JP2004153578A - Adaptive equalizer - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は適応等化技術に関する。特に受信した信号に対して信号処理を行う適応等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】
自由空間を伝送媒体とするワイヤレス通信では、送受信装置間の伝搬路において反射波などによりマルチパス伝搬路が形成される。マルチパス伝搬路による符号間干渉のために通信品質は一般に劣化する。この通信品質の劣化を防ぐ技術のひとつが、受信装置における適応等化器である。適応等化器の中でも、適応アルゴリズムとしてLMS(Least Mean Squares)アルゴリズムを使用したトランスバーサルフィルタは、一般に小さい回路規模で構成される。
【0003】
受信装置におけるサンプリングクロック周期をTとして、時刻t=nTにおけるトランスバーサルフィルタの出力y(n)は、タップ係数ベクトルをw(n)、入力信号ベクトルをu(n)とすると、次式で与えられる。
【数1】
Hは複素共役転置を表す。ベクトルw(n)とu(n)のベクトル次元数は、フィルタタップ数である。
LMSアルゴリズムによるタップ係数の更新は、次式で与えられる。
【数2】
ここで、μはステップサイズパラメータである。一方、e(n)は誤差信号であり、判定信号をd(n)とすると、
【数3】
で与えられる。ここで、*は複素共役を表す。(例えば、非特許文献1参照。)。
【0004】
【非特許文献1】
斉藤洋一著,「ディジタル無線通信の変復調」,社団法人電子情報通信学会,1986年2月,p.176−179
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、トランスバーサルフィルタにおいてタップ係数ベクトルと入力信号ベクトルの複素乗算処理が行われる。さらに、これらのベクトルの次元数はフィルタタップ数であるので、複素乗算処理もフィルタタップ数分実行される。また、LMSアルゴリズムにおいても入力信号ベクトルと誤差信号の乗算処理が必要である。
さらに、ワイヤレス通信における伝送速度が高くなると、適応等化器に必要なフィルタタップ数が増大する。例えば、伝送速度20〜30Mbpsを実現するためには、屋内環境においても10タップ程度必要となる。その結果、複素乗算器がさらに増加し、一般に、より回路規模と消費電力が増加する。
【0006】
本発明者はこうした状況を認識して、本発明をなしたものであり、その目的は乗算器等による回路規模の増大を抑えた適応等化器を提供することである。また、消費電力の少ない適応等化器を提供することである。また、フィルタタップ数の多い適応等化器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のある態様は適応等化器である。この適応等化器は、処理対象とすべき信号を入力する入力部と、入力した信号の値を所定の値に近似する近似部と、近似した値に対して等化信号処理する信号処理部とを含む。この等化器において、近似部は、所定の値がビットシフト数を示す値となるよう近似し、信号処理部は、等化信号処理としてビットシフト数に従った処理をなす。
「等化信号処理」とは、信号の適応等化に必要な信号処理を意味し、等化のためのフィルタ処理や適応アルゴリズムの計算を含む。
以上の適応等化器により、受信信号がビットシフト数に近似されるため、適応等化信号処理における受信信号に対する乗算処理をビットシフト処理に変更でき、その結果回路規模も小さくなる。
【0008】
信号処理部は、近似した値をフィルタタップに入力し、フィルタタップに対する係数を乗算してフィルタ処理を施すフィルタ部と、フィルタタップに対する係数を計算する係数計算部とを含み、フィルタ処理の乗算が、近似した値が示すビットシフト数をもとにしたフィルタタップに対する係数のビットシフト処理であり、フィルタタップに対する係数の計算が、近似した値が示すビットシフト数をもとにしたフィルタ部の出力のビットシフト処理を含んでもよい。
「乗算」は、スカラー値同士の乗算だけではなく、複素乗算やその他行列の乗算も含むものとする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや組み替えもまた、本発明の態様として有効である。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
実施の形態1は、適応等化器に入力される受信信号の値が近似され、受信信号のかわりにその近似した値に対して適応等化のための信号処理を実行する。この近似する値はビットシフト数であり、それにより適応等化のための信号処理における受信信号の乗算処理がビットシフト処理に置き換えられるため、乗算器が不要となる。
【0010】
図1と図2は、実施の形態1に係る送信装置10と受信装置12からなる通信システムのいろいろな態様を示す。いずれの場合も、送信装置10は変調部14を、受信装置12は適応等化器16を有する。送信装置10と受信装置12は、無線伝搬路22で接続されている。送信装置10は、所定の情報信号を無線周波数の信号に変換した後、アンテナより伝送する。受信装置12は、無線伝搬路22を伝送した無線周波数の信号を受信し、それから所定の情報信号を取得する。ここで、送信装置10には図示していないDA変換器、周波数変換機、パワーアンプ等が、受信装置12には図示していない直交検波器、ローノイズアンプ、AGC(Automatic Gain Control)、AD変換器、AFC(Automatic Frequency Control)等が含まれるものとする。なお、送信装置10と受信装置12の間は、無線伝搬路22でなく、所定の有線であってもよい。
