JP2004157462A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置の定着装置の上流下側に配設された搬送ガイドへのトナー付着を防止する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の一例として、電子写真プロセスを用いてシート材に画像を記録する画像形成装置であるプリンタについて図8、9を用いて説明する。図8はプリンタ本体を表す概略断面図、図9は転写、定着間を表す概略断面図である。
【0003】
以下にプリンタ100の動作に関して説明する。
【0004】
まず片面印字のフェイスダウン排紙に関して説明する。給紙ローラ102が回転することでシート材Sは給紙カセット101から1枚ずつ給紙方向へ繰り出され、中間ローラ対103を経てレジストローラ対104へ搬送される。シート材Sは所定のタイミングで回転するレジストローラ対104によって、画像形成手段を構成するトナーカートリッジ105に内蔵されている感光ドラム106と転写ローラ107の間へ送られる。
【0005】
尚、感光ドラム106上にはレーザースキャナーユニット108からのレーザー光によって潜像が形成され、そこにトナーを付着させることによって感光ドラム106上にトナー像が現像される。そして転写ローラ107により感光ドラム106上のトナー像がシート材Sに転写される。
【0006】
トナー像の転写を終えたシート材Sは、感光ドラム106と転写ローラ107の搬送力によって定着装置109へ送られ、ここでシート材S上のトナー像が定着される。定着を終えたシート材Sは排紙ローラ対110を経て積載トレイ111に積載される。
【0007】
次に、自動両面印字の際の動作について説明する。
【0008】
フェイスダウン排紙の場合と同様、給紙、転写、定着の各プロセスが終了した後、排紙ローラ対110により搬送されて、シート材後端が定着装置109の定着排紙ローラ対112を通過した後、所定のタイミングで、排紙ローラ対110の回転方向を逆転させて、シート材が本体内へ引き込まれる方向に搬送させる。
【0009】
この時、シート材は両面コロ113と定着排紙ローラ112Aとの間でニップし、両面ユニット114内へシート材が搬送される。両面ユニット114内を通過したシート材は再給紙ローラ対115により再び中間ローラ対103へと送られて2面目の印字が始まる。2面目の印字は1面目と同様に転写、定着を経て排紙ローラ対110により積載トレイ111へフェイスダウン排紙される。
【0010】
ここで転写、定着間のシート材の挙動に関して説明する。感光ドラム106と転写ローラ107によってトナー像を転写されたシート材は転送ガイド116、定着入口ガイド117に沿って搬送される。
【0011】
転送ガイド116と定着入口ガイド117は感光ドラム106と転写ローラ107によって作る転写ニップと、加圧ローラ118と定着ローラ119で作る定着ニップを結んだ線より下方に位置する。
【0012】
転写後定着ニップ突入までに紙を転送ガイド116、定着入口ガイド117に沿わせて、紙のたるみを作る。転写、定着間でシート材上の未定着画像がトナーカートリッジ105など他の部材に触れて、画像擦れが発生しないようにしなければならない。
【0013】
このため、加圧ローラ118と定着ローラ119で搬送する速度は感光ドラム106と転写ローラ107で搬送する転写部よりも、部品寸法の公差上下限や動作時の熱膨張、長期間使用によるローラの摩耗を考慮した上で常に速くし、シート材を定着装置109が引っ張る構成にしてある。
【0014】
転写部の速度が速いと、定着装置109へシート材を押し込む状態となり紙がさらにたるんでトナーカートリッジ105の一部に接触し、シート材上の未定着画像が擦れてしまう。このため、定着ニップへは図9のように斜め下方から転送ガイド116、定着入口ガイド117に沿うような形で突入していく。
【0015】
この後、定着装置109が転写部より少し早く搬送し、転写、定着間のたるみを解消し、かつシート材上の未定着画像の擦れを防ぎながら搬送する。また、定着ニップへ安定してかつシート材先端が波打つことなく突入するよう、定着入口ガイド117先端は加圧ローラへ極力近づけており、かつ先端は軸方向に亘ってフラットに構成することが多い。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成では以下に挙げるような問題があった。
【0017】
図9、10を用いて説明する。シート材の厚み、コシの強さ、転写定着間のシート材の状態は異なる。薄くてコシの弱い紙は転送ガイド、定着入口ガイドに沿うように搬送される。反対に厚くてコシの強いシート材はこれらガイドにあまり沿うことなく比較的直線的に搬送される。
【0018】
シート材の搬送状態がシート材により異なるため、定着入口ガイド117の先端部へは、シート材が定着ニップへ突入する直前の状態以外の搬送途中でも、シート材が触れることがよくある。
【0019】
定着入口ガイド117先端は加圧ローラ118に近いため、通紙時は最高約150度と非常に高温になる。この高温の状況ではトナーが溶解して定着入口ガイド117先端に付着しやすい。特に両面印字の際、2面目印字の時は定着入口ガイド117には既に印字の終わった1面目が接触する。
