号を多重する。
管理装置100では、依頼先端末1600に対して該当情報返信要求(1704)を行い、該当情報(1705)を受信して許可処理依頼信号の解析を行う。但し、前述した実施の形態1及び2のように、依頼先端末1600は処理許可依頼信号に多重されていないので依頼先端末確認の処理は省略される。
そして、管理装置100でのデータ確認処理完了後、管理装置100から発行される許可信号は依頼先端末1600のみに送信(1706)される。依頼先端末1600は、許可情報を許可情報受信部122で受信したら、通信部121を介して処理依頼端末110に許可情報(1707)を送信する。これにより処理依頼端末110と依頼先端末1600との間で配信等の処理を開始することが可能となる。
最後に、依頼先端末1600は処理依頼端末110に対して要求されたファイル情報等のデータ配信(1708)を行い、本実施の形態3に係る一連の処理を終了する。
図18は、本実施の形態3に係る処理依頼端末110が依頼先端末1600に対して発行する処理許可依頼信号1800のデータ構成の一例を示す。この処理許可依頼信号1800は、ヘッダ部1801、ユーザID1803、処理対象ファイル番号1804、処理種別番号1805を含むデータ部1802より構成され、上述の実施の形態1に係る処理許可依頼信号600と異なる点は、処理依頼先である依頼先端末1600に直接送信するため、処理相手ユーザID604が記述されていない点である。
以上の説明のように、本実施の形態3に係る管理システムにおいては、処理依頼端末110から依頼先端末1600に直接、処理許可依頼信号の送信が行われ、また、依頼先端末1600から管理装置100にファイルの処理依頼信号の送信が行われる。そして、管理装置100において配信許可がされると依頼先端末1600から処理依頼端末110に対して許可情報が送信される。従って、本実施の形態3に係る管理システムにおいては、様々な通信形態に応じた管理システムとして端末間のファイル情報のやり取りの正当性の管理を行うことが可能となる。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4に係る管理システムについて説明する。
近年、ネットワークを介して家電機器を遠隔で診断したり、DVD等の機器をバージョンアップするリモートメンテナンスが盛んに行われてきている。一方、ユーザ宅においては、受信するリモートメンテナンスデータの正当性において不安があるという問題がある。本実施の形態4においては、安全性の高いリモートメンテナンスデータをユーザ宅の修理対象の機器に送信できる管理システムを提供する。
本実施の形態4では、処理を依頼する端末と、処理を依頼される端末は異なる機器とある。そして、これらを組み合わせてネットワークを利用して家庭内の家電機器の保守や修理などを電器店等が行う家電機器等のリモートメンテナンスを実施する場合の例を図19を用いて説明する。
図19は、本実施の形態4に係るリモートメンテナンスに用いる管理システムの全体図を示す。
サービスセンタ1901はリモートメンテナンス情報の正当性の管理を行い、電器店1902はユーザ宅1903の家電機器等に対してリモートメンテナンスデータの送信を行い、ユーザ宅1902はGW1904を用いてリモートメンテナンスデータを受信すると共に、ユーザ宅1902内のTV1905、DVD1906、PC1907等の機器のメンテナンス依頼を電器店1902に対して行う。
ユーザ宅1903から依頼を受けて顧客家庭のユーザ宅1903の機器のリモートメンテナンスを行う電器店1902は、最初にサービスセンタ1901に処理許可依頼信号を発行する。サービスセンタ1901では、リモートメンテナンスデータが正しいかを検証し、正当性が検証できれば電器店1902及びユーザ宅1903の端末、例えばネットワーク対応TV等へのリモートメンテナンスデータの送信を許可する許可情報の送信を行う。
尚、悪意の第3者端末1908からサービスセンタ1901の検証だけ行って別のウイルスデータ等を送信を防止するために、ユーザ宅1903のGW1904で再度メンテナンスデータ確認依頼をサービスセンタ1901に送信して、確認が取れた場合にメンテナンス処理実施することで、より安全性の高いリモートメンテナンスシステムとできる。また、サービスセンタ1901の公開鍵等を用いてリモートメンテナンスデータを暗号化することを考え得る。
以上の説明より、本実施の形態4に係る管理システムによれば、安全性の保証されるリモートメンテナンスデータをユーザ宅1903に送信できる。従って、従来のリモートメンテナンスにおけるユーザ宅1903での不安を解消して、悪意ある第三者からの不正メンテナンスデータの送信等の「なりすまし」を装った不正アクセスを確実に防止することができる。
尚、管理装置100ではデータ登録部1301にファイル名やファイルの中身と共にファイルが格納されている端末を格納したファイルの登録先リストを登録するようにしても良い。