【0011】
図1の例では、変調部14が所定の情報信号を変調する、変調方式は任意のものでよく、例えば、QPSK(Qudri Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)、GMSK(Gaussian filtered Minimum Shift Keying)等である。また、変調された信号をひとつの搬送波ではなく、複数の搬送波で送信してもよい。その場合、送信装置10には複数の変調部14あるいは逆フーリエ変換器を設ける。適応等化器16は、受信信号から正確に送信した情報信号を取得するために、マルチパス伝搬路等の影響を受けた受信信号に対して、適応等化のための信号処理を行う。適応等化器16は任意のものでよく、例えば、トランスバーサルフィルタ、判定帰還形等化器、最尤系列推定形等化器などがある。
【0012】
図2の例は、図1と同じく変調部14が1次変調し、さらに拡散部18が拡散符号系列により2次変調する。このようなシステムの一例は、IEEE802.11bに準拠する無線LAN(Local Area Network)やW―CDMA(Wideband―Code Division MultipleAccess)である。受信した信号は、逆拡散部20により逆拡散され、図1と同じく適応等化器16が復調する。あるいは、適応等化器16が適応等化した後に、逆拡散部20が逆拡散し、その後図示しない復調器が復調してもよい。
【0013】
図3は、図1または図2の通信システムで使用されるデータのバーストフォーマットを示す。データ信号の前に適応等化器16の初期状態推定に使用されるトレーニング信号が付加される。このトレーニング信号は、適応等化器16専用の信号である必要はなく、適応等化器16が既知の信号であれば、既存のシステムで使用されているプリアンブルでもよい。
図4は、実施の形態1に係る適応等化器16の構成を示す。これは、図1あるいは図2の通信システムで適用可能である。適応等化器16は、近似部30と信号処理部40を有する。信号処理部40は、切換部74、トレーニング信号生成部76、フィルタ部32、係数計算部34、判定部36、加算部38を有する。
【0014】
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0015】
近似部30は、デジタル信号である受信信号の値を所定の値に近似する。所定の値は、ビットシフト数であり、例えば、「3ビットシフト」や「5ビットシフト」等で表される。あるいは、受信信号を2進数のビット列で表し、そのうち1桁のみを「1」にした値に近似し、ビット列中において「1」の存在する位置でビットシフト数を示してもよい。なお、以上の処理に符号ビットは除かれる。
フィルタ部32は、近似部30から出力される近似信号78を入力するフィルタタップをもとに等化処理を実行する。
【0016】
判定部36は、フィルタ部32からのフィルタ出力信号80をあらかじめ用意してあるしきい値と比較し、その結果より送信した情報信号を判定する。これを判定信号82として出力する。この判定は、硬判定ではなく、軟判定でもかまわない。
トレーニング信号生成部76は、係数計算部34がフィルタタップ係数の初期状態推定を計算するための図3に示したトレーニング信号を生成する。ここでは、トレーニング信号を近似部30と同様にビットシフト数を示す値に変換した値を記憶し、出力する。
切換部74は、加算部38に入力する信号をトレーニング信号区間中はトレーニング信号生成部76からの出力信号に、データ信号区間中は判定信号82にするための切換処理を実行する。これらの切換は図示していない制御部により指示される。
【0017】
加算部38は、フィルタ部32からのフィルタ出力信号80と切換部74からの出力信号との間の誤差信号84を取得するために、減算処理を行う。適応等化器16が理想的に動作した場合、フィルタ出力信号80は送信した情報信号そのものになるため、誤差信号84は0である。
係数計算部34は、誤差信号84をもとに信号処理を行い、フィルタ部32のフィルタタップ係数を計算する。詳細は後述するが、このフィルタタップ係数を使用したフィルタ部32による等化処理の結果が再び誤差信号84として入力されるため、係数計算部34は誤差信号84が0に近づくようにフィルタタップ係数を更新する。
【0018】
図5は、近似部30における受信信号と近似信号の関係を示す。受信信号は8ビットとし、最上位ビットを符号ビットとするため、127から−128の範囲の値となる。受信信号を2のべき乗で表し、最大のべき乗項のみに変換することで近似する。例えば、受信信号が4から7の範囲であれば4、受信信号が32から63の範囲であれば32である。近似した値を2進数で表示した場合も図5に示す。さらに、近似した値をビットシフト数に予め定めた変換規則に従って変換し、これを近似信号78とする。例えば、近似した値が4ならば、ビットシフト数は2に、近似した値が32ならば、ビットシフト数は5に設定する。この近似信号78におけるビットシフト数は、2進数で表示した近似値における「1」の存在する位置に1対1で対応づけられる。例えば、「00000100」が「2ビットシフト」、「00100000」が「5ビットシフト」である。すなわち、最下位ビットを除去したうえで、「1」のある桁がビットシフト数を表す。この規則のもと、2進数で表示した近似値を近似信号78とみなしてもよい。
【0019】