【0020】
1面目には印字画像はもちろん、かぶり画像がシート材に転写されている。かぶり画像は微小なトナーの固まりのため剥がれやすい。これら1面目に付着したトナーが2面目印字時に定着入口ガイド117先端に擦れることで、トナーが徐々に付着、堆積していく。
【0021】
図10にトナーが堆積した様子を示す。10Zは堆積したトナーの塊である。トナーが堆積した表面はザラザラに荒れるので、搬送の抵抗となり、ジャムや紙しわ等、種々の問題を引き起こす。これら問題は、ボンド紙や厚紙等、定着性が悪くトナーの剥がれやすいシート材を多くプリントすることによって発生しやすい。
【0022】
本発明は、以上の問題点を解決する目的で考案されたもので、定着入口ガイド先端へのトナー付着を防止し、ジャムや紙しわの発生を抑える機構を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は、未定着トナー像が転写されシート材を定着装置によって加圧、加熱することでシート材へ定着させる画像形成装置において、
転写後定着装置へシート材を導く搬送方向に湾曲した形状を持つ搬送ガイドと、定着装置内の加圧ローラと定着ローラで形成する定着ニップ部へシート材を導入する入口ガイドとを有し、
上記入口ガイドの搬送部上に突起形状が設けられており、
感光ドラムと転写ローラで形成する転写のニップの下流点と上記定着ニップの上流点を結んだ直線から上記搬送ガイド上の最も離れかつ搬送方向で最も下流の点と上記突起頂点を結んだ直線と水平面とのつくる角度βが、
転写のニップの下流点と上記定着ニップの上流点を結んだ直線LNから上記搬送ガイド上の最も離れかつ搬送方向で最も下流の点と入口ガイドの搬送面で加圧ローラに最も近い最下流点を結んだ直線と水平面とのつくる角度αよりも大きく、上記突起頂点と入口ガイドの搬送面で加圧ローラに最も近い最下流点を結んだ直線と水平面とのつくる角度γが、
定着ニップの上下流を結んだ直線と水平面とのつくる角度δよりも大きくないこと、を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0025】
(第1の実施形態)
図1、図2、図3、図4に本発明の第1の実施形態を示す。図1は画像形成装置の一例であるプリンタの転写定着間の概略断面図を表し、図2はプリンタの定着装置と転送ガイドの一部の概略断面図を表し、図3は図2におけるT矢視図を表し、図4は定着装置と転送ガイドの一部の概略断面図を表す。
【0026】
これらの図において、1はトナーカートリッジ、2は感光ドラム、3は転写ローラ、4は転送ガイド、5は転送フレーム、6は定着装置、7は加圧ローラ、8は定着ローラ、9は定着排紙ローラ対、10は入口ガイド、10aは入口ガイド10の搬送リブをそれぞれ示す。
【0027】
また、NAは感光ドラム2と転写ローラ4で作るニップの下流側の点、NBは加圧ローラ7と定着ローラ8で作るニップの上流側の点、Wは入口ガイド10の搬送リブ10a間の最小間隔、PHは搬送リブ10a上に設けた突起形状Pの頂点、PEは搬送リブ10aの最下流点、PLは転送ガイド4の搬送面において最も低くかつ下流側の点、LNは加圧ローラ7と定着ローラ8で作るニップの上下流点を結んだ直線を表し定着ローラ対によるシート材の搬送方向を表す。
【0028】
αはPLとPEを結んだ直線と水平面との作る角度、βはPLとPHを結んだ直線と水平面との作る角度、γはPEとPHを結んだ直線と水平面との作る角度、δはLNと水平面との作る角度を表す。
【0029】
PLとPHを結んだ直線と水平面との作る角度βは、PLとPEを結んだ直線と水平面との作る角度αよりも大きくなるように、また加圧ローラ7と定着ローラ8で作るニップの上下流点を結んだ直線LNより下側に位置するように、そしてLNと水平面との作る角度γは、PEとPHを結んだ直線と水平面との作る角度δと比べて同じ又は小さくなるように、PLとPEを結んだ直線と水平面との作る角度α、PLとPHを結んだ直線と水平面との作る角度βよりも小さくなるように突起形状Pが設けられている。
【0030】
また、搬送リブ10aの突起形状Pの頂点PHの位置は最下流点PEよりも搬送方向上流側1mm以上5mm以下の位置に定める。搬送リブ10aは入口ガイド10の軸方向に配設されているが、リブ間の最大間隔Wは13mm、つまり各搬送リブは13mm以下の間隔を空けて配設されている。
【0031】
搬送リブ10aの最下流点PEは加圧ローラ7に非常に近いためプリント動作中は最高約150℃に達する。しかしPEよりも少し距離を置いた搬送リブ10a上に設けた突起形状Pの頂点PHは加圧ローラから距離をおいているためPEよりもずっと低い温度のままである。このことからPHはPEに比べてトナー付着しにくい箇所といえる。
【0032】
また、PHはPEに近すぎると高温になるためトナー付着に不利で、かつ離れすぎるとシート材がPEに触れる機会が多くなりトナー付着防止の効果が薄れてしまう。よってPHとPEの距離は1から5mmの範囲にあるのがよい。また上記搬送リブの間隔は、広すぎるとリブとリブの間でシート材が弛んでPEに触れる機会が増えてしまうため13mm以下とするのがよい。