そして、管理装置100に、端末装置からのコンテンツファイルが配信されるごとにファイルの配信先を登録先リストに追加し、更新することによって管理装置100が常に端末間でやり取りされるファイル情報の格納先を認識できる。
管理装置100は、登録先リストから取得を要求するコンテンツファイルを保持している端末を検索し、処理依頼端末110から処理許可依頼信号を受け取ったら、登録先リストから適切な依頼先端末120を選択して処理依頼端末110に通達する。
処理依頼端末110は通信部111で依頼先端末120の情報を受け取ったら、後は実施の形態3のように、管理装置100から通達された依頼先端末120に処理許可依頼信号を発行することにより、所望のファイルの配信を受けることが可能となる。
尚、管理装置100は処理依頼端末110から処理許可依頼信号を受け取ったら登録先リストから適切な依頼先端末120を選択し、後は実施の形態1と同じように、直接コンテンツファイルの依頼先端末120にデータ確認処理を行っても良い。
以上のように、管理装置100が登録先リストより依頼先端末120を検索することにより、処理依頼端末110は、コンテンツホルダーである依頼先端末120に関する情報を知らなくてもファイル情報の安全な交換を行うことが可能となる。尚、登録先リストより依頼先端末120を検出する場合においては、処理許可依頼信号に処理相手ユーザID604を多重する必要はなく、処理相手ユーザID604を空欄とできる。
尚、管理装置100が端末間でやり取りされるファイル情報を検証する際、処理を依頼される依頼先端末120の特定の記憶領域に記憶された情報のみを検証することにより、依頼先端末120では検証の処理対象となる情報は前記特定の記憶領域に記憶された情報のみとすることも考え得る。
さらに、上述の実施の形態で述べた端末装置において処理対象となるファイルを保持する特定の記憶領域(図示せず)は期待する情報の信頼性にあわせて、一般的な記憶装置、或いはアクセス制限等のセキュリティ機能が具備された記憶装置のいずれで構成されてもよい。また、特定の記憶領域は、ユーザが作成や指定をしてもよく、或いは端末装置のプログラムなどで生成されてもよい。
本発明に係る管理装置及び端末装置を用いた管理システムは、サーバ装置を介さずに端末装置間でのファイル情報の配信、消去或いは移動等の処理を行う場合に、前記ファイル情報の管理を行う管理システムとして用いることができ、特に、音楽ファイルや動画ファイル等のコンテンツファイル情報のやり取りを行う端末装置間において有効となる。
実施の形態1係る端末間のデータ処理における管理システムの構成図の一例である。 実施の形態1に係る管理装置の詳細な機能ブロック図である。 実施の形態1に係る処理依頼端末の詳細な機能ブロック図を示す。 実施の形態1に係る依頼先端末の詳細な機能ブロック図を示す。 実施の形態1に係る管理システム全体におけるデータの流れの概要を説明するためのシーケンス図である。 実施の形態1に係る管理システムにおいて管理装置と処理依頼端末と依頼先端末との間で交換されるデータの構成図である。 実施の形態1に係る管理装置が処理依頼端末から配信の許可依頼信号を受信してから配信許可信号を処理依頼端末に送信するまでの動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る処理依頼端末から管理装置に許可依頼信号が送信されてから配信依頼を発行するまでの動作手順を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る依頼先端末が管理装置からデータ確認信号を受信してから処理依頼端末に対してファイル情報の配布を開始するまでの動作手順について示すフローチャートである。 実施の形態1に係る管理システムにおいてコンテンツホルダーとなる依頼先端末から管理装置に作成したファイル情報をアップロードする場合の動作手順を示すフローチャートである。 該当情報抽出部を備えた管理装置の機能ブロック図である。 許可信号発行部及びデータ確認部の両方の機能を併せ持つ処理端末の機能ブロック図である。 実施の形態2に係る管理システムを構成する管理装置、処理依頼端末、及び依頼先端末の機能ブロック図を示す。 実施の形態2に係る管理装置の許可依頼を受信してから許可情報を発行するまでの動作手順を示すフローチャートである。 データ登録部に記録されているデータの参考図である。 実施の形態3に係る管理システムの全体図を示す。 実施の形態3に係る管理システムにおけるデータの流れの概要を説明するためのシーケンス図である。 実施の形態3に係る処理依頼端末が依頼先端末に対して発行する処理許可依頼信号のデータ構成の一例を示す。 実施の形態4に係るリモートメンテナンスに用いる管理システムの全体図を示す。 従来のネットワークを介した管理装置及び端末間におけるデータ管理の全体図を示す。
符号の説明
100 管理装置
101 通信部
102 許可信号受信部
103 許可情報受信部