一方、受信信号が負符号の場合も正符合の場合と同様に変換されるが、2進数で表現した近似値の符号ビットが1になり、補数を使用する。このとき、近似信号におけるビットシフト数は、2進数で表示した近似値における「0」の存在する位置に1対1で対応づけられる。例えば、「11111101」が「2ビットシフト」、「1101111」が「5ビットシフト」である。すなわち、「0」のある桁がそのままビットシフト数を表す。なお、近似部30における受信信号が複素信号の場合、以上の処理は、同相成分と直交成分において独立して実行される。
【0020】
図6は、信号処理部40におけるフィルタ部32の構成を示す。フィルタ部32は、第1フィルタタップ50a、第2フィルタタップ50b、第3フィルタタップ50c、第nフィルタタップ50n、第1シフト処理部52a、第2シフト処理部52b、第3シフト処理部52c、第nシフト処理部52n、加算部54で構成される。ここで、第1フィルタタップ50a、第2フィルタタップ50b、第3フィルタタップ50c、第nフィルタタップ50nをフィルタタップ50と総称し、第1シフト処理部52a、第2シフト処理部52b、第3シフト処理部52c、第nシフト処理部52nをシフト処理部52と総称する。フィルタ部32は、近似部30から入力される近似信号ベクトルをr(n)で、フィルタタップ係数ベクトルをw(n)とすると、
【数4】
を計算する。
【0021】
フィルタタップ50は、近似信号78をクロックタイミング周期で保持する。これにより近似信号ベクトルr(n)が形成される。フィルタタップ50の数は、適用する伝搬路に応じて決定される。長遅延波が存在する環境に適用する場合、フィルタタップ数も多くなる。また、これはクロックタイミング周期ではなく、例えばクッロクタイミングの1/2の時間周期であってもよい。
【0022】
第1シフト処理部52aは第1フィルタタップ50aに対して係数計算部34からのフィルタタップ係数86と近似信号78を乗算する。近似信号78がビットシフト数に対応するため、実際には乗算されずに、ビットシフト処理が実行される。詳細は後述する。以上は、第2シフト処理部52b等でも同様である。
加算部54は、シフト処理部52による計算結果を加算する。この結果、最終的なフィルタ出力信号y(n)80が生成される。
【0023】
図7は、フィルタ部32における第1フィルタタップ50aに対する第1シフト処理部52aの構成を示す。第1シフト処理部52aは第1シフト実行部56a、第2シフト実行部56b、第3シフト実行部56c、第4シフト実行部56d、第1加算部64a、第2加算部64bを有する。ここで、第1シフト実行部56a、第2シフト実行部56b、第3シフト実行部56c、第4シフト実行部56dをシフト実行部56と、第1加算部64a、第2加算部64bを加算部64と総称する。また、第1シフト実行部56aは符号拡張部58、ビット選択部60、符号反転部62を有する。第2シフト実行部56b等も同様である。
受信信号、変換信号、フィルタタップ係数は、一般に複素数であるため、それぞれ同相成分と直交成分を有する。変換信号とフィルタタップ係数の乗算は複素乗算となるため、第1シフト実行部56aは同相成分同士の乗算、第2シフト実行部56bは直交成分同士の乗算、第3シフト実行部56cはフィルタタップ係数の同相成分と変換信号の直交成分の乗算、第4シフト実行部56dはフィルタタップ係数の直交成分と変換信号の同相成分の乗算を実行する。
【0024】
シフト実行部56では、フィルタタップ係数86の同相成分または直交成分が符号拡張部58で符号拡張される。ビット選択部60はフィルタタップ係数を変換信号をもとにビットシフト処理をし、さらに所定のビットを選択する。さらに、負符号の場合は、符号反転部62で反転される。これらの具体例は後述する。加算部64では、同相成分と直交成分に対して、シフト実行部56の処理結果を加算する。
【0025】
図8は、図7のシフト実行部56の動作の一例を示す。符号拡張部58にフィルタタップ係数86の「00001100」が入力される。符号拡張部58では入力されたフィルタタップ係数86に対して符号拡張する。図5では最大6ビットシフトであるため、「000000」を付加して「00000000001100」とする。ビット選択部60には、この値に加えて、近似信号78が示すビットシフト数「4ビットシフト」が入力され、「00000011000000」にビットシフトする。さらにこの値を、入力したフィルタタップ係数86と同一のビット数にするため、「00000011」を選択する。この値は正符号のため、符号反転部62で反転処理はなされない。
【0026】
図9は、信号処理部40における係数計算部34の構成を示す。係数計算部34は、乗算部72、第1シフト処理部70a、第2シフト処理部70b、第3シフト処理部70c、第nシフト処理部70n、第1加算部68a、第2加算部68b、第3加算部68c、第n加算部68n、第1遅延素子66a、第2遅延素子66b、第3遅延素子66c、第n遅延素子66nを有する。ここで、第1シフト処理部70a、第2シフト処理部70b、第3シフト処理部70c、第nシフト処理部70nをシフト処理部70と、第1加算部68a、第2加算部68b、第3加算部68c、第n加算部68nを加算部68と、第1遅延素子66a、第2遅延素子66b、第3遅延素子66c、第n遅延素子66nを遅延素子66と総称する。
【0027】
係数計算部34は、LMSアルゴリズムにもとづいて、
【数5】
を計算する。