【0033】
次に、プリント時における入口ガイド10付近のシート材の挙動に関して説明する。転写の終了したシート材は転送ガイド4、入口ガイド10に沿って搬送され定着ニップへと導かれる。
【0034】
シート材はPHに触れた後は、LNと水平面との作る角度δがPLとPEを結んだ直線と水平面との作る角度α、PLとPHを結んだ直線と水平面との作る角度βよりも小さいためPEに接することなく直接定着ニップへと突入することが多い。
【0035】
定着ニップ突入後、加圧ローラ7、定着ローラ8で搬送されるときは、入口ガイド10はLNより下に位置するためシート材が常に入口ガイドの搬送リブに摺擦するということはない。しかし紙先端が定着ニップに突入した後も薄紙は紙の挙動が暴れやすくPHやPEに軽く接触する場合はある。厚紙の搬送の場合は、コシが強いため紙の挙動が暴れてもPHに若干接触することはあってもPEに触れることはほとんどない。
【0036】
シート材が感光ドラム2と転写ローラ3のニップを抜けた後、紙後端が入口ガイド10を通過する際もPHに触れることはあってもPEに触れることはほとんどないためトナーがPE部に付着する割合は格段に低くなる。
【0037】
次に、入口ガイドの搬送リブ10aの間隔Wを13mm以下としているためリブとリブの間でシート材が弛んでPEに接触することを減少させる。
【0038】
以上説明してきたように、定着装置6内の入口ガイド10に突起形状Pを設けることで加圧ローラ7に最も近い先端部PEにシート材が接触する時間が減少することで入口ガイド10へのトナー付着を防止する効果がある。
【0039】
(第2の実施形態)
図5、図6、図7を用いて本発明の第2の実施形態を説明する。図5はプリンタの転写定着間の概略断面図を表し、図6はプリンタの定着装置と転送ガイドの一部の概略断面図を表し、図7は図6におけるT2矢視図を表す。
【0040】
4Aは転送ガイド、4aは転送ガイド4Aの搬送リブ、W2は転送ガイド4Aの搬送リブ4a間の最小間隔、PH2は搬送リブ4a上に設けた突起形状P2の頂点、PE2は搬送リブ4aの最下流点、PL2は転送ガイド4の搬送面において最も低くかつ下流側の点、α2はPL2とPE2を結んだ直線と水平面との作る角度、β2はPL2とPH2を結んだ直線と水平面との作る角度、γ2はPE2とPH2を結んだ直線と水平面との作る角度、δ2は加圧ローラ7と定着ローラ8で作るニップの上下流点を結んだ直線を表し定着ローラ対によるシート材の搬送方向であるLNと水平面との作る角度を表す。なお、第1の実施形態と重複する箇所の説明は省略する。
【0041】
本実施形態では、入口ガイドと転送ガイドが一体でできているため、第1の実施形態で示したトナー付着を防止する効果に加えて、第1の実施形態にあるような転送ガイドと入口ガイドとの間で、シート材を受け渡すのに必要な段差がないため安定してシート材を搬送できる効果、さらに部品点数の削減によるコスト削減に繋がる効果がある。
【0042】
本発明の実施の形態には、実施態様1に加えて、次の各実施態様2、3、4も含まれる。
【0043】
(実施態様1)
未定着トナー像が転写されシート材を定着装置6によって加圧、加熱することでシート材へ定着させる画像形成装置において、
転写後、定着装置6へシート材を導く搬送方向に湾曲した形状を持つ搬送ガイド4と、定着装置6内の加圧ローラ7と定着ローラ8で形成する定着ニップ部へシート材を導入する入口ガイド10とを有し、
入口ガイド10の搬送部上に突起形状Pが設けられており、感光ドラム2と転写ローラ3で形成する転写のニップの下流点NAと定着ニップの上流点NBを結んだ直線LNから搬送ガイド4上の最も離れかつ搬送方向で最も下流の点PLと突起頂点PHを結んだ直線と水平面とのつくる角度βが、
転写のニップの下流点NAと定着ニップの上流点を結んだ直線LNから搬送ガイド4上の最も離れかつ搬送方向で最も下流の点PLと入口ガイド10の搬送面で加圧ローラ7に最も近い最下流点PEを結んだ直線と水平面とのつくる角度αよりも大きく、
突起頂点PHと入口ガイドの搬送面で加圧ローラ7に最も近い最下流点PEを結んだ直線と水平面とのつくる角度γが、
定着ニップの上下流を結んだ直線と水平面とのつくる角度δよりも大きくないこと、を特徴とする。
【0044】
(実施態様2)
上記突起頂点PHは入口ガイド10の搬送面上の加圧ローラ7に最も近い最下流点PEから上流側へ1mmから5mmの距離にあることを特徴とする実施態様1に記載の画像形成装置。
【0045】
(実施態様3)
上記突起形状Pがリブ上に入口ガイド10の搬送面と垂直な方向に設けられ、かつ各リブ10aの間隔は13mm以下とすることを特徴とする実施態様1に記載の画像形成装置。
【0046】
(実施態様4)
上記入口ガイド10と上記搬送ガイド4を一体で形成したことを特徴とする実施態様1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
【0047】
【発明の効果】