104 許可信号処理部
105 データ確認部
105a 該当情報確認部
105b 該当情報読出し部
105c 該当情報送信要求部
105d 該当情報受信部
105e 該当情報比較部
110 処理依頼端末
111 通信部
112 許可情報受信部
113 許可信号発行部
114 データ処理部
114a 処理命令生成部
114b 処理命令受付部
114c 処理命令確認部
120 依頼先端末
121 通信部
122 許可情報受信部
123 データ確認部
124 データ処理部
124a 該当情報読出し部
124b 処理命令生成部
130 ネットワークバス
600 処理許可依頼信号
603 ユーザID
604 処理相手ユーザID
605 処理対象ファイル番号
606 処理種別番号
1101 該当情報抽出部
1102 コンテンツ作成部
1301 データ登録部
1601 許可信号発行部

Claims (32)

  1. ネットワークを介して接続される端末装置間において処理されるデータの管理を行う管理装置であって、
    処理を依頼する側の端末装置から送信され、前記データの処理を要求する依頼信号を受信する受信手段と、
    前記依頼信号を受信した場合には、前記データの正当性を検証する検証手段とを備える
    ことを特徴とする管理装置。
  2. 前記検証手段は、前記データの少なくとも一部の情報を用いて正当性の検証を行い、
    前記管理装置は、さらに、
    前記検証手段において前記データの正当性が確認された場合には、前記端末装置に許可信号を発行し、前記データの正当性が確認できない場合には、前記処理を依頼する端末装置と処理を依頼される端末装置のいずれか或いは両方に不許可信号を発行する発行手段と、
    前記許可信号又は前記不許可信号を前記端末装置に送信する送信手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  3. 前記管理装置は、さらに、
    端末装置間で処理される前記データを前記端末装置からダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロードした前記データ毎に少なくとも一部の情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出される情報を記録する記録手段と、
    前記処理を依頼される側の依頼先端末に、前記記録手段に記録されている第一情報に関連する情報の返答要求を行う返答要求手段とを備え、
    前記検証手段は、前記第一情報と、前記依頼先端末から前記返答要求に応じて返答される第二情報とを比較することにより前記データの正当性の検証を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の管理装置。
  4. 前記第一情報は、前記データの特定位置の値、又はフラグの有無である
    ことを特徴とする請求項3記載の管理装置。
  5. 前記第一情報は、前記データの特定ファイルパターンの箇所、又は個数である
    ことを特徴とする請求項3記載の管理装置。
  6. 前記第一情報は、前記データのヘッダ部、又は特定位置のフォーマット部である
    ことを特徴とする請求項3記載の管理装置。
  7. 前記記録手段は、暗号化された前記データのみが記録可能である
    ことを特徴とする請求項3記載の管理装置。
  8. 前記検証手段は、前記記録手段に登録済みのデータであるか否かを検証し、
    前記発行手段は、既に前記記録手段に登録済みのデータである場合において、前記端末装置に前記許可信号を発行する
    ことを特徴とする請求項3記載の管理装置。
  9. 前記依頼信号には、少なくとも処理を依頼する側の端末装置、処理を依頼される側である依頼先端末、前記データの識別番号、及び前記データの処理の内容に関する情報のいずれかが含まれ、
    前記管理装置は、さらに、
    前記依頼信号の内容を処理する信号処理手段と、
    前記依頼信号から前記データの処理を依頼される依頼先端末を特定する特定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  10. 前記記録手段は、処理されるデータの登録先である端末装置を記載する登録先リストを保持し、
    前記特定手段は、前記登録先リストを参照して、前記依頼先端末を特定する
    ことを特徴とする請求項9記載の管理装置。
  11. 前記管理装置は、さらに、
    前記登録先リストを更新するリスト更新手段を備える
    ことを特徴とする請求項10記載の管理装置。
  12. 前記管理装置は、さらに、
    過去の処理履歴を保持する履歴保持手段と、
    前記処理履歴に基づいて前記端末装置間でのデータの処理の判断を行う処理判断手段とを備え、