乗算部72は、ステップサイズパラメータμと誤差信号84を乗算する。このとき誤差信号84に関しては予め複素共役に変換する。ステップサイズパラメータがビットシフト数である場合、この処理もビットシフト処理になる。構成は、図7のシフト実行部56と同一である。
【0028】
第1シフト処理部70aは、乗算部72の計算結果をフィルタ部32から出力されたフィルタタップ値である近似信号78をもとにビットシフト処理する。構成は、図7のシフト実行部56と同一である。
第1加算部68aは、第1シフト処理部70aの計算結果を第1遅延素子66aで保持されたその前のクロックタイミングにおけるフィルタタップ係数86と加算する。すなわち、フィルタタップ係数86を更新する。
以上の処理は、すべてのシフト処理部70、遅延素子66、加算部68で同一である。
【0029】
以上の構成による適応等化器の動作は以下の通りである。受信信号のビット列「00011000」が近似部30に入力される。近似部30では、これを4ビットシフトを示す近似値78の「00010000」に変換する。この近似値78は、フィルタ部32の第1フィルタタップ50aに入力される。第1シフト処理部52aは、近似値78aをもとに、これに対応するフィルタタップ係数86の「00001100」をビットシフト処理し、「00000011」にする。加算部54は、この値と第2ビット処理部52b等での処理結果を加算して、フィルタ出力信号80の「000101111」を取得する。判定部36は、この値を軟判定して判定信号82の「000011111」を出力する。
【0030】
加算部38はフィルタ出力信号80と判定信号82の差分により、誤差信号84の「00010000」を取得する。係数計算部34の乗算部72では、誤差信号84をステップサイズパラメータ「1ビットシフト」によりビットシフト処理し、「00001000」にする。第1シフト処理部70aでは、この値を第1フィルタタップ50aにある「00010000」でビットシフト処理し、「00000010」にする。第1加算部68aでは、この値と、第1遅延素子66aの「00001100」を加算し、新たなフィルタタップ係数86の「00001110」を取得する。
【0031】
実施の形態1に係る適応等化器の回路規模をシミュレーションにより計算した一例によると、入力信号8ビット、フィルタタップ数を8タップとした場合、従来の適応等化器より約60%の回路規模を削減する。また、従来の適応等化器と同一の回路規模の場合、フィルタタップ数が約25タップと、約2.5倍になる。
実施の形態1によれば、適応等化器に入力する受信信号を近似する。その近似値がビットシフト数であるため、このビットシフト数をもとにして、トランスバーサルフィルタ、LMSアルゴリズムにおける乗算処理をビットシフト処理に変更できる。その結果、乗算器が不要になり、回路規模と消費電力が小さくなる。
【0032】
(実施の形態2)
実施の形態2は、誤差信号をフィルタ出力と判定信号の差だけから求めるのではなく、さらに受信信号も加える。フィルタ出力は、受信信号を近似した信号にもとづいた計算結果であるため、誤差を生じる可能性がある。一方、受信信号はそのような誤差がないため、誤差信号の精度が向上し、それより計算されるフィルタタップ係数の精度が向上する。
【0033】
図10は、実施の形態2に係る適応等化器16の構成を示す。適応等化器16は、近似部30と信号処理部40を有する。信号処理部40は、切換部74、トレーニング信号生成部76、フィルタ部32、加算部42、判定部36、加算部38、加算部42を有する。近似部30は、図4の近似部30と同一である。加算部42が図4の信号処理部40と異なる。
【0034】
加算部42は、フィルタ出力信号80と受信信号を加算する。近似していない受信信号は、受信信号を近似した近似信号78をもとに処理されたフィルタ出力信号80よりも精度が高い。
【0035】
係数計算部34は、加算部42の加算出力信号88とその判定信号82の差分である誤差信号84をもとに、LMSアルゴリズムによりフィルタタップ係数86を計算する。LMSアルゴリズムのフィルタタップ係数86は、誤差信号84を小さくする方向に更新されていく。ここでは、フィルタタップ係数86が、フィルタ部32の等化処理において、フィルタ出力信号80が受信信号の誤差を生じるように更新されていく。すなわち理想的に動作した場合においても、フィルタ出力信号80は、受信信号のひずみを残した信号となる。しかし、そのひずみは加算部42で補正される。
【0036】
以上の構成による適応等化器の動作は以下の通りである。実施の形態1と同じく受信信号のビット列「00011000」が近似部30に入力される。フィルタ部32からフィルタ出力信号80の「000101111」が出力される。加算部42は、受信信号とフィルタ出力信号80を加算して、加算出力信号88の「01000111」を取得する。以降は、実施の形態1と同一である。
【0037】
実施の形態2によれば、フィルタ出力信号に受信信号を加算するため、適応等化器の入力の際に受信信号を近似することにより生じる誤差の影響を小さくすることが可能であり、それをもとにしたフィルタタップ係数の精度が向上する。
【0038】
(実施の形態3)
これまでの実施の形態では等化器としてトランスバーサルフィルタを前提としていたが、実施の形態3では、等化器を判定帰還形等化器にすることにより、より受信特性を向上できる。
図11は、実施の形態3に係る適応等化器16の構成を示す。適応等化器16は、近似部30と信号処理部40を有する。信号処理部40は、切換部74、トレーニング信号生成部76、フィルタ部32、判定帰還部44、加算部46、判定帰還用変換部48、判定部36、加算部38、係数計算部34を有する。判定帰還部44、加算部46と判定帰還用変換部48が図4の信号処理部40と異なる。