以上説明してきたように、定着入口ガイドに突起を設けることで加圧ローラに最も近い先端部にシート材が接触する時間が減少することで入口ガイドへのトナー付着を防止する効果がある。これにより、ジャムや紙しわの発生を抑える機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すプリンタの転写定着間の概略断面図
【図2】本発明のプリンタの定着装置と転送ガイドの一部の概略断面図
【図3】本発明の第1実施形態を示すT矢視図
【図4】本発明の第1実施形態を示すプリンタの定着装置と転送ガイドの一部の概略断面図
【図5】本発明の第2実施形態を示すプリンタの転写定着間の概略断面図
【図6】本発明の第2実施形態を示すプリンタの定着装置と転送ガイドの一部の概略断面図
【図7】本発明の第2実施形態を示すプリンタのT2矢視図
【図8】従来の技術を示すプリンタの概略断面図
【図9】従来の技術を示すプリンタの転写定着間の概略断面図
【図10】従来の技術を示す定着装置の概略断面図
【符号の説明】
1 トナーカートリッジ
2 感光ドラム
3 転写ローラ
4 転送ガイド
5 転送フレーム
6 定着装置
7 加圧ローラ
8 定着ローラ
9 定着排紙ローラ対
10 入口ガイド
10a 入口ガイド10の搬送リブ
NA 感光ドラム2と転写ローラ4で作るニップの下流側の点
NB 加圧ローラ7と定着ローラ8で作るニップの上流側の点
W 入口ガイド10の搬送リブ10a間の最小間隔
PH 搬送リブ10a状に設けた突起の頂点
PE 搬送リブ10aの最下流点
PL 転送ガイド4の搬送面において最も低くかつ下流側の点
LN 加圧ローラ7と定着ローラ8で作るニップの上下流点を結んだ直線を表し定着ローラ対によるシート材の搬送方向
α PLとPEを結んだ直線と水平面との作る角度
β PLとPHを結んだ直線と水平面との作る角度
γ PEとPHを結んだ直線と水平面との作る角度
δ LNと水平面との作る角度
T、T2 矢視方向
4A 転送ガイド
4a 転送ガイド4の搬送リブ
W2 転送ガイド4の搬送リブ4a間の最小間隔
PH2 搬送リブ4a上に設けた突起の頂点
PE2 搬送リブ4aの最下流点
PL2 転送ガイド4の搬送面において最も低くかつ下流側の点
α2 PL2とPE2を結んだ直線と水平面との作る角度
β2 PL2とPH2を結んだ直線と水平面との作る角度
γ2 PE2とPH2を結んだ直線と水平面との作る角度
δ2 LNと水平面との作る角度[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technique for preventing toner from adhering to a transport guide disposed below an upstream side of a fixing device of an image forming apparatus.
[0002]
[Prior art]
As an example of the related art, a printer that is an image forming apparatus that records an image on a sheet material using an electrophotographic process will be described with reference to FIGS. FIG. 8 is a schematic sectional view showing a printer main body, and FIG. 9 is a schematic sectional view showing a state during transfer and fixing.
[0003]
Hereinafter, the operation of the
[0004]
First, the face-down discharge of one-sided printing will be described. As the
[0005]
A latent image is formed on the
[0006]
The sheet material S on which the transfer of the toner image has been completed is sent to the
[0007]
Next, the operation during automatic double-sided printing will be described.
[0008]
As in the case of face-down discharge, after each of the paper feeding, transfer, and fixing processes is completed, the sheet is conveyed by a pair of
[0009]
At this time, the sheet material is nipped between the double-
[0010]
Here, the behavior of the sheet material during transfer and fixing will be described. The sheet material on which the toner image has been transferred by the