    前記検証手段は、前記処理判断手段における判断に基づいて、前記データの正当性の検証を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  13. 前記端末装置間での前記データの処理の内容は、配信、移動又は消去のいずれかである
    ことを特徴とする請求項1記載の管理装置。
  14. 通信されるデータの処理を管理する管理装置とネットワークを介して接続され、当該管理装置において管理されるデータの処理を他の端末装置との間で行う端末装置であって、
    前記データの処理の要求内容を受け付ける受付手段と、
    前記データの処理を要求する依頼信号の発行を行う第二発行手段と、
    当該依頼信号を前記管理装置に送信する第二送信手段とを備える
    ことを特徴とする端末装置。
  15. 前記端末装置は、さらに、
    前記データを記録する第二記録手段と、
    前記管理装置から前記データの少なくとも一部に関する情報の返答要求を受信した場合には、前記データから前記返答要求の該当する該当情報を前記第二記録手段から読み出す読出し手段と、
    前記読出し手段で読み出される前記該当情報を前記管理装置に返答する返答手段とを備える
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  16. 前記該当情報は、前記データの特定位置の値、フラグの有無、前記データの特定ファイルパターンの箇所、前記データの特定ファイルパターンの個数、前記データのヘッダ部、又は前記データのフォーマット部に関する情報のいずれかである
    ことを特徴とする請求項15記載の端末装置。
  17. 前記端末装置は、さらに、
    前記管理装置から、他の端末装置との処理の許可を示す許可信号又は他の端末装置との処理の不許可を示す不許可信号を受信する第二受信手段と、
    前記許可信号を受信した場合には、処理を依頼される依頼先装置との処理を開始すると判断する一方、前記不許可信号を受信した場合には、前記依頼先端末との処理を行わないと判断する判断手段と、
    前記許可信号を受信した場合において、前記管理装置から許可された内容に応じて他の端末装置との前記データの処理を行うデータ処理手段とを備える
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  18. 前記端末装置は、さらに、
    前記許可信号を受信した場合には、前記データの処理の許可を示す許可情報を作成する作成手段を備え、
    前記第二送信手段は、処理を依頼する側の端末装置に前記許可情報を送信する
    ことを特徴とする請求項17記載の端末装置。
  19. 前記端末装置は、さらに、
    前記端末装置間で処理される前記データを前記管理装置にアップロードするアップロード手段を備える
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  20. 前記第二受信手段は、他の端末装置から前記依頼信号を受信した場合においては、前記発行手段は新たな依頼信号を発行し、前記第二送信手段は当該依頼信号を前記管理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  21. 端末装置間で処理可能なデータを保持する端末装置は、他の端末装置に対して前記データの配信を行うための配信要求を作成して、前記管理装置に送信する配信要求手段を備える
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  22. 前記端末装置間での前記データの処理の内容は、配信、移動又は消去のいずれかである
    ことを特徴とする請求項14記載の端末装置。
  23. 端末装置において処理されるデータの管理を行う管理装置と複数の前記端末装置とがネットワークを介して接続されてなる管理システムであって、
    前記管理装置は、
    処理を依頼する側の依頼端末から送信され、処理を依頼される側である依頼先端末での前記データの処理を要求する依頼信号を受信する受信手段と、
    前記依頼信号を受信した場合には、前記データの正当性を検証する検証手段とを備え、
    前記端末装置は、
    前記データの処理の要求内容を受け付ける受付手段と、
    前記データの処理を要求する依頼信号の発行を行う第二発行手段と、
    当該依頼信号を前記管理装置に送信する第二送信手段とを備え、
    前記端末装置間においては前記検証手段で検証されたデータのみ処理を行うことが可能である
    ことを特徴とする管理システム。
  24. 前記管理装置は、さらに、
    端末装置間で処理される前記データを前記端末装置からダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロードした前記データ毎に少なくとも一部の情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出される情報を記録する記録手段と、