【0039】
判定帰還用変換部48は、判定部36による判定信号82を入力し、近似部30と同様の近似を行う。判定信号82は、一般にビットシフトを示すように表現されていないからである。
判定帰還部44は、判定帰還用変換部48から変換された判定信号が、係数計算部34からフィルタタップ係数86が入力され、これらの乗算よりフィルタ処理がなされる。判定帰還部44の構成は、図4に示すフィルタ部32の構成と同一である。
【0040】
加算部46は、フィルタ部32のフィルタ出力信号80と判定帰還部44の出力を加算する。フィルタ部32では、主に先行波に対する等化を行い、判定帰還部44では特にマルチパス伝搬路の遅延波に対する等化を行っている。
実施の形態3によれば、入力信号と判定信号に対する近似を判定帰還形等化器にも適用でき、これより、判定帰還形等化器の計算量を少なくすることが可能である。
【0041】
(実施の形態4)
これまでの実施の形態では適応アルゴリズムとしてLMSアルゴリズムを使用していたが、実施の形態4では、RLS(Recursive Least Squares)アルゴリズムを使用することにより、タップ係数の収束速度がより高速になる。
実施の形態4に係る適応等化器の構成図は、図4と同一であるが、係数計算部34の動作が異なる。ここでは、RLSアルゴリズムの式にもとづいて説明する。
【0042】
最終的なフィルタ出力信号80y(n)は、次の通り示される。
【数6】
ここで、w(n−1)はフィルタタップ係数86であり、r(n)は近似部30によりビットシフト数を示すように近似された信号ベクトルである。ゲインベクトルk(n)は、
【数7】
である。ここで、R(n)は、r(n)の自己相関行列であり、λは重み付け係数である。
【0043】
事前推定誤差εは、次式である。
【数8】
自己相関逆行列は、次式である。
【数9】
これらより、RLSアルゴリズムによるフィルタタップ係数更新は、以下の通り表せる。
【数10】
【0044】
実施の形態4によれば、受信した信号に対するレベル変換をRLSアルゴリズムにも適用でき、これより、RLSアルゴリズムの計算量を少なくすることが可能である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0045】
実施の形態において、所定の適応アルゴリズムを使用してフィルタタップ係数を計算し、さらにバーストのデータ信号区間中においても、フィルタタップ係数を更新している。しかし、フィルタタップ係数は更新する必要なく、所定の値で固定してもかまわない。すなわち、フィルタタップの値とフィルタタップ係数の乗算からなるフィルタ処理のみに近似した値を使用してもよい。
【0046】
実施の形態において、適応等化器の前段にAFCがあることを想定した。しかし、AFCの位置は適応等化器の前段にある必要がなく、適応等化器の中にあってもかまわない。例えば、本実施の形態の近似部と信号処理部の間にAFCがあってもよい。その場合、信号処理部の中にあるAFCにも近似した値を使用してもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、乗算器等による回路規模の増大を抑えることができる。また、消費電力を少なくできる。また、同一の回路規模でフィルタタップ数を多くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る通信システムのひとつの態様を示す構成図である。
【図2】実施の形態1に係る通信システムの別の態様を示す構成図である。
【図3】実施の形態1に係るバーストフォーマットを示す図である。
【図4】実施の形態1に係る適応等化器の構成を示す図である。
【図5】図4の受信信号と近似信号の関係を示す図である。
【図6】図4のフィルタ部の構成を示す図である。
【図7】図6のシフト処理部の構成を示す図である。
【図8】図7のシフト処理部の動作を示す図である。
【図9】図4の係数計算部の構成を示す図である。
【図10】実施の形態2に係る適応等化器の構成を示す図である。
【図11】実施の形態3に係る適応等化器の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 送信装置、 12 受信装置、 14 変調部、 16 適応等化器、18 拡散部、 20 逆拡散部、 22 無線伝搬路、 30 近似部、 32 フィルタ部 34 係数計算部、 36 判定部、 38 加算部、 40 信号処理部、 42 加算部、 44 判定帰還部、 46 加算部、 48 判定帰還用変換部、 50 フィルタタップ、 52 シフト処理部、 54 加算部、 56 シフト実行部、 58 符号拡張部、 60 ビット選択部、 62 符号反転部、 64 加算部、 66 遅延素子、 68 加算部、 70 シフト処理部、 72 乗算部、 74 切換部、 76 トレーニング信号生成部、 78 近似信号、 80 フィルタ出力信号、 82 判定信号、 84 誤差信号、 86 フィルタタップ係数、 88 加算出力信号。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to adaptive equalization technology. In particular, the present invention relates to an adaptive equalizer that performs signal processing on a received signal.