[0011]
The
[0012]
After the transfer and before the fixing nip enters, the paper is made slack along the
[0013]
Therefore, the speed of conveyance by the
[0014]
If the speed of the transfer unit is high, the sheet material is pushed into the
[0015]
Thereafter, the
[0016]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional configuration has the following problems.
[0017]
This will be described with reference to FIGS. The thickness of the sheet material, the stiffness, and the state of the sheet material during transfer and fixing are different. The thin and weak paper is conveyed along the transfer guide and the fixing entrance guide. Conversely, thick and stiff sheet materials are conveyed relatively linearly without much along these guides.
[0018]
Since the conveyance state of the sheet material varies depending on the sheet material, the sheet material often touches the leading end of the
[0019]
Since the end of the
[0020]
On the first side, not only the print image but also the fog image is transferred to the sheet material. The fogged image is easily peeled off due to a minute amount of toner. The toner adhered on the first side rubs against the tip of the
[0021]
FIG. 10 shows a state in which the toner is deposited. 10Z is a lump of deposited toner. Since the surface on which the toner is deposited is roughened, it becomes a resistance to conveyance, and causes various problems such as jam and paper wrinkles. These problems are likely to occur when printing a large number of sheet materials such as bond paper and cardboard, which have poor fixability and are easily peeled off by toner.
[0022]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been devised for the purpose of solving the above problems, and it is an object of the present invention to provide a mechanism for preventing toner from adhering to the tip of a fixing entrance guide and suppressing the occurrence of jams and paper wrinkles.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is directed to an image forming apparatus in which an unfixed toner image is transferred and a sheet material is pressed and heated by a fixing device to fix the sheet material to the sheet material.