    前記処理を依頼される側の依頼先端末に、前記記録手段に記録されている第一情報に関連する情報の返答要求を行う返答要求手段とを備え、
    前記端末装置は、さらに、
    前記データを記録する第二記録手段と、
    前記管理装置から前記返答要求を受信した場合には、前記データから前記返答要求に該当する第二情報を前記第二記録手段から読み出す読出し手段と、
    前記読出し手段で読み出される前記第二情報を前記管理装置に返答する返答手段とを備え、
    前記検証手段は、前記第一情報と、前記返答手段から返答される前記第二情報とを比較することにより前記データの正当性の検証を行う
    ことを特徴とする請求項23記載の管理システム。
  25. 前記第一情報又は前記第二情報は、前記データの特定位置の値、フラグの有無、前記データの特定ファイルパターンの箇所、前記データの特定ファイルパターンの個数、前記データのヘッダ部、又は前記データのフォーマット部に関する情報のいずれかである
    ことを特徴とする請求項24記載の管理システム。
  26. 前記管理装置は、さらに、
    前記検証手段において前記データの正当性が確認された場合には、前記端末装置に許可信号を発行し、前記データの正当性が確認できない場合には、前記処理を依頼する端末装置と処理を依頼される端末装置のいずれか或いは両方に不許可信号を発行する発行手段と、
    前記許可信号又は前記不許可信号を前記端末装置に送信する送信手段を備え、
    前記端末装置は、さらに、
    前記管理装置から、前記許可信号又は前記不許可信号を受信する第二受信手段と、
    前記許可信号を受信した場合には、処理を依頼される依頼先装置との処理を開始すると判断する一方、前記不許可信号を受信した場合には、前記依頼先端末との処理を行わないと判断する判断手段と、
    前記許可信号を受信した場合において、前記管理装置から許可された内容に応じて他の端末装置との前記データの処理を行うデータ処理手段とを備える
    ことを特徴とする請求項23記載の管理システム。
  27. 前記データは、前記管理装置からユーザ宅の端末機器の修理をネットワークを介して行うためのリモートメンテナンスデータである
    ことを特徴とする請求項23記載の管理システム。
  28. ネットワークを介して端末装置間において処理されるデータの管理を行う管理方法であって、
    処理を依頼する側の端末装置から送信され、前記データの処理を要求する依頼信号を受信する受信ステップと、
    前記依頼信号を受信した場合には、前記データの正当性を検証する検証ステップとを含む
    ことを特徴とする管理方法。
  29. 前記検証ステップにおいては、前記データの少なくとも一部の情報を用いて正当性の検証を行い、
    前記管理方法は、さらに、
    前記検証ステップにおいて前記データの正当性が確認された場合には、前記端末装置に許可信号を発行し、前記データの正当性が確認できない場合には、前記処理を依頼する端末装置と処理を依頼される端末装置のいずれか或いは両方に不許可信号を発行する発行ステップと、
    前記許可信号又は前記不許可信号を前記端末装置に送信する送信ステップとを含む
    ことを特徴とする請求項28記載の管理方法。
  30. さらに、端末装置間で処理される前記データを前記端末装置からダウンロードするダウンロードステップと、
    前記ダウンロードした前記データ毎に少なくとも一部の情報を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出される情報を記録する記録ステップと、
    前記処理を依頼される側の依頼先端末に、前記記録ステップにおいて記録される第一情報に関連する情報の返答要求を行う返答要求ステップとを含み、
    前記検証ステップにおいては、前記第一情報と、前記依頼先端末から前記返答要求に応じて返答される第二情報とを比較することにより前記データの正当性の検証を行う
    ことを特徴とする請求項28記載の管理方法。
  31. 端末間のデータの処理を管理する管理装置のためのプログラムであって、請求項1から13のいずれか1項に記載の管理装置が備える全ての手段をコンピュータや携帯端末に実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
  32. 他の端末装置との間でデータの処理を行う端末装置のためのプログラムであって、請求項14から22のいずれか1項に記載の端末装置が備える全ての手段をコンピュータや携帯端末に実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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