[0002]
[Prior art]
In wireless communication using free space as a transmission medium, a multipath propagation path is formed by a reflected wave or the like in a propagation path between a transmitting and receiving device. Communication quality generally deteriorates due to intersymbol interference due to multipath propagation paths. One of the techniques for preventing the deterioration of the communication quality is an adaptive equalizer in a receiving device. Among the adaptive equalizers, a transversal filter using an LMS (Least Mean Squares) algorithm as an adaptive algorithm is generally configured with a small circuit scale.
[0003]
Assuming that the sampling clock cycle in the receiving apparatus is T, the output y (n) of the transversal filter at time t = nT is given by the following equation, where w (n) is a tap coefficient vector and u (n) is an input signal vector. Can be
(Equation 1)
H represents a complex conjugate transpose. The number of vector dimensions of the vectors w (n) and u (n) is the number of filter taps.
Updating of tap coefficients by the LMS algorithm is given by the following equation.
(Equation 2)
Here, μ is a step size parameter. On the other hand, e (n) is an error signal, and if the determination signal is d (n),
[Equation 3]
Given by Here, * represents a complex conjugate. (For example, see Non-Patent
[0004]
[Non-patent document 1]
Yoichi Saito, "Modulation and Demodulation of Digital Wireless Communication", The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers, February 1986, p. 176-179
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Generally, a complex multiplication process of a tap coefficient vector and an input signal vector is performed in a transversal filter. Further, since the number of dimensions of these vectors is the number of filter taps, the complex multiplication process is also performed for the number of filter taps. In addition, the LMS algorithm also requires multiplication of the input signal vector and the error signal.
Further, as the transmission speed in wireless communication increases, the number of filter taps required for the adaptive equalizer increases. For example, to realize a transmission speed of 20 to 30 Mbps, about 10 taps are required even in an indoor environment. As a result, the number of complex multipliers further increases, and generally, the circuit size and power consumption further increase.
[0006]
The present inventor has recognized the above situation and made the present invention, and an object of the present invention is to provide an adaptive equalizer in which an increase in circuit scale by a multiplier or the like is suppressed. Another object of the present invention is to provide an adaptive equalizer that consumes less power. Another object of the present invention is to provide an adaptive equalizer having a large number of filter taps.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
One embodiment of the present invention is an adaptive equalizer. The adaptive equalizer includes an input section for inputting a signal to be processed, an approximation section for approximating a value of the input signal to a predetermined value, and a signal processing section for performing equalization signal processing on the approximated value. And In this equalizer, the approximation unit performs approximation so that a predetermined value becomes a value indicating the number of bit shifts, and the signal processing unit performs processing according to the number of bit shifts as equalization signal processing.
“Equalized signal processing” means signal processing required for adaptive equalization of a signal, and includes filter processing for equalization and calculation of an adaptive algorithm.
Since the received signal is approximated to the number of bit shifts by the above adaptive equalizer, the multiplication process on the received signal in the adaptive equalization signal process can be changed to the bit shift process, and as a result, the circuit scale can be reduced.
[0008]
The signal processing unit includes a filter unit that inputs an approximated value to the filter tap, multiplies the coefficient for the filter tap and performs filter processing, and a coefficient calculation unit that calculates a coefficient for the filter tap. Is a bit shift process of the coefficient for the filter tap based on the bit shift number indicated by the approximate value, and the calculation of the coefficient for the filter tap is performed by the output of the filter unit based on the bit shift number indicated by the approximate value. May be included.
"Multiplication" includes not only multiplication of scalar values, but also complex multiplication and other matrix multiplication.
Any combination or rearrangement of the above components is also effective as an aspect of the present invention.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Embodiment 1)
In the first embodiment, the value of the received signal input to the adaptive equalizer is approximated, and signal processing for adaptive equalization is performed on the approximated value instead of the received signal. The approximate value is the number of bit shifts, and the multiplication of the received signal in the signal processing for adaptive equalization is replaced with the bit shift processing, thereby eliminating the need for a multiplier.