A transfer guide having a shape curved in the transfer direction for guiding the sheet material to the fixing device after transfer, and an entrance guide for introducing the sheet material to a fixing nip formed by a pressure roller and a fixing roller in the fixing device,
A projection shape is provided on the transport section of the entrance guide,
A straight line connecting the downstream point of the transfer nip formed by the photosensitive drum and the transfer roller and the upstream point of the fixing nip to the furthest point on the conveyance guide and the most downstream point in the conveyance direction and the projection vertex The angle β to make with the horizontal plane is
The most distant point on the conveyance guide from the straight line LN connecting the downstream point of the transfer nip and the upstream point of the fixing nip, the most downstream point in the conveyance direction, and the most downstream point closest to the pressure roller on the conveyance surface of the entrance guide. Is larger than the angle α between the straight line connecting the horizontal line and the horizontal plane, and the angle γ between the horizontal line and the line connecting the most downstream point closest to the pressure roller on the transfer surface of the entrance vertex and the entrance guide,
The angle is not larger than an angle δ formed between a straight line connecting the upstream and downstream of the fixing nip and a horizontal plane.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, the present invention will be described based on an embodiment shown in the drawings.
[0025]
(1st Embodiment)
FIGS. 1, 2, 3, and 4 show a first embodiment of the present invention. FIG. 1 is a schematic cross-sectional view during transfer and fixing of a printer as an example of an image forming apparatus, FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a part of a fixing device and a transfer guide of the printer, and FIG. FIG. 4 shows a schematic cross-sectional view of a part of the fixing device and the transfer guide.
[0026]
In these figures, 1 is a toner cartridge, 2 is a photosensitive drum, 3 is a transfer roller, 4 is a transfer guide, 5 is a transfer frame, 6 is a fixing device, 7 is a pressing roller, 8 is a fixing roller, and 9 is a fixing discharger. A pair of
[0027]
Also, NA is a point on the downstream side of the nip formed by the
[0028]
α is the angle made between the straight line connecting PL and PE and the horizontal plane, β is the angle made between the straight line connecting PL and PH and the horizontal plane, γ is the angle formed between the straight line connecting PE and PH and the horizontal plane, δ is It represents the angle between LN and the horizontal plane.
[0029]
The angle β formed by the straight line connecting PL and PH and the horizontal plane is larger than the angle α formed by the straight line connecting PL and PE and the horizontal plane, and the nip formed by the
[0030]
Further, the position of the vertex PH of the projection shape P of the
[0031]
The most downstream point PE of the
[0032]
Further, if the PH is too close to PE, the temperature becomes high, which is disadvantageous for toner adhesion. If the PH is too far, the sheet material often comes into contact with PE, and the effect of preventing toner adhesion is weakened. Therefore, the distance between PH and PE is preferably in the range of 1 to 5 mm. Further, if the interval between the transport ribs is too wide, the sheet material is loosened between the ribs and the chance of touching the PE increases, so the interval is preferably 13 mm or less.
[0033]
Next, the behavior of the sheet material near the
[0034]
After the sheet material touches PH, the angle δ between LN and the horizontal plane is larger than the angle α between the straight line connecting PL and PE and the horizontal plane, and the angle β between the straight line connecting PL and PH and the horizontal plane. Because of its small size, it often rushes directly into the fixing nip without contacting the PE.
[0035]
When the sheet is conveyed by the
[0036]
After the sheet material has passed through the nip between the
[0037]
Next, since the interval W between the
[0038]
As described above, by providing the projection P on the
[0039]
(Second embodiment)
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a schematic cross-sectional view during transfer and fixing of the printer, FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of a part of the fixing device and the transfer guide of the printer, and FIG. 7 is a view taken in the direction of arrow T2 in FIG.
[0040]
4A is a transfer guide, 4a is a transfer rib of the
[0041]
In the present embodiment, since the entrance guide and the transfer guide are formed integrally, in addition to the effect of preventing toner adhesion shown in the first embodiment, the transfer guide and the entrance guide as in the first embodiment are provided. Since there is no step required to transfer the sheet material between them, there is an effect that the sheet material can be stably conveyed and an effect that leads to a cost reduction by reducing the number of parts.