[0010]
1 and 2 show various aspects of a communication system including a transmitting
[0011]
In the example of FIG. 1, the modulation method in which the
[0012]
In the example of FIG. 2, as in FIG. 1, the
[0013]
FIG. 3 shows a burst format of data used in the communication system of FIG. 1 or FIG. A training signal used for estimating the initial state of the
FIG. 4 shows a configuration of the
[0014]
This configuration can be realized in terms of hardware by a CPU, a memory, or another LSI of an arbitrary computer, and can be realized in terms of software by a program having a reservation management function loaded with a memory. The functional blocks realized by their cooperation are drawn. Therefore, it is understood by those skilled in the art that these functional blocks can be realized in various forms by hardware only, software only, or a combination thereof.
[0015]
The
The
[0016]
The
The
The switching
[0017]
The
The
[0018]
FIG. 5 shows the relationship between the received signal and the approximate signal in the
[0019]
On the other hand, when the received signal has a negative sign, the conversion is performed in the same manner as in the case of a positive sign. However, the sign bit of the approximate value expressed by a binary number becomes 1, and a complement is used. At this time, the number of bit shifts in the approximate signal is associated one-to-one with the position where “0” exists in the approximate value represented by a binary number. For example, “11111101” is “2 bit shift”, and “1101111” is “5 bit shift”. That is, a certain digit of “0” directly represents the bit shift number. When the received signal in the
[0020]
FIG. 6 shows a configuration of the
(Equation 4)
Is calculated.
[0021]
The filter tap 50 holds the
[0022]
The
The adding
[0023]
FIG. 7 shows a configuration of the first
Since the received signal, the converted signal, and the filter tap coefficient are generally complex numbers, they each have an in-phase component and a quadrature component. Since the multiplication of the conversion signal and the filter tap coefficient is a complex multiplication, the first
[0024]
In the shift execution unit 56, the
[0025]
FIG. 8 shows an example of the operation of the shift execution section 56 of FIG. “00001100” of the
[0026]
FIG. 9 shows a configuration of the
[0027]
The
(Equation 5)
Is calculated.
The
[0028]
The first
The
The above processing is the same for all the shift processing sections 70, the delay elements 66, and the adding sections 68.
[0029]
The operation of the adaptive equalizer having the above configuration is as follows. The bit string “00011000” of the received signal is input to the
[0030]
The
[0031]
According to an example in which the circuit size of the adaptive equalizer according to the first embodiment is calculated by simulation, when the input signal is 8 bits and the number of filter taps is 8 taps, the circuit size is about 60% that of the conventional adaptive equalizer. Reduce. When the circuit size is the same as that of the conventional adaptive equalizer, the number of filter taps is about 25 taps, which is about 2.5 times.
According to
[0032]
(Embodiment 2)
In the second embodiment, the error signal is obtained not only from the difference between the filter output and the determination signal, but also from the received signal. Since the filter output is a calculation result based on a signal approximating the received signal, an error may occur. On the other hand, since the received signal does not have such an error, the accuracy of the error signal is improved, and the accuracy of the filter tap coefficient calculated based on the error signal is improved.
[0033]
FIG. 10 shows a configuration of the
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
The operation of the adaptive equalizer having the above configuration is as follows. As in the first embodiment, the bit string “00011000” of the received signal is input to the
[0037]
According to the second embodiment, since the received signal is added to the filter output signal, it is possible to reduce the influence of an error caused by approximating the received signal at the time of input to the adaptive equalizer. The accuracy of the base filter tap coefficients is improved.
[0038]
(Embodiment 3)
In the above embodiments, a transversal filter is assumed as an equalizer, but in the third embodiment, the reception characteristics can be further improved by using a decision feedback equalizer as the equalizer.
FIG. 11 shows a configuration of an
[0039]
The decision
The decision feedback unit 44 receives the converted decision signal from the decision
[0040]
The
According to the third embodiment, the approximation of the input signal and the decision signal can be applied to the decision feedback equalizer, whereby the calculation amount of the decision feedback equalizer can be reduced.
[0041]
(Embodiment 4)
In the embodiments described above, the LMS algorithm is used as the adaptive algorithm. However, in the fourth embodiment, the convergence speed of the tap coefficients is further increased by using the RLS (Recursive Least Squares) algorithm.
The configuration diagram of the adaptive equalizer according to the fourth embodiment is the same as that of FIG. 4, but the operation of the
[0042]
The final filter output signal 80y (n) is shown as follows.
(Equation 6)
Here, w (n-1) is a
(Equation 7)
It is. Here, R (n) is an autocorrelation matrix of r (n), and λ is a weighting coefficient.
[0043]
The prior estimation error ε is given by the following equation.
(Equation 8)
The autocorrelation inverse matrix is:
(Equation 9)
From these, filter tap coefficient update by the RLS algorithm can be expressed as follows.
(Equation 10)
[0044]
According to the fourth embodiment, the level conversion for the received signal can be applied to the RLS algorithm, whereby the calculation amount of the RLS algorithm can be reduced.
The present invention has been described based on the embodiments. This embodiment is an exemplification, and it is understood by those skilled in the art that various modifications can be made to the combination of each component and each processing process, and that such modifications are also within the scope of the present invention. is there.
[0045]
In the embodiment, the filter tap coefficients are calculated using a predetermined adaptive algorithm, and the filter tap coefficients are updated even during the data signal section of the burst. However, the filter tap coefficients need not be updated, and may be fixed at a predetermined value. That is, a value approximated only to the filter processing including the multiplication of the filter tap value and the filter tap coefficient may be used.
[0046]
In the embodiment, it is assumed that an AFC is provided in a stage preceding the adaptive equalizer. However, the position of the AFC does not need to be before the adaptive equalizer, and may be in the adaptive equalizer. For example, an AFC may be provided between the approximation unit and the signal processing unit according to the present embodiment. In that case, a value approximating AFC in the signal processing unit may be used.
[0047]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to suppress an increase in circuit scale due to a multiplier or the like. Further, power consumption can be reduced. Further, the number of filter taps can be increased with the same circuit scale.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing one aspect of a communication system according to a first embodiment.
FIG. 2 is a configuration diagram showing another aspect of the communication system according to the first embodiment.
FIG. 3 is a diagram showing a burst format according to the first embodiment.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of an adaptive equalizer according to
FIG. 5 is a diagram illustrating a relationship between a received signal and an approximate signal in FIG. 4;
FIG. 6 is a diagram illustrating a configuration of a filter unit in FIG. 4;
FIG. 7 is a diagram illustrating a configuration of a shift processing unit in FIG. 6;
FIG. 8 is a diagram illustrating an operation of a shift processing unit in FIG. 7;
FIG. 9 is a diagram illustrating a configuration of a coefficient calculator of FIG. 4;
FIG. 10 is a diagram showing a configuration of an adaptive equalizer according to
FIG. 11 is a diagram showing a configuration of an adaptive equalizer according to
[Explanation of symbols]
Claims (4)
前記入力した信号の値を所定の値に近似する近似部と、
前記近似した値に対して等化信号処理する信号処理部とを含み、
前記近似部は、前記所定の値がビットシフト数を示す値となるよう近似し、前記信号処理部は、前記等化信号処理として前記ビットシフト数に従った処理をなすことを特徴とする適応等化器。An input unit for inputting a signal to be processed;
An approximation unit that approximates the value of the input signal to a predetermined value,
A signal processing unit that performs equalization signal processing on the approximated value,
The approximation unit approximates the predetermined value to be a value indicating a bit shift number, and the signal processing unit performs a process according to the bit shift number as the equalized signal processing. Equalizer.
前記近似した値をフィルタタップに入力し、フィルタタップに対する係数を乗算してフィルタ処理を施すフィルタ部と、
前記フィルタタップに対する係数を計算する係数計算部とを含み、
前記フィルタ処理の乗算が、前記近似した値が示すビットシフト数をもとにしたフィルタタップに対する係数のビットシフト処理であり、前記フィルタタップに対する係数の計算が、前記近似した値が示すビットシフト数をもとにした前記フィルタ部の出力のビットシフト処理を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の適応等化器。The signal processing unit,
A filter unit that inputs the approximated value to a filter tap, performs a filter process by multiplying by a coefficient for the filter tap,
A coefficient calculator for calculating a coefficient for the filter tap,
The multiplication of the filter processing is a bit shift processing of a coefficient for a filter tap based on a bit shift number indicated by the approximate value, and a calculation of a coefficient for the filter tap is performed by a bit shift number indicated by the approximate value. The adaptive equalizer according to claim 1, further comprising a bit shift process of an output of the filter unit based on the following.
前記近似した値をフィルタタップに入力し、フィルタタップに対する係数を乗算してフィルタ処理を施すフィルタ部と、
前記フィルタタップに対する係数を計算する係数計算部と、
前記フィルタ部から出力される処理結果と前記入力した信号を加算する加算部とを含み、
前記係数計算部は、前記加算部の出力をもとにフィルタタップ係数を計算することを特徴とする請求項1または2に記載の適応等化器。The signal processing unit,
A filter unit that inputs the approximated value to a filter tap, performs a filter process by multiplying by a coefficient for the filter tap,
A coefficient calculator for calculating a coefficient for the filter tap,
Including an addition unit that adds the processing result output from the filter unit and the input signal,
The adaptive equalizer according to claim 1, wherein the coefficient calculation unit calculates a filter tap coefficient based on an output of the addition unit.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008030031A1 (en) * | 2006-09-05 | 2008-03-13 | Sk Telecom Co., Ltd. | Equalizer and equalizing method |
JP2020034303A (en) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 株式会社東芝 | Electronic device and distance measuring method |
-
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- 2002-10-30 JP JP2002316758A patent/JP2004153578A/en active Pending
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