[0042]
Embodiments of the present invention include the following
[0043]
(Embodiment 1)
In an image forming apparatus in which an unfixed toner image is transferred and the sheet material is pressurized and heated by a fixing
After the transfer, a conveyance guide 4 having a shape curved in a conveyance direction for guiding the sheet material to the
A projection P is provided on the conveyance section of the
The point PL on the conveyance guide 4 that is farthest from the straight line LN connecting the downstream point NA of the transfer nip and the upstream point of the fixing nip, and the point that is the most downstream in the conveyance direction and the conveyance surface of the
An angle γ formed between a horizontal line and a straight line connecting the protrusion apex PH and the most downstream point PE closest to the
The angle is not larger than an angle δ formed between a straight line connecting the upstream and downstream of the fixing nip and a horizontal plane.
[0044]
(Embodiment 2)
The image forming apparatus according to the first embodiment, wherein the protrusion apex PH is located at a distance of 1 mm to 5 mm upstream from the most downstream point PE closest to the
[0045]
(Embodiment 3)
2. The image forming apparatus according to
[0046]
(Embodiment 4)
The image forming apparatus according to any one of the first to third embodiments, wherein the
[0047]
【The invention's effect】
As described above, the provision of the protrusion on the fixing entrance guide has an effect of preventing the toner from adhering to the entrance guide by reducing the time in which the sheet material comes into contact with the leading end closest to the pressure roller. Thus, a mechanism for suppressing the occurrence of jams and paper wrinkles can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view during transfer and fixing of a printer showing a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of a part of a fixing device and a transfer guide of the printer of the present invention. FIG. 4 is a schematic sectional view of a part of a fixing device and a transfer guide of a printer according to a first embodiment of the present invention. FIG. 5 is a view showing a second embodiment of the present invention. FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of a printer during transfer and fixing. FIG. 6 is a schematic cross-sectional view of a part of a fixing device and a transfer guide of the printer according to a second embodiment of the present invention. FIG. 8 is a schematic sectional view of a printer showing a conventional technique. FIG. 9 is a schematic sectional view of a printer showing a conventional technique during transfer and fixing. FIG. 10 is a schematic view of a fixing device showing a conventional technique. Cross-sectional view [Explanation of reference numerals]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
転写後定着装置へシート材を導く搬送方向に湾曲した形状を持つ搬送ガイドと、定着装置内の加圧ローラと定着ローラで形成する定着ニップ部へシート材を導入する入口ガイドとを有し、
上記入口ガイドの搬送部上に突起形状が設けられており、
感光ドラムと転写ローラで形成する転写のニップの下流点と上記定着ニップの上流点を結んだ直線から上記搬送ガイド上の最も離れかつ搬送方向で最も下流の点と上記突起頂点を結んだ直線と水平面とのつくる角度が、
転写のニップの下流点と上記定着ニップの上流点を結んだ直線から上記搬送ガイド上の最も離れかつ搬送方向で最も下流の点と入口ガイドの搬送面で加圧ローラに最も近い最下流点を結んだ直線と水平面とのつくる角度よりも大きく、上記突起頂点と入口ガイドの搬送面で加圧ローラに最も近い最下流点を結んだ直線と水平面とのつくる角度が、
定着ニップの上下流を結んだ直線と水平面とのつくる角度よりも大きくないこと、を特徴とする画像形成装置。In an image forming apparatus in which an unfixed toner image is transferred and the sheet material is pressed and heated by a fixing device and fixed to the sheet material,
A transfer guide having a shape curved in the transfer direction for guiding the sheet material to the fixing device after transfer, and an entrance guide for introducing the sheet material to a fixing nip formed by a pressure roller and a fixing roller in the fixing device,
A projection shape is provided on the transport section of the entrance guide,
A straight line connecting the downstream point of the transfer nip formed by the photosensitive drum and the transfer roller and the upstream point of the fixing nip to the furthest point on the conveyance guide and the most downstream point in the conveyance direction and the projection vertex Angle to make with horizontal plane,
From the straight line connecting the downstream point of the transfer nip and the upstream point of the fixing nip, the furthest point on the conveyance guide and the most downstream point in the conveyance direction and the most downstream point closest to the pressure roller on the conveyance surface of the entrance guide The angle formed between the horizontal line and the straight line connecting the most downstream point closest to the pressure roller at the projection apex and the conveyance surface of the entrance guide is larger than the angle formed between the connected straight line and the horizontal plane,
An image forming apparatus characterized in that the angle is not larger than an angle formed between a straight line connecting the upstream and downstream of the fixing nip and a horizontal plane.